JP2012170600A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】有利遊技が開始された旨の情報を正確に遊技履歴表示装置に送信することができる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】第1状態と第2状態とを含む複数の遊技状態の間で遊技状態の移行を制御する遊技状態移行制御手段140と、外部装置に送信する外部信号の送信を制御する外部信号送信制御手段150とを備え、遊技状態移行制御手段140は、第2状態へ移行するための第2状態移行条件を満たした場合に、遊技状態を第2状態へ移行させ、外部信号送信制御手段150を、第2状態移行条件を満たした場合に特定の外部信号を外部装置に送信するものの、遊技状態が第2状態から第1状態へ移行され、この第1状態において、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に一度も停止表示されていない状態で、第2状態移行条件を満たした場合には、特定の外部信号を外部装置に送信しないように形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技機に関し、更に詳しくは、遊技機外部の外部装置に外部信号を送信する遊技機に関する。
従来、この種の遊技機、たとえばスロットマシンでは、スロットマシンの設置店(ホール)に設置された遊技履歴表示装置などに、遊技に関する情報を送信するものとなっている。遊技履歴表示装置は、遊技者が自由に遊技の履歴を閲覧できるようになっているものである。そして、遊技者は、遊技履歴表示装置を操作して、これから遊技を行おうと考えている台の今日又は前日などのボーナス役の当選回数などを見て、その台で遊技を行うか否かの判断材料としている。
また、近年、スロットマシンでは、RT(リプレイタイム)遊技や、AT(アシストタイム)遊技などの通常遊技よりも遊技者にとって有利な遊技が行われることがある。RT遊技は、通常遊技よりも再遊技役の当選確率を高く設定した遊技であり、また、AT遊技は、小役などの当選を遊技者に報知する遊技である。そして、スロットマシンでは、RT遊技やAT遊技などの有利遊技が開始された旨の情報を遊技履歴表示装置などに送信する場合がある。このような場合には、遊技履歴表示装置に表示される有利遊技が実行された回数の情報は、遊技者がその台で遊技を行うか否かの判断材料となる。
たとえば、特許文献1には、RT遊技中に、20回の遊技が行われる度に、RT遊技の実行中である旨の信号であるRT信号を遊技履歴表示装置に送信するスロットマシンが開示されている。
特開2010−183954号公報
ところで、特許文献1などに示す従来の遊技機では、遊技状態が特定の状態(たとえばRT状態)になったことを契機として、有利遊技が開始された旨の情報を遊技履歴表示装置に送信するものであった。
また、有利遊技においては、遊技状態を特定の状態(RT状態)に維持するためにストップスイッチの操作態様を遊技者に報知する場合があるが、この報知に従わずにストップスイッチの操作を行うなどの設計者が意図しない操作が行われると、遊技状態が特定の状態(RT状態)から他の状態へ移行して、その後、遊技状態を特定の状態(RT状態)に移行させるためにストップスイッチの操作態様が遊技者に報知され、遊技状態が、再び、特定の状態(RT状態)になることがあった。この場合に、有利遊技が開始された旨の情報を遊技履歴表示装置に送信すると、遊技履歴表示装置に表示される情報が正確なもの(設計者が意図したもの)とはいえなくなるといった問題があった。
そこで、本発明は、遊技状態が特定の状態へ移行する度にRT遊技などの有利遊技が開始された旨の情報を遊技履歴表示装置に送信する場合に比べて、有利遊技が開始された旨の情報をより正確に遊技履歴表示装置に送信することができる遊技機を提供することを目的とする。
各請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、周囲に複数の図柄が付された複数の回転リール45と、すべての回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33と、各回転リール45に対応して設けられ、かつ各回転リール45の回転を停止させるためのストップスイッチ34と、を備え、遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチ33の操作を条件として回転リール45の回転を開始させ、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチ34の操作に基づいて回転リール45の回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、少なくとも第1状態と、第1状態とは異なる第2状態とを含む複数の遊技状態の間で遊技状態の移行を制御する遊技状態移行制御手段140と、遊技機外部の外部装置に送信する信号である外部信号の送信を制御する外部信号送信制御手段150と、を備え、遊技状態移行制御手段140は、第1状態において、第2状態へ移行するための第2状態移行条件を満たした場合に、遊技状態を第2状態へ移行させ、第2状態において、第1状態へ移行するための第1状態移行条件を満たした場合に、遊技状態を第1状態へ移行させ、外部信号送信制御手段150は、第1状態において、第2状態移行条件を満たした場合に特定の外部信号を外部装置に送信するものの、遊技状態移行制御手段140により遊技状態が第2状態から第1状態へ移行され、この第1状態において、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に一度も停止表示されていない状態で、第2状態移行条件を満たした場合には、特定の外部信号を外部装置に送信しないように形成されていることを特徴とする。
ここで、「特定の図柄の組み合わせ」は、役を構成する図柄の組み合わせであってもよいし、役を構成しない図柄の組み合わせであってもよい。
すなわち本発明では、第2状態移行条件を満たした場合に特定の外部信号を外部装置に送信するものの、遊技状態が第2状態から第1状態へ移行され、この第1状態において、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に一度も停止表示されていない状態で、第2状態移行条件を満たした場合には、特定の外部信号を外部装置に送信しない。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の特徴に加え、外部信号送信制御手段150は、特定の外部信号を外部装置に送信する場合には、特定の外部信号を所定の遊技回数にわたって送信するように形成され、特定の外部信号を送信している間に、第1状態において、第2状態移行条件を満たした場合には、特定の外部信号の再度の送信は行わないように形成されていることを特徴とする。
ここで、「再度の送信は行わない」とは、特定の外部信号を送信している間に、第1RT状態において、第2状態移行条件を満たしたことを契機として、そこからさらに所定の遊技回数にわたって特定の外部信号を送信することはしないということを意味するものである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、演出状態として、通常の演出状態である通常演出状態と、通常演出状態よりも遊技者にとって有利な演出状態である有利演出状態と、を備え、役抽選の結果が特定の結果である場合に、ストップスイッチ34の操作態様に応じて、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように回転リール45の回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段120と、演出状態が有利演出状態である有利遊技を制御する有利遊技制御手段190と、有利遊技へ移行するか否かを決定する有利遊技移行決定手段と、を備え、有利遊技制御手段190は、有利遊技移行決定手段により有利遊技へ移行することが決定されている場合に、遊技状態移行制御手段140により遊技状態が第2状態へ移行されたときに、有利遊技を開始し、所定の終了条件を満たすまでは遊技状態移行制御手段140により遊技状態が第2状態から第1状態へ移行されても有利遊技を終了しないように形成され、有利遊技において、遊技状態が第1状態でありかつ役抽選の結果が特定の結果である場合に、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることを回避するためのストップスイッチ34の操作態様を遊技者に報知する報知制御手段を備え、外部信号送信制御手段150が送信する特定の外部信号は、有利遊技が開始された旨を示す有利遊技開始信号であることを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち本発明は、遊技状態が特定の状態へ移行する度に有利遊技が開始された旨の情報を遊技履歴表示装置に送信する場合に比べて、有利遊技が開始された旨の情報をより正確に遊技履歴表示装置に送信することができる遊技機を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、各回転リールの図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、有利遊技制御手段を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技状態の移行を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役抽選テーブルを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役抽選テーブルを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、役抽選テーブルを説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、ストップスイッチの操作順序と有効入賞ライン上に停止表示される役との関係を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第1AT開始信号の出力例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、第1AT開始信号の出力例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、演出を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、第2AT継続抽選処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、第1AT処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、AT継続終了処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、フリーズ演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、報知処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、第1AT開始処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態であって、第1AT処理を示すフローチャートである。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図18に基づいて説明する。
以下、「前面」とは、遊技機において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいい、「右側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいい、「左側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(遊技機)
図1に概略を示すように、遊技機としてのスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11を備え、筐体11の前面には、開口部を塞ぐ前扉12を備え、筐体11の内部には、3個の回転リール45を横並びに配置したリールユニット40や、スロットマシン10を制御するための制御装置20や、遊技媒体としてのメダルを払い出すためのホッパーユニットや、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどを備えている。
また、3個の回転リール45のうち、左側に位置するのが左リール46であり、中央に位置するのが中リール47であり、右側に位置するのが右リール48である。
また、前扉12の上部には、上パネル13を備え、前扉12の下部には、下パネル14を備え、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部16を備えている。
また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール45の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられている。この図柄表示窓15は、3個すべての回転リール45の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。
また、入賞ラインとして、中段の3個の図柄の表示位置を通る中段入賞ラインと、下段の3個の図柄の表示位置を通る下段入賞ラインと、左上・中央・右下の3個の図柄の表示位置を通る右下り入賞ラインとが設けられている。
また、上パネル13における、図柄表示窓15の上方に相当する位置には、遊技に関する情報を表示する表示装置55が設けられている。また、上パネル13の周囲縁には、演出用ランプ17が設けられている。
また、操作部16の上面右側には、遊技媒体としてのメダルを直接投入するためのメダル投入口36が設けられ、操作部16の上面左側には、スロットマシン10に電子的に貯留(クレジット)されているメダルを内部投入するためのベットスイッチ32が設けられ、操作部16の上面左端付近には、クレジットされているメダルを返却するための精算スイッチ35が設けられ、操作部16の前面左側には、回転リール45の回転を開始させるためのスタートスイッチ33が設けられ、操作部16の前面中央には、回転リール45の回転を停止させるためのものであって各回転リール45にそれぞれ対応している3個のストップスイッチ34が横並びに設けられている。
また、3個のストップスイッチ34のうち、左側に位置するのが左停止スイッチ56であり、中央に位置するのが中停止スイッチ57であり、右側に位置するのが右停止スイッチ58である。また、左停止スイッチ56は左リール46に対応しており、また、中停止スイッチ57は中リール47に対応しており、また、右停止スイッチ58は右リール48に対応している。
また、前扉12の下部中央には、メダルを払い出すためのメダル払出口37が設けられ、メダル払出口37の下方には、メダル払出口37から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿38が設けられている。また、前扉12には、図示しないスピーカが設けられている。
(リールユニット40)
リールユニット40は、横並びに設けた3個の回転リール45と、各回転リール45を回転させるためのものであって各回転リール45にそれぞれ対応しているステッピングモータと、これらを支持するためのフレームとを備えている。
また、各回転リール45の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。具体的には、回転リール45の周囲には、図2に示すように、「赤7」、「青7」、「BAR」、「リプレイA」、「リプレイB」、「ベルA」、「ベルB」、「ベルC」、「スイカ」及び「チェリー」の図柄が付されている。
また、各ステッピングモータの出力軸には、対応する回転リール45がそれぞれ固定されている。
また、ステッピングモータは、パルス信号によって駆動するものであって、入力されるパルス信号のパターンによって、加速・定速・減速のパターンが決まる。そして、ステッピングモータが駆動すると、ステッピングモータの出力軸を中心に、対応する回転リール45が回転する。
また、ステッピングモータは、一のパルス信号の入力により、回転リール45の周囲に付された図柄1個分に相当する量駆動する。そして、ステッピングモータが図柄1個分に相当する量駆動すると、対応する回転リール45が、周囲に付された図柄1個分に相当する量回転する(1コマ回転する)。
また、各回転リール45には、インデックスセンサにより検知されるインデックスが設けられており、インデックスが検知されてからのステッピングモータのパルス数により回転リール45の回転位置及び停止位置を特定できるようになっている。
(制御装置20)
制御装置20は、図3に示すように、主として遊技を制御する遊技制御装置21と、遊技制御装置21からの信号を受信して、主として遊技の演出を制御する演出制御装置22と、外部信号を送信する外部信号送信基板23とを備えている。
遊技制御装置21は、メイン基板などとも呼ばれるものであって、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、遊技制御装置21を構成するマイクロコンピュータが、図3に示すように、役の抽選(役抽選)、回転リール45の回転・停止及びメダルの払い出しなどの遊技の進行を制御する遊技制御手段60として機能する。詳細には、遊技制御手段60は、役抽選手段100、回転制御手段110、停止制御手段120、停止図柄判定手段130、遊技状態移行制御手段140、外部信号送信制御手段150及び許可フラグ成立手段160を備えている。遊技制御装置21の入力手段としては、ベットスイッチ32、スタートスイッチ33、ストップスイッチ34、精算スイッチ35及びリールユニット40の各回転リール45のインデックスセンサなどが接続され、遊技制御装置21の出力手段としては、リールユニット40のステッピングモータや、ホッパーユニットなどが接続されている。なお、遊技制御手段60が備える手段としてはこれに限られるものではない。
また、演出制御装置22は、サブ基板などとも呼ばれるものであって、遊技制御装置21と同様に、CPU、RAM、ROM、及びI/Oなどを備えたマイクロコンピュータを用いて構成されている。CPUがROMに記憶された所定のプログラムを実行することにより、演出制御装置22を構成するマイクロコンピュータが、図3に示すように、役抽選の結果や、遊技の進行に応じて、遊技の演出を制御する演出制御手段170として機能する。詳細には、演出制御手段170は、演出データ記憶手段180、有利遊技制御手段190、数値生成手段200、数値記憶手段210、数値変更手段220、
数値更新手段230、表示制御手段240及び不利益付与手段250を備えている。演出制御装置22の入力手段としては、遊技制御装置21が接続され、演出制御装置22の出力手段としては、表示装置55や、演出用ランプ17や、図示しないスピーカなどが接続されている。なお、演出制御手段170が備える手段としてはこれに限られるものではない。
また、遊技制御装置21と演出制御装置22との間における信号の送受信は、遊技制御装置21における役抽選に関するデータ等の内部データの信頼性を担保すべく、一方通行となるように形成されている。すなわち、遊技制御装置21から演出制御装置22に向かってのみ信号が出力され、演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も出力されないように形成されている。
また、スロットマシン10には、出玉率(メダルの投入枚数に対する払い出し枚数の割合)を定めた複数段階の設定があり、遊技制御装置21は、遊技者が操作できないように筐体11の内部に設けられた設定変更スイッチ(図示せず)の操作により、設定を変更することができるようになっている。
また、外部信号送信基板(中継基板、外部集中端子板)23は、スロットマシン10の外部(ホール店内)に設置された遊技履歴表示装置24(外部装置)などに、遊技制御装置21から受け取った遊技に関する所定の情報を一方向で送信するものである。外部信号送信基板23の入力手段としては、遊技制御装置21が接続されている。なお、外部信号送信基板23は、演出制御装置22とは直接接続されていない。
遊技履歴表示装置24は、スロットマシン10とは別体であり、ホールに設置されたすべての又は対応するスロットマシン10と電気的に接続され、遊技の履歴を遊技者に対して開示(提供)するためのものである。遊技者は、遊技履歴表示装置24を操作することで、希望の台又は対応する台(スロットマシン10)の遊技の履歴、たとえば当日、前日又は過去数日における1日のトータル遊技回数や、ボーナス役の当選回数などを自由に検索することができる。
次に、スロットマシン10における遊技について説明する。
遊技開始前の初期状態においては、メダル投入口36から遊技媒体としてのメダルを投入することによるメダルのベット、ベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベットのみが有効である。3枚のメダルをベットすると、全ての入賞ラインが有効になるとともに、スタートスイッチ33のみが有効になる。これにより、遊技が開始可能となる。なお、再遊技のときには、前回の遊技でベットした枚数と同数のメダルが自動的にベットされて、スタートスイッチ33のみが有効になる。また、以下において、有効になった入賞ラインを「有効入賞ライン」と称する。
有効になったスタートスイッチ33を操作すると、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選が行われるとともに、3個すべての回転リール45の回転が開始する。また、有効になったスタートスイッチ33を操作すると、メダル投入口36からメダルを投入することによるメダルのベット及びベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベット、並びにスタートスイッチ33が無効になる。そして、3個すべての回転リール45の回転が所定の定常速度になって定常回転するようになると、3個すべてのストップスイッチ34が有効になる。
有効になった3個のストップスイッチ34のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止するとともに、当該ストップスイッチ34が無効になる。そして、有効な2個のストップスイッチ34のうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止するとともに、当該ストップスイッチ34が無効になる。さらに、残る1個の有効なストップスイッチ34を操作すると、当該ストップスイッチ34に対応した回転リール45の回転が停止するとともに、当該ストップスイッチ34が無効になる。
すなわち、3個すべてのストップスイッチ34の操作を終えると、3個すべての回転リール45の回転が停止する。このとき、メダル投入口36からメダルを投入することによるメダルのベット及びベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベット、並びにスタートスイッチ33及び3個すべてのストップスイッチ34が無効になっている。
そして、3個すべての回転リール45の回転が停止したときに、いずれかの有効入賞ライン上に、役抽選で当選した役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されると、当該役に応じた枚数のメダルを獲得できる。また、獲得したメダルは、クレジットされ、クレジット数が上限値に達したときには、ホッパーユニットが駆動して、上限値を超えた分がメダル払出口37から払い出される。また、メダルの獲得に代えて、遊技者に対して所定の利益が付与されることもある。これにより、1回の遊技が終了する。
1回の遊技が終了すると、再び遊技開始前の初期状態となり、メダル投入口36からメダルを投入することによるメダルのベット、ベットスイッチ32を操作することによるクレジットされているメダルのベットのみが有効になる。そして、3枚のメダルをベットすることで、遊技が開始可能となる。
ここで、本実施の形態では、遊技制御装置21における遊技状態(役抽選の状態)として、図6に示すように、通常状態と、第1RT状態(第1状態)と、第2RT状態(第2状態)と、第3RT状態と、内部中状態と、ボーナス状態(ビッグボーナス状態(BB状態)及びレギュラーボーナス状態(RB状態))とを備えている。遊技状態の詳細については後述する。
