JP2006019487A - 増幅型固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 増幅型固体撮像素子において、製造工程でのばらつきが信号電荷の転送特性、及びオーバーフロー特性に大きく影響しないオーバーフロードレイン構造を開示する。
【解決手段】 本発明では、第1導電型の電荷蓄積領域よりも半導体基板の裏面側に、第2導電型の半導体領域の一部を介して電荷蓄積領域の少なくとも一部に対向する第1導電型の過剰電荷排出領域が形成されている。過剰電荷排出領域は電圧供給部から所定の電圧を受けるので、オーバーフロー成分は過剰電荷排出領域を介して排出される。この構造では、過剰電荷排出領域は、半導体基板の内部に位置するので、電荷蓄積領域や、信号電荷の転送時に反転層が形成される領域から離れている。従って、製造工程において各不純物拡散領域の形成位置がばらついても、信号電荷の転送特性やオーバーフロー特性にはあまり影響しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、増幅型固体撮像素子に関する。特に本発明は、増幅型固体撮像素子においてオーバーフロー耐性を向上する技術に関する。
従来より、入射光に応じて各画素で生成される信号を、画素内部で増幅してから出力する増幅型固体撮像素子が知られている。そして、増幅型固体撮像素子においてブルーミングを抑制する手段として、特許文献1の段落[0057]に記載の縦型オーバーフロードレイン構造が知られている。以下、この縦型オーバーフロードレイン構造を簡単に説明する。
各画素は、信号電荷(この例では正孔)を蓄積するフォトダイオードと、増幅部である接合型電界効果トランジスタ(以下、JFETと略記)と、定電圧線に接続されたリセットドレイン(特許文献1では制御領域と称している)とを有している。画素の各部は、P型半導体基板上のN型半導体層中に形成されている。JFETのゲートにはフォトダイオードから信号電荷が転送され、この信号電荷の量に応じた電圧がJFETのソースから出力される。JFETのゲートは、リセット時にはリセットドレインに電気的に接続されて、所定の電圧を受ける。
そして、フォトダイオードのP型電荷蓄積領域と、P型半導体基板と、これら2者の間であるN型半導体層の一部とでPNPの縦型オーバーフロードレイン構造となっている。このため、P型電荷蓄積領域の最大蓄積電荷量を超えて生成された信号電荷(以下、オーバーフロー成分という)は、P型半導体基板に吸収される。
上記の画素構造では、N型半導体層の一部がJFETのドレインとして機能するが、N型半導体層の不純物濃度及び厚さは、画素間で電圧を伝達するには十分ではない。即ち、N型半導体層は電気的抵抗が高いので、N型半導体層の電圧は、配線等で各画素毎に固定する必要がある。このような配線や、配線を接続するための高濃度の不純物拡散領域を各画素に形成すると、画素の開口率は下がる。
開口率の低下を避けるためには、高濃度N型半導体基板上にN型エピタキシャル層を形成し、N型エピタキシャル層中に画素の各部を形成すればよい。この場合、抵抗が低い高濃度N型半導体基板を介してN型エピタキシャル層全体に電圧を供給できるので、JFETのドレインを基板電位に固定できる。その場合にブルーミングを抑制する手段としては、特許文献1の段落[0074]に記載の横型オーバーフロードレイン構造が知られている。
図12は、特許文献1の図10、段落[0074]に記載の単位画素の平面模式図である。図に示すように、単位画素10は、フォトダイオード12と、JFET14と、P型のリセットドレイン16と、低濃度P型のオーバーフロー制御領域18とを有している。また、リセットゲート配線22と、転送ゲート配線24と、リセットドレイン配線26と、垂直信号線28とが複数の画素に跨って形成されている。
図13は、図12のY1−Y2間の断面模式図である。図に示すように、画素の各部を構成する不純物拡散領域は、高濃度N型半導体基板30上のN型エピタキシャル層32中に形成されている。また、フォトダイオード12は、表面N型領域34と、P型電荷蓄積領域36とを有する。転送ゲート配線24下の領域のうち、リセットドレイン16とフォトダイオード12との間には高濃度N型領域38が形成されている。この高濃度N型領域38下には、オーバーフロー制御領域18が形成されている。
そして、フォトダイオード12、オーバーフロー制御領域18、リセットドレイン16によって、横型オーバーフロードレイン構造となっている。従って、オーバーフロー成分は、オーバーフロー制御領域18を介してリセットドレイン16に排出される。このように特許文献1の横型オーバーフロードレイン構造は、ブルーミングを抑制できる上に、構造的に開口率の低下を招かないので、極めて優れている。
このような構造の製造方法としては、例えば以下の2つが知られている。まず先に、過剰に生成された信号電荷の排出特性(以下、オーバーフロー特性という)を重視した製造方法を説明する。この場合、高濃度N型半導体基板30上にN型エピタキシャル層32を形成後、N型エピタキシャル層32中にP型領域を形成する。このP型領域は、P型電荷蓄積領域36と、リセットドレイン16と、オーバーフロー制御領域18とを構成する。また、イオン注入によりJFET14のゲートを形成する。
