JP2006068198A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単且つ安価な構成で前面部分を容易に開閉可能であると共に視覚的効果及び強度に優れた大型の立体的装飾を形成可能な遊技機を提供することである。
【解決手段】 装飾枠60の張出し部61によりガラス扉枠4前面における窓部41より上方部分を、膨出部63により窓部41より下方部分をそれぞれ覆ってガラス扉枠4と装飾枠60とが前後に重層する構造を形成することにより、遊技機前面に視覚的効果に優れた大型の立体的装飾の形成が可能となる。また、装飾枠60の張出し部61と膨出部63とが左右両側で上下に連結されて全体が一体的に構成されることにより、装飾枠60の強度向上及び不正行為の防止が図られると共に、本体枠3への取り付け構造が簡単となり、さらに、装飾枠60全体が一度に開閉されるので作業性が向上される。
【選択図】 図12

Description

本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン、パチロット遊技機等の各種の遊技機に関するものである。
一般に、パチンコ遊技機等の遊技機は、遊技領域を有する遊技盤が内部に組み付けられた本体枠が、矩形状の外枠に着脱自在に取り付けられて構成されている。そして、本体枠には、遊技盤に対して遊技球を発射操作可能な発射ハンドル、余剰球を受ける下皿等が前側(即ち遊技者側)に設けられると共に、遊技盤を透視可能なガラス板を装着した窓枠が開閉自在に取り付けられている。
従来、窓枠には、その表面を覆う成形樹脂が一体的に形成されており、その成形樹脂の表面に所望の色及び形状を施して装飾的効果を奏していた。即ち、成形樹脂は、本体枠 に取り付けられた窓枠表面や本体枠が有する下皿等の各種部品の前側をカバーすべく、遊技機前側の略全面を覆って配設されており、意匠性を向上させていた。
しかしながら、上記従来の遊技機においては、成形樹脂が窓枠と一体的に配設されていたため、遊技機表面における色や形状のみを変更する際には、窓枠全体を交換しなければならず、コストが悪化してしまうという問題があった。即ち、遊技盤やその他の構成部品はそのままで、窓枠の意匠のみを変更し、遊技者に対し常に新鮮な視覚効果を与えようとした場合、窓枠全体の交換を必要とし、材料費や輸送費等におけるコストが嵩んでしまうのである。
このような問題に鑑みて、上皿及び下皿のうち少なくとも一方を覆うとともに窓枠及び本体枠とは別体の装飾カバーを備えたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このパチンコ遊技機では、装飾カバーの左端側にヒンジが上下一対に取り付けられており、窓枠が取り付けられる本体枠に対して当該装飾カバーを垂直軸心回りに開閉自在に枢着する構成となっている。
一方、遊技盤を覆うガラス扉枠を開閉駆動するための開閉駆動装置を設け、上部を支点としてガラス扉枠を上下に自動で開閉可能とした遊技機が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。かかる遊技機によれば、ガラス扉枠の装飾によって重量が増した場合にも、開閉駆動装置によってガラス扉枠を容易に開閉することができる。
特開2003−52983号公報 特開平9−47557号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の従来のパチンコ遊技機は、装飾カバーによって窓枠全体を覆う構成を採用することにより、デザイン変更等に伴って発生するコストの低減を図るものであり、従来よりも視覚的効果に優れた意匠性を提供するものではなかった。また、装飾カバーに立体的な装飾を設けた場合には、装飾カバーが本体枠に対して左端で垂直軸心回りに開閉される構造であるため、装飾カバー開放時に当該遊技機の左側に大きく出っ張って隣席の遊技者の邪魔になるという問題がある。
一方、特許文献2に記載の従来の遊技機では、ガラス扉枠を上下に開閉させるための開閉駆動装置を設けることによって、従来よりもコストが大幅に増大するという問題がある。また、開閉駆動装置が故障により使用できない場合があり得るだけでなく、故障発生を防止するためにメンテナンスを定期的に行う必要があり、遊技機のメンテナンスに伴う労力やコストも増大するという問題がある。さらに、ガラス板が装着されたガラス扉枠を上方へ開放させる構造では、遊技領域のメンテナンス作業等の際に作業者がガラス板に頭をぶつけて怪我をする危険性がある。すなわち、遊技機は遊技ホールにおいて遊技島に設置されるが、この時、遊技機の最上部は床から140cm程度の高さとなる。このため、ガラス扉枠を上方へ開放して略水平に保持した場合、ガラス板が大人の身長よりも低い140cm程度の高さで保持されることになる。従って、作業者が頭を下げて遊技領域のメンテナンス作業等を行っている際、身長よりも低い位置で略水平に保持されたガラス扉枠の真下で作業者が急に頭を持ち上げると、頭がガラス板にぶつかって最悪の場合にはガラス板が割れて大けがをする危険性がある。
解決しようとする課題は、簡単且つ安価な構成で前面部分を容易に開閉可能であると共に視覚的効果及び強度に優れた大型の立体的装飾を形成可能な遊技機を提供することである。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.遊技領域を有する本体枠と、その本体枠の前面側に設けられ且つ前記遊技領域を臨む窓部を有する窓枠とを備えた遊技機であって、
前記窓枠前面における前記窓部より上方部分を覆う上辺部とその上辺部と一体的に設けられ且つ前記窓部より下方部分を覆う下辺部とを有すると共に前記本体枠に対して開閉自在に取り付けられた装飾枠を備えたことを特徴とする遊技機。
手段1によれば、装飾枠の上辺部により窓枠前面における窓部より上方部分を、下辺部により窓部より下方部分を覆って窓枠と装飾枠とが前後に重層する構造を形成することにより、遊技機前面に視覚的効果に優れた大型の立体的装飾の形成が可能となる。また、上辺部と下辺部とが一体的に構成されることにより、装飾枠の強度向上及び不正行為の防止が図られると共に、本体枠への取り付け構造が簡単となり、さらに、上辺部と下辺部とを含む装飾枠全体が一度に開閉されるので作業性が向上される。また、窓枠と装飾枠とで重量が分担されるので、それぞれの強度を従来構成以上に高く設定することは必要とされない。
2.前記装飾枠は、前記窓枠の窓部を囲むフレーム状に形成されたベース部材と、そのベース部材の前面に取り付けられる装飾枠本体とを備えたことを特徴とする手段1に記載の遊技機。
手段2によれば、装飾枠が、窓枠の窓部を囲むフレーム状に形成されたベース部材と、そのベース部材の前面に取り付けられた装飾枠本体とからなるので、ベース部材によって簡単な構成で確実に強度を確保しつつ、装飾枠本体により様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。
3.前記本体枠への取り付け部品が前記ベース部材に固定されたことを特徴とする手段2に記載の遊技機。
手段3によれば、本体枠への取り付け部品(例えば、ヒンジ)がベース部材に固定されているので、本体枠への取り付け強度を確実に確保することができる。
4.前記装飾枠に配設される各種部品が前記ベース部材に取り付けられたことを特徴とする手段2又は3に記載の遊技機。
手段4によれば、装飾枠に配設される各種部品(例えば、表示装置や操作スイッチ等)がベース部材に取り付けられているので、各種部品の取り付け強度を確実に確保することができる。
5.前記ベース部材は、金属材料からなることを特徴とする手段2乃至4のいずれかに記載の遊技機。
手段5によれば、ベース部材が鋼材やアルミダイキャスト等の金属材料からなるので、簡単な構成で装飾枠の強度を確実に確保することができる。
6.前記装飾枠本体は、合成樹脂の成型加工により形成されたことを特徴とする手段2乃至5のいずれかに記載の遊技機。
手段6によれば、装飾枠本体を合成樹脂の成型加工によって形成することにより、上辺部と下辺部とを一体的に形成可能であると共に、様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。
7.前記装飾枠が前記本体枠に対して上下に開閉自在に取り付けられたことを特徴とする手段1乃至6のいずれかに記載の遊技機。
手段7によれば、装飾枠は重量の大きいガラス板等の透明板を有しないため相対的に軽量であり、小さな力で装飾枠を上下に軽く且つ安全に開閉することができる。よって、電動で装飾枠を開閉するための開閉駆動装置等を設ける必要がなく、遊技機全体の構成が複雑化せず且つコストを低く抑えることができる。また、ガラス板等が装着された窓枠が上方に開放される従来構成では、作業者がガラス板に頭をぶつける危険性があるが、手段1によればそのような危険性はなく、安全性が高い。さらに、装飾枠が本体枠に対して上方又は下方に開放されるので、装飾枠に大型の立体的装飾が施された場合でも、隣の遊技者の邪魔にならずに装飾枠を大きく開放することができる。
8.前記装飾枠が前記本体枠に対して上方へ開放されるように構成されたことを特徴とする手段7に記載の遊技機。
手段8によれば、装飾枠が本体枠に対して上方へ開放されるように構成されているので、隣の遊技者の邪魔にならずに装飾枠を大きく上方へ開放した状態で、本体枠の遊技領域に対するメンテナンス作業等を行うことができる。
9.前記装飾枠は、その上端がヒンジを介して前記本体枠上部に取り付けられ、前記本体枠に対して水平軸心回りに開閉自在に枢着されたことを特徴とする手段8に記載の遊技機。
手段9によれば、装飾枠は、その上端がヒンジを介して本体枠上部に取り付けられ、本体枠に対して水平軸心回りに開閉自在に枢着されているので、簡単且つ安価な構成で装飾枠を本体枠に対して上方へ開放することができる。
10.前記装飾枠が前記本体枠に対して下方へ開放されるように構成されたことを特徴とする手段7に記載の遊技機。
