JP2006039964A - 警報システム - Google Patents

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Abstract


【課題】 利便性および安全性を高めるとともに、操作の煩わしさを軽減することができる警報システムを提供する。
【解決手段】 警報手段302は、検出手段301によって異常が検出されると警報を発する第1動作状態および検出手段301によって異常が検出されても警報を発しない第2動作状態のいずれか一方に選択的に設定可能である。動作状態変更手段307は、電話番号判定手段305によって、受信された発信元電話番号と、識別情報記憶手段304に記憶されている発信元電話番号とが一致すると判定されるとともに、呼出回数判定手段306によって、受信された呼出信号の呼出回数と、識別情報記憶手段304に記憶されている呼出回数とが一致すると判定されたとき、警報手段302の動作状態を変更する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、異常を検出して警報を発する警報システムに関し、詳しくは、建物の壁構造体に形成される開口部の付近での異常を検出して警報を発するシステムとして、好適に用いることができる警報システムに関する。
従来から、建物の出入口の付近での異常を検出して、警報音などの警報を発する警報システムがある。このような警報システムでは、建物に対して、たとえばその建物の住人が出入するときには、警報システムが警報を発しないようにできるのが望ましい。これを実現するために、警報システムに適用可能な従来の技術として、後述の第1〜第3の従来の技術が周知である。
第1の従来の技術は、特許文献1に記載されている。第1の従来の技術は、住宅情報システムに関する。第1の従来の技術の住宅情報システムは、セキュリティユニットおよびテレホンコントローラを含んで構成される。セキュリティユニットは、セキュリティセンサを有し、このセキュリティセンサの異常検出によって、異常信号を出力するとともに、警報音などの警報を出力する。テレホンコントローラは、セキュリティユニットが異常信号を生じたときに、自動着信回路を動作させ、その後に外線からの呼び出しがあった際に、自動着信動作を行う。このテレホンコントローラは、着信動作後に外線から特定の暗証番号の制御信号を受けたときに、セキュリティユニットに対して警報停止信号を出力して、異常信号の出力および警報の出力を停止させる。
第2の従来の技術は、特許文献2に記載されている。第2の従来の技術は、電子ロックシステムに関する。第2の従来の技術の電子ロックシステムでは、メモリに、電子ロックの施錠および解除を許してもよい携帯電話の電話番号および暗証コードを対応付けて保持しておく。携帯電話からの着信があった場合に、発信元の携帯電話の電話番号が、メモリに保持されている電話番号と一致するとともに、発信元の携帯電話からのプッシュボタン信号として送信されてきた暗証コードが、発信元の携帯電話の電話番号に対応付けてメモリに保持されている暗証コードと一致するか否かを、判定器によって判定する。そして電話番号および暗証コードがともに一致した場合に、電子ロック施錠・解除器に電子ロックの施錠あるいは解除を行わせる。
第3の従来の技術は、特許文献3に記載されている。第3の従来の技術は、ダイヤルロック機能を有する携帯電話機に関する。第3の従来の技術の携帯電話機では、制御手段は、無操作時間が設定時間を経過すると、ダイヤルロックを行う。この携帯電話機は、記憶手段に、自動ダイヤルロック解除制御用の指定電話番号が格納される。事業者からの着信があったとき、制御手段は、事業者側からの着信指定電話番号が前記自動ダイヤルロック解除制御用の指定電話番号と一致しているかを判断する。一致していると判断したとき、制御手段は、自動ダイヤルロックを解除する。
特開平5−62088号公報 特開2000−2029号公報 特開2001−53870号公報
前記第1の従来の技術では、警報の出力を停止させるにあたって、住宅情報システムの管理人は特定の暗証番号を入力する必要があり、その入力操作が煩わしいという問題がある。
前記第2の従来の技術では、電子ロックを施錠あるいは解除させるにあたって、携帯電話の操作者は、暗証コードを入力する必要があり、その入力操作が煩わしいという問題がある。
前記第3の従来の技術では、第1の従来の技術のような暗証番号の入力操作、第2の従来の技術のような暗証コードの入力操作が不要であり、入力操作の煩わしさを軽減することができる。ところが、第3の従来の技術では、自動ダイヤルロックを解除するか否かは、事業者側からの着信指定電話番号だけで判断しているので、着信指定電話番号の電話装置から、第3の従来の技術の携帯電話機に電話をかければ、誰でも自動ダイヤルロックを解除することができる。このような第3の従来の技術を、警報システムに適用すると、所定の電話装置から警報システムに電話をかければ、誰でも警報システムが警報を発しないようにすることができるので、安全性が低くなるという問題がある。
本発明の目的は、利便性および安全性を高めるとともに、操作の煩わしさを軽減することができる警報システムを提供することである。
本発明は、異常を検出する検出手段と、
検出手段によって異常が検出されると警報を発する第1動作状態および検出手段によって異常が検出されても警報を発しない第2動作状態のいずれか一方に選択的に設定可能な警報手段と、
予め定める通信回線に接続される通信回線接続手段と、
予め定める発信元電話番号および予め定める呼出回数を記憶する識別情報記憶手段と、
通信回線接続手段によって発信元電話番号が受信されたとき、受信された発信元電話番号と、識別情報記憶手段に記憶されている発信元電話番号とが一致するか否かを判定する電話番号判定手段と、
通信回線接続手段によって呼出信号が受信されたとき、受信された呼出信号の呼出回数と、識別情報記憶手段に記憶されている呼出回数とが一致するか否かを判定する呼出回数判定手段と、
電話番号判定手段によって前記各発信元電話番号が一致すると判定されるとともに、呼出回数判定手段によって前記各呼出回数が一致すると判定されたとき、警報手段の動作状態を、第1動作状態および第2動作状態のいずれか一方から他方に変更する動作状態変更手段とを含むことを特徴とする警報システムである。
また本発明は、動作状態変更手段は、警報手段の動作状態が第1動作状態である場合、警報手段の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更し、警報手段の動作状態が第2動作状態である場合、警報手段の動作状態を、第2動作状態に維持することを特徴とする。
また本発明は、動作状態変更手段は、警報手段の動作状態が第1動作状態である場合、警報手段の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更し、この変更時から所定時間を経過すると、警報手段の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更することを特徴とする。
また本発明は、信号を送受信するための警報装置通信手段、検出手段および警報手段を含んで、警報装置が構成され、
信号を送受信するための電子装置通信手段、通信回線接続手段、識別情報記憶手段、電話番号判定手段、呼出回数判定手段および動作状態変更手段を含んで、電子装置が構成され、
警報装置と電子装置とは、互いに通信可能であることを特徴とする。
また本発明は、警報装置は、
警報装置が予め定める通信条件を満たしたとき、警報装置の動作条件を示す条件情報を要求する要求情報を表す要求信号を送信するように、警報装置通信手段を制御するとともに、警報装置通信手段によって条件情報を表す条件信号が受信されると、条件信号が表す条件情報の示す動作条件に従って動作するように、警報手段を制御する警報装置制御手段をさらに有し、
電子装置は、
第1動作状態における動作条件を示す第1条件情報および第2動作状態における動作条件を示す第2条件情報を記憶する電子装置記憶手段と、
電子装置通信手段によって要求信号が受信されると、電子装置記憶手段に記憶されている条件情報を表す条件信号を送信するように、電子装置通信手段を制御する電子装置制御手段であって、警報手段の動作状態が第1動作状態であるときは第1条件情報を表す条件信号を送信し、警報手段の動作状態が第2動作状態であるときは第2条件情報を表す条件信号を送信するように、電子装置通信手段を制御する電子装置制御手段とをさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、警報手段は、検出手段によって異常が検出されると警報を発する第1動作状態および検出手段によって異常が検出されても警報を発しない第2動作状態のいずれか一方に選択的に設定可能である。この警報手段の動作状態を変更するか否かは、発信元電話番号および呼出回数に基づいて判断される。
詳細に述べると、通信回線接続手段によって発信元電話番号が受信されたとき、電話番号判定手段によって、受信された発信元電話番号と、識別情報記憶手段に記憶されている発信元電話番号とが一致するか否かを判定する。また、通信回線接続手段によって呼出信号が受信されたとき、呼出回数判定手段によって、受信された呼出信号の呼出回数と、識別情報記憶手段に記憶されている呼出回数とが一致するか否かを判定する。そして、電話番号判定手段によって前記各発信元電話番号が一致すると判定されるとともに、呼出回数判定手段によって前記各呼出回数が一致すると判定されたとき、動作状態変更手段によって、警報手段の動作状態を、第1動作状態および第2動作状態のいずれか一方から他方に変更する。
操作者は、識別情報記憶手段に記憶されている予め定める発信元電話番号の電話装置から、警報システムに電話をかける。そして、操作者は、識別情報記憶手段に記憶されている呼出回数だけ、前記電話装置のスピーカから呼出音が聞こえたときに、電話を切る。これによって操作者は、警報手段の動作状態を変更させることができる。したがって操作者は、本発明の警報システムから離れた場所からでも、前記電話装置を用いて、警報手段の動作状態を変更させることができる。このようにして、利便性を高くすることができる。
また警報手段の動作状態を変更するか否かは、発信元電話番号だけでなく、呼出回数にも基づいて、判断される。それ故、識別情報記憶手段に記憶されている予め定める呼出回数を知らない者は、たとえ前記電話装置を手にしても、警報手段の動作状態を変更させることは困難である。換言すると、警報手段の動作状態を変更させることができる操作者を、限定することができる。このようにして、安全性を高めることができる。しかも呼出信号の呼出回数は、電話を切るという操作のタイミングだけで決まる。それ故、警報手段の動作状態を変更させるにあたって、電話をかけるという操作および電話を切るという操作だけが必要であり、それら以外の操作は不要である。したがって警報手段の動作状態を変更させるための操作を、複数桁の暗証番号の入力が必要な場合に比べて、簡略化することができる。このようにして、前記操作の煩わしさを軽減することができる。つまり、安全性を高めるとともに、前記操作の煩わしさを軽減することができる。
