JP2006028910A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 生産性が良く故障の少ない簡素な構造でもって、開閉体が略全閉状態となったことを精度よく認識することができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 巻取り軸23に巻かれた開閉体10を操出し、該開閉体10を当接対象部位pに当接させて略全閉状態となるようにした開閉装置において、前記当接対象部位pに当接した際の開閉体10の弛みを巻取り軸23の近傍で接触感知または非接触感知することにより、開閉体10が略全閉状態となったことを認識するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーバーヘッドドアを含むシャッター装置、ドア、雨戸を含む引戸、窓、ロールスクリーン、ブラインド、オーニング装置、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、構造物の空間部分を仕切るための開閉装置に関し、特にシャッター装置として適用するのに好ましい開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されているように、開閉体(巻上げ式シャッタS)の開閉動作に連動するリミットスイッチ装置(27)を備え、下限位置(ロ)に位置して略全閉状態となった開閉体(巻上げ式シャッタS)を、リミットスイッチ装置(27)により感知するとともに、該リミットスイッチ(27)から発せられる接点信号によって停止するようにしたものがある。
前記リミットスイッチ装置(27)は、複数のリミットスイッチ(LS1〜LS3)からなり、各リミットスイッチ(LS1,LS2,又はLS3)は、大まかには機械式のカウンター機構とマイクロスイッチとを組み合わせて構成される。
より詳細に述べれば、各リミットスイッチ(LS1,LS2,又はLS3)は、セットレバー(23)の操作に連動するセットアーム(17,17)を、セットカム(10,12)に対し凹凸状に係合させることで原点位置にリセットされる。
また、同リミットスイッチ(LS1,LS2,又はLS3)は、マイクロスイッチ(MS1,MS2,又はMS3)のアクチュエータ(15)がカム輪(13)の凹部(14)に対し嵌り合って揺動した際に、このマイクロスイッチ(MS1,MS2,又はMS3)から、開閉体(巻上げ式シャッタS)を停止するための接点開信号を出力する。
しかしながら、上記従来技術によれば、複雑な機械式カウンター機構を構成しているため、機械的な作動不良や、故障等を生じることが懸念される。
より具体的には、各構成部品の寸法誤差や長期使用による摩耗等により、セットレバー(23)やセットアーム(17)等の作動不良、セットアーム(17)とセットカム(10又は12)との係合不良、アクチュエータ(15)とカム輪(13)との嵌合不良等を生じるおそれがある。そして、これらの不良等に起因して、開閉体の停止位置が所望としない位置にずれてしまうおそれもある。
特開昭61−243624号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、生産性が良く故障の少ない簡素な構造でもって、開閉体が略全閉状態となったことを精度よく認識することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するために第一の発明は、巻取り軸に巻かれた開閉体を操出し、該開閉体を当接対象部位に当接させて略全閉状態となるようにした開閉装置において、前記当接対象部位に当接した際の開閉体の弛みを巻取り軸の近傍で接触感知または非接触感知することにより、開閉体が略全閉状態となったことを認識するようにしたことを特徴とする。
ここで、本発明に係わる開閉装置は、巻取り軸に巻かれた開閉体を、少なくとも閉鎖方向へ動作させて、空間を仕切るように構成された装置であればよく、この開閉装置には、開閉体が閉鎖動作のみを行うように用いられる態様、開閉体が開放動作と閉鎖動作との双方を行うように用いられる態様等を含む。
また、上記開閉体の好ましい具体例としては、複数のスラットやパイプを開閉方向へ連設してなる態様や、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ設けてなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等が挙げられ、この開閉体の動作方向は、上下方向や、水平方向、斜め方向等とすることができる。