手段10によれば、装飾枠が本体枠に対して下方へ開放されるように構成されているので、隣の遊技者の邪魔にならずに装飾枠を大きく下方へ開放した状態で、本体枠の遊技領域に対するメンテナンス作業等を行うことができる。
11.前記装飾枠は、その下端がヒンジを介して前記本体枠下部に取り付けられ、前記本体枠に対して水平軸心回りに開閉自在に枢着されたことを特徴とする手段10に記載の遊技機。
手段11によれば、装飾枠は、その下端がヒンジを介して本体枠下部に取り付けられ、本体枠に対して水平軸心回りに開閉自在に枢着されているので、簡単且つ安価な構成で装飾枠を本体枠に対して下方へ開放することができる。
12.前記装飾枠を前記本体枠側へ閉じた状態でロックするロック手段を備えたことを特徴とする手段1乃至11のいずれかに記載の遊技機。
手段12によれば、装飾枠が本体枠側へ閉じた状態でロック手段によりロックされるので、装飾枠が不正に又は誤って開放されることを確実に防止することができる。
13.前記装飾枠を開放位置に保持する開放位置保持手段を備えたことを特徴とする手段1乃至12のいずれかに記載の遊技機。
手段13によれば、開放位置保持手段によって装飾枠が開放位置に保持された状態で窓枠を開放して本体枠の遊技領域のメンテナンス作業等を容易に行うことができる。
14.前記窓枠は、前記本体枠に対して左右に開閉自在に取り付けられ、
前記開放位置保持手段は、上方に開放された前記装飾枠を、左側又は右側に開放された前記窓枠の上端にて固定支持することを特徴とする手段13に記載の遊技機。
手段14によれば、開放位置保持手段は、上方に開放された装飾枠を、左側又は右側に開放された窓枠の上端にて固定支持するので、固定保持用の棒状部材等を別途設けることなく、窓枠を利用して装飾枠を開放位置に保持することができる。
15.前記装飾枠は、前記上辺部から前記下辺部まで連続的に装飾が施されたことを特徴とする手段1乃至14のいずれかに記載の遊技機。
手段15によれば、装飾枠の上辺部から下辺部まで連続的に装飾が施されているので、視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。
16.前記装飾枠は、前記上辺部から前記下辺部まで連続的に電飾部材が配設されたことを特徴とする手段15に記載の遊技機。
手段16によれば、装飾枠の上辺部から下辺部まで連続的に電飾部材が配設されているので、光による視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。尚、電飾部材は、例えば、発光ダイオードや電球等を多数個配置することにより形成してもよい。
17.前記下辺部が、前記窓枠下端より下方へ延設されたことを特徴とする手段1乃至16のいずれかに記載の遊技機。
手段17によれば、下辺部が窓枠下端より下方へ延設されているので、立体的装飾を下方に大きく形成することができる。
18.遊技媒体を貯留する受皿が前記窓枠又は前記本体枠に設けられ、
前記下辺部に前記受皿の少なくとも一部を覆う膨出部が形成されたことを特徴とする手段1乃至17のいずれかに記載の遊技機。
手段18によれば、貯留された遊技媒体(例えば、遊技球や遊技メダル)によって大きな重量がかかる受皿が、装飾枠側ではなく窓枠側又は本体枠側に設けられているので、装飾枠の強度をあまり高く設定する必要がない。また、上方又は下方に開放される装飾枠には受皿が設けられていないので、受皿内に貯留された遊技媒体が装飾枠開放時にこぼれ落ちる事態は発生しない。また、窓枠又は本体枠に設けられた受皿の少なくとも一部が、下辺部に形成された膨出部によって覆われるので、受皿を補強しつつ立体的装飾を形成することができる。
19.前記受皿は、前記本体枠より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する上皿を含み、
前記膨出部は、前記上皿の少なくとも一部を覆うことを特徴とする手段18に記載の遊技機。
手段19によれば、貯留された遊技球によって大きな重量がかかる上皿が、装飾枠側ではなく窓枠側又は本体枠側に設けられているので、装飾枠の強度をあまり高く設定する必要がない。また、上方又は下方に開放される装飾枠には上皿が設けられていないので、上皿内に貯留された遊技球が装飾枠開放時にこぼれ落ちる事態は発生しない。また、窓枠又は本体枠に設けられた上皿の少なくとも一部が、下辺部に形成された膨出部によって覆われるので、上皿を補強しつつ立体的装飾を形成することができる。
20.前記受皿は、前記本体枠より払い出された遊技球又は上皿より誘導された遊技球を貯留する下皿を含み、
前記膨出部は、前記下皿の少なくとも一部を覆うことを特徴とする手段18又は19に記載の遊技機。
手段20によれば、貯留された遊技球によって大きな重量がかかる下皿が、装飾枠側ではなく窓枠側又は本体枠側に設けられているので、装飾枠の強度をあまり高く設定する必要がない。また、上方又は下方に開放される装飾枠には下皿が設けられていないので、下皿内に貯留された遊技球が装飾枠開放時にこぼれ落ちる事態は発生しない。また、窓枠又は本体枠に設けられた下皿の少なくとも一部が、下辺部に形成された膨出部によって覆われるので、下皿を補強しつつ立体的装飾を形成することができる。
21.前記装飾枠の少なくとも一部が透明材料によって構成されたことを特徴とする手段1乃至20のいずれかに記載の遊技機。
手段21によれば、装飾枠の少なくとも一部を構成する透明材料を介して窓枠が視認されるので、窓枠と装飾枠とが前後に重層する視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。
22.前記装飾枠の少なくとも一部に開口又は切り欠きが形成されたことを特徴とする手段1乃至21のいずれかに記載の遊技機。
手段22によれば、装飾枠の少なくとも一部に形成された開口又は切り欠きを介して窓枠が視認されるので、窓枠と装飾枠とが前後に重層した視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。
23.前記装飾枠には、前記窓枠に設けられた前記窓部に対応する開口又は切り欠きが形成されたことを特徴とする手段22に記載の遊技機。
手段23によれば、窓枠の窓部に装着された透明板が、装飾枠の開口又は切り欠きより外部に露出するので、遊技者は透明板を介して遊技領域を確実に視認することができる。
24.前記窓枠には、遊技者によって操作される操作部が設けられ、
前記装飾枠は、前記窓部に設けられた前記操作部に対応する開口又は切り欠きが形成されたことを特徴とする手段23に記載の遊技機。
手段24によれば、窓枠に設けられた操作部が装飾枠の開口又は切り欠きより外部に露出するので、遊技者は操作部を確実に操作することができる。例えば、貸し球に関する操作を行うための貸し球操作部を窓枠に設け、その貸し球操作部に対応する開口又は切り欠きを形成する構成としてもよい。
25.前記装飾枠は、前方へ張り出し且つ前記窓枠との間に空間部を有する張出し部を備えたことを特徴とする手段1乃至24のいずれかに記載の遊技機。
手段25によれば、窓枠と装飾枠の張出し部とが前後に重層した視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。また、張出し部によって立体的構造が形成されることにより、各種部材の配設スペースを拡大することができる。すなわち、装飾枠の張出し部と窓枠との間に形成される空間部内を、遊技領域を臨む窓部の一部や各種部材の配設スペースとして活用しつつ、前方へ立体的に設けられた張出し部に表示部や音声出力部等の各種部材を配設することができるので、遊技機前面における各種部材の配設スペースを確実に拡大することができる。また、張出し部の空間部を通して下方に光が取り込まれるので、張出し部の下方が暗くなって遊技に支障を来たすことが防止される。
26.前記張出し部は、装飾枠の一端側から他端側へ跨って設けられるアーチ状に形成されたことを特徴とする手段25に記載の遊技機。
手段26によれば、張出し部が装飾枠の一端側から他端側へ(例えば、左右方向に)跨って設けられるアーチ状に形成されているので、大型の立体的装飾を形成することができると共に、各種部材の配設スペースを大幅に拡大することができる。
27.前記装飾枠は、前記窓枠の窓部を囲むフレーム状に形成されたベース部材と、そのベース部材の前面に取り付けられる装飾枠本体とを備え、
前記張出し部は、前記装飾枠本体にて前記ベース部材の一端側から他端側へ跨って設けられるアーチ状に形成されたことを特徴とする手段26に記載の遊技機。
手段27によれば、張出し部が装飾枠本体にてベース部材の一端側から他端側へ跨って設けられるアーチ状に形成されているので、強度を確保しつつ大型の立体的装飾を形成することができる。
28.前記張出し部は、前記上辺部にて左右方向に跨って設けられるアーチ状に形成されたことを特徴とする手段26又は27に記載の遊技機。
手段28によれば、張出し部が装飾枠の上辺部にて左右方向に跨って設けられるアーチ状に形成されているので、遊技者から見易い遊技機前面上部に大型の立体的装飾を形成することができると共に、各種部材の配設スペースを大幅に拡大することができる。
29.前記装飾枠の下端部が前記本体枠側で支持されるように構成されたことを特徴とする手段1乃至28のいずれかに記載の遊技機。
手段29によれば、装飾枠の下端部が本体枠側で(本体枠又は本体枠が取り付けられる外枠で)支持されるので、装飾枠を本体枠側へ閉じた状態での安定性が確保される。
30.前記装飾枠に、電飾部材又は表示部材を配設したことを特徴とする手段1乃至29のいずれかに記載の遊技機。
手段30によれば、電飾部材又は表示部材が装飾枠に配設されることによって発光又は画面表示を伴う視覚的効果に優れた立体的装飾が形成される。尚、電飾部材は、例えば、発光ダイオードや電球を用いて構成してもよい。また、表示部材は、例えば、液晶ディスプレイやELパネルを用いて構成してもよい。
