JP2006034462A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機本体の前面に立体的構造を設けることによって各種部材の配設スペースを拡大した遊技機を提供する。
【解決手段】 ガラス扉枠4の前面にて前方へ張り出し且つガラス扉枠4との間に空間部47hを有する張出し部47を備えているので、空間部47h内を遊技領域14上部の配設スペースとして活用しつつ、ガラス扉枠4前面にて立体的に設けられた張出し部47に図柄変動表示装置57や音声出力部59を配設することができる。よって、ガラス扉枠4前面に立体的構造を形成することにより、各種部材の配設スペースを拡大することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン、パチロット遊技機等の各種の遊技機に関するものである。
近年、従来に比べて遊技領域を大型化したパチンコ遊技機が実用化されている。例えば、図19に示す従来のパチンコ遊技機501では、遊技領域514を臨む略円形の窓部541が設けられたガラス扉枠504下部に上皿554を一体的に設けると共に、遊技領域514とガラス扉枠504の上端又は左右両端から遊技領域514までの最小距離を50mm程度まで縮小することにより、遊技領域514の直径を従来よりも約60mm長い440mm程度に拡大されている。このパチンコ遊技機501によれば、大型の遊技領域514内を遊技球が落下することによるダイナミックな遊技を楽しめるようになっている。
一方、遊技機には、遊技者が長時間に亘って退屈させることなく遊技を楽しめるようにするために、遊技領域内に設けられた図柄変動表示装置とは別に、遊技場側から送信されるニュース、天気予報、広告情報、お知らせ等各種の情報を画面表示可能な表示部を配設したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−33172号公報
しかしながら、図19に示す従来のパチンコ遊技機501では、ガラス扉枠504において遊技領域514が占める割合が大きくなり、ガラス扉枠504上に情報表示用の表示部や演出用の発光部等の各種部材を配設するためのスペースを確保することが困難となっているという問題がある。
解決しようとする課題は、遊技機本体の前面に立体的構造を設けることによって各種部材の配設スペースを拡大した遊技機を提供することである。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.遊技機本体の前面に各種の部材が配設された遊技機において、
前記本体の前面にて前方へ張り出し且つ前記本体との間に空間部を有する張出し部を備えたことを特徴とする遊技機。
手段1によれば、遊技機本体の前面にて前方へ張り出し且つ本体との間に空間部を有する張出し部を備えることにより、本体前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。すなわち、張出し部と本体との間に形成される空間部内を遊技領域の一部や各種部材の配設スペースとして活用しつつ、本体前面にて立体的に設けられた張出し部に表示部や音声出力部等の各種部材を配設することができるので、本体前面における各種部材の配設スペースを確実に拡大することができる。
2.前記張出し部は、前記本体前面に配設された所定の部材を跨ぐアーチ状に形成されたことを特徴とする手段1に記載の遊技機。
手段2によれば、張出し部が本体前面に配設された所定の部材を跨ぐアーチ状に形成されているので、本体前面における所定部材の形状や配置に影響を及ぼすことなく、本体前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。尚、所定の部材は、遊技領域の一部、表示部、音声出力部等の従来より遊技機の本体前面に配設されている各種の部材である。
3.前記張出し部に、画面表示可能な表示部を配設したことを特徴とする手段1又は2に記載の遊技機。
手段3によれば、表示部が遊技機本体の前面にて前方へ張り出す張出し部に配設されているので、より遊技者に近い位置で見易い画面表示を行うことができる。
4.前記表示部は、前記張出し部の前面部から奥まった位置に配設されたことを特徴とする手段3に記載の遊技機。
手段4によれば、表示部が張出し部の前面部から奥まった位置に配設されているので、当該遊技機の遊技者には見易く画面表示可能であると共に、当該遊技者以外の視線から遮蔽することができるため、例えば、大当り発生の期待感が高まるリーチ遊技状態等に周囲の遊技者によって表示部を覗き見されて当該遊技者が不快感な気分にさせられることを防止できる。
5.前記表示部を挟んで左右に壁状の遮蔽部を配設したことを特徴とする手段3又は4に記載の遊技機。
手段5によれば、表示部を挟んで左右に壁状の遮蔽部が配設されているので、当該遊技機の遊技者には見易く画面表示可能であると共に、当該遊技者以外の視線から遮蔽することができるため、例えば、大当り発生の期待感が高まるリーチ遊技状態等に周囲の遊技者によって表示部を覗き見されて当該遊技者が不快感な気分にさせられることを防止できる。
6.前記表示部は、所定の傾斜角となるように回動可能に配設されたことを特徴とする手段3乃至5のいずれかに記載の遊技機。
手段6によれば、表示部は、所定の傾斜角となるように回動可能に配設され、表示部が遊技者の視線方向となるように傾斜角を調整可能であるので、遊技者は、より一層容易に画面表示を視認することができる。
7.前記表示部は、曲面状に配設されたことを特徴とする手段3乃至6のいずれかに記載の遊技機。
手段7によれば、表示部が曲面状に配設されているので、外部からの光の写り込みが防止されて表示部における画面表示の視認がより一層容易となる。尚、表示部は、可撓性を有する材質からなるディスプレイ(例えば、ELディスプレイ)によって構成することが好ましい。
8.前記表示部は、タッチパネル式ディスプレイからなることを特徴とする手段3乃至7のいずれかに記載の遊技機。
手段8によれば、表示部がタッチパネル式ディスプレイからなるので、遊技者が指で表示部の表面に触れることによって容易に各種の入力操作を行うことができる。
9.前記表示部は、液晶ディスプレイからなることを特徴とする手段3乃至8のいずれかに記載の遊技機。
