JP2006031865A - 強誘電体メモリ装置及びその駆動方法 - Google Patents

強誘電体メモリ装置及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 擬似SRAMとしても利用可能な強誘電体メモリ装置を提供する。
【解決手段】
複数のメモリセルと、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときにデータ信号が示す記憶データをメモリセルに記憶させる制御部とを備えた強誘電体メモリ装置であって、制御部は、書き込み制御信号が第1の論理値を示すときに、第1のメモリセルに予備データを書き込み、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときに、第1のメモリセルに予備データを保持させるか、又は第1のメモリセルに記憶データを書き込んで、第1のメモリセルに記憶データを記憶させる強誘電体メモリ装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は強誘電体メモリ装置及びその駆動方法に関する。特に本発明は、擬似SRAMとしても利用可能な強誘電体メモリ装置及びその駆動方法に関する。
従来の半導体集積回路装置として、特開2003−308692号公報(特許文献1)に開示されたものがある。上記従来の半導体集積回路装置は、ライトイネーブル信号/WE等の遷移を検出するATD回路と、ATD回路の検知結果に基づきメモリセルアレイのアクセスを制御する制御回路とを有し、擬似SRAMとして使用される。
特開2003−308692号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の半導体集積回路装置は、ライトイネーブル信号/WEが遷移した後の書き込み動作が遅いため、擬似SRAMとして高速動作させることが困難であるという問題が生じていた。
よって、本発明は、上記の課題を解決することのできる強誘電体メモリ装置及びその駆動方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するため、本発明の第1の形態によれば、複数のメモリセルと、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときにデータ信号が示す記憶データをメモリセルに記憶させる制御部とを備えた強誘電体メモリ装置であって、制御部は、書き込み制御信号が第1の論理値を示すときに、第1のメモリセルに予備データを書き込み、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときに、第1のメモリセルに予備データを保持させるか、又は第1のメモリセルに記憶データを書き込んで、第1のメモリセルに記憶データを記憶させることを特徴とする強誘電体メモリ装置を提供する。
上記構成では、書き込み制御信号が第1の論理値を示す期間において、メモリセルに第1のデータが書き込まれ、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したとき、第1のデータを保持するか又は第2のデータを書き込む、すなわち、当該期間の終了に応じて、データ信号が示す、当該メモリセルに書き込むべきデータが当該メモリセルに書き込まれることとなる。例えば、メモリセルに対するデータの書き込み動作を第1のデータの書き込みと第2のデータの書き込みの2回行って当該メモリセルに所望のデータを書き込む場合、当該書き込み動作を、書き込み制御信号が第1の論理値を示す期間が終了する前後に分けて行われることとなる。したがって、上記構成によれば、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化した後に極めて短時間で記憶データをメモリセルに記憶させることができるため、書き込み期間後の読み出し動作に影響を及ぼさないうちに高速で書き込み動作を終了させることができる。したがって、上記構成によれば、擬似SRAMとして利用可能な強誘電体メモリ装置を提供できる。
上記強誘電体メモリ装置は、第1のメモリセルに接続されたプレート線及び第1のビット線をさらに備え、第1のメモリセルは、一方端がトランジスタを介してビット線に接続され、他方端がプレート線に接続された第1の強誘電体キャパシタを有しており、制御部は、プレート線の電位が第1のビット線の電位より高くなるように、プレート線の電位を制御して第1の強誘電体キャパシタに予備データを書き込むプレート線制御回路と、第1のビット線の電位がプレート線の電位より高くなるように、ビット線の電位を制御して第1の強誘電体キャパシタに記憶データを書き込むビット線制御回路と、を有することが好ましい。
上記構成では、第1の強誘電体キャパシタの一方端と他方端との間に所定の電位差を設けることにより、当該第1の強誘電体キャパシタの分極状態を制御して所定のデータを書き込むこととなる。そして、プレート線にかかる負荷は第1のビット線にかかる負荷よりも大きいため、プレート線の電位を制御する時間は第1のビット線の電位を制御する時間より長くかかるところ、上記構成では、第1の強誘電体キャパシタに予備データを書き込むときにはプレート線の電位を制御し、記憶データを書き込むときには第1のビット線の電位を制御することとなる。したがって、上記構成によれば、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化した後は、必要に応じて第1のビット線の電位を制御してメモリセルに記憶データを書き込むこととなるため、極めて短時間でメモリセルに記憶データを記憶させることができる。
上記強誘電体メモリ装置において、プレート線制御回路及びビット線制御回路は、予備データが第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたときに、第1の強誘電体キャパシタの一方端と他方端が略同電位となるように、プレート線及び第1のビット線の電位をそれぞれ制御することが好ましい。
上記構成では、第1の強誘電体キャパシタに予備データが書き込まれた後、記憶データが書き込まれるまでの期間において、第1の強誘電体キャパシタにかかる電圧を略0Vとすることができる。すなわち、データの書き込みを行わない期間において第1の強誘電体キャパシタにかかる電圧を略0Vとすることができる。したがって、上記構成によれば、第1の強誘電体キャパシタの疲労を抑制できるとともに、インプリントによる読み出しマージンの低下を防止することができる。
上記強誘電体メモリ装置は、データ信号を当該強誘電体メモリ装置の外部から受け取るデータピンと、データピンが受け取ったデータ信号をビット線制御回路に転送するか否かを切り換える転送回路と、をさらに備え、ビット線制御回路は、データ信号を保持する第1の書き込み回路と、第1のビット線と第1の書き込み回路との間に設けられた第1のスイッチと、を有し、転送回路は、書き込み制御信号が第1の論理値を示すときにデータ信号を第1の書き込み回路に転送し、第1のスイッチは、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときに、第1の書き込み回路と第1のビット線とを接続し、第1の書き込み回路は、当該第1の書き込み回路が第1のビット線と接続されたときに、転送されたデータ信号に基づいて第1のビット線の電位を制御して第1のメモリセルに記憶データを記憶させることが好ましい。
上記構成では、第1の書き込み回路は、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときに、当該書き込み制御信号が第1の論理値を示している間に予め転送され保持していたデータ信号に基づいて、第1の強誘電体キャパシタに記憶データを記憶させることとなる。すなわち、上記構成によれば、第1の書き込み回路は、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したとき、記憶データの転送を待つことなく第1の強誘電体キャパシタに記憶データを記憶させることができる。したがって、上記構成によれば、第1の強誘電体キャパシタに記憶データをさらに高速に記憶させることができる。
