JP2006039830A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006039830A
JP2006039830A JP2004217233A JP2004217233A JP2006039830A JP 2006039830 A JP2006039830 A JP 2006039830A JP 2004217233 A JP2004217233 A JP 2004217233A JP 2004217233 A JP2004217233 A JP 2004217233A JP 2006039830 A JP2006039830 A JP 2006039830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
clock signal
fuse
voltage
control information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004217233A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006039830A5 (ja
Inventor
Masato Momii
政人 籾井
Naoki Yada
直樹 矢田
Masaru Iwabuchi
勝 岩渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2004217233A priority Critical patent/JP2006039830A/ja
Priority to US11/188,873 priority patent/US7250821B2/en
Publication of JP2006039830A publication Critical patent/JP2006039830A/ja
Priority to US11/765,205 priority patent/US20070250735A1/en
Publication of JP2006039830A5 publication Critical patent/JP2006039830A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

【課題】 高精度で内蔵発振を行うことができる半導体集積回路を提供する。
【解決手段】 半導体集積回路は、記憶回路(6)と、記憶回路に保持された制御情報に基いて内部クロック信号(VCLK)を生成する発振回路(23)と、外部クロック信号(RCLK)の周波数に内部クロック信号の周波数を一致させる制御情報を生成する論理回路(2)と、上記論理回路で生成された制御情報を記憶可能な電気ヒューズ回路又は溶断ヒューズ回路(6cd)を有し、上記内部クロック信号を内部回路の同期動作に用いる。プロセスばらつきにより発振回路の発振周特性(発振周波数)に誤差(不所望な変動)を生じても、水晶振動子の外付けや外部クロック信号の入力を必要とせずに、内部クロック信号周波数を目的周波数の外部クロック信号周波数に一致させることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、クロック同期動作される電子回路、特にクロック同期動作される半導体集積回路に関し、例えばマイクロコンピュータに代表される情報処理装置に適用して有効な技術に関する。
クロック同期動作されるマイクロコンピュータなどの半導体集積回路において水晶振動子を外付けせずに内部発振だけで同期クロック信号を生成するものがある。特許文献1には水晶振動子を外付けせずに内部発振だけで同期クロック信号を生成するマイクロコンピュータについて記載が有る。特許文献2には、水晶振動子を外付けせずに内部発振する内蔵発振器の発振周波数をトリミングする回路について記載がある。
特表平11−510938号公報 特開平10−187273号公報
本発明者は、先ず同期クロックの生成に振動子を用いる場合の問題点について検討した。水晶発振を用いて半導体集積回路を動作させる場合は、容量素子と水晶振動子を付けたりする必要性が生じる。そのための実装面積と部品が必要になる。さらに、水晶振動子の端子は、外来ノイズ(EMS:Electro Magnetic Susceptibility)に弱く、顧客のシステム構成時の信頼性で問題となる場合がある。さらに、水晶振動子が取り付けられる半導体集積回路の端子には充放電を生ずるので、輻射ノイズ(EMI:Electro Magnetic Interference)の問題が発生する。また、水晶振動子の端子に波形整形用の容量が接続するので消費電流も多くなる。更に、センサやネットワーク家電などには外部端子数が極端に少ない少ピンマイコンと称されるマイクロコンピュータが用いられる。小ピンマイコンの場合には水晶発振用の端子の削減は外部端子数削減に大きく寄与することができる。
更に本発明者は同期クロックの生成に振動子を用いない場合について検討した。同期クロックの生成に振動子を用いない場合に発振周波数はプロセスばらつきの影響を大きく受けて数10パーセント変動する。更に、プロセスばらつきによる影響ほどではないが、電源電圧変動や温度変化による影響も受けて10数パーセント変動する。特に通信を確立するには、数パーセントのクロック精度が必要で、プロセスばらつき、半導体集積回路外部電圧変動、温度変動に対して強い構成にすることが必要になる。また、固定周波数の内部発振では、マイクロコンピュータを実装したシステムに対するテストでは高い周波数とか低い周波数でテストすることが必要になるので、出荷後もフレキシブルに周波数を変更できる構成が求められている。
本発明の目的は高精度で内蔵発振を行うことができる半導体集積回路を提供することにある。
本発明の上記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕《外部クロック信号周波数を指標とする周波数調整》
本発明に係る半導体集積回路は、記憶回路(20)と、上記記憶回路に保持された制御情報に基いて内部クロック信号(VCLK)を生成する発振回路(23)と、外部で生成される外部クロック信号(RCLK)の周波数に内部クロック信号の周波数を一致させる制御情報を生成する論理回路(2、40)と、上記論理回路で生成された制御情報を記憶可能な電気ヒューズ回路又は溶断ヒューズ回路(6cd)とを有し、上記内部クロック信号を内部回路の同期動作に用いる。プロセスばらつきにより発振回路の発振特性(発振周波数)に誤差(不所望な変動)を生じても、水晶振動子の外付けや外部クロック信号の入力を必要とせずに、内部クロック信号周波数を目的周波数の外部クロック信号周波数に一致させることができる。要するに、プロセスばらつきによる周波数誤差を補償することができる。上記電気ヒューズ回路又は上記溶断ヒューズ回路に記憶された制御情報は上記記憶回路に格納(ロード)され、上記内部クロック信号を内部回路の同期動作に用いられる。
このとき、上記電気ヒューズ回路の有効利用を図るため、上記電気ヒューズ回路には、内部クロック信号のトリミング制御情報を格納可能な第1記憶領域と、内部回路に関するその他のトリミング制御情報を格納可能な第2記憶領域とを形成することができる。上記内部回路に関するその他のトリミング制御情報には、例えば内部降圧電源のトリミング情報が含まれる。
上記上記論理回路で生成された制御情報は、内部発振周波数設定動作の最後の段階で上記電気ヒューズに格納される。
上記内部回路は、制御プログラムを格納可能なマスクROM(リード・オンリー・メモリ)を含む。
上記電気ヒューズに格納された制御情報は、パワーオンリセットの様な半導体集積回路あるいはマイクロコンピュータの電源投入時の初期化動作に応答して上記記憶回路に格納される。
一方、上記溶断ヒューズ回路は、溶断するか否かによって上記制御情報の書き込みを可能とする情報書込み用溶断ヒューズと、上記書込み用溶断ヒューズの非溶断状態と等価な参照用溶断ヒューズと、を含み、上記情報書込み用溶断ヒューズに流れる電流と上記参照用溶断ヒューズに流れる電流とを比較し、その比較結果に応じた論理出力を形成するように構成することができる。かかる構成においては、例えば情報書き込み用溶断ヒューズの不完全な溶断により微小電流が流れる場合と、情報書き込み用溶断ヒューズが溶断されていない場合とを区別することができる。
また、上記溶断ヒューズ回路は、溶断するか否かによって上記制御情報の書き込みを可能とする情報書込み用溶断ヒューズと、上記情報書込み用溶断ヒューズに流れる電流を電圧に変換する第1変換回路と、上記書込み用溶断ヒューズの非溶断状態と等価な参照用溶断ヒューズと、上記参照用溶断ヒューズに流れる電流を電圧に変換する第2変換回路と、上記第1変換回路の出力電圧と上記第2変換回路の出力電圧とを比較するセンスアンプとを含んで構成することができる。
上記情報書込み用溶断ヒューズに通電可能な電圧印加パッドと、上記電圧印加パッドを介して上記情報書込み用溶断ヒューズに通電される期間に、上記情報書込み用溶断ヒューズから上記第1変換回路に至る経路を遮断可能な第1トランジスタと、上記第1トランジスタに連動して、上記参照用溶断ヒューズから上記第2変換回路に至る経路を遮断可能な第2トランジスタとを設けることができる。
このとき、上記第1トランジスタと上記第1変換回路との間に第1抵抗を設け、上記第2トランジスタと上記第2変換回路との間に第2抵抗を設けることができる。上記センスアンプでの電圧比較動作の安定化を図るには、上記第2抵抗の値を上記第1抵抗の値よりも大きく設定することで、非溶断ヒューズを溶断されていると誤判断することを防いでいる。
上記電圧印加パッドは、ウェーハのダイシングにより破壊されるスクライブエリアに形成することができる。
ウェーハにおける半導体集積回路のチップ形成領域の縁辺部には、チップ保護のためのガードリングエリアが形成され、上記ガードリングエリアにおいて互いに異なる配線層がコンタクトによって導通される。
内部クロック信号周波数を目的周波数の外部クロック信号周波数に一致させる制御情報の取得を所定の動作モードの指示に応答して行うことができる。所定の動作モードを指定すればそのような制御情報の取得を任意に行うことができる。目的周波数を変更して制御情報の取得を任意に行うことも可能である。
上記論理回路による制御情報の生成処理をクロック同期で行う場合の形態として、第1は、記憶回路に初期的に与えられる制御情報に基づいて生成されるクロック信号に同期する形態、第2は、外部クロック信号に同期する形態、第3は、所定動作モードの指示に応答して発振動作される別の発振回路で生成されるクロック信号に同期する形態である。
《制御情報の生成形態》
第1の形態はクロックカウンタを用いる。即ち、内部クロック信号及び外部クロック信号の夫々の周波数に応答する情報をサンプリングするサンプリング回路(31)を有し、上記論理回路(2)はサンプリング回路でサンプリングされた情報を用いて内部クロック信号と外部クロック信号の周波数比較を行って内部クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に一致させる制御情報を生成する。このとき上記論理回路は例えばCPU(中央処理装置)であり、上記記憶回路はCPUによってアクセス可能なレジスタである。
第2の形態は内蔵比較回路を用いる。内部クロック信号と外部クロック信号の周波数の相異を比較する比較回路(24)を有し、上記論理回路は上記比較回路による比較結果を用いて内部クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に一致させる制御情報を生成する。このとき上記論理回路は例えばCPUであり、上記記憶回路はCPUによってアクセス可能なレジスタである。
第3の形態はアップダウンカウンタを用いる。即ち、上記記憶回路はカウンタ(42)であり、上記論理回路は内部クロック信号と外部クロック信号の周波数の相異を比較し、比較結果を用いて上記カウンタをアップカウント又ダウンカウントする。
第4の形態は周波数の外部比較結果を用いる。上記論理回路は、内部クロック信号と外部クロック信号の周波数比較結果をラッチ回路(32)など介して外部から入力し、入力した比較結果を参照して内部クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に一致させる制御情報を生成する。
《定電流領域利用による温度依存補償》
本発明の具体的な形態として、上記記憶回路が保持する制御データを変換基準電圧に対してアナログ変換するD/A変換回路(21)と、上記D/A変換回路の出力電圧に基づいて決定される動作電源電圧に応ずるバイアス電圧を形成するバイアス回路(22)とを更に有し、上記発振回路は、上記D/A変換回路の出力電圧に基づいて決定される電圧(Vfdd)を動作電源電圧とし、上記バイアス電圧によって発振周波数が制御される電圧制御発振回路とされる。このとき、上記バイアス回路は温度変化に対してドレイン・ソース間電流の変化が小さくされるゲート・ソース間電圧条件を満足するMOSトランジスタを備えた定電流回路(M7,Rf,M8)を有し、上記MOSトランジスタのドレイン電圧を制御電圧として出力する。上記定電流回路は上記D/A変換回路の出力電圧に基づいて動作電源電圧が変化されたとき、その変化がゲート・ソース間電圧条件を満足する範囲において、バイアス電圧を変化させることができると共に、温度変化による変動については抑止若しくは緩和することができる。この構成は、ゲート・ソース間電圧条件を満足する範囲において、という点で周波数可変の範囲は大きく制限される。要するに、ほぼ一定周波数での用途に限定される。