また本発明によれば、警報手段の動作状態が第1動作状態である場合、動作状態変更手段は、警報手段の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更する。また警報手段の動作状態が第2動作状態である場合、動作状態変更手段は、警報手段の動作状態を、第2動作状態に維持する。換言すると、警報手段の動作状態が第1動作状態である場合および警報手段の動作状態が第2動作状態である場合のいずれでも、警報手段の動作状態は、第2動作状態、すなわち異常が検出されても警報を発しない状態となる。したがって警報が不要なときに、その時点での警報手段の動作状態を操作者が気にする必要をなくすことができる。
また本発明によれば、警報手段の動作状態が第1動作状態である場合、動作状態変更手段は、警報手段の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更する。この後、動作状態変更手段は、前記変更時から所定時間を経過すると、警報手段の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更する。それ故、警報手段の動作状態を第2動作状態から第1動作状態に戻すための操作を、操作者が行う必要がない。したがって、前記操作の煩わしさを軽減することができる。
また本発明によれば、信号を送受信するための警報装置通信手段、検出手段および警報手段を含んで、警報装置が構成される。また、信号を送受信するための電子装置通信手段、通信回線接続手段、識別情報記憶手段、電話番号判定手段、呼出回数判定手段および動作状態変更手段を含んで、電子装置が構成される。警報装置と電子装置とは、互いに通信可能である。
電子装置は、電話装置およびファクシミリ装置などの通信装置を用いれば、構成を大きく変えることなく、実現することができる。警報装置は、前記通信装置と通信可能に構成された装置を用いれば、構成を大きく変えることなく、実現することができる。一例として述べると、電子装置は、既存のコードレス電話システムの親機を用いれば、構成を大きく変えることなく、実現することができ、警報装置は、前記既存のコードレス電話システムの子機を用いれば、構成を大きく変えることなく、実現することができる。すなわち本発明の警報システムは、既存のコードレス電話システムの構成を大きく変えることなく、実現することができる。
前述のように、警報手段の動作状態を変更するか否かは、発信元電話番号だけでなく、呼出回数にも基づいて、判断される。それ故、たとえば電話装置によって電子装置が実現される場合に、警報手段の動作状態を変更させるための呼出と、それ以外、たとえば通話のための呼出とを、呼出回数によって判別することができる。したがって警報手段の動作状態が不所望に変更されてしまうという不具合をなくすことができる。
また本発明によれば、電子装置記憶手段には、第1動作状態における動作条件を示す第1条件情報および第2動作状態における動作条件を示す第2条件情報が記憶される。警報装置が予め定める通信条件を満たしたとき、警報装置制御手段は、警報装置の動作条件を示す条件情報を要求する要求情報を表す要求信号を送信するように、警報装置通信手段を制御する。警報装置通信手段からの要求信号が、電子装置通信手段によって受信されると、電子装置制御手段は、電子装置記憶手段に記憶されている条件情報を表す条件信号を送信するように、電子装置通信手段を制御する。このとき電子装置制御手段は、警報手段の動作状態が第1動作状態であるときは第1条件情報を表す条件信号を送信し、警報手段の動作状態が第2動作状態であるときは第2条件情報を表す条件信号を送信するように、電子装置通信手段を制御する。電子装置通信手段からの条件信号が、警報装置通信手段によって受信されると、警報装置制御手段は、条件信号が表す条件情報の示す動作条件に従って動作するように、警報手段を制御する。
前述のように、警報装置制御手段は、警報装置が予め定める通信条件を満たしたときに、警報装置通信手段によって要求信号を送信して、警報装置通信手段によって条件信号を受信する。それ故、電子装置通信手段からの条件信号を、警報装置通信手段によって受信するために、警報装置通信手段が、常にまたは定期的に受信可能な状態にされる必要がない。したがって警報装置の電力消費量を抑えることができる。
図1は、本発明の実施の一形態の警報システム2を説明するための図である。警報システム2は、建物の壁構造体4に形成される開口部5の付近での異常を検出して、警報を発するシステムとして、好適に用いることができる。
建物の壁構造体4は、外壁および間仕切壁などによって実現される。壁構造体4の開口部5は、出入口および窓などを形成する。開口部5には、建具が設けられる。建具は、4周にわたって連結される建具枠7と、この建具枠7に保持される開閉部材8とを含んで構成される。開閉部材8は、壁構造体4の開口部5に角変位可能に設けられて前記開口部5を開閉する。開閉部材8は、戸板および障子などによって実現される。本実施の形態では、開閉部材8は、板状の部材であり、かつその厚み方向から見た形状が矩形状である。開閉部材8の一側部は、丁番によって、建具枠7の縦枠の1つに連結され、これによって開閉部材8は、鉛直方向に延びる角変位軸線まわりに角変位可能に設けられる。
警報システム2は、警報装置1およびファクシミリ装置10を含んで構成される。警報装置1は、後述の設置装置11によって、開閉部材8に設置される。ファクシミリ装置10は、警報装置1から離れた場所に設置される。本実施の形態は、建物の壁構造体4である外壁に形成される開口部5を開閉する開閉部材8の上部に、警報装置1が設置されるとともに、前記外壁に関して建物の内側に、ファクシミリ装置10が設置される場合を想定して説明する。
ファクシミリ装置10は、予め定める通信回線30に接続され、電話機能およびファクシミリ機能を有する。予め定める通信回線30は、電話回線、無線通信回線、光通信回線およびLAN(Local Area Network)などの公衆または私設の通信回線によって実現される。本実施の形態では、予め定める通信回線30は、公衆電話交換ネットワークの通信回線である。
公衆電話交換ネットワークには、加入者線交換機が設けられる。この加入者線交換機の接続動作を大略的に説明する。加入者線交換機は、ファクシミリ装置10の電話番号を表す選択信号を、発信側の電話装置から受信すると、ファクシミリ装置10に、そのファクシミリ装置10を起動するための起動信号を送出する。次に、加入者線交換機は、ファクシミリ装置10からの一次応答信号を受信すると、ファクシミリ装置10に、発信側の電話装置の電話番号である発信元電話番号などの情報を表すモデム信号を送出する。次に、加入者線交換機は、ファクシミリ装置10からの受信完了信号を受信すると、ファクシミリ装置10に、呼出信号を送出するとともに、発信側の電話装置に、呼出音を送出する。この後、加入者線交換機は、ファクシミリ装置10からの二次応答信号を受信すると、発信側の電話装置と、ファクシミリ装置10とを通信可能な状態にする。
呼出信号および呼出音は、断続的な信号である。呼出信号および呼出音は、予め定める第1時間、送出され、この後、予め定める第2時間、間隔をあけて再び、予め定める第1時間、送出される。これが繰り返される。呼出信号の呼出回数とは、前述のような呼出信号を受信した回数である。呼出音の回数とは、前述のような呼出音を受信した回数である。呼出信号と呼出音とは、同時に送出されるので、呼出信号の呼出回数と呼出音の回数とは、一致する。
ファクシミリ装置10は、自動応答機能、留守録機能およびリモート操作機能などを有する。ファクシミリ装置10は、呼出信号を受信したとき、その呼出信号の呼出回数が予め定める応用呼出回数以上となると応答することができる。本実施の形態において、応答するとは、加入者線交換機に、前記二次応答信号を送出することをいう。応答呼出回数は、操作者によって予め登録される。
図2は、警報システム2の構成を簡略化して示すブロック図である。大略的に述べると、警報システム2は、検出手段301、警報手段302、通信回線接続手段303、識別情報記憶手段304、電話番号判定手段305、呼出回数判定手段306および動作状態変更手段307を含んで構成される。
検出手段301は、異常を検出する。警報手段302は、検出手段301によって異常が検出されると警報を発する第1動作状態および検出手段301によって異常が検出されても警報を発しない第2動作状態のいずれか一方に選択的に設定可能である。通信回線接続手段303は、予め定める通信回線30に接続される。
識別情報記憶手段304は、予め定める発信元電話番号および予め定める呼出回数を記憶する。これらの予め定める発信元電話番号および予め定める呼出回数は、操作者によって予め登録される。以下、予め定める呼出回数を、変更呼出回数という。
表1は、識別情報記憶手段304に記憶される電話番号の一例を示す。識別情報記憶手段304には、1または複数の電話番号が記憶される。電話番号には、警報手段302の動作状態を変更する権限があるか否かが、関連付けられている。予め定める発信元電話番号は、識別情報記憶手段304に記憶される電話番号のうち、警報手段302の動作状態を変更する権限があるとされる電話番号である。
Figure 2006039964
電話番号判定手段305は、通信回線接続手段303によって発信元電話番号が受信されたとき、受信された発信元電話番号と、識別情報記憶手段304に記憶されている前記変更する権限があるとされる発信元電話番号とが一致するか否かを判定する。識別情報記憶手段304に複数の発信元電話番号が記憶されている場合、前記各発信元電話番号が一致するとは、受信された発信元電話番号と、識別情報記憶手段304に記憶されている前記変更する権限があるとされる複数の発信元電話番号のいずれか1つとが一致することを意味する。識別情報記憶手段304に複数の発信元電話番号が記憶されている場合、前記各発信元電話番号が一致しないとは、受信された発信元電話番号が、識別情報記憶手段304に記憶されている前記変更する権限があるとされる複数の発信元電話番号のいずれにも一致しないことを意味する。
呼出回数判定手段306は、通信回線接続手段303によって呼出信号が受信されたとき、受信された呼出信号の呼出回数と、識別情報記憶手段304に記憶されている呼出回数とが一致するか否かを判定する。
動作状態変更手段307は、電話番号判定手段305によって前記各発信元電話番号が一致すると判定されるとともに、呼出回数判定手段306によって前記各呼出回数が一致すると判定されたとき、警報手段302の動作状態を変更する。詳しくは、動作状態変更手段307は、警報手段302の動作状態が第1動作状態である場合、警報手段302の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更し、この変更時から所定時間を経過すると、警報手段302の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更する。前記所定時間は、操作者によって予め登録される。また動作状態変更手段307は、警報手段302の動作状態が第2動作状態である場合、警報手段302の動作状態を、第2動作状態に維持する。
