JP2006025491A - 駆動装置及び光量調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の小型化、低コスト化、高出力化を達成できる駆動装置及び光量調節装置の提供。
【解決手段】軟磁性体からなるロータ軸に固着され、周方向に少なくとも2極に着磁されたマグネットと、前記マグネットの軸方向に関してマグネットに対し同方向でかつ軸方向端面に隣接して配置される第1及び第2のコイルと、前記第1のコイルに通電することにより励磁される第1の磁極部と、前記第2のコイルに通電することにより、前記第1の磁極部とは反対の極に励磁される第2の磁極部と、前記第1及び第2の磁極部を保持する軟磁性体からなるヨーク部とを備え、前記第1の磁極部は、前記第1のコイルの内径部に挿入される第1コイル挿入部と、前記マグネットの着磁された外周部に対して所定の隙間を持ち、かつ所定の角度で対向配置される第1マグネット対向部とを備え、前記第2の磁極部は、前記第2のコイルの内径部に挿入される第2コイル挿入部と、前記マグネットの着磁された外周部に対して所定の隙間を持ち、かつ所定の角度で対向配置される第2マグネット対向部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、小型化に好適な駆動装置や、当該駆動装置を備える光量調節装置に関するものである。
特許文献1には、回転軸を中心とした径方向の寸法を小型化し、かつ高出力化した光量調節装置に搭載される駆動装置が記載され、その駆動装置の分解斜視図を図12、側断面図を図13に夫々示す。
101は外周面が周方向に2分割されて交互にS極とN極に着磁され、回転中心を中心として回転可能な永久磁石を備えたマグネット、102はマグネット101の軸方向に配置されたコイルである。103はコイル102により励磁され、先端部に歯形状の外側磁極部103aと円柱形状の内筒103bからなり、マグネット101の外周面及び内周面に対向配置されるステータである。104はステータ103の内筒103bに固着され、ステータ103の内筒103bとともに内側磁極部をなす補助ステータである。
マグネット101は回転可能に保持されるように軸部分101e,101fを備え、これらが一体的に成形されたものである。また、ステータ103の外側磁極部103aはマグネット101の外周面に隙間をもって対向しており、また、ステータ103の内筒103bはマグネット101の内周面に隙間をもって対向している。
上記駆動装置は、コイル102への通電方向を切り換えて外側磁極部103a、内筒103b及び補助ステータ104の極性を切り換えることで、マグネット102を往復回転させる。また、地板105に設けられた案内溝105aに駆動ピン101dを当接させることによって、往復回転するマグネットの回転規制を行っている。
この駆動装置はコイルに通電することで発生した磁束が外側磁極部から対向する内側磁極部へ、あるいは内側磁極部から対向する外側磁極部へと流れ、外側磁極部と内側磁極部との間に位置するマグネットに効果的に作用する。また、外側磁極部と内側磁極部との距離を円筒形状のマグネットの厚さとマグネットと外側磁極部との隙間およびマグネットと内側磁極部との隙間分の距離にすることで、外側磁極部と内側磁極部とで構成される磁気回路の抵抗をできるだけ小さくしている。磁気回路の抵抗が小さいほど少ない電流で多くの磁束を発生させることができ、出力が向上する。
特開2002−049076号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、歯形状の外側磁極部103aを1つしか設けていないため、マグネット101は回転時に外側磁極部103aが対向する方向にのみ引き寄せられてしまい、回転バランスが悪くロスが大きい。ここで、マグネットを4極に分割着磁すれば、外側磁極部を2つの歯とすることができ、回転バランスは向上するが、マグネットを2極に分割着磁したものに比べ、回転角度は半減してしまう。
また、駆動装置の軸方向の長さは、コイル102の長さとマグネット101の長さとステータ103の厚みで決められ、駆動装置の外径は内筒103bの外径とコイル102の半径方向の厚みと外側磁極部103aの厚みで決まるため、コイル102の巻数を増やすには、マグネット101の長さを短くするか、外側磁極部103aの厚みを減らすか、駆動装置の長さを増すか、駆動装置の外径を大きくするしかない。ここで、マグネットの長さを短くすると出力が低下するために限度があり、外側磁極部103aの厚みを減らすと磁気飽和が生じて出力が低下するために限度がある。従って、高出力かつ軸方向長さが短い駆動装置を構成するには外径を大きくするしかなかった。
また、マグネット101の内径とそれに対向する補助ステータ104との間には所定の間隔が必要であり、それを製造時に管理することはコストアップを招くものであった。
また、ステータの形状としても円筒形状の内筒103bと外側磁極部103aが必要であり、それらを一体的に構成するのは部品製造上難しい。さらに、それらを別体で製造した後に一体的に組み立てる場合は部品点数が多くなり、コストアップを招いてしまう。
また、外側磁極部103aと補助ステータ104の距離を小さくするために、円筒形状のマグネット101の径方向の厚みを薄くしたりすることが機械的強度の点で難しいという欠点があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、装置の小型化、低コスト化、高出力化を達成できる駆動装置及び光量調節装置を提供することである。
上述の課題を解決し、目的を達成するために、本発明の駆動装置は、軟磁性体からなるロータ軸9に固着され、周方向に少なくとも2極に着磁されたマグネット8と、前記マグネットの軸方向に関してマグネットに対し同方向でかつ軸方向端面に隣接して配置される第1及び第2のコイル4,5と、前記第1のコイルに通電することにより励磁される第1の磁極部1と、前記第2のコイルに通電することにより、前記第1の磁極部とは反対の極に励磁される第2の磁極部2と、前記第1及び第2の磁極部を保持する軟磁性体からなるヨーク部3とを備え、前記第1の磁極部は、前記第1のコイルの内径部に挿入される第1コイル挿入部1bと、前記マグネットの着磁された外周部に対して所定の隙間を持ち、かつ所定の角度で対向配置される第1マグネット対向部1aとを備え、前記第2の磁極部は、前記第2のコイルの内径部に挿入される第2コイル挿入部2bと、前記マグネットの着磁された外周部に対して所定の隙間を持ち、かつ所定の角度で対向配置される第2マグネット対向部2aとを備える。