具体的な形態として、上記定電流回路は、電源電圧をソースに受けゲート・ドレイン間が短絡されたpチャンネル型の第1MOSトランジスタ(M7)と、回路の接地電圧をソースに受けゲート・ドレイン間が短絡されたnチャンネル型の第2MOSトランジスタ(M8)と、第1MOSトランジスタのドレインに一端が結合され第2MOSトランジスタのドレインに他端が結合された抵抗素子(Rf)とを有し、第1MOSトランジスタのドレイン電圧と第2MOSトランジスタのドレイン電圧を制御電圧として出力する。
上記D/A変換回路の出力が低インピーダンスであることを考慮すると、上記D/A変換回路の出力電圧はボルテージフォロアアンプ(47)を介して電圧制御発振回路及びバイアス回路の動作電源電圧として供給されるのが望ましい。スタンバイ時にボルテージフォロアアンプを非活性にすることにより発振回路とバイアス回路の動作電源を遮断することができ、低消費電力に資する事ができる。
電源変動に対する補償を考慮する場合には、電源電圧と温度の変動に対する電圧変動が補償された基準電圧を発生する基準電圧発生回路(45)を更に有し、上記D/A変換回路は上記基準電圧を変換基準電圧として入力することが望ましい。
《VLTに着目した温度依存補償》
温度依存補償に対する別の形態では、上記記憶回路が保持する制御データを変換基準電圧に対してアナログ変換するD/A変換回路と、D/A変換回路の出力電圧に基づいてバイアス電圧(VGP,VGN)を形成するバイアス回路とを更に有し、上記発振回路はCMOS回路形式のリングオシレータ部(51)を有し当該リングオシレータ部に対する電流制御用の上記バイアス電圧によって発振周波数が制御される電圧制御発振回路とされる。このとき、上記バイアス回路は、発振回路にCMOS回路の論理閾値電圧変動を抑制する方向の動作電源電圧を印加して温度変化によるリングオシレータ部の発振周波数変動を補償する。
具体的な形態として、上記電圧制御発振回路はリングオシレータ部を構成する奇数段のCMOSインバータ遅延段(50)を有し、上記バイアス回路は、上記CMOSインバータ遅延段の論理閾値電圧を模擬する論理閾値電圧模擬回路部(65)を有し、上記論理閾値電圧模擬回路の出力を用いて発振回路の動作電源電圧を変化させる。電源変動に対する補償を考慮する場合には、電源電圧と温度の変動に対する電圧変動が補償された基準電圧を発生する基準電圧発生回路を更に有し、上記D/A変換回路は上記基準電圧を変換基準電圧として入力することが望ましい。
〔2〕《クロック信号周波数の動的な自動調整》
本発明の別の観点による半導体集積回路は、記憶回路と、上記記憶回路に保持された制御情報に基いて内部クロック信号を生成する発振回路と、周期的に発生するパルスの一定区間毎に上記内部クロック信号を計数し計数値を期待値に一致させる方向に制御情報を更新する論理回路(70)とを有し、上記内部クロック信号を内部回路の同期動作に用いる。計数値の期待値が目的周波数と相関される。よって、目的周波数に応ずる期待値にしたがって、周期的に発生するパルスの一定区間を基準に内部クロック信号周波数を動的且つ自動的に調整することができる。発振回路の発振周波数をパルスの周期毎に動的に調整するから、原理的には一定区間に対して温度依存性及び電源電圧依存性が無ければよい。
本発明の具体的な形態として、周期的にパルスの一定区間を発生する区間発生回路(71)を有し、この区間発生回路は、パルス発生回路(72)と、パルス発生回路から発生されるパルスの所定位相点から充電動作又は放電動作の何れかを行なうCR時定数回路(73)と、CR時定数回路で得られる電圧が規定電圧に到達するのを検出する検出回路(74)を有し、所定位相点から検出回路による検出タイミングまでを上記一定区間とする。CR時定数回路における温度依存性は実質的に無視し得る程小さい。
上記規定電圧は基準電圧発生回路で発生される基準電圧に基づいて形成され、上記基準電圧は電源電圧と温度の変動に対する電圧変動が補償された電圧であることが望ましい。一定区間に対して電源電圧依存性も無くなる。発振回路には電源電圧依存性及び温度依存性が有っても実質的な問題はない。
本発明の具体的な形態として上記記憶回路は例えばアップダウンカウンタ(42)である。上記アップダウンカウンタはパルス発生回路から発生されるパルスに同期してアップカウント又はダウンカウントを行なう。
本発明の具体的な形態として上記記憶回路が保持する制御データを変換基準電圧に対してアナログ変換するD/A変換回路と、D/A変換回路の出力電圧に応じて変化されるバイアス電圧を形成するバイアス回路とを更に有し、上記発振回路は、上記バイアス電圧によって発振周波数が制御される電圧制御発振回路である。D/A変換回路に対する電源依存補償を考慮するなら、上記D/A変換回路は、基準電圧発生回路で発生される基準電圧を変換基準電圧として入力すればよい。
本発明の具体的な形態として、不揮発性記憶装置を更に有し、上記不揮発性記憶装置は、上記半導体集積回路の初期化動作を指示する様なパワーオンリセットに応答して上記記憶回路に初期的にロードされる制御情報と、上記論理回路にロードされる上記期待値を保有する。半導体集積回路の出荷時に予め制御情報と期待値とを不揮発性メモリに格納しておけばよい。不揮発性メモリが電気的に書き換え可能であればユーザは少なくとも期待値を書き換えることによって発振周波数を任意に選択することができる。
〔3〕《分周回路》
上記発振回路から出力されるクロック信号を分周する分周回路を有してよい。上記分周回路は可変分周回路であることが望ましい。半導体集積回路の出荷時に最高動作周波数に内部発振周波数を合わせるように制御情報を不揮発性メモリに格納しておく。ユーザは可変分周器で任意周波数を選択すればよい。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、半導体集積回路において高精度で内蔵発振を行うことができる。
《マイクロコンピュータ》
図1には本発明の一例に係るマイクロコンピュータが例示される。同図に示されるマイクロコンピュータ1は、例えばCMOS集積回路製造技術により単結晶シリコンのような1個の半導体基板(半導体チップ)に形成される。
マイクロコンピュータ1は、特に制限されないが、制御信号バスCBUS、内部アドレスバスiAB、内部データバスiDB、周辺アドレスバスPAB、周辺データバスPDBを有し、それらには所定の回路モジュールが結合される。上記回路モジュールとしてマイクロコンピュータ1は、中央処理装置(CPU)2、CPU2のワーク領域などに利用されるランダムアクセスメモリ(RAM)3、バスステートコントローラ(BSC)4、内部発振回路モジュール(OSCMDL)5、マスクROM(リード・オンリー・メモリ)6、ヒューズモジュール6cd、アナログ・ディジタル変換モジュール(ADCMDL)7、ディジタル・アナログ変換モジュール(DACMDL)8、汎用入出力ポート(IO)9、上記ADC7に接続されるアナログ入力回路(AIN)10、上記DAC8に接続されるアナログ出力回路(AOUT)11、モード制御回路(MDCTL)13及びその他周辺回路モジュール(PRPHMDL)12を有する。
CPU2は命令をフェッチしフェッチした命令を解読して制御信号を生成する命令制御部と、上記制御信号によりオペランドを用いて演算処理などを行う実行部とを有する。マスクROM6は制御データやCPU2の制御プログラムなどを保有する。ヒューズモジュール6cdは、本例ではCMOSプロセスで形成された不揮発性メモリセルを備え、上記論理回路で生成された制御情報を記憶可能な電気ヒューズ回路を含んで成る。
OSCMDL5は振動子の外付けを要することなく内部発振を行ってクロック信号CLKを発生する。クロック信号CLKは内蔵回路モジュールがクロック同期動作されるときの動作基準クロック信号などに用いられる。ここでは代表的に一つのクロック信号をCLKを図示するが、動作速度の異なる回路モジュールを含んだり、動作モードに応じて動作速度が可変にされる場合などに対応して、実際には周波数の異なる数種類のクロック信号が発生されて対応する回路モジュールに供給される。MDCTL13にはモード信号MD0〜MD2及びリセット信号RESが供給される。マイクロコンピュータ1はリセット信号RES等によってリセットが指示されるとCPU2等のオンチップ回路モジュールが初期化される。リセット信号RESによるリセット指示が解除されると、CPU2は所定のスタートアドレスから命令をリードし、プログラムを実行開始する。スタートアドレスはモード信号MD0〜MD2等によって指示される動作モードに応じて決定される。
図2には内部発振回路モジュール5の第1の例が示される。内部発振回路モジュール5は、記憶回路としての制御データレジスタ(CDREG)20、上記CDREG20にロードされた制御情報をディジタル・アナログ変換するディジタル・アナログ変換回路(DAC)21、D/A変換回路21の出力を受けて制御電圧を形成するバイアス回路(BIAS)22、上記制御電圧に応ずる周波数で発振する電圧制御発振回路(VCO)23、電圧制御発振回路23で生成する内部クロック信号VCLKの周波数と外部クロック信号RCLKの周波数を比較可能な比較回路(CMP)24、比較回路24による比較結果を保持するモニタレジスタ(MREG)25、D/A変換の変換基準電圧などに用いるクランプ電源回路(CRMP)29、内部クロック信号又は外部クロック信号を選択するセレクタ(CSEL)26、セレクタ26の出力を分周する分周回路(CDIV)27を有する。上記制御データレジスタ20及びモニタレジスタ25はCPU2のアドレス空間に配置され、内部バス28を介してアクセス可能にされる。内部バス28は上記制御信号バスCBUS、内部アドレスバスiAB、内部データバスiDB、周辺アドレスバスPAB及び周辺データバスPDBを総称する。クロックセレクタ26のクロック選択はモード制御回路13によって制御される。分周回路27の分周比はリセット動作で初期値に設定され、その後、CPU2による命令実行を介して可変にされる。上記モニタレジスタ25は周波数設定モードによる周波数設定動作の終了を外部に通知するクロック取込み信号FNCKの出力レジスタにも兼用される。上記外部クロック信号RCLKの入力端子、クロック取込み信号FNCKの出力端子、及び内部クロック信号VCLKの出力端子は専用端子であっても兼用端子であってもよい。
モード制御回路(MDCTL)13は初期化動作(パワーオンリセット)時に、ヒューズモジュール6cdから制御情報を制御データレジスタ20にロードする。モード信号MD0〜MD2によって指示される動作モードが周波数設定モードであれば、リセット解除時にセレクタ26は外部クロック信号RCLKを選択し、CPU2は外部クロック信号RCLKを基にするクロック信号CLKに同期して周波数設定プログラムを実行する。CDREG20に初期セットされた制御情報に応じてDAC21が出力するDA変換出力に基づいて制御電圧が形成され、これによってVCO23の発振周波数が決まる。CPU2は定期的にモニタレジスタ25を参照し、周波数比較回路24による比較結果が一致したか否を判別する。不一致のときCPU2は制御データレジスタ20をアクセスして、内部クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に一致させる方向に制御情報を更新する。判別結果が一致すると、CPU2は制御データレジスタ20の制御情報をヒューズモジュール6cdに格納して、周波数設定プログラムの実行を終了する。周波数設定プログラムの実行を終了する時、CPU2はMREG25を介してクロック取込み終了信号FNCKを外部に出力する。これを受けて外部ではクロック信号RCLKの発生などを停止する。
モード信号MD0〜MD2によって指示される動作モードが通常モードであれば、リセット解除時にセレクタ26は内部クロック信号を選択する。周波数設定モードで取得されてヒューズモジュール6cdに保存された制御情報はパワーオンリセット時に既に制御データレジスタ20にイニシャルロードされるので、リセット解除時には、その周波数設定モードで取得された制御情報に基づいてVCO23は発振動作を行うことができ、マイクロコンピュータ1は内部クロック信号VCLKで規定されるクロック信号CLKに同期して、データ処理が可能にされる。このように、ヒューズモジュール6cdに格納された制御情報を制御データレジスタ20にロードして再利用するので、常に上記外部クロック信号RCLKと同じ目的周波数の内部クロック信号VCLKを内部発振回路モジュール5だけで生成することができる。即ち、プロセスばらつきによりVCO23の発振特性に誤差を生じても水晶振動子の外付けや外部クロック信号の入力を必要とせずにVCO23を目的周波数で発振動作させる事ができる。プロセスばらつきによる発振特性の変動(発振周波数の変動)を補償することができる。
リセット解除時にモード信号MD0〜MD2によって指示される動作モードが第1テストモードであれば、セレクタ26は外部クロック信号を選択し、動作モードが第2テストモードであれば、セレクタ26は内部クロック信号を選択する。
図15には前述の内部発振周波数設定動作のフローチャートが例示される。電源印加及びモード信号MD0〜MD2の入力、並びに外部クロック信号RCLKが入力されて、マイクロコンピュータ1はパワーオンリセットされる(S1)。リセット解除されると、周波数設定モードを指示するモード信号MD0〜MD2の状態にしたがって、CPU2は周波数設定プログラムを実行開始する(S2)。CPU2は周波数設定プログラムにしたがってCDREG20に制御情報の初期値をセットする(S3)。その後、MREG25の値を読み出し(S4)、内部クロック信号周波数が外部クロック信号周波数に一致したかを判定し(S5)、不一致であればCDREG20に次の制御情報をセットする(S6)。一致を検出したときはCDREG20の制御情報をヒューズモジュール6cdに格納して、処理の終了を外部に通知する(S7)。その後はリセットを経て通常モード(ユーザモード)等で動作可能になる。