前記検出手段301および警報手段302に加えて、信号を送受信するための警報装置通信手段を含んで、警報装置1が構成される。また前記通信回線接続手段303、識別情報記憶手段304、電話番号判定手段305、呼出回数判定手段306および動作状態変更手段307に加えて、信号を送受信するための電子装置通信手段を含んで、ファクシミリ装置10が構成される。
図3は、警報装置1の電気的構成を示すブロック図である。警報装置1は、異常が検出されたとき警報を発する装置として機能する。警報装置1は、ファクシミリ装置10と無線通信可能である。
警報装置1は、検出体13および警報装置本体14を含んで構成される。本実施の形態では、開閉部材8が開口部5を閉じた状態において、開閉部材8に関して建物の外側に検出体13が存在し、開閉部材8に関して建物の内側に警報装置本体14が存在するように、検出体13および警報装置本体14が開閉部材8に設置される。
検出体13は、赤外線センサ16を有する。赤外線センサ16は、前記検出手段301に相当する。赤外線センサ16は、人体の発する赤外線を検出する。赤外線センサ16は、たとえば焦電センサによって実現される。
警報装置本体14は、入力部17、鳴動部18、無線部19、タイマ20、解除スイッチ21、第1記憶部22、第2記憶部23および制御部24を有する。入力部17は、赤外線センサ16からの検出情報を、ケーブル25を介して入力するための手段である。鳴動部18は、警報手段302に相当する。鳴動部18は、赤外線センサ16によって人体の発する赤外線が検出されたとき、鳴動して警報音を発する。鳴動部18は、スピーカによって実現される。無線部19は、信号を送受信するための警報装置通信手段である。タイマ20は、時間を計測する。解除スイッチ21は、第1状態と第2状態とに交互に切り換わるスイッチである。解除スイッチ21には、図1に示す引き紐26が設けられる。第1記憶部22は、警報装置用の予め定める制御プログラムを記憶する。第1記憶部22は、ROM(Read Only Memory)によって実現される。第2記憶部23は、警報装置1の動作条件を示す条件情報などを含む各種情報を記憶する。第2記憶部23は、EEPROM(Electronic Erasable Programmable Read Only Memory)によって実現される。制御部は24、警報装置制御手段であり、警報装置1を統括的に制御する。制御部24は、中央演算処理装置(Central Processing Unit、略称CPU)によって実現される。
図4は、ファクシミリ装置10の電気的構成を示すブロック図である。ファクシミリ装置10は、警報装置1の動作条件を設定するための電子装置として機能する。ファクシミリ装置10は、警報装置1と無線通信可能である。
ファクシミリ装置10は、操作部31、記憶部32、表示部33、鳴動部34、無線部35、印刷部36、読取部37、通話部38、モデム39、回線制御部40、制御部41、およびタイマ42を有する。
操作部31は、警報装置1の動作条件を示す条件情報を入力するための入力手段である。操作部31は、条件情報以外の情報を入力するための手段でもある。操作部31は、ダイヤルキーおよび機能キーなどを含む構成によって実現される。
記憶部32は、前記識別情報記憶手段304および電子装置記憶手段に相当する。記憶部32は、操作部31によって入力される条件情報を記憶する。記憶部32は、第1動作状態における動作条件を示す第1条件情報および第2動作状態における動作条件を示す第2条件情報を記憶する。記憶部32は、ファクシミリ装置用の予め定める制御プログラムおよび前記条件情報を含む各種情報を記憶する。記憶部32は、ROMおよびEEPROMを含む構成によって実現される。
表示部33は、各種情報を表示する。表示部33は、液晶表示装置によって実現される。鳴動部34は、鳴動して警報音を発する。鳴動部34は、スピーカによって実現される。無線部35は、信号を送受信するための電子装置通信手段である。印刷部36は、記録紙に画像を印刷する。読取部37は、原稿の画像を読取る。通話部38は、予め定める通信回線30を介して接続される他の電話装置との間で通信される音声情報を入出力するための手段である。通話部38は、スピーカおよびマイクを含む構成によって実現される。
モデム39は、予め定める通信回線30を介して送受信される各種情報を変復調する。モデム39は、加入者交換機からモデム信号として受信した各種情報を復調する。回線制御部40は、予め定める通信回線30への接続および接続の解除を制御し、他の通信装置との通信の開始および終了を制御する。モデム39および回線制御部40を含む構成は、前記通信回線接続手段303に相当する。
制御部41は、前記電話番号判定手段305、呼出回数判定手段306および動作状態変更手段307に相当する。また制御部41は、電子装置制御手段に相当する。制御部41は、ファクシミリ装置10を統括的に制御する。制御部41は、中央演算処理装置によって実現される。タイマ42は、時間を計測する。
図5は、警報手段302の動作状態を第2動作状態から第1動作状態に変更する変更処理を説明するためのフローチャートである。警報手段302の動作状態が第2動作状態である場合に、ファクシミリ装置10の操作部31が操作者によって操作されて、変更指令が与えられると、ステップe1で、ファクシミリ装置10の制御部41は、変更処理を開始し、ステップe2に進む。
ステップe2では、制御部41は、タイマ42をセットし、タイマ42による時間の計測を開始して、ステップe3に進む。ステップe3では、制御部41は、タイムアップしたか否か、すなわちタイマ42による時間の計測を開始してから、所定時間を経過したか否かを判断する。
制御部41は、ステップe3でタイムアップしたと判断すると、ステップe4に進む。ステップe4では、制御部41は、警報手段302の動作状態を第2動作状態から第1動作状態に変更し、ステップe5に進む。ステップe5では、制御部41は、変更処理を終了する。
このように、制御部41は、変更指令が与えられても、警報手段302の動作状態をすぐには変更せず、所定時間後に、警報手段302の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更する。前記所定時間は、操作者によって予め登録される。前記所定時間は、操作者が外出するにあたって、ファクシミリ装置10を操作してから、警報装置10が設けられる開口部5を通過して建物の外に出るまでに要する時間よりも少し長く選ばれる。これによって、操作者が前記開口部5を通過するときに、警報システム2が不所望な警報を発してしまうことを防ぐことができる。
本実施の形態では、警報手段302の動作状態が第1動作状態である場合に、ファクシミリ装置10の操作部31が操作者によって操作されて、変更指令が与えられると、制御部41は、警報手段302の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更する。
図6は、赤外線センサ16によって異常が検出されたときの警報装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図7は、赤外線センサ16によって異常が検出されたときに、警報装置1およびファクシミリ装置10の間で行われる通信を説明するためのシーケンス図である。制御部24は、通常は、スリープ状態にある。スリープ状態では、無線部19などへの電力の供給が停止され、これによって電力消費量が抑えられている。
赤外線センサ16によって異常が検出されると、ステップa1で、制御部24は、警報動作を開始し、ステップa2に進む。ステップa2では、制御部24は、スリープ状態から復帰して、動作状態に移り、ステップa3に進む。ステップa3では、制御部24は、警報装置1の動作条件を示す条件情報を要求する要求情報を表す要求信号を送信するように、無線部19を制御して、ステップa4に進む。
詳細に述べると、前記ステップa3では、制御部24は、まず、予め警報装置1に割り当てられた発呼IDを含む情報を表す発呼信号51を、無線部19によって送信する。この後、チャネル切替のための情報を表す発呼応答信号52が無線部19によって受信され、さらに空コマンドであるNOPを表す信号53が無線部19によって受信されると、制御部24は、要求情報を表す要求信号54を、無線部19によって送信する。
本実施の形態では、赤外線センサ16によって異常が検出されて、制御部24がスリープ状態から復帰したときが、警報装置1が予め定める通信条件を満たしたときに相当する。また本実施の形態では、警報装置1の動作条件は、警報に関する警報条件であり、具体的には、警報音の種類および警報音の鳴動時間である。警報音は、侵入者を威嚇する威嚇音であってもよく、また来客を知らせる来客通知音であってもよい。
警報装置1の動作条件を示す条件情報は、ファクシミリ装置10の記憶部32に記憶されている。前記条件情報は、操作者がファクシミリ装置10の操作部31を操作することによって入力されて、ファクシミリ装置10の記憶部32に予め記憶される。
ステップa4では、制御部24は、条件情報を表す条件信号の受信に成功したか否かを判断する。無線部19によって条件情報を表す条件信号が受信されると、ステップa5に進む。
詳細に述べると、無線部19によって要求信号54を送信した後、受信の成功を表すACK信号55が無線部19によって受信され、さらに条件情報を表す条件信号56が無線部19によって受信されると、制御部24は、受信の成功を表すACK信号57を、無線部19によって送信する。この後、無線切断のための信号58が無線部19によって受信されると、制御部24は、条件情報を表す条件信号56の受信に成功したと判断する。
ステップa5では、制御部24は、無線部19によって受信された条件信号が表す条件情報を、第2記憶部23に記憶して、ステップa6に進む。ステップa6では、制御部24は、前記条件信号が表す条件情報の示す動作条件に従って動作するように、鳴動部18を制御して、ステップa7に進む。
ステップa7では、制御部24は、動作状態からスリープ状態に移り、ステップa8に進む。ステップa8では、制御部24は、警報動作を終了する。
前記ステップa3で、制御部24が、要求信号を送信するために無線部19の制御を開始してから、予め定める時間を経過しても、条件信号の受信に成功しなかった場合、本実施の形態では、制御部24は、第2記憶部23に記憶される条件情報の示す動作条件に従って動作するように、鳴動部18を制御して、ステップa7に進む。すなわち、制御部24は、前回に受信された条件信号が表す条件情報の示す動作条件に従って動作するように、鳴動部18を制御する。したがって警報装置1とファクシミリ装置10とが無線通信不可能な状態であっても、警報装置1としての役割を果たすことができる。
