JP7287400B2 - カメラシステム、ケーブル - Google Patents
カメラシステム、ケーブル Download PDFInfo
- Publication number
- JP7287400B2 JP7287400B2 JP2020546761A JP2020546761A JP7287400B2 JP 7287400 B2 JP7287400 B2 JP 7287400B2 JP 2020546761 A JP2020546761 A JP 2020546761A JP 2020546761 A JP2020546761 A JP 2020546761A JP 7287400 B2 JP7287400 B2 JP 7287400B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- section
- cable
- main body
- camera head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/50—Constructional details
- H04N23/54—Mounting of pick-up tubes, electronic image sensors, deviation or focusing coils
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/02—Bodies
- G03B17/12—Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets
- G03B17/14—Bodies with means for supporting objectives, supplementary lenses, filters, masks, or turrets interchangeably
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/50—Constructional details
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/57—Mechanical or electrical details of cameras or camera modules specially adapted for being embedded in other devices
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
- H04N23/66—Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
- H04N23/663—Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Accessories Of Cameras (AREA)
Description
そこで本技術は柔軟な延長使用ができ、使用性のよいカメラシステムを提供することを目的とする。
このカメラシステムは、本体部にカメラヘッド部を装着した基本状態、本体部とカメラヘッド部を第1のケーブルでつないだ第1の接続状態、本体部とカメラヘッド部を第1、第2のケーブルでつないだ第2の接続状態をとることができる。第2コネクタ部と第4コネクタ部が同一の構造とされて、例えばそれぞれ本体部側に接続可能とされる。
即ち本体部からカメラヘッド部を取り外した状態で表出する装着部に対して、カメラヘッド部に代えてベースプレートを装着できるようにしている。
第2コネクタ部と第4コネクタ部は同一構造であるが、これらに対応してベースプレートには装着用の凹部が設けられるようにし、そこに第2コネクタ部と第4コネクタ部のいずれかが嵌め込まれるようにする。
第2コネクタ部と第4コネクタ部は同一構造であり、共にハンドルを備えている。
第1のケーブルの第1コネクタ部又は第2のケーブルの第3コネクタ部にハンドルを設ける。
例えば第2コネクタ部と第4コネクタ部では、一対のハンドルが、ケーブル端を例えば左右から挟み込むような位置に配置されるようにする。
例えばカメラヘッド部に取り付けられる第1コネクタ部又は第3コネクタ部では、ケーブル端は第1コネクタ部の上下方向に沿うように配置される。
第2コネクタ部と第3コネクタ部、又は第1コネクタ部と第4コネクタ部は、延長ケーブルと追加延長ケーブルを接続する際に接続される。
即ちカメラヘッド部に取り付けられる第1コネクタ部又は第3コネクタ部に、撮像画像のモニタリング等に用いることのできるビデオ出力端子を設ける。
即ち本体部に取り付けられるベースプレートに、撮像画像のモニタリング等に用いるビデオ信号のビデオ入力端子を設ける。
即ちカメラヘッド部に取り付けられる第1コネクタ部又は第3コネクタ部に、ベースプレートから入力したビデオ信号を出力するビデオ出力端子を設ける。
カメラヘッド部に備えられている操作子と同様の操作を、ベースプレートの操作子により操作できるようにする。
即ちカメラヘッド部に取り付けられる第1コネクタ部又は第3コネクタ部から必要部位に電源供給ができるようにする。
即ち本体部に取り付けられるベースプレートに、電源入力端子を設け、この電源入力端子からの電源電圧が、第1コネクタ部21の電源出力端子に供給されるようにする。
また本技術に係るケーブルは、第3コネクタ部と第4コネクタ部を有し、前記第1のケーブルと接続された状態で前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能なケーブルとして、前記第4コネクタ部は前記第2コネクタ部と同一の構造とされ、前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部には、ケーブル端が下方に延伸する状態で取り付けられている。即ち上述の第2のケーブルである。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
<1.カメラシステムの構造>
<2.延長使用形態>
<3.追加延長状態>
<4.コネクタ接続>
<5.各状態での電気的接続構成>
<6.増幅及び信号補償処理>
<7.クロック制御>
<8.接続状態による電源制御>
<9.まとめ及び変形例>
まず実施の形態のカメラシステムとしての撮像装置1の構造を図1から図5を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本技術のカメラシステムをビデオカメラとしての撮像装置1に適用したものである。
尚、本技術の適用範囲は例示するようなビデオカメラに限られることはない。本技術は、例えば、ビデオカメラ、スチルカメラであったり、赤外線カメラや特定波長カメラ等の特殊な撮影機能を持つカメラであったり、業務用、一般用、監視用など各種の用途のカメラなど、多様な撮像装置に広く適用することができる。
従って、物体側が前方となり、像面側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
尚、本体部2はカメラヘッド部3に対する外部装置として設けられていてもよく、この場合にはカメラヘッド部3が外部装置に対して着脱可能にされる。また、カメラヘッド部3は単体で撮像装置として設けられていてもよい。
側面部10、11にはそれぞれ液晶パネル等の表示部13、13が配置されている。
これらは内部のファンによる放熱機構の流路を構成する。
後述するが、接続端子14の1つは、モニタ画像信号を出力するビデオ出力端子14aとされている。モニタ画像信号とは、撮像装置1で撮像している被写体の画像をリアルタイムに表示して撮影者が確認できるようにする画像の信号であり、いわゆるスルー画と呼ばれる画像の信号である。ビデオ出力端子14aを図示しないケーブルによりモニタ装置に接続することで、ユーザが撮像中又は撮像スタンバイ中の被写体画像を見ることができる。
リアパネル部8は前後方向を向く板状に形成され、外周部がベースパネル部6の後端部とアッパーパネル部7の後端部とに取り付けられる。
上記のように、アッパーパネル部7が側面部10、11に取り付けられると共にリアパネル部8がベースパネル部6とアッパーパネル部7に取り付けられることにより外パネル4が構成され、外筐5が外パネル4によって上下左右及び後方から覆われる(図2参照)。
この調整台15にはハンドル80が着脱可能にされている(図4、図5参照)。
また調整台15にはハンドル80の他にファインダーユニット85も着脱可能にされている。ファインダーユニット85は回動アーム90とビュー本体91を有している。
ビュー本体91は、一端部がファインダー部91aとして設けられており、ユーザはファインダー部91aによりモニタ画像や操作画面等を見ることができる。
バッテリー501は本体部2やカメラヘッド部3の各部に対して電源電圧を供給するための電源となる。
なお、図1、図2では、カメラヘッド部3にはさらにアダプター500が装着されている状態で示しているが、図3に示すとおり、カメラヘッド部3に対してはアダプター500が着脱可能とされている。
例えばカメラヘッド部3に対しては、アダプター500を装着していない状態で、図5に示す交換レンズ503を装着することができる。
一方、カメラヘッド部3にアダプター500を装着することで、図4に示す異なるタイプの交換レンズ502を装着することができるように構成されている。
そして所要の位置に複数のネジ孔142が設けられている。このネジ孔142はアダプター500に設けられている複数のネジ孔550と対応した位置に形成されており、図1のようにネジ551により螺合することで、アダプター500がカメラヘッド部3に装着されるようにしている。
またカメラヘッド部3にはアサイナブルボタン302が設けられている。
アサイナブルボタン302は、ユーザが当該ボタンに任意の操作機能を割り当てることができる操作子である。例えば本体部2においても、操作部12としてのいくつかのボタンがアサイナブルボタン12aとされている。
各アサイナブルボタン12a、302に対して、ユーザは、例えば録画開始/停止操作、再生操作、メニュー操作など、自分の使用勝手に応じて任意の操作機能を割り当てることができる。
カメラヘッド部3にもアサイナブルボタン302が設けられていることで、後述するようにカメラヘッド部3を本体部2から離して使用する場合でも、アサイナブルボタン302によりカメラヘッド部3側のユーザが必要な操作を行うことができ、使用上便利のものとなる。
本体部2には装着部9が形成されており、カメラヘッド部3はこの装着部9に対して所定の機構により取り付けられる(図2参照)。
ここで装着のための機構としては、端にカメラヘッド部3の筐体140と装着部9内に対応するネジ孔を設け、ネジ止めとしてもよい。但し例えば係止機構や係止を解除する解除機構を設け、ネジを用いずに容易に脱着できるようにしてもよい。特に後述する延長使用形態を想定すれば、ネジを使用せずにカメラヘッド部3と本体部2を容易に着脱できるようにすることが望ましい。
これに対応して本体部2の装着部9には、コネクタ2aが設けられている。
カメラヘッド部3が本体部2に装着された状態では、コネクタ2a,3aが接合し、これにより本体部2とカメラヘッド部3の間で各種信号の伝送が行われる。
以上の構造の撮像装置1は、基本的にはカメラヘッド部3は本体部2に装着されて使用される。本実施の形態では、カメラヘッド部3を本体部2から離間させて使用できるようにする。またこの際に、以下の点にも留意している。
これに対して本実施の形態では、特にカメラヘッド部3が分離することを想定していない本体部2の場合でも、信号処理的に、大がかりな回路構造を追加せずに、安定した信号伝送を実現する。
特にケーブル構造による増幅のレベル可変や制御系への機器装着通知など行う事で、各種の制御へのフィードバックも実現する。
なお用語として、「基本状態」「延長状態」「追加延長状態」という言葉を用いる。
「基本状態」とは、カメラヘッド部3が本体部2に装着されている状態を指す。即ち図1,図4,図5に示した使用状態である。
「延長状態」とは、カメラヘッド部3が本体部2から離間され、延長ケーブル20を介して本体部2と接続されている第1の接続状態を指す。
「追加延長状態」とは、カメラヘッド部3が本体部2から離間され、延長ケーブル20と追加延長ケーブル30を介して本体部2と接続されている第2の接続状態を指す。
なお、「本体部2側」「カメラヘッド部3側」と「側」を付して表記する場合は、その本体部2やカメラヘッド部3に接合されている部分も含めた呼称とする。
