JP2006039885A - センサ用ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数本継ぎ足すことで信号減衰を生ずることなく任意の長さに延長することができ、しかもいずれかのケーブルにおけるシリアル通信で同期外れが生じたとき、その旨を最小本数の信号線にて送信端(センサヘッド部、又は信号処理部)へと通報可能としたセンサ用ケーブルを提供すること。
【解決手段】 第1のコネクタハーフ、第2のコネクタハーフ、又はケーブル部の途中に付加された付属部のいずれかには、波形整形機能を有する電気回路が内蔵され、電気回路には、導体端子列の特定の1個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線)を介して到来する前段各機同期確認信号と、シリアル・パラレル変換器から出力される自機同期確認信号との論理和に相当する信号を、新たな前段各機同期確認信号として、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線(又は、導体端子列の特定の1個の導体端子)へと出力する論理和回路が付加されている。
【選択図】図8

Description

この発明は、分離型センサのセンサヘッド部と信号処理部とを電気的に接続するために、複数本継ぎ足して使用されるセンサ用ケーブルに係り、特に、いずれかのケーブルにおけるシリアル通信で同期外れが生じたとき、その旨を最小本数の信号線にて送信端(センサヘッド部、又は信号処理部)へと通報可能としたセンサ用ケーブルに関する。
所謂“センサ”と称されるものとしては、変位センサ、視覚センサ、近接センサ、マイクロ波センサ、測長センサ等々、その動作原理を異にする多種多様なセンサが知られている。更には、動作原理が同一のセンサであっても、そのバリエーション(仕様)にも多種多様なものがある。
ところで、技術発展に伴い、これらセンサの利用目的、使用態様は多様化し、それに伴い、ユーザが個々のセンサに求める機能・性能等も多様化している現状がある。そのような市場のニーズに鑑みて、多くのセンサメーカにおいて所謂多品種少量生産制が導入されている。この多品種少量生産制は、ユーザ個々のニーズに適切に対応できるというメリットが得られる一方、部品点数が増加するため従前の少品種大量生産制に比してコスト高となる上、部品管理が煩雑となるというデメリットがある。
そこで、昨今では、センサを、検出端(光電センサにあっては投受光素子、近接センサにあっては検知コイル等々)を含むセンサヘッド部と、センサヘッド部への電源供給並びにセンサヘッド部から得られる信号を処理する信号処理部とを、センサ用ケーブルで接続してなる分離型とし、センサヘッド部に関しては複数の機種に対応したものをそれぞれ用意する一方、信号処理部に関しては共通化を図ったセンサが提案されている(例えば特許文献1参照)。
更に、本出願人は、分離型センサに倣い、先頃、複数の機種のセンサを想定して用意された複数機種のセンサヘッド部と、それぞれ所定のセンサヘッド部を想定した制御仕様に構成された複数機種の信号処理部とを、全機種に共通な仕様のコネクタ付ケーブルを介して適宜組み合わせる(接続する)ことにより、動作原理又は仕様の異なるセンサを適宜に製造可能とした技術を発案するに到った。このセンサによれば、信号処理部については従来通り一品種大量生産とすることができるから、全体としては多品種少量生産制ではあるものの、それに掛かるコストを抑えることが可能となる。
特開2003−75117号公報
本出願人は、この分離型センサの開発以降も、市場のニーズを観察しつつ、更なる改良を試みてきた。中でも特に重視されたのがセンサヘッド部と信号処理部との信号伝送の高速化である。というのも、センサが高機能化するにつれ、センサヘッド部から信号処理部へと送られるセンシング信号、および信号処理部からセンサヘッド部へと送られる制御信号の大容量化が要求される。このため、良好な応答速度を維持するためには、信号伝送の高速化は必須となってくる。
特に、計測用センサの主流となっている2次元撮像素子を用いた変位センサにあっては、高速化は殊更必須のものとなる。2次元撮像素子としては、CCD型、CMOS型が知られているが、いずれの場合も、そこから出力されるデータ量は、単にオン/オフ出力を生成するだけの汎用光電センサとは比較にならないほど多い。
ケーブルを介した信号伝送の高速化とは、すなわち、周波数をより高くすることを意味するが、周知の通り、周波数が高くなればなるほどノイズの影響を受けやすく、伝送線路の容量や抵抗による波形の鈍りの影響も無視できないようになる。殊に、製造現場における引き回しが容易な鋼撚り線を芯線とするケーブルは、伝送線路の容量や抵抗値が大きく、長距離化には不向きとされる。センサヘッド部と信号処理部とを結ぶケーブル長はできるだけ短くするのが望ましいのであるが、実際の現場では、信号処理部とセンサヘッド部とを相当距離(例えば50m程)離して設置しなければならないケースも多い。殊に、大画面テレビ等に供される液晶パネルやプラズマディスプレイパネルの製造ラインにおいて、その傾向が強い。
