JP2006035801A - カラーサーマルプリンタ及びプリント方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送ドラムの送り方向の長さの異なるシート記録紙にカラー画像の記録を行う。
【解決手段】小サイズのシート記録紙の場合には、3枚のシート記録紙を搬送ドラム11に巻き付けて搬送ドラム11を一方向に回転して3枚のシート記録紙に3つのサーマルヘッド19〜21で各色の画像を同時に記録する。中サイズのシート記録紙43の場合には、2枚のシート記録紙43を搬送ドラム11に巻き付けて、搬送ドラム11の1回転ごとに2つのサーマルヘッド19,21で2枚のシート記録紙に2色の画像を同時に記録し、搬送ドラム11の2回転目で1枚のシート記録紙に対して3色の画像を記録する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、シート記録紙に連続プリントをするのに好適なカラーサーマルプリンタ及びプリント方法に関し、更に詳しくは搬送ドラムの外周にシート記録紙を巻き付けて、3個のサーマルヘッドでカラー画像のプリントをするカラーサーマルプリンタ及びプリント方法に関するものである。
サーマルプリンタには、記録紙を直接に発色させる感熱記録タイプと、インクリボンのインクを記録紙に転写する熱転写記録タイプとがある。熱転写記録タイプには普通紙が用いられる。感熱記録タイプには、シアン感熱発色層,マゼンタ感熱発色層,イエロー感熱発色層を支持体上に順次層設した多色感熱記録紙が用いられる。(特許文献1)。この多色感熱記録紙は、下層の感熱発色層ほど発色エネルギーが高く、また各感熱発色層は特有の電磁線で光定着される性質を備えている。
多色感熱記録紙にフルカラー画像を熱記録する場合には、複数の発熱素子をライン状に配列したサーマルヘッドを用い、サーマルヘッドを記録紙に押し付け、発色エネルギーが最も小さいイエロー感熱発色層にイエロー画像を1ラインずつ記録する。次に、発光ピークがほぼ420nmの波長域の紫外線を照射してイエロー感熱発色層を定着してから、サーマルヘッドでマゼンタ感熱発色層にマゼンタ画像を1ラインずつ熱記録する。このマゼンタ感熱発色層に発光ピークがほぼ365nmの波長域の紫外線を照射して光定着してから、サーマルヘッドでシアン感熱発色層にシアン画像を1ラインずつ熱記録する。この3回の熱記録で記録紙には、フルカラー画像が形成される。
プリンタには、ロール記録紙から帯状に引き出した長尺状の記録紙に画像を記録して記録後にシート紙に切断するタイプと、シート記録紙に直接画像を記録するタイプとがある。記録紙の形態としては、近年、年賀状や挨拶状等のシート記録紙となっているポストカードの依頼が多い。また、ポストカードなどでは同じ画像を多数枚プリントするケースが多い。このため、シート記録紙のプリント処理が高速で行えるプリンタが望まれている。
シート記録紙を使うプリンタの記録方式には、搬送ドラムの外周に1個のサーマルヘッドと1個のクランパとを配し、シート記録紙を巻き付けた搬送ドラム(プラテンドラム)を複数回転させて各層を順次熱記録する複数パス方式(特許文献2)と、搬送ドラムの外周に3個のサーマルヘッドと4個のクランパとを設け、搬送ドラム(プラテンドラム)を1回転させて各層を順次熱記録する1パス方式とがある(特許文献3)。1パス方式は、複数パス方式に比べて、3個のサーマルヘッドが必要であるため構造が複雑になるが、搬送ドラムに最大4枚のシート記録紙を巻き付けて順次処理できるので、短時間でプリントできるという利点がある。
特開平3−288688号公報 特開平6−135028号公報 特開平8−25662号公報
しかしながら、特許文献3に記載のプリンタでは、少なくとも4枚のシート記録紙が外周面に装着可能な径の搬送ドラムを用いている。周知のように、シート記録紙には、ポストカード以外に、キングサイズ(150mm×100mm)、Lサイズ(127mm×89mm)、シール紙(112mm×84mm)など搬送ドラムの送り方向のサイズの異なる種類がある。全てのサイズを使用するためには、最大サイズのシート記録紙に合わせて搬送ドラムの径を決める必要があり、よって、大径の搬送ドラムが必要となり、装置自体が大型化する。逆に小径の搬送ドラムを用いる場合には、大サイズのシート記録紙を使用することができない欠点があった。
また、特許文献3に記載のプリンタでは、搬送ドラムの外周に複数のクランパを設け、各クランパが各シート記録紙の先端を幅方向に沿ってクランプしている。したがって、クランプしている部分には、画像を記録することができない欠点があった。
本発明は、搬送ドラムの径に関わらず、搬送ドラムの送り方向のサイズの異なる複数種類のシート記録紙に対してカラー画像の記録が行える1パス式のカラーサーマルプリンタ、及びそのプリント方法を提供することを目的とするものである。また、第2の目的としては、3枚のシート記録紙に3つのサーマルヘッドで同時に画像を記録する1パス方式の構造のもので、縁なしプリントを行うことができるカラーサーマルプリンタを提供することにある。
