JP2006035791A - 圧電素子駆動回路とそれを用いた圧電インクジェットヘッドの駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 圧電素子駆動回路は、電源VPと接地EAとの間に、抵抗R1と圧電素子PEとを直列に繋いで第1回路C1を形成し、この第1回路C1の、抵抗R1と圧電素子PEとの間から分岐させて、スイッチング素子TRを介して接地に到る第2回路C2を形成する。圧電インクジェットヘッドの駆動方法は、この圧電素子駆動回路を用いて、引き打ち法によって圧電インクジェットヘッドを駆動させて、紙面にドット形成する。
【選択図】 図1
Description
上記の駆動回路においては、第1スイッチング素子TR1をオン状態、第2スイッチング素子TR2をオフ状態とすると、圧電素子PEが、電源VPの電圧とほぼ等しい電圧まで充電されて、変形を生じる(変形状態)。また、第1スイッチング素子TR1をオフ状態、第2スイッチング素子TR2をオン状態とすると、充電された電圧が放電されるため、圧電素子PEの変形が解除される(変形解除状態)。そして、この2つの状態を組み合わせて圧電素子PEを駆動させると、前記のメカニズムにより、ノズルを通してインク滴が吐出される。
しかし、電源VPの電圧は、通常、12〜48V程度であって、圧電インクジェットヘッドにおいて画像データ転送および印字ドット制御等を行うための、ロジック回路LCのロジック電圧(およそ3.3〜5.0V程度)よりも高いため、第1スイッチング素子TR1をオン−オフ制御して圧電素子PEを駆動させるためには、図9に示すように、ロジック回路LCの制御信号を、レベル変換器RCにおいて、電源VPの電圧とほぼ同電圧の制御電圧に変換した後、第1スイッチング素子TR1のゲート電極に入力する必要がある。
電源と接地との間に、抵抗素子と圧電素子とをこの順に直列に繋いで第1回路を形成すると共に、この第1回路の、抵抗素子と圧電素子との間から分岐させて、スイッチング素子を介して接地に到る第2回路を形成してあり、
スイッチング素子をオフ状態とすることで圧電素子に充電して変形状態とし、スイッチング素子をオン状態とすることで圧電素子を放電させて変形解除状態とすることを特徴とする圧電素子駆動回路である。
請求項3記載の発明は、第1回路の、第2回路の接続点と、圧電素子との間に、圧電素子と直列に抵抗素子を設ける請求項1記載の圧電素子駆動回路である。
請求項4記載の発明は、
(A) インクが充てんされる加圧室、
(B) 加圧室に連通し、インクメニスカスが形成されるノズル、および
(C) 圧電素子と、この圧電素子の変形によって撓んで加圧室の容積を減少させることで、加圧室内のインクを、ノズルを通してインク滴として吐出させるための振動板とを含む圧電アクチュエータ、
をそれぞれ複数個ずつ備えると共に、上記各圧電素子ごとに、請求項1〜3のいずれかに記載の圧電素子駆動回路を備える圧電インクジェットヘッドを駆動する方法であって、
待機時には、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオフ状態として、いずれの圧電素子も変形状態を維持することで、加圧室の容積を減少させた状態を維持しておき、
ノズルを通してインク滴を吐出させる加圧室においては、選択的に、
(1) 圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオン状態として、圧電素子を変形解除状態とすることで、加圧室の容積を増加させて、ノズル内のインクメニスカスを加圧室の側に引き込んだ後、
(2) 再びスイッチング素子をオフ状態として、圧電素子を変形状態とすることで加圧室の容積を減少させることにより、
ノズル内のインクメニスカスを振動させてインク滴を発生させると共に、ノズルから吐出させることを特徴とする圧電インクジェットヘッドの駆動方法である。
電源と接地との間に、圧電素子とスイッチング素子とをこの順に直列に繋いで第1回路を形成すると共に、電源から、抵抗素子を介して、上記第1回路の、圧電素子とスイッチング素子との間に到る第2回路を形成してあり、
スイッチング素子をオン状態とすることで圧電素子に充電して変形状態とし、スイッチング素子をオフ状態とすることで圧電素子を放電させて変形解除状態とすることを特徴とする圧電素子駆動回路である。
請求項7記載の発明は、第1回路の、圧電素子と、第2回路の接続点との間に、圧電素子と直列に抵抗素子を設ける請求項5記載の圧電素子駆動回路である。