図3には上記比較回路24の一例が示される。ここに示される比較回路24は位相比較によって周波数の相異を検出しようとする。即ち、内部クロック信号VCLKと外部クロック信号RCLKの位相差を4個のリセット優先形式のRS型フリップフロップによって検出し、内部クロック信号VCLKが外部クロック信号RCLKの位相よりも進んでいるとき出力Xはハイレベル(論理値“1”)、遅れている時はローレベル(論理値“0”)にされ、それ以外の場合には出力Xは高インピーダンスにされる。モニタレジスタ25は位相比較結果を定期的に所定のタイミングでラッチする。特に図示はしないが、クロックカウンタとマグニチュードコンパレータを用いて比較回路24を構成してもよい。即ち、内部クロック信号VCLKをクロック端子に入力する第1カウンタと、外部クロック信号VCLKをクロック端子に入力する第2カウンタを設け、双方のカウンタに対し、並列的にカウンタクリア、カウント開始指示、カウント停止指示、カウント値出力、及び出力カウント値に対するマグニチュードコンパレータによる大小比較を行って、その比較結果をモニタレジスタ25に保持させれば良い。
図6には、上記ヒューズモジュール6cdの構成例が示される。
同図に示されるヒューズモジュール6cdは、不揮発性情報記憶セル群として5個の不揮発性記憶ブロック(7bFile#0〜7bFile#4)を有する不揮発性メモリ380、及び制御回路384を備えた電気ヒューズ回路とされる。不揮発性メモリ380に対する書込みデータはd0−6として外部から与えられる。コントローラ384には不揮発性記憶ブロック7bFile#0〜7bFile#4を選択するためのアドレス信号a0−2、読み出し動作の指示信号rd、書込み動作の指示信号prgが入力される。
図7Aには不揮発性記憶ブロック7bFile#0〜7bFile#5の回路例が示される。夫々の不揮発性記憶ブロックは、相互に等しく構成された単位情報セル386を7ビット分有する。単位情報セル386に対する制御はバイアスコントローラ385が行う。バイアスコントローラ385は制御回路384からの指示に基づいて単位情報セル386に対する制御信号rd,prg,set,sl,cgを出力する。
図7Bには単位情報セル386の一例が示される。単位情報セル386はメモリセル部387と書込み読み出し制御回路388によって構成される。
メモリセル部387は、特に制限されないが、MIS容量素子PM1bとMISトランジスタPM1aによって構成された不揮発性記憶素子PM1、MIS容量素子PM2bとMISトランジスタPM2aによって構成された不揮発性記憶素子PM2を有する。
読み出しMISトランジスタDM1,DM2はエンハンスメントタイプで構成される。このMISトランジスタDM1,DM2の電圧−電流特性は図7Cに例示される通りであり、コントロールゲート電圧cgに対する電圧−電流特性は、対応する不揮発性記憶素子の書込み状態と消去状態により相違する。“1”は書込み状態、“0”は消去状態の時を意味する。
読み出しMISトランジスタDM2のドレインはnチャンネル型のMISトランジスタTR3,TR4を介して制御ノードpuに結合され、トランジスタTR3とTR4の結合ノードの電位が出力rlとして書込み読み出し制御回路388に与えられる。上記MIStorannjisutaPM1a、PM2aは夫々nチャンネル型MISトランジスタTR1,TR2を介して制御ノードwlに結合される。トランジスタTR1〜TR4のゲート電極が電源電圧でバイアスされる。cgはコントロールゲート、slはソース線に相当する。
図7Dにはメモリセル部387のレイアウトパターンが例示される。同図において、メモリセル部387はp型ウェル領域PWとn型ウェル領域NWに形成される。N+はp型ウェル領域PWに形成されたn型拡散領域であり、nチャンネルMISトランジスタのソース電極及びドレイン電極とされる。AGはTR1,TR2等のゲート電極、CONTはコンタクトホールである。P+はn型ウェル領域NWに形成された拡散層であり、PM1b,PM2bによって構成されるコントロールゲートである。
図7Eには上記バイアスコントローラ385による単位情報セル386の制御態様が例示される。図7Fには、その制御態様に従った単位情報セル386に対数するプログラム動作のタイミングチャートの一例が示される。図7Gには単位情報セル386に対するプログラム完了後におけるヒューズモジュールの実使用状態での読み出しタイミングチャートが示される。
それら図面に示される動作を要約する。データ書込み時は、端子sl、cgに5V、端子wlを0Vとして不揮発性記憶素子PM1,PM2をオンさせ、端子sl側からフローティングゲートにホットエレクトロン注入を行う。消去動作は、端子slにのみ5Vを印加し、トンネル放出によりフローティングゲートから電子を放出させる。読み出し動作では、端子puを1.5V、端子cgに1.5Vを印加し、フローティングゲート上の蓄積電荷に応じたトランジスタDM1,DM2のスイッチ状態若しくは相互コンダクタンス状態で決まる端子rlの電位を後段のラッチ回路にラッチさせる。読み出し動作では、不揮発性記憶素子PM1a,PM2aのソース電極(sl)及びドレイン電極(wl)側は共に0Vに固定されている。したがって、読み出し時に、トランジスタPM1a,PM2aから弱いホットエレクトロンがフローティングゲートに注入されることはない。その際、読み出しMISトランジスタDM1,DM2からフローティングゲートに弱いホットエレクトロン注入が発生しようとするが、TR4,TR3、DM2、DM1が縦積みされているから、読み出しMISトランジスタDM1,DM2のドレイン電圧はpu以下の電圧になり、また、読み出し時におけるcgの制御レベルも低いので、そのようなホットエレクトロン注入は実質的に無視し得るほど小さいと推定することができる。したがって、不揮発性記憶素子PM1,PM2それ自体の読み出し不良率は低くされる。
図4には内部発振回路モジュール5の第2の例が示される。この例では、図2のCMP24及びMREG25に代えてサンプリング回路31を有する。サンプリング回路31は内部クロック信号VCLKをクロック端子に入力する第1カウンタ(CUNTi)31Aと、外部クロック信号VCLKをクロック端子に入力する第2カウンタ(CUNTo)31Bとを有する。このときCPU2は、周波数設定モードに応答して行う定期的な上記モニタレジスタ25のリード動作に代えて、第1及び第2カウンタ31A,31Bのクリア、カウント開始指示、カウント停止指示、カウント値リード、及びリード値比較の動作を定期的に行う。比較結果に応ずる動作は図2と同じであるからその詳細な説明は省略する。CPU2の処理負担は僅かに増えるが図2同様の効果を得ることができる。サンプリング回路31は、クロックカウンタを用いる構成に代えて、内部クロック信号と外部クロック信号の位相比較を行ない、その比較結果をラッチ回路に保持し、CPU2によりアクセス可能にする構成に置き換えても良い。このとき位相比較には図3の回路等を用いればよい。図4の内部発振回路モジュール5を利用する場合も内部発振周波数設定動作のフローは図15と同様になる。
図5には内部発振回路モジュール5の第3の例が示される。この例では周波数比較を外部で行い、周波数設定モードで必要なCPU2の制御プログラムを外部のテストホスト(THOST)36から入力する構成とした。テストホスト36等を介して外部からCPU2の制御プログラムを受取る通信インタフェース(COMIF)39と、外部で行なわれた比較結果を受取るラッチ回路(LAT)32を有する。外部には周波数比較を行うためにパルスジェネレータ(EXPG)33で生成される外部クロック信号RCLKと上記VCO23で生成される内部クロック信号VCLKの周波数比較を行う周波数比較回路(EXCMP)35が設けられる。マイクロコンピュータ1に周波数設定モードが設定されると、CPU2は外部クロック信号RCLKを利用してクロック同期動作され、周波数設定用の制御プログラムを通信インタフェース31を介して外部からダウンロードし、例えばRAM3の所定領域に格納する。CPU2はRAM3に格納した制御プログラムを実行し、所定インターバルでラッチ回路32に保持されている比較結果を取り込み、一致するまで、THOST36から、内部クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に一致させる方向に更新された制御データを制御データレジスタ20に受取って内部クロック信号周波数を更新する処理を行う。その他の周波数設定動作は図2と同じであるからその詳細な説明を省略する。
特に図5では発振周波数精度の低い低精度発振回路(LPOSC)37を有し、クロックセレクタ(CSEL)38は上記発振回路37の発振出力、外部クロック信号RCLK、又は内部クロック信号VCLKを選択可能にされる。例えばクロック周波数設定モードでは外部クロック信号RCLKに代えて上記発振回路37の出力を選択してもよい。発振周波数精度が低いとはプロセスばらつき、電源電圧変動及び温度変化に対する発振周波数の変動を補償することを行っていないという意味である。VCOに関してはその詳細を後述するように電源電圧変動及び温度変化に対する発振周波数変動を補償できるようになっている。
図16には外部比較による内部発振周波数設定動作のフローチャートが例示される。電源印加及びモード信号MD0〜MD2の入力、並びに外部クロック信号RCLKが入力されて、マイクロコンピュータ1はパワーオンリセットされる(S11)。リセット解除されると、周波数設定モードを指示するモード信号MD0〜MD2の状態にしたがって、CPU2は所定のインタフェースプログラムを実行開始する(S12)。CPU2はTHOST36と通信を確立し周波数設定用の制御プログラムをRAM3に転送し、転送した周波数設定用の制御プログラムを実行開始する(S13)。CPU2はその制御プログラムにしたがって、外部から供給されてくる制御情報をCDREG20にセットする(S14)。THOST36は内部クロック信号周波数と外部クロック信号周波数とを比較する(S15)。マイクロコンピュータ1は外部の比較結果を取り込んで内部クロック信号周波数が外部クロック信号周波数に一致したかを判定し(S16)、不一致であればTHOST36よりCDREG20に次の制御情報を受取る(S17)。一致を検出したときはCDREG20の制御情報をヒューズモジュール6cdにストアして、処理の終了をTHOST36に通知する(S18)。その後はリセットを経て通常モード(ユーザモード)等で動作可能になる。
《発振回路の動作電源電圧補償及び温度補償》
図8には図4の内部発振回路モジュール5に対応される詳細な回路例が示される。上記クランプ回路29は基準電圧発生回路(VRFG)45とボルテージフォロアアンプ(VFAMP)46によって構成される。上記基準電圧発生回路45は温度や電源電圧の変動に対して電圧変動が補償された基準電圧Vrefを発生する。基準電圧発生回路45は例えば一対のMOSトランジスタの閾値電圧の差を用いて基準電圧を発生する。上記ボルテージフォロアアンプ46は図9に例示されるように差動入力MOSトランジスタM1,M2を持つ差動アンプを主体に、一方の差動入力MOSトランジスタM1のゲートには基準電圧Vrefが供給され、他方の入力MOSトランジスタM2のゲートには出力MOSトランジスタM3のドレインが帰還されて構成される。スタンバイ信号STBYがハイレベルにされるとボルテージフォロアアンプ46は電流直流パスが遮断されて非活性にされる。上記クランプ回路29は温度や電源電圧Vccの変動に対して安定した(電圧変動が補償された)クランプ電圧Cvddを出力することができる。
クランプ電圧CvddはDAC21の変換基準電圧として利用される。DAC21は例えば、シリーズ抵抗Rとシャント抵抗rの抵抗網を有し、各シャント抵抗rの一端には制御情報によってオン・オフされるCMOSスイッチSWを介してクランプ電圧Cvddが印加される、所謂R2R形態回路構成とされる。CMOSスイッチSWはCDREG20の対応ビットによりスイッチ制御される。C1は安定化容量である。RWはCDREG20に対するリード・ライト制御信号である。
したがって、制御情報に従ってDAC21から出力される電圧Vbiasも温度や電源電圧Vccの変動に対して安定した電圧になる。上記D/A変換回路21の出力は低インピーダンスであるから、電圧Vbiasは図9に示される回路構成を有するボルテージフォロアアンプ(VFAMP)47を通してVCO23とBIAS22の動作電源電圧Vfddとされる。VCO23と共にBIAS22の動作電源電圧Vfddは温度や電源電圧Vccの変動に対して安定化される。要するにVCO23の動作電源電圧補償が行われる。
VCO23は奇数個のCMOSインバータ遅延段50から成るリングオシレータ部51を有する。CMOSインバータ遅延段50はCMOSインバータの動作電源側にはpチャンネル型の電流制限MOSトランジスタM5を有し、回路の接地電圧側にnチャンネル型の電流制限MOSトランジスタM6を有して構成される。電流制限MOSトランジスタM5のゲートにバイアス電圧VGPが供給され、電流制限MOSトランジスタM6のゲートにバイアス電圧VGNが供給されて、CMOSインバータ遅延段50のコンダクタンスが制御される。リングオシレータ部51はスタンバイ信号STBYがハイレベルのとき発振動作を停止し、スタンバイ信号STBYがローレベルに反転されると発振動作を開始する。CMOSインバータ遅延段50の過渡応答時間はバイアス電圧VGP,VGNによって制御され、これによってVCO23の発振周波数が制御可能にされる。C2は安定化容量である。
