JP2006043299A - レーザプローブ用先端チップ - Google Patents
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Abstract
【課題】導管のみの取り替えを可能とするレーザ治療器用先端チップを提供する。
【解決手段】レーザプローブに接続されるチップ本体1と、チップ本体1の貫通孔11に挿入され、且つレーザプローブからのレーザ光を外部に出射する導管2と、導管2を内部に挿通させて保持し、且つ、チップ本体1に接合される保持部材3と、保持部材3を弾性変形させて導管2を締め付け、チップ本体1に接合される締め付け部材4とを備えたレーザプローブ用先端チップを用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】レーザプローブに接続されるチップ本体1と、チップ本体1の貫通孔11に挿入され、且つレーザプローブからのレーザ光を外部に出射する導管2と、導管2を内部に挿通させて保持し、且つ、チップ本体1に接合される保持部材3と、保持部材3を弾性変形させて導管2を締め付け、チップ本体1に接合される締め付け部材4とを備えたレーザプローブ用先端チップを用いる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、医療用レーザ治療器のレーザプローブに用いられる先端チップに関する。
近年、歯科分野においては、口腔内治療にCO2レーザが利用されている。CO2レーザから発振されたレーザ光は、Nd:YAGレーザの場合と異なり、導光ファイバによって治療部位まで直接導光できないため、レーザプローブによって治療部位まで導光される(例えば、特許文献1参照。)。レーザプローブは、導光ファイバやミラー関節によってレーザ発振装置と接続されており、その先端には、細長い金属製の導管が取り付けられた先端チップを備えている。
図5及び図6を用いて従来のレーザプローブ及び先端チップについて説明する。図5は、従来からのレーザプローブを示す図である。図6は、図5に示すレーザプローブに取り付けられる先端チップの構成を概略的に示す構成図である。なお、図6は、部分的に断面で示している。
図5に示すように、先端チップ100は、レーザプローブ110の先端に取り付けられる。レーザプローブ110は導光ファイバ111によってレーザ発振装置(図示せず)と接続されている。
図6に示すように、先端チップ100は、チップ本体101と、金属製の導管102と備えている。チップ本体101の先端部105には、導管102を取り付けるための貫通孔104が形成されている。貫通孔104の内側の開口は、チップ本体101の内側に設けられたテーパ面106とつながっている。また、チップ本体101の基端部107には、ネジ山103が設けられている。ネジ山103は、チップ本体101をレーザプローブ110(図5参照)に取り付けるために用いられる。
導管102は、チップ本体101の貫通孔104に挿入されている。また、チップ本体101の先端部105は、導管102を貫通孔104に挿入した状態で、半径方向から押圧されている。このため、導管102は、チップ本体101の先端部105でカシメられ、チップ本体101から着脱不可能となる。
また、図6に示すように、レーザプローブ110(図5参照)から伝送されたレーザ光(入射レーザ光)108は、チップ本体101の内部に形成されたテーパ面106によって集光され、その後、導管102内部へと導光される。
導管102内部に入射したレーザ光は、導管102の内面で反射されながら、その先端へと進行し、先端から治療部位に向けて出射される。109は出射されたレーザ光(出射レーザ光)である。また、導管102の内面には、レーザ光を効率よく反射させるために、精密な研磨が施されている。反射効率のいっそうの向上を図る場合は、導管102の内面には金メッキ処理も施される。
また、図6に示す先端チップ100において、導管102は、治療の際に、歯に押し当てられ、機械的なストレスを受ける。このため、導管102は折損する場合がある。更に、導管102内に血液等が侵入し、これにより、出射レーザ光109の治療部位での透過性が劣化してしまう場合がある。このような場合、導管102は取り替える必要がある。
特開平7−163579号公報(第3頁、第2図−第4図)
しかしながら、図6に示したように導管102はチップ本体101に固定されているため、導管102のみを交換することは困難である。このため、導管102に取り替えの必要性が生じた場合は、先端チップ100全体を交換する必要があり、導管102の取替えには余計なコストが掛かってしまう。