図8および図9は、警報手段302の動作状態が第1動作状態であるときのファクシミリ装置10の動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態では、変更呼出回数は、応答呼出回数よりも小さく選ばれている。前記図5に示す変更処理の後、ステップf1で、ファクシミリ装置10の制御部41は、第1動作状態における動作を開始して、ステップf2に進む。
ステップf2では、制御部41は、無線部35によって発呼信号が受信されたか否かを判断する。無線部35によって発呼信号が受信されると、ステップf13に進む。ステップf13では、制御部41は、後述の図10のフローチャートに従う処理を行い、ステップf2に戻る。ステップf2において、制御部41は、発呼信号が受信されていないと判断すると、ステップf3に進む。
ステップf3では、制御部41は、モデム39および回線制御部40によって起動信号が受信されたか否かを判断する。ステップf3において、制御部41は、起動信号が受信されていないと判断すると、ステップf2に戻る。モデム39および回線制御部40によって起動信号が受信されると、ステップf4に進む。
ステップf4では、制御部41は、モデム39および回線制御部40によって発信元電話番号を受信して、ステップf5に進む。ステップf5では、制御部41は、呼出信号の呼出回数のカウントを開始して、ステップf6に進む。
ステップf6では、制御部41は、電話が切れたか否か、すなわち呼出信号が受信されなくなったか否かを判断する。ステップf6において、制御部41は、電話が切れていないと判断すると、ステップf7に進む。
ステップf7では、制御部41は、呼出信号の呼出回数が応答呼出回数以上であるか否かを判断する。呼出信号の呼出回数が応答呼出回数未満であるとき、ステップf6に戻る。呼出信号の呼出回数が応答呼出回数以上になると、制御部41は、呼出回数のカウントを停止して、ステップf8に進む。
ステップf8では、制御部41は、回線制御部40によって回線を捕捉し、ステップf9に進む。ステップf9では、制御部41は、所定の処理を行い、ステップf10に進む。前記所定の処理は、発信者の音声を記録する音声記録、いわゆる留守録のための処理、およびファクシミリ情報の受信処理などである。ステップf10では、制御部41は、回線制御部40によって回線を解放し、ステップf2に戻る。
前記ステップf6において、制御部41は、電話が切れたと判断すると、呼出回数のカウントを停止して、ステップf14に進む。ステップf14では、制御部41は、受信された発信元電話番号と、記憶部32に記憶されている発信元電話番号とが一致するか否かを判定する。ステップf14において、制御部41は、前記各発信元電話番号が一致しないと判定すると、ステップf2に戻る。ステップf14において、制御部41は、前記各発信元電話番号が一致すると判定すると、ステップf15に進む。
ステップf15では、制御部41は、受信された呼出信号の呼出回数と、記憶部32に記憶されている呼出回数とが一致するか否かを判定する。ステップf15において、制御部41は、前記各呼出回数が一致しないと判定すると、ステップf2に戻る。ステップf15において、制御部41は、前記各呼出回数が一致すると判定すると、ステップf16に進む。
ステップf16では、制御部41は、警報手段302の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更して、ステップf17に進む。ステップf17では、制御部41は、タイマ42をセットし、タイマ42による時間の計測を開始して、ステップf18に進む。ステップf18では、制御部41は、タイムアップしたか否か、すなわちタイマ42による時間の計測を開始してから、所定時間を経過したか否かを判断する。
制御部41は、ステップf18でタイムアップしたと判断すると、制御部41は、タイマ42による時間の計測を停止して、ステップf19に進む。ステップf19では、警報手段302の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更して、ステップf2に戻る。
本実施の形態では、前記ステップf16での第2動作状態への変更から、前記ステップf19での第1動作状態への変更までの間に、さらなる起動信号の受信があり、かつ各発信元電話番号が一致するとともに各呼出回数が一致する場合は、制御部41は、警報手段302の動作状態を、第2動作状態に維持する。そして制御部41は、再びタイマをセットし、タイマ42による時間の計測を開始する。これによって警報手段302の動作状態が第2動作状態となっている時間を延長することができる。
図10は、警報装置1の赤外線センサ16によって異常が検出されたときのファクシミリ装置10の動作を説明するためのフローチャートである。前記図7をも参照して、発呼IDを含む情報を表す発呼信号51が無線部35によって受信されると、ステップb1で、制御部41は、動作を開始して、ステップb2に進む。ステップb2では、制御部41は、無線部35によって要求信号が受信されたか否かを判断する。
詳細に述べると、発呼信号51が無線部35によって受信された後、制御部41は、チャネル切替のための情報を表す発呼応答信号52を無線部35によって送信し、さらに空コマンドであるNOPを表す信号53を無線部35によって送信する。この後に無線部35によって受信された信号が、要求情報を表す要求信号54であるか否かを、制御部41は、ステップb2で判断する。
無線部35によって要求信号54が受信されると、ステップb3に進む。ステップb3では、制御部41は、記憶部32に記憶されている条件情報を表す条件信号56を送信するように、無線部35を制御して、ステップb4に進む。ステップb4では、制御部41は、動作を終了する。
詳細に述べると、無線部35によって要求信号54が受信された後、制御部41は、受信の成功を表すACK信号55を無線部35によって送信し、さらに条件情報を表す条件信号56を無線部35によって送信する。この後、受信の成功を表すACK信号57が無線部35によって受信されると、制御部41は、無線切断のための信号58を無線部35によって送信して、動作を終了する。
前記ステップb2において、要求信号以外の信号が無線部35によって受信されると、ステップb5に進む。ステップb5では、制御部41は、無線部35によって受信された信号に応じたその他の処理を行い、ステップb4に進む。
前記ステップb3において、警報手段302の動作状態が第1動作状態であるときは、制御部41は、第1条件情報を表す条件信号を送信するように、無線部35を制御する。警報手段302の動作状態が第2動作状態であるときは、制御部41は、第2条件情報を表す条件信号を送信するように、無線部35を制御する。
本実施の形態によれば、警報手段302は、検出手段301によって異常が検出されると警報を発する第1動作状態および検出手段301によって異常が検出されても警報を発しない第2動作状態のいずれか一方に選択的に設定可能である。この警報手段302の動作状態を変更するか否かは、発信元電話番号および呼出回数に基づいて判断される。
詳細に述べると、通信回線接続手段303によって発信元電話番号が受信されたとき、電話番号判定手段305によって、受信された発信元電話番号と、識別情報記憶手段304に記憶されている発信元電話番号とが一致するか否かを判定する。また、通信回線接続手段303によって呼出信号が受信されたとき、呼出回数判定手段306によって、受信された呼出信号の呼出回数と、識別情報記憶手段304に記憶されている呼出回数とが一致するか否かを判定する。そして、電話番号判定手段305によって前記各発信元電話番号が一致すると判定されるとともに、呼出回数判定手段306によって前記各呼出回数が一致すると判定されたとき、動作状態変更手段307によって、警報手段302の動作状態を変更する。したがって回線制御部40によって回線を捕捉することなく、動作状態変更手段307によって、警報手段302の動作状態を変更することができる。
操作者は、識別情報記憶手段304に記憶されている予め定める発信元電話番号の電話装置、たとえば操作者が携帯する携帯電話機から、警報システム2に電話をかける。そして、操作者は、識別情報記憶手段304に記憶されている呼出回数だけ、前記電話装置のスピーカから呼出音が聞こえたときに、電話を切る。これによって操作者は、警報手段302の動作状態を変更させることができる。したがって操作者は、本実施の形態の警報システム2から離れた場所からでも、前記電話装置を用いて、警報手段302の動作状態を変更させることができる。このようにして、利便性を高くすることができる。
また警報手段302の動作状態を変更するか否かは、発信元電話番号だけでなく、呼出回数にも基づいて、判断される。それ故、識別情報記憶手段304に記憶されている変更呼出回数を知らない者は、たとえ前記電話装置を手にしても、警報手段302の動作状態を変更させることは困難である。換言すると、警報手段302の動作状態を変更させることができる操作者を、限定することができる。このようにして、安全性を高めることができる。しかも呼出信号の呼出回数は、電話を切るという操作のタイミングだけで決まる。それ故、警報手段302の動作状態を変更させるにあたって、電話をかけるという操作および電話を切るという操作だけが必要であり、それら以外の操作は不要である。したがって警報手段302の動作状態を変更させるための操作を、複数桁の暗証番号の入力が必要な場合に比べて、簡略化することができる。このようにして、前記操作の煩わしさを軽減することができる。つまり、安全性を高めるとともに、前記操作の煩わしさを軽減することができる。
また本実施の形態によれば、警報手段302の動作状態が第1動作状態である場合、動作状態変更手段307は、警報手段302の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更する。また警報手段302の動作状態が第2動作状態である場合、動作状態変更手段307は、警報手段302の動作状態を、第2動作状態に維持する。換言すると、警報手段302の動作状態が第1動作状態である場合および警報手段302の動作状態が第2動作状態である場合のいずれでも、警報手段302の動作状態は、第2動作状態、すなわち異常が検出されても警報を発しない状態となる。したがって警報が不要なときに、その時点での警報手段302の動作状態を操作者が気にする必要をなくすことができる。
また本実施の形態によれば、警報手段302の動作状態が第1動作状態である場合、動作状態変更手段307は、警報手段302の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更する。この後、動作状態変更手段307は、前記変更時から所定時間を経過すると、警報手段302の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更する。それ故、警報手段302の動作状態を第2動作状態から第1動作状態に戻すための操作を、操作者が行う必要がない。したがって、前記操作の煩わしさを軽減することができる。
