JP2006029333A - 熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システム及び該システムの稼働方法 - Google Patents

熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システム及び該システムの稼働方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006029333A
JP2006029333A JP2005202922A JP2005202922A JP2006029333A JP 2006029333 A JP2006029333 A JP 2006029333A JP 2005202922 A JP2005202922 A JP 2005202922A JP 2005202922 A JP2005202922 A JP 2005202922A JP 2006029333 A JP2006029333 A JP 2006029333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coolant
heat exchange
exchange circuit
wall
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005202922A
Other languages
English (en)
Inventor
C James Rogers
シー・ジェイムズ・ロジャーズ
Werner Zobel
ヴェルナー・ツォーベル
Mark G Voss
マーク・ジー・ボース
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Modine Manufacturing Co
Original Assignee
Modine Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Modine Manufacturing Co filed Critical Modine Manufacturing Co
Publication of JP2006029333A publication Critical patent/JP2006029333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P11/20Indicating devices; Other safety devices concerning atmospheric freezing conditions, e.g. automatically draining or heating during frosty weather
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P7/00Controlling of coolant flow
    • F01P7/14Controlling of coolant flow the coolant being liquid
    • F01P2007/146Controlling of coolant flow the coolant being liquid using valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P11/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
    • F01P11/14Indicating devices; Other safety devices
    • F01P2011/205Indicating devices; Other safety devices using heat-accumulators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】 熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システムと、該システムを稼働して熱エネルギーを貯蔵する方法を提供する。
【解決手段】 冷却剤システム(20)は、エンジン(32)から熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、エンジン(32)と熱交換関係となる熱交換回路と、熱交換回路と流体連通する断熱タンク(38)とを含む。該システム(20)はまた、第1稼働状態において第1の量の冷却剤を断熱タンク(38)に入れるために熱交換回路及び断熱タンク(38)に冷却剤を通過させ、かつ、第2稼働状態において前記第1の量よりも多い第2の量の冷却剤を断熱タンク(38)に入れるために熱交換回路から断熱タンク(38)内へと追加の量の冷却剤を送り、かつ、第3稼働状態において断熱タンク(38)から熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送るための制御手段及び関連導管弁類を含む。システム(20)を稼働して熱エネルギーを貯蔵する方法も提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システム、及び、熱エネルギーを貯蔵するために該システムを稼働する方法に関し、特に、顕熱バッテリーを備えている冷却剤システム、及び、該顕熱バッテリーに熱エネルギーを貯蔵するために該冷却剤システムを稼働する方法に関する。
熱エネルギー貯蔵装置については、多くの用途を見出すことができる。例えば、それらの装置は、特に燃料電池を含むハイブリッド車等の車両における燃料電池の冷却剤を予熱して燃料電池スタックを加熱すること、急速エンジン・ウォームアップのために車両のエンジンを予熱すること、急速トランスミッション・ウォームアップのためにトランスミッションを予熱すること、及び/又は、車両エンジンからの熱が充分でない状況下で車両の客室を加熱することのために使用することができる。
内燃エンジンを備えている車両の客室を加熱する一つ方法は、冷却剤システム(冷却剤系)によってエンジンから運び去られるいくらかの熱エネルギーを転送することである。通常、冷却剤は、エンジンとラジエータとの間を循環し、エンジンから熱エネルギーを吸収して、該熱エネルギーをラジエータを介して周囲環境に棄てる。客室を加熱するため、エンジンからの冷却剤の一部が二次熱交換器へと方向を変えられ、該交換器において、該冷却剤はその熱エネルギーを空気流へと放出し、該空気流が次いで客室内へと向けられる。
しかしながら、冷却剤システムにおける熱エネルギーの供給は、しばしば、より温かい客室温度に対する要求に立ち遅れる。特に、寒中でエンジンが停止する場合、冷却剤システムによって運ばれる熱エネルギーはすぐに周囲環境中に放散してしまう。その後、エンジンが再始動され加熱器が作動されても、二次熱交換器を通過する空気流を充分に加熱する程には冷却剤が充分高温ではないため、実際、冷気が客室内へと排出されるであろう。ほとんどの人は、これを不快で望ましくないものであると分かっている。
この供給と需要の問題を低減するため、冷却剤システムに熱バッテリーを装備することが技術的に知られている。熱バッテリーは、エンジンの作動中に生じた熱エネルギーを後の解放のために貯蔵する再充電可能な装置である。従来から、熱バッテリーは、標準的冷却剤システムに対する増設機器として含まれている。標準的冷却剤システムは、上述したように、ラジエータと、二次熱交換器と、循環ポンプと、サージタンクと、これらラジエータ、二次熱交換器、循環ポンプ及びサージタンクを接続する一連の導管とを含む。
熱バッテリーの一般的に使用されている一つのタイプは顕熱バッテリーである。慣用の顕熱バッテリーは、外側容器内に内側容器を配置し、これら内外容器間に空間を形成すると共に、該空間に断熱材を充填することによって構成される。エンジンが稼働している間、循環ポンプは、冷却剤を冷却剤システムと熱バッテリーの内側容器とに強制的に通す。エンジンが停止すると、循環ポンプの作動が止められ、バッテリーの内側容器内に収容された冷却剤が該内側容器内に保たれ、上記断熱材が、この冷却剤によって保持された熱エネルギーが周囲環境に素早く排出されることを防止する。その後に始動するや否や、循環ポンプは、バッテリー内の冷却剤を該バッテリー外に押しやり、冷却剤システムの残りの部分に通す。米国特許第5,558,055号及び第5,765,511号参照。
しかしながら、従来の冷却剤システムに顕熱バッテリーを付加することには欠点がある。冷却剤は、顕熱の形態の限られた量の熱エネルギーを保持し得るだけなので、従来の顕熱バッテリーは非常に大型である。冷却剤システムに追加の熱バッテリーを適合させるためには、他の付属品の除去もしくは再パッケージを必要とするか、又は、エンジン区画室の寸法を拡大する必要があるであろう。更には、(冷却剤システムを満たすために必要な冷却剤を超える)熱バッテリーを満たすために必要な追加の冷却剤の重量は、燃料経済性としての重量依存性能を低下させ得る。更にまた、熱バッテリーは、据え付け及び保守に費用がかかり得る。