本発明の目的は、上記問題を解消し、導管のみの取り替えを可能とするレーザ治療器用先端チップを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明におけるレーザプローブ用先端チップは、レーザプローブに用いられる先端チップであって、レーザプローブに接続されるチップ本体と、前記チップ本体の貫通孔に挿入され、且つ前記レーザプローブからのレーザ光を外部に出射する導管と、前記導管を内部に挿通させて保持し、且つ、前記チップ本体に接合される保持部材と、前記保持部材を弾性変形させて前記導管を締め付け、前記チップ本体に接合される締め付け部材とを備えていることを特徴とする。
また、上記本発明におけるレーザプローブ用先端チップにおいては、前記保持部材として、前記導管を挿通させる貫通孔を備え、且つ、前記貫通孔と同芯円の円形の断面を有する形状に形成されたものを用いることができる。
更に、上記本発明におけるレーザプローブ用先端チップにおいては、前記保持部材の一方側に、前記一方側の端部に向かって外径が小さくなるテーパ部が形成され、前記保持部材の他方側の端部が前記チップ本体に接合され、前記締め付け部材が、前記テーパ部と嵌合するテーパ孔を備え、且つ、前記テーパ孔を前記テーパ部に嵌合させた状態で前記チップ本体に接合され、前記締め付け部材の前記チップ本体への接合によって、前記テーパ孔が、前記テーパ部を押圧して、前記保持部材を弾性変形させる態様とするのが好ましい。この態様によれば、導管の締め付けを確実に行うことができる。
また、上記態様においては、前記保持部材の前記他方側に、前記他方側の端部に向かって外径が小さくなる第2のテーパ部が形成され、前記チップ本体が、前記他方の端部の前記第2のテーパ部と嵌合するテーパ孔を備えている態様とするのが更に好ましい。この場合、導管の締め付けをいっそう強固なものとできる。
また、上記本発明におけるレーザプローブ用先端チップにおいては、前記保持部材と前記チップ本体とが一体的に形成されている態様とすることができる。この場合、部品点数を減らすことができ、レーザプローブ用先端チップのコストの削減化を図ることができる。
更に、上記本発明におけるレーザプローブ用先端チップにおいては、前記チップ本体が、前記締め付け部材側に、前記導管と同心円の外形を有するネジを備え、前記締め付け部材が、前記チップ本体側に、前記導管と同心円の外形を有し、且つ、前記チップ本体の前記ネジと嵌合するネジを備え、前記チップ本体と前記締め付け部材とが、それぞれの前記ネジによって接合されている態様とするのも好ましい。この態様によれば、チップ本体と締め付け部材との接合を確実に行うことができる。
また、上記本発明におけるレーザプローブ用先端チップにおいては、前記保持部材の側面に、前記導管を挿通させる貫通孔と連通したスリットが形成されている態様とするのが好ましい。この態様によれば、保持部材の弾性変形を簡単に行うことができる。更に、前記保持部材は、可逆的変形機能を備えた材料によって形成することができる。この場合も、保持部材の弾性変形を簡単に行うことができる。
以上のように本発明におけるレーザプローブ用先端チップにおいては、導管は保持部材の弾性変形による締め付けによってチップ本体に固定されている。このため、導管に取り替えの必要性が生じた場合は、簡単に導管のみを取り替えることができる。また、この結果、レーザ治療器のランニングコストの低減を図ることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるレーザプローブ用先端チップについて、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるレーザプローブ用先端チップの構成を概略的に示す断面図である。図2は、図1に示すレーザプローブ用先端チップを構成する保持部材を示す図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は断面図である。
以下、本発明の実施の形態1におけるレーザプローブ用先端チップについて、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1におけるレーザプローブ用先端チップの構成を概略的に示す断面図である。図2は、図1に示すレーザプローブ用先端チップを構成する保持部材を示す図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は断面図である。
図1に示すレーザプローブ用先端チップは、CO2レーザを備えたレーザ治療器のレーザプローブ(図5参照)の先端に取り付けられる。図1に示すように、レーザプローブ用先端チップは、チップ本体1と、導管2と、保持部材3と、締め付け部材4とを備えている。
