JP2006026027A - メダル払出ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】メダルの枚数管理が容易に行なえるメダル払出ユニットを提供する。
【解決手段】本発明のメダル払出ユニットは、メダル貸出機内に設置され、貨幣の投入と引き換えにメダルを払出しするように構成されており、メダルを所定枚数、積層収容した筒状部材200を着脱可能にする着脱機構13を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、メダルを貸出すメダル貸出機内に設置可能であり、前記メダルを蓄積して連続的に払出し可能にするメダル払出ユニットに関する。
一般的に、遊技場に設置されている遊技機には、紙幣や硬貨(貨幣)を投入することで、直接遊技が行なえるタイプ、及び所定のメダルを利用して遊技が行なえるタイプのものがある。後者のタイプで遊技を行なう場合、遊技者は、予め、遊技場内に設置されているメダル貸出機に貨幣を投入し、その価値に応じたメダルの払出しを受けるようになっている。
通常、メダル貸出機は、多数のメダルを収容しておき、遊技者によって投入された金額に応じて、メダル払出ユニットを介してメダルを払出すようにしていることから、メダルを補充する作業が必要となる。この補充作業は、例えば、特許文献1に開示されているようなメダル貸出機では、メダル貸出機の天板を開放して、メダル払出ユニットに装着されている収容箱(バケット)を露出させ、ここに、バケツなどを利用して、メダルを補充するようになっている。
実開平1−50884号公報
上記したメダル貸出機によれば、気軽にメダルの補充作業が行なえるものの、具体的なメダルの枚数管理が行ない難い、という問題がある。すなわち、メダルゲームの設置店にとっては、メダルの枚数管理は重要であるものの、上記したようなバケツなどによって多数のメダルを一度に投下する構成では、具体的な枚数管理を行なうことは困難である。特に、メダル管理を厳しくするほど、それに比例してメダルの取り扱いが面倒になるという問題が発生する。
また、最近では、複数枚の遊技価値を有するメダルを、単一のメダルとして貸出す手法が行われるようになっている。例えば、メダルにICタグのような情報記録素子を組み込んでおき、この情報記録素子に、所定枚数分のメダル価値を書き込んでおくことで、1枚のメダルでありながら、多数枚のメダルを所有するのと同様な効果を与えることを可能としている。このような構成では、メダルの枚数管理は、より重要になると考えられる。
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、メダルの枚数管理が容易に行なえるメダル払出ユニットを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係るメダル払出ユニットは、請求項1に記載されているように、貨幣と引き換えにメダルを払出しする構成において、メダルを所定枚数、積層収容した筒状部材を着脱可能にする着脱機構を設けたことを特徴とする。
このように、着脱機構によって装着される筒状部材には、予め、所定枚数のメダルが収容されていることから、実際のメダルの払出し枚数を明確に把握することが可能となる。また、メダルが全て払出されても、所定枚数のメダルを収容した筒状部材を単に交換するだけで補充作業が行なえることから、補充回数をカウントするだけで、正確なメダルの払出状況を把握することが可能になる。なお、上記したメダル払出ユニットの使用態様としては、メダルの払出しを自動的に行なえる専用の装置や遊技機に設置したり、或いは、遊技場のカウンタ等に設置しておき、遊技者がカウンタの従業員に貨幣を受け渡した際、カウンタの従業員が操作して、貨幣に応じた所定枚数のメダルを排出し、それを遊技者に手渡すようなものであっても良い。
また、請求項2に係る発明は、前記メダル払出ユニットは、メダル貸出機内に設置されることを特徴とする。
このような構成では、メダル払出ユニットが、貨幣と引き換えにメダルを払出す専用の装置(メダル貸出機)内に設置されることから、遊技者の利便性の向上が図れるようになる。