即ち「本体部2側」とは、延長状態や追加延長状態では後述するベースプレート50を含む。
また「カメラヘッド部3側」とは、延長状態や追加延長状態では後述する第1コネクタ部21を含む。
延長ケーブル20、追加延長ケーブル30としては、カメラヘッド部3と本体部20を接続できるものであれば良く、ビニールなどの絶縁体で被覆された比較的軟質性のものでも良いし、硬質性のチューブ(円筒管)のようなものでも良い。
なお、以下の例では、延長ケーブル20と、追加延長ケーブル30による接続状態を説明していくが、これらの接続順序や接続方向は一例である。他の例については後述する。
図6は、本体部2からカメラヘッド部3が取り外され、延長ケーブル20によって接続されている状態を示している。
延長ケーブル20は、第1コネクタ部21、ケーブル22、第2コネクタ部23を有して構成される(図6、図7、図11A参照)。
第1コネクタ部21はカメラヘッド部3に接続される、ケーブル22の一端側のコネクタ部である。
第2コネクタ部23は、本体部2側に接続される、ケーブル22の他端側のコネクタ部である。
ケーブル22は、第1コネクタ部21と第2コネクタ部23の間の信号伝送を行うもので、所要数の電気信号の伝送路が形成されている。
第1コネクタ部21の筐体21Kは、例えばカメラヘッド部3の筐体140の端子面3Tとほぼ同型同サイズの輪郭形状とされた端子面21FR(図11A参照)を有するものとされている。これにより端子面3T、21FRが相対する状態で接合されたときは、図6,図7に示すように、カメラヘッド部3の筐体140と第1コネクタ部21の筐体21Kが1つのボックスを形成するように一体化されるようになる。
特にカメラヘッド部3の筐体140は比較的薄い板状であるため、単体では自立しにくい。またアダプター500の重量もありバランスも悪い。これに対して第1コネクタ部21が装着されることカメラヘッド部3が自立し易いものとすることができる。
またカメラヘッド部3の筐体140が比較的薄い板状であることは、カメラヘッド部3のみではユーザが被写体に向けて安定して持ちにくいということもある。第1コネクタ部21の筐体によって厚みが増すことで、カメラヘッド部3を本体部2から取り外したときに手に持ちやすく、取り扱いやすいものとなる。
ケーブル端22E1は、その筐体21Kに対する固定部分から、筐体21Kに設けられた切欠部126に沿って下方に向かうように取り付けられている。
切欠部126内にケーブル端22E1が位置することで、ケーブル端22E1に外部応力が加わりにくい状態となり、ケーブル端22E1の保護が図られている。
また、ケーブル端22E1からケーブル22が下向きに伸びるようにされることで、カメラヘッド部3が図7に示す状態に起立した状態に保たれやすくなる。
図6のようにカメラヘッド部3と第1コネクタ部21を接合した状態では、コネクタ3a,21aが接合し、延長ケーブル20とカメラヘッド部3の間での信号の伝送が行われるようになる。
第1コネクタ部21にはビデオ出力端子121が形成されており、例えばモニタ装置が接続可能とされている。
また第1コネクタ部21には外部電源出力端子120が形成されており、外部電源が必要な機器に対して電源電圧の供給が可能とされている。
筐体23Kの上面及び下面には窪み部127が形成されている。
筐体23Kの背面23BKには、一対のハンドル23Hが取り付けられている。ハンドル23Hや窪み部127により第2コネクタ部23の取り扱いが容易となる。
特にケーブル端22E2が背面23BKの略中央に固定され、その左右両側に一対のハンドル23Hが位置するようにされることで、一対のハンドル23Hによりケーブル端22E2の接合部分に外部応力が加わりにくくなる。即ちケーブル端22E2がハンドル23Hにより保護されている。
図8にベースプレート50の表面側(端子面50Ta)を示している。また図12Bにベースプレート50の裏面側(端子面50Tb)を示している。
凹部54は、第2コネクタ部23の筐体23Kが嵌入するサイズとされる。
図6は、第2コネクタ部23が凹部54に嵌入された状態を示している。図示のように第2コネクタ部23の筐体23Kは、ほぼ凹部54の側面に密着する状態で、わずかな突出部分を残すのみの状態にまで嵌入する。嵌入状態では、筐体23Kの窪み部127が凹部54との隙間として残される。筐体23Kの上下に窪み部127が形成されていることで、筐体23Kと凹部54の摩擦を過大にせずに、着脱が容易化される。
またユーザはハンドル23Hを用いることで、ベースプレート50に対する第2コネクタ部23の着脱を容易に行うことができる。
図6のようにベースプレート50に対して第2コネクタ部23を装着した状態では、コネクタ50a,23aが接合し、延長ケーブル20とベースプレート50の間での信号の伝送が行われるようになる。
ベースプレート50は本体部2の装着部9に対して着脱可能とされる。即ち本体部2からカメラヘッド部3を取り外した状態(図2参照)において表出する装着部9に対してベースプレート50を装着できる。
このため、図12A、図12Bに示すように、ベースプレート50の端子面50Tbと、カメラヘッド部3の端子面3Tとは、完全同一形状である必要はないが、いずれも装着部9に対応して装着できる構造とされている。
後述するが、コネクタ50a,23a、ケーブル22、コネクタ21aで形成される経路として外部電源供給のためのラインが形成されている。
これにより本体部2側で外部電源入力端子51に電源装置(電源アダプター等)を接続して、電源供給を行うことで、カメラヘッド部3側では外部電源出力端子120から電源電圧を得、必要な装置を駆動することができる。
例えば交換レンズ502等としては、レンズ駆動等のために外部電源を必要とするものもあるが、そのような場合に、第2コネクタ部23に設けられた外部電源出力端子120を用いて電源電圧を確保することができる。つまり本体部2から離間した状態で、カメラヘッド部3側でも、別途の電源配線を必要とせずに、外部電源電圧を使用することができるようになっている。
後述するが、コネクタ50a,23a、ケーブル22、コネクタ21aで形成される経路としてビデオ入力端子53とビデオ出力端子121間の伝送ラインが形成されている。そしてビデオ出力端子121にモニタ装置を接続することで、本体部2側から供給する画像信号をモニタ装置に供給し表示させることができる。例えば本体部2で生成するモニタ画像信号(スルー画)をカメラヘッド部3側のユーザが見ることができる。
アサイナブルボタン52はアサイナブルボタン302と同機能の操作子であるが、ベースプレート50に設けられることで、カメラヘッド部3側と同じ操作を本体部2側でできることとなる。
続いて図9、図10、図11B、図12Bを用いて追加延長状態の形態を説明する。
図9は、本体部2からカメラヘッド部3が取り外され、延長ケーブル20と追加延長ケーブル30の2本のケーブルを介して接続されている状態を示している。
追加延長ケーブル30は、例えば3m程度の長さとされ、つまり図9の追加延長状態では、カメラヘッド部3を本体部2から例えば前方などに6m離間させて撮像を行うことができるようになる。
第3コネクタ部31は延長ケーブル20の第2コネクタ部23に接続される、ケーブル32の一端側のコネクタ部である。
第4コネクタ部33は、本体部2側(ベースプレート50)に接続される、ケーブル32の他端側のコネクタ部である。
なお、第3コネクタ部31と第4コネクタ部33の「第3」「第4」は、延長ケーブル20の第1コネクタ部21、第2コネクタ部23と区別するために付しているものであり、追加延長ケーブル30に第1,第2コネクタ部が存在するわけではない。
ケーブル32は、第3コネクタ部31と第4コネクタ部33の間の信号伝送を行うもので、所要数の電気信号の伝送路が形成されている。
第3コネクタ部31の筐体31Kは、第2コネクタ部23の筐体23Kとほぼ同一形状とされ、この第3コネクタ部31と第2コネクタ部23は、互いの端子面31FR、23FR(図11参照)を向かい合わせた状態で接合される。
そして接合状態においては図9に示すように、筐体23K、31Kが1つのボックスを形成するように一体化される。
特に筐体23K、31Kの外縁形状が略同一形状とされていることで、図9のように接合した状態で、接合界面の段差がなく、ユーザがこの部分(6mに至るケーブルの中央部分)を扱いやすいものとなる。
筐体31Kの背面31BKには、一対のハンドル31Hが取り付けられている。ハンドル31Hや窪み部131により第3コネクタ部31の取り扱いが容易となる。
ケーブル端32E1が背面31BKの略中央に固定され、その左右両側に一対のハンドル31Hが位置するように配置されることで、一対のハンドル31Hによりケーブル端32E1の接合部分に対して外部応力が加わりにくくなる。即ちケーブル端32E1がハンドル31Hにより保護されている。
図9のように第2コネクタ部23と第3コネクタ部31を接合した状態では、コネクタ23a,31aが接合し、追加延長ケーブル30と延長ケーブル20の間での信号の伝送が行われるようになる。
筐体33Kの背面33BKには、一対のハンドル33Hが取り付けられている。ハンドル33Hや窪み部132により第4コネクタ部33の取り扱いが容易となる。
特にケーブル端32E2が背面33BKの略中央に固定され、その左右両側に一対のハンドル33Hが位置するようにされることで、一対のハンドル33Hによりケーブル端32E2の接合部分に外部応力が加わりにくくなる。即ちケーブル端32E2がハンドル33Hにより保護されている。
先に説明した第2コネクタ部23とベースプレート50の接合状態と同様に、第4コネクタ部33はベースプレート50の凹部54に嵌入して接合される。
第4コネクタ部33の窪み部132は、嵌入状態で筐体33Kと凹部54との隙間として残される(図9参照)。これにより筐体33Kと凹部54の摩擦が過大とならず、着脱が容易化される。
またユーザはハンドル33Hを用いることで、ベースプレート50に対する第4コネクタ部33の着脱を容易に行うことができる。
図9のようにベースプレート50に対して第4コネクタ部33を装着した状態では、コネクタ50a,33aが接合し、追加延長ケーブル30とベースプレート50の間での信号の伝送が行われるようになる。
以上の基本状態、延長状態、追加延長状態におけるコネクタ接続について説明する。
上記では以下のコネクタについて述べた。
・カメラヘッド部3のコネクタ3a
・延長ケーブル20の第1コネクタ部21のコネクタ21a
・延長ケーブル20の第2コネクタ部23コネクタ23a
・追加延長ケーブル30の第3コネクタ部31のコネクタ31a
・追加延長ケーブル30の第4コネクタ部33のコネクタ33a
・ベースプレート50の端子面50Taのコネクタ50a
・ベースプレート50の端子面50Tbのコネクタ50b
・本体部2のコネクタ2a
カメラヘッド部3のコネクタ3aは、コネクタ2a、21aに接合可能である。
延長ケーブル20の第1コネクタ部21のコネクタ21aは、コネクタ3aに接合可能である。
延長ケーブル20の第2コネクタ部23のコネクタ23aは、コネクタ31a、50aに接合可能である。
追加延長ケーブル30の第3コネクタ部31のコネクタ31aは、コネクタ23aに接合可能である。
追加延長ケーブル30の第4コネクタ部33のコネクタ33aは、コネクタ50aに接合可能である。
ベースプレート50の端子面50Taのコネクタ50aはコネクタ23a、33aに接合可能である。
ベースプレート50の端子面50Tbのコネクタ50bはコネクタ2aに接合可能である。
本体部2のコネクタ2aはコネクタ3a、50bに接合可能である。
図13Aは基本状態を示している。
本体部2にカメラヘッド部3が装着され、コネクタ2a,3aが接合されて、本体部2とカメラヘッド部3の間の信号伝送が行われる。
本体部2にベースプレート50が装着される。そしてカメラヘッド部3とベースプレート50の間に延長ケーブル20が取り付けられる。
この場合、コネクタ2a,50bが接合され、コネクタ50a,23aが接合され、コネクタ21a,3aが接合される。これによりベースプレート50と延長ケーブル20を介して、本体部2とカメラヘッド部3の間の信号伝送が行われる。
本体部2にベースプレート50が装着される。そしてカメラヘッド部3とベースプレート50の間に追加延長ケーブル30と延長ケーブル20が取り付けられる。