手段9によれば、表示部が液晶ディスプレイからなるので、高精細で見易い画面表示を行うことができる。
10.前記表示部は、ELディスプレイからなることを特徴とする手段3乃至8のいずれかに記載の遊技機。
手段10によれば、表示部がELディスプレイからなるので、高輝度で見易い画面表示を行うことができる。また、ELディスプレイは可撓性を有する材質からなるので、曲面状に配設することにより、外部からの光の写り込みを防止して画面表示の視認をより一層容易とすることができる。
11.前記表示部は、LEDディスプレイからなることを特徴とする手段3乃至8のいずれかに記載の遊技機。
手段11によれば、表示部がLEDディスプレイからなるので、安価な構成で見易い画面表示を行うことができる。
12.前記表示部は、所定の遊技の実行に関連して画面表示するように構成されたことを特徴とする手段3乃至11のいずれかに記載の遊技機。
手段12によれば、遊技者により注視される所定の遊技の実行に関連した画面表示を、当該遊技者に見易く表示することができる。
13.前記表示部は、複数の図柄列が変動表示される図柄変動表示装置によって構成されたことを特徴とする手段12に記載の遊技機。
手段13によれば、図柄変動表示装置が張出し部に設けられているので、遊技者によって注視される複数の図柄列の変動表示を、当該遊技者に見易く表示することができる。
14.前記図柄変動表示装置は、変動表示される複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停止時の組合せが大当り図柄の組合せであるリーチ遊技状態となったときにリーチ演出を実行するように構成されたことを特徴とする手段13に記載の遊技機。
手段14によれば、図柄変動表示装置が張出し部に設けられているので、遊技者によって注視され且つ大当り発生の期待感が高まるリーチ演出表示を、当該遊技者に見易く表示することができる。
15.前記表示部は、外部より受信した表示用データに基づいて画面表示を行うように構成されたことを特徴とする手段3乃至11のいずれかに記載の遊技機。
手段15によれば、表示部は、外部(例えば、ホールサーバ等)より受信した広告宣伝情報、ニュース、お知らせ等に関する表示用データに基づいて各種の情報を画面表示することができる。
16.前記表示用データは、インターネット等の通信回線を介して受信されることを特徴とする手段15に記載の遊技機。
手段16によれば、表示部が、インターネット等の通信回線を介して受信された広告宣伝情報、ニュース、お知らせ等に関する表示用データに基づいて各種の情報を画面表示することができる。
17.前記張出し部に、音声出力可能な音声出力部を配設したことを特徴とする手段1乃至16のいずれかに記載の遊技機。
手段17によれば、音声出力部が遊技機本体の前面にて前方へ張り出す張出し部に配設されているので、遊技者から近い位置で音声を明瞭に聴取させることができる。
18.前記音声出力部は、遊技者方向に向けて傾斜配置されたことを特徴とする手段17に記載の遊技機。
手段18によれば、音声出力部が遊技者方向に向けて傾斜配置されているので、より直接的に音声が遊技者の耳に到達し、遊技者は音声を一層明瞭に聴取することができる。
19.前記音声出力部は、前記張出し部に複数配設されたことを特徴とする手段17又は18に記載の遊技機。
手段19によれば、張出し部に複数の音声出力部が配設されているので、複数の音声出力部からそれぞれ音声が出力されることによって、遊技者は立体的な音響を楽しむことができる。
20.前記張出し部に、発光部を配設したことを特徴とする手段1乃至19のいずれかに記載の遊技機。
手段20によれば、発光部が遊技者の目に付きやすく且つ立体的構造を有する張出し部に配設されているので、光による効果的な演出を行うことにより、遊技の興趣を増大させることができる。また、本体前面のスペースが小さい場合でも、張出し部上に大型の発光部を構成することができる。
21.前記発光部は、発光ダイオード又は電球を備えたことを特徴とする手段20に記載の遊技機。
手段21によれば、発光ダイオード又は電球を用いて発光部を安価に構成することができる。
22.前記張出し部に、遊技者によって操作される操作部を配設したことを特徴とする手段1乃至21のいずれかに記載の遊技機。
手段22によれば、遊技者から見易く且つ手が届きやすい張出し部に操作部が配設されているので、遊技者は操作部において容易に所定の操作を行うことができる。
23.前記操作部は、遊技機本体において実行される遊技内容に関連する遊技用操作スイッチを備えたことを特徴とする手段22に記載の遊技機。
手段23によれば、遊技者から見易く且つ手が届きやすい張出し部に遊技用操作スイッチが設けられているので、遊技者は遊技機本体において実行される遊技内容に関連する操作を容易に行うことができる。
24.前記操作部は、遊技球の貸し出し機能に関連する貸球用操作スイッチを備えたことを特徴とする手段22又は23に記載の遊技機。
手段24によれば、遊技者から見易く且つ手が届きやすい張出し部に貸球用操作スイッチが設けられているので、遊技球の貸し出し機能に関連する操作を容易に行うことができる。
25.前記操作部は、遊技球の貸し出しを実行するための貸し出しスイッチを備えたことを特徴とする手段22乃至24のいずれかに記載の遊技機。
手段25によれば、遊技者から見易く且つ手が届きやすい張出し部に貸し出しスイッチが設けられているので、遊技球の貸し出しを実行するための操作を容易に行うことができる。
26.前記操作部は、遊技球の貸し出しに用いる価値媒体の返却を実行するための返却スイッチを備えたことを特徴とする手段22乃至25に記載の遊技機。
手段26によれば、遊技者から見易く且つ手が届きやすい張出し部に返却スイッチが設けられているので、遊技球の貸し出しに用いる価値媒体の返却を実行するための操作を容易に行うことができる。
27.前記操作部は、遊技球の貸し出し可能状態を表示する貸出可能状態表示部を備えたことを特徴とする手段22乃至26のいずれかに記載の遊技機。
手段27によれば、遊技者から見易い張出し部に貸出可能状態表示部が設けられているので、遊技球の貸し出し可能状態を容易に確認できる。
28.前記操作部は、遊技球の貸し出しに用いる価値媒体における価値の残高を表示する残高表示部を備えたことを特徴とする手段22乃至27のいずれかに記載の遊技機。
