JP2006041219A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた特性を有するボトムゲート/ボトムコンタクト型の電界効果型トランジスタを提供する。
【解決手段】電界効果型トランジスタは、支持体11上に形成されたゲート電極12、支持体11及びゲート電極12上に形成されたゲート絶縁層13、ソース/ドレイン電極15、並びに、ソース/ドレイン電極15間に位置するゲート絶縁層13の部分の上及びソース/ドレイン電極15の上に形成された半導体層16から成り、ソース/ドレイン電極15は、ゲート絶縁層内13に埋め込まれている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
現在、多くの電子機器に用いられている薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor,TFT)を含む電界効果型トランジスタ(FET)は、例えば、支持体上に形成されたゲート電極、ゲート電極上を含む支持体上に形成されたゲート絶縁層、並びに、ゲート絶縁層上に形成されたチャネル形成領域及びソース/ドレイン領域から構成されている。ここで、チャネル形成領域は、シリコン半導体層から構成されている。そして、これらの構造を有する電界効果型トランジスタの作製には、非常に高価な半導体製造装置が使用されており、製造コストの低減が強く要望されている。
そこで、近年、安価に製造することが可能な有機半導体材料を用いたFETの研究、開発に注目が集まっている。
ところで、ディスプレイ装置をはじめとして、多くの電子機器に組み込まれることが要求されるが故に、FETには高速動作が要求される。例えば、映像信号を随時必要なデータに変換し、更に、オン/オフのスイッチング動作を高速で行うことができるFETが必要とされる。
例えば、特開2004−63975に開示された従来のボトムゲート/ボトムコンタクト型のFET(TFT)の模式的な一部断面図を図9に示す。このボトムゲート/ボトムコンタクト型のTFTは、支持体11上に形成されたゲート電極12、支持体11及びゲート電極12上に形成されたゲート絶縁層13、ソース/ドレイン電極15、並びに、ソース/ドレイン電極15とソース/ドレイン電極15との間に位置するゲート絶縁層13の部分及びソース/ドレイン電極15の上に形成された半導体層16から成る。ソース/ドレイン電極15とソース/ドレイン電極15との間に位置するゲート絶縁層13の部分の上に形成された半導体層16の部分がチャネル形成領域17に相当する。半導体層16は、有機半導体材料から成る。
特開2004−63975
ところで、このような構造を有する従来のボトムゲート/ボトムコンタクト型のFETにあっては、ソース/ドレイン電極15に段差部(図9に矢印「A」で示す)が存在する。それ故、この段差部のところで半導体層16の結晶性が不連続となり、チャネル形成領域17における移動度の低下、オン/オフ比の低下といった、TFTの特性を劣化させる原因となっている。
従って、本発明の目的は、優れた特性を有するボトムゲート/ボトムコンタクト型の電界効果型トランジスタ、及び、その製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の電界効果型トランジスタは、
(A)支持体上に形成されたゲート電極、
(B)支持体及びゲート電極上に形成されたゲート絶縁層、
(C)ソース/ドレイン電極、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極とソース/ドレイン電極との間に位置するゲート絶縁層の部分の上及びソース/ドレイン電極の上に形成された半導体層、
から成る電界効果型トランジスタであって、
ソース/ドレイン電極は、ゲート絶縁層内に埋め込まれていることを特徴とする。
本発明の電界効果型トランジスタにおいては、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とは略一致していることが好ましい。
本発明の電界効果型トランジスタ、あるいは、後述する本発明の電界効果型トランジスタの製造方法において、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とは略一致しており、あるいは又、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させるが、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とを一致させる工程(例えば、化学的機械的研磨工程)におけるプロセス上のバラツキによって、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とが、若干、一致していない状態となる場合もあるために、「略一致している」、「略一致させる」といった表現としている。
上記の目的を達成するための本発明の電界効果型トランジスタの製造方法は、
(a)支持体上にゲート電極を形成した後、
(b)支持体及びゲート電極上にゲート絶縁層を形成し、且つ、ゲート絶縁層内に埋め込まれたソース/ドレイン電極を形成し、次いで、
