JPH0715554Y2 - ファイバー式レーザ治療装置 - Google Patents

ファイバー式レーザ治療装置

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JPH0715554Y2
JPH0715554Y2 JP1991051644U JP5164491U JPH0715554Y2 JP H0715554 Y2 JPH0715554 Y2 JP H0715554Y2 JP 1991051644 U JP1991051644 U JP 1991051644U JP 5164491 U JP5164491 U JP 5164491U JP H0715554 Y2 JPH0715554 Y2 JP H0715554Y2
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laser
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    • A61N2005/0635Radiation therapy using light characterised by the body area to be irradiated
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    • A61N2005/0644Handheld applicators

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レーザーファイバーに
より、低エネルギーレーザ光を患部に照射して治療する
レーザ治療装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】生体組織を何ら損傷しない程度の低エネ
ルギーレーザ光には疼痛緩和、消炎、創傷治癒促進ある
いは末梢循環の改善に有効であることが知られており、
この治療目的のために整形外科や歯科やペインクリニッ
クの治療には、IW以下の低出力レーザ治療装置が使用
されている。
【0003】低エネルギーレーザ光による治療装置とし
ては、従来から、イ)レーザ発振器からのレーザ光を直
接もしくはレンズにより集束して、体表患部に照射する
把持型の装置、又は、ロ)レーザ光を、注射針に挿通し
た屈曲可能なガラスファイバーを生体に刺し込み、生体
深部部位に照射する装置 (特開平1−141671
号)、ハ)発振器からのレーザ光を可撓性のファイバー
で誘導してその端面から患部に照射される方式で、当該
ファイバーの先端近傍に支持具が具備された治療装置
で、血管吻合治療その他創傷治癒促進や疼痛緩和に使用
するもの(特開平2−99051号)などが知られてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の上記治療装置で
は、体表部位やその深さに対して開口部の大きい口腔内
部位などへのレーザ光照射を目的としていたものであ
る。
【0005】低出力レーザ照射による治療としては、ま
ず皮膚疾患と皮下組織であり、中耳炎、鼻炎や咽喉頭異
常感症など体孔深部における疾患にも治療効果が認めら
れ、その対象となる。
【0006】このような体孔内の疾患治療に従来のレー
ザ装置を利用しようとすれば、次のような問題があっ
た。上記イ)の装置では、当該装置のレーザ光照射口の
断面が大きいために、耳孔、鼻孔、又は咽喉のような開
口部の小さい体孔の深部の疾患にレーザ光を確実に照射
することは困難であり、また当該レーザ光照射口部が照
射部位をさえぎって、治療部位を術中目視観察ができな
い問題があった。また、ロ)の装置では、湾曲する体孔
に沿って注射針を挿通することはできず、体孔深部の患
部に照射することは不可能である。
【0007】上記ハ)の装置は、可撓性レーザファイバ
ーを体孔に沿って挿入して使用すれば、ファイバー先端
を患部に近接させてレーザ光を照射する点で、上記問題
は解消できるが、レーザファイバーが体孔に接触すると
ファイバーが折損しやすく、患部にファイバー先端が接
触すると、患者に苦痛を与えるだけでなく、患部粘膜に
損傷を与える危険性があった。また、患部に接触してフ
ァイバー先端部に付着した付着物によりレーザ照射出力
が低下したり、特に患部病原菌に汚染される危険性が高
く、当該ファイバーを他の患者に使用した場合の感染の
原因となり、使用の都度、レーザファイバーを洗浄滅菌
する必要があった。
【0008】そこで、ファイバー先端が体孔内に、特に
患部に接触しないように操作を行うとすると、レーザフ