上記強誘電体メモリ装置は、第1のビット線を含む複数のサブビット線が接続されたメインビット線をさらに備え、第1のスイッチは、メインビット線と第1のビット線との間に設けられており、第1の書き込み回路は、メインビット線及び第1のスイッチを介して第1のビット線に接続されることが好ましい。
上記構成によれば、擬似SRAMとしても使用可能な、大容量の強誘電体メモリ装置を提供することができる。
上記強誘電体メモリ装置において、ビット線制御回路は、第1のビット線を接地するか否かを切り換える接地回路をさらに有し、第1のスイッチは、転送回路が第1の書き込み回路にデータ信号を転送しているときに、第1のビット線を第1の書き込み回路から切り離し、接地回路及びプレート線制御回路は、転送回路がデータ信号を書き込み回路に転送しているときに、第1のビット線及びプレート線の電位を接地電位とすることが好ましい。
上記構成では、転送回路が第1の書き込み回路にデータ信号を転送しているときに、当該第1の書き込み回路は第1のビット線から切り離されるとともに、第1のビット線及びプレート線に接続された第1の強誘電体キャパシタの両端は接地されることとなる。すなわち、上記構成では、第1の書き込み回路に転送されるデータ信号が示すデータにかかわらず、第1の強誘電体キャパシタの両端にかかる電圧を略0Vとすることができる。したがって、上記構成によれば、擬似SRAMにおいて、例えば書き込み期間が非常に長い場合があっても、データ信号を書き込み回路に転送しつつ、第1の強誘電体キャパシタの疲労を抑制することができるとともに、インプリントによる読み出しマージンの低下を防止することができる。
上記強誘電体メモリ装置において、ビット線制御回路は、第1のビット線に接続され、当該第1のビット線を接地するか否かを切り換える接地回路をさらに有し、第1のスイッチが第1のビット線を第1の書き込み回路から切り離しているときに、接地回路は第1のビット線を接地して予備データを第1の強誘電体キャパシタに書き込むとともに、転送回路は書き込み回路へデータ信号の転送を開始することが好ましい。
上記構成では、第1のスイッチが第1のビット線と第1の書き込み回路とを切り離している場合においても、接地回路及びプレート線制御回路が第1の強誘電体キャパシタに予備データを書き込むとともに、転送回路が第1の書き込み回路にデータ信号を転送することとなる。すなわち、上記構成では、予備データが第1の強誘電体キャパシタに書き込まれている間において、転送回路がデータ信号の転送を開始することができることとなる。したがって、上記構成によれば、例えば、書き込み制御信号が、第1の強誘電体キャパシタに予備データを書き込んだ直後に、第1の論理値から第2の論理値に変化した場合であっても、第1の書き込み回路が第1の強誘電体キャパシタに記憶データを高速に書き込むことができる。
上記強誘電体メモリ装置は、第2のメモリセルをさらに備え、制御部は、第1のメモリセルに予備データを書き込むときに、第2のメモリセルに記憶された記憶データを読み出し、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときに、第2のメモリセルに、当該第2のメモリセルから読み出された記憶データを書き込んで、当該記憶データを再度記憶させることが好ましい。
上記構成では、第1のメモリセルに対して書き込み動作を行うとともに、第2のメモリセルに記憶された記憶データを読み出すこととなる。そして、上記構成では、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化するときに、第1のメモリセルに対してデータ信号に基づいた記憶データを書き込むとともに、第2のメモリセルに対して当該第2のメモリセルから読み出された記憶データを再書き込みすることとなる。したがって、上記構成によれば、第1のメモリセルに対して書き込み動作を行っている間に第2のメモリセルに対して読み出し動作が行えるとともに、第2のメモリセルに対する再書き込み動作を高速に行うことができる。
上記強誘電体メモリ装置において、制御部は、書き込み信号が第1の論理値を示すときに、第1のメモリセル及び第2のメモリセルに記憶された記憶データを読み出すとともに、記憶データが読み出された第1のメモリセル及び第2のメモリセルに予備データを書き込むことが好ましい。
上記構成では、第1のメモリセル及び第2のメモリセルに対して、読み出し動作及び予備データの書き込み動作を同一の制御で行うことができる。すなわち、第1のメモリセル及び第2のメモリセルを制御する制御回路及び制御信号を別個に設ける必要がないため、強誘電体メモリ装置のレイアウト面積を縮小することができる。
上記強誘電体メモリ装置は、第1のメモリセル及び第2のメモリセルにそれぞれ接続された第1のビット線及び第2のビット線と、第1のメモリセル及び第2のメモリセルに接続されたプレート線と、データ信号を当該強誘電体メモリ装置の外部から受け取るデータピンと、データピンが受け取ったデータ信号を制御部に転送するか否かを切り換える転送回路と、をさらに備え、制御部は、プレート線の電位を制御するプレート線制御回路と、データ信号に基づいて第1のビット線の電位を制御するか、又は第1のビット線の電位に基づいて第1のメモリセルに記憶された記憶データを保持する第1のセンスアンプと、データ信号に基づいて第2のビット線の電位を制御するか、又は第2のビット線の電位に基づいて第2のメモリセルに記憶された記憶データを保持する第2のセンスアンプと、第1のビット線及び第2のビット線を、それぞれ第1のセンスアンプ及び第2のセンスアンプに接続するか否かを切り換える第1のスイッチ及び第2のスイッチと、第1のビット線及び第2のビット線をそれぞれ接地するか否かを切り換える第1の接地回路及び第2の接地回路と、転送回路が転送したデータ信号を、第1のセンスアンプ及び第2のセンスアンプの一方に供給する選択回路と、を有し、プレート線制御部並びに第1の接地回路及び第2の接地回路は、第1のビット線及び第2のビット線を浮遊状態にして、第1のメモリセル及び第2のメモリセルに記憶された記憶データを読み出し、第1のセンスアンプ及び第2のセンスアンプは、第1のメモリセル及び第2のメモリセルから読み出された記憶データをそれぞれ保持し、第1のスイッチ及び第2のスイッチは、第1のセンスアンプ及び第2のセンスアンプが読み出された記憶データを保持したときに、第1のビット線及び第2のビット線を、それぞれ第1のセンスアンプ及び第2のセンスアンプから切り離し、プレート線制御部並びに第1の接地回路及び第2の接地回路は、第1のビット線及び第2のビット線がそれぞれ第1のセンスアンプ及び第2のセンスアンプから切り離されたときに、少なくとも第1のビット線に予備データを書き込み、選択回路は、第1のビット線及び第2のビット線がそれぞれ第1のセンスアンプ及び第2のセンスアンプから切り離されたときに、転送回路から転送されたデータ信号を、第1のセンスアンプに転送し、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときに、第1のセンスアンプは転送されたデータ信号が示す記憶データを第1のメモリセルに書き込み、第2のセンスアンプは読み出された記憶データを第2のメモリセルに再度書き込むことが好ましい。