ひとつの解決策としては、複数本のケーブルを継ぎ足すことで、ケーブル長の延長を図ると共に、各ケーブル部分には波形整形回路(例えば、シリアル・パラレル変換器とパラレル・シリアル変換器との組合せ)を介在させることで、波形の鈍り及び抵抗による電圧降下を改善することが考えられる。この場合、隣接するケーブル間におけるシリアル通信において同期外れが生じたことを、送信端である信号処理部又はセンサヘッド部が気づかないと、センサの動作に支障を来す。
一般に、この種のシリアル通信におけるシリアル・パラレル変換器として使用されるICには、シリアル通信の同期外れを検出して、所定の二値信号を生成する機能が具備されている。しかし、各ケーブルのシリアル・パラレル変換用ICから生成された同期外れ検出信号をそのまま個別に送信端であるセンサヘッド部又は信号処理部へと通報するとすれば、接続ケーブル本数分の独立した通報用信号線が必要となって、ケーブルの太径化を招くこととなり、鋼撚り線を芯線としたケーブルを使用したとしても、可撓性を著しく損ねる。
この発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、複数本継ぎ足すことで信号減衰を生ずることなく任意の長さに延長することができ、しかもいずれかのケーブルにおけるシリアル通信で同期外れが生じたとき、その旨を最小本数の信号線にて送信端(センサヘッド部、又は信号処理部)へと通報可能としたセンサ用ケーブルを提供することにある。
この発明の他の目的とするところは、いずれかのケーブル間において同期外れが生じた場合には、その旨をただちに視覚的に確認可能としたセンサ用ケーブルを提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下に記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
この発明のセンサ用ケーブルは、分離型センサのセンサヘッド部と信号処理部とを電気的に接続するために、複数本継ぎ足して使用されるセンサ用ケーブルである。
このセンサ用ケーブルは、導体端子列を保持する第1のコネクタハーフと、導体端子列を保持する第2のコネクタハーフと、第1のコネクタハーフの導体端子列と第2のコネクタハーフの導体端子列とを電気的に接続するための所定長さのケーブル部と、を有する。
ケーブル部には、信号処理部からセンサヘッド部への伝送に使用するための第1のツイストペア撚り線、及び/又は、センサヘッド部から信号処理部への伝送に使用するための第2のツイストペア撚り線が含まれている。
第1のコネクタハーフ、第2のコネクタハーフ、又はケーブル部の途中に付加された付属部のいずれかには、波形整形機能を有する電気回路が内蔵される。この電気回路には、導体端子列の特定の2個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線)を介して差動信号の形態で到来するシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル・パラレル変換器と、シリアル・パラレル変換器から得られるパラレル信号をシリアル信号に変換したのち、差動信号の形態でケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線(又は、導体端子列の特定の2個の導体端子)へと出力するパラレル・シリアル変換器が組み込まれている。
シリアル・パラレル変換器は、二値信号である自機同期確認信号を外部に出力すると共に、この自機同期確認信号は、同期が確立されていないときには“1”、同期が確立しているときには“0”となるように、仕組まれており、かつパラレル・シリアル変換器は、入力側にパラレル信号が到来するのを待って、直ちに、パラレル・シリアル変換動作を開始するように、仕組まれている。
電気回路には、さらに、導体端子列の特定の1個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線)を介して到来する前段各機同期確認信号と、シリアル・パラレル変換器から出力される自機同期確認信号との論理和に相当する信号を、前段各機同期確認信号として、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線(又は、導体端子列の特定の1個の導体端子)へと出力する論理和回路が付加されている。
それにより、継ぎ足し連結状態にある複数のケーブルのうちの1つで同期が失われたとき、その旨を送信側装置である信号処理部又はセンサヘッド部へと1本の信号撚り線にて通報可能とされている。
このような構成によれば、個々に波形整形回路を内蔵することから、複数本継ぎ足したとしても、信号減衰を生ずることなく、任意の長さに延長することができ、しかも論理和回路にて各機同期確認信号を1本の信号線に集約化していることから、いずれかのケーブルにおけるシリアル通信で同期外れが生じたとき、ただちに、その旨を最小本数の信号線にて送信端(センサヘッド部、又は信号処理部)へと通報可能となる。
別の一面から見たこの発明のセンサ用ケーブルは、分離型センサのセンサヘッド部と信号処理部とを電気的に接続するために、複数本継ぎ足して使用されるセンサ用ケーブルである。