次に、オーバーフロー制御領域18となる領域の上部に、イオン注入により高濃度N型領域38を形成する。この注入では、オーバーフロー制御領域18内にも導電型が反転しない程度にドナー型不純物を注入し、オーバーフロー制御領域18の正孔濃度をリセットドレイン16やP型電荷蓄積領域36よりも低くする。これにより、P型電荷蓄積領域36は、オーバーフロー制御領域18よりも電位が低くなり、正孔を蓄積可能となる。次に、転送ゲート配線24を形成後、転送ゲート配線24をマスクとしたイオン注入により表面N型領域34を形成する。その後、他の各部を形成すればよい。
この場合、オーバーフロー制御領域18及びP型電荷蓄積領域36は一括して形成されるので、両者間の位置ずれはなく、オーバーフロー特性は極めて良好になる。しかし、転送ゲート配線24は、JFET14のゲート及びP型電荷蓄積領域36より後から形成されるので、JFET14のゲート及びP型電荷蓄積領域36に対する位置ずれが若干懸念される。即ち、JFET14のゲート及びP型電荷蓄積領域36をソースまたはドレインとし、転送ゲート配線24をゲートとしたMOSトランジスタにより信号電荷が転送されるが、後から形成される転送ゲート配線24の形成位置は、ソース側またはドレイン側に若干ずれるおそれがある。
次に、信号電荷の転送特性を重視した製造方法、具体的にはP型電荷蓄積領域36及びJFET14のゲートをセルフアラインで形成する製造方法を説明する。まず、高濃度N型半導体基板30上にN型エピタキシャル層32を形成後、イオン注入によりオーバーフロー制御領域18を形成する。このとき、リセットドレイン16を同時に形成してもよい。次に、高濃度N型領域38を形成する。次に、転送ゲート配線24を形成後、これをマスクとしてP型電荷蓄積領域36及びJFET14のゲートを形成する。次に、転送ゲート配線24をマスクとして表面N型領域34を形成後、他の各部を形成する。
この場合、オーバーフロー制御領域18とP型電荷蓄積領域36とは、別々のイオン注入で形成される。従って、後から形成されるP型電荷蓄積領域36の注入領域は、先に形成したオーバーフロー制御領域18と若干離れるおそれがある。或いは、両者の注入領域が重なって、重なった部分の不純物濃度が周囲よりも高くなり、オーバーフロー特性がばらつくおそれがある。
特開2000−77642号公報
特許文献1の横型オーバーフロードレイン構造は、上記のどちらの方法で形成しても使用上は十分に機能していたが、信号電荷の転送特性、及びオーバーフロー特性の両者が全くばらつかないように製造することが困難であった。
近年の固体撮像素子は、高性能、且つ、製造ばらつきが極めて少ないことが要望されている。従って、増幅型固体撮像素子にオーバーフロードレイン構造を形成するに際しては、信号電荷の転送特性、及びオーバーフロー特性が製造工程によってばらつかないことが要望されている。また、開口率を下げることなく形成できることが望ましい。
本発明の目的は、増幅型固体撮像素子において、製造工程でのばらつきが信号電荷の転送特性、及びオーバーフロー特性に大きく影響しないオーバーフロードレイン構造を提供することである。
本発明の別の目的は、上記の目的に従ったオーバーフロードレイン構造において、開口率を下げることなく形成できるものを提供することである。
請求項1の発明は、第1導電型の電荷蓄積領域と、増幅部と、第2導電型の半導体領域とを有する画素が半導体基板に複数形成された増幅型固体撮像素子である。電荷蓄積領域は、入射光に応じた量の電荷を蓄積する。増幅部は、電荷蓄積領域に蓄積された電荷が転送される電荷検出領域を含むと共に、電荷検出領域内の電荷量に応じた画素信号を出力する。半導体領域は、電荷蓄積領域の外周の内、少なくとも半導体基板の裏面側に隣接して形成されている。
本請求項の発明は、以下の点を特徴とする。第1に、半導体領域内には、電荷蓄積領域よりも半導体基板の裏面側に、半導体領域の一部を介して電荷蓄積領域の少なくとも一部に対向する第1導電型の過剰電荷排出領域が形成されている。第2に、半導体基板において複数の画素が形成されている領域には、過剰電荷排出領域に対向しない領域が存在する。第3に、過剰電荷排出領域に所定の電圧を供給する電圧供給部を有する。
請求項2の発明は、請求項1の増幅型固体撮像素子において、以下の点を特徴とする。第1に、定電圧領域を有すると共に、ゲート電圧に応じて定電圧領域を電荷検出領域に電気的に接続するリセットトランジスタが各々の画素内に形成されている。第2に、定電圧領域は、電圧供給部として過剰電荷排出領域に接続されている。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の増幅型固体撮像素子において、以下の点を特徴とする。第1に、半導体領域内には、電荷蓄積領域と過剰電荷排出領域との間の領域の一部に第2導電型の電荷収集促進領域が形成されている。第2に、電荷蓄積領域と電荷収集促進領域との間には、半導体領域の一部が介在する。第3に、電荷収集促進領域における正味の平均不純物濃度は、半導体領域における正味の平均不純物濃度よりも高い。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかの増幅型固体撮像素子において、半導体基板の面方向における電荷蓄積領域の外縁に対向するように、且つ、電荷蓄積領域の一部には対向しないように、過剰電荷排出領域が開口していることを特徴とする。
