JP2006017823A - カメラ及び携帯電話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被写体を撮影するタイミングの決定方法を多様化すること。
【解決手段】 間欠的にカメラ1のレンズの位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス部32と、第1時刻に合った第1位置とオートフォーカス部32が第1時刻の次に像焦点を合わせる第2時刻に合った第2位置とを比較する焦点比較部34と、第1位置と第2位置とが一致するときに、カメラ1を用いて被写体の画像を撮影する撮影部37とを備えている。このとき、カメラ1は、移動する途中の被写体を撮影しないで、静止した被写体をより確実に撮影することができ、好ましい。
【選択図】 図3
【解決手段】 間欠的にカメラ1のレンズの位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス部32と、第1時刻に合った第1位置とオートフォーカス部32が第1時刻の次に像焦点を合わせる第2時刻に合った第2位置とを比較する焦点比較部34と、第1位置と第2位置とが一致するときに、カメラ1を用いて被写体の画像を撮影する撮影部37とを備えている。このとき、カメラ1は、移動する途中の被写体を撮影しないで、静止した被写体をより確実に撮影することができ、好ましい。
【選択図】 図3
Description
本発明は、カメラ及び携帯電話機に関し、特に、遠隔操作により被写体の画像を撮影するカメラ及び携帯電話機に関する。
遠隔操作により被写体の画像を撮影する撮影方法が知られている。その撮影方法としては、セルフタイマーを使用する方法とリモコンを使用する方法が例示される。セルフタイマーを使用する方法では、ユーザのメニュー操作により3/5/10秒など待機時間を設定する機能があるものが知られている。その設定は、操作が面倒であることに加え、セルフタイマー開始後にシャッターを切るタイミングをユーザの都合で変更することができないため不便である。リモコンを使用する方法では、カメラと被写体の距離に制限があり遠く離れたところには向かない上、別途リモコンを持ち歩かなければならなく、そのカメラの製造コストが増加する。
カメラを備えるカメラ付き携帯電話機が知られている。このような携帯電話機は、誰もいないところで自分撮りをするという状況があり、遠隔操作により適切なタイミングで画像を撮影することが望まれている。
特開平08−279954号公報には、簡単且つ正確に焦点及び露出を合わせることができるようにして常に所望の画像を得ることができる撮像装置が開示されている。その撮像装置によれば、セルフ撮像モードを選択した後、撮影者の意図する方向にカメラの向きを変更してフレームを固定し、第1のスイッチをオンにしてタイマをスタートさせ撮影者はフレーム内に収まる位置に移動する。次に、例えば撮影者が被写体のフレーム内部に入ったときから1フレーム毎の画像信号をメモリに記憶してフレーム毎の相関をとり、動きベクトルを算出し、被写体が静止する動きベクトルの収束領域を抽出する。次いで、この領域を中心に自動露出と自動合焦を行い、露出の設定及び合焦が終了した後、第2のスイッチがオンされ自動撮影が行われる。最後にこのときの画像信号は直接或いは圧縮されて記録媒体に記録され、処理が終了する。
特開2001−183735号公報には、シャッタ・レリーズ・ボタンを押すことなく、被写体像を表す画像データをメモリ・カードに記録する撮像装置および方法が開示されている。その撮像装置および方法は、ユーザの視線の動きを検出する。ユーザの視線が一定時間以上停止していると、シャッタ・レリーズ動作が行われる。シャッタ・レリーズにより得られた被写体象を表す画像データがメモリ・カードに記録される。
特開2002−330335号公報には、連続する静止画像のぶれ量を検出する手段を有する静止画像撮像装置において、高価な画像メモリを使用することなく、静止画像の画質を損なわずにぶれの少ない静止画像を得ることができる静止画像撮像装置が開示されている。その静止画像撮像装置は、静止画像を撮像する際に連続する静止画像のぶれ量を検出する動き検出部と、動き検出部により検出されたぶれ量に応じて撮像部の撮像素子の望ましいシャッタースピードを算出するシャッタースピード算出部と、シャッタースピード算出部の算出結果に基づいて撮像部の撮像素子のシャッタースピードを制御するシャッタースピード制御手段とを備えている。