また、請求項3に係る発明は、前記着脱機構は、前記筒状部材が差し込まれる保持部と、この保持部に形成され、前記筒状部材の端部を当て付け保持する段部と、この段部よりも下側に設置され、特定枚数分のメダルを蓄積する蓄積部と、前記蓄積部において蓄積されている特定枚数のメダルの一部が払出されたことを検知する検知手段とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、筒状部材から全てのメダルが払出された後に、エンプティ情報が検出されるため、筒状部材の交換時期を正確に把握することができるようになる。また、エンプティ情報が検出されても、メダルは、特定枚数分(例えば、最も大きな紙幣金額分で購入可能な枚数に設定しておくのが好ましい)に対応した量が蓄積部に蓄積されていることから、エンプティ情報が検出された後でも、メダルの払出しを実行することが可能となり、メダルの払出し動作の途中で、メダルが無くなるようなことが防止される。
本発明によれば、メダル払出ユニットに、予め、所定枚数を収容した筒状部材を着脱可能にしたことで、メダルの枚数管理が容易に行なえるようになる。
以下、本発明に係るメダル払出ユニットの実施形態について説明する。
本実施形態に係るメダル払出ユニットは、例えば、図1に示すようなメダル貸出機1内に設置することが可能であり、遊技者が貨幣やプリペイドカード等を所定の投入口2a,2bに投入することで、その貨幣価値に応じたメダルを払出すようにしている。この場合、本実施形態のメダル払出ユニットで取り扱うメダルは、プラスチック製で内部にICタグを組み込んでおり、払出し時に、投入された貨幣価値に応じた情報を書き込んで、メダル貸出機1の払出口3から排出されるようになっている。
なお、図2に示すように、メダル払出ユニット10は、上記メダル貸出機1のフロントドア5を開放した際に、その本体6の所定の位置に設置されている。メダル払出ユニット10には、メダルを積層収容する円筒状のメダル収容体(筒状部材)200が着脱可能に装着されており、メダル収容体200に積層された多数のメダルは、以下に詳述するように、メダル払出ユニット10で所定の処理を施された後、払出しされる。この場合、図に示すメダル収容体200は、予め定められた所定枚数(本実施形態では100枚)のメダルを蓄積、収容するようになっている。
前記メダル収容体200の基端側には、図3に示すように、径方向に引き出し可能なストッパ210が装着されており、このメダル収容体200の基端側を、後述するメダル払出ユニット10の着脱機構13を構成する保持部に差し込み、ストッパ210を引き抜くことで、メダル収容体内に収容されたメダルは、メダル払出ユニット10に供給されるようになる。なお、ストッパ210の引き抜き操作が行ない易いように、ストッパ210に、引き抜き用の紐211を取着しておくことが好ましい。
このように、メダル払出ユニット10に対して、予め定められた枚数のメダルを収容したメダル収容体200を着脱可能に装着することで、メダルの枚数管理が行ない易くなると共に、例えば、プラスチックのようなメダルを用いたとしても、損傷などすることが防止されるようになる。
次に、図4から図11を参照して、メダル払出ユニットの構成について説明する。これらの図において、図4は、全体構成を示す斜視図、図5は、メダル収容体を着脱可能にする着脱機構の構成を示す断面図であり、(a)は、メダルがメダル収容体内に存在している状態を示す図、(b)は、エンプティセンサがメダルが無くなったことを検出する状態を示す図、図6は、スライドプレートの構成を示す平面図、図7(a)は、スライドプレートが左側に駆動された状態を示す平面図、図7(b)は、スライドプレートが右側に駆動された状態を示す平面図、図8は、メダル払出ユニットの裏面図、図9は、メダル払出ユニットの裏側に取着された下面カバーを取り外した状態であって、プッシャの初期位置を示す図、図10は、プッシャが最大押圧位置に移動した状態を示す図、そして、図11は、メダル払出ユニットをメダルが排出される側から見た正面図である。
図4に示すように、メダル払出ユニット10は、前記メダル貸出機1の本体3に設置される矩形状の基台11を備えており、この基台11の略中央には、第1固定ベース12が取り付けられ、ここに上記したメダル収容体200を複数本着脱可能に収容する着脱機構13が設けられている。