このセンサ用ケーブルも、導体端子列を保持する第1のコネクタハーフと、導体端子列を保持する第2のコネクタハーフと、第1のコネクタハーフの導体端子列と第2のコネクタハーフの導体端子列とを電気的に接続するための所定長さのケーブル部と、を有する。
ケーブル部には、信号処理部からセンサヘッド部への伝送に使用するための第1のツイストペア撚り線、及び/又は、センサヘッド部から信号処理部への伝送に使用するための第2のツイストペア撚り線が含まれている。
第1のコネクタハーフ、第2のコネクタハーフ、又はケーブル部の途中に付加された付属部のいずれかには、波形整形機能を有する電気回路が内蔵されている。この電気回路には、導体端子列の特定の2個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線)を介して差動信号の形態で到来するシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル・パラレル変換器と、シリアル・パラレル変換器から得られるパラレル信号をシリアル信号に変換したのち、差動信号の形態でケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線(又は、導体端子列の特定の2個の導体端子)へと出力するパラレル・シリアル変換器が組み込まれている。
電気回路には、導体端子列の特定の1個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線)を介して到来する終段同期確認信号を、そのまま、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線(又は、導体端子列の特定の1個の導体端子)へと出力するバイパス経路が付加されている。
それにより、継ぎ足し連結状態にある複数のケーブルのうちの1つで同期が失われたとき、その旨を送信側装置である信号処理装置又はセンサヘッド部へと1本の信号撚り線にて通報可能とされる。
このような構成によれば、個々に波形整形回路を内蔵することから、複数本継ぎ足したとしても、信号減衰を生ずることなく、任意の長さに延長することができ、しかも、受信端である信号処理部又はセンサヘッド部から得られる終段同期確認信号をバイパス経路を介して送信端であるセンサヘッド部又は信号処理部に戻すようにしているため、いずれかのケーブルにおけるシリアル通信で同期外れが生じたとき、受信端がそのことを検知するのを待って、その旨を最小本数の信号線にて送信端(センサヘッド部、又は信号処理部)へと通報可能となる。
好ましい実施の形態においては、第1のコネクタハーフ、第2のコネクタハーフ、又はケーブル部の途中に付加された付属部のいずれかには、シリアル・パラレル変換器から出力される自機同期確認信号で駆動される通信状態表示灯が設けられている。このような構成によれば、いずれかのケーブル間において同期外れが生じた場合には、その旨をただちに視覚的に確認可能となり、その原因が接続不良であれば、ただちに該当する接続箇所に着目して復旧することができる。
以下に、この発明の好適な実施の一形態を添付図面に従って詳細に説明する。
本発明が適用された分離型センサの構成図が図1に示されている。同図に示されるように、この分離型センサは、センサヘッド部1と信号処理部2とを含んでいる。センサヘッド部1としては、変位センサ、視覚センサ、近接センサ、マイクロ波センサ、測長センサ等々、種々の形式のものを適用することができる。信号処理部2は、この例では、センサヘッド部1からのセンシング信号の取り込み並びにセンサヘッド部1への制御信号送信を担うセンサインタフェース21と、プログラム可能な論理回路であるFPGA(Field Programmable Gate Array)22と、マイクロプロセッサを主体として構成されるCPU23と、入出力インタフェース24とを含んでいる。そして、センサヘッド部1と信号処理部2とは、本発明の要部である延長ケーブル3を複数本継ぎ足すことで接続される。延長ケーブル3の長さは例えば10m程度とされ、理論的には、これを何本でも継ぎ足すことによって、任意の長さのケーブル延長が可能とされている。尚、このような多数延長により信号減衰がないのは、個々の延長ケーブル3に波形整形回路が組み込まれているからであり、その点については後に詳細に説明する。
次に、延長ケーブル3を2本継ぎ足してケーブル延長を行った状態の模式図が図2に示されている。この例では、検出対象物体Wに向けてラインビームLBを照射する変位センサヘッド部1と信号処理部2とが2本の延長ケーブル3,3により接続されている。各センサ用ケーブル3,3・・・は、導体端子列(図示せず)を保持する第1のコネクタハーフ31と、同様に導体端子列を保持する第2のコネクタハーフ33と、第1のコネクタハーフ31の導体端子列と第2のコネクタハーフ33の導体端子列とを電気的に接続するための所定長さのケーブル部32とを有する。尚、図において符号42で示されるものは、センサヘッド部1から引き出されたケーブル部であり、その先端にはコネクタハーフ41が取り付けられている。このコネクタハーフ41の構造は延長ケーブル3の第2のコネクタハーフ33の構造と同一である。