本発明のカラーサーマルプリンタのプリント方法では、搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3のサーマルヘッドまでの間隔よりも短い中サイズの前記シート記録紙を用いる場合、そのシート記録紙の2枚を搬送ドラムに巻き付けて、搬送ドラムの1回転ごとに第1〜第3のサーマルヘッドのうちの2つのサーマルヘッドで2枚のシート記録紙に2色の画像を同時に記録し、搬送ドラムの2回転目で1枚のシート記録紙に対して3色の画像を記録するようにしたものである。
具体的には、搬送ドラムに巻き付けた2枚のシート記録紙のうちの先頭のシート記録紙に対して搬送ドラムの1回転目で第3のサーマルヘッドで2色目の画像を、また2枚目のシート記録紙に対して第1のサーマルヘッドで1色目の画像を同時に記録するとともに、その後の搬送ドラムの2回転目で前記先頭のシート記録紙に対して第1のサーマルヘッドで3色目の画像を、また前記2枚目のシート記録紙に対して第3のサーマルヘッドで2色目の画像を同時に記録する。
シート記録紙のサイズには、搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3サーマルヘッドまでの間隔よりも長い大サイズのものがある。この場合には、搬送ドラムを2回転以上回転させて1枚のシート記録紙を第1〜第3のサーマルヘッドのうちの何れか1つのサーマルヘッドに3回送って、搬送ドラムの回転ごとに各色の画像を面順次で記録すればよい。
感熱記録紙に記録するサーマルヘッドでは、各色の画像データに応じた熱記録用の駆動信号の送り先を変えれば、どのサーマルヘッドでも各色の画像を記録することができる。
そこで、カラーサーマルプリンタとしては、シート記録紙のサイズを検出するサイズ検出手段と、各色の画像データに応じた駆動信号が各々入力され、これら駆動信号を前記第1〜第3のサーマルヘッドのうちの何れかに選択的に切り換えて出力するセレクタと、搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3のサーマルヘッドまでの間隔よりも短い中サイズのシート記録紙であることを前記サイズ検出手段が検出した場合には、そのシート記録紙の2枚を搬送ドラムに巻き付けて、搬送ドラムの1回転ごとに第1〜第3のサーマルヘッドのうちの2つのサーマルヘッドで2枚のシート記録紙に2色の画像を同時に記録し、搬送ドラムの2回転目で1枚のシート記録紙に対して3色の画像を記録するようにセレクタを制御する制御手段とを備えたものである。なお、搬送ドラムとしては、小サイズのシート記録紙を少なくとも3枚、又は中サイズのシート記録紙を少なくとも2枚、外周面に装着可能な径を有する。
また、搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3のサーマルヘッドまでの間隔よりも長い大サイズのシート記録紙であることをサイズ検出手段が検出した場合には、第1〜第3のサーマルヘッドのうちの何れか1つのサーマルヘッドにシート記録紙を3回送るように搬送ドラムを2回転以上回転させ、前記1つのサーマルヘッドで搬送ドラムの回転ごとに各色の画像を記録するように制御手段がセレクタを制御すればよい。
さらに3枚のシート記録紙に3個のサーマルヘッドで各色の画像を同時に記録するプリンタで縁なしプリントを行う発明では、シート記録紙の先端が記録位置に到達する前に先端検出手段に対応するサーマルヘッドを押圧位置に移動させ、その後にシート記録紙の先端が記録位置に到達する直前、もしくは到達したときに押圧位置に移動したサーマルヘッドの発熱素子アレイを駆動するヘッド移動・駆動制御手段を備えたものである。この場合、搬送ドラムにサーマルヘッドの発熱素子アレイが接触して搬送ドラムの外周面を焼き付かせることがないように、発熱素子アレイの基板からの突出量を、シート記録紙の厚み長さ以内にすればよい。
本発明では、各サーマルヘッドの間隔よりも短い小サイズのシート記録紙を用いる場合には、3枚のシート記録紙を搬送ドラムに巻き付けて3つのサーマルヘッドで各シート記録紙に画像を同時に記録し、また、各サーマルヘッドの間隔よりも長く、かつ第1〜第3のサーマルヘッドの間隔よりも短い中サイズのシート記録紙に対しては、そのシート記録紙の2枚を搬送ドラムに巻き付けて3つのサーマルヘッドのうちの2つのサーマルヘッドで各シート記録紙に画像を同時に記録するため、搬送ドラムの径に係わらず、2種類のサイズのシート記録紙に画像を記録することができる。また、別の発明では、各サーマルヘッドの間隔よりも長く、かつ第1〜第3のサーマルヘッドの間隔よりも長い大サイズのシート記録紙に対しても、画像を記録することができる。
さらに別の発明では、シート記録紙の先端が記録位置に到達する前に先端検出手段に対応するサーマルヘッドを押圧位置に移動させ、その後にシート記録紙の先端が記録位置に到達する直前、もしくは到達したときに押圧位置に移動したサーマルヘッドの発熱素子アレイを駆動するヘッド移動・駆動制御手段を備えたから、3枚のシート記録紙に3個のサーマルヘッドで各色の画像を同時に記録するプリンタで、簡便に縁なしプリントを行うことができる。