また、役には、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルが払い出される小役と、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがメダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる再遊技を実行させる再遊技役と、有効入賞ライン上に所定の図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルの払い出しはないがボーナス状態へ移行するボーナス役とがある。
具体的には、図5に示すように、小役には、ベル役(ベル1役〜ベル28役)と、スイカ役と、チェリー役とがある。たとえば、ベル1役は、「ベルC」「ベルC」「ベルC」の図柄の組み合わせにより構成され、また、たとえば、チェリー役は、「チェリー」「ANY」「ANY」(「ANY」は、いずれの図柄であってもよいことを意味する。)の図柄の組み合わせにより構成される。そして、役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、当該役に応じた所定枚数のメダルが払い出される。たとえば、「ベルC」「ベルC」「ベルC」の図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止表示されることにより、ベル1役に応じた所定枚数(たとえば9枚)のメダルが払い出される。
また、図5に示すように、再遊技役には、リプレイA役と、リプレイB役と、リプレイC役と、リプレイD役と、リプレイE役とがある。たとえば、リプレイA役は、「リプレイA」「リプレイA」「リプレイA」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、いずれかの有効入賞ライン上に再遊技役を構成する図柄の組み合わせが停止表示されることにより、メダルを新たに投入することなく前回の遊技と同じ条件で再度遊技を行うことができる。
また、図5に示すように、ボーナス役には、赤7BB役と、青7BB役と、RB役とがある。赤7BB役は、「赤7」「赤7」「赤7」の図柄の組み合わせにより構成され、また、青7BB役は、「青7」「青7」「青7」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、赤7BB役又は青7BB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより、BB状態へ移行する。また、RB役は、「赤7」「赤7」「BAR」の図柄の組み合わせにより構成される。そして、この図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより、RB状態へ移行する。
なお、本実施の形態では、ボーナス役は、メダルの払い出しを行うことなく、ボーナス状態へ移行するようになっているが、所定枚数(たとえば15枚)のメダルを払い出した後に、ボーナス状態へ移行するようにしてもよい。
(役抽選手段100)
役抽選手段100は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行うものである。役抽選手段100は、乱数発生手段と、乱数抽出手段と、役抽選テーブルと、判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、役抽選用の乱数を、所定の範囲内(たとえば、10進数で0〜65535)で発生させるものである。また、乱数抽出手段は、乱数発生手段が発生させた乱数を、所定の契機(たとえば、スタートスイッチ33の操作)で抽出するものである。なお、乱数発生手段は、カウンタ回路などによって構成されるため、乱数発生手段が発生させる数値は、厳密には乱数ではない。ただ、スタートスイッチ33が操作されるタイミングは、ランダムであると考えられるため、乱数抽出手段が抽出する数値は、実質的には乱数として取り扱うことができる。
また、役抽選テーブルは、乱数発生手段が発生させる範囲内の各乱数について、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかをあらかじめ定めたものである。本実施の形態では、役抽選テーブルには、図7及び図8に示すように、通常状態において用いられる通常役抽選テーブルと、第1RT状態において用いられる第1RT役抽選テーブルと、第2RT状態において用いられる第2RT役抽選テーブルと、第3RT状態において用いられる第3RT役抽選テーブルと、内部中状態において用いられる内部中役抽選テーブルと、ボーナス状態(BB状態及びRB状態)において用いられるボーナス役抽選テーブルとがある。各役抽選テーブルには、当選の領域と、ハズレの領域とが設定されている。なお、当選の領域としては、一の役に対応付けられた単独当選領域の他に、複数種類の役に対応付けられた重複当選領域を設定することができる。
具体的には、たとえば、通常役抽選テーブル、第1RT役抽選テーブル、第2RT役抽選テーブル、第3RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのぞれぞれには、図7及び図8に示すように、「左ベルA」、「左ベルB」、「左ベルC」、「中ベルA」、「中ベルB」、「中ベルC」、「右ベルA」、「右ベルB」及び「右ベルC」の9種類のベル役の重複当選領域が設定されている。詳細には、たとえば「左ベルA」の重複当選領域には、図9に示すように、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役、ベル26役及びベル28役が対応付けられている。以下、この重複当選領域を、「左ベルA役」と称する。
また同様に、「左ベルB」の重複当選領域を「左ベルB役」と称し、また、「左ベルC」の重複当選領域を「左ベルC役」と称し、また、「中ベルA」の重複当選領域を「中ベルA役」と称し、また、「中ベルB」の重複当選領域を「中ベルB役」と称し、また、「中ベルC」の重複当選領域を「中ベルC役」と称し、また、「右ベルA」の重複当選領域を「右ベルA役」と称し、また、「右ベルB」の重複当選領域を「右ベルB役」と称し、また、「右ベルC」の重複当選領域を「右ベルC役」と称する。
また、これらの各重複当選領域に係る当選確率のそれぞれは、通常役抽選テーブル、第1RT役抽選テーブル〜第3RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれにおいても、それぞれ、同一となっている。たとえば、通常役抽選テーブルにおける左ベルA役の当選確率と、第1RT役抽選テーブルにおける左ベルA役との当選確率とは、同一となっている。
また、左ベルA役と、左ベルB役と、左ベルC役との当選確率は、通常役抽選テーブル、第1RT役抽選テーブル〜第3RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれの役抽選テーブルにおいても、それぞれ、同一となっている。また、中ベルA役と、中ベルB役と、中ベルC役と、右ベルA役と、右ベルB役と、右ベルC役との当選確率は、通常役抽選テーブル、第1RT役抽選テーブル〜第3RT役抽選テーブル及び内部中役抽選テーブルのいずれの役抽選テーブルにおいても、それぞれ、同一となっている。さらに、図7乃至図9に示すように、左ベルA役の当選確率を「1」とすると、中ベルA役の当選確率は「3」となっている。すなわち、中ベルA役は、左ベルA役に比べて3倍の確率で当選するものとなっている。また、図7乃至図9に示すように、右ベルA役の当選確率は、中ベルA役の当選確率と同一となっている。すなわち、左ベルA役の当選確率を「1」とすると、左ベルA役と中ベルA役と右ベルA役との当選確率の比は、「1:3:3」となっている。
また、たとえば、第1RT役抽選テーブルには、図7に示すように、リプレイA役とリプレイB役とリプレイD役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABD役」と称する。)、リプレイA役〜リプレイD役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABCD役」と称する。)、リプレイA役〜リプレイC役とリプレイE役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABCE役」と称する。)及びリプレイA役〜リプレイE役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABCDE役」と称する。)が設定されている。
また、たとえば、第2RT役抽選テーブルには、図7に示すように、リプレイA役とリプレイB役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイAB役」と称する。)、リプレイA役〜リプレイC役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「リプレイABC役」と称する。)、リプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役及びリプレイABCDE役が設定されている。
また、たとえば、ボーナス役抽選テーブルには、ベル1役〜ベル28役、スイカ役及びチェリー役に対応付けられた重複当選領域(以下、この重複当選領域を、「重複小役」と称する。)が設定されている。
なお、重複当選領域に対応づけられる役の組み合わせについては、これに限られるものではない。
また、判定手段は、乱数抽出手段が抽出した乱数と、役抽選テーブルとを照合して、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行うものである。具体的には、判定手段は、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの判定を行う際に、その時点における遊技状態に対応する役抽選テーブルを適宜用いて、当該判定を行うものとなっている。
そして、役抽選手段100による役抽選で、いずれかの役に当選すると、当選した役に対応する当選フラグが成立する。なお、役抽選手段100による役抽選で、複数の役に重複当選した場合には、当選した複数の役それぞれに対応する当選フラグが成立する。そして、このフラグの成立中に、役抽選で当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、遊技者に対して、メダルの払い出しや、ボーナス遊技(遊技状態がボーナス状態である遊技)などの利益が付与される。
ここで、当選フラグには、役抽選手段100による役抽選の結果が、小役の当選である場合に成立する小役当選フラグ(ベル1当選フラグ〜ベル28当選フラグ、スイカ当選フラグ及びチェリー当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、再遊技役の当選である場合に成立する再遊技当選フラグ(リプレイA当選フラグ〜リプレイE当選フラグ)と、役抽選手段100による役抽選の結果が、ボーナス役の当選である場合に成立するボーナス当選フラグ(赤7BB当選フラグ、青7BB当選フラグ及びRB当選フラグ)とがある。
そして、小役当選フラグ及び再遊技当選フラグは、成立した遊技においてのみ有効となるものの、ボーナス当選フラグは、次の遊技へ持ち越すことができるものとなっており、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることにより消去されるものとなっている。
(回転制御手段110)
回転制御手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個すべての回転リール45の回転を開始させるとともに、3個すべての回転リール45の回転駆動を制御するものである。
具体的には、回転制御手段110は、スタートスイッチ33の操作を契機に、3個すべての回転リール45を通常の回転方向に回転を開始させて、その回転速度が所定の定常速度に達するまで加速処理を行う。そして、回転制御手段110は、回転リール45の回転速度が所定の定常速度に達したときには、回転リール45を所定の定常速度で定速回転させる定速処理を行う。
(停止制御手段120)
停止制御手段120は、ストップスイッチ34の操作を契機として、役抽選手段100による役抽選の結果と、ストップスイッチ34が操作された時点における対応する回転リール45の回転位置とに基づいて、役抽選により当選した役を構成する図柄が有効入賞ラインに対して所定の引き込み範囲内に位置している場合に当該図柄を有効入賞ライン上に表示させるように、対応する回転リール45の回転を停止させる停止制御を行うものである。
具体的には、停止制御手段120は、各ストップスイッチ34が操作された際における対応する回転リール45の回転位置を、対応するインデックスが検知されてから対応するストップスイッチ34が操作されるまでの間における対応するステッピングモータのステップ数で特定しつつ、ストップスイッチ34が操作された時点で、有効入賞ライン上に直ちに停止できる図柄(すなわち、回転リール45の回転位置)を基準として、この図柄から回転方向に予め定められた個数(最大スベリコマ数、たとえば4コマ)移動した図柄までの範囲内で、対応する回転リール45を停止させるように形成されている。
ここで、「コマ」とは、回転リール45の回転量であって、回転リール45の周囲に付された図柄1個分に相当する量を意味するものである。
そして、停止制御手段120は、役抽選手段100の抽選結果がいずれかの役に当選の場合には、各回転リール45の回転を停止させる際に、当選した役を構成する図柄の組み合わせが、いずれかの有効入賞ライン上に極力揃うように、かつ、当選した役以外の役を構成する図柄の組み合わせについては、いずれの有効入賞ライン上にも揃わないように、引き込み制御及び蹴飛ばし制御を行い、一方、役抽選手段100の抽選結果がハズレの場合には、各回転リール45の回転を停止させる際に、いずれの有効入賞ライン上にも、いずれの役を構成する図柄の組み合わせも揃わないように、蹴飛ばし制御を行う。
また、本実施の形態では、停止制御手段120は、この引き込み制御及び蹴飛ばし制御を、ロジック演算により回転中の回転リール45の停止位置を求めるロジック演算処理と、回転リール45の停止位置を予め定めた停止テーブルを参照して回転中の回転リール45の停止位置を決定するテーブル処理とにより、実行している。
具体的には、まずロジック演算処理では、役毎に定められた優先順位データに従ってストップスイッチ34が操作された時点における回転リール45の回転位置から0コマ〜4コマの範囲内に存在する5コマ分の停止位置の候補に対して優先度を求める。そして各停止位置の候補の優先度のうち最も優先度の高い停止位置の候補を実際の停止位置として決定する。ただし、ロジック演算処理では、ストップスイッチ34が操作された時点における回転リール45の回転位置や役抽選の結果などに応じて複数の停止位置の候補に対して同一の優先度が求まる場合があり、最も優先度の高い停止位置の候補が複数となった場合には、後述するテーブル処理によって実際の停止位置を決定する。
特に、本実施形態では、「再遊技役(リプレイA役〜リプレイE役)>小役(ベル役(ベル1役〜ベル28役)、スイカ役、及びチェリー役)>ボーナス役(赤7BB役、青7BB役及びRB役)」の順序で優先順位が定められており、ロジック演算処理では、異なる2種類以上の役に対応する当選フラグが設定されている場合には、各役に対応付けられた優先順位に従って、優先順位が低い役を構成する図柄を含む停止位置の候補よりも優先順位の高い役を構成する図柄を含む停止位置の候補のほうが優先度が高くなるように優先度を求める。
なお、本実施形態では、各再遊技役(たとえば、リプレイA役とリプレイB役)、及び各ベル役(たとえば、ベル1役とベル2役)は、それぞれ、同一の優先順位に設定されている。このため、本実施形態では、役抽選により複数の再遊技役に重複して当選した場合(たとえば、リプレイAB役に当選した場合)、及び役抽選により複数のベル役に重複して当選した場合(たとえば、左ベルA役に当選した場合)には、3個の回転リール45のうち少なくとも1個の回転リール45に関する停止位置を求めるロジック演算処理において、最も優先度の高い停止位置の候補が複数となるように優先度が求められることとなる。
つぎに、テーブル処理では、ロジック演算処理を行った結果、最も優先度の高い停止位置の候補が複数得られた場合に、いずれの位置を停止位置とするかを、停止テーブルを参照して決定する。
停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、ストップスイッチ34が操作された時点における回転リール45の回転位置である操作位置と、実際の停止位置との対応関係が規定されている。なお、停止テーブルには、役抽選の結果に応じて、操作位置と操作位置から実際の停止位置までの回転量を示すスベリコマ数との対応関係が規定されていてもよい。
ここで、停止テーブルについては、以下、ベル役に関する停止テーブル、再遊技役に関する停止テーブルの順に説明する。
(ベル役)
本実施の形態では、図2に示すように、各回転リール45の周囲には、ベル(「ベルA」、「ベルB」又は「ベルC」)の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかのベルの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、中リール47の周囲には、「BAR」又は「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、右リール48の周囲には、「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、「リプレイB」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、ベル28役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。一方、ベル1役〜ベル27役を構成する図柄の組み合わせは、それぞれ、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
(1−1)役抽選により左ベルA役に当選した場合(役抽選の結果が特定の結果である場合)
この場合に参照される「左ベルA停止テーブル」には、図10に示すように、左停止スイッチ56が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役及びベル26役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
また、「左ベルA停止テーブル」には、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル5役、ベル9役、ベル11役、ベル15役、ベル16役、ベル21役、ベル22役及びベル26役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせを右下り入賞ライン上に停止表示させることができる場合には、その役を構成する図柄の組み合わせ(特定の図柄の組み合わせ)が右下り入賞ライン上に停止表示されるように、上記役のうちのいずれも有効入賞ライン上に停止表示させることができない場合には、いずれの役をも構成しない図柄の組み合わせであって、特定の図柄の組み合わせであるブランク図柄(特定の図柄の組み合わせ)が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(1−2)役抽選により左ベルB役又は左ベルC役に当選した場合(役抽選の結果が特定の結果である場合)
役抽選により左ベルB役に当選した場合に参照される「左ベルB停止テーブル」及び役抽選により左ベルC役に当選した場合に参照される「左ベルC停止テーブル」は、左ベルA停止テーブルと同様に規定されている(図10参照)。
(2−1)役抽選により中ベルA役に当選した場合(役抽選の結果が特定の結果である場合)
この場合に参照される「中ベルA停止テーブル」には、図10に示すように、中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル20役、ベル22役及びベル27役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
また、「中ベルA停止テーブル」には、左停止スイッチ56又は右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル12役、ベル14役、ベル16役、ベル20役、ベル22役及びベル27役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせ(特定の図柄の組み合わせ)を右下り入賞ライン上に停止表示させることができる場合には、その役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように、上記役のうちのいずれも有効入賞ライン上に停止表示させることができない場合には、ブランク図柄(特定の図柄の組み合わせ)が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(2−2)役抽選により中ベルB役又は中ベルC役に当選した場合(役抽選の結果が特定の結果である場合)
役抽選により中ベルB役に当選した場合に参照される「中ベルB停止テーブル」及び役抽選により中ベルC役に当選した場合に参照される「中ベルC停止テーブル」は、中ベルA停止テーブルと同様に規定されている(図10参照)。
(3−1)役抽選により右ベルA役に当選した場合(役抽選の結果が特定の結果である場合)
この場合に参照される「右ベルA停止テーブル」には、図10に示すように、右停止スイッチ58が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役、ベル25役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、ベル28役を構成する図柄の組み合わせが右下り入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
また、「右ベルA停止テーブル」には、左停止スイッチ56又は中停止スイッチ57が最初に操作される順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、ベル28役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、ベル1役、ベル6役、ベル8役、ベル11役、ベル13役、ベル18役、ベル21役、ベル23役及びベル25役のうちのいずれかの役を構成する図柄の組み合わせを右下り入賞ライン上に停止表示させることができる場合には、その役を構成する図柄の組み合わせ(特定の図柄の組み合わせ)が右下り入賞ライン上に停止表示されるように、上記役のうちのいずれも有効入賞ライン上に停止表示させることができない場合には、ブランク図柄(特定の図柄の組み合わせ)が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(3−2)役抽選により右ベルB役又は右ベルC役に当選した場合(役抽選の結果が特定の結果である場合)
役抽選により右ベルB役に当選した場合に参照される「右ベルB停止テーブル」及び役抽選により右ベルC役に当選した場合に参照される「右ベルC停止テーブル」は、右ベルA停止テーブルと同様に規定されている(図10参照)。
(再遊技役)
本実施の形態では、図2に示すように、各回転リール45の周囲には、「リプレイA」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、「リプレイA」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、右リール48の周囲には、「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、「リプレイB」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
また、左リール46及び中リール47の周囲には、「BAR」又は「リプレイB」の図柄が4コマ以内の間隔で配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、いずれかの図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、リプレイA役〜リプレイD役を構成する図柄の組み合わせは、それぞれ、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
また、左リール46及び中リール47の周囲には、それぞれ、「スイカ」の図柄が2つ配列されており、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、「スイカ」の図柄を有効入賞ライン上の表示位置に引き込むことができるようになっている。
このため、本実施の形態では、リプレイE役を構成する図柄の組み合わせは、ストップスイッチ34の操作のタイミングに応じて、有効入賞ライン上に停止表示させることができるものとなっている。
