JP2006022000A - オイルクレンジング化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濡れた手での使用形態において、水中油エマルションを形成しないオイルクレンジング化粧料を提供する。
【解決手段】 1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを油性液状化粧料に含有させる。前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量は、10〜85質量%であることが好ましく、前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドとしては、2−エチルヘキサン酸トリグリセライドであることが好ましい。前記HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンイソステアレート及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は化粧料に関し、更に詳細にはオイルクレンジング化粧料に好適な化粧料に関する。
通常の使用形態では液状であり、使用後には、速やかに水でウォッシュオフ可能なクレンジング化粧料製剤である、オイルクレンジング化粧料は、優れた油性汚れの除去効果と、優れた水洗性を有する、機能性に優れる化粧料である。これは、液状であるために通常のクレンジングクリームのように固化する為の成分を含む必要が無く、成分を油性汚れの除去のための成分と、水洗性のための成分のみの構成とすることが出来るためである。又、液状であるために顔などの立体的な構造の奥にまで組成物が到達するため、その油性汚れの除去機能は、更に向上する。この様な製剤において、前記油性汚れの除去のための成分としては、主として炭化水素、高級アルコールのエステル、脂肪酸の多価アルコールエステルのような油剤に分類される成分が用いられ、水洗性を向上させる成分としては、例えば、ポリオキシエチレンが付加した非イオン界面活性剤のような親水性界面活性剤が使用される。この様な構成において、かかるオイルクレンジング化粧料は、乾いた手でカット綿などに含浸させて、化粧台などの近くで使用されるのがこれまでの慣習であった。
近年、この様な化粧料が、角栓などを浮かせて、除去させる効果があるのが確認され、(例えば、特許文献1を参照)温熱効果との組合せ効果を期待して、この様なオイルクレンジング化粧料をバスにおいて使用するようなケースが想定されるようになってきている。それに伴い、かかる製剤の新たな課題として、濡れた手での使用時に於ける、乳化現象が出てきている。即ち、手に付いている水分により、オイルクレンジング化粧料が乳化されて、水中油エマルションを形成し、これによって、連続相が水となり、油性汚れの除去効果が損なわれてしまうと言う問題である。そのしよう形態からすれば、オイルクレンジング化粧料は、液状であり、液だれの問題なども存するので、本来の使用勝手からすれば、バスでの使用は好ましいものと言えるが、前記の乳化の問題がこの様なバスでの使用の大きな障害となっていた。この様な乳化による水中油エマルションの形成の抑制手段として、使用する界面活性剤の親水性を低下させることが考えられるが、この様な処置によれば、水洗性を損なうことになるので好ましくない。最近の技術としては、使用する親水性界面活性剤の一部をポリグリセリン脂肪酸骨格のものとし、これに少量の水を添加して、油中水エマルションが形成しやすい形態とする技術が開発されている。(例えば、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5を参照)しかしながら、この様な形態に於いては、クレンジング効果をある程度犠牲にせざるを得ない。即ち、クレンジング効果、水洗性を損なわずに、濡れた手での使用形態において、水中油エマルションを形成しないオイルクレンジング化粧料の開発が望まれていたと言える。
一方、1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを含有する油性液状化粧料は全く知られていないし、この様な構成のオイルクレンジング化粧料が、クレンジング効果、水洗性を損なわずに、濡れた手での使用形態において、水中油エマルションを形成しない効果を有していることも全く知られていない。
特開2003−267835号公報 特開2004−075566号公報 特開2004−026791号公報 特開2004−002292号公報 特開2002−087948号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、濡れた手での使用形態において、水中油エマルションを形成しないオイルクレンジング化粧料を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、濡れた手での使用形態において、水中油エマルションを形成しないオイルクレンジング化粧料を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを含有する化粧料がその様な特性を有していることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
(1)1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを含有する油性液状化粧料。
(2)前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量が10〜85質量%であることを特徴とする、(1)に記載の油性液状化粧料。
(3)前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドが、2−エチルヘキサン酸トリグリセライドであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の油性液状化粧料。
(4)前記HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンイソステアレート及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルであることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の油性液状化粧料。
(5)前記HLB7〜14の分岐アシル基を有する非イオン界面活性剤の含有量が5〜15質量%であることを特徴とする油性液状化粧料。
(6)1気圧、25℃で液状のオイルの含有量が75〜95質量%であることを特徴とする、(1)〜(5)何れか1項に記載の油性液状化粧料。
(7)オイルクレンジング料であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の油性液状化粧料。
