JP4480593B2 - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Description

この発明は、車両用サンバイザに関し、詳しくは、車室天井部の収納空間に対しサンバイザ本体が案内機構によって引出可能に収納された引出式の車両用サンバイザに関する。
この種の引出式の車両用サンバイザにおいては、例えば、特許文献1に開示された構造のものが知られている。
これにおいては、図16に示すように、車室天井部のルーフパネル101とルーフライニング102との間の収納空間103に対し前後方向に延びる横断面チャンネル形状のガイドレール105が配置される。
一方、サンバイザ本体130を支持する支持部材110の後部上面には、ガイドレール105に沿って移動するローラ115が組み付けられ、同支持部材115の前端部に設けられた横軸120にサンバイザ本体130が回動可能に装着される。
そして、サンバイザ本体130を日除けとして使用する際、ガイドレール105に沿ってローラ115を移動させながら支持部材110と共に、サンバイザ本体130が引き出し端位置まで引き出される。
ここで、引出端位置にあるサンバイザ本体130が、ルーフライニング102の前端縁102aに当接する範囲において、横軸120の軸回りに回動操作されるようになっている。
実開昭62−197422号
ところで、前記従来の車両用サンバイザにおいて、サンバイザ本体130は、引出端位置から横軸120の軸回りに回動操作されて所望とする遮光角度姿勢をなす回動角度位置に配置される。
この状態において、車両走行時の振動等によって、サンバイザ本体130が、同サンバイザ本体130と、ルーフライニング102の前端縁102aとの間の隙間に相当する分だけ後方に移動したり、あるいは、後方に移動した後、自重によって前方に戻ったり、あるいは前後動を繰り返す場合がある、という問題点があった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、引き出し端位置まで引き出され、かつ所望とする遮光角度姿勢に配置されたサンバイザ本体が後方へ不測に移動する不具合を抑制することができる車両用サンバイザを提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車両用サンバイザは、車室天井部に形成された収納空間に対し可動支持装置によってサンバイザ本体が出し入れ可能に支持された車両用サンバイザであって、
前記可動支持装置は、収納空間内に配置された案内機構と、その案内機構によって出し入れ方向に移動案内されかつ前記サンバイザ本体を横軸線回りに回動可能に支持する支持体と、を備え、
前記支持体と共に前記サンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態において、前記サンバイザ本体が横軸線回りに回動操作されることで所望とする遮光角度に変位されるように構成され、
前記車室天井部側と前記サンバイザ本体側との間には、前記サンバイザ本体の出し入れは許容し、かつ同サンバイザ本体が引出端位置まで引き出されて所望とする遮光角度に変位された状態にあるときに、前記サンバイザ本体が後方に移動されることを阻止するための後退ストッパ手段が設けられ、
前記後退ストッパ手段は、前記サンバイザ本体の出し入れ方向に略直交して前記車室天井部側に配置されたストッパ体と、
前記サンバイザ本体側に設けられ、かつ同サンバイザ本体の回動中心をなす横軸線又はその近傍を中心とする円弧状をなして前記ストッパ体に対し係脱可能に係合する係合面と、を備えて構成されていることを特徴とする。
ここで、車室天井部側とは、ルーフパネル、ルーフパネルに固定される固定部材、その固定部材に固定される部材等に相当する。
また、サンバイザ本体側とは、サンバイザ本体、サンバイザ本体と一体状をなして出し入れされる部材等に相当する。
前記構成において、サンバイザ本体を日除けとして使用する場合、サンバイザ本体が引き出し動作されることで、案内機構によって移動案内されながら支持体と共にサンバイザ本体が引出端位置まで引き出される。この際、サンバイザ本体は、車室天井部側に配置されたストッパ体を通過する。
ここで、サンバイザ本体が、横軸線回りに回動操作されることで、所望とする遮光角度姿勢をなす回動角度位置に配置される。
サンバイザ本体が所望とする遮光角度姿勢をなす回動角度位置に配置された状態において、横軸線又はその近傍を中心とする円弧状をなす係合面がストッパ体に係合することで、これ以上後方へサンバイザ本体が移動することが抑制される。
