JP2006018665A - 電源安定化制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 システム及び回路の動作状態に応じて、最適な容量値を持ったデカップリング容量設定をリアルタイムで行うことが可能な電源安定化制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 電源供給ノード111〜114を有する電源装置に対し、マスタ側からのアクセス要求タイミング151〜153に合わせて、スレーブ側となる回路ブロック101〜103の電源供給ノード111〜114に接続されるデカップリング容量値を変更することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は電源装置に関し、特に複数の回路ブロックへ電力を供給する複数の電源供給ノードと、前記電源供給ノードに接続される可変容量を備えた電源安定化制御装置に関する。
従来の電源安定化制御装置としては、電源部のデカップリング容量に可変コンデンサを内蔵させ、外部端子により前記可変コンデンサ容量の変更を行うことにより、ノイズ低減のためのコンデンサ容量調整を可能とするものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−31021号公報(第1図、第2図)
しかしながら、上記従来の電源安定化制御装置は、特定回路へ供給される単一電源を対象としており、電源安定化のためにデカップリング容量を可変調整した後は、前記デカップリング容量を調整値に設定した状態でシステムを動作させる必要があり、このため、システム動作状態でのリアルタイムなデカップリング容量設定を行うことができない。
また、複数の回路ブロックで構成されたシステムにおいて、前記複数の回路ブロックのそれぞれに対して個別のデカップリング容量が必要な場合は、デカップリング容量設置用の多数のスペースが必要となり、同時に動作することのない回路ブロック群が存在する場合に、前記回路ブロック群に対して個別にデカップリング容量を設置するのは、スペース的な無駄を生じることになる。また、非アクティブ状態の回路ブロックのデカップリング容量にも電流が流れこむため、アクティブ状態の他の回路ブロック電源への新たなノイズ源になる可能性がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の電源供給ノードを備える電源装置のデカップリング容量値を、システム回路の動作状態に対応してリアルタイムで可変調整可能な電源安定化制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る電源安定化制御装置は、システム内の回路ブロックへ電源供給を行なう電源供給ノードを少なくとも1つ備える電源安定化制御装置において、前記電源供給ノードに対して接続され、外部制御により容量値が可変可能な可変容量と、前記可変容量の容量値を制御する可変容量制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る電源安定化制御装置は、請求項1に記載の電源安定化制御装置において、前記可変容量制御部は、前記回路ブロックへアクセス要求信号が出力されてから任意時間を計時するカウンタと、前記カウンタが前記任意時間を計時する間、前記アクセス要求信号を受けた回路ブロックに電源供給を行なう電源ノードに対して接続される前記可変容量の容量値を、任意の値に変化させる第1の制御回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る電源安定化制御装置は、請求項1に記載の電源安定化制御装置において、前記可変容量制御部は、前記回路ブロックの動作リセットを行なうリセット信号が前記回路ブロックに出力されてから任意時間を計時するカウンタと、前記カウンタが前記任意時間を計時する間、前記リセット信号を受けた前記回路ブロックに電源供給を行なう電源ノードに対して接続される前記可変容量の容量値を、任意の値に変化させる第2の制御回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る電源安定化制御装置は、請求項1に記載の電源安定化装置において、前記可変容量制御部は、前記可変容量の容量値を制御するプログラムを格納する記憶媒体と、前記記憶媒体から前記制御プログラムを読出し、該制御プログラムを実行するCPUと、前記CPUの指示を受けて、所定の前記可変容量の容量値を変化させる第3の制御回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る電源安定化制御装置は、請求項1に記載の電源安定化制御装置において、前記可変容量は、前記電源供給ノードと接地電位との間に並列に接続される固定容量と、前記固定容量と前記電源供給ノードとの間に設けられる切替手段とを備え、前記切替手段を個別に活性化又は不活性化することにより、その容量値を変化させることを特徴とする。