また本実施の形態によれば、信号を送受信するための警報装置通信手段、検出手段301および警報手段302を含んで、警報装置1が構成される。また、信号を送受信するための電子装置通信手段、通信回線接続手段303、識別情報記憶手段304、電話番号判定手段305、呼出回数判定手段306および動作状態変更手段307を含んで、ファクシミリ装置10が構成される。警報装置1とファクシミリ装置10とは、互いに通信可能である。このような警報装置1およびファクシミリ装置10を含む警報システム2は、既存のコードレス電話システムの構成を大きく変えることなく、実現することができる。
前述のように、警報手段302の動作状態を変更するか否かは、発信元電話番号だけでなく、呼出回数にも基づいて、判断される。それ故、警報手段302の動作状態を変更させるための呼出と、それ以外、たとえば通話のための呼出とを、呼出回数によって判別することができる。したがって警報手段302の動作状態が不所望に変更されてしまうという不具合をなくすことができる。
また本実施の形態によれば、ファクシミリ装置10の記憶部32には、第1動作状態における動作条件を示す第1条件情報および第2動作状態における動作条件を示す第2条件情報が記憶される。警報装置1が予め定める通信条件を満たしたとき、警報装置1の制御部24は、警報装置1の動作条件を示す条件情報を要求する要求情報を表す要求信号を送信するように、警報装置1の無線部19を制御する。警報装置1の無線部19からの要求信号が、ファクシミリ装置10の無線部35によって受信されると、ファクシミリ装置10の制御部41は、ファクシミリ装置10の記憶部32に記憶されている条件情報を表す条件信号を送信するように、ファクシミリ装置10の無線部35を制御する。このときファクシミリ装置10の制御部41は、警報手段302の動作状態が第1動作状態であるときは第1条件情報を表す条件信号を送信し、警報手段302の動作状態が第2動作状態であるときは第2条件情報を表す条件信号を送信するように、ファクシミリ装置10の無線部35を制御する。ファクシミリ装置10の無線部35からの条件信号が、警報装置1の無線部19によって受信されると、警報装置1の制御部24は、条件信号が表す条件情報の示す動作条件に従って動作するように、警報手段302を制御する。
前述のように、警報装置1の制御部24は、警報装置1が予め定める通信条件を満たしたときに、警報装置1の無線部19によって要求信号を送信して、警報装置1の無線部19によって条件信号を受信する。それ故、ファクシミリ装置10の無線部35からの条件信号を、警報装置1の無線部19によって受信するために、警報装置1の無線部19が、常にまたは定期的に受信可能な状態にされる必要がない。したがって警報装置1の電力消費量を抑えることができる。
図11は、解除スイッチ21が切換操作されたときの警報装置1の動作を説明するためのフローチャートである。図12は、解除スイッチ21の状態の切り換わりを示す図である。操作者による解除スイッチ21の切換操作が開始されると、ステップc1で、制御部24は、動作を開始して、ステップc2に進む。
制御部24は、動作を開始すると、タイマ20による計時を開始する。また制御部24は、解除スイッチ21が一旦、第1状態から第2状態に切り換わったときから、第2状態から第1状態に切り換わって、再び第1状態から第2状態に切り換わったときまでの切換間隔を、切換操作が行われるたびに、タイマ20によって計測する。
ステップc2で、制御部24は、タイマ20による計時を開始してから予め定める設定時間、本実施の形態では10秒を経過したと判断すると、ステップc3に進む。ステップc3では、制御部24は、解除スイッチ21が予め定める設定時間以内に予め定める設定回数、切り換えられたか否かを判断する。
本実施の形態では、解除スイッチ21が一旦、第1状態から第2状態に切り換わって、さらに第2状態から第1状態に切り換わったとき、切換回数を1回と計数する。本実施の形態では、予め定める設定時間は10秒間であり、予め定める設定回数は5回である。
前記ステップc3で、解除スイッチ21が予め定める設定時間以内に予め定める設定回数、切り換えられたと、制御部24が判断したとき、ステップc4に進み、そうでないときは、後述のステップc9に進む。ステップc4では、制御部24は、1回目と2回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t1が予め定める設定間隔条件を満たすか否かを判断する。本実施の形態では、1回目と2回目との間の切換間隔t1に対する予め定める設定間隔条件は、2秒以上という条件である。
前記ステップc4で、1回目と2回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t1が予め定める設定間隔条件を満たすと、制御部24が判断したとき、ステップc5に進み、そうでないときは、後述のステップc9に進む。ステップc5では、制御部24は、2回目と3回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t2および3回目と4回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t3が予め定める設定間隔条件を満たすか否かを判断する。本実施の形態では、2回目と3回目との間の切換間隔t2および3回目と4回目との間の切換間隔t3に対する予め定める設定間隔条件は、2秒以下という条件である。
前記ステップc5で、2回目と3回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t2および3回目と4回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t3が予め定める設定間隔条件を満たすと、制御部24が判断したとき、ステップc6に進み、そうでないときは、後述のステップc9に進む。ステップc6では、制御部24は、4回目と5回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t4が予め定める設定間隔条件を満たすか否かを判断する。本実施の形態では、4回目と5回目との間の切換間隔t4に対する予め定める設定間隔条件は、2秒以上という条件である。
前記ステップc6で、4回目と5回目との間の解除スイッチ21の切換間隔t4が予め定める設定間隔条件を満たすと、制御部24が判断したとき、ステップc7に進み、そうでないときは、後述のステップc9に進む。ステップc7では、制御部24は、解除スイッチ21が予め定める切換手順で切換操作されたとして、鳴動部18による警報の発生を、一時的に抑止して、ステップc8に進む。ステップc8では、制御部24は、動作を終了する。本実施の形態では、制御部24は、鳴動部18による警報の発生をたとえば60秒間、抑止する。
解除スイッチ21が予め定める切換手順で切換操作され、鳴動部18による警報の発生を抑止する抑止状態となると、制御部24は、赤外線センサ16によって異常が検出されても、警報を発しない。また赤外線センサ16によって異常が検出されて、鳴動部18によって警報を発しているときに、解除スイッチ21が予め定める切換手順で操作されて、鳴動部18による警報の発生を抑止する抑止状態となると、鳴動部18による警報の発生が停止される。また本実施の形態では、解除スイッチ21が予め定める切換手順で切換操作され、鳴動部18による警報の発生を抑止する抑止状態となると、制御部24は、赤外線センサ16によって異常が検出されても、要求信号を送信するように無線部19を制御するということも行わない。
ステップc9では、制御部24は、鳴動部18によってエラー音を発し、ステップc8に進む。このように鳴動部18によってエラー音を発することによって、操作者に操作の失敗を知らせることができる。
図13は、設置装置11を用いた警報装置1の設置構造100を示す斜視図である。設置構造100は、警報装置1および設置装置11を含んで構成される。設置装置11は、開閉部材8に警報装置1を設置するための装置である。詳しくは、設置装置11は、開閉部材8の厚み方向両側に、第1設置対象物である検出体13と、第2設置対象物である警報装置本体14とをそれぞれ設置するための装置である。
設置装置11は、第1および第2固定部材101,102を含んで構成される。第1および第2固定部材101,102は、ステンレス鋼から成る。第1および第2固定部材101,102は、相互に別体に設けられる。第1および第2固定部材101,102は、粘着剤または接着剤が両面に塗布された固定用シートによって、開閉部材8に固定される。
開閉部材8は、見込み面部106および見付け面部107を有する。開閉部材8の見込み面部106は、開閉部材8の表面部であって、開閉部材8が開口部5を閉じた状態において建具枠7に対向する表面部である。開閉部材8の見付け面部107は、開閉部材8の表面部であって、開閉部材8の厚み方向両側の表面部である。
図14は、第1固定部材101を示す斜視図である。第1固定部材101は、大略的に平板状である。第1固定部材101は、第1見込み対向部111と、この第1見込み対向部111に屈曲して連なる第1見付け対向部112とを有する。
第1見込み対向部111は、第1固定部材101が開閉部材8に固定された状態において、開閉部材8の見込み面部106に対向する。第1見付け対向部112は、基部113および第1装着部分114を有する。基部113は、第1見込み対向部111の一端部に、ほぼ垂直に屈曲して連なる。基部113は、第1固定部材101が開閉部材8に固定された状態において、開閉部材8の厚み方向一方側の見付け面部107に対向する。第1装着部分114は、基部113の第1見込み対向部111に連なる側とは反対側の端部から、第1見込み対向部111とは反対側にほぼ垂直に屈曲して突出する。第1装着部分114には、検出体13が装着される。検出体13は、第1装着部分114の第1見込み対向部111とは反対側に装着される。
このように第1見込み対向部111と第1装着部分114との間には、基部113が介在され、これによって第1装着部分114は、第1見込み対向部111から予め定める間隔W1をあけた位置に配置される。前記予め定める間隔W1は、第1固定部材101が開閉部材8に固定された状態で、前記開閉部材8が開口部5を閉じたときに、第1装着部分114が、建具枠7の戸当たり部9よりも開口部5の内側に位置するように、選ばれる。
第1固定部材101には、膨出部116が形成される。膨出部116は、開閉部材8に警報装置1が設置された状態において、検出体13および警報装置本体14を相互に電気的に接続するケーブル25が挿通する挿通空間121を形成する。膨出部116は、第1固定部材101の、第1見込み対向部111と第1見付け対向部112とが連なる方向に対して垂直な方向である幅方向中間部に、形成される。膨出部116は、第1見込み対向部111から第1見付け対向部112にわたって、第1固定部材101の厚み方向一方に凸となっている。