本実施形態の着脱機構13は、隣接して2本の透明状のメダル収容体200が差し込まれるように、軸方向に延出する2つの円筒状の保持部13a,13bを備えており、各保持部13a,13bの内周面の略中間位置には、メダル収容体200の端面を当て付けて位置決め保持する段部13c,13dが形成されている。
前記各段部13c,13dの下方側には、垂直方向に延出する長孔13e,13fが形成されており、この領域より下側が、特定枚数のメダル(ここでは、最も大きな紙幣金額分で購入可能な枚数、例えば6枚とする)を蓄積できる蓄積部13g,13hとして構成されている。前記長孔13e,13fには、図5(a),(b)に示すように、メダル検出センサ(エンプティセンサ)90が配置されており、図5(b)に示すように、メダルの残り量が上記した特定枚数から減ったことを検出できるように構成されている。
なお、エンプティセンサ90は、図5に示すように、反射型の光学式のセンサによって構成したり、或いは、各孔13e,13fから突出して、メダルと接触する機械的なセンサ等によって構成しても良い。
このような構成によれば、メダルが少なくなったこと(補給時期)を報知することが可能となり、適切なタイミングでメダル収容体200を交換することが可能になる。また、メダル収容体200から全てのメダルが払出された後に、エンプティ情報が検出されるため、メダル収容体200の交換時期を正確に把握することができると共に、確実に空状態になったメダル収容体200を取り外すことが可能となり、メダルが散乱することを防止できる(エンプティセンサが段部13c,13dよりも上方にあると、メダル収容体200にメダルが残ったまま、メダル収容体200を取り外してしまう可能性があり、この場合、メダルが散乱してしまう)。
そして、上記のように特定枚数のメダルを蓄積できる蓄積部13g,13hを設けたことにより、エンプティ情報が検出された後でも、メダルは、特定枚数に相当する分だけ蓄積部に蓄積されていることから、引き続きメダルの払出しを実行することが可能となり、メダルの払出し動作の途中で、メダルが無くなるようなことが防止される。
前記第1固定ベース12に設けられる着脱機構13の下端部には、保持部13a,13bの径に対応して(メダルの径に対応して)開口14a,14bが形成されており、ここから各保持部13a,13bに差し込まれたメダル収容体200内のメダルが後述するスライドプレートの楕円状の開口に落下するようになっている。なお、図6において、そのような開口14a,14bは、二点鎖線で示してある。
前記基台11には、図4に示すように、前記第1固定ベース12の下側に、第2固定ベース15が設置されており、これらの固定ベース12,15の間には、上記した2つのメダル収容体200から順番(交互)にメダルを取り出すメダル取出部材としてのスライドプレート17が長手方向に沿って往復駆動されるようになっている。この場合、スライドプレート17の往復駆動は、後述する駆動モータによって成される。
スライドプレート17には、図6に示すように、楕円状の開口17aが形成されており、スライドプレート17の往復駆動によって、前記保持部13a,13b内に位置するメダルのいずれかを開口17aに落下するようにしている。具体的には、図7(a)に示すように、スライドプレート17が左側に位置しているときには、保持部13a内のメダルMが前記開口14aを介して開口17aに落下し(このとき保持部13a内のメダルは開口17aに落下することはできない)、図7(b)に示すように、スライドプレート17が右側に位置しているときには、保持部13b内のメダルMが前記開口14bを介して開口17aに落下するようになっている(このとき保持部13b内のメダルは開口17aに落下することはできない)。すなわち、スライドプレート17の往復駆動によって、連続的、かつ交互に保持部13a,13b内に位置するメダルが落下する(取り出される)ようになっている。
前記第2固定ベース15には、前記保持部13に形成される開口14a,14bの中間位置に、各開口14a,14bと同一の径を有する案内手段としての開口15aが形成されており、前記スライドプレート17の開口17aに落下したメダルは、スライドプレート17の移動によって、この開口15aに落下するようになっている。すなわち、スライドプレート17が往復駆動することによって、交互に保持部13a,13bから楕円状の開口17aに落下したメダルは、スライドプレート17の移動に伴い、順次、開口15aに落下するようになっている。具体的には、図7(a)に示すように、保持部13aから開口14aを介して楕円状の開口17aに落下したメダルMは、スライドプレート17が右側に駆動される途中で、開口15aに落下する。また、図7(b)に示すように、保持部13bから開口14bを介して楕円状の開口17aに落下したメダルMは、スライドプレート17が左側に駆動される途中で、開口15aに落下する。