図1において、プリンタ10の内部には、搬送ドラム11が回転自在に支持されている。搬送ドラム11は、少なくとも3枚のシート記録紙12を外周面に所定間隔離して巻き付ける外周長に応じた径を有し、回転軸15に入力される例えばパルスモータ16の駆動により、矢線方向に連続又は間欠的に回転して、シート記録紙12を一方向に搬送する。パルスモータ16には、ドライバ17を介して制御部18が接続されている。制御部18は、ドライバ17を介してパルスモータ16の回転方向及び回転角を制御する。
搬送ドラム11の外周には、イエロー画像記録用の第1サーマルヘッド19、マゼンタ画像記録用の第2サーマルヘッド20、及びシアン画像記録用の第3サーマルヘッド21がシート記録紙12の送り方向に沿って順に配置されている。シート記録紙12は、搬送ドラム11の送り方向の長さがサーマルヘッド19〜21の各間隔よりも短いサイズのものが使用される。なお、この実施形態では、各サーマルヘッド19〜21の各間隔を同じにし、その間隔長さはシート記録紙の送り方向の長さに余裕の長さを加えた長さとなっている。
各サーマルヘッド19〜21の下部には、複数の発熱素子がシート記録紙12の幅方向(主走査方向)にライン状に配列した発熱素子アレイ19a〜21aが形成されている。各発熱素子アレイ19a〜21aは、基板に対して突出して設けられており、突出量は、シート記録紙12の厚みより少ない長さとなっている。
各サーマルヘッド19〜21は、発熱素子アレイ19a〜21aをシート記録紙12に押圧する押圧位置と、これから退避する退避位置との間で回転される。サーマルヘッド19〜21の回転軸19b〜21bは、発熱素子アレイ19a〜21aに対してシート記録紙12の送り方向の上流側に位置している。
各サーマルヘッド19〜21に対してシート記録紙12の送り方向の上流側に第1〜第3先端検出センサ22〜24が各々設けられている。各先端検出センサ22〜24は、シート記録紙12の先端を検出して記録紙検出信号を制御部18に送る。制御部18は、先端検出センサ22〜24から記録紙検出信号が入力されると、パルスモータ16の駆動パルスをカウントし、その先端検出センサ22〜24に対応するサーマルヘッド19〜21の記録位置を特定するために送り量を測定する。
また、搬送ドラム11の外周には、各サーマルヘッド19〜21に対応して発熱素子アレイ19a〜21aに対して前記送り方向の上流側に押さえローラ群25〜27がそれぞれ配されている。各押さえローラ群25〜27は、複数の押さえローラで構成されており、各々が回転自在に設けられ、搬送ドラム11の外周面との間でシート記録紙12をニップする。
第1サーマルヘッド19と第2サーマルヘッド20との間には、イエロー定着用の光定着器28が配置されている。この光定着器28には、発光ピークが420nmの紫外線を照射してイエロー感熱記録発色層を定着するイエロー用発光ダイオード群が内蔵されている。また、第2サーマルヘッド20と第3サーマルヘッド21との間には、マゼンタ用の光定着器29が配置されている。この光定着器29には、発光ピークが365nmの紫外線を照射してマゼンタ感熱記録発色層を定着するマゼンタ用発光ダイオード群が内蔵されている。なお、これら光定着器28,29の発光やサーマルヘッド19〜21の移動は制御部18により統括的に制御される。
シート記録紙12は、カラー感熱記録紙となっており、支持体の上に、シアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層とが順次層設されている。これらの感熱発色層は、熱記録の順番に表面から配置されているが、これらの順番は変更することができる。
シアン感熱発色層は、熱感度が最も低く、高い熱エネルギーを印加したときにシアンに発色する。マゼンタ感熱発色層は、熱感度が中程度であり、加熱によってマゼンタに発色する。このマゼンタ感熱発色層は、365nm付近の紫外線が照射されたときに、発色能力が消失して記録されたマゼンタ画像が定着される。イエロー感熱発色層は、熱感度が最も高く、加熱によってイエローに発色する。このイエロー感熱発色層は、420nm付近の紫外線が照射されたときに、発色能力が消失して記録されたイエロー画像が定着される。
上記構成での連続プリントのときの作用を図2を参照しながら簡単に説明する。シート記録紙12は、給紙部31から給紙ローラ対32によって搬送ドラム11まで搬送され、押さえローラ群25と搬送ドラム11の外周との間でニップされる。その後、搬送ドラム11が一方向に連続又は間欠的に回転される。これによりシート記録紙12は、先端が第1先端検出センサ22まで搬送される。
制御部18は、第1先端検出センサ22から記録紙検出信号が入力されると、パルスモータ16の駆動パルスをカウントし、イエロー用の第1サーマルヘッド19の記録位置に到達する前、詳しくは図3に示すように、発熱素子アレイ19aに対してシート記録紙12の送り方向の上流側の下面19cがシート記録紙12の先端に当接して、発熱素子アレイ19aが搬送ドラム11の外周面に接しない時点で第1サーマルヘッド19を押圧位置に移動する。