31.前記窓枠及び前記装飾枠の両方に電飾部材又は表示部材を設けたことを特徴とする手段30に記載の遊技機。
手段31によれば、前後に重層する窓枠及び装飾枠の両方に電飾部材又は表示部材を設けることによって発光又は画面表示を伴う視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。
32.前記窓枠に電飾部材又は表示部材を設け、前記装飾枠の前記電飾部材又は表示部材に対応する箇所に透明部材、開口又は切り欠きを設けたことを特徴とする手段1乃至31のいずれかに記載の遊技機。
手段32によれば、窓枠に設けられた電飾部材による光又は表示部材による画面表示が、装飾枠に設けられた透明部材、開口又は切り欠きを介して視認されるので、発光又は画面表示を伴う立体的な視覚効果の高い装飾を形成することができる。
33.前記装飾枠は、合成樹脂の成型加工により形成されたことを特徴とする手段1乃至3又は7乃至32のいずれかに記載の遊技機。
手段33によれば、装飾枠を合成樹脂の成型加工によって形成することにより、上辺部と下辺部が高い強度で一体化される。
34.前記遊技機は、パチンコ遊技機であることを特徴とする手段1乃至33のいずれかに記載の遊技機。
手段34によれば、パチンコ遊技機において、装飾枠により窓枠の前面の少なくとも一部を覆って窓枠と装飾枠とが前後に重層する構造を形成することにより、強度の向上を図り、不正行為を防止すると共に、視覚的効果に優れた立体的装飾の形成が可能となる。
35.前記遊技機は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、前記各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出されるパチロット遊技機であることを特徴とする手段1乃至33のいずれかに記載の遊技機。
手段35によれば、パチロット遊技機において、装飾枠により窓枠の前面の少なくとも一部を覆って窓枠と装飾枠とが前後に重層する構造を形成することにより、強度の向上を図り、不正行為を防止すると共に、視覚的効果に優れた立体的装飾の形成が可能となる。
36.前記遊技機は、スロットマシンであることを特徴とする手段1乃至33のいずれかに記載の遊技機。
手段36によれば、スロットマシンにおいて、装飾枠により窓枠の前面の少なくとも一部を覆って窓枠と装飾枠とが前後に重層する構造を形成することにより、強度の向上を図り、不正行為を防止すると共に、視覚的効果に優れた立体的装飾の形成が可能となる。
本発明によれば、装飾枠の上辺部により窓枠前面における窓部より上方部分を、下辺部により窓部より下方部分を覆って窓枠と装飾枠とが前後に重層する構造を形成することにより、遊技機前面に視覚的効果に優れた大型の立体的装飾の形成が可能となる。また、上辺部と下辺部とが一体的に設けられることにより、装飾枠の強度向上及び不正行為の防止が図られると共に、本体枠への取り付け構造が簡単となり、さらに、上辺部と下辺部とが一度に開閉されるので作業性が向上される。また、窓枠と装飾枠とで重量が分担されるので、それぞれの強度を従来構成以上に高く設定することは必要とされない。
以下、本発明の遊技機を具体化した各実施形態について説明する。最初に、第一の実施形態であるパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」と称する)1について説明する。パチンコ機1は、内部の遊技球払い出し機構を利用して遊技球の貸し出しを行うCR機と称されるタイプのパチンコ機であり、図1に示すように、カードユニット20が隣接配置され且つ電気的に接続されている。カードユニット20は、予め金額情報が記録された価値媒体としての図示しないプリペイドカードを投入可能なカード投入口21を有し、プリペイドカードから金額情報の読み出し及び書き込みが可能となっている。
パチンコ機1は、図1乃至図4に示すように、外枠2と、その外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開閉可能に支持され且つ遊技領域14を有する本体枠3とを備えている。外枠2は、パチンコ機1のベースとなる枠であり、板材により全体として矩形状に構成されている。尚、本実施の形態では、外枠2は木製であって、上下方向の長さは808mm、左右方向の長さは520mmとなっている。
本体枠3は、合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂により構成されている。本体枠3の開閉軸線はパチンコ機1の正面から見て左側に上下に延びるように設定されている。尚、外枠2は樹脂により構成されていてもよく、あたかも外枠2及び本体枠3が一体物に見えるように構成されていてもよい。
本体枠3には、後述する下皿ユニット51を除く本体枠3の前面側を覆うように、ガラス扉枠4が本体枠3左端の垂直軸心回りに開閉自在に設けられている。さらに、本体枠3には、装飾枠60が本体枠3上端の水平軸心回りに開閉自在に設けられている。尚、ガラス扉枠4が本発明の窓枠を構成するものである。
本体枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠2の内側)には、図5に示すように、遊技盤5が着脱可能に装着されている。なお、遊技盤5は、その周縁部が本体枠3の裏側に当接した状態で取り付けられており、図5では、遊技盤5の前面部の略中央部分だけが本体枠3の前面側に露出した状態となっている。この遊技盤5の上下方向の長さは476mm、左右方向の長さは451mmとなっている。また、遊技盤5には、ルータ加工が施されることによって複数の開口部が形成されており、各開口部には、普通入賞チャッカー6、可変入賞装置7、作動チャッカー8、スルーチャッカー10等が配設されている。
尚、後述する図柄変動表示装置57の制御を行う表示制御基板や、スピーカ59における音声出力の制御を行う音声制御基板を含む各種の制御基板は、図4に示すように、遊技盤5の背面側に設けた透明樹脂製の裏パック5aによって覆われている。また、パチンコ機1の主制御を行うメイン基板はメイン基板ボックス5bに、入賞による遊技球の払い出しやカードユニット20からの貸し出し要求に基づいて遊技球の払い出しを行う払出ユニット5d及び遊技球の発射を行う発射装置31の制御を行う払出発射制御基板は払出発射制御基板ボックス5cにそれぞれ収納されている。
また、可変入賞装置7は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い状態になっている。より詳しくは、作動チャッカー8に対し遊技球Bが入賞することに基づいて、図柄変動表示装置57の液晶表示部の図柄が可変表示される。そして、確定された図柄の組合わせが予め設定した特定の図柄の組合わせとなったこと、ここでは停止した図柄が特定の組み合わせであることを必要条件に特別遊技状態が発生し、可変入賞装置7の大入賞口が所定の開放状態となり(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球Bが入賞しやすい状態(大当り遊技状態)になるよう構成されている。尚、図柄変動表示装置57において変動表示される複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停止時の組合せが大当り図柄の組合せであるリーチ遊技状態となったときに、図柄変動表示装置57においてリーチ演出画面が表示されると共に、リーチ遊技状態の発生がスピーカ59から出力される効果音によって報知される。
また、周知のとおり、前記一般入賞口6、可変入賞装置7、作動チャッカー8に遊技球Bが入賞することに基づいて、後述する上皿54(場合によっては下皿53)に対し所定数の遊技球が景品球として払い出されるようになっている。また、遊技盤5には、遊技球Bの落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車9等の各種部材(役物)が配設されている。
さて、本体枠3は、外形が前記外枠2とほぼ同一形状をなす樹脂ベース11と、この樹脂ベース11の最内周側に位置し略円弧状をなすよう一体形成された内レール12と、主として図の左側の内レール12に対し所定間隔を隔てて前記樹脂ベース11に一体形成された外レール13とを備えている。これら内レール12及び外レール13は遊技球発射ハンドル52の回動操作に基づき発射装置31から発射された遊技球Bを遊技盤5上部へ案内する発射路としての役割を主として果たすものである。従って、内レール12と外レール13とが並行する部分(向かって左側の部分)によって、誘導レールが構成されることとなる。
前記内レール12の下端部付近において、遊技盤5には遊技球Bを導出するアウト口25が形成されている。そして、遊技盤5の下部に落下した遊技球の多くは、このアウト口25を通って図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。このような構成の下、本体枠3の内周側の窓孔によって主として遊技領域の外延が確定されており、本体枠3に対し遊技盤5が装着された状態にあっては、内レール12及び外レール13が遊技盤5に当接又は近接した状態となる。そして、発射装置31により発射された遊技球Bは、主として外レール13によって遊技盤5の上部へと案内される。また、遊技盤5には、遊技球の払い出しを行う払出口32が設けられ、この払出口32に連通するようにガラス扉枠4側に払出口45が設けられている(図7参照)。
次に、遊技領域14について説明する。本実施の形態では、遊技領域14を、パチンコ機1の正面から見て、内レール12及び外レール13によって囲まれる領域のうち、内外レール12,13の並行部分である誘導レールの領域を除いた領域としている。また、パチンコ機1において、外レール13の最上部地点から遊技盤5下部までの間の距離は462mm、外レール13の極左位置から内レール12の極右位置までの間の距離は449mmとなっている。また、内レール12の極左位置から内レール12の極右位置までの間の距離は432mmとなっている。