チップ本体1は、レーザプローブに接続される。本実施の形態1においては、チップ本体1は、レーザプローブとの接続用の雄ネジ14を備えている。また、チップ本体1のレーザプローブ側の内部には、レーザプローブからのレーザ光(入射レーザ光)5を集光するためのテーパ孔15が形成されている。
更に、テーパ孔15と連通するように、導管2を挿入するための貫通孔11が設けられている。また、チップ本体1の先端側(レーザプローブ側の反対側)には、貫通孔11と連通し、先端側に向けて開口が広がったテーパ孔12も形成されている。テーパ孔12は、後述するように保持部材3と嵌合する。貫通孔11、テーパ孔12及び15の断面は全て同心円となっている。また、チップ本体1の先端側には、導管2及び貫通孔11と同心円の外形を有する雄ネジ13が、テーパ孔12を囲むように形成されている。雄ネジ13は、後述するように締め付け部材4との接合に用いられる。
導管2は、チップ本体1の貫通孔11に挿入されている。テーパ孔15の内面で集光された入射レーザ光5は、導管2内へと導かれる。導管2内に導かれた入射レーザ光5は、導管2の内面21を反射しながら進行し、導管2の先端から外部に出射される。導管2の内面21には、従来と同様に、研磨や金メッキ等が施されている。6は、導管2の先端から出射されたレーザ光(出射レーザ光)を示している。
保持部材3は、導管2を内部に挿通させて保持している。また、保持部材3は、チップ本体1に嵌合される。本実施の形態1においては、保持部材3は、導管を挿通させるための貫通孔34を備えている。また、図1及び図2に示すように、保持部材3は、貫通孔34と同心円の円形断面を有する形状に形成されている。
更に、本実施の形態1においては、図1及び図2に示すように、保持部材3の先端側には、先端側の端部に向かって外径が小さくなる第1のテーパ部(円錐面)31が形成されている。また、第1のテーパ部31は、後述する締め付け部材4のテーパ孔41と嵌合する。
同様に、保持部材3のレーザプローブ側には、レーザプローブ側の端部に向かって外径が小さくなる第2のテーパ部(円錐面)32が形成されている。第2のテーパ部32は、チップ本体1のテーパ孔12に嵌合する。
また、本実施の形態1においては、図1及び図2に示すように、保持部材3の側面には、導管2を挿通させる貫通孔34と連通したスリット33が形成されている。図1及び図2に示す例では、スリット33は4箇所に設けられている。また、スリット33は、先端側からレーザプローブ側に向けて形成されている。
このため、図2(b)に示すように、第1のテーパ部31及び第2のテーパ部32のうちのいずれか一方又は両方を押圧すれば、保持部材3を容易に弾性変形させることができる。これにより貫通孔34の先端側における内径はBからAへと縮小する。このとき、貫通孔34に挿入された導管2は保持部材3によって締め付けられる。
締め付け部材4は、この保持部材3の弾性変形による導管2の締め付けに用いられる。また、締め付け部材4は、チップ本体1に接合される。本実施の形態1においては、締め付け部材4は、保持部材3の第1のテーパ部31と嵌合するテーパ孔41を備えている。
締め付け部材4は、導管2を挿通させる貫通孔42も備えている。貫通孔42は、テーパ孔41と連通し、且つ、貫通孔42の断面がテーパ孔41の断面と同心円となるように形成されている。また、締め付け部材4のレーザプローブ側には、導管2及び貫通孔42と同心円の外形を有する雌ネジ43がテーパ孔41の開口を囲むように形成されている。更に、雌ネジ43は、チップ本体1の雄ネジ13と嵌合するようにも形成されている。
また、締め付け部材4とチップ本体1との接合は、第2のテーパ部32をチップ本体1のテーパ孔12と嵌合させ、第1のテーパ部31を締め付け部材4のテーパ孔41に嵌合させて、締め付け部材4の雌ネジ43を締め込むことによって行われる。
このとき、保持部材3は、チップ本体1と締め付け部材4との間で挟みこまれ、締め付け部材4のテーパ孔41は保持部材3の第1のテーパ部31を押圧する。また、チップ本体1のテーパ孔12は保持部材3の第2のテーパ部32を押圧する。この結果、上述したように、保持部材3の第1のテーパ部31及び第2のテーパ部32は弾性変形し(図2(b)参照)、導管2は保持部材3によって締め付けられる。なお、締め付け部材4の締め込みは、導管2が固定されるまで行われる。
ここで、図1に示すレーザプローブ用先端チップにおいて導管2が折損した場合を想定し、導管2の交換について説明する。先ず、使用者は、締め付け部材4の雌ネジ43を緩める。これにより保持部材3による導管2の締め付けが弱くなるため、使用者は導管2を簡単に引き抜くことができる。