あるいは、エンジンの停止時だけ、冷却剤の一部を冷却剤システムから熱バッテリーへと方向転換することが技術的に知られている。該方向転換された冷却剤は、熱エネルギーの喪失を制限するため、熱バッテリーに保たれる。始動前に、該冷却剤は冷却剤システムに戻される。米国特許第5,299,630号参照。
米国特許第5,299,630号明細書 米国特許第5,558,055号明細書 米国特許第5,765,511号明細書
しかしながら、熱バッテリーにおける冷却剤が冷却剤システムへとポンプで戻される際に問題が生じ得ると考えられる。冷却剤がエンジンジャケット内の空気を押しやって移動させる際、冷却剤のいくらかは、出て行く空気流に同伴するようになるであろう。この冷却剤は、通気管を介して熱バッテリーに戻り、ポンプが作動停止された後も該バッテリーに留まる。従って、この熱バッテリーにより、冷却剤システムに使用するめに回収することができないいくらかの冷却剤が常に存在する。
本発明によれば、冷却システムは、エンジン等の発熱構成要素から熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤へと移すために発熱構成要素と熱交換関係となる能力がある熱交換回路と、熱交換回路と流体連通する断熱タンクとを含む。本システムはまた、第1稼働状態においてタンクを第1の量の冷却剤で満たすために冷却剤を熱交換回路及び断熱タンクに通過させ、かつ、第2稼働状態において第1の量よりも多い第2の量の冷却剤で断熱タンクを満たすために熱交換回路から断熱タンク内に追加の量の冷却剤を送り、かつ、第3稼働状態において断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送るための制御関連導管弁類(制御手段と該制御手段に関連する導管類及び弁類(a control and associated conduits and valves))を含む。
断熱タンクは、第1口及び第2口を有し得、また、上記制御関連導管弁類は、第1口及び熱交換回路と流体連通する第1弁と、第2口及び熱交換回路と流体連通する第2弁とを含み得る。第1弁及び第2弁は、該両弁が開放して冷却剤が熱交換回路からタンクを通過することを許容する第1稼働状態と、第1弁が開放しかつ第2弁が閉じて、冷却剤がタンクに入るか又はタンクから出ることを許容する第2稼働状態とを有する。ポンプは、熱交換回路及び第1弁と流体連通状態に配置され、また、該ポンプが冷却剤を熱交換回路からタンク内へと送る第1稼働状態と、該ポンプが冷却剤をタンクから熱交換回路へと送る第2稼働状態とを有する。ポンプは、可逆(正逆回転可能)の容積移送式ポンプであり得る。
本システムは、冷却剤が第1弁を通ることなく熱交換回路とタンクとの間を通ることを許容するため、熱交換回路及びタンクの第1口と流体連通する導管を含み得る。第3弁は、上記導管と流体連通状態で配置され得、該導管を通るタンクから熱交換回路への冷却剤の流れを制限する。第3弁は逆止弁であり得る。
冷却剤対空気熱交換器が、タンクと熱交換回路との間を通る冷却剤を受け入れるため、第1弁及びポンプと流体連通状態で配置され得る。
熱交換回路は、ラジエータと、ラジエータと流体連通するエンジンジャケットと、冷却剤をラジエータとエンジンジャケットとの間に通すため、ラジエータ及びエンジンジャケットと流体連通する循環ポンプとを含み得る。
断熱タンクは第1壁を有し得、また、上記制御関連導管弁類は第2壁を含み得る。第2壁は、第1壁と共に冷却剤リザーバを第1壁と第2壁間に形成し、冷却剤リザーバは熱交換回路と流体連通する。第2壁は、冷却剤リザーバの容積を第1容積と第2容積との間で変えるため、第1壁に対して第1位置と第2位置との間を移動可能である。第2壁は可撓性膜であり得る。
第1壁は、ある空間を取り囲み得る。また、第2壁は、該空間を分割して冷却剤リザーバと制御流体リザーバとを形成するように該空間内に配置され得る。冷却剤リザーバ及び制御流体リザーバは、互いに流体的に隔絶(絶縁)される。ポンプは、制御流体リザーバと流体連通状態で配置され得る。これにより、ポンプは、第1稼働状態において制御流体リザーバ内に制御流体を送り、第2壁を第1方向に移動させ、また、第2稼働状態において制御流体リザーバ外へと制御流体を出し、第2壁を第1方向とは反対の第2方向へと移動させる。上記制御関連導管弁類はまた、制御流体リザーバ及びポンプと流体連通する弁を含み得る。この弁は、該弁が開放して、流体が制御流体リザーバとポンプとの間を通ることを許容する第1稼働状態と、該弁が閉じて、流体が制御流体リザーバとポンプとの間を通ることを制限する第2稼働状態とを有する。
本発明の更に別の側面によれば、冷却剤システムを稼働して熱エネルギーを貯蔵する方法は、エンジン等の発熱構成要素と、発熱構成要素から熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤へと移すため、発熱構成要素と熱交換関係となる熱交換回路と、断熱タンクとを設ける(準備する)工程を含む。冷却剤は、第1稼働状態において第1の量の冷却剤でタンクを満たすように熱交換回路及び断熱タンクを通過する。第2稼働状態において第1の量よりも多い第2の量の冷却剤で断熱タンクを満たすように、追加の量の冷却剤が熱交換回路から断熱タンク内へと送られる。第3稼働状態において第2の量の冷却剤は断熱タンク内に保持される。追加の量の冷却剤は、第4稼働状態において断熱タンクから熱交換回路へと送られる。
追加の量の冷却剤を熱交換回路から断熱タンクへと送る工程は、エンジンを非作動化(停止)する工程と、該非作動化工程後、ある時間間隔待つ工程と、該時間間隔が経過した後、第2稼働状態において第1の量よりも多い第2の量の冷却剤で断熱タンクを満たすように、追加の量の冷却剤を熱交換回路から断熱タンク内へと送る工程とを含み得る。追加の量の冷却剤を断熱タンクから熱交換回路へと送る工程は、エンジン作動化(始動)信号(合図)が存在するかどうかを決定(確認)する工程と、エンジン作動化信号が存在している場合、第4稼働状態において追加の量の冷却剤を断熱タンクから熱交換回路へと送る工程とを含み得る。
断熱タンクを設ける工程は、離隔した第1壁及び第2壁を断熱タンクに設ける工程を含み得る。第1及び第2壁は、これらの間に、熱交換回路と流体連通する冷却剤リザーバを規定する。第2壁は、冷却剤リザーバの容積を変えるように第1壁に対して移動可能である。追加の量の冷却剤を熱交換回路から断熱タンク内へと送る工程は、冷却剤を熱交換回路から冷却剤リザーバ内へと引き込むために第2壁を第1方向に移動させる工程を含み得る。更に、追加の量の冷却剤を断熱タンクから熱交換回路へと送る工程は、冷却剤を冷却剤リザーバから熱交換回路内へと排出させるため、第2壁を第1方向とは反対の第2方向へと移動させる工程を含み得る。
冷却剤を熱交換回路から冷却剤リザーバ内へと引き込むために第2壁を第1方向に移動させる工程は、エンジンを非作動化する工程と、該非作動化工程後にある時間間隔待つ工程と、該時間間隔が経過した後、冷却剤を熱交換回路から冷却剤リザーバ内へと引き込むために第2壁を第1方向に移動させる工程とを含み得る。冷却剤を冷却剤リザーバから熱交換回路内へと排出させるために第2壁を第1方向とは反対の第2方向に移動させる工程は、エンジン作動化信号が存在するかどうかを決定する工程と、エンジン作動化信号が存在する場合、冷却剤を冷却剤リザーバから熱交換回路内へと排出させるために第2壁を第1方向とは反対の第2方向に移動させる工程とを含み得る。
図1〜4は、本発明に従う熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システムの一実施形態を示し、図5〜7は本発明の別の実施形態を示す。両システムにおいて、冷却剤は、エンジンが作動していない期間中、断熱タンク内に貯蔵するために冷却剤システム(冷却剤系)から移動させられ、また、エンジンの再作動前に冷却剤システムに戻される。加えて、両システムには、貯蔵した冷却剤の冷却剤システムへの戻りを最大にする方法及び機構が設けられる。更に、両システムにおいては、タンク内の冷却剤を連続的に加温するため、エンジン稼働中、加熱された冷却剤を貯蔵タンクに通過させるための機構及び方法が設けられる。
特に、本発明の第1実施形態に従い、冷却剤システム20が図1に示される。冷却剤システム20は、エンジン冷却剤ジャケット22と、ラジエータ24と、循環ポンプ26と、既知の形式で、冷却剤を、ラジエータ24を避けてポンプ26の入口側へと迂回させることによって冷却剤の温度を制御するサーモスタット27とを含む。冷却剤システム20はまた、電動可逆ポンプ28(例えば、ギアポンプもしくはベーンポンプ)と、二次(冷却剤対空気)熱交換器30とを含む。
通常稼働状況(図1)下において、ジャケット22内の冷却剤は、ジャケット22と熱交換関係にあるエンジン32の形態で示す発熱構成要素から熱エネルギーを吸収する。循環ポンプ26は、ジャケット22とラジエータ24との間に冷却剤を強制的に循環させる(図1)。ラジエータ24において、冷却剤は、熱い該冷却剤の熱エネルギーを周囲環境へと放出(廃棄)させる。
