JP2006035253A - 電気サーボ式板金加工機械の監視方法および監視装置並びに板金加工機械 - Google Patents

電気サーボ式板金加工機械の監視方法および監視装置並びに板金加工機械 Download PDF

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Abstract

【課題】各種機器類の故障や異常状態を検出し、異常発生時に機械を確実に停止して事故の発生を未然に防ぐ。
【解決手段】ラム3の絶対位置に係る情報に基づきラム3の移動方向と移動速度とを監視装置30内のラム移動方向検出部33およびラム速度演算部34にてそれぞれ検出し、これら検出値をNC装置13からの指令値と比較し、移動方向と移動指令とが不一致の場合、または移動速度が速度指令値を超えている場合にACサーボモータ15を強制停止させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気サーボ式板金加工機械の運転状態を監視する監視方法および監視装置並びにその監視装置を備える板金加工機械に関するものである。
電気サーボ式板金加工機械は、電気サーボモータの回転力をボールスクリュー、偏心機構またはリンク機構等を介して直線運動に変換してラムまたはテーブル等の被駆動体を駆動し、上金型(パンチ)と下金型(ダイ)との協働によってワークに板金加工を施すように構成されている。
この種の板金加工機械の一例として、電気サーボモータにてラムもしくはテーブルを駆動することにより、上金型と下金型との間でワークを挟圧して折り曲げる電気サーボ式プレスブレーキについて説明する。
図12には、従来の電気サーボ式プレスブレーキの制御構成図の一例が示されている。このプレスブレーキ50においては、作業者がフートスイッチ(起動装置)51を操作することにより、ラム起動信号が制御装置(NC装置)52に入力される。ラム起動信号が入力されると、NC装置52は、予め入力されている曲げデータ等の各種データに基づき、ACサーボモータ53の回転を指令する速度指令およびACサーボモータ53の制御を有効にするサーボON指令等の移動指令をサーボアンプ54に出力する。そして、サーボアンプ54は、動力供給電源55から供給される電力を、前記移動指令に応じた駆動電力信号に変換してACサーボモータ53に出力する。また、ラム56の上下位置はそのラム56に取り付けられた位置検出器(リニアスケール)57によって検出され、この検出データはNC装置52の速度演算部52aに入力され、この速度演算部52aにて演算された速度に基づいて、ラム55が目標位置に位置決めされる。
また、非常停止時に非常停止釦58が押圧されると、ラム停止信号がNC装置52に入力されるとともに、動力供給電源55からサーボアンプ54に至る回路に配される開閉器59が開作動されてサーボアンプ54への動力が遮断されるとともに、動力供給電源55からACサーボモータ53に至る回路に配される開閉器61が開作動されてそのACサーボモータ53に内蔵されている機械式ブレーキ60が保持される(特許文献1参照)。
特開2003−211299号公報
しかしながら、前記従来の電気サーボ式プレスブレーキにおいては、NC装置52、サーボアンプ54、ACサーボモータ53、リニアスケール57等の装置もしくは機器のいずれかが故障したり、信号線が断線した場合等に、フートスイッチ51の操作有無に関わらず、ラム56が下降動作を行ったり、ACサーボモータ53が暴走したりする可能性がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、各種機器類の故障や異常状態を検出して、異常発生時に機械を確実に停止させることができ、事故の発生を未然に防ぐことのできる電気サーボ式板金加工機械の監視方法および監視装置を提供し、併せてその監視装置を備える板金加工機械を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による電気サーボ式板金加工機械の監視方法は、
電気サーボモータにて駆動されるラムまたはテーブルの上下動により、ラムに保持される上金型とテーブルに保持される下金型との間でワークを加工する電気サーボ式板金加工機械の監視方法であって、
前記ラムまたはテーブルの位置に係る情報に基づき前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度を検出または演算するステップと、
前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度と、前記ラムまたはテーブルに対する移動指令値および/または速度指令値とをそれぞれ比較するステップと、
前記ラムまたはテーブルの移動方向と移動指令値とが不一致の場合、および/または前記ラムまたはテーブルの移動速度が前記速度指令値を超えている場合に前記電気サーボモータを強制停止させるステップと
を備えることを特徴とするものである。
また、本発明による電気サーボ式板金加工機械の監視装置は、
電気サーボモータにて駆動されるラムまたはテーブルの上下動により、ラムに保持される上金型とテーブルに保持される下金型との間でワークを加工する電気サーボ式板金加工機械の監視装置であって、