本発明に係る電源安定化制御装置によれば、少なくとも1つの回路ブロックへ電力を供給する複数の電源供給ノードと、前記電源供給ノードに接続される可変容量を備えた電源安定化制御装置において、前記可変容量の容量値を制御する可変容量制御部を備えることとし、前記可変容量制御部は、前記回路ブロックへアクセス要求信号が出力されてから任意時間を計時するカウンタと、前記カウンタが前記任意時間を計時する間、前記アクセス要求信号を受けた回路ブロックに電源供給を行なう電源ノードに対して接続される前記可変容量の容量値を、任意の値に変化させる第1の制御回路とを備えることとしたので、マスタ側から回路ブロックへのアクセス要求時に、回路ブロックの電源供給ノードに接続されるデカップリング容量値を高め、アクセス終了と同時に元の容量値に設定することができ、これにより、電力の不安定やノイズの発生が生じやすいアクセス要求時の電力の安定供給とノイズの低減を図ることが可能となると共に、デカップリング容量が増加したことによる電力消費の増加や、該電力消費に起因するノイズの発生を抑制することが可能となる。
また、本発明に係る電源安定化制御装置によれば、少なくとも1つの回路ブロックへ電力を供給する複数の電源供給ノードと、前記電源供給ノードに接続される可変容量を備えた電源安定化制御装置において、前記可変容量の容量値を制御する可変容量制御部を備えることとし、前記可変容量制御部は、前記回路ブロックの動作リセットを行なうリセット信号が前記回路ブロックに出力されてから任意時間を計時するカウンタと、前記カウンタが前記任意時間を計時する間、前記リセット信号を受けた前記回路ブロックに電源供給を行なう電源ノードに対して接続される前記可変容量の容量値を、任意の値に変化させる第2の制御回路とを備えることとしたので、システムのリセット解除前と、リセット解除後のシステム起動時に、回路ブロックの電源供給ノードに接続されるデカップリング容量値を変更することができ、これにより、回路ブロック全体が広範囲で動作し、電源供給が最も不安定となり得るリセット解除時に、回路ブロックの動作状態に応じたリアルタイムでのデカップリング容量値の最適化を行い、電力の安定供給とノイズの低減を図ることが可能となる。
また、本発明に係る電源安定化制御装置によれば、少なくとも1つの回路ブロックへ電力を供給する複数の電源供給ノードと、前記電源供給ノードに接続される可変容量を備えた電源安定化制御装置において、前記可変容量の容量値を制御する可変容量制御部を備えることとし、前記可変容量制御部は、前記可変容量の容量値を制御するプログラムを格納する記憶媒体と、前記記憶媒体から前記制御プログラムを読出し、該制御プログラムを実行するCPUと、前記CPUの指示を受けて、所定の前記可変容量の容量値を変化させる第3の制御回路とを備えることとしたので、各回路ブロックの電源供給ノードに接続されるデカップリング容量値を、各回路ブロック動作状況に合わせて変更することができ、これにより、回路ブロック毎のデカップリング容量値の最適化をリアルタイムで行なうことが可能となり、電力の安定供給とノイズの低減と同時に、トータル容量の有効な活用による容量の省スペース化を図ることが可能となる。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る電源安定化制御装置は、複数の回路ブロックへ電力を供給する複数の電源供給ノードに接続されるデカップリング容量の容量値を、スレーブとなる回路ブロックへのアクセスに応じて可変制御するようにしたものである。
図1は本実施の形態1に係る電源安定化制御装置の構成を表すブロック図である。
図1において、101〜103は、システムのスレーブ側である回路ブロックであり、図示しないマスタ側とアクセス要求信号線151を介して接続されている。111〜114は、回路ブロック101〜103に対して電力の供給を行なう電源配線であり、回路ブロック101に対しては電源配線111が、回路ブロック102に対しては電源配線112が、また、回路ブロック103に対しては電源配線113と114が接続される。115は、GNDを表す。121〜124は、電源配線111〜114とGND115との間に接続される可変容量である。可変容量121〜124は、電源配線111〜114とGND115間に並列に接続される固定容量と、前記固定容量と前記電源供給ノードとの間に設けられる切替手段とを備え、前記固定容量と前記電源供給ノード間の信号伝達経路をそれぞれ個別に活性化、又は不活性化することによりその容量値を変化させる。なお、前記固定容量と切替手段は図示していない。131は、可変容量121〜124と可変容量制御部130とを接続する容量制御バス信号線である。130は、可変容量121〜124の容量値を制御する可変容量制御部であり、以下、可変容量制御部130の構成について図2を用いて説明する。