前記第2固定ベース15の下方には、図8、図11に示すように、所定の隙間Gを介して下面カバー19が取り付けられており、前記開口15aに落下したメダルは、この隙間G内に形成された排出経路に案内されるようになっている。具体的には、図9及び図10に示すように、第2固定ベース15の裏面には、スライドプレート17の移動方向に沿って排出経路20を形成するように、所定の肉厚を有する一対のガイド部材21a,21bが、略メダルの径の分だけ離間して取り付けられており、前記開口15aを介して隙間に落下した(下面カバー19上に落下した)メダルMは、ガイド部材21a,21b間に形成された排出経路20に落下し、この排出経路20に沿って移動可能となっている。排出経路20は、後述するプッシャのスライド方向に沿って延出しており、図9及び図10において、排出経路20の左側が、メダルが排出される排出部20aとなっている。
また、前記第2固定ベース15と下面カバー19との間の隙間内には、図8から図10に示すように、前記スライドプレート17を往復駆動する駆動モータによって往復駆動されるプッシャ25が配置されている。プッシャ25は、略T字形状を成しており、その先端部に円弧状の当接部25aが形成されて、メダルを排出経路20に沿って押圧するようになっている。プッシャ25の両サイドには、前記基台11との間で引張バネ27が配設されており、プッシャを常時、矢印D1方向に向けて付勢している。
次に、上記したスライドプレート17とプッシャ25を往復駆動する駆動手段(駆動モータ)、及びスライドプレート17とプッシャ25を往復駆動するための駆動力伝達手段の構成について説明する。
上記した基台11の側部には、図4に示すように、コの字型の第3固定ベース30が取り付けられており、ここに駆動モータ31が設置されている。前記スライドプレート17の端部は、第3固定ベース30の内部に入り込んでおり、ここに、スライドプレート17の延出方向に直交して楕円状の開口17bが形成されている。一方、駆動モータ31の回転軸31aには、図6に示すように、円板状の偏芯カム33が取り付けられており、この偏芯カム33の外周面は、前記スライドプレート17に形成された開口17b内に位置して、その内周面に当接されている。この結果、偏芯カム33が駆動モータ31によって1回転されることで、スライドプレート17は、上記した偏芯カム33と開口17bの内周面とのカム作用によって、1往復駆動される。
また、前記偏芯カム33の下方側には、図8から図10に示すように、回転板36が配設されており、回転板36の中心部分に前記駆動モータ31の駆動軸31aが連結されている。この場合、偏芯カム33と回転板36は同期しており、偏芯カム33が1回転すると、回転板36も1回転するように構成されている。
前記回転板36の裏面側には、180°間隔で、一対の係合ピン36aが突設されており、回転板36の回転に伴って、前記プッシャ25の平坦状の基端面25bに当接するようになっている。この場合、前記プッシャ25の初期位置(引張バネ27の付勢力による初期位置)は、図9に示すように、プッシャ25の当接部25aが、前記開口15aを開放している位置に設定されており、このとき、一対の係合ピン36aは、基端面25bの両サイドに位置している。この状態で、回転板36が矢印D2方向に回転駆動されて、一方の係合ピン36aが基端面25bに当接して押圧し始めると、プッシャ25は、前記引張バネ27の付勢力に抗して移動され、前記開口15aから落下したメダルは、当接部25aによって、図10に示すように、排出経路20(排出部20a側)に向けて押圧される(図10は、プッシャ25の最大押圧位置を示す)。