手段28によれば、遊技者から見易い張出し部に残高表示部が設けられているので、価値媒体における価値の残高を容易に確認できる。
29.前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする手段1乃至28のいずれかに記載の遊技機。
手段29によれば、パチンコ遊技機において、本体の前面にて前方へ張り出し且つ本体との間に空間部を有する張出し部を備えることにより、本体前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。
30.前記張出し部は、遊技球が流下する遊技領域を臨む窓部にガラスを設けたガラス扉枠に設けられたことを特徴とする手段29に記載の遊技機。
手段30によれば、遊技領域を臨む窓部にガラスを設けたガラス扉枠を備えたパチンコ遊技機において、ガラス扉枠前面にて前方へ張り出し且つ遊技機本体との間に空間部を有する張出し部を備えることにより、ガラス扉枠前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。
31.前記張出し部は、前記遊技領域の上部を左右方向に跨ぐアーチ状に形成されたことを特徴とする手段30に記載の遊技機。
手段31によれば、張出し部が、遊技領域の上部を左右方向に跨ぐアーチ状に形成されているので、遊技領域が本体前面の上端近傍にまで及ぶように設けられて本体前面上部に各種部材の配設に必要な面積を確保できない場合でも、張出し部に各種部材の配設スペースを確保することができる。
32.前記張出し部は、前記遊技領域の右端又は左端を上下方向に跨ぐアーチ状に形成されたことを特徴とする手段30に記載の遊技機。
手段32によれば、張出し部が、遊技領域の右端又は左端を上下方向に跨ぐアーチ状に形成されているので、遊技領域が本体前面の右端又は左端近傍にまで及ぶように設けられて本体前面右端又は左端部分に各種部材の配設に必要な面積を確保できない場合でも、張出し部に各種部材の配設スペースを確保することができる。
33.前記遊技機は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、前記各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出されるパチロット遊技機であることを特徴とする手段1乃至28のいずれかに記載の遊技機。
手段33によれば、パチロット遊技機において、本体の前面にて前方へ張り出し且つ本体との間に空間部を有する張出し部を備えることにより、本体前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。
34.前記遊技機は、スロットマシンであることを特徴とする手段1乃至28のいずれかに記載の遊技機。
手段34によれば、スロットマシンにおいて、本体の前面にて前方へ張り出し且つ本体との間に空間部を有する張出し部を備えることにより、本体前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。
本発明によれば、遊技機本体の前面にて前方へ張り出し且つ本体との間に空間部を有する張出し部を備えることにより、本体前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。すなわち、張出し部と本体との間に形成される空間部内を遊技領域の一部や各種部材の配設スペースとして活用しつつ、本体前面にて立体的に設けられた張出し部に表示部や音声出力部等の各種部材を配設することができるので、本体前面における各種部材の配設スペースを確実に拡大することができる。
以下、本発明の遊技機を具体化した各実施形態について説明する。最初に、第一の実施形態であるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」と称する)1について説明する。パチンコ機1は、内部の遊技球払い出し機構を利用して遊技球の貸し出しを行うCR機と称されるタイプのパチンコ機であり、図1に示すように、カードユニット20が隣接配置され且つ電気的に接続されている。カードユニット20は、予め金額情報が記録された価値媒体としてのプリペイドカード22を投入可能なカード投入口21を有し、プリペイドカード22から金額情報の読み出し及び書き込みが可能となっている。
パチンコ機1は、図1乃至図7に示すように、外枠2と、その外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開閉可能に支持された前面枠3とを備えている。外枠2は、パチンコ機1のベースとなる枠であり、板材により全体として矩形状に構成されている。尚、本実施の形態では、外枠2は木製であって、上下方向の長さは808mm、左右方向の長さは520mmとなっている。また、前面枠3は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂により構成されている。前面枠3の開閉軸線はパチンコ機1の正面から見て左側に上下に延びるように設定されている。尚、外枠2は樹脂により構成されていてもよく、あたかも外枠2及び前面枠3が一体物に見えるように構成されていてもよい。
前面枠3には、後述する下皿ユニット51を除く前面枠3の前面側を覆うように、ガラス扉枠4が開閉自在に設けられている。また、張出し部47以外の外枠2,前面枠3及びガラス扉枠4を含むパチンコ機1のすべての構成部材が本発明の遊技機本体を構成するものである。また、ガラス扉枠4の開閉軸線(軸支部)もパチンコ機1の正面から見て左側に上下に延びるように設定されている。詳しくは、ガラス扉枠4の背面図である図7に示すように、ガラス扉枠4の裏側から見て右側の上端部付近に回動軸91が設けられ、図7に示すように前面枠3の正面から見て左側の上端部付近には回動軸91が嵌め込まれる軸受部92が設けられている。また、軸受部92の下方には、上方に突出する突回動軸93が設けられ、ガラス扉枠4の下側面には、前記回動軸91の下方位置において、前記突回動軸93を嵌め込むための図示しない軸受凹部が設けられている。そして、突回動軸93を前記軸受凹部に嵌め込み、回動軸91を軸受部92に嵌め込むことによって、ガラス扉枠4が軸支され開閉可能となる。このように本実施の形態では、回動軸91と突回動軸93を結ぶ線がガラス扉枠4の開閉軸線として設定されている。