(c)ソース/ドレイン電極とソース/ドレイン電極との間に位置するゲート絶縁層の部分の上及びソース/ドレイン電極の上に半導体層を形成する、
ことを特徴とする。
本発明の電界効果型トランジスタの製造方法において、前記工程(b)は、
支持体及びゲート電極上にゲート絶縁層を形成した後、
ゲート絶縁層に凹部を設け、次いで、
凹部内にソース/ドレイン電極を形成し、以て、ゲート絶縁層内に埋め込まれたソース/ドレイン電極を得る、
工程から成る形態とすることができる。尚、このような形態を、便宜上、本発明の第1の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法と呼ぶ。
本発明の第1の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法にあっては、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることが好ましい。
また、本発明の第1の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法にあっては、前記工程(b)は、
支持体及びゲート電極上にゲート絶縁層を形成した後、
ゲート絶縁層上に、凹部を形成すべき部分に開口が形成されたレジスト材料層を形成し、次いで、
レジスト材料層をエッチング用マスクとしてゲート絶縁層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極を形成すべきゲート絶縁層の部分に凹部を設け、その後、
導電材料層を全面に形成した後、レジスト材料層及びその上の導電材料層を除去することで、ゲート絶縁層に設けられた凹部内にソース/ドレイン電極を形成する構成とすることが好ましい。即ち、所謂リフトオフ法に基づき、ソース/ドレイン電極を形成することが好ましい。そして、この場合、レジスト材料層及びその上の導電材料層を除去した後、化学的機械的研磨法に基づき、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることが望ましい。
あるいは又、本発明の電界効果型トランジスタの製造方法において、
ゲート絶縁層は、下から、第1のゲート絶縁層及び第2のゲート絶縁層から成り、
前記工程(b)は、
支持体及びゲート電極上に第1のゲート絶縁層を形成した後、
第1のゲート絶縁層上に導電材料層を形成し、導電材料層上にパターニングされたレジスト材料層を形成した後、レジスト材料層をエッチング用マスクとして導電材料層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極を形成し、次いで、レジスト材料層を除去した後、
露出している第1のゲート絶縁層の部分の上に第2のゲート絶縁層を形成する、
工程から成る形態とすることができる。尚、このような形態を、便宜上、本発明の第2の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法と呼ぶ。
本発明の第2の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法にあっては、露出している第1のゲート絶縁層の部分の上に、頂面の水準が、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と略一致した第2のゲート絶縁層を形成する構成とすることが好ましい。そして、この場合、化学的機械的研磨法に基づき、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と第2のゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることが望ましい。
あるいは又、本発明の電界効果型トランジスタの製造方法において、
ゲート絶縁層は、下から、第1のゲート絶縁層及び第2のゲート絶縁層から成り、
前記工程(b)は、
支持体及びゲート電極上に第1のゲート絶縁層を形成した後、
第1のゲート絶縁層上に導電材料層を形成し、導電材料層上にパターニングされたレジスト材料層を形成した後、レジスト材料層をエッチング用マスクとして導電材料層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極を形成した後、
露出している第1のゲート絶縁層の部分の上、及び、レジスト材料層の上に、第2のゲート絶縁層を形成し、次いで、レジスト材料層及びその上の第2のゲート絶縁層の部分を除去する、
工程から成ることが好ましい。即ち、所謂リフトオフ法に基づき、第2のゲート絶縁層を形成することが好ましい。そして、この場合、露出している第1のゲート絶縁層の部分の上に、頂面の水準が、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と略一致した第2のゲート絶縁層を形成することが好ましい。更には、化学的機械的研磨法に基づき、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と第2のゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることが望ましい。
