JP2006036180A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 サンバイザ本体の出し入れ操作を軽快に行うことができ、操作性の向上を図ることができる車両用サンバイザを提供する。
【解決手段】 案内レール機構121は、収納空間3内に固定され、かつサンバイザ本体50の出し入れ方向に延びる固定レール体122と、サンバイザ本体50と共に出し入れ動作されかつ固定レール体122に沿ってスライド可能に組み付けられたスライドレール体125と、を備える。固定レール体122とスライドレール体125の相対する壁面の間には、これら両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボール、ベアリングローラ等の複数の回転子123aがレール方向に配列されている。
【選択図】 図5

Description

この発明は車室天井部に設けられた収納空間に対しサンバイザ本体が出し入れ可能に構成された車両用サンバイザに関する。
この種の車両用サンバイザにおいては、車室天井部の収納空間に対し前後方向に延びる横断面チャンネル形状のガイドレールが配設される。
一方、サンバイザ本体を支持する支持部材の後部上面には、ガイドレールに沿って移動するローラが組み付けられ、同支持部材の前端部に設けられた横軸にサンバイザ本体が回動可能に装着されたものがある。
そして、車室天井部の収納空間のガイドレールに沿ってローラを移動させながら支持部材と共に、サンバイザ本体が引き出し端位置まで引き出された状態で、横軸の軸回りにサンバイザ本体が回動操作されることによって遮光位置に配置されるように構成された車両用サンバイザが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭62−197422号
ところで、前記した従来のものにおいては、サンバイザ本体を出し入れ操作する際、ローラの下面がガイドレールに接触した状態でレール方向に移動し、これによって、ローラの下面とガイドレールとの間に生じる滑り摩擦力によって、サンバイザ本体の出し入れ操作が重くなったり、がたつく場合があり、操作性が悪い、という問題点があった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、サンバイザ本体の出し入れ操作を軽快に行うことができ、操作性の向上を図ることができる車両用サンバイザを提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車両用サンバイザは、車室天井部に設けられた収納空間に対し、案内レール機構によってサンバイザ本体が収納位置と引出位置とに出し入れ可能に支持された車両用サンバイザであって、
前記案内レール機構は、前記収納空間内に固定され、かつ前記サンバイザ本体の出し入れ方向に延びる固定レール体と、
前記サンバイザ本体と共に出し入れ動作されかつ前記固定レール体に沿ってスライド可能に組み付けられたスライドレール体と、を備え、
前記固定レール体と前記スライドレール体の相対する壁面の間には、これら両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボール、ベアリングローラ等の複数の回転子がレール方向に配列されていることを特徴とする。
前記構成において、車室天井部の収納空間に収納される収納位置に配置されたサンバイザ本体は、案内レール機構に案内されて引出位置まで引き出される。
また、引出位置まで引き出されたサンバイザ本体は、案内レール機構に案内されて元の収納位置まで押し込まれる。
前記案内レール機構は、固定レール体、スライドレール体及びこれらレール体の相対する両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボール、ベアリングローラ等の複数の回転子を備えて構成されている。
そして、サンバイザ本体の出し入れ動作と共に、スライドレール体が複数の回転子を回転させながら固定レール体に沿ってスライド案内される。これによって、サンバイザ本体を軽快に出し入れ動作することができる。
請求項2に係る車両用サンバイザは、請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
スライドレール体は、複数のレール体によってサンバイザ本体の出し入れ方向に伸縮可能に構成され、
前記複数のレール体の相対する壁面の間には、それら両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボール、ベアリングローラ等の複数の回転子がレール方向に配列されていることを特徴とする。
前記構成において、案内レール機構のスライドレール体を構成する複数のレール体を縮小した状態で車室天井部の収納空間に設置することができる。このため、案内レール機構に対応する設置スペースを小さくすることができ、車室天井部の限られた収納空間内に案内レール機構に容易に設置することができる。
請求項3に係る車両用サンバイザは、請求項1又は2に記載の車両用サンバイザであって、
車室天井部側とサンバイザ本体側との間には、同サンバイザ本体を収納位置にロックするロック機構が配置され、
前記ロック機構は、ハート形カムとロックピンと、を備え、