本発明では、第1導電型の電荷蓄積領域よりも半導体基板の裏面側に、第1導電型の過剰電荷排出領域が形成されている。過剰電荷排出領域は、第2導電型の半導体領域の一部を介して電荷蓄積領域の少なくとも一部に対向しており、電圧供給部から所定の電圧を受ける。従って、電荷蓄積領域に蓄積しきれないオーバーフロー成分を、過剰電荷排出領域を介して排出できる。
このようなオーバフロードレイン構造では、オーバフロー成分を排出する領域が電荷蓄積領域から離れているので、製造工程において各不純物拡散領域の形成位置が多少ばらついても、オーバーフロー特性にはあまり影響しない。また、一般には半導体基板の表面側に反転層を形成することで電荷蓄積領域から信号電荷が転送されるが、過剰電荷排出領域は、半導体基板の内部に位置するので、反転層が形成される領域から離れている。従って、各不純物拡散領域の形成位置がばらついても、信号電荷の転送特性にはあまり影響しない。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態における増幅型固体撮像素子の等価回路図である。本実施形態は、請求項1〜請求項3に対応する。
図に示すように、増幅型固体撮像素子50は、m行n列からなる多数の画素Px1−1〜Pxm−n(以下、画素と略記)と、各画素を行毎に駆動する垂直走査回路54と、各画素に列毎に接続されている垂直信号線VL1〜VLnと、水平信号線58と、水平走査回路60とを有している。なお、図中の符号において先頭がφで始まっているものは駆動電圧を示す。また、一部の要素の符号の最後には、配置されている行または列を示すために1、m、n等を付したが、行や列の区別が不要な場合、以下の説明では適宜省略する。
画素Px1−nに符号を示すように、各画素は、フォトダイオードPDと、転送ゲート64と、リセットゲート66と、リセットドレイン70と、JFET72とを有している。
リセットドレイン70は、各行毎にリセットドレイン配線RDLを介して、共通の電源(電圧VG)に接続されている。
リセットゲート66は、各行毎にリセットゲート配線RGL1〜RGLmを介して、垂直走査回路54に接続されている。リセットゲート66は、垂直走査回路54からパルス電圧φRG1〜φRGmをそれぞれ受けて行毎に駆動され、JFET72のゲート電圧を制御する。即ち、リセットゲート66は、JFET72のゲートを電圧VGにリセットすることでJFET72を非動作状態にし、JFET72のゲートをフローティング状態にすることでJFET72を動作状態にする。
転送ゲート64は、各行毎に転送ゲート配線TGL1〜TGLmを介して、垂直走査回路54に接続されている。転送ゲート64は、垂直走査回路54からパルス電圧φTG1〜φTGmをそれぞれ受けて行毎に駆動され、フォトダイオードPDの蓄積電荷をJFET72のゲートに転送する。
JFET72のソースは各列毎に垂直信号線VL1〜VLnにそれぞれ接続されており、JFET72のドレインは共通のドレイン電源(電圧VD)に接続されている。JFET72は、動作時には、フォトダイオードPDからゲートに転送された電荷量に応じた電圧(請求項記載の画素信号に対応)を、ソースフォロワ動作によりソースから出力する。
垂直信号線VL1〜VLnには、定電流源CS1〜CSnと、垂直リセットトランジスタTRV1〜TRVnと、垂直負荷容量Cv1〜Cvnと、列バッファアンプAP1〜APnと、CDSコンデンサCc1〜Ccnと、CDSトランジスタTc1〜Tcnと、列選択トランジスタTh1〜Thnとがそれぞれ接続されている。
垂直リセットトランジスタTRVは、駆動パルス電圧φRVをゲートに受けて、垂直信号線VLを一定電圧VRVにリセットする。
垂直負荷容量Cv1〜Cvnは、JFET72の動作帯域を制限する。
列選択トランジスタTh1〜Thnは、水平走査回路60から駆動パルス電圧φH1〜φHnをゲートにそれぞれ受けて、垂直信号線VL1〜VLnを水平信号線58にそれぞれ接続する。
CDSトランジスタTcは、ゲートに駆動パルス電圧φCを受ける。このCDSトランジスタTcとCDSコンデンサCcは、信号電荷の転送前後におけるJFET72の出力電圧に相関二重サンプリング処理を施す。
水平信号線58には、水平リセットトランジスタTRHと、出力バッファアンプ74とが接続されている。水平リセットトランジスタTRHは、駆動パルス電圧φRHをゲートに受けて、水平信号線58を一定電圧(この例では接地線GND)にリセットする。
増幅型固体撮像素子50における画素信号の読み出し動作は、特許文献1の図1のものと同様であるので、詳細な説明を省略する。
図2、図3、図4は、どれも増幅型固体撮像素子50の単位画素の平面模式図である。多層構造で煩雑となるので、図2では配線系統を主に示し、図3では本実施形態の特徴である埋め込みドレインの形成領域を示し、図4では本実施形態のもう1つの特徴であるオーバーフローバリアの形成領域を示した。図5は図2〜図4におけるX1−X2間の断面模式図であり、図6は図2〜図4におけるY3−Y4間の断面模式図であり、図7は図2〜図4におけるY5−Y6間の断面模式図である。以下、図2〜図7を用いて、画素の構造を説明する。