請求項8記載の発明は、
(A) インクが充てんされる加圧室、
(B) 加圧室に連通し、インクメニスカスが形成されるノズル、および
(C) 圧電素子と、この圧電素子の変形によって撓んで加圧室の容積を減少させることで、加圧室内のインクを、ノズルを通してインク滴として吐出させるための振動板とを含む圧電アクチュエータ、
をそれぞれ複数個ずつ備えると共に、上記各圧電素子ごとに、請求項5〜7のいずれかに記載の圧電素子駆動回路を備える圧電インクジェットヘッドを駆動する方法であって、
待機時には、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオフ状態として、いずれの圧電素子も変形解除状態を維持することで、加圧室の容積を平常の状態に維持しておき、
ノズルを通してインク滴を吐出させる加圧室においては、選択的に、圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオン状態として圧電素子を変形状態とすることで、加圧室の容積を減少させてインク滴を発生させ、ノズルから吐出させることを特徴とする圧電インクジェットヘッドの駆動方法である。
請求項2記載の発明によれば、第2回路に、スイッチング素子と直列に挿入する抵抗素子の抵抗値を調整することによって、放電時の時定数を任意に調整することができる。また、請求項3記載の発明によれば、第1回路の、第2回路の接続点と、圧電素子との間に、圧電素子と直列に挿入する抵抗素子の抵抗値を調整することによって、充電時の時定数、および放電時の時定数を任意に調整することができる。
請求項6記載の発明によれば、第1回路の、第2回路の接続点と接地との間に、スイッチング素子と直列に挿入する抵抗素子の抵抗値を調整することによって、充電時の時定数を任意に調整することができる。また、請求項7記載の発明によれば、第1回路の、圧電素子と、第2回路の接続点との間に、圧電素子と直列に挿入する抵抗素子の抵抗値を調整することによって、充電時の時定数、および放電時の時定数を任意に調整することができる。
図1(a)を参照して、この例の圧電素子駆動回路は、電源VPと接地EAとの間に、抵抗素子R11と圧電素子PEとをこの順に直列に繋いで第1回路C1を形成すると共に、この第1回路C1の、抵抗素子R11と圧電素子PEとの間の接続点C10から分岐させて、スイッチング素子TRを介して、第1回路C1の、圧電素子PEと接地EAとの間の接続点C11に到る第2回路C2を形成したもので、スイッチング素子TRのゲート電極は、ロジック回路LCと直接に接続してある。また、圧電素子PEは、圧電セラミック9と、この圧電セラミック9を挟む一対の電極8、10とで構成され、等価的にコンデンサとして機能する。
また、上記例の圧電素子駆動回路において、スイッチング素子TRは、常に接地と接続されているため、当該スイッチング素子TRとして、ロジック回路LCのロジック電圧によってオン−オフ制御できるものを用いて、これらの図に示すようにレベル変換器を省略することができ、それによって、従来のものに比べてより一層の高集積化と小型化とが可能となる。
図2(a)(b)は、それぞれ、本発明の圧電素子駆動回路の、実施の形態の他の例を示す回路図である。
このうち、図2(a)の例の圧電素子駆動回路は、電源VPと接地EAとの間に、抵抗素子R11と圧電素子PEとをこの順に直列に繋いで第1回路C1を形成すると共に、この第1回路C1の、抵抗素子R11と圧電素子PEとの間の接続点C10から分岐させて、第2の抵抗素子R21と、スイッチング素子TRとを介して、第1回路C1の、圧電素子PEと接地EAとの間の接続点C11に到る第2回路C2を形成したもので、スイッチング素子TRのゲート電極は、ロジック回路LCと接続してある。この例の圧電素子駆動回路は、先の図1(a)のものと同様に作動させて、圧電素子PEを駆動させることができる。
また、第2の抵抗素子R21の抵抗値r21(Ω)を、抵抗素子R11の抵抗値r11(Ω)に比べて小さい値として、その抵抗値r21(Ω)を調整するようにすると、放電時の、スイッチング素子TRのオン抵抗値r0(Ω)と、抵抗素子R21の抵抗値r21(Ω)と、圧電素子PEの、コンデンサとしての容量値c(F)とによって決まる所定の時定数c×(r0+r21)を任意に、しかもより細かく調整することができる。
