JPH10227189A - 電動ブラインドの降下高さ設定装置 - Google Patents

電動ブラインドの降下高さ設定装置

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JPH10227189A
JPH10227189A JP8307898A JP8307898A JPH10227189A JP H10227189 A JPH10227189 A JP H10227189A JP 8307898 A JP8307898 A JP 8307898A JP 8307898 A JP8307898 A JP 8307898A JP H10227189 A JPH10227189 A JP H10227189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電動ブラインドは窓枠への取付調節に
多大の時間、多大の労力を要するという欠点があった。 【解決手段】 降下高さの設定をブラインド本体とは分
離して設けられた指令手段が60が行い、指令手段60
からの指令信号を受信手段69を介してブラインドに伝
達し、ブラインドを降下させたときにドラムの回転に応
じて発生される昇降位置を検出する信号を検出し、ブラ
インドの降下高さに対応する計数値が予め設定された下
限位置と一致していればブラインドの降下を停止させる
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電動ブラインドの
降下高さ設定装置に関し、特に、ブラインドの降下位置
を容易に指定したり解除したりすることができる電動ブ
ラインドの降下高さ設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から提案されている電動ブラインド
の降下高さの設定装置は、昇降シャフトの回転とカムな
どを応用した減速機構で構成されている。すなわち、昇
降シャフトの回転数を減速させて、カムなどに連動させ
たマイクロスイッチなどの接点を開閉して電動機を停止
せている。そして、降下高さを変える場合は、減速機構
内のマイクロスイッチをオン、オフするカムのねじ付き
ボルトを調整し、これにより電動機を早く停止させた
り、遅く停止させたりして結果的に電動機の通電時間を
制御して降下高さを調節していた。換言すればカムの位
置の変化により、電動機の通電時間を変えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電動ブラインドによる降下高さの設定方法で
は、カムの位置を調整するということにより、降下高さ
を設定する場合は、必ず電動ブラインドを窓枠に設置し
てブラインドを降下させ、その窓枠の降下高さに応じて
ブラインドに取付け、現場にて電動ブラインドを動作さ
せながら、カットアンドトライ方式で調整する必要があ
った。このために、窓枠への取付調節に多大の時間、多
大の労力を要するという欠点があった。また、長時間の
使用や経時変化によって、カムの摩擦状態や位置が変化
し、降下高さが変化し、その都度人手によって降下高さ
を調整する必要があり、しかもカムやギヤまたはねじ付
けボルトの組合わせ機構が煩雑であって、コスト的にも
高価になるという欠点があったる。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、調
整作業を不要にし得て、設定された位置にブラインドを
降下させることのできるような電動ブラインドの降下高
さ設定装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の上記目的は、
電動ブラインドの降下位置高さ設定手段を、ブラインド
本体とは分離して設けられたリモコン送信機のような指
令手段に設け、リモコン送信機のような指令手段から降
下位置高さの設定を行なうことによって達成できる。
【0006】すなわちこの発明に係る電動ブラインドの
降下高さ設定装置は、電動機の回転に応じてブラインド
の昇降を行なう電動ブラインドであって、前記電動機お
よび前記電動機の回転に応じて回転して、巻取りまたは
巻戻しして前記ブラインドを昇降させるためのドラムを
収容するヘッドボックスとからなるブラインド本体と、
前記ブラインド本体と分離して設けられ、遠隔操作手段
によって前記ブラインドの上昇または下降若しくは停止
を指令するための指令手段と、前記指令手段からの指令
信号を受信し、前記受信信号を前記ヘッドボックスへ伝
達するための受信手段と、前記指令手段に設けられ、前
記指令手段の入力によって前記ブラインドの降下する下
限位置を任意の位置に設定するための下限位置設定手段
と、前記ヘッドボックス内に設けられ、前記ドラムの回
転に応じて昇降位置を検出する信号を発生する昇降信号
発生手段と、前記指令手段からの上昇または下降の指令
による前記昇降信号発生手段から発生する信号を計数
し、前記下限位置設定手段によって設定された任意の位
置の信号計数値を書換可能に記憶する記憶手段と、前記
昇降信号発生手段から発生された信号を計数し、その計