以下、リプレイAB役、リプレイABC役、リプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役、リプレイABCDE役に関する停止テーブルについて説明する。
また、以下において、ストップスイッチ34の操作順序を次のように表記する。たとえば、左停止スイッチ56が最初に操作され、次に中停止スイッチ57が操作され、最後に右停止スイッチ58が操作された場合には、「左→中→右」とする。
(リプレイAB役)
リプレイAB役に当選した場合に参照される「リプレイAB停止テーブル」には、「左→中→右」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「左→中→右」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABC役)
リプレイABC役に当選した場合に参照される「リプレイABC停止テーブル」には、「左→右→中」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役及びリプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「左→右→中」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役及びリプレイC役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABD役(役抽選の結果が特定の結果である場合))
リプレイABD役に当選した場合に参照される「リプレイABD停止テーブル」には、「中→左→右」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「中→左→右」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせ(特定の図柄の組み合わせ)が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABCD役(役抽選の結果が特定の結果である場合))
リプレイABCD役に当選した場合に参照される「リプレイABCD停止テーブル」には、「右→左→中」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイC役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「右→左→中」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役、リプレイC役及びリプレイD役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせ(特定の図柄の組み合わせ)が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABCE役(役抽選の結果が特定の結果である場合))
リプレイABCE役に当選した場合に参照される「リプレイABCE停止テーブル」には、「中→右→左」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイC役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「中→右→左」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役、リプレイC役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役(特定の図柄の組み合わせ)を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(リプレイABCDE役(役抽選の結果が特定の結果である場合))
リプレイABCDE役に当選した場合に参照される「リプレイABCDE停止テーブル」には、「右→中→左」の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイA役、リプレイC役、リプレイD役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されているとともに、「右→中→左」以外の順序で各ストップスイッチ34(56,57,58)が操作されると、リプレイB役、リプレイC役、リプレイD役及びリプレイE役に優先して、ストップスイッチ34の操作のタイミングに関わらず、リプレイA役を構成する図柄の組み合わせ(特定の図柄の組み合わせ)が有効入賞ライン上に停止表示されるように操作位置に対する停止位置が規定されている。
(停止図柄判定手段130)
停止図柄判定手段130は、すべての回転リール45の回転が停止した際に、有効入賞ライン上に停止表示されている図柄の組み合わせを判定するものである。
また、本実施の形態では、停止図柄判定手段130により判定が行われると、この判定の結果に基づいた制御が所定の手段により実行される。たとえば、停止図柄判定手段130により、いずれかの小役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、この小役に応じた所定枚数のメダルを払い出す。具体的には、遊技制御手段60は、払い出すメダルのうちクレジット可能な数をクレジットし、クレジット数が上限値に達したときには、残りの枚数のメダルを、ホッパーユニットを作動させて払い出すように制御する。また、たとえば、停止図柄判定手段130により、再遊技役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されていると判定されると、遊技制御手段60は、再遊技を実行する制御を行う。
(遊技状態移行制御手段140)
遊技状態移行制御手段140は、遊技状態の移行を制御するものである。
上述の如く、本実施の形態では、遊技状態として、通常状態と、第1RT状態〜第3RT状態と、内部中状態と、ボーナス状態(BB状態及びRB状態)とがある。そして、遊技状態移行制御手段140は、これらの遊技状態の間で、遊技状態を移行させる制御を行う。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を他の遊技状態へ移行させることができる。
また、本実施の形態では、スイカ役及びチェリー役は、遊技状態の移行条件となっていない。すなわち、スイカ役又はチェリー役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、現在の遊技状態に維持されたままとなる。
また、本実施の形態では、リプレイA役、リプレイC役及びリプレイE役は、遊技状態の移行条件となっていない。
また、本実施の形態では、ベル役(ベル1役〜ベル28役)は、遊技状態の移行条件となっていないが、上述の如く、ブランク図柄は、遊技状態の移行条件となっている。すなわち、ベル役(ベル1役〜ベル28役)を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されても、遊技状態移行制御手段140は作動せず、現在の遊技状態に維持されたままとなるが、所定の遊技状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態を移行させる。
(通常状態)
通常状態は、上記複数種類の遊技状態のなかで初期状態に相当する遊技状態であり、通常状態からは、図6に示すように、第1RT状態、内部中状態及びボーナス状態への移行が可能となっている。また、通常状態では、上述の如く、通常役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、通常状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、すなわちブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機として、遊技状態を、通常状態から第1RT状態へ移行させる。
なお、通常状態から内部中状態又はボーナス状態への移行については後述する。
(第1RT状態(第1状態))
本実施の形態では、第1状態としての第1RT状態からは、図6に示すように、第2RT状態(第2状態)、第3RT状態、内部中状態及びボーナス状態への移行が可能となっている。また、第1RT状態では、上述の如く、第1RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件(第2状態移行条件)として、遊技状態を、第1RT状態から第2RT状態へ移行させ、また、リプレイD役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、第1RT状態から第3RT状態へ移行させる。
なお、第1RT状態から内部中状態又はボーナス状態への移行については後述する。
(第2RT状態(第2状態))
本実施の形態では、第2状態としての第2RT状態からは、図6に示すように、第1RT状態(第1状態)、内部中状態及びボーナス状態への移行が可能となっている。また、第2RT状態では、上述の如く、第2RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、第2RT状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件(第1状態移行条件)として、遊技状態を、第2RT状態から第1RT状態へ移行させる。
なお、第2RT状態から内部中状態又はボーナス状態への移行については後述する。
(第3RT状態)
本実施の形態では、第3RT状態からは、図6に示すように、通常状態、内部中状態及びボーナス状態への移行が可能となっている。また、第3RT状態では、上述の如く、第3RT役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、第3RT状態において、所定回数(たとえば4回)の遊技を実行したことを条件として、遊技状態を、第3RT状態から通常状態へ移行させる。
具体的には、遊技状態移行制御手段140は、遊技回数をカウントする遊技回数カウンタを備えている。また、この遊技回数カウンタは、初期値として「0」が設定されている。
そして、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態が第3RT状態となったことを契機に、遊技回数カウンタにより遊技回数のカウントを開始する。詳細には、遊技状態移行制御手段140は、第3RT状態において、遊技を行う度に、具体的には、スタートスイッチ33が操作される度に、遊技回数カウンタのカウント値に「1」を加算する。そして、遊技状態移行制御手段140は、遊技回数カウンタのカウント値が所定の値(たとえば「4」)になったことを条件として、遊技状態を、第3RT状態から通常状態へ移行させる。
また、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態を、第3RT状態から他の遊技状態へ移行させた場合には、遊技回数カウンタのカウント値を「0」にリセットする。なお、本実施の形態では、遊技回数カウンタによる遊技回数のカウントは、カウントアップによる方法であるが、カウントダウンによる方法でもよい。
また、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、通常状態、第1RT状態、第2RT状態又は第3RT状態において、役抽選によりボーナス役(赤7BB役、青7BB役又はRB役)に当選した場合に、当該遊技で、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されなかったことを条件として、遊技状態を、現在の遊技状態から内部中状態へ移行させ、また、当該遊技で、当選したボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を現在の遊技状態から当該ボーナス役に対応するボーナス状態へ移行させる。
(内部中状態)
本実施の形態では、内部中状態からは、図6に示すように、ボーナス状態への移行が可能となっている。また、内部中状態では、上述の如く、内部中役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、内部中状態において、成立しているボーナス当選フラグ、すなわち当選の権利を持ち越しているボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを条件として、遊技状態を、内部中状態から当該ボーナス役に対応するボーナス状態へ移行させる。
(ボーナス状態)
上述の如く、本実施の形態では、ボーナス状態として、BB状態と、RB状態とがある。また、本実施の形態では、ボーナス状態からは、図6に示すように、通常状態への移行が可能となっている。また、ボーナス状態では、上述の如く、ボーナス役抽選テーブルを用いて役抽選が行われる。
そして、本実施の形態では、遊技状態移行制御手段140は、図6に示すように、ボーナス状態において、所定枚数のメダルを払い出したことを条件に、遊技状態を、ボーナス状態から通常状態へ移行させる。なお、ここで、「所定枚数のメダルを払い出した」には、払い出すメダルをクレジットする処理を含むものである。
具体的には、遊技状態移行制御手段140は、メダルの払い出し枚数をカウントする払出枚数カウンタを備えている。また、この払出枚数カウンタは、初期値として「0」が設定されている。
そして、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態がボーナス状態となったことを契機に、払出枚数カウンタによりメダルの払い出し枚数のカウントを開始する。詳細には、遊技状態移行制御手段140は、ボーナス状態において、メダルが払い出される度に、払出枚数カウンタのカウント値に、払い出されたメダルの枚数の値を加算する。そして、遊技状態移行制御手段140は、遊技回数カウンタのカウント値が各ボーナス状態に対応した所定の値(たとえばBB状態においては「297」、また、RB状態においては「63」)以上になったことを条件に、遊技状態を、ボーナス状態から通常状態へ移行させる。
また、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態を、ボーナス状態から通常状態へ移行させた場合には、払出枚数カウンタのカウント値を「0」にリセットする。
なお、本実施の形態では、払出枚数カウンタによるメダルの払い出し枚数のカウントは、カウントアップによる方法であるが、カウントダウンによる方法でもよい。
また、ボーナス状態から通常状態への移行条件、すなわちボーナス遊技の終了条件としては、他の条件(たとえば遊技回数)を設定することもできる。
(外部信号送信制御手段150)
外部信号送信制御手段150は、遊技履歴表示装置24(外部装置)などに送信する外部信号の送信を制御するものである。本実施の形態では、外部信号送信制御手段150は、外部信号としての第1AT遊技(後述する演出状態が第1AT状態である遊技)が開始された旨を示す第1AT開始信号(有利遊技開始信号)や、ボーナス遊技中である旨を示すボーナス信号などを、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに送信するように制御する。
具体的には、外部信号送信制御手段150は、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、つまり遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行する場合に、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号を送信することを許可する後述の許可フラグが成立しておりかつ第1AT開始信号を送信していないときに、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号を送信するように制御する。また、外部信号送信制御手段150は、所定回数としての3回の遊技にわたって第1AT開始信号を送信するように制御する(図11及び図12参照)。なお、図11及び図12におけるたとえば「1G」の表記は、「1回目の遊技」を意味するものであり、他の同様の表記も同様の意味である。
すなわち、外部信号送信制御手段150は、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、後述する許可フラグが成立しておりかつ第1AT開始信号をON出力していないときに、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号をON出力し、このON出力をそのまま3回の遊技にわたって継続し、3回の遊技が終了したときに、第1AT開始信号をOFF出力する。
また、本実施の形態では、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号をON出力している状態で、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、後述する許可フラグが成立している状態であっても、第1AT開始信号の再度のON出力を行わない。
また、本実施の形態では、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号をON出力している状態で、ボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、つまり遊技状態がボーナス状態へ移行する場合には、第1AT開始信号をOFF出力する。
また、本実施の形態では、外部信号送信制御手段150は、電断復帰時の状態が、第1AT開始信号をON出力している状態である場合には、第1AT開始信号をOFF出力する。
また、外部信号送信制御手段150は、ボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などにボーナス信号を送信するように制御する。また、外部信号送信制御手段150は、ボーナス遊技が終了するまでボーナス信号を送信し続けるように制御する。
すなわち、外部信号送信制御手段150は、ボーナス役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などにボーナス信号をON出力し、このON出力をボーナス遊技中にわたって継続し、ボーナス遊技が終了したときに、ボーナス信号をOFF出力する。
なお、ボーナス信号には、BB遊技(遊技状態がBB状態である遊技)中である旨を示すBB信号と、RB遊技(遊技状態がRB状態である遊技)中である旨を示すRB信号とがある。
またなお、本実施の形態では、外部信号送信制御手段150は、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたことを契機に、第1AT開始信号を送信するものであるが、これに限られるものではない。たとえば、外部信号送信制御手段150は、遊技状態が、第1RT状態から第2RT状態へ移行したことを契機に、第1AT開始信号を送信するようにしてもよい。また同様に、外部信号送信制御手段150は、遊技状態がボーナス状態へ移行したことを契機に、ボーナス信号を送信するようにしてもよい。
(許可フラグ成立手段160)
許可フラグ成立手段160は、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号を送信することを許可する許可フラグを成立又は消去するものである。本実施の形態では、許可フラグ成立手段160は、通常状態、第1RT状態(第1状態)又は第3RT状態において、ベル1役〜ベル27役のうちのいずれかのベル役若しくはブランク図柄、又はリプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、許可フラグが成立していないことを条件として、許可フラグを成立させる。なお、本実施の形態では、ベル1役〜ベル27役のうちのいずれかのベル役若しくはブランク図柄、又はリプレイA役を構成する図柄の組み合わせが、「特定の図柄の組み合わせ」に相当する。
また、許可フラグ成立手段160は、遊技状態移行制御手段140により遊技状態が内部中状態又はボーナス状態へ移行されたときに、許可フラグが成立していないことを条件として、許可フラグを成立させる。
また、本実施の形態では、許可フラグ成立手段160は、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合、つまり遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行する場合に、許可フラグが成立しているときに、成立している許可フラグを消去する。
また、本実施の形態では、許可フラグ成立手段160は、スロットマシン10の出玉率を定めた設定が変更された場合には、設定変更後における許可フラグが成立しているか否かの状態を設定変更前の状態に維持するようにする。たとえば、設定変更前において許可フラグが成立している場合には、設定変更後においても許可フラグが成立しているようにし、また、たとえば、設定変更前において許可フラグが成立していない場合には、設定変更後においても許可フラグが成立していないようにする。
次に、遊技の演出について説明する。
本実施の形態では、演出制御装置22における演出状態(制御状態)として、通常演出状態と、第1AT状態(有利演出状態)と、第2AT状態とを備えている。第1AT状態及び第2AT状態は、役抽選の結果に関する情報を遊技者に対して報知する報知演出を実行する状態である。役抽選の結果に関する情報(報知の内容)としては、当選した役の情報や、当選した役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序(押し順)等がある。
遊技者は、たとえば当選した小役が報知されると、当選した小役を構成する図柄の組み合わせがいずれかの有効入賞ライン上に停止するようタイミングを図ってストップスイッチ34を操作することにより、報知がない場合と比較してより多くの小役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させることができ、ひいてはより多くの枚数のメダルを獲得することができる。このため、演出状態が第1AT状態又は第2AT状態である遊技は、演出状態が通常演出状態である遊技よりも遊技者にとって有利な遊技となっている。特に本実施の形態では、ベル役(ベル1役〜ベル28役)に当選した際に、ベル28役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序を、遊技者に対して報知することにより、演出状態が第1AT状態又は第2AT状態である遊技は、演出状態が通常演出状態である遊技よりも遊技者にとって有利な遊技となっている。
なお、本実施の形態では、演出状態が第1AT状態である遊技が「有利遊技」に相当する。
また、以下において、演出状態が第1AT状態である遊技を「第1AT遊技」と称し、また、演出状態が第2AT状態である遊技を「第2AT遊技」と称する。
(演出データ記憶手段180)
演出データ記憶手段180は、実行する演出の演出データ及び演出パターンなどを記憶するものである。演出データとしては、表示装置55に表示するための画像データ及びスピーカから発するためのサウンドデータなどがある。特に本実施の形態では、演出データとして、報知演出に関する画像データ及びサウンドデータが設けられている。
また、演出パターンは、遊技の進行に伴って、どのようなタイミング(たとえば、スタートスイッチ33の操作時や各ストップスイッチ34の操作時など)で、どのような演出を実行するか(たとえば、演出用ランプ17をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカからどのようなサウンドを発するか、及び表示装置55にどのような画像を表示させるか等)を定めたものである。本実施の形態では、演出パターンは、演出状態ごとに、役抽選の結果に応じて、それぞれ複数種類設けられている。
また、本実施の形態では、演出データ記憶手段180は、演出データ及び演出パターンの他に、各種の抽選データテーブルを記憶している。
また、本実施の形態では、演出データ記憶手段180は、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の抽選確率の初期値(本実施の形態では、「0」)を記憶している。また、演出データ記憶手段180は、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の抽選確率の数値を記憶している。
(有利遊技制御手段190)