バイアス回路22はバイアス電圧VGP,VGNを形成し、温度変化によるその変動を補償するように構成される。すなわち、上記バイアス回路22は、動作電源電圧vfddをソースに受けゲート・ドレイン間が短絡されたpチャンネル型の第1MOSトランジスタM7と、回路の接地電圧vssをソースに受けゲート・ドレイン間が短絡されたnチャンネル型の第2MOSトランジスタM8と、第1MOSトランジスタM7のドレインに一端が結合され第2MOSトランジスタM8のドレインに他端が結合された抵抗素子Rfとから定電流回路を構成する。このバイアス回路22は、第1MOSトランジスタM7のドレイン電圧をバイアスVGPとして出力し、第2MOSトランジスタM8のドレイン電圧をバイアス電圧VGNとして出力する。図10に例示されるMOSトランジスタのVgs・Ids特性が示すように、MOSトランジスタには温度に対してIdsが一定とされる領域があり、この領域で第1MOSトランジスタM7及び第2MOSトランジスタM8を動作させるように抵抗Rfの値を決定している。これにより、第1MOSトランジスタM7及び第2MOSトランジスタM8には温度変化に対してドレイン・ソース間電流の変化が小さくされるゲート・ソース間電圧の条件が満足される。要するに、バイアス回路22は温度変化に対しても定電流を流す。VCO23はそのバイアス電圧VGP,VGNを電流制限MOSトランジスタM5,M6に受けてコンダクタンス制御されるから、バイアス回路22同様に温度変化に対しても定電流を流すことができ、これによって、内部クロック信号VCLKの周波数に対して温度補償を実現することができる。
バイアス回路22による温度補償は図10に例示されるような特性を満足するゲート・ソース間電圧を満足することが条件になるから、動作電源電圧vfddを大きく変化させることは不都合である。この点において、図8の構成は、周波数可変の範囲が大きく制限される。要するに、ほぼ一定周波数での用途に限定される。
図18には図8の構成におけるVCOの温度依存性に関するシミュレーション結果が例示される。VCO電圧すなわち制御電圧が異なる幾つかの例を挙げており、例示された発振周波数は対応する制御電圧に対して温度依存性が緩和されている。前述したように、図8の構成は、ほぼ一定周波数での用途に限定されており、図18では4種類の回路のシミュレーション結果を示していることになる。
図8の例ではリングオシレータ部51による発振出力に対してレベルシフタ(SHFT)52でvfddレベルからからVccレベルへのレベルシフトが行なわれ、レベルシフト出力は分周器(DIV)53で1/2分周されて内部クロック信号VCLKとされる。分周器53はデューティー補正を考慮して設けられており、更にタイミングが厳しければ分周比を大きくし、また、タイミングが厳しくなければ分周器53を不採用にしてもよい。尚、分周器53による分周比を大きくするということはリングオシレータ部51の発振周波数を高くすることを意味する。
尚、図8においてRW1はカウンタ31Aに対するリード・ライト制御信号、RW2はカウンタ31Bに対するリード・ライト制御信号を意味する。スタート信号STARTはカウンタ31A,31Bのクリア端子(clear)に入力され、例えばローレベルでカウント値クリア、ハイレベルでカウント開始を指示する。
図14にはバイアス回路の別の例が示される。図8等の例では図10のように温度に対する定電流領域の使用に限定したが、ここではそのような制限を設けない時の例である。バイアス回路22はバイアス電圧Vbiasによってコンダクタンス制御されるnチャンネル型のMOSトランジスタM10を3個並列に有し、MOSトランジスタM10にはゲート・ドレインが接続された負荷MOSトランジスタM11を介してVfddからVssへの電流経路が形成される。その電流径路の中間ノードNcは一方の制御電圧VGPとされる。また、上記中間ノードNcをゲートに受けるpチャンネル型MOSトランジスタM12とゲート・ドレインが接続された負荷MOSトランジスタM13によって別の電流径路が形成され、MOSトランジスタM13のドレインが他方の制御電圧VGNとされる。バイアス回路22の入力電圧Vbiasのレベルが高くなると、ノードNcのレベルが下がり、MOSトランジスタM12のコンダクタンスが大きくなり、これによってVGPのレベルが下がり、VGNのレベルが上昇する。この結果、図8等で説明したCMOS遅延段50の動作電流が増えて発振周波数が高くされる。バイアス回路22の入力電圧Vbiasのレベルが低くなると、その逆で、ノードNcのレベルが上がり、VGPのレベル上昇、VGNのレベル降下を生じ、この結果、図8等で説明したCMOS遅延段50の動作電流が減って発振周波数が低くされる。図14の例では温度補償という観点より、温度補償回路55を設け、ノードNcに温度補償に必要な電流を供給する。特に図示はしないが、温度補償回路55は、例えばVCOのVLT(論理閾値電圧)変動による周波数変動が問題になる場合は、論理閾値電圧発生回路とオペアンプ等を用いて構成することができる。尚、56はモストランジスタM10のゲート入力を制御する選択スイッチ回路であり、端子SWONからの入力と端子inからの入力が選択可能である。端子SWONからの入力が選択されると対応するMOSトランジスタM10のコンダクタンスはVbiasとは無関係に一定に保持される。M14、M15は制御電圧VGPをVdff、VGNをVssに固定するMOSトランジスタである。
《VLTに着目した温度依存補償》
図19にはVLTに着目して温度補償を行う内部発振回路モジュール5の回路例が示される。主としてここではBIAS5の別の回路例について詳細に説明する。ここではDAC21にも別の回路構成を採用しており、制御情報TRM0〜TRM5の値に従ってスイッチ回路SW0〜SW63で直列抵抗回路60の分圧タップを選択して、ノードNdacにアナログ電圧を得る。61で示される回路はノードNdacのアナログ電圧に対応した電流を生成する回路であり、その電流値を信号SELで切り換え可能になっている。
バイアス回路22は3個のオペアンプ62〜64を有する。オペアンプ62、64は図20に例示される回路構成を有する。オペアンプ63は図21に例示される回路構成を有する。オペアンプ62の出力によってコンダクタンスが制御されるpチャンネル型MOSトランジスタM20と上記直列抵抗回路60は電源電圧Vccと回路の接地電圧Vssとの間に電流経路を形成する。オペアンプ62は反転入力端子Nに上記直列抵抗回路60による分圧電圧が帰還され、非反転入力端子にクランプ回路29の出力電圧Cvddが供給され、その差電圧に応ずる出力電圧によってMOSトランジスタM20のコンダクタンスを制御する。要するに、DAC21の変換基準電圧である直列抵抗回路60の動作電圧がクランプ電圧Cvddにされる。オペアンプ63はノードNdacのアナログ変換電圧Vbiasに等しい電圧をMOSトランジスタM21のドレインに形成するように当該MOSトランジスタM21のコンダクタンスを制御する。よってこのMOSトランジスタM21に流れる電流は上記アナログ変換電圧Vbiasと回路61内の抵抗によって決まり、電源電圧Vccに対して一定な定電流性を有する。またその電流は所定のミラー比でMOSトランジスタM22に伝達される。MOSトランジスタM22はVccとVssの間で直列されたnチャンネル型MOSトランジスタM23,M24と共に電流経路を構成している。上記MOSトランジスタM22のドレイン電圧は一方の制御電圧VGNとしてVCO23に供給される。
バイアス回路22は論理閾値電圧模擬回路65を有する。論理閾値電圧模擬回路65はCMOSインバータの入出力を短絡させた回路構成を有し、短絡入出力端子Nioにはその動作電源電圧に対する論理閾値電圧(VLT)を形成する。上記論理閾値電圧模擬回路65はVccとVssの間で直列されたpチャンネル型MOSトランジスタM26と電流経路を形成する。オペアンプ64は、その反転入力端子(N)に論理閾値電圧模擬回路65のノードNioが帰還接続され、非反転入力端子(P)にクランプ回路29の出力電圧Cvddが供給され、その差電圧に従ってMOSトランジスタM26のコンダクタンスを負帰還制御する。MOSトランジスタM26のドレインにはCvddとVLTによって決まる電圧が形成される。例えば2×Cvddのような電圧が形成される。この電圧はVCO23の動作電源電圧とされる。
バイアス回路22はCMOS遅延段50のダミー回路50daを有する。ここではCMOS遅延段50は電流制限MOSトランジスタM5,M6が中央部に配置され、その外側にCMOSインバータを構成するpチャンネル型MOSトランジスタM28とnチャンネル型MOSトランジスタM29が配置されている。ダミー回路50daはMOSトランジスタM28da,M5da,M6da,M29daによって構成される。MOSトランジスタM29daのゲートにはMOSトランジスタM26のドレイン電圧が供給され、MOSトランジスタM28daのゲートにはVssが供給され、MOSトランジスタM6daのゲートには上記一方の制御電圧VGNが供給され、これによって上記MOSトランジスタM5daに流れる電流をVCO23の各CMOS遅延段50に鏡映可能にするために、上記MOSトランジスタM5daのコモンゲート・ドレイン端子の電圧を他方の制御電圧VGPとする。
上記MOSトランジスタM5da、M6daに流れる電流は、上記MOSトランジスタM21に流れる定電流のミラー電流であり、よって制御電圧VGN、及びVGPを受けるVCO23内の各CMOS遅延段50における電流制限MOSトランジスタM5,M6のドレイン電流も定電流性を有することになる。該定電流によって次段のCMOS遅延段50におけるMOSトランジスタM28,M29から成るCMOSインバータのゲート容量が充放電駆動され、その充放電時定数が遅延要素となる。上記定電流は、クランプ電圧Cvddを基準に形成されたD/A変換電圧Vbiasと抵抗とから生成され、またVCO23の動作電源電圧もCvddを基準として形成された電圧であるため、プロセスばらつきに対する補償と電源変動に対する補償を実現できる。また更に論理閾値電圧模擬回路65によって、その論理閾値電圧VLTがCvddと等しくなるような電圧がMOSトランジスタM26から出力され、これがVCO23の動作電源電圧として与えられるため、CMOS遅延段50におけるMOSトランジスタM28,M29から成るCMOSインバータの論理閾値電圧を常に一定に制御することができ、温度変化に対してもリングオシレータ部の発振周波数変動を補償できる。
例えば、温度上昇に伴って上記CMOSインバータの論理閾値電圧が上昇しようとする場合、MOSトランジスタM26のドレイン電圧、すなわちVCO23の動作電源電圧は低下し、上記CMOSインバータの論理閾値電圧の変動を抑制する。温度上昇に伴ってCMOSインバータの論理閾値電圧が上昇するということは、nチャンネル型MOSトランジスタに対するpチャンネル型MOSトランジスタの電流駆動能力が相対的に向上したことを意味する。電源電圧を低下させて論理閾値電圧を一定に制御することは、pチャンネル型MOSトランジスタ側が動作開始した時のソース・ゲート間電圧VGSを狭める方向に制御することとなり、電流駆動能力の向上を抑制することになる。
CMOS遅延段50の出力遅延は、上記したように電流制限MOSトランジスタM5,M6の定電流による次段ゲート容量の充放電時間が主要素であるが、各CMOS遅延段50の出力が反転開始した直後はCMOSインバータを構成するMOSトランジスタM28,M29の特性も介在する。例えばCMOS遅延段50の出力が0Vから上昇開始するときは、MOSトランジスタM28がOFF状態からON状態へ移行するが、この移行期間中MOSトランジスタM28の出力電流特性が出力電圧の上昇に影響を及ぼすことになる。出力が下降する場合におけるMOSトランジスタM29に関しても同様である。よって上記の如くCMOSインバータの論理閾値電圧を一定に制御することによって、CMOS遅延段50の遅延特性におけるMOSトランジスタM28,M29の影響を一定とすることができる。これにより、制御電圧VGN、VGP及びVCO23の動作電源電圧は、クランプ電圧Cvddを基準に形成されたD/A変換電圧Vbias、及び上記論理閾値電圧VLTと相関する電圧にされるから、前述のようにプロセスばらつきに対する補償と電源変動に対する補償を実現する。更に、論理閾値電圧模擬回路65がリングオシレータ部にCMOS回路の論理閾値電圧変動による電流変化を相殺する方向の電流を与えるから、温度変化によるリングオシレータ部の発振周波数変動を補償することもできる。
尚、図19では分周器の図示を省略している。
図22には図19の構成におけるVCOの温度依存性に関するシミュレーション結果が例示される。例示された発振周波数において温度依存性が緩和されている。
《周波数設定工程》
図23には上記マイクロコンピュータ1の製造工程における周波数設定工程が例示される。ここではマイクロコンピュータ1は汎用マイクロコンピュータを想定する。即ち、図19に例示されるように設定可能な周波数が限定的でない内部発振回路モジュールを採用するマイクロコンピュータを対象とする。