また、上記巻取り軸の具体例としては、軸本体を不動部位(例えば収納ケースや躯体等)に固定するとともに、該軸本体の外周に回動可能に回転体を支持し、該回転体の外周に上記開閉体が巻かれるようにした態様や、軸本体を不動部位に対し回動可能に支持し、該軸本体の外周に上記開閉体が巻かれるようにした態様等が挙げられる。
また、上記当接対象部位とは、開閉体10が略全閉状態となる際に当接される部位であり、例えば、床面や、地面、枠部材等である。
また、上記「開閉体の弛みを巻取り軸の近傍で接触感知または非接触感知」という手段には、例えば、巻取り軸に巻かれた上記開閉体の内側(換言すれば求心方向側)に、接触式センサーまたは非接触式センサーを備え、このセンサーにより上記開閉体が弛むのを感知するようにした態様や、上記巻取り軸に巻かれた上記開閉体の外側(換言すれば遠心方向側)に、接触式センサーまたは非接触式センサーを備え、このセンサーにより上記開閉体が弛むのを感知するようにした態様などが挙げられる。
更に、他の態様としては、上記巻取り軸の軸方向と略平行に感知媒体(光など)の経路を形成するセンサー(例えば赤外線センサー)を備え、このセンサーにより、上記開閉体の撓みを感知する構成としてもよい。
また、上記「巻取り軸の近傍」には、巻取り軸の内側や、巻取り軸の外側、巻取り軸の側方側等を含み、更に、当該開閉装置が、開閉体を巻く巻取り軸と、該巻取り軸の近傍で開閉体を繰り出し方向へ案内するガイド軸とを備えた所謂二軸タイプの開閉装置である場合に、該ガイド軸の内側や、該ガイド軸の外側、該ガイド軸の側方側等も含む。
また、第二の発明では、巻取り軸に巻かれた際の開閉体の内側に、弛んだ際の開閉体を感知する感知部を設けたことを特徴とする。
ここで、上記感知部には、弛んだ際の開閉体を接触感知する態様と、弛んだ際の開閉体を非接触感知する態様との双方を含む。
前者態様の具体例としては、アクチュエータの揺動により接点を開閉させる所謂リミットスイッチや所謂マイクロスイッチ、テープ状に構成されて押圧されたりその押圧力が開放されたりすることで接点を開閉させる所謂テープスイッチ等が挙げられる。
また、後者態様の具体例としては、開閉体が近接したことを感知する所謂近接スイッチや、感知媒体である赤外線の経路に開閉体が進入したことを感知する所謂赤外線センサー等が挙げられる。
そして、上記感知部は、その少なくとも一部が、巻取り軸に巻かれた開閉体の内側に配置されていればよい。すなわち、この第二の発明は、巻取り軸に巻かれた開閉体の内側の空間を有効利用するものであり、この第二の発明には、上記感知部の全部が巻取り軸の内側に配置された態様や、上記感知部の一部(例えば接点部分)のみが巻取り軸の内側に配置された態様などを含む。
また、第三の発明では、開閉体の幅方向の端部を巻取り軸の回転部位から軸方向へ突出させている開閉装置であって、その突出部位の内側に確保された空間に、上記感知部の一部又は全部を配置するようにしたことを特徴とする。
また、第四の発明では、上記感知部は、上記開閉体をその内側から感知するように設けられていることを特徴とする。
また、第五の発明では、上記感知部は、開閉体を接触感知するように構成され、巻取り軸の回転部位に固定されていることを特徴とする。
ここで、上記回転部位とは、例えば、上記巻取り軸が、不動部位(例えば収納ケースや躯体等)に固定された軸本体と、該軸本体の外周を回動可能な回転体とから構成される場合に、その回転体のことであり、また、上記巻取り軸が不動部位に対し回動可能に支持された軸本体のみから構成される場合には、その軸本体のことである。
また、第六の発明では、上記感知部は、巻取り軸の回転部位に対して回転不能な部位に、固定されていることを特徴とする。
ここで、上記「回転不能な部位」とは、回転する巻取り軸に対し回転しない部位を意味し、この部位には、例えば、不動部位に固定された軸本体や、上記巻取り軸等を収納するための収納ケース、当該開閉装置の設置対象である躯体などを含む。
また、第七の発明では、開閉体が弛んだことを感知した場合に、該開閉体を逆転動作させ、この逆転動作により開閉体の弛みが略解消されたことを感知した場合に、該開閉体を停止するようにしたことを特徴とする。
なお、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするために動作する方向を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、開閉体が巻取り軸から繰り出されて当接対象部位(例えば、床面や、地面、枠部材等)に当接すると、該開閉体は巻取り軸の近傍で弛みを生じる。そして、その際の開閉体の弛みを巻取り軸の近傍で接触感知または非接触感知することで、該開閉体が略全閉状態になったことを認識する。