(a)前記ラムまたはテーブルの位置を検出する位置検出手段からの出力に基づき前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度を検出または演算する移動状態検出手段、
(b)この移動状態検出手段から得られる前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度と、前記ラムまたはテーブルに移動指令を発信する移動指令手段からの移動指令値とを比較する比較手段および
(c)この比較手段からの出力に基づき、前記移動状態検出手段から得られる移動方向と、前記移動指令手段からの移動指令値とが不一致の場合、および/または前記移動状態検出手段から得られる移動速度が前記移動指令手段からの速度指令値を超えている場合に前記電気サーボモータを強制停止させる指令信号を発信する停止制御手段
を備えることを特徴とするものである。
さらに、本発明による板金加工機械は、
前記電気サーボ式板金加工機械の監視装置を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、ラムまたはテーブルの動作中に、そのラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度が検出され、これら移動方向および/または移動速度が指令値と異なっているか否かが判断され、指令値と不一致および/または指令値を超えている場合に、即座に電気サーボモータが強制停止される。したがって、作業者による段取り作業中や機械の運転動作中における装置故障もしくは装置異常による事故の発生を未然に防ぐことができる。
次に、本発明による電気サーボ式板金加工機械の監視方法および監視装置並びに板金加工機械の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る電気サーボ式プレスブレーキの正面図が示され、図2には、同電気サーボ式プレスブレーキの側面図が示されている。また、図3には、同電気サーボ式プレスブレーキの制御構成図が示されている。
本実施形態において、電気サーボ式プレスブレーキ1は、固定のテーブル2と、このテーブル2に対位して昇降駆動されるラム3を備えている。前記テーブル2の両端部には一対のサイドフレーム4,5が一体に設けられ、各サイドフレーム4,5の上端部を連結するように支持フレーム6(図2参照)が設けられている。そして、この支持フレーム6にはラム駆動装置7が取り付けられており、このラム駆動装置7の下端部に前記ラム3が連結されている。また、テーブル2の上面にはダイ保持装置8を介してダイ(下金型)9が取り付けられ、ラム3の下部にはダイ9に対位してパンチ(上金型)10がパンチ保持装置11を介して取り付けられている。こうして、ラム駆動装置7の作動によってラム3が昇降動されることにより、パンチ10とダイ9との間に介挿されるワークWが図2の実線位置から鎖線位置まで折り曲げられる。
前記サイドフレーム5の側面には、後述するACサーボモータ15を制御するためのサーボアンプ23などの制御機器が内蔵された制御盤12が取り付けられている。また、サイドフレーム5の上部には、曲げデータ等の入出力用の入出力装置13aおよび各種データを表示する表示装置13bを備えるとともに、これらデータに基づく演算を行うNC装置13が取り付けられている。さらに、機械本体の側部下方には足踏み操作用のフートスイッチ(起動装置)14が設けられている。
前記ラム駆動装置7は、その出力軸15aが上方になるように支持フレーム6に支持されるACサーボモータ15を備えている。そして、このACサーボモータ15の出力軸15aに駆動側ベルトプーリ(小プーリ)16が取り付けられ、この駆動側ベルトプーリ16と、前部に配される従動側ベルトプーリ(大プーリ)17との間にタイミングベルト18が巻回されている。
一方、前記従動側ベルトプーリ17内には、そのボス部内に形成される空間部内を上下移動自在にボールスクリュー19が配され、このボールスクリュー19のねじ軸の下端にラム3が連結されている。また、前記従動側ベルトプーリ17のボス部の下面には、従動側ベルトプーリ17と同一軸心になるように、前記ボールスクリュー19のねじ軸に螺合されるナットが固着されている。
前記ACサーボモータ15には、モータの保持/開放が切換え自在な機械式ブレーキ20と、モータ軸の回動角度を検出する回転型エンコーダ21とが内蔵されている。ここで、機械式ブレーキ20は、無励磁式であり、無通電においてモータ軸を保持または制動する。
前記ラム3の近傍には、リニアスケール(位置検出手段)22が設けられていて、ある基準高さに対するラム3の上下方向の位置、すなわちラム3の上下方向の絶対位置を直接検出する。あるいはリニアスケール22によって、テーブル2に対するラム3の上下方向の位置、すなわちラム3の上下方向の相対位置を検出する構成にしても良い。
なお、ラム3の位置は、前記リニアスケール22により検出されるほか、ACサーボモータ15に付設される回転型エンコーダ21の出力信号から算出して求めることができる。
図3の制御構成図に示されるように、本実施形態の電気サーボ式プレスブレーキ1においては、NC装置13の故障や、サーボアンプ23、リニアスケール22等の各機器の故障もしくは異常状態を監視する監視装置30が設けられている。
