JP2006034624A - 内部情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「設定値等の内部情報を知りたい」という要望を程よく満たすと共に、遊技者に新たな楽しみを与える内部情報表示装置を提供する。
【解決方法】 スロット機は、大当り確率に対応する設定値を設定する設定値変更部と、設定値を示す設定値情報信号と大当りのストック数を示すストック数情報信号とにより構成される内部情報信号を出力する情報出力部と、を備え、内部情報表示装置4は、内部情報信号を入力する入出力インターフェースと、内部情報信号に基づいて設定値毎のスロット機台数とストック数の総数を算出するCPUと、設定値毎のスロット機台数とストック数の総数を表示する表示部55と、を備えたことにより、低設定のスロット機だけが遊技者に避けられることがなく、遊技店側の利益を確保することができ、遊技者は内部情報表示装置4での情報によって遊技者に利益を還元する度合いを知ることができる。
【選択図】 図3
【解決方法】 スロット機は、大当り確率に対応する設定値を設定する設定値変更部と、設定値を示す設定値情報信号と大当りのストック数を示すストック数情報信号とにより構成される内部情報信号を出力する情報出力部と、を備え、内部情報表示装置4は、内部情報信号を入力する入出力インターフェースと、内部情報信号に基づいて設定値毎のスロット機台数とストック数の総数を算出するCPUと、設定値毎のスロット機台数とストック数の総数を表示する表示部55と、を備えたことにより、低設定のスロット機だけが遊技者に避けられることがなく、遊技店側の利益を確保することができ、遊技者は内部情報表示装置4での情報によって遊技者に利益を還元する度合いを知ることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、複数の遊技機が列設される遊技島に対応して設けられると共に、前記複数の遊技機における遊技に関する内部情報を表示する内部情報表示装置に関するものである。
従来、遊技機としてのスロット機に設定されている内部情報の一つである大当り確率等の設定値を遊技者に公開するスロット機の設定値公開装置が知られている。このような設定値を遊技者に公開する設定値公開装置の一つとして、例えば、遊技島に設置される複数のスロット機毎に設けられると共に、大当り回数が所定回数となる等の予め定めた条件が成立した場合に遊技者にその設定値を公開するものが提案されている(例えば、特許文献1)。なお、スロット機の設定値は、通常、1〜6段階の設定値があり、数値が大きくなるほど、大当り確率等が遊技者にとって有利な確率、即ち、高確率になる。以下、1〜3のいずれかの設定値が設定されたスロット機のことを低設定のスロット機、4〜6のいずれかの設定値が設定されたスロット機のことを高設定のスロット機という。
特開2003−19245号公報
上記のように、予め定めた条件が成立した場合に遊技者にその設定値を公開する、という特許文献1に係るスロット機の設定値公開装置は、遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「設定値を知りたい」という要望を程よく満たしている点で有効なものであった。
しかしながら、上記した特許文献1に係るスロット機の設定値公開装置においては、スロット機が低設定である場合には、数値が低い設定値が公開されることになるが、これにより、遊技者はそのスロット機に対する遊技意欲を低下させるため、該低い設定値が公開されたことを起因として、そのスロット機における稼働率(単位時間当りの稼働時間)が急激に低下してしまっていた。一方、スロット機が高設定である場合には、数値が高い設定値が公開されることになるが、これにより、遊技者はそのスロット機に対する遊技意欲を上昇させるため、該高い設定値が公開されたことを起因として、そのスロット機における稼働率が急激に上昇してしまっていた。
これでは、遊技店におけるスロット機の稼働率がスロット機の間、特に、高い設定値が公開されたスロット機と低い設定値が公開されたスロット機との間で極端に偏ったものになってしまい、結果として、遊技店内におけるスロット機の稼働率の平均である平均稼働率が低下していまい、それに伴い、遊技店の売上げも低下してしまうという問題点があった。
ところで、上記した特許文献1に係るスロット機の設定値公開装置においては、個々のスロット機に関する設定値だけを公開するものであり、自分が遊技しているスロット機以外の他人のスロット機と関わりがあるものではなかった。そのため、例えば、スロット機群から遊技者にとって有利な内部状態のスロット機である高設定のスロット機を予想して選ぶ等の新たな楽しみを遊技者に与えるものではなかった。
しかして、遊技者側において、個々のスロット機の設定値も気になる要素の一つだが、それと同じくらい、遊技島毎あるいは同じ種類のスロット機が集まって構成されるスロット機群毎に、高設定及び低設定のスロット機がそれぞれ何台あるのか等のスロット機に設定されている設定値等の内部情報をその集合体毎で算出したデータも気になる要素の一つだと、本出願人は想到した。
そこで、本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、遊技島毎あるいは同じ種類の遊技機が集まって構成される遊技機群毎に、高設定及び低設定の遊技機がそれぞれ何台あるのか等の内部情報をその集合体毎に表示することにより、遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「設定値等の内部情報を知りたい」という要望を程よく満たすと共に、遊技者に新たな楽しみを与える内部情報表示装置を提供することにある。