詳細に述べると、膨出部116は、第1見込み対向部111においては、第1見付け対向部112とは反対側に凸となり、第1見付け対向部112の基部113においては、第1見込み対向部111とは反対側に凸となり、第1見付け対向部112の第1装着部分114においては、第1見込み対向部111と同一方向に凸となっている。また膨出部116は、第1見込み対向部111の第1見付け対向部112に連なる側とは反対側の他端部まで延びて、形成されている。膨出部116によって形成される挿通空間121は、第1見込み対向部111の第1見付け対向部112に連なる側とは反対側で開放されている。また前記挿通空間121は、基部113の第1装着部分114に連なる側で開放されている。
第1見込み対向部111には、前記幅方向に突出する係止突部117,118が形成される。具体的には、係止突部117,118は、第1見込み対向部111の、第1見付け対向部112に連なる側とは反対側の他端部の幅方向両外方に突出する。
図15は、第2固定部材102を示す斜視図である。第2固定部材102は、大略的に平板状である。第2固定部材102は、第2見込み対向部131と、この第2見込み対向部131に屈曲して連なる第2見付け対向部132とを有する。
第2見込み対向部131は、第2固定部材102が開閉部材8に固定された状態において、開閉部材8の見込み面部106に対向する。第2見込み対向部131は、相互に間隔をあけて配置される一対の当接部分133,134と、各当接部分133,134にわたって設けられるカバー部分135とを有する。カバー部分135は、各当接部分133,134よりも、見込み面部106とは反対側に退避して、各当接部分133,134間の空間を覆う。カバー部分135は、開閉部材8に警報装置1が設置された状態において、検出体13および警報装置本体14を相互に電気的に接続するケーブル25が挿通する挿通空間121を形成する。各当接部分133,134は、第2見付け対向部131に連なる側とは反対側の端部から、相互に近接する方向に突出する係止部136,137をそれぞれ有する。
第2見付け対向部132は、第2固定部材102が開閉部材8に固定された状態において、開閉部材8の厚み方向他方側の見付け面部107に対向する。第2見付け対向部132は、基部141と、第2装着部分142とを有する。基部141は、相互に間隔をあけて配置される一対の当接部分143,144と、各当接部分143,144にわたって設けられるカバー部分145とを有する。カバー部分145は、各当接部分143,144よりも、見付け面部107とは反対側に退避して、各当接部分143,144間の空間を覆う。
第2見付け対向部132の基部141の各当接部分143,144は、第2見込み対向部131の各当接部分133,134の各一端部に、ほぼ垂直に屈曲して連なる。第2見付け対向部132の基部141のカバー部分145は、第2見込み対向部131のカバー部分135の一端部に、ほぼ垂直に屈曲して連なる。
第2装着部分142は、各当接部分143,144の第2見込み対向部131に連なる側とは反対側の端部に連なる。第2装着部分142には、警報装置本体14が装着される。警報装置本体14は、第2装着部分142の第2見込み対向部141とは反対側に装着される。
このように第2見込み対向部131と第2装着部分142との間には、基部141が介在され、これによって第2装着部分142は、第2見込み対向部131から予め定める間隔W2をあけた位置に配置される。前記予め定める間隔W2は、第2固定部材102が開閉部材8に固定された状態で、前記開閉部材8が開口部5を閉じたときに、第2装着部分142が、建具枠7の戸当たり部9よりも開口部5の内側に位置するように、選ばれる。
第2装着部分142は、第2固定部材102が開閉部材8に固定された状態で、警報装置本体14が第2装着部分142に着脱可能となるように形成される。また第2装着部分142は、開閉部材8の厚み方向他方側の見付け面部107と警報装置本体14との間に空間を形成するためのスペーサである突出片152を有する。
詳細に述べると、第2装着部分142は、基部141の各当接部分143,144に連なる底部151と、底部151の周縁部に連なり、底部151の厚み方向に突出する突出片152とを有する。突出片152の先端部は、警報装置本体14を第2装着部分142に装着した状態において、警報装置本体14の背面に当接する。
底部151の基部141寄りの部分には、一対の係止片153が設けられる。各係止片153は、警報装置本体14を第2装着部分142に装着した状態において、警報装置本体14の第2装着部分142から離反する方向への離脱を阻止する。また底部151の基部141とは反対側の端部には、受け部154が設けられる。受け部154は、警報装置本体14を第2装着部分142に装着した状態において、警報装置本体14の下方への変位を阻止する。
図16は、設置装置11の平面図であり、図16(1)は開閉部材8の厚みがT1のときの状態を示し、図16(2)は開閉部材8の厚みがT2(T2>T1)のときの状態を示す。第1固定部材101と第2固定部材102とは、開閉部材8の厚みに応じて、相互の位置関係を調整可能である。
第2見込み対向部131の各係止部136,137の幅方向の間隔W11は、係止突部117,118を含む第1見込み対向部111の幅W12よりも小さく選ばれる。第1固定部材101が開閉部材8に固定された状態で、第2固定部材102が固定されたとき、第2見込み対向部131の係止部136,137は、第1見込み対向部111の係止突部117,118よりも、第1見付け対向部112側に配置される。これによって第1固定部材101が開閉部材8の厚み方向一方に離脱してしまうことを防ぐことができる。さらに第2見込み対向部131のカバー部分135は、第1見込み対向部111の係止突部117,118を覆うので、係止突部117,118が係止部136,137の上方をすりぬけてしまうことを防ぐことができる。
第2見込み対向部131のカバー部分135の幅方向中間部には、切欠き161が形成される。これによって第1見込み対向部111の膨出部116と第2見込み対向部131のカバー部分135との干渉を避けることができる。またカバー部分135の見込み面部106からの退避量が大きくなってしまうことを防ぐことができる。
図17は、図14の切断面線S17−S17から見た断面図である。図18は、図14の切断面線S18−S18から見た断面図である。第1固定部材101は、検出体13の上面部に形成される排水用溝201が勾配を有する状態で、検出体13を開閉部材8に設置可能に構成される。したがって検出体13は、その上面部に形成される排水用溝201が勾配を有する状態で、開閉部材8に設置される。それ故、検出体13がたとえば建物の外側に設置される場合に、雨水が検出体13に降りかかっても、その雨水は排水用溝201に沿って流れる。しかも排水用溝201は、この溝の延在方向に開放しており、これによって検出体13の上面部に雨水が溜まることを防ぐことができる。また第1固定部材101の第1装着部分114が、排水用溝201の延在方向全体にわたって、排水用溝201の上方の一部を覆う。
したがって、ケーブル25を引き出すための引出孔202が検出体13の上面部に形成されていても、この引出孔202から雨水が検出体13に浸入することを防ぐことができる。これによって検出体13への雨水の浸入による赤外線センサ16の故障を防ぐことができる。
以上のような本実施の形態によれば、ファクシミリ装置10の操作部31によって、警報装置1の動作条件を示す条件情報が入力される。この条件情報は、ファクシミリ装置10の記憶部32に記憶される。警報装置1が予め定める通信条件を満たしたとき、警報装置1の制御部24は、動作条件を示す条件情報を要求する要求情報を表す要求信号を送信するように、警報装置1の無線部19を制御する。警報装置1の無線部19からの要求信号が、ファクシミリ装置10の無線部35によって受信されると、ファクシミリ装置10の制御部41は、ファクシミリ装置10の記憶部32に記憶されている条件情報を表す条件信号を送信するように、ファクシミリ装置10の無線部35を制御する。ファクシミリ装置10の無線部35からの条件信号が、警報装置1の無線部19によって受信されると、警報装置1の制御部24は、条件信号が表す条件情報の示す動作条件に従って動作するように、警報装置1の鳴動部18を制御する。
このような本実施の形態の警報システム2では、警報装置1の動作条件を、ファクシミリ装置10を用いて設定することができる。したがって警報装置1を、操作者の手の届かない場所、具体的には開閉部材8の上部に設置しても、操作者は、ファクシミリ装置10を用いて警報装置1の動作条件を設定することができる。換言すると、操作者による警報装置1の動作条件の設定を可能とした状態で、警報装置1を、操作者の手の届かない場所に設置することができる。
また本実施の形態によれば、警報装置1の動作条件を示す条件情報を入力可能であるのは、ファクシミリ装置10の操作部31だけである。つまり警報装置1には、この警報装置1の動作条件を示す条件情報を入力するための入力手段がなく、したがって警報装置1の小形化を図ることができるとともに、警報装置1のコストを低減することができる。また、警報装置1の動作条件を示す条件情報は、ファクシミリ装置10の操作部31からでなければ、入力することができない。つまり警報装置1の動作条件は、ファクシミリ装置10を用いなければ設定することができない。たとえば、警報装置1が建物の外壁に形成される開口部5の付近に設けられる場合に、ファクシミリ装置10を、建物の内側でかつ前記開口部5から離れた場所に設置しておく。これによって、警報装置1の動作条件が、建物に侵入する侵入者によって不所望に変更されてしまうことを防ぐことができる。
また本実施の形態によれば、警報装置1は、電池による電力で動作するので、警報装置1の外部の電源から警報装置1に、電力線を用いて電力を供給する必要がなく、したがって警報装置1の設置場所を自由に選択することができる。しかも警報装置1は、前述のように電力消費量が抑えられているので、警報を発することが可能な状態を、長期にわたって維持することができ、電池を頻繁に取り替える必要がない。
また本実施の形態によれば、警報装置1およびファクシミリ装置10は、相互に無線通信可能であるので、警報装置1およびファクシミリ装置10を、ケーブルを用いて電気的に接続する必要がなく、したがって警報装置1およびファクシミリ装置10の設置場所を自由に選択することができる。
また本実施の形態によれば、ファクシミリ装置10によって、警報装置1の動作条件を設定するための電子装置が実現される。したがって前記電子装置を、既存のものを用いて、容易に実現することができる。
また本実施の形態によれば、警報装置1の鳴動部18は、赤外線センサ16によって異常が検出されたとき、警報を発するが、解除スイッチ21が予め定める切換手順で切換操作されたときは、警報装置1の制御部24が、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止する。したがって操作者は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生が必要ないときには、解除スイッチ21を予め定める切換手順で切換操作することによって、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を止めることができる。