また、ガラス扉枠4には、裏側から一対のガラス42が並行して取り付けられている。ガラス扉枠4の左右方向の長さは、前面枠3とほぼ同等であり、そのガラス扉枠4によって前面枠3下部に設けられた下皿ユニット51を除く殆どの部分が覆われるようになっている。
前記前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤5が着脱可能に装着されている。なお、遊技盤5は、その周縁部が前面枠3の裏側に当接した状態で取り付けられており、図6では、遊技盤5の前面部の略中央部分だけが前面枠3の前面側に露出した状態となっている。この遊技盤5の上下方向の長さは476mm、左右方向の長さは451mmとなっている。また、遊技盤5には、ルータ加工が施されることによって複数の開口部が形成されており、各開口部には、普通入賞チャッカー6、可変入賞装置7、作動チャッカー8、スルーチャッカー10等が配設されている。
尚、後述する図柄変動表示装置57の制御を行う表示制御基板や、スピーカ59における音声出力の制御を行う音声制御基板を含む各種の制御基板は、図5に示すように、遊技盤5の背面側に設けた透明樹脂製の裏パック5aによって覆われている。また、パチンコ機1の主制御を行うメイン基板はメイン基板ボックス5bに、入賞による遊技球の払い出しやカードユニット20からの貸し出し要求に基づいて遊技球の払い出しを行う払出ユニット5d及び遊技球の発射を行う発射装置31の制御を行う払出発射制御基板は払出発射制御基板ボックス5cにそれぞれ収納されている。
また、可変入賞装置7は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態になっている。より詳しくは、作動チャッカー8に対し遊技球Bが入賞することに基づいて、図柄変動表示装置57の液晶表示部の図柄が可変表示される。そして、確定された図柄の組合わせが予め設定した特定の図柄の組合わせとなったこと、ここでは停止した図柄が特定の組み合わせであることを必要条件に特別遊技状態が発生し、可変入賞装置7の大入賞口が所定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球Bが入賞しやすい状態(大当り遊技状態)になるよう構成されている。尚、図柄変動表示装置57において変動表示される複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停止時の組合せが大当り図柄の組合せであるリーチ遊技状態となったときに、図柄変動表示装置57においてリーチ演出画面が表示されると共に、リーチ遊技状態の発生が後述するスピーカ59から出力される効果音によって報知される。
また、周知のとおり、前記一般入賞口6、可変入賞装置7、作動チャッカー8に遊技球Bが入賞することに基づいて、後述する上皿54(場合によっては下皿53)に対し所定数の景品球が払い出されるようになっている。また、遊技盤5には、遊技球Bの落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車9等の各種部材(役物)が配設されている。
さて、前記前面枠3は、外形が前記外枠2とほぼ同一形状をなす樹脂ベース11と、この樹脂ベース11の最内周側に位置し略円弧状をなすよう一体形成された内レール12と、主として図の左側の内レール12に対し所定間隔を隔てて前記樹脂ベース11に一体形成された外レール13とを備えている。これら内レール12及び外レール13は遊技球発射ハンドル52の回動操作に基づき発射装置31から発射された遊技球Bを遊技盤5上部へ案内する発射路としての役割を主として果たすものである。従って、内レール12と外レール13とが並行する部分(向かって左側の部分)によって、誘導レールが構成されることとなる。
前記内レール12の下端部付近において、遊技盤5には遊技球Bを導出するアウト口25が形成されている。そして、遊技盤5の下部に落下した遊技球の多くは、このアウト口25を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。このような構成の下、前面枠3の内周側の窓孔によって主として遊技領域の外延が確定されており、前面枠3に対し遊技盤5が装着された状態にあっては、内レール12及び外レール13が遊技盤5に当接又は近接した状態となる。そして、発射装置31により発射された遊技球Bは、主として外レール13によって遊技盤5の上部へと案内される。また、遊技盤5には、遊技球の払い出しを行う払出口32が設けられ、この払出口32に連通するようにガラス扉枠4側に払出口45が設けられている(図6及び図7参照)。
次に、遊技領域14について説明する。本実施の形態では、遊技領域14を、パチンコ機1の正面から見て、内レール12及び外レール13によって囲まれる領域のうち、内外レール12,13の並行部分である誘導レールの領域を除いた領域としている。また、パチンコ機1において、外レール13の最上部地点から遊技盤5下部までの間の距離は462mm、外レール13の極左位置から内レール12の極右位置までの間の距離は449mmとなっている。また、内レール12の極左位置から内レール12の極右位置までの間の距離は432mmとなっている。
ここで、ガラス扉枠4について説明する。ガラス扉枠4には、前記遊技領域14の殆どを外部から視認することができるように略楕円形状の窓部41が形成されている。具体的には、前記窓部41は、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。本実施の形態において、前記窓部41の上端(外レール13の最上部、遊技領域の上端)と、ガラス扉枠4の上端との間の距離(いわゆる上部フレーム部分の上下幅)は50mmとなっており、85mm〜95mm程度上部フレーム幅がある従来技術に比べ、著しく短くなっている。なお、上記距離は、80mm以下であることが望ましく、より望ましくは70mm以下であり、さらに望ましくは60mm以下である。勿論、所定の強度が確保できるのであれば、50mm以下であっても差し支えない。