そこで、請求項1に係る発明について、図面を参照して説明すると、図1及び図3に示すように、複数のスロット機(遊技機)1が列設される遊技島に対応して設けられると共に、前記複数のスロット機1における遊技に関する内部情報を表示する内部情報表示装置4において、前記スロット機1は、段階的に設定される複数種類の大当り確率にそれぞれ対応する複数種類の設定値から1つを選択して設定する設定値変更部(設定手段)5と、該設定値変更部5によって設定された前記設定値を示す設定値情報信号と、遊技において実行されていない大当り又は小当り(内部当選状態ともいう)のストック数(蓄積数)を示すストック数情報信号(蓄積数情報信号)と、により構成される内部情報信号を外部に出力する情報出力部(出力手段)24と、を備え、前記内部情報表示装置4は、前記複数のスロット機1の前記情報出力部24からそれぞれ出力される前記内部情報信号を入力する入出力インターフェース(入力手段)53と、該入出力インターフェース53によって入力した複数の前記内部情報信号に基づいて、前記複数種類の設定値毎のスロット機1の台数と前記複数のスロット機1における前記ストック数の総数との両方を算出するCPU(算出手段)50と、該CPU50によって算出された算出内部情報である前記設定値毎のスロット機1の台数と前記ストック数の総数とを表示する表示部55と、を備えたことを特徴とする内部情報表示装置4とした。
また、請求項2に係る発明では、図面を参照して説明すると、図1に示すように、請求項1に記載される内部情報表示装置4は、前記表示部55に表示される前記算出内部情報を予め定めた時間の間、表示可能とする表示タイマ57が設けられていることを特徴とする内部情報表示装置4とした。
また、請求項3に係る発明では、図面を参照して説明すると、図1及び図3に示すように、請求項2に記載される内部情報表示装置4は、前記表示タイマ57の動作直後に音響による演出を発生させるスピーカー(音響演出発生手段)54が設けられていることを特徴とする内部情報表示装置4とした。
請求項1に係る発明においては、スロット機1は、大当り確率に対応する設定値を設定する設定値変更部5と、設定値を示す設定値情報信号と実行されていない大当り又は小当りのストック数を示すストック数情報信号とにより構成される内部情報信号を出力する情報出力部24と、を備え、内部情報表示装置4は、内部情報信号を入力する入出力インターフェース53と、各スロット機1から出力され入出力インターフェース53によって入力した複数の内部情報信号に基づいて複数種類の設定値(1〜6段階の設定値)毎のスロット機1の台数と複数のスロット機1におけるストック数の総数との両方を算出するCPU50と、該算出された算出内部情報である設定値毎のスロット機1の台数とストック数の総数との両方を表示する表示部55と、を備えた。このように構成することにより、例えば、仮に遊技店側の利益を考えて大当り確率の低い設定値のスロット機1を設置した場合や実行されていない大当り又は小当りのストック数が少ないスロット機1を設置した場合であっても、遊技者に表示される内部情報は、スロット機1群の各スロット機1から出力されて算出された後の算出内部情報である設定値毎のスロット機1の台数とストック数の総数であるため、遊技者にとって不利な内部状態のスロット機1、例えば、大当り確率の低い設定値が設定されているスロット機1や実行されていない大当りのストック数が少ないスロット機1が、どのスロット機1であるかは遊技者には明確に判別することができない。このため、遊技者にとって不利な内部状態のスロット機1だけが遊技者に避けられて遊技が行われないという状況とはならず、遊技店側の利益を確保することができる結果となる。これにより、遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「内部情報を知りたい」という要望を程よく満たすことができる。
また、遊技者は、内部情報表示装置4に表示される内部情報(より詳しくは、算出内部情報)によって、その日における遊技店の放出度、即ち、遊技者に利益を還元する度合いを知ることができ、この算出内部情報をスロット機1に関する日々のデータの1つとして収集し易くなる。例えば、表示される算出内部情報を日ごとのデータとして算出することにより、遊技店の営業戦略を予測することが可能となり、遊技店と遊技者との駆け引きが生まれる等の新しい遊技の興趣を遊技者に与えることができる。
また、本発明の場合、複数のスロット機1の内部情報である算出内部情報を公開するものであるため、特許文献1に示した先願公報のようにスロット機に対応してその設定値を公開するものとは異なり、特定のスロット機だけについて、そのスロット機が遊技者にとって不利な内部状態である場合には遊技者が遊技を避けて稼働率が下がる、あるいは、スロット機1が遊技者にとって有利な内部状態である場合には遊技者が集中して稼働率が上がるという事態は起こらない。つまり、本発明の場合、遊技者が内部情報表示装置4によって表示された算出内部情報をもとに、スロット機1群から遊技者にとって有利な内部状態のスロット機1を予想して選択する、という新たな興趣を遊技者に対して与えることになるため、結果としてスロット機1全体の稼働率の向上を図ることができる。
しかも本発明の場合、特許文献1に示した先願公報のように所定の条件を満たしたときに設定値を公開するものとは異なり、任意の時期に算出内部情報を公開することができる。このため、任意の時期に公開された算出内部情報によって、特定のスロット機1だけが稼働率が下がる、あるいは上がるという事態を回避することができ、算出内部情報の公開を例えば営業開始時に行なうことにより、営業開始時からスロット機1全体の稼働率の向上を図ることができる。
