JP2006040383A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リゼロ動作によりトラックオンするリゼロ位置について、装置間のばらつきを抑えることで、ユーザの操作性の低下を抑え、信頼性の向上を図った光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 ドライブ制御部23が、スレッドドライブIC21に対してスレッドモータに供給する電圧を指示し、そのときにスレッドドライブIC21が実際にスレッドモータ13に供給した電圧を検出する。ドライブ制御部23は、スレッドドライブIC21に対して指示した電圧と、スレッドドライブIC21が実際にスレッドモータ13に供給した電圧とに基づいて、補正値を算出する。そして、この補正値をリゼロ動作を行う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、CDやDVD等の光ディスクに記録されているデータの読み取りや、光ディスクに対してデータの記録を行う光ディスク装置に関する。
従来、CDやDVD等の光ディスクに記録されているデータを読み取ったり、光ディスクに対してデータを記録する光ディスク装置が一般に普及している。光ディスク装置は、特許文献1、2に示されているように、本体にセットされている光ディスクに対してレーザ光を照射し、その反射光を検出することにより、この光ディスクに記録されているデータを読み取るピックアップヘッドを備えている。ピックアップヘッドには、光源であるレーザダイオード(LD)、LDから出力されたレーザ光を光ディスクの記録面に集光する対物レンズ、光ディスクからの反射光を受光する受光素子(PD)、対物レンズを光ディスクに対して接離する方向、および光ディスクの半径方向に移動する2軸のアクチュエータ等が設けられている。また、ピックアップヘッドは光ディスクの半径方向に移動自在に保持されている。光ディスク装置は、ピックアップヘッドを光ディスクの半径方向に移動するスレッドモータと、スレッドモータに駆動電圧を供給するドライバICを備えている。このドライバICは、制御部からの指示に応じた駆動電圧をスレッドモータに供給する。スレッドモータは、ドライバICから供給された駆動電圧で駆動される。ピックアップヘッドは、スレッドモータの駆動力により光ディスクの半径方向に移動される。
光ディスク装置は、ピックアップヘッドをスレッドモータにより光ディスクの半径方向に移動すること、およびアクチュエータにより対物レンズを光ディスクの半径方向に移動することで、光ディスクから読み取るデータの記録位置(記録トラック)を制御する。
特開2002−93081号公報 特開2000−11393号公報
しかしながら、光ディスク装置に設けられているスレッドモータに駆動電圧を供給するドライブIC間には、制御部から指示された電圧に対して実際にスレッドモータに供給する駆動電圧にばらつきがある。これは、ドライブIC間における、スレッドモータに供給する駆動電圧の増幅率のばらつきが主な原因である。
光ディスク装置は、ピックアップヘッドを最内周まで移動させ、その後所定量だけ外周側に移動させて、本体にセットされている光ディスクにトラックオン位置まで駆動する動作(以下、この動作をリゼロ動作と言う。)を、電源の投入時や光ディスクのセット時等に行う。上述したドライブIC間の増幅率のばらつきにより、光ディスク装置間においてリゼロ動作で光ディスクにトラックオンするトラックの位置(以下、この位置をリゼロ位置と言う。)がばらつくという問題があった。このため、光ディスクによっては、一度のリゼロ動作でトラックオンできない可能性が生じる。従来の技術では、その不具合が生じたとき、リゼロ動作で用いられる駆動電圧を変更し、リトライ動作を行っていた。駆動電圧を変えることで適正なリゼロ位置でトラックオンできたいたのだが、リトライ動作を行わなければならず、時間がかかっていた。
この発明の目的は、リゼロ動作によりトラックオンするリゼロ位置について、装置間のばらつきを抑えることで、ユーザの操作性の低下を抑え、信頼性の向上を図った光ディスク装置を提供することにある。
この発明の光ディスク装置は、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1) 本体にセットされている光ディスクにレーザ光を照射し、その反射光を検出するピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動自在に保持し、このピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動するスレッドモータを有する移動手段と
前記移動手段のスレッドモータに対して駆動電圧を供給する駆動手段と、
前記駆動手段に対して前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を指示する駆動制御手段と、を備え、
前記駆動手段は、前記駆動制御手段から指示された駆動電圧を前記移動手段のスレッドモータに供給する手段である光ディスク装置において、