次に、使用者は締め付け部材4の雌ネジ43を緩めたままの状態で、締め付け部材4の先端から、新しい導管2を、締め付け部材4の貫通孔42、保持部材3の貫通孔34、及びチップ本体1の貫通孔11へと順に挿入する。導管2の挿入は、導管2のレーザプローブ側の端部が、テーパ孔15と貫通孔11との境界に達するまで行う。なお、図1に示すように、テーパ孔15と貫通孔11との境界には、導管2を位置決めするための段差が設けられている。
次に、使用者は、締め付け部材4の雌ネジ43を締めこむ。このとき、上述したように、保持部材3は、チップ本体1と締め付け部材4とによって押圧されるため、貫通孔34の先端側における内径はBからAへと縮小する。よって、新しい導管2は、保持部材3によって締め付けられ、簡単に抜けない状態となる。
このように、本実施の形態1におけるレーザプローブ用先端チップを用いれば、締め付け部材4の雌ネジ43を締め付けたり、緩めたりすることによって、導管2の着脱を簡単に行うことができる。このため、導管2が折損したり、導管2内が汚染されたりして、導管2を交換する必要性が生じた場合は、導管2のみを簡単に交換できる。この結果、レーザ治療器のランニングコストの低減を図ることができる。
本実施の形態1において、チップ本体1、保持部材3、及び締め付け部材4は、図1に示す例に限定されるものではない。例えば、チップ本体1に雌ネジを設け、締め付け部材4に雄ネジを設けて、これらを接合する態様であっても良い。
また、保持部材3は、円錐面としては第1のテーパ部31のみを有し、第2のテーパ部32の代わりに円筒面を有していても良い。更に、保持部材3は、これとは逆に円錐面としては第2のテーパ部32のみを有し、第1のテーパ部31の代わりに円筒面を有していても良い。なお、前者の場合は、チップ本体1にテーパ孔12の代わりにストレート孔を形成する必要がある。また、後者の場合は、締め付け部材4にテーパ孔41の代わりにストレート孔を形成する必要がある。更に、後者の場合は、保持部材3のスリット33はレーザプローブ側から設ける必要がある。
また、本実施の形態1において、保持部材3のスリット33の数、及び貫通孔34の長手方向におけるスリット33の長さは特に限定されるものではない。スリット33の数や長さは、導管2に要求される固定強度に合わせて適宜設定すれば良い。
図1及び図2に示す保持部材3の形成材料は特に限定されるものではないが、例えば、ステンレス、真鍮、ベリリウム銅合金といった金属材料や、ポリアセタールといった樹脂材料等が挙げられる。
但し、保持部材3を、可逆的変形機能を備えた材料によって形成する場合は、図3に示すように、保持部材3にスリット33を設けない態様とすることもできる。図3は、保持部材の他の例を示す断面図である。
図3に示す保持部材3は、可逆的変形機能を備えた材料で形成されている。このため、スリットが形成されていなくても、第1のテーパ部31と第2のテーパ部32とが押圧されると、貫通孔34の内径はBからAへと縮小する。よって、この場合も、貫通孔34に挿入された導管2は保持部材3によって締め付けられ、固定される。
なお、本発明において「可逆的変形機能」とは、外部からの力学的作用により変形し、その力学的作用が解かれたとき、元の形状に戻る機能をいう。可逆的変形機能を備えた材料の具体例としては、シリコンゴムに代表されるゴム材料等が挙げられる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2におけるレーザプローブ用先端チップについて、図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の実施の形態2におけるレーザプローブ用先端チップの構成を概略的に示す断面図である。
次に本発明の実施の形態2におけるレーザプローブ用先端チップについて、図4を参照しながら説明する。図4は、本発明の実施の形態2におけるレーザプローブ用先端チップの構成を概略的に示す断面図である。
本実施の形態2においては、図4に示すように、実施の形態1におけるチップ本体1と保持部材3(図1参照)とが一体的に形成されている。図4の例では、チップ本体51が保持部材としての役目も果たしている。
図4に示すように、チップ本体51にも、導管2を挿入するための貫通孔52が形成されている。また、チップ本体51は、先端側に突出した突出部54を備えている。突出部54は、図1に示した保持部材3と同様に、導管2が挿入される貫通孔52と同心円の円形断面を有する形状に形成されている。