したがって、従来技術のような複雑なカウンター機構を用いることなく、生産性が良く故障の少ない簡素な構造でもって、開閉体が略全閉状態となったことを認識することができる。
更に、第二の発明によれば、巻取り軸に巻かれた開閉体の内側に感知部を配置したため、巻径の増加する開閉体に感知部が干渉され難い。
したがって、巻取り軸に巻かれた開閉体の内側空間を有効利用できる上、巻き取られる開閉体と感知部との干渉を防いで、感知部の感知性能を良好に維持することができる。
更に、第三の発明によれば、巻取り軸の回転部位から軸方向へ突出する開閉体の内側の空間を有効に利用して、略全閉時の開閉体の弛みを感知することができる。
更に、第四の発明によれば、感知部が開閉体をその内側から感知する構造であるため、巻取り軸に巻かれた開閉体の内側空間を一層有効に利用できる上、巻径の増加する開閉体に感知部が干渉されることがなく、感知部の感知性能をより良好に維持することができる。
更に、第五の発明によれば、感知部が巻取り軸の回転部位と一体的に回転する構造であるため、感知部が開閉体との摺接により磨耗や故障等するのを防ぐことができる。
更に、第六の発明によれば、回転不能に固定された構造であるため、開閉体が略全閉となった際の巻取り軸の回転角度に関係なく、弛んだ際の開閉体を感知することができる。したがって、開閉体を所定の回転角度で停止させるようにする等の複雑な制御や構造等を必要とせず、簡素な構造とすることができる。
更に、第七の発明によれば、開閉体が巻取り軸から繰り出されて当接対象部位に当接すると、該開閉体は巻取り軸の近傍で弛みを生じる。その際の開閉体の弛みが巻取り軸の近傍で接触感知または非接触感知されると、該開閉体は逆動作する。そして、その逆動作により開閉体の撓みが略解消されると、開閉体の逆動作は、停止される。
したがって、簡単な制御動作により、略全閉位置となった際の開閉体の撓みを略解消し、該開閉体を停止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による一例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として説明する。
この開閉装置1は、閉鎖方向端部をスライドさせて開閉動作する開閉体10と、該開閉体10の幅方向(図1における奥行き方向)の端部を囲み開閉方向へ案内するガイドレール(図示せず)と、開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取装置20とを備え、閉鎖動作中の開閉体10がその閉鎖方向端部を当接対象部位pに当接させて略全閉状態となった際に、該開閉体10の弛みを前記巻取装置20内の感知部21により感知し、該開閉体10の閉鎖動作を停止する。
開閉体10は、横長略矩形状の金属板を曲げ加工してなる所謂スラットを、上下に隣接する該スラット間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部に、当接対象部位pに当接させるための座板部材12を開閉体幅方向にわたって接続している。
この開閉体10の幅方向の寸法は、後述する巻取り軸23の回転体23c(回転部位)の軸方向の寸法よりも大きく設定される。
したがって、この開閉体10は、巻取り軸23の回転体23cに巻かれた際、該開閉体10の幅方向の端部を回転体23cから軸方向へ突出させ、その巻かれた開閉体10の内側に、後述する感知部21を配置するための空間Sを確保する。
また、巻取装置20は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部を形成した収納ケース22内に、開閉体10を巻き取ったり繰り出したりする巻取り軸23や、該巻取り軸23をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段(図示せず)を介して電動で双方向へ回転する駆動源24、開閉体10の弛みを感知する感知部21、該感知部21からの感知信号に応じて駆動源24を制御する制御部25等を備えている。
巻取り軸23は、収納ケース22の内面にブラケット等を介して軸本体23aを回動不能に支持し、該軸本体23aの外周に、ベアリング等を介して複数の円盤状支持部材23bを回動自在に支持するとともに、これら円盤状支持部材23bの外周に略筒状の回転体23cを固定し、軸本体23aと回転体23cとの間の空間における軸本体23aの周囲に、円盤状支持部材23bを巻取り方向へ付勢するコイルバネ23dを巻回している(図2参照)。