図2に示すように、画素は、フォトダイオードPD、JFET72、リセットドレイン70を有し、リセットゲート配線RGL、転送ゲート配線TGL、垂直信号線VLが複数の画素に跨って形成されている。図には示していないが、フォトダイオードPDの部分においてのみ開口するように、全画素に繋がってリセットドレイン配線RDLが形成されている。リセットドレイン配線RDLは遮光膜としても機能する。
図5、6、7に示すように、高濃度N型のシリコン基板80の表(おもて)面側にはN型エピタキシャル層84が形成されており、画素の各部の不純物拡散領域はN型エピタキシャル層84中に形成されている。N型エピタキシャル層84上には絶縁層(二酸化ケイ素)88が形成されており、絶縁層88中には、リセットドレイン配線RDLや垂直信号線VL等の配線や、リセットゲート66や転送ゲート64が形成されている。
図5に示すように、JFET72は、ゲートをP型、ソース・ドレインをN型として形成されており、リセットドレイン70は、P型として形成されている。JFET72のドレインは、N型エピタキシャル層84、高濃度N型のシリコン基板80を介してドレイン電源に接続される。そして、JFET72のゲート、及びリセットドレイン70をソースまたはドレインとし、リセットゲート66をゲートとするPチャネル型MOSFETが形成されている(請求項記載のリセットトランジスタに対応)。従って、リセットゲート66の電圧(リセットゲート配線RGLの電圧)に応じて反転層が形成され、JFET72のゲート内の電荷量はリセットされる。リセットドレイン70は、中継配線92を介してリセットドレイン配線RDLに接続されている。
また、JFET72のゲート、及びリセットドレイン70に隣接して、高濃度N型の不純物拡散領域であるチャネルストップ93が形成されている。このチャネルストップ93は、素子間分離領域として機能する。さらに、リセットドレイン70の下方には、P型の埋め込みドレイン94、及び埋め込みドレイン94をリセットドレイン70に電気的に接続するP型中継領域96が形成されている。なお、本明細書での『下方』或いは『下』は、シリコン基板80の厚さ方向に表面から裏面の方向の意味で用い、上はその反対方向の意味で用いる。
図6に示すように、フォトダイオードPDは、表面N型領域98及びP型電荷蓄積領域100からなる埋め込み型フォトダイオードとして形成されており、正孔を信号電荷としてP型電荷蓄積領域100に蓄積する。また、JFET72のゲート、及びP型電荷蓄積領域100をソースまたはドレインとし、転送ゲート64をゲートとするPチャネル型MOSFETが形成されている。従って、転送ゲート64の電圧に応じて反転層が形成されて、P型電荷蓄積領域100からJFET72のゲートに信号電荷が転送される。
図6、7に示すように、埋め込みドレイン94上には、N型のオーバーフローバリア104が形成されている。このオーバーフローバリア104とP型電荷蓄積領域100との間には、N型エピタキシャル層84の一部が介在する。オーバーフローバリア104は、N型エピタキシャル層84よりも正味の平均不純物濃度が高い。
また、埋め込みドレイン94及びオーバーフローバリア104の形成領域は、どちらも、P型電荷蓄積領域100全体及び転送ゲート66全体に対向する。なお、本明細書での『対向する』は、半導体基板(この例ではシリコン基板80)の厚さ方向に2者が向き合っているという意味で用いる。埋め込みドレイン94及びオーバーフローバリア104は、マスク工程でのずれを考慮してもP型電荷蓄積領域100全体に確実に対向させるため、リセットゲート配線RGLの一部にも対向するように形成されている。
図3に示すように、埋め込みドレイン94は、複数の画素に亘って水平方向(転送ゲート配線TGLの延在方向)に連続して形成されている。また、埋め込みドレイン94は、リセットドレイン70の中央部には対向するものの、リセットドレイン70の外周部やJFET72の領域において開口している。なお、本明細書での『開口している』は、シリコン基板80の厚さ方向に見た場合に、形成されていない領域が存在するという意味である。
図4に示すように、オーバーフローバリア104も、複数の画素に亘って水平方向に連続して形成されている。また、オーバーフローバリア104は、リセットドレイン70下の領域を除いて、埋め込みドレイン94上に形成されている。
上述した画素構造は、次のようにすれば形成可能である。まず、シリコン基板80上にN型エピタキシャル層84を形成後、アクセプタ型不純物をイオン注入して、埋め込みドレイン94を形成する。次に、アクセプタ型不純物をイオン注入してP型中継領域96を形成後、ドナー型不純物をイオン注入してオーバーフローバリア104を形成する。なお、P型中継領域96とオーバーフローバリア104の形成順序は逆でもよい。この後は、従来工程と同様でよい。
以下、本実施形態の効果を説明する。埋め込みドレイン94は、P型中継領域96及びリセットドレイン70を介して一定電圧(VG)に固定される。このため、強い入射光によりP型電荷蓄積領域100の最大蓄積電荷量を超えて正孔が生成されても、オーバーフロー成分は、埋め込みドレイン94によって吸収される。従って、オーバーフロー成分は隣接画素に混入せず、ブルーミングを確実に抑制できる。