引出位置にある前記サンバイザ本体を収納位置にまで移動したときには前記ハート形カムのロック溝にロックピンが係合し、
前記収納位置にロックされた前記サンバイザ本体を押し込み操作することで、前記ハート形カムのロック溝から前記ロックピンが外れてロック解除される構成にしてあることを特徴とする。
前記構成において、ロック機構によって収納位置にロックされたサンバイザ本体を引き出す場合には、まず、サンバイザ本体を押し込み操作することで、ロック機構のハート形カムのロック溝からロックピンが外れてロック解除される。その後は、サンバイザ本体を引出位置まで引き出すことができる。
また、引出位置まで引き出されたサンバイザ本体を元の収納位置にまで押し込むことによって、ハート形カムのロック溝にロックピンが係合し、その係合力によってサンバイザ本体を収納位置にロックすることができる。
この発明によれば、サンバイザ本体を、収納位置と引出位置に出し入れ動作する際、そのサンバイザ本体と共に、スライドレール体がベアリングボール、ベアリングローラ等の複数の回転子を回転させながら固定レール体に沿ってスライド案内される。これによって、サンバイザ本体を軽快にかつガタツキなく出し入れ動作することができ、操作性の向上を図ることができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係る車両用サンバイザにおいてサンバイザ本体が車室天井部の収納空間に収納された状態を斜め上方から示す斜視図である。図2はサンバイザ本体が収納された状態を斜め下方から示す斜視図である。図3は図1のIII−III線に基づく側断面図である。図4は図1のIV−IV線に基づく側断面図である。図5は図1のV−V線に基づく側断面図である。図6は図5のVI−VI線に基づく案内機構の側断面図である。図7はサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め上方から示す斜視図である。図8はサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め下方から示す斜視図である。図9はサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。図10はサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。図11は図7のXI−XI線に基づく側断面図である。図12は図9のXII−XII線に基づく側断面図である。図13はサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。図14はサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。
図3に示すように、車室天井部において、ルーフパネル1とルーフライニング2との間には、収納空間3が形成され、ルーフライニング2の前縁部には、収納空間3を前方に開口する開口部4が形成されている。
そして、車室天井部の収納空間3には、固定ベース体10、可動支持装置20及びサンバイザ本体50を備えてユニット化された車両用サンバイザが配置される。
図1〜図3に示すように、固定ベース体10は、鉄板等の金属板によって略四角形状に形成され、ルーフパネル1の下面にビス等によって固定状態で装着される。
固定ベース体10の下面の左右側部には、横断面逆L字状をなす左右一対をなすブラケット11が固定されてている。
固定ベース体10の左右一対のブラケット11の間には、可動支持装置20によってサンバイザ本体50が装着され、これによって車両用サンバイザがユニット化されている。
そして、ルーフパネル1の下面に固定ベース体10が取り付けられた状態において、車室天井部の収納空間3に対し可動支持装置20によってサンバイザ本体50が引き出し及び押し込み可能に支持されるようになっている。
図1〜図3に示すように、可動支持装置20は、収納空間3内に固定の固定ベース体10に装着された案内レール機構121と、その案内レール機構121によって前後方向に移動案内される第1支持体30と、その第1支持体30に対し横軸35の軸線回りに回動可能に装着された第2支持体40と、を備えている。
図1、図2に示すように、案内レール機構121は、収納空間3内に固定され、かつサンバイザ本体50の出し入れ方向に延びる左右一対の固定レール体122と、サンバイザ本体50と共に出し入れ動作されかつ左右一対の固定レール体122に沿ってスライド可能に組み付けられた左右一対のスライドレール体125と、を備えている。
この実施例1において、図5に示すように、左右一対の固定レール体122は、固定ベース体10の左右一対のブラケット11の内側面にビス等によってそれぞれ固定されている。
また、左右一対のスライドレール体125は、複数のレール体、すなわち、第1、第2のスライドレール体123、124によってサンバイザ本体50の出し入れ方向に伸縮可能に構成されている。
図5と図6に示すように、左右一対の固定レール体122の上下部には、内側に向けて横方向に張り出すレール片122aが形成され、左右一対の第1のスライドレール体123の上下部には、外側に向けて横方向に張り出し、かつ左右一対の固定レール体122の上下のレール片122a内に嵌込まれる上下のレール片123aが形成されている。