併せて、図1及び図6に示すように、ガラス扉枠4の存在していない本体枠3下部は、例えばABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂よりなる下皿ユニット51となっている。下皿ユニット51の右下部からは、遊技球発射用ハンドル52が手前側に延設されている。また、下皿ユニット51のほぼ中央部には球受け皿としての景品球払出用の下皿53が設けられている。さらに、下皿ユニット51には下皿53の左側に隣接して灰皿56が設けられている。
次に、ガラス扉枠4について、図6及び図7を参照しつつ説明する。ガラス扉枠4には、前記遊技領域14の殆どを外部から視認することができるように略楕円形状の窓部41が形成されている。具体的には、前記窓部41は、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。本実施の形態において、前記窓部41の上端(外レール13の最上部、遊技領域の上端)と、ガラス扉枠4の上端との間の距離(いわゆる上部フレーム部分の上下幅)は50mmとなっており、85mm〜95mm程度上部フレーム幅がある従来技術に比べ、著しく短くなっている。なお、上記距離は、80mm以下であることが望ましく、より望ましくは70mm以下であり、さらに望ましくは60mm以下である。勿論、所定の強度が確保できるのであれば、50mm以下であっても差し支えない。
また、窓部41の左端と、ガラス扉枠4の左端との間の最短距離(いわゆる左側部フレーム部分の左右幅)は、ガラス扉枠4自体の強度及び支持強度を高めるために比較的大きく設定されている。より詳しくは、図1及び図7を相互に比較すると明らかなように、ガラス扉枠4が閉じられた状態において、外レール13の左側部は勿論、内レール12の左側部も前記左側部フレーム部分によって覆い隠される。すなわち、誘導レールの一部が覆い隠される。このように遊技球Bが一時的に視認困難となったとしても、それは、遊技球Bが遊技領域14に案内される通過点に過ぎず、遊技者が主として遊技を楽しむ遊技領域において遊技球Bが視認困難となるわけではない。そのため、実際の遊技に際しては何ら支障が生じない。また、このような支障が生じない一方で、ガラス扉枠4の十分な強度及び支持強度が確保可能となっている。ちなみに、外レール13の左端位置と外枠2の左端位置との左右方向の距離は21mm、遊技領域の右端位置(内レール12の右端位置)と外枠2右端位置との左右方向の距離は44mmとなっている。また、ガラス扉枠4には、図7に示すように、その左右フレーム部分の裏側において、そのガラス扉枠4を補強するための例えば金属製の補強部材43,44が取り付けられている。
また、ガラス扉枠4の開閉軸線(軸支部)もパチンコ機1の正面から見て左側に上下に延びるように設定されている。詳しくは、ガラス扉枠4の背面図である図7に示すように、ガラス扉枠4の裏側から見て右側の上端部付近に回動軸91が設けられ、図7に示すように本体枠3の正面から見て左側の上端部付近には回動軸91が嵌め込まれる軸受部92が設けられている。また、軸受部92の下方には、上方に突出する突回動軸93が設けられ、ガラス扉枠4の下側面には、前記回動軸91の下方位置において、前記突回動軸93を嵌め込むための図示しない軸受凹部が設けられている。そして、突回動軸93を前記軸受凹部に嵌め込み、回動軸91を軸受部92に嵌め込むことによって、ガラス扉枠4が軸支され開閉可能となる。このように本実施の形態では、回動軸91と突回動軸93を結ぶ線がガラス扉枠4の開閉軸線として設定されている。
また、ガラス扉枠4には、裏側から一対のガラス板42が並行して取り付けられている。ガラス扉枠4の左右方向の長さは、本体枠3とほぼ同等であり、そのガラス扉枠4によって本体枠3下部に設けられた下皿ユニット51を除く殆どの部分が覆われるようになっている。
ガラス扉枠4における窓部41下方の下部フレームには、上皿54が一体的に設けられている。上皿54は、合成樹脂を成形することによって製造され、ガラス扉枠4の払出し口45より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する貯留部54a、払出し口45より払い出された遊技球を貯留部54aへ流入させる流入口54l、及び貯留部54aに貯留された遊技球をガラス扉枠4の供給穴49を通して発射装置31側へ供給する供給口54rを有し、流入口54l及び供給口54rの後端面においてガラス扉枠4にビス等を用いて取り付け固定されている。
上皿54の貯留部54aは、流入口54l及び供給口54rに連続する底面部54bと、底面部54bの周囲を取り囲むように立設された前壁部54cと、底面部54bを挟んで前壁部54cと対向するように流入口54lと供給口54rとの間に立設され且つ前壁部54c側へ凸状となるようにに湾曲形成された後壁部54dとを有している。底面部54bは、左右方向に細長く且つガラス扉枠4から前方へ張り出すように形成されている。また、底面部54b後部の流入口54lと供給口54rとの間には前方側へ凹状をなす凹状輪郭部54uが形成され、上述した後壁部54dは凹状輪郭部54uに沿って立設されている。後壁部54dは、左右方向中央部でガラス扉枠4より数十mm程度(例えば、30〜50mm)前方側へ離間しており、後壁部54d背面とガラス扉枠4前面との間に空間部54hが形成される構造となっている。尚、図8(a)は上皿54の平面図、(b)は(a)の上皿54のA−A線断面図である。
貯留部54aの底面部54b上には、後壁部54dの右側に、遊技球を一列に整列させて供給口54rより供給穴49を通して発射装置31側へ流下させる整流部54eが設けられている。整流部54eには、遊技球を後述する直線部54fへ誘導するための傾斜壁54kが、直線部54fを挟んで前壁部54c側及び後壁部54d側に形成されており、遊技球の流路が徐々に狭まる構造となっている。また、整流部54eには、底面部54b上で前後方向に延設され且つ前方側から供給穴49の位置する後方側に向かって下り傾斜する直線部54fが設けられ、この直線部54fの底面に細長い長方形状の金属板54mが装着されている。金属板54mは、遊技球の流れをスムーズにする機能、底面を補強して摩擦による削れを防止する機能、ノイズを防止する機能等を有している。また、金属板54mの下流端側には球抜き穴54jが形成されている。この球抜き穴54jは、通常の状態において直線部54fの底面裏側をスライド自在に設けられる開閉弁54iによって閉塞されており、開閉弁54iが前壁部54cに設けられる球抜きレバー54gの操作により移動されたときに、球抜き穴54jが開放されて貯留部54a内に貯留されていた遊技球を図示しない球抜き通路を介して下皿53に移動せしめるものである。
ここで、上皿54の貯留部54aにおける遊技球Bの流れについて、図9を参照しつつ説明する。遊技球Bは、払出口45より払い出されると流入口54lより貯留部54a内に流入し、緩やかに右下がりに傾斜する底面部54bと、前壁部54c及び後壁部54dとに案内されて貯留部54a右側の供給口54rへ向かって転動して整流部54eに到達する。また、遊技者によって遊技球Bが貯留部54a内へ投入された場合も、同様に、底面部54b等に案内されて転動して整流部54eへ到達する。そして、遊技球Bは整流部54eの直線部54fを挟んで両側に設けられた傾斜壁54kによって誘導されて一列に整列されると共に、直線部54f上を下り傾斜する後方側(ガラス扉枠4側)へ転動して金属板54mの下流端より供給穴49へ流下する。供給穴49から球送り装置48へ供給された遊技球は、1個ずつ発射レール33に導かれ、発射装置31によって発射される。
次に、装飾枠60について、図10乃至図13を参照しつつ説明する。装飾枠60は、合成樹脂を成形加工してなる装飾枠本体60Aと、鋼材やアルミダイキャスト等の金属材料によりガラス扉枠4の窓部41を囲む矩形フレーム状に形成されて前面に装飾枠本体60Aが取り付けられるベース部材60Bとを備え、ガラス扉枠4の窓部41の隠蔽を回避しつつ、ガラス扉枠4の前側表面の略全域を覆うよう構成されている。尚、装飾枠60は、全体を合成樹脂のみにより形成するようにしてもよい。ここで、図10(a)は、装飾枠本体60Aの正面図であり、(b)は装飾枠本体60A上部の張出し部61を透視して示す正面図である。また、図11は、ベース部材60Bを示す正面図である。尚、装飾枠本体60Aはベース部材60Bの複数箇所に形成された取り付け孔60eにおいて図示しないビス等によってベース部材60B前面に固定される(図11参照)。
ベース部材60B上部中央には、図11(a)に示すように、窓部41上端に図柄変動表示装置57が配設されている。図柄変動表示装置57は、液晶ディスプレイを備え、例えば、図11(b)に示すように、左図柄列、中図柄列及び右図柄列の3つの表示列が画面表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成されており、これら図柄が各図柄列毎にスクロールされるように表示画面に可変表示されるようになっている。尚、図柄変動表示装置57は、液晶ディスプレイからなるので、高精細で見易い画面表示を行うことができる。
ベース部材60B下部中央には、遊技球の貸し出しに関する操作を行うための貸球操作部46が配設されている。貸球操作部46は、図1及び図11(a)に示すように、遊技球の貸し出し可能状態をランプによって示す貸出ボタンランプ46a、遊技球の貸し出しを行うための貸出ボタン46b、プリペイドカードの返却を行うための返却ボタン46c、プリペイドカードの残り度数を表示する度数表示LED46dとを備えている。遊技者は、後述する装飾枠本体60Aの操作部用開口部60cを介して露出する貸球操作部46各部の視認及び貸出ボタン46bや返却ボタン46cの操作を行うことができる(図1参照)。