請求項2に係る車両用サンバイザは、請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
後退ストッパ手段のストッパ体と、係合面は相互に接触して横軸線回りに摩擦力を付与する構成にしてあることを特徴とする。
前記構成において、後退ストッパ手段のストッパ体と、係合面との相互に接触によって横軸線回りに摩擦力を付与することで、所望とする遮光角度姿勢に配置されたサンバイザ本体が不測に回動される不具合を防止することができる。
この発明によれば、係合面とストッパ体との係合作用によって、サンバイザ本体が後方へ不測に移動する不具合を良好に抑制することができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係る車両用サンバイザにおいてサンバイザ本体が車室天井部の収納空間に収納された状態を斜め上方から示す斜視図である。図2はサンバイザ本体が収納された状態を斜め下方から示す斜視図である。図3は図1のIII−III線に基づく側断面図である。図4は図1のIV−IV線に基づく側断面図である。図5は図1のV−V線に基づく側断面図である。図6はサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め上方から示す斜視図である。図7はサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め下方から示す斜視図である。図8はサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。図9はサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。図10は図6のX−X線に基づく側断面図である。図11は図8のXI−XI線に基づく側断面図である。図12はサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。図13はサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。
図3に示すように、車室天井部において、ルーフパネル1とルーフライニング2との間には、収納空間3が形成され、ルーフライニング2の前縁部には、収納空間3を前方に開口する開口部4が形成されている。
そして、車室天井部の収納空間3には、固定ベース体10、可動支持装置20及びサンバイザ本体50を備えてユニット化された車両用サンバイザが配置される。
図1〜図3に示すように、固定ベース体10は、鉄板等の金属板によって略四角形状に形成され、ルーフパネル1の下面にビス等によって固定状態で装着される。
固定ベース体10の下面の左右側部には、横断面逆L字状をなす左右一対をなすブラケット11が固定されてている。
固定ベース体10の左右一対のブラケット11の間には、可動支持装置20によってサンバイザ本体50が装着され、これによって車両用サンバイザがユニット化されている。
そして、ルーフパネル1の下面に固定ベース体10が取り付けられた状態において、車室天井部の収納空間3に対し可動支持装置20によってサンバイザ本体50が引き出し及び押し込み可能に支持されるようになっている。
図1〜図3に示すように、可動支持装置20は、収納空間3内に固定の固定ベース体10に装着された案内機構21と、その案内機構21によって前後方向に移動案内される第1支持体30と、その第1支持体30に対し横軸35の軸線回りに回動可能に装着された第2支持体40と、を備えている。
この実施例1において、案内機構21は、前後方向の複数の第1レール体21a、第2レール体21b、第3レール体21cによって伸縮可能に構成されている。
そして、第1レール体21aは、固定ベース体10の左右一対のブラケット11の内側面にビス等によってそれぞれ固定されている。
また、図5と図6に示すように、左右の両第1レール体21aの内側には、ボール保持体22によって回転自在に保持されたベアリングボール22aを介在させて第2レール体21bがそれぞれ前後方向にスライド可能に組み付けられ、これら左右の両第2レール体21bの内側には、ボール保持体23によって回転自在に保持されたベアリングボール23aを介在させて第3レール体21cがそれぞれ前後方向にスライド可能に組み付けられている。
そして、左右の両第3レール体21cの間に跨って横方向に長い第1支持体30が一体状に組み付けられている。