製造元では、ウェーハプロセス(P1)、テスト(P2)を行った後、ヒューズモジュール6cdに、顧客仕様に合わせてデフォルト動作周波数を決定する制御情報が書き込まれる(P3)。尚、テスト(P2)では、内部発振を用いないで外部クロック信号を用いてテストを行い、或いは最初テスタで内部発振周波数をあわせ込み、その後、内部発振周波数を変更しながら行っても良い。その後、通常モード(ユーザモード)では設定された内部発振周波数でシステム動作可能になる。
図24にはマイクロコンピュータ1の製造工程における周波数設定工程の別の例が示される。ここではカスタムLSIを想定する。即ち、図8に例示されるように設定可能な周波数が限定的な内部発振回路モジュールを採用するマイクロコンピュータであってもよい。
製造元では、ウェーハプロセス(P1)、テスト(P2)を行った後、ヒューズモジュール6cdに、顧客が要求する任意動作周波数を決定する制御情報が書き込まれる(P3A)。出荷後は、通常モード(ユーザモード)において設定された内部発振周波数でシステム動作可能になる。出荷後の周波数変更を想定する必要はない。
《クロック信号周波数の動的調整》
図25には内部発振クロック周波数を逐次動的に調整する内部発振回路モジュールを備えたマイクロコンピュータ1が示される。ここに示す内部発振回路モジュール5は、周波数設定のために外部クロック信号RCLKを必要とせず、周期的にパルスの一定区間を発生する区間発生回路(ITVG)71を設け、周期的に発生するパルスの一定区間毎に上記内部クロック信号VCLKを計数し計数値を期待値に一致させる方向に制御情報を逐次更新する比較制御回路(CMPCTL)70を採用する。ここでは、制御情報を格納する記憶回路として、CPU2によりプリセット可能なアップダウンカウンタ(UDCUNT)42を用い、上記比較制御回路70によってアップダウンカウンタ(UDCUNT)42アップカウントとダウンカウントを制御するようになっている。
図26には図25の内部発振回路モジュール5に対応される詳細な回路例が示される。上記区間発生回路(ITVG)71は、パルス発生回路(PLSG)72と、パルス発生回路72から発生されるパルスの所定位相点から充電動作又は放電動作の何れかを行なうCR時定数回路(CRTC)73と、CR時定数回路73で得られる電圧が規定電圧に到達するのを検出する検出回路(DTC)74とを有する。
パルス発生回路72は低精度の内部発振器(LPOSC)76とその出力クロック信号を計数するリングカウンタ(RGCUNT)77から成る。リングカウンタ77の最上位ビットDnはカウントアップパルスFstrを出力する。カウントアップパルスFstrはカウントアップまでローレベルとされ、カウントアップ毎にハイレベルにされる。
CR時定数回路73は抵抗Rtcと容量Ctcの並列回路を有し、pチャンネル型のMOSスイッチM31を介してクランプ電圧Cvddに接続される。MOSスイッチM31はカウントアップパルスFstrのハイレベルによってオン状態にされ、これによってCtcが充電され、カウントアップパルスFstrのローレベルによってオフ状態にされ、容量Ctcが放電される。時定数回路73によって得られる充放電電圧はNtmとして図示される。充放電時間を規定する時定数は抵抗Ttcの値をトリミングすることによって決定される。電圧トリミング手法は特に制限されずアルミマスタスライス又はヒューズプログラムによって行なうようになっている。尚、抵抗Rtcの抵抗値はMOSスイッチM31のオン抵抗が見えないくらいのサイズにされる。要するに前者は後者を無視し得る程に大きな抵抗値を持つ。
検出回路74は、上記充放電電圧Ntmを、基準電圧Vrefを抵抗分圧して得られる判定レベルVintと比較する。Cstpは検出回路74による比較結果信号である。
CRTC73による充電電圧はクランプ電圧Cvddによって規定され、温度変動及び電源電圧Vcc変動に対して安定化されている。抵抗Rtc及び容量Ctcによって規定される時定数も温度や電源電圧Vcc変動に依存しない。また判定レベルVintも温度や電源電圧Vcc変動に依存しない。従って、図27に示されるように、時定数回路の放電開始から電圧Ntmが判定レベルVintに到達する時間Tsは一定となる。Fstrの立下りから検出回路による一致出力(Cstpの立下り)までが一定区間となる。時間Tsは例えば100msのような時間とされる。
CMPCTL70は内部クロック信号VCLKのクロックカウンタ80を有し、このクロックカウンタ80は、信号Fstrの立下りタイミングでクリアされ、その後、信号Cstpの立下りまで内部クロック信号VCLKを計数する。この計数期間は時間Tsに一定期間とされる。しかもこの期間は温度や電源電圧Vcc変動に依存しない一定期間とされる。この期間Tsで計数された計数値は、比較回路82で周波数設定レジスタ81のプリセット値と比較される。比較回路82はマグニチュードコンパレータとされ、比較結果の大小に応じてFstrを計数クロックとしてUDCUNT42をアップカウント又はダウンカウントし、信号Fstrのサイクル毎に、制御情報が、+1インクリメント、−1デクリメント、又は前値保持される。これにより、パルスの一定区間Tsを基準に、パルスFstrの周期毎に発振回路23の発振周波数を、目的周波数に一致するように、しかも温度や電源電圧Vccの変動に影響されないように、動的に調整することができる。
図28には区間発生回路(ITVG)71の別の例が示される。CR時定数回路73は抵抗Rtcと容量Ctcの直列回路を有し、抵抗Rtcはクランプ電圧Cvddに接続され、上記容量Ctcにnチャンネル型のMOSスイッチM32が並列接続されて構成される。MOSスイッチM32はカウントアップパルスFstrのハイレベルによってオン状態にされ、これによってCtcが放電され、カウントアップパルスFstrのローレベルによってオフ状態にされ、容量Ctcが充電される。時定数回路73によって得られる充放電電圧はNtmとして図示される。充放電時間を規定する時定数は抵抗Ttcの値をトリミングすることによって決定される。その他の構成は図26と同じである。
CRTC73による充電電圧はクランプ電圧Cvddによって規定され、温度変動及び電源電圧Vcc変動に対して安定化されている。抵抗Rtc及び容量Ctcによって規定される時定数も温度や電源電圧Vcc変動に依存しない。また判定レベルVintも温度や電源電圧Vcc変動に依存しない。従って、図29に示されるように、時定数回路の充電開始から電圧Ntmが判定レベルVintに到達する時間Tsは一定となる。Fstrの立下りから検出回路による一致出力(Cstpの立下り)までが一定区間となる。時間Tsは例えば100msのような時間とされる。従って図28の構成についても図26と同様に、パルスの一定区間Tsを基準に、パルスFstrの周期毎に発振回路23の発振周波数を、目的周波数に一致するように、しかも温度や電源電圧Vccの変動に影響されないように、動的に調整することができる。
以上説明した内蔵発振回路モジュールを半導体集積回路に適用することにより、以下の効果を得る。
ユーザ任意の内蔵クロック信号を生成できるので、外部に水晶振動子や容量等の部品が必要なくなり、ボード設計も容易になる。
製造プロセスのばらつき、温度変化、電源変動に対して安定な周波数を内部発振にて得ることができる。
周波数サンプリング用の端子は、他の端子とマルチプレクスできるので水晶振動子を用いる場合に比べて外部端子を2本減らすことができる。
半導体集積回路の顧客が発振周波数を設定できるので、顧客による応用システムの設計期間に余裕ができ、また、応用システムの設計に対してもフレキシビリティが向上する。
周波数をマイクロコンピュータの設計段階で作り込む必要がなく、汎用的なマイコン設計ができるので設計コスト等が削減ができる。
振動子用の端子が無いので、EMS、EMI特性を向上することができる。また、振動子を用いないので、低消費電力化が可能になる。
マスクROM6を用いているため、フラッシュメモリを用いる場合に比べて製造コストの低減を図ることができる。また、CMOSプロセスで形成された不揮発性メモリセルを備えるものを適用しているため、フラッシュメモリセルを適用する場合に比べて製造コストの低減を図ることができる。
次に、図1に示されるヒューズモジュール6cdの別の構成例について説明する。
上記ヒューズモジュール6cdは、通電により溶断(切断)可能な溶断ヒューズを含んで成る溶断ヒューズ回路によって構成することができる。上記溶断ヒューズは、例えば、多結晶シリコン等で形成することが出来る。図11にはその場合の構成例が示される。図11に示される例では、特に制限されないが、ウェーハをスクライブエリア110で切断することによって4個の半導体チップChip−A,Chip−B,Chip−C,Chip−Dが得られる。この半導体チップChip−A,Chip−B,Chip−C,Chip−Dは、例えば図1や図2などに示されるマイクロコンピュータ1とされ、それに含まれるヒューズモジュール6cdは、出力OUT(D0)〜OUT(D5)に対応する6個の溶断ヒューズ回路118を含んで成る。この6個の溶断ヒューズ回路118は、それぞれ通電により溶断(切断)可能な溶断ヒューズを含んでいる。溶断ヒューズ回路118の近傍には、溶断ヒューズに通電することで当該溶断ヒューズを切断するための複数の溶断電圧印加パッド112が形成される。この複数の溶断電圧印加パッド112をスクライブエリア110に形成すると、半導体チップ内の全パッド数をその分だけ減らすことができる。複数の溶断電圧印加パッド112は、ダイシング前における溶断ヒューズ回路118への制御情報書き込みにのみ必要となるものであるから、ダイシングにより消滅しても支障は無い。
図12Aには、図11において116で示される部分の拡大図が示され、図12Bには図12AにおけるA−A’線切断断面が示される。また、図12Cには、図11において117で示される部分の拡大図が示され、図12Dには図13AにおけるB−B’線切断断面が示される。
半導体チップChip−A,Chip−B,Chip−C,Chip−Dの縁辺部には、ダイシング後において水分などがチップ内に侵入しないようにガードリングエリアが形成されている。このガードリングアリアは、図12Bにおいて90で示されるように、n型ウェル領域NWに形成された拡散層P+、第1層金属配線M1、第2層金属配線M2、第3層金属配線M3がコンタクトホールによって導通されて成る。ただし、溶断ヒューズ回路118と溶断電圧印加パッド112とを結合する溶断電圧印加配線119が形成される部分については、図12Dに示されるように、ガードリングエリア90の形態が変更される。すなわち、溶断電圧印加配線119が第2層金属配線M2で形成される場合には、この第2層金属配線M2を介して溶断ヒューズ回路118と溶断電圧印加パッド112とが結合されるため、溶断電圧印加配線119(第2層金属配線M2)については、ガードリングの形成から外され、少なくともガードリングエリア90において他の金属配線層とは結合されない。
図13には、図12CにおけるB−B’線切断断面に対応する別の構成例の断面が示される。
図13に示されるのが、図12Dに示されるのと相違するのは、溶断電圧印加配線119を含むダミーガードリング150が形成されている点、及び隣接チップChip−Dにおいて151で示されるように溶断電圧印加配線119が延在形成されている点である。ダミーガードリング150は、溶断電圧印加配線119がその上位層の配線M3と下位層の配線M1とにコンタクトホールを介して導通されて成る。このようなダミーガードリング150が形成される場合には、図12Dに示される場合に比べてチップの保護機能が強化される。
図17Aには上記6個の溶断ヒューズ回路118のうちの一つについての詳細な構成例が示される。
図17Aに示されるように、この溶断ヒューズ回路118は、情報書込み用溶断ヒューズ111、この情報書込み用溶断ヒューズ111に流れる電流を電圧に変換するためのI−V(電流−電圧)変換回路113、上記情報書込み用溶断ヒューズの非溶断状態と等価な参照用溶断ヒューズ121、この参照用溶断ヒューズ121に流れる電流を電圧に変換可能なI−V変換回路114、上記I−V変換回路114の出力電圧と上記I−V変換回路114の出力電圧を比較するためのセンスアンプ115を含んで成る。I−V変換回路113と情報書込み用溶断ヒューズ111との間には、nチャンネル型MOSトランジスタMN13と抵抗RTとの直列回路が設けられる。また、I−V変換回路114と参照用溶断ヒューズ121との間には、nチャンネル型MOSトランジスタMN14と抵抗RBとの直列回路が設けられる。nチャンネル型MOSトランジスタMN13,MN14のゲート電極には、pチャンネル型MOSトランジスタとnチャンネル型MOSトランジスタとが直列接続されて成るインバータ132を介してセンスアンプイネーブル信号SACNが供給される。上記抵抗RBは抵抗RTよりも大きく設定される。これにより、センスアンプ115での電圧比較動作におけるリファレンス側の電圧が適切なレベルに設定されるため、 情報書込み用溶断ヒューズ111が溶断されてない場合の判断を確実に行うことができる。
情報書込み用溶断ヒューズ111の一端は溶断電圧印加パッド120に結合され、他端はグランドラインGNDに結合される。溶断電圧印加パッド120を介して所定の溶断電圧が供給されることによって情報書込み用溶断ヒューズ111が溶断される。このとき、溶断電圧がI−V変換回路113の入力端子に伝達されないように、センスアンプイネーブル信号SACH、もしくはLSIの電源をオフすることによってnチャンネル型MOSトランジスタMN13がオフされる。