図2は、本実施の形態1に係る電源安定化制御装置の可変容量制御部130の構成を表すブロック図である。なお、図2において、図1と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図2において、132はスイッチング制御回路Aを、133はカウンタAを、134はクロック信号線をそれぞれ表す。スイッチング制御回路A132には、アクセス要求信号線151〜153が接続されており、スイッチング制御回路A132は、マスタ側が回路ブロック101〜103に出力したアクセス要求信号101〜103のいずれかの出力を受けると、カウンタA133のカウント動作を起動させると共に、スイッチング制御回路A132に接続される容量制御バス信号線131を介して、可変容量121〜124の容量制御に対応したビット信号131−1〜131−4をアサートする。また、スイッチング制御回路A132は、カウンタA133からカウント動作の終了通知を受けると、ビット信号131−1〜131−4をネゲートする。カウンタA133は、システム回路の動作クロックと同期するクロック信号134により動作し、予め設定された任意の値をカウントする。本実施の形態1では、マスタ側が回路ブロック101〜103に対してアクセスするのに必要な時間をカウントするように設定している。
以上のように構成される電源安定化制御装置の動作について、図3を用いて以下説明する。図3は、回路ブロック101〜103へのアクセス動作、及び可変容量部120の制御動作を表すタイミングチャートである。
図3に示す各波形は、上段より、システム回路の動作クロックと同期するクロック信号134、回路ブロック101の内部IOにマッピングされたアドレス、回路ブロック101の前記アドレスに対応する内部IOからの読出しデータ出力、回路ブロック101へ出力されるアクセス要求信号151、回路ブロック101から通知さるアクセス終了信号、回路ブロック102へ出力されるアクセス要求信号152、回路ブロック103へ出力されるアクセス要求信号153、及び可変容量121〜124の容量制御に対応したビット信号131−1〜131−4をそれぞれ表す。また、T1は回路ブロック101に対するアクセス要求開始時刻、T2は回路ブロック101に対するアクセス開始時刻、T3は回路ブロック101に対するアクセス終了時刻、T4は回路ブロック103に対するアクセス要求開始時刻、T5は回路ブロック103に対するアクセス終了時刻、T6は回路ブロック101に対するアクセス開始時刻をそれぞれ表し、t1、及びt2はそれぞれスイッチング制御回路Aの容量スイッチング期間を表す。なお、上記各信号は、容量制御バス信号131のアサートタイミングを除いて、クロック同期信号として扱われる。
まず、アクセス要求開始時刻T1にて、アクセス要求信号151が、マスタ側から回路ブロック101、及びスイッチング制御回路A132に対してアサートされる。スイッチング制御回路A132は、カウンタA133のカウント動作を起動させ、カウンタA133は、カウント動作を開始する。また、スイッチング制御回路A132は、回路ブロック101に接続される可変容量121の容量値を制御する容量制御バス信号131−1をアサートし、これにより、電源配線111とGND115間のデカップリング容量である可変容量121は、その容量値が大きくなるように制御される。
アクセス開始時刻T2にて、回路ブロック101がマスタ側からのアクセス要求を受付けると、アクセス要求信号151がネゲートされ、同時に、回路ブロック101の内部IOアドレス0x0へアクセスが起こり、データ0xffが読み出される。回路ブロック101へのアクセスは、4バイトのバースアクセス、すなわち、1回につき1バイトの転送であるため、最初のデータ読出し以降連続して3回のIOアドレスアクセスとデータ読出しが行われる。最後の1バイトアクセス時には、アクセス終了信号が出力され、マスタ側へ本アクセスの終了を通知する。
アクセス終了時刻T3にて、カウンタA133は、予め設定されたカウント回数を計時し、スイッチング制御回路A132に対してカウント動作の終了を通知する。スイッチング制御回路A132は、カウンタA133からのカウント動作終了通知を受けると、容量制御バス信号131−1をネゲートし、これにより、可変容量121の容量値は通常とり得る容量値となる。以上の動作により、スイッチング制御回路A132は、カウンタA133のカウント設定値に合わせて、容量スイッチング期間t1の間、可変容量121の容量値が大きくなるように制御する。