ァイバー先端の揺動により照射部位との距離が一定せ
ず、照射部位が変動して、照射部位でのエネルギー密度
が一定せず、従って照射による治療効果が再現性に欠け
ることとなる。
【0009】本考案は、以上の諸問題に対処すべくなさ
れたもので、体孔の内部にある患部に的確に所望出力の
レーザ光を照射し得て、かつレーザファイバーを汚染・
折損から保護することのできるレーザ治療装置を提供し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案のレーザ治療装置
は、低出力レーザ発振器と、当該レーザ発振器のレーザ
光を導光する可撓性レーザファイバーと、当該レーザフ
ァイバーの先側に着脱自在に挿通される可撓性ファイ
バー保護管と、当該レーザファイバーと当該ファイバー
保護管とを固定する固定具と、から成るものであって、
当該ファイバー保護管は、軟質チューブ状の可撓管の先
端に当該レーザファイバーの先端からのレーザ光を透過
する透光性封端部が一体にもしくは別体に形成され、当
該封端部からレーザ光を照射するようにしたレーザ治療
装置である。また、本発明のレーザ治療装置には、当該
ファイバー保護管又は当該レーザファイバーの外周に、
その軸線方向に移動可能に固定される把持具を有するも
のが含まれる。
【0011】そして、本発明の当該ファイバー保護管
は、上記可撓性レーザファイバーが着脱自在に挿され
る軟質チューブ状の可撓管と、当該可撓管の先端に一体
に又は別体に形成されて該レーザファイバーの先端から
のレーザ光を透過照射する透光性封端部と、から成るも
のである。
【0012】当該レーザ治療装置の他の手段としては、
当該低出力レーザ発振器と当該レーザファイバーの後側
とを収容した握持操作自在な装置本体を有し、当該レー
ザファイバーの先側が当該固定具を具備した当該装置本
体先端部より延伸されてなるものである。
【0013】
【作用】本発明のレーザ治療装置は、レーザファイバー
が可撓性で、且つファイバー保護管の可撓管を軟質チュ
ーブ状としたから、当該レーザファイバーを挿通した当
該ファイバー保護管を体孔内に沿って容易に挿入するこ
とができ、レーザファイバーの先端の端面から放射され
るレーザ光は当該ファイバー保護管の先端の透光性封端
部を透過するから、当該ファイバー保護管の封端部を目
的患部に近接させて、該目的患部にレーザ光を照射する
ことができる。当該レーザファイバーの先側は、当該フ
ァイバー保護管により被覆されているから、治療中に体
孔内で折損することなく、ファイバー端面が汚れること
なく、さらに当該封端部を軟質に、あるいは球状の外形
にすれば、患者に苦痛を与えることもない。
【0014】当該ファイバー保護管はレーザーファイバ
ーと固定具により着脱容易に係止されるから、治療の都
度、滅菌済の新しい当該ファイバー保護管と即座に交換
することができ、当該ファイバー保護管を経由する患者
の細菌感染を確実に防止することができる。また当該フ
ァイバー保護管により使用中に汚染されることがないの
で、レーザファイバーの洗浄滅菌の頻度を少なくするこ
とができる。
【0015】当該ファイバー保護管又はレーザファイバ
ーには、軸線方向に移動可能に把持具が固定されている
から、当該把持具からの先側のレーザファイバーの長さ
を容易に調整することができ、かつ施術者は当該把持具
を手指に摘持して、当該封端部から、患部に所定出力の
レーザ光を確実に照射することができる。
【0016】
【実施例】本考案のファイバー式レーザ治療装置の実施
例を、図面に基づき説明する。図1は、本装置におい
て、レーザ発振器3からのレーザを受光するレーザファ
イバー2の先側の外観図を示し、レーザファイバー2の
可撓性被覆管22と、ファイバー保護管1が、固定具4
によって固定接続されて当該保護管1がレーザファイバ
ーに挿通され固定されている。疼痛の緩和や消炎に使用
する本装置において、レーザ出力は1W以下でよいの
で、レーザ発振器としては、小型の半導体レーザ発振
器、He−Neガス発振器、Nd−YAG固体発振器な
どが使用され、レーザファイバーとしては、可撓性があ
るものであればよく、シリカ系ガラスファイバーの他、
合成樹脂ファイバーでもよい。
【0017】図2は、レーザファイバー2とファイバー
保護管1の断面図を示しているが、当該被覆管22の先
端よりさらに延伸されたレーザファイバー2先端の端面
20から、一端封じの当該ファイバー保護管1を挿通
し、そのファイバー保護管1の開口端が上記当該被覆管
22の先端に突接した状態で、本図では、ゴム弾性体の
短管41を拡管して、当該突接部におけるファイバー保