一方、参照用溶断ヒューズ121は、上記情報書込み用溶断ヒューズ111との間で電流比較を行うために設けられたもので、通電による溶断は行われない。従って、この参照用溶断ヒューズ121には、溶断電圧供給用パッドを接続する必要は無い。尚、参照用溶断ヒューズ121に溶断電圧の供給が行われないにもかかわらず、nチャンネル型MOSトランジスタMN14を設けているのは、上記情報書込み用溶断ヒューズ111側との均衡を図るためである。ダイオードD01,D02は、ノードが不所望な電圧レベルになるのを防止するために設けられている。
上記I−V変換回路113は、特に制限されないが、pチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP2,MP3、nチャンネル型MOSトランジスタMN1,MN2,MN3,MN4が結合されて成る。pチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP2が並列接続され、それにnチャンネル型MOSトランジスタMN1,MN3が直列接続される。pチャンネル型MOSトランジスタMP3とnチャンネル型MOSトランジスタMN2とが直列接続される。pチャンネル型MOSトランジスタMP2のゲート電極にはイコライズイネーブル信号EQUNが伝達される。pチャンネル型MOSトランジスタMP3及びnチャンネル型MOSトランジスタMN3,MN4のゲート電極には、センスアンプ115を活性化を指示するためのセンスアンプイネーブル信号SACNが伝達される。nチャンネル型MOSトランジスタMN1,MN3の直列接続ノードからnチャンネル型MOSトランジスタMN13を介して電流の引き込みが行われることによりnチャンネル型MOSトランジスタMN2のゲート電位が変化され、それに応じて、pチャンネル型MOSトランジスタMP1とnチャンネル型MOSトランジスタMN1との直列接続ノードの電位が決定される。例えばヒューズ111が溶断されていれば、nチャンネル型MOSトランジスタMN13を介して電流の引き込みが行われないから、pチャンネル型MOSトランジスタMP1とnチャンネル型MOSトランジスタMN1との直列接続ノードの電位は高い電圧レベルとされる。しかし、ヒューズ111が溶断されていない場合には、nチャンネル型MOSトランジスタMN13を介して電流の引き込みが行われるため、pチャンネル型MOSトランジスタMP1とnチャンネル型MOSトランジスタMN1との直列接続ノードの電位は低い電圧レベルとされる。つまり、nチャンネル型MOSトランジスタMN13を介して電流の引き込み量に応じて、pチャンネル型MOSトランジスタMP1とnチャンネル型MOSトランジスタMN1との直列接続ノードの電位が決定され、それがこのI−V変換回路113の出力電圧としてセンスアンプ115に伝達される。nチャンネル型MOSトランジスタMN13,MN14は、センスアンプイネーブル信号SACNによって動作制御される。
上記I−V変換回路114は、特に制限されないが、pチャンネル型MOSトランジスタMP4,MP5,MP6、及びnチャンネル型MOSトランジスタMN5,MN6,MN7,MN8が結合されて成り、基本的には上記I−V変換回路113と同様に構成される、ただし、pチャンネル型MOSトランジスタMP1,MP4のゲート電極は、pチャンネル型MOSトランジスタMP4とnチャンネル型MOSトランジスタMN5との直列接続ノード共通接続される。このようにするのは、参照用溶断ヒューズ121が溶断されていない状態でのI−V変換回路114の出力電圧(MP4,MN5の直列接続ノードの電圧)がリファレンス電圧とされるため、この電圧を、情報書込み用溶断ヒューズ111が溶断されていない状態でのI−V変換回路114の出力電圧よりも若干高めに設定することによって、センスアンプ115での比較動作の安定化を図るためである。
上記センスアンプ115は、pチャンネル型MOSトランジスタMP7,MP8,MP9とnチャンネル型MOSトランジスタMN9,MN10とが結合されて成る。pチャンネル型MOSトランジスタMN8,MN9は差動結合される。pチャンネル型MOSトランジスタMP7は、この差動結合回路(MN8,MN9)の共通の定電流源とされる。nチャンネル型MOSトランジスタMN9,MN10は、差動結合回路(MN8,MN9)の負荷とされる。上記pチャンネル型MOSトランジスタMP8,MP9のゲート電極は、pチャンネル型MOSトランジスタMP11とnチャンネル型MOSトランジスタMN11とが並列接続されて成るイコライズ回路133によって短絡されるようになっている。pチャンネル型MOSトランジスタMP11のゲート電極にはイコライズイネーブル信号EQUNが伝達される。pチャンネル型MOSトランジスタMP8とnチャンネル型MOSトランジスタMN9との直列接続ノードから、このセンスアンプの出力信号が得られる。このセンスアンプ出力信号は、pチャンネル型MOSトランジスタとnチャンネル型MOSトランジスタとが直列接続されて成るインバータ134を介することにより、後段のラッチ回路151を介して後段回路に伝達される。ラッチ回路151は、ラッチ信号LATCHがハイレベルの期間における入力信号をラッチして後段回路に出力する。
また、nチャンネル型MOSトランジスタMN11のゲート電極には、イコライズイネーブル信号EQUNがインバータ131で反転されてから伝達される。インバータ131は、pチャンネル型MOSトランジスタとnチャンネル型MOSトランジスタとが直列接続されて成る。イコライズイネーブル信号EQUNがハイレベルとされた期間に、pチャンネル型MOSトランジスタMP8,MP9のゲート電極が短絡されることでセンスアンプ115がイコライズされる。
図17Bには、図17Aに示される溶断ヒューズ回路118の読み出し動作タイミングが示される。
ヒューズイネーブル信号FUSEEがローレベルにされることで、この溶断ヒューズ回路118がイネーブル状態にされるものとする。溶断ヒューズ回路118のイネーブル状態において、センスアンプイネーブル信号SACNがローレベルにされることでセンスアンプ115が動作可能状態とされる。イコライズイネーブル信号EQUNがローレベルにされることでセンスアンプ115がイコライズされる。このイコライズが完了した後に、溶断ヒューズ回路118のからのデータ読み出しが可能とされる。情報書込み用溶断ヒューズ111が溶断されているか否かによってセンスアンプ115の出力電圧が異なる。本例においてインバータ134の出力は、情報書込み用溶断ヒューズ111が溶断されている場合にはハイレベルとされ、情報書込み用溶断ヒューズ111が溶断されていない場合にはローレベルとされる。
図17Cには、上記溶断ヒューズ回路118の比較対象とされる回路が示される。
この複数のヒューズ溶断用電圧印加パッド123−1〜123−7、コモンP端子121、コモンM端子122を有し、各ヒューズ溶断用電圧印加パッド123−1〜123−7とコモンP端子121との間、及び各ヒューズ溶断用電圧印加パッド123−1〜123−7とコモンM端子122との間にポリシリコン(多結晶シリコン)によるヒューズFが設けられて成る。ヒューズの溶断は、コモンP端子121又はコモンM端子122とヒューズ溶断用電圧印加パッドとの間にヒューズ溶断のための所定電圧を印加することにより可能とされる。例えばヒューズ溶断用電圧印加パッド123−1とコモンP端子121との間にヒューズ溶断のための所定電圧を印加することにより高電位側電源Vcc側のヒューズ124を溶断することができ、ヒューズ溶断用電圧印加パッド123−1とコモンM端子122との間にヒューズ溶断のための所定電圧を印加することにより低電位側電源Vss側のヒューズ5を溶断することができる。高電位側電源Vcc側のヒューズ4が溶断された場合には、出力データD0はローレベルとされ、低電位側電源Vss側のヒューズ125が溶断されることにより出力データD0はハイレベルとされる。このように高電位側電源Vcc側又は低電位側電源Vss側のヒューズを溶断することにより、出力データD0〜D5の論理を決定することができる。
しかしながら、ヒューズの溶断が不完全であった場合には、貫通電流が流れ、出力データが不所望な論理になる虞がある。例えば低電位側電源Vss側のヒューズ125が完全に溶断されていない場合、ヒューズ124,125を介して貫通電流が流れる。このとき、出力データD0は本来ハイレベルであるが、上記貫通電流が流れることによってローレベルになってしまうことが考えられる。
これに対して上記溶断ヒューズ回路118は、情報書込み用溶断ヒューズ111、この情報書込み用溶断ヒューズ111に流れる電流を電圧に変換するためのI−V(電流−電圧)変換回路113、上記情報書込み用溶断ヒューズの非溶断状態と等価な参照用溶断ヒューズ121、この参照用溶断ヒューズ121に流れる電流を電圧に変換可能なI−V変換回路114、上記I−V変換回路114の出力電圧と上記I−V変換回路114の出力電圧を比較するためのセンスアンプ115を含んで成り、上記情報書込み用溶断ヒューズの非溶断状態と等価な参照用溶断ヒューズ121の状態が参照されるため、情報書込み用溶断ヒューズ111の溶断が不完全であった場合には、nチャンネル型MOSトランジスタMN13を介して流れる電流に対応する電圧がI−V変換回路113から出力される。そしてそれがセンスアンプ115でリファレンス電圧(I−V変換回路114の出力電圧)と比較されることから、情報書込み用溶断ヒューズ111の溶断が不完全であるにもかかわらず、上記リファレンス電圧との関係で読み出しデータの論理判別が可能とされる。また、ヒューズの読出し期間をセンスアンプ信号SACNで制御することにより、定量的に不所望な貫通電流が流れないで済む。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図26のPLSG72は半導体集積回路の外付け回路で構成してもよい。半導体集積回路はマイクロコンピュータに限定されず、CPUを有するシステムオンチップのLSIなど代表されるように同期動作用にクロック信号を必要とする半導体集積回路に広く適用することができる。基準電圧発生回路はバイポーラトランジスタを用いたバンドギャップ型基準電圧発生回路であってもよい。マイクロコンピュータに代表されるデータ処理LSIの内蔵回路モジュールは図1に限定されず適宜変更可能である。
また、上記の例では、ヒューズモジュール6cdに内部クロック信号のトリミング制御情報のみを格納するようにしたが、他の制御情報を格納するようにしても良い。例えば、外部から供給される電源電圧が5Vで、それをチップ内の降圧回路で3.3Vに降圧してから内部回路に供給する場合には、上記降圧回路のトリミングが必要になる。かかる場合には、上記ヒューズモジュール6cdの一部に、上記降圧回路のトリミング制御情報を上記内部クロック信号のトリミング情報とは別の領域に格納しておき、パワーオンリセットに応答してそれを読み出すことにより、上記内部クロック信号のトリミングの場合と同様に上記降圧回路のトリミングを行うことができる。
本発明の一例に係るマイクロコンピュータを例示するブロック図である。 内部発振回路モジュールの第1の例を示すブロック図である。 比較回路の一例を示す論理回路図である。 内部発振回路モジュールの第2の例を示すブロック図である。 内部発振回路モジュールの第3の例を示すブロック図である。 上記マイクロコンピュータに含まれるヒューズモジュールの構成例ブロック図である。 不揮発性記憶ブロックの構成例説明図である。 上記不揮発性記憶ブロックに含まれる単位情報セルの構成例回路図である。 読み出しMISトランジスタの特性図である。 上記単位情報セルにおけるメモリセル部のレイアウト説明図である。 上記単位情報セルの制御態様の説明図である。 上記単位情報セルに対数するプログラム動作のタイミングチャートである。 上記ヒューズモジュールの実使用状態での読み出しタイミングチャートである。 図4の内部発振回路モジュールに対応される詳細な回路を例する回路図である。 ボルテージフォロアアンプ(VFAMP)の一例を示す回路図である。 MOSトランジスタのVgs・Ids特性を例示する説明図である。 溶断ヒューズ回路を含むヒューズモジュールの構成例ブロック図である。 図11における主要部の拡大図である。 図12AにおけるA−A’線切断断面図である。 図11における主要部の拡大図である。 図12CにおけるB−B’線切断断面図である。 図12Dに対応する別の構成例の断面図である。 バイアス回路の別の例を示す回路図である。 図2で説明した内部発振周波数設定動作を例示するフローチャートである。 外部比較による内部発振周波数設定動作を例示するフローチャートである。 上記溶断ヒューズ回路の詳細な構成例回路図である。 上記溶断ヒューズ回路における主要部の動作タイミング図である。 図17Aに示される溶断ヒューズ回路の比較対象とされる回路の構成例回路図である。 図8の構成におけるVCOの温度依存性に関するシミュレーション結果を例示する説明図である。 VLTに着目して温度補償を行う内部発振回路モジュールの回路例を示す回路図である。 図19に示されるのオペアンプ62、64を例示する回路図である。 図19に示されるのオペアンプ63を例示する回路図である。 図19の構成におけるVCOの温度依存性に関するシミュレーション結果を例示する説明図である。 マイクロコンピュータ特に汎用マクロコンピュータの製造工程における周波数設定工程を例示するフローチャートである。 図24にはマイクロコンピュータ特にカスタムLSIの製造工程における周波数設定工程を例示するフローチャートである。 内部発振クロック周波数を逐次動的に調整する内部発振回路モジュールを備えたマイクロコンピュータを例示するブロック図である。 図23の内部発振回路モジュールに対応される詳細な回路を例示する回路図である。 図26の時定数回路の充放電動作によって生成される一定区間(Ts)を例示するタイミングチャートである。 区間発生回路71の別の例を示す回路図である。 図28の時定数回路の充放電動作によって生成される一定区間(Ts)を例示するタイミングチャートである。