数値が前記下限位置設定手段によって設定された値と一
致したか否かを判別する判別手段と、前記指令手段から
の下降指令により、前記受信手段が受信した信号に応じ
て、前記電動機を回転させて前記ドラムにより巻戻して
前記ブラインドを降下させ、前記判別手段によって前記
計数値が前記下限位置設定手段によって設定記憶された
値と一致したことが判別されたことに応じて、前記電動
機を停止させる制御手段とから構成される。
【0007】この発明に係る電動ブラインドの降下高さ
設定装置は、降下高さの設定をブラインド本体とは分離
して設けられた無線方式の指令手段が行ない、指令手段
からの指令信号を受信手段を介してブラインドに伝達
し、ブラインドを降下させたときにドラムの回転に応じ
て発生される昇降位置を検出する信号を計数し、ブライ
ンドの降下高さに対応する計数値が予め設定された下限
位置と一致していればブラインドの降下を停止させるよ
うにしたので、複雑な調整作業を不要にし得て、任意の
窓枠に対応してブラインドの降下位置を無線遠隔操作式
の指令手段から設定できる。
【0008】
【発明の実施の形態】従来の問題点を解決するための手
段としては、たとえばブラインドの昇降装置を収容する
ためのヘッドボックスと、ブラインドの上昇または下降
を指令するための指令手段と、ヘッドボックスの下方に
設けられ、紐状部材によって連結される複数の羽根とか
らなる電動ブラインドにおいて、ヘッドボックス内に設
けられ、電動機の回転に応じて回転し、紐状部材を巻取
りまたは巻戻ししてブラインドを昇降させるためのドラ
ムと、ドラムの回転に応じてパルス信号を発生するパル
ス信号発生手段と、ブラインドの降下する下限位置を任
意の値に設定可能なディップスイッチを用いた下限位置
設定手段と、発生されたパルス信号を計数し、その計数
値が下限位置設定手段によって設定された値と一致した
か否かを判別する判別手段と、下降指令に応じて電動機
を回転させてドラムにより紐状部材を巻戻ししてブライ
ンドを降下させ、計数値が下限位置設定手段によって設
定された値と一致したことが判別されたことに応じて電
動機を停止させる制御手段から構成することが考えられ
る。
【0009】しかし上記のような電動ブラインドの下限
位置設定手段では、ヘッドボックス内に内蔵された制御
部に下限設定スイッチを設け、このスイッチの組合わせ
によってブラインドの降下する最下限を設定する。この
設定は設置する窓の高さの合わせて工場にてスイッチの
組合わせを適宜選択し、窓への高さに合わせる。しかし
窓の高さの設定ミスやブラインドの下限設定スイッチの
設定ミス等があると、窓へ取付けた後に窓枠の下部にブ
ラインドが降りきらず隙間ができたり、また窓枠の下部
にブラインドが当たり、ブラインド全体が緩む等の不具
合が起こる。これを改めるためには下限設定スイッチの
設定を変更し、その設置された窓の高さに位置させるよ
う取付現場で設定し直す必要がある。
【0010】しかしながら、下限設定スイッチはヘッド
ボックス内の制御部に設けてある。したがってその下限
設定スイッチの設定し直し作業はヘッドボックスが窓等
の上部にあるため、その作業性は非常に悪く、事務所、
会議室等数多くのブラインドを設置する現場では著しく
作業能率を低下させる。またブラインドの設置後、窓枠
の下部に鉢植え等その他の置物などを追いた場合、ブラ
インドを降下させるときにこれらにブラインドの下部が
当たらないようにするには、降下させるごとにブライン
ドの降下状態を見ながらブラインドの降下を停止するか
または上述のごとく、下限設定スイッチの設定し直しを
行なう必要がある。しかしこの設定し直しは一般的には
ブラインドを設置した工事会社に依頼する必要がある。
【0011】以上の問題点をまとめると、上記の電動ブ
ラインドの降下位置設定装置は次のような問題点を有し
ている。
【0012】(i)ブラインドを窓等に設置した後に
は、ヘッドボックス内の制御部に設けた下限設定スイッ
チの変更は、施工上の作業能率が著しく悪くまた容易に
変更できない。
【0013】(ii)下限設定の範囲をより細かくする
には下限スイッチの組合わせを多くする必要があり、下
限スイッチの数が多くなりコストアップとなる。また設
定操作が煩雑となる。
【0014】そこでこの発明では電動ブラインドの降下
位置高さの設定を下記のように行なうようにして上記問
題点を解消した。
【0015】まず、図1,図2および図3を参照して、
この発明の一実施形態の外観的構成について説明する。
図1はこの発明に係る電動ブラインドの巻取機構の要部
を示す図であり、図2はこの発明に掛る電動ブラインド
の下限位置設定方法を説明するための電気的構成を示す
図であり、図3は、ブラインドの巻取機構の詳細を説明
するための斜視図である。
【0016】この発明に係る電動ブラインドは、スラッ
ト13と、スラット13を上下駆動するための装置が収
容されたヘッドボックス15と、スラット13の上下を
コントロールするためのコントローラ2と、スラットの
上下指令するための赤外線リモコン送信機60とを含