そして、左右一対の固定レール体122の上下のレール片122aと、左右一対の第1のスライドレール体123の上下のレール片123aとの相対する壁面との間には、これら両壁面にそれぞれ接触して回転自在で、かつボール保持体130によって保持されたベアリングボールよりなる複数の回転子135がレール方向に配列されている。
また、図5に示すように、左右一対の第1のスライドレール体123の上下部には、内側に向けて横方向に張り出すレール片123bが形成され、左右一対の第2のスライドレール体124の上下部には、外側に向けて横方向に張り出し、かつ左右一対の第1のスライドレール体123の上下のレール片123b内に嵌込まれる上下のレール片124aが形成されている。
そして、左右一対の第1のスライドレール体123の上下のレール片123bと、左右一対の第2のスライドレール体124の上下のレール片124aとの相対する壁面との間には、これら両壁面にそれぞれ接触して回転自在で、かつボール保持体131によって保持されたベアリングボールよりなる複数の回転子136がレール方向に配列されている。
そして、左右一対の第2のスライドレール体124の間に跨って横方向に長い第1支持体30が一体状に組み付けられている。
図1〜図4に示すように、第1支持体30の前側には、第2支持体40を横軸35の軸線回りに回動可能に装着するための横軸35が、その両端部おいて左右の両支持板32によって回り止めされた状態で支持されている。そして、第1支持体30の前側には、横軸35を中心として第2支持体40が回動可能に組み付けられている。
また、第2支持体40と横軸35との間には、第2支持体40の横軸35の軸線回りに対し所望とする摩擦力を付与するための摩擦力付与体41が配設されている。
図1に示すように、第2支持体40の前側には、縦軸45によってサンバイザ本体50が左右方向の一端寄り部分において回動可能に装着されている。
また、サンバイザ本体50の自由端寄り部分と第2支持体40の端部寄り部分には、係脱可能に係合する係合部51と弾性係止部48とがそれぞれ設けられている(図13参照)。
すなわち、サンバイザ本体50は、第1支持体30及び第2支持体40とともに案内レール機構121によって所定の引出端位置まで引き出し可能に構成されている(図7及び図8参照)。
また、この実施例1においては、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出された状態において、これ以上のサンバイザ本体50の引き出しが案内レール機構121の固定レール体122及びスライドレール体125の第1、第2のスライドレール体123、124によって制限されるようになっている。すなわち、固定レール体122及びスライドレール体125の第1、第2のスライドレール体123、124には、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出されたときに相互に係合するストッパ部(図示しない)が設けられている。
そして、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出された状態において、図9と図10に示すように、第2支持体40とともに横軸35の軸線回りに回動操作されることで所望とする遮光角度に変位されるフロント遮光位置に配置される。さらに、図13と図14に示すように、サンバイザ本体50が縦軸45の軸線回りに回動可能に装着されることで、フロント遮光位置からサイド遮光位置に配置切換可能に構成されている。
また、この実施例1において、図1、図3及び図8に示すように、第1支持体30と固定ベース体10との間には、第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50を収納位置にロックするためのプッシュ解除式ロック機構25が配設されている。
このプッシュ解除式ロック機構25は、周知のハート形カム機構26とロックピン27とを主体として構成されている。そして、サンバイザ本体50を若干押し込み動作することでハート形カム機構26に対するロックピン27の係合が外れてロック解除され、その後、ばね部材(図示しない)によって第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50が引き出し方向に所定量だけ引き出されるようになっている。
また、第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50が収納位置まで押し込まれることで、ハート形カム機構26に対しロックピン27が係合し、これによってサンバイザ本体50が収納位置にロックされるようになっている。
図1、図9及び図12示すように、第2支持体40と固定ベース体10との間には、サンバイザ本体50がフロント遮光位置に配置された状態において、同サンバイザ本体50とともに第2支持体40が前後方向へ移動するのを阻止するためのストッパ手段60が配置されている。
この実施例1において、ストッパ手段60は、ルーフパネル1側の固定ベース体10に固定されたストッパ体61と、このストッパ体61に対応して第2支持体40の一端部に一体状に形成された係合体65による後方へのストッパ(後退ストッパ)と、案内レール機構121によるサンバイザ本体50の引き出し長さの制限によるストッパ(前進ストッパ)によって構成されている。