本発明の電界効果型トランジスタあるいはその製造方法(以下、これらを総称して、単に、本発明と呼ぶ場合がある)において、半導体層は、有機半導体材料から成ることが好ましい。
具体的には、半導体層を構成する半導体材料として、2,3,6,7−ジベンゾアントラセン(ペンタセンとも呼ばれる)、C99(ベンゾ[1,2−c;3,4−c’;5,6−c”]トリス[1,2]ジチオール−1,4,7−トリチオン)、C24146(アルファ−セキシチオフェン)、銅フタロシアニンで代表されるフタロシアニン、フラーレン(C60)、テトラチオテトラセン(C1884)、テトラセレノテトラセン(C188Se4)、テトラテルルテトラセン(C188Te4)、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]を挙げることができる。尚、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)の構造式(1)、ポリスチレンスルホン酸の構造式(2)を図6に示す。
あるいは又、チャネル形成領域を形成するための半導体層として、例えば、以下に例示する複素環式共役系導電性高分子及び含ヘテロ原子共役系導電性高分子を用いることができる。尚、構造式中、「R」,「R’」はアルキル基(Cn2n+1)を意味する。
[複素環式共役系導電性高分子]
ポリピロール[図6の構造式(3)参照]
ポリフラン[図6の構造式(4)参照]
ポリチオフェン[図6の構造式(5)参照]
ポリセレノフェン[図6の構造式(6)参照]
ポリテルロフェン[図6の構造式(7)参照]
ポリ(3−アルキルチオフェン)[図6の構造式(8)参照]
ポリ(3−チオフェン−β−エタンスルホン酸)[図6の構造式(9)参照]
ポリ(N−アルキルピロール)[図7の構造式(10)参照]
ポリ(3−アルキルピロール)[図7の構造式(11)参照]
ポリ(3,4−ジアルキルピロール)[図7の構造式(12)参照]
ポリ(2,2’−チエニルピロール)[図7の構造式(13)参照]
[含ヘテロ原子共役系導電性高分子]
ポリアニリン[図7の構造式(14)参照]
ポリ(ジベンゾチオフェンスルフィド)[図7の構造式(15)参照]
あるいは又、チャネル形成領域を形成するための半導体層を構成する有機半導体分子は、共役結合を有する有機半導体分子であって、分子の両端にチオール基(SH)、アミノ基(−NH2)、イソシアノ基(−NC)、チオアセトキシル基(−SCOCH3)又はカルボキシル基(−COOH)を有することが望ましく、より具体的には、有機半導体分子として、以下の材料を例示することができる。
4,4’−ビフェニルジチオール[図8の構造式(16)参照]
4,4’−ジイソシアノビフェニル[図8の構造式(17)参照]
4,4’−ジイソシアノ−p−テルフェニル[図8の構造式(18)参照]
2,5−ビス(5’−チオアセトキシル−2’−チオフェニル)チオフェン[図8の構造式(19)参照]
半導体層の形成方法として、半導体層を構成する材料にも依るが、真空蒸着法やスパッタリング法に例示される物理的気相成長法(PVD法);各種の化学的気相成長法(CVD法);スピンコート法;スクリーン印刷法やインクジェット印刷法、オフセット印刷法、グラビア印刷法といった各種印刷法;エアドクタコーター法、ブレードコーター法、ロッドコーター法、ナイフコーター法、スクイズコーター法、リバースロールコーター法、トランスファーロールコーター法、グラビアコーター法、キスコーター法、キャストコーター法、スプレーコーター法、スリットオリフィスコーター法、カレンダーコーター法、浸漬法といった各種コーティング法;及びスプレー法の内のいずれかを挙げることができる。
また、ゲート電極やソース/ドレイン電極を構成する材料として、白金(Pt)、金(Au)、パラジウム(Pd)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、ネオジム(Nd)、ルビジウム(Rb)、ロジウム(Rh)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、銅(Cu)、インジウム(In)、錫(Sn)等の金属、あるいは、これらの金属元素を含む合金、これらの金属から成る導電性粒子、これらの金属を含む合金の導電性粒子、ポリシリコン、アモルファスシリコン、錫酸化物、酸化インジウム、インジウム・錫酸化物(ITO)を挙げることができるし、これらの元素を含む層の積層構造とすることもできる。更には、ゲート電極やソース/ドレイン電極を構成する材料として、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリスチレンスルホン酸[PEDOT/PSS]といった有機材料を挙げることもできる。