本発明の課題は、被写体を撮影するタイミングの決定方法を多様化するカメラ及び携帯電話機を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるカメラ(1)は、間欠的にカメラのレンズの位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス部(32)と、第1時刻に合った第1位置とオートフォーカス部(32)が第1時刻の次に像焦点を合わせる第2時刻に合った第2位置とを比較する焦点比較部(34)と、第1位置と第2位置とが一致するときに、カメラを用いて被写体の画像を撮影する撮影部(37)とを備えている。このとき、カメラ(1)は、移動する途中の被写体を撮影しないで、静止した被写体をより確実に撮影することができ、好ましい。
本発明によるカメラ(1)は、間欠的に被写体の仮画像を撮影する仮撮影部(33)と、仮画像のうちの第1時刻に撮影された第1仮画像と仮画像のうちの第2時刻に撮影された第2仮画像とを比較する仮画像比較部(35)とを更に備えている。このとき、撮影部(37)は、第1位置と第2位置とが一致し、かつ、第1仮画像と第2仮画像とが一致するときに、カメラを用いて画像を撮影する。このとき、カメラ(1)は、動いている被写体を撮影しないで、静止した被写体をより確実に撮影することができ、好ましい。
その仮画像は、その画像より被写体を写す範囲が小さい。このとき、情報量が小さく、第1仮画像と第2仮画像とを比較する画像処理にかかる負担が小さく、好ましい。その仮画像は、その画像より解像度が粗い。情報量が小さく、第1仮画像と第2仮画像とを比較する画像処理にかかる負担が小さく、好ましい。
本発明によるカメラ(1)は、レンズの位置がL回以上繰り返して一致しないときに、L回目に位置が一致しない時刻から所定の時間だけ経過したシャッター時刻を計測するタイマ部(36)を更に備えている。撮影部(37)は、レンズの位置がL回以上繰り返して一致しないときに、シャッター時刻にカメラを用いて被写体の画像を撮影することが好ましい。
本発明による携帯電話機(2)は、本発明によるカメラ(1)と、無線を利用して通信を行う携帯電話機本体とを備えていることが好ましい。
本発明による撮影方法は、間欠的にカメラ(1)のレンズの位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるステップ(S2、S4)と、第1時刻に合った第1位置と第1時刻の次に像焦点を合わせる第2時刻に合った第2位置とを比較するステップ(S5)と、第1位置と第2位置とが一致するときに、カメラ(1)を用いて被写体の画像を撮影するステップ(S10)とを備えている。このとき、カメラ(1)は、移動する途中の被写体を撮影しないで、静止した被写体をより確実に撮影することができ、好ましい。
本発明による撮影方法は、間欠的に被写体の仮画像を撮影するステップ(S2、S4)と、仮画像のうちの第1時刻に撮影された第1仮画像と仮画像のうちの第2時刻に撮影された第2仮画像とを比較するステップ(S5)とを更に備えている。画像は、第1位置と第2位置とが一致し、かつ、第1仮画像と第2仮画像とが一致するときに、カメラを用いて撮影される。このとき、カメラ(1)は、動いている被写体を撮影しないで、静止した被写体をより確実に撮影することができ、好ましい。
その仮画像は、その画像より被写体を写す範囲が小さい。このとき、情報量が小さく、第1仮画像と第2仮画像とを比較する画像処理にかかる負担が小さく、好ましい。その仮画像は、その画像より解像度が粗い。情報量が小さく、第1仮画像と第2仮画像とを比較する画像処理にかかる負担が小さく、好ましい。
本発明による撮影方法は、レンズの位置がL回以上繰り返して一致しないときに、L回目に位置が一致しない時刻から所定の時間だけ経過したシャッター時刻を計測するステップ(S8、S9)と、レンズの位置がL回以上繰り返して一致しないときに、シャッター時刻にカメラを用いて画像を撮影するステップ(S10)とを更に備えていることが好ましい。。
本発明によるカメラ及び携帯電話機によれば、被写体を撮影するタイミングの決定方法を多様化することができる。
図面を参照して、本発明によるカメラの実施の形態を記載する。そのカメラ1は、図1に示されているように、携帯電話機2に適用されている。携帯電話機2は、ディスプレイ側筐体3とキーボード側筐体4とを備えている。ディスプレイ側筐体3は、キーボード側筐体4と折り畳み可能に接続されている。ディスプレイ側筐体3は、折り畳まれたときにキーボード側筐体4に対向する面にディスプレイ5が設けられている。キーボード側筐体4は、折り畳まれたときにディスプレイ側筐体3に対向する面にキーボード6が設けられている。ディスプレイ側筐体3は、折り畳まれたときにキーボード側筐体4に対向する面にディスプレイ5が設けられている。カメラ1は、ディスプレイ側筐体3のディスプレイ5が設けられている面の反対側の面に設けられている。