また、第2の抵抗素子R22の抵抗値r22(Ω)を、抵抗素子R11の抵抗値r11(Ω)に比べて小さい値として、その抵抗値r22(Ω)を調整するようにすると、充電時の、抵抗素子R11の抵抗値r11(Ω)と、抵抗素子R22の抵抗値r22(Ω)と、圧電素子PEの、コンデンサとしての容量値c(F)とによって決まる所定の時定数c×(r11+r22)、および放電時の、スイッチング素子TRのオン抵抗値r0(Ω)と、抵抗素子R22の抵抗値r22(Ω)と、圧電素子PEの、コンデンサとしての容量値c(F)とによって決まる所定の時定数c×(r0+r22)を任意に、しかもより細かく調整することができる。
各ドット形成部のノズル3は、図3に白矢印で示す主走査方向に複数列並んでいる。図の例では4列に並んでおり、同一列内のドット形成部間のピッチは90dpiであって、圧電インクジェットヘッドの全体として360dpiを実現している。
第1基板1aと第2基板1bには、図3に示すように、第3基板1cに形成した共通供給路6を、基板1の上面側で、図示していないインクカートリッジからの配管と接続するためのジョイント部11を構成するための通孔11aを形成してある。
基板1の上面側には、当該基板1と同じ大きさを有する1枚の振動板7を積層してある。また、この振動板7の上には、少なくとも各ドット形成部を覆う大きさを有する1枚の薄膜状の共通電極8と、各ドット形成部の加圧室2の中央部と重なる位置に個別に設けた、略矩形状の平面形状を有する横振動モードの薄板状の圧電セラミック9と、各圧電セラミック9上に形成した、同じ平面形状を有する個別電極10とをこの順に積層することで、圧電素子PEを構成すると共に、上記振動板7と圧電素子PEとで圧電アクチュエータACを構成してある。
上記のうち振動板7は、例えばモリブデン、タングステン、タンタル、チタン、白金、鉄、ニッケルなどの単体金属や、これら金属の合金、あるいはステンレス鋼などの金属材料にて、所定の厚みを有する板状に形成してある。また振動板7には、先の基板1の通孔11aと共にジョイント部11を構成する通孔11bを形成してある。
圧電セラミック9を形成する圧電材料としては、例えばジルコン酸チタン酸鉛(PZT)や、当該PZTにランタン、バリウム、ニオブ、亜鉛、ニッケル、マンガンなどの酸化物の1種または2種以上を添加したもの、例えばPLZTなどの、PZT系の圧電材料を挙げることができる。また、マグネシウムニオブ酸鉛(PMN)、ニッケルニオブ酸鉛(PNN)、亜鉛ニオブ酸鉛、マンガンニオブ酸鉛、アンチモンスズ酸鉛、チタン酸鉛、チタン酸バリウムなどを主要成分とするものを挙げることもできる。
例えば上記の圧電材料を焼結して形成した焼結体を薄板状に研磨した所定の平面形状を有するチップを、共通電極8上の所定の位置に接着、固定したり、いわゆるゾル−ゲル法(またはMOD法)によって、共通電極8上に、圧電材料のもとになる有機金属化合物から形成したペーストを所定の平面形状に印刷し、乾燥、仮焼成、焼成の工程を経て形成したり、あるいは共通電極8上に、反応性スパッタリング法、反応性真空蒸着法、反応性イオンプレーティング法などの気相成長法によって、圧電材料の薄膜を所定の平面形状に形成したりすることによって、圧電セラミック9を形成することができる。
インク滴が飛翔して減少した分のインクは、ノズル3内のインクメニスカスの表面張力によって、インクカートリッジから、当該インクカートリッジの配管、ジョイント部11、共通供給路6、供給口5、加圧室2、およびノズル流路4を介してノズル3に再充てんされる。
そして、待機時、すなわち図5(a)のt1より以前の状態では、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子TRをいずれもオフ状態とすることで、いずれの圧電素子PEにおいても、図5(b)に示すように駆動電圧を印加しつづけて、充電された変形状態を維持することで、加圧室2の容積を減少させた状態を維持しておく。
(1) 図5(a)のt1の時点で、圧電素子駆動回路のスイッチング素子TRをオン状態として、図5(b)に示すように所定の時定数でもって圧電素子PEを放電させて変形解除状態として、加圧室2の容積を増加させることで、ノズル3内のインクメニスカスを加圧室2の側に引き込んだ後、
(2) 図5(a)のt2の時点で、再びスイッチング素子TRをオフ状態として、図5(b)に示すように所定の時定数でもって圧電素子PEに充電して変形状態として、加圧室2の容積を減少させることによって、
ノズル3内のインクメニスカスを振動させてインク滴を発生させると共に、ノズル3から吐出させる。