この監視装置30は、フートスイッチ14からの指令信号、非常停止釦24からの指令信号およびNC装置13におけるラム動作に伴う入出力信号を制御する入出力制御部31と、リニアスケール22からのラム位置検出信号を読み取るとともに、その読み取った検出信号をそのままNC装置13の速度演算部13aに出力する位置検出信号検出部32を備えている。ここで、この位置検出信号検出部32においては、リニアスケール22からの異常信号およびそのリニアスケール22に接続されたケーブルが断線しているか否かが検出される。
前記位置検出信号検出部32におけるラム位置検出信号はラム移動方向検出部(移動状態検出手段)33およびラム速度演算部(移動状態演算手段)34にそれぞれ送信される。そして、前記ラム位置検出信号に基づき、ラム移動方向検出部33においてはラム3が上昇方向もしくは下降方向のいずれの方向に移動中であるかが検出される。またラム速度演算部34においては、時間に対するラム位置検出値の変化量を求めることで、ラム3の移動速度が演算される。この後、ラム移動方向検出部33にて検出されたラム移動方向データは方向比較部(比較手段)35に送信され、ラム速度演算部34にて演算されたラム移動速度データは速度比較部(比較手段)36に送信される。
一方、NC装置13内には、予めパターン化された動作に設定されたラム3の運転データ(図4に示されるラム運転サイクルパターン参照)が記憶されており、この運転データのその時々のラム運転指令(速下降・上昇指令、遅下降指令)が入出力制御部31を介して方向比較部35および速度比較部36に送信される。こうして、前記方向比較部35では、ラム移動方向検出部33から入力されるラム移動方向データと、前記入出力制御部31を介して入力されるラム運転指令データとを比較し、その比較結果を判断部(停止制御手段)37に送信する。同様に、前記速度比較部36では、ラム速度演算部34から入力されるラム移動速度データと、前記入出力制御部31を介して入力されるラム運転指令データとを比較し、その比較結果を判断部(停止制御手段)37に送信する。
また、監視装置30内には動作順比較部38が設けられている。この動作順比較部38は、フートスイッチ14からの起動信号およびNC装置13からの動作中信号が、予め設定されたパターンと同じ順序に入力されているか、また同時に2つ以上の信号が入力されていないか、更には起動信号がないときにNC装置13から動作信号が出力されていないかを比較・検討する機能を有している。この動作順比較部38における比較結果は前記と同様判断部37に入力される。
前記判断部37は、前記方向比較部35、速度比較部36および動作順比較部38から入力される比較結果データを受け取り、それら比較結果データが正常であると判断した場合には、動力供給電源25とサーボアンプ23および機械式(無励磁式)ブレーキ20との間にそれぞれ介挿される第1の常開接点26および第2の常開接点27を閉作動させる制御信号を出力して、プレスブレーキ動作可能状態を維持する。これに対して、異常時には両常開接点26,27を開作動させてサーボアンプ23への動力供給を遮断するとともに、機械式ブレーキ20を保持状態にする。
本実施形態の電気サーボ式プレスブレーキ1においては、作業者が起動装置であるフートスイッチ14を操作すると、運転指令信号がNC装置13に入力される。NC装置13では、内蔵された記憶回路に予め記憶されている曲げデータ等の各種データに基づき、速度指令(ACサーボモータ15の回転を指令する電圧指令)およびサーボON指令(ACサーボモータ15の制御を有効にする指令)を出力回路からサーボアンプ23に出力する。そして、サーボアンプ23は、動力供給電源25から供給される電力を、前記速度指令に応じた駆動電力信号に変換してACサーボモータ15に出力する。また、サーボアンプ23には、ACサーボモータ15に内蔵されたエンコーダ21からのパルス信号がフィードバックされ、サーボアンプ23は、このパルス信号から算出されるモータ回転速度と、前記速度指令との偏差が小さくなるようにACサーボモータ15を制御する。こうして、ACサーボモータ15が回転されると、その回転駆動力は出力軸15a、駆動側ベルトプーリ16およびタイミングベルト18を介して従動側ベルトプーリ17に伝達され、この従動側ベルトプーリ17に固着されるナットが回転される。そして、ナットの回転によりその回転駆動力がそのナットに螺合されるボールスクリュー19の上下方向の移動力に変換され、このボールスクリュー19の下端に連結されているラム3が上下方向に移動してワークWに対する加圧力を発生する。
ここで、ラム3の運転サイクルパターンとしては、図4の上部に示されているように、上限停止位置aから遅送り開始位置(遅速位置)bまでは高速度(例えば100mm/sec)で速下降し、この遅速位置bから加圧開始位置cまでは低速度(例えば10mm/sec)で遅下降する。この後、加圧開始位置cから所定の加圧動作を行って下限位置dに達する。そして、加工が終了すると、高速度で上限停止位置aまで上昇して1サイクルが完了する。なお、前記遅速位置bは、ラム3に取り付けられているパンチ10がワークWに急激に衝突すると、ワークWに傷が付いたり、位置ずれが生じたりすることを考慮して設定されている。