また、上記構成において、前記第1マグネット対向部の前記マグネットに対する対向面積(角度α)は前記第1コイル挿入部の前記ロータ軸に対する対向面積(角度β)よりも大きく、前記第2マグネット対向部の前記マグネットに対する対向面積(角度α)は前記第2コイル挿入部の前記ロータ軸に対する対向面積(角度β)よりも大きい。
また、上記構成において、前記第1及び第2の磁極部は前記ロータ軸の軸方向に平行に延びている。
また、上記構成において、前記マグネットは前記ロータ軸に密着した状態で固定される。
また、上記構成において、前記第1のコイルと第2のコイルとは直列に接続され、かつ巻線方向が異なる。
また、上記構成において、前記駆動装置は、前記第1のコイルと第1の磁極部とマグネット及びロータ軸とヨーク部とで構成される第1の磁気回路と、前記第2のコイルと前記第2の磁極部とマグネット及びロータ軸とヨーク部とで構成される第2の磁気回路と、前記第1のコイルと第2のコイルと第1の磁極部とマグネット及びロータ軸と第2の磁極部とヨーク部とで構成される第3の磁気回路とを構成する。
また、上記構成において、前記第1及び第2のコイルを巻回するボビン部6を備え、当該各コイルは当該ボビン部を介して前記ヨーク部の同一平面上に保持される。
また、上記構成において、前記ボビン部は、第1のボビン片22と第2のボビン片23とからなり、各ボビン片を結合した状態で前記ヨーク部に組み付けられる。
また、本発明の光量調節装置は、上記いずれかの駆動装置と、前記マグネットの回転に応じて作動する出力部材10bと、前記出力部材に連結され、当該出力部材の作動位置に応じて開口部12a、15aの開度を変更することにより、当該開口部を通過する光量を変化させる開閉部材13,14とを具備する。
上記構成においては、第1の磁極部と第2の磁極部を、少なくとも二極に着磁されたマグネットの中心に対して、例えば180度位相がずれるように配置するとともに、第1のコイルと第2のコイルを例えば直列かつ導電線の巻回し方向が異なるように接続し、直列接続される前記第1のコイル及び第2のコイルへ通電すると、第1の磁極部と第2の磁極部とが反対の極にそれぞれ励磁されるようにし、マグネットの回転角度を大きくしつつ、マグネットの回転時には180度位相がずれて配置された第1と第2の磁極部のそれぞれに均等に引き寄せられるようにしてその回転バランスを向上させるようにしている。
また、第1の磁極部と第2の磁極部とをそれぞれコイル挿入部とマグネット対向部とで構成することで、コイル挿入部よりもマグネット対向部の方を幅広にすることができるので、コイル外径を維持したままマグネット対向部の対向面積(角度)を大きくすることが可能となり、マグネットと磁極部とにより発生するコギングトルクの調整自由度が増す。
その他、マグネットの内径部にロータ軸を固定したり、マグネットの外周面に対向するように前記第1と第2の外側磁極部を構成する等して、駆動装置の小型化や低コスト化、高出力化を可能にしている。
以上説明したように、本発明によれば、装置の小型化、低コスト化、高出力化を達成し、かつ駆動装置の回転角度や被駆動部材の作動角度を大きくとれて安定した駆動が可能となる。
以下に、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
尚、以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1乃至図4は、本発明に係る第1の実施形態の駆動装置を示し、図1は分解斜視図、図2はコイル及びロータ軸を通り中心軸に平行な面での断面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。
図1乃至4において、1は軟磁性材料から成る第1の外側磁極部であり、第1マグネット対向部1aと第1コイル挿入部1bで構成される。2は軟磁性材料から成る第2の外側磁極部であり、第2マグネット対向部2aと第2コイル挿入部2bで構成される。3は第1の外側磁極部1及び第2の外側磁極部2がレーザ溶接や接着、圧入、かしめ等により固定される軟磁性材料から成る主ヨークである。第1の外側磁極部1及び第2の外側磁極部2は、主ヨーク3に固定された状態で後述のロータ軸9と平行方向に延びる櫛歯状に形成されている。
4は導電線が巻回されて成る第1のコイル、5は導電線が巻回されて成る第2のコイル、6は第1のコイル4及び第2のコイル5が巻回されるボビンであり、第1のコイル4はボビン6に巻回された状態でその内径部に第1の外側磁極部1の第1コイル挿入部1bが配置されるように固定される。そして、第1のコイル4へ通電することにより、第1の外側磁極部1が励磁される。同様に、第2のコイル5はボビン6に巻回された状態でその内周に第2の外側磁極部2の第2コイル挿入部2bが配置されるように固定される。そして、第2のコイル5へ通電することにより、第2の外側磁極部2が励磁される。
上記第1のコイル4と第2のコイル5は主ヨーク3の平面部上に隣接して配置されるため、駆動装置の軸方向の長さを短く構成できる。また、第1のコイル4と第2のコイル5は直列接続でかつ隣接配置されるので、コイル全体の巻き数が増えることになり、駆動装置の軸方向の長さを短く構成したまま出力向上を図ることができる。また、第1のコイル4と第2のコイル5とは、直列かつ巻線方向が異なるように接続されている。すなわち、第1のコイル4が右周りに巻回されるなら、第2のコイル5は左周りに巻回され、直列接続される第1のコイル4及び第2のコイル5へ通電すると、第1の外側磁極部1と第2の外側磁極部2とは反対の極に励磁される。上記ボビン6は第1のコイル4用と第2のコイル5用にそれぞれに設けることなく、1つに連結して共通化することでコストダウンが図れるとともに、直列に配線することが容易となる。なお、第1のコイル4と第2のコイル5とを直列に接続しているが、並列接続でもかまわない。なお、定電圧で駆動する場合、並列接続では出力はアップするが消費電流が増える。ます。直列接続では並列に比べて消費電流を抑えることが可能となる(同じコイルを使用した場合)。