符号の説明
1 マイクロコンピュータ
2 CPU
5 内部発振回路モジュール
6 マスクROM
6cd ヒューズモジュール
13 モード制御回路
20 制御データレジスタ
21 ディジタル・アナログ変換回路
22 バイアス回路
23 電圧制御発振回路
24 比較回路
25 モニタレジスタ
26 セレクタ
27 分周回路
29 クランプ回路
VCLK 内部クロック信号
RCLK 外部クロック信号
31 サンプリング回路
32 ラッチ回路
33 パルスジェネレータ
35 周波数比較回路
36 テストホスト
37 低精度発振回路
40 比較制御回路
41 不揮発性レジスタ
42 アップダウンカウンタ
45 基準電圧発生回路
46、47 ボルテージフォロアアンプ
Vref 基準電圧
Cvdd クランプ電圧
Vbias D/A変換電圧
VGP,VGN 制御電圧
50 CMOSインバータ遅延段
51 リングオシレータ部
52 レベルシフタ
53 分周器
65 論理閾値電圧模擬回路
70 比較制御回路
71 区間発生回路
72 パルス発生回路
73 CR時定数回路
74 検出回路
80 クロックカウンタ
81 周波数設定レジスタ
82 比較回路
111 情報書込み用溶断ヒューズ
113 I−V変換回路(第1変換回路)
114 I−V変換回路(第2変換回路)
115 センスアンプ
120 溶断電圧印加パッド
121 参照用溶断ヒューズ

Claims (18)

  1. 記憶回路と、
    上記記憶回路に保持された制御情報に基づいて内部クロック信号を生成する発振回路と、
    外部で生成される外部クロック信号の周波数に内部クロック信号の周波数を一致させる制御情報を生成する論理回路と、
    CMOSプロセスで形成された不揮発性メモリセルを含み、上記論理回路で生成された制御情報を記憶可能な電気ヒューズ回路と、を備え、
    上記電気ヒューズ回路に記憶された制御情報を上記記憶回路に格納し、上記内部クロック信号を内部回路の同期動作に用いる半導体集積回路。
  2. 上記電気ヒューズ回路は、上記内部クロック信号のトリミング制御情報を格納可能な第1記憶領域と、上記内部回路に関するその他のトリミング制御情報を格納可能な第2記憶領域とを含む請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 上記上記論理回路で生成された制御情報は、内部発振周波数の設定動作の最後の段階で上記電気ヒューズに格納される請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 上記内部回路は、制御プログラムを格納可能なマスクROMを含む請求項3記載の半導体集積回路。
  5. 上記電気ヒューズに格納された制御情報は上記半導体集積回路の初期化動作に応答して上記記憶回路にロードされる請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 記憶回路と、
    上記記憶回路に保持された制御情報に基づいて内部クロック信号を生成する発振回路と、
    外部で生成される外部クロック信号の周波数に内部クロック信号の周波数を一致させる制御情報を生成する論理回路と、
    溶断ヒューズの状態によって上記制御情報を記憶可能な溶断ヒューズ回路と、を含み、
    上記溶断ヒューズ回路に記憶された制御情報を上記記憶回路にロードし、上記内部クロック信号を内部回路の同期動作に用いる半導体集積回路。
  7. 上記溶断ヒューズ回路は、
    溶断するか否かによって上記制御情報の書き込みを可能とする情報書込み用溶断ヒューズと、
    上記書込み用溶断ヒューズの非溶断状態と等価な参照用溶断ヒューズと、を含み、
    上記情報書込み用溶断ヒューズに流れる電流と上記参照用溶断ヒューズに流れる電流とを比較し、その比較結果に応じた論理出力を形成する請求項6記載の半導体集積回路。
  8. 上記溶断ヒューズ回路は、
    溶断するか否かによって上記制御情報の書き込みを可能とする情報書込み用溶断ヒューズと、
    上記情報書込み用溶断ヒューズに流れる電流を電圧に変換する第1変換回路と、
    上記書込み用溶断ヒューズの非溶断状態と等価な参照用溶断ヒューズと、
    上記参照用溶断ヒューズに流れる電流を電圧に変換する第2変換回路と、
    上記第1変換回路の出力電圧と上記第2変換回路の出力電圧とを比較するセンスアンプと、を含んで成る請求項6記載の半導体集積回路。
  9. 上記制御情報の書き込みのための上記情報書込み用溶断ヒューズへの通電期間に、上記情報書込み用溶断ヒューズから上記第1変換回路に至る経路を遮断可能な第1トランジスタと、
    上記第1トランジスタに連動して、上記参照用溶断ヒューズから上記第2変換回路に至る経路を遮断可能な第2トランジスタと、を含む請求項7又は8記載の半導体集積回路。
  10. 上記第1トランジスタと上記第1変換回路との間に設けられた第1抵抗と、
    上記第2トランジスタと上記第1変換回路との間に設けられた第2抵抗とを含み、
    上記第2抵抗の値は、上記第1抵抗の値よりも大きく設定された請求項9記載の半導体集積回路。
  11. 上記論理回路は所定の動作モードの指示に応答して制御情報を生成するものである請求項1又は6記載の半導体集積回路。
  12. 上記論理回路は上記記憶回路に初期的に与えられる制御情報に基づいて生成されるクロック信号に同期して制御情報を生成する動作を行うものである請求項11記載の半導体集積回路。
  13. 上記論理回路は外部クロック信号に同期して制御情報を生成する動作を行うものである請求項11記載の半導体集積回路。
  14. 上記論理回路は所定動作モードの指示に応答して発振動作される別の発振回路で生成されるクロック信号に同期して制御情報を生成する動作を行うものである請求項11記載の半導体集積回路。
  15. 内部クロック信号及び外部クロック信号の夫々の周波数に応答する情報をサンプリングするサンプリング回路を有し、上記論理回路は上記サンプリング回路でサンプリングされた情報を用いて内部クロック信号と外部クロック信号の周波数比較を行って内部クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に一致させる制御情報を生成する請求項1又は6記載の半導体集積回路。
  16. 内部クロック信号と外部クロック信号の周波数の相異を比較する比較回路を有し、上記論理回路は上記比較回路による比較結果を用いて内部クロック信号周波数を外部クロック信号周波数に一致させる制御情報を生成する請求項1又は6記載の半導体集積回路。
  17. 上記論理回路はCPUであり、上記記憶回路は上記CPUによってアクセス可能なレジスタである請求項15又は16記載の半導体集積回路。
  18. 上記記憶回路はカウンタであり、
    上記論理回路は内部クロック信号と外部クロック信号の周波数の相異を比較し、比較結果を用いて上記カウンタをアップカウント又ダウンカウントすることを特徴とする請求項1又は6記載の半導体集積回路。
JP2004217233A 2004-07-26 2004-07-26 半導体集積回路 Pending JP2006039830A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217233A JP2006039830A (ja) 2004-07-26 2004-07-26 半導体集積回路
US11/188,873 US7250821B2 (en) 2004-07-26 2005-07-26 Semiconductor integrated circuit
US11/765,205 US20070250735A1 (en) 2004-07-26 2007-06-19 Semiconductor integrated circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004217233A JP2006039830A (ja) 2004-07-26 2004-07-26 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006039830A true JP2006039830A (ja) 2006-02-09
JP2006039830A5 JP2006039830A5 (ja) 2007-09-06

Family

ID=35656502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004217233A Pending JP2006039830A (ja) 2004-07-26 2004-07-26 半導体集積回路

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7250821B2 (ja)
JP (1) JP2006039830A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010027104A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Fujitsu Microelectronics Ltd ヒューズ素子読み出し回路
JP2012069565A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及び制御方法
WO2014098050A1 (ja) * 2012-12-17 2014-06-26 ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエル 半導体装置
JP2014191428A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Seiko Epson Corp クロック生成装置、電子機器、移動体及びクロック生成方法
JP2017147611A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 力晶科技股▲ふん▼有限公司 発振回路の周期調整回路及び周期調整方法、並びに半導体記憶装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7395447B2 (en) * 2002-09-16 2008-07-01 Silicon Labs Cp, Inc. Precision oscillator for an asynchronous transmission system
JP2005049970A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Renesas Technology Corp 半導体集積回路
US7693596B2 (en) * 2005-12-14 2010-04-06 Dell Products L.P. System and method for configuring information handling system integrated circuits
US7793119B2 (en) * 2006-12-21 2010-09-07 Texas Instruments Incorporated Adaptive voltage scaling with age compensation
US7409305B1 (en) * 2007-03-06 2008-08-05 International Business Machines Corporation Pulsed ring oscillator circuit for storage cell read timing evaluation
US7590956B1 (en) * 2007-06-13 2009-09-15 Xilinx, Inc. Methods of detecting unwanted logic in an operational circuit design
WO2009070804A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 Bae Systems Information & Electronic Systems Integration Inc. Adjustable write pulse generator within a chalcogenide memory device
JP4505766B2 (ja) * 2008-06-30 2010-07-21 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ処理装置及びトリミングデータ読み出し方法
US8390352B2 (en) * 2009-04-06 2013-03-05 Honeywell International Inc. Apparatus and method for compensating for process, voltage, and temperature variation of the time delay of a digital delay line
TW201131711A (en) * 2010-03-01 2011-09-16 Jmicron Technology Corp Packaged circuit