次に、アクセス要求開始時刻T4にて、マスタ側から回路ブロック103へのアクセス要求信号153がアサートされると、スイッチング制御回路A132は、回路ブロック103に接続される可変容量123及び124の容量値を制御する容量制御バス信号131−3及び131−4をアサートする。可変容量123、及び124は、その容量値が大きくなるように制御され、これ以降、上述した動作と同様の動作が回路ブロック103につき行なわれ、アクセス終了時刻T5にて、スイッチング制御回路A132は、容量制御バス信号131−3及び131−4をネゲートする。以上の動作により、容量スイッチング期間t2の間、可変容量123、及び124は、その容量値が大きくなるように制御されることになる。
アクセス要求開始時刻T6にて、再度回路ブロック101へのアクセス要求信号151がマスタ側からアサートされると、上述したT1からT3までの動作が行なわれ、可変容量121は、その容量値が大きくなるように制御される。
以上のように、本実施の形態1に係る電源安定化制御装置によれば、回路ブロック101〜103へ電力を供給する複数の電源供給ノード111〜114と、前記電源供給ノード111〜114に接続される可変容量121〜124を備えた電源安定化制御装置において、システム内の回路ブロック101〜103に電源供給を行なう電源ノード111〜114に接続される可変容量121〜124の容量値を制御するスイッチング制御回路A132と、予め設定した任意時間を計時するカウンタA133とを備え、前記スイッチング制御回路A132は、システムのマスタ側から各回路ブロック101〜103へ出力されるアクセス要求信号151〜153を受けると、前記カウンタA133の計時を開始させると共に、前記アクセス要求信号を受けた回路ブロックに電源供給を行なう電源ノードに対して接続される前記可変容量の容量値を任意の値に設定し、カウンタA133の計時終了を受けると、前記可変容量の容量値を通常とり得る値に設定することとしたので、回路ブロック101〜103の動作状態に合わせてデカップリング容量値の変更ができ、これにより、回路ブロックの動作状態に応じたリアルタイムでのデカップリング容量値の最適化を行うことで、電力の安定供給とノイズの低減が可能となる。
なお、本実施の形態1では、可変容量制御部130はカウンタA133からの出力を用いて、可変容量部121〜124を制御するタイミング設計を行っているが、例えば図5に示すアクセス終了信号のように、各回路ブロックから出力されるアクセス終了を通知する信号を使用してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係る電源安定化制御装置は、回路ブロックへ電力を供給する電源供給ノードに接続されるデカップリング容量値を、回路ブロックのリセット動作に応じて可変制御するようにしたものである。
図4は、本実施の形態2に係る電源安定化制御装置の構成を表す図であり、また、図5は、本実施の形態2に係る電源安定化制御装置の可変容量制御部130の構成を表す図である。なお、図4、及び図5において、図1、及び図2と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4において、154〜156は、回路ブロック101〜103の動作リセットを行なうためのリセット信号を出力するためのリセット信号線をそれぞれ表す。
図5において、135は、カウンタBを、136はスイッチング制御回路Bをそれぞれ表す。スイッチング制御回路B136には、リセット信号線154〜156が接続されており、スイッチング制御回路B136は、リセット信号154〜156のいずれかの出力を受けると、カウンタB135のカウント動作を起動させると共に、可変容量121〜124の容量制御に対応したビット信号131−1〜131−4をアサートする。また、スイッチング制御回路B136は、カウンタB135からカウント動作の終了通知を受けると、ビット信号131−1〜131−4をネゲートする。カウンタB135は、システム回路の動作クロックと同期するクロック信号134により動作し、予め設定された任意の値をカウントする。本実施の形態2におけるカウンタB135のカウント設定値は、カウント回数×クロック信号134の周期で表される容量制御バス信号131のアサート期間が、当該システム回路のリセット解除終了に必要な時間より長くなるように設定する。
以上のように構成される電源安定化制御装置の動作について、以下説明する。
スイッチング制御回路B136は、リセット信号154〜156がアサートされると、カウンタB135のカウント動作を起動すると共に、回路ブロック101〜103に接続される電源配線111〜114に接続される可変容量121〜124の容量値を制御する容量制御バス信号131をアサートする。