また、窓部41の左端と、ガラス扉枠4の左端との間の最短距離(いわゆる左側部フレーム部分の左右幅)は、ガラス扉枠4自体の強度及び支持強度を高めるために比較的大きく設定されている。より詳しくは、図1及び図6を相互に比較すると明らかなように、ガラス扉枠4が閉じられた状態において、外レール13の左側部は勿論、内レール12の左側部も前記左側部フレーム部分によって覆い隠される。すなわち、誘導レールの一部が覆い隠される。このように遊技球Bが一時的に視認困難となったとしても、それは、遊技球Bが遊技領域14に案内される通過点に過ぎず、遊技者が主として遊技を楽しむ遊技領域において遊技球Bが視認困難となるわけではない。そのため、実際の遊技に際しては何ら支障が生じない。また、このような支障が生じない一方で、ガラス扉枠4の十分な強度及び支持強度が確保可能となっている。ちなみに、外レール13の左端位置と外枠2の左端位置との左右方向の距離は21mm、遊技領域の右端位置(内レール12の右端位置)と外枠2右端位置との左右方向の距離は44mmとなっている。また、ガラス扉枠4には、図5に示すように、その左右フレーム部分の裏側において、そのガラス扉枠4を補強するための例えば金属製の補強部材43,44が取り付けられている。
ガラス扉枠4の前面上部には、前方へ張り出し状に形成され且つガラス扉枠4との間に空間部47hを有する張出し部47が設けられている。ここで、図2は、張出し部47付近を示す正面図、図3は、図2におけるA−A線断面及び張出し部47と遊技者との位置関係を示す側面図、図4は、図2におけるB−B線断面図である。張出し部47は、遊技領域14上部を左右方向に跨ぐアーチ状の外観を呈しており、中央では前方に数cm〜十数cm程度張り出している(図1参照)。また、張出し部47前面の中央には図柄変動表示装置57が配設されている。図柄変動表示装置57は、液晶ディスプレイを備え、例えば、図2に示すように、左図柄列、中図柄列及び右図柄列の3つの表示列が画面表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成されており、これら図柄が各図柄列毎にスクロールされるように表示画面に可変表示されるようになっている。尚、図柄変動表示装置57は、液晶ディスプレイからなるので、高精細で見易い画面表示を行うことができる。
また、張出し部47には、図柄変動表示装置57を挟んで左右両側に音声出力部59,59が設けられている。音声出力部59には、図示しない接続コードを介して音声制御基板と電気的に接続されたスピーカ本体59aが収納されている。また、張出し部47においてスピーカ本体59aの前面を覆う箇所には多数の小孔47aが形成されており、スピーカ本体59aから出力される音声が遊技者から聞こえやすくなっている。尚、スピーカ本体59aを遊技者方向に向けてやや下向きに傾斜配置してもよい。このような構成とすることによって、より直接的に音声が遊技者の耳に到達し、遊技者は音声を一層明瞭に聴取することができる。
併せて、図1及び図6に示すように、ガラス扉枠4の存在していない前面枠3下部は、例えばABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂よりなる下皿ユニット51となっている。下皿ユニット51の右下部からは、遊技球発射用ハンドル52が手前側に延設されている。また、下皿ユニット51のほぼ中央部には球受け皿としての景品球払出用の下皿53が設けられている。さらに、下皿ユニット51には下皿53の左側に隣接して灰皿56が設けられている。
これに対し、ガラス扉枠4における窓部41下方の下部フレームには、上皿54が一体的に設けられている。上皿54は、合成樹脂を成形することによって製造され、ガラス扉枠4の払出し口45より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する貯留部54a、払出し口45より払い出された遊技球を貯留部54aへ流入させる流入口54l、及び貯留部54aに貯留された遊技球をガラス扉枠4の供給穴49を通して発射装置31側へ供給する供給口54rを有し、流入口54l及び供給口54rの後端面においてガラス扉枠4にビス等を用いて取り付け固定されている。
ガラス扉枠4の窓部41下方には、遊技球の貸し出しに関する操作を行うための貸球操作部46が設けられている。貸球操作部46は、図1に示すように、遊技球の貸し出し可能状態をランプによって示す貸出ボタンランプ46a、遊技球の貸し出しを行うための貸出ボタン46b、プリペイドカード22の返却を行うための返却ボタン46c、プリペイドカード22の残り度数を表示する度数表示LED46dとを備えている。
ガラス扉枠4の周囲(例えばコーナー部分や窓部41の周縁)には、各種ランプ、LED等の発光手段を備えた電飾部材62が設けられている。これら電飾部材62は、大当り時や所定のリーチ時等の遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光手段の発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすようになっている。勿論、これら電飾部材62を、遊技盤5に設ける構成(コーナー飾りと称される電飾部材62を遊技盤5のコーナー部等に配設する)としてもよいし、場合によっては前面枠3に設ける構成としてもよい。更には、前後一対のガラス42間に配設する構成としてもよい。
また、周知のとおり、前面枠3が外枠2に対し閉じられると自動的にロックがかかるようになっており、所定のキー操作が行われることによりロックが解除されるようになっている。同様に、ガラス扉枠4が前面枠3に対し閉じられると自動的にロックがかかり、別途のキー操作が行われることによりロックが解除されるようになっている。このようにロック及びロック解除を行うためのロック機構が前面枠3の右下部、つまり下皿ユニット51の右端部に設けられている。ロック機構には、鍵穴を有するキーシリンダ(解除キー)55、前面枠3及び外枠2間でのロック及び解除を行うための第2ロック機構が含まれる。本実施の形態では、最も幅狭で、遊技領域の拡張を阻害する前面枠の右中央部ではなく、比較的にスペースにゆとりのある前面枠3の右下部に、キーシリンダ55をはじめとする上記ロック機構(特にキーシリンダ55)が配設されている。換言すれば、キーシリンダ55は、遊技領域の最大幅となる位置を避けて配置されている。このような構成により、遊技領域の拡張をより容易且つ確実に図ることができる。