む。ヘッドボックス15はリフティングテープ10を巻
上げ巻下げすることによりスラット13を上下させるた
めの昇降ユニット6、7,8と、昇降ユニットを回転さ
せるためのギヤードモータ4と、モータの回転を制御す
る制御部3と、モータからの回転力を各昇降ユニットに
伝達するための昇降シャフト12とを含む。
【0017】コントローラ2はスラット13を上昇させ
るための上昇スイッチ21、スラットの動きを停止させ
るための停止スイッチ22、スラット13を降下させる
ための降下スイッチ23、スラットを開けるための開ス
イッチ24、スラットを閉じるための閉スイッチ25、
と赤外線リモコン送信機からの赤外線信号を受信するた
めの受信部69とを含む。なお、受信部69はコントロ
ーラ2内に内蔵される必要はなく、外付けでコントロー
ラ2と別構成としてもよい。また受信部69はスイッチ
21〜25とは別の配線系統によって制御部3に接続さ
れている。電源コード1とコントローラ2は制御部3に
接続される。制御部3にはマイクロコンピュータ(以後
MPUと略す。)34や電源部などが内蔵される。
【0018】受信部69の構成は、公知のものが種々存
在するので詳細は省略する。機能としては、リモコン送
信機60から送られる赤外線信号(一般的には38kH
z等の周波数をキャリアとして、リモコン信号でパルス
変調されている。)を受信し、変調された赤外信号を復
調し、リモコン信号に戻している。このリモコン信号が
MPU34に入力されることになる。MPU34はこの
リモコン信号を取込み、リモコン送信機60からの指令
信号を解読し、その指令に従ってブラインドの制御を行
なう。リモコン送信機60は、上昇スイッチ64、停止
スイッチ65、降下スイッチ66、およびスラットの開
スイッチ67、閉スイッチ68の5個の操作スッチを含
む。
【0019】制御部3には電動機と減速ギヤとによって
構成されたギヤードモータ4が接続される。ギヤードモ
ータ4の回転軸はカップリング5を介して昇降シャフト
12に連結されている。昇降シャフト12には、昇降ユ
ニット6、7および8が連結されている。これらの昇降
ユニット6、7および8に内蔵されているセンサや障害
スイッチ(図示せず)や上限スイッチ16は配線材9に
よって制御部3に接続されている。なお、配線材9に
は、ギヤードモータ4への配線やコントローラ2への接
続コード20も含まれる。昇降ユニット6および8は巻
取ドラム37とラダードラム39とを含み、昇降ユニッ
ト7はラダードラム39のみを含む。
【0020】巻取ドラム37にはリフティングテープ1
0(これは紐状のものであってもよい)の一端が固定さ
れてされている。リフティングテープ10の他端は複数
のスラット13の孔13aを貫通し、ボトムレール14
に固定されている。そして、巻取ドラム37は昇降シャ
フト12の回転に伴ってリフティングテープ10を巻上
げまたは巻戻しして、スラット13およびボトムレール
14を昇降させる。またラダードラム39には、ラダー
コード11の一端が固定され、ラダーコード11の他端
はボトムレール14に固定されている。
【0021】このラダーコード11はスラット13のた
とえば50mm,25mmまたは15mmの幅に相当す
る間隔を隔てて2本11a、11b1組となって構成さ
れており、この2本のラダーコード11a、11bはス
ラット13のピッチpに相当する間隔で、たとえば梯子
状に横紐11cで結ばれている。スラット13はラダー
コード11a、11bと横方向のコード11cで構成さ
れる梯子状の空間の中に挿入されて保持されている。そ
して、ラダードラム39は昇降シャフト12の回転に伴
って回動し、スラットの開き具合を制御する。なお、ボ
トムレール14はブラインドを降下させるときの重りや
降下後に風などによってブラインドが揺れるのを防ぐ重
りとしての機能を果たす。
【0022】制御部3とギヤードモータ4と昇降ユニッ
ト6、7および8は外箱を構成するヘッドボックス15
によって覆われている。このヘッドボックス15の下部
には、上限スイッチ16が設けられており、この上限ス
イッチ16はブラインドを巻上げたときに、スラット1
3によっ押圧されて動作し、上限位置の検出を行なう。
なお、上限スイッチ16は光センサなどの電子スイッチ
によって構成してもよい。
【0023】次に、図2を参照して、この発明の一実施
形態の電気的構成について説明する。電源トランス31
には、電源コード1を介して交流電源が入力される。電
源トランス31は入力された交流電源を降圧させて低電
圧を安定化電源部32に与え、制御部3およびギヤード
モーダ4に必要な電源を作り出している。MPU34に
は、モータ駆動回路33が接続され、MPU34からの
指令に応じて、ギヤードモータ4を正転、反転またはブ
レーキモードで制御する。
【0024】ここで、ブレーキモードとは、モータ駆動
回路33を介してギヤードモータ4の入力端子を短絡す
ることであり、このようにギヤードモータ4の入力端子
間を短絡することによって、ギヤードモータ4にブレー
キをかけることができる。すなわちたとえば、ブライン