また、特許文献1に示した先願公報の場合、遊技者にとって不利な内部情報は、遊技店がスロット機1の稼働率ダウンをおそれて表示することができないが、本発明の場合には、遊技者にとって不利な内部情報も表示することができる。遊技者は、「遊技店は利益を確保しなければ営業を続けることができないため、遊技者にとって不利な内部状態のスロット機1も必ず存在している」ということを認識しているため、本発明のように遊技者にとって不利な内部情報を表示することに対して悪い印象はなく、遊技者に不利な内部情報の表示によって遊技者の評価が下がるどころか、かえって遊技店の正直な情報公開が遊技者の信用を獲得し、結果として集客率の向上につながると考えられる。
請求項2に係る発明においては、内部情報表示装置4には、表示部55に表示される算出内部情報を予め定めた時間の間、表示可能とする表示タイマ57が設けられている。このように構成することにより、例えば、営業開始時から所定時間経過後に算出内部情報を表示状態とすることにより、遊技客がもっとも多い時間帯に算出内部情報を公開する等の演出をすることができる。また、所定時間に亘って算出内部情報を非表示状態とすることで遊技客の期待感を膨らませることができ、複数のスロット機1の内部情報である算出内部情報の発表に対する興趣を向上することができる。
請求項3に係る発明においては、内部情報表示装置4には、表示タイマ57の動作直後に音響による演出を発生させるスピーカー54が設けられている。このように構成することにより、算出内部情報が発表されることを広く遊技者に伝えることができるため、多くの遊技者が算出内部情報に注目し、これにより、複数のスロット機1の内部情報である算出内部情報の発表に対する興趣を更に向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、遊技店におけるスロット機1(1a〜1f),内部情報表示装置4及びホールコンピュータ3が相互に接続される形態を示したブロック図であり、図2は、スロット機1の回路構成を示すブロック図であり、図3は、遊技島に設置される内部情報表示装置4の正面図であり、図4は、各スロット機1の設定値及びストック数を示す内部情報表示装置4のRAM51内の記憶テーブルであり、図5は、内部情報表示装置4のCPU50で実行される内部情報表示処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、遊技店では、内部情報表示装置4及びホールコンピュータ3がスロット機1a〜1fと相互に伝送路であるネットワークケーブルによって接続されており、スロット機1a〜1fから出力される遊技情報信号(図2参照)がホールコンピュータ3に、設定値情報信号(図2参照)及びストック数情報信号(図2参照:蓄積数情報信号)により構成される内部情報信号が内部情報表示装置4に対して送信される。なお、本実施形態においては、スロット機2台について1台の制御ユニット2(2a〜2c)が接続されており、スロット機1a〜1fから出力された内部情報信号及び遊技情報信号は、この制御ユニット2を介してホールコンピュータ3及び内部情報表示装置4へそれぞれ送信される。なお、本実施形態においては、図1に示すように、スロット機1a,1bが第1制御ユニット2aに、スロット機1c,1dが第2制御ユニット2bに、スロット機1e,1fが第3制御ユニット2cに接続されている。図示しないが、他のスロット機1も同様に2台毎に1台の制御ユニット2に接続されている。
また、ホールコンピュータ3ではスロット機1a〜1fから出力された遊技情報信号を収集・管理すると共に、内部情報表示装置4ではスロット機1a〜1fから出力された内部情報信号に基づいて、スロット機1a〜1fにおける遊技に関する内部情報である算出内部情報が表示される。
上記した内部情報表示装置4には、図1に示すように、スロット機1a〜1bからそれぞれ出力され、制御ユニット2a〜2cを介して送信された内部情報信号を入力する入出力インターフェース(入力手段)53が設けられている。この入出力インターフェース53には、各種の制御処理を行なうCPU50が接続されており、CPU50にはCPU50で実行される各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM52及び、CPU50によって作動領域として利用される半導体メモリであるRAM51が接続されている。
また、入出力インターフェース53には、CPU50の他に、音響による演出を発生させるためのスピーカー(音響演出発生装置)54、スロット機1a〜1bから送信される内部情報信号に基づいて算出された算出内部情報である後述する設定値毎のスロット機1の台数等を表示する表示部55、内部情報表示装置4を一旦リセットするためのリセットスイッチ56及び表示部55に表示される上記した設定値毎のスロット機1の台数等を予め定めた時間の間、表示可能とするための表示タイマ57が接続されている。
なお、本実施形態においては、上記した遊技店のシステムの主電源を投入した際、まず内部情報表示装置4及び制御ユニット2の電源がONとなった後に、スロット機1の電源がONになるようになっているため、スロット機1から出力される内部情報信号が確実に制御ユニット2を介して内部情報表示装置4に送信される。
次に、スロット機1の回路構成について、図2を参照して説明する。図2において、メイン制御回路10は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行なうCPU11と、記憶手段であるROM13及びRAM12を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。
CPU11には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路15及び分周器16と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生部17及びサンプリング回路14とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、CPU11の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生部17及びサンプリング回路14は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