可逆ポンプ28を作動させることにより、ジャケット22とラジエータ24間を循環する冷却剤の一部が、二次熱交換器30へと進路を変えられ得る(図2)。二次熱交換器30において、冷却剤は、熱エネルギーを放出して、二次熱交換器30を通過する空気流34(図2)を加温する。空気流34は、温度を上げるために客室36内へと誘導され得る。
冷却剤システム20はまたタンク38を含み、タンク38は、該タンクの内側容器と外側容器との間に真空を発生させることによって断熱され得る。上述した稼働状況下において、冷却剤は、可逆ポンプ28及び二次熱交換器30を経由するか、又は、ポンプ26の高圧側に接続するばね調整式逆止弁42を経由して(また、容積移送式ポンプ28の隔離(分離)効果(isolating effect)によってもたらされるより低い下流圧力により)、タンク38の第1口に入る。第1電磁弁44は、可逆ポンプ28及び二次熱交換器30を通ってタンク38に入る冷却剤の流れを制限する。同様に、第2電磁弁46は、ラジエータ24に接続する第2口48からタンク38を出る冷却剤を制限する。
タンク38は、冷却剤システム20に二つの機能を提供する。一つには、タンク38は、慣用のサージタンクの機能を提供し、すなわち、補給冷却剤のための貯蔵入れ物としての役割を果たし、また、慣用の圧力及び真空逃し弁を含み得る。第二には、タンク38は、冷却剤システム20のための熱エネルギー貯蔵装置(すなわち熱バッテリー)の機能を提供する。
特に、タンク38が熱エネルギー貯蔵装置として使用され得るようにシステム20を作動させる制御部(制御装置/コントローラ)50が設けられる。制御部50は、入力52を介してエンジン活動を監視すると共に、出力54、56、58、60を介してポンプ26、28及び電磁弁44、46の動作を制御する。エンジン32が停止したことを検出するや否や、制御部50は弁46を閉じ、ポンプ26、28を作動させ、充分な量の冷却剤を冷却剤システム20の残りの部分(the remainder of the coolant system 20)外へとポンプ移送して、タンク38を実質上満たさせる。タンク38が満たされた後、制御部50はポンプ26、28を停止し、弁44を閉じる。閉じた電磁弁44、46により、冷却剤はタンク38内に保持される。始動前又は始動中に、制御部50は、タンク38内へとポンプ送りされる前に冷却剤を引き込み、弁44を通じて冷却剤システム20へと戻すため、弁44を開け、ポンプ26及び28を作動させる。
タンク38が冷却剤システム20のためのサージタンク機能及び熱エネルギー貯蔵機能の両方を提供するので、二つの容器を設けて両方の機能それぞれを別々に実行する必要はない。加えて、タンク38は、通常の循環量に冷却剤が追加されることを要求するのではなく、ジャケット22とラジエータ24との間を通常は循環している冷却剤の総量から取り出したある量の冷却剤を用いることにより、熱エネルギー貯蔵機能を実現する。更に、冷却剤システム20の通常稼働中、冷却剤はサージタンク38を通って循環するので(図1及び2)、サージタンク38に一時的に収容された冷却剤量は、今後の使用の可能性に備えて温かく保たれる。更に、エンジンが作動していない期間中にタンク38に保持された冷却剤の全部は、その後の始動時において冷却剤システム20での循環のために利用することができ、サージタンク/熱バッテリー38において「喪失」される冷却剤は全く無い。すなわち、冷却剤システム20における循環のために利用できない冷却剤は全く無い。
冷却剤システム20の構成及び動作は、まず図1を参照して、ここでより詳しく記述する。図1は、本明細書中においてスタンドバイ状態と呼ばれるシステム20の第1稼働状態を示す。この状態において、エンジン32は稼働中(オン)であるが、制御部50は、客室36の温度を上げる要求を何ら受信していないので、冷却剤が二次熱交換器30を通過することを防ぐため、弁44を閉じてポンプ28を停止している。この時、弁46は開放している。
上記スタンドバイ状態において、ポンプ26を出る冷却剤の大部分は、導管62を通ってジャケット22内へと入り、ジャケット22内において冷却剤はエンジン32から熱エネルギーを吸収する。冷却剤は、次いで、ジャケット22をラジエータ24に接続する導管64を通過する。冷却剤がラジエータ24を通過する際、冷却剤は、エンジン32から吸収した熱エネルギーを、ラジエータ24を通過する空気流(図示せず)へと排出する。冷却剤は、その後、導管66を通ってポンプ26へと戻る。ジャケット22、ラジエータ24、ポンプ26及び導管62、64、66を通る冷却剤の通路は矢印68で示される。
しかしながら、冷却剤のすべてがジャケット22、ラジエータ24及びポンプ26間の通路を辿るわけではない。いくらかの冷却剤は、導管70と、弁42と、弁42、弁44及びタンク38を相互接続するT字型接続部72とを介して導管62からタンク38内へと送られる。冷却剤は、弁46及び導管74、76を介してラジエータ24へと戻る。この冷却剤のための別の通路は矢印78で示される。
加えて、ジャケット22をタンク38に接続する通気管79が設けられ、該管79を通って、空気がジャケット22からタンク38へ、及びタンク38からジャケット22へと逃げ得る。通気管79は、冷却剤が(タンク38から)システム20の残りの部分内へとポンプ排出されるにつれ、空気がジャケット22からタンク38内へと送られることを許容し、また、冷却剤がシステム20の残りの部分からタンク38内へとポンプ送りされるにつれ、空気がジャケット22内へと送られることを許容する。
図2は、本明細書中で加熱状態と呼ぶ冷却剤システム20の第2稼働状態を示す。加熱状態においてのシステム20の動作は、次の点では図1に示す動作と実質的に同じである。すなわち、エンジン32が作動され、冷却剤の大部分が、矢印68、78で示すようにジャケット22、ラジエータ24、ポンプ26及びタンク38を通って循環する点である。しかしながら、客室36を加熱する要求に応じて、制御部50は弁44を開放し、かつポンプ28を作動させ、その結果、冷却剤が二次熱交換器30へと方向を変える。
特に、ポンプ28は、導管62から導管80を通じて冷却剤を引き込む。方向を変えられた冷却剤は、二次熱交換器30に接続する導管82内へと吐出される。冷却剤は熱交換器30を通過し、その熱エネルギーを、熱交換器30を通過する空気流34へと放出する。冷却剤は、次いで、二次熱交換器30から導管84を通って弁44へと送られる。方向を変えられた冷却剤流は、弁42を通過する冷却剤流と結合され、その結果生じた流れがタンク38に入り、導管74、76を通ってラジエータへと戻る。二次熱交換器30を通る冷却剤の通路は矢印86で示される。
容積移送式ポンプ28を使用することにより、付随的な利点が得られる。特に、ポンプ28によって方向が変えられた冷却剤流を制御することにより、空気流34を介して客室36へと移される熱エネルギーの量は、慣用のミキシングドア(混合扉(mixing doors))を用いることなく調整され得る。その一方、ポンプ28の使用は、ミキシングドアを同様に組み込んだ、空気流34を案内するための換気(通気)システムと共にシステム20が用いられることを妨げない。
図3は、本明細書中において貯蔵状態と呼ぶ冷却剤システム20の第3稼働状態を示す。貯蔵状態は、エンジン32が停止したすぐ後に生じる。制御部50は、それ以前の上記二つの状態のいずれかから該貯蔵状態に入る前に時間遅延(タイム・ディレイ)を実行する。これは、エンジン32の温度が、エンジン及びその構成要素を損傷せず、かつ冷却剤の温度レベルを最大にするレベルへと低下するまで冷却剤システム20からの冷却剤の移動(取り去り)を防止するためである。
貯蔵状態において、制御部50は最初に弁46を閉じる。該制御部は、次に、ポンプ28を、これがまだ作動していないなら作動させ、ポンプ28を適正な運転状態、すなわち、矢印88で示すようにジャケット22及びラジエータ24から導管80を通じて冷却剤を引き込む状態に置く。システム20がその前に加熱状態にあったならば、次いで、ポンプ28の動作を逆回転させる必要はない。システム20がスタンドバイ状態から貯蔵状態に入った場合は、次に、ポンプ28を逆回転させる必要がある。その理由は、ポンプ28が、冷却剤をタンク38からポンプ移送した後、始動状態において作動していないからである。引き込まれた冷却剤は、矢印90に示すように、熱交換器30及び導管80、82、84を通ってタンク38内へと送られる。同時に、空気がタンク38から排出され、通気管79を介してエンジンジャケット22へと戻される。
制御部50は、充分な量の冷却剤がジャケット22及びラジエータ24から引き抜かれ、これがタンク38を実質上満たすまでポンプ26、28を作動し続ける。制御部50は、システム20の残りの部分から充分な量の冷却剤が引き込まれたと決定を下し得る。これは、例えば、タンク38内に配置したセンサの出力を検査することにより、又は、ポンプ28の稼働期間の時間を測ることにより、又は、ポンプ28が電流の方向を転換する(電気的に整流される)場合、ポンプの回転数を数えることにより、行われる。要するに、制御部50は、タンク38内にポンプ送りされた冷却剤量を確定するための多くの異なる方法のいずれをも実行することができる。