このような本実施形態のオーバーフロードレイン構造は、シリコン基板80の厚さ方向にオーバーフロー成分を排出させる縦型構造である。従って、オーバーフロー成分を排出する領域がフォトダイオードPDから離れているので、製造工程において各不純物拡散領域の形成位置が多少ばらついても、オーバーフロー特性にはあまり影響しない。また、基板の内部に形成される埋め込みドレイン94は、転送ゲート64下における反転層が形成される領域から離れている。従って、各不純物拡散領域の形成位置がばらついても、信号電荷の転送特性には殆ど影響しない。
なお、埋め込みドレイン94及びオーバーフローバリア104を転送ゲート66全体にも対向させた理由は、これらが信号電荷の転送特性に影響しないことを確実にするためである。ここでの影響は、例えば、シリコン基板80の深部で生成された正孔が、埋め込みドレイン94及びオーバーフローバリア104を避けて転送ゲート66下の領域の近傍に到達することである。
ある画素の深い位置(埋め込みドレイン94よりも下方)で発生した正孔は、埋め込みドレイン94によって吸収されるため、隣接画素のP型電荷蓄積領域100には殆ど到達しない。従って、クロストークも大きく抑制できる。
埋め込みドレイン94は開口しているので、この開口している部分を介して、N型エピタキシャル層84はシリコン基板80に電気的に接続されている。このため、N型エピタキシャル層84をシリコン基板80の電位に容易に固定できる。従って、JFET72をはじめとする画素の各部を確実に動作させることができる。また、N型エピタキシャル層84に所定電圧を供給するための配線を画素毎に設ける必要はないので、開口率の低下を招かない。
さらに、埋め込みドレイン94上には、周囲よりも正味の平均不純物濃度が高いN型のオーバーフローバリア104が形成されている。ドナー型不純物がイオン化した領域であるN型領域を電気的に正とすれば、周囲よりもドナー型不純物濃度が高いオーバーフローバリア104は、周囲よりも正の度合いが強い。このため、オーバーフローバリア104は、信号電荷である正孔に対するクーロン斥力が周囲よりも強い。
従って、オーバーフローバリア104より上で発生した正孔は、下方には行かず、P型電荷蓄積領域100の電位井戸に導かれる。この結果、入射光によって生成された正孔を極めて高い効率でP型電荷蓄積領域100内に収集できるので、画素の感度を高くできる。なお、オーバーフローバリア104は、このような効果を考慮すれば、本実施形態のようにリセットドレイン70下を除いて埋め込みドレイン94の上部のみに形成することが望ましい。
オーバーフロー成分を埋め込みドレイン94から排出するためには埋め込みドレイン94を所定電圧に固定する必要があるが、本実施形態では埋め込みドレイン94はP型中継領域96を介してリセットドレイン70に接続されている。このため、リセットドレイン70は、埋め込みドレイン94に一定電圧を供給する機能と、リセットゲート66の電圧に応じてJFET72のゲートの電荷量をリセットする機能とを兼用する。従って、リセットドレイン70に一定電圧を供給する配線を別に設ける必要はなく、埋め込みドレイン94を形成しても画素の微細化に際して問題とならない。
このように本実施形態の増幅型固体撮像素子50は、開口率が比較的大きく、クロストークも抑制されており、感度が高いので、微細化、多画素化による高機能化、及び小面積化によるコストダウンが可能である。
以下、埋め込みドレイン94及びオーバーフローバリア104を中心に、各部の不純物濃度、厚さ、形成深さについて補足説明する。以下に挙げる数値等は後述する第2の実施形態にも共通である。シリコン基板80の正味の平均不純物濃度は、例えば約1018/cm3であり、N型エピタキシャル層84の正味の平均不純物濃度は、例えば約1014〜1016/cm3であり、チャネルストップ93の正味の平均不純物度は、例えば約1017〜1019/cm3である。
上記した『正味の平均不純物濃度』は、多数キャリアを供給する不純物の平均濃度から、少数キャリアを供給する不純物の平均濃度を差し引いた値の意味であり、300Kにおける多数キャリア濃度にほぼ等しい。なお、固体撮像素子等の半導体装置では、各不純物拡散領域における多数キャリアを供給する不純物の平均濃度は、少数キャリアを供給する不純物の平均濃度を無視できる程度に高いことも多い。その場合、正味の平均不純物濃度は、多数キャリアを供給する不純物の平均濃度に実質的に等しい。
埋め込みドレイン94の正味の平均不純物濃度は、例えば約1016〜1020/cm3である。埋め込みドレイン94は、P型であればよいが、その正味の平均不純物濃度は、N型エピタキシャル層84より高いことが望ましい。これは、製造上のばらつきによって、P型に反転しないおそれがある濃度はあまり望ましくないからである。即ち、例えばN型エピタキシャル層84にアクセプタ型不純物をイオン注入することで埋め込みドレイン94を形成する場合、イオン注入するアクセプタ型不純物濃度は、N型エピタキシャル層84のドナー型不純物濃度よりも十分高いことが望ましい。