図11と図12に示すように、ストッパ手段60の後退ストッパを構成するストッパ体61は、取付片61aと、その取付片61aの後端部から下向きに突設されたストッパ片62とを一体に備えて略逆L字状に形成され、その取付片61aにおいて、固定ベース体10の下面の一端寄り前部に固定されている。
また、第2支持体40の一端部に一体状に形成された係合体65には、ストッパ体61のストッパ片62に対応する係合面67が横軸35の軸線を中心とする円弧面に形成されている。そして、収納空間3に対しサンバイザ本体50を出し入れする際には、第2支持体40の係合体65が倒伏をなしてストッパ体61の下方を通過可能となっている。
さらに、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出されてこれ以上の引き出しが案内レール機構121によって制限された状態において、図12に示すように、サンバイザ本体50とともに第2支持体40がフロント遮光位置に向けて横軸35の軸線回りに回動操作されることで、同第2支持体40と一体状をなして係合体65が起立状態をなし、これによって係合体65の円弧状の係合面67がストッパ体61のストッパ片62に係合可能に接近し、これによってサンバイザ本体50とともに第2支持体40の後方への移動を阻止するようになっている。
また、図13と図14に示すように、第1支持体30と、サンバイザ本体50及び第2支持体40との間には、サイド遮光位置に配置されたサンバイザ本体50の横軸35の軸線回りの回動を阻止する回動ストッパ手段70が配置されている。
この実施例1において、回動ストッパ手段70は、左右の両支持板32のうち、一方の支持板32aから一体に延出されたストッパ体71と、第2支持体40の係合体65の背面側の根元部近傍に形成された第1係合部75と、サンバイザ本体50の一端部に一体状に形成された第2係合部76によって構成されている。
そして、サンバイザ本体50が横軸35の軸線回りの回動されて略垂下状をなす角度姿勢のフロント遮光位置に配置されたときには、回動ストッパ手段70のストッパ体71が第1係合部75に係合してこれ以上の回動が制限される。
さらに、サンバイザ本体50がフロント遮光位置に配置された状態において、図13と図14に示すように、サンバイザ本体50が縦軸45の軸線回りに回動操作されてサイド遮光位置に配置切換されたときには、サンバイザ本体50の一端部の第2係合部76がストッパ体71の下面に係脱可能に係合し、これにってサンバイザ本体50の横軸35の軸線回りの回動を阻止するようになっている。
この実施例1に係る車両用サンバイザは上述したように構成される。
したがって、図1〜図3に示すうように、車室天井部の収納空間3にサンバイザ本体50が収納された状態において、サンバイザ本体50を所望とする角度姿勢をなすフロント遮光位置に配置する場合、まず、サンバイザ本体50を若干押し込み動作することで、プッシュ解除式ロック機構25のハート形カム機構26に対するロックピン27の係合が外れてロック解除され、その後、ばね部材(図示しない)によって第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50が引き出し方向に所定量だけ引き出される。
その後、手動操作によってサンバイザ本体50が前方に引き出されることで、案内レール機構121の固定レール体122に対し、スライドレール体125の第1、第2のスライドレール体123、124が前方にスライドされながら伸長される。これによって第1支持体30とともに、第2支持体40及びサンバイザ本体50が引出端位置までスライド案内される(図7及び図8参照)。
図7と図8に示すように、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出されたところで、第1支持体30に対し第2支持体40とともにサンバイザ本体50が横軸35の軸線回りに回動操作されることで、サンバイザ本体50が所望とする遮光角度姿勢をなすフロント遮光位置に配置される(図9及び図10参照)。
また、前記とは逆の手順で操作されることで、サンバイザ本体50が収納空間3内に収納され、その収納位置においてプッシュ解除式ロック機構25によってロックされる。
さて、案内レール機構121は、固定レール体122、第1、第2のスライドレール体123、124及びこれらレール体122、123、124の相対する両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボールよりなる複数の回転子135、136を備えて構成されている。
そして、サンバイザ本体50の出し入れ動作と共に、固定レール体122に対し、第1のスライドレール体123が複数の回転子135を回転させながらスライド案内される。さらに、第1のスライドレール体123に対し、第2のスライドレール体124が複数の回転子136を回転させながらスライド案内される。
これによって、サンバイザ本体50を軽快に出し入れ動作することができる。
さらに、スライドレール体125は、第1、第2の複数のスライドレール体123、124によってサンバイザ本体50の出し入れ方向に伸縮可能に構成されているため、これら第1、第2の複数のスライドレール体123、124を縮小した状態で車室天井部の収納空間3に設置することができる。このため、案内レール機構121に対応する設置スペースを小さくすることができ、車室天井部の限られた収納空間3内に案内レール機構121を容易に設置することができる。
