JP2006022000A - オイルクレンジング化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを油性液状化粧料に含有させる。前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量は、10〜85質量%であることが好ましく、前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドとしては、2−エチルヘキサン酸トリグリセライドであることが好ましい。前記HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンイソステアレート及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルが好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを含有する油性液状化粧料。
(2)前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量が10〜85質量%であることを特徴とする、(1)に記載の油性液状化粧料。
(3)前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドが、2−エチルヘキサン酸トリグリセライドであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の油性液状化粧料。
(4)前記HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンイソステアレート及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の油性液状化粧料。
(5)前記HLB7〜14の分岐アシル基を有する非イオン界面活性剤の含有量が5〜15質量%であることを特徴とする油性液状化粧料。
(6)1気圧、25℃で液状のオイルの含有量が75〜95質量%であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の油性液状化粧料。
(7)オイルクレンジング料であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の油性液状化粧料。
(8)濡れた手で使用することが可能であることを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載のオイルクレンジング化粧料。
(9)風呂場での使用を前提とした製品であることを特徴とする、(8)に記載のオイルクレンジング化粧料。
(10)実質的に水を含有しないことを特徴とする、(1)〜(9)何れか1項に記載の化粧料。
本発明のオイルクレンジング化粧料は炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドを必須成分として含有することを特徴とする。かかる成分は、優れた油性汚れ落とし効果を発現するとともに、系全体の油中水乳化域を広げ、以て、手などに付着した水が系には入り込んで、エマルションを形成しても、油相が連続相に来るように調整する効果を有する。前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドを構成する分岐脂肪酸残基としては、例えば、イソオクタン酸残基、イソパルミチン酸残基、イソステアリン酸残基、ドデシルドデカン酸残基等が好適に例示でき、クレンジング効果の点からは、イソオクタン酸残基が特に好ましい。即ち、グリセリルトリイソオクタネートが特に好ましいものと言える。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量は、10〜85質量%が好ましく、より好ましくは12〜80質量%であることがより好ましい。これは、含有量が少ないと油中水乳化域が狭まり、濡れた手で扱うと水中油エマルションを形成し、クレンジング効果を損なう場合が存し、多すぎると、非極性成分の溶解性を損ない、ワックスなどに対するクレンジング効果が低下する場合が存するからである。
本発明のオイルクレンジング化粧料は、HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤を必須成分として含有することを特徴とする。この様な非イオン界面活性剤としては、例えば、分岐脂肪酸のポリオキシエチレン付加物、分岐高級アルコールのポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエチレン分岐脂肪酸グリセリル等が好適に例示できる。かかるHLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤を構成する、分岐脂肪酸残基としては、例えば、イソオクタン酸残基、イソパルミチン酸残基、イソステアリン酸残基、ドデシルドデカン酸残基等が好適に例示でき、分岐高級アルコール残基、即ち、分岐アルキル基としては、例えば、イソオクチル基、イソセチル基、イソステアリル基、ドデシルドデシル基などが好適に例示できる。特に好ましいものは、イソステアリン酸残基に由来する分岐アルキル基を有するものであり、具体的には、イソステアリン酸ポリエチレングリコール(イソステアリン酸ポリオキシエチレン付加物)或いはポリオキシエチレン分岐脂肪酸グリセリルが特に好ましく例示できる。又、これらのバランス(HLB)が7〜14になるようにするには、ポリオキシエチレン基の平均の付加モル数を5〜20に調整することが好ましい。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明のオイルクレンジング化粧料に於ける、かかるHLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤の含有量は、5〜15質量%が好ましく、7〜12質量%がより好ましい。かかる非イオン界面活性剤の含有量が少なすぎると、ウォッシュオフ機能が損なわれる場合が存し、多すぎると手に付着した水によって水中油エマルションを形成しクレンジング効果が損なわれる場合が存する。
本発明の化粧料は、前記の必須成分を含有し、オイルクレンジング化粧料であることを特徴とする。本発明の言う、オイルクレンジング化粧料とは、1気圧25℃の条件で流動性を有するオイルを主成分とする一相の油性の組成物であり、専ら油性汚れの除去の目的で使用される化粧料を意味する。本発明のオイルクレンジング化粧料に於いては、その主成分はオイルであるが、該オイルとしては、前記の炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライド以外に、任意成分として、通常化粧料で使用される、オイルを使用することが出来る。この様なオイルとしては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、等のオイル類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、軽質流動イソパラフィン等の液状炭化水素類、ジメチコン、フェニルメチコン、シクロメチコンなどのシリコーン類、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステル類などが好適に例示できる。かかるオイル分は、化粧料全量に対して75〜95質量%であることが好ましく、78〜92質量%であることがより好ましい。これは、1気圧、25℃で液状のオイル分が少ないと溶剤効果が充分に得られず、クレンジング効果を損なう場合が存し、多すぎると界面活性剤の含有量が少なくなりすぎて、ウォッシュオフ特性や、濡れた手での使用時におけるクレンジング効果を損なう場合が存するためである。
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルイソオクタネート 20 質量%
表1の界面活性剤 10 質量%
マイクロクリスタリンワックス 20 質量%
鉄黒 10 質量%
セタノール 5 質量%
ステアリン酸 3 質量%
ステアリン酸亜鉛 3 質量%
モルフォリン 2 質量%
1,3−ブタンジオール 8 質量%
水 11 質量%
ポリメタクリル酸メチルエマルション 30 質量%
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルトリイソスオクタネート 20 質量%
表2に記載の非イオン界面活性剤 10 質量%
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルトリイソステアレート 20 質量%
POE(20)トリイソステアリン酸グリセリル 10 質量%
流動パラフィン 表3参照
グリセリルトリイソオクタネート 表3参照
POE(20)トリイソステアリン酸グリセリル 15 質量%
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 20 質量%
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 8 質量%
POE(8)イソステアリン酸エステル 2 質量%
無作為に集めた20名のパネラーを使用して、オイルクレンジング化粧料10のバスルームでの使用性を調べた。即ち、パネラーにオイルクレンジング化粧料10を渡し、バスルームでの使用を必須として10日間使用してもらった。その後にアンケートによりクレンジング料としての評価を非常によい、良い、可もなく不可もなく、やや悪い、悪いの5段階で評価してもらった。その結果、非常によいが4名、良いが11名、可もなく不可もなくが5名であり、高い支持率が得られた。
Claims (10)
- 1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを含有する油性液状化粧料。
- 前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量が10〜85質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の油性液状化粧料。
- 前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドが、2−エチルヘキサン酸トリグリセライドであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の油性液状化粧料。
- 前記HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンイソステアレート及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の油性液状化粧料。
- 前記HLB7〜14の分岐アシル基を有する非イオン界面活性剤の含有量が5〜15質量%であることを特徴とする油性液状化粧料。
- 1気圧、25℃で液状のオイルの含有量が75〜95質量%であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の油性液状化粧料。
- オイルクレンジング料であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の油性液状化粧料。
- 濡れた手で使用することが可能であることを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載のオイルクレンジング化粧料。
- 風呂場での使用を前提とした製品であることを特徴とする、請求項8に記載のオイルクレンジング化粧料。
- 実質的に水を含有しないことを特徴とする、請求項1〜9何れか1項に記載の化粧料。
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JP2004167889 | 2004-06-07 |
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- 2004-06-07 JP JP2004167921A patent/JP2006022000A/ja active Pending
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