P型中継領域96は、P型であればよいが、埋め込みドレイン94と同様の製造上の理由から、正味の平均不純物濃度がN型エピタキシャル層84よりも十分高いことが望ましい。本実施形態では、P型中継領域96は、埋め込みドレイン94よりも正味の平均不純物濃度が高い。
オーバーフローバリア104の電位が高すぎる(正味の平均不純物濃度が高すぎる)と、オーバーフロー成分がオーバーフローバリア104を通過して埋め込みドレイン94に流入する確率は、低くなる。その場合のオーバーフロー成分の行き先として、以下の2つが主に考えられる。
第1に、オーバーフロー成分は、チャネルストップ93を乗り越えて隣接画素に混入するおそれがある。これを防止するためには、チャネルストップ93の電位をオーバーフローバリア104の電位より高くすることが望ましい。
第2に、電荷蓄積時において、オーバーフロー成分は、N型エピタキシャル層84における転送ゲート64下の領域を経由してJFET72のゲートに混入するおそれがある。これを防止するためには、転送ゲート64にオフ電圧(例えば約1V)が印加されているときにおいて、転送ゲート64下のN型エピタキシャル層84の電位がオーバーフローバリア104の電位よりも高いことが望ましい。
以上を考慮すれば、オーバーフローバリア104の正味の平均不純物濃度は、例えば約1×1015〜1×1017/cm3であればよい。
N型エピタキシャル層84の厚さは、例えば約8μmであり、P型電荷蓄積領域100における最も下側の部分(下面)の深さは、例えば約0.5μmである。なお、本明細書での深さは、N型エピタキシャル層84と絶縁層88との界面を基準とする。そして、オーバーフローバリア104は、最も上側の部分(上面)が約1.5μm以上の深さであることが望ましい。理由は、以下の通りである。
1.5μmは、一般にシリコン基板において波長600nmの光の強度が約50%になる深さであり、本実施形態の増幅型固体撮像素子50は可視光を対象としている。また、オーバーフローバリア104より下方で発生したキャリアはP型電荷蓄積領域100には到達しない。従って、P型電荷蓄積領域100に蓄積されるキャリアの発生領域を確保する意味では、オーバーフローバリア104の上面の深さは約1.5μm以上であることが望ましい。なお、可視光よりも深くで電子−正孔対を生成する赤外光が対象である場合、オーバーフローバリア104の形成位置は、上記約1.5μmよりも深い方がよい。
オーバーフローバリア104の厚さの下限値は、N型エピタキシャル層84との間に電位の勾配が生じる程度であればよい。埋め込みドレイン94の最も上側の部分(上面)の深さは、オーバーフローバリア104の厚さの下限値と、上記約1.5μmとを合わせた値以上が望ましいことになる(可視光を対象とする場合)。
なお、オーバーフローバリア104を形成しないでも、埋め込みドレイン94があるので本実施形態とほぼ同様の効果が得られるが、画素の感度は本実施形態より劣る。オーバーフローバリア104を形成せず、且つ、可視光を対象とする場合、埋め込みドレイン94の上面の深さは、同様の理由(P型電荷蓄積領域100に蓄積されるキャリアの発生領域を確保)で、約1.5μm以上が望ましい。
埋め込みドレイン94の深さの上限値は、以下の2つの条件を満たすことが望ましい。第1に、製造工程で考えれば、埋め込みドレイン94の上面の深さの値は5μm以下が望ましい。これは、あまり深すぎると、高エネルギーのイオン注入を用いても、埋め込みドレイン94とリセットドレイン70とを接続する中継配線92の形成が困難になるからである。
第2に、オーバーフローバリア104を形成しない場合、埋め込みドレイン94が深すぎると、画素間でオーバーフロー成分が混じるおそれがある。従って、埋め込みドレイン94の上面の深さの値は、画素サイズ(半導体基板の厚さ方向に見た場合の画素の一辺の長さ)と同等か、それ以下であることが望ましい。
埋め込みドレイン94の厚さは、例えば1〜2μmであるが、その下限値は、正孔に対する吸収源として機能する厚さであればよい。
<第2の実施形態>
次に、全請求項に対応する第2の実施形態の増幅型固体撮像素子を説明する。第2の実施形態は、埋め込みドレイン及びオーバーフローバリアの形成領域を除いて、第1の実施形態と同じであるので、違いのみを説明する。図8、図9は、第2の実施形態における4画素の平面模式図であり、図8では埋め込みドレインの形成領域を斜線で示し、図9ではオーバーフローバリアの形成領域を斜線で示した。図10は、図8、9のX3−X4間の断面模式図である。
図8、10に示すように、本実施形態での埋め込みドレイン124は、各画素毎に分離しており、P型電荷蓄積領域100の中央部において開口している。即ち、P型電荷蓄積領域100は、外周部のみが埋め込みドレイン124に対向し、外周部以外が埋め込みドレイン124に対向しない。
図9に示すように、オーバーフローバリア128は、リセットドレイン70下には形成されていないことを除いて、平面的には埋め込みドレイン124と同じ輪郭で形成されている。なお、リセットドレイン70下には、埋め込みドレイン124をリセットドレイン70に接続するP型中継領域96が第1の実施形態と同様に形成されている(図示せず)。