7は導電性の端子ピンであり、端子ピン7はボビン6に埋め込まれ、第1のコイル4と第2のコイル5のコイル端が接続される。
なお、上記の第1の外側磁極部1と第2の外側磁極部2はボビン6に巻回された第1のコイル4と第2のコイル5を間に挟んで主ヨーク3に固定される。
8は永久磁石から成る円筒形状のマグネットであり、マグネット8は外周表面を円周方向に2分割、即ちS極、N極の半分ずつに着磁されている。また、このマグネット8の内周面は、外周面に比べ弱い着磁分布を持つか、あるいは全く着磁されていないか、あるいは外周面と逆の極、すなわち外周面がS極の場合はその範囲の内周面はN極に着磁されているもののいずれかである。9は軟磁性材料から成るロータ軸であり、ロータ軸9の第1円柱部9aの外周面とマグネット8の内周面8aとが接着や圧入等により密着固定される。その際、マグネット8の軸方向の上端部が第1円柱部9aの上端面と同一面となるように固定される(図2参照)。
マグネット8の内周面8aにロータ軸9の第1円柱部9aが固定されることで、マグネット8の円筒形状の半径方向の厚さを非常に薄くしても強度面での心配が生じない。ロータ軸9の両端には支持軸部9c及び9dが形成されており、ボビン6に設けられる嵌合穴6aと後述のカバー11により回転可能に支持される。その際、ロータ軸9の第2円柱部9bは、図2に示すように第1のコイル4及び第2のコイル5の間に隣接して配置される。また、ロータ軸9には後述のレバー10が嵌合固定される第3円柱部9eが形成されている。
第1の外側磁極部1の第1マグネット対向部1aと第2の外側磁極部2の第2マグネット対向部2aは、マグネット8の外周面に所定の隙間を持って対向配置される。そして、第1円柱部9aの第1マグネット対向部1aに対向する部分、及び、第2円柱部9bの第1のコイル4の外周に隣接する部分で第1の内側磁極部が形成される。同様に、第1円柱部9aの第2マグネット対向部2aに対向する部分、及び、第2円柱部9bの第2のコイル5の外周に隣接する部分で第2の内側磁極部が形成される。
そして、第1のコイル4へ通電することにより、第1の外側磁極部1と第1の内側磁極部が励磁され、その磁極間にはマグネット8を横切る磁束が発生し、効果的にマグネット8に作用する。その際、第1の外側磁極部1と第1の内側磁極部はそれぞれ反対の極に励磁される。同様に、第2のコイル5へ通電することにより、第2の外側磁極部2と第2の内側磁極部が励磁され、その磁極間にはマグネット8を横切る磁束が発生し、効果的にマグネット8に作用する。その際、第2の外側磁極部2と第2の内側磁極部はそれぞれ反対の極に励磁される。
また、第1のコイル4と第2のコイル5とは直列かつ巻線方向が異なるように接続されているため、第1の外側磁極部1と第2の外側磁極部2は同時にかつ反対の極に励磁される。これにより、図2に示すように、第1のコイル4と第1の外側磁極部1と第1の内側磁極部とで形成される第1の磁気回路(第1の磁路)、第2のコイル5と第2の外側磁極部2と第2の内側磁極部とで形成される第2の磁気回路(第2の磁路)、第1のコイル4及び第2のコイル5と第1の外側磁極部1と第1の内側磁極部及び第2の内側磁極部と第2の外側磁極部2とで形成される第3の磁気回路(第3の磁路)、の3つの磁気回路が構成され、大幅な出力向上を図ることができる。
マグネット8は前述したように円筒形状の半径方向の厚さを非常に薄くすることができるとともに、マグネット8の内周面に対向して内側磁極部を成す第1円柱部9aとマグネット8の内周面との間に空隙を設ける必要がない。そのため、第1マグネット対向部1aと第1円柱部9aとの距離及び第2マグネット対向部2aと第1円柱部9aとの距離を非常に小さくできる。よって、第1の磁気回路、第2の磁気回路、及び第3の磁気回路の磁気抵抗を小さくすることができ、駆動装置の出力を高めることができる。
また、図2に示すように、マグネット8はその内径部がロータ軸9によって埋められているので、上記特許文献1の構成に比べ、マグネットの機械的強度が大きく、又ロータ軸9はマグネット8の内径部に現れるS極、N極との間の磁気抵抗を小さくするいわゆるバックメタルとして作用するので、磁気回路のパーミアンス係数は高く設定されることになり、高温下の環境で使用されても減磁による磁気的劣化も少ない。
更に、上記特許文献1では、マグネットの外径部と外側磁極部の隙間を精度良く保って組み立てる必要があると共に、マグネットの内径部に対向する位置にある内側磁極部をマグネットに対して所定の隙間を設けて配置する必要があり、部品精度のばらつきや組み立て精度が悪い場合にこの隙間を確保できず、内側磁極部がマグネットに接触してしまうなどの不良が生じる可能性が高いのに対して、本実施形態では、マグネット8の外径部側のみの隙間を管理するだけでよいので、組み立てが容易になる。
また、上記特許文献1では、内側磁極部はマグネットと軸をつなぐ部分に接触しないように構成しなければならず、これにより内側磁極部とマグネットとが対向する軸方向の長さを十分に長くすることができないのに対して、本実施形態では、ロータ軸が内側磁極部を兼ねているので、内側磁極部とマグネット8とが対向する軸方向の長さを十分長く確保でき、これにより第1の外側磁極部1及び第2の外側磁極部2とマグネット8を有効に利用することが可能となり、駆動装置の出力を高めることができる。
また、第1の外側磁極部1及び第2の外側磁極部2はロータ軸9に平行な方向に延出する櫛歯状に構成されているので、駆動装置のロータ軸9に垂直な方向の最外径を最小限に抑えることができる。例えば、外側磁極部をマグネットの半径方向(軸に垂直な方向)に伸びるヨーク板で構成すると、半径方向に向かってコイルを巻くことになり、軸方向の長さは短くても駆動装置の軸に垂直な方向の最外径は大きなものとなってしまう。これに対し本実施形態の駆動装置の軸に垂直な方向の最外径は、マグネット8に、第1の外側磁極部1及び第2の外側磁極部2の厚みと、第1のコイル4及び第2のコイル5の巻き線幅でほぼ決まる(図2参照)。
また、第1の外側磁極部1及び第2の外側磁極部2がロータ軸9に平行な方向に延出する櫛歯状のため、ボビン6に巻回される第1のコイル4及び第2のコイル5、及びマグネット8とロータ軸9から成るロータをすべて一方向(図1の上方向から下方向へ)から組み込むことが可能となり、組み立て作業性がよい。