護管1と当該被覆管22とを挿嵌し、弾性力により、両
者を保持する。
【0018】ファイバー保護管1は、可撓管11と封端
部10とから成り、可撓管11は、内孔に挿通されるレ
ーザファイバー2の屈曲に追随して屈曲することができ
る程度に軟質である。封端部10は、透光性を有して、
図2ではその外形は概ね半球面を形成し、内側の端面は
レーザファイバー2の端面20が突接するように平面を
もって形成されて、可撓管11とは一体とされている。
【0019】ファイバー保護管1は、医療用塩化ビニル
樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、ポリプロピレン
樹脂の軟質材チューブ等が使用され、その封端部は、当
該チューブの先端を加熱して軟化させ、型枠を押し当て
て、開口を封じるとともに所定の外形に賦型させること
によって形成することができる。
【0020】図3は、封端部10が可撓管11の先端に
別体に形成されたファイバー保護管の例を示すが、封端
部10には、可撓管の内孔に挿入する突起部101の外
面に周凸部102が設けられて、当該突起部101を可
撓管内孔に拡管挿入すれば、内周面112と周凸部10
2とが嵌合して封端部10、可撓管11の先端に
外し可能に固定され、可撓管11の当該先端を水密的に
封止している。本例では、当該封端部10の先端外面1
3の中央部は平面としているが、当該封端部の外面と合
わせて内面の形状を異にする種々の封端部のみ製作して
取揃えておけば、治療目的に応じた照射レーザ光の分散
状態を得ることができる。
【0021】ファイバー保護管1の開口端で、レーザフ
ァイバーと固定する保護管固定具4は、図2にゴム弾性
体の短管から成る最も簡単な固定具41を示した。図4
には、管状の固定具本体46が、ファイバー保護管1と
ファイバーの被覆管22との接合部に挿通され、その内
孔には、管両側に向けてテーパー部を設けて内径を拡張
する構造とされており、外面には、両側に螺刻されてい
る。当該固定具本体46の内孔には、それぞれ両側端か
ら、割溝を設けた筒状で、外周先側にテーパーを設けた
巻体43、45が挿入され、その後端に当接する接面を
有する袋ナット42、44が、上記固定具本体46外面
に螺合する構造の固定具4が示されている。当該袋ナッ
ト42,44の締込みにより、巻体43,45がファイ
バー保護管1とファイバー被覆管22とを巻着して、フ
ァイバー保護管1と当該被覆管22と固定具本体46と
が固定されている。この固定具4の袋ナット42の緊緩
により、ファイバー保護管1のレーザファイバー2への
挿脱は自在にできるので、ファイバー保護管を使用の都
度取替えれて、使い捨てとすることができる。
【0022】次に把持具5については、図2に管状の把
持具5を、ゴム弾性体の短管51の弾性力により、ファ
イバー保護管1の所望の位置に固定する簡単な構造を示
したが、図4には、保護管固定具4と同様の構造の把持
具5を示してある。
【0023】把持具5は、施術者が手指に挟んで又は摘
んで、ファイバー保護管の先端を治療目的部位の体孔内
患部に誘導するものであって、図4において、当該把持
具5より先側の当該ファイバー保護管の長さを当該把持
具の袋ナット52を緩めることによって前後移動させて
調整を行うことができる。
【0024】把持具5の他の態様について、図5には、
把持具を長くして、かつ適度に屈曲したものを、図6と
図7には、把持具の後方に握持部を突設した構造のもの
を示している。これらの実施例においては、固定具4に
よって、ファイバー保護管1とレーザーファイバー被覆
管とが固定され(不図示)、ファイバー保護管ぬの前部
に前後に位置調製自在な把持具5を設ける態様を示して
いる。図7においては、把持部の先側を延伸して、握持
部59に対して上方に変位させて、治療中患部の目視観
察の際の視界が、握持部59等により障害にならないよ
うに考慮されている。しかしながら、図5から図7に示
した実施例において、固定具を使用しないで、把持具5
の袋ナット52の緊緩のみによって、ファイバー保護管
1とレーザーファイバー2とを固定させてもよい。この
場合、ファイバー保護管1は、軟質材料であるので、袋
ナット52の締め込みにより変形して、ファイバー保護
管1とレーザーファイバー2とを結合固定させることが
できる。
【0025】把持具とファイバー固定具とを兼用した実
施例として、図11にはレーザファイバー2の被覆管2
2に把持具5がその後部で固定され、その前部でレーザ
ファイバー2に装着されたファイバー保護管1が把持具
5に固定されている本装置の態様を示している。このよ