ケーブル部32の芯線構成図が図3に、ケーブル部の断面図が図4に、ケーブル部の部分断面図が図5にそれぞれ示されている。それらの図において、32はケーブル部、321は第1芯線、322は第2芯線、323は第3芯線、3201は外被、3202はシールド層、3203はシース、3204はシールド層、3205はツイストペア撚り線(往路)、3206はツイストペア撚り線(復路)、3207は単独撚り線、3208は絶縁層(紙テープ)、3209は介在物、3210はシールド層(アルミ箔テープ)、3211は介在物、3212はドレインワイヤである。
それらの図から明らかなように、このケーブル1内には、第1芯線321と、第2芯線322と、第3芯線323とが含まれている。第1芯線321は、本発明の要部であるツイストペア撚り線(往路)3205とツイストペア撚り線(復路)3206とを含んでいる。それら2系統のツイストペア撚り線3205,3206は、図4及び図5に示されるように、シース5203及びシールド層(アルミ箔テープ)3210により囲まれた空間内に収容されている。この空間内には、ツイストペア撚り線3205,3206の他に、介在物3211及びドレインワイヤ3212が収容されている。
尚、図において『緑』、『橙』とあるのは、ツイストペア撚り線(往路)3206を構成する2本の撚り線であり、『青』、『白』とあるのは、ツイストペア撚り線(復路)3205を構成する2本の撚り線であり、それぞれ色の表示は被覆の色を示している。図4に示されるように、第2芯線322は1本の単独撚り線3207で構成され、第3芯線323は10本の単独撚り線3207で構成される。この例では、第2芯線322の直径は、第3芯線323を構成する10本の撚り線のそれぞれの直径よりも、やや径大とされている。この第2芯線322は、この例では、信号処理部2からセンサヘッド部1へと電源を供給するための電源線として使用される。それら3種類の芯線、すなわち第1芯線321、第2芯線322、第3芯線323は、外被3201、シールド層3202、絶縁層(紙テープ)3208の積層体により囲まれた空間に介在物3209を介して収容されている。
尚、図中『桃』とあるのは、第2芯線322の被覆の色であり、同様に『灰』、『紫』、『空』、『青』、『赤』、『黄』、『白』、『橙』、『緑』、『茶』とあるのは、第3芯線323を構成する10本の単独撚り線3207のそれぞれの被覆の色である。
このように、本発明のケーブル部32には、伝送方向の異なる2系統のツイストペア撚り線3205,3206と、1本の電源用第2芯線322と、10本の単独撚り線である第3芯線323とが含まれている。また、第1芯線321とその他の芯線(第2芯線322,第3芯線323)とはシース3203及びシールド層3210を介して物理的並びに静電的に隔離されている。またそれら3種類の芯線321〜323の全体は、外被3201、シールド層3202、絶縁層(紙テープ)3208を介して確実に静電的及び物理的に隔離されている。また、電圧降下を回避できるように、電源用の第2芯線322については他の芯線323に比べ太径化がなされている。
次に、延長ケーブル3の2本継ぎ足し状態の外観斜視図が図6に示されている。図から明らかなように、第1のコネクタハーフ31は略長方形状の薄型ケース310を有する。このケース310の表面(図では上面)には、通電状態表示灯3101、通信状態表示灯(往路)3102、通信状態表示灯(復路)3103が設けられている。一方、第2のコネクタハーフ33についても薄型ケース330を有する。第2のコネクタハーフ33のケース330の幅は第1のコネクタハーフ31のケース310の幅よりもやや幅狭とされており、また長さについても、第1のコネクタハーフ31のケース310のそれの半分程度とされている。図では明らかではないが、第1のコネクタハーフ31のケース310の先端側には、第2のコネクタハーフ33のケース330をその長手方向の半分程度収容する空所が設けられ、この空所の奧部に導体端子列が配置されている。一方、第2のコネクタハーフ33のケース330の先端にも、導体端子列331が僅かに突出して設けられている。すなわち、第1のコネクタハーフ31内の導体端子列と第2のコネクタハーフ33の導体端子列331とはケーブル部32を介して電気的に接続されている。
延長ケーブルの内部構造を示す分解斜視図が図7に示されている。同図に示されるように、第1のコネクタハーフ31のケース310は、上側ケース312と下側ケース313とから構成される。それら上下のケース312,313により形成される空所には、波形整形回路を搭載する回路基板314が内蔵される。回路基板314の先端側には、導体端子列311がやや突出して設けられている。すなわち、第1のコネクタハーフ31の導体端子列311と第2のコネクタハー瑠33の導体端子列331とが着脱自在とされる。ここで、『導体端子列』とは、例えば一方がピンであり他方がこれを受け入れるレセプタクルである。より具体的には、第1コネクタハーフ31内の導体端子列311は、1ピン、2ピン、3ピン、・・・20ピンからなる20個のピンで構成される。同様にして、第2のコネクタハーフ33側の導体端子列331は、第1レセプタクル、第2レセプタクル、第3レセプタクル、・・・第20レセプタクルからなる20個のレセプタクルで構成される。それらピンとレセプタクルとは着脱自在に電気的に接続が可能とされ、また第1コネクタハーフ31の前端側に開口された空所は、第2コネクタハーフ33の略半分程度を受け入れる。そのため、両者は電気的並びに機械的に堅固に固定される。