充分な量の冷却剤がタンク38内へとポンプ送りされたと決定するや否や、制御部50は、ポンプ26、28を止め、弁44を閉じる。弁44を閉じることにより、また、弁46が既に閉じているため、冷却剤はタンク38内に閉じ込められる。サージタンク38内に収容された冷却剤は、タンク38を囲む断熱材により、数時間から数日の間、該タンク内にその温度で保たれ得る。
図4は、本明細書中に始動状態と呼ぶ冷却剤システム20の第4の状態を例示する。いくつかのシステムにおいて、エンジンが始動した後に冷却剤がエンジン内に引き込まれることが望ましいかもしれないが、ユーザがエンジン32を作動させる要望を表した直後であってエンジン32が実際に作動する前に該始動状態が生じることが好ましい。時間遅延は次の点を保証するため好ましい。すなわち、ジャケット22及びラジエータ24のいずれかもしくはエンジン32に対する損傷を防ぐため、貯蔵状態において移動した(取り去られた)冷却剤がジャケット22及びラジエータ24に戻されることである。好ましくは、制御部50は、始動状態が完了する前のエンジン32の作動を防ぐ。
始動状態において、電磁弁46は最初に閉じられたままであり、タンク38から管74、76を通ってラジエータ24へと向かう冷却剤流を防ぐ。制御部50は弁44を開け、また、ポンプ28を作動かつ逆回転させ、その結果、ポンプ28は、矢印92で示すように弁44及び熱交換器30を通じてサージタンク38から冷却剤を引き抜く。ポンプ28は、次いで、矢印94で示すように冷却剤をジャケット22に戻す。
この構成のいくつかの付随的な利点が認識されるであろう。ポンプ28が容積移送式ポンプであるため、冷却剤は、循環ポンプ26における出力ヘッドにかかわらずジャケット22に戻され得る。更には、冷却剤がタンク38を出た後、最初に熱交換器30を通過するので、熱交換器30を通過する空気流34は、該引き込まれた冷却剤との熱交換を通じて有効に加熱され、エンジン32が作動される前の時間でさえ客室36を加熱し得る。熱交換器30を通過後の冷却剤に残っている熱エネルギーは、ジャケット22を介してエンジン32を予熱するか、及び/又は管64を介してラジエータ24を予熱するために使用され得る。
一旦、充分な量の冷却剤がジャケット22に戻されると、制御部50は、冷却剤がタンク38を通過することを可能にするため、ポンプ28を止めて弁46を開く。制御部50は、次いで、システム20を、ユーザの要望によりスタンドバイ状態又は加熱状態のいずれかに置き、エンジン32の作動を許容する。
本発明の別の実施形態に従う冷却剤システム96が図5〜7に示され、これらの図において上述した構成要素と同様の構成要素には同じ番号が付されている。冷却剤システム96は、主に次の点がシステム20と異なっている。すなわち、別個のタンク98、100がサージタンク機能及び熱バッテリー機能のために使用され、かつ、システム96が別々のスタンドバイ状態及び加熱状態を有しない(図5参照)ことである。タンク100はタンク38と全く同様に断熱される。システム20、96は、次の共通機能を共に有している。すなわち、i)エンジン32が停止した際、冷却剤システム20、96の残りの部分から貯蔵される冷却剤が引き込まれ、ii)貯蔵された冷却剤が、エンジン32が作動する際にシステム20、96の残りの部分に実質上戻され、かつ、iii)貯蔵容器38、100内の冷却剤が、エンジン32の作動中、連続的に加温されて循環させられる点である。
次に、スタンドバイ状態を示す図5をまず参照して、冷却剤システム96は、ジャケット22と、ラジエータ24と、循環ポンプ26とを含む。システム20と同様に、ポンプ26は、冷却剤を、導管62、64、66を通ってジャケット22とラジエータ24との間を矢印68の方向に循環させる。冷却剤はまた、矢印108が示すように、導管102、104、106を通じてタンク100(好ましくは、システム96において最も低い位置に設置される)及び二次熱交換器30を通って循環する。逆止弁110は、冷却剤がタンク100から導管62へと戻ることを防止するため、導管102に配置される。
加えて、図5に示すように、冷却剤は、矢印120が示すように、サージタンク98の第1口114に接続する導管112を通ってラジエータ24からサージタンク98(好ましくは、システム96において最も高い位置に設置される)へと流れ得、また、タンク98の第2口116から導管118を通ってラジエータ24へと戻され得る。弁122は、タンク98の第3口124及び周囲に連通して、タンク98の空気の取り入れ及び排出を制御する。フィルタ126は、塵埃及び砕片を防ぐために弁122の周囲側口に連結される。
図6において、システム20に対し上記にて定義した貯蔵状態に対応する第2稼働状態が示され、これも貯蔵状態と呼ぶ。この状態において、冷却剤は、システム20においてと同様に、冷却剤システム96の残りの部分から引き抜かれる。しかしながら、冷却剤がシステム96から引き抜かれる機構及び方法は、システム20で用いられるものと著しく相違している。
特に、断熱されたタンク100は内側容器128を有し、内側容器128は、入れ物132を規定する第1壁130を有する。可撓性膜の形態の第2可動壁すなわちダイアフラム134が、入れ物132内で第1壁130に取り付けられて、入れ物132を第1及び第2リザーバ136、138に分割する。リザーバ136は冷却剤貯蔵リザーバと呼ばれ、他方、リザーバ138は制御流体リザーバと呼ばれる。
壁130に対する壁134の動きを通じてのリザーバ136の容積の変化は、リザーバ138の対応する変化を引き起こすことが認識されるであろう。制御流体リザーバ138内の制御流体の量を増減することにより、冷却剤は、第1及び第2口140、142を介して冷却剤貯蔵リザーバ136内へと引き込まれ又はリザーバ136から吐出され得る。更に、制御流体リザーバ138内の制御流体の量を一定もしくはほぼ一定に保つことにより、ダイアフラム134は、半硬直状態(semi-rigid state)を呈して、貯蔵リザーバ136を、冷却剤が通過し得る導管のように機能させることができる。
タンク100の制御流体リザーバ138内外へと制御流体、例えば周囲空気をポンプ移送させるため、可逆ポンプ144が、タンク100の第3口146に電磁弁148及び導管150、152を介して接続される。フィルタ154も、塵埃及び砕片の取り入れを防ぐため、大気に連通されるポンプ144の口に接続される。ポンプ144を第1稼働状態において作動させることにより、制御流体は、制御流体リザーバ138内へとポンプ送りされ、その一方、ポンプ144の作動を逆回転させることにより、制御流体は、制御流体リザーバ138外へとポンプ移送される。弁148を閉じることにより、制御流体リザーバ138内の制御流体の量は実質上一定に保たれ得る。
そのため、図5に示すスタンドバイ状態から図6に示す貯蔵状態への移行において、出力156、158、160、162を介してポンプ26、144及び弁122、148に接続する制御部50は入力52の信号に応答する。すなわち、エンジン32が停止している際、上述したようにエンジン32が冷めることを許容する時間遅延後、ポンプ26を停止し、ポンプ144を作動させ、かつ弁122、148を開放させる。ポンプ144を作動させることにより、制御流体が制御流体リザーバ138外部へとポンプ移送され、そのため、冷却剤リザーバ136を拡張する。冷却剤リザーバ136の拡張は、ジャケット22及びラジエータ24から冷却剤を(矢印164で示すように)引き込み、これは、フィルタ126、弁122及びサージタンク98を通じて引き込まれる空気と置き換えられる。一旦、タンク100の冷却剤リザーバ136を満たすのに充分な量の冷却剤が冷却剤システム96の残りの部分から引き込まれたら、弁148は閉じられ、ダイアフラムを半硬直形態に保つ。
図6の貯蔵状態から図7の始動状態への移行において、制御部50は、まず、ユーザがエンジン32の始動を望むことを確認する。それに応じて、制御部50は、弁122及び148を開放し、ポンプ144を作動させ逆回転させる。ポンプ144を作動させ逆回転させることにより、制御流体は、フィルタ154を通って引き込まれ、タンク100の制御流体リザーバ138内へとポンプ送りされる。制御流体の制御流体リザーバ138内への移動は、冷却剤を、タンク100の第2口142から熱交換器30を通ってジャケット22及びラジエータ24内へと放出させる。冷却剤によって置き換えられる空気は、サージタンク98内へと追いやられ、弁122を介して周囲環境へと排出される。一旦、充分な量の冷却剤がタンク100から放出されたら、弁148は閉じられ、ダイアフラム134を半硬直状態に保ち、また、稼働が図5に関連して上述したスタンドバイ状態に従って進行する。