ゲート電極やソース/ドレイン電極の形成方法として、ゲート電極やソース/ドレイン電極を構成する材料にも依るが、真空蒸着法やスパッタリング法に例示されるPVD法;MOCVD法を含む各種のCVD法;スピンコート法;各種導電性ペーストや各種導電性高分子溶液を用いた上述の各種印刷法;上述した各種コーティング法;リフトオフ法;シャドウマスク法;電解メッキ法や無電解メッキ法あるいはこれらの組合せといったメッキ法;及び、スプレー法の内のいずれか、あるいは、更には必要に応じてパターニング技術との組合せを挙げることができる。パターニング技術として、ゲート電極やソース/ドレイン電極を構成する材料にも依るが、RIE技術といったドライエッチング技術、ウエットエッチング技術、アッシング技術を挙げることができる。尚、PVD法として、(a)電子ビーム加熱法、抵抗加熱法、フラッシュ蒸着等の各種真空蒸着法、(b)プラズマ蒸着法、(c)2極スパッタリング法、直流スパッタリング法、直流マグネトロンスパッタリング法、高周波スパッタリング法、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法、バイアススパッタリング法等の各種スパッタリング法、(d)DC(direct current)法、RF法、多陰極法、活性化反応法、電界蒸着法、高周波イオンプレーティング法、反応性イオンプレーティング法等の各種イオンプレーティング法を挙げることができる。
ゲート絶縁層を構成する材料として、酸化ケイ素系材料、窒化ケイ素(SiNY)、Al23、HfO2、金属酸化物高誘電絶縁膜にて例示される無機系絶縁材料だけでなく、ポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリビニルフェノール(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリスルホン、ポリカーボネート(PC)、ポリイミドにて例示される有機系絶縁材料を挙げることができるし、これらの組み合わせを用いることもできる。尚、酸化ケイ素系材料として、二酸化シリコン(SiOX)、BPSG、PSG、BSG、AsSG、PbSG、酸化窒化シリコン(SiON)、SOG(スピンオングラス)、低誘電率SiO2系材料(例えば、ポリアリールエーテル、シクロパーフルオロカーボンポリマー及びベンゾシクロブテン、環状フッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、フッ化アリールエーテル、フッ化ポリイミド、アモルファスカーボン、有機SOG)を例示することができる。ゲート絶縁層の形成方法として、真空蒸着法やスパッタリング法に例示されるPVD法;各種のCVD法;スピンコート法;上述の各種印刷法;上述した各種コーティング法;浸漬法;キャスティング法;及びスプレー法の内のいずれかを挙げることができる。
支持体として、各種のガラス基板や、表面に絶縁層が形成された各種ガラス基板、石英基板、表面に絶縁層が形成された石英基板、表面に絶縁層が形成されたシリコン基板を挙げることができる。更には、支持体として、ポリエーテルスルホン(PES)やポリイミド、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメチルメタクリレート(ポリメタクリル酸メチル,PMMA)やポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルフェノール(PVP)に例示される高分子材料から構成されたプラスチック・フィルムやプラスチック・シート、プラスチック基板を挙げることができ、このような可撓性を有する高分子材料から構成された支持体を使用すれば、例えば曲面形状を有するディスプレイ装置や電子機器への電界効果型トランジスタの組込みあるいは一体化が可能となる。支持体として、その他、導電性基板(金等の金属、高配向性グラファイトから成る基板)を挙げることができる。また、本発明において、半導体装置の構成、構造によっては、半導体装置が支持部材上に設けられているが、この支持部材も上述した材料から構成することができる。電子装置や半導体装置を樹脂にて封止してもよい。
本発明の電界効果型トランジスタを、ディスプレイ装置や各種の電子機器に適用、使用する場合、支持体に多数の電界効果型トランジスタを集積したモノリシック集積回路としてもよいし、各電界効果型トランジスタを切断して個別化し、ディスクリート部品として使用してもよい。また、電界効果型トランジスタを樹脂にて封止してもよい。
本発明にあっては、ソース/ドレイン電極がゲート絶縁層内に埋め込まれているので、半導体層の結晶性が不連続となることが無く、チャネル形成領域における移動度の向上、オン/オフ比の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して、実施例に基づき本発明を説明する。
実施例1は、本発明の電界効果型トランジスタ、及び、その製造方法に関し、更に詳しくは、本発明の第1の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法に関する。
模式的な一部断面図を図2の(C)に示すように、実施例1の電界効果型トランジスタは、ボトムゲート/ボトムコンタクト型のTFTであり、
(A)支持体11上に形成されたゲート電極12、
(B)支持体11及びゲート電極12上に形成されたゲート絶縁層13、
(C)ソース/ドレイン電極15、並びに、
(D)ソース/ドレイン電極15とソース/ドレイン電極15との間に位置するゲート絶縁層13の部分の上及びソース/ドレイン電極15の上に形成された半導体層16、