有利遊技制御手段190は、第1AT遊技(有利遊技)及び第2AT遊技を制御するものである。本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第1AT遊技を30回実行したときに、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行い、この結果に基づいて、第1AT遊技を終了する又は第1AT遊技を継続させる。第1AT遊技を継続する場合には、第1AT遊技を再び30回実行したときに継続抽選を行う。すなわち、本実施の形態では、30回の第1AT遊技を1セットとして、1セットの第1AT遊技が終了する度に、継続抽選を行う。一方、第1AT遊技が終了すると、演出状態が通常演出状態である遊技となる。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第2AT遊技を開始したときに、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。そして、第2AT遊技を30回実行したときに、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の結果に基づいて、第2AT遊技を終了する又は第2AT遊技を継続させる。第2AT遊技を継続する場合には、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を再び行う。そして、第2AT遊技を30回実行したときに、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の結果に基づいて、第2AT遊技を終了する又は第2AT遊技を継続させる。すなわち、本実施の形態では、30回の第2AT遊技を1セットとして、1セットの第2AT遊技を開始する度に、継続抽選を行う。一方、第2AT遊技が終了すると、第1AT遊技となる。
なお、第2AT遊技における継続抽選を行うタイミングは、これに限られるものではなく、1セットの第2AT遊技が終了するときであってもよい。
また、第1AT遊技又は第2AT遊技の1セットの遊技回数は、30回に限られるものではない。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、実行中の第1AT遊技又は第2AT遊技を終了して、当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了した後に、新たに1セット(30回)の第1AT遊技を開始する。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、図4に示すように、ATフラグ成立手段191と、第1AT移行決定手段192と、AT遊技回数カウント手段193と、報知演出実行手段194と、第1継続抽選手段195と、第2継続抽選手段196と、抽選確率カウンタ197と、抽選確率変更手段198と、特典付与手段199とを備えている。
(ATフラグ成立手段191)
ATフラグ成立手段191は、ATフラグを成立又は消去するものである。本実施の形態では、ATフラグとして、第1AT状態に対応する第1ATフラグと、第2AT状態に対応する第2ATフラグとが設けられている。各ATフラグは、各AT状態を管理するためのものである。
そして、いずれのATフラグも成立していないときは、演出状態は通常演出状態となる。すなわち、いずれのATフラグも成立していない状態が、通常演出状態である。
また、第1ATフラグが成立すると、演出状態は第1AT状態となる。すなわち、第1ATフラグが成立している状態が、第1AT状態である。また、第2ATフラグが成立すると、演出状態は第2AT状態となる。すなわち、第2ATフラグが成立している状態が、第2AT状態である。
そして、本実施の形態では、ATフラグ成立手段191は、後述する演出状態を第1AT状態にすることが決定されていることを示す第1AT予約フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第1ATフラグを成立させる。すなわち、ATフラグ成立手段191は、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第1RT状態から第2RT状態へ移行されるときに、第1ATフラグを設定する。なお、このとき、第1AT予約フラグは消去される。
また、ATフラグ成立手段191は、第1AT状態において、後述する第1継続抽選手段195による継続抽選により、第1AT遊技を終了することが決定された場合に、第1ATフラグを消去する。
また、ATフラグ成立手段191は、第1AT遊技を30回実行した場合、具体的には後述するAT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、後述する演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す第2AT予約フラグが成立しているときに、第1ATフラグを消去するとともに、第2ATフラグを成立させる。なお、このとき、第2AT予約フラグは消去される。
また、ATフラグ成立手段191は、第2AT遊技を30回実行した場合、具体的には後述するAT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、後述する第2AT状態を終了することが決定されていることを示す第2AT終了フラグが成立しているときに、第2ATフラグを消去するとともに、第1ATフラグを成立させる。なお、このとき、第2AT終了フラグは消去される。
また、ATフラグ成立手段191は、第1AT状態又は第2AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、成立している第1ATフラグ又は第2ATフラグを消去する。なお、このとき、後述するように、第1AT予約フラグが成立される。
(第1AT移行決定手段192(有利遊技移行決定手段))
第1AT移行決定手段192は、演出状態を第1AT状態にすることを決定するものである。本実施の形態では、第1AT移行決定手段192は、後述する演出状態を第1AT状態にすることが決定されていることを示す第1AT予約フラグ、第1ATフラグ及び第2ATフラグのいずれも成立していない場合に、役抽選によりボーナス役に当選したときに、演出状態を第1AT状態にするか否かを抽選により決定する。
また、第1AT移行決定手段192は、後述する演出状態を第1AT状態にすることが決定されていることを示す第1AT予約フラグ、第1ATフラグ及び第2ATフラグのいずれも成立していない場合であって、通常状態又は第1RT状態において、役抽選によりスイカ役又はチェリー役に当選した場合に、後述する不利益付所手段250によりペナルティ期間が設定されていないときに、演出状態を第1AT状態にするか否かを抽選により決定する。
なお、これらの場合の抽選確率は、スイカ役に当選した場合と、チェリー役に当選した場合と、ボーナス役に当選した場合とで異なるようにしてもよいし、同一としてもよい。また、スロットマシン10の出玉率を定めた複数段階の設定に応じて定めてもよい。また、当選確率が相対的に高い高確率状態と、当選確率が相対的に低い低確率状態とを設け、これらの間を所定の契機により移行するように形成し、この状態に応じて、抽選確率を定めるようにしてもよい。
そして、第1AT移行決定手段192は、演出状態を第1AT状態にすることを決定した場合には、演出状態を第1AT状態にすることが決定されていることを示す第1AT予約フラグを成立させる。
また、第1AT移行決定手段192は、第1AT予約フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第1AT予約フラグを消去する。
また、第1AT移行決定手段192は、第1AT状態又は第2AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選したときに、第1AT予約フラグを成立させる。なお、このとき、上述の如く、成立している第1ATフラグ又は第2ATフラグは消去される。すなわち、本実施の形態では、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、第1AT移行決定手段192は、演出状態を第1AT状態にすることを決定するということができる。
(AT遊技回数カウント手段193)
AT遊技回数カウント手段193は、第1AT遊技及び第2AT遊技の遊技回数をカウントするものである。本実施の形態では、AT遊技回数カウント手段193は、第1AT遊技及び第2AT遊技の遊技回数をカウントするAT遊技回数カウンタを備えている。このAT遊技回数カウンタは、初期値が「0」に設定されている。
そして、AT遊技回数カウント手段193は、第1AT予約フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、AT遊技回数カウンタのカウント値を「0」に設定する。
また、AT遊技回数カウント手段193は、第1AT状態又は第2AT状態において、スタートスイッチ33の操作を契機に、AT遊技回数カウンタのカウント値に「1」を加算する。これにより、AT遊技回数カウント手段193は、第1AT遊技及び第2AT遊技の遊技回数をカウントする。
また、AT遊技回数カウント手段193は、第1AT状態において、後述する第1継続抽選手段195による継続抽選により、第1AT遊技を継続することが決定された場合に、AT遊技回数カウンタのカウント値を「0」にリセットする。
また、AT遊技回数カウント手段193は、第2AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、AT遊技回数カウンタのカウント値を「0」にリセットする。
(報知演出実行手段194(報知制御手段))
報知演出実行手段194は、第1AT予約フラグ、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立している場合に、役抽選により所定の役に当選したときに、当選した役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序を遊技者に報知する報知演出を実行するものである。
本実施の形態では、報知演出実行手段194は、第1AT予約フラグ、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立している場合に、第1RT状態において、役抽選によりリプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序(押し順)を遊技者に報知するリプレイB報知演出を実行する。たとえば、報知演出実行手段194は、第1AT予約フラグが成立している場合に、第1RT状態において、役抽選によりリプレイABD役に当選したときには、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序は、「中→左→右」の順序であることを報知する。なお、リプレイB報知演出は、言い換えれば、特定の図柄の組み合わせとしてのリプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることを回避するためのストップスイッチ34の操作順序(操作態様)を遊技者に報知するものである。
また、本実施の形態では、報知演出実行手段194は、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立している場合に、第1RT状態又は第2RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、ベル28役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序(押し順)を遊技者に報知するベル報知演出を実行する。たとえば、報知演出実行手段194は、第1ATフラグが成立している場合に、第2RT状態において、役抽選により左ベルA役に当選したときには、ベル28役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序は、左停止スイッチ56を最初に操作する順序であることを報知する。なお、ベル報知演出は、言い換えれば、特定の図柄の組み合わせとしてのベル1役〜ベル27役のうちのいずれかのベル役を構成する図柄の組み合わせ又はブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されることを回避するためのストップスイッチ34の操作順序(操作態様)を遊技者に報知するものである。
(第1継続抽選手段195)
第1継続抽選手段195は、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行うものである。本実施の形態では、第1継続抽選手段195は、1セットの第1AT遊技を実行する度に、後述する抽選確率カウンタ197のカウント値に基づいて、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。具体的には、第1継続抽選手段195は、1セットの第1AT遊技を実行した場合、詳細には第1ATフラグが成立している状態で、AT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、後述する演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す第2AT予約フラグが成立していないときに、後述する抽選確率カウンタ197のカウント値に基づいて、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。たとえば、抽選確率カウンタ197のカウント値が「70」の場合には、第1継続抽選手段195は、70%の当選確率で継続抽選を行う。
そして、この継続抽選の結果が当選の場合には、第1継続抽選手段195は、第1AT遊技を継続することを決定する。一方、この継続抽選の結果がハズレの場合には、第1継続抽選手段195は、第1AT遊技を終了することを決定する。
なお、第1継続抽選手段195は、抽選確率カウンタ197のカウント値が「100」の場合には、継続抽選を行うことなく、第1AT遊技を継続することを決定するようにしてもよい。
(第2継続抽選手段196)
第2継続抽選手段196は、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行うものである。本実施の形態では、第2継続抽選手段196は、1セットの第2AT遊技を開始する度に、後述する抽選確率カウンタ197のカウント値に基づいて、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。具体的には、第2継続抽選手段196は、1セットの第2AT遊技を開始したとき、詳細には第2ATフラグが成立している状態で、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」のときに、スタートスイッチ33の操作を契機に、後述する抽選確率カウンタ197のカウント値に基づいて、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。たとえば、抽選確率カウンタ197のカウント値が「70」の場合には、第2継続抽選手段196は、70%の当選確率で継続抽選を行う。
そして、この継続抽選の結果が当選の場合には、第2継続抽選手段196は、第2AT遊技を継続することを決定する。一方、この継続抽選の結果がハズレの場合には、第2継続抽選手段196は、第2AT遊技を終了することを決定する。
そして、第2継続抽選手段196は、第2AT遊技を終了することを決定した場合には、第2AT状態(第2AT遊技)を終了することが決定されていることを示す第2AT終了フラグを成立させる。
また、第2継続抽選手段196は、1セットの第2AT遊技を実行した場合、具体的には第2ATフラグが成立している状態で、AT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、第2AT終了フラグが成立しているときに、第2AT終了フラグを消去する。
また、第2継続抽選手段196は、第1AT状態又は第2AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、第2AT終了フラグが成立しているときに、第2AT終了フラグを消去する。
(抽選確率カウンタ197)
抽選確率カウンタ197は、継続抽選の抽選確率を管理するためのものである。本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、1セットの第1AT遊技を実行する度に、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。具体的には、有利遊技制御手段190は、第1AT予約フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
また、有利遊技制御手段190は、第1AT状態において、第1継続抽選手段195による継続抽選により、第1AT遊技を継続することが決定された場合に、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第2AT遊技を実行するときに、演出データ記憶手段180に記憶されている抽選データテーブルに基づいて、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の値を抽選により決定し、決定した値を、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。本実施の形態では、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の値として、「60」、「70」、「80」及び「90」が設けられている。具体的には、有利遊技制御手段190は、第1AT遊技を30回実行した場合、詳細にはAT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、後述する演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す第2AT予約フラグが成立しているときに、抽選データテーブルに基づいて、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の値を、「60」、「70」、「80」及び「90」のうちから抽選により決定し、決定した値を、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第2AT遊技を終了して、1セットの第1AT遊技を実行するときに、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。具体的には、有利遊技制御手段190は、第2AT遊技を30回実行した場合、詳細にはAT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、第2AT終了フラグが成立しているときに、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
(抽選確率変更手段198)
抽選確率変更手段198は、第1AT遊技(有利遊技)において、特定の契機で継続抽選の抽選確率の数値に対して所定の演算を実行することにより、抽選確率を変更可能なものである。本実施の形態では、抽選確率変更手段198は、演出状態が第1AT状態である場合であって、第2RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(本実施の形態では「100」)未満のときに、後述する数値記憶手段210により、1番の番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている数値(今回変更数値)を抽選確率カウンタ197のカウント値に加算する。
なお、抽選確率変更手段198は、抽選確率カウンタ197のカウント値に「0」を加算するようにしてもよい。
また、抽選確率変更手段198は、演出状態が第1AT状態である場合であって、第2RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(本実施の形態では「100」)未満のときに、後述する数値記憶手段210により、1番の番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている数値(今回変更数値)を抽選確率カウンタ197のカウント値に加算するか否かを抽選により決定するようにしてもよい。
(特典付与手段199)
特典付与手段199は、第1AT遊技(有利遊技)において、役抽選によりリプレイB役に当選した場合又はリプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値以上のときに、特定の特典を遊技者に付与可能なものである。
本実施の形態では、「第2AT遊技」を特定の特典としている。
そして、本実施の形態では、特典付与手段199は、演出状態が第1AT状態である場合であって、第2RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(本実施の形態では「100」)以上のときであって、後述する演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す第2AT予約フラグが成立していないときに、演出状態を第2AT状態にするか否かを抽選により決定する。
なお、この場合の抽選確率は、スロットマシン10の出玉率を定めた複数段階の設定に応じて定めてもよい。また、当選確率が相対的に高い高確率状態と、当選確率が相対的に低い低確率状態とを設け、これらの間を所定の契機により移行するように形成し、この状態に応じて、抽選確率を定めるようにしてもよい。
そして、特典付与手段199は、演出状態を第2AT状態にすることを決定した場合には、演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す第2AT予約フラグを成立させる。
また、特典付与手段199は、第1AT遊技を30回実行した場合、具体的にはAT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、第2AT予約フラグが成立しているときに、第2AT予約フラグを消去する。
また、特典付与手段199は、第1AT状態又は第2AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、第2AT予約フラグが成立しているときに、第2AT予約フラグを消去する。
(数値生成手段200)
数値生成手段200は、継続抽選の抽選確率を変更するための数値を生成するものである。本実施の形態では、数値生成手段200は、「10」、「20」、「30」及び「40」のうちから抽選により数値を生成する。この抽選では、「10」が選ばれ易いように抽選確率が設定されている。なお、抽選確率は、これに限られるものではない。
そして、本実施の形態では、数値生成手段200は、第1AT予約フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、30個の数値を生成する。
また、本実施の形態では、数値生成手段200は、第1AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」でない場合に、スタートスイッチ33の操作を契機に、数値を1個生成する。
(数値記憶手段210)
数値記憶手段210は、数値生成手段200により生成された数値を記憶するものである。本実施の形態では、数値記憶手段210は、1〜30までのそれぞれの番号が付された30個の記憶領域を演出制御装置22のRAM上に有している。各記憶領域は、数値生成手段200により生成された1個の数値を格納して記憶するためのものである。
そして、本実施の形態では、数値記憶手段210は、数値生成手段200により30個の数値が生成されたときに、この生成された30個の数値のそれぞれを、各記憶領域に格納する。
また、本実施の形態では、数値記憶手段210は、数値生成手段200により、第1AT状態においてスタートスイッチ33の操作を契機に数値が1個生成されたときには、この生成された数値を、30番の番号が付された記憶領域に格納する。
(数値変更手段220)
数値変更手段220は、所定の条件を満たしている場合に、数値記憶手段210により記憶されている数値を変更するものである。本実施の形態では、数値変更手段220は、1セットの第1AT遊技を実行する度に、数値記憶手段210により1〜30番までの各記憶領域に格納されて記憶されている30個の数値のうち「10」の数値が連続して5個以上並んでいる場合に、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちのいずれかを変更する。
具体的には、数値変更手段220は、第1AT予約フラグが成立している場合であって、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、数値記憶手段210により1〜30番までの各記憶領域に格納されて記憶されている30個の数値のうち「10」の数値が連続して5個以上並んでいるときに、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちのいずれかを、「20」、「30」又は「40」のうちのいずれかに変更する。