10はレバーであり、マグネット8及びロータ軸9に接着や圧入等により固定され、一体で回転可能となる。その際、レバー10に設けられる穴部10aがロータ軸9の第3円柱部9eに嵌合することで位置決め固定される。レバー10にはその一端に駆動ピン10bが設けられる。11はカバーであり、主ヨーク3に位置決め固定される。また、11aはカバー11に一体に設けられた軸受部であり、この軸受部11aにロータ軸9の支持軸部9dが嵌合してロータ軸9は回転保持される。また、カバー11には開口部11bが設けられ、レバー10はカバー11の内側から開口部11bを通って外側へと伸びている。これにより、レバー10はマグネット8に密着した状態で出力手段として作用する。すなわち、出力手段を含めた駆動装置全体の軸方向長さをより短くする構成となっている。
カバー11の軸受部11a及びボビン6の嵌合穴6aは、カバー11が主ヨーク3に固定された状態で、ロータ軸9を回転嵌合保持する。この状態で、ロータ軸9に固定されたマグネット8は、図2に示すように、その外周面が第1の外側磁極部1の第1マグネット対向部1a及び第2の外側磁極部2の第2マグネット対向部2aと所定の隙間を持つとともに、軸方向の一端に固定されるレバー10がカバー11の裏面と所定の隙間を保ち、かつ軸方向の他端が、第1のコイル4及び第2のコイル5と所定の隙間を保つ。よって、マグネット8は第1のコイル4及び第2のコイル5と軸方向に隣接して配置(マグネット8の軸方向に関してマグネットに対し同方向でかつ軸方向端面に隣接して配置)されており、これら第1のコイル4と第2のコイル5とは軸方向に垂直な平面で隣接しているため、軸方向の長さの短い駆動装置とすることが可能となる。
第1の外側磁極部1の第1マグネット対向部1aは、図3に示すように、マグネット8に対して角度αの対向面積で対向している。同様に第2の外側磁極部2の第2マグネット対向部2aも図3に示すようにマグネット8に対して角度αの対向面積で対向している。また、第1の外側磁極部1の第1コイル挿入部1bは角度βの対向面積で形成されている。また、図4に示すように、第2の外側磁極部2の第2コイル挿入部2bも角度βの対向面積で形成されている。ここで、角度αと角度βの関係は、α>βとなっている。すなわち、第1コイル挿入部1bよりも第1マグネット対向部1aのほうが幅広に形成され、第2コイル挿入部2bよりも第2マグネット対向部2aのほうが幅広に形成されている。
ここで、マグネット8と第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aとで発生するコギングトルクの様子を図5を用いて説明する。
図5は本実施形態の駆動装置のコギングトルクの様子を示す図であり、第1のコイル4及び第2のコイル5への通電がない状態でマグネット8の回転位置とマグネット8が第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aにより吸引される様子を示している。
図5において、縦軸はマグネット8に作用する第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aとの間で発生する磁力(コギングトルク)を表し、横軸はマグネット8の回転位相を表す。E1点,E2点で示されるところは正回転しようとするとマイナスの力が働いて元の位置に戻ろうとし、逆回転しようとするとプラスの力が働いて元の位置に戻される。すなわちマグネットと外側磁極の間の磁力の力によってマグネットがE1点或いはE2点に安定的に位置決めされようとするコギング停止位置である。F1点はマグネットの位相が少しでもずれると前後のE1点或いはE2点の位置に回転する力が働く不安定な均衡状態にある停止位置である。第1のコイル4及び第2のコイル5への通電がなされない状態では、振動や姿勢の変化によってF1点に停止していることはなく、E1点或いはE2点の位置で停止する。
E1点,E2点のようなコギング安定点はマグネットの着磁極数をnとすると、360/n度(本実施形態ではn=2なので180度)の周期で存在し、その中間位置がF1点のような不安定点になる。
ここで、回転範囲にストッパーを設けて、例えば図5のように回転範囲を不安定点のF1点をほぼ中間にしてK度と設定すると、ストッパー位置(回転範囲の一端)であるG点ではT1の無通電コギング保持トルクが働き、ストッパー位置(回転範囲の他端)であるH点ではT2の無通電コギング保持トルクが働くことになる。
有限要素法による数値シミュレーションの結果、着磁される極の角度と外側磁極のマグネットに対向する角度との関係により、コイルへの通電がない状態での外側磁極とマグネットとの吸引状態の様子が変化することが明らかになった。それによると、外側磁極のマグネットに対向する角度によりマグネットのコギングトルクが変化する。その様子を図6に示す。
図6は駆動装置の外側磁極部の歯幅とコギングトルク及び通電トルクとの関係を説明する図であり、(a)は外側磁極部の歯幅すなわち第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aのマグネット8に対向する角度が大きい場合のコギングトルクと通電トルク波形であり、(b)は第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aのマグネット8に対向する角度が小さい場合のコギングトルクと通電トルク波形であり、どちらも縦軸はトルクを表し、横軸はマグネット8の回転位相を表す。
図6(a)では外側磁極部の歯幅すなわち第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aのマグネット8に対向する角度を120度に設定した場合であり、図6において、回転角度をK度と設定すると、無通電時に回転範囲の一端であるG点ではコギングトルクがT1となり、回転範囲の他端であるH点ではコギングトルクはT2となる。ここで、G点位置にいる時に第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、通電トルクはI点であるT3の通電トルクが発生し、H点位置にいる時に第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、通電トルクはJ点であるT4の通電トルクが発生する。すなわち、第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、マグネット8の回転位相に応じてI点からJ点までの線上のような通電トルクが発生する。逆通電時も同様のため説明は省略する。