また、この実施例1において、プッシュ解除式ロック機構25によって収納位置にロックされたサンバイザ本体50を引き出す場合には、まず、サンバイザ本体50を若干押し込み操作することで、ハート形カム機構26に対するロックピン27の係合が外れてロック解除される。その後は、サンバイザ本体50を引出位置まで引き出すことができる。
また、引出位置まで引き出されたサンバイザ本体50を元の収納位置にまで押し込むことによって、ハート形カム機構26に対しロックピン27が係合し、その係合力によってサンバイザ本体50を収納位置にロックすることができる。
また、この実施例1において、図12に示すように、サンバイザ本体50がフロント遮光位置に配置されると、ストッパ手段60の後退ストッパを構成するストッパ体61のストッパ片62に対し係合体65の係合面67が係合可能に接近する。そして、ストッパ体61のストッパ片62に対し係合体65の係合面67が係合(当接)することによって、サンバイザ本体50及び第2支持体40の後方への移動が阻止される。このため、車両走行時の振動等によってサンバイザ本体50及び第2支持体40が前後方向に不測に移動することを防止することができる。
さらに、係合体65の係合面67は、横軸35の軸線を中心とする円弧面に形成されている。このため、サンバイザ本体50が横軸35の軸線を中心として所望とする角度姿勢に回動された状態にあるときにも、ストッパ手段60のストッパ体61のストッパ片62に対し係合体65の円弧状の係合面67が係合可能に接近し、これによって、サンバイザ本体50及び第2支持体40が後方へ不測に移動する不具合を防止することができる。
サンバイザ本体50がフロント遮光位置に配置された状態において、第2支持体40に対しサンバイザ本体50が縦軸45の軸線を中心として回動操作されることで、図13と図14に示すように、サンバイザ本体50が、フロント遮光位置からサイド遮光位置に配置切換される。
この際、ストッパ手段60によって、サンバイザ本体50及び第2支持体40の前後方向の移動を阻止することができるため、サンバイザ本体50を縦軸45の軸線回りに安定よくかつ良好に回動操作することができる。
図13と図14に示すように、サンバイザ本体50がサイド遮光位置に配置されると、回動ストッパ手段70のストッパ体71に対し第1係合部75と第2係合部76が係合可能に接近する。そして、ストッパ体71に対し第1係合部75と第2係合部76が係合することによって、サンバイザ本体50が横軸35の軸線回りに回動することを阻止することができる。
これによって、サンバイザ本体50が横軸35の軸線回りに不測に回動して傾く不具合を防止することができる。
次に、この発明の実施例2に係る車両用サンバイザを図15にしたがって説明する。
図15はこの発明の実施例2に係る車両用サンバイザにおいてサンバイザ本体が車室天井部の収納空間に収納された状態を斜め下方から示す斜視図である。図16は図15のXVI−XVI線に基づく側断面図である。
図15と図16に示すように、この実施例2に係る車両用サンバイザは、固定ベース体10、案内レール機構121及びサンバイザ本体50を備え、ルーフパネル1とルーフライニング2との間の収納空間3に配置されている。
固定ベース体10の左右一対のブラケット11の間には、案内レール機構121によってサンバイザ本体50が引き出し及び押し込み可能に支持されている。
案内レール機構121は、固定ベース体10の左右一対のブラケット11の内側面にビス等によってそれぞれ固定された、かつサンバイザ本体50の出し入れ方向に延びる左右一対の固定レール体122と、サンバイザ本体50と共に出し入れ動作されかつ左右一対の固定レール体122に沿ってスライド可能に組み付けられた左右一対のスライドレール体125と、を備えている。
また、左右一対のスライドレール体125は、複数のレール体、すなわち、第1、第2のスライドレール体123、124によってサンバイザ本体50の出し入れ方向に伸縮可能に構成されている。
特に、この実施例2においては、固定レール体122及び第1、第2のスライドレール体123、124が所定の曲率半径を有する円弧状に形成されている。そして、左右一対の第2のスライドレール体124の間に跨ってサンバイザ本体50が一体状に組み付けられている。
この実施例2のその他の構成は、前記実施例1と同様にして構成されている。
すなわち、左右一対の固定レール体122と、第1のスライドレール体123との相対する壁面との間には、これら両壁面にそれぞれ接触して回転自在で、かつボール保持体130によって保持されたベアリングボールよりなる複数の回転子135がレール方向に配列されている。
また、左右一対の第1のスライドレール体123と、第2のスライドレール体124との相対する壁面との間には、これら両壁面にそれぞれ接触して回転自在で、かつボール保持体131によって保持されたベアリングボールよりなる複数の回転子136がレール方向に配列されている。
この実施例2に係る車両用サンバイザは、上述したように構成される。