本発明の第2の形態によれば、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときにデータ信号が示す記憶データをメモリセルに記憶させる強誘電体メモリ装置を駆動する駆動方法であって、書き込み制御信号が第1の論理値を示すときに、第1のメモリセルに予備データを書き込むステップと、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときに、第1のメモリセルに予備データを保持させるか、又は第1のメモリセルに記憶データを書き込んで、第1のメモリセルに記憶データを記憶させるステップと、を備えたことを特徴とする駆動方法を提供する。
以下、図面を参照しつつ、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の強誘電体メモリ装置100の第1実施形態を示す図である。強誘電体メモリ装置100は、アレイ状に配置された複数のメモリセル110を有するメモリセルアレイ112と、メモリセル110に接続されたワード線WL1〜m(mは2以上の整数)、プレート線PL1〜m、及びビット線BL1〜n(nは2以上の整数)と、ワード線WL1〜mの電位を制御するワード線制御回路120と、プレート線PL1〜mの電位を制御するプレート線制御回路130と、ビット線BL1〜nの電位を制御するビット線制御回路200と、転送回路の一例であるデータ信号制御回路202とを備えて構成される。本実施形態において、ワード線制御回路120、プレート線制御回路130、及びビット線制御回路200は、制御部の一例である。
メモリセル110は、n型MOSトランジスタTRと、一方端及び他方端を有する強誘電体キャパシタCとを有して構成される。n型MOSトランジスタTRは、ゲートがワード線WLj(jは1からmの整数)に接続されており、ソース及びドレインの一方がビット線BLk(kは1からnの整数)に接続されており、他方が強誘電体キャパシタCの一方端に接続されている。強誘電体キャパシタCは、他方端がプレート線PLjに接続されている。
ビット線制御回路200は、書き込み回路230と、スイッチの一例であるn型MOSトランジスタ240と、スイッチ制御回路242と、接地回路の一例であるn型MOSトランジスタ250と、接地制御回路252とを有して構成される。
書き込み回路230は、データ信号制御回路202から供給されたデータ信号を保持する。また、書き込み回路230は、保持したデータ信号が示す記憶データに基づきビット線BLkの電位を制御して、当該ビット線BLkに接続されたメモリセル110に当該記憶データを書き込む。書き込み回路230は、例えば、データ信号をラッチするラッチ回路や、センスアンプ回路等である。また、ビット線制御回路200は、書き込み回路230とは別にセンスアンプ回路を有してもよい。
n型MOSトランジスタ240は、各ビット線BLkに対して、書き込み回路230と当該ビット線BLkとの間に設けられており、書き込み回路230とビット線BLkとを接続するか否かを切り換える。具体的には、n型MOSトランジスタ240は、ソース及びドレインの一方が書き込み回路230に接続され、他方がビット線BLkに接続さている。そして、n型MOSトランジスタ240は、ゲートに供給された信号SWに基づいて、書き込み回路230とビット線BLkとを接続するか否かを切り換える。
スイッチ制御回路242は、n型MOSトランジスタ240を制御する。スイッチ制御回路242は、書き込み制御信号/WE及び他の制御信号に基づいて、n型MOSトランジスタ240のゲートに信号SWを供給する。本実施形態において、スイッチ制御回路242は、n個のn型MOSトランジスタ240を一括して制御する。
n型MOSトランジスタ250は、各ビット線BLkに対してそれぞれ設けられており、ビット線BLkを接地するか否かを切り換える。具体的には、n型MOSトランジスタ250は、ソースが接地されて、ドレインがビット線BLkに接続されている。そして、n型MOSトランジスタ250は、ゲートに供給された信号BLEQに基づいて、ビット線BLkを接地するか否かを切り換える。
接地制御回路252は、n型MOSトランジスタ250を制御する。接地制御回路252は、所定のタイミングに基づき、n型MOSトランジスタ250のゲートに供給する信号BLEQの電位を変化させて、n型MOSトランジスタ250を制御する。本実施形態において、接地制御回路252は、n個のn型MOSトランジスタ250を一括して制御する。
データ信号制御回路202は、複数のデータピン210と、転送回路の一例である複数のn型MOSトランジスタ212と、転送制御回路214とを有して構成される。本実施形態において、データピン210は、各ビット線BL1〜nに対してそれぞれ設けられている。すなわち、データ信号制御回路202は、ビット線BL1〜nにそれぞれ接続可能に構成されたn個のデータピン210を有して構成される。
データピン210は、選択されたメモリセル110に記憶させる記憶データを示すデータ信号を、強誘電体メモリ装置100の外部から受け取る。n型MOSトランジスタ212は、データピン210が受け取ったデータ信号を、それぞれ対応するバス配線Busに転送するか否かを切り換える。転送制御回路214は、所定のタイミングに基づいて、n型MOSトランジスタ212のゲートに供給する信号DTの電位を変化させて、n型MOSトランジスタ212を制御する。
図2は、第1実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。図1及び図2を参照して、ワード線WL1、ビット線BL1〜n、及びプレート線PL1に接続されたn個のメモリセル110に記憶データを書き込む動作を例に、第1実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の動作を説明する。
以下の例において各信号は、H論理又はL論理を示すディジタル信号である。各制御信号がH論理を示すときの当該制御信号の電位は強誘電体メモリ装置100の駆動電圧VCCと略同電位である。また、各制御信号がL論理を示すときの当該制御信号の電位は接地電位である。なお、本実施形態において、ワード線WL1〜mの電位は、VCC+Vth(n型MOSトランジスタTRの閾値電圧)以上の電位又は接地電位となる。
まず、書き込み制御信号/WEの論理値がH論理からL論理に変化して、メモリセル110に対してデータが書き込み可能な状態となる。また、アドレス信号ADDにより、記憶データを書き込むべきメモリセル110のアドレスが定められる。このとき、転送制御回路214から供給される信号DTはL論理を示しており、n型MOSトランジスタ212は非導通であるため、データピン210にそれぞれ供給されたデータ信号は、バス配線Busに供給されない。
次に、ワード線WL1及びプレート線PL1に接続されたn個の強誘電体キャパシタCに、予備データとしてデータ“0”を書き込む。まず、ワード線制御回路120が、アドレス信号ADDに基づき、ワード線WL1の電位をVCC+Vthとして、ワード線WL1を選択する。これにより、ワード線WL1に接続されたn型MOSトランジスタTRが導通し、各強誘電体キャパシタCの一方端は、それぞれビット線BL1〜nと接続される。
そして、プレート線制御回路130がプレート線PL1の電位を0VからVCCに変化させる。これにより、各強誘電体キャパシタCの他方端の電位がVCCとなり、一方、強誘電体キャパシタCの一方端の電位は、ビット線BL1及びn型MOSトランジスタ250を介して接地される。したがって、各強誘電体キャパシタCにはその一方端を基準として+VCCの電圧がかかるため、強誘電体キャパシタCには予備データとしてデータ“0”が書き込まれる。
次に、各書き込み回路230に、対応するデータピン210に供給されたデータ信号を転送する。具体的には、転送制御回路214が、信号DTをL論理からH論理に変化させてn型MOSトランジスタ212を導通させる。これにより、各書き込み回路230は、n型MOSトランジスタ212及び220を介して、対応するデータピン210と接続されるため、各データ信号は、対応する書き込み回路230に転送され、保持される。このとき、スイッチ制御回路242が出力する信号SWはL論理を示しており、書き込み回路230はビット線BL1〜nと切り離されているため、ビット線BL1〜nの電位は、書き込み回路230に保持されたデータ信号に影響されない。