また、数値変更手段220は、第1AT状態において、第1継続抽選手段195による継続抽選により、第1AT遊技を継続することが決定された場合に、数値記憶手段210により1〜30番までの各記憶領域に格納されて記憶されている30個の数値のうち「10」の数値が連続して5個以上並んでいるときに、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちのいずれかを、「20」、「30」又は「40」のうちのいずれかに変更する。
なお、数値変更手段220は、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちの複数個を変更するようにしてもよい。また、数値変更手段220は、「10」の数値が連続して5個以上並んでいる場合に、数値を変更するものに限られず、「10」の数値が連続して3個や6個以上並んでいる場合に、数値を変更するようにしてもよい。
(数値更新手段230)
数値更新手段230は、数値記憶手段210により記憶されている数値であって、今回の遊技において継続抽選の抽選確率を変更するための数値(以下、「今回変更数値」とする。)を順次更新するものである。本実施の形態では、数値更新手段230は、第1AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」でない場合に、スタートスイッチ33の操作を契機に、1番の番号が付された記憶領域に格納されている数値(今回変更数値)を消去するとともに、2〜30番までのそれぞれの番号が付された記憶領域に格納されている数値を、それぞれ、前の番号が付された記憶領域に繰り上げて格納する。たとえば、数値更新手段230は、2番の番号が付された記憶領域に格納されている数値を、1番の番号が付された記憶領域に格納する。なお、この場合に、30番の番号が付された記憶領域には、上述の如く、数値生成手段200により生成された新たな数値が格納される。これにより、1番の番号が付された記憶領域に格納されている数値(今回変更数値)が更新される。
(表示制御手段240)
表示制御手段240は、第1AT遊技(有利遊技)において、今回変更数値を表示装置55に表示させるものである。なお、本実施の形態では、数値記憶手段210により、1番の番号が付された記憶領域に格納されている数値が、「今回変更数値」に相当するものである。
そして、本実施の形態では、表示制御手段240は、第1AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」である場合に、スタートスイッチ33の操作を契機に、数値記憶手段210により、1〜4番までのそれぞれの番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている4個の数値を表示装置55に表示させる。すなわち、本実施の形態では、3回先までのそれぞれの遊技において加算される数値を表示装置55に表示するようにしている。
また、本実施の形態では、上述の如く、第1AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」でない場合に、スタートスイッチ33の操作を契機に、数値更新手段230により、各記憶領域に格納されている数値は更新される。そして、表示制御手段240は、この場合に、数値記憶手段210により、1〜4番までのそれぞれの番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている更新された4個の数値を表示装置55に更新して表示させる。
たとえば、表示制御手段240は、図13(A)に示すように、第1AT遊技が開始されたとき、すなわち第1AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」である場合に、スタートスイッチ33の操作を契機に、今回変更数値260を含む4個の数値261,262,263を表示装置55に表示させる。具体的には、今回変更数値260の隣の数値261が2番の番号が付された記憶領域に格納されている数値であり、また、その隣の数値262が3番の番号が付された記憶領域に格納されている数値であり、また、その隣の数値263が4番の番号が付された記憶領域に格納された数値である。そして、次の遊技において、数値更新手段230により、各記憶領域に格納されている数値が更新された場合に、表示制御手段240は、図13(B)に示すように、更新された4個の数値を表示装置55に更新して表示させる。
また、本実施の形態では、表示制御手段240は、第1AT遊技において、抽選確率カウンタ197のカウント値に基づいて、継続抽選の抽選確率の現在の数値264を表示装置55に表示させる(図13(A)及び(B)参照)。
(不利益付所手段250)
不利益付所手段250は、遊技状態が通常状態、第1RT状態又は第3RT状態でかつ演出状態が通常演出状態である場合であって、報知演出実行手段194によりリプレイB報知演出が実行されていない場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときに、それ以降の所定回数(たとえば8回)の遊技にわたって、第1AT移行決定手段192によるスイカ役又はチェリー役に当選した際における演出状態を第1AT状態にする決定が行われないようにするペナルティ期間を設定するものである。
また、不利益付所手段250は、ペナルティ期間を設定してから所定回数(たとえば8回)の遊技を実行したとき、ペナルティ期間を解除する。
次に、上述した、外部信号送信制御手段150により制御される第1AT開始信号の出力例を説明する。
(第1AT開始信号の出力例)
(例1)
例1は、本実施の形態における第1AT開始信号の通常のON出力の例である。
図11(A)に示すように、まず、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、つまり遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行されるときに、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力を開始する。このとき、許可フラグ成立手段160は、許可フラグを消去する。そして、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力をそのまま3回の遊技にわたって継続し、3回の遊技が終了したときに、第1AT開始信号をOFF出力する。
その後、遊技状態が第2RT状態から第1RT状態に移行されたとする。さらにその後、通常状態、第1RT状態又は第3RT状態において、ベル1役〜ベル27役のうちのいずれかのベル役若しくはブランク図柄、又はリプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたとする。このとき、許可フラグ成立手段160は、許可フラグを成立させる。
そしてその後、再び、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力を開始する。このとき、許可フラグ成立手段160は、許可フラグを消去する。そして、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力をそのまま3回の遊技にわたって継続し、3回の遊技が終了したときに、第1AT開始信号をOFF出力する。
(例2)
例2は、第2RT状態から内部中状態を経由して再び第2RT状態に移行した場合における第1AT開始信号のON出力の例である。
図11(B)に示すように、例2は、第1AT開始信号のON出力が終了して、第1RT状態に移行するまでは、上記例1と同様である。
その後、遊技状態が第1RT状態から内部中状態に移行されたとする。このとき、許可フラグ成立手段160は、許可フラグを成立させる。
その後、ボーナス遊技が行われ、このボーナス遊技が終了して、通常状態へ移行され、通常状態から第1RT状態へ移行され、この第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力を開始する。このとき、許可フラグ成立手段160は、許可フラグを消去する。そして、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力をそのまま3回の遊技にわたって継続し、3回の遊技が終了したときに、第1AT開始信号をOFF出力する。
(例3)
例3は、演出状態が第1AT状態でかつ遊技状態が第2RT状態である第1AT遊技において、報知演出実行手段194によるベル報知演出に遊技者が従わずにストップスイッチ34の操作を行ったため、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されて、遊技状態が第2RT状態から第1RT状態へ移行され、この第1RT状態から直ぐに第2RT状態に移行した場合おける第1AT開始信号の出力例である。
図12(A)に示すように、例3は、第1AT開始信号のON出力が終了するまでは上記例1と同様である。
その後、演出状態が第1AT状態でかつ遊技状態が第2RT状態である第1AT遊技において、報知演出実行手段194によるベル報知演出に遊技者が従わずにストップスイッチ34の操作を行ったため、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されて、遊技状態が第2RT状態から第1RT状態へ移行されたとする。このとき、上述の如く、演出状態は第1AT状態のままである。
さらにその後、この第1RT状態において、ベル1役〜ベル27役のうちのいずれかのベル役若しくはブランク図柄、又はリプレイA役を構成する図柄の組み合わせのいずれもが有効入賞ライン上に停止表示されないまま、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたとする。この場合では、上述の如く、許可フラグは成立していないので、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力を行わない。
(例4)
例4は、第2RT状態から第1RT状態へ移行した後に、設定が変更されて再び第2RT状態に移行した場合における第1AT開始信号の出力例である。
図12(B)に示すように、例4は、第1AT開始信号のON出力が終了して、第1RT状態に移行するまでは、上記例1と同様である。
その後、遊技状態が第1RT状態の状態で設定が変更されたとする。さらにその後、この第1RT状態において、ベル1役〜ベル27役のうちのいずれかのベル役若しくはブランク図柄、又はリプレイA役を構成する図柄の組み合わせのいずれもが有効入賞ライン上に停止表示されないまま、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたとする。この場合では、上述の如く、許可フラグは成立していないので、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力を行わない。
(例5)
例5は、第1AT開始信号をON出力している間に、第1RT状態から第2RT状態へ移行した場合おける第1AT開始信号のON出力の例である。
図12(C)に示すように、まず、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、つまり遊技状態が第1RT状態から第2RT状態へ移行されるときに、外部信号送信制御手段150は、第1AT開始信号のON出力を開始する。このとき、許可フラグ成立手段160は、許可フラグを消去する。
そして、次の遊技において、報知演出実行手段194によるベル報知演出に遊技者が従わずにストップスイッチ34の操作を行ったため、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されて、遊技状態が第2RT状態から第1RT状態へ移行されたとする。なお、この遊技では、第1AT開始信号はON出力されている状態である。
そして、次の遊技において、この第1RT状態において、ベル1役〜ベル27役のうちのいずれかのベル役若しくはブランク図柄、又はリプレイA役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたとする。このとき、許可フラグ成立手段160は、許可フラグを成立させる。なお、この遊技でも、第1AT開始信号はON出力されている状態である。
そして、次の遊技において、この第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたとする。この場合では、上述の如く、外部信号送信制御手段150は、許可フラグが成立している状態であっても、第1AT開始信号の再度のON出力を行わないとともに、この遊技が終了したときに、第1AT開始信号をOFF出力する。
(スロットマシン10の動作)
以下、図14〜図18に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。
図14に示すステップ100において、遊技制御手段60により、3枚のメダルがベットされたか否かが判断される。ここで、ベットされたと判断されると、ステップ101に進む。一方、ベットされていないと判断されると、再度ステップ100となる。
ステップ101において、遊技制御手段60により、スタートスイッチ33が操作されたか否かが判断される。ここで、操作されたと判断されると、ステップ102に進む。一方、操作されていないと判断されると、再度ステップ101となる。
ステップ102において、演出制御手段170により、第1ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ103に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ107に進む。
ステップ103において、演出制御手段170により、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」であるか否かが判断される。ここで、「0」でないと判断されると、ステップ104に進む。一方、「0」であると判断されると、ステップ109に進む。
ステップ104において、数値更新手段230により、数値記憶手段210により記憶されている数値が更新される。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、表示制御手段240により、表示装置55の数値の表示が更新される。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、数値生成手段200により、数値が1個生成される。そして、次のステップ110に進む。
ステップ107において、第2継続抽選手段196により、第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ108に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ111に進む。
ステップ108において、第2継続抽選手段196により、第2AT遊技における継続抽選に関する処理である第2AT継続抽選処理が行われる。そして、ステップ110に進む。
ステップ109において、表示制御手段240により、数値記憶手段210により記憶されている4個の数値が表示装置55に表示される。そして、ステップ110に進む。
ステップ110において、AT遊技回数カウント手段193により、AT遊技回数カウンタのカウント値に「1」が加算される。そして、次のステップ111に進む。
ステップ111において、役抽選手段100により、役抽選が行われる。そして、次のステップ112に進む。
ステップ112において、第1AT移行決定手段192により、スイカ役又はチェリー役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ113に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ119に進む。
ステップ113において、第1AT移行決定手段192により、第1AT予約フラグ、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ114に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ129に進む。
ステップ114において、第1AT移行決定手段192により、遊技状態が、通常状態又は第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、いずれかの遊技状態であると判断されると、ステップ115に進む。一方、いずれの遊技状態でもないと判断されると、ステップ129に進む。
ステップ115において、第1AT移行決定手段192により、ペナルティ期間中であるか否かが判断される。ここで、ペナルティ期間中でないと判断されると、ステップ116に進む。一方、ペナルティ期間中であると判断されると、ステップ129に進む。
ステップ116において、第1AT移行決定手段192により、演出状態を第1AT状態にするか否かを決定する抽選が行われる。そして、次のステップ117に進む。
ステップ117において、第1AT移行決定手段192により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、当選であると判断されると、ステップ118に進む。一方、ハズレであると判断されると、ステップ129に進む。
ステップ118において、第1AT移行決定手段192により、第1AT予約フラグが成立される。そして、ステップ129に進む。
ステップ119において、第1AT移行決定手段192により、ボーナス役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ120に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ127に進む。
ステップ120において、第1AT移行決定手段192により、第1AT予約フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ121に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ129に進む。
ステップ121において、第1AT移行決定手段192により、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ122に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ116に進む。
ステップ122において、ATフラグ成立手段191により、成立している第1ATフラグ又は第2ATフラグが消去される。そして、次のステップ123に進む。
ステップ123において、第2継続抽選手段196により、第2AT終了フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ124に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ125に進む。
ステップ124において、第2継続抽選手段196により、第2AT終了フラグが消去される。そして、次のステップ125に進む。
ステップ125において、特典付与手段199により、第2AT予約フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ126に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ118に進む。
ステップ126において、特典付与手段199により、第2AT予約フラグが消去される。そして、ステップ118に進む。
ステップ127において、報知演出実行手段194により、ベル役又は再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ128に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ129に進む。
ステップ128において、報知演出実行手段194により、報知演出に関する報知処理が行われる。そして、次のステップ129に進む。
ステップ129において、回転制御手段110により、3個すべての回転リール45の回転が開始される。そして、次のステップ130に進む。
ステップ130において、遊技制御手段60により、ストップスイッチ34が操作されたか否かが判断される。ここで、ストップスイッチ34が操作されたと判断されると、ステップ131に進む。一方、ストップスイッチ34が操作されていないと判断されると、再度ステップ130となる。
ステップ131において、停止制御手段120により、操作されたストップスイッチ34に対応する回転リール45の停止制御が行われる。そして、次のステップ132に進む。
ステップ132において、遊技制御手段60により、3個すべての回転リール45の回転が停止したか否かが判断される。ここで、3個すべての回転リール45の回転が停止したと判断されると、ステップ133に進む。一方、まだ回転中の回転リール45があると判断されると、ステップ130に戻る。
ステップ133において、停止図柄判定手段130により、有効入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせを判定する停止表示図柄判定処理が行われる。そして、次のステップ134に進む。
ステップ134において、遊技制御手段60により、停止表示された図柄の組み合わせに応じた処理が行われる。たとえば、いずれかの小役を構成する図柄の組み合わせが停止表示された場合には、当該役に応じた枚数のメダルを払い出す処理が行われる。そして、次のステップ135に進む。
ステップ135において、演出制御手段170により、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ136に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、ステップ137に進む。
ステップ136において、演出制御手段170により、第1AT遊技に関する処理である第1AT処理が行われる。そして、次のステップ137に進む。
ステップ137において、演出制御手段170により、AT遊技回数カウンタのカウント値が「30」であるか否かが判断される。ここで、「30」であると判断されると、ステップ138に進む。一方、「30」でないと判断されると、ステップ139に進む。
ステップ138において、演出制御手段170により、第1AT遊技及び第2AT遊技における継続又は終了に関する処理であるAT継続終了処理が行われる。そして、次のステップ139に進む。
ステップ139において、不利益付与手段250により、ペナルティ期間に関する処理であるペナルティ処理が行われる。具体的には、たとえば、遊技状態が通常状態、第1RT状態又は第3RT状態でかつ演出状態が通常演出状態である場合であって、報知演出実行手段194によりリプレイB報知演出が実行されていない場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときに、不利益付与手段250により、ペナルティ期間が設定される。
また、たとえば、ペナルティ期間を設定してから所定回数(たとえば8回)の遊技が実行されたとき、不利益付手段250により、ペナルティ期間が解除される。そして、次のステップ140に進む。
ステップ140において、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態の移行に関する処理である遊技状態移行処理が行われる。たとえば、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態移行制御手段140は、遊技状態を、第1RT状態から第2RT状態へ移行させる。このとき、許可フラグが成立しておりかつ第1AT開始信号をON出力していなければ、外部信号送信制御手段150は、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号をON出力する。
また、たとえば、通常状態において、スイカ役又はチェリー役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、遊技状態移行制御手段140は作動せず、現在の遊技状態に維持されたままとなる。そして、1回の遊技に係る処理が終了する。
次に、上述したステップ108の第2AT継続抽選処理について説明する。
図15に示すステップ200において、第2継続抽選手段196により、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」であるか否かが判断される。ここで、「0」であると判断されると、ステップ201に進む。一方、「0」でないと判断されると、当該第2AT継続抽選処理が終了する。
ステップ201において、第2継続抽選手段196により、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選が行われる。そして、次のステップ202に進む。