また、図4の下部には、前記運転サイクルパターンに対応させて、作業者が足踏み操作する起動装置(フートスイッチ14)のON/OFF状態と、監視装置30側からNC装置13側へ送信される各種指令信号(運転指令、速下降指令、遅下降指令、加圧指令、上昇指令)のON/OFF状態と、ラム3の運転データに基づきNC装置13側から監視装置30側へ送信される各種信号(停止中、速下降許可・動作中、遅下降許可・動作中、加圧許可・動作中、上昇許可・動作中)のON/OFF状態が示されるとともに、ラム速度演算部34にて演算されたラム3の移動速度と、ラム移動方向検出部33にて検出されたラム3の移動方向とが示されている。
次に、本実施形態の監視装置30における具体的な制御処理内容について、図5〜図10に示されるフローチャートにしたがって説明する。ここで、図5、図6は入出力制御部31における制御処理フロー、図7、図8は動作順比較部38における制御処理フロー、図9はラム移動方向検出フロー、図10はラム移動速度検出フローである。
最初に、図5、図6に示される入出力制御部31における制御処理フローについて説明する(図4も参照のこと)。なお、A1〜A38は各ステップを示す。
A1〜A2:監視装置30の電源をONすることにより、内蔵されているCPUが初期化され、かつメモリがクリアされる。
A3〜A17:本実施形態の監視装置30では、その入出力制御部31に入力される信号について二重化(第1信号および第2信号)されており、両信号が一致したときのみ制御処理を実行するようにされている。したがって、これらのステップでは、各入力信号について第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かが判定され、両信号が不一致の場合に異常処理を行うようにされている。
まず、非常停止釦24からの第1入力信号と第2入力信号とを読み取り(A3)、第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かを判定する(A4)。そして、両信号が一致しているときには異常なしとして次のステップA5へ進み、一致していないときにはステップA17へスキップして、入力信号不一致異常発生メッセージ処理(表示装置13bへの表示および/または警報)を行ってフローを終了する。
次に、フートスイッチ(起動装置)14からの第1入力信号と第2入力信号とを読み取り(A5)、第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かを判定する(A6)。そして、両信号が一致しているときには異常なしとして次のステップA7へ進み、一致していないときにはステップA17へスキップする。
次いで、NC装置13からの信号に基づき停止中であることを示す第1入力信号と第2入力信号とを読み取り(A7)、第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かを判定する(A8)。そして、両信号が一致しているときには異常なしとして次のステップA9へ進み、一致していないときにはステップA17へスキップする。
次いで、NC装置13からの信号に基づき速下降許可・動作中であることを示す第1入力信号と第2入力信号とを読み取り(A9)、第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かを判定する(A10)。そして、両信号が一致しているときには異常なしとして次のステップA11へ進み、一致していないときにはステップA17へスキップする。
続いて、NC装置13からの信号に基づき遅下降許可・動作中であることを示す第1入力信号と第2入力信号とを読み取り(A11)、第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かを判定する(A12)。そして、両信号が一致しているときには異常なしとして次のステップA13へ進み、一致していないときにはステップA17へスキップする。
次に、NC装置13からの信号に基づき加圧許可・動作中であることを示す第1入力信号と第2入力信号とを読み取り(A13)、第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かを判定する(A14)。そして、両信号が一致しているときには異常なしとして次のステップA15へ進み、一致していないときにはステップA17へスキップする。
更に、NC装置13からの信号に基づき上昇許可・動作中であることを示す第1入力信号と第2入力信号とを読み取り(A15)、第1入力信号と第2入力信号とが一致しているか否かを判定する(A16)。そして、両信号が一致しているときには異常なしとして次のステップA18へ進み、一致していないときにはステップA17へ進む。
A18〜A20:非常停止釦24からの入力信号がONであるか否かを判定し、ONであるときには判断部37にそのON情報を送信し、OFFであるときには判断部37にそのOFF情報を送信する。
A21〜A23:次に、フートスイッチ(起動装置)14からの入力信号がONであるか否かを判定し、ONであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのON情報を送信し、OFFであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのOFF情報を送信する。