この場合、コネクタ2a,50bが接合され、コネクタ50a,33aが接合され、コネクタ31a,23aが接合され、コネクタ21a,3aが接合される。これによりベースプレート50と追加延長ケーブル30と延長ケーブル20を介して、本体部2とカメラヘッド部3の間の信号伝送が行われる。
各コネクタのピン数(端子数)は、特に規定されるものではないが、例えば100ピン以上設けられていることが考えられる。
以下では、各状態での電気的接続構成を説明するが、そのためにまず各部の内部の信号処理系の構成について説明しておく。
図14に、基本状態における電気的接続状態を示しているが、この図14により本体部2とカメラヘッド部3の要部構成を説明する。
カメラヘッド部3はイメージセンサ300、レンズ系駆動部301、アサイナブルボタン302を備えている。カメラヘッド部3についても他にも構成要素はあるが同様の理由で図示を省略している。
ここで光学系とは、例えばカバーレンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズ等のレンズや絞り機構、光学フィルタ等を指し、これらはカメラヘッド部3内、アダプター500内、交換レンズ502,503内に設けることができる。
例えば信号処理部202は、R,G,Bの黒レベルを所定のレベルにクランプするクランプ処理、R,G,Bの色チャンネル間の補正処理、各画素についての画像データが、R,G,B全ての色成分を有するようにするデモザイク処理、輝度(Y)信号および色(C)信号を生成(分離)する処理等を施す。
さらに信号処理部202は、各種の信号処理が施された画像データに対して、必要な解像度変換処理、例えば記録用や通信出力用、或いはモニタ画像用の解像度変換を実行する。また信号処理部202は、解像度変換された画像データについて、例えば記録用や通信用の圧縮処理、符号化処理等を行う。
CPUがROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、この撮像装置1全体を統括的に制御する。
RAMは、CPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
ROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア等の記憶に用いられる。
このため制御部200はイメージセンサ300やレンズ系駆動301に対して制御信号を送信する。例えば制御部200は、イメージセンサ300におけるシャッタースピードやフレームレート等の制御信号や、クロック信号、或いはレンズ系駆動301に対する制御信号をカメラヘッド部3側に送信する。
記録部203の実際の形態は多様に考えられる。例えば記録部203は、本体部2に内蔵されるフラッシュメモリでもよいし、本体部2に着脱できるメモリカード(例えば可搬型のフラッシュメモリ)と該メモリカードに対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。また本体部2に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
例えば外部の表示装置、記録装置、再生装置等の間で撮像画像データ(静止画ファイルや動画ファイル)の通信を行う。また、ネットワーク通信部として、例えばインターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)等の各種のネットワークによる通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データ送受信を行うようにしてもよい。
また電源回路205はカメラヘッド部3側に供給する電源電圧V1も生成し、カメラヘッド部3に供給する。
電源回路205による電源電圧供給のオン/オフは制御部200によって制御される。
制御部200はアサイナブルボタン302の操作を検出することに応じて、アサイナブルボタン302に割り当てられた動作の制御を行う。例えば録画開始などの制御を行う。
なお端子PS6,PS5はそれぞれコネクタ3a,2aの特定端子を示しており制御部200は端子2aの電圧状態により接続状態を認識する。
図15は、延長状態として本体部2、ベースプレート50、延長ケーブル20、カメラヘッド部3が接続されている状態を示している。
図14では示さなかったが、図14の基本状態でも、以下の各ラインLN(但しビデオ信号ラインLN2は除く)は形成されている。
これら伝送路LN1~LN7は、それぞれが必ずしも1本の伝送路ではなく、機能的にまとめて示すとともに、代表的な伝送路のみ示している。実際には後述するラインLN8,LN9も含めてさらに多数のラインLNが形成される。
各ラインLNは以下のとおりである。
画像信号ラインLN1は、イメージセンサ300からの画像信号を本体部2に伝送するラインである。
画像信号ラインLN2は、ベースプレート50のビデオ入力端子53と第1コネクタ部21のビデオ出力端子121を接続するラインで、例えばモニタ画像信号を伝送するラインである。
なお、図14の状態では、この画像信号ラインLN2は形成されない。このため例えばコネクタ50a、23aにおける、コネクタ2a,3aの空きピンに対応するピン(端子)を利用して配線が行われ、延長ケーブル20内でビデオ信号ラインLN2が形成されるようにしている。もちろんコネクタ50a、23aのピン数を、コネクタ2a,3aのピン数よりも多くしてもよく、その場合は追加のピンを用いればよい。
制御ラインLN3は、制御部200からカメラヘッド部3への制御信号やクロック信号の伝送に用いられる複数の信号線路を示している。
・LN4:制御ライン
制御ラインLN4は、カメラヘッド部3から制御部200への信号伝送に用いられる複数の信号線路を示している。例えばカメラヘッド部3の状態検出信号や、制御信号に対する応答信号などの伝送に用いられる。
電源ラインLN5は、本体部2の電源回路205による電源電圧V1を、カメラヘッド部3側に供給するラインである。
アサイナブルボタンラインLN6は、アサイナブルボタン302,52をワイヤードオアで接続し、これらの操作を制御部200が検知できるようにするラインである。
外部電源ラインLN7は、ベースプレート50の外部電源入力端子51と第1コネクタ部21の外部電源出力端子120を接続するラインである。
また第2コネクタ部23内には、後/前処理部25、バッファーアンプ27、DC/DCコンバータ29が設けられる。
後/前処理部25は同じく画像信号ラインLN1に対応して設けられる。この後/前処理部25は、波形整形としての信号補償処理、及び、前処理部24と同様の増幅処理(プリエンファシス処理)が可能とされている。
ここでいう波形整形(信号補償)は、延長ケーブル20の3mの伝送によって変化(劣化)した周波数特性の補償のためのイコライジング処理である。
バッファーアンプ26は、制御ラインLN4に対応して設けられており、カメラヘッド部3から送信する各種の信号のうちで、必要な信号に対して増幅処理を行う。
これらバッファーアンプ26,27による増幅処理も、延長ケーブル20のケーブル伝送時の減衰に対応するものである。
DC/DCコンバータ29も、電源ラインLN5に供給される電源回路205からの直流電圧V1を入力して電圧変換を行い、第2コネクタ部23内で必要な電源電圧Vcを生成して、後/前処理部25、バッファーアンプ27に供給する。
なお端子PS1はコネクタ23aの特定の端子、端子PS2はコネクタ50aの特定の端子で互いに接合される。また端子PS4は、コネクタ50aの特定の端子で、コネクタ2aの端子PS5に接合される。これについては後述する。
図16は、追加延長状態として本体部2、ベースプレート50、追加延長ケーブル30、延長ケーブル20、カメラヘッド部3が接続されている状態を示している。
この場合も伝送路としては、上記の図15と同様にラインLN(LN1~LN7)が形成される。
また第4コネクタ部33内には、後/前処理部35、バッファーアンプ37、DC/DCコンバータ39が設けられる。
バッファーアンプ37は、制御ラインLN3に対応して設けられており、制御部200から送信する各種の制御信号やクロック信号のうちで、必要な信号に対して増幅処理を行う。
バッファーアンプ36は、制御ラインLN4に対応して設けられており、カメラヘッド部3から送信する各種の信号のうちで、必要な信号に対して増幅処理を行う。
これらバッファーアンプ36,37による増幅処理は、追加延長ケーブル30のケーブル伝送時の減衰に対応するものである。
この例では第3コネクタ部31内にDC/DCコンバータが設けられていないが、バッファーアンプ36への電源電圧Vcは、接続される第2コネクタ部23のDC/DCコンバータ29から得るようにしている。即ちコネクタ23a,21aの所定の端子を介して、第2コネクタ部23のDC/DCコンバータ29からの電源電圧Vcが第3コネクタ部31に供給される。但し、第3コネクタ部31内にもDC/DCコンバータを設ける構成も当然考えられる。
なお第3コネクタ部33における端子PS3は、コネクタ31aの特定の端子であり、ネクタ23aの端子PS1と接合される。また第4コネクタ部33におけるコネクタ33aの端子PS1は、同一構成である第2コネクタ部23のコネクタ23aの端子PS1と同じ端子を示している。これらについては後述する。
即ち画像信号ラインLN1により、イメージセンサ300で得られる画像信号が本体部2に伝送される。延長状態、追加延長状態の場合、3m、6mといった伝送経路長が発生するが、このため微弱な信号を前処理部24や後/前処理部25により増幅して伝送する構成となることで、適切な信号伝送が行われる。
なお、画像信号ラインLN2はモニタ画像信号の伝送に限られず、各種の画像信号伝送に用いることができる。つまりビデオ入力端子53に入力する画像信号をカメラヘッド部3側に伝送できるものである。
従ってカメラヘッド部3は本体部2から切り離された状態でも、図14の基本状態の場合と同様に、制御部200によって動作制御される。
なお、これによりカメラヘッド部3は別途CPU等の制御装置を設ける必要がないものとなり、構成を簡略化し、またコストアップを招かない。
アサイナブルボタン302,52は、それぞれ例えば図示のようにアサイナブルボタンラインLN6とグランドの接続をオン/オフするスイッチにより構成される。
すると、制御部200は、アサイナブルボタンラインLN6の接続端子が、グランドレベルになることで、アサイナブルボタン302,52のいずれかが操作されたことを検知できる。
従ってカメラヘッド部3のアサイナブルボタン302に割り当てられた操作は、延長状態や追加延長状態において、アサイナブルボタン52を用いて本体部2側のユーザが行うことができるようになる。
これによりカメラヘッド部3、延長ケーブル20、追加延長ケーブル30が独自にバッテリー等を備える必要はない。
また電源ラインLN5が延長ケーブル20や追加延長ケーブル30内に設けられることで、電源用のケーブルを別途用意する必要はなく、シンプルなケーブル構成とすることができる。つまり複数本のケーブルを用いる必要はない。
これによりカメラヘッド部3で独自に外部電源を用意して電源供給を受けるようにする必要はない。
また電源ラインLN7が延長ケーブル20や追加延長ケーブル30内に設けられることで、外部電源用のケーブルを別途用意する必要はなく、シンプルなケーブル構成とすることができる。つまりこれによっても複数本のケーブルを用いる必要は生じない。
なお外部電源ラインLN7により得られる電源電圧は、どのような装置に使用しても良いことは言うまでもない。例えば撮像動作に関する装置の電源とするほか、照明装置、通信装置、画像編集装置、情報処理装置、冷却装置、扇風機、暖房機などの電源とすることもできる。
このベースプレート50には、次のような機能があることになる。
・本体部2のコネクタ2aを延長ケーブル20又は追加延長ケーブル30にコネクタ23a,33aに対応させるため、中継のためのコネクタ50a、50bを配置する。
・カメラヘッド部3が本体部2から取り外されることで、本体部2の前面側が露出されてしまう。ベースプレート50は、この部分をカバーすることになり、装置の美観を維持するとともに、本体部2の内部機構に対する保護や塵埃の混入防止効果が得られる。
・カメラヘッド部3を離間して使用する場合に適したアサイナブルボタン52の配置が可能となる。
・カメラヘッド部3を離間して使用する場合に適した外部電源供給のための外部電源入力端子51の配置が可能となる。
・カメラヘッド部3を離間して使用する場合に適したモニタ画像信号の送信のためのビデオ入力端子53の配置が可能となる。