イエロー用の第1サーマルヘッド19は、発熱素子アレイ19aがシート記録紙12の記録面に接する前に、バイアス加熱を開始し、バイアス加熱後に1ライン分の画像データに基づいて発熱素子アレイ19aを駆動して階調加熱する。これにより、発熱素子アレイ19aが記録面に乗り上がって直ぐに記録が開始されるため、記録面の縁から余白が生じないように画像を記録することができる。なお、縁無しプリントを行わない場合には、シート記録紙12が記録位置に到達してからサーマルヘッド19を押圧位置に移動し、移動後に階調加熱を開始すればよい。
搬送ドラム11の送りと、イエロー画像データに応じた第1サーマルヘッド19の駆動とにより、シート記録紙12のイエロー感熱発色層にイエロー画像が1ラインずつ熱記録されてゆく。このイエロー画像が熱記録された部分がイエロー用の光定着器28の下にくると、420nmの紫外線の照射により、イエロー感熱発色層が発色しないように光定着される。
次に、最初のシート記録紙12の先端が第2先端検出センサ23で検出されると、そのシート記録紙12の先端が第2サーマルヘッド20の記録位置に到達する前に、その第2サーマルヘッド20を押圧位置に回転する。このときも、第2サーマルヘッド20は、発熱素子アレイ20aがシート記録紙12の記録面に接する前に、バイアス加熱を開始し、バイアス加熱後にマゼンタ画像の1ライン分の画像データに基づいて発熱素子アレイ19aを駆動して階調加熱する。その後マゼンタ画像が熱記録された部分がマゼンタ用の光定着器29の下にくると、365nmの紫外線の照射により、マゼンタ感熱発色層が発色しないように光定着される。
そして、最初のシート記録紙12の先端が第3の先端検出センサ24で検出されると、そのシート記録紙12の先端が第3サーマルヘッド21の記録位置に到達する前に、その第3サーマルヘッド21を押圧位置に回転する。このときも、第3サーマルヘッド21は、発熱素子アレイ21aがシート記録紙12の記録面に接する前に、バイアス加熱を開始し、バイアス加熱後にシアン画像の1ライン分の画像データに基づいて発熱素子アレイ21aを駆動して階調加熱する。これにより、最初のシート記録紙12には、フルカラーの画像が記録され、給紙位置に到達する前に、搬送ドラム11から開放されて排出される。
ところで、最初のシート記録紙12の後端が第1先端検出センサ22で検出されると、搬送ドラム11の回転中に2枚目のシート記録紙12が給紙ローラ対32によって搬送され、2枚目のシート記録紙12が搬送ドラム11の外周面に巻き付けられる。
2枚目のシート記録紙12に対しては、最初のシート記録紙12に対してマゼンタ画像を記録中に、第1サーマルヘッド19でイエロー画像を記録する。そして、最初のシート記録紙12に対して第3サーマルヘッド21でシアン画像を記録中に、2枚目のシート記録紙12に対して第2サーマルヘッド20でマゼンタ画像を記録する。
さらに、2枚目のシート記録紙12の後端が第1先端検出センサ22で検出されると、搬送ドラムの回転中に3枚目のシート記録紙12が給紙ローラ対32によって搬送され、3枚目のシート記録紙12が2枚目のシート記録紙12から所定間隔離れた外周面に巻き付けられる。
3枚目のシート記録紙12に対しては、2枚目のシート記録紙12に対してマゼンタ画像を記録中に、第1サーマルヘッド19でイエロー画像を記録する。そして、2枚目のシート記録紙12に対してシアン画像を記録中に、3枚目のシート記録紙12に対してマゼンタ用の第2サーマルヘッド20でマゼンタ画像を記録する。このように3枚のシート記録紙に3個のサーマルヘッド19〜21で同時に記録するから、搬送ドラム11はプリント中の負荷変動がなく、そのため搬送ドラム11は安定して回転する。
なお、図4に示すように、第3サーマルヘッド21に対してシート記録紙12の送り方向の下流側に第2のマゼンタ用の光定着器41を設け、シアン画像を記録後のシート記録紙12に光定着器41を照射して漂白するように構成してもよい。
また、図1で説明したプリンタ10では、サーマルヘッド19〜21の各間隔よりも送り方向の長さが短いシート記録紙12を用いて、搬送ドラム11が1回転中に3枚のシート記録紙に3つのサーマルヘッドで各色の画像を同時に記録しているが、このプリント方法では、各サーマルヘッド19〜21の間隔よりも送り方向の長さの長いシート記録紙を用いることができない。
そこで、図4で説明したプリンタ40を用いて、サーマルヘッド19〜21の各間隔よりも送り方向の長さの長いシート記録紙12に連続的にプリントする構造及び方法を以下に説明する。
また、送り方向の長さが各サーマルヘッド19〜21との各間隔よりも長いシート記録紙12には、送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッド19、21の間隔よりも短い長さの中サイズのシート記録紙43と、第1〜第3のサーマルヘッド19〜21の各間隔よりも長く且つ搬送ドラム11の周長よりも短い長さの大サイズのシート記録紙との2種類がある。勿論、このプリンタ40では、送り方向の長さが各サーマルヘッド19〜21との各間隔よりも短い小サイズのシート記録紙12も使用することができる。