前述したように、本発明に従うシステム20、96は、熱エネルギー貯蔵のためには、システム20、96に加えられるべき追加の冷却剤を必要としない。更に、システム20の重量は、サージタンク及び熱バッテリーとして単一の容器を使用することにより、一層低減される。また、両システム20、96は、加熱された冷却剤の流れを貯蔵タンクに通すことにより、車両の運転中、貯蔵タンク内の冷却剤が温められるように準備する。また、両システム20、96は、貯蔵タンク内に収容される冷却剤が、システム20、96の残りの部分に充分にアクセスできるように準備し、これにより、熱バッテリーが使用されていない場合にシステム20、96の残りの部分で使用できなくなる「喪失」される冷却剤を低減もしくは無くす。
本発明は、本明細書中において、車両のエンジン32と、該車両の客室36に熱を供給するために使用され得る二次熱交換器30と関連して記載されたが、本発明は、エンジンが他のいくつかの発熱構成要素に置き換えられ、かつ二次熱交換器30が他のいくつかの受熱構成要素に置き換えられる用途を含む他の用途においての使用を見出し得ることが認識されるはずである。例えば、システム20は、燃料電池冷却剤を予熱して始動中に燃料電池スタックを加熱するために使用することができる。ここで、発熱構成要素は、据え置き型燃料電池システムのための燃料電池スタック、又は、ハイブリッド車におけるエンジン32及び/又は燃料電池スタックである。更なる例として、該システムは、冷却剤をタンク38からエンジンジャケット22に通して循環させることにより、エンジンを単に予熱するために使用され得、又は、冷却剤をトランスミッションジャケットもしくは冷却剤/トランスミッション流体熱交換器に通して循環させることにより、トランスミッションを予熱するために使用され得る。これら両方の場合(エンジン及び/又はトランスミッションの予熱)において、二次熱交換器30は、システム20に含まれるか又は含まれない任意の構成要素であり得る。
上記両システム20及び96のためのポンプ26は、いくつかの用途において、特に車両のエンジン32と関連して使用される場合、電気モータ駆動(電動)式ポンプ等の、制御部50によって制御され得るポンプとして記述したが、ポンプ26は、制御部50によって制御されるのではなく、エンジン32の稼働中は常にポンプ動作を行い、かつエンジン停止時は常にポンプ動作をしないといったようにエンジンによって直接駆動され得ることも理解されるはずである。そのような構成において、制御部50は依然として上述したようにポンプ28及び144に命令し、これにより、ポンプ28及び144は、エンジン32の停止時にポンプ26の作動停止によって必要となる何らかの追加動作を行うであろう。この点に関して、冷却剤がポンプ28及び144によってシステムのすべての部分から引き抜かれることを可能にするため、ポンプ26は、好ましくは、ポンプ26が作動停止状況にある際に該ポンプの作動構成要素を冷却剤が通過することを許容するタイプであることが認識されるであろう。
本発明の更なる他の側面、目的及び利点は、明細書、図面及び付随する特許請求の範囲を検討することによって理解され得る。
スタンドバイ状態における本発明の実施形態に従う冷却剤システムの概略図である。 加熱状態における図1のシステムの概略図である。 貯蔵状態における図1のシステムの概略図である。 始動状態における図1のシステムの概略図である。 スタンドバイ状態における本発明の別の実施形態に従う冷却剤システムの概略図である。 貯蔵状態における図5のシステムの概略図である。 始動状態における図5のシステムの概略図である。
符号の説明
20、96 冷却剤システム
22 エンジン冷却剤ジャケット
24 ラジエータ
26 循環ポンプ
28 電動可逆ポンプ
30 二次熱交換器
32 エンジン(発熱構成要素)
34 空気流
36 客室
38、98、100 タンク
42、110 逆止弁
44 第1電磁弁
46 第2電磁弁
50 制御部
130 第1壁
134 第2可動壁(ダイアフラム)
136 第1(冷却剤)リザーバ
138 第2(制御流体)リザーバ

Claims (36)

  1. 冷却剤システムであって、
    エンジンから熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、エンジンと熱交換関係となることができる熱交換回路と、
    熱交換回路と流体連通する断熱タンクと、
    第1稼働状態において第1の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路及び断熱タンクに冷却剤を通過させ、かつ、第2稼働状態において前記第1の量よりも多い第2の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送り、かつ、第3稼働状態において断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送るための制御関連導管弁類とを備えた冷却剤システム。
  2. 前記断熱タンクは第1口及び第2口を有し、
    前記制御関連導管弁類は、第1口及び熱交換回路と流体連通する第1弁と、第2口及び熱交換回路と流体連通する第2弁と、熱交換回路及び第1弁と流体連通するポンプとを備え、
    第1及び第2弁は、第1及び第2弁の両方が開放して、冷却剤が熱交換回路から断熱タンクを通過することを許容する第1稼働状態と、第1弁が開放しかつ第2弁が閉じて、冷却剤が断熱タンクに入るか又は断熱タンクを出ることを許容する第2稼働状態とを有し、
    ポンプは、該ポンプが冷却剤を熱交換回路から断熱タンク内へと送る第1稼働状態と、該ポンプが冷却剤を断熱タンクから熱交換回路へと送る第2稼働状態とを有する請求項1に従う冷却剤システム。
  3. 前記ポンプは可逆容積移送式ポンプからなる請求項2に従う冷却剤システム。
  4. 冷却剤が、第1弁を通過することなく熱交換回路と断熱タンクとの間を通ることを許容するため、熱交換回路及び断熱タンクの第1口と流体連通する導管を更に備えた請求項3に従う冷却剤システム。
  5. 前記導管を通る断熱タンクから熱交換回路への冷却剤の流れを制限するため、前記導管と流体連通する第3弁を更に備えた請求項4に従う冷却剤システム。
  6. 前記第3弁は逆止弁からなる請求項5に従う冷却剤システム。
  7. 前記断熱タンクと熱交換回路との間を通る冷却剤を受け入れるため、第1弁及びポンプと流体連通する冷却剤対空気熱交換器を更に備えた請求項2に従う冷却剤システム。
  8. 前記熱交換回路は、ラジエータと、ラジエータと流体連通するエンジンジャケットと、ラジエータとエンジンジャケットとの間に冷却剤を通すためにラジエータ及びエンジンジャケットと流体連通する循環ポンプとを備える請求項2に従う冷却剤システム。
  9. 前記断熱タンクは第1壁を有し、
    前記制御関連導管弁類は第2壁であって、前記第1壁と該第2壁との間に、熱交換回路と流体連通する冷却剤リザーバを前記第1壁と共に形成する第2壁を含み、
    第2壁は、冷却剤リザーバの容積を第1の量と第2の量との間で変えるため、第1壁に対して第1位置と第2位置との間を移動可能である請求項1に従う冷却剤システム。
  10. 前記第1壁はある空間を包囲し、前記第2壁は、該空間を分割して冷却剤リザーバと制御流体リザーバとを形成するように該空間内に配置され、冷却剤リザーバ及び制御流体リザーバは互いに流体的に絶縁される請求項9に従う冷却剤システム。
  11. 前記第2壁は可撓性膜からなる請求項10に従う冷却剤システム。
  12. 前記制御関連導管弁類は、第1稼働状態において制御流体を制御流体リザーバ内へと送って第2壁を第1方向に移動させ、かつ、第2稼働状態において制御流体を制御流体リザーバ外へと送って第2壁を第1方向とは反対側の第2方向に移動させるため、制御流体リザーバと連通するポンプを更に備える請求項10に従う冷却剤システム。
  13. 前記制御関連導管弁類は、制御流体リザーバ及び前記ポンプと流体連通する弁を更に備え、該弁は、該弁が開放して制御流体リザーバと前記ポンプとの間を流体が通ることを許容する第1稼働状態と、該弁が閉じて制御流体リザーバと前記ポンプとの間を流体が通ることを制限する第2稼働状態とを有する請求項12に従う冷却剤システム。
  14. 冷却剤システムであって、
    エンジンから熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、エンジンと熱交換関係となることができる熱交換回路と、
    第1口及び第2口を有する断熱タンクと、
    第1口及び熱交換回路と流体連通する第1弁と、
    第2口及び熱交換回路と流体連通する第2弁と、
    熱交換回路及び第1弁と流体連通するポンプとを備え、
    第1及び第2弁は、第1及び第2弁の両方が開放して、冷却剤が熱交換回路から断熱タンクを通過することを許容する第1稼働状態と、第1弁が開放しかつ第2弁が閉じて、冷却剤が断熱タンクに入るか又は断熱タンクを出ることを許容する第2稼働状態とを有し、
    ポンプは、該ポンプが冷却剤を熱交換回路から断熱タンク内へと送る第1稼働状態と、該ポンプが冷却剤を断熱タンクから熱交換回路へと送る第2稼働状態とを有する冷却剤システム。
  15. 冷却剤システムであって、