また、ROM13には、スタートレバー37を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル、停止ボタン(左ストップボタン34,中ストップボタン35,右ストップボタン36)の操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止態様決定テーブル群、サブ制御回路20及びリール駆動回路44及びホッパー駆動部30へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。このコマンドには、「デモ表示コマンド」、「全リール停止コマンド」等がある。なお、サブ制御回路20がメイン制御回路10へコマンド、情報等を出力することはなく、メイン制御回路10からサブ制御回路20への一方向で通信が行われる。
また、RAM12には、種々の情報が格納されており、例えば、高確率遊技フラグ、ビッグボーナス(大当り)やレギュラーボーナス(小当り)のストック数、連続入賞予定回数、継続ゲーム回数等が格納される。
また、上記したサブ制御回路20には、メイン制御回路10と同様にCPU21,RAM22及びROM23が備えられており、このサブ制御回路20のCPU21からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種表示ランプ28と、スピーカー29と、情報出力部(出力手段)24とがある。
この情報出力部24には、ビッグボーナス(大当り)やレギュラーボーナス(小当り)である旨、メダルの投入枚数、メダルの払出枚数等を示す遊技情報信号が出力される遊技情報出力部25、スロット機1a〜1fの大当り確率に対応する設定値を示す設定値情報信号が出力される設定値情報出力部26、及び遊技において実行されていない(内部当選状態の)ビッグボーナス又はレギュラーボーナスの蓄積数であるストック数を示すストック数情報信号が出力されるストック数情報出力部27が設けられている。これら遊技情報出力部25,設定値情報出力部26及びストック数情報出力部27は、コネクタ端子等により構成されるものであり、上記した遊技情報信号、設定値情報信号及びストック数情報信号を制御ユニット(図2では、遊技島側制御ユニットと表記)2に対して個別に送信するものである。なお、遊技情報信号は、周知の通り、遊技の進行状況に合わせて適宜自動的に出力されるものであり、設定値情報信号は、スロット機1の電源投入時、設定値の変更時及びスロット機1のリセット時に自動的に出力されるものであり、ストック数情報信号は、スロット機1の電源投入時、ストック数が消化された時、ストック数が増加した時及びスロット機1のリセット時に自動的に出力されるものである。また、本実施形態においては、設定値情報信号及びストック数情報信号によって内部情報信号が構成されている。
更に、左リール45、中リール46及び右リール47をそれぞれ回転駆動させるステッピングモータ(図示しない)を駆動制御するリール駆動回路44及びホッパー31を駆動制御するホッパー駆動部30が入出力インターフェース18を介してCPU11に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU11から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、CPU11が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、払出メダル検出部32、ストップボタン停止信号回路33の左ストップボタン34と中ストップボタン35と右ストップボタン36、スタートレバー37、投入メダル検出部38、クレジットメダル投入ボタン回路39の1BETボタン40とMAXBETボタン41、クレジットボタン42、精算ボタン43がある。これらも、入出力インターフェース18を介してCPU11に接続されている。
上記した投入メダル検出部38は、メダル投入口(図示しない)に投入されたメダルを検出する。また、払出メダル検出部32は、ホッパー31から払出されたメダルの枚数が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、メイン制御回路10において、乱数発生部17は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路14は、スタートレバー37が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM13内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。
なお、本実施形態においては、その決定された内部当選役がビッグボーナス(大当り)やレギュラーボーナス(小当り)に関するものである場合は、その役を実行するか、それとも、内部当選状態としてRAM12内にストックさせるかの抽選を任意のタイミングでCPU11の動作プログラム上で行なう、所謂、ソフト乱数サンプリング方式を用いて行なう。しかして、該抽選において、ビッグボーナス(大当り)やレギュラーボーナス(小当り)を実行するということが抽選された場合には、次に、事前に、ビッグボーナス(大当り)やレギュラーボーナス(小当り)がRAM12内にストックさせているものがあるか否かを判断し、事前に、RAM12内にストックさせておいたビッグボーナス(大当り)やレギュラーボーナス(小当り)が存在する場合には、そのストックさせておいたビッグボーナス(大当り)やレギュラーボーナス(小当り)を全て一気に放出(実行)させるか否かを抽選する。もちろん、前述した抽選は、ストック数の増減に関係することは言うまでもない。