図10に示すように、オーバーフローバリア128は、埋め込みドレイン124上に形成されている。オーバーフローバリア128とP型電荷蓄積領域100との間にはN型エピタキシャル層84の一部が介在する。
このように第2の実施形態においても、オーバーフロー成分は埋め込みドレイン124に吸収され、オーバーフローバリア128により正孔がP型電荷蓄積領域100に効率的に収集されるので、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態の埋め込みドレイン124は、P型電荷蓄積領域100の中央部において開口しており、画素間にも形成されていない。このため、シリコン基板80の裏面側からN型エピタキシャル層84への電流の流路は広くなり、N型エピタキシャル層84の抵抗はさらに下がり、N型エピタキシャル層84に電圧を供給し易くなる。従って、第2の実施形態によれば画素のさらなる微細化が可能である。
波長が長い光ほど、シリコン基板80の表面から深い位置で電子−正孔対を生成する。第2の実施形態では、埋め込みドレイン124はP型電荷蓄積領域100の中央で開口しているので、この開口している部分を介して、基板深部の電荷をP型電荷蓄積領域100に到達させることが可能である。即ち、波長が長い光を対象とした増幅型固体撮像素子の場合、感度を高くする意味では、第1の実施形態よりも第2の実施形態の方が望ましい。反対に、長い波長を対象としない場合、第1の実施形態のように埋め込みドレイン94がP型電荷蓄積領域100全体に対向している方が望ましい。これは、埋め込みドレインによってクロストークを防止できるからである。
このように入射光の波長を考慮した場合、ベイヤー配列型の増幅型固体撮像素子では、埋め込みドレインの形成領域は図11のようにすることが望ましい。図11は、図8と同様の4画素の平面模式図であり、埋め込みドレインの形成領域を斜線で示す。なお、この例でもオーバーフローバリアは、第2の実施形態と同様にリセットドレイン70下を除いて埋め込みドレイン上のみに形成する(図示せず)。この例では、画素は、赤色光を選択的に受光する赤画素Rと、緑色光を選択的に受光する緑画素Gと、青色光を選択的に受光する青画素Bとの3つに分類される。
そして、赤画素における埋め込みドレインは、第2の実施形態と同様の形状であり、P型電荷蓄積領域100の中央部に対して開口している。これは、波長が長い赤色光は基板深部で電荷を発生させるので、基板深部の電荷をP型電荷蓄積領域100に到達させ、感度を高くするためである。赤色光に対して緑色光、青色光は波長が短く、基板深部ではあまり電荷を生成しない。従って、クロストークを抑制するため、緑画素G、青画素Bにおける埋め込みドレインは、P型電荷蓄積領域100全体、及びリセットドレイン70に対向させる。また、N型エピタキシャル層84に電位を供給し易くするため、埋め込みドレインは、画素間には形成しない。
<本発明の補足事項>
[1]第1及び第2の実施形態では、埋め込みドレイン94、124上に隣接してオーバーフローバリア104、128が形成されている例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。オーバーフローバリア104、128と、埋め込みドレイン94、124との間にN型エピタキシャル層84の一部が介在してもよい。
[2]第1及び第2の実施形態では、P型中継領域96を介して埋め込みドレイン94、124をリセットドレイン70に接続する例を述べた。本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。P型中継領域96を形成せず、例えば別の配線を絶縁層88中に形成することで埋め込みドレインを外部の定電圧線に接続する形態でも、第1及び第2の実施形態よりは劣るが実施可能である。この場合、定電圧線に接続される配線と、埋め込みドレインとを電気的に接続するP型の不純物拡散領域をシリコン基板80中に形成すればよい。
[3]第1及び第2の実施形態では、埋め込みドレイン94、124が各々の画素において開口している例を述べた。N型エピタキシャル層84に電位を供給し易くするためにはその方が望ましいが、埋め込みドレイン94、124の開口部分は、複数画素に1つであってもよい。
[4]第1及び第2の実施形態では、埋め込みドレイン94、124等がP型であり、オーバーフローバリア104、128等がN型である例を述べたが、各部の導電型を逆に形成してもよい。
[5]最後に、請求項と本実施形態との対応関係を説明する。なお、以下に示す対応関係は、参考のために示した一解釈であり、本発明を限定するものではない。
請求項記載の半導体領域は、N型エピタキシャル層84に対応する。
請求項記載の電荷蓄積領域は、P型電荷蓄積領域100に対応する。
請求項記載の電荷検出領域は、JFET72のゲートに対応する。
請求項記載の増幅部は、JFET72に対応する。
請求項記載の過剰電荷排出領域は、埋め込みドレイン94、124に対応する。
請求項記載の電荷収集促進領域は、オーバーフローバリア104、128に対応する。
請求項記載の定電圧領域、電圧供給部は、リセットドレイン70に対応する。
請求項記載のゲート電圧は、リセットゲート66の電圧に対応する。