なお、本例では、データ信号の転送は、強誘電体キャパシタCに予備データが書き込まれる期間において開始されるが、書き込み制御信号/WEがL論理を示す期間であれば、強誘電体キャパシタCに予備データが書き込まれる期間の前であっても後であってもよい。
次に、プレート線制御回路130は、プレート線PL1の電位を0Vとして、予備データの書き込みを終了する。強誘電体キャパシタCに予備データが書き込まれた後、記憶データの書き込みが開始されるまでの期間、プレート線制御回路130は、プレート線PL1の電位を0Vに保持する。一方、接地制御回路252及びn型MOSトランジスタ250は、当該期間において、ビット線BL1〜nを接地する。
また、書き込み回路230は、当該期間において、ビット線BL1〜nから切り離されることとなる。すなわち、ビット線BL1〜nの電位は、書き込み回路230に転送されるデータ信号が示す記憶データが不定である期間において、当該データ信号に影響されない。したがって、記憶データが不定である期間が長い場合であっても、強誘電体キャパシタCにかかる電圧は略0Vとなる。
次に、ワード線WL1及びプレート線PL1に接続されたn個の強誘電体キャパシタCに、記憶データを書き込む。まず、各データピン210に供給されたデータ信号が示す記憶データが確定した後、書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化する。
接地制御回路252は、当該変化に応じて、信号BLEQをL論理としてn型MOSトランジスタ250を非導通とする。また、転送制御回路214は、当該変化に応じて、信号DTをL論理としてn型MOSトランジスタ212を非導通として、書き込み回路230へのデータ信号の転送を停止する。
さらに、スイッチ制御回路242は、当該変化に応じて、信号SWをL論理からH論理に変化させて、n型MOSトランジスタ240を導通させる。これにより、書き込み回路230は、それぞれビット線BL1〜nに接続される。このとき、各書き込み回路230には、確定した記憶データが転送され保持されており、ビット線BL1〜nの電位は、対応する書き込み回路に保持された記憶データに応じて変化する。
すなわち、書き込み回路230が、当該記憶データとしてL論理を保持している場合、対応するビット線BLkの電位は0Vのままとなる。このとき、プレート線PL1の電位は0Vであるため、ビット線BLkに接続された強誘電体キャパシタCにかかる電圧は略0Vとなる。したがって、当該強誘電体キャパシタCには、予備データとして書き込まれたデータ“0”が、記憶データとしてそのまま保持される。
一方、書き込み回路230が、当該記憶データとしてH論理を保持している場合、対応するビット線BLkの電位は0VからVCCに変化する。したがって、ビット線BLkに接続された強誘電体キャパシタCにかかる電圧はその一方端を基準として−VCCとなるため、当該強誘電体キャパシタCには、記憶データとして新たにデータ“1”が書き込まれる。
そして、ワード線制御回路120がワード線WL1の電位を0Vとし、スイッチ制御回路242が信号SWをL論理とし、さらに接地制御回路252が信号BLEQをH論理として、ワード線WL1及びプレート線PL1に接続されたn個の強誘電体キャパシタCへの記憶データの書き込みを終了する。これにより、当該n個の強誘電体キャパシタCに、データ信号が示す記憶データが記憶される。
図3は、第1実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の他の例を示すタイミングチャートである。同図に示すように、プレート線PL1にかかる負荷が大きく、プレート線PL1の電位変化の立ち下りに時間を要する場合において、プレート線PL1の立ち下がりが終了する前、すなわち、プレート線PL1の電位が0Vとなる前に書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化したとしても、強誘電体メモリ装置100は、記憶データの書き込み動作を開始してもよい。また、強誘電体キャパシタCに予備データが書き込まれた後であれば、予備データの書き込み期間の一部と記憶データの書き込み期間の一部が重なってもよい。
以上、説明した第1実施形態では、書き込み制御信号/WEがL論理を示す期間において、メモリセル110に予備データが書き込まれ、書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化したとき、すなわち、当該期間の終了に応じて、データ信号が示す、当該メモリセル110に書き込むべきデータが当該メモリセル110に書き込まれることとなる。したがって、本実施形態によれば、書き込み制御信号/WEが第1の論理値から第2の論理値に変化した後に極めて短時間で記憶データをメモリセル110に記憶させることができるため、書き込み期間後の読み出し動作に影響を及ぼさないうちに高速で書き込み動作を終了させることができる。したがって、本実施形態によれば、擬似SRAMとして利用可能な強誘電体メモリ装置を提供できる。
また、本実施形態では、強誘電体キャパシタCの一方端と他方端との間に所定の電位差を設けることにより、当該強誘電体キャパシタCの分極状態を制御して所定のデータを書き込むこととなる。そして、プレート線PL1にかかる負荷はビット線BL1にかかる負荷よりも大きいため、プレート線PL1の電位を制御する時間は第1のビット線BL1の電位を制御する時間より長くかかるところ、本実施形態では、強誘電体キャパシタCに予備データを書き込むときにはプレート線PL1の電位を制御し、記憶データを書き込むときには第1のビット線BL1の電位を制御することとなる。したがって、本実施形態によれば、書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化した後は、必要に応じてビット線BL1の電位を制御してメモリセル110に記憶データを書き込むこととなるため、極めて短時間でメモリセル110に記憶データを記憶させることができる。
また、本実施形態では、書き込み回路230は、書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化したときに、当該書き込み制御信号/WEがL論理を示している間に予め転送され保持していたデータ信号に基づいて、強誘電体キャパシタCに記憶データを記憶させることとなる。すなわち、本実施形態によれば、書き込み回路230は、書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化したとき、記憶データの転送を待つことなく第1の強誘電体キャパシタCに記憶データを記憶させることができる。したがって、本実施形態によれば、強誘電体キャパシタCに記憶データをさらに高速に記憶させることができる。
また、本実施形態では、n型MOSトランジスタ212が書き込み回路230にデータ信号を転送しているときに、当該書き込み回路230はビット線BL1から切り離されるとともに、ビット線BL1及びプレート線PL1に接続された第1の強誘電体キャパシタCの両端は接地されることとなる。すなわち、本実施形態では、書き込み回路230に転送されるデータ信号が示すデータにかかわらず、第1の強誘電体キャパシタCの両端にかかる電圧を略0Vとすることができる。したがって、本実施形態によれば、擬似SRAMにおいて、例えば、書き込み期間が長い場合があっても、データ信号を書き込み回路に転送しつつ、強誘電体キャパシタCの疲労を抑制することができるとともにインプリントによる読み出しマージンの低下を防止することができる。