図5に示すように、プリンタ40の制御部44には、第1〜第3サーマル移動機構45〜47、第1〜第3サーマル駆動部48〜50、セレクタ51、イエロー定着器用駆動部52、第1マゼンタ定着器用駆動部53、第2マゼンタ定着器用駆動部54、紙サイズ検出手段55、及び、ROM56などが接続されている。
第1〜第3サーマル移動機構45〜47は、第1〜第3のサーマルヘッド19〜21を押圧位置と退避位置との間で移動させる機構であり、各機構は制御部44により制御される。第1〜第3サーマル駆動部48〜50は、第1〜第3サーマルヘッド19〜21にそれぞれ対応しており、各サーマルヘッド19〜21の駆動を制御する。
紙サイズ検出手段55は、給紙部31又は給紙部31と搬送ドラム11との間の搬送路に設けられており、シート記録紙12の送り方向の長さを検知し、シート記録紙12が小・中・大とのサイズのうちの何れかを検知してサイズに応じた信号を制御部44に送る。ROM56には、シート記録紙12のサイズに応じて複数の光定着器28,29、41、及び複数のサーマルヘッド19〜21のうちの何れを使用するかを予め決めたプログラムが記憶されている。
セレクタ51は、制御部44から送られる制御信号や各色の画像データを第1〜第3のサーマル駆動部48〜50のうちの何れに送るかを制御部44から送られるセレクト信号に応じて切り換える。
セレクト信号は、シート記録紙12のサイズに対応した信号となっており、セレクタ51は、小サイズのシート記録紙12に対応した信号を受け取ると、イエロー画像データを第1サーマル駆動部48に、マゼンタ画像データを第2サーマル駆動部49に、シアン画像データを第3サーマル駆動部50に送る。このときには、図6に示すように、搬送ドラム11の1回転未満でフルカラーの画像を記録する。連続プリントのときには、3枚のシート記録紙12に3つのサーマルヘッド19〜21で画像を同時に記録する。
中サイズのシート記録紙43の場合には、図7に示すように、イエロー画像用の駆動データをセレクタ51が第1サーマル駆動部48に送り、第1サーマルヘッド19でイエロー画像を記録する。その後に、イエロー用の光定着器28を駆動してイエロー感熱発色層を定着する。次に、セレクタ51の切り換えによりマゼンタ画像用の駆動データが第3サーマル駆動部50に送られる。これにより、第3サーマルヘッド21でマゼンタ画像が記録され、その後、第2マゼンタ用の光定着器41を駆動してマゼンタ感熱発色層を定着する。その後、セレクタ51の切り換えによりシアン画像用の駆動データが第1サーマル駆動部48に送られる。これにより、第1サーマルヘッド19でシアン画像データが記録され、その後に第1マゼンタ用の光定着器29が駆動され、漂白が行われる。このとき、搬送ドラム11は中サイズのシート記録紙43を巻き付けてから1回転を越えた回転位置となっており、シート記録紙43は搬送ドラム11の2回転未満で排出され、この間にそのシート記録紙43にはフルカラー画像が記録される。
また、中サイズのシート記録紙43に対して連続プリントの場合には、最初のシート記録紙43が第3サーマルヘッド21でマゼンタ画像を記録するときに、次のシート記録紙43に対して第1サーマルヘッド19でイエロー画像を記録する。したがって、中サイズのシート記録紙43の場合には、第1及び第3サーマルヘッド19,21との間隔離して搬送ドラム11の外周面に2枚のシート記録紙43を巻き付けて2つのサーマルヘッド19,21で2色の画像を同時に記録する。
大サイズのシート記録紙の場合には、図8に示すように、イエロー画像用の駆動データが第1サーマル駆動部48に送られ、第1サーマルヘッド19でイエロー画像を記録し、その後に、イエロー用の光定着器28で定着が行われる。その後、搬送ドラム11が1回転をし、次に、セレクタ51の切り換えによりマゼンタ画像用の駆動データが第1サーマル駆動部48に送られ、再び第1サーマルヘッド19でマゼンタ画像が記録され、第1マゼンタ用の光定着器29で定着される。その後、セレクタ51の切り換えによりシアン画像用の駆動データが第1サーマル駆動部48に送られる。これにより、第1サーマルヘッド19でシアン画像データが記録され、第1マゼンタ用の光定着器29で漂白が行われる。このとき、搬送ドラム11は、1枚の大サイズのシート記録紙を給紙してから2回転を越えており、大サイズのシート記録紙は搬送ドラム11の3回転未満で排出され、この間にその1枚のシート記録紙にフルカラー画像が記録される。なお、大サイズのシート記録紙は、搬送ドラム11に1枚しか給紙されず、よってこのサイズの記録紙には対しては1つのサーマルヘッド19を3回使ってフルカラー画像が記録される。
上記各実施形態では、給紙部31に例えばシート記録紙を収納したカセット着脱自在に設け、カセットからシート記録紙を1枚ずつ供給しているが、帯状の記録紙をカッタで切断してシート記録紙として供給する構成としてもよい。この場合には、図9に示すように、装填室80とカッタ機構81とを設ける。装填室80には、ロール記録紙82、又はロール記録紙82を収納するマガジンをセットする。プリント指示に応答して給紙ローラ83がロール記録紙82から記録紙82aを所定の長さだけ帯状に引き出し、カッタ機構81の前後に配した搬送ローラ対84,85に向けて搬送する。カッタ機構81は、搬送ローラ対84,85で帯状の記録紙82aをニップした状態で作動して、帯状の記録紙82aをシート記録紙に切断する。