    エンジンから熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、エンジンと熱交換関係となることができる熱交換回路と、
    第1壁を有する断熱タンクと、
    第2壁であって、前記第1壁と該第2壁との間に、熱交換回路と流体連通する冷却剤リザーバを前記第1壁と共に形成する第2壁とを備え、
    第2壁は、冷却剤リザーバの容積を第1の量と第2の量との間で変えるため、第1壁に対して第1位置と第2位置との間を移動可能である冷却剤システム。
  16. 冷却剤システムを稼働して熱エネルギーを貯蔵する方法であって、
    エンジンと、エンジンから熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、エンジンと熱交換関係となる熱交換回路と、断熱タンクとを設ける工程と、
    第1稼働状態において第1の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路及び断熱タンクに冷却剤を通過させる工程と、
    第2稼働状態において前記第1の量よりも多い第2の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送る工程と、
    第3稼働状態において断熱タンク内の第2の量の冷却剤を保持する工程と、
    第4稼働状態において断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送る工程とを含む方法。
  17. 前記熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送る工程は、エンジンを非作動状態にする工程と、該エンジン非作動化後、ある時間待つ工程と、該時間が経過した後、第2稼働状態において前記第1の量よりも多い第2の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送る工程とを含む請求項16に従う方法。
  18. 前記断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送る工程は、エンジン作動化信号があるか否かを決定する工程と、エンジン作動化信号がある場合、第4稼働状態において断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送る工程とを含む請求項16の方法。
  19. 前記断熱タンクを設ける工程は、断熱ダンクに離隔した第1及び第2壁を設ける工程を含み、第1及び第2壁は、該第1壁と該第2壁との間に、熱交換回路と流体連通する冷却剤リザーバを形成し、第2壁は、冷却剤リザーバの容積を変えるため、第1壁に対して移動可能であり、
    前記熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送る工程は、冷却剤を熱交換回路から冷却剤リザーバ内へと引き込むために第2壁を第1方向に移動させる工程を含み、
    前記断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送る工程は、冷却剤を冷却剤リザーバから熱交換回路内へと排出するために第2壁を第1方向とは反対側の第2方向に移動させる工程を含む請求項16に従う方法。
  20. 前記冷却剤を熱交換回路から冷却剤リザーバ内へと引き込むために第2壁を第1方向に移動させる工程は、エンジンを非作動状態にする工程と、該エンジン非作動化後、ある時間待つ工程と、該時間が経過した後、冷却剤を熱交換回路から冷却剤リザーバ内へと引き込むために第2壁を第1方向に移動させる工程とを含む請求項19に従う方法。
  21. 前記冷却剤を冷却剤リザーバから熱交換回路内へと排出するために第2壁を第1方向とは反対側の第2方向に移動させる工程は、エンジン作動化信号があるか否かを決定する工程と、エンジン作動化信号がある場合、冷却剤を冷却剤リザーバから熱交換回路内へと排出するために第2壁を第1方向とは反対側の第2方向に移動させる工程とを含む請求項19に従う方法。
  22. 冷却剤システムであって、
    発熱構成要素から熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、発熱構成要素と熱交換関係となることができる熱交換回路と、
    熱交換回路と流体連通する断熱タンクと、
    第1稼働状態において第1の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路及び断熱タンクに冷却剤を通過させ、かつ、第2稼働状態において前記第1の量よりも多い第2の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送り、かつ、第3稼働状態において断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送るための制御関連導管弁類とを備えた冷却剤システム。
  23. 前記断熱タンクは第1及び第2口を有し、
    前記制御関連導管弁類は、第1口及び熱交換回路と流体連通する第1弁と、第2口及び熱交換回路と流体連通する第2弁と、熱交換回路及び第1弁と流体連通するポンプとを備え、
    第1及び第2弁は、第1及び第2弁の両方が開放して、冷却剤が熱交換回路から断熱タンクを通過することを許容する第1稼働状態と、第1弁が開放しかつ第2弁が閉じて、冷却剤が断熱タンクに入るか又は断熱タンクを出ることを許容する第2稼働状態とを有し、
    ポンプは、該ポンプが冷却剤を熱交換回路から断熱タンク内へと送る第1稼働状態と、該ポンプが冷却剤を断熱タンクから熱交換回路へと送る第2稼働状態とを有する請求項22に従う冷却剤システム。
  24. 前記ポンプは可逆容積移送式ポンプからなる請求項23に従う冷却剤システム。
  25. 冷却剤が、第1弁を通過することなく熱交換回路と断熱タンクとの間を通ることを許容するため、熱交換回路及び断熱タンクの第1口と流体連通する導管を更に備えた請求項24に従う冷却剤システム。
  26. 前記導管を通る断熱タンクから熱交換回路への冷却剤の流れを制限するため、前記導管と流体連通する第3弁を更に備えた請求項25に従う冷却剤システム。
  27. 前記第3弁は逆止弁からなる請求項26に従う冷却剤システム。
  28. 前記断熱タンクは第1壁を有し、
    前記制御関連導管弁類は第2壁であって、前記第1壁と該第2壁との間に、熱交換回路と流体連通する冷却剤リザーバを前記第1壁と共に形成する第2壁を含み、
    第2壁は、冷却剤リザーバの容積を第1の量と第2の量との間で変えるため、第1壁に対して第1位置と第2位置との間を移動可能である請求項22に従う冷却剤システム。
  29. 前記第1壁はある空間を包囲し、前記第2壁は、該空間を分割して冷却剤リザーバと制御流体リザーバとを形成するように該空間内に配置され、冷却剤リザーバ及び制御流体リザーバは互いに流体的に絶縁される請求項28に従う冷却剤システム。
  30. 前記第2壁は可撓性膜からなる請求項29に従う冷却剤システム。
  31. 前記制御関連導管弁類は、第1稼働状態において制御流体を制御流体リザーバ内へと送って第2壁を第1方向に移動させ、かつ、第2稼働状態において制御流体を制御流体リザーバ外へと送って第2壁を第1方向とは反対側の第2方向に移動させるため、制御流体リザーバと連通するポンプを更に備える請求項29に従う冷却剤システム。
  32. 前記制御関連導管弁類は、制御流体リザーバ及び前記ポンプと流体連通する弁を更に備え、該弁は、該弁が開放して制御流体リザーバと前記ポンプとの間を流体が通ることを許容する第1稼働状態と、該弁が閉じて制御流体リザーバと前記ポンプとの間を流体が通ることを制限する第2稼働状態とを有する請求項31に従う冷却剤システム。
  33. 冷却剤システムであって、
    発熱構成要素から熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、発熱構成要素と熱交換関係となることができる熱交換回路と、
    第1口及び第2口を有する断熱タンクと、
    第1口及び熱交換回路と流体連通する第1弁と、
    第2口及び熱交換回路と流体連通する第2弁と、
    熱交換回路及び第1弁と流体連通するポンプとを備え、
    第1及び第2弁は、第1及び第2弁の両方が開放して、冷却剤が熱交換回路から断熱タンクを通過することを許容する第1稼働状態と、第1弁が開放しかつ第2弁が閉じて、冷却剤が断熱タンクに入るか又は断熱タンクを出ることを許容する第2稼働状態とを有し、
    ポンプは、該ポンプが冷却剤を熱交換回路から断熱タンク内へと送る第1稼働状態と、該ポンプが冷却剤を断熱タンクから熱交換回路へと送る第2稼働状態とを有する冷却剤システム。
  34. 冷却剤システムであって、
    発熱構成要素から熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、発熱構成要素と熱交換関係となることができる熱交換回路と、