前記駆動制御手段は、所定のタイミングで、前記駆動手段に対して予め定められた設定電圧を前記移動手段のスレッドモータに供給することを指示し、このときに前記駆動手段が前記移動手段のスレッドモータに実際に供給する駆動電圧を検出し、今回指示した前記設定電圧と、検出した駆動電圧とに基づいて、前記駆動手段に対して指示する前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を補正する補正値を算出し、前記駆動手段に対して前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を指示するときに、前記補正値で指示する駆動電圧を補正し、この補正した補正駆動電圧を前記スレッドモータに供給することを指示する。
この構成では、駆動制御手段が、所定のタイミングで駆動手段に対して予め設定されている設定電圧をスレッドモータに供給することを指示し、そのときに駆動手段が実際に移動手段のスレッドモータに供給した電圧を検出する。駆動制御手段は、駆動手段に対して指示した電圧と、駆動手段が実際にスレッドモータに供給した電圧とに基づいて、補正値を算出する。この補正値は、例えば、駆動制御手段が駆動手段に対してスレッドモータに供給することを指示した電圧(以下、指示電圧と言う。)と、駆動手段が実際にスレッドモータに供給した電圧(以下、供給電圧と言う。)との比率により、補正値を算出する。そして、駆動制御手段は、前記駆動手段に対してスレッドモータに供給する電圧を指示するときに、指示する駆動電圧をここで算出した補正値を用いて補正し、この補正した補正電圧をスレッドモータに供給する駆動電圧として駆動手段に指示する。
したがって、装置間において、駆動手段が駆動制御手段から指示された駆動電圧に対して、実際にスレッドモータに供給する駆動電圧のばらつきを抑えることができる。これにより、ピックアップヘッドを最内周まで移動させ、その後所定量だけ外周側に移動させて、本体にセットされている光ディスクにトラックオンする動作(以下、この動作をリゼロ動作と言う。)により、光ディスクにトラックオンするトラックの位置(以下、この位置をリゼロ位置と言う。)について、光ディスク装置間でのばらつきが抑えられるので、ユーザの操作性の低下を抑え、信頼性の向上を図ることができる。
(2)前記駆動制御手段は、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときを前記所定のタイミングであると判断し、前記補正値を算出する。
この構成では、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときに補正値を算出するので、駆動手段の経時変化による装置間のリゼロ位置のばらつきも抑えられる。
(3)前記駆動手段が前記移動手段のスレッドモータに実際に供給する駆動電圧を検出する際に、前記駆動手段に対して前記移動手段のスレッドモータに供給することを指示する予め定められた設定電圧が低電圧である。
この構成では、補正値を算出するときに、ピックアップヘッドが光ディスクの半径方向に殆ど移動されない低電圧としている。したがって、ピックアップヘッドが急激に移動し、衝突等による衝撃で破損することがない。
(4)前記駆動制御手段は、前記ピックアップヘッドを前記光ディスクの内周側に移動させる極性でその絶対値が前記設定電圧である駆動電圧、および外周側に移動させる極性でその絶対値が設定電圧である駆動電圧を前記駆動制御手段に対して指示し、これらの指示に対して前記駆動手段が実際に前記移動手段のスレッドモータに供給した駆動電圧をそれぞれ検出し、前記補正値を算出する。
この構成では、駆動手段が実際にスレッドモータに供給する電圧のオフセットも考慮した補正値を算出することができ、装置間におけるリゼロ位置のばらつきが一層抑えられる。
この発明によれば、装置間において、駆動手段がスレッドモータに供給する駆動電圧のばらつきを抑えることができる。したがって、ピックアップヘッドを最内周まで移動させ、その後所定量だけ外周側に移動させて、本体にセットされている光ディスクにトラックオンする動作により、光ディスクにトラックオンするトラックの位置について、光ディスク装置間でのばらつきが抑えられるので、ユーザの操作性の低下を抑え、信頼性の向上を図ることができる。
以下、この発明の実施形態である光ディスク装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示す図である。この発明の実施形態である光ディスク装置1は、本体にセットされた光ディスク10にレーザ光を照射するピックアップヘッド2と、光ディスク10の記録面にレーザ光を合焦させるフォーカス制御を行うフォーカス制御部3と、レーザ光を光ディスク1のトラックの中心に合わせるトラッキング制御を行うトラッキング制御部4と、光ディスク10に記録されているデータの読取信号であるRF信号を増幅するRFアンプ5と、RFアンプ5で増幅されたRF信号に基づいて再生信号を生成し出力する再生部6と、光ディスク10を回転するスピンドルモータ7とを備えている。