なお、本実施の形態によれば、上記したように、回転体23cを略筒状に構成したが、この回転体23cは、例えば、複数の棒状体を上記円盤状支持部材23bに固定してなる籠形状に構成されていてもよい。
また、コイルバネ23dは、駆動源24の巻取り方向の力を補助したり、開閉体10が手で開放される際の開放力を補助したり等するために具備されているが、省くことも可能である。
また、駆動源24は、直流モータまたは交流モータであり、回転体23cを巻取り方向及び繰り出し方向へ回転させるように、正転及び逆転可能に電気配線されている。
また、感知部21は、アクチュエータ21aを揺動させることで、本体部21b内の接点を開閉させる所謂リミットスイッチであり、図示した好ましい一例によれば、アクチュエータ21aの揺動端部に、開閉体10内面との摩擦抵抗を軽減するローラーを備えている。
この感知部21は、巻取り軸23に巻かれた際の開閉体10内の空間Sに位置するとともに、該開閉体10の内面によってアクチュエータ21aが押された状態に維持されるようにして、本体部21bを回転不能な収納ケース22の内面に固定されている。
この感知部21の固定位置は、本実施の形態の好ましい一例によれば、巻取り軸23の繰り出し側の位置であって、且つ、軸本体23aに対し略水平または斜め上方となる位置とされる。この配置によれば、開閉体10が座板部材12を当接対象部位pに当接させた際、開閉体10の弛みを感知部21によって良好に感知することができる。
そして、この感知部21は、アクチュエータ21aの揺動による接点信号を制御部25へ出力するように電気配線されている。
したがって、上記感知部21の構成によれば、巻取り軸23に巻かれた開閉体10が、遠心方向へ弛むと、アクチュエータ21aが元の状態に復元し、本体部21b内の接点信号が制御部25へ出力される。
また、制御部25は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)などから入力される信号や、上記感知部21から入力される接点信号に応じて、駆動源24を正転や逆転、停止等する制御回路である。
次に、開閉体10を閉鎖動作させる際の制御部25による処理の一例を、図3(a)のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
先ず、制御部25は、図示しない操作部(操作BOXや、リモコン、操作信号を発するコンピュータ、携帯端末等)からの閉鎖信号が入力されたか否かを判断し(ステップ11)、入力があった場合には次のステップ12で駆動源24を正転させて開閉体10の閉鎖動作を開始し、そうでない場合には閉鎖信号の入力待ち状態となる。
ステップ12により開閉体10の閉鎖中、次のステップ13では、感知部21による接点信号(例えばOFF信号)が有るか否かを判断する。そして、感知部21の接点信号が有る場合には、次のステップ14で駆動源24を一旦停止し逆転することで開閉体10を反転動作させ、そうでない場合には感知部21の接点信号を入力待ちした状態となる。
ステップ14で開閉体10の反転動作中に、次のステップ15では、所定時間経過したか否かが判断され、所定時間経過した場合には次のステップ16で逆転中の駆動源24を停止して開閉体10の反転動作を停止し、そうでない場合には、所定時間となるまでステップ15の処理を繰り返す。なお、前記所定時間は、座板部材12と当接対象部位pとの接触が維持された状態で、駆動源24の逆転により開閉体10の弛みが略解消される程度に設定される。
すなわち、上記ステップ13〜16によれば、閉鎖動作中の開閉体10が当接対象部位pに当接すると、開閉体10は巻取り軸23の遠心方向へ若干弛むが(図1(b)の状態)、その際の開閉体10の弛みは、感知部21の感知に基づき駆動源24が所定時間逆転されることで解消され、開閉体10は、弛みが略解消された状態のまま停止する。
なお、制御部25による処理は、上述した図3(a)のフローチャートを、図3(b)のフローチャートに置換したものであってもよい。
図3(b)のフローチャートは、上記ステップ15の処理を、後述するステップ15’の処理に置換したものであり、他のステップについては図3(a)のフローチャートと略同様であるため、重複する詳細説明を省略する。
図3(b)のフローチャートでは、ステップ14で駆動源24の逆転により開閉体10が反転動作している最中、次のステップ15’により、感知部21の接点が元の状態(例えばON状態)に復帰したか否かが判断される。そして、感知部21の接点が元の状態に復帰した場合には、次のステップ16により逆転中の駆動源24を停止し、そうでない場合には、ステップ15’の処理を繰り返す。