また、突出部54の先端側にはスリット53が形成されている。よって、突出部54を押圧して弾性変形させれば、突出部54によって導管2を締め付けることができる。更に、突出部54の先端側はテーパ状に形成されており、図1に示した第1テーパ部31として機能している。
更に、突出部54のテーパ状となっていない部分には、締め付け部材4の雌ネジ43と嵌合するネジ山55が形成されている。なお、56は、レーザプローブとの接続用の雄ネジ14であり、57は入射レーザ光5を集光するためのテーパ孔である。
よって、締め付け部材4のテーパ孔41と突出部54のテーパ状の部分とを嵌合させて、締め付け部材4の雌ネジ43を締め込めば、テーパ孔41によって突出部54が弾性変形し、導管2は締め付けられて固定される。また、締め付け部材4の雌ネジ43を緩めれば、導管2を簡単に取り外すことができる。
このように、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、締め付け部材4の雌ネジ43を締め付けたり、緩めたりすることによって、導管2の着脱を簡単に行うことができる。このため、本実施の形態2においても、導管2が折損したり、導管2内が汚染されたりして、導管2を交換する必要性が生じた場合は、導管2のみを簡単に交換できる。この結果、レーザ治療器のランニングコストの低減を図ることができる。
以上のように本発明におけるレーザプローブ用先端チップを用いれば、導管のみを簡単に取り替えることができる。このため、レーザ治療器のランニングコストの低減を図ることができる。
1 チップ本体
2 導管
3 保持部材
4 締め付け部材
5 入射レーザ光
6 出射レーザ光
11 チップ本体の貫通孔
12、15 チップ本体のテーパ孔
13、14 雄ネジ
21 導管の内面
31 第1のテーパ部
32 第2のテーパ部
33 スリット
34 保持部材の貫通孔
41 締め付け部材のテーパ孔
42 締め付け部材の貫通孔
43 雌ネジ
2 導管
3 保持部材
4 締め付け部材
5 入射レーザ光
6 出射レーザ光
11 チップ本体の貫通孔
12、15 チップ本体のテーパ孔
13、14 雄ネジ
21 導管の内面
31 第1のテーパ部
32 第2のテーパ部
33 スリット
34 保持部材の貫通孔
41 締め付け部材のテーパ孔
42 締め付け部材の貫通孔
43 雌ネジ
Claims (8)
- レーザプローブに用いられる先端チップであって、
レーザプローブに接続されるチップ本体と、前記チップ本体の貫通孔に挿入され、且つ前記レーザプローブからのレーザ光を外部に出射する導管と、前記導管を内部に挿通させて保持し、且つ、前記チップ本体に接合される保持部材と、前記保持部材を弾性変形させて前記導管を締め付け、前記チップ本体に接合される締め付け部材とを備えていることを特徴とするレーザプローブ用先端チップ。 - 前記保持部材が、前記導管を挿通させる貫通孔を備え、且つ、前記貫通孔と同芯円の円形の断面を有する形状に形成されている請求項1記載のレーザプローブ用先端チップ。
- 前記保持部材の一方側に、前記一方側の端部に向かって外径が小さくなるテーパ部が形成され、前記保持部材の他方側の端部が前記チップ本体に接合され、
前記締め付け部材が、前記テーパ部と嵌合するテーパ孔を備え、且つ、前記テーパ孔を前記テーパ部に嵌合させた状態で前記チップ本体に接合され、
前記締め付け部材の前記チップ本体への接合によって、前記テーパ孔が、前記テーパ部を押圧して、前記保持部材を弾性変形させる請求項2記載のレーザプローブ用先端チップ。 - 前記保持部材の前記他方側に、前記他方側の端部に向かって外径が小さくなる第2のテーパ部が形成され、前記チップ本体が、前記他方の端部の前記第2のテーパ部と嵌合するテーパ孔を備えている請求項3記載のレーザプローブ用先端チップ。
- 前記保持部材と前記チップ本体とが一体的に形成されている請求項3に記載のレーザプローブ用先端チップ。
- 前記チップ本体が、前記締め付け部材側に、前記導管と同心円の外形を有するネジを備え、
前記締め付け部材が、前記チップ本体側に、前記導管と同心円の外形を有し、且つ、前記チップ本体の前記ネジと嵌合するネジを備え、
前記チップ本体と前記締め付け部材とが、それぞれの前記ネジによって接合されている請求項2〜5のいずれかに記載のレーザプローブ用先端チップ。 - 前記保持部材の側面に、前記導管を挿通させる貫通孔と連通したスリットが形成されている請求項2〜6のいずれかに記載のレーザプローブ用先端チップ。
- 前記保持部材が、可逆的変形機能を備えた材料によって形成されている請求項2〜6のいずれかに記載のレーザプローブ用先端チップ。
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