ピックアップヘッド2には、光源であるレーザダイオード(LD)、LDから照射されたレーザ光を集光する対物レンズ、この対物レンズを光ディスク10に対して接離する方向(フォーカス方向)、および光ディスク10の半径方向(トラッキング方向)に移動する2軸のアクチュエータ、光ディスク10からの反射光を検出する4分割の受光素子(PD)等が設けられている。このピックアップヘッド2は、図2に示すように、光ディスク10の半径方向に延びるスクリュシャフト11、およびガイドシャフト12に移動自在に取り付けている。スクリュシャフト11とガイドシャフト12とは、平行に配置されている。また、図2に示す13はスレッドモータであり、このスレッドモータ13がスクリュシャフト11を回転し、ピックアップヘッド2を光ディスク10の半径方向に移動する。スレッドモータ13の駆動力は、図示していないギアを介してスクリュシャフト11に伝達される。14はピックアップヘッド2が最内周側の位置(以下、ホーム位置と言う。)に位置していることを検出するマイクロスイッチであり、ホーム位置に移動されたピックアップヘッド2に押圧されてオンするように配置している。これにより、マイクロスイッチ14がオンしたときに、ピックアップヘッド2がホーム位置に達したと判断できる。
また、ピックアップヘッド2は、公知の4分割の受光素子で光ディスク10からの反射光を検出し、フォーカスエラー信号(以下、FE信号と言う。)、トラッキングエラー信号(以下、TE信号と言う。)、およびRF信号を出力する。周知のように、FE信号は光ディスク10の記録面と光ディスク10に照射しているレーザ光の合焦位置とのズレ量を示す信号である。このFE信号は、フォーカス制御部3に入力される。また、TE信号は光ディスク10のトラックの中心と光ディスク10に照射しているレーザ光の照射位置とのズレ量を示す信号である。このTE信号は、トラッキング制御部4に入力される。RF信号は光ディスク10に記録されているデータの読取信号として、RFアンプ5に入力される。フォーカス制御部3は、ピックアップヘッド2の対物レンズを光ディスク10に対して接離する方向に移動するアクチュエータを制御する。フォーカス制御部3は、ピックアップヘッド2から入力されるFE信号に基づいて、このアクチュエータを制御して、ピックアップヘッド2の対物レンズを光ディスク10に対して接離する方向に移動し、LDから照射されているレーザ光を光ディスク10の記録面に集光する。
また、トラッキング制御部4は、図3に示すように、スレッドモータ13に駆動電圧を供給するスレッドドライブIC21と、ピックアップヘッド2の対物レンズを光ディスク10の半径方向に移動するアクチュエータを駆動するアクチュエータドライブIC22と、光ディスク10の再生時や記録時にピックアップヘッド2から入力されているTE信号に基づいて、スレッドドライブIC21に対して光ディスク10の半径方向におけるピックアップヘッド2の移動量(スレッドモータ13に供給する電圧値)を指示するとともに、アクチュエータドライブIC22に対して光ディスク10の半径方向における対物レンズの移動量(アクチュエータに供給する電圧値)を指示するドライブ制御部23とを備えている。トラッキング制御部4は、ピックアップヘッド2を光ディスク10の半径方向に移動するとともに、ピックアップヘッド2の対物レンズを光ディスク10の半径方向に移動し、LDから照射されているレーザ光を光ディスク10のトラックの中心に照射させる。スレッドドライブIC21から出力されるスレッドモータ13に供給する駆動電圧は、ドライブ制御部21にフィードバックされている。また、ドライブ制御部23には、メモリが設けられており、このメモリが後述するスレッドドライブIC21のオフセット電圧、補正値、およびこれらを算出するときにスレッドドライブIC21に指示するスレッドモータ13に供給する駆動電圧(第1の指示電圧、第2の指示電圧)等を記憶する。
以下、この発明の実施形態である光ディスク装置1の動作について説明する。
光ディスク装置1は、電源の投入時や光ディスク10のセット時に、ピックアップヘッド10を一旦ホーム位置に移動させ、その後所定量だけピックアップヘッド2を外周側に移動させて、光ディスク10のトラックオン位置まで駆動する動作(以下、この動作をリゼロ動作と言う。)を行う。光ディスク装置1は、リゼロ動作を行って、トラックオンすると、光ディスク10の再生や記録を開始する。ここでは、光ディスク10に最初にトラックオンする位置をリゼロ位置と言う。リゼロ動作における、ピックアップヘッド10を一旦ホーム位置に移動させた後、ピックアップヘッド2を外周側に移動させる所定量は、リゼロ位置が光ディスク10の最内周のトラックになるように設定されている。