(8)濡れた手で使用することが可能であることを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載のオイルクレンジング化粧料。
(9)風呂場での使用を前提とした製品であることを特徴とする、(8)に記載のオイルクレンジング化粧料。
(10)実質的に水を含有しないことを特徴とする、(1)〜(9)何れか1項に記載の化粧料。
本発明によれば、濡れた手での使用形態において、水中油エマルションを形成しないオイルクレンジング化粧料を提供することが出来る。
(1)本発明のオイルクレンジング化粧料の必須成分である炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライド
本発明のオイルクレンジング化粧料は炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドを必須成分として含有することを特徴とする。かかる成分は、優れた油性汚れ落とし効果を発現するとともに、系全体の油中水乳化域を広げ、以て、手などに付着した水が系には入り込んで、エマルションを形成しても、油相が連続相に来るように調整する効果を有する。前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドを構成する分岐脂肪酸残基としては、例えば、イソオクタン酸残基、イソパルミチン酸残基、イソステアリン酸残基、ドデシルドデカン酸残基等が好適に例示でき、クレンジング効果の点からは、イソオクタン酸残基が特に好ましい。即ち、グリセリルトリイソオクタネートが特に好ましいものと言える。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量は、10〜85質量%が好ましく、より好ましくは12〜80質量%であることがより好ましい。これは、含有量が少ないと油中水乳化域が狭まり、濡れた手で扱うと水中油エマルションを形成し、クレンジング効果を損なう場合が存し、多すぎると、非極性成分の溶解性を損ない、ワックスなどに対するクレンジング効果が低下する場合が存するからである。
(2)本発明のオイルクレンジング化粧料の必須成分であるHLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤
本発明のオイルクレンジング化粧料は、HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤を必須成分として含有することを特徴とする。この様な非イオン界面活性剤としては、例えば、分岐脂肪酸のポリオキシエチレン付加物、分岐高級アルコールのポリオキシエチレン付加物、ポリオキシエチレン分岐脂肪酸グリセリル等が好適に例示できる。かかるHLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤を構成する、分岐脂肪酸残基としては、例えば、イソオクタン酸残基、イソパルミチン酸残基、イソステアリン酸残基、ドデシルドデカン酸残基等が好適に例示でき、分岐高級アルコール残基、即ち、分岐アルキル基としては、例えば、イソオクチル基、イソセチル基、イソステアリル基、ドデシルドデシル基などが好適に例示できる。特に好ましいものは、イソステアリン酸残基に由来する分岐アルキル基を有するものであり、具体的には、イソステアリン酸ポリエチレングリコール(イソステアリン酸ポリオキシエチレン付加物)或いはポリオキシエチレン分岐脂肪酸グリセリルが特に好ましく例示できる。又、これらのバランス(HLB)が7〜14になるようにするには、ポリオキシエチレン基の平均の付加モル数を5〜20に調整することが好ましい。これらは唯一種を含有することも出来るし、二種以上を組み合わせて含有させることも出来る。本発明のオイルクレンジング化粧料に於ける、かかるHLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤の含有量は、5〜15質量%が好ましく、7〜12質量%がより好ましい。かかる非イオン界面活性剤の含有量が少なすぎると、ウォッシュオフ機能が損なわれる場合が存し、多すぎると手に付着した水によって水中油エマルションを形成しクレンジング効果が損なわれる場合が存する。
(3)本発明のオイルクレンジング化粧料
本発明の化粧料は、前記の必須成分を含有し、オイルクレンジング化粧料であることを特徴とする。本発明の言う、オイルクレンジング化粧料とは、1気圧25℃の条件で流動性を有するオイルを主成分とする一相の油性の組成物であり、専ら油性汚れの除去の目的で使用される化粧料を意味する。本発明のオイルクレンジング化粧料に於いては、その主成分はオイルであるが、該オイルとしては、前記の炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライド以外に、任意成分として、通常化粧料で使用される、オイルを使用することが出来る。この様なオイルとしては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、等のオイル類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、軽質流動イソパラフィン等の液状炭化水素類、ジメチコン、フェニルメチコン、シクロメチコンなどのシリコーン類、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステル類などが好適に例示できる。かかるオイル分は、化粧料全量に対して75〜95質量%であることが好ましく、78〜92質量%であることがより好ましい。これは、1気圧、25℃で液状のオイル分が少ないと溶剤効果が充分に得られず、クレンジング効果を損なう場合が存し、多すぎると界面活性剤の含有量が少なくなりすぎて、ウォッシュオフ特性や、濡れた手での使用時におけるクレンジング効果を損なう場合が存するためである。
本発明のオイルクレンジング化粧料に於いては、前記の成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を、本発明の効果を損なわない範囲に於いて含有することが出来る。この様な任意成分としては、例えば、ワックス類、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素ワックス類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の、分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤に分類されない、非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノグルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4’−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。本発明のオイルクレンジング化粧料は、これらの必須成分、任意成分を常法に従って処理することにより製造することが出来る。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明がかかる実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