また、左リール45,中リール46,右リール47の回転が開始された後、リール駆動回路44に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM12の所定エリアに書き込まれる。左リール45,中リール46,右リール47からは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのリセットパルスはCPU11に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM12で計数されている駆動パルスの計数値が「0」にクリアされる。これにより、RAM12内には、左リール45,中リール46,右リール47について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のような左リール45,中リール46,右リール47の回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM13内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、左リール45,中リール46,右リール47の一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM13内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左リール45,中リール46,右リール47の停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行なうときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU11は、遊技者が左ストップボタン34,中ストップボタン35,右ストップボタン36を操作したタイミングで送られる操作信号に基づいて、左リール45,中リール46,右リール47を停止制御する信号をリール駆動回路44に送る。
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となれば、CPU11は、払出し指令信号をホッパー駆動部30に供給してホッパー31から所定個数のメダルの払出しを行なう。その際、払出メダル検出部32は、ホッパー31から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU11に入力される。これにより、CPU11は、ホッパー駆動部30を介してホッパー31の駆動を停止し、「メダル払出処理」を終了する。
また、入出力インターフェース18には、スロット機1の大当り確率を設定するための設定値変更部(設定手段)5が接続されている。この設定値変更部5は、段階的に設定される複数種類の大当り確率にそれぞれ対応する複数種類の設定値から1つを選択して設定するものである。具体的には、本実施形態においては、設定値が「1」〜「6」の6種類が設定されており、その大当り確率がそれぞれ「1/309.4」,「1/297.9」,「1/282.5」,「1/268.6」,「1/256.0」,「1/240.9」に段階的に設定されている。
しかして、例えば、スロット機1aの設定値を「6」、スロット機1bの設定値を「5」等と設定することにより、スロット機1a,1bの大当り確率がそれぞれ「1/240.9」,「1/256.0」等となると共に、設定値「6」,「5」等を示す内部情報信号としての設定値情報信号が入出力インターフェース18及びサブ制御回路20を介して情報出力部24から出力される。このようにスロット機1a,1bの情報出力部24からそれぞれ出力された設定値「6」,「5」等の設定値情報信号は、第1制御ユニット2aを介して内部情報表示装置4の入出力インターフェース(入力手段)53によって入力される。内部情報表示装置4では、CPU(算出手段)50によって、入力した設定値「6」,「5」等を示す設定値情報信号をそれぞれ1個としてカウントされ、例えば、図3に示すように、表示部55に表示されることとなる。つまり、本実施形態では、各スロット機1から出力された設定値情報信号に基づいて、設定値毎の設定値情報信号の総数を算出し、該算出した設定値毎の設定値情報信号の総数を、内部情報表示装置4が管轄するスロット機1群における設定値毎のスロット機1の台数として、表示部55に表示されるのである。
また、前述のように、スロット機1の情報出力部24からは、遊技において実行されていないビッグボーナス又はレギュラーボーナスのストック数を示す内部情報信号としてのストック数情報信号が制御ユニット2に対して送信される。例えば、スロット機1aにおけるビッグボーナスのストック数が「5」、スロット機1bにおけるビッグボーナスのストック数が「3」等である場合、ストック数「5」,「3」等のストック数情報信号は、第1制御ユニット2aに送信された後、第1制御ユニット2aから内部情報表示装置4の入出力インターフェース(入力手段)53によって入力される。内部情報表示装置4では、ストック数「5」,「3」等がCPU(算出手段)50によって加算され、即ち、「5」+「3」等と算出し、複数のスロット機1のストック数の総数「8」として算出される。そして、CPU50によって算出されたストック数の総数「8」が表示部55に表示されることとなる。つまり、本実施形態では、内部情報表示装置4が管轄するスロット機1群において各スロット機1に内部設定されている現在のストック数の総数を算出しているのである。