携帯電話機2は、情報処理装置(コンピュータ)であり、図2に示されているように、カメラ1とディスプレイ5とキーボード6と無線部11とベースバンド部12と音声処理部13とスピーカ14とバイブレータ15とCPU16とメモリ17とを備えている。CPU16は、インストールされるコンピュータプログラムを実行して、カメラ1とディスプレイ5とキーボード6と無線部11とベースバンド部12と音声処理部13とスピーカ14とバイブレータ15とメモリ17とを制御する。
カメラ1は、図示されていないレンズとCCDと駆動装置とを備えている。その駆動装置は、CPU16により制御されて、そのレンズの位置を移動させる。そのレンズは、カメラ1に対向する被写体の像焦点をそのCCDの感光面上に合致させる。そのCCDは、感光面上に結ばれた像を電気信号に変換する。このとき、そのレンズの位置は、カメラ1と被写体との距離の関数である。カメラ1は、CPU16に指示されたタイミングに、そのレンズの位置とCCDの感光面上に結ばれた画像とをCPU16に出力する。
ディスプレイ5は、CPU16により生成された画面を表示面に表示する。キーボード6は、ユーザにより操作されて、その操作内容が示す情報をCPU16に出力する。スピーカ14は、CPU16により生成された音声を発生する。バイブレータ15は、CPU16により制御されて携帯電話機2を振動させる。
無線部11は、アンテナを備え、ベースバンド部12により生成されたベースバンド信号に基づいて電波をそのアンテナから出力し、そのアンテナにより受信した電波に基づいて生成された信号をベースバンド部12に出力する。ベースバンド部12は、CPU16により制御され、無線部11により生成された信号をベースバンド処理して生成されるベースバンド信号を音声処理部13に出力し、音声処理部13により生成された信号をベースバンド処理して生成されるベースバンド信号を無線部11に出力する。音声処理部13は、CPU16により制御され、CPU16により生成された音声データを示す信号をベースバンド部12に出力し、ベースバンド部12により生成されたベースバンド信号に基づいて生成される音声データをCPU16に出力する。すなわち、携帯電話機2は、無線部11とベースバンド部12と音声処理部13とを用いて、無線を利用して場所が固定されない端末間の通信を行う携帯電話サービスに利用される。
メモリ17は、CPU16により制御され、CPU16により生成された情報を記録し、CPU16により要求された情報をCPU16に出力する。メモリ17は、CPU16により生成された第1画像21と第2画像22と第3画像23とを記録し、インストールされているコンピュータプログラム24を記録している。すなわち、メモリ17は、第1画像21を記録する領域と第2画像22を記録する領域と第3画像23を記録する領域とコンピュータプログラム24を記録する領域とを備えている。携帯電話機2は、ユーザの操作により、第3画像23としてメモリ17に記録された画像をディスプレイ5に表示し、または、外部機器に伝送されることができる。
図3は、コンピュータプログラム24を示している。コンピュータプログラム24は、設定部31とオートフォーカス部32と仮撮影部33と焦点比較部34と仮画像比較部35とタイマ部36と撮影部37とを備えている。
設定部31は、オートフォーカス部32と仮撮影部33とが実行される周期を示す時間N秒をキーボード6から収集する。設定部31は、さらに、オートフォーカス部32と仮撮影部33により実行される動作を繰り返す回数L回とその動作がL回繰り返された後に計測される時間M秒とをキーボード6から収集する。
オートフォーカス部32は、間欠的にN秒毎に、カメラ1に対向する被写体の像焦点がCCDの感光面上に合致するように、駆動装置を用いてレンズを駆動する。仮撮影部33は、カメラ1を用いてその被写体のファインダー画像を撮影し、そのファインダー画像をディスプレイ5に表示する。そのファインダー画像は、カメラ1の撮影範囲を確認するために利用される。仮撮影部33は、間欠的にN秒毎に、すなわち、像焦点がCCDの感光面上に合致する度に、そのCCDの感光面上に結ばれたファインダー画像をカメラ1から収集し、そのファインダー画像の中央に配置される一部分をメモリ17に記録する。