ここで、前処理部24、及び後/前処理部25、35について説明する。
上述のように前処理部24は、例えば約3mのケーブル22の伝送時の画像信号の減衰を考慮してプリエンファシスを行うものである。例えば図17Aに画像信号波形を示している。イメージセンサ300からの画像信号は、例えばデジタルデータとしてのRAW画像データであるが、このRAW画像データはキャリアで変調されて伝送される。図ではこの信号についてのアイパターンにより画像信号波形を示している。
図17Aのような画像信号がカメラヘッド部3から第1コネクタ部21に供給された場合、前処理部24は図17Bのように信号増幅する。例えば波形振幅として600mVp-pを1100mVp-pなどとするように増幅する。
これにより、ケーブル伝送時の減衰によっても、第2コネクタ部23側で十分な振幅レベルが得られるようにしている。
そして追加延長ケーブル30に伝送する場合は、さらに約3mのケーブル伝送における減衰を考慮しなければならない。
そのため後/前処理部25は、延長状態と追加延長状態で処理内容を切り替えるようにしている。
例えば後/前処理部25は、補償回路122、スイッチ123、プリエンファシス回路124、スイッチ制御回路125を有する。
補償回路122は、ケーブル伝送により劣化した画像信号の補償処理、例えば周波集特性の補償処理を行う回路(イコライザ)である。
画像信号ラインLN1により伝送されてきた画像信号は、補償回路122で補償処理が施されてスイッチ123に供給される。
一方、コネクタ23aが追加延長ケーブル30のコネクタ31aに接続されている追加延長状態では、スイッチ123で端子taが接続され、補償処理が施された画像信号は、さらにプリエンファシス回路124でプリエンファシス処理が施されて、コネクタ部23aから追加延長ケーブル30に出力される。
つまり、追加延長ケーブル30による減衰に対応することが必要な場合に、プリエンファシス回路124の処理が実行されるように構成されている。
スイッチ制御回路125は、コネクタ23aにおける特定端子PS1の電圧状態により、スイッチ123の接続端子を制御する構成とされている。
また図16に示すように、追加延長状態では、コネクタ23aにおける特定端子PS1に対しては、追加延長ケーブル30の第3コネクタ部31におけるコネクタ31aの特定端子PS3が接合する。この特定端子PS3には第3コネクタ部31内の配線により固定的に「H」レベルの電圧が与えられている(例えば特定端子PS3は所定電圧ラインに接続されている)。
このような構成は簡易なハードウェア回路やロジック回路等により可能である。
なお、「H」「L」の論理は一例であり、逆でも良いことは当然である。
この場合、後/前処理部35のスイッチ制御回路125は、コネクタ33aにおける特定端子PS1(コネクタ23aの特定端子PS1と同じ端子)の電圧状態に応じてスイッチ123を切り替えることになる。
そして追加延長ケーブル30が用いられるのは追加延長状態であって、第4コネクタ部33はベースプレート50に接続される。この場合、特定端子PS1に接合する特定端子PS2にはLレベルが与えられているため、スイッチ制御回路125はスイッチ123の端子tbを接続し、プリエンファシス回路をバイパスして画像信号をコネクタ33aから出力する。
つまり、追加延長ケーブル30の第4コネクタ部33が第2コネクタ部23と同一部品であっても動作に支障はないことになる。
但し、第2コネクタ部23にプリエンファシス回路124も設けることには、優位点がある。第2コネクタ部23と第3コネクタ部31の接続界面でコネクタ23a,31aの端子接続が行われるが、このコネクタ接続部分は比較的信号減衰が大きい。特にBtoBコネクタの場合は、界面での信号減衰が大きい。そして追加延長状態の場合、コネクタ接続部分が多くなり、これによって信号減衰の面で不利が生ずる。
そこで、コネクタ23a,31aの接続点に至る前の段階で、プリエンファシス回路124により、それらの接点の増加による減衰分も想定した増幅を行う。このようにすることで、追加延長状態でコネクタ接続点が増える場合でも、最終的に本体部2に供給される画像信号の信号減衰をなるべく抑えることができる。この点から、後/前処理部25を設け、接続状態によって信号処理を切り替えることが望ましい。
なお、図18の後/前処理部25の構成は、それぞれが異なるハードウェア回路部として構成されることに限られず、例えば1つの信号処理プロセッサとしてのデバイスで実現できる。例えば補償処理機能、プリエンファシス処理機能を備え、それらの処理を選択できるデバイスを用いることで、実現可能である。
制御部200によるクロック制御について説明する。
上記の通り制御部200は、制御ラインLN3により、制御信号やクロック信号を送信するが、制御部200は、基本状態と延長状態又は追加延長状態においてクロック信号の周波数を変更する制御を行う。
これは、延長ケーブル20(或いは延長ケーブル20と追加延長ケーブル30)によって伝送路の経路長が長くなり、それによって信号遅延が大きくなると、高い周波数の場合にデータ受信が適切にできなくなる可能性が高くなるためである。
延長状態や追加延長状態では、例えば3mや6mといった経路長の著しい増大があり、制御ラインLN3、LN4の往復で考えると6mや12mといった伝送路が形成される。
このような長い伝送路での遅延により、図示するようデータ信号DTとクロック信号CKの同期性が乱れ、これによってカメラヘッド部3側で適切なデータデコード(制御信号の受信復号)ができなくなったり、制御部200側でカメラヘッド部3の状態を的確に認識できなくなる場合がある。
この場合の信号波形を図19Bに示すが、データ信号DTとクロック信号CKの同期性が保たれており、この場合はカメラヘッド部3側で適切な制御信号の復号が可能となる。
クロック信号CKの周波数をどの程度低下させるかは、伝送路の長さに応じた遅延時間と周波数の関係において設定されればよい。
制御部200はステップS101で、現在ベースプレート50が接続されているか否かを判定する。
図15や図16に示すように、ベースプレート50のコネクタ50bにおいて特定端子PS4を用い、この特定端子PSに例えば「L」レベル電圧を印加する。例えば特定端子PS4をグランドに接続する。
この特定端子PS4には、本体部2のコネクタ2aの特定端子PS5が接合する。
なお、特定端子PS4、PS5としては、他の信号伝送に用いられない端子を利用する。
ベースプレート50が接続されていない場合、端子状態はオープンとなる。
ベースプレート50が接続されると、端子状態はLレベルとなる。
これにより制御部200はベースプレート50の接続有無を確認できる。
つまりカメラヘッド部3が本体部2に直接取り付けられている基本状態であるため、クロック周波数を高い値に設定する。
つまりカメラヘッド部3が離間されてベースプレート50が取り付けられ、即ち延長ケーブル20(又は追加延長ケーブル30)が本体部2に接続される延長状態又は追加延長状態であるため、クロック周波数を低い値に設定する。
基本状態の場合は、高いクロック周波数により、制御機能は応答性良く実行される。延長状態又は追加延長状態では、クロック周波数が下げられることで、若干制御機能の応答性は抑えられるが、伝送路の長大化にもかかわらず安定した制御動作が実現されることになる。
また、このように対応することで、カメラヘッド部3側にマイクロコンピュータ等の制御装置を設けることなく、適切な動作が実現できることにもなる。
なお、クロック周波数をどのように切り換えるかは他にも考えられる。
例えば基本状態と延長状態では高い周波数、追加延長状態では低い周波数としてもよい。
また基本状態で最も高い周波数、延長状態で中間の周波数、追加延長状態で最も低い周波数の3段階に切り換えるようにすることも考えられる。
例えば3D(three-dimensional)撮影は、2台の撮像装置1の本体含めた同期が不可欠となるが、各撮像装置1がそれぞれ延長状態(又は追加延長状態)でも、各撮像装置1の本体部2の制御部200が全体の制御を行っているため、制御部200同士の同期構造をそのまま利用できる。
つまり基本状態で2台の撮像装置1を同期させる機能があれば、そのまま2台が延長状態とされていても、同様に同期動作ができることになる。
従ってカメラヘッド部3が延長された状態で、通常と同じ同期運用ができ、3D撮影などの際に非常に便利なものとなる。
本実施の形態の撮像装置1では、延長状態(3m延長)、追加延長状態(6m延長)を可能とするが、さらなる延長を禁止するようにしている。
即ち2本の追加延長ケーブル30を用いることで、本体部2、ベースプレート50、追加延長ケーブル30、追加延長ケーブル30、延長ケーブル20、カメラヘッド部3という9m延長の連結が可能になってしまうが、その場合、本体部2(カメラシステム)を起動するための電源をオンとできないようにする。
制御部200は電源オン操作を検知したら処理をステップS201からS202に進め、延長接続状態は適正か否かを判定する。これは、基本状態、延長状態、及び追加延長ケーブル30を1本用いての追加延長状態であれば適正とし、それ以上長くするような延長状態を不適正とするものである。この判定手法については後述する。
一方、制御部200は、適正状態ではないと判定した場合は、ステップS204に進んで接続エラーとし、電源オン制御を行わない。つまりユーザが電源オン操作を行ったとしても、電源オンとならない。
なお、この場合、接続エラー処理として、接続状態が不適切であることで電源オンとしていないことを表示又は音声等によりユーザに告知するようにすると良い。
図22Aは本体部2とカメラヘッド部3による基本状態を示している。
接続状態検出のために、ラインLN8,LN9が用いられる。
ラインLN8は、コネクタ2aの端子PS10と、コネクタ3aの端子PS20を介して形成されるラインである。
またコネクタ2aでは、端子PS20と端子PS21が電気的に接続されている。
コネクタ3aの端子PS21はコネクタ2aの端子PS11は接合する。そしてこの端子PS21,PS11を介するラインLN9は、グランドラインとされる。
なおコネクタ2aでは、端子PS11と端子PS12が電気的に接続される。端子PS12に対応するコネクタ3aの端子PS22はオープンとされている。
また、ラインLN8は、抵抗Rを介して電圧V10のラインに接続されている。
制御部200は、ラインLN8を或るポートPTに接続している。
そして制御部200のポートPTの電圧はグランドレベルとなる。
この場合、コネクタ2aの端子PS10と、コネクタ23aの端子PS30と、コネクタ21aの端子PS40と、コネクタ3aの端子PS20を介してラインLN8が形成される。
またコネクタ3aの端子PS21と、コネクタ21aの端子PS41と、コネクタ23aの端子PS31と、コネクタ2aの端子PS11を介してラインLN9が形成される。
なお端子PS12と接合する延長ケーブル20のコネクタ23aの端子PS32はオープンとされている。また端子PS22と接合するコネクタ21aの端子PS42もオープンとされている。
この図22Bの状態も、ラインLN8,LN9によりグランドループが形成され、制御部200のポートPTの電圧はグランドレベルとなる。
この場合、コネクタ2aの端子PS10と、コネクタ33の端子PS50と、コネクタ31aの端子PS60と、コネクタ23aの端子PS30と、コネクタ21aの端子PS40と、コネクタ3aの端子PS20を介してラインLN8が形成される。
ここで追加延長ケーブル30では、端子PS11と接合する端子PS51はオープンであり、端子PS12と接合する端子PS52は、端子PS61と接続されている。この端子PS61は端子PS31と接合する。また端子PS32と接合する端子PS62はオープンである。
すると、ラインLN9は、端子PS21、端子PS41、端子PS31、端子PS61、端子PS52、端子PS12を介して形成されることになる。
この図23Aの状態でも、ラインL8,L9によりグランドループが形成され、制御部200のポートPTの電圧はグランドレベルとなる。
この場合、端子PS10、端子PS50、端子PS60、端子PS50、端子PS60、端子PS30、端子PS40、端子PS20を介してラインLN8が形成される。
一方で、カメラヘッド部3の端子PS21からは、端子PS41、端子PS31、端子PS61、端子PS52と接続されるが、この端子PS52に接合する端子62はオープンであり、ラインLN9が形成されない。