以上、スロット機1の回路構成について説明したが、次に、遊技島台に複数のスロット機1が備えられ、上記した設定値情報信号及びストック数情報信号により構成される内部情報信号に基づいて、複数種類の設定値毎のスロット機1の台数及びストック数の総数が算出され、算出された設定値毎のスロット機1の台数及びストック数の総数が内部情報表示装置4で表示される本実施形態について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、遊技島に設置される内部情報表示装置4の正面図であるが、この内部情報表示装置4は、複数種類の設定値毎のスロット機1の台数とストック数の総数を表示する表示部55と、音響による演出を発生させるスピーカー(音響演出発生装置)54と、から構成され、また、表示部55は、設定値毎のスロット機1の台数を表示する、即ち、内部情報表示装置4が管轄するスロット機1群において各設定値に何台のスロット機1が割り当て設置されているかを表示する設定値表示部58と、ストック数の総数を表示する、即ち、内部情報表示装置4が管轄するスロット機1群において各スロット機1に内部設定されている現在のストック数の総数を表示するストック数表示部59と、から構成されている。この内部情報表示装置4は、例えば、各遊技島の上部で遊技者から視認し易い場所に設置されるものである。
また、図4は、各スロット機1の設定値及びストック数を示す内部情報表示装置4のRAM51内の記憶テーブルであり、内部情報表示装置4のRAM51内に設けられるものである。図4に示すように、本実施形態においては、遊技島に台番21〜40の合計20台のスロット機1が備えられており、その設定値は、台番21のスロット機1から順に、「4」,「3」,「3」,「5」,「6」・・・に設定されている。この設定値は、上記したように、設定値変更部5によってスロット機1毎に設定したものである。また、大当りのストック数は、台番21のスロット機1から順に、「1」,「0」,「0」,「0」,「2」・・・となっている。
上記したスロット機1毎の設定値及びストック数は、上記したように内部情報信号として情報出力部24から出力された後、制御ユニット2を介して内部情報表示装置4の入出力インターフェース53に入力される。しかして、該入出力インターフェース53に内部情報信号が入力されると、該入力された内部情報信号に基づいて、図4に示す内部情報表示装置4のRAM51内に記憶された記憶テーブルが随時更新される。そして、該記憶テーブルを用いて、内部情報表示装置4では、設定値毎のスロット機1毎の台数とスロット機1のストック数の総数がCPU50によって算出される。本実施形態の場合、図4に示すよう、設定値「1」のスロット機1は台番26,31、設定値「2」のスロット機1は台番30,37,40、設定値「3」のスロット機1は台番22,23,28,29,39・・・となっており、これにより、設定値「1」〜「6」のスロット機1は、図4の集計に示すように、それぞれ2台,3台,5台,5台,3台,2台となる。また、台番21〜40のストック数の総数は、図4の集計に示すように「21」となる。
そして、上記のように算出された設定値毎のスロット機1毎の台数は、図3に示すように、内部情報表示装置4の表示部55の設定値表示部58に設定値の種類毎に表示される。また、上記のように算出されたストック数の総数は、図3に示すように、内部情報表示装置4の表示部55のストック数表示部59に表示される。
なお、これら設定値毎のスロット機1毎の台数及びストック数の総数は、内部情報表示装置4に備えられた表示タイマ57がONしている間、表示部55に表示されるものであり、この表示タイマ57は任意の時間、即ち、遊技店側の都合でON又はOFFの状態にすることができる。
また、上記のように、設定値毎のスロット機1毎の台数及びストック数の総数は表示タイマ57がONすることによって表示部55で表示されるが、表示タイマ57がONした直後に、設定値毎のスロット機1毎の台数及びストック数の総数が表示された旨を音響により報知する演出がスピーカー54から発生するようになっている。この音響による演出は、内部情報表示装置4のROM52内に格納された演出データにより行なわれるものであり、本実施形態においては、ファンファーレが鳴る演出となっている。なお、音響による演出は、このようなファンファーレによるものに限らず、例えば、音楽や音声等によるものであってもよい。
以上、設定値毎のスロット機1毎の台数及びストック数の総数が算出され、内部情報表示装置4で表示される実施形態について説明したが、次に、設定値毎のスロット機1毎の台数及びストック数の総数を算出して表示を行なうために、内部情報表示装置4のCPU50で実行される内部情報表示処理について、図5を参照して説明する。
図5に示す内部情報表示処理において、まず、内部情報表示装置4のリセットスイッチ56がONしているか否かが判別される(ステップS10)。リセットスイッチ56がONしていないときは(ステップS10のNO)、ステップS12に進み、リセットスイッチ56がONしているときは(ステップS10のYES)、内部情報表示装置4のRAM51に記憶されている遊技島内の全遊技機(全スロット機1)の設定値情報及びストック数情報がクリアされる(ステップS11)。
リセットスイッチ56がONしていないとき(ステップS10のNO)又は内部情報表示装置4のRAM51内の設定値情報及びストック数情報がクリアされるとき(ステップS11)、情報出力部24から出力されるストック数情報信号が入出力インターフェース53によって受信されたか否かが判別される(ステップS12)。ストック数情報信号が受信されていないときは(ステップS12のNO)、ステップS14に進み、ストック数情報信号が受信されているときは(ステップS12のYES)、内部情報表示装置4のRAM51に記憶されている該当するスロット機1のストック数情報、即ち、ストック数情報信号が出力されたスロット機1に係るストック数情報が更新される、即ち、図4に示す記憶テーブルが更新される(ステップS13)。