図1〜図4に示すように、第1支持体30の前側には、第2支持体40を横軸35の軸線回りに回動可能に装着するための横軸35が、その両端部おいて左右の両支持板32によって回り止めされた状態で支持されている。そして、第1支持体30の前側には、横軸35を中心として第2支持体40が回動可能に組み付けられている。
また、第2支持体40と横軸35との間には、第2支持体40の横軸35の軸線回りに対し所望とする摩擦力を付与するための摩擦力付与体41が配設されている。
図1に示すように、第2支持体40の前側には、縦軸45によってサンバイザ本体50が左右方向の一端寄り部分において回動可能に装着されている。
また、サンバイザ本体50の自由端寄り部分と第2支持体40の端部寄り部分には、係脱可能に係合する係合部51と弾性係止部48とがそれぞれ設けられている(図12参照)。
すなわち、サンバイザ本体50は、第1支持体30及び第2支持体40とともに案内機構21によって所定の引出端位置まで引き出し可能に構成されている(図6及び図7参照)。
また、この実施例1においては、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出された状態において、これ以上のサンバイザ本体50の引き出しが案内機構21の第1レール体21a、第2レール体21b、第3レール体21cによって制限されるようになっている。すなわち、この実施例1においては、案内機構21によってサンバイザ本体50の後退ストッパ手段が構成されている。
そして、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出された状態において、図8と図9に示すように、第2支持体40とともに横軸35の軸線回りに回動操作されることで所望とする遮光角度に変位されるフロント遮光位置に配置される。さらに、図12と図13に示すように、サンバイザ本体50が縦軸45の軸線回りに回動可能に装着されることで、フロント遮光位置からサイド遮光位置に配置切換可能に構成されている。
また、この実施例1において、図1、図3及び図7に示すように、第1支持体30と固定ベース体10との間には、第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50を収納位置にロックするためのプッシュ解除式ロック機構25が配設されている。
このプッシュ解除式ロック機構25は、周知のハート形カム機構26とロックピン27とを主体として構成されている。そして、サンバイザ本体50を若干押し込み動作することでハート形カム機構26に対するロックピン27の係合が外れてロック解除され、その後、ばね部材(図示しない)によって第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50が引き出し方向に所定量だけ引き出されるようになっている。
また、第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50が収納位置まで押し込まれることで、ハート形カム機構26に対しロックピン27が係合し、これによってサンバイザ本体50が収納位置にロックされるようになっている。
車室天井部側とサンバイザ本体50側との間には、サンバイザ本体50の出し入れは許容し、かつ同サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出されて所望とする遮光角度に変位された状態にあるときに、サンバイザ本体50が後方に移動されることを阻止するための後退ストッパ手段60が設けられている。
また、後退ストッパ手段60は、サンバイザ本体50の出し入れ方向に略直交して車室天井部側に配置されたストッパ体61と、サンバイザ本体50側に設けられ、かつ同サンバイザ本体50の回動中心をなす横軸線又はその近傍を中心とする円弧状をなしてストッパ体61に対し係脱可能に係合する係合面67と、を備えて構成されている。
この実施例1においては、図1、図8及び図11示すように、第2支持体40と固定ベース体10との間に、サンバイザ本体50の前後方向へ移動するを阻止するための後退ストッパ手段60が配置されている。
後退ストッパ手段60は、ルーフパネル1側の固定ベース体10に固定されたストッパ体61と、このストッパ体61に対応して第2支持体40の一端部に一体状に形成された係合体65とを備えて構成されている。
図10と図11に示すように、後退ストッパ手段60を構成するストッパ体61は、取付片61aと、その取付片61aの後端部から下向きに突設されかつサンバイザ本体50の出し入れ方向に略直交するストッパ片62と、を一体に備えて略逆L字状に形成されている。そして、ストッパ体61は、その取付片61aにおいて、固定ベース体10の下面の一端寄り前部に固定されている。