装飾枠本体60A上部中央には、図10に示すように、逆台形状の表示用切り欠き60a形成され、ベース部材60B上に配設された図柄変動表示装置57が表示用切り欠き60aにおいて前面側に露出し、遊技者より視認可能とされる。装飾枠本体60A前面上部には、前方へ張り出し状に形成され且つベース部材60Bを介してガラス扉枠4との間に空間部61hを有する張出し部61が設けられている。張出し部61は、装飾枠本体60Aの左右両端を跨ぐアーチ状の外観を呈しており、中央では前方に数cm〜十数cm程度張り出している(図2(b),図3参照)。装飾枠本体60Aの略中央には、略円形状の窓部用開口部60bが形成され、ガラス扉枠4の窓部41に装着されたガラス板42を介して遊技領域14を視認可能となっている。
窓部用開口部60bの周囲には、各種ランプ、LED等の発光手段を備えた電飾部材62が設けられている。これら電飾部材62は、大当り時や所定のリーチ時等の遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光手段の発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすようになっている。勿論、これら電飾部材62を、ガラス扉枠4に設ける構成や遊技盤5に設ける構成(コーナー飾りと称される電飾部材62を遊技盤5のコーナー部等に配設する)としてもよいし、場合によっては本体枠3に設ける構成としてもよい。更には、前後一対のガラス42間に配設する構成としてもよい。
装飾枠本体60Aの窓部用開口部60bの下方には、逆台形状の操作部用開口部60cが形成され、ベース部材60B上に配設された貸球操作部46が操作部用開口部60cにおいて前面側に露出している。装飾枠本体60Aの操作部用開口部60cよりもさらに下方には、上皿54前面を覆うように前方へ膨出形成された膨出部63が設けられている。膨出部63は、図9に示すように、装飾枠60がガラス扉枠4に対して閉じた際に上皿54を収容可能な空間が内部に形成されつつ、所望形状で前側(遊技者側)に膨出形成されたものであり、上皿54上面を開口させる上皿用開口部63aが形成されている。この上皿用開口部63aにより、上皿54に貯留された遊技球を取り出したり、或いは上皿54の貯留部に遊技球を補充したりすることができる。また、膨出部63の前面右寄りにレバー用開口部63bが形成されている。上皿54前面に配設された球抜きレバー54gは、レバー用開口部63bより前面側に露出し、遊技者によって左右にスライド操作可能とされる。また、装飾枠本体60A下部の左右に、側面視L字形を呈する一対の脚部64,64が下方へ延設されている。装飾枠60を本体枠3に対して閉じた際に、脚部64,64が外枠2下部に設けられた突出片2a、2a上面にそれぞれ当接して支持されるので装飾枠60が安定する。
また、本体枠3が外枠2に対し閉じられると自動的にロックがかかるようになっており、所定のキー操作が行われることによりロックが解除されるようになっている。同様に、ガラス扉枠4が本体枠3に対し閉じられると自動的にロックがかかり、別途のキー操作が行われることによりロックが解除されるようになっている。さらに同様に、装飾枠60が本体枠3に対し閉じられると自動的にロックがかかり、別途のキー操作が行われることによりロックが解除されるようになっている。このようにロック及びロック解除を行うためのロック機構が本体枠3の右下部、つまり下皿ユニット51の右端部に設けられている。ロック機構には、鍵穴を有するキーシリンダ(解除キー)55、本体枠3及び外枠2間でのロック及び解除を行うための第2ロック機構が含まれる。本実施の形態では、最も幅狭で、遊技領域の拡張を阻害する本体枠の右中央部ではなく、比較的にスペースにゆとりのある本体枠3の右下部に、キーシリンダ55をはじめとする上記ロック機構(特にキーシリンダ55)が配設されている。換言すれば、キーシリンダ55は、遊技領域の最大幅となる位置を避けて配置されている。このような構成により、遊技領域の拡張をより容易且つ確実に図ることができる。
勿論、最も幅狭な部分以外であれば、上記以外の部位に設けてもよく、例えば、本体枠3の右上部に設けるような構成としてもよい。また、上記例では、第1ロック機構及び第2ロック機構をキーシリンダ55でともにロック状態を解除可能としたが、それぞれの解除のためのキーシリンダを別体で設けることとしてもよい。
また、ベース部材60B上端には、折り曲げ板形状のヒンジ65が左右一対に取り付けられており、装飾枠60はヒンジ65を介して本体枠3に対して水平軸心回りに(すなわち、上下に)開閉自在に枢着されている。尚、ヒンジ65はベース部材60B上端に配設されているが、これに代えて上部の左右両側面に配設してもよい。ここで、図12は、装飾枠60が上方へ開放されて水平姿勢となった状態を示している。また、図13(a)は、装飾枠60を上方に開放すると共にガラス扉枠4を左側へ開放し、この状態で装飾枠60をガラス扉枠4の上端で支持させることにより、装飾枠60を開放位置に保持した様子を示す図である。具体的には、図13(b)に示すように、ベース部材60B背面に係合突起60dが、ガラス扉枠4上端に係合突起60dに整合する係合凹部4aがそれぞれ形成され、係合突起60dと係合凹部4aとが係合することにより、上方に開放された装飾枠60がガラス扉枠4上端に載置された状態が保持される。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、装飾枠60上辺部をなす張出し部61によりガラス扉枠4前面における窓部41より上方部分を、装飾枠60下辺部をなす膨出部63により窓部41より下方部分をそれぞれ覆ってガラス扉枠4と装飾枠60とが前後に重層する構造を形成することにより、遊技機前面に視覚的効果に優れた大型の立体的装飾の形成が可能となる。また、装飾枠60の張出し部61と膨出部63とが左右両側で上下に連結されて全体が一体的に構成されることにより、装飾枠60の強度向上及び不正行為の防止が図られると共に、本体枠3への取り付け構造が簡単となり、さらに、装飾枠60全体が一度に開閉されるので作業性が向上される。
また、装飾枠60がガラス扉枠4の窓部41を囲む矩形フレーム状に形成されたベース部材60Bと、そのベース部材60Bの前面に取り付けられた装飾枠本体60Aとからなるので、ベース部材60Bによって簡単な構成で確実に強度を確保しつつ、装飾枠本体60Aにより様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。特に、ベース部材60Bが鋼材やアルミダイキャスト等の金属材料からなるのでの強度を確実に確保することができる。また、装飾枠本体60Aを合成樹脂の成型加工により形成することにより、張出し部61と膨出部63とを一体的に形成可能であると共に、様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。
また、ガラス扉枠4と装飾枠60とで重量が分担されるので、それぞれの強度を従来構成以上に高く設定することは必要とされない。また、装飾枠60は重量の大きいガラス板を有しないため相対的に軽量であり、小さな力で装飾枠60を上下に軽く開閉することができる。よって、電動で装飾枠60を開閉するための開閉駆動装置等を設ける必要がなく、遊技機1全体の構成が複雑化せず且つコストを低く抑えることができる。また、ガラス板が装着された窓枠が上方に開放される従来構成では、作業者がガラス板に頭をぶつける危険性があるが、本実施形態によればそのような危険性はなく、安全性が高い。さらに、装飾枠60が本体枠3に対して上方に開放されるので、装飾枠60に大型の立体的装飾が施された場合でも、隣の遊技者の邪魔にならずに装飾枠60を大きく開放することができる。
また、装飾枠60は、その上端がヒンジ65を介して本体枠3上部に取り付けられ、本体枠3に対して水平軸心回りに開閉自在に枢着されているので、簡単且つ安価な構成で装飾枠60を本体枠3に対して上下に開閉自在とすることができる。また、装飾枠60が本体枠3側へ閉じた状態でロック機構によりロックされるので、装飾枠60が不正に又は誤って開放されることを確実に防止することができる。
また、ガラス扉枠4は、本体枠3に対して左右に開閉自在に取り付けられ、上方に開放された装飾枠60が、左側に開放されたガラス扉枠4の上端にて係合突起60dと係合凹部4aとの係合によって固定支持されるので、固定保持用の棒状部材等を別途設けることなく、ガラス扉枠4を利用して装飾枠60を開放位置に保持することができ、遊技盤5の遊技領域14等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、貯留された遊技球によって大きな重量がかかる上皿54が、装飾枠60側ではなくガラス扉枠4側に設けられているので、装飾枠60の強度をあまり高く設定する必要がない。また、上方に開放される装飾枠60には上皿54が設けられていないので、上皿54内に貯留された遊技球が装飾枠60開放時にこぼれ落ちる事態は発生しない。また、ガラス扉枠4に設けられた上皿4の前面が、装飾枠60に形成された膨出部63によって覆われるので、上皿54を補強しつつ立体的装飾を形成することができる。
また、ガラス扉枠4の窓部41に装着されたガラス板42が、装飾枠60の開口より外部に露出するので、遊技者はガラス板42を介して遊技領域14を確実に視認することができる。また、ガラス扉枠4に設けられた貸し球操作部が装飾枠60の開口より外部に露出するので、遊技者は貸し球操作部を確実に操作することができる。