ストック数情報信号が受信されていないとき(ステップS12のNO)又は内部情報表示装置4が受信したストック数情報信号に係るスロット機1のストック数情報が更新されるとき(ステップS13)、情報出力部24から出力される設定値情報信号が入出力インターフェース53によって受信されたか否かが判別される(ステップS14)。設定値情報信号が受信されていないときは(ステップS14のNO)、ステップS16に進み、設定値情報信号が受信されているときは(ステップS14のYES)、内部情報表示装置4のRAM51に記憶されている該当するスロット機1の設定値情報、即ち、設定値情報信号が出力されたスロット機1に係る設定値情報が更新される、即ち、図4に示す記憶テーブルが更新される(ステップS15)。
設定値情報信号が受信されていないとき(ステップS14のNO)又は内部情報表示装置4が受信した設定値情報信号に係るスロット機1の設定値情報が更新されるとき(ステップS15)、内部情報表示装置4のRAM51に記憶されている遊技島内の全遊技機(スロット機1)の設定値情報及びストック数情報が集計された後(ステップS16)、表示タイマ57がセット中であるか否かが判別される(ステップS17)。表示タイマ57がセット中でないときは(ステップS17のNO)、表示部55が非表示状態となり(ステップS18)、表示タイマ57がセット中であるときは(ステップS17のYES)、表示タイマ57が動作直後であるか否かが判別される(ステップS19)。表示タイマ57が動作直後(表示部55が表示状態となって一秒以内)でないときは(ステップS19のNO)、ステップS21に進み、表示タイマ57が動作直後であるときは(ステップS19のYES)、スピーカー54から音響の演出であるファンファーレが鳴った後(ステップS20)、表示部55が表示状態となる(ステップS21)。
以上のように、スロット機1は、大当り確率に対応する設定値を設定する設定値変更部5と、設定値を示す設定値情報信号と実行されていない大当り又は小当りのストック数を示すストック数情報信号とにより構成される内部情報信号を出力する情報出力部24と、を備え、内部情報表示装置4は、内部情報信号を入力する入出力インターフェース53と、各スロット機1から出力され入出力インターフェース53によって入力した複数の内部情報信号に基づいて複数種類の設定値(1〜6段階の設定値)毎のスロット機1の台数と前記複数のスロット機1における前記ストック数の総数との両方を算出するCPU50と、該算出された設定値毎のスロット機1の台数とストック数の総数とを表示する表示部55と、を備えた。このように構成することにより、例えば、仮に遊技店側の利益を考えて大当り確率の低い設定値のスロット機1を設置した場合や実行されていない大当り又は小当りのストック数が少ないスロット機1を設置した場合であっても、遊技者に表示される内部情報は、スロット機1群の各スロット機1から出力されて算出された後の算出内部情報である設定値毎のスロット機1の台数とストック数の総数であるため、遊技者にとって不利な内部状態のスロット機1、例えば、大当り確率の低い設定値が設定されているスロット機1や実行されていない大当りのストック数が少ないスロット機1が、どのスロット機1であるかは遊技者には明確に判別することができない。このため、遊技者にとって不利な内部状態のスロット機1だけが遊技者に避けられて遊技が行われないという状況とはならず、遊技店側の利益を確保することができる結果となる。これにより、遊技店側の利益を確保しつつ、遊技者側の「内部情報を知りたい」という要望を程よく満たすことができる。
また、遊技者は、内部情報表示装置4に表示される内部情報(より詳しくは、算出内部情報)によって、その日における遊技店の放出度、即ち、遊技者に利益を還元する度合いを知ることができ、この算出内部情報をスロット機1に関する日々のデータの1つとして収集し易くなる。例えば、表示される算出内部情報を日ごとのデータとして算出することにより、遊技店の営業戦略を予測することが可能となり、遊技店と遊技者との駆け引きが生まれる等の新しい遊技の興趣を遊技者に与えることができる。
また、本発明の場合、複数のスロット機1の内部情報である設定値等を算出した算出内部情報を公開するものであるため、特許文献1に示した先願公報のようにスロット機に対応してその設定値を公開するものとは異なり、特定のスロット機だけについて、そのスロット機が遊技者にとって不利な内部状態である場合には遊技者が遊技を避けて稼働率が下がる、あるいは、スロット機1が遊技者にとって有利な内部状態である場合には遊技者が集中して稼働率が上がるという事態は起こらない。つまり、本発明の場合、遊技者が内部情報表示装置4によって表示された算出内部情報をもとに、スロット機1群から遊技者にとって有利な内部状態のスロット機1を予想して選択する、という新たな興趣を遊技者に対して与えることになるため、結果としてスロット機1全体の稼働率の向上を図ることができる。
しかも本発明の場合、特許文献1に示した先願公報のように所定の条件を満たしたときに設定値を公開するものとは異なり、任意の時期に算出内部情報を公開することができる。このため、任意の時期に公開された算出内部情報によって、特定のスロット機1だけが稼働率が下がる、あるいは上がるという事態を回避することができ、算出内部情報の公開を例えば営業開始時に行なうことにより、営業開始時からスロット機1全体の稼働率の向上を図ることができる。
また、特許文献1に示した先願公報の場合、遊技者にとって不利な内部情報は、遊技店がスロット機1の稼働率ダウンをおそれて表示することができないが、本発明の場合には、遊技者にとって不利な内部情報も表示することができる。遊技者は、「遊技店は利益を確保しなければ営業を続けることができないため、遊技者にとって不利な内部状態のスロット機1も必ず存在している」ということを認識しているため、本発明のように遊技者にとって不利な内部情報を表示することに対して悪い印象はなく、遊技者に不利な内部情報の表示によって遊技者の評価が下がるどころか、かえって遊技店の正直な情報公開が遊技者の信用を獲得し、結果として集客率の向上につながると考えられる。