そして、さらに、図10に示す状態から回転板36が矢印D2方向に回転駆動されて、前記一方の係合ピン36aが基端面25bから離反し始めると、プッシャ25は、次に落下するメダルを押圧すべく、前記引張バネ27の付勢力によって図9に示す初期位置に戻り、180°間隔で設けられた他方の係合ピン36aが、次のプッシャ25の押圧作用を行なうようになる。
以上の動作から明らかなように、前記スライドプレート17は、偏芯カム33が1回転することで1往復駆動され、この間に、プッシャ25は、回転板36が1回転することで2往復駆動されるようになる。すなわち、スライドプレート17が1往復駆動する際に、前記保持部13a,13bから開口17aに交互に落下するメダルは、スライドプレート17の移動に伴って開口15aに順次落下することとなり、開口15aに順次落下したメダルは、落下する毎に、プッシャ25によって押圧作用を受けるようになって、複数の保持部13a,13bに積層されるメダルを、効率的に排出経路20に押し出すことが可能となる。
また、本実施形態では、プッシャ25の当接部25aによって押圧作用を受けたメダルが、当接部25aから分離できるように分離手段を備えている。すなわち、このような分離手段を設けておくことにより、メダルに接着性の部材等が付着していても、プッシャ25からメダルを確実に分離することができ、メダル詰まりなどの不具合を防止することが可能となる。具体的に、分離手段は、前記排出経路20を規定する一対のガイド部材の一方に設けられている。
図9及び図10に示すように、分離手段40は、プッシャ25の最大押圧位置に対応してガイド部材21aに設けられており、付勢バネ41によって排出経路20に向けて付勢保持される摺動子42を備えている。この摺動子42の排出経路20に突出する部分には、メダルが開口15aから押し出された際に、最初に当て付いて摺動子42を付勢バネ41の付勢力に抗して矢印方向に移動させる傾斜面42aと、メダルが傾斜面42aを通過した後に、メダルの当接部25a側への戻りを規制する傾斜面42bが形成されている。すなわち、メダルは、プッシャ25によって最大押圧位置まで押圧されると、摺動子42を付勢バネ41の付勢力に抗して矢印方向に移動させた後、摺動子42が付勢バネ41の復帰力によって初期位置に戻ると、傾斜面42bによって当接部25a側への戻りが規制され、確実に分離作用を受けるようになっている。
なお、このような分離手段の構成については、プッシャ25が戻る際に、確実にメダルが分離できるように構成されたものであれば良く、適宜変形することが可能である。
また、前記排出経路20の端部には、図4及び図11に示すように、メダルを弾き出す押出機構45が設置されており、排出経路20内で連続的に前記プッシャ25によって押し出されるメダルを、ユニット外に弾き出すようになっている。この押出機構45は、メダルに当接する円柱状の当接部46を、図4に示すように、矢印方向に回動付勢保持しており、メダルが当接する毎に付勢力に抗して回動され、かつメダルの通過に伴って、付勢力によって弾き出すようになっている。この場合、回動する当接部46には、一体的に回動するように遮蔽部材47が連結されており、この遮蔽部材47は、メダルが弾き出される毎に光学式のセンサ48の受光素子48aと受光素子48bとの間に回動されて、1枚毎のメダルの排出が検出されるようになっている。
また、前記排出経路20の端部には、図4及び図11に示すように、メダルが所定位置(ICタグに非接触で情報を書き込む位置)に到達したことを検出する機械式のセンサ50が設置されており、このセンサ50によってメダルが所定位置に到着したことが検出されると、下面カバー19に取着された非接触型ヘッド(アンテナ)60(図8参照)によって、そのメダルに組み込まれたICタグに価値情報が書き込まれるようになる。なお、下面カバー19には、前記各センサからの検出信号が入力されて、上記した駆動モータ31の回転制御、及び非接触型ヘッド60の書き込み処理動作等を制御する制御回路基板70が取着されており、払出ユニット10の全体の動作を制御するようになっている。
次に、上記したメダル払出ユニット10の作用について説明する。