この実施形態の光ディスク装置1は、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときに行うリゼロ動作において、スレッドドライブIC21のオフセット、および補正値を算出する処理を行う。図4は、この実施形態の光ディスク装置における、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときのリゼロ動作を示す図である。光ディスク装置1は、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときに、図4に示すリゼロ動作を実行する。光ディスク装置1のドライブ制御部23がスレッドドライブIC21に対して、予め定められている第1の指示電圧をスレッドモータ13に駆動電圧として供給することを指示する(s1)。スレッドドライブIC21は、この指示にしたがって、スレッドモータ13に駆動電圧を供給する。この第1の指示電圧は比較的低い電圧であり、ピックアップヘッド2が急激に移動することはない。ドライブ制御部23は、s1の指示に対して、実際にスレッドドライブIC21からスレッドモータ13に供給された電圧値を第1の供給電圧として検出する(s2)。ドライブ制御部23は、第1の供給電圧を検出すると、スレッドドライブIC21に対してs1で指示した第1の指示電圧とは極性が反対の第2の指示電圧をスレッドモータ13に駆動電圧として供給することを指示する(s3)。スレッドドライブIC21は、この指示にしたがって、スレッドモータ13に駆動電圧を供給する。この第2の指示電圧は、第1の指示電圧と絶対値が等しい電圧であり、第1の指示電圧と同様に比較的低い電圧である。したがって、ピックアップヘッド2が急激に移動することはない。ドライブ制御部23は、s3の指示に対して、実際にスレッドドライブIC21からスレッドモータ13に供給された電圧値を第2の供給電圧として検出する(s4)。ドライブ制御部23は、s4で第2の供給電圧を検出すると、スレッドドライブIC21に対してスレッドモータ13に対する駆動電圧の供給停止を指示する(s5)。スレッドドライブIC21は、この指示にしたがって、スレッドモータ13に対する駆動電圧の供給を停止する。
これにより、スレッドモータ13は停止する。
第1の指示電圧は、ピックアップヘッド2を光ディスク10の内周側に移動する向きの極性であってもよいし、外周側に移動する向きの極性であってもよい。また、第2の指示電圧は、第1の指示電圧に対して極性が反対である。また、第1の供給電圧、および第2の供給電圧の検出に要する時間はごく短時間であり、ピックアップヘッド2は殆ど移動しない。したがって、第1の供給電圧、および第2の供給電圧を検出するときに、ピックアップヘッド2が急激に移動し、衝突等による衝撃で破損することはない。
ドライブ制御部23は、s2で検出した第1の供給電圧、およびs4で検出した第2の供給電圧を用いて、スレッドドライブIC21のオフセット電圧を算出する(s6)。s6では、第1の供給電圧の絶対値と第2の供給電圧の絶対値との差分の1/2をオフセット電圧として算出する。具体的には、
オフセット電圧=(|第1の供給電圧|−|第2の供給電圧|)/2
により、オフセット電圧を算出する。また、このオフセット電圧の極性は、第1の供給電圧の絶対値と第2の供給電圧の絶対値が大きい方と同じ極性とする。
次に、ドライブ制御部23は、s2で検出した第1の供給電圧、およびs4で検出した第2の供給電圧を用いて、スレッドドライブIC21の増幅率に対する補正値を算出する(s7)。s7では、s1で指示した第1の電圧を、s2で検出した第1の供給電圧とs6で算出したオフセット電圧との差分で除算した値を補正値として算出する。具体的には、
補正値=第1の電圧/(第1の供給電圧−オフセット電圧)
により、補正値を算出する。
なお、補正値は、
補正値=第2の電圧/(第2の供給電圧−オフセット電圧)
により算出してもよい。
ドライブ制御部23は、s6で算出したオフセット電圧、およびs7で算出した補正値をメモリに記憶する。光ディスク装置1は、s6でオフセット電圧、s7で補正値を算出する。具体的には、ドライブ制御部23が、リゼロ動作においてピックアップヘッド2をホーム位置に移動するときに、スレッドドライブIC21に指示するスレッドモータ13に供給する駆動電圧(ホーム移動時の駆動電圧)を、s6で算出したオフセット電圧、およびs7で算出した補正値を用いて補正したホーム移動時の補正駆動電圧を算出する(s8)。ドライブ制御部23は、ホーム移動時の駆動電圧を記憶している。s8では、記憶しているホーム移動時の駆動電圧とs6で算出したオフセット電圧との差分をs7で算出した補正値に乗算した値をホーム移動時の補正駆動電圧として算出する。具体的には、
ホーム移動時の補正駆動電圧=(ホーム移動時の駆動電圧−オフセット電圧)×補正値
により算出する。