焦点比較部34は、間欠的にN秒毎に、すなわち、像焦点がCCDの感光面上に合致する度に、レンズの位置をカメラ1から収集し、今回に収集されたレンズの位置と前回に(N秒前に)収集されたレンズの位置とを比較する。仮画像比較部35は、仮撮影部33により撮影された画像をメモリ17から収集し、今回に撮影された画像と前回に(N秒前に)撮影された画像とを比較する。
タイマ部36は、焦点比較部34によりレンズの位置が一致しないことがL回繰り返して検出されたときに、その検出された時刻からM秒経過した時刻を計測する。
撮影部37は、前回のレンズの位置と今回のレンズの位置とが一致し、かつ、前回に撮影された画像と今回に撮影された画像とが一致するときに、被写体を撮影してメモリ17に記録する。撮影部37は、さらに、タイマ部36により時刻が計測されたときに、被写体を撮影してメモリ17に記録する。このとき、撮影部37により撮影される画像は、仮撮影部33により撮影されるファインダー画像より解像度が詳細である。
このような携帯電話機2は、遠隔操作のためにリモコンが設けられたカメラ付き携帯電話機より製造コストが小さく好ましい。
本発明による撮影方法の実施の形態は、携帯電話機2により実行される。携帯電話機2の動作モードは、手動シャッターモードと自動シャッターモードとを含んでいる。携帯電話機2は、ユーザの操作により、手動シャッターモードと自動シャッターモードとが切り換わる。
携帯電話機2は、初期的に、キーボード6がユーザに操作されて、時間N秒(たとえば、2秒)と回数L回(たとえば、5回)と時間M秒(たとえば、10秒)とが設定される。携帯電話機2は、手動シャッターモードで、シャッタを押下されるときに、カメラ1に対向する被写体の画像を撮影し、その画像を第3画像23としてメモリ17に記録する。
図4は、自動シャッターモードでの携帯電話機2の動作を示している。携帯電話機2は、ユーザの操作により自動シャッターモードに切り換えられると、まず、カメラ1を用いてその被写体のファインダー画像のモニタリングを開始し、そのファインダー画像をディスプレイ5に表示する(ステップS1)。すなわち、携帯電話機2は、カメラ1に対向する被写体の像焦点がCCDの感光面上に合致するようにレンズを駆動して、被写体のファインダー画像を撮影する。携帯電話機2は、そのファインダー画像の一部分を第1画像21としてメモリ17に記録し、レンズの位置をメモリ17に記録する(ステップS2)。携帯電話機2は、N秒間待機した後に(ステップS3)、繰り返してファインダー画像の一部分を第2画像22としてメモリ17に記録し、レンズの位置をメモリ17に記録する。
携帯電話機2は、第1画像21が撮影されたときのレンズの位置と第2画像22が撮影されたときのレンズの位置とを比較し、第1画像21と第2画像22とを比較する(ステップS5)。携帯電話機2は、第1画像21が撮影されたときのレンズの位置と第2画像22が撮影されたときのレンズの位置とが一致ないときに、または、第1画像21と第2画像22とが一致しないときに(ステップS5、NO)、このように一致しない回数がL回目であるかどうかを判別する(ステップS6)。
携帯電話機2は、一致しない回数がL回未満であるときに(ステップS6、NO)、メモリ17に記録されている第1画像21と第2画像22とを置き換え(ステップS7)、再度ステップS3に戻ってN秒間待機して(ステップS3)被写体の画像を撮影する(ステップS4)。
携帯電話機2は、一致しない回数がL回目であるときに(ステップS6、YES)、その判別された時刻からカウントダウンを開始する(ステップS8)。携帯電話機2は、その時刻からM秒経過した後に(ステップS9)、被写体の画像を撮影し、その画像を第3画像23としてメモリ17に記録する(ステップS10)。携帯電話機2は、第3画像23を記録した後に、第1画像21と第2画像22とをメモリ17から消去する(ステップS11)。
携帯電話機2は、第1画像21が撮影されたときのレンズの位置と第2画像22が撮影されたときのレンズの位置とが一致し、かつ、第1画像21と第2画像22とが一致するときに(ステップS5、YES)、被写体の画像を撮影し、その画像を第3画像23としてメモリ17に記録する(ステップS10)。携帯電話機2は、第3画像23を記録した後に、第1画像21と第2画像22とをメモリ17から消去する(ステップS11)。