すなわち、図3(b)のフローチャートによれば、閉鎖動作中の開閉体10が当接対象部位pに当接すると、開閉体10は巻取り軸23の遠心方向へ若干弛む(図1(b)の状態)。
そのため、その際の開閉体10の弛みにより感知部21の接点が変化(例えばONからOFFに変化)し、その接点信号に基づき、駆動源24が逆転動作する。
駆動源24が逆転動作すると、弛んだ開閉体10が巻取り軸23に巻き取られて行くため、開閉体10の弛みは次第に解消されて行く。そして、開閉体10の弛みが解消されると、開閉体10の内面により感知部21のアクチュエータ21aが押圧されるため、感知部21の接点は、元の状態(例えばON状態)に復帰し、その復帰した際の接点信号に基づき、駆動源24の逆転動作が停止する。よって、開閉体10は、弛みが略解消された状態で停止することになる。
次に、本発明に係わる開閉装置の他例について説明する。なお、以下に示す開閉装置の他例において、上記開閉装置1と略同様の構成については、同一符号を付けることで重複する詳細説明を省略する。
図4に示す開閉装置2は、開閉装置1において不動部位(収納ケース22)に固定していた感知部21を、巻取り軸23の回転部位(円盤状支持部材23b)に固定し、感知部21が回転体23cと一体的に回転するようにしたものである。
より詳細に説明すれば、感知部21は、アクチュエータ21aが開閉体10の内面に押圧されるようにして、円盤状支持部材23bに固定してある。
そして、円盤状支持部材23b及び回転体23cは、開閉体10が略全閉状態となった際に、固定された感知部21が、巻取り軸23の繰り出し側の位置であって、且つ、軸本体23aに対し略水平または斜め上方となる位置で停止するように、その繰り出し方向の回転量を規制されている。この回転量を規制する手段は、機械的な構成によるものであってもよいし、駆動源24の制御によるものであってもよい。
この開閉装置2によれば、感知部21が巻取り軸23の回転部位(詳細には円盤状支持部材23b及び回転体23c)と一体的に回転するため、感知部21が開閉体10内面との摺接により磨耗や故障等するのを防ぐことができる。
また、図5における開閉装置3は、開閉装置1において開閉体10の内面に接触させていた感知部21を、感知部21’に置換し、該感知部21’のアクチュエータ21a’を弛んだ際の開閉体10の外面に接触をさせるようにしたものである。
より詳細に説明すれば、感知部21’は、本体部21bを収納ケース22に固定するとともに、アクチュエータ21a’を開閉体10の幅方向の端部と収納ケース22内面との間に通し、該アクチュエータ21a’の揺動端部を開閉体10外面から所定間隔離れた位置に配置している。前記所定間隔は、弛んだ際の開閉体10がアクチュエータ21a’の揺動端部に当接するように設定される。
また、この開閉装置3の開閉体10は、巻取り軸23に巻かれて最小巻径となる部位10aが、該部位10aに巻き重ねられる部位10bよりも、開閉体幅方向へ突出するように構成される。そして、その突出部位の外面から所定間隔離れるようにして、前記アクチュエータ21a’の揺動端部が配置されている。
この開閉装置3によれば、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位に当接すると、開閉体10の最小巻径となる部位10aが遠心方向へ膨らむようにして弛み、その弛んだ部分が感知部21により感知される。その後の開閉体10の制御動作は、上述した開閉装置lと略同様である。
また、巻取り軸23に開閉体10が巻き重ねられる際、その巻き重ねられる部位10bは、最小巻径となる部位10aに対し軸方向に埋没した位置にあるため、アクチュエータ21a’と干渉することがない。
また、図6における開閉装置4は、上記開閉装置3における感知部21’を感知部21に置換し、該感知部21を開閉体10の外側に配置したものである。
より詳細に説明すれば、感知部21は、上述した開閉装置1における感知部21と略同一のリミットスイッチであり、開閉体10の最小巻径となる部位から所定間隔離れた位置であって、巻取り軸23の繰り出し側における軸本体23aの斜め上方の位置に、アクチュエータ21aを開閉体10外面へ向けて配置される。
また、開閉体10は、上記開閉装置3と略同様に、巻取り軸23に巻かれて最小巻径となる部位が、該部位に巻き重ねられる部位よりも、開閉体幅方向へ突出するように構成される(図示省略)。そして、その突出部位の外面から所定間隔離れるようにして、感知部21が配置されている。