ドの降下による慣性やブラインドを人為的に下降する方
向に強く引張った場合などのように、機械的にギヤード
モータ4に回転力を加えると、ギヤードモータ4が直流
発電機の原理となる逆起電力を生じる。
【0025】そこで、入力端子間を短絡することによ
り、この回転を阻止する方向、すなわち逆回転させる電
流が流れて、ギヤードモータ4が停止することになる。
MPU34には、電圧検知回路35が接続される。この
電圧検知回路35は制御部3に供給する電源Vccの電
圧を検知するものである。すなわち、電圧検知回路35
は電源コード1から供給される電圧を、トランス31を
介して低電圧側で監視している。
【0026】このMPU34は後に説明する電動ブライ
ンドの降下位置設定のためのRAM70を含む。RAM
70は、リモコン送信機60から入力されたブラインド
の降下位置高さを記憶する部分である。
【0027】障害スイッチ36は昇降ユニット6および
8に内蔵するものであって、トラブルの一例としてブラ
インドが降下している途中において障害物などに当た
り、降下する動作が止められた場合、ギヤードモータ4
が降下方向に回転を続けると、リフティングテープ10
が緩み、さらにこれが継続すると、巻取ドラム37から
リフティングテープ10が逸脱し、次にブラインドを上
昇させようとしても、リフティングテープ10を巻取る
ことができず、著しい故障を生じることになる。
【0028】これを防止するために、リフティングテー
プ10の緩みを従来技術として機械的スイッチまたは光
学的または磁気的なセンサによって検出し、その検出出
力をMPU34に入力して、モータ駆動回路33を介し
てギヤードモータ4を停止させるようにしている。これ
により、モータ駆動回路33をブレーキモードに設定す
る。また、MPU34はギヤードモータ4の停止後任意
の時間だけ反転させてブラインドを巻上げ、リフティン
グテープ10の緩みをなくした後、ギヤードモータ4を
停止させる。
【0029】巻取ドラム37はギヤードモータ4の回転
に伴ってリフティングテープ10を巻取りまたは巻戻し
を行ない、ブラインドの昇降を行なうものであり、リフ
ティングテープ10のガイド371、372を含む。ま
た、たとえばガイド371の周囲には、スリット373
が形成されている。なお、巻取ドラム37とは別個に円
板を昇降シャフト12の他の部分に取付けてその円板に
スリットを形成してもよく、昇降シャフト12の回転、
またはギヤードモータ4のモータ軸の回転を検出しても
同様の効果が得られるので、その取付位置や方法は問わ
ない。
【0030】巻取ドラム37のガイド371に関連して
フォトインタラプタ38が設けられている。このフォト
インタラプタ38は巻取ドラム37のガイド372に形
成されたスリット373の断続を光学的に検出し、昇降
シャフト12の回転を電気信号に変換してMPU34に
入力している。すなわち、MPU34は巻取ドラム37
の回転によってリフティングテープ10の上昇または下
降量を電気信号によって知ることができる。ラダードラ
ム39には、前述のごとく、ラダーコード11の一端が
固定されており、このラダードラム39の回転によって
スラット13の角度を変え、外光の入力量を変化させ、
室内を適当な明るさにしたり、外光を遮断したりしてい
る。
【0031】ラダードラム39は昇降シャフト12に貫
通しているドラム軸40を介して摩擦力を有する状態で
嵌合している。昇降シャフト12とドラム軸40は一体
(同期)して回転するが、ラダードラム39がほぼ半回
転すると、ヘッドボックス15などによって設けられた
突起(図示せず)によってラダードラム39の回転が停
止させられ、ドラム軸40とスリップして空転する。ま
た、昇降シャフト12が反転すると、同様にしてラダー
ドラム39も反転するが、前述の説明と同様にして、ヘ
ッドボックス15などの突起に当たり空転する。ラダー
ドラム39がほぼ半回転することによって、スラット1
3が回動し、スラット13の角度が変化する。
【0032】すなわち、スラット13は室内側で傾斜し
て閉じられた状態から水平状態になって開かれ、さらに
屋外側に傾斜して閉じられた状態に変化する。昇降シャ
フト12が前述の説明とは逆方向に回転すると、スラッ
ト13の回動が反転する。すなわち屋外側で傾斜して閉
じられた状態から水平状態になって開かれ、室内側で傾
斜して閉じられた状態になる。
【0033】ラダードラム39の一端には、このラダー
ドラム39の回転を検出するためのスリット391が形
成されている。このスリット391をラダードラム39
のほぼ半回転に対応した角度で形成されていて、このス
リット391の位置を検出するために、フォトインタラ
プタ41が設けられる。このフォトインタラプタ41は
スリット391の位置を検出して電気信号に変換し、M
PU34に与える。MPU34はこの電気信号に応じ
て、ラダードラム39の角度、すなわちスラット13の
角度を知ることができる。下限位置設定スイッチ42は
ブラインドを下降させたときの下限位置を設定するもの
であって、この実施形態では4つのスイッチで構成され