尚、図7において、符号321,322,323が付されているのは、ケーブル部32の被覆を破ってむき出しとされた第1芯線、第2芯線、第3芯線であり、その先端は基板コネクタを介して回路基板313と電気的に接続される。
次に、基板搭載回路の構成図が図8に示されている。図において311は導体端子列、32はケーブル部である。図から明らかなように、この基板搭載の電気回路には、信号処理部2からセンサヘッド部1へとデータを伝送するための第1の信号伝送経路と、センサヘッド部1から信号処理部2へとデータを伝送するための第2の信号伝送経路とが設けられている。
すなわち、第1の信号伝送経路は、ケーブル部32内の5ピン線及び6ピン線から差動信号S31の形態で到来するシリアル信号を、10ビットのパラレル信号に変換するシリアル・パラレル変換部3104と、シリアル・パラレル変換部3104から得られるパラレル信号S32をパラレル・シリアル変換すると共にこれを差動信号S33の形態で、導体端子列311の5ピン及び6ピンへと出力するパラレル・シリアル変換部3105とから構成されている。
一方、第2の信号伝送経路は、導体端子列311の2ピン及び3ピンから、差動信号S41の形態で到来するシリアル信号を、10ビットのパラレル信号に変換するシリアル・パラレル変換部3106と、10ビットのパラレル信号S42をパラレル・シリアル変換すると共に、これを差動信号S43の形態で、ケーブル部32の2ピン線及び3ピン線へと出力するパラレル・シリアル変換部3107とから構成されている。
以上の構成によれば、信号処理部からセンサヘッド部へとシリアル伝送されるデータは、シリアル・パラレル変換部3104及びパラレル・シリアル変換部3105を介して波形整形される。同様にして、センサヘッド部から信号処理部へと伝送されるデータについても、シリアル・パラレル変換部3106及びパラレル・シリアル変換部3107を介して波形整形される。そのため、この延長ケーブルによれば、複数本継ぎ足したとしても、各々のケーブルにおいて、波形整形作用がなされることから、波形の鈍りや電圧降下が生じにくく、任意本数継ぎ足して延長したとしても、必要なデータを正しく伝送することができる。
尚、図8において、符号3108,3111が付されているのは、クロック発振器である。また、基板上の電気回路動作用電源であるVccはケーブル部32の9ピン線から、グランドGNDは4ピン線からそれぞれ供給される。また、それら電源及びグランドVcc、GNDは、導体端子列311の9ピン及び4ピンへと出力される。
次に、本発明の要部について説明する。まず、第1の伝送経路について見ると、導体端子列311の10ピンには、第1の伝送経路における下流側から前段各機同期確認信号(往路)S12が到来する。また、シリアル・パラレル変換部3104からは自機同期確認信号(往路)S11が出力される。この自機同期確認信号(往路)S11は、二値信号であって、同期が確立されていないときには“H”、同期が確立しているときには“L”となるように仕組まれている。自機同期確認信号(往路)S11と前段各機同期確認信号(往路)S12とは論理和回路3110において論理和がとられ、こうして得られた新たな前段各機同期確認信号(往路)S13はケーブル部32の10ピン線へと出力される。
次に、第2の伝送経路について説明する。ケーブル部32の11ピン線からは、前段各機同期確認信号(復路)S22が到来する。また、シリアル・パラレル変換部3106からは、自機同期確認信号S21が出力される。この自機同期確認信号S21は、二値信号であって、同期が確立されていないときには“H”、同期が確立されているときには“L”となるように仕組まれている。自機同期確認信号(復路)S21と前段各機同期確認信号(復路)S22とは論理和回路3113において論理和がとられ、得られた新たな前段各機同期確認信号(復路)S23は、導体端子列311の11ピンへと出力される。
通信状態表示灯(往路)3102を構成する発光ダイオード3102aを駆動するトランジスタ3109のベースには、先ほど説明した自機同期確認信号(往路)S11が供給されている。そのため、シリアル・パラレル変換部3104から出力される自機同期確認信号(往路)S11の状態が“H”(同期が確立されていない状態)となると、トランジスタ3109がオンして、発光ダイオード3102aが駆動され、通信状態表示灯(往路)3102が点灯する。同様にして、第2の伝送経路においても、通信状態表示灯(復路)3103を構成する発光ダイオード3103aを駆動するトランジスタ3112のベースには、先ほど説明した自機同期確認信号(復路)S21が供給されている。そのため、自機同期確認信号S21の状態が“L”(同期が確立されていない状態)になると、トランジスタ3112がオンして発光ダイオード3103aが駆動され、通信状態表示灯(復路)3103が点灯する。