図6(b)では外側磁極部の歯幅すなわち第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aのマグネット8に対向する角度を60度に設定した場合であり、図6において、(a)と同様に回転角度をK度と設定すると、無通電時に回転範囲の一端であるG点ではコギングトルクがT5となり、回転範囲の他端であるH点ではコギングトルクはT6となる。ここで、G点位置にいる時に第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、通電トルクはI点であるT7の通電トルクが発生し、H点位置にいる時に第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、通電トルクはJ点であるT8の通電トルクが発生する。すなわち、第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、マグネット8の回転位相に応じてI点からJ点までの線上のような通電トルクが発生する。ここで、T7は負の値となっており、J点に向けて回転する力が発生しない(逆回転しようとする力が発生する。)。これは、第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aのマグネット8に対向する角度が小さいために、コギングトルクが大きすぎて、コイルの発生するトルクとコギングトルクの合成値である通電トルクが動き出し時に負の値となってしまうものである。この場合、コイルへの通電電圧を高くしないと回転し始めない。一方、回転範囲を狭くして図のように回転角度をL度と設定すると、無通電時に回転範囲の一端であるG点ではコギングトルクがT5'となり、回転範囲の他端であるH点ではコギングトルクはT6'となり、回転角度がK度の時よりも両端位置でのコギングトルクが下がることになる。ここで、G点位置にいる時に第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、通電トルクはI'点であるT7'の通電トルクが発生し、H点位置にいる時に第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、通電トルクはJ'点であるT8'の通電トルクが発生する。すなわち、第1のコイル4及び第2のコイル5に正通電すると、マグネット8の回転位相に応じてI'点からJ'点までの線上のような常に正の値の通電トルクが発生して、安定的に回転する。
以上のように、第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aのマグネット8に対向する角度が小さすぎると、コギングトルクが大きくなり回転に支障をきたす。このため、通電電圧、回転角度、マグネットの寸法等に合わせて、外側磁極部のマグネットに対向する角度を調整する必要がある。
本実施形態では実際に第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aのマグネット8に対向する角度を120度とし、第1コイル挿入部1b及び第2コイル挿入部2bの角度を60度に設定して、最適化を図っている。ここで、第1コイル挿入部1b及び第2コイル挿入部2bの角度を120度と設定しても、同じコギングトルクが得られるが、この場合、第1のコイル4及び第2のコイル5の外形寸法が大きくなってしまい、駆動装置が大型化してしまうという弊害が生じる。よって、図3及び図4のように、α>βとすることで、図6(a)のようなコギングトルク及び通電トルク波形が得られ、駆動装置を大きくすることなく回転範囲内での駆動を効率よく行うことが可能となる。
図7は、マグネット8と第1の外側磁極部1の第1マグネット対向部1a及び第2の外側磁極部2の第2マグネット対向部2aの位置関係を示す上面図であり、図1乃至図4で示した駆動装置からわかりやすいようにカバー11とレバー10を省略している。図7からわかるように、マグネット8は外周表面を円周方向に2分割してS極、N極に着磁された着磁部が形成されている。
ここで、マグネット8と第1マグネット対向部1a、第2マグネット対向部2aとの位置関係について説明する。
第1マグネット対向部1aと第2マグネット対向部2aとは、マグネット8の回転中心を基準に考えると180度位相がずれた位置に配置されている。よって、マグネット8のS極に着磁されている外周面が第1マグネット対向部1aに対向している時には、マグネット8のN極に着磁されている外周面は第2マグネット対向部2aに対向し、マグネット8のN極に着磁されている外周面が第1マグネット対向部1aに対向している時には、マグネット8のS極に着磁されている外周面は第2マグネット対向部2aに対向し、第1マグネット対向部1aと第2マグネット対向部2aのマグネット8への対向角が等しい場合は、その位相割合は等しくなる。
また、第1のコイル4と第2のコイル5とは巻線方向が異なるとともに、直列に配線されている。よって、第1のコイル4及び第2のコイル5に通電することで、第1の外側磁極部1と第2の外側磁極部2とは反対の極に励磁される。すなわち、第1のコイル4及び第2のコイル5への通電により発生する磁力は、ともにマグネット8を同一方向に回転させる力となる。従って、上記特許文献1の駆動装置では、外側磁極部はマグネットの着磁極数の1/2(特許文献1ではマグネットは2極で外側磁極部は1つ)となるために回転バランスの悪い、或いは回転角度を大きくとれないものであったが、本実施形態の駆動装置では、マグネットが2極でかつ、外側磁極部を2つに構成でき、回転角度を大きくとれるとともに回転バランスの良いものとなる。