また、本実施形態では、n型MOSトランジスタ240がビット線BL1と書き込み回路230とを切り離している場合においても、n型MOSトランジスタ250及びプレート線制御回路130が強誘電体キャパシタCに予備データを書き込むとともに、n型MOSトランジスタ212が書き込み回路230にデータ信号を転送することとなる。すなわち、本実施形態では、予備データが強誘電体キャパシタCに書き込まれている間において、n型MOSトランジスタ212がデータ信号の転送を開始することができることとなる。したがって、本実施形態によれば、例えば、書き込み制御信号/WEが、強誘電体キャパシタCに予備データを書き込んだ直後に、L論理からH論理に変化した場合であっても、書き込み回路230が強誘電体キャパシタCに記憶データを高速に書き込むことができる。
図4は、強誘電体メモリ装置100の第2実施形態を示す図である。以下において、第1実施形態と異なる点を中心に第2実施形態の強誘電体メモリ装置100について説明する。なお、第1実施形態と同一の符号を付した構成については、第1実施形態と同様の機能を有する。
本実施形態において、接地回路の一例であるn型MOSトランジスタ250のドレインは、スイッチの一例であるn型MOSトランジスタ240と書き込み回路230との間に設けられた配線に接続されている。すなわち、n型MOSトランジスタ250は、n型MOSトランジスタ240及び250の双方が導通している場合に、ビット線BL1〜nを接地するよう構成されている。
図5は、第2実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。図4及び図5を参照して、ワード線WL1、ビット線BL1、及びプレート線PL1に接続されたメモリセル110に記憶データを書き込む動作を例に、第1実施形態と異なる点を中心に第2実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の動作を説明する。
本例では、プレート線制御回路130が、強誘電体キャパシタCに予備データを書き込むべく、プレート線PL1の電位を0VからVCCに変化させる前に、スイッチ制御回路242は、信号SWをH論理として、ビット線BL1と書き込み回路230とを接続する。このとき、接地制御回路252は、信号BLEQをH論理としてn型MOSトランジスタ250を導通させているため、ビット線BL1〜nの電位は0Vとなり、また、書き込み回路230に保持されるデータはL論理となる。
次に、スイッチ制御回路242は、予備データが強誘電体キャパシタCに書き込まれた後、信号SWをL論理としてn型MOSトランジスタ240を非導通とする。これにより、ビット線BL1〜nは、その電位が0Vのまま書き込み回路230から切り離される。一方、プレート線PL1の電位も0Vとなるため、ワード線WL1及びプレート線PL1に接続されたn個の強誘電体キャパシタCにかかる電圧は略0Vとなる。
次に、データ信号が、書き込み回路230に転送される。本実施形態では、転送制御回路214は、強誘電体キャパシタCに対する予備データの書き込みが終了した後に、信号DTをL論理からH論理に変化させる。これにより、n型MOSトランジスタ212が導通するため、n個のデータピン210に供給されたデータ信号が、それぞれ対応する書き込み回路230に転送される。
次に、第1実施形態にと同様に、データ信号が示す記憶データが確定した後に、強誘電体キャパシタCに記憶データを書き込む。これにより、当該強誘電体キャパシタCに、データ信号が示す記憶データが記憶される。
図6は、強誘電体メモリ装置100の第3実施形態を示す図である。以下において、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を中心に第3実施形態の強誘電体メモリ装置100について説明する。なお、第1実施形態及び/又は第2実施形態と同一の符号を付した構成については、当該実施形態と同様の機能を有する。
本実施形態の強誘電体メモリ装置100は、複数のメモリセルアレイ112−1〜i(iは2以上の整数)を有する。各メモリセルアレイ112−1〜iは、一例として、それぞれ4本のビット線BL1〜4、並びにm本のワード線WL1〜m及びプレート線PL1〜mに接続されており、4×m個のメモリセル110を有して構成される。
データ信号制御回路202は、複数のデータピン210と、複数のバス配線Busと、複数のn型MOSトランジスタ212と、選択回路の一例であるカラム選択回路222と、アドレス保持回路224とを有して構成される。
複数のデータピン210、複数のn型MOSトランジスタ212、及び複数のバス配線Busは、各メモリセルアレイ112−1〜iにおけるビット線BL1〜4に対応して設けられている。すなわち、本実施形態において、データ信号制御回路202は、4つのデータピン210、n型MOSトランジスタ212、及びバス配線Busを有しており、4つのデータピン210、n型MOSトランジスタ212、及びバス配線Busは、各メモリセルアレイ112−1〜iにおけるビット線BL1〜4のいずれかに対応して設けられている。
n型MOSトランジスタ220は、書き込み回路230とバス配線Busとの間に設けられており、書き込み回路230とバス配線Busとを接続するか否かを切り換える。具体的には、n型MOSトランジスタ220は、ソース及びドレインの一方が書き込み回路230に接続されており、他方がバス配線Busに接続されている。そして、n型MOSトランジスタ220は、ゲートに供給される信号YSEL1〜i(iは2以上の整数)に基づいて、書き込み回路230とバス配線Busとを接続するか否かを切り換える。
アドレス保持回路224は、強誘電体メモリ装置100の外部から供給されたアドレス信号ADDを受け取り、内部アドレスIAに変換してカラム選択回路222に供給する。アドレス保持回路224は、例えば、アドレス信号ADDが書き込みアドレスを示す期間の終了タイミングを所定の時間遅延させた信号を内部アドレス信号IAとして、カラム選択回路222に供給する。
カラム選択回路222は、n型MOSトランジスタ220を制御する。カラム選択回路222は、内部アドレス信号IAに基づいて、n型MOSトランジスタ220のゲートに供給する信号YSEL1〜iの電位を変化させて、n型MOSトランジスタ220を制御する。
本実施形態において、カラム選択回路222は、各メモリセルアレイ112−1〜iを単位として、ビット線BL1〜4を、それぞれ対応するバス配線Busに接続するか否かを制御する。すなわち、カラム選択回路222は、各メモリセルアレイ112−1〜iに接続されたビット線BL1〜4に対応する4つのn型MOSトランジスタ220に、信号YSEL1〜iのいずれかを供給し、ビット線BL1〜4を1つの単位として対応するバス配線Busに接続する。そして、各バス配線は、それぞれ異なるデータピン210に接続されているため、カラム選択回路222が、メモリセルアレイ112−1〜iのいずれかに対応する4つのn型MOSトランジスタ220を導通させたときに、当該4つのn型MOSトランジスタ220に対応するビット線BL1〜4には、それぞれ異なるデータピン210からデータ信号が供給される。
ビット線制御回路200は、第1実施形態及び第2実施形態における書き込み回路230に代えてセンスアンプ232を有して構成される。本実施形態において、ビット線制御回路200は、所定のビット線に接続されたメモリセル110に対してデータ信号が示す記憶データを記憶させるとともに、他のビット線に接続されたメモリセル110に記憶されたデータを読み出す。