ている。
【0034】なお、コントローラ2の各スイッチ21〜
25、クロック発生回路43およびリセット回路44は
MPU34に接続される。
【0035】図4はリモコン送信機60の一実施形態を
示す概略ブロック図である。図2および図4を参照し
て、リモコンの操作について説明する。リモコン送信機
60は、上昇スイッチ64、停止スイッチ65、降下ス
イッチ66およびスラット開スイッチ67、閉スイッチ
68の入力に応じたリモコン信号を作成するマイコン6
1と、マイコン61によって作られた信号を赤外線信号
として送出する手段である赤外発光部63と、電源部6
2とを含む。なお、リモコン信号により変調されるキャ
リア、たとえば38kHz等はマイコン61によって作
られる場合と、赤外発光部63に発振器を持たす場合と
があるが、どちらでもよい。電源62は一般的には乾電
池を使用している。
【0036】次にリモコン送信機の動作について説明す
る。リモコン送信機60の上昇スイッチ64を入力する
と、この入力を受けてマイコン61は上昇信号を赤外発
光部63に送出する。赤外発光部63は赤外線信号を送
出する。この赤外線信号がコントローラ2に設けた受信
部69によって受信され、復調されてリモコン信号はM
PU34に入力される。MPU34は信号を解読し、上
昇信号であると判断し、以下一連の動作によってスラッ
ト13を上昇させる。
【0037】同様にしてリモコン送信機60の降下スイ
ッチ66や、スラットの開スイッチ67、閉スイッチ6
8を入力すれば、マイコン61はその各々に従ったリモ
コン信号を赤外発光部63を介して受信部69に送出す
る。これらの信号は復調された後、MPU34に入力さ
れ、MPU34はこれら信号を解読し、その各々の指令
に従ってブラインドを制御する。ブラインドの動作を停
止させるには、リモコン送信機60の停止スイッチ65
を入力すれば、上記と同様の経路によってMPU34は
停止信号を解読し、ブラインドの動作を停止させる。
【0038】またスラットの開閉に関しては、次の操作
による。これはたとえば、スラットの開スイッチ67を
入力して、スラット角度を調整する。希望のスラット角
度になったときに開スイッチ67を放して、停止スイッ
チ65を入力する。その結果スラットの角度は希望した
角度に停止する。しかし、希望したスラット角度になっ
たことを目視で確認した後、スラット開スイッチ67を
放して、停止スイッチ65を入力してスラットの動作を
止める場合は、次のような問題が生じる。
【0039】すなわち、目視確認から停止スイッチ65
の操作、そしてマイコン61が停止信号を送出し、赤外
送信部63、赤外受信部69を介してMPU34が停止
信号を解読してスラットの動作を止めるまでには、人為
的な時間とマイコンの処理時間の遅れがある。その結果
希望のスラット角度に合わせることが困難となる。スラ
ットの動作時間が速く、希望のスラット角度でスラトが
停止しない。
【0040】これを防止するためには、スラット開スイ
ッチ67、閉スイッチ68への入力を放せばマイコンは
これらの入力がなくなったことを判断するようにすれば
よい。マイコン61は上記のように停止信号を送出する
ようプログラムされている。このようにすれば、スラッ
ト角度が希望位置になった時点でスラット開スイッチ6
7または閉スイッチ68を放せば、直ちにマイコン61
は停止信号を送出する。停止信号は赤外発光部63、受
信部69を介してマイコン61に入力され、解読されて
スラットの動作は停止する。上昇および降下については
停止スイッチ65の入力でもって、ブラインドは停止と
なる。
【0041】次に、図1ないし図3を参照して、この発
明に係る電動ブラインドの具体的な動作について説明す
る。電源コード1に通電されると、電源トランス31に
よって交流電源が低電圧に変換されて安定化電源32に
与えられる。安定化電源は制御部に必要な安定化電源V
ccとギヤードモータ4を駆動するための電源VMを作
り出す。まず、ブラインドを上昇させるときは、リモコ
ン送信機60に設けられた上昇スイッチ64を操作す
る。MPU34は上昇スイッチ64からの信号を受け
て、スラット13を閉状態にさせるために、断続信号を
モータ駆動回路33に与えられる。
【0042】応じて、モータ駆動回路33はギヤードモ
ータ4を断続的に回転させる。ギヤードモータ4が断続
的に回転されると、この回転力はカップリング5を介し
て昇降シャフト12を断続的に回転させる。昇降シャフ
ト12の回転に伴って、ドラム軸40を介して巻取ドラ
ム37およびラダードラム39を回転させる。断続的な
回転のために、結果的にラダードラム39はゆっくりと
回転しながらラダーコード11の一方、たとえばラダー
コード11b側を巻上げるとすると、対となっているラ
ダーコード11aを下がる。すなわち、ラダードラム3
9が図3における矢印方向に回転することによって、ラ
ダーコード11b側が上がり、11a側は下がることに
なる。それによって、スラット13は矢印方向に回転
し、閉状態となる。
【0043】ラダードラム39が回転し、このラダード