から成る。ソース/ドレイン電極15とソース/ドレイン電極15との間に位置する半導体層16の部分が、チャネル形成領域17に相当する。
そして、ソース/ドレイン電極15は、ゲート絶縁層13内に埋め込まれている。より具体的には、ソース/ドレイン電極15の頂面15aの水準とゲート絶縁層13の頂面13aの水準とは略一致している。
実施例1において、支持体11は、表面にSiO2層(図示せず)が形成されたガラス基板から成る。また、ゲート電極12及びソース/ドレイン電極15は金(Au)から成り、ゲート絶縁層13はSiO2から成り、半導体層16は有機半導体材料、より具体的には、ペンタセンから成る。
以下、支持体11等の模式的な一部断面図である図1の(A)〜(D)、図2の(A)〜(C)を参照して、実施例1の電界効果型トランジスタの製造方法を説明する。
[工程−100]
先ず、支持体11上にゲート電極12を形成する。具体的には、支持体11上に、ゲート電極12を形成すべき部分が除去されたレジスト層(図示せず)を、リソグラフィ技術に基づき形成する。その後、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、ゲート電極12としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて全面に成膜し、その後、レジスト層を除去する。こうして、所謂リフトオフ法に基づき、ゲート電極12を得ることができる。
次に、支持体11及びゲート電極12上にゲート絶縁層13を形成し、且つ、ゲート絶縁層13内に埋め込まれたソース/ドレイン電極15を形成する。具体的には、以下の工程を実行する。
[工程−110]
即ち、先ず、ゲート電極12を含む支持体11上にゲート絶縁層13を形成する。具体的には、SiO2から成るゲート絶縁層13を、スパッタリング法に基づきゲート電極12及び支持体11上に形成する。ゲート絶縁層13の成膜を行う際、ゲート電極12の一部をハードマスクで覆うことによって、ゲート電極12の取出部(図示せず)をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。こうして、図1の(A)に示す構造を得ることができる。
[工程−120]
次に、フォトリソグラフィ技術に基づき、ゲート絶縁層13上に、凹部を形成すべき部分に開口19が形成されたレジスト材料層18を形成する(図1の(B)参照)。
[工程−130]
その後、レジスト材料層18をエッチング用マスクとしてゲート絶縁層13をRIE法に基づきエッチングすることで、ソース/ドレイン電極15を形成すべきゲート絶縁層13の部分に凹部13Bを設ける(図1の(C)参照)。尚、ゲート絶縁層13のエッチングは、ゲート絶縁層13を構成する材料にも依るが、その他、ウエットエッチング法、酸素ガスを用いたアッシング法に基づき行うこともできる。
[工程−140]
次に、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、導電材料層14としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて全面に成膜し(図1の(D)参照)、その後、レジスト材料層18並びにその上の密着層及び導電材料層14を除去することで、ゲート絶縁層13に設けられた凹部13B内にソース/ドレイン電極15を形成し、以て、ゲート絶縁層13内に埋め込まれたソース/ドレイン電極15を得る(図2の(A)参照)。
[工程−150]
次いで、化学的機械的研磨法(CMP法)に基づき、ソース/ドレイン電極15の頂面15aの水準と、ゲート絶縁層13の頂面13aの水準とを略一致させることが好ましい(図2の(B)参照)。尚、図2の(A)においては、ソース/ドレイン電極15がゲート絶縁層13から突出した状態を示しているが、ソース/ドレイン電極15の頂面15aがゲート絶縁層13の頂面13aよりも凹んだ状態となることもある。
[工程−160]
その後、ソース/ドレイン電極15とソース/ドレイン電極15との間に位置するゲート絶縁層13の部分の上及びソース/ドレイン電極15の上に半導体層16を形成する。具体的には、ペンタセンから成る半導体層16を真空蒸着法にて形成する。半導体層16の形成時、ゲート絶縁層13の一部をハードマスクで覆うことによって、半導体層16をフォトリソグラフィ・プロセス無しで形成することができる。こうして、図2の(C)に示す電界効果型トランジスタを得ることができる。
実施例2は、実施例1の変形であり、本発明の第2の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法に関する。実施例2にて得られた電界効果型トランジスタは、
(1)ゲート絶縁層が、下から、第1のゲート絶縁層23A、第2のゲート絶縁層23Bの積層構造から成る。
(2)ソース/ドレイン電極15の周囲は、第2のゲート絶縁層23Bで埋められている。
といった点が、実施例1にて説明した電界効果型トランジスタと異なり、その他の点は、実施例1にて説明した電界効果型トランジスタと同じであるので、電界効果型トランジスタの詳細な説明は省略する。
以下、支持体11等の模式的な一部断面図である図3の(A)〜(C)、図4の(A)〜(B)を参照して、実施例2の電界効果型トランジスタの製造方法を説明する。