ステップ202において、第2継続抽選手段196により、継続抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、ハズレであると判断されると、ステップ203に進む。一方、当選であると判断されると、当該第2AT継続抽選処理が終了する。
ステップ203において、第2継続抽選手段196により、第2AT終了フラグが成立される。そして、当該第2AT継続抽選処理が終了する。
次に、上述したステップ128の報知処理について説明する。
図16に示すステップ300において、報知演出実行手段194により、リプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ301に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ304に進む。
ステップ301において、報知演出実行手段194により、第1AT予約フラグ、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ302に進む。一方、成立していないと判断されると、当該報知処理が終了する。
ステップ302において、報知演出実行手段194により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ303に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、当該報知処理が終了する。
ステップ303において、報知演出実行手段194により、リプレイB報知演出が実行される。そして、当該報知処理が終了する。
ステップ304において、報知演出実行手段194により、左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ305に進む。一方、当選していないと判断されると、当該報知処理が終了する。
ステップ305において、報知演出実行手段194により、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ306に進む。一方、成立していないと判断されると、当該報知処理が終了する。
ステップ306において、報知演出実行手段194により、遊技状態が、第1RT状態又は第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、いずれかの遊技状態であると判断されると、ステップ307に進む。一方、いずれの遊技状態でもないと判断されると、当該報知処理が終了する。
ステップ307において、報知演出実行手段194により、ベル報知演出が実行される。そして、当該報知処理が終了する。
次に、上述したステップ136の第1AT処理について説明する。
図17に示すステップ400において、演出制御手段170により、第1AT予約フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ401に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ408に進む。
ステップ401において、演出制御手段170により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ402に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、当該第1AT処理が終了する。
ステップ402において、ATフラグ成立手段191により、第1ATフラグが成立される。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、第1AT移行決定手段192により、第1AT予約フラグが消去される。そして、次のステップ404に進む。
ステップ404において、有利遊技制御手段190により、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)が取得され、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定される。そして、次のステップ405に進む。
ステップ405において、数値生成手段200により、30個の数値が生成される。そして、次のステップ406に進む。
ステップ406において、数値変更手段220により、数値記憶手段210により1〜30番までの各記憶領域に格納されて記憶されている30個の数値のうち「10」の数値が連続して5個以上並んでいるときに、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちのいずれかが、「20」、「30」又は「40」のうちのいずれかに変更される。そして、次のステップ407に進む。
ステップ407において、AT遊技回数カウント手段193により、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」に設定される。そして、当該第1AT処理が終了する。
ステップ408において、有利遊技制御手段190により、第1ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ409に進む。一方、成立していないと判断されると、当該第1AT処理が終了する。
ステップ409において、有利遊技制御手段190により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ410に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、当該第1AT処理が終了する。
ステップ410において、有利遊技制御手段190により、抽選確率カウンタ197のカウント値が閾値(「100」)未満であるか否かが判断される。ここで、閾値未満であると判断されると、ステップ411に進む。一方、閾値以上であると判断されると、ステップ412に進む。
ステップ411において、抽選確率変更手段198により、数値記憶手段210により1番の番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている数値(今回変更数値)が、抽選確率カウンタ197のカウント値に加算される抽選確率カウンタ加算処理が行われる。そして、当該第1AT処理が終了する。
ステップ412において、特典付与手段199により、第2AT予約フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ413に進む。一方、成立していると判断されると、当該第1AT処理が終了する。
ステップ413において、特典付与手段199により、演出状態を第2AT状態にするか否かを決定する抽選が行われる。そして、次のステップ414に進む。
ステップ414において、特典付与手段199により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、当選であると判断されると、ステップ415に進む。一方、ハズレであると判断されると、当該第1AT処理が終了する。
ステップ415において、特典付与手段199により、第2AT予約フラグが成立される。そして、当該第1AT処理が終了する。
次に、上述したステップ138のAT継続終了処理について説明する。
図18に示すステップ500において、演出制御手段170により、第1ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ501に進む。一方、成立していない、すなわち第2ATフラグが成立していると判断されると、ステップ512に進む。
ステップ501において、演出制御手段170により、第2AT予約フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ502に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ506に進む。
ステップ502において、ATフラグ成立手段191により、第1ATフラグが消去されるとともに、第2ATフラグが成立される。そして、次のステップ503に進む。
ステップ503において、第2継続抽選手段196により、第2AT予約フラグが消去される。そして、次のステップ504に進む。
ステップ504において、有利遊技制御手段190により、第2AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の値が抽選により決定される。そして、次のステップ505に進む。
ステップ505において、有利遊技制御手段190により、決定された継続率の値が、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定される。そして、当該AT継続終了処理が終了する。
ステップ506において、第1継続抽選手段195により、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選が行われる。そして、次のステップ507に進む。
ステップ507において、第1継続抽選手段195により、継続抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、当選であると判断されると、ステップ508に進む。一方、ハズレであると判断されると、ステップ511に進む。
ステップ508において、有利遊技制御手段190により、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)が取得され、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定される。そして、次のステップ509に進む。
ステップ509において、数値変更手段220により、数値記憶手段210により1〜30番までの各記憶領域に格納されて記憶されている30個の数値のうち「10」の数値が連続して5個以上並んでいるときに、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちのいずれかが、「20」、「30」又は「40」のうちのいずれかに変更される。そして、次のステップ510に進む。
ステップ510において、AT遊技回数カウント手段193により、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」にリセットされる。そして、当該AT継続終了処理が終了する。
ステップ511において、ATフラグ成立手段191により、第1ATフラグが消去される。そして、当該AT継続終了処理が終了する。
ステップ512において、演出制御手段170により、第2AT終了フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ513に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ516に進む。
ステップ513において、ATフラグ成立手段191により、第2ATフラグが消去されるとともに、第1ATフラグが成立される。そして、次のステップ514に進む。
ステップ514において、第2継続抽選手段196により、第2AT終了フラグが消去される。そして、次のステップ515に進む。
ステップ515において、有利遊技制御手段190により、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)が取得され、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定される。そして、次のステップ516に進む。
ステップ516において、AT遊技回数カウント手段193により、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」にリセットされる。そして、当該AT継続終了処理が終了する。
(作用・効果)
以上説明したように、本実施の形態では、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、許可フラグが成立しておりかつ第1AT開始信号を送信していないときに、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号を3回の遊技にわたって送信する。
また、本実施の形態では、第1AT開始信号を送信している間に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合には、許可フラグが成立している状態であっても、第1AT開始信号の再度の送信は行わない。
また、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第2RT状態に移行し、第1AT予約フラグが成立している場合には、演出状態が第1AT状態となり、第1AT遊技が開始される。
また、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、実行中の第1AT遊技又は第2AT遊技を終了して、当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了した後に、新たに1セットの第1AT遊技を開始する。具体的には、第1AT遊技又は第2AT遊技において役抽選によりボーナス役に当選して、当選したボーナス役に対応するボーナス状態へ移行すると、許可フラグが成立していなければ許可フラグが成立する。そして、このボーナス状態の遊技(ボーナス遊技)が終了して通常状態から第1RT状態に移行し、この第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第2RT状態に移行し、演出状態が第1AT状態となり、新たに第1AT遊技が開始される。
すなわち、本実施の形態によれば、原則として許可フラグの有無によって第1AT開始信号を送信するか否かが決まるので、第2RT状態に移行する度に第1AT開始信号を送信する場合に比べて、第1AT遊技が開始された旨の情報をより正確に遊技履歴表示装置24などに送信することができる。具体的には、上述した第1AT開始信号の出力例の例3のように、演出状態が第1AT状態である場合に、遊技状態が第2RT状態から第1RT状態へ移行し、この第1RT状態から直ぐに第2RT状態へ移行したときには、既に第1AT遊技中であり、あらためて第1AT遊技が開始されるわけではないので、第1AT開始信号を送信する必要がないところ、本実施の形態によれば、この場合に、第1AT開始信号を送信するのを防止することができるので、第1AT遊技が開始された旨の情報をより正確に遊技履歴表示装置24などに送信することができる。
また、本実施の形態では、1セット(30回)の第1AT遊技を実行した場合に、第2AT予約フラグが成立していないときに、抽選確率カウンタ197のカウント値に基づいて、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。そして、第1AT遊技を継続する場合には、第1AT遊技を再び1セット(30回)実行したときに継続抽選を行う。一方、第1AT遊技が終了すると、演出状態が通常演出状態である遊技となる。
また、本実施の形態では、第1AT遊技を開始するときに、抽選確率カウンタ197のカウント値を初期値に設定するとともに、30個の数値を生成し、それぞれの数値を、1〜30番までの番号が付された各記憶領域に格納して記憶する。そして、遊技を行う度に、順次この数値を更新する。そして、本実施の形態では、演出状態が第1AT状態である場合であって、第2RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(本実施の形態では「100」)未満のときに、1番の番号が付された記憶領域に格納されている数値を抽選確率カウンタ197のカウント値に加算する。
すなわち、本実施の形態では、第1AT遊技において、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(「100」)に達するまでは、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される度に、継続抽選の抽選確率が上昇する。これにより、本実施の形態によれば、第1AT遊技における継続抽選の抽選確率を変化に富んだものとすることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
また、本実施の形態では、演出状態が第1AT状態である場合であって、第2RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(「100」)以上のときには、演出状態を第2AT状態にするか否かを抽選により決定する。演出状態を第2AT状態にすることが決定されると、当該セットの第1AT遊技が終了した後に、第2AT遊技へ移行する。
すなわち、本実施の形態では、第1AT遊技において、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(「100」)以上の状態で、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される度に、遊技者は、第2AT遊技への移行という更なる利益を得られる可能性があるので、遊技の興趣を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、抽選確率カウンタ197の初期値は「0」であるが、本実施の形態では「100」である。すなわち、本実施の形態では、継続抽選の当選確率が100%の状態で第1AT遊技が開始される点が上記第1の実施の形態と相違する。そして、本実施の形態では、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示される度に、数値記憶手段210により1番の番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている数値(今回変更数値)を抽選確率カウンタ197のカウント値から減算していく点が上記第1の実施の形態と主として相違する。以下、相違点を中心に説明する。
(抽選確率カウンタ197)
本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、1セットの第1AT遊技を実行する度に、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「100」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。具体的には、有利遊技制御手段190は、第1AT予約フラグが成立している状態で、演出状態が通常演出状態である場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「100」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
また、有利遊技制御手段190は、第1AT状態において、第1継続抽選手段195による継続抽選により、第1AT遊技を継続することが決定された場合に、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「100」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第2AT遊技を終了して、1セットの第1AT遊技を実行するときに、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「100」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。具体的には、有利遊技制御手段190は、第2AT遊技を30回実行した場合、詳細にはAT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、第2AT終了フラグが成立しているときに、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「100」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
(抽選確率変更手段198)
本実施の形態では、抽選確率変更手段198は、演出状態が第1AT状態である場合であって、第2RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(本実施の形態では「0」)より大きいときに、数値記憶手段210により、1番の番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている数値(今回変更数値)を抽選確率カウンタ197のカウント値から減算する。
(第1継続抽選手段195)
本実施の形態では、第1継続抽選手段195は、上記第1の実施の形態と同様に、1セットの第1AT遊技を実行した場合、詳細には第1ATフラグが成立している状態で、AT遊技回数カウンタのカウント値が「30」になった場合に、第2AT予約フラグが成立していないときに、抽選確率カウンタ197のカウント値に基づいて、第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。たとえば、抽選確率カウンタ197のカウント値が「30」の場合には、第1継続抽選手段195は、30%の当選確率で継続抽選を行う。
(特典付与手段199)
本実施の形態では、特典付与手段199は、演出状態が第1AT状態である場合であって、第2RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、抽選確率カウンタ197のカウント値が所定の閾値(本実施の形態では「0」)以下のときであって、演出状態を第2AT状態にすることが決定されていることを示す第2AT予約フラグが成立していないときに、演出状態を第2AT状態にするか否かを抽選により決定する。
なお、この場合の抽選確率は、スロットマシン10の出玉率を定めた複数段階の設定に応じて定めてもよい。また、当選確率が相対的に高い高確率状態と、当選確率が相対的に低い低確率状態とを設け、これらの間を所定の契機により移行するように形成し、この状態に応じて、抽選確率を定めるようにしてもよい。
(表示制御手段240)
本実施の形態では、表示制御手段240は、第1AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」である場合に、スタートスイッチ33の操作を契機に、数値記憶手段210により、1〜4番までのそれぞれの番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている4個の数値を示唆する示唆画像を表示装置55に表示させる。示唆画像としては、たとえば、動物の絵柄の画像や、フルーツの絵柄の画像や、「チャンス」や「激アツ」などの文字の画像や、期待度(加算される数値の大きさ)を示す円グラフや棒グラフの画像などとすることができる。すなわち、本実施の形態では、3回先までのそれぞれの遊技において加算される数値を示唆する示唆画像を表示装置55に表示するようにしている。
また、本実施の形態では、上述の如く、第1AT状態において、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」でない場合に、スタートスイッチ33の操作を契機に、数値更新手段230により、各記憶領域に格納されている数値は更新される。そして、表示制御手段240は、この場合に、数値記憶手段210により、1〜4番までのそれぞれの番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている更新された4個の数値を示唆する示唆画像を表示装置55に更新して表示させる。
このような構成としても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
(第3の実施の形態)
上記第1の実施の形態では、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示された場合に、第1AT開始信号が送信されるとともに、このとき第1AT予約フラグが成立していれば、演出状態が第1AT状態となり、第1AT遊技が開始されるものであったが、本実施の形態では、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出及び回転リール45を用いた演出である回転リール演出が実行された場合に、第1AT開始信号が送信されるとともに、演出状態が第1AT状態となり、第1AT遊技が開始される点が相違する。
また、上記第1の実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、実行中の第1AT遊技又は第2AT遊技を終了して、当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了した後に、新たに1セット(30回)の第1AT遊技を開始するものであったが、本実施の形態では、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、実行中の第1AT遊技又は第2AT遊技を中断して、当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了した後に、中断した第1AT遊技又は第2AT遊技を開始する点が相違する。