このように、この基板搭載回路においては、第1の伝送経路にあっては、伝送側下流より到来する前段各機同期確認信号(往路)S12と自機同期確認信号(往路)S11との論理和信号S13が順次伝送方向上流側へと送られていくため、下流側ケーブルの何れかにおいて同期外れが生じ、その自機同期確認信号(往路)S11が“H”状態となれば、各ケーブルの論理和回路3110がこの“H”を優先するため、何れかのケーブルにおいて同期外れが生ずると共に、直ちにその情報が上流端である信号処理装置へと伝えられる。そのため、上流端に位置する信号処理部2においては、同期再確立に必要な適切な手順を直ちにとることができる。同様にして、第2の伝送経路においても、下流側から到来する前段各機同期確認信号(復路)S22と自機同期確認信号S21とは、論理和回路3113を経由した後、新たな前段各機同期確認信号(復路)S23として、上流側へと順次伝えられていくため、下流側に位置する何れかのケーブルにおいて同期外れが生ずれば、直ちにその情報は各ケーブル内の論理和回路3113を優先的に通過して、上流端に位置するセンサヘッド部1へと伝えられる。そのため、センサヘッド部1においては、同期再確立に必要な手順を直ちにとることができる。
次に、センサヘッド部及び信号処理部において実行される送受信処理のゼネラルフローチャートが図11に、送受信処理の要部フローチャートが図12に、それぞれ示されている。
図11に示されるように、センサヘッド部から信号処理部へとデータ伝送を行う場合、あるいは信号処理部からセンサヘッド部へとデータ伝送を行う場合、センサヘッド部あるいは信号処理部においては、データ受信処理(ステップ1102)を介して前段各機同期確認信号(往路)S13又は前段各機同期確認信号(復路)S23の状態に基づいて、通信エラーの有無を判定しつつ(ステップ1103)、データ送信時処理(ステップ1101)及びデータ受信時処理(ステップ1105)を実行する。
ここで、データ送信時処理(ステップ1101)、データ受信時処理(ステップ1105)の詳細については図12に示されている。すなわち、図12(a)に示されるように、データ送信時処理にあっては、センサヘッド部又は信号処理部の何れにおいても、必要な送信データを取得し(ステップ1201)、これを送信する(ステップ1202)処理を繰り返す。これに対して、データ受信時処理については、センサ側の処理にあっては、図12(b)に示されるように、受信されたデータに基づいて、投光設定処理(ステップ1211)、感度設定処理(ステップ1212)、表示灯設定処理(ステップ1213)などのセンサヘッド部の動作に必要な各種の処理を繰り返し実行する。これに対して、データ受信時処理のコントローラ側処理については、図12(c)に示されるように、画像データ取得処理(ステップ1221)、画像データ処理(ステップ1222)、判定処理(ステップ1223)、出力処理(ステップ1224)を繰り返しながら、変位センサの動作に必要な各種の演算並びに出力動作を行うわけである。
図11に戻って、以上の通信エラー判定中に、通信エラーありと判定されると(ステップ1103YES)、送信端であるセンサヘッド部又は信号処理部にあっては、データホールド処理を実行する(ステップ1104)。データホールド処理とは、データの送信を保留する処理である。このデータホールド処理(ステップ1104)は、前段各機同期確認信号(往路)S13の内容又は前段各機同期確認信号(復路)S23の内容が通信エラーなしと変化するまで(ステップ1103NO)、継続する。
一方、送信端に位置するセンサヘッド部又は信号処理部においてデータホールド処理(ステップ1104)が実行され、これにより送信データが停止すると、次段に位置する延長ケーブル内のシリアル・パラレル変換部3104は送信データが断たれたことを条件として、自動的に同期再確立用の同期パターンの送信を開始する。この同期パターンは、パラレル・シリアル変換部3105においてシリアルデータに変換された後、導体端子列311の5ピン及び6ピンを経て、次段の延長ケーブルへと伝えられる。すると、次段の延長ケーブルにおいても同様な同期再確立動作が実行されて、以後次段に位置する複数の延長ケーブルのそれぞれにおいて、同期再確立が自動的に行われ、終段に位置する延長ケーブル内において、同期が確立されて、自機同期確認信号(往路)S11が“H”から“L”に復帰すると共に、送信端に位置する信号処理部2において、通信エラーなしが判定され(ステップ1103NO)、以後正常なデータ送信動作並びにデータ受信動作が回復する。
同様にして、第2の伝送経路においても、次段に位置する伝送用ケーブル内のシリアル・パラレル変換部3106は、データホールド処理(ステップ1104)によってデータの送信が途絶えたことを条件として、自動的に同期再確立のための同期パターンの送信を開始する。すると、この同期パターンは、パラレル・シリアル変換部3107によってシリアル信号に変換された後、ケーブル32内の2ピン線及び3ピン線へと出力される。以後、同様にして、次段の延長ケーブルにおいても、同期再確立動作が行われ、終段に位置する延長ケーブル内のシリアル・パラレル変換部3106において、自機同期確認信号S21が“H”から“L”に復帰するのを待って、送信端に位置するセンサヘッド部1において、通信エラーなし(ステップ1103NO)の判定が行われ、以後センサヘッド部から信号処理部へのデータ送信が再開されることとなる。