    第1壁を有する断熱タンクと、
    第2壁であって、前記第1壁と該第2壁との間に、熱交換回路と流体連通する冷却剤リザーバを前記第1壁と共に形成する第2壁とを備え、
    第2壁は、冷却剤リザーバの容積を第1の量と第2の量との間で変えるため、第1壁に対して第1位置と第2位置との間を移動可能である冷却剤システム。
  35. 冷却剤システムを稼働して熱エネルギーを貯蔵する方法であって、
    発熱構成要素から熱エネルギーを取り去り、該熱エネルギーを冷却剤に移すため、発熱構成要素と熱交換関係となる熱交換回路と、断熱タンクとを設ける工程と、
    第1稼働状態において第1の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路及び断熱タンクに冷却剤を通過させる工程と、
    第2稼働状態において前記第1の量よりも多い第2の量の冷却剤を断熱タンクに入れるために熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送る工程と、
    第3稼働状態において断熱タンク内の第2の量の冷却剤を保持する工程と、
    第4稼働状態において断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送る工程とを含む方法。
  36. 前記断熱タンクを設ける工程は、断熱ダンクに離隔した第1及び第2壁を設ける工程を含み、第1及び第2壁は、該第1壁と該第2壁との間に、熱交換回路と流体連通する冷却剤リザーバを形成し、第2壁は、冷却剤リザーバの容積を変えるため、第1壁に対して移動可能であり、
    前記熱交換回路から断熱タンク内へと追加の量の冷却剤を送る工程は、冷却剤を熱交換回路から冷却剤リザーバ内へと引き込むために第2壁を第1方向に移動させる工程を含み、
    前記断熱タンクから熱交換回路へと前記追加の量の冷却剤を送る工程は、冷却剤を冷却剤リザーバから熱交換回路内へと排出するために第2壁を第1方向とは反対側の第2方向に移動させる工程を含む請求項35に従う方法。
JP2005202922A 2004-07-13 2005-07-12 熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システム及び該システムの稼働方法 Pending JP2006029333A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/889,707 US7140330B2 (en) 2004-07-13 2004-07-13 Coolant system with thermal energy storage and method of operating same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006029333A true JP2006029333A (ja) 2006-02-02

Family

ID=35520078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005202922A Pending JP2006029333A (ja) 2004-07-13 2005-07-12 熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システム及び該システムの稼働方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7140330B2 (ja)
JP (1) JP2006029333A (ja)
DE (1) DE102005031733A1 (ja)
FR (1) FR2873064A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8132547B2 (en) * 2003-12-22 2012-03-13 Valeo Systemes Thermiques Thermal energy management system for a vehicle heat engine provided with a time-delay switching means
US7467605B2 (en) * 2006-05-26 2008-12-23 Visteon Global Technologies, Inc. Thermal energy recovery and management system
JP2008038827A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Calsonic Kansei Corp エンジン即暖システムの制御方法
US7395787B1 (en) * 2007-02-13 2008-07-08 Gm Global Technology Operations, Inc. Air separator for low flow rate cooling systems
US7717069B2 (en) 2007-11-15 2010-05-18 Caterpillar Inc. Engine cooling system having two cooling circuits
GB2461077B (en) * 2008-06-19 2010-07-14 Zenex Technologies Ltd Heating system
JP4661923B2 (ja) * 2008-09-04 2011-03-30 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置
FR2936980B1 (fr) * 2008-10-14 2012-11-16 Renault Sas Vehicule automobile a moteur electrique comportant un circuit de refroidissement du circuit electronique de puissance connecte a un radiateur de chauffage de l'habitacle
US8443775B2 (en) * 2008-12-18 2013-05-21 Caterpillar Inc. Systems and methods for controlling engine temperature
US20100178120A1 (en) * 2009-01-09 2010-07-15 Packard Richard O Machine tool high pressure fluid distribution system and method of operation thereof
DE102009017748A1 (de) * 2009-04-17 2010-10-21 Volkswagen Ag Verfahren zur Regulierung des Wärmehaushalts einer Brennkraftmaschine
US20100319902A1 (en) * 2009-06-19 2010-12-23 Wan Ching Chou Auxiliary apparatus for vehicle water tank
KR101294164B1 (ko) * 2011-07-27 2013-08-09 현대자동차주식회사 전기자동차의 폐열관리시스템 및 관리방법
US8863702B2 (en) * 2011-10-20 2014-10-21 Innovationsschatz Gmbh Internal combustion engine of an automotive vehicle with a heat storage device that provides reusable heat
CN103358851B (zh) * 2012-04-05 2016-08-03 杭州三花研究院有限公司 一种汽车空调系统
US9580078B2 (en) * 2014-09-25 2017-02-28 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Systems and methods for preheating hybrid vehicles
US10654162B2 (en) 2017-06-21 2020-05-19 Rolls-Royce North American Technologies Inc. Thermal management system
CN111152622B (zh) * 2017-08-08 2021-08-31 杭州三花研究院有限公司 汽车空调系统
WO2019029218A1 (zh) 2017-08-08 2019-02-14 杭州三花研究院有限公司 汽车空调系统
US11597255B2 (en) * 2020-03-25 2023-03-07 Pony Al Inc. Systems and methods for cooling vehicle components