この開閉装置4によれば、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位に当接すると、開閉体10の前記最小巻径となる部位が遠心方向へ膨らむようにして弛み、その弛んだ部分が感知部21により感知される。その後の開閉体10の制御動作は、上述した開閉装置lと略同様である。
なお、巻取り軸23に開閉体10が巻き重ねられる際、その巻き重ねられる部位は、前記最小巻径となる部位に対し軸方向に埋没した位置にあるため、感知部21と干渉することがない。
なお、上記実施の形態によれば、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pに当接した際の開閉体10の弛みを感知して、開閉体10が略全閉状態になったことを認識するようにしているが、開閉体10の閉鎖方向端部が、開閉体10よりも閉鎖方向側の障害物に当接した際に、開閉体10の弛みを感知して、開閉体10が障害物に当接したことを認識し、その当接位置で、開閉体10を停止や反転動作等することも可能である。
また、上記実施の形態には、上記感知部21(又は21’)以外の障害物感知装置(図示せず)を備えることも可能である。この場合の好ましい一例としては、開閉体10の閉鎖動作中に、前記障害物感知装置による感知が無く、且つ上記感知部21(又は21’)による感知が有った際に、所定の制御(例えば、開閉体10の停止や反転、警報の発信等)を行うようにした構成が挙げられる。
この構成によれば、開閉体10の閉鎖動作中に前記障害物感知装置やその他の部分が故障した場合等に、その状況に応じた適切な制御を行うことができる。
また、上記実施の形態によれば、感知部21(又は21’)を単一とした態様を例示したが、該感知部21(又は21’)を巻取り軸23の周方向や軸方向に複数備えることで、より感知信頼性を向上するようにしてもよい。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す模式図。 同開閉装置において巻取り軸支持側の構造を示す要部断面図。 同開閉装置において、(a)は閉鎖動作の一例を示すフローチャート、(b)は閉鎖動作の他例を示すフローチャート。 本発明に係わる開閉装置の他例において、巻取り軸支持側の構造を示す要部断面図。 本発明に係わる開閉装置の他例において、巻取り軸支持側の構造を示す要部断面図。 本発明に係わる開閉装置の他例を示す模式図。
符号の説明
1,2,3,4:開閉装置
10:開閉体
20:巻取装置
21,21’:感知部
21a,21a’:アクチュエータ
23:巻取り軸
23a:軸本体
23b:円盤状支持部材(回転部位)
23c:回転体(回転部位)
24:駆動源
25:制御部
p:当接対象部位

Claims (7)

  1. 巻取り軸に巻かれた開閉体を操出し、該開閉体を当接対象部位に当接させて略全閉状態となるようにした開閉装置において、
    前記当接対象部位に当接した際の開閉体の弛みを巻取り軸の近傍で接触感知または非接触感知することにより、開閉体が略全閉状態となったことを認識するようにしたことを特徴とする開閉装置。
  2. 巻取り軸に巻かれた際の開閉体の内側に、弛んだ際の開閉体を感知する感知部を設けたことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 開閉体の幅方向の端部を巻取り軸の回転部位から軸方向へ突出させている開閉装置であって、その突出部位の内側に確保された空間に、上記感知部の一部又は全部を配置するようにしたことを特徴とする請求項2記載の開閉装置。
  4. 上記感知部は、上記開閉体をその内側から感知するように設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の開閉装置。
  5. 上記感知部は、開閉体を接触感知するように構成され、巻取り軸の回転部位に固定されていることを特徴とする請求項4記載の開閉装置。
  6. 上記感知部は、巻取り軸の回転部位に対して回転不能な部位に、固定されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
  7. 開閉体が弛んだことを感知した場合に、該開閉体を逆転動作させ、この逆転動作により開閉体の弛みが略解消されたことを感知した場合に、該開閉体を停止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6何れか1項記載の開閉装置。
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