また、装飾枠60は、前方へ張り出し且つガラス扉枠4との間に空間部61hを有する張出し部61を備えているので、ガラス扉枠4と装飾枠60の張出し部61とが前後に重層した視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。特に、ガラス扉枠4と装飾枠60の両方に装飾部材(図柄変動表示装置57又は電飾部材62)を設けたので、発光及び画面表示を伴う視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。
また、張出し部61によって立体的構造が形成されることにより、各種部材の配設スペースを拡大することができる。すなわち、装飾枠60の張出し部61とガラス扉枠4との間に形成される空間部61h内を、遊技領域14を臨む窓部41の一部や各種部材の配設スペースとして活用しつつ、前方へ立体的に設けられた張出し部61に表示部や音声出力部等の各種部材を配設することができるので、遊技機前面における各種部材の配設スペースを確実に拡大することができる。また、張出し部61の空間部61hを通して下方に光が取り込まれるので、張出し部61の下方が暗くなって遊技に支障を来たすことが防止される。また、張出し部61が装飾枠60の左右両端に跨って設けられるアーチ状に形成されているので、大型の立体的装飾を形成することができると共に、各種部材の配設スペースを大幅に拡大することができる。
また、装飾枠60の本体枠3に対する取り付け部品であるヒンジ65が、ベース部材60Bに固定されているので、本体枠3への取り付け強度を確実に確保することができる。また、装飾枠60において、図柄変動表示装置57や貸球操作部46がベース部材60Bに取り付けられているので、これら各種部品の取り付け強度を確実に確保することができる。さらに、装飾枠60の下端部をなす脚部64,64が外枠2下部に設けられた突出片2a、2a上面にそれぞれ当接して支持されるので、装飾枠60を本体側へ閉じた状態における安定性が確保される。
次に、本発明の第二の実施形態について、図14乃至図19を参照しつつ説明する。第二の実施形態は、複数種類の図柄が表示された複数の回転リールを有し、各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて遊技球が払い出されるパチロット遊技機(以下、単に「パチロット機」と称する)である。本実施形態のパチロット機101は、図14に示すように、正面側に開口すると共に、複数種類の図柄が表示された図示しない複数(3個)の回転リールが収容される本体枠120と、本体枠120の前面を覆うように左右に開閉可能に取り付けられ、ガラス板143aが装着されて各回転リールの図柄を視認可能とされた表示窓143を有する合成樹脂製のフロントパネル140と、フロントパネル140前面の大部分を覆うように上下に開閉自在に設けられる装飾パネル160とを備えている。尚、フロントパネル140が本発明の窓枠を、装飾パネル160が装飾枠をそれぞれ構成するものである。また、本実施形態では、3個の回転リールにおいて表示窓143から視認される領域が遊技領域114である。
また、フロントパネル140の前面には、上部の左右に音声出力部159,159、払い出された遊技球を貯留する上皿144、払い出された遊技球又は上皿144より誘導された遊技球を受けて貯留する下皿170等が設けられている。音声出力部159には、図示しない接続コードを介して音声制御基板と電気的に接続されたスピーカ本体159aが収納されている。また、音声出力部159においてスピーカ本体159aの前面を覆うカバー159bには多数の小孔159cが形成されており、スピーカ本体159aから出力される音声が遊技者から聞こえやすくなっている。上皿144の上面には、各回転リールの回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じてフロントパネル140の払出し口145より払い出された遊技球及び遊技者により投入された遊技球を貯留する貯留部144a、払出し口145より払い出された遊技球を貯留部144aへ流入させる流入口144l、及び貯留部144aに貯留された遊技球をフロントパネル140の供給穴149を通して本体側へ供給する供給口144rが設けられている。
装飾パネル160は、合成樹脂を成形加工してなる装飾パネル本体160Aと、鋼材やアルミダイキャスト等の金属材料によりフロントパネル140の表示窓143を囲む矩形フレーム状に形成されて前面に装飾パネル本体160Aが取り付けられるベース部材160Bとを備えている。図16は、ベース部材160Bを示す正面図であり、装飾パネル本体160Aはベース部材160Bの複数箇所に形成された取り付け孔160eにおいて図示しないビス等によってベース部材160B前面に固定される。装飾パネル本体160Aは、フロントパネル140の表示窓143より上方部分を覆う張出し部161と、フロントパネル140の表示窓143より下方部分を覆う膨出部163及び164とを備え、張出し部161と膨出部163及び164とが左右両側で上下に連結されて一体化された構造を有している。
より具体的に説明すると、装飾パネル本体160A上部には、前方へ張り出し状に形成され且つフロントパネル140との間に空間部161hを有してフロントパネル140の前面上部を覆うように張出し部161が設けられ、張出し部161より後方へ左右一対の取り付け片162が延設されている。張出し部161は、音声出力部159,159を左右方向に跨ぐアーチ状の外観を呈しており、中央では前方に数cm〜十数cm程度張り出している。一対の取り付け片161には、折り曲げ板形状のヒンジ165がそれぞれ取り付けられており、装飾パネル160はヒンジ165を介して本体枠120に対して水平軸心回りに(すなわち、上下に)開閉自在に枢着されている。ここで、図15は、装飾パネル160を本体枠120側へ閉じた状態を、図17は、装飾パネル160を上方へ開放して水平姿勢とされた状態を示している。
張出し部161前面の中央には情報表示部157が配設されている。尚、図18は、張出し部161付近を示す正面図であり、図19は、図18におけるC−C線断面及び張出し部161と遊技者との位置関係を示す側面図である。情報表示部157は、横長の長方形状を呈する液晶ディスプレイからなり、通信回線305を介してホールサーバ304から受信した表示用データに基づいて画面表示を行う。また、空間部161h内で音声出力部159,159から音声が出力されて、音声が必要以上に周囲に広がらないので、当該遊技者には音声が明瞭に聴取され且つ周囲の遊技者には聴取されにくい。
装飾パネル本体160Aの略中央には、長方形状の窓部用開口部160aが形成され、フロントパネル140の表示窓143に装着されたガラス板143aを介して回転リールの遊技領域114を視認可能となっている。窓用開口部160aの下方には、上皿144前面を覆うように前方へ膨出形成された膨出部163が設けられている。膨出部163は、図15,17に示すように、装飾枠160がフロントパネル140に対して閉じた際に上皿144を収容可能な空間が内部に形成されつつ、所望形状で前側(遊技者側)に膨出形成されたものであり、上皿144上面を開口させる上皿用開口部163aが形成されている。この上皿用開口部163aにより、上皿144に貯留された遊技球を取り出したり、或いは上皿144の貯留部に遊技球を補充したりすることができる。膨出部163の下方には、下皿170前面を覆うように前方へ膨出形成された膨出部164が設けられている。膨出部164は、図14,15に示すように、装飾枠160がフロントパネル140に対して閉じた際に下皿170を収容可能な空間が内部に形成されつつ、所望形状で前側に膨出形成されたものであり、下皿170上面を開口させる下皿用開口部164aが形成されている。この下皿用開口部164aにより、下皿170に貯留された遊技球を取り出すことができる。
また、膨出部163の上面には、クレジットされている遊技球を投入するためのベットスイッチ146aや、クレジットされている遊技球を払い出すためのキャンセルスイッチ146bが設けられている。また、膨出部163の前面は操作部147となっており、回転リールの回転起動操作を行うスタートレバー147a、及び左・中・右の回転リールにそれぞれ対応して設けられたストップスイッチ147bが設けられている。また、窓部用開口部160aを挟む両側や、膨出部163前面には装飾ランプ142が配設されている。
次に、上述したパチロット機101を用いた情報提供システム301のシステム構成について、図23を参照しつつ説明する。情報提供システム301は、図23に示すように、遊技ホール外の情報提供センタ等に設けられる情報サーバ302と、情報サーバ302が接続されたインターネット網303と、遊技ホール側に設けられてインターネット網303に接続されたホールサーバ304と、遊技ホール内に設けられた通信線305と、遊技ホール内に設置されて通信線305を介してホールサーバ304と接続された複数のパチロット機101,・・101とから構成される。
情報サーバ302には、各種情報の表示用データが記憶されており、当該記憶された表示用データを、インターネット網303を介して各遊技ホールのホールサーバ304に対して定期的に配信する。情報サーバ302によって配信される表示用データは、地域の飲食店情報等の広告情報、ニュース、天気予報等である。ホールサーバ304は、インターネット網303を介して表示用データを受信して内部の記憶装置に記憶する。また、ホールサーバ304は、遊技ホールにおいて入力された表示用データをも記憶装置に記憶する。尚、遊技ホールにおいて入力される表示用データは、新台入れ替え情報、遊技機の新機種情報、景品情報、遊技ホールからのお知らせ等である。そして、ホールサーバ304は、記憶した表示用データを通信回線305を介して所定のタイミングで各パチロット機101へ送信する。各パチロット機101において、情報表示部157が受信した表示用データに基づいて画面表示を行う。図24は、情報表示部157において、新台入れ替え情報を表示した例を示している。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、装飾枠160の上辺部をなす張出し部161によりフロントパネル140前面における表示窓143より上方部分を、装飾枠160の下辺部をなす膨出部163により表示窓143より下方部分をそれぞれ覆ってフロントパネル140と装飾パネル160とが前後に重層する構造を形成することにより、遊技機前面に視覚的効果に優れた大型の立体的装飾の形成が可能となる。また、装飾パネル160の張出し部161と膨出部163,164とが左右で上下に連結されて全体が一体的に構成されることにより、装飾パネル160の強度向上及び不正行為の防止が図られると共に、本体枠120への取り付け構造が簡単となり、さらに、装飾パネル160全体が一度に開閉されるので作業性が向上される。