また、上記のうち、圧電素子PEの変形状態を維持する待機時には、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子TRをオフ状態として、電源VRから接地EAに漏洩する電流を著しく減少させることができるため、インクジェットプリンタの、待機時の消費電力を低減することができる。
図6(a)を参照して、この例の圧電素子駆動回路は、電源VPと接地EAとの間に、圧電素子PEとスイッチング素子TRとをこの順に直列に繋いで第1回路C1を形成すると共に、この第1回路C1の、電源VPと圧電素子PEとの間の接続点C10から分岐させて、抵抗素子R12を介して、上記第1回路C1の、圧電素子PEとスイッチング素子TRとの間の接続点C11に到る第2回路C2を形成したもので、スイッチング素子TRのゲート電極は、ロジック回路LCと直接に接続してある。また、圧電素子PEは、圧電セラミック9と、この圧電セラミック9を挟む一対の電極8、10とで構成され、等価的にコンデンサとして機能する。
また、上記例の圧電素子駆動回路において、スイッチング素子TRは、常に接地と接続されているため、当該スイッチング素子TRとして、ロジック回路LCのロジック電圧によってオン−オフ制御できるものを用いて、これらの図に示すようにレベル変換器を省略することができ、それによって、従来のものに比べてより一層の高集積化と小型化とが可能となる。
このうち、図7(a)の例の圧電素子駆動回路は、電源VPと接地EAとの間に、圧電素子PEと、第2の抵抗素子R23と、スイッチング素子TRとをこの順に直列に繋いで第1回路C1を形成すると共に、この第1回路C1の、電源VPと圧電素子PEとの間の接続点C10から分岐させて、抵抗素子R12を介して、上記第1回路C1の、圧電素子PEと抵抗素子R23との間の接続点C11に到る第2回路C2を形成したもので、スイッチング素子TRのゲート電極は、ロジック回路LCと直接に接続してある。この例の圧電素子駆動回路は、先の図6(a)のものと同様に作動させて、圧電素子PEを駆動させることができる。
また、第2の抵抗素子R23の抵抗値r23(Ω)を、抵抗素子R12の抵抗値r12(Ω)に比べて小さい値として、その抵抗値r23(Ω)を調整するようにすると、充電時の、スイッチング素子TRのオン抵抗値r0(Ω)と、抵抗素子R23の抵抗値r23(Ω)と、圧電素子PEの、コンデンサとしての容量値c(F)とによって決まる所定の時定数c×(r0+r23)を任意に、しかもより細かく調整することができる。
また、第2の抵抗素子R24の抵抗値r24(Ω)を、抵抗素子R12の抵抗値r12(Ω)に比べて小さい値として、その抵抗値r24(Ω)を調整するようにすると、充電時の、スイッチング素子TRのオン抵抗値r0(Ω)と、抵抗素子R24の抵抗値r24(Ω)と、圧電素子PEの、コンデンサとしての容量値c(F)とによって決まる所定の時定数c×(r0+r24)、および放電時の、抵抗素子R12の抵抗値r12(Ω)と、抵抗素子R24の抵抗値r24(Ω)と、圧電素子PEの、コンデンサとしての容量値c(F)とによって決まる所定の時定数c×(r12+r24)を任意に、しかもより細かく調整することができる。
そして、待機時、すなわち図8(a)のt1より以前の状態では、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子TRをいずれもオフ状態とすることで、いずれの圧電素子PEにおいても、図8(b)に示すように駆動電圧を印加せずに、放電された変形解除状態を維持することで、加圧室2の容積を平常の状態に維持しておく。
また、この間、ノズル3を通してインク滴を吐出させない加圧室2においては、スイッチング素子のオフ状態を維持し、それによって圧電素子PEの放電された変形解除状態を維持し続ける。そうすると、上記の、圧電素子を変形状態とする操作を行ったノズル3のみから選択的にインク滴を吐出させて、紙面にドットを形成することができる。
また、この待機時には、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子TRをオフ状態として、電源VRから接地EAに漏洩する電流を著しく減少させることができるため、インクジェットプリンタの、待機時の消費電力を低減することができる。
EA 接地
PE 圧電素子
TR スイッチング素子
R11、R12 抵抗素子
C1 第1回路
C2 第2回路