これとは反対に、解除スイッチ21が予め定める切換手順以外の切換手順で切換操作されたときは、警報装置1の制御部24は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止しない。それ故、予め定める切換手順を知らない者は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を容易に止めることができない。したがって本実施の形態の警報装置1が、たとえば建物の出入口の付近に設けられる場合に、建物へ侵入する侵入者によって、警報装置1の鳴動部18による警報の発生が止められてしまうことを防ぐことができ、侵入者に対する警報を、継続して発することができる。
解除スイッチ21は、第1状態と第2状態とに交互に切り換わる。警報装置1の鳴動部18による警報の発生を止めるには、操作者は、前記解除スイッチ21を予め定める切換手順で切換操作すればよい。操作者にとって、予め定める切換手順は、複数桁の暗証番号に比べて、覚えやすく、かつ忘れにくい。したがって利便性を高くすることができる。
また本実施の形態によれば、解除スイッチ21が予め定める切換手順で切換操作されたとき、警報装置1の制御部24は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を、予め定める抑止時間だけ抑止する。換言すると、警報装置1の制御部24は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止する抑止状態になった時刻から予め定める抑止時間を経過すると、再び元の状態、すなわち赤外線センサ16によって異常が検出されたときに警報装置1の鳴動部18によって警報を発する状態に戻る。このように警報装置1の制御部24は、抑止状態になった後、操作者による操作がなくても、再び元の状態に戻る。したがって操作の煩わしさを軽減することができる。
また本実施の形態によれば、警報装置1の制御部24は、予め定める設定時間以内における解除スイッチ21の切換回数が予め定める設定回数であり、かつ解除スイッチ21の切換間隔が予め定める設定間隔条件を満たしたとき、解除スイッチ21が予め定める切換手順で切換操作されたとして、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止する。逆に言えば、警報装置1の制御部24は、予め定める設定時間以内における解除スイッチ21の切換回数が、予め定める設定回数未満であったときおよび予め定める設定回数を超えたときは、解除スイッチ21が予め定める切換手順以外の切換手順で切換操作されたとして、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止しない。また警報装置1の制御部24は、予め定める設定時間以内における解除スイッチ21の切換回数が予め定める設定回数であっても、解除スイッチ21の切換間隔が予め定める設定間隔条件を満たしていないときは、解除スイッチ21が予め定める切換手順以外の切換手順で切換操作されたとして、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止しない。
それ故、予め定める設定時間、予め定める設定回数および予め定める設定間隔条件を知っている者は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を容易に止めることができるが、それらを知らない者は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を容易に止めることができない。しかも予め定める設定時間、予め定める設定回数および予め定める設定間隔条件は、リズムに合わせて容易に覚えることができ、かつ忘れにくい。したがって操作の容易性を損なうことなく、警報装置1としての役割を十分に果たすことができる。
また本実施の形態によれば、解除スイッチ21は、プルスイッチであり、この解除スイッチ21には、引き紐26が設けられる。したがって本実施の形態の警報装置1を、操作者の手の届かない場所に設置しても、操作者は、引き紐26を用いて容易に、解除スイッチ21を切換操作することができる。換言すると、操作者による解除スイッチ21の切換操作を可能とした状態で、本実施の形態の警報装置1を、操作者の手の届かない場所に設置することができる。
また本実施の形態によれば、第1固定部材101が開閉部材8に固定され、この第1固定部材101の第1見付け対向部112に形成される第1装着部分114に検出体13が装着され、これによって開閉部材8の厚み方向一方側に、検出体13が設置される。また第2固定部材102が開閉部材8に固定され、この第2固定部材102の第2見付け対向部132に形成される第2装着部分142に警報装置本体14が装着され、これによって開閉部材8の厚み方向他方側に、警報装置本体14が設置される。このようにして、開閉部材8の厚み方向両側に、検出体13および警報装置本体14がそれぞれ設置される。
第2固定部材102は、開閉部材8の厚みに応じて第1固定部材101との位置関係を調整可能に形成される。それ故、第1および第2固定部材101,102の間の位置関係は、開閉部材8の厚みに応じて、調整可能である。また第1装着部分114は、第1見込み対向部111から予め定める間隔をあけた位置に形成され、第2装着部分142は、第2見込み対向部131から予め定める間隔をあけた位置に形成される。それ故、開閉部材8を保持する建具枠7の戸当たり部9が、開閉部材8の厚み方向一方側にある場合および開閉部材8の厚み方向他方側にある場合のいずれの場合であっても、検出体13および警報装置本体14が前記戸当たり部9に接触しない。したがって装置の適用範囲を大きくすることができ、開閉部材8の厚みにかかわらず、また内開きおよび外開きにかかわらず、共通の設置装置11を用いることができる。
しかも第2固定部材102の第2見込み対向部131は、第1固定部材101の第1見込み対向部111を部分的に覆うので、第1固定部材101が開閉部材8から離脱しにくい。したがって、検出体13がたとえば建物の外側に設置される場合に、検出体13が第1固定部材101とともに盗まれてしまうことを防ぐことができる。
また本実施の形態によれば、第2固定部材102が開閉部材8に固定された状態で、警報装置本体14が第2装着部分142に着脱可能となるように、第2装着部分142が形成される。それ故、警報装置本体14を第2装着部分142に取付ける取付け時および警報装置本体14を第2装着部分142から取外す取外し時に、第2固定部材102を開閉部材8から離脱させる必要がない。したがって第2装着部分142に対する警報装置本体14の取付け作業および取外し作業を簡略化することができる。
また本実施の形態によれば、第2装着部分142は、突出片152を有し、この突出片152によって、開閉部材8の厚み方向他方側の見付け面部と警報装置本体14との間に空間が形成される。この空間には、検出体13および警報装置本体14がケーブル25を介して相互に電気的に接続される場合に、前記ケーブル25の余剰分を収納することができる。また、開閉部材8と警報装置本体14との間に空間が形成されることによって、たとえば開閉部材8が金属から成り、かつ警報装置本体14が無線通信する場合に、金属から成る開閉部材8が、無線通信に与える悪影響を可及的に小さくすることができる。
また本実施の形態によれば、第1見込み対向部111と開閉部材8の見込み面部106との間および第2見込み対向部131と開閉部材8の見込み面部106との間には、挿通空間121がそれぞれ形成され、これらの挿通空間121を、検出体13および警報装置本体14を相互に電気的に接続するためのケーブル25が挿通する。したがって、第1および第2見込み対向部111,131によって、前記ケーブル25を保護することができ、前記ケーブル25の破損を防ぐことができる。
また本実施の形態によれば、異常を検出する赤外線センサ16を有する検出体13を、開閉部材8の厚み方向一方側に設置し、赤外線センサ16によって異常が検出されたとき、警報を発する鳴動部18を有する警報装置本体14を、開閉部材8の厚み方向他方側に設置して、これらの検出体13および警報装置本体14を、異常が検出されたとき警報を発する警報装置1として好適に用いることができる。しかも検出体13および警報装置本体14は、開閉部材8の厚みにかかわらず、また内開きおよび外開きにかかわらず、共通の設置装置11を用いて、開閉部材8に設置することができる。
前述の実施の形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば動作状態変更手段307は、警報手段302の動作状態が第2動作状態である場合に、警報手段302の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更してもよい。
また予め定める発信元電話番号の電話装置には、変更呼出回数の呼出音が与えられると電話を切るというモードを設けてもよい。このようなモードを用いれば、警報手段302の動作状態を変更させるにあたって、呼出音の回数を数えて電話を切るという操作が不要となる。このようにして利便性を高くすることができる。
またコードレス電話システムのような既存のシステムを用いて、構成を大きく変えることなく、警報システム2を実現し、かつ警報装置1の電力消費量を抑えるという点に着目すると、警報手段302の動作状態を変更するか否かは、必ずしも、発信元電話番号および呼出回数に基づいて判断される必要はない。警報手段302の動作状態を変更するか否かは、警報手段302の動作状態を変更させることができる操作者を限定することができる識別情報に基づいて判断されればよい。
また警報装置本体1に電源スイッチが設けられてもよい。この場合、たとえば開口部5の付近を人が頻繁に通るときに、警報装置本体1の電源をOFFにして、警報装置本体1の動作を停止して、不要な警報の発生を止めることができる。
また赤外線センサ16によって異常が検出されたときだけでなく、前記電源スイッチを操作することによって、電源をONにしたときにも、警報装置1の制御部24が、要求信号を送信するように、警報装置1の無線部19を制御してもよい。また警報装置1をファクシミリ装置10に増設するときにも、警報装置1の制御部24が、要求信号を送信するように、警報装置1の無線部19を制御してもよい。
また動作条件は、警報音の種類および警報音の鳴動時間だけでなく、警報音の音量を含んでいてもよい。また動作条件は、検出に関する検出条件であってもよい。検出条件は、たとえば赤外線センサ16の感度などである。また動作条件は、解除スイッチ21の予め定める切換手順であってもよい。この場合、ファクシミリ装置10の無線部35からの条件信号を受信する警報装置1の無線部19が、予め定める切換手順を変更するための変更手段となる。