うにレーザファイバー2とフアィバー保護管1とを把持
具5を介して間接的に固定されるものも本考案に含まれ
る。また、図11において、固定具44,45を省き、
レーザファイバー2とファイバー保護管1とを固定する
把持具5のみを固定具として使用する態様も本考案に含
まれるものである。
【0026】図8は、本装置が体表からの照射に使用さ
れる場合の把持具5の前部に吸盤状の円板57を設けた
もので、この円板は患部表面に面着させて、長時間のレ
ーザ照射治療に供される。
【0027】図9は、レーザ発振器3、発振器制御回路
31及びレーザファイバー2の後側が装置本体58に収
容され、その先端部に保護管固定具5が具備して構成さ
れたハンドピース型のレーザ治療装置であって、当該保
護管固定具5の先方にレーザファイバー2が一定長さで
突出し、そのレーザファイバーにファイバー保護管1を
挿通して、当該ファイバー保護管を当該固定具5により
固定するものである。また発振器制御回路31の収容部
が握持部59となり、握持部の終端には外部電源と接続
されるコネクター33を介して、当該制御回路に電力が
供給される。施術者は、当該握持部59を手に取って、
当該ファイバー保護管1の先端10を患部に近接させる
ように本装置全体を操作する。又、ファイバー2の交換
も、固定具5をはずずことにより、ブッシュ54に固定
されたファイバーごと着脱交換できる構造となってい
る。
【0028】図10(A)、(B)は、体腔内に挿入し
て、生体組織等を目視観察する内視鏡の挿入体6の予備
の内孔、例えば鉗子孔62に、本装置の当該レーザファ
イバー2を挿通したファイバー保護管1を挿通して使用
する態様を示す。内視鏡挿通体6の先端からライトガイ
ド63により患部組織を照明して、イメージガイド61
を通じて当該患部組織を観察しながら、当該患部にレー
ザ光を照射することができる。内視鏡と本装置の組み合
わせにより、消化器系器官や関節の疼痛解消や治癒促進
の処置を的確に行うことができる。
【0029】図12の実施例は図4、図8、図9及び図
11に於ける巻体と袋ナットに代って一つの継手をもっ
て両部材と同じ機能を持たせるようにし併せてファイバ
ー保護管のスラスト方向の抜止めを図った例である。
【0030】図12に於いてファイバー保護管1と把持
具5とは一つの継手64にてねじ接合され、継手64内
部に於いてファイバー保護管1は求心方向に圧縮変形さ
れレーザファイバー2、ファイバー保護管1及び把持具
5は堅固に接合される。
【0031】すなわち、把持具5の先端内周には雌ねじ
641が、その後側には後向縮径テーパー部642が夫
々設けられ、継手64は医療用ポリ塩化ビニル樹脂、フ
ッ素樹脂の如き軟質樹脂よりなり継手64の差込筒64
3の外周は平滑面をなしている。この継手64にファイ
バー保護管1を挿通して差込筒643を上記雌ねじ64
1に対してねじ込むことによりねじ切り644を行い、
このねじ切り644の進行に伴い差込筒643の後端部
645は前記テーパー部642により求心方向に弾性圧
縮変形して直下のファイバー保護管1をしてレーザファ
イバー2に圧締する。これによってレーザファイバー
2、ファイバー保護管1、継手64の差込筒643及び
把持具5は半径方向に強圧接して堅固な接手構造が実現
される。
【0032】この例から判るように図4、図8、図9及
び図11に於いて用いられてきた巻体(43、45、5
3)及び袋ナット(42、44、52)の2部品は1個
の継手64によって代替され部品点数上、有利となる。
【0033】また、この例に於いてはファイバー保護管
1の封端部10の外径が継手64の挿通孔646の内径
より径大となるよう膨出している。このため継手64は
ファ イバー保護管1の封端部10よりスラスト方向に関
し抜け落ちない。
【0034】図12の例は前記した利益の外、次の利便
を提供する。すなわち、継手64とファイバー保護管1
とは一組みとなって滅菌処理されていて、把持具5に対
して抜挿自在であるから、継手64とファイバー保護管
1とは使用の都度取り替えられ使い捨てとすることが出
来る。
【0035】図13に示したものは本案レーザ治療装置
を耳腔内に適用する例であってファイバー保護管1の先
側に耳栓66を装着してなり、この耳栓66を耳腔(不
図示)内に挿嵌し、長時間のレーザ照射治療に供せんと
するものである。
【0036】この例に於ける継手64の材質は前例と同
じであるが、その先端には前向縮径テーパー部647が
付され耳栓66の差込口661内にテーパー部647を
押嵌することにより、これを求心方向に圧縮変形せしめ
レーザファイバー2とファイバー保護管1及びテーパー