したがって、この実施例2においても、サンバイザ本体50の出し入れ動作と共に、固定レール体122に対し、第1のスライドレール体123が複数の回転子135を回転させながらスライド案内される。さらに、第1のスライドレール体123に対し、第2のスライドレール体124が複数の回転子136を回転させながらスライド案内される。
これによって、サンバイザ本体50を軽快に出し入れ動作することができる。
さらに、スライドレール体125は、第1、第2の複数のスライドレール体123、124によってサンバイザ本体50の出し入れ方向に伸縮可能に構成されているため、これら第1、第2の複数のスライドレール体123、124を縮小した状態で車室天井部の収納空間3に設置することができる。このため、案内レール機構121に対応する設置スペースを小さくすることができ、車室天井部の限られた収納空間3内に案内レール機構121を容易に設置することができる。
なお、この発明は、前記実施例1及び2に限定するものではない。
例えば、前記実施例1及び2においては、案内レール機構121の固定レール体122と第1のスライドレール体123、及び第1のスライドレール体123と第2のスライドレール体124の相対する両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボールよりなる複数の回転子135、136を配設したが、回転子135、136として、ベアリングローラを用いてもよい。
また、前記実施例1及び2においては、案内レール機構121の固定レール体122に対するスライドレール体125が、前後方向の複数、すなわち第1、第2のスライドレール体123、124によって伸縮可能に構成される場合を例示したが、スライドレール体125が前後方向に長尺のレール体によって構成してもこの発明を実施することができる。
この発明の実施例1に係る車両用サンバイザにおいてサンバイザ本体が車室天井部の収納空間に収納された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体が収納された状態を斜め下方から示す斜視図である。 同じく図1のIII−III線に基づく側断面図である。 同じく図1のIV−IV線に基づく側断面図である。 同じく図1のV−V線に基づく案内機構の正断面図である。 同じく図5のVI−VI線に基づく案内機構の側断面図である。 同じくサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め下方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。 同じく図7のXI−XI線に基づく側断面図である。 同じく図9のXII−XII線に基づく側断面図である。 同じくサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。 この発明の実施例2に係る車両用サンバイザにおいてサンバイザ本体が車室天井部の収納空間に収納された状態を斜め下方から示す斜視図である。 同じく図15のXVI−XVI線に基づく側断面図である。
符号の説明
1 ルーフパネル
2 ルーフライニング
3 収納空間
10 固定ベース体
30 第1支持体
40 第2支持体
50 サンバイザ本体
121 案内レール機構
122 固定レール体
123 第1のスライドレール体
124 第2のスライドレール体
125 スライドレール体

Claims (3)

  1. 車室天井部に設けられた収納空間に対し、案内レール機構によってサンバイザ本体が収納位置と引出位置とに出し入れ可能に支持された車両用サンバイザであって、
    前記案内レール機構は、前記収納空間内に固定され、かつ前記サンバイザ本体の出し入れ方向に延びる固定レール体と、
    前記サンバイザ本体と共に出し入れ動作されかつ前記固定レール体に沿ってスライド可能に組み付けられたスライドレール体と、を備え、
    前記固定レール体と前記スライドレール体の相対する壁面の間には、これら両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボール、ベアリングローラ等の複数の回転子がレール方向に配列されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    スライドレール体は、複数のレール体によってサンバイザ本体の出し入れ方向に伸縮可能に構成され、
    前記複数のレール体の相対する壁面の間には、それら両壁面にそれぞれ接触して回転自在なベアリングボール、ベアリングローラ等の複数の回転子がレール方向に配列されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用サンバイザであって、
    車室天井部側とサンバイザ本体側との間には、同サンバイザ本体を収納位置にロックするロック機構が配置され、
    前記ロック機構は、ハート形カムとロックピンと、を備え、
    引出位置にある前記サンバイザ本体を収納位置にまで移動したときには前記ハート形カムのロック溝にロックピンが係合し、
    前記収納位置にロックされた前記サンバイザ本体を押し込み操作することで、前記ハート形カムのロック溝から前記ロックピンが外れてロック解除される構成にしてあることを特徴とする車両用サンバイザ。
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