また、3枚のシート記録紙に3つのサーマルヘッドで各色の画像を同時に記録するプリンタとしては、記録紙を直接に発色させる感熱記録タイプのプリンタ以外に、インクリボンのインクを普通紙に転写する熱転写記録タイプのプリンタがある。図10に示すプリンタ60は、インクリボンのインクを普通紙に転写する熱転写記録タイプとなっている。搬送ドラム61の外周には、送り方向に沿って第1〜第4サーマルヘッド62〜65が順に配されており、サーマルヘッド62〜65の各間隔はシート記録紙66の送り方向の長さよりも短い長さとなっている。各サーマルヘッド62〜65には、第1〜第4の先端検出センサ67〜70、第1〜第4の押さえローラ群71〜74、及び第1〜第4のリボン供給機構75〜78がそれぞれ配されている。
各リボン供給機構75〜78は、記録行程度の幅をもつインクリボンをサーマルヘッド62〜65の駆動に同期して供給リールからサーマルヘッド62〜65とシート記録紙66との間に供給し、使用済みのリボンを巻き取りリールに回収する。第1のリボン供給機構75は、イエロー用インクリボンを供給し、第1のサーマルヘッド62は、ベースフイルムからインクをシート記録紙66に転写してイエロー画像を1行ごとに記録する。第2のリボン供給機構76は、マゼンタ用のインクリボンを供給し、第2のサーマルヘッド63は、マゼンタ画像を1行ごとに記録する。
第3のリボン供給機構77は、シアン用のインクリボンを供給し、第3のサーマルヘッド64は、シアン画像を1行ごとに記録する。第4のリボン供給機構78は、記録面の光沢感及び保存性を確保するために、透明なインクリボンを供給し、第4のサーマルヘッド65は、3色の画像記録後に透明なインクを転写してオーバーコートをする。
また、図4で説明したプリンタでは、大中小サイズとの3種類のシート記録紙を用いているが、小サイズと大サイズ、又は小サイズと中サイズとの2種類のシート記録紙を用いるプリンタとしてもよい。
本発明の一実施形態であるプリンタの内部構造を示す説明図である。 図1で説明したプリンタの動作を示すフローチャート図である。 サーマルヘッドの押圧位置への移動タイミングを示す説明図である。 送り方向の長さがサーマルヘッドの間隔よりも長いシート記録紙を用いるプリンタの内部構造を示す説明図である。 図4で説明したプリンタの電気的概略を示すブロック図である。 図4で説明したプリンタで小サイズのシート記録紙を記録するときの動作を示すフローチャート図である。 図4で説明したプリンタで中サイズのシート記録紙を記録するときの動作を示すフローチャート図である。 図4で説明したプリンタで大サイズのシート記録紙を記録するときの動作を示すフローチャート図である。 ロール記録紙を用い、カッタ機構でシート記録紙に切断してから記録するプリンタの要部を示す説明である。 インクリボンのインクを普通紙に転写する熱転写記録タイプのプリンタの内部構造を示す説明図である。
符号の説明
10,40,60 プリンタ
12 小サイズのシート記録紙
19,62 第1サーマルヘッド
20,63 第2サーマルヘッド
21,64 第3サーマルヘッド
22,67 第1先端検出センサ
23,68 第2先端検出センサ
24,69 第3先端検出センサ
28 イエロー用定着器
29 マゼンタ用定着器
65 第4サーマルヘッド
66 小サイズのシート状の普通紙
70 第4記録紙先端検出センサ
75〜78 リボン供給機構

Claims (11)

  1. 外周に巻き付けたシート記録紙を一方向に送る搬送ドラムの外周に、少なくとも3個の第1〜第3サーマルヘッドを前記一方向に所定間隔離して順に配置し、前記搬送ドラムを前記一方向に回転して前記シート記録紙を、各サーマルヘッドで記録する記録位置に順に送ることで前記第1〜第3サーマルヘッドで各色の画像を3面順次でシート記録紙に記録するカラーサーマルプリンタのプリント方法において、
    前記搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3のサーマルヘッドまでの間隔よりも短い中サイズの前記シート記録紙を用いる場合には、そのシート記録紙の2枚を前記搬送ドラムに巻き付けて、前記搬送ドラムの1回転ごとに第1〜第3のサーマルヘッドのうちの2つのサーマルヘッドで前記2枚のシート記録紙に2色の画像を同時に記録し、搬送ドラムの2回転目で1枚のシート記録紙に対して3色の画像を記録することを特徴とするカラーサーマルプリンタのプリント方法。
  2. 前記搬送ドラムに巻き付けた2枚のシート記録紙のうちの先頭のシート記録紙に対して前記搬送ドラムの1回転目で第3のサーマルヘッドで2色目の画像を、また2枚目のシート記録紙に対して前記第1のサーマルヘッドで1色目の画像を同時に記録するとともに、その後の搬送ドラムの2回転目で前記先頭のシート記録紙に対して第1のサーマルヘッドで3色目の画像を、また前記2枚目のシート記録紙に対して第3のサーマルヘッドで2色目の画像を同時に記録することを特徴とする請求項1記載のカラーサーマルプリンタのプリント方法。