可変容量部120の各可変容量121〜124は、容量制御バス信号131がアサートされる期間、その容量値が大きくなるように制御される。
カウンタB135が予め設定したカウント値を計時すると、スイッチング制御回路B136に対してカウント動作終了を通知する。
スイッチング制御回路B136は、カウンタB135からカウント動作の終了を受けて、容量制御バス信号131をネゲートし、これにより、可変容量121〜124は所定の容量値に戻る。
以上のように、本実施の形態2に係る電源安定化制御装置によれば、回路ブロック101〜103へ電力を供給する複数の電源供給ノード111〜114と、前記電源供給ノード111〜114に接続される可変容量121〜124を備えた電源安定化制御装置において、システム内の回路ブロック101〜103に電源供給を行なう電源ノード111〜114に対して接続される可変容量121〜124の容量値を制御するスイッチング制御回路B136と、予め設定した任意時間を計時するカウンタB135とを備え、前記スイッチング制御回路B136は、システムの回路リセットを行なうリセット信号154〜156の出力を受けると、前記カウンタB135の計時を開始させると共に前記可変容量121〜124の容量値を任意の値に設定し、カウンタB135の計時終了を受けると、前記可変容量の容量値を、通常とり得る値に設定することとし、カウンタB135の動作期間を、容量制御バス信号131のアサート期間が、当該システム回路のリセット解除終了に必要な時間より長くなるように設定することとしたので、システムのリセット解除前と、リセット解除後のシステム起動時に、回路ブロックの電源供給ノードに接続されるデカップリング容量値を変更することが可能となり、これにより、回路ブロック全体が広範囲で動作し、電源供給が最も不安定となり得るリセット解除時に、回路ブロック動作状態に応じたリアルタイムでのデカップリング容量値の最適化を行うことで、電力の安定供給とノイズの低減を図ることが可能となる。
なお、本実施の形態2では、全回路ブロック111〜113に供給する全ての電源供給ノード111〜114に接続された可変容量部121〜124に対して、容量値の変更を実施しているが、リセット信号154〜156がアサートされない回路ブロック等に接続された可変容量に対しては、容量値の変更を行わないようにしても良い。
(実施の形態3)
本実施の形態3に係る電源安定化制御装置は、複数の回路ブロックへ電力を供給する複数の電源供給ノードに接続されるデカップリング容量値を、CPUを用いたプログラマブルな制御により、回路特性及び状態に応じて、可変制御するようにしたものである。
図6は、本実施の形態3に係る電源安定化制御装置の構成を示す図であり、図7は、本実施の形態3に係る電源安定化制御装置の可変容量制御部130の構成を表す図である。なお、図6、及び図7において、図1と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7において、137はCPU、138はバス制御回路、139はメモリ、140は外部インターフェイス信号、141はスイッチング制御回路Cをそれぞれ表す。CPU137と、メモリ139と、スイッチング制御回路C141とは、バス制御回路138を介してそれぞれ接続される。メモリ139には、可変容量部120を制御するプログラムが格納されており、該プログラムは、CPU137にて処理可能な制御プログラムとして記述され、外部インターフェイス信号140からバス制御回路138を介してメモリ139へ記憶される。
以上のように構成される電源安定化制御装置の動作につき、以下説明する。
メモリ139に格納されるプログラムに対応した可変容量部120の制御処理が発生すると、外部インターフェイス信号140からバス制御回路138を介してCPU137が起動され、起動したCPU137は、バス制御回路138を介してメモリ139から前記制御プログラムを読み出し、該プログラムを実行する。
CPU137は、前記制御プログラムに従い、バス制御回路138を介して、スイッチング制御回路C141を起動する。スイッチング制御回路C141は、CPU137の制御に従い容量制御バス信号131を出力し、可変容量121〜124の容量値を制御する。
以上のように、本実施の形態3に係る電源安定化制御装置によれば、回路ブロック101〜103へ電力を供給する複数の電源供給ノード111〜114と、前記電源供給ノード111〜114に接続される可変容量121〜124を備えた電源安定化制御装置において、デカップリング容量である可変容量121〜124の容量値を、CPU137を用いて所定のプログラムに従い制御することとしたので、各回路ブロック101〜103の電源供給ノード111〜114に接続される可変容量121〜124の容量値を、各回路ブロック101〜103の動作状況に合わせて変更することができ、これにより、回路ブロック毎のデカップリング容量値の最適化をリアルタイムで行なうことが可能となり、電力の安定供給とノイズの低減と同時に、トータル容量の有効な活用による容量の省スペース化を図ることができる。