図5は、携帯電話機2を用いて撮影される被写体を示している。その被写体は、携帯電話機2を操作するユーザであるときに、携帯電話機2を操作して自動シャッターモードに切り換え、撮影されたい所望の場所に移動する。すなわち、ユーザは、最初にカメラ1から距離54だけ離れた位置で携帯電話機2を操作し、所望の場所に移動を開始し、N秒後にカメラ1から距離55だけ離れた位置を通過し、さらにN秒後にカメラ1から距離56だけ離れた所望の場所に着いて立ち止まり、ポーズをとる。たとえば、携帯電話機2は、最初にカメラ1から距離54だけ離れた被写体51の画像を撮影し、N秒後にカメラ1から距離55だけ離れた被写体52の画像を撮影し、さらにN秒後にカメラ1から距離56だけ離れた被写体53の画像を撮影し、さらにN秒後にカメラ1から距離56だけ離れた被写体53の画像を撮影する。このとき、携帯電話機2は、移動する途中の被写体51と被写体52とを撮影しないで、ユーザの所望の位置に着いた被写体53をより確実に撮影することができる。
図6は、携帯電話機2を用いて撮影される被写体のファインダー画像を示している。そのファインダー画像61は、比較対象領域62を有している。比較対象領域62は、ファインダー画像61より面積が小さく、ファインダー画像61の概ね中央に配置されている。携帯電話機2は、ファインダー画像61の比較対象領域62N秒毎に第1画像21または第2画像22としてメモリ17に記録する。
その被写体は、人であるときに、所望の場所に移動した後にポーズを変えて、撮影されたい所望のポーズで静止する。たとえば、携帯電話機2は、最初に図6に示されているようなファインダー画像61を撮影し、N秒後に図7に示されているようなファインダー画像63を撮影し、さらにN秒後に図8に示されているようなファインダー画像65を撮影し、さらにN秒後に図9に示されているようなファインダー画像67を撮影し、さらにN秒後に図10に示されているようなファインダー画像69を撮影する。
このとき、携帯電話機2は、ファインダー画像63の比較対象領域64がファインダー画像61の比較対象領域62に一致していないために、ファインダー画像63が撮影された直後に被写体の画像が撮影されない。携帯電話機2は、ファインダー画像65の比較対象領域66がファインダー画像63の比較対象領域64に一致していないために、ファインダー画像63が撮影された直後に被写体の画像が撮影されない。携帯電話機2は、ファインダー画像67の比較対象領域68がファインダー画像65の比較対象領域66に一致していないために、ファインダー画像63が撮影された直後に被写体の画像が撮影されない。携帯電話機2は、ファインダー画像69の比較対象領域70がファインダー画像67の比較対象領域68に概ね一致しているために、ファインダー画像63が撮影された直後に被写体の画像が撮影される。このため、携帯電話機2は、所望のポーズをとる被写体をより確実に撮影することができる。
第1画像21と第2画像との解像度が第3画像23の解像度より粗いことは、第1画像21と第2画像との解像度が第3画像23の解像度と等しいときより、第1画像21と第2画像22とを比較する画像処理を実行するときのCPU16の負担が軽減され好ましい。なお、CPU16の負担は軽減されないが、第1画像21と第2画像との解像度と第3画像23の解像度とを等しくすることもできる。
比較対象領域の面積がファインダー画像の面積より小さいことは、比較対象領域の面積とファインダー画像の面積とが等しいときより、第1画像21と第2画像22とを比較する画像処理を実行するときのCPU16の負担が軽減され好ましい。なお、CPU16の負担は軽減されないが、比較対象領域の面積とファインダー画像の面積とを等しくすることもできる。
本発明による撮影方法の実施の他の形態は、既述の実施の形態におけるステップS5の処理が他の処理に置換されている。すなわち、携帯電話機2は、ステップS5で、第1画像21が撮影されたときのレンズの位置と第2画像22が撮影されたときのレンズの位置とを比較し、第1画像21と第2画像22とを比較しない。このとき、携帯電話機2は、第1画像21が撮影されたときのレンズの位置と第2画像22が撮影されたときのレンズの位置とが一致するときに、被写体の画像を撮影し、その画像を第3画像23としてメモリ17に記録する。
このような撮影方法によれば、携帯電話機2は、第1画像21と第2画像22とを比較する画像処理の必要がない。このため、携帯電話機2は、移動する途中の被写体を撮影しないで、所望の位置に着いた被写体をより確実に撮影することができ、かつ、CPU16の負担を軽減することができる。
1 :カメラ
2 :携帯電話機
3 :第1筐体
4 :第2筐体
5 :ディスプレイ
6 :キーボード
11:無線部
12:ベースバンド部
13:音声処理部
14:スピーカ
15:バイブレータ
16:CPU
17:メモリ
21:第1画像
22:第2画像
23:第3画像
24:コンピュータプログラム
31:設定部
32:オートフォーカス部
33:仮撮影部
34:焦点比較部