具体的には、本実施の形態では、遊技制御手段60は、上記第1の実施の形態における許可フラグ成立手段160を備えていないとともに、演出実行決定手段と、計時手段と、フリーズ演出実行手段と、回転リール演出実行手段と、AT遊技中フラグ成立手段とを備えている。また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、上記第1の実施の形態における第1AT移行決定手段192を備えていないとともに、AT中断フラグ成立手段を備えている。また、本実施の形態では、不利益付与手段250は、遊技制御手段60に設けられている。
以下、相違点を中心に本実施の形態を説明する。
(役抽選手段100)
本実施の形態では、ボーナス役抽選テーブルにおける重複小役の重複挑戦領域には、ベル1役〜ベル28役が設定されている。すなわち、本実施の形態では、上記第1の実施の形態と異なり、ボーナス遊技においては、スイカ役及びチェリー役に当選しないものとなっている。
(演出実行決定手段)
演出実行決定手段は、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出及び回転リール45を用いた演出である回転リール演出を実行するか否かを決定するものである。本実施の形態では、演出実行決定手段は、第1AT遊技中又は第2AT遊技中であることを示す後述のAT遊技中フラグが成立していない場合であって、通常状態又は第1RT状態において、役抽選によりスイカ役又はチェリー役に当選した場合に、不利益付所手段250によりペナルティ期間が設定されていないときに、フリーズ演出及び回転リール演出を実行するか否かを抽選により決定する。
また、本実施の形態では、演出実行決定手段は、後述するAT遊技中フラグが成立している場合に、フリーズ演出及び回転リール演出を実行するか否かを抽選により決定する。
(計時手段)
計時手段は、演出実行決定手段によりフリーズ演出及び回転リール演出を実行することが決定されたことを契機に、計時を開始するものである。また、本実施の形態では、計時手段は、後述する回転リール演出実行手段により、回転リール演出が実行され、その回転リール演出が終了したことを条件に計時を終了する。
(フリーズ演出実行手段)
フリーズ演出実行手段は、演出実行決定手段によりフリーズ演出及び回転リール演出を実行することが決定されたことを契機に、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出を実行するものである。
ここで、「遊技の進行の遅延」とは、スタートスイッチ33が操作されてからすべての回転リール45が所定の定常速度に達して定速回転するまでの時間や、すべての回転リール45が所定の定常速度に達してからストップスイッチ34が有効となるまでの時間や、メダルを払い出す場合に、停止図柄判定手段130による判定が行われてからメダルの払い出しを開始するまでの時間や、当該遊技が終了してから次回の遊技の開始の受け付け、すなわち遊技開始前の初期状態になるまでの時間を、通常の遊技の進行よりも遅らせるものである。
本実施の形態では、フリーズ演出実行手段は、スタートスイッチ33が操作されてからすべての回転リール45が所定の定常速度に達して通常の回転方向(以下、「正方向」という。)に定速回転するまでの時間を、通常の遊技の進行よりも所定時間(たとえば5秒)遅らせることにより、遊技の進行を遅延させるフリーズ演出を実行する。なお、この所定時間を、以下、「遅延時間」という。
具体的には、フリーズ演出実行手段は、遊技の進行の遅延を開始する旨の信号である遅延開始信号を回転制御手段110に出力する。
そして、フリーズ演出実行手段は、計時手段により計時される計時時間が遅延時間(たとえば5秒)に達したことを契機に、遊技の進行の遅延を終了する旨の信号である遅延終了信号を回転制御手段110に出力する。
そして、遅延開始信号が入力されると、回転制御手段110は、加速処理の開始を一旦保留し、その後、遅延終了信号が入力されると、加速処理を開始する。これにより、スタートスイッチ33が操作されてから全ての回転リール45が所定の定常速度に達して正方向に定速回転するまでの時間が、通常の遊技の進行よりも遅れることとなり、遊技の進行が遅延することとなる。
また、フリーズ演出実行手段は、遅延時間が経過してフリーズ演出を終了したときに、フリーズ演出及び回転リール演出を実行した旨を示す実行信号を演出制御装置22に送信する。
なお、フリーズ演出実行手段は、複数の遅延時間のうちからいずれかを選択してフリーズ演出を実行するようにしてもよい。
(回転リール演出実行手段)
回転リール演出実行手段は、フリーズ演出中に、回転リール演出を実行するものである。本実施の形態では、回転リール演出実行手段は、フリーズ演出実行手段によりフリーズ演出が開始されたことを契機に、計時手段により計時される計時時間が遅延時間(たとえば5秒)に達するまで、3個すべての回転リール45を正方向とは逆の方向(以下、「逆方向」という。)に、所定の定常速度よりも低い速度で回転させる。
なお、回転リール演出としては、これに限られるものではない。たとえば、回転リール演出としては、回転リール45の回転を開始しない、正方向に回転、逆方向に回転、一部の回転リール45のみ回転、所定の定常速度より低速度で回転、所定の定常速度より高速度で回転、回転中の一旦停止、回転中の加速度変化、複数の回転リール45が順次回転開始、複数の回転リール45が同時に回転開始のうちの一又は複数の適宜の組み合わせとすることができる。たとえば、回転リール演出としては、「複数の回転リール45を逆方向に順次回転を開始させ、その後全ての回転リール45の回転を所定時間停止させ、その後、複数の回転リール45を正方向に順次回転を開始させる」などとすることができる。
また、回転リール演出実行手段145は、複数種類の回転リール演出のうちからいずれかを選択して実行するようにしてもよい。この場合には、たとえば、役抽選により当選した役に応じて選択して実行することができる。
(AT遊技中フラグ成立手段)
AT遊技中フラグ成立手段は、第1AT遊技中又は第2AT遊技中であることを示すAT遊技中フラグを成立又は消去するものである。本実施の形態では、AT遊技中フラグ成立手段は、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合に、AT遊技中フラグが成立していないときに、AT遊技中フラグを成立させる。
また、本実施の形態では、AT遊技中フラグ成立手段は、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が第2RT状態から第1RT状態へ移行された場合に、AT遊技中フラグを消去する。言い換えれば、AT遊技中フラグ成立手段は、第2RT状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示された場合に、AT遊技中フラグを消去する。
(不利益付所手段250)
上述の如く、本実施の形態では、不利益付所手段250は、遊技制御手段60に設けられている。また、本実施の形態では、不利益付所手段250は、AT遊技中フラグが成立していない場合であって、遊技状態が通常状態、第1RT状態又は第3RT状態である場合に、中停止スイッチ57又は右停止スイッチ58を最初に操作する操作順序でストップスイッチ34の操作が行われたときに、それ以降の所定回数(たとえば8回)の遊技にわたって、演出実行決定手段によるスイカ役又はチェリー役に当選した際におけるフリーズ演出及び回転リール演出を実行することの決定が行われないようにするペナルティ期間を設定する。
また、不利益付所手段250は、ペナルティ期間を設定してから所定回数(たとえば8回)の遊技を実行したとき、ペナルティ期間を解除する。
(外部信号送信制御手段150)
本実施の形態では、外部信号送信制御手段150は、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合に、AT遊技中フラグが成立していないときに、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号を送信する。また、外部信号送信制御手段150は、3回の遊技にわたって第1AT開始信号を送信する。すなわち、外部信号送信制御手段150は、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合に、AT遊技中フラグが成立していないときに、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号をON出力し、このON出力をそのまま3回の遊技にわたって継続し、3回の遊技が終了したときに、第1AT開始信号をOFF出力する。
なお、本実施の形態では、外部信号送信制御手段150は、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合に、AT遊技中フラグが成立しているときには、第1AT開始信号を送信しない。
(ATフラグ成立手段191)
本実施の形態では、ATフラグ成立手段191は、第1ATフラグ及び第2ATフラグのいずれもが成立していない場合に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたときに、第1ATフラグを成立させる。
また、本実施の形態では、ATフラグ成立手段191は、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立している場合に、第2RT状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたときに、成立している第1ATフラグ又は第2ATフラグを消去する。すなわち、ATフラグ成立手段191は、遊技状態移行制御手段140により、遊技状態が、第2RT状態から第1RT状態へ移行されるときに、成立している第1ATフラグ又は第2ATフラグを消去する。
つまり、本実施の形態では、第1AT遊技及び第2AT遊技は、報知演出実行手段194によるベル報知演出に従わずにストップスイッチ34の操作を遊技者が行った結果、第2RT状態において、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されて、遊技状態が、第2RT状態から第1RT状態へ移行されると、終了するものとなっている。
また、本実施の形態では、ATフラグ成立手段191は、後述する第1AT中断フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第1ATフラグを成立させる。
また、本実施の形態では、ATフラグ成立手段191は、後述する第2AT中断フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第2ATフラグを成立させる。
(AT中断フラグ成立手段)
AT中断フラグ成立手段は、AT中断フラグを成立又は消去するものである。本実施の形態では、AT中断フラグとして、第1AT遊技が中断したことを示す第1AT中断フラグと、第2AT遊技が中断したことを示す第2AT中断フラグとが設けられている。
そして、本実施の形態では、AT中断フラグ成立手段は、第1AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、第1AT中断フラグを成立させる。
また、AT中断フラグ成立手段は、第1AT中断フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第1AT中断フラグを消去する。なお、このとき、上述の如く、第1ATフラグが成立されて、中断した第1AT遊技が再開される。
また、AT中断フラグ成立手段は、第2AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、第2AT中断フラグを成立させる。
また、AT中断フラグ成立手段は、第2AT中断フラグが成立している場合に、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたときに、第2AT中断フラグを消去する。なお、このとき、上述の如く、第2ATフラグが成立されて、中断した第2AT遊技が再開される。
(AT遊技回数カウント手段193)
本実施の形態では、AT遊技回数カウント手段193は、第1ATフラグ及び第2ATフラグのいずれもが成立していない場合に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたときに、AT遊技回数カウンタのカウント値を「0」に設定する。
(報知演出実行手段194)
本実施の形態では、報知演出実行手段194は、第1AT中断フラグ又は第2AT中断フラグが成立している場合に、第1RT状態において、役抽選によりリプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したときに、リプレイB報知演出を実行する。
また、本実施の形態では、報知演出実行手段194は、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立している場合に、第2RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、ベル報知演出を実行する。
(抽選確率カウンタ197)
本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第1ATフラグ及び第2ATフラグのいずれもが成立していない場合に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたときに、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)を取得し、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定する。
また、本実施の形態では、有利遊技制御手段190は、第1ATフラグが成立している場合であって、抽選確率カウンタ197のカウント値を所定の閾値(本実施の形態では「100」)未満の場合に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたときに、抽選確率カウンタ197のカウント値を所定の閾値(「100」)に設定する。すなわち、本実施の形態では、第1AT遊技中に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合には、第1AT遊技が継続することが確定する。
(第2継続抽選手段196)
本実施の形態では、第2継続抽選手段196は、第2ATフラグが成立している場合であって、第2AT終了フラグが成立している場合に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたときに、第2AT終了フラグを消去する。すなわち、本実施の形態では、第2AT遊技中に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合には、第2AT遊技が継続することが確定する。
また、本実施の形態では、第2継続抽選手段196は、第1AT状態又は第2AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、第2AT終了フラグが成立しているときには、第2AT終了フラグを消去しない。
(特典付与手段199)
本実施の形態では、特典付与手段199は、第1AT状態又は第2AT状態において、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、第2AT予約フラグが成立しているときには、第2AT予約フラグを消去しない。
(数値生成手段200)
本実施の形態では、数値生成手段200は、第1ATフラグ及び第2ATフラグのいずれもが成立していない場合に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたときに、30個の数値を生成する。
(数値変更手段220)
本実施の形態では、数値変更手段220は、第1ATフラグ及び第2ATフラグのいずれもが成立していない場合であって、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合に、数値記憶手段210により1〜30番までの各記憶領域に格納されて記憶されている30個の数値のうち「10」の数値が連続して5個以上並んでいるときに、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちのいずれかを、「20」、「30」又は「40」のうちのいずれかに変更する。
(スロットマシン10の動作)
以下、図19〜図23に示すフローチャートに基づいて、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作の概略を説明する。なお、本実施の形態における第2AT継続抽選処理及びAT継続終了処理は、上記第1の実施の形態と同様である。また、本実施の形態に係るスロットマシン10の動作は、ステップ612〜ステップ622、ステップ624、ステップ625、ステップ631〜ステップ638、ステップ643及びステップ644の処理が上記第1の実施の形態と相違する。以下、相違点を中心に説明する。
図19に示すステップ600〜ステップ611において、上記第1の実施の形態におけるステップ100〜ステップ111と同様の処理が行われ、ステップ612に進む。
ステップ612において、演出実行決定手段により、スイカ役又はチェリー役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ613に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ619に進む。
ステップ613において、演出実行決定手段により、AT遊技中フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ614に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ616に進む。
ステップ614において、演出実行決定手段により、遊技状態が、通常状態又は第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、いずれかの遊技状態であると判断されると、ステップ615に進む。一方、いずれの遊技状態でもないと判断されると、ステップ625に進む。
ステップ615において、演出実行決定手段により、ペナルティ期間中であるか否かが判断される。ここで、ペナルティ期間中でないと判断されると、ステップ616に進む。一方、ペナルティ期間中であると判断されると、ステップ625に進む。
ステップ616において、演出実行決定手段により、フリーズ演出及び回転リール演出を実行するか否かを決定する抽選が行われる。そして、次のステップ617に進む。
ステップ617において、演出実行決定手段により、抽選の結果が当選であるか否かが判断される。ここで、当選であると判断されると、ステップ618に進む。一方、ハズレであると判断されると、ステップ625に進む。
ステップ618において、フリーズ演出及び回転リール演出などに関する処理であるフリーズ演出処理が行われる。そして、ステップ625に進む。
ステップ619において、有利遊技制御手段190により、ボーナス役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ620に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ623に進む。
ステップ620において、有利遊技制御手段190により、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ621に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ625に進む。
ステップ621において、ATフラグ成立手段191により、成立している第1ATフラグ又は第2ATフラグが消去される。そして、次のステップ622に進む。
ステップ622において、AT中断フラグ成立手段により、第1ATフラグが成立していた場合には、第1AT中断フラグが成立され、また、第2ATフラグが成立していた場合には、第2AT中断フラグが成立される。そして、ステップ625に進む。
ステップ623において、報知演出実行手段194により、ベル役又は再遊技役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ624に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ625に進む。
ステップ624において、報知演出実行手段194により、報知演出に関する報知処理が行われる。そして、次のステップ625に進む。
ステップ625において、回転制御手段110により、回転リールの回転を開始させる回転リール回転開始処理が行われる。具体的には、フリーズ演出及び回転リール演出が行われなかった場合には、回転制御手段110により、3個すべての回転リール45が正方向に回転を開始されて、その回転速度が所定の定常速度に達するまで加速処理が行われ、そして、回転リール45の回転速度が所定の定常速度に達したときには、回転リール45を所定の定常速度で定速回転させる定速処理が行われる。
また、フリーズ演出及び回転リール演出が行われた場合には、回転制御手段110により、所定の定常速度よりも低い速度で逆方向に回転している3個すべての回転リール45が正方向に回転を開始されて、加速処理が行われて、そして、定速処理が行われる。そして、次のステップ626に進む。
ステップ626〜ステップ630において、上記第1の実施の形態におけるステップ130〜ステップ134と同様の処理が行われ、次のステップ631に進む。
ステップ631において、演出制御手段170により、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたか否かが判断される。ここで、実行されたと判断されると、ステップ632に進む。一方、実行されなかったと判断されると、ステップ633に進む。
ステップ632において、演出制御手段170により、第1AT遊技の開始などに関する第1AT開始処理が行われる。そして、ステップ639に進む。
ステップ633において、ATフラグ成立手段191により、ブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ634に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、ステップ637に進む。
ステップ634において、ATフラグ成立手段191により、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ635に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ641に進む。
ステップ635において、ATフラグ成立手段191により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ636に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、ステップ641に進む。
ステップ636において、ATフラグ成立手段191により、成立している第1ATフラグ又は第2ATフラグが消去される。そして、ステップ641に進む。
ステップ637において、演出制御手段170により、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かが判断される。ここで、停止表示されたと判断されると、ステップ638に進む。一方、停止表示されていないと判断されると、ステップ639に進む。
ステップ638において、演出制御手段170により、第1AT遊技に関する処理である第1AT処理が行われる。そして、次のステップ639に進む。
ステップ639〜ステップ642において、上記第1の実施の形態におけるステップ137〜ステップ140と同様の処理が行われる。そして、次のステップ643に進む。
ステップ643において、AT遊技中フラグ成立手段により、遊技状態が、第2RT状態から第1RT状態へ移行されたか否かが判断される。ここで、移行されたと判断されると、ステップ644に進む。一方、移行されていないと判断されると、1回の遊技に係る処理が終了する。
ステップ644において、AT遊技中フラグ成立手段により、AT遊技中フラグが消去される。そして、1回の遊技に係る処理が終了する。
次に、上述したステップ618のフリーズ演出処理について説明する。
図20に示すステップ700において、計時手段により、計時が開始される。そして、次のステップ701に進む。
ステップ701において、フリーズ演出実行手段により、遊技の進行の遅延が開始される。すなわちフリーズ演出が開始される。そして、次のステップ702に進む。