また、装飾パネル160がフロントパネル140の表示窓143を囲む矩形フレーム状に形成されたベース部材160Bと、そのベース部材160Bの前面に取り付けられた装飾パネル本体160Aとからなるので、ベース部材160Bによって簡単な構成で確実に強度を確保しつつ、装飾パネル本体160Aにより様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。特に、ベース部材160Bが鋼材やアルミダイキャスト等の金属材料からなるのでの強度を確実に確保することができる。また、装飾パネル本体160Aを合成樹脂の成型加工により形成することにより、張出し部161と膨出部163及び164とを高い強度で一体化可能であると共に、様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。
また、装飾パネル160によりフロントパネル140前面を覆ってフロントパネル140と装飾パネル160とが前後に重層する構造を形成することにより、強度の向上を図り、不正行為を防止すると共に、視覚的効果に優れた立体的装飾の形成が可能となる。また、フロントパネル140と装飾パネル160とで重量が分担されるので、それぞれの強度を高く設定することは必要とされない。さらに、装飾パネル160が本体枠120に対して上方に開放されるので、装飾パネル160に大型の立体的装飾が施された場合でも、隣の遊技者の邪魔にならずに装飾パネル160を開放することができる。
また、フロントパネル140の前面にて前方へ張り出し且つフロントパネル140との間に空間部161hを有する張出し部161を備えた装飾パネル160を設けることにより、フロントパネル140前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。また、情報表示部157がフロントパネル140の前面にて前方へ張り出す装飾パネル160の張出し部161に配設されているので、より遊技者に近い位置で見易い画面表示を行うことができる。特に、情報表示部157は、情報サーバ302からインターネット網303を介して配信された表示用データや遊技ホールにおいて入力された広告宣伝情報、ニュース、お知らせ等に関する表示用データをホールサーバ304より受信して画面表示することができる。
次に、本発明の第三の実施形態について、図20乃至図22を参照しつつ説明する。尚、第二の実施形態で説明した図23に示す情報提供システム301は、第三の実施形態においても共通に用いられるものとする。第三の実施形態の遊技機であるスロットマシン201は、図20及び図21に示すように、正面側に開口すると共に、複数種類の図柄が表示された複数(3個)の回転リール221が収容される本体キャビネット220と、本体キャビネット220の前面を覆うように左右に開閉可能に取り付けられ、各回転リール221の図柄を視認可能な表示窓243を設けたフロントパネル240と、フロントパネル240前面の大部分を覆うように上下に開閉自在に設けられる装飾パネル260とを備えている。また、本体キャビネット220が本発明の本体枠を、フロントパネル240が窓枠を、装飾パネル260が装飾枠をそれぞれ構成するものである。また、本実施形態では、3個の回転リール221において表示窓243から視認される領域が遊技領域214である。
本体キャビネット220は、天板、左右の側板、底板、裏板などから構成され、例えば、薄板板金素材を切断、孔あけ、曲げ加工等して所定のパネル形状に加工した後、これ等の部材を溶接して図示する正面側に開口する箱状に形成される。
フロントパネル240は、合成樹脂の成型加工によって、本体キャビネット220の開口部分を覆う扉状に形成される。フロントパネル240には、本体キャビネット220に収容された左・中・右の回転リール221の前面側に対向する位置に、ガラス板243aが嵌め込まれた表示窓243が設けられ、各回転リール221に表示された図柄が視認可能となっている。フロントパネル240上部には、情報表示部257が配設されている。情報表示部257は、横長の長方形状を呈する大型の液晶ディスプレイからなり、通信回線305を介してホールサーバ304から受信した表示用データに基づいて画面表示を行う(図23、24参照)。フロントパネル240の高さ方向略中央部分は前方へ突出状に形成され、上面に遊技メダルを投入するためのメダル投入口246が設けられている。
フロントパネル240の下部には、各回転リール221の回転停止時の図柄の組合わせに基づく入賞態様に応じて払い出された遊技メダルを受けて貯留するメダル受皿270が設けられている。メダル受皿270は、合成樹脂の成型加工により上面が開口する箱状に形成されている。
装飾パネル260は、合成樹脂を成形加工してなる装飾パネル本体260Aと、鋼材やアルミダイキャスト等の金属材料によりフロントパネル240の表示窓243を囲む矩形フレーム状に形成されて前面に装飾パネル本体260Aが取り付けられるベース部材260Bとを備えている。ベース部材260Bは、図16に示す第二の実施形態におけるベース部材160Bと同様の形状を呈しており、装飾パネル本体260Aはベース部材260Bの複数箇所に形成された取り付け孔を介して図示しないビス等によってベース部材260B前面に固定される。装飾パネル本体260Aは、フロントパネル240の表示窓243より上方部分を覆う張出し部261と、フロントパネル240の表示窓243より下方部分を覆う膨出部263及び264とを備え、張出し部261と膨出部263及び264とが左右両側で上下に連結されて一体化された構造を有している。
より具体的に説明すると、装飾パネル本体260Aの上部には、前方へ張り出し状に形成され且つフロントパネル240との間に空間部261hを有してフロントパネル240の前面上部を覆う張出し部261が設けられ、張出し部261より後方へ左右一対の取り付け片262が延設されている。張出し部261は、情報表示部257の上部を左右方向に跨ぐアーチ状の外観を呈しており、中央では前方に数cm〜十数cm程度張り出している。一対の取り付け片262には、折り曲げ板形状のヒンジ265がそれぞれ取り付けられており、装飾パネル260はヒンジ265を介して本体キャビネット220に対して水平軸心回りに(すなわち、上下に)開閉自在に枢着されている。ここで、図21は、装飾パネル260を本体キャビネット220側へ閉じた状態を、図22は、装飾パネル260を上方へ開放して水平姿勢とされた状態をそれぞれ示している。装飾パネル260前面には、複数の発光ダイオード(LED)261bを左右方向に整列させて配設した電飾部261aが全体に亘って形成されている。尚、LEDに代えて、多数の電球を配設することにより電飾部261aを構成してもよい。
装飾パネル本体260Aの略中央には、長方形状の窓部用開口部260aが形成され、フロントパネル240の表示窓243に装着されたガラス板243aを介して各回転リール221の遊技領域214を視認可能となっている。窓部用開口部260aの下方には、前方に突出する台状の膨出部263が設けられている。この膨出部263の上面には、クレジットされている遊技メダルを投入するためのベットスイッチや、クレジットされているメダルを払い出すためのキャンセルスイッチ等を含む各種スイッチ263aが設けられている。また、メダル投入口246に対応する箇所には開口が形成され、装飾パネル260が本体キャビネット220側へ閉じた状態でメダル投入口246が露出するようになっている。また、膨出部263の前面には、回転リール221の回転起動操作を行うスタートレバー263b、及び左・中・右の回転リール221にそれぞれ対応して設けられたストップスイッチ263dが設けられている。また、フロントパネル240上下方向中央に設けられた膨出部263の下方の領域には、機種名称等が描かれた化粧パネル266が取り付けられている。
装飾パネル本体260Aの下部には、メダル受皿270前面を覆うように前方へ膨出形成された膨出部264が設けられている。膨出部264は、図21,22に示すように、装飾枠260がフロントパネル240に対して閉じた際にメダル受皿270を収容可能な空間が内部に形成されつつ、所望形状で前側に膨出形成されたものであり、メダル受皿270上面を開口させるメダル受皿用開口部264aが形成されている。このメダル受皿用開口部264aにより、メダル受皿270に貯留された遊技メダルを取り出すことができる。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、装飾枠260の上辺部をなす張出し部261によりフロントパネル240前面における表示窓243より上方部分を、装飾パネル260の下辺部をなす膨出部263,264により表示窓243より下方部分をそれぞれ覆ってフロントパネル140と装飾パネル260とが前後に重層する構造を形成することにより、遊技機前面に視覚的効果に優れた大型の立体的装飾の形成が可能となる。また、装飾パネル260の張出し部261と膨出部263,264とが左右両側で上下に連結されて全体が一体的に構成されることにより、装飾パネル260の強度向上及び不正行為の防止が図られると共に、本体キャビネット220への取り付け構造が簡単となり、さらに、装飾パネル260全体が一度に開閉されるので作業性が向上される。