[工程−200]
先ず、実施例1の[工程−100]と同様の工程を実行して、支持体11上にゲート電極12を形成する。
次に、支持体11及びゲート電極12上にゲート絶縁層13を形成し、且つ、ゲート絶縁層13内に埋め込まれたソース/ドレイン電極15を形成する。具体的には、以下の工程を実行する。
[工程−210]
即ち、先ず、実施例1の[工程−110]と同様の工程を実行して、ゲート電極12を含む支持体11上に第1のゲート絶縁層23Aを形成する。具体的には、SiO2から成る第1のゲート絶縁層23Aを、スパッタリング法に基づきゲート電極12及び支持体11上に形成する。こうして、図3の(A)に示す構造を得ることができる。
[工程−220]
次に、第1のゲート絶縁層23A上に導電材料層24を形成する。具体的には、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、導電材料層24としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて全面に成膜し、次いで、フォトリソグラフィ技術に基づき、導電材料層24上にパターニングされたレジスト材料層28を形成する(図3の(B)参照)。
[工程−230]
その後、レジスト材料層28をエッチング用マスクとして導電材料層24及び密着層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極15を形成した後、アッシング処理を行うことで、レジスト材料層28を除去する(図3の(C)参照)。
[工程−240]
次に、露出している第1のゲート絶縁層23Aの部分の上に、頂面23bの水準が、ソース/ドレイン電極15の頂面15aの水準と略一致した第2のゲート絶縁層23Bを形成する。具体的には、露出している第1のゲート絶縁層23Aの部分の上に第2のゲート絶縁層23Bを形成する。より具体的には、SiO2から成る第2のゲート絶縁層23Bを、スパッタリング法に基づき全面に形成する。その後、CMP法に基づき、ソース/ドレイン電極15の頂面15aの水準と、第2のゲート絶縁層23Bの頂面23bの水準とを略一致させることが好ましい。こうして、図4の(A)に示す構造を得ることができる。
[工程−250]
その後、実施例1の[工程−160]と同様の工程を実行して、ソース/ドレイン電極15とソース/ドレイン電極15との間に位置するゲート絶縁層13の部分の上及びソース/ドレイン電極15の上に半導体層16を形成する。こうして、図4の(B)に示す電界効果型トランジスタを得ることができる。
実施例3も、実施例1の変形であり、本発明の第3の態様に係る電界効果型トランジスタの製造方法に関する。実施例3にて得られた電界効果型トランジスタは、実施例2の電界効果型トランジスタと同様に、
(1)ゲート絶縁層が、下から、第1のゲート絶縁層23A、第2のゲート絶縁層23Bの積層構造から成る。
(2)ソース/ドレイン電極15の周囲は、第2のゲート絶縁層23Bで埋められている。
といった点が、実施例1にて説明した電界効果型トランジスタと異なり、その他の点は、実施例1にて説明した電界効果型トランジスタと同じであるので、電界効果型トランジスタの詳細な説明は省略する。
以下、支持体11等の模式的な一部断面図である、図3の(A)〜(B)、図5の(A)〜(C)、図4の(A)〜(B)を参照して、実施例3の電界効果型トランジスタの製造方法を説明する。
[工程−300]
先ず、実施例1の[工程−100]と同様の工程を実行して、支持体11上にゲート電極12を形成する。
次に、支持体11及びゲート電極12上にゲート絶縁層13を形成し、且つ、ゲート絶縁層13内に埋め込まれたソース/ドレイン電極15を形成する。具体的には、以下の工程を実行する。
[工程−310]
即ち、先ず、実施例1の[工程−110]と同様の工程を実行して、ゲート電極12を含む支持体11上に第1のゲート絶縁層23Aを形成する。具体的には、SiO2から成る第1のゲート絶縁層23Aを、スパッタリング法に基づきゲート電極12及び支持体11上に形成する。こうして、図3の(A)に示す構造を得ることができる。
[工程−320]
次に、第1のゲート絶縁層23A上に導電材料層24を形成する。具体的には、密着層としてのチタン(Ti)層(図示せず)、及び、導電材料層24としての金(Au)層を、順次、真空蒸着法にて全面に成膜し、次いで、フォトリソグラフィ技術に基づき、導電材料層24上にパターニングされたレジスト材料層28を形成する(図3の(B)参照)。
[工程−330]
その後、レジスト材料層28をエッチング用マスクとして導電材料層24及び密着層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極15を形成する。こうして、図5の(A)に示す構造を得ることができる。実施例3にあっては、実施例2と異なり、この時点ではレジスト材料層28を除去しない。
[工程−340]
次に、露出している第1のゲート絶縁層23Aの部分の上、及び、レジスト材料層28の上に、第2のゲート絶縁層23Bを形成し、次いで、レジスト材料層28及びその上の第2のゲート絶縁層23Bの部分を除去する。具体的には、SiO2から成る第2のゲート絶縁層23Bを、スパッタリング法に基づき全面に形成する(図5の(B)参照)。その後、レジスト材料層28及びその上の第2のゲート絶縁層23Bの部分を除去する(図5の(C)参照)。