ラム39に設けられているスリット391がフォトイン
タラプタ41の出力信号を断続し、パルス信号がMPU
34に与えられる。MPU34は、さらにラダードラム
39が回転すると、すなわちスラット13が徐々に閉じ
られると、順次パルス信号を計数する。スラット13が
完全に閉じられた状態にまでラダードラム39が回転す
ると、ラダードラム39に設けられた突起(図示せず)
が突起(図示せず)に当たり、ラダードラム39が空転
する。したがってフォトインタラプタ41からのパルス
信号はMPU34に与えられなくなる。応じて、MPU
34はスラット13の閉じられたことを判別する。ま
た、MPU34はリモコン送信機60の上昇スイッチ6
4が操作されてから、フォトインタラプタ41から出力
されるパルス信号のパルス数を計数し、その計数値をス
ラット13に移動角度として図示しないメモリに記憶さ
せる。
【0044】次に、MPU34をフォトインタラプタ4
1からのパルス信号が与えられなくなると、モータ駆動
回路33に対して、連続巻取信号を与える。応じて、モ
ータ駆動回路33はギヤードモータ4を断続回転から連
続回転に変え、ブラインドの巻上げ操作に移る。
【0045】すなわち、ギヤードモータ4が連続回転す
ることによって、巻取ドラム37は連続回転し、リフテ
ィングテープ10を巻取る。リフティングテープ10の
他端はボトムレール14に固定されているため、スラッ
ト13の最下部から順次上昇する。ブラインドの上昇を
停止する場合は、リモコン送信機60に設けられている
停止スイッチ65を操作する。MPU34は停止スイッ
チ65からの指令に応じて、モータ駆動回路33に停止
信号を与える。応じて、モータ駆動回路33はギヤード
モータ4を停止させる。このとき、モータ駆動回路33
はギヤードモータ4の入力端子を短絡し、ギヤードモー
タ4にブレーキをかけて停止させる。これは周知の技術
であるため、その詳細な説明は省略する。
【0046】次に前述の説明のごとく、MPU34に記
憶されたスラット13の角度位置に戻すために、MPU
34はモータ駆動回路33に対して逆転の断続信号を与
え、ラダードラム39を図3に示した矢印とは逆の方向
に逆転させる。それによって、ラダーコード11は前述
の説明とは逆の動作を行ない、スラット13が矢印とは
逆方向に回転し、開かれる。同時に、MPU34はフォ
トインタラプタ41からパルス信号を計数し、上昇時に
入力された計数値と一致すれば、MPU34はモータ駆
動回路33に対してギヤードモート4を停止させるため
の信号を与えて、ギヤードモータ4を停止させる。それ
によって、ブラインドは停止、上昇以前のスラット13
の角度に自動的に調節される。
【0047】ブラインドを降下させる場合の動作は、リ
モコン送信機60に設けられた降下スイッチ66を操作
することによって行なわれる。ブラインドの降下は、前
述の上昇時とは概ね逆の動作を行なうことによって行な
われる。リモコン送信機60の停止スイッチ65を操作
すれば、その時点でギヤードモータ4が停止、ブライン
ドは停止する。また、スラット13の角度は前述の説明
と同様にして、下降前の角度に自動的に調整される。
【0048】なお、上記操作は、リモコン送信機60に
設けたスイッチから行なったが、コントローラ2にも同
様のスイッチがあるため、コントローラ2からも行うこ
とができる。
【0049】次に、ブラインドの降下高さの設定方法に
ついて説明する。この発明に係るブラインドの降下高さ
の設定はブラインド本体とは分離された赤外線式のリモ
コン送信機に設けられた各種スイッチを用いて行なわれ
る。この降下位置設定方式だけでなく、従来技術で述べ
たディップスイッチによる設定を併用してもよい。
【0050】図5および図6はこの発明に係る電動ブラ
インドの下限位置設定の手順を示すフローチャートであ
る。図5はMPU34の動作を示すフローチャートであ
り、図6はモコン送信機60の動作を示すフローチャー
トである。図5、図6を参照して、この発明に掛る電動
ブラインドの下限位置設定手順を説明する。
【0051】まずリモコン送信機60の上昇スイッチ6
4または降下スイッチ66を入力してブラインドを希望
高さに合わせ、停止スイッチ65を入力してブラインド
を止める。次に停止スイッチ65と降下スイッチ66を
同時に任意に決めた一定時間入力する。マイコン61
は、この同時入力が任意に決めた一定時間継続した後、
下限設定信号を送出する。この下限設定信号は、赤外発
光部63から赤外リモコン信号として送出され、受信部
69て受信され、復調されて下限設定信号はMPU34
に入力される。MPU34はこの信号を解読し、現在高
さを下限設定位置として下限設定位置記憶RAM70に
記憶する。
【0052】ブラインドの現在高さは、上限スイッチ1
6が入力された位置からのブラインドの降下高さを以下
に述べる方法で検出することによって検知される。電動
機4の回転によってブラインドが降下する。昇降シャフ
ト12が回転し、さらに巻取ドラム37が回転する。巻
取ドラム37に設けたスリット373とフォトインター