ステップ702において、回転リール演出実行手段により、回転リール演出が実行される。そして、次のステップ703に進む。
ステップ703において、フリーズ演出実行手段により、遅延時間が経過したか否かが判断される。ここで、経過したと判断されると、ステップ704に進む。一方、経過していないと判断されると、再度ステップ703となる。
ステップ704において、フリーズ演出実行手段により、遊技の進行の遅延が終了される。すなわちフリーズ演出が終了される。そして、次のステップ705に進む。
ステップ705において、AT遊技中フラグ成立手段により、AT遊技中フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ706に進む。一方、成立していると判断されると、当該フリーズ演出処理が終了する。
ステップ706において、AT遊技中フラグ成立手段により、AT遊技中フラグが成立される。そして、次のステップ707に進む。
ステップ707において、外部信号送信制御手段150により、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号が送信される。そして、当該フリーズ演出処理が終了する。
次に、上述したステップ624の報知処理について説明する。
図21に示すステップ800において、報知演出実行手段194により、リプレイABD役、リプレイABCD役、リプレイABCE役又はリプレイABCDE役に当選したか否かが判断される。ここで、当選したと判断されると、ステップ801に進む。一方、当選していないと判断されると、ステップ804に進む。
ステップ801において、報知演出実行手段194により、第1AT中断フラグ又は第2AT中断フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ802に進む。一方、成立していないと判断されると、当該報知処理が終了する。
ステップ802〜ステップ805において、上記第1の実施の形態におけるステップ302〜ステップ305と同様の処理が行われ、ステップ806に進む。
ステップ806において、報知演出実行手段194により、遊技状態が第2RT状態であるか否かが判断される。ここで、第2RT状態であると判断されると、ステップ807に進む。一方、第2RT状態でないと判断されると、当該報知処理が終了する。
ステップ807において、報知演出実行手段194により、ベル報知演出が実行される。そして、当該報知処理が終了する。
次に、上述したステップ632の第1AT開始処理について説明する。
図22に示すステップ900において、演出制御手段170により、第1ATフラグ又は第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していないと判断されると、ステップ901に進む。一方、成立していると判断されると、ステップ906に進む。
ステップ901において、ATフラグ成立手段191により、第1ATフラグが成立される。そして、次のステップ902に進む。
ステップ902において、有利遊技制御手段190により、演出データ記憶手段180から第1AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選の初期値(「0」)が取得され、抽選確率カウンタ197のカウント値に設定される。そして、次のステップ903に進む。
ステップ903において、数値生成手段200により、30個の数値が生成される。そして、次のステップ904に進む。
ステップ904において、数値変更手段220により、数値記憶手段210により1〜30番までの各記憶領域に格納されて記憶されている30個の数値のうち「10」の数値が連続して5個以上並んでいるときに、連続して並んでいる5個以上の「10」の数値のうちのいずれかが、「20」、「30」又は「40」のうちのいずれかに変更される。そして、次のステップ905に進む。
ステップ905において、AT遊技回数カウント手段193により、AT遊技回数カウンタのカウント値が「0」に設定される。そして、当該第1AT開始処理が終了する。
ステップ906において、有利遊技制御手段190により、第1ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ907に進む。一方、成立していない、すなわち第2ATフラグが成立していると判断されると、ステップ909に進む。
ステップ907において、有利遊技制御手段190により、抽選確率カウンタ197のカウント値が閾値(「100」)未満であるか否かが判断される。ここで、閾値未満であると判断されると、ステップ908に進む。一方、閾値以上であると判断されると、当該第1AT開始処理が終了する。
ステップ908において、有利遊技制御手段190により、抽選確率カウンタ197のカウント値が閾値(「100」)に設定される。そして、当該第1AT開始処理が終了する。
ステップ909において、第2継続抽選手段196により、第2ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ910に進む。一方、成立していないと判断されると、当該第1AT開始処理が終了する。
ステップ910において、第2継続抽選手段196により、第2AT終了フラグが消去される。そして、当該第1AT開始処理が終了する。
次に、上述したステップ638の第1AT処理について説明する。
図23に示すステップ1000において、有利遊技制御手段190により、第1ATフラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ1001に進む。一方、成立していないと判断されると、ステップ1008に進む。
ステップ1001〜ステップ1007において、上記第1の実施の形態におけるステップ409〜ステップ415と同様の処理が行われ、当該第1AT処理が終了する。
ステップ1008において、有利遊技制御手段190により、第1AT中断フラグ又は第2AT中断フラグが成立しているか否かが判断される。ここで、成立していると判断されると、ステップ1009に進む。一方、成立していないと判断されると、当該第1AT処理が終了する。
ステップ1009において、有利遊技制御手段190により、遊技状態が第1RT状態であるか否かが判断される。ここで、第1RT状態であると判断されると、ステップ1010に進む。一方、第1RT状態でないと判断されると、当該第1AT処理が終了する。
ステップ1010において、ATフラグ成立手段191により、第1AT中断フラグが成立している場合には、第1ATフラグが成立され、また、第2AT中断フラグが成立している場合には、第2ATフラグが成立される。そして、次のステップ1011に進む。
ステップ1011において、AT中断フラグ成立手段により、成立している第1AT中断フラグ又は第2AT中断フラグが消去される。そして、当該第1AT処理が終了する。
(作用・効果)
このような構成としても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態では、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合に、AT遊技中フラグが成立していないときに、AT遊技中フラグを成立させるとともに、外部信号送信基板23を介して、遊技履歴表示装置24などに第1AT開始信号を3回の遊技にわたって送信する。言い換えれば、フリーズ演出及び回転リール演出が実行された場合に、AT遊技中フラグが成立しているときには、第1AT開始信号を送信しない。
また、通常演出状態において、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されると、演出状態が第1AT状態となり、第1AT遊技が開始される。そして、第1AT遊技中又は第2AT遊技中に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されると、実行している第1AT遊技又は第2AT遊技が継続することが確定する。
また、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、実行中の第1AT遊技又は第2AT遊技を中断して、当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了した後に、中断した第1AT遊技又は第2AT遊技を再開する。具体的には、ボーナス遊技が終了した後の通常状態においてブランク図柄が有効入賞ライン上に停止表示されることにより第1RT状態に移行し、第1RT状態において、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されると、第2RT状態に移行し、演出状態が第1AT状態又は第2AT状態となり、中断した第1AT遊技又は第2AT遊技が再開される。
すなわち、本実施の形態によれば、AT遊技中フラグの有無によって第1AT開始信号を送信するか否かが決まるので、フリーズ演出及び回転リール演出が実行される度に第1AT開始信号を送信する場合に比べて、第1AT遊技が開始された旨の情報をより正確に遊技履歴表示装置24などに送信することができる。具体的には、たとえば、演出状態が第1AT状態である場合に、フリーズ演出及び回転リール演出が実行されたときには、既に第1AT遊技中であり、あらためて第1AT遊技が開始されるわけではないので、第1AT開始信号を送信する必要がないところ、本実施の形態によれば、この場合に、第1AT開始信号を送信するのを防止することができるので、第1AT遊技が開始された旨の情報をより正確に遊技履歴表示装置24などに送信することができる。
なお、本実施の形態では、1回の遊技における遊技時間が予め定められた所定時間(以下、「ウェイト時間」と称す。)以下とならないないように制御するウェイト処理を行う場合には、ウェイト時間(たとえば4.1秒)が経過した後に、フリーズ演出及び回転リール演出を実行するようにしてもよいし、ウェイト時間を含んで遅延時間を計時して遊技の進行を遅延させてフリーズ演出を実行するとともに、回転リール演出を実行するようにしてもよい。
(他の実施の形態)
上述した実施の形態では、第2AT遊技は継続抽選の当選確率が一定の遊技であるが、これに限られるものではない。たとえば、第2AT遊技は、第1AT遊技と同様の遊技であって、抽選確率カウンタ197の初期値が所定の値(たとえば「50」)である遊技としてもよい。すなわち、継続抽選の当選確率が50%である状態で開始される遊技としてもよい。また、たとえば、第2AT遊技は、第1AT遊技と同様の遊技であって、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序(押し順)の一部又は全部を遊技者に報知する遊技としてもよい。具体的には、たとえば、リプレイB役を構成する図柄の組み合わせを有効入賞ライン上に停止表示させるためのストップスイッチ34の操作順序(押し順)が「中→左→右」の順序である場合には、最初に操作すべきストップスイッチ34は、中停止スイッチ57であることを遊技者に報知することができる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、第1AT予約フラグが成立している状態を、第1AT遊技へ移行する準備状態として取り扱い、報知演出実行手段194は、第1AT予約フラグが成立している場合に、第1RT状態又は第3RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、ベル報知演出を実行するようにしてもよい。また同様に、上述した第3の実施の形態においても、第1AT中断フラグ又は第2AT中断フラグが成立している状態を、第1AT遊技又は第2AT遊技を再開する準備状態として取り扱い、報知演出実行手段194は、第1AT中断フラグ又は第2AT中断が成立している場合に、第1RT状態又は第3RT状態において、役抽選により左ベルA役〜左ベルC役、中ベルA役〜中ベルC役及び右ベルA役〜右ベルC役のうちのいずれかに当選したときに、ベル報知演出を実行するようにしてもよい。このようにすると、準備状態も遊技者にとって有利なものとなる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、第1AT移行決定手段192は、第1AT遊技が終了したときに、演出状態を第1AT状態にするか否かを抽選により決定するようにしてもよい。第1AT遊技が終了したときに演出状態を第1AT状態にすることを決定した場合には、所定の遊技回数が経過した後に、第1AT予約フラグ又は第1ATフラグを成立させるようにすることができる。また同様に、第3の実施の形態においても、第1AT遊技が終了したとき、すなわちAT遊技中フラグが消去されたときに、演出実行決定手段は、フリーズ演出及び回転リール演出を実行するか否かを抽選により決定するようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、第1AT移行決定手段192は、役抽選によりボーナス役に当選した場合に、演出状態を第1AT状態にすることを決定したときには、当選したボーナス役に対応するボーナス遊技が終了してから所定の遊技回数が経過した後に、第1AT予約フラグを成立させるようにしてもよい。
また、上述した第3の実施の形態では、AT遊技中フラグが成立してい場合に、フリーズ演出及び回転リール演出を実行したときには、フリーズ演出及び回転リール演出を実行してから予め定められた所定の遊技回数が経過した後に、AT遊技中フラグを成立させるとともに、第1ATフラグを成立させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、1セット(30回)の第1AT遊技又は第2AT遊技が終了した場合に、継続抽選の結果が第1AT遊技又は第2AT遊技を継続するものであったときには、次の遊技から、次のセットの第1AT遊技又は第2AT遊技を開始するものであるが、これに限られるものではない。たとえば、1セットの第1AT遊技又は第2AT遊技が終了した場合に、継続抽選の結果を遊技者に報知するための演出区間として所定の遊技回数(たとえば2回)を設けることができる。なお、この演出区間は、第1AT遊技又は第2AT遊技中とすることができ、この演出区間中においても、第1AT遊技又は第2AT遊技と同様に、ベル報知演出を実行することができる。また、1セットの第1AT遊技が終了して第2AT遊技へ移行する場合及び1セットの第2AT遊技が終了して第1AT遊技へ移行する場合にも同様に、この演出区間を設けることができる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選したときに、抽選確率カウンタ197のカウント値を初期値にリセットするとともに、AT遊技回数カウンタのカウント値を「0」にリセットするようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、実行中の第1AT遊技又は第2AT遊技が終了して、ボーナス遊技が終了した後に新たに第1AT遊技が開始されるものであるが、これに限られるものではない。たとえば、第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、ボーナス遊技が終了した後に新たに第2AT遊技を開始するようにしてもよい。この場合に、新たに開始する第2AT遊技では、新たに継続抽選の抽選確率を決定し、継続抽選を行うようにしてもよいし、また、終了した前回の第2AT遊技における継続抽選の抽選確率で新たに継続抽選を行うようにしてもよいし、また、終了した前回の第2AT遊技における継続抽選の結果(第2AT終了フラグが成立しているか否かの状態)を引き継ぐようにしてもよい。
また同様に、第1AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、ボーナス遊技が終了した後に新たに第2AT遊技を開始するようにしてもよい。この場合には、ボーナス遊技が終了した後に新たに開始する遊技を第1AT遊技とするか又は第2AT遊技とするかを所定の抽選により決定するようにしてもよい。このようにすると、第1AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合にも、第2AT遊技へ移行する期待感を遊技者に持たせることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
また、たとえば、第1AT遊技又は第2AT遊技において、役抽選によりボーナス役に当選した場合には、実行中の第1AT遊技又は第2AT遊技を中断して、ボーナス遊技が終了した後に中断した第1AT遊技又は第2AT遊技を再開するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、数値生成手段200は、継続抽選の抽選確率を変更するための数値として、継続抽選の値数を生成するようにしてもよい。この場合には、表示制御手段240は、数値記憶手段210により1〜4番までのそれぞれの番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている4個の値数に基づいて、加算される継続抽選の当選確率の数値(%)を表示装置55に表示させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、数値生成手段200は、第1AT遊技を開始するときに、30個の数値を生成し、その後、毎遊技1個の数値を生成するものであるが、これに限られるものではない。たとえば、数値生成手段200は、1セットの第1AT遊技を開始する度に、30個の数値を生成するようにしてもよい。
また、たとえば、数値生成手段200は、第1AT遊技を開始するときに、1個の数値を生成し、その後、毎遊技1個の数値を生成するようにしてもよい。この場合には、表示制御手段240は、数値記憶手段210により記憶されている1個の数値又は1個の数値を示唆する画像を、毎遊技順次更新しながら表示装置55に表示させることができる。
また、数値生成手段200は、1セットの第1AT遊技における各回の遊技に対応して数値が設けられた抽選確率テーブルを用いて、数値を生成するようにしてもよい。
また、上述した第1及び第3の実施の形態では、抽選確率変更手段198は、抽選確率カウンタ197のカウント値に今回変更数値を加算し、また、上述した第2の実施の形態では、抽選確率変更手段198は、抽選確率カウンタ197のカウント値から今回変更数値を減算するものであるが、これに限れるものではない。抽選確率変更手段198は、抽選確率カウンタ197のカウント値に対して今回変更数値を用いて乗算又は除算するようにしてもよい。たとえば、今回変更数値が「10」である場合に乗算するときには、今回変更数値を割合(%)として取り扱い、抽選確率カウンタ197のカウント値が10%増加するように、抽選確率変更手段198は、抽選確率カウンタ197のカウント値に「1.1」を乗算することができる。また、たとえば、今回変更数値が「10」である場合に除算するときには、今回変更数値を割合(%)として取り扱い、抽選確率カウンタ197のカウント値が10%減少するように、抽選確率変更手段198は、抽選確率カウンタ197のカウント値を「0.9」で除算することができる。
また、上述した実施の形態では、継続抽選の抽選確率を、ポイント(P)などによって管理するようにしてもよい。たとえば、抽選確率カウンタ197のカウント値が「1P」の場合には、継続抽選の当選確率を10%とし、また、抽選確率カウンタ197のカウント値が「10P」の場合には、継続抽選の当選確率を100%とするようにしてもよい。この場合には、数値生成手段200は、継続抽選の抽選確率を変更するための数値として、ポイントを生成するようにすることができる。そして、表示制御手段240は、数値記憶手段210により1〜4番までのそれぞれの番号が付された記憶領域に格納されて記憶されている4個のポイントに基づいて、加算される継続抽選の当選確率の数値(%)を表示装置55に表示させるようにすることができる。
また、上述した実施の形態において、各回転リール45の周囲に付されている図柄の配列、及び入賞ラインについては、本発明の目的を達成できる範囲内で、適宜変更することができる。
また、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形および改良なども含むものである。また、本発明は、上述した実施の形態を適宜組み合わせる、または組み替えることもできる。
10 スロットマシン(遊技機) 33 スタートスイッチ
34 ストップスイッチ 45 回転リール
120 停止制御手段 140 遊技状態移行制御手段
150 外部信号送信制御手段 190 有利遊技制御手段
192 第1AT移行決定手段(有利遊技移行決定手段)
194 報知演出実行手段(報知制御手段)

Claims (3)

  1. 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
    すべての回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールに対応して設けられ、かつ各回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、を備え、
    遊技媒体のベットにより遊技の開始を可能とし、スタートスイッチの操作を条件として回転リールの回転を開始させ、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行い、該抽選の結果及びストップスイッチの操作に基づいて回転リールの回転を適位置で停止させ、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されたか否かの判定を行い、該判定の結果に応じて所定の利益を遊技者に付与する又は付与しないことで1回の遊技が終了する遊技機であって、
    少なくとも第1状態と、第1状態とは異なる第2状態とを含む複数の遊技状態の間で遊技状態の移行を制御する遊技状態移行制御手段と、
    遊技機外部の外部装置に送信する信号である外部信号の送信を制御する外部信号送信制御手段と、を備え、
    遊技状態移行制御手段は、
    第1状態において、第2状態へ移行するための第2状態移行条件を満たした場合に、遊技状態を第2状態へ移行させ、
    第2状態において、第1状態へ移行するための第1状態移行条件を満たした場合に、遊技状態を第1状態へ移行させ、
    外部信号送信制御手段は、
    第1状態において、第2状態移行条件を満たした場合に特定の外部信号を外部装置に送信するものの、遊技状態移行制御手段により遊技状態が第2状態から第1状態へ移行され、この第1状態において、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に一度も停止表示されていない状態で、第2状態移行条件を満たした場合には、特定の外部信号を外部装置に送信しないように形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 外部信号送信制御手段は、
    特定の外部信号を外部装置に送信する場合には、特定の外部信号を所定の遊技回数にわたって送信するように形成され、
    特定の外部信号を送信している間に、第1状態において、第2状態移行条件を満たした場合には、特定の外部信号の再度の送信は行わないように形成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 演出状態として、
    通常の演出状態である通常演出状態と、
    通常演出状態よりも遊技者にとって有利な演出状態である有利演出状態と、を備え、
    役抽選の結果が特定の結果である場合に、ストップスイッチの操作態様に応じて、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示され得るように回転リールの回転を停止させる停止制御を行う停止制御手段と、
    演出状態が有利演出状態である有利遊技を制御する有利遊技制御手段と、
    有利遊技へ移行するか否かを決定する有利遊技移行決定手段と、を備え、
    有利遊技制御手段は、
    有利遊技移行決定手段により有利遊技へ移行することが決定されている場合に、遊技状態移行制御手段により遊技状態が第2状態へ移行されたときに、有利遊技を開始し、所定の終了条件を満たすまでは遊技状態移行制御手段により遊技状態が第2状態から第1状態へ移行されても有利遊技を終了しないように形成され、
    有利遊技において、遊技状態が第1状態でありかつ役抽選の結果が特定の結果である場合に、特定の図柄の組み合わせが有効入賞ライン上に停止表示されることを回避するためのストップスイッチの操作態様を遊技者に報知する報知制御手段を備え、
    外部信号送信制御手段が送信する特定の外部信号は、有利遊技が開始された旨を示す有利遊技開始信号であることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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