図7は、第3実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。図6及び図7を参照して、メモリセルアレイ112−1においてワード線WL1、ビット線BL1〜4、及びプレート線PL1に接続された4つのメモリセル110に記憶データを書き込むとともに、メモリセルアレイ112−iにおいてワード線WL1、ビット線BL1〜4、及びプレート線PL1に接続された4つのメモリセル110に記憶されたデータを読み出す動作を例に、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点を中心に第3実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の動作を説明する。なお、メモリセルアレイ112−1に記憶データを書き込む場合、当該メモリセルアレイ112−1以外のメモリセルアレイ112−2〜iは、それに記憶されたデータを読み出す動作を行うこととなる。
まず、各メモリセルアレイ112−1〜iに接続されたビット線BL1〜4を0Vにプリチャージする。具体的には、ワード線制御回路120がワード線WL1の電位をVCC+Vthとするとともに、スイッチ制御回路242及び接地制御回路252は、それぞれ信号SW及びBLEQをH論理とする。これにより、n型MOSトランジスタ240及び250が導通し、ビット線BL1〜4は、0Vにプリチャージされる。そして、接地制御回路252は、信号BLEQをL論理として、0Vにプリチャージされたビット線BL1〜4を浮遊状態とする。
次に、上記8つのメモリセル110に記憶された記憶データを読み出す。まず、プレート線制御回路130が、プレート線PL1の電位を0VからVCCに変化させる。これにより、上記8つのメモリセル110に記憶された記憶データに基づいて、対応するビット線BL1〜4の電位がそれぞれ上昇する。具体的には、当該記憶データが“0”である場合には、ビット線BL1〜4の電位は小さく上昇し、当該記憶データが“1”である場合には、ビット線BL1〜4の電位は、当該記憶データが“0”である場合よりも大きく上昇する。
そして、各センスアンプ232が、上昇したビット線BL1〜4の電位を、当該電位に基づいてスイングさせる。具体的には、当該記憶データが“0”の場合には、対応するビット線BL1〜4の電位を0Vとし、当該記憶データが“1”の場合には、対応するビット線BL1〜4の電位をVCCとする。これにより、上記8つのメモリセル110の記憶データが読み出され、対応する各センスアンプ232にそれぞれ保持される。
次に、上記8つのメモリセル110に、予備データを書き込む。まず、プレート線PL1の電位がVCCである間に、スイッチ制御回路242が、信号SWをL論理として、各センスアンプ232を、それぞれビット線BL1〜4から切り離す。そして、接地制御回路252が、信号BLEQをH論理として、ビット線BL1〜4を接地する。これにより、上記8つのメモリセル110の強誘電体キャパシタCにかかる電圧はその一方端を基準として+VCCとなり、当該強誘電体キャパシタCには予備データとしてデータ“0”が書き込まれる。このとき、各センスアンプ232は、それぞれ対応するビット線BL1〜4から切り離されており、上記8つのメモリセル110から読み出された記憶データが保持されたままである。
次に、メモリセルアレイ112−1に対応する4つのセンスアンプ232に、データ信号を転送する。具体的には、転送制御回路214が、信号DTをH論理として4つのn型MOSトランジスタ212を導通させる。これにより、各データピン210が対応するバス配線Busに接続され、データ信号が、それぞれバス配線Busに供給される。そして、カラム選択回路222は、信号DTの論理値の変化に応じて、内部アドレス信号IAに基づいてメモリセルアレイ112−1を選択すべく、信号YSEL1をH論理とし、信号YSELiをL論理としている。したがって、4つのデータピン210に供給された各データ信号は、それぞれn型MOSトランジスタ220を介して、メモリセルアレイ112−1に対応するセンスアンプ232に転送されるが、メモリセルアレイ112−iに対応するセンスアンプ232には転送されない。すなわち、メモリセルアレイ112−1に対応するセンスアンプ232は、それぞれデータ信号を新たに保持し、一方、メモリセルアレイ112−iに対応するセンスアンプ232は、対応するメモリセル110から読み出された記憶データを保持したままとなる。
次に、上記8つのメモリセル110に、記憶データを書き込む。書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化して、信号SWがH論理となり、また、信号BLEQがL論理となると、ビット線BL1〜4は、それぞれ対応するセンスアンプ232に接続される。すなわち、メモリセルアレイ112−1に接続されたビット線BL1〜4の電位は、それぞれ対応するセンスアンプ232に保持された、データ信号が示す記憶データに基づいて0V又はVCCとなる。また、メモリセルアレイ112−iに接続されたビット線BL1〜4の電位は、それぞれ対応するセンスアンプ232に保持された記憶データ、すなわち、対応するメモリセル110から読み出された記憶データに基づいて0V又はVCCとなる。したがって、メモリセルアレイ112−1において選択された4つのメモリセル110には、データ信号が示す記憶データが書き込まれるとともに、メモリセルアレイ112−iにおいて選択された4つのメモリセル110には、当該4つのメモリセル110からそれぞれ読み出された記憶データが再書き込みされる。
図8は、強誘電体メモリ装置100の第4実施形態を示す図である。以下において、第1実施形態乃至第3実施形態と異なる点を中心に第4実施形態の強誘電体メモリ装置100について説明する。なお、第1実施形態、第2実施形態、及び/又は第3実施形態と同一の符号を付した構成については、当該実施形態と同様の機能を有する。
本実施形態の強誘電体メモリ装置100は、ビット線制御回路200が、メモリセルアレイ112−1〜iに対応する4つのn型MOSトランジスタ250を単位として制御する接地制御回路252を有しており、所定のビット線に接続されたメモリセル110に対して、読み出し動作を行わずにデータ信号が示す記憶データを記憶させるとともに、他のビット線に接続されたメモリセル110に記憶されたデータを読み出す。
図9は、第4実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。図8及び図9を参照して、メモリセルアレイ112−1においてワード線WL1、ビット線BL1〜4、及びプレート線PL1に接続された4つのメモリセル110に記憶データを書き込むとともに、メモリセルアレイ112−iにおいてワード線WL1、ビット線BL1〜4、及びプレート線PL1に接続された4つのメモリセル110に記憶されたデータを読み出す動作を例に、第1実施形態乃至第3実施形態と異なる点を中心に第4実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の動作を説明する。
本実施形態では、スイッチ制御回路242、カラム選択回路222、及び転送制御回路214は、第3実施形態と同様に、それぞれn型MOSトランジスタ240、220、及び212を制御する。これにより、メモリセルアレイ112−1を構成する4つのメモリセル110には、データ信号が示す記憶データが書き込まれる。また、メモリセルアレイ112−iを構成する4つのメモリセル110は、記憶データが読み出されるとともに、当該4つのメモリセル110から読み出された記憶データがそれぞれ再書き込みされる。
第3実施形態及び第4実施形態では、メモリセルアレイ112−1において選択された4つのメモリセル110に対して書き込み動作を行うとともに、メモリセルアレイ112−iにおいて選択された4つのメモリセル110に記憶された記憶データを読み出すこととなる。そして、当該実施形態では、書き込み制御信号/WEがL論理からH論理に変化するときに、メモリセルアレイ112−1において選択された4つのメモリセル110に対してデータ信号に基づいた記憶データを書き込むとともに、メモリセルアレイ112−iにおいて選択された4つのメモリセル110に対してそれぞれ当該4つのメモリセル110から読み出された記憶データを再書き込みすることとなる。したがって、当該実施形態によれば、メモリセルアレイ112−1において選択された4つのメモリセル110に対して書き込み動作を行っている間に、メモリセルアレイ112−iにおいて選択された4つのメモリセル110に対して読み出し動作が行えるとともに、当該4つのメモリセル110に対する再書き込み動作を高速に行うことができる。