本発明に係る電源安定化制御装置は、複数の回路ブロックへ電力を供給するために接続される複数の電源供給ノードに接続されるデカップリング容量値をリアルタイムで可変制御することができ、高周波装置、あるいはシステムLSI等の半導体装置において、電力の安定供給とノイズ低減を実現することができる点において有用である。
本発明の実施の形態1に係る電源安定化制御装置の構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態1の可変容量制御部を表すブロック図である。 ブロック回路アクセス動作と容量制御バス信号のタイミングチャートを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電源安定化制御装置の構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態2の可変容量制御部を表すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る電源安定化制御装置の構成を表すブロック図である。 本発明の実施の形態3の可変容量制御部を表すブロック図である。
符号の説明
101〜103 回路ブロック
111〜114 電源配線
115 GND
120 可変容量部
121〜124 可変容量
130 可変容量制御部
131 容量制御バス信号
132 スイッチング制御回路A
133 カウンタA
134 クロック信号
135 カウンタB
136 スイッチング制御回路B
137 CPU
138 バス制御回路外部
139 メモリ
140 外部インターフェイス信号
141 スイッチング制御回路C
151〜153 アクセス要求信号
154〜156 リセット信号
1 アクセス要求開始時刻
2 アクセス開始時刻
3 アクセス終了時刻
4 アクセス要求開始時刻
5 アクセス終了時刻
6 アクセス要求開始時刻

Claims (5)

  1. システム内の回路ブロックへ電源供給を行なう電源供給ノードを少なくとも1つ備える電源安定化制御装置において、
    前記電源供給ノードに対して接続され、外部制御により容量値が可変可能な可変容量と、
    前記可変容量の容量値を制御する可変容量制御部とを備える、
    ことを特徴とする電源安定化制御装置。
  2. 請求項1に記載の電源安定化制御装置において、
    前記可変容量制御部は、前記回路ブロックにアクセス要求信号が出力されてから任意時間を計時するカウンタと、
    前記カウンタが前記任意時間を計時する間、前記アクセス要求信号を受けた回路ブロックに電源供給を行なう電源ノードに対して接続される前記可変容量の容量値を、任意の値に変化させる第1の制御回路とを備える、
    ことを特徴とする電源安定化装置。
  3. 請求項1に記載の電源安定化制御装置において、
    前記可変容量制御部は、前記回路ブロックの動作リセットを行なうリセット信号が前記回路ブロックに出力されてから任意時間を計時するカウンタと、
    前記カウンタが前記任意時間を計時する間、前記リセット信号を受けた前記回路ブロックに電源供給を行なう電源ノードに対して接続される前記可変容量の容量値を、任意の値に変化させる第2の制御回路とを備える、
    ことを特徴とする電源安定化制御装置。
  4. 請求項1に記載の電源安定化装置において、
    前記可変容量制御部は、前記可変容量の容量値を制御するプログラムを格納する記憶媒体と、
    前記記憶媒体から前記制御プログラムを読出し、該制御プログラムを実行するCPUと、
    前記CPUの指示を受けて、所定の前記可変容量の容量値を変化させる第3の制御回路とを備える、
    ことを特徴とする電源安定化制御装置。
  5. 請求項1に記載の電源安定化制御装置において、
    前記可変容量は、前記電源供給ノードと接地電位との間に並列に接続される固定容量と、前記電源供給ノードと前記固定容量との間に設けられる切替手段とを備え、
    前記切替手段を個別に活性化又は不活性化することにより、その容量値を変化させる、
    ことを特徴とする電源安定化制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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