また、装飾パネル260がフロントパネル240の表示窓243を囲む矩形フレーム状に形成されたベース部材260Bと、そのベース部材260Bの前面に取り付けられた装飾パネル本体260Aとからなるので、ベース部材260Bによって簡単な構成で確実に強度を確保しつつ、装飾パネル本体260Aにより様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。特に、ベース部材260Bが鋼材やアルミダイキャスト等の金属材料からなるのでの強度を確実に確保することができる。また、装飾パネル本体260Aを合成樹脂の成型加工により形成することにより、張出し部261と膨出部263,264とが高い強度で一体化可能であると共に、様々な形状を有する大型の立体的装飾の形成が可能となる。
また、フロントパネル240と装飾パネル260とで重量が分担されるので、それぞれの強度を高く設定することは必要とされない。さらに、装飾パネル260が本体キャビネット220に対して上方に開放されるので、装飾パネル260に大型の立体的装飾が施された場合でも、隣の遊技者の邪魔にならずに装飾パネル260を開放することができる。
また、フロントパネル240の前面にて前方へ張り出し且つフロントパネル240との間に空間部261hを有する装飾パネル260を備えることにより、大型の情報表示部257をフロントパネル240前面上部に配設する構成を採用しつつ、フロントパネル240前面に立体的構造を形成して各種部材の配設スペースを拡大することができる。また、遊技者の目に付きやすく且つ立体的構造を有する装飾パネル260に複数のLED261bを有する電飾部261aが形成されているので、光による効果的な演出を行うことにより遊技の興趣を増大させることができる。また、フロントパネル240前面のスペースが小さい場合でも、装飾パネル260上に大型の電飾部261aを構成することができる。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。例えば、前記第一の実施形態では、図柄変動表示装置57を液晶ディスプレイにより構成したが、図柄変動表示装置57をELディスプレイ(ELは、エレクトロルミネッセントの略)により構成してもよい。本変形例によれば、図柄変動表示装置57が高輝度で見易い画面表示を行うことができる。尚、図柄変動表示装置57を可撓性を有する材質からなるELディスプレイにより構成する場合、ELディスプレイを曲面状に配設する構成としてよい。本変形例によれば、外部からの光の写り込みが防止されて図柄変動表示装置57における画面表示の視認がより一層容易となる。
或いは、図柄変動表示装置57をLEDディスプレイにより構成してもよい。本変形例によれば、図柄変動表示装置57が安価な構成で見易い画面表示を行うことができる。さらに、第二の実施形態において、情報表示部157をタッチパネル式ディスプレイにより構成してもよい。本変形例によれば、遊技者が指で情報表示部157の表面に触れることによって容易に各種の入力操作を行うことができる。入力操作としては、表示したい情報の選択入力を行えるようにしてもよいし、タッチパネル式ディスプレイ上に球貸しボタン等を設けて貸し球操作部を構成するようにしてもよい。さらに、情報表示部157の両端を回転自在に支持して、情報表示部157が所定の傾斜角となるように上下に回動可能に配設してもよい。本変形例によれば、情報表示部157が遊技者の視線方向となるように傾斜角を調整可能であるので、遊技者は、より一層容易に画面表示を視認することができる。
また、前記第一の実施形態において、図25に示す変形例のように、装飾枠60の上辺部から下辺部まで連続的に電飾部材としての多数個の発光ダイオード62’を配設する構成としてもよい。本変形例によれば、遊技機1前面に連続的で視覚的効果に優れた立体的装飾を形成することができる。
また、前記第一の実施形態では、上皿54の上面を開放して遊技球を投入可能に構成されたパチンコ遊技機に本発明を適用した例を示したが、上皿54の上面がカバー部材で封鎖された構造或いは上皿を設けることなく発射装置へ遊技球が供給される構造を有し且つ獲得された賞球数がポイントカードに書き込まれるように構成された封入式と称されるパチンコ遊技機に本発明を適用してもよい。
また、前記第一の実施形態では、上皿54がガラス扉枠4に一体的に設けられる構成としたが、上皿54が本体枠3側に設けられる構成としてもよい。本変形例によれば、貯留された遊技球によって大きな重量がかかる上皿54が、装飾枠60側ではなく本体枠3側に設けられているので、装飾枠60の強度をあまり高く設定する必要がない。また、上方に開放される装飾枠60には上皿54が設けられていないので、上皿54内に貯留された遊技球が装飾枠60開放時にこぼれ落ちる事態は発生しない。
また、前記各実施形態では、装飾枠60(装飾パネル160,装飾パネル260)が本体枠2(本体枠120,本体キャビネット220)に対して上方へ開放されるように構成したが、下方へ開放されるように構成してもよい。例えば、装飾枠60等の下端をヒンジを介して本体枠2等の下部に取り付けて水平軸心回りに開閉自在に枢着してもよい。本変形例によれば、隣の遊技者の邪魔にならずに装飾枠60等を大きく下方へ開放した状態で、本体枠2等の遊技領域に対するメンテナンス作業等を行うことができる。
本発明は、パチンコ遊技機、スロットマシン、パチロット遊技機等の各種の遊技機に適用可能である。
第一の実施形態としてのパチンコ機の正面図である。 (a)はパチンコ機の側面図であり、(b)は装飾枠及びガラス扉枠の上部を側面視して示す断面図である。 パチンコ機の上面図である。 パチンコ機の背面側における斜視図である。 装飾枠及びガラス扉枠を開放した状態における本体枠、遊技盤等を示す正面図である。 ガラス扉枠を示す正面図である。 ガラス扉枠を示す背面図である。 (a)は上皿付近の上面図であり、(b)はA−A線断面図である。 上皿における遊技球の流れを示す上面図である。 (a)は装飾枠本体全体を示す正面図であり、(b)は装飾枠本体上部の張出し部を透視して示す正面図である。 (a)は装飾枠のベース部材を示す正面図であり、(b)は図柄変動表示装置における表示例を示す図である。 装飾枠を上方へ開放した状態を示す側面図である。 (a)装飾枠が開放位置に保持された状態を示す側面図であり、(b)は装飾枠とガラス扉枠との係合状態を示す拡大断面図である。 第二の実施形態としてのパチロット機の正面側における斜視図である。 パチロット機の装飾パネルを本体枠側へ閉じた状態を示す側面図である。 装飾パネルのベース部材を示す正面図である。 パチロット機の装飾パネルを上方へ開放した状態を示す側面図である。 パチロット機の装飾パネルにおける張出し部付近を示す正面図である。 図18におけるC−C線断面及び装飾パネルと遊技者との位置関係を示す側面図である。 第三の実施形態としてのスロットマシンの正面図である。 スロットマシンの装飾パネルを本体キャビネット側へ閉じた状態を示す側面図である。 スロットマシンの装飾パネルを上方へ開放した状態を示す側面図である。 パチロット機(又はスロットマシン)を用いた情報提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。 情報表示部において新台入れ替え情報を表示した例を示す図である。 第一の実施形態の変形例を示す正面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 外枠
3 本体枠
4 ガラス扉枠(窓枠)
14 遊技領域
41 窓部
54 上皿(受皿)
60 装飾枠
60A 装飾枠本体
60B ベース部材
61 張出し部(上辺部)
61h 空間部
62 電飾部
62’ 発光ダイオード
63 膨出部(下辺部)
65 ヒンジ
101 パチロット遊技機(遊技機)
114 遊技領域
120 本体枠
140 フロントパネル(窓枠)
143 表示窓(窓部)
154 上皿(受皿)
160 装飾パネル(装飾枠)
160A 装飾パネル本体(装飾枠本体)
160B ベース部材
161 張出し部(上辺部)
161h 空間部
163 膨出部(下辺部)
164 膨出部(下辺部)
165 ヒンジ
170 下皿(受皿)
201 スロットマシン(遊技機)
214 遊技領域
220 本体キャビネット(本体枠)
240 フロントパネル(窓枠)
243 表示窓(窓部)
260 装飾パネル(装飾枠)
260A 装飾パネル本体(装飾枠本体)
260B ベース部材
261 張出し部(上辺部)
261h 空間部
263 膨出部(下辺部)
264 膨出部(下辺部)
265 ヒンジ
270 メダル受皿(受皿)

Claims (3)

  1. 遊技領域を有する本体枠と、その本体枠の前面側に設けられ且つ前記遊技領域を臨む窓部を有する窓枠とを備えた遊技機であって、
    前記窓枠前面における前記窓部より上方部分を覆う上辺部とその上辺部と一体的に設けられ且つ前記窓部より下方部分を覆う下辺部とを有すると共に前記本体枠に対して開閉自在に取り付けられた装飾枠を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記装飾枠は、前記窓枠の窓部を囲むフレーム状に形成されたベース部材と、そのベース部材の前面に取り付けられる装飾枠本体とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記装飾枠が前記本体枠に対して上下に開閉自在に取り付けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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