図10は、メモリセルアレイ112の構成の他の例を示す図である。本例のメモリセルアレイ112は、階層化ビット線構造を有する。具体的には、メモリセルアレイ112は、ビット線制御回路200(図1、4、6、及び8参照)に接続された複数のメインビット線MBL1〜nと、各メインビット線MBL1〜nに対して複数設けられたサブアレイ114と、サブアレイ114と対応するメインビット線MBL1〜nとの間に設けられたスイッチの一例であるn型MOSトランジスタ262と、各n型MOSトランジスタ262を制御するサブビット線選択回路260とを有して構成される。
各サブアレイ114は、サブビット線SBLと、当該サブビット線SBLに接続された複数のメモリセル110とを有して構成される。各サブビット線SBLは、n型MOSトランジスタ262を介して対応するメインビット線MBL1〜nに接続されている。すなわち、上述した各実施形態と同様に、各メモリセルは、メインビット線MBL1〜nのいずれか及びサブビット線SBLを介してビット線制御回路200に接続可能に構成されている。
また、本例において、各サブアレイ114は、接地回路の一例であるn型MOSトランジスタ250を有して構成される。n型MOSトランジスタ250は、ソースが接地されており、ドレインがサブビット線SBLに接続されており、上述した実施形態と同様に、ゲートに接地制御回路252から信号BLEQが供給されている。そして、n型MOSトランジスタ250は、信号BLEQの電位に基づいて、各サブビット線SBLを接地するか否かを切り換える。
サブビット線選択回路260は、メインビット線MBL1〜nと各サブビット線SBLとを接続するか否かを切り換えるn型MOSトランジスタ262を制御して、メインビット線MBL1〜nに接続すべきサブビット線SBLを選択する。本実施形態では、n型MOSトランジスタ262が、サブビット線SBLと書き込み回路230又はセンスアンプ232とを接続するか否かを切り換える。すなわち、n型MOSトランジスタ262は、上述の実施形態で説明したスイッチの一例であるn型MOSトランジスタ240と同様の機能を有するが、上述の実施形態と同様にビット線制御回路200にn型MOSトランジスタ240及びスイッチ制御回路242を設けて、サブビット線SBLと書き込み回路230又はセンスアンプ232とを接続するか否かを切り換えてもよい。
本例のメモリセルアレイ112によれば、擬似SRAMとしても使用可能な、大容量の強誘電体メモリ装置100を提供することができる。
上記発明の実施形態を通じて説明された実施例や応用例は、用途に応じて適宜に組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができ、本発明は上述した実施形態の記載に限定されるものではない。そのような組み合わせ又は変更若しくは改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記の実施形態では、接地回路の一例としてn型MOSトランジスタを用いているが、書き込み回路やセンスアンプを接地回路として用いてもよい。また、強誘電体メモリ装置は、センスアンプとは別にさらに書き込み回路を備えてもよく、また、さらに接地回路を備えてもよい。さらに、接地回路、書き込み回路、センスアンプ等の相互の配置位置やビット線に対する接続位置等は、用途に応じて適宜組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができる。
本発明の強誘電体メモリ装置100の第1実施形態を示す図である。 第1実施形態に係る強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第1実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の他の例を示すタイミングチャートである。 強誘電体メモリ装置100の第2実施形態を示す図である。 第2実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。 強誘電体メモリ装置100の第3実施形態を示す図である。 第3実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。 強誘電体メモリ装置100の第4実施形態を示す図である。 第4実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の動作の一例を示すタイミングチャートである。 メモリセルアレイ112の構成の他の例を示す図である。
符号の説明
100・・・強誘電体メモリ装置、110・・・メモリセル、112・・・メモリセルアレイ、114・・・サブアレイ、120・・・ワード線制御回路、130・・・プレート線制御回路、200・・・ビット線制御回路、202・・・データ信号制御回路、210・・・データピン、212・・・n型MOSトランジスタ、214・・・転送制御回路、220・・・n型MOSトランジスタ、222・・・カラム選択回路、224・・・アドレス保持回路、230・・・書き込み回路、232・・・センスアンプ、240・・・トランジスタ、242・・・スイッチ制御回路、250・・・トランジスタ、252・・・接地制御回路、260・・・サブビット線選択回路、BL・・・ビット線、Bus・・・バス配線、PL・・・プレート線、TR・・・トランジスタ、WL・・・ワード線

Claims (11)

  1. 複数のメモリセルと、書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときにデータ信号が示す記憶データをメモリセルに記憶させる制御部とを備えた強誘電体メモリ装置であって、
    前記制御部は、前記書き込み制御信号が前記第1の論理値を示すときに、第1のメモリセルに予備データを書き込み、前記書き込み制御信号が前記第1の論理値から前記第2の論理値に変化したときに、前記第1のメモリセルに前記予備データを保持させるか、又は前記第1のメモリセルに前記記憶データを書き込んで、前記第1のメモリセルに前記記憶データを記憶させることを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  2. 前記第1のメモリセルに接続されたプレート線及び第1のビット線をさらに備え、
    前記第1のメモリセルは、一方端がトランジスタを介して前記ビット線に接続され、他方端が前記プレート線に接続された第1の強誘電体キャパシタを有しており、
    前記制御部は、
    前記プレート線の電位が前記第1のビット線の電位より高くなるように、前記プレート線の電位を制御して前記第1の強誘電体キャパシタに前記予備データを書き込むプレート線制御回路と、
    前記第1のビット線の電位が前記プレート線の電位より高くなるように、前記ビット線の電位を制御して前記第1の強誘電体キャパシタに前記記憶データを書き込むビット線制御回路と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリ装置。
  3. 前記プレート線制御回路及び前記ビット線制御回路は、
    前記予備データが前記第1の強誘電体キャパシタに書き込まれたときに、前記第1の強誘電体キャパシタの前記一方端と前記他方端が略同電位となるように、前記プレート線及び前記第1のビット線の電位をそれぞれ制御することを特徴とする請求項2に記載の強誘電体メモリ装置。