ここで、マグネットの極数と回転可能角度との関係について簡単に説明する。上記特許文献1の駆動装置や本実施形態の駆動装置では、マグネットの極数をNとすると、回転可能角度は約(360/N)度となる。(実際には摩擦等の影響や負荷との関係で、回転角度は上記より少なくなる。)。従って、マグネットが2極の場合は、原理的には180度近く回転することは可能であり、マグネットが4極の場合は、その半分の90度近く回転することが可能となる。よって、本実施形態の駆動装置では、マグネットが2極のため、回転角度を大きくとれるのである。なお、駆動装置を使用する場合の回転角度の設定は必要トルクとの兼ね合いで決められる。すなわち、同じ駆動装置を用いた場合、回転角度を大きく設定すると、動き出しのトルクは小さなものとなり、回転角度を小さく設定すると、動き出しのトルクは大きなものとなる。
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態の駆動装置の動作について説明する。
図7は、第1のコイル4及び第2のコイル5に通電して、第1の外側磁極部1をN極とし、第1の内側磁極部(第1円柱部9a及び第2円柱部9bの第1マグネット対向部1aに対向する部分)をS極とし、第2の外側磁極部2をS極とし、第2の内側磁極部(第1円柱部9a及び第2円柱部9bの第2マグネット対向部2aに対向する部分)をN極となるように励磁している駆動装置の状態である。マグネット8は一体で回転するレバー10の駆動ピン10bが後述の地板12の長穴12bの一端に当接して図7の状態で回転が止められる。この状態で、マグネット8は第1のコイル4及び第2のコイル5への通電中は第1マグネット対向部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)が一致するように図中時計方向の回転力が発生するとともに、第2マグネット対向部2aの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致するように図中時計方向の回転力が発生している。また、第1のコイル4及び第2のコイル5への通電を止めた時には、マグネット8は第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aとに発生するコギング力によりこの位置に保持される。
図7の状態から第1のコイル4及び第2のコイル5への通電方向を反転して、第1の外側磁極部1をS極とし、第1の内側磁極部(第1円柱部9a及び第2円柱部9bの第1マグネット対向部1aに対向する部分)をN極とし、第2の外側磁極部2をN極とし、第2の内側磁極部(第1円柱部9a及び第2円柱部9bの第2マグネット対向部2aに対向する部分)をS極となるように励磁すると、マグネット8は反時計方向に回転する。そして、マグネット8は一体で回転するレバー10の駆動ピン10bが後述の地板12の長穴12bの他端に当接して図8の状態で回転が止められる。この状態で、マグネット8は第1のコイル4及び第2のコイル5への通電中は第1マグネット対向部1aの中心とマグネット8の着磁部の中心(N極の中心)が一致するように図中反時計方向の回転力が発生するとともに、第2マグネット対向部2aの中心とマグネット8の着磁部の中心(S極の中心)が一致するように図中半時計方向の回転力が発生している。また、第1のコイル4及び第2のコイル5への通電を止めた時には、マグネット8は第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aとに発生するコギング力によりこの位置に保持される。
上記のようにして、第1のコイル4及び第2のコイル5への通電方向を切り換えることにより、マグネット8はレバー10とともにストッパー(地板12の長穴12b)で決められた範囲を往復回転することになる。
図9は本発明の駆動装置Mを用いたシャッタ装置の分解斜視図である。
本発明の光量調節装置の一例であるシャッタ装置おいて、12は中央に開口部12aが形成された地板であり、地板12に駆動装置Mが接着等により取り付けられる。その際、駆動装置Mにおけるレバー10の駆動ピン10bは地板12に設けられる長穴12bに挿入される。マグネット8はレバー10の駆動ピン10bが長穴12bの一端に当接する位置から他端に当接する位置まで回転可能となる。また、地板12には駆動ピン10bと同一方向に突出する突起12c及び12dが一体で形成される。
13及び14は羽根であり、羽根13の丸穴13aが地板12の突起12dに回転可能に嵌合し、羽根13の長穴13bがレバー10の駆動ピン10bに摺動可能に嵌合する。また、羽根14の丸穴14aが地板12の突起12cに回転可能に嵌合し、羽根14の長穴14bがレバー10の駆動ピン10bに摺動可能に嵌合する。15は中央に開口部15aが形成された羽根押えであり、羽根13及び羽根14を所定の隙間を持って間に挟んで地板12に固定され、羽根13及び羽根14の軸方向の受けとなる。
マグネット8の回転により羽根13は長穴13bがレバー10の駆動ピン10bに押されて丸穴13aを中心に回転し、羽根14は長穴14bがレバー10の駆動ピン10bに押されて丸穴14aを中心に回転して、地板12の開口部12aの通過光量を制御するよう構成されている。
駆動装置Mは軸方向の長さが短いので、他のレンズや構造物に対して邪魔にならない光軸方向に出っ張りの少ないシャッタ装置とすることができる。また、小型でありながら高出力であるため、シャッタスピードの高速化が図れる。
上記実施形態においては、駆動装置はシャッタ羽根を駆動するためのアクチュエータとして用いたが、他の用途、例えば絞り装置や、レンズ駆動のためのカム筒等を2位置に回動させる等にも使用可能であり、高出力で外径が小さく且つ軸方向の長さも短いという利点を持った駆動装置として有用なものとなる。例えば、レバー10の駆動ピン10bが光軸を中心に回動可能な不図示のカム筒に連結しており、レバー10が回動することでカム筒が回動し、カム筒には光軸方向に2箇所の高さの異なる部分を備えたカム部が設けられ、カム部に嵌合する不図示のレンズが固定されたレンズホルダーがカム筒が回動することで光軸方向に移動する。このような構成においても有用なものとなる。
[第2の実施形態]