[工程−350]
次いで、CMP法に基づき、ソース/ドレイン電極15の頂面15aの水準と、第2のゲート絶縁層23Bの頂面23bの水準とを略一致させることが好ましい。こうして、図4の(A)に示すように、露出している第1のゲート絶縁層23Aの部分の上に、頂面23bの水準が、ソース/ドレイン電極15の頂面15aの水準と略一致している第2のゲート絶縁層23Bを形成することができる。
[工程−360]
その後、実施例1の[工程−160]と同様の工程を実行して、ソース/ドレイン電極15とソース/ドレイン電極15との間に位置するゲート絶縁層13の部分の上及びソース/ドレイン電極15の上に半導体層16を形成する。こうして、図4の(B)に示す電界効果型トランジスタを得ることができる。
以上、本発明を好ましい実施例に基づき説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。半導体装置の構造や構成、製造条件、使用した材料は例示であり、適宜変更することができる。本発明によって得られた電界効果型トランジスタ(TFT)を、ディスプレイ装置や各種の電子機器に適用、使用する場合、支持体や支持部材に多数のTFTを集積したモノリシック集積回路としてもよいし、各TFTを切断して個別化し、ディスクリート部品として使用してもよい。
図1の(A)、(B)、(C)及び(D)は、実施例1の電界効果型トランジスタの製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図2の(A)、(B)及び(C)は、図1の(D)に引き続き、実施例1の電界効果型トランジスタの製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図3の(A)、(B)及び(C)は、実施例2の電界効果型トランジスタの製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図4の(A)及び(B)は、図3の(C)に引き続き、実施例2の電界効果型トランジスタの製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図5の(A)、(B)及び(C)は、実施例3の電界効果型トランジスタの製造方法を説明するための支持体等の模式的な一部断面図である。 図6は、本発明における使用に適した有機半導体材料の構造式を例示したものである。 図7は、本発明における使用に適した有機半導体材料の構造式を例示したものである。 図8は、本発明における使用に適した有機半導体材料の構造式を例示したものである。 図9は、従来のボトムゲート/ボトムコンタクト型の電界効果型トランジスタの模式的な一部断面図である。
符号の説明
11・・・支持体、12・・・ゲート電極、13・・・ゲート絶縁層、13a,23b・・・ゲート絶縁層の頂面、13B・・・凹部、14,24・・・導電材料層、15・・・ソース/ドレイン電極、15a・・・ソース/ドレイン電極の頂面、16・・・半導体層、17・・・チャネル形成領域、18,28・・・レジスト材料層、19・・・レジスト材料層の開口、23A・・・第1のゲート絶縁層、23B・・・第2のゲート絶縁層

Claims (15)

  1. (A)支持体上に形成されたゲート電極、
    (B)支持体及びゲート電極上に形成されたゲート絶縁層、
    (C)ソース/ドレイン電極、並びに、
    (D)ソース/ドレイン電極とソース/ドレイン電極との間に位置するゲート絶縁層の部分の上及びソース/ドレイン電極の上に形成された半導体層、
    から成る電界効果型トランジスタであって、
    ソース/ドレイン電極は、ゲート絶縁層内に埋め込まれていることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  2. ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とは略一致していることを特徴とする請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  3. 半導体層は、有機半導体材料から成ることを特徴とする請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  4. (a)支持体上にゲート電極を形成した後、
    (b)支持体及びゲート電極上にゲート絶縁層を形成し、且つ、ゲート絶縁層内に埋め込まれたソース/ドレイン電極を形成し、次いで、
    (c)ソース/ドレイン電極とソース/ドレイン電極との間に位置するゲート絶縁層の部分の上及びソース/ドレイン電極の上に半導体層を形成する、
    ことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  5. 前記工程(b)は、
    支持体及びゲート電極上にゲート絶縁層を形成した後、
    ゲート絶縁層に凹部を設け、次いで、