  4. 前記データ信号を当該強誘電体メモリ装置の外部から受け取るデータピンと、
    前記データピンが受け取った前記データ信号を前記ビット線制御回路に転送するか否かを切り換える転送回路と、
    をさらに備え、
    前記ビット線制御回路は、
    前記データ信号を保持する第1の書き込み回路と、
    前記第1のビット線と前記第1の書き込み回路との間に設けられた第1のスイッチと、
    を有し、
    前記転送回路は、前記書き込み制御信号が前記第1の論理値を示すときに前記データ信号を前記第1の書き込み回路に転送し、
    前記第1のスイッチは、前記書き込み制御信号が前記第1の論理値から前記第2の論理値に変化したときに、前記第1の書き込み回路と前記第1のビット線とを接続し、
    前記第1の書き込み回路は、当該第1の書き込み回路が前記第1のビット線と接続されたときに、転送された前記データ信号に基づいて前記第1のビット線の電位を制御して前記第1のメモリセルに前記記憶データを記憶させることを特徴とする請求項2又は3に記載の強誘電体メモリ装置。
  5. 前記第1のビット線を含む複数のサブビット線が接続されたメインビット線をさらに備え、
    前記第1のスイッチは、前記メインビット線と前記第1のビット線との間に設けられており、
    前記第1の書き込み回路は、前記メインビット線及び前記第1のスイッチを介して前記第1のビット線に接続されることを特徴とする請求項4に記載の強誘電体メモリ装置。
  6. 前記ビット線制御回路は、前記第1のビット線を接地するか否かを切り換える接地回路をさらに有し、
    前記第1のスイッチは、前記転送回路が前記第1の書き込み回路に前記データ信号を転送しているときに、前記第1のビット線を前記第1の書き込み回路から切り離し、
    前記接地回路及び前記プレート線制御回路は、前記転送回路が前記データ信号を前記書き込み回路に転送しているときに、前記第1のビット線及び前記プレート線の電位を接地電位とすることを特徴とする請求項4に記載の強誘電体メモリ装置。
  7. 前記ビット線制御回路は、前記第1のビット線に接続され、当該第1のビット線を接地するか否かを切り換える接地回路をさらに有し、
    前記第1のスイッチが前記第1のビット線を前記第1の書き込み回路から切り離しているときに、前記接地回路は前記第1のビット線を接地して前記予備データを前記第1の強誘電体キャパシタに書き込むとともに、前記転送回路は前記書き込み回路へ前記データ信号の転送を開始することを特徴とする請求項4に記載の強誘電体メモリ装置。
  8. 第2のメモリセルをさらに備え、
    前記制御部は、前記第1のメモリセルに前記予備データを書き込むときに、前記第2のメモリセルに記憶された記憶データを読み出し、前記書き込み制御信号が前記第1の論理値から前記第2の論理値に変化したときに、前記第2のメモリセルに、当該第2のメモリセルから読み出された前記記憶データを書き込んで、当該記憶データを再度記憶させることを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリ装置。
  9. 前記制御部は、
    前記書き込み信号が第1の論理値を示すときに、前記第1のメモリセル及び前記第2のメモリセルに記憶された記憶データを読み出すとともに、記憶データが読み出された前記第1のメモリセル及び前記第2のメモリセルに前記予備データを書き込むことを特徴とする請求項8に記載の強誘電体メモリ装置。
  10. 前記第1のメモリセル及び前記第2のメモリセルにそれぞれ接続された第1のビット線及び第2のビット線と、
    前記第1のメモリセル及び前記第2のメモリセルに接続されたプレート線と、
    前記データ信号を当該強誘電体メモリ装置の外部から受け取るデータピンと、
    前記データピンが受け取った前記データ信号を前記制御部に転送するか否かを切り換える転送回路と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記プレート線の電位を制御するプレート線制御回路と、
    前記データ信号に基づいて前記第1のビット線の電位を制御するか、又は前記第1のビット線の電位に基づいて前記第1のメモリセルに記憶された記憶データを保持する第1のセンスアンプと、
    前記データ信号に基づいて前記第2のビット線の電位を制御するか、又は前記第2のビット線の電位に基づいて前記第2のメモリセルに記憶された記憶データを保持する第2のセンスアンプと、
    前記第1のビット線及び前記第2のビット線を、それぞれ前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプに接続するか否かを切り換える第1のスイッチ及び第2のスイッチと、
    前記第1のビット線及び前記第2のビット線をそれぞれ接地するか否かを切り換える第1の接地回路及び第2の接地回路と、
    前記転送回路が転送した前記データ信号を、前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプの一方に供給する選択回路と、
    を有し、
    前記プレート線制御部並びに前記第1の接地回路及び前記第2の接地回路は、前記第1のビット線及び前記第2のビット線を浮遊状態にして、前記第1のメモリセル及び前記第2のメモリセルに記憶された記憶データを読み出し、
    前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプは、前記第1のメモリセル及び前記第2のメモリセルから読み出された記憶データをそれぞれ保持し、
    前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプが読み出された前記記憶データを保持したときに、前記第1のビット線及び前記第2のビット線を、それぞれ前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプから切り離し、
    前記プレート線制御部並びに前記第1の接地回路及び前記第2の接地回路は、前記第1のビット線及び前記第2のビット線がそれぞれ前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプから切り離されたときに、少なくとも前記第1のビット線に前記予備データを書き込み、
    前記選択回路は、前記第1のビット線及び前記第2のビット線がそれぞれ前記第1のセンスアンプ及び前記第2のセンスアンプから切り離されたときに、前記転送回路から転送された前記データ信号を、前記第1のセンスアンプに転送し、
    前記書き込み制御信号が前記第1の論理値から前記第2の論理値に変化したときに、前記第1のセンスアンプは転送された前記データ信号が示す前記記憶データを前記第1のメモリセルに書き込み、前記第2のセンスアンプは読み出された前記記憶データを前記第2のメモリセルに再度書き込むことを特徴とする請求項8に記載の強誘電体メモリ装置。
  11. 書き込み制御信号が第1の論理値から第2の論理値に変化したときにデータ信号が示す記憶データをメモリセルに記憶させる強誘電体メモリ装置を駆動する駆動方法であって、
    前記書き込み制御信号が前記第1の論理値を示すときに、第1のメモリセルに予備データを書き込むステップと、
    前記書き込み制御信号が前記第1の論理値から前記第2の論理値に変化したときに、前記第1のメモリセルに前記予備データを保持させるか、又は前記第1のメモリセルに前記記憶データを書き込んで、前記第1のメモリセルに前記記憶データを記憶させるステップと、
    を備えたことを特徴とする駆動方法。

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