また、第2支持体40の一端部に一体状に形成された係合体65には、ストッパ体61のストッパ片62に対応する係合面67が横軸35の軸線又はその近傍を中心とする円弧面に形成されている。そして、収納空間3に対しサンバイザ本体50を出し入れする際には、第2支持体40の係合体65が倒伏をなしてストッパ体61の下方を通過可能となっている。
さらに、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出されてこれ以上の引き出しが案内機構21によって制限された状態において、図11に示すように、サンバイザ本体50とともに第2支持体40がフロント遮光位置に向けて横軸35の軸線回りに回動操作されることで、同第2支持体40と一体状をなして係合体65が起立状態をなし、これによって係合体65の円弧状の係合面67がストッパ体61のストッパ片62に係合可能に接近し、これによってサンバイザ本体50とともに第2支持体40の後方への移動を阻止するようになっている。
また、この実施例1において、図12と図13に示すように、第1支持体30と、サンバイザ本体50及び第2支持体40との間には、サイド遮光位置に配置されたサンバイザ本体50の横軸35の軸線回りの回動を阻止する回動ストッパ手段70が配置されている。
回動ストッパ手段70は、左右の両支持板32のうち、一方の支持板32aから一体に延出されたストッパ体71と、第2支持体40の係合体65の背面側の根元部近傍に形成された第1係合部75と、サンバイザ本体50の一端部に一体状に形成された第2係合部76によって構成されている。
そして、サンバイザ本体50が横軸35の軸線回りの回動されて略垂下状をなす角度姿勢のフロント遮光位置に配置されたときには、回動ストッパ手段70のストッパ体71が第1係合部75に係合してこれ以上の回動が制限される。
さらに、サンバイザ本体50がフロント遮光位置に配置された状態において、図12と図13に示すように、サンバイザ本体50が縦軸45の軸線回りに回動操作されてサイド遮光位置に配置切換されたときには、サンバイザ本体50の一端部の第2係合部76がストッパ体71の下面に係脱可能に係合し、これにってサンバイザ本体50の横軸35の軸線回りの回動を阻止するようになっている。
なお、回動ストッパ手段70のストッパ体71を第1支持体30の適宜位置に配置してもこの発明を実施することができる。
さらに、ストッパ体71を、ルーフパネル1や固定ベース体10の所定位置に配設してもこの発明を実施することができる。
この実施例1に係る車両用サンバイザは上述したように構成される。
したがって、図1〜図3に示すうように、車室天井部の収納空間3にサンバイザ本体50が収納された状態において、サンバイザ本体50を所望とする角度姿勢をなすフロント遮光位置に配置する場合、まず、サンバイザ本体50を若干押し込み動作することで、プッシュ解除式ロック機構25のハート形カム機構26に対するロックピン27の係合が外れてロック解除され、その後、ばね部材(図示しない)によって第1支持体30及び第2支持体40とともにサンバイザ本体50が引き出し方向に所定量だけ引き出される。
その後、手動操作によってサンバイザ本体50が前方に引き出されることで、案内機構21の第1〜第3の各レール体21a、21b、21cが前方にスライドされながら伸長される。これによって第1支持体30とともに、第2支持体40及びサンバイザ本体50が引出端位置までスライド案内される(図6及び図7参照)。
図6と図7に示すように、サンバイザ本体50が引出端位置まで引き出されたところで、第1支持体30に対し第2支持体40とともにサンバイザ本体50が横軸35の軸線回りに回動操作されることで、サンバイザ本体50が所望とする遮光角度姿勢をなすフロント遮光位置に配置される(図8及び図9参照)。
また、前記とは逆の手順で操作されることで、サンバイザ本体50が収納空間3内に収納され、その収納位置においてプッシュ解除式ロック機構25によってロックされる。
サンバイザ本体50がフロント遮光位置に配置された状態において、第2支持体40に対しサンバイザ本体50が縦軸45の軸線又はその近傍を中心として回動操作されることで、図12と図13に示すように、サンバイザ本体50が、フロント遮光位置からサイド遮光位置に配置切換される。