図10及び図11は本発明に係る第2の実施形態の駆動装置を示し、図10はその分解斜視図、図11は駆動装置のカバーを省いた組み立て完成状態を夫々示している。以下では、第1の実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図において、21は軟磁性材料から成るヨークである。ヨーク21は第1マグネット対向部21a、第1コイル挿入部21b、第2マグネット対向部21c、第2コイル挿入部21d、第1コイル挿入部21bと第2コイル挿入部21dとを結ぶ連結部21eで構成され、一体でプレス成形可能な構造となっている。
22は第1ボビン、23は第2ボビンである。第1ボビン22には第1コイル保持部22a、第2コイル保持部22b、軸受部22cが形成され、第2ボビン23には第1コイル保持部23a、第2コイル保持部23bが形成され、第1ボビン22と第2ボビン23を図10の左右方向から間にヨーク21を挟むように組み付けられて、その後、第1コイル保持部22a及び第1コイル保持部23aに第1コイル4が巻回され、同じく第2コイル保持部22b及び第2コイル保持部23bに第2コイル5が巻回される。端子ピン7はボビン22に埋め込まれ、第1のコイル4と第2のコイル5のコイル端が接続される。この状態で、第1コイル挿入部21bは第1コイル4が巻回された第1コイル保持部22a及び第1コイル保持部23aで形成される穴部に配置され、第2コイル挿入部21dは第2コイル5が巻回された第2コイル保持部22b及び第2コイル保持部23bで形成される穴部に配置される。また、軸受部22cはロータ軸9の支持軸部9cを回転可能に支持する。
すなわち、第1の実施形態ではボビン6に第1コイル4及び第2コイル5を巻回した後、第1の外側磁極部1と第2の外側磁極部2をボビン6に挿入して主ヨーク3に固定する構成としていたが、第2の実施形態ではボビンを外側磁極部を中心に左右に分割して第1ボビン22と第2ボビン23とに二体化し、ヨーク21に組み付けた後、第1コイル4及び第2コイル5を巻回する構成とした。これにより、第1の実施形態では第1コイル挿入部1b及び第2コイル挿入部2bよりも第1マグネット対向部1a及び第2マグネット対向部2aの幅のほうが幅広のために、ヨークは第1の外側磁極部1と第2の外側磁極部2と主ヨーク3の三体化であったのに対し、第2の実施形態では第1コイル挿入部21b及び第2コイル挿入部21dよりも第1マグネット対向部21a及び第2マグネット対向部21bの幅のほうが幅広であるにもかかわらず、第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とを一体化してヨーク21とすることが可能となり、外側磁極部の相互位置の誤差を小さく抑えることができるとともに、部品点数を少なく、構造が簡単な駆動装置を提供でき、第1の実施形態のものよりもコストダウンになる。
なお、第2の実施形態の駆動装置の動作については、第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。
以下に、上記各実施形態における効果について列挙する。
(1)マグネットの外周面に対して所定の隙間をもち、その外周面に所定の角度で対向するように配置される第1の外側磁極部と、第1の外側磁極部とはマグネットの中心に対して180度位相がずれるとともにマグネットの外周面に対して所定の隙間をもち、その外周面に所定の角度で対向するように配置される第2の外側磁極部とを、反対の極に励磁される構成にしている。
このように、第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とがマグネットの中心に対して180度位相がずれて配置されているので、特許文献1の駆動装置と比較して、回転バランスが良いとともに、マグネットを2極で構成できるので回転角度も大きくとれる駆動装置とすることができる。
(2)第1のコイルの通電により発生する磁束と第2のコイルの通電により発生する磁束とが同時にマグネットに作用するので、1つのコイルの巻数を増やすことなく駆動装置トータルとして倍の巻数が得られるため、外径を大きくすることなく軸方向長さを小型化したまま、高出力な駆動装置を提供できる。
(3)マグネットの内周面に固定されたロータ軸を内側磁極部と呼ぶとすると、第1のコイルにより発生する磁束はマグネットの外周面に対向する第1の外側磁極部と内側磁極部との間を通過するので、効果的にマグネットに作用し、同様に、第2のコイルにより発生する磁束はマグネットの外周面に対向する第2の外側磁極部と内側磁極部との間を通過するので、効果的にマグネットに作用する。その際に、内側磁極部とマグネットの内周面との間に空隙を設ける必要がないので、上記従来の特許文献1の構成の駆動装置に比べて外側磁極部と内側磁極部との距離を小さく構成することが可能となり、これにより磁気抵抗を減少させ、駆動装置の出力を高めることができる。
(4)第1の内側磁極部及び第2の内側磁極部をロータ軸で構成してあるので、上記特許文献1にて提案されている外側磁極部と内側磁極部とを接続或いは一体的に製造する場合に比べて容易に製造でき、コストが安くなる。
(5)マグネットは内径部に前記ロータ軸が固定されるので、強度的に優れる。
(6)第1の外側磁極部及び第2の外側磁極部を、ロータ軸の軸方向でかつ同一方向に延出した櫛歯状に形成したことにより、軸方向に垂直な方向の寸法を小型化できるとともに、コイルの組み付けが簡単な構造となる。
(7)第1のコイルと第2のコイルを直列に配線する構成にしたり、あるいは、第1のコイルと第2のコイルを並列に配線する構成にすることにより、第1のコイル及び第2のコイルに通電するための回路が1つで済み、コストダウンになる。
(8)第1のコイルと第2のコイルはそれぞれ第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とに組み付けた状態での巻線方向が異なるように構成したことにより、第1のコイル及び第2のコイルを通電することで第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とが反対の極に励磁されるようにできる。