A24〜A26:次いで、NC装置13からの信号に基づき停止中であることを示す信号がONであるか否かを判定し、ONであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのON情報を送信し、OFFであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのOFF情報を送信する。
A27〜A29:次いで、NC装置13からの信号に基づき速下降許可・動作中であることを示す信号がONであるか否かを判定し、ONであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのON情報を送信し、OFFであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのOFF情報を送信する。
A30〜A32:次いで、NC装置13からの信号に基づき遅下降許可・動作中であることを示す信号がONであるか否かを判定し、ONであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのON情報を送信し、OFFであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのOFF情報を送信する。
A33〜A35:次いで、NC装置13からの信号に基づき加圧許可・動作中であることを示す信号がONであるか否かを判定し、ONであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのON情報を送信し、OFFであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのOFF情報を送信する。
A36〜A39:次いで、NC装置13からの信号に基づき上昇許可・動作中であることを示す信号がONであるか否かを判定し、ONであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのON情報を送信し、OFFであるときには動作順比較部38、方向比較部35および速度比較部36にそのOFF情報を送信する。この後、監視装置30の電源がOFFになっていなければステップA3に戻る。また、監視装置30の電源がOFFの場合にはフローを終了する。
次に、図7、図8に示される動作順比較部38における制御処理フローについて説明する。なお、B1〜B18は各ステップを示す。
B1〜B3:監視装置30の電源がONすることにより、内蔵されているCPUが初期化され、かつメモリがクリアされる。この後、NC装置13への出力信号である運転指令信号、速下降指令信号、遅下降指令信号、加圧指令信号および上昇指令信号を全てOFFにする。
B4〜B6:NC装置13からの信号に基づき停止中であることを示す信号がONであるか否かを判定する。そして、停止中信号がONの場合には、次に速下降許可・動作中信号、遅下降許可・動作中信号、加圧許可・動作中信号および上昇許可・動作中信号が全てOFFになっているか否かを判定する。ステップB4の判定において、停止中信号がOFFの場合には明らかに異常であると判断されるので、ステップB6へ進んでNC装置13の動作中信号異常処理を行ってフローを終了する。また、停止中信号がONで、かつ速下降許可・動作中信号、遅下降許可・動作中信号、加圧許可・動作中信号および上昇許可・動作中信号のいずれかの信号がONの場合にはやはり異常であると判断されるので、ステップB6へ進んでNC装置13の動作中信号異常処理を行う。
B7〜B8:フートスイッチ14からの起動装置信号がONになるのを待って、NC装置13への出力信号としての運転指令信号をONにする。
B9〜B10:NC装置13からの信号を見て、停止中信号、遅下降許可・動作中信号、加圧許可・動作中信号および上昇許可・動作中信号のいずれもOFFで、かつ速下降許可・動作中信号がONになるのを待って、NC装置13への出力信号としての速下降指令信号をONにする(図4のa点)。
B11〜B12:次いで、NC装置13からの信号を見て、停止中信号、速下降許可・動作中信号、加圧許可・動作中信号および上昇許可・動作中信号のいずれもOFFで、かつ遅下降許可・動作中信号がONになるのを待って、NC装置13への出力信号としての速下降指令信号をOFFにするとともに、遅下降指令信号をONにする(図4のb点)。
B13〜B14:次いで、NC装置13からの信号を見て、停止中信号、速下降許可・動作中信号、遅下降許可・動作中信号および上昇許可・動作中信号のいずれもOFFで、かつ加圧許可・動作中信号がONになるのを待って、NC装置13への出力信号としての遅下降指令信号をOFFにするとともに、加圧指令信号をONにする(図4のc点)。
B15〜B16:次いで、NC装置13からの信号を見て、停止中信号、速下降許可・動作中信号、遅下降許可・動作中信号および加圧許可・動作中信号のいずれもOFFで、かつ上昇許可・動作中信号がONになるのを待って、NC装置13への出力信号としての加圧指令信号をOFFにするとともに、上昇指令信号をONにする(図4のd点)。