ラプタ38とによって構成される回転検出部からのパル
ス数がカウントされる。上限位置からのパルス数をカウ
ントすることによって、降下高さがMPU34によって
検知される。下限設定位置として下限設定信号がMPU
34に入力されると、MPU34は下限設定位置記憶R
AM70にそのときのパルス数を記憶する。以後上昇指
令があったブラインドが上昇しても、MPU34はフォ
トインターラプタ38からのパルス数をカウントし、演
算することによって常に上限位置からの高さを知る。ブ
ラインドの上昇を停止するには、リモコン送信機60の
停止スイッチ65を入力する。ブラインドを降下すると
きは降下スイッチ66を入力する。MPU34はフォト
インターラプタ38からのパルス数をカウントし、演算
する。上記下限設定の操作によってMPU34のRAM
70に記憶された下限設定位置と現在位置のパルス数と
を比較する。そのパルス数が一致すれば、MPU34は
下限設定値と判断して、ブラインドの降下を止める。以
後、ブラインドの昇降動作を行なっても、下限設定値に
なれば、ブラインドの降下は停止する。
【0053】次にこの発明に係る電動ブラインドの下限
位置設定の解除について説明する。下限位置の設定は、
上記のようにして行なうが、この下限設定位置を解除す
る場合は、停止スイッチ65と上昇スイッチ64を同時
に、または停止スイッチ65入力後任意に設定した時間
以内に上昇スイッチ64を任意に定めた一定時間継続入
力する。この同時入力信号により、マイコン61は下限
解除信号を送出する。この下限解除信号は、赤外送出部
63を介して送出される。この赤外線信号は、受信部6
9にて受信され、復調されて、下限解除信号はMPU3
4に入力される。MPU34はこの下限解除信号によっ
て下限設定記憶RAM70に記憶された前記操作による
下限設定位置の記憶をクリアする。その結果下限位置の
設定が解除される。
【0054】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ブライ
ンド本体とは分離して設けられたリモコン送信機のよう
な指令手段にブラインド降下位置高さ設定手段を設けた
ため、高いところに設けられるヘッドボックスから離れ
た無線方式のリモコン送信機のような指令手段の位置で
ブラインドの降下位置高さ設定が可能となる。また、そ
の降下高さの設定が指令手段の下降と停止等の同時入力
によって、極めて容易且つ確実に行うことができる。し
たがって電動ブラインドを窓枠に取付けた後でもブライ
ンドの降下高さの調整が容易にできる。しかも一旦設定
した後も容易にその変更が可能となるという効果があ
る。その結果施工時の作業性やブラインドの組立時の作
業性が著しく向上し、下限スイッチの省略または組合わ
せを少なくでき、下限スイッチの設定の煩雑さや設定ミ
スを防ぐことができ、併せてコストダウンも可能となる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るブラインドの巻取
機構の要部を示す図である。
【図2】この発明の一実施形態の電気構成を示す図であ
る。
【図3】ブラインドの巻取機構を示す図である。
【図4】リモコン送信機の要部を示す図である。
【図5】この発明に係る電動ブラインドの下限位置設定
手順を示すフローチャートである。
【図6】この発明に係る電動ブラインドの下限位置設定
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 コントローラ 3 制御部 4 ギヤードモータ 6,7,8 昇降ユニット 10 リフティングテープ 11 ラダーコード 13 スラット 14 ボトムレール 33 モータ駆動回路 34 MPU 37 巻取ドラム 38,41 フォトインタプラ 39 ラダードラム 42 下限位置設定スイッチ 60 リモコン送信部 61 マイコン 62 電源部 63 赤外発光部 64,65,66,67,68 操作スイッチ 69 受信部 70 下限位置設定RAM
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明に係る
電動ブラインドの降下高さ設定装置は、電動機の回転に
応じてブラインドの昇降を行なう電動ブラインドであっ
て、前記電動機および前記電動機の回転に応じて、巻取
りまたは巻戻しして前記ブラインドを昇降させるための
ドラムを収容するヘッドボックスとからなるブラインド
本体と、前記ブラインド本体とケーブル等で分離して設
けられ遠隔操作手段によって前記ブラインドの上昇ま
たは下降若しくは停止を指令するための指令手段と、前
記指令手段からの指令信号を受信し、前記ヘッドボック
内のブラインド本体に設けられたブラインドの昇降ま
たは停止若しくは羽根の開閉を制御する制御装置と、
指令手段の入力によって前記ブラインドの降下する下
限位置を任意の位置に設定するための下限位置設定手段
と、前記ヘッドボックス内に設けられ、前記ドラムの回
転に応じて昇降位置を検出する信号を発生する昇降信号
発生手段と、前記指令手段からの上昇または下降の指令