  3. 前記搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3サーマルヘッドまでの間隔よりも長い大サイズのシート記録紙を用いる場合には、前記搬送ドラムを2回転以上回転させて1枚のシート記録紙を前記第1〜第3のサーマルヘッドのうちの何れか1つのサーマルヘッドに3回送って、搬送ドラムの回転ごとに各色の画像を面順次で記録することを特徴とする請求項1記載のカラーサーマルプリンタのプリント方法。
  4. 外周面に巻き付けたシート記録紙を一方向に送る搬送ドラムと、前記搬送ドラムの外周に所定間隔離して配置した、少なくとも3個の第1〜第3のサーマルヘッドとを備え、前記搬送ドラムを一方向に回転して、前記搬送ドラムの送り方向の長さが前記第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも短い小サイズのシート記録紙の3枚を搬送ドラムに巻き付けて、前記搬送ドラムの1回転目で前記第1〜第3のサーマルヘッドを同時に駆動して3枚のシート記録紙に各色の画像を同時に記録するカラーサーマルプリンタにおいて、
    前記シート記録紙のサイズを検出するサイズ検出手段と、
    各色の画像データに応じた駆動信号が各々入力され、これら駆動信号を前記第1〜第3のサーマルヘッドのうちの何れかに選択的に切り換えて出力するセレクタと、
    前記搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3のサーマルヘッドまでの間隔よりも短い中サイズのシート記録紙であることを前記サイズ検出手段が検出した場合には、そのシート記録紙の2枚を前記搬送ドラムに巻き付けて、前記搬送ドラムの1回転ごとに第1〜第3のサーマルヘッドのうちの2つのサーマルヘッドで前記2枚のシート記録紙に2色の画像を同時に記録し、搬送ドラムの2回転目で1枚のシート記録紙に対して3色の画像を記録するように前記セレクタを制御する制御手段とを備えたことを特徴とするカラーサーマルプリンタ。
  5. 前記制御手段は、搬送ドラムに巻き付けた2枚のシート記録紙のうちの先頭のシート記録紙に2色目の画像を記録するために前記2色目の画像データに応じた駆動信号を第3サーマルヘッドに、また、2枚目のシート記録紙に1色目の画像を記録するために前記1色目の画像データに応じた駆動信号を第1サーマルヘッドにそれぞれ同時に送るように前記セレクタを制御して、前記搬送ドラムの1回転目の回転中に前記2つのサーマルヘッドで2枚のシート記録紙に画像を同時に記録させ、
    その後の搬送ドラムの2回転目で、先頭のシート記録紙に記録するために3色目の画像データに応じた駆動信号を第1サーマルヘッドに、また、2枚目のシート記録紙に記録するために2色目の画像データに応じた駆動信号を第3サーマルヘッドにそれぞれ同時に送るように前記セレクタを制御して、前記搬送ドラムの2回転目の回転中に前記2つのサーマルヘッドで2枚のシート記録紙に画像を同時に記録させることを特徴とする請求項4記載のカラーサーマルプリンタ。
  6. 前記シート記録紙は、表層側からイエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、シアン感熱発色層が順次層設されており、表層側にあるものほど熱感度が高く、またイエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色層は、波長域が異なった第1及び第2の紫外線でそれぞれ定着される性質を有し、
    また、イエロー画像を記録したシート記録紙に前記第1の紫外線を照射するイエロー画像用定着器を、第2サーマルヘッドと第3サーマルヘッドとの間に前記第2の紫外線を照射するマゼンタ画像用定着器を、さらに、第3サーマルヘッドに対して搬送ドラムの送り方向の下流側に前記第2の紫外線を照射する第2のマゼンタ画像用定着器を各々配置し、
    前記制御手段は、小サイズのシート記録紙であることを前記サイズ検出手段が検出した場合には、前記第1サーマルヘッドでイエロー感熱発色層を熱記録した後に前記イエロー画像用の定着器で定着し、また、第2サーマルヘッドでマゼンタ感熱発色層を熱記録した後にマゼンタ画像用の定着器で定着し、そして、第3サーマルヘッドでシアン感熱発色層を熱記録した後に前記第2のマゼンタ画像用定着器で漂白するとともに、
    前記中サイズのシート記録紙であることを前記サイズ検出手段が検出した場合には、前記第1サーマルヘッドでイエロー感熱発色層を熱記録した後に第1の紫外線定着器で定着し、その後に第3のサーマルヘッドでマゼンタ感熱発色層を熱記録した後に前記第2のマゼンタ画像用定着器で定着し、その後の前記搬送ドラムの2回転目で前記第1サーマルヘッドで残りのシアン画像を記録するように前記セレクタと各定着器との駆動を前記制御手段が制御することを特徴とする請求項5記載のカラーサーマルプリンタ。