35:仮画像比較部
36:タイマー部
37:撮影部
51:被写体
52:被写体
53:被写体
54:距離
55:距離
56:距離
61:ファインダー画像
62:比較対象領域
63:ファインダー画像
64:比較対象領域
65:ファインダー画像
66:比較対象領域
67:ファインダー画像
68:比較対象領域
69:ファインダー画像
70:比較対象領域
2 :携帯電話機
3 :第1筐体
4 :第2筐体
5 :ディスプレイ
6 :キーボード
11:無線部
12:ベースバンド部
13:音声処理部
14:スピーカ
15:バイブレータ
16:CPU
17:メモリ
21:第1画像
22:第2画像
23:第3画像
24:コンピュータプログラム
31:設定部
32:オートフォーカス部
33:仮撮影部
34:焦点比較部
35:仮画像比較部
36:タイマー部
37:撮影部
51:被写体
52:被写体
53:被写体
54:距離
55:距離
56:距離
61:ファインダー画像
62:比較対象領域
63:ファインダー画像
64:比較対象領域
65:ファインダー画像
66:比較対象領域
67:ファインダー画像
68:比較対象領域
69:ファインダー画像
70:比較対象領域
Claims (11)
- 間欠的にカメラのレンズの位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるオートフォーカス部と、
前記位置のうちの第1時刻に合う第1位置と前記位置のうちの前記オートフォーカス部が前記第1時刻の次に像焦点を合わせる第2時刻に合う第2位置とを比較する焦点比較部と、
前記第1位置と前記第2位置とが一致するときに、前記カメラを用いて前記被写体の画像を撮影する撮影部
とを具備するカメラ。 - 請求項1において、
間欠的に前記被写体の仮画像を撮影する仮撮影部と、
前記仮画像のうちの前記第1時刻に撮影された第1仮画像と前記仮画像のうちの前記第2時刻に撮影された第2仮画像とを比較する仮画像比較部とを更に具備し、
前記撮影部は、前記第1位置と前記第2位置とが一致し、かつ、前記第1仮画像と前記第2仮画像とが一致するときに、前記カメラを用いて前記画像を撮影する
カメラ。 - 請求項2において、
前記仮画像は、前記画像より前記被写体を写す範囲が小さい
カメラ。 - 請求項2または請求項3のいずれかにおいて、
前記仮画像は、前記画像より解像度が粗い
カメラ。 - 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記位置がL回以上繰り返して一致しないときに、L回目に前記位置が一致しない時刻から所定の時間だけ経過したシャッター時刻を計測するタイマ部を更に具備し、
前記撮影部は、前記位置がL回以上繰り返して一致しないときに、前記シャッター時刻に前記カメラを用いて前記被写体の画像を撮影する
カメラ。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載されるカメラと、
無線を利用して通信を行う携帯電話機本体
とを具備する携帯電話機。 - 間欠的にカメラのレンズの位置を制御して、被写体の像焦点を感光面に合わせるステップと、
前記位置のうちの第1時刻に合った第1位置と前記位置のうちの前記第1時刻の次に像焦点を合う第2時刻に合った第2位置とを比較するステップと、
前記第1位置と前記第2位置とが一致するときに、前記カメラを用いて前記被写体の画像を撮影するステップ
とを具備する撮影方法。 - 請求項7において、
前記間欠的に前記被写体の仮画像を撮影するステップと、
前記仮画像のうちの前記第1時刻に撮影された第1仮画像と前記仮画像のうちの前記第2時刻に撮影された第2仮画像とを比較するステップとを更に具備し、
前記画像は、前記第1位置と前記第2位置とが一致し、かつ、前記第1仮画像と前記第2仮画像とが一致するときに、前記カメラを用いて撮影される
撮影方法。 - 請求項8において、
前記仮画像は、前記画像より前記被写体を写す範囲が小さい
撮影方法。 - 請求項8または請求項9のいずれかにおいて、
前記仮画像は、前記画像より解像度が粗い
撮影方法。 - 請求項7〜請求項10のいずれかにおいて、
前記位置がL回以上繰り返して一致しないときに、L回目に前記位置が一致しない時刻から所定の時間だけ経過したシャッター時刻を計測するステップと、
前記位置がL回以上繰り返して一致しないときに、前記シャッター時刻に前記カメラを用いて前記画像を撮影するステップ
とを更に具備する撮影方法。
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