による前記昇降信号発生手段から発生する信号を計数
し、前記下限位置設定手段によって設定された任意の位
置の信号計数値を書換可能に記憶する記憶手段と、前記
昇降信号発生手段から発生された信号を計数し、その計
数値が前記下限位置設定手段によって設定された値と一
致したか否かを判別する判別手段と、前記指令手段から
の下降指令により、前記制御装置は前記電動機を回転さ
せて前記ドラムにより巻戻して前記ブラインドを降下さ
せ、前記下限位置設定手段によって設定された任意の位
置に設定記憶された信号計数と前記判別手段によって
前記計数値が一致したことが判別されたことに応じて、
前記電動機を停止させる制御手段とを含み、指令手段の
上昇または下降及び若しくは停止並びに開閉操作がなく
なると直ちに指令手段は制御装置に前記電動機を停止す
るための停止信号を送出することを含む構成である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】この発明に係る電動ブラインドの降下高さ
設定装置は、降下高さの設定をブラインド本体とは分離
して設けられた無線方式の指令手段が行ない、指令手段
からの指令信号を受信手段を介してブラインドに伝達
し、ブラインドを降下させたときにドラムの回転に応じ
て発生される昇降位置を検出する信号を計数し、ブライ
ンドの降下高さに対応する計数値が予め設定された下限
位置と一致していればブラインドの降下を停止させるよ
うにしたので、複雑な調整作業を不要にし得て、任意の
窓枠に対応してブラインドの降下位置を無線遠隔操作式
の指令手段から設定できる。また、スラットの希望位置
での停止も確実に行うことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ブライ
ンド本体とは分離して設けられたリモコン送信機のよう
な指令手段にブラインド降下位置高さ設定手段を設けた
ため、高いところに設けられるヘッドボックスから離れ
た無線方式のリモコン送信機のような指令手段の位置で
ブラインドの降下位置高さ設定が可能となる。また、そ
の降下高さの設定が指令手段の下降と停止等の同時入力
によって、極めて容易且つ確実に行うことができる。し
たがって電動ブラインドを窓枠に取付けた後でもブライ
ンドの降下高さの調整が容易にできる。しかも一旦設定
した後も容易にその変更が可能となるという効果があ
る。その結果施工時の作業性やブラインドの組立時の作
業性が著しく向上し、下限スイッチの省略または組合わ
せを少なくでき、下限スイッチの設定の煩雑さや設定ミ
スを防ぐことができ、併せてコストダウンも可能とな
。また、スラットの希望位置での停止も確実に行うこ
とができる等の効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転に応じてブラインドの昇降
    を行なう電動ブラインドであって、 前記電動機および前記電動機の回転に応じて回転して、
    巻取りまたは巻戻しして前記ブラインドを昇降させるた
    めのドラムを収容するヘッドボックスとからなるブライ
    ンド本体と、 前記ブラインド本体と分離して設けられ、遠隔操作手段
    によって前記ブラインドの上昇または下降若しくは停止
    を指令するための指令手段と、 前記指令手段からの指令信号を受信し、前記受信信号を
    前記ヘッドボックスへ伝達するための受信手段と、 前記指令手段に設けられ、前記指令手段の入力によって
    前記ブラインドの降下する下限位置を任意の位置に設定
    するための下限位置設定手段と、 前記ヘッドボックス内に設けられ、前記ドラムの回転に
    応じて昇降位置を検出する信号を発生する昇降信号発生
    手段と、 前記指令手段からの上昇または下降の指令による前記昇
    降信号発生手段から発生する信号を計数し、前記下限位
    置設定手段によって設定された任意の位置の信号計数値
    を書換可能に記憶する記憶手段と、 前記昇降信号発生手段から発生された信号を計数し、そ
    の計数値が前記下限位置設定手段によって設定された値
    と一致したか否かを判別する判別手段と、 前記指令手段からの下降指令により、前記受信手段が受
    信した信号に応じて、前記電動機を回転させて前記ドラ
    ムにより巻戻して前記ブラインドを降下させ、前記判別
    手段によって前記計数値が前記下限位置設定手段によっ
    て設定記憶された値と一致したことが判別されたことに
    応じて、前記電動機を停止させる制御手段とを含む、電
    動ブラインドの降下高さ設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008008102A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Tachikawa Blind Mfg Co Ltd 日射遮蔽装置のリモコン装置

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