メダル払出ユニット10は、メダルを積層収容するメダル収容体200を複数(2本)設置していることから、メダルの蓄積枚数が、単一の収容体の場合と比較して増えると共に、メダル収容体を高く構成しなくても、ある程度の蓄積枚数が確保されることから、メダル払出ユニット10を高さ方向において小型化することが可能になる。また、上述したように、着脱機構13の各保持部13a,13bに差し込まれた各メダル収容体200からは、スライドプレート17が1往復駆動されると、交互にメダルが取り出され、交互に取り出されたメダルは、順次、開口15aを介して排出経路20に案内される。このとき、スライドプレート17と同期駆動されるプッシャ25は、上述した駆動力伝達手段の構成により、スライドプレート17の1往復駆動毎に2回往復駆動されて、順次、開口15aから落下するメダルMを排出部20a側に向けて押し出すため、効率的に、メダルの取り出し、及び押出し作用が得られるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。例えば、上記した実施形態では、メダル払出ユニット10は、2つのメダル収容体を装着するように構成したが、1つであっても良いし、3つ以上のメダル収容体を装着するようにしても良い。3つ以上のメダル収容体200を装着する構成では、メダル取出部材(スライドプレート17)が1往復駆動する際に、各メダル収容体から順番にメダルを取り出し、そして、取り出したメダルを押圧するプッシャ25を、取り出したメダル分だけ往復駆動するように構成すれば良い。また、上記した駆動手段や駆動力伝達手段の構成については、適宜変形することが可能である。
さらに、上記したメダル払出ユニット10は、単独で各所に設置しておいても良く、例えば、遊技場の従業者が操作することで、メダルを払出すようにしても良い。
本発明は、上記したようにICタグのような情報記録素子を組み込んでいないメダルを払出すメダル貸出機やメダル払出ユニットにも適用することが可能である。
メダル貸出機の一構成例を示す斜視図。 メダル貸出機のフロントドアを開放して、メダル払出ユニットが設置された状態を示す図。 メダル払出ユニットに着脱可能に装着されるメダル収容体の構成を示す図。 本発明に係るメダル払出ユニットの全体構成を示す斜視図。 メダル収容体を着脱可能にする着脱機構の構成を示す断面図であり、(a)は、メダルがメダル収容体内に存在している状態を示す図、(b)は、エンプティセンサがメダルが無くなったことを検出する状態を示す図。 スライドプレートの構成を示す平面図。 (a)は、スライドプレートが左側に駆動された状態を示す平面図、(b)は、スライドプレートが右側に駆動された状態を示す平面図。 メダル払出ユニットの裏面図。 メダル払出ユニットの裏側に取着された下面カバーを取り外した状態であって、プッシャの初期位置を示す図。 プッシャが最大押圧位置に移動した状態を示す図。 メダル払出ユニットをメダルが排出される側から見た正面図。
符号の説明
1 メダル貸出機
10 メダル払出ユニット
13 着脱機構
13a,13b 保持部
13c,13d 段部
13g,13h 蓄積部
15a 開口
17 スライドプレート(メダル取出部材)
20 排出経路
25 プッシャ
31 駆動モータ
90 メダル検出センサ(エンプティセンサ)
200 メダル収容体(筒状部材)

Claims (3)

  1. 貨幣と引き換えにメダルを払出しするメダル払出ユニットにおいて、
    メダルを所定枚数、積層収容した筒状部材を着脱可能にする着脱機構を設けたことを特徴とするメダル払出ユニット。
  2. 前記メダル払出ユニットは、メダル貸出機内に設置されることを特徴とする請求項1に記載のメダル払出ユニット。
  3. 前記着脱機構は、前記筒状部材が差し込まれる保持部と、この保持部に形成され、前記筒状部材の端部を当て付け保持する段部と、この段部よりも下側に設置され、特定枚数分のメダルを蓄積する蓄積部と、前記蓄積部において蓄積されている特定枚数のメダルの一部が払出されたことを検知する検知手段とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のメダル払出ユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013158507A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Kita Denshi Corp 遊技機用表示装置

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