尚、第1伝送経路におけるシリアル・パラレル変換部3104及びパラレル・シリアル変換部3105の動作、並びに、第2伝送経路におけるシリアル・パラレル変換部3106及びパラレル・シリアル変換部3107の動作については、市販の通信用ICを用いて容易に実現することができる。
P/S変換部、S/P変換部の具体的な構成ICの一例を示す図が図9に、P/S変換部、S/P変換部を使用した波形整形部の具体的な構成例を示す図が図10にそれぞれ示されている。この例にあっては、P/S変換部としてナショナルセミコンダクタ社製の16−40MHz10ビットBusLVDSシリアライザ(型式DS92LV1021A)が、またS/P変換部として同社製のデシリアライザ(型式DS92LV1212A)が使用された。
図9(b)に示されるように、このIC(DS92LV1212A)の反転LOCK端子には、同期が確立されていないときには“H”が、同期が確立されているときには“L”が出力される。そのため、この端子反転LOCKに得られる二値信号を、自機同期確認信号として利用することができる。また、IC(DS92LV1021A)は、端子SYNC1又は2を“L”に固定することによって、入力側に得られるパラレルデータが途絶えたとき、自動的に同期再確立のための同期パターンの送出動作を開始させることができる。従って、これらのICを例えば利用することによって、本発明を容易に実施することができる。
なお、以上の実施形態においては、論理和回路3110,3113を設けて、前段各機同期確認信号と時期同期確認信号との論理和をとって、新たな前段各機同期確認信号を生成したが、論理和回路を省き、単に、導体端子列の10ピン,11ピンとケーブル部の10ピン線,11ピン線とを結んで、バイパス経路を形成してもも同様な作用を得ることができる。
次に、本発明の変形例を示す図が図13に示されている。この例にあっては、第1コネクタハーフ51と第2コネクタハーフ52との間に附属部53が介在される。第1コネクタハーフ51のケース511と附属部53のケース531とはケーブル部54を介して接続される。同様に、第2コネクタハーフ52のケース521と附属部53のケース531とはケーブル部55で結ばれる。そして、附属部53のケース531内に回路基板532が内蔵される。この回路基板532には、先に図8を参照して説明された電気回路が搭載される。尚、図において522は第2コネクタハーフの導体端子列である。このように、本発明の要部である図8に示される波形整形回路を含む電気回路は、第1コネクタハーフや第2コネクタハーフのみならず、それらの中間に位置する附属部53に設けてもよい。
本発明が適用された分離型センサの構成図である。 延長ケーブルを2本継ぎ足してケーブル延長を行った状態の模式図である。 ケーブル部の芯線構成図である。 ケーブル部の断面図である。 ケーブル部の部分断面図である。 延長ケーブルの2本継ぎ足し状態の外観斜視図である。 延長ケーブルの内部構造を示す分解斜視図である。 基板搭載回路の構成図である。 P/S変換部、S/P変換部の具体的な構成ICの一例を示す図である。 P/S変換部、S/P変換部を使用した波形整形部の具体的な構成例を示す図である。 センサヘッド部及び信号処理部において実行される送信処理のゼネラルフローチャートである。 送受信処理の要部フローチャートである。 本発明の変形例を示す図である。
符号の説明
1 センサヘッド部
2 信号処理部
3 延長ケーブル
21 センサインタフェース
22 FPGA
23 CPU
24 入出力インタフェース
31 第1のコネクタハーフ
32 ケーブル部
33 第2のコネクタハーフ
310 第1コネクタハーフのケース
330 第2コネクタハーフのケース
331 第2コネクタハーフの導体端子列
311 第1コネクタハーフの導体端子列
312 上側ケース
313 下側ケース
314 回路基板
321 第1芯線
322 第2芯線
323 第3芯線
3201 外皮
3202 シールド層
3203 シース
3204 シールド層
3205 ツイストペア撚り線(往路)
3206 ツイストペア撚り線(復路)
3207 単独撚り線
3208 絶縁層(紙テープ)
3209 介在物
3210 シールド層(アルミ箔テープ)
3211 介在物
3212 ドレインワイヤ
3101 通電状態表示灯
3102 通信状態表示灯(往路)
3103 通信状態表示灯(復路)
3104 S/P変換部
3105 P/S変換部
3106 S/P変換部
3107 P/S変換部
3108,3111 クロック発振器
3109,3112 トランジスタ
3102a,3103a 発光ダイオード
S11 自機同期確認信号(往路)
S12 前段各機同期確認信号(往路)
S13 通信確認同期信号(往路)
S21 自機同期確認信号(復路)
S22 前段各機同期確認信号(復路)
S23 通信同期確認信号(復路)
LB ラインビーム

Claims (3)

  1. 分離型センサのセンサヘッド部と信号処理部とを電気的に接続するために、複数本継ぎ足して使用されるセンサ用ケーブルであって、