また、上記したように、内部情報表示装置4には、表示部55に表示される算出個数を予め定めた時間の間、表示可能とする表示タイマ57が設けられている。このように構成することにより、例えば、営業開始時から所定時間経過後に算出内部情報を表示状態とすることにより、遊技客がもっとも多い時間帯に算出内部情報を公開する等の演出をすることができる。また、所定時間に亘って算出内部情報を非表示状態とすることで遊技客の期待感を膨らませることができ、複数のスロット機1の内部情報である算出内部情報の発表に対する興趣を向上することができる。
また、上記したように、内部情報表示装置4には、表示タイマ57の動作直後に音響による演出を発生させるスピーカー54が設けられているため、算出内部情報が発表されることを広く遊技者に伝えることができる。このため、多くの遊技者が算出内部情報に注目し、これにより、複数のスロット機1の内部情報である算出内部情報の発表に対する興趣を更に向上させることができる。
なお、上記した本実施形態においては、設定値毎のスロット機1の台数と前記複数のスロット機1における前記ストック数の総数が算出されて表示部55に表示されるものを示したが、これに限らず、設定値毎のスロット機1の台数と前記複数のスロット機1における前記ストック数の総数のいずれか一方が算出されて表示部55で表示されるものであってもよい。
また、上記した本実施形態においては、内部情報表示装置4が遊技島1つにつき1台設けられているものを示したが、これに限らず、例えば、スロット機1の列毎に1台設けられているものや、あるいは、スロット機1の種類毎に1台設けられているようなものであってもよい。即ち、遊技島に列設されているすべてのスロット機1を1つの集合体(スロット機群)とし、この集合体について設定値毎のスロット機1の台数と前記複数のスロット機1における前記ストック数の総数を算出して表示するものだけでなく、スロット機1の列毎に1つの集合体とするものや、あるいは、スロット機1の種類毎に1つの集合体とするものについて、設定値毎のスロット機1の台数と前記複数のスロット機1における前記ストック数の総数を算出して表示するものであってもよい。
また、上記した本実施形態においては、設定値情報信号及びストック数情報信号を外部に出力する出力手段が、遊技機であるスロット機1に内蔵されている場合、即ち、スロット機1を制御する制御基板(サブ制御回路20のこと)から設定値情報信号及びストック数情報信号を出力する場合を示したが、これに限らず、遊技において実行されていない大当り又は小当りの蓄積数を示す蓄積数情報信号であるストック数情報信号を外部に出力する出力手段を第1出力手段として本実施形態のようにスロット機1に内蔵し、一方、設定値情報信号を外部に出力する出力手段は第2出力手段とし、該第2出力手段をスロット機1とは別個に設けられ且つ遊技店側がスロット機1に設定した設定値を手動で入力する設定値出力装置、即ち、スロット機1を制御する制御基板と接続されていない別個の設定値出力装置に内蔵するという構成にしても良い。この場合、第2出力手段が備えられた設定値出力装置は、スロット機1とは別個に設けられた装置であるが、スロット機1の一部としてみなすことができる。つまり、本出願でいう遊技機(スロット機1)とは、設定値出力装置を含んだ構成をさす。
1,1a〜1f スロット機(遊技機)
4 内部情報表示装置
5 設定値変更部(設定手段)
24 情報出力部(出力手段)
26 設定値情報出力部
27 ストック数情報出力部
50 CPU(算出手段)
53 入出力インターフェース(入力手段)
54 スピーカー(音響演出発生手段)
55 表示部
57 表示タイマ
4 内部情報表示装置
5 設定値変更部(設定手段)
24 情報出力部(出力手段)
26 設定値情報出力部
27 ストック数情報出力部
50 CPU(算出手段)
53 入出力インターフェース(入力手段)
54 スピーカー(音響演出発生手段)
55 表示部
57 表示タイマ
Claims (3)
- 複数の遊技機が列設される遊技島に対応して設けられると共に、前記複数の遊技機における遊技に関する内部情報を表示する内部情報表示装置において、
前記遊技機は、
段階的に設定される複数種類の大当り確率にそれぞれ対応する複数種類の設定値から1つを選択して設定する設定手段と、
該設定手段によって設定された前記設定値を示す設定値情報信号と、遊技において実行されていない大当り又は小当りの蓄積数を示す蓄積数情報信号と、のいずれか一方又は両方により構成される内部情報信号を外部に出力する出力手段と、を備え、
前記内部情報表示装置は、
前記複数の遊技機の前記出力手段からそれぞれ出力される前記内部情報信号を入力する入力手段と、
該入力手段によって入力した複数の前記内部情報信号に基づいて、前記複数種類の設定値毎の遊技機台数と前記複数の遊技機における前記蓄積数の総数とのいずれか一方又は両方を算出する算出手段と、
該算出手段によって算出された算出内部情報である前記設定値毎の遊技機台数と前記蓄積数の総数とのいずれか一方又は両方を表示する表示部と、を備えたことを特徴とする内部情報表示装置。 - 前記表示部に表示される前記算出内部情報を予め定めた時間の間、表示可能とする表示タイマが設けられていることを特徴とする請求項1記載の内部情報表示装置。
- 前記表示タイマの動作直後に音響による演出を発生させる音響演出発生手段が設けられていることを特徴とする請求項2記載の内部情報表示装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2004-07-27 JP JP2004219183A patent/JP2006034624A/ja active Pending
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