以下に示す処方に従って、本発明のオイルクレンジング化粧料を作成した。即ち、処方成分を混合し、オイルクレンジング化粧料1を得た。同様に、オイルクレンジング化粧料1の非イオン界面活性剤を分岐アルキル基を有さないものに置換した、比較例1、比較例2、比較例3も作成した。これらについて、化粧料全量の10質量%にあたる量の水分を加えて、攪拌し、その性状を観察した。この結果を表1に示す。更に、これらのオイルクレンジング化粧料を用いて、全腕内側部に塗布したアイライナーに水を薄く流した後、クレンジングを行い、流水で洗い流し、無処置の部位との色差(ΔE)を計測した。この結果も表1に示す。これより、本発明のクレンジング化粧料は濡れた状態でも優れたクレンジング特性を有することが判る。これは、水を加えた状態でも連続相が油相であるためであると思われる。
(処方)
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルイソオクタネート 20 質量%
表1の界面活性剤 10 質量%
(アイライナーの処方)
マイクロクリスタリンワックス 20 質量%
鉄黒 10 質量%
セタノール 5 質量%
ステアリン酸 3 質量%
ステアリン酸亜鉛 3 質量%
モルフォリン 2 質量%
1,3−ブタンジオール 8 質量%
水 11 質量%
ポリメタクリル酸メチルエマルション 30 質量%
Figure 2006022000
オイルクレンジング化粧料1と同様に、界面活性剤の種類を変えてオイルクレンジング化粧料2、3を作成した。実施例1と同様に評価した。結果を表2に示す。これより、本発明のオイルクレンジング化粧料はオイルクレンジング化粧料1と同様に優れたクレンジング効果を有することが判る。
(オイルクレンジング化粧料2、3)
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルトリイソスオクタネート 20 質量%
表2に記載の非イオン界面活性剤 10 質量%
Figure 2006022000
実施例1のオイルクレンジング化粧料1と同様に、炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドの種類を変えて同様の検討を行った。このものは10質量%の水を加えても透明であり、前記の試験による色差も0.49で、同様に優れたクレンジング効果を有することが判った。
(オイルクレンジング化粧料4)
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルトリイソステアレート 20 質量%
POE(20)トリイソステアリン酸グリセリル 10 質量%
実施例1と同様に、分岐脂肪酸のトリグリセライドの量を変えて、同様の検討を行った。結果を表3に示す。これより、前記分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量としては、10〜85質量%が好ましく、より好ましくは12〜80質量%であることがより好ましいことが判る。
(オイルクレンジング化粧料5〜9)
流動パラフィン 表3参照
グリセリルトリイソオクタネート 表3参照
POE(20)トリイソステアリン酸グリセリル 15 質量%
Figure 2006022000
以下に示す処方に従って、本発明のオイルクレンジング化粧料10を実施例1と同様に製造した。このものの評価結果は、10質量%水添加でも透明なオイル状であり、アイライナー除去試験での色差は0.19であった。
(オイルクレンジング化粧料10)
流動パラフィン 70 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 20 質量%
POE(20)イソステアリン酸グリセリル 8 質量%
POE(8)イソステアリン酸エステル 2 質量%
<試験例>
無作為に集めた20名のパネラーを使用して、オイルクレンジング化粧料10のバスルームでの使用性を調べた。即ち、パネラーにオイルクレンジング化粧料10を渡し、バスルームでの使用を必須として10日間使用してもらった。その後にアンケートによりクレンジング料としての評価を非常によい、良い、可もなく不可もなく、やや悪い、悪いの5段階で評価してもらった。その結果、非常によいが4名、良いが11名、可もなく不可もなくが5名であり、高い支持率が得られた。
本発明は、バスルームで濡れた手でも使用できるオイルクレンジング化粧料に応用できる。

Claims (10)

  1. 1)炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドと、2)HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤とを含有する油性液状化粧料。
  2. 前記炭素数8〜30の分岐脂肪酸のトリグリセライドの含有量が10〜85質量%であることを特徴とする、請求項1に記載の油性液状化粧料。
  3. 前記炭素数8〜20の分岐脂肪酸のトリグリセライドが、2−エチルヘキサン酸トリグリセライドであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の油性液状化粧料。
  4. 前記HLB7〜14の分岐アルキル基を有する非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンイソステアレート及び/又はポリオキシエチレンイソステアリン酸グリセリルであることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の油性液状化粧料。
  5. 前記HLB7〜14の分岐アシル基を有する非イオン界面活性剤の含有量が5〜15質量%であることを特徴とする油性液状化粧料。
  6. 1気圧、25℃で液状のオイルの含有量が75〜95質量%であることを特徴とする、請求項1〜5何れか1項に記載の油性液状化粧料。
  7. オイルクレンジング料であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の油性液状化粧料。
  8. 濡れた手で使用することが可能であることを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載のオイルクレンジング化粧料。
  9. 風呂場での使用を前提とした製品であることを特徴とする、請求項8に記載のオイルクレンジング化粧料。
  10. 実質的に水を含有しないことを特徴とする、請求項1〜9何れか1項に記載の化粧料。
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