B17〜B19:NC装置13からの出力信号としての停止中信号がONになり、かつフートスイッチ14からの起動装置信号がOFFになると、監視装置30の電源がOFFになっていなければステップB5に戻る。また、監視装置30の電源がOFFの場合にはフローを終了する。
以上のような動作順比較部38における制御処理によって、
(1)フートスイッチ14からの起動信号がない状態で、NC装置13内部の故障もしくは異常により、ラム動作中信号(速下降許可・動作中信号、遅下降許可・動作中信号、加圧許可・動作中信号および上昇許可・動作中信号)が出力されていないかどうかを判定することができる。
(2)NC装置13からの動作中信号が、予め設定されたパターンと同じ順序に入力されているか、また同時に2つ以上の信号が入力されていないかを判定することができ、ラム3を予め設置されたパターン通りに作動させることができる。
次に、図9に示されるラム移動方向検出処理フローについて説明する。なお、C1〜C19は各ステップを示す。
C1〜C4:まず機械式ブレーキ20を保持させてACサーボモータ15の出力軸15aの回転を停止させた状態にする。この状態で、運転準備指令がONになるのを待って、サーボ指令をOFFにした後、サーボ動力電源(動力供給電源25)をONにする。
C5〜C8:運転可能指令を待って、ラム移動方向検出部33においてラム移動方向を示すフラグM0をクリアする。この後、機械式ブレーキ20の保持状態を解除し、サーボ指令をONにする。
C9:リニアスケール22から位置検出信号検出部32を介して入力される位置検出信号に基づき、ラム移動方向検出部33において、ラム移動方向フラグM0を更新する。
C10〜C11:NC装置13から入力される信号を見て、速下降許可・動作中信号がONになったか否かを判定し、この信号がONになったときには、ラム移動方向M0が上昇方向であるか否かを判定し、その判定結果がNO、すなわちラム移動方向が下降方向であるときにはラム3の移動方向は正常であると判断されるためステップC9に戻る。これに対して、前記判定結果がYES、すなわちラム移動方向が上昇方向であるときにはラム3の移動方向は異常であると判断されるため、ステップC16へスキップする。
C12〜C13:次いで、遅下降許可・動作中信号がONになったか否かを判定し、この信号がONになったときには、ラム移動方向M0が上昇方向であるか否かを判定し、その判定結果がNO、すなわちラム移動方向が下降方向であるときにはラム3の移動方向は正常であると判断されるためステップC9に戻る。これに対して、前記判定結果がYES、すなわちラム移動方向が上昇方向であるときにはラム3の移動方向は異常であると判断されるため、ステップC16へスキップする。
C14〜C15:次いで、ワーク加工後の上昇許可・動作中信号がONになったか否かを判定し、この信号がONになったときには、ラム移動方向M0が下降方向であるか否かを判定し、その判定結果がNO、すなわちラム移動方向が上昇方向であるときにはラム3の移動方向は正常であると判断されるためステップC9に戻る。これに対して、前記判定結果がYES、すなわちラム移動方向が下降方向であるときにはラム3の移動方向は異常であると判断されるため、ステップC16へ進む。
C16〜C19:リニアスケール22からの位置検出信号から検出されるラム移動方向がNC装置13から入力される信号と不一致である異常状態であるので、判断部37からの出力信号により、サーボ動力電源(動力供給電源25)とサーボアンプ23との間に介挿される第1の常開接点26が開作動されるとともに、動力供給電源25と機械式ブレーキ20との間に介挿される第2の常開接点27が開作動される。この結果、サーボ動力電源がOFF状態にされ、ACサーボモータ15の出力軸に機械的に制動がかけられるとともに、サーボ指令がOFFにされる。この後、ラム移動方向異常発生のメッセージ処理がなされる。
C20〜C23:ステップC14の判定において、ワーク加工後の上昇許可・動作中信号がONになっていないときには、運転準備指令がOFFであるか否かを判定し、OFFの場合にはステップC9へ戻る。また、運転準備指令がOFFになったときには、サーボ動力電源がOFF状態にされ、ACサーボモータ15の出力軸に機械的に制動がかけられるとともに、サーボ指令がOFFにされる。
以上のようなラム3の移動方向検出処理を行うことによって、ラム移動指令をサーボアンプ23に出力するNC装置13もしくはサーボアンプ23の故障等により、ラム3が予め決められた動作パターンと異なった方向に動いた場合や、ラム動作中信号がない状態であるにも関わらずラム3が動作した場合などにACサーボモータ15を確実に停止することができるので、事故の発生を未然に防ぐことができる。特に、ラム3に上昇方向の指令信号が発せられているにも関わらず、ラム3が下降方向に移動することにより作業者が危険に曝される恐れを確実に回避することができる。
次に、図10に示されるラム速度検出処理フローについて説明する。なお、D1〜D20は各ステップを示す。
D1〜D4:まず機械式ブレーキ20を保持させてACサーボモータ15の出力軸15aの回転を停止させた状態にする。この状態で、運転準備指令がONになるのを待って、サーボ指令をOFFにした後、サーボ動力電源(動力供給電源25)をONにする。