従ってこの図23Bの状態ではラインLN8,LN9によりグランドループが成立せず、制御部200のポートPTの電圧は、電圧V10によるプルアップレベル(Hレベル)となる。
なお、さらに追加延長ケーブル30が3本、4本と用いられたような場合も、上記構成によりグランドループが形成されず、不適切な接続状態を検出することができる。
以上実施の形態について説明してきたが、本実施の形態では以下の効果が得られる。
実施の形態のカメラシステム(撮像装置1)は、画像信号を生成するイメージセンサ300を有するカメラヘッド部3と、画像信号に対して信号処理を行う本体部2を備える。そして第1のケーブルを介して第2のケーブルは介さずにカメラヘッド部3と本体部2とを接続する第1の接続状態(延長状態)、または第1のケーブルと第2のケーブルを介してカメラヘッド部3と本体部2とを接続する第2の接続状態(追加延長状態)のいずれかを判定する判定部と、判定部の判定結果に応じて少なくとも第1のケーブルを介してカメラヘッド部3と本体部2との間で画像信号の伝送を行う伝送部とを備える。
より具体的には、撮像装置1としては、一端側がカメラヘッド部3に接続可能で、他端側が本体部2側と追加延長ケーブル30の両方に対応していずれかに接続可能とされる延長ケーブル20と、延長ケーブル20、本体部2、追加延長ケーブル30についての接続状態を判定する判定部(後/前処理部25や制御部200)と、判定部の判定結果に応じて画像信号の伝送を行う伝送部(後/前処理部25や制御部200)を備える。
このカメラシステムによれば、延長状態(3m延長)、追加延長状態(6m延長)のそれぞれを撮影時の事情に応じて使い分けることができる。
延長状態や追加延長状態では、伝送経路長が著しく変動する。これにより伝送中における信号レベル、信号波形、周波数特性などの各種の変化の状況が異なる。そこで伝送信号に関する処理において判定結果に応じた切替を行うようにする。これにより各部の接続状態によらずに常に適切な伝送ができる。
なお、もちろん延長ケーブル30や追加延長ケーブル30の長さが3mというのは一例にすぎない。他の長さでもよい。
このカメラシステムの延長状態(3m延長)では、延長ケーブル20で伝送された信号は、本体部2に入力されるが、追加延長状態(6m延長)では、延長ケーブル20で伝送された信号は、さらに追加延長ケーブル30を介して本体部2に入力される。特に3mという信号伝送の観点では長いケーブルを用いることで、延長状態と追加延長状態では、信号の減衰や周波数特性変動という点が異なる。そこで、接続状態に応じて信号処理を切り換えることで、それぞれの場合に適切な信号伝送が実現されるようにしている。
本体部2に向けて信号を伝送する後/前処理部25は、追加延長状態(6m延長)の場合では、さらに3mの伝送が必要となる。そこで追加延長ケーブル30が接続されている場合は、その追加延長ケーブル30での減衰を考慮して予め増幅して伝送する。これにより、本体部2に対して大きな減衰のない信号を伝送できるようになる。
特定端子PS1は、未接続のオープン状態に対して、本体部2側の接続時と追加延長ケーブル30の接続時において、異なる論理値が得られるようにしている。これにより、例えば機械的な接続識別構造を採らずに、コネクタ23aを利用して容易に接続判定ができる。
本体部2に延長ケーブル20又は追加延長ケーブル30を取り付ける構造体としてベースプレート50を設ける場合に、延長ケーブル20の第2コネクタ部23のコネクタ23aは、ベースプレート50か追加延長ケーブル30のいずれかに接続されることになる。そこで、追加延長ケーブル30のコネクタ31aの特定端子PS3と、ベースプレート50のコネクタ50aの特定端子PS2とを介して、コネクタ23aの特定端子PS1に、「H」又は「L」の論理レベルの電圧が供給されるようにした。これにより、本体部2が特に延長ケーブル接続対応をとっていない構造とされていても、ベースプレート50により延長ケーブル接続が可能となり、さらに延長ケーブル20におけるコネクタ23aの端子を用いた接続判定が実現できることになる。
これにより伝送部は、延長ケーブル20により伝送されてきた信号を本体部2へ伝送する場合と、追加延長ケーブル30へ伝送する場合とで信号処理を切り替える構成であればよい。
特に追加延長ケーブル30へ伝送する場合は、第2コネクタ部23のコネクタ23aと第3コネクタ部31のコネクタ31aの接続端子が伝送経路に含まれるが、このコネクタ部分の信号減衰と、3mの追加伝送ケーブルでの信号減衰の両方を想定した増幅を行うようにすることができる。つまり、増幅をコネクタ31aで受けた後の第3コネクタ部31内で行うよりも有利なものとなる。
伝送部(後/前処理部25)が第2コネクタ部23内に設けられることから、延長ケーブル20のケーブル22を伝送されてきた信号に対する補償処理、即ち周波数特性補償のための波形整形(イコライジング)等の処理を行うことが好適である。またさらに追加延長ケーブル30に伝送することを考えると、追加延長ケーブル30での減衰を想定した増幅(プリエンファシス)を行うことが好適である。そこで補償回路122やプリエンファシス回路124を備えるようにしている。
ここで、プリエンファシス回路124の処理は、追加延長ケーブル30に接続の場合に必要になるが、スイッチ回路123をスイッチ制御回路125が制御することにより、延長ケーブル20が本体部側(つまりベースプレート50)に接続されていると判定した場合には、補償回路122の処理を実行してプリエンファシス回路124の処理を経ずに伝送信号を出力するようにしている。これにより、接続状態に適した信号処理が行われる。
例えばスイッチ制御回路125が判定部として設けられる。これにより第2コネクタ部23内でハードウェアによる簡易な構成で伝送部(後/前処理部25)の処理の切替が可能になる。
即ちカメラヘッド部3は本体部2に着脱可能とされ、本体部2は、カメラヘッド部3に向けてクロック信号を伝送し、判定部(判定部として機能する制御部200)は、本体部2が延長ケーブル20もしくは追加延長ケーブル30に接続されているか、本体部2にカメラヘッド部3が装着されているかを判定する。そして本体部2は、本体部2が延長ケーブル20もしくは追加延長ケーブル30に接続されている場合は、本体部2にカメラヘッド部3が装着されている場合よりもクロック信号CKの周波数を低く設定するようにした。
即ちカメラヘッド部3が本体部2に装着されている状態と、カメラヘッド部3が本体部2と離間されて延長ケーブル20が用いられている状態では、クロック信号CKの周波数を切り替える。
カメラヘッド部3が本体部2に装着されている基本状態と、延長状態又は追加延長状態では、制御信号等のデータ及びクロック信号CKの伝送経路長が異なることになる。延長状態や追加延長状態で伝送経路長が長くなる場合、データの遅延が生じ、クロック信号CKの周波数との関係で制御信号伝送の安定性が悪化する場合がある。そこで延長状態や追加延長状態ではクロック周波数を低下させる。これにより安定した制御信号の伝送を実現する。
また判定部(判定部として機能する制御部200)によって第1の接続状態と判定された場合は、第2の接続状態と判定された場合よりもクロック信号の周波数を低く設定し、カメラヘッド部3に向けて前記クロック信号を伝送するようにしてもよい。
即ち実施の形態で述べたように、例えば基本状態と延長状態では高い周波数、追加延長状態では低い周波数とすることや、基本状態で最も高い周波数、延長状態で中間の周波数、追加延長状態で最も低い周波数の3段階に切り換えるようにすることも考えられる。これにより安定した制御信号の伝送を実現することもできる。
本体部2のコネクタ2aは、ベースプレート50のコネクタ50bかカメラヘッド部3のコネクタ3aのいずれかに接続されることになる。ここで、ベースプレート50からコネクタ2aの特定端子に、「H」又は「L」の特定の論理レベルの電圧が供給されるようにする。これにより、判定部として機能する制御部200は、本体部2にベースプレート50が装着されていること(つまり延長ケーブル20又は追加延長ケーブル30が用いられること)、或いは本体部2にカメラヘッド部3が直接装着されていることを検出できる。これによって適切なクロック周波数の切替制御が実現される。
例えばカメラヘッド部3が本体部2に装着されている状態と同様に、カメラヘッド部3が本体部2と離間されて延長ケーブル20が用いられている状態でも、カメラヘッド部3に対して電源ラインLN5により電力供給を行うようにする。
これにより、カメラヘッド部3が独立した電源機能を備えなくてもよく、カメラヘッド部3は、本体部2に装着されている基本状態と、延長状態又は追加延長状態で、同じ電源供給状態で動作可能となる。
これにより、延長ケーブル20や追加延長ケーブル30によりカメラヘッド部3を本体部2から離れた位置で使用する場合でも、カメラヘッド部3側のユーザが、モニタ画像を確認でき、適切な被写体撮像を行うことができる。
ベースプレート50にはビデオ入力端子53が設けられ、また本体部2には接続端子14の1つとしてビデオ出力端子14aが設けられている。また延長ケーブル20,追加延長ケーブル30には、モニタ画像信号を伝送する信号ラインLN2が設けられている。これによりカメラヘッド部3側として取り付けられている第1コネクタ部21のビデオ出力端子121にモニタ画像信号が供給される構成としている。従って、特に延長状態や追加延長状態を想定していない本体部2の場合であっても、カメラヘッド部3側のユーザが、モニタ画像を確認できるようにする伝送構成を実現できる。
付言すると、基本状態では本体部2とカメラヘッド部3が一体のため、本体部2からカメラヘッド部3側へわざわざモニタ画像信号を伝送する必要はない。このため本体部2ではそのような伝送経路は通常、設けられていない。実施の形態では、延長ケーブル20や追加延長ケーブル30を用いる場合、カメラヘッド部3側のユーザが、モニタ画像を確認できないことがないように、新たにベースプレート50を利用して伝送経路を形成するものである。これにより基本状態を想定したカメラシステムを用いた場合でも、延長状態においてユーザがモニタリング可能とすることを実現できる。
ビデオ出力端子121にモニタ装置を接続することで、カメラヘッド部3側でユーザがモニタ画像を見ることができるようになる。
つまりカメラヘッド部3の入力部と同じ入力を本体部2側で行うためにベースプレート50にも同じ入力部を設ける。
延長状態又は追加延長状態では、カメラヘッド部3に設けられたアサイナブルボタン302を本体部2側のユーザが操作することができなくなる。そこでベースプレート50に同じアサイナブルボタン52を設ける。アサイナブルボタン302,52はワイヤードOR構成で接続される状態とされており、いずれの操作も同じ操作として制御部200に認識される。従って、アサイナブルボタン302に割り当てた操作を、延長状態又は追加延長状態で本体部2側のユーザがアサイナブルボタン52により操作することも可能となる。これにより延長状態又は追加延長状態での使用性、操作性が向上する。
また延長状態、追加延長状態で用いられるベースプレート50にアサイナブルボタン52を設けることで、必要なときにのみ提供される操作子となる。基本状態で不要なときは操作子として提供されないため、ユーザが操作に混乱することもない。
これにより、延長ケーブル20や追加延長ケーブル30によりカメラヘッド部3を本体部2から離れた位置で使用する場合でも、基本状態と同様にカメラシステムの画像記録動作を行うことができる。
例えばカメラヘッド部3、延長ケーブル20、追加延長ケーブル30、追加延長ケーブル30、ベースプレート50、本体部2というように順に接続された状態では動作させないようにする。延長ケーブル20や追加延長ケーブル30を用いた延長経路長が長すぎると、信号遅延の影響で適切な信号伝送、信号認識ができなくなる恐れがある。そこで、延長する経路長を制限し、ある長さ以上の接続では電源がオンとならないようにする。これによりユーザが不安定な動作による撮影を行うことがないようにすることができる。
このカメラシステムによれば、延長状態(3m延長)、追加延長状態(6m延長)のそれぞれを撮影時の事情に応じて使い分けることができる。
即ち延長ケーブル20の第2コネクタ部23と追加延長ケーブル30の第4コネクタ部33が同一構造のものであること、延長ケーブル20の第2コネクタ部23が追加延長ケーブル30の第3コネクタ部33と接続可能とされている。これにより、延長ケーブル20と追加延長ケーブル30は本体部2側(ベースプレート50)に対して共に装着可能であり、また途中で切り離したり接続することで、延長状態と追加延長状態を容易に実現できる。つまり状況に応じたフレキシブルな接続運用が可能となる。