また複数の警報装置1を含んで警報システム2が構成されてもよい。この場合でも、ファクシミリ装置10の操作部31を操作することによって、全ての警報装置1の動作条件を設定することができるので、各警報装置1に入力手段を設けてこの入力手段で動作条件を設定する場合に比べて、設定が容易である。
また警報装置1の制御部24は、予め定める設定時間以内における解除スイッチ21の切換回数が予め定める設定回数であったとき、解除スイッチ21が予め定める切換手順で切換操作されたとして、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止してもよい。逆に言えば、警報装置1の制御部24は、予め定める設定時間以内における解除スイッチ21の切換回数が、予め定める設定回数未満であったときおよび予め定める設定回数を超えたときは、解除スイッチ21が予め定める切換手順以外の切換手順で切換操作されたとして、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を抑止しないようにしてもよい。
この場合、予め定める設定時間および予め定める設定回数を知っている者は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を容易に止めることができるが、それらを知らない者は、警報装置1の鳴動部18による警報の発生を容易に止めることができない。したがって操作の容易性を損なうことなく、警報装置1としての役割を果たすことができる。
また警報装置本体14に、予め定める切換手順を変更するための登録ボタンを設けてもよい。操作者が、この登録ボタンを、一旦押下した後、再度押下するまでの間に、解除スイッチ21の切換操作を行い、これによって前記解除スイッチ21の切換操作の切換手順が、予め定める切換手順として登録されるようにしてもよい。この場合、登録ボタンが変更手段となり、操作者は、予め定める切換手順を任意に設定することができる。操作者は、覚えやすい切換手順を予め定める切換手順とすることができ、これによって利便性をさらに高くすることができる。また装置毎に、予め定める切換手順を異ならせることができるので、予め定める切換手順を侵入者に見破られにくくすることができる。
また警報装置1の制御部24が、鳴動部18によって警報を発している警報発生状態と、鳴動部18によって警報を発していない非警報発生状態とで、予め定める切換手順を異ならせるようにしてもよい。具体的に述べると、警報発生状態における予め定める切換手順は、前述のように複雑にし、非警報発生状態における予め定める切換手順は、1回の切換というように簡単にする。前述の実施の形態のように、検出体13が建物の外側、警報装置本体14が建物の内側に配置される場合、侵入者が建物に侵入するとき、警報装置1は必ず警報発生状態となり、したがって侵入者は、複雑な予め定める切換手順を見破らなければ、警報を止めることができない。これに対して、建物に関係のある者が、建物の内から外に出るとき、その者は、非警報発生状態で、解除スイッチ21を操作することができ、したがって1回の切換によって、警報の発生を抑止することができる。このように建物に関係のある者が、建物の内から外に出るときに必要な解除スイッチ21の切換操作を簡略化して、利便性を高くすることができる。
また複数の警報モードを準備し、ファクシミリ装置10の記憶部32には、各警報モード毎に、警報装置1の動作条件を示す条件情報を、予め記憶してもよい。この場合、警報モードを変更することによって、赤外線センサ16によって異常が検出されたときの警報装置1の動作を容易に変更することができる。すなわち警報装置1の動作を変更するための操作を簡略化することができる。
また音声通話が可能な複数の子機をも含んで、警報システム2が構成されてもよい。ファクシミリ装置10は、要求信号を受信すると、各子機に対して鳴動指令信号を送信し、これによって各子機が鳴動する。このようにして、侵入者を威嚇するようにしてもよい。各子機の鳴動音は、同一であってもよく、また異なっていてもよい。
また音声通話が可能な複数の子機および複数の警報装置1を含んで、警報システム2が構成されてもよい。このとき、ファクシミリ装置10において、子機と警報装置1とを対応付けておく。これによって、ファクシミリ装置10が、異常を検出した警報装置1に近い子機を鳴動させるようにすることができる。
またファクシミリ装置10は、要求信号を受信すると、予め定める通信回線30を介して接続される他の通信装置に、異常を通知するようにしてもよい。なお、異常が通知される他の通信装置は、予め登録しておく。
またマグネットセンサをも含んで、警報装置1が構成されてもよい。マグネットセンサは、開閉部材8が開口部5を開けたときに、検出情報を警報装置本体14に与える。このマグネットセンサと赤外線センサ16とを用いて、開口部5の付近での異常を検出するようにしてもよい。この場合、マグネットセンサが反応したときと、赤外線センサ16が反応したときとで、警報装置1の制御部24の動作を異ならせるようにしてもよい。
また検出体13には、発光体、たとえば発光ダイオードを設けてもよい。警報装置1の制御部24は、赤外線センサ16によって異常が検出されたときに、発光ダイオードを点灯させ、これによって侵入者を威嚇するようにしてもよい。
また警報装置1とファクシミリ装置10との間の通信は、有線通信であってもよい。
本発明の実施の一形態の警報システム2を説明するための図である。 警報システム2の構成を簡略化して示すブロック図である。 警報装置1の電気的構成を示すブロック図である。 ファクシミリ装置10の電気的構成を示すブロック図である。 警報手段302の動作状態を第2動作状態から第1動作状態に変更する変更処理を説明するためのフローチャートである。 赤外線センサ16によって異常が検出されたときの警報装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 赤外線センサ16によって異常が検出されたときに、警報装置1およびファクシミリ装置10の間で行われる通信を説明するためのシーケンス図である。 警報手段302の動作状態が第1動作状態であるときのファクシミリ装置10の動作を説明するためのフローチャートである。 警報手段302の動作状態が第1動作状態であるときのファクシミリ装置10の動作を説明するためのフローチャートである。 警報装置1の赤外線センサ16によって異常が検出されたときのファクシミリ装置10の動作を説明するためのフローチャートである。 解除スイッチ21が切換操作されたときの警報装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 解除スイッチ21の状態の切り換わりを示す図である。 設置装置11を用いた警報装置1の設置構造100を示す斜視図である。 第1固定部材101を示す斜視図である。 第2固定部材102を示す斜視図である。 設置装置11の平面図である。 図14の切断面線S17−S17から見た断面図である。 図14の切断面線S18−S18から見た断面図である。
符号の説明
1 警報装置
2 警報システム
10 ファクシミリ装置
13 検出体
14 警報装置本体
16 赤外線センサ
18 鳴動部
21 解除スイッチ
22 第1記憶部
23 第2記憶部
24 制御部
25 ケーブル
26 引き紐
31 操作部
32 記憶部
35 無線部
41 制御部
301 検出手段
302 警報手段
303 通信回線接続手段
304 識別情報記憶手段
305 電話番号判定手段
306 呼出回数判定手段
307 動作状態変更手段

Claims (5)

  1. 異常を検出する検出手段と、
    検出手段によって異常が検出されると警報を発する第1動作状態および検出手段によって異常が検出されても警報を発しない第2動作状態のいずれか一方に選択的に設定可能な警報手段と、
    予め定める通信回線に接続される通信回線接続手段と、
    予め定める発信元電話番号および予め定める呼出回数を記憶する識別情報記憶手段と、
    通信回線接続手段によって発信元電話番号が受信されたとき、受信された発信元電話番号と、識別情報記憶手段に記憶されている発信元電話番号とが一致するか否かを判定する電話番号判定手段と、
    通信回線接続手段によって呼出信号が受信されたとき、受信された呼出信号の呼出回数と、識別情報記憶手段に記憶されている呼出回数とが一致するか否かを判定する呼出回数判定手段と、
    電話番号判定手段によって前記各発信元電話番号が一致すると判定されるとともに、呼出回数判定手段によって前記各呼出回数が一致すると判定されたとき、警報手段の動作状態を、第1動作状態および第2動作状態のいずれか一方から他方に変更する動作状態変更手段とを含むことを特徴とする警報システム。
  2. 動作状態変更手段は、警報手段の動作状態が第1動作状態である場合、警報手段の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更し、警報手段の動作状態が第2動作状態である場合、警報手段の動作状態を、第2動作状態に維持することを特徴とする請求項1記載の警報システム。
  3. 動作状態変更手段は、警報手段の動作状態が第1動作状態である場合、警報手段の動作状態を、第1動作状態から第2動作状態に変更し、この変更時から所定時間を経過すると、警報手段の動作状態を、第2動作状態から第1動作状態に変更することを特徴とする請求項2記載の警報システム。
  4. 信号を送受信するための警報装置通信手段、検出手段および警報手段を含んで、警報装置が構成され、
    信号を送受信するための電子装置通信手段、通信回線接続手段、識別情報記憶手段、電話番号判定手段、呼出回数判定手段および動作状態変更手段を含んで、電子装置が構成され、
    警報装置と電子装置とは、互いに通信可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の警報システム。
  5. 警報装置は、
    警報装置が予め定める通信条件を満たしたとき、警報装置の動作条件を示す条件情報を要求する要求情報を表す要求信号を送信するように、警報装置通信手段を制御するとともに、警報装置通信手段によって条件情報を表す条件信号が受信されると、条件信号が表す条件情報の示す動作条件に従って動作するように、警報手段を制御する警報装置制御手段をさらに有し、
    電子装置は、
    第1動作状態における動作条件を示す第1条件情報および第2動作状態における動作条件を示す第2条件情報を記憶する電子装置記憶手段と、
    電子装置通信手段によって要求信号が受信されると、電子装置記憶手段に記憶されている条件情報を表す条件信号を送信するように、電子装置通信手段を制御する電子装置制御手段であって、警報手段の動作状態が第1動作状態であるときは第1条件情報を表す条件信号を送信し、警報手段の動作状態が第2動作状態であるときは第2条件情報を表す条件信号を送信するように、電子装置通信手段を制御する電子装置制御手段とをさらに有することを特徴とする請求項4記載の警報システム。
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