ドライブ制御部23は、スレッドドライブIC21に対して、s8で算出したホーム移動時の補正駆動電圧をスレッドモータ13に駆動電圧として供給することを指示する(s9)。スレッドドライブIC21は、この指示にしたがって、ホーム移動時の補正駆動電圧をスレッドモータ13に供給する。ドライブ制御部23は、ピックアップヘッド2がホーム位置に達するのを待つ(s10)。ドライブ制御部23は、マイクロスイッチ14がオンしたときに、ピックアップヘッド2がホーム位置に達したと判断する。ドライブ制御部23は、ピックアップヘッド2がホーム位置に達したと判断すると、スレッドドライブIC21に対して、スレッドモータ13への駆動電圧の供給停止を指示する(s11)。スレッドドライブIC21は、この指示にしたがってスレッドモータ13への駆動電圧の供給を停止する。
ドライブ制御部23は、ピックアップヘッド2をホーム位置から所定量だけ光ディスクの外周側に移動するときに、スレッドドライブIC21に対して指示するスレッドモータ13に供給する駆動電圧(外周移動時の駆動電圧)を、s6で算出したオフセット電圧、およびs7で算出した補正値を用いて補正した外周移動時の補正駆動電圧を算出する(s12)。ドライブ制御部23は、外周移動時の駆動電圧、およびこの外周移動時の駆動電圧をスレッドドライブIC21に対してスレッドモータ13への供給を指示する時間を記憶している。s12では、記憶している外周移動時の駆動電圧とs6で算出したオフセット電圧との差分をs7で算出した補正値に乗算した値を外周移動時の補正駆動電圧として算出する。具体的には、
外周移動時の補正駆動電圧=(外周移動時の駆動電圧−オフセット電圧)×補正値
により算出する。
ドライブ制御部23は、スレッドドライブIC21に対して、s12で算出した外周移動時の補正駆動電圧をスレッドモータ13に駆動電圧として供給することを指示する(s13)。スレッドドライブIC21は、この指示にしたがって、外周移動時の補正駆動電圧をスレッドモータ13に供給する。ドライブ制御部23は、s13でスレッドドライブIC21に対して外周移動時の補正駆動電圧をスレッドモータ13へ供給することを指示してから、記憶しているこの外周移動時の補正駆動電圧についてスレッドドライブIC21に対してスレッドモータ13への供給を指示する時間(所定時間)経過するの待って(s14)、スレッドドライブIC21に対してスレッドモータ13への駆動電圧の供給停止を指示する(s15)。スレッドドライブIC21は、この指示にしたがってスレッドモータ13への駆動電圧の供給を停止する。
光ディスク装置1は、s14にかかる処理が完了すると、フォーカス制御部3によるフォーカスサーボ、およびトラッキング制御部によるトラッキングサーボをオンし、光ディスク10にトラックオンするトラックオン処理を行う(s16)。このとき、トラックオンしたトラックがリゼロ位置である。
光ディスク装置1は、リゼロ位置にトラックオンすると、リゼロ位置が適正なトラックであるかどうかを判断し、適正なトラックでなければシーク動作を行って適正なトラックにトラックオンし、光ディスク10の再生を開始する。また、光ディスク装置1は、電源投入後に図4に示したリゼロ動作を行った後、光ディスク10の交換等にともなって行うリゼロ動作は、上記図4に示したs1〜s7の処理については行わなず、s8以降の処理のみ行う。このときも、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときに、行ったリゼロ動作で算出したオフセット電圧および補正値を用いる。また、シーク動作や再生時にもスレッドモータ13によりピックアップヘッド2を光ディスク10の半径方向に移動するときには、前記リゼロ動作で算出したオフセット電圧、および補正値を用いて、スレッドドライブICに指示するスレッドモータ13に供給する駆動電圧を補正する。
このように、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときに、行うリゼロ動作において、スレッドドライバIC21のオフセット、および増幅率に対する補正値を算出し、算出したオフセット電圧、および補正値を用いて、スレッドドライブICに指示するスレッドモータ13に供給する駆動電圧を補正するようにしたので、ドライバICのオフセットや増幅率のばらつきにともなう、光ディスク装置1間のリゼロ位置のばらつきを抑えることができるので、ユーザの操作性の低下を抑え、信頼性の向上を図ることができる。
また、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときに、オフセット電圧および補正値を算出する構成としたので、スレッドドライバICの劣化にともなうリゼロ位置のばらつきも抑えられる。
この発明の実施形態である光ディスク装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施形態である光ディスク装置のピックアップヘッドの取り付け状態を示す図である この発明の実施形態である光ディスク装置のトラッキング制御部の構成を示す図である。 この実施形態の光ディスク装置における、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときのリゼロ動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1−光ディスク装置
2−ピックアップヘッド