    凹部内にソース/ドレイン電極を形成し、以て、ゲート絶縁層内に埋め込まれたソース/ドレイン電極を得る、
    工程から成ることを特徴とする請求項4に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  6. ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることを特徴とする請求項5に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  7. 前記工程(b)は、
    支持体及びゲート電極上にゲート絶縁層を形成した後、
    ゲート絶縁層上に、凹部を形成すべき部分に開口が形成されたレジスト材料層を形成し、次いで、
    レジスト材料層をエッチング用マスクとしてゲート絶縁層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極を形成すべきゲート絶縁層の部分に凹部を設け、その後、
    導電材料層を全面に形成した後、レジスト材料層及びその上の導電材料層を除去することで、ゲート絶縁層に設けられた凹部内にソース/ドレイン電極を形成することを特徴とする請求項5に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  8. レジスト材料層及びその上の導電材料層を除去した後、化学的機械的研磨法に基づき、ソース/ドレイン電極の頂面の水準とゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることを特徴とする請求項7に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  9. ゲート絶縁層は、下から、第1のゲート絶縁層及び第2のゲート絶縁層から成り、
    前記工程(b)は、
    支持体及びゲート電極上に第1のゲート絶縁層を形成した後、
    第1のゲート絶縁層上に導電材料層を形成し、導電材料層上にパターニングされたレジスト材料層を形成した後、レジスト材料層をエッチング用マスクとして導電材料層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極を形成し、次いで、レジスト材料層を除去した後、
    露出している第1のゲート絶縁層の部分の上に第2のゲート絶縁層を形成する、
    工程から成ることを特徴とする請求項4に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  10. 露出している第1のゲート絶縁層の部分の上に、頂面の水準が、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と略一致した第2のゲート絶縁層を形成することを特徴とする請求項9に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  11. 化学的機械的研磨法に基づき、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と第2のゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることを特徴とする請求項10に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  12. ゲート絶縁層は、下から、第1のゲート絶縁層及び第2のゲート絶縁層から成り、
    前記工程(b)は、
    支持体及びゲート電極上に第1のゲート絶縁層を形成した後、
    第1のゲート絶縁層上に導電材料層を形成し、導電材料層上にパターニングされたレジスト材料層を形成した後、レジスト材料層をエッチング用マスクとして導電材料層をエッチングすることで、ソース/ドレイン電極を形成した後、
    露出している第1のゲート絶縁層の部分の上、及び、レジスト材料層の上に、第2のゲート絶縁層を形成し、次いで、レジスト材料層及びその上の第2のゲート絶縁層の部分を除去する、
    工程から成ることを特徴とする請求項4に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  13. 露出している第1のゲート絶縁層の部分の上に、頂面の水準が、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と略一致した第2のゲート絶縁層を形成することを特徴とする請求項12に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  14. 化学的機械的研磨法に基づき、ソース/ドレイン電極の頂面の水準と第2のゲート絶縁層の頂面の水準とを略一致させることを特徴とする請求項13に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
  15. 半導体層は、有機半導体材料から成ることを特徴とする請求項4に記載の電界効果型トランジスタの製造方法。
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