また、略3mの延長ケーブル20と同じく略3mの追加延長ケーブル30を備えるようにしているが、これは例えば3mの延長ケーブルと6mの延長ケーブルを別途用意する場合よりも、ケーブル総量が少なくなり、持ち運びや使い勝手がよいものとなる。
また第1コネクタ部21はカメラヘッド部3に対応し、第3コネクタ部31は第2コネクタ部23に対応する構造である。これにより延長ケーブル20と追加延長ケーブル30は明確に形態が異なり、取り違えることはない。換言すれば間違えて追加延長ケーブル30をカメラヘッド部3に接続してしまうといったことも発生しない。
また延長ケーブル20と追加延長ケーブル30の製造において第2コネクタ部23と第4コネクタ部33の製造を共通化でき、製造効率の向上やコストダウンを図ることができる。
これにより、本体部2は特に延長ケーブル接続対応をとっていない構造とされていても、ベースプレート50により延長ケーブル接続が可能となる。
またケーブル接続による延長には別体のベースプレート50を本体部2に取り付けるという構成を採ることで、ベースプレート50を利用して延長状態又は追加延長状態に対応した構成を採ることも可能となる。即ちカメラヘッド部3が本体部2から離れる状態での操作性、利便性を得るために、撮像画像のモニタリングのための構造(ビデオ入力端子53)、操作のための構造(アサイナブルボタン52)、電源供給のための構造(電源入力端子51)等を、ベースプレート50を用いて設けることができる。
即ち本体部2からカメラヘッド部3を取り外した状態で表出する装着部9に対して、カメラヘッド部3に代えてベースプレート50を装着できるようにしている。
ベースプレート50は、カメラヘッド部3を外して延長状態又は追加延長状態とするときに用いるものである。そこでベースプレート50の装着とカメラヘッド部3の装着に装着部9を共用することで、構成上支障がないとともに、本体部2に追加のベースプレート50用の装着部を設ける必要もない。従って本体部2の構造の簡易化、効率化も実現できる。
また、延長状態又は追加延長状態とすると、カメラヘッド部3を本体部2から取り外すことになるが、その場合、カメラヘッド部3を取り付けていた部分(装着部9)が表出することになる。すると、見栄えが悪いとともに、本体部2内への塵や埃の侵入の増加、さらには内部構造の保護機能の脆弱化という問題が生ずる。実施の形態の場合は、この装着部9にベースプレート50が装着されることで、延長状態や追加延長状態においてこれらの問題を生じさせないようにすることができる。
第2コネクタ部23と第4コネクタ部33は同一構造であるが、これらに対応してベースプレート50には装着用の凹部54が設けられるようにし、そこに第2コネクタ部23と第4コネクタ部33のいずれかが嵌め込まれるようにする。
凹部54を形成することで、第2コネクタ部23又は第4コネクタ部33の装着箇所がわかりやすくなる。また第2コネクタ部23又は第4コネクタ部33を嵌入状態とさせることで、これらのコネクタ部への横方向からの衝撃等が加わりにくく、内部のコネクタ23a又は33aとコネクタ50aの接合部の保護(端子保護)としての機能が得られる。
これにより延長ケーブル20や追加延長ケーブル30の取扱いが容易化される。
特に第2コネクタ部23や第4コネクタ部33が、ベースプレート50に設けられた凹部54に嵌入する状態で装着される構造の場合、ハンドル23H、33Hが形成されていることで、第2コネクタ部23や第4コネクタ部33のベースプレート50への嵌入・脱却が非常にやりやすいものとなる。
これにより追加延長ケーブル30の取扱いが容易化される。
これにより一対のハンドルが、ケーブル端22E2を保護する機能を兼ね備えるようにすることができる。例えば図8,図10のように左右一対のハンドル(23H、31H、33H)を向ければ、ケーブル端22E2,32E1,32E2に対する左右方向からの外部応力が加わりにくくできる。しかも、一対のハンドルの間隔が比較的狭いことで、上下方向からの外部応力も加わりにくい。
そして第2コネクタ部23、第3コネクタ部31、第4コネクタ部33の全部又は一部においてハンドル(23H、31H、33H)が設けられることで、ケーブル全体の保護機能を高めることができると共に、ケーブルの取り回しの容易性が向上する。
これによりカメラヘッド部3に第1コネクタ部21を装着した状態で、ケーブル22が下方に自然に流れ、その柔軟性によって、第1コネクタ部21の立った状態を妨げない。もしケーブル端22E1が第1コネクタ部21の背面に突出するように設けられたり、左右方向、もしくは上方に突出するように設けられていると、ケーブル22の重みが第1コネクタ部21に加わりやすく、第1コネクタ部21の起立状態を維持しにくい。図7のようにケーブル端22E1が下向きになるように取り付けられていることで、第1コネクタ部21の起立状態が保たれやすい。これによっては、カメラヘッド部3を安定して任意の場所に置きやすいものとなるため、カメラヘッド部3を置いて撮影するケースを想定すると好適な構造となる。
また下方に向かってケーブル22を出す構造とすることで、各種の撮影状況において、好きな方向にケーブル22を回せることになり、本体部2から離したカメラヘッド部3を用いた撮影の際にケーブル22が邪魔になりにくい。
またケーブル22が第1コネクタ部21の背面21BK側に突出しないため、第1コネクタ部21の背面21BKを何らかの機器への装着面として利用できることになる。例えば第1コネクタ部21を装着したカメラヘッド部3をドローン等の飛行体、自動車、人体などに装着する場合に、ケーブル22によって邪魔されずに背面21BKを利用できることなる。
第2コネクタ部23と第3コネクタ部31は、延長ケーブル20と追加延長ケーブル30を接続する際に接続されるが、このとき第2コネクタ部23と第3コネクタ部31が、互いに背面23BK、31BKにケーブル22,32が突出する状態となることで、6m延長状態の中間部分を不必要に湾曲させないことになり、ケーブル長を最大限生かすことができる。またケーブル22、32を湾曲させないことで、ケーブル自体の保護ともなる。
また第2コネクタ部23と第3コネクタ部31はいずれかが本体部2側に接続されるが、この場合も背面23BK、31BKにケーブル22,32が突出することで、本体部2の前方にケーブルをそのまま伸ばすことができ、ケーブル長を有効に利用できることになる。
これにより本体部2から離されたカメラヘッド部3側において、撮像画像のモニタリングを行うことができる。特に、第1コネクタ部21にビデオ出力端子121を設けることで、延長状態又は追加延長状態のみにおいて必要なビデオ出力端子121が、当該状態の場合にのみ利用可能となり、機能に適した配置構造となる。
また実施の形態では、ベースプレート50にビデオ入力端子53が設けられている。
これにより例えば本体部2の接続端子14から出力されるモニタ用のビデオ信号をベースプレート50が入力して、カメラヘッド部3側に伝送する構造をとることができるようになる。
上記のように、ビデオ出力端子121を利用することにより、本体部2から離されたカメラヘッド部3側において、撮像画像のモニタリングを行うことができるが、特に、ベースプレート50のビデオ入力端子53に対応することで、延長状態又は追加延長状態のみに機能するビデオ出力端子となる。そしてベースプレート50でのビデオ入力端子53は、各種のビデオ信号入力が可能であるため、撮像のモニタリング画像に限らず、本体部2側からカメラヘッド部3側に対して各種の映像を送信できることにもなる。
これにより本体部2から離されたカメラヘッド部3側において、必要に応じて電源電圧をとることができる。例えば外部電源が必要なレンズユニットを用いる場合などに有用な構造となる。また延長状態、追加延長状態にいて使用される延長ケーブル20の第1コネクタ部21に設けることで、必要時のみに提供される端子となる。不要なときに提供されないことで、誤った使用が行われない。
即ち本体部2に取り付けられるベースプレート50に電源入力端子51を設け、この電源入力端子51からの電源電圧が外部電源ラインLN7を介して第1コネクタ部21の電源出力端子120に供給されるようにしている。
これにより例えば本体部2とカメラヘッド部3が離されて使用される延長状態又は追加延長状態において、本体部2側から電源供給を行い、カメラヘッド部3側で電源電圧を取り出して利用できるという構造が実現できる。
またベースプレート50に設けることで電源入力端子51は、必要時のみ(延長状態、追加延長状態の場合)に提供される端子となり、不要なときは誤用されないようにすることができ好適である。
また、第1コネクタ部21とカメラヘッド部3の接続、第2コネクタ部23と第3コネクタ部の接続、第2コネクタ部23とベースプレート50の接続、第4コネクタ部33とベースプレート50の接続、カメラヘッド部3と本体部2の接続、ベースプレート50はと本体部2の接続のそれぞれに関しては、コネクタ接続以外の接続機構は例示していないが、他の係合機構等、接続状態を維持するための機構が設けられてもよいことは当然である。
これは例えばカメラヘッド部3にベースプレート50を設けて第3コネクタ部31とカメラヘッド部3とを接続できるようにしたり、また第3コネクタ部31をベースプレート50がなくてもヘッド部に接続できるように第1コネクタ部21と全く同じ大きさにすることなどにより可能である。
即ち、追加延長状態で、本体部2(ベースプレート50)、延長ケーブル20、追加延長ケーブル30、カメラヘッド部3の順に接続されるようにしてもよい。
つまり、追加延長ケーブル30が、カメラヘッド部3側に接続可能な構成を採り、延長ケーブル20が本体部2側に接続可能な構成を採ることが考えられる。ベースプレート50もしくは同等の部材が必要に応じて用いられるようにすればよい。
延長ケーブル20の第1コネクタ部21のコネクタ21aは、コネクタ3a、33aに接合可能とする。
延長ケーブル20の第2コネクタ部23のコネクタ23aは、コネクタ50aに接合可能とする。
追加延長ケーブル30の第3コネクタ部31のコネクタ31aは、コネクタ3aに接合可能とする。
追加延長ケーブル30の第4コネクタ部33のコネクタ33aは、コネクタ21a、50aに接合可能とする。
ベースプレート50の端子面50Taのコネクタ50aはコネクタ23a、33aに接合可能とする。
ベースプレート50の端子面50Tbのコネクタ50bはコネクタ2aに接合可能とする。
本体部2のコネクタ2aはコネクタ3a、50bに接合可能である。
このようにすることで上記の順序の接続で追加延長状態が形成されるようになる。
また従って第1コネクタ部21と第4コネクタ部33は、ケーブルが、ケーブル端がコネクタ端子面の背面から突出する状態で取り付けられているとよい。ケーブル端22E1、32E2の保護機能が得られ、またコネクタ接合部分の取扱いが容易化される。
また第3コネクタ部31には、ケーブル32が、ケーブル端が下方に延伸する状態で取り付けられているようにするとよい。これにより第3コネクタ部31がカメラヘッド部3に接合される際の姿勢の安定化等が図られる。
また第3コネクタ部31にビデオ出力端子121が設けられているとよい。これにより第3コネクタ部31がカメラヘッド部3に接合される際にビデオ出力端子121がカメラヘッド部3側に位置されることになる。
また第3コネクタ部31に外部電源出力端子120が設けられているとよい。これにより第3コネクタ部31がカメラヘッド部3に接合される際に外部電源出力端子120がカメラヘッド部3側に位置されることになる。
(1)
本体部と、
イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部と、
第1コネクタ部と第2コネクタ部を有し、前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能な第1のケーブルと、
第3コネクタ部と第4コネクタ部を有し、前記第1のケーブルと接続された状態で前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能な第2のケーブルと、
を備え、
前記第2コネクタ部と前記第4コネクタ部は同一の構造とされている
カメラシステム。
(2)
前記本体部に装着可能なベースプレートを備え、
前記第2コネクタ部、及び前記第4コネクタ部は、前記ベースプレートに対して着脱可能とされている
上記(1)に記載のカメラシステム。
(3)
前記ベースプレートは、