勿論、最も幅狭な部分以外であれば、上記以外の部位に設けてもよく、例えば、前面枠3の右上部に設けるような構成としてもよい。また、上記例では、第1ロック機構及び第2ロック機構をキーシリンダ55でともにロック状態を解除可能としたが、それぞれの解除のためのキーシリンダを別体で設けることとしてもよい。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、ガラス扉枠4(遊技機本体)の前面にて前方へ張り出し且つガラス扉枠4との間に空間部47hを有する張出し部47を備えることにより、ガラス扉枠4前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。すなわち、張出し部47とガラス扉枠4との間に形成される空間部47h内を遊技領域14上部の配設スペースとして活用しつつ、ガラス扉枠4前面にて立体的に設けられた張出し部47に図柄変動表示装置57や音声出力部59を配設することができるので、ガラス扉枠4前面における各種部材の配設スペースを確実に拡大することができる。また、張出し部47が、遊技領域14の上部を左右方向に跨ぐアーチ状に形成されているので、遊技領域4がガラス扉枠4前面の上端近傍にまで及ぶように設けられてガラス扉枠4前面上部に各種部材の配設に必要な面積を確保できない場合でも、張出し部47に各種部材の配設スペースを確保することができる。
また、図柄変動表示装置57が、張出し部47の前面部から奥まった位置に配設されているので、当該パチンコ機1の遊技者には見易く画面表示可能であると共に、当該遊技者以外の視線から遮蔽することができるため、例えば、大当り発生の期待感が高まるリーチ遊技状態等に周囲の遊技者によって図柄変動表示装置57を覗き見されて当該遊技者が不快感な気分にさせられることを防止できる。また、図柄変動表示装置57を挟んで複数の音声出力部59からそれぞれ音声が出力されるので、遊技者は立体的な音響を楽しむことができる。
次に、本発明の第二の実施形態について、図8乃至図10を参照しつつ説明する。第二の実施形態は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出されるパチロット遊技機(以下、単に「パチロット機」と称する)である。本実施形態のパチロット機101は、図8に示すように、正面側に開口すると共に、複数種類の図柄が表示された図示しない複数(3個)の回転リールが収容される本体枠120と、本体枠120の前面を覆うように開閉可能に取り付けられ、各回転リールの図柄を視認可能な表示窓163を設けた合成樹脂製のフロントパネル160とを備えている。また、後述する張出し部147以外の本体枠120及びフロントパネル160を含むパチロット機101のすべての構成部材が本発明の遊技機本体を構成するものである。
また、フロントパネル160の前面には、上部の左右に音声出力部159,159、装飾ランプ162、前方へ突出する台状に形成された上皿154、払い出された遊技球又は上皿154より誘導された遊技球を受けて貯留する下皿170等が設けられている。音声出力部159には、図示しない接続コードを介して音声制御基板と電気的に接続されたスピーカ本体159aが収納されている。また、音声出力部159においてスピーカ本体159aの前面を覆うカバー159bには多数の小孔159cが形成されており、スピーカ本体159aから出力される音声が遊技者から聞こえやすくなっている。上皿154の上面には、各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じてフロントパネル160の払出し口145より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する貯留部154a、払出し口145より払い出された遊技球を貯留部154aへ流入させる流入口154l、及び貯留部154aに貯留された遊技球をフロントパネル160の供給穴149を通して本体側へ供給する供給口154rが設けられている。
また、前壁部154cの上面には、クレジットされている遊技球を投入するためのベットスイッチ165や、クレジットされている遊技球を払い出すためのキャンセルスイッチ166が設けられている。また、前壁部154cの前面は操作部164となっており、回転リールの回転起動操作を行うスタートレバー167、及び左・中・右の回転リールにそれぞれ対応して設けられたストップスイッチ168が設けられている。
フロントパネル160の前面上部には、前方へ張り出し状に形成され且つフロントパネル160との間に空間部147hを有する張出し部147が設けられている。また、張出し部147は、音声出力部159,159を左右方向に跨ぐアーチ状の外観を呈しており、中央では前方に数cm〜十数cm程度張り出している。張出し部147前面の中央には情報表示部157が配設されている。尚、図9は、張出し部147付近を示す正面図であり、図10は、図9におけるC−C線断面及び張出し部147と遊技者との位置関係を示す側面図である。情報表示部157は、横長の長方形状を呈する液晶ディスプレイからなり、通信回線305を介してホールサーバ304から受信した表示用データに基づいて画面表示を行う。また、空間部147h内で音声出力部159,159から音声が出力されて、音声が必要以上に周囲に広がらないので、当該遊技者には音声が明瞭に聴取され且つ周囲の遊技者には聴取されにくい。
次に、上述したパチロット機101を用いた情報提供システム301のシステム構成について、図13を参照しつつ説明する。情報提供システム301は、図13に示すように、遊技ホール外の情報提供センタ等に設けられる情報サーバ302と、情報サーバ302が接続されたインターネット網303と、遊技ホール側に設けられてインターネット網303に接続されたホールサーバ304と、遊技ホール内に設けられた通信線305と、遊技ホール内に設置されて通信線305を介してホールサーバ304と接続された複数のパチロット機101,・・101とから構成される。