D5〜D9:運転可能指令を待って、速度比較部36に速下降許容速度V1、遅下降許容速度V2および上昇許容速度V3をそれぞれセットし、ラム速度演算部34に設定されているラム速度V0をクリアする。この後、機械式ブレーキ20の保持状態を解除し、サーボ指令をONにする。
D10:リニアスケール22から位置検出信号検出部32を介して入力される位置検出信号に基づき、ラム速度演算部34において、ラム実速度V0を更新する。
D11〜D12:NC装置13から入力される信号を見て、速下降許可・動作中信号がONになったか否かを判定し、この信号がONになったときには、ラム実速度V0が速下降許容速度V1を超えているか否かを判定し、その判定結果がNO、すなわちラム実速度V0が速下降許容速度V1を超えていないときにはそのラム実速度V0が正常であると判断されるためステップD10に戻る。これに対して、前記判定結果がYES、すなわちラム実速度V0が速下降許容速度V1を超えているときには異常と判断されるため、ステップD17へスキップする。
D13〜D14:次いで、遅下降許可・動作中信号がONになったか否かを判定し、この信号がONになったときには、ラム実速度V0が遅下降許容速度V2を超えているか否かを判定し、その判定結果がNO、すなわちラム実速度V0が遅下降許容速度V2を超えていないときにはそのラム実速度V0が正常であると判断されるためステップD10に戻る。これに対して、前記判定結果がYES、すなわちラム実速度V0が遅下降許容速度V2を超えているときには異常と判断されるため、ステップD17へスキップする。
D15〜D16:次いで、ワーク加工後の上昇許可・動作中信号がONになったか否かを判定し、この信号がONになったときには、ラム実速度V0が上昇許容速度V3を超えているか否かを判定し、その判定結果がNO、すなわちラム実速度V0が上昇許容速度V3を超えていないときにはそのラム実速度V0が正常であると判断されるためステップD10に戻る。これに対して、前記判定結果がYES、すなわちラム実速度V0が上昇許容速度V3を超えているときには異常と判断されるため、ステップD17へ進む。
D17〜D20:リニアスケール22からの位置検出信号から演算されるラム移動速度がNC装置13から入力される許容速度を超えている異常状態であるので、判断部37からの出力信号により、サーボ動力電源(動力供給電源25)とサーボアンプ23との間に介挿される第1の常開接点26が開作動されるとともに、動力供給電源25と機械式ブレーキ20との間に介挿される第2の常開接点27が開作動される。この結果、サーボ動力電源がOFF状態にされ、ACサーボモータ15の出力軸に機械的に制動がかけられるとともに、サーボ指令がOFFにされる。この後、ラム移動方向異常発生のメッセージ処理がなされる。
D21〜D24:ステップD15の判定において、ワーク加工後の上昇許可・動作中信号がONになっていないときには、運転準備指令がOFFであるか否かを判定し、OFFの場合にはステップD10へ戻る。また、運転準備指令がOFFになったときには、サーボ動力電源がOFF状態にされ、ACサーボモータ15の出力軸に機械的に制動がかけられるとともに、サーボ指令がOFFにされる。
以上のようなラム3の速度検出処理を行うことによって、ラム移動指令をサーボアンプ23に出力するNC装置13もしくはサーボアンプ23の故障等により、ラム3が予め決められた動作パターンと異なった速度で動いた場合や、ラム動作中信号がない状態であるにも関わらずラム3が動作した場合などにACサーボモータ15を確実に停止することができるので、事故の発生を未然に防ぐことができる。
図11には、本発明の他の実施形態に係る電気サーボ式プレスブレーキの制御構成図が示されている。本実施形態においては、監視装置30の位置検出信号検出部32にて読み取られたラム位置検出信号をサーボアンプ23Aに出力するように構成されるとともに、このサーボアンプ23AとNC装置13Aとの間のデータの授受が通信にて行われるように構成されている。ここで、NC装置13Aにおいては、サーボ準備完了信号、サーボON指令信号、位置指令信号、位置決め完了信号等をサーボアンプ23Aに出力する。これ以外の構成については先の実施形態と基本的に異なるところがない。したがって、先の実施形態と共通する部分には図に同一符号を付すに留めてその詳細な説明を省略することとする。
本実施形態のような構成によっても先の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
前記各実施形態においては、監視装置30をNC装置13,13Aと独立して設けたものについて説明したが、これら監視装置30およびNC装置13,13Aは一体化することもできる。
前記各実施形態においては、位置検出手段をリニアスケールとして説明しているが、センサの種類としてはリニアスケールに限らない。例えば、ラック・ピニオン機構を介してラム3の直線動を回転動に変換し、この回転軸に回転型エンコーダを設けても良い。この場合、ラック・ピニオン機構を位置検出手段の一部と考えれば、回転型エンコーダによってラム3の位置を直接検出していることになる。
この場合、ある基準高さに対して、所定のラム位置に達するまでの当該回転型エンコーダから出力されるパルスの数をカウントすることによって、ラム3の位置を検出する。