N型半導体の導電型、及びP型半導体の導電型のうち、一方が請求項記載の第1導電型に対応し、他方が請求項記載の第2導電型に対応する。本明細書では第1導電型がP型である例を説明したが、補足事項[4]で述べたように、その反対であってもよい。
以上詳述したように本発明は、増幅型固体撮像素子の分野において大いに利用可能である。
本発明の第1の実施形態における増幅型固体撮像素子の回路図である。 第1の実施形態の増幅型固体撮像素子の単位画素の平面模式図であり、配線系統を主に示す。 第1の実施形態の増幅型固体撮像素子の単位画素の平面模式図であり、埋め込みドレインの形成領域を示す。 第1の実施形態の増幅型固体撮像素子の単位画素の平面模式図であり、オーバーフローバリアの形成領域を示す。 図2〜図4におけるX1−X2間の断面模式図である。 図2〜図4におけるY3−Y4間の断面模式図である。 図2〜図4におけるY5−Y6間の断面模式図である。 第2の実施形態における増幅型固体撮像素子の4画素の平面模式図であり、埋め込みドレインの形成領域を斜線で示す。 第2の実施形態における増幅型固体撮像素子の4画素の平面模式図であり、オーバーフローバリアの形成領域を斜線で示す。 図8、9のX3−X4間の断面模式図である。 第2の実施形態の変形例における4画素の平面模式図であり、埋め込みドレインの形成領域を斜線で示す。 特許文献1の図10に記載の単位画素の平面模式図である。 図12のY1−Y2間の断面模式図である。
符号の説明
10 単位画素
12 フォトダイオード
14 JFET
16 リセットドレイン
18 オーバーフロー制御領域
22 リセットゲート配線
24 転送ゲート配線
26 リセットドレイン配線
28 垂直信号線
30 高濃度N型半導体基板
32 N型エピタキシャル層
34 表面N型領域
36 P型電荷蓄積領域
38 高濃度N型領域
50 増幅型固体撮像素子
54 垂直走査回路
58 水平信号線
60 水平走査回路
64 転送ゲート
66 リセットゲート
70 リセットドレイン
72 JFET
74 出力バッファアンプ
80 シリコン基板
84 N型エピタキシャル層
88 絶縁層
92 中継配線
93 チャネルストップ
94、124 埋め込みドレイン
96 P型中継領域
98 表面N型領域
100 P型電荷蓄積領域
104、128 オーバーフローバリア
AP1〜APn 列バッファアンプ
Cc1〜Ccn CDSコンデンサ
CS1〜CSn 定電流源
Cv1〜Cvn 垂直負荷容量
PD フォトダイオード
Px1−1〜Pxm−n 画素
RDL リセットドレイン配線
RGL1〜RGLm リセットゲート配線
Tc1〜Tcn CDSトランジスタ
TGL1〜TGLm 転送ゲート配線
Th1〜Thn 列選択トランジスタ
TRH 水平リセットトランジスタ
TRV1〜TRVn 垂直リセットトランジスタ
VL1〜VLn 垂直信号線

Claims (4)

  1. 入射光に応じた量の電荷を蓄積する第1導電型の電荷蓄積領域と、
    前記電荷蓄積領域に蓄積された電荷が転送される電荷検出領域を含むと共に、前記電荷検出領域内の電荷量に応じた画素信号を出力する増幅部と、
    前記電荷蓄積領域の外周の内、少なくとも半導体基板の裏面側に隣接して形成されている第2導電型の半導体領域と
    を有する画素が前記半導体基板に複数形成された増幅型固体撮像素子であって、
    前記半導体領域内には、前記電荷蓄積領域よりも前記半導体基板の裏面側に、前記半導体領域の一部を介して前記電荷蓄積領域の少なくとも一部に対向する第1導電型の過剰電荷排出領域が形成されており、
    前記半導体基板において複数の前記画素が形成されている領域には、前記過剰電荷排出領域に対向しない領域が存在し、
    前記過剰電荷排出領域に所定の電圧を供給する電圧供給部を有する
    ことを特徴とする増幅型固体撮像素子。
  2. 請求項1記載の増幅型固体撮像素子において、
    定電圧領域を有すると共に、ゲート電圧に応じて前記定電圧領域を前記電荷検出領域に電気的に接続するリセットトランジスタが各々の前記画素内に形成されており、
    前記定電圧領域は、前記電圧供給部として前記過剰電荷排出領域に接続されている
    ことを特徴とする増幅型固体撮像素子。
  3. 請求項1または請求項2記載の増幅型固体撮像素子において、
    前記半導体領域内には、前記電荷蓄積領域と前記過剰電荷排出領域との間の領域の一部に第2導電型の電荷収集促進領域が形成されており、
    前記電荷蓄積領域と前記電荷収集促進領域との間には、前記半導体領域の一部が介在し、
    前記電荷収集促進領域における正味の平均不純物濃度は、前記半導体領域における正味の平均不純物濃度よりも高い
    ことを特徴とする増幅型固体撮像素子。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の増幅型固体撮像素子において、
    前記過剰電荷排出領域は、前記半導体基板の面方向における前記電荷蓄積領域の外縁に対向するように、且つ、前記電荷蓄積領域の一部には対向しないように、開口している
    ことを特徴とする増幅型固体撮像素子。
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