この際、後退ストッパ手段60によって、サンバイザ本体50及び第2支持体40の前後方向の移動を阻止することができるため、サンバイザ本体50を縦軸45の軸線回りに安定よくかつ良好に回動操作することができる。
図12と図13に示すように、サンバイザ本体50がサイド遮光位置に配置されると、回動ストッパ手段70のストッパ体71に対し第1係合部75と第2係合部76が係合可能に接近する。そして、ストッパ体71に対し第1係合部75と第2係合部76が係合することによって、サンバイザ本体50が横軸35の軸線回りに回動することを阻止することができる。
これによって、サンバイザ本体50が横軸35の軸線回りに不測に回動して傾く不具合を防止することができる。
さて、図11に示すように、サンバイザ本体50が所望とする遮光角度姿勢をなす回動角度位置に配置された状態において、後退ストッパ手段60を構成するストッパ体61のストッパ片62に対し係合体65の係合面67が係合可能に接近する。そして、ストッパ体61のストッパ片62に対し係合体65の係合面67が係合(当接)することによって、サンバイザ本体50及び第2支持体40の後方への移動が阻止される。このため、車両走行時の振動等によってサンバイザ本体50及び第2支持体40が前後方向に不測に移動することを防止することができる。
さらに、係合体65の係合面67は、横軸35の軸線又はその近傍を中心とする円弧面に形成されている。このため、サンバイザ本体50が横軸35の軸線又はその近傍を中心として所望とする角度姿勢に回動された状態にあるときにも、後退ストッパ手段60のストッパ体61のストッパ片62に対し係合体65の円弧状の係合面67が係合可能に接近し、これによって、サンバイザ本体50及び第2支持体40が後方へ不測に移動する不具合を防止することができる。
また、この実施例1において、案内機構21は、前後方向の複数の第1レール体21a、第2レール体21b、第3レール体21cによって伸縮可能に構成されている。
そして、案内機構21を、その複数の第1レール体21a、第2レール体21b、第3レール体21cを縮小した状態で車室天井部の収納空間3に設置することができるため、案内機構21に対応する設置スペースを車室天井部の収納空間3に確保することが容易となる。
また、この実施例1において、案内機構21の第1レール体21a、第2レール体21b及び第3レール体21cの相互のレール間にベアリングボール22a、23aを介在させることによって、サンバイザ本体50の出し入れ操作を円滑にかつ軽快に行うことができる。
なお、この発明は、前記実施例1に限定するものではない。
例えば、前記実施例1においては、案内機構21の第1レール体21a、第2レール体21b及び第3レール体21cの相互のレール間にベアリングボール22a、23aを介在させたが、ベアリングボール22a、23aに代えてローラを用いてもよく、さらに、ベアリングボール22a、23aあるいはローラは必ずしも必要ではない。
また、前記実施例1においては、案内機構21が前後方向の複数の第1レール体21a、第2レール体21b、第3レール体21cによって伸縮可能に構成される場合を例示したが、前後方向に長尺の左右一対のレール体によって構成してもこの発明を実施することができる。
また、案内機構21は、前後方向に長い案内部(例えば、孔や溝)とその案内部に沿って摺動する摺動体(例えば、ピン)によって構成してもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例1においては、サンバイザ本体50を収納位置にロックするために、プッシュ解除式ロック機構25を採用したが、プッシュ解除式ロック機構25を用いることなく、摩擦力等によってサンバイザ本体50を収納位置に保持するように構成してもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例1においては、後退ストッパ手段60を構成するストッパ体61が固定ベース体10に設けられた場合を例示したが、ストッパ体61は、車室天井部側の一部、例えば、ルーフパネル1、固定ベース体10のブラケット11、第1レール体21a等に固定してもこの発明を実施することができる。
また、前記実施例1においては、後退ストッパ手段60を構成する略円弧状の係合面67が第2支持体40の一端部に一体状に形成された係合体65に形成された場合を例示したが、略円弧状の係合面67は、サンバイザ本体50側の一部に設けられてもこの発明を実施することができる。