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138940A (ja) * 2001-11-05 2003-05-14 Toyota Motor Corp 蓄熱装置を備えた内燃機関

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1233100A (en) 1915-07-17 1917-07-10 Arthur B Modine Auxiliary tank and means for maintaining the temperature of a circulating fluid.
JP2003322019A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Denso Corp 車両用内燃機関の冷却系装置
US1632596A (en) * 1926-04-10 1927-06-14 Mccord Radiator & Mfg Co Vapor-cooling system
US5211334A (en) 1988-07-11 1993-05-18 Oskar Schatz Motor vehicle fluid heating device with heat storage
US5279355A (en) 1991-06-28 1994-01-18 Oskar Schatz Method for the production of a heat storage means and a heat storage means adapted for the method
DE4136910C2 (de) 1991-11-09 1994-10-20 Schatz Oskar Verfahren zur schnellen Einstellung der Betriebstemperatur einer Masse durch einen fließ- oder rieselfähigen Wärmeträger, insbesondere zur Schnellaufheizung eines Kraftfahrzeugmotors beim Kaltstart
US5435277A (en) * 1993-03-12 1995-07-25 Nobuo Takahashi Hot water injection apparatus for water cooling engine
US5425333A (en) * 1994-02-14 1995-06-20 Wynn Oil Company Aspiration controlled collant transfer apparatus and method, for engine/radiator cooling systems
US5558055A (en) 1994-04-27 1996-09-24 Schatz Thermo System Gmbh Method and an assembly for operating sensible heat storages
SE502957C2 (sv) * 1994-11-14 1996-02-26 Jens Thurfjell Värmelagringsanordning vid en vätskekyld förbränningsmotor
DE19606634B4 (de) * 1995-02-24 2011-08-11 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. Kühlsystem für einen Verbrennungsmotor
US5765511A (en) 1995-04-05 1998-06-16 Schatz Thermo System Gmbh Method and switching arrangement for operating heat accumulators, in particular for sensible heat
JP3564843B2 (ja) * 1995-05-26 2004-09-15 株式会社デンソー 車両用エンジン暖機装置
FR2748519B1 (fr) * 1996-05-10 1998-06-26 Valeo Thermique Moteur Sa Dispositif de refroidissement d'un moteur avec reservoir de fluide thermiquement isole
JP4193309B2 (ja) * 1999-11-18 2008-12-10 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却装置
US6464027B1 (en) * 2000-02-02 2002-10-15 Visteon Global Technologies, Inc. Method of thermal management for a hybrid vehicle
JP4432272B2 (ja) * 2001-04-09 2010-03-17 トヨタ自動車株式会社 蓄熱装置を備えた内燃機関
JP4103663B2 (ja) * 2003-03-31 2008-06-18 トヨタ自動車株式会社 エンジンの冷却装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003138940A (ja) * 2001-11-05 2003-05-14 Toyota Motor Corp 蓄熱装置を備えた内燃機関

Also Published As

Publication number Publication date
FR2873064A1 (fr) 2006-01-20
US20060011150A1 (en) 2006-01-19
DE102005031733A1 (de) 2006-02-16
US7140330B2 (en) 2006-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006029333A (ja) 熱エネルギー貯蔵を伴う冷却剤システム及び該システムの稼働方法
KR101420887B1 (ko) 방향성 유동을 구비한 차량 냉각 시스템
US9890756B2 (en) Heat storage in engine cooling system
US11990597B2 (en) Thermal regulation of batteries
JP7048437B2 (ja) 車両の熱管理システム
JP2003514183A (ja) 自動車において発生する熱エネルギを搬送するための方法および装置
US20050229873A1 (en) Method and apparatus for moderating the temperature of an internal combustion engine of a motor vehicle
JP4432272B2 (ja) 蓄熱装置を備えた内燃機関
CN113370741A (zh) 车载温度调节系统
JP2001260640A (ja) 車両用暖房装置
CN113370739A (zh) 车载温度调节系统
CN110608087B (zh) 车辆的热管理系统
CN111434904B (zh) 内燃机的蓄热散热装置
JP2008106613A (ja) 駆動源の暖機装置
US10598078B2 (en) Method and apparatus for active coolant volume reduction for automobile applications
JP4069790B2 (ja) エンジンの冷却装置
EP4071339A1 (en) A conditioning apparatus for an engine and control methods thereof
WO2023162548A1 (ja) 熱マネジメントシステム
US11047279B2 (en) Warm-up device
JPH11173212A (ja) コージェネレーション・エンジンの冷却装置
JP2004353499A (ja) 冷却水の温度制御装置
JP4098023B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP6529026B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JPS6036750Y2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP3000832B2 (ja) 車両用ヒートポンプ式冷暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101117

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111101