US9071360B2 (en) * 2012-03-07 2015-06-30 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical transceiver having improved functions to load control program
US9223365B2 (en) * 2013-03-16 2015-12-29 Intel Corporation Method and apparatus for controlled reset sequences without parallel fuses and PLL'S
JP6358840B2 (ja) * 2014-04-24 2018-07-18 シャープ株式会社 電動粉挽き機
US10193555B1 (en) * 2016-06-29 2019-01-29 Cadence Design Systems, Inc. Methods and devices for a memory interface receiver
CN109257018A (zh) * 2017-07-13 2019-01-22 钰太芯微电子科技(上海)有限公司 一种单线可配置的晶体振荡电路
US10969422B2 (en) 2018-05-16 2021-04-06 International Business Machines Corporation Guard ring monitor
US11874694B2 (en) * 2020-01-10 2024-01-16 Rohm Co., Ltd. Semiconductor device and semiconductor device system
US11442494B2 (en) 2020-06-08 2022-09-13 Analog Devices, Inc. Apparatus and methods for controlling a clock signal

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451344A (en) * 1977-09-29 1979-04-23 Sharp Corp Automatic frequency adjustment system of lsi system
JPH10229326A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Sanyo Electric Co Ltd 発振回路の周波数調整装置
JPH11317080A (ja) * 1998-03-04 1999-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路
JP2009271941A (ja) * 2009-08-17 2009-11-19 Renesas Technology Corp 半導体集積回路及びマイクロコンピュータ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2649505B1 (fr) 1989-07-07 1991-10-25 Sgs Thomson Microelectronics Circuit integre avec oscillateur reglable a frequence independante de la tension d'alimentation
US5685012A (en) * 1993-11-09 1997-11-04 Micron Electronics, Inc. System for employing high speed data transfer between host and peripheral via host interface circuitry utilizing an IOread signal driven by the peripheral or the host
US5684434A (en) * 1995-10-30 1997-11-04 Cypress Semiconductor Erasable and programmable single chip clock generator
US5694067A (en) 1996-05-24 1997-12-02 Microchip Technology Incorporated Microcontroller having a minimal number of external components
US5796312A (en) * 1996-05-24 1998-08-18 Microchip Technology Incorporated Microcontroller with firmware selectable oscillator trimming
JP3730381B2 (ja) * 1997-10-21 2006-01-05 株式会社東芝 半導体記憶装置
US6201448B1 (en) * 1999-12-28 2001-03-13 Intel Corporation Method and apparatus to reduce clock jitter of an on-chip clock signal
IT1317248B1 (it) * 2000-04-13 2003-05-27 St Microelectronics Srl Dispositivo di test e calibrazione della frequenza di oscillazione diun oscillatore integrato.
DE10125164C1 (de) * 2001-05-23 2003-01-16 Infineon Technologies Ag Halbleiter-Chip mit trimmbarem Oszillator
US6753740B2 (en) * 2002-05-17 2004-06-22 Sun Microsystems, Inc. Method and apparatus for calibration of a post-fabrication bias voltage tuning feature for self biasing phase locked loop
US6998887B2 (en) * 2002-08-16 2006-02-14 Sun Microsystems, Inc. Calibration technique for phase locked loop leakage current
TW577194B (en) * 2002-11-08 2004-02-21 Endpoints Technology Corp Digital adjustable chip oscillator
JP2005049970A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Renesas Technology Corp 半導体集積回路

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5451344A (en) * 1977-09-29 1979-04-23 Sharp Corp Automatic frequency adjustment system of lsi system
JPH10229326A (ja) * 1997-02-17 1998-08-25 Sanyo Electric Co Ltd 発振回路の周波数調整装置
JPH11317080A (ja) * 1998-03-04 1999-11-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路
JP2009271941A (ja) * 2009-08-17 2009-11-19 Renesas Technology Corp 半導体集積回路及びマイクロコンピュータ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010027104A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Fujitsu Microelectronics Ltd ヒューズ素子読み出し回路
JP2012069565A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路及び制御方法
US8665626B2 (en) 2010-09-21 2014-03-04 Renesas Electronics Corporation Semiconductor integrated circuit and control method
WO2014098050A1 (ja) * 2012-12-17 2014-06-26 ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエル 半導体装置
JP2014191428A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Seiko Epson Corp クロック生成装置、電子機器、移動体及びクロック生成方法
US9548724B2 (en) 2013-03-26 2017-01-17 Seiko Epson Corporation Clock generation device, electronic apparatus, moving object, and clock generation method
JP2017147611A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 力晶科技股▲ふん▼有限公司 発振回路の周期調整回路及び周期調整方法、並びに半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20060017510A1 (en) 2006-01-26
US20070250735A1 (en) 2007-10-25
US7250821B2 (en) 2007-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7250821B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP5242186B2 (ja) 半導体装置
US6862227B2 (en) Semiconductor memory device having the operating voltage of the memory cell controlled
US6901012B2 (en) Semiconductor memory device having a power-on reset circuit
JP3808880B2 (ja) 熱検知回路
US20070040595A1 (en) Semiconductor integrated circuit
JP4603537B2 (ja) 半導体装置の温度検出器および半導体記憶装置
US7501879B1 (en) eFuse resistance sensing scheme with improved accuracy
JP2005049970A (ja) 半導体集積回路
JP2004133800A (ja) 半導体集積回路装置
JP2007172766A (ja) 半導体リーク電流検出器とリーク電流測定方法および電圧トリミング機能付半導体リーク電流検出器とリファレンス電圧トリミング方法およびこれらの半導体集積回路
JP2000091505A (ja) 半導体集積回路装置
JP2009016929A (ja) 負電圧検知回路及びこの負電圧検知回路を用いた半導体集積回路装置
JP2007299926A (ja) 抵抗変化型ヒューズ回路
JP2004146783A (ja) 半導体集積回路装置、および半導体集積回路装置の調整方法
US8358555B2 (en) Fuse circuit and control method thereof
US6166589A (en) Reference voltage generator circuit for an integrated circuit device
JP2001035199A (ja) 半導体装置
US7489578B2 (en) Boosted voltage level detector in semiconductor memory device
JP4641045B2 (ja) 半導体集積回路及びマイクロコンピュータ
US7257044B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US6654300B2 (en) Semiconductor memory device having internal circuit screening function
JP2010282684A (ja) 半導体記憶装置
JP2001028194A (ja) 内部電源回路及び不揮発性半導体記憶装置
JP2013222474A (ja) 不揮発性メモリ回路、半導体装置、及び読出し方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070724

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100608