前記各実施形態においては、テーブル2が固定されラム3が移動されるタイプのプレスブレーキについて説明したが、本発明は、ラム3が固定されテーブル2が移動されるタイプのプレスブレーキに対しても適用できるのは言うまでもない。この場合、前記テーブル2の近傍に、リニアスケールに代表される位置検出手段が設けられていて、前記テーブル2の上下方向の絶対位置を直接検出する。あるいは、ラム3に対するテーブル2の上下方向相対位置を検出する構成にしても良い。
また、本発明は、単軸型のプレスブレーキに限らず、多軸型のプレスブレーキに対しても適用することができる。
前記各実施形態においては、板金加工機械としてプレスブレーキを例に挙げて説明したが、本発明は、テーブル(ボルスタ)に対向して設けたラム(スライド)を電気サーボモータによって昇降駆動する電気サーボ式プレス機械に適用することもできる。また、起動装置としてフートスイッチを例にして説明したが、フートスイッチに代えて、押釦を用いても良い。
また、電気サーボモータとしてACサーボモータを用いたものを説明したが、DCサーボモータを用いることもできる。また、サーボモータによるラムの駆動方式としては、前記実施形態のようにボールスクリュー伝導機構のほか、ギアやリンク等の他の伝導機構を介して被駆動体を駆動するものや、サーボモータに直結してラムを駆動するもの等を用いることができる。
本発明の一実施形態に係る電気サーボ式プレスブレーキの正面図 本実施形態の電気サーボ式プレスブレーキの側面図 本実施形態の電気サーボ式プレスブレーキの制御構成図 ラム運転サイクルパターン説明図 監視装置の入出力制御部における制御処理フロー(1) 監視装置の入出力制御部における制御処理フロー(2) 監視装置の動作順比較部における制御処理フロー(1) 監視装置の動作順比較部における制御処理フロー(2) ラム移動方向検出処理フロー ラム速度検出フロー 本発明の他の実施形態に係る電気サーボ式プレスブレーキの制御構成図 従来の電気サーボ式プレスブレーキの制御構成図
符号の説明
1 電気サーボ式プレスブレーキ
2 テーブル
3 ラム
7 ラム駆動装置
13,13A NC装置(移動指令手段)
14 フートスイッチ
15 ACサーボモータ
20 機械式ブレーキ
21 エンコーダ
22 リニアスケール(位置検出手段)
23,23A サーボアンプ
25 動力供給電源
30 監視装置
33 ラム移動方向検出部(移動状態検出手段)
34 ラム速度演算部(移動状態検出手段)
35 方向比較部(比較手段)
36 速度比較部(比較手段)
37 判断部(停止制御手段)

Claims (4)

  1. 電気サーボモータにて駆動されるラムまたはテーブルの上下動により、ラムに保持される上金型とテーブルに保持される下金型との間でワークを加工する電気サーボ式板金加工機械の監視方法であって、
    前記ラムまたはテーブルの位置に係る情報に基づき前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度を検出または演算するステップと、
    前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度と、前記ラムまたはテーブルに対する移動指令値および/または速度指令値とをそれぞれ比較するステップと、
    前記ラムまたはテーブルの移動方向と移動指令値とが不一致の場合、および/または前記ラムまたはテーブルの移動速度が前記速度指令値を超えている場合に前記電気サーボモータを強制停止させるステップと
    を備えることを特徴とする電気サーボ式板金加工機械の監視方法。
  2. 電気サーボモータにて駆動されるラムまたはテーブルの上下動により、ラムに保持される上金型とテーブルに保持される下金型との間でワークを加工する電気サーボ式板金加工機械の監視装置であって、
    (a)前記ラムまたはテーブルの位置を検出する位置検出手段からの出力に基づき前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度を検出または演算する移動状態検出手段、
    (b)この移動状態検出手段から得られる前記ラムまたはテーブルの移動方向および/または移動速度と、前記ラムまたはテーブルに移動指令を発信する移動指令手段からの移動指令値とを比較する比較手段および
    (c)この比較手段からの出力に基づき、前記移動状態検出手段から得られる移動方向と、前記移動指令手段からの移動指令値とが不一致の場合、および/または前記移動状態検出手段から得られる移動速度が前記移動指令手段からの速度指令値を超えている場合に前記電気サーボモータを強制停止させる指令信号を発信する停止制御手段
    を備えることを特徴とする電気サーボ式板金加工機械の監視装置。
  3. 前記移動指令手段を内蔵するとともに前記電気サーボモータに移動指令を発信する制御装置が当該監視装置とは独立して設けられ、この制御装置との間で信号の授受を行うようにされる請求項2に記載の電気サーボ式板金加工機械の監視装置。
  4. 請求項2または3に記載の電気サーボ式板金加工機械の監視装置を備えることを特徴とする板金加工機械。
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