部647とを半径方向に強圧締状態となす。ファイバー
保護管1の先端の封端部10の外径は耳栓66の挿通孔
662の内径より径大で12図に於いて示した、1組の
堅固に接合されたファイバー保護管1、レーザファイバ
ー2、継手64、把持具5が治療中、耳栓66より抜け
落ちないようにされている。なお、この例の後側の接手
構造は図12と同じであるので説明を割愛し、対応部品
の符号の記入にとどめる。
【0037】
【考案の効果】本考案のファイバー式レーザ治療装置を
実施すれば次のような効果を奏することができる。1
レーザファイバーの先側には、透光性封端部を有する可
撓性ファイバー保護管が挿通されて、保護管固定具によ
り、当該保護管が着脱自在に当該ファイバーに固定され
ているから、ファイバー先端からのレーザ光は当該透光
性封端部を透過して、目的患部を照射することができ、
レーザファイバーは保護管により保護されているから治
療中に折損することなく、先端に汚れがつく恐れ少な
く、また患者にファイバー先端の刺激による苦痛を与え
ることもない。保護管自体が患部細菌等により汚染され
たとしても、治療の都度容易に保護管を交換することが
できるので、患者間の感染を予防することができ、かつ
ファイバーの洗浄滅菌の頻度を少なくすることが可能と
なる。
【0038】2 ファイバー保護管に、その先端から所
望の位置に把持部が着脱移動可能に取付けられるので、
施術者がその把持部を摘持すれば、ファイバー保護管の
先端を的確に操作することができるから、体孔内深部に
ある治療患部に的確にファイバー保護管の封端部を密接
又は近接させて、所望出力のレーザ光を照射することが
でき、レーザ光照射による治療効果の再現性を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ治療装置の概要図。
【図2】レーザファイバー先側とファイバー保護管の断
面図。
【図3】レーザファイバー先側とファイバー保護管の断
面図。
【図4】他の実施例の図2同様図。
【図5】伸長した把持具の外観図。
【図6】握持部を有する把持具の外観図。
【図7】握持部を有する把持具の他の実施例における図
6同様図。
【図8】吸盤を有する把持具の断面図。
【図9】ハンドピース型レーザ治療装置の断面図。
【図10】ファイバー保護管が挿通された内視鏡の縦断
面図(A)と先端外観図(B)。
【図11】握持部を有する把持具の断面図。
【図12】本考案の更に別の実施例に於ける要部縦断面
図。
【図13】本考案を耳腔中に対してレーザ照射する発展
実施例を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
1 ファイバー保護管 10 封端部 2 レーザファイバー 22 ファイバー被覆管 3 レーザ発振器 4 保護管固定具 5 把持具

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性レーザファイバーの先側が着脱自
    在に挿通される軟質チューブ状の可撓管と当該可撓管
    の先端に一体に若しくは別体に形成された透光性封端部
    から成るレーザ治療装置用のファイバー保護管。
  2. 【請求項2】 低出力レーザ発振器と、当該レーザ発振
    器のレーザ光を導光する可撓性レーザファイバーと、当
    該レーザファイバーの先側着脱自在に挿通される軟質
    チューブ状の可撓管と当該可撓管の先端に一体に若しく
    は別体に形成された透光性封端部とから成るファイバー
    保護管と、当該レーザファイバーと当該ファイバー保護
    管とを固定する固定具と、から成るレーザ治療装置。
  3. 【請求項3】 当該レーザ治療装置は、当該低出力レー
    ザ発振器と当該レーザファイバーの後側とを収容した握
    持操作自在な装置本体を有し、当該レーザファイバーの
    先側が当該固定具を具備した当該装置本体先端部より延
    伸されてなる請求項2記載のレーザ治療装置。
  4. 【請求項4】 当該ファイバー保護管の外周にその軸線
    方向に移動可能に固定される把持具を有して成る請求項
    2記載のレーザ治療装置。
  5. 【請求項5】 当該固定具が把持具を兼用する請求項2
    記載のレーザ治療装置。
JP1991051644U 1991-06-07 1991-06-07 ファイバー式レーザ治療装置 Expired - Fee Related JPH0715554Y2 (ja)

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