(9)第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とをそれぞれコイル挿入部とマグネット対向部とで構成することで、コイル挿入部よりもマグネット対向部の方を幅広にすることができるので、コイル外径を維持したままマグネット対向部の対向角度を大きくすることが可能となり、マグネットと外側磁極部とにより発生するコギングトルクの調整自由度が増す。すなわち、駆動装置として最適化が図りやすい。
また、第2の実施形態の効果について以下に列挙する。
(10)ボビンを外側磁極部を中心に左右に分割して2体化することで、コイル挿入部よりもマグネット対向部のほうを幅広に形成してもボビンを組み込むことができ、その後にコイルを巻きつける構成にしたことで第1の外側磁極部と第2の外側磁極部とを同一部材で構成可能となる。よって外側磁極部の相互位置の誤差を小さく抑えることができるとともに、部品点数を少なく、構造が簡単な駆動装置を提供でき、コストダウンになる。
以上から明らかなように、小型でかつ軸方向の長さが短く、低コストで高出力で回転角度を大きくとれる安定した駆動が可能な駆動装置を提供できる。また、駆動装置をシャッタ装置等の光量調節装置やレンズ駆動装置に用いることにより、小型化、低コスト化、高出力化を達成しつつ、シャッタ羽根等やレンズ鏡筒などの作動角度を大きくとることができる。
本発明は、被駆動部材の回転角度(作動角度)を大きくし、かつその回転バランスの良好性が望まれる各種の装置への適用が可能である。
本発明に係る第1の実施形態の駆動装置の分解斜視図である。 図1の駆動装置をロータ軸に平行な面で切断したときの断面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 本実施形態の駆動装置におけるコギングトルクを説明する図である。 外側磁極部の歯幅とコギングトルク及び通電トルクとの関係を説明する図である。 マグネットと外側磁極部との位相関係を示す上面図である。 図7の状態からコイル通電を切り換えてマグネットを回転させた状態を示す上面図である。 図1の駆動装置を用いたシャッタ装置の分解斜視図である。 本発明に係る第2の実施形態の駆動装置の分解斜視図である。 図10の駆動装置おけるカバーを省いた組立完成状態を示す図である。 従来の駆動装置の構成を示す分解斜視図である。 図12の駆動装置をロータ軸に平行な面で切断したときの断面図である。
符号の説明
1 第1の外側磁極部
1a、21a 第1マグネット対向部
1b、21b 第1コイル挿入部
2 第2の外側磁極部
2a、21c 第2マグネット対向部
2b、21d 第2コイル挿入部
3 主ヨーク
4 第1のコイル
5 第2のコイル
6 ボビン
8 マグネット
9 ロータ軸
10 レバー
11 カバー
21 ヨーク
21e 連結部
22 第1ボビン
23 第2ボビン

Claims (9)

  1. 軟磁性体からなるロータ軸に固着され、周方向に少なくとも2極に着磁されたマグネットと、
    前記マグネットの軸方向に関してマグネットに対し同方向でかつ軸方向端面に隣接して配置される第1及び第2のコイルと、
    前記第1のコイルに通電することにより励磁される第1の磁極部と、
    前記第2のコイルに通電することにより、前記第1の磁極部とは反対の極に励磁される第2の磁極部と、
    前記第1及び第2の磁極部を保持する軟磁性体からなるヨーク部とを備え、
    前記第1の磁極部は、前記第1のコイルの内径部に挿入される第1コイル挿入部と、前記マグネットの着磁された外周部に対して所定の隙間を持ち、かつ所定の角度で対向配置される第1マグネット対向部とを備え、
    前記第2の磁極部は、前記第2のコイルの内径部に挿入される第2コイル挿入部と、前記マグネットの着磁された外周部に対して所定の隙間を持ち、かつ所定の角度で対向配置される第2マグネット対向部とを備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1マグネット対向部の前記マグネットに対する対向面積は前記第1コイル挿入部の前記ロータ軸に対する対向面積よりも大きく、前記第2マグネット対向部の前記マグネットに対する対向面積は前記第2コイル挿入部の前記ロータ軸に対する対向面積よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1及び第2の磁極部は前記ロータ軸の軸方向に平行に延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記マグネットは前記ロータ軸に密着した状態で固定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 前記第1のコイルと第2のコイルとは直列に接続され、かつ巻線方向が異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記駆動装置は、前記第1のコイルと第1の磁極部とマグネット及びロータ軸とヨーク部とで構成される第1の磁気回路と、前記第2のコイルと前記第2の磁極部とマグネット及びロータ軸とヨーク部とで構成される第2の磁気回路と、前記第1のコイルと第2のコイルと第1の磁極部とマグネット及びロータ軸と第2の磁極部とヨーク部とで構成される第3の磁気回路とを構成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の駆動装置。
  7. 前記第1及び第2のコイルを巻回するボビン部を備え、当該各コイルは当該ボビン部を介して前記ヨーク部の同一平面上に保持されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の駆動装置。
  8. 前記ボビン部は、第1のボビン片と第2のボビン片とからなり、各ボビン片を結合した状態で前記ヨーク部に組み付けられることを特徴とする請求項7に記載の駆動装置。
  9. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動装置と、
    前記マグネットの回転に応じて作動する出力部材と、
    前記出力部材に連結され、当該出力部材の作動位置に応じて開口部の開度を変更することにより、当該開口部を通過する光量を変化させる開閉部材とを具備することを特徴とする光量調節装置。
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