情報サーバ302には、各種情報の表示用データが記憶されており、当該記憶された表示用データを、インターネット網303を介して各遊技ホールのホールサーバ304に対して定期的に配信する。情報サーバ302によって配信される表示用データは、地域の飲食店情報等の広告情報、ニュース、天気予報等である。ホールサーバ304は、インターネット網303を介して表示用データを受信して内部の記憶装置に記憶する。また、ホールサーバ304は、遊技ホールにおいて入力された表示用データをも記憶装置に記憶する。尚、遊技ホールにおいて入力される表示用データは、新台入れ替え情報、遊技機の新機種情報、景品情報、遊技ホールからのお知らせ等である。そして、ホールサーバ304は、記憶した表示用データを通信回線305を介して所定のタイミングで各パチロット機101へ送信する。各パチロット機101において、情報表示部157が受信した表示用データに基づいて画面表示を行う。図14は、情報表示部157において、新台入れ替え情報を表示した例を示している。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、フロントパネル160の前面にて前方へ張り出し且つフロントパネル160との間に空間部147hを有する張出し部147を備えることにより、フロントパネル160前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。また、情報表示部157がフロントパネル160の前面にて前方へ張り出す張出し部147に配設されているので、より遊技者に近い位置で見易い画面表示を行うことができる。特に、情報表示部157は、情報サーバ302からインターネット網303を介して配信された表示用データや遊技ホールにおいて入力された広告宣伝情報、ニュース、お知らせ等に関する表示用データをホールサーバ304より受信して画面表示することができる。
次に、本発明の第三の実施形態について、図11乃至図12を参照しつつ説明する。尚、第二の実施形態で説明した図13に示す情報提供システム301は、第三の実施形態においても共通に用いられるものとする。第三の実施形態の遊技機であるスロットマシン201は、図11に示すように、正面側に開口すると共に、複数種類の図柄が表示された複数(3個)の回転リール221が収容される本体キャビネット220と、本体キャビネット220の前面を覆うように開閉可能に取り付けられ、各回転リール221の図柄を視認可能な表示窓を設けたフロントパネル260とを備えている。また、後述する張出し部247以外の本体キャビネット220及びフロントパネル260を含むスロットマシン201のすべての構成部材が本発明の遊技機本体を構成するものである。
本体キャビネット220は、天板、左右の側板、底板、裏板などから構成され、例えば、薄板板金素材を切断、孔あけ、曲げ加工等して所定のパネル形状に加工した後、これ等の部材を溶接して図示する正面側に開口する箱状に形成される。
フロントパネル260は、合成樹脂の成型加工によって、本体キャビネット220の開口部分を覆う扉状に形成される。フロントパネル260には、本体キャビネット220に収容された左・中・右の回転リール221の前面側に対向する位置に、ガラスが嵌め込まれた表示窓263が設けられ、各回転リール221に表示された図柄が視認可能となっている。フロントパネル260上部には、情報表示部257が配設されている。情報表示部257は、横長の長方形状を呈する大型の液晶ディスプレイからなり、通信回線305を介してホールサーバ304から受信した表示用データに基づいて画面表示を行う(図13、14参照)。
表示窓263の下方には、前方に突出する台状の操作部264が設けられている。この操作部264の上面には、クレジットされている遊技メダルを投入するためのベットスイッチや、クレジットされているメダルを払い出すためのキャンセルスイッチ等を含む各種スイッチ265、及び遊技メダルを投入するためのメダル投入口266が設けられている。また、操作部264の前面には、回転リール221の回転起動操作を行うスタートレバー267、及び左・中・右の回転リール221にそれぞれ対応して設けられたストップスイッチ268が設けられている。また、フロントパネル260上下方向中央に設けられた操作部264の下方の領域には、機種名称等が描かれた化粧パネル272が取り付けられている。
フロントパネル260の下部には、各回転リール221の回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて払い出された遊技メダルを受けて貯留するメダル受皿270が設けられている。メダル受皿270は、合成樹脂の成型加工により上面が開口する箱状に形成されている。
フロントパネル260の前面上部には、前方へ張り出し状に形成され且つフロントパネル260との間に空間部247hを有する張出し部247が設けられている。また、張出し部247は、情報表示部257の上部を左右方向に跨ぐアーチ状の外観を呈しており、中央では前方に数cm〜十数cm程度張り出している。張出し部247前面には、複数の発光ダイオード(LED)262aを左右方向に整列させて配設した電飾部262が全体に亘って形成されている。尚、LEDに代えて、多数の電球を配設することにより電飾部262を構成してもよい。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、フロントパネル260の前面にて前方へ張り出し且つフロントパネル260との間に空間部247hを有する張出し部247を備えることにより、大型の情報表示部257をフロントパネル260前面上部に配設する構成を採用しつつ、フロントパネル260前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。また、遊技者の目に付きやすく且つ立体的構造を有する張出し部247に複数のLED262aを有する電飾部262が形成されているので、光による効果的な演出を行うことにより遊技の興趣を増大させることができる。また、フロントパネル260前面のスペースが小さい場合でも、張出し部247上に大型の電飾部262を構成することができる。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。例えば、前記第一の実施形態において、図15に示す第1の変形例のように、音声出力部59,59を挟んで外側に壁状部材47w、47wを立設する構成としてもよい。本変形例によれば、音声出力の指向性が向上して当該遊技機の遊技者にはより一層明瞭に音声を聴取させることができると共に、周囲の遊技者からはより一層聴取され難くすることができる。また、壁状部材47w、47wによって当該遊技者以外の視線から図柄変動表示装置57をより確実に遮蔽して、周囲の遊技者による覗き見を確実に防止することができる。