    導体端子列を保持する第1のコネクタハーフと、
    導体端子列を保持する第2のコネクタハーフと、
    第1のコネクタハーフの導体端子列と第2のコネクタハーフの導体端子列とを電気的に接続するための所定長さのケーブル部と、を有すると共に、
    ケーブル部には、信号処理部からセンサヘッド部への伝送に使用するための第1のツイストペア撚り線、及び/又は、センサヘッド部から信号処理部への伝送に使用するための第2のツイストペア撚り線が含まれており、
    第1のコネクタハーフ、第2のコネクタハーフ、又はケーブル部の途中に付加された付属部のいずれかには、波形整形機能を有する電気回路が内蔵され、
    電気回路には、
    導体端子列の特定の2個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線)を介して差動信号の形態で到来するシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル・パラレル変換器と、シリアル・パラレル変換器から得られるパラレル信号をシリアル信号に変換したのち、差動信号の形態でケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線(又は、導体端子列の特定の2個の導体端子)へと出力するパラレル・シリアル変換器が組み込まれており、
    シリアル・パラレル変換器は、二値信号である自機同期確認信号を外部に出力すると共に、この自機同期確認信号は、同期が確立されていないときには“1”、同期が確立しているときには“0”となるように、仕組まれており、かつ
    パラレル・シリアル変換器は、入力側にパラレル信号が到来するのを待って、直ちに、パラレル・シリアル変換動作を開始するように、仕組まれており、
    電気回路には、
    導体端子列の特定の1個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線)を介して到来する前段各機同期確認信号と、シリアル・パラレル変換器から出力される自機同期確認信号との論理和に相当する信号を、新たな前段各機同期確認信号として、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線(又は、導体端子列の特定の1個の導体端子)へと出力する論理和回路が付加されており、
    それにより、継ぎ足し連結状態にある複数のケーブルのうちの1つで同期が失われたとき、その旨を送信側装置である信号処理部又はセンサヘッド部へと1本の信号撚り線にて通報可能とした、ことを特徴とするセンサ用ケーブル。
  2. 分離型センサのセンサヘッド部と信号処理部とを電気的に接続するために、複数本継ぎ足して使用されるセンサ用ケーブルであって、
    導体端子列を保持する第1のコネクタハーフと、
    導体端子列を保持する第2のコネクタハーフと、
    第1のコネクタハーフの導体端子列と第2のコネクタハーフの導体端子列とを電気的に接続するための所定長さのケーブル部と、を有すると共に、
    ケーブル部には、信号処理部からセンサヘッド部への伝送に使用するための第1のツイストペア撚り線、及び/又は、センサヘッド部から信号処理部への伝送に使用するための第2のツイストペア撚り線が含まれており、
    第1のコネクタハーフ、第2のコネクタハーフ、又はケーブル部の途中に付加された付属部のいずれかには、波形整形機能を有する電気回路が内蔵されており、
    電気回路には、
    導体端子列の特定の2個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線)を介して差動信号の形態で到来するシリアル信号をパラレル信号に変換するシリアル・パラレル変換器と、シリアル・パラレル変換器から得られるパラレル信号をシリアル信号に変換したのち、差動信号の形態でケーブル部の特定の2本のツイストペア撚り線(又は、導体端子列の特定の2個の導体端子)へと出力するパラレル・シリアル変換器が組み込まれており、
    電気回路には、
    導体端子列の特定の1個の導体端子(又は、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線)を介して到来する終段同期確認信号を、そのまま、ケーブル部の特定の1本の信号撚り線(又は、導体端子列の特定の1個の導体端子)へと出力するバイパス経路が付加されており、
    それにより、継ぎ足し連結状態にある複数のケーブルのうちの1つで同期が失われたとき、その旨を送信側装置である信号処理装置又はセンサヘッド部へと1本の信号撚り線にて通報可能とした、ことを特徴とするセンサ用ケーブル。
  3. 第1のコネクタハーフ、第2のコネクタハーフ、又はケーブル部の途中に付加された付属部のいずれかには、シリアル・パラレル変換器から出力される自機同期確認信号で駆動される通信状態表示灯が設けられている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ用ケーブル。
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