R21〜R24 抵抗素子
2 加圧室
3ノズル
7 振動板
AC 圧電アクチュエータ
Claims (8)
- 圧電素子に充電して変形させる変形状態と、放電させて変形を解除する変形解除状態との組み合わせによって圧電素子を駆動させる駆動回路であって、
電源と接地との間に、抵抗素子と圧電素子とをこの順に直列に繋いで第1回路を形成すると共に、この第1回路の、抵抗素子と圧電素子との間から分岐させて、スイッチング素子を介して接地に到る第2回路を形成してあり、
スイッチング素子をオフ状態とすることで圧電素子に充電して変形状態とし、スイッチング素子をオン状態とすることで圧電素子を放電させて変形解除状態とすることを特徴とする圧電素子駆動回路。 - 第2回路に、スイッチング素子と直列に抵抗素子を設ける請求項1記載の圧電素子駆動回路。
- 第1回路の、第2回路の接続点と、圧電素子との間に、圧電素子と直列に抵抗素子を設ける請求項1記載の圧電素子駆動回路。
- (A) インクが充てんされる加圧室、
(B) 加圧室に連通し、インクメニスカスが形成されるノズル、および
(C) 圧電素子と、この圧電素子の変形によって撓んで加圧室の容積を減少させることで、加圧室内のインクを、ノズルを通してインク滴として吐出させるための振動板とを含む圧電アクチュエータ、
をそれぞれ複数個ずつ備えると共に、上記各圧電素子ごとに、請求項1〜3のいずれかに記載の圧電素子駆動回路を備える圧電インクジェットヘッドを駆動する方法であって、
待機時には、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオフ状態として、いずれの圧電素子も変形状態を維持することで、加圧室の容積を減少させた状態を維持しておき、
ノズルを通してインク滴を吐出させる加圧室においては、選択的に、
(1) 圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオン状態として、圧電素子を変形解除状態とすることで、加圧室の容積を増加させて、ノズル内のインクメニスカスを加圧室の側に引き込んだ後、
(2) 再びスイッチング素子をオフ状態として、圧電素子を変形状態とすることで加圧室の容積を減少させることにより、
ノズル内のインクメニスカスを振動させてインク滴を発生させると共に、ノズルから吐出させることを特徴とする圧電インクジェットヘッドの駆動方法。 - 圧電素子に充電して変形させる変形状態と、放電させて変形を解除する変形解除状態との組み合わせによって圧電素子を駆動させる駆動回路であって、
電源と接地との間に、圧電素子とスイッチング素子とをこの順に直列に繋いで第1回路を形成すると共に、電源から、抵抗素子を介して、上記第1回路の、圧電素子とスイッチング素子との間に到る第2回路を形成してあり、
スイッチング素子をオン状態とすることで圧電素子に充電して変形状態とし、スイッチング素子をオフ状態とすることで圧電素子を放電させて変形解除状態とすることを特徴とする圧電素子駆動回路。 - 第1回路の、第2回路の接続点と接地との間に、スイッチング素子と直列に抵抗素子を設ける請求項5記載の圧電素子駆動回路。
- 第1回路の、圧電素子と、第2回路の接続点との間に、圧電素子と直列に抵抗素子を設ける請求項5記載の圧電素子駆動回路。
- (A) インクが充てんされる加圧室、
(B) 加圧室に連通し、インクメニスカスが形成されるノズル、および
(C) 圧電素子と、この圧電素子の変形によって撓んで加圧室の容積を減少させることで、加圧室内のインクを、ノズルを通してインク滴として吐出させるための振動板とを含む圧電アクチュエータ、
をそれぞれ複数個ずつ備えると共に、上記各圧電素子ごとに、請求項5〜7のいずれかに記載の圧電素子駆動回路を備える圧電インクジェットヘッドを駆動する方法であって、
待機時には、各圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオフ状態として、いずれの圧電素子も変形解除状態を維持することで、加圧室の容積を平常の状態に維持しておき、
ノズルを通してインク滴を吐出させる加圧室においては、選択的に、圧電素子駆動回路のスイッチング素子をオン状態として圧電素子を変形状態とすることで、加圧室の容積を減少させてインク滴を発生させ、ノズルから吐出させることを特徴とする圧電インクジェットヘッドの駆動方法。
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