また、第一の実施形態において、図16に示す第2の変形例のように、ガラス扉枠4の前面右端にて前方へ張り出し且つガラス扉枠4との間に空間部47’hを有する張出し部47’を、遊技領域14の右端部分を上下方向に跨ぐアーチ状の外観を呈するように設け、遊技者によって操作される操作部としての貸し球操作部46’を張出し部47’上に配設するように構成してもよい。貸し球操作部46’は、第一の実施形態の貸し球操作部46と同様に、遊技球の貸し出し可能状態をランプによって示す貸出ボタンランプ46’a、遊技球の貸し出しを行うための貸出ボタン46’b、プリペイドカード22の返却を行うための返却ボタン46’c、プリペイドカード22の残り度数を表示する度数表示LED46’dを備えている。尚、本変形例では、例えば、図柄変動表示装置57を遊技領域14内に配設するようにしてもよい。本変形例によれば、ガラス扉枠4の右端近傍に遊技領域14が及んでいる場合でも、張出し部47’上に貸し球操作部46’を配設することができる。また、遊技者から見易く且つ手が届きやすい張出し部47’に貸し球操作部46’が配設されているので、遊技者は貸し球操作部46’において容易に遊技球の貸し出しに関する操作を行うことができる。
また、前記各実施形態では、遊技機本体の前面上部に張出し部47等を設けた例を示したが、遊技機の構成によっては、遊技機本体前面の下部、中央部、左端部又は右端部に張出し部を設ける構成としてもよい。また、前記各実施形態では、張出し部47等が遊技機本体前面の所定部分を左右方向に跨ぐように配設する構成としたが、左右方向に限られず、上下方向や斜め方向に跨ぐように配設する構成としてもよい。さらに、前記各実施形態では、張出し部47等を左右に一文字状に延設する構成としたが、X字状に交差させる構成としてもよい。
また、前記第一の実施形態では、図柄変動表示装置57を液晶ディスプレイにより構成したが、図柄変動表示装置57をELディスプレイ(ELは、エレクトロルミネッセントの略)により構成してもよい。本変形例によれば、図柄変動表示装置57が高輝度で見易い画面表示を行うことができる。尚、図柄変動表示装置57を可撓性を有する材質からなるELディスプレイにより構成する場合、図17に示す第3の変形例のように、ELディスプレイを曲面状に配設する構成としてよい。本変形例によれば、外部からの光の写り込みが防止されて図柄変動表示装置57における画面表示の視認がより一層容易となる。
或いは、図柄変動表示装置57をLEDディスプレイにより構成してもよい。本変形例によれば、図柄変動表示装置57が安価な構成で見易い画面表示を行うことができる。さらに、第二の実施形態において、情報表示部157をタッチパネル式ディスプレイにより構成してもよい。本変形例によれば、遊技者が指で情報表示部157の表面に触れることによって容易に各種の入力操作を行うことができる。入力操作としては、表示したい情報の選択入力を行えるようにしてもよいし、タッチパネル式ディスプレイ上に球貸しボタン等を設けて貸し球操作部を構成するようにしてもよい。さらに、図18に示す変形例のように、情報表示部157の両端を回転自在に支持して、情報表示部157が所定の傾斜角となるように上下に回動可能に配設してもよい。本変形例によれば、情報表示部157が遊技者の視線方向となるように傾斜角を調整可能であるので、遊技者は、より一層容易に画面表示を視認することができる。
本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン、パチロット遊技機等の各種の遊技機に適用可能である。
第一の実施形態としてのパチンコ機の正面側における斜視図である。 パチンコ機の張出し部付近を示す正面図である。 図2におけるA−A線断面及び張出し部と遊技者との位置関係を示す側面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 パチンコ機の背面側における斜視図である。 ガラス扉枠を開放した状態における前面枠、遊技盤等を示す正面図である。 ガラス扉枠を示す背面図である。 第二の実施形態としてのパチロット機の正面側における斜視図である。 パチロット機の張出し部付近を示す正面図である。 図9におけるC−C線断面及び張出し部と遊技者との位置関係を示す側面図である。 第三の実施形態としてのスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの側面図である。 パチロット機(又はスロットマシン)を用いた情報提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。 情報表示部において新台入れ替え情報を表示した例を示す図である。 第一の実施形態の第1の変形例を示す斜視図である。 第一の実施形態の第2の変形例を示す斜視図である。 第一の実施形態の第3の変形例を示す側面図である。 第二の実施形態の変形例を示す側面図である。 従来のパチンコ機の正面側における斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
4 ガラス扉枠(本体)
14 遊技領域
46’ 貸し球操作部(操作部)
46’a 貸出ボタンランプ
46’b 貸出ボタン
46’c 返却ボタン
46’d 度数表示LED
47、47’ 張出し部
47h、47’h 空間部
57 図柄変動表示装置(表示部)
59 音声出力部
101 パチロット遊技機(遊技機)
147 張出し部
147h 空間部
157 情報表示部(表示部)
160 フロントパネル(本体)
201 スロットマシン(遊技機)
247 張出し部
247h 空間部
260 フロントパネル(本体)
262 電飾部(発光部)
262a 発光ダイオード(発光部)
257 情報表示部

Claims (1)

  1. 遊技機本体の前面に各種の部材が配設された遊技機において、
    前記本体の前面にて前方へ張り出し且つ前記本体との間に空間部を有する張出し部を備えたことを特徴とする遊技機。
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