前記本体部に設けられている前記カメラヘッド部を装着する装着部に対して着脱可能とされている
上記(2)に記載のカメラシステム。
(4)
前記第2コネクタ部及び前記第4コネクタ部は、前記ベースプレートに設けられた凹部に嵌入する状態で装着可能とされている
上記(2)又は(3)に記載のカメラシステム。
(5)
前記第2コネクタ部及び前記第4コネクタ部には、コネクタ配置面の背面側にハンドルが形成されている
上記(1)から(4)のいずれかに記載のカメラシステム。
(6)
前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部には、コネクタ配置面の背面側にハンドルが形成されている
上記(1)から(5)のいずれかに記載のカメラシステム。
(7)
前記ハンドルは、ケーブル端の両側となる位置に一対設けられている
上記(5)又は(6)に記載のカメラシステム。
(8)
前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部には、ケーブルが、ケーブル端が下方に延伸する状態で取り付けられている
上記(1)から(7)のいずれかに記載のカメラシステム。
(9)
前記第2コネクタ部と前記第3コネクタ部、又は前記第1コネクタ部と前記第4コネクタ部は、
ケーブルが、ケーブル端がコネクタ端子面の背面から突出する状態で取り付けられている
上記(1)から(8)のいずれかに記載のカメラシステム。
(10)
前記第1コネクタ部にビデオ出力端子が設けられている
上記(1)から(9)のいずれかに記載のカメラシステム。
(11)
前記ベースプレートにビデオ入力端子が設けられている
上記(2)から(4)のいずれかに記載のカメラシステム。
(12)
前記ビデオ入力端子から入力されたビデオ信号を出力するビデオ出力端子が、前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部に設けられている
上記(11)に記載のカメラシステム。
(13)
前記ベースプレートには、前記カメラヘッド部に設けられている操作子と同一の操作機能となる操作子が設けられている
上記(2)(3)(4)(11)(12)のいずれかに記載のカメラシステム。
(14)
前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部に電源出力端子が設けられている
上記(1)から(13)のいずれかに記載のカメラシステム。
(15)
前記本体部に装着可能なベースプレートを備え、
前記ベースプレートに、前記電源出力端子に電源電圧供給を行う電源入力端子が設けられている
上記(14)に記載のカメラシステム。
(16)
本体部と、イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部とを備えたカメラシステムにおいて、前記本体部と前記カメラヘッド部の間の接続に用いることのできるケーブルとして、
前記カメラヘッド部側と前記本体部側の間を接続可能な第1コネクタ部と第2コネクタ部とを有し、
前記第2コネクタ部は、自身と接続した状態で前記カメラヘッド部側と前記本体部側の間を接続可能な他のケーブルの一のコネクタ部と同一の構造とされている
ケーブル。
(17)
本体部と、イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部と、第1コネクタ部と第2コネクタ部を有し、前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能な他のケーブルを備えたカメラシステムにおいて、第3コネクタ部と第4コネクタ部を有し、前記他のケーブルと接続された状態で前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能なケーブルとして、
前記第4コネクタ部は前記第2コネクタ部と同一の構造とされている
ケーブル。
(101)
本体部と、
イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部と、
前記カメラヘッド部と前記本体部の間で、前記カメラヘッド部側に接続可能な第1コネクタ部と前記本体部側に接続可能な第2コネクタ部を有する延長ケーブルと、
前記延長ケーブルと前記本体部の間で、前記延長ケーブルの前記第2コネクタ部に接続可能な第3コネクタ部と前記本体部側に接続可能な第4コネクタ部を有する追加延長ケーブルと、を備え、
前記第2コネクタ部と前記第4コネクタ部は同一の構造とされている
カメラシステム。
(102)
前記本体部に装着可能なベースプレートを備え、
前記第2コネクタ部、及び前記第4コネクタ部は、前記ベースプレートに対して着脱可能とされている
上記(101)に記載のカメラシステム。
(103)
前記ベースプレートは、
前記本体部に設けられている前記カメラヘッド部を装着する装着部に対して着脱可能とされている
上記(102)に記載のカメラシステム。
(104)
前記第2コネクタ部及び前記第4コネクタ部は、前記ベースプレートに設けられた凹部に嵌入する状態で装着可能とされている
上記(102)又は(103)に記載のカメラシステム。
(105)
前記第2コネクタ部及び前記第4コネクタ部には、コネクタ配置面の背面側にハンドルが形成されている
上記(101)から(104)のいずれかに記載のカメラシステム。
(106)
前記第3コネクタ部には、コネクタ配置面の背面側にハンドルが形成されている
上記(101)から(105)のいずれかに記載のカメラシステム。
(107)
前記ハンドルは、ケーブル端の両側となる位置に一対設けられている
上記(105)又は(106)に記載のカメラシステム。
(108)
前記第1コネクタ部には、ケーブルが、ケーブル端が下方に延伸する状態で取り付けられている
上記(101)から(107)のいずれかに記載のカメラシステム。
(109)
前記第2コネクタ部と前記第3コネクタ部は、
ケーブルが、ケーブル端がコネクタ端子面の背面から突出する状態で取り付けられている
上記(101)から(108)のいずれかに記載のカメラシステム。
(110)
前記第1コネクタ部にビデオ出力端子が設けられている
上記(101)から(109)のいずれかに記載のカメラシステム。
(111)
前記ベースプレートにビデオ入力端子が設けられている
上記(102)から(104)のいずれかに記載のカメラシステム。
(112)
前記ビデオ入力端子から入力されたビデオ信号を出力するビデオ出力端子が、前記第1コネクタ部に設けられている
上記(111)に記載のカメラシステム。
(113)
前記ベースプレートには、前記カメラヘッド部に設けられている操作子と同一の操作機能となる操作子が設けられている
上記(102)(103)(104)(111)(112)のいずれかに記載のカメラシステム。
(114)
前記第1コネクタ部に電源出力端子が設けられている
上記(101)から(113)のいずれかに記載のカメラシステム。
(115)
前記本体部に装着可能なベースプレートを備え、
前記ベースプレートに、前記電源出力端子に電源電圧供給を行う電源入力端子が設けられている
上記(114)に記載のカメラシステム。
(116)
本体部と、イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部とを備えたカメラシステムにおいて、前記本体部と前記カメラヘッド部の間の接続に用いることのできる延長ケーブルとして、
前記カメラヘッド部側に接続可能な第1コネクタ部と、
前記本体部側に接続可能な第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、該第2コネクタ部と前記本体部側の間を接続可能な他の追加延長ケーブルの前記本体部側のコネクタ部と同一の構造とされている
延長ケーブル。
(117)
本体部と、イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部と、前記カメラヘッド部側に接続可能な第1コネクタ部と前記本体部側に接続可能な第2コネクタ部を有し前記本体部と前記カメラヘッド部の間の接続に用いることのできる延長ケーブルと、を備えたカメラシステムにおいて、前記延長ケーブルと前記本体部の間の接続に用いることのできる追加延長ケーブルとして、
前記延長ケーブルの前記第2コネクタ部に接続可能な第3コネクタ部と、
前記本体部側に接続可能な第4コネクタ部を有し、
前記第4コネクタ部は前記第2コネクタ部と同一の構造とされている
追加延長ケーブル。
Claims (16)
- 本体部と、
イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部と、
第1コネクタ部と第2コネクタ部を有し、前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能な第1のケーブルと、
第3コネクタ部と第4コネクタ部を有し、前記第1のケーブルと接続された状態で前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能な第2のケーブルと、
を備え、
前記第2コネクタ部と前記第4コネクタ部は同一の構造とされ、
前記本体部に装着可能なベースプレートを備え、
前記第2コネクタ部、及び前記第4コネクタ部は、前記ベースプレートに対して着脱可能とされている
カメラシステム。 - 前記ベースプレートは、
前記本体部に設けられている前記カメラヘッド部を装着する装着部に対して着脱可能とされている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記第2コネクタ部及び前記第4コネクタ部は、前記ベースプレートに設けられた凹部に嵌入する状態で装着可能とされている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記第2コネクタ部及び前記第4コネクタ部には、コネクタ配置面の背面側にハンドルが形成されている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部には、コネクタ配置面の背面側にハンドルが形成されている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記ハンドルは、ケーブル端の両側となる位置に一対設けられている
請求項4に記載のカメラシステム。 - 前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部には、ケーブルが、ケーブル端が下方に延伸する状態で取り付けられている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記第2コネクタ部と前記第3コネクタ部、又は前記第1コネクタ部と前記第4コネクタ部は、
ケーブルが、ケーブル端がコネクタ端子面の背面から突出する状態で取り付けられている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部にビデオ出力端子が設けられている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記ベースプレートにビデオ入力端子が設けられている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記ビデオ入力端子から入力されたビデオ信号を出力するビデオ出力端子が、前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部に設けられている
請求項10に記載のカメラシステム。 - 前記ベースプレートには、前記カメラヘッド部に設けられている操作子と同一の操作機能となる操作子が設けられている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部に電源出力端子が設けられている
請求項1に記載のカメラシステム。 - 前記本体部に装着可能なベースプレートを備え、
前記ベースプレートに、前記電源出力端子に電源電圧供給を行う電源入力端子が設けられている
請求項13に記載のカメラシステム。 - 本体部と、イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部とを備えたカメラシステムにおいて、前記本体部と前記カメラヘッド部の間の接続に用いることのできるケーブルとして、
前記カメラヘッド部側と前記本体部側の間を接続可能な第1コネクタ部と第2コネクタ部とを有し、