  7. 前記制御手段は、前記搬送ドラムの送り方向の長さが第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも長く、かつ第1サーマルヘッドから第2サーマルヘッドを経て第3のサーマルヘッドまでの間隔よりも長い大サイズのシート記録紙であることを前記サイズ検出手段が検出した場合、前記第1〜第3のサーマルヘッドのうちの何れか1つのサーマルヘッドにシート記録紙を3回送るように搬送ドラムを2回転以上回転させ、前記1つのサーマルヘッドで搬送ドラムの回転ごとに各色の画像を記録するように前記セレクタを制御することを特徴とする請求項4記載のカラーサーマルプリンタ。
  8. 前記シート記録紙は、表層側からイエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、シアン感熱発色層が順次層設されており、表層側にあるものほど熱感度が高く、またイエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色層は、波長域が異なった第1及び第2の紫外線でそれぞれ定着される性質を有し、
    また、イエロー画像を記録したシート記録紙に前記第1の紫外線を照射するイエロー画像用定着器を、第2サーマルヘッドと第3サーマルヘッドとの間に前記第2の紫外線を照射するマゼンタ画像用定着器を各々配置し、
    前記制御手段は、小サイズのシート記録紙であることを前記サイズ検出手段が検出した場合には、前記第1サーマルヘッドでイエロー感熱発色層を熱記録した後に前記イエロー画像用の定着器で定着し、また、第2サーマルヘッドでマゼンタ感熱発色層を熱記録した後にマゼンタ画像用の定着器で定着するとともに、
    前記大サイズのシート記録紙であることを前記サイズ検出手段が検出した場合には、前記第1サーマルヘッドでイエロー感熱発色層を熱記録した後に第1の紫外線定着器で定着し、その後の搬送ドラムの2回転目で第1のサーマルヘッドでマゼンタ感熱発色層を熱記録した後に前記マゼンタ画像用定着器で定着し、その後の搬送ドラムの3回転目で前記第1サーマルヘッドで残りのシアン画像を記録するように前記セレクタと各定着器との駆動を制御することを特徴とする請求項7記載のカラーサーマルプリンタ。
  9. 外周面に巻き付けたシート記録紙を一方向に送る搬送ドラムと、前記搬送ドラムの外周に所定間隔離して配置した、少なくとも3個の第1〜第3のサーマルヘッドとを備え、前記搬送ドラムを一方向に回転して、前記搬送ドラムの送り方向の長さが前記第1〜第3のサーマルヘッドの各間隔よりも短い小サイズのシート記録紙の3枚を搬送ドラムに巻き付けて、前記搬送ドラムの1回転目で前記第1〜第3のサーマルヘッドを同時に駆動して3枚のシート記録紙に各色の画像を同時に記録するカラーサーマルプリンタにおいて、
    各サーマルヘッドに対して前記搬送ドラムの送り方向の上流側に各々設けられ、前記搬送ドラムに従動して回転して搬送ドラムとの間でシート記録紙を押さえる押さえローラ手段と、
    各サーマルヘッドに対して搬送ドラムの送り方向の上流側に各々設けられ、シート記録紙の先端を検出する第1〜第3の記録紙先端検出手段と、
    前記搬送ドラムに巻き付けたシート記録紙の送り量を検出する送り量検出手段と、
    前記記録紙先端検出手段がシート記録紙の先端を検出するタイミングと前記送り量検出手段から得られるシート記録紙の送り量とからシート記録紙の先端が記録位置に到達するタイミングを調べ、前記シート記録紙の先端が記録位置に到達する前に前記先端検出手段に対応するサーマルヘッドを押圧位置に移動させ、その後にシート記録紙の先端が記録位置に到達する直前、もしくは到達したときに押圧位置に移動したサーマルヘッドの発熱素子アレイを駆動するヘッド移動・駆動制御手段とを備えたことを特徴とするカラーサーマルプリンタ。
  10. 前記発熱素子アレイは、シート記録紙の厚み長さ以内の突出量となっていることを特徴とする請求項9記載のカラーサーマルプリンタ。
  11. 前記シート記録紙は、表層側からイエロー感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、シアン感熱発色層が順次層設されており、表層側にあるものほど熱感度が高く、またイエロー感熱発色層,マゼンタ感熱発色層は、波長域が異なった第1、第2の紫外線でそれぞれ定着される性質を有し、第1サーマルヘッドはイエロー感熱発色層を熱記録し、第2サーマルヘッドはマゼンタ感熱発色層を熱記録し、第3サーマルヘッドはシアン感熱発色層を熱記録し、第1サーマルヘッドと第2サーマルヘッドとの間に第1の紫外線をイエロー画像を記録したシート記録紙に照射する第1の紫外線定着器を配置し、第2サーマルヘッドと第3サーマルヘッドとの間に第2の紫外線をマゼンタ画像を記録したシート記録紙に照射する第2の紫外線定着器を配置したことを特徴とする請求項9又は10記載のカラーサーマルプリンタ。
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