例えば、図14に示すように、ルーフパネル1の下面に、サンバイザ本体50の出し入れ方向に略直交してストッパ体61を取り付け、サンバイザ本体50の上端部に、略円弧状の係合面67が形成される場合においてもこの発明を実施することができる。
この場合、横軸35を、案内機構21の左右一対の第3レール体21cの間に跨って取り付け、その横軸35の軸線回りにサンバイザ本体50が回動可能に支持される。この場合、横軸35がサンバイザ本体50を支持するための支持体となる。
また、図15に示すように、後退ストッパ手段60のストッパ体61の略円弧状のストッパ面61aと、サンバイザ本体50の係合面67とを相互に接触させて横軸35の軸線回りに摩擦力を付与するよに構成してもよい。
このようにして、後退ストッパ手段60のストッパ体61と、係合面67との相互に接触によって横軸線回りに摩擦力を付与することで、所望とする遮光角度姿勢に配置されたサンバイザ本体50が不測に回動される不具合を防止することができる。
この発明の実施例1に係る車両用サンバイザにおいてサンバイザ本体が車室天井部の収納空間に収納された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体が収納された状態を斜め下方から示す斜視図である。 同じく図1のIII−III線に基づく側断面図である。 同じく図1のIV−IV線に基づく側断面図である。 同じく図1のV−V線に基づく案内機構の正断面図である。 同じくサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態を斜め下方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体がフロント遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。 同じく図6のX−X線に基づく側断面図である。 同じく図8のXI−XI線に基づく側断面図である。 同じくサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め上方から示す斜視図である。 同じくサンバイザ本体がサイド遮光位置に配置された状態を斜め下方から示す斜視図である。 後退ストッパ手段のストッパ体がルーフパネルの下面に取り付けられ、サンバイザ本体の上端部に係合面が形成された実施態様を示す説明図である。 同じく後退ストッパ手段のストッパ体と係合面との接触によって横軸線回りに摩擦力を付与する実施態様を示す説明図である。 従来の引出式の車両用サンバイザを示す説明図である。
符号の説明
1 ルーフパネル
2 ルーフライニング
3 収納空間
10 固定ベース体
20 可動支持装置
21 案内機構
21a 第1レール体
21b 第2レール体
21c 第3レール体
30 第1支持体
40 第2支持体
50 サンバイザ本体
60 後退ストッパ手段
61 ストッパ体
65 係合体
67 係合面

Claims (2)

  1. 車室天井部に形成された収納空間に対し可動支持装置によってサンバイザ本体が出し入れ可能に支持された車両用サンバイザであって、
    前記可動支持装置は、収納空間内に配置された案内機構と、その案内機構によって出し入れ方向に移動案内されかつ前記サンバイザ本体を横軸線回りに回動可能に支持する支持体と、を備え、
    前記支持体と共に前記サンバイザ本体が引出端位置まで引き出された状態において、前記サンバイザ本体が横軸線回りに回動操作されることで所望とする遮光角度に変位されるように構成され、
    前記車室天井部側と前記サンバイザ本体側との間には、前記サンバイザ本体の出し入れは許容し、かつ同サンバイザ本体が引出端位置まで引き出されて所望とする遮光角度に変位された状態にあるときに、前記サンバイザ本体が後方に移動されることを阻止するための後退ストッパ手段が設けられ、
    前記後退ストッパ手段は、前記サンバイザ本体の出し入れ方向に略直交して前記車室天井部側に配置されたストッパ体と、
    前記サンバイザ本体側に設けられ、かつ同サンバイザ本体の回動中心をなす横軸線又はその近傍を中心とする円弧状をなして前記ストッパ体に対し係脱可能に係合する係合面と、を備えて構成されていることを特徴とする車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、
    後退ストッパ手段のストッパ体と係合面とは相互に接触して横軸線回りに摩擦力を付与する構成にしてあることを特徴とする車両用サンバイザ。
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