4−トラッキング制御部
10−光ディスク
11−スクリュシャフト
12−ガイドシャフト
13−スレッドモータ
21−スレッドドライブIC
23−ドライブ制御部

Claims (5)

  1. 本体にセットされている光ディスクにレーザ光を照射し、その反射光を検出するピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動自在に保持し、スレッドモータの駆動により前記ピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動する移動手段と、
    前記移動手段のスレッドモータに駆動電圧を供給する駆動手段と、
    前記駆動手段に対して前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を指示する駆動制御手段と、を備え、
    前記駆動手段は、前記移動手段のスレッドモータに前記駆動制御手段から指示された駆動電圧を供給する手段である光ディスク装置において、
    前記駆動制御手段は、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときに、前記駆動手段が前記移動手段のスレッドモータに供給している駆動電圧を検出し、この検出した駆動電圧と、前記駆動手段に対して指示した前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧とに基づいて、前記駆動手段に対して指示する前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を補正する補正値を算出し、また、このときには前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧として、前記移動手段によりピックアップヘッドが移動されない低電圧を指示し、さらに前記ピックアップヘッドを前記光ディスクの内周側に移動させる極性の駆動電圧、および外周側に移動させる極性の駆動電圧を前記駆動制御手段に対して指示し、これらの指示に対して前記駆動手段が前記移動手段のスレッドモータに供給した駆動電圧を検出し、前記補正値を算出する光ディスク装置。
  2. 本体にセットされている光ディスクにレーザ光を照射し、その反射光を検出するピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動自在に保持し、このピックアップヘッドを前記光ディスクの半径方向に移動するスレッドモータを有する移動手段と
    前記移動手段のスレッドモータに対して駆動電圧を供給する駆動手段と、
    前記駆動手段に対して前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を指示する駆動制御手段と、を備え、
    前記駆動手段は、前記駆動制御手段から指示された駆動電圧を前記移動手段のスレッドモータに供給する手段である光ディスク装置において、
    前記駆動制御手段は、所定のタイミングで、前記駆動手段に対して予め定められた設定電圧を前記移動手段のスレッドモータに供給することを指示し、このときに前記駆動手段が前記移動手段のスレッドモータに実際に供給する駆動電圧を検出し、今回指示した前記設定電圧と、検出した駆動電圧とに基づいて、前記駆動手段に対して指示する前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を補正する補正値を算出し、前記駆動手段に対して前記移動手段のスレッドモータに供給する駆動電圧を指示するときに、前記補正値で指示する駆動電圧を補正し、この補正した補正駆動電圧を前記スレッドモータに供給することを指示する光ディスク装置。
  3. 前記駆動制御手段は、光ディスクが本体にセットされている状態で電源が投入されたとき、または電源投入後に最初に光ディスクが本体にセットされたときを前記所定のタイミングであると判断し、前記補正値を算出する請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記駆動手段が前記移動手段のスレッドモータに実際に供給する駆動電圧を検出する際に、前記駆動手段に対して前記移動手段のスレッドモータに供給することを指示する予め定められた設定電圧が低電圧である請求項2または3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記駆動制御手段は、前記ピックアップヘッドを前記光ディスクの内周側に移動させる極性でその絶対値が前記設定電圧である駆動電圧、および外周側に移動させる極性でその絶対値が設定電圧である駆動電圧を前記駆動制御手段に対して指示し、これらの指示に対して前記駆動手段が実際に前記移動手段のスレッドモータに供給した駆動電圧をそれぞれ検出し、前記補正値を算出する請求項2〜4のいずれかに記載の光ディスク装置。
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