前記第2コネクタ部は、自身と接続した状態で前記カメラヘッド部側と前記本体部側の間を接続可能な他のケーブルの一のコネクタ部と同一の構造とされ、
前記第1コネクタ部には、ケーブル端が下方に延伸する状態で取り付けられている
ケーブル。 - 本体部と、イメージセンサを備え前記本体部に対して着脱可能に構成されているカメラヘッド部と、第1コネクタ部と第2コネクタ部を有し、前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能な他のケーブルを備えたカメラシステムにおいて、第3コネクタ部と第4コネクタ部を有し、前記他のケーブルと接続された状態で前記カメラヘッド部と前記本体部の間を接続可能なケーブルとして、
前記第4コネクタ部は前記第2コネクタ部と同一の構造とされ、
前記第1コネクタ部又は前記第3コネクタ部には、ケーブル端が下方に延伸する状態で取り付けられている
ケーブル。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018171892 | 2018-09-13 | ||
JP2018171892 | 2018-09-13 | ||
PCT/JP2019/030971 WO2020054267A1 (ja) | 2018-09-13 | 2019-08-06 | カメラシステム、ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2020054267A1 JPWO2020054267A1 (ja) | 2021-09-24 |
JP7287400B2 true JP7287400B2 (ja) | 2023-06-06 |
Family
ID=69778268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020546761A Active JP7287400B2 (ja) | 2018-09-13 | 2019-08-06 | カメラシステム、ケーブル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11483457B2 (ja) |
EP (1) | EP3852351A4 (ja) |
JP (1) | JP7287400B2 (ja) |
CN (1) | CN112673618A (ja) |
WO (1) | WO2020054267A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP1657232S (ja) * | 2019-08-28 | 2020-04-13 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005285043A (ja) | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Omron Corp | センサ用ケーブル |
JP2006039885A (ja) | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Omron Corp | センサ用ケーブル |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6159974A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-27 | Canon Inc | 電子カメラ及びレンズ鏡筒 |
US6115068A (en) * | 1995-06-14 | 2000-09-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Positionable image input apparatus |
JPH1032747A (ja) | 1996-07-15 | 1998-02-03 | Sony Corp | カメラ装置 |
DE102005014190A1 (de) | 2004-03-31 | 2005-12-08 | Omron Corp. | Sensorkabel mit leicht änderbarer Gesamtlänge, das fehlerfreie und Hochgeschwindigkeits-Signalübertragung ermöglicht, selbst wenn die Gesamtlänge vergrößert wird, und vom Verstärker getrennter Sensortyp mit dem Kabel |
EP1615298A1 (en) * | 2004-07-05 | 2006-01-11 | Shuttle Inc. | Plugging structure of electric connector |
US7593055B2 (en) * | 2004-07-27 | 2009-09-22 | Fujifilm Corporation | Camera system, camera main body, and camera head |
US20070230542A1 (en) | 2006-03-29 | 2007-10-04 | Noriyasu Okada | Bidirectional signal transmission system |
EP2086385B1 (en) * | 2006-11-16 | 2018-10-31 | Stryker Corporation | Wireless endoscopic camera |
JP4957446B2 (ja) * | 2007-08-13 | 2012-06-20 | オムロン株式会社 | センサシステムのケーブル延長ユニットおよびセンサシステム |
JP5126176B2 (ja) * | 2009-07-28 | 2013-01-23 | ソニー株式会社 | 撮像部駆動装置、回転角度制御方法、撮像装置、プログラム、撮像システム |
JP5685858B2 (ja) * | 2010-08-27 | 2015-03-18 | ソニー株式会社 | カメラ装置、カメラシステム及びカメラ制御方法 |
EP3263012B1 (en) * | 2015-04-30 | 2020-04-01 | Sony Olympus Medical Solutions Inc. | Relay device and medical device |
JP6654051B2 (ja) * | 2016-01-15 | 2020-02-26 | ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社 | 医療用観察システム |
-
2019
- 2019-08-06 CN CN201980058767.0A patent/CN112673618A/zh active Pending
- 2019-08-06 WO PCT/JP2019/030971 patent/WO2020054267A1/ja unknown
- 2019-08-06 US US17/250,789 patent/US11483457B2/en active Active
- 2019-08-06 EP EP19860549.5A patent/EP3852351A4/en active Pending
- 2019-08-06 JP JP2020546761A patent/JP7287400B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005285043A (ja) | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Omron Corp | センサ用ケーブル |
JP2006039885A (ja) | 2004-07-26 | 2006-02-09 | Omron Corp | センサ用ケーブル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3852351A4 (en) | 2021-11-24 |
CN112673618A (zh) | 2021-04-16 |
EP3852351A1 (en) | 2021-07-21 |
US20210218869A1 (en) | 2021-07-15 |
JPWO2020054267A1 (ja) | 2021-09-24 |
US11483457B2 (en) | 2022-10-25 |
WO2020054267A1 (ja) | 2020-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7591599B2 (en) | Digital camera system and digital camera | |
JP5100582B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2007310005A (ja) | カメラシステム | |
JP2017032884A (ja) | 撮像機器 | |
JP7287400B2 (ja) | カメラシステム、ケーブル | |
JP7306403B2 (ja) | カメラシステム、ケーブル | |
JP4702211B2 (ja) | 撮像装置及び撮像システム | |
US20120268569A1 (en) | Composite camera system | |
JP2020089028A (ja) | 電子機器、モジュールシステム、およびその制御方法 | |
US11415774B2 (en) | Compact image capturing apparatus having a plurality of external connections and cooling system | |
US20170108763A1 (en) | System camera lens adaptor | |
WO2024101153A1 (ja) | カメラシステム、処理方法 | |
US8786773B2 (en) | Imaging apparatus | |
EP1919198A1 (en) | Photographing apparatus having external cameras and method of switching modes thereof | |
JP2010004507A (ja) | 小型ビデオカメラを肩乗せにするための装置 | |
KR101653587B1 (ko) | 영상촬영용 방송기기에 안정적인 전원공급이 가능한 방송중계시스템 | |
JP4264559B2 (ja) | 撮影システムおよびインターフェースボックス | |
JP4098309B2 (ja) | デジタルカムコーダーの一体型多機能スイッチ装置 | |
JP2006157398A (ja) | カメラ及び電子機器 | |
JP2005229538A (ja) | デジタルカメラシステム | |
JP3372534B2 (ja) | 記録再生表示装置 | |
KR101214162B1 (ko) | 디지털 이미지 처리 장치용 크래들을 구비한 디스플레이장치 | |
JP2000050143A (ja) | 撮像システムおよび撮像システムの映像表示方法およびリモートコントローラおよび撮像カメラおよびリモートコントローラの撮像カメラ本体への連結方法 | |
JP2011257694A (ja) | レンズ装置に取り付けられる無線アダプタ | |
JP2009017039A (ja) | 画像撮影装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230317 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20230317 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230425 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230508 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7287400 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |