JP4271545B2 - 携帯型電子機器およびその制御プログラム、並びに、記録媒体 - Google Patents

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本発明は、携帯型電子機器に関するものであり、より詳細には、ズームをさせながら連続して撮影することができるズーム連写機能を備えたカメラ付き携帯型電子機器に関するものである。
一般に、ズーム機能付き電子カメラには、光学ズームとデジタルズーム機能との少なくともいずれか一方が備えられている。光学ズーム機能の場合、電子カメラは、撮像エリア全体またはそのエリアの一部からの信号を読み出して、読み出した信号を用いて露出制御およびAWB(Automatic White Balance)の制御等を行っている。一方、電子ズーム機能を実現する場合、電子カメラは、信号の読出しを撮像エリア全体またはそのエリアの一部から読み出し、この信号を用いて露出制御およびAWB制御等を行っている。
このように、ズーム機能付き電子カメラの中には、ズーム倍率を変えながら連続撮影または連写、所謂、ズーム連写を行うことができるものがある(特許文献1、2参照)。
特開2003−060982公報(公開日;2003年2月28日) 特開2000−069345公報(公開日;2000年3月3日)
しかしながら、上記従来の構成では、以下に示す問題を生じる。ズーム連写は、特に、被写体が移動している場合に好適に使用される。しかしながら、移動している被写体を撮影する場合には、当然、被写体ごとにその移動速度は異なる。例えば、高速で移動する被写体や、低速で移動する被写体等がある。しかしながら、上記従来の構成では、高速で移動する被写体の場合であっても、また、低速で移動する被写体の場合であっても、同様にズーム連写を行うようになっている。従って、例えば、高速で移動する被写体に対して、ズーム連写を行った場合には、例えば、2枚目の撮影を行った時点では既に被写体の移動が完了している場合等のように、所望の画像情報が得られない恐れがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、より確実に所望の画像情報を得ることができる撮像装置を備えた携帯型電子機器を提供することにある。
本発明にかかる携帯型電子機器は、上記課題を解決するために、ズームさせながら連写するズーム連写機能を有する携帯型電子機器であって、ズーム連写を行う際の撮影間隔を変更する撮影間隔変更手段を備えていることを特徴としている。
本発明にかかる携帯型電子機器は、上記課題を解決するために、画像情報を出力する撮像手段と、上記撮像手段から出力された画像情報に対して変倍処理を行う画像処理手段と、上記撮像手段に所定の撮影間隔で連続的に画像情報を取得させる撮像命令信号を送信する一方、上記画像処理手段に撮影枚数に応じて連続的に変化する変倍率で上記画像情報に変倍処理を施させる変倍率情報信号を送信する撮影制御手段とを備え、上記撮影制御手段には、上記撮影間隔を設定するタイミング制御手段が設けられていることを特徴としている。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、上記撮像手段は、ズームレンズと、該ズームレンズを駆動させて、当該撮像手段の焦点距離を調整する焦点調整手段とを有しており、上記撮影制御手段は、上記焦点調整手段によるズームレンズの駆動を制御して、上記焦点距離を段階的に変更するズーム制御手段を備えている構成がより好ましい。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、外部と通信するための通信手段を備え、上記通信手段を介して通話要求があった場合には、撮影制御手段は、撮像命令信号および変倍情報信号の送信を中止する構成がより好ましい。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、外部からの通話要求を報知する報知手段を備え、撮影制御手段は、画像情報を取得している間、上記報知手段の動作を停止させるものである構成がより好ましい。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、上記の課題を解決するために、ズームレンズと、該ズームレンズを駆動させて当該撮像手段の焦点距離を調整する焦点調整手段とを有する、画像情報を出力する撮像手段と、上記撮像手段に対して、所定の撮影間隔で連続的に画像情報を取得させる撮像命令信号を送信する光学式撮影制御手段とを備え、上記光学式撮影制御手段は、上記焦点調整手段によるズームレンズの駆動を制御して、上記焦点距離を段階的に変更するズーム制御手段と、上記撮影間隔を設定するタイミング制御手段とを備えていることを特徴としている。
本発明にかかる携帯型電子機器の制御プログラムは、上記の課題を解決するために、上記携帯型電子機器を動作させる携帯型電子機器の制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴としている。
本発明にかかる記録媒体は、上記携帯型電子機器の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体である。
本発明にかかる携帯型電子機器は、以上のように、ズーム連写を行う際の撮影間隔を変更する撮影間隔変更手段を備えている構成である。
上記の構成によれば、ズーム連写を行う際の撮影間隔(1枚の撮影の後、次に撮影するまでの間隔)を変更することができるので、被写体の移動速度に併せて、撮影間隔を設定することができる。これにより、例えば、高速で移動する被写体をズーム連写にて撮影する際等であっても確実にズーム連写を行うことができる従って、従来よりと比べて、より好適にズーム連写を行うことができるという効果を奏する。
本発明にかかる携帯型電子機器は、以上のように、撮像手段と、画像処理手段と、撮影制御手段とを備え、上記撮影制御手段には、上記撮影間隔を設定するタイミング制御手段が設けられている構成である。
上記の構成によれば、ズーム連写を行う際に、撮影間隔を設定することができるようになっている。つまり、撮影間隔を変えることができるようになっている。これにより、例えば、移動速度が遅い被写体に対してズーム連写を行う場合や、移動速度の速い被写体に対してズーム連写を行う場合等の、被写体の移動条件に併せてズーム連写を行うことができる。これにより、ユーザは、より確実に良好な画像情報を得ることができるという効果を奏する。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、上記撮像手段は、ズームレンズと、焦点調整手段とを有しており、上記撮影制御手段は、ズーム制御手段を備えているとともに、上記ズーム制御手段を制御しながら、焦点距離が異なる連続した画像情報を取得する構成がより好ましい。
上記の構成によれば、光学ズームとデジタルズームとを併用した状態でズーム連写を行うことができる。従って、より一層高いズーム倍率でズーム連写を行うことができる。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、通信手段を備え、上記通信手段を介して通話要求があった場合には、撮影制御手段は、撮像命令信号および変倍情報信号の送信を中止する構成がより好ましい。
上記の構成によれば、外部から通話要求があったときには、撮影命令信号および変倍情報信号の送信を中止するようになっている。つまり、ズーム連写による撮影中に通話要求があった場合には、通話要求を重視するようになっている。これにより、例えば、緊急性の高い通話要求があった場合には、撮影動作を中止するようになっているので、通話要求がなされていることをユーザに通知することができる。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、報知手段を備え、撮影制御手段は、画像情報を取得している間、上記報知手段の動作を停止させる構成がより好ましい。
上記報知手段としては、例えば、音声を出力するスピーカや、振動モータ等が挙げられる。上記の構成によれば、報知手段の動作を停止させるようになっているので、より好適にズーム連写を行うことができる。また、上記報知手段が、特に振動モータである場合には、撮影を行っている最中に、上記振動モータが動作すると、手ぶれ等が起きて、好適にズーム撮影を行うことができない場合がある。従って、上記の構成とすることにより、手ぶれ等を防ぐことができるので、より好適にズーム連写を行うことができる。
また、本発明にかかる携帯型電子機器は、ズームレンズと、焦点調整手段とを有する撮像手段と、光学式撮影制御手段とを備え、上記光学式撮影制御手段は、ズーム制御手段と、タイミング制御手段とを備えている構成である。上記の構成とすることにより、上記ズーム制御手段を制御しながら、焦点距離が異なる連続した画像情報を取得することができる。
また、上記の構成によれば、光学ズームを行うズーム連写において、撮影間隔を可変とすることができるので、例えば、高速で移動する被写体に対してズーム連写を行う場合であっても、ベストショットを逃すことを防ぐことができる。これにより、従来よりも、より一層好適にズーム連写を行うことができる。
また、本発明の携帯型電子機器の制御プログラムは、コンピュータを上記の各手段として機能させるコンピュータ・プログラムである。
上記の構成により、コンピュータで上記携帯型電子機器の各手段を実現することによって、上記携帯型電子機器を実現することができる。
また、本発明の携帯型電子機器の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の各手段をコンピュータに実現させて、上記携帯型電子機器を動作させる携帯型電子機器の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
上記の構成により、上記記録媒体から読み出された携帯型電子機器の制御プログラムによって、上記携帯型電子機器をコンピュータ上に実現することができる。
本発明の実施の一形態について図1ないし図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態にかかる携帯型電子機器は、ズーム連写を行うことがでできる。上記ズーム連写とは、連続して撮影する、所謂、連写を行うとともにズームを行って撮影することを示している。そして、本実施の形態にかかるズーム連写には、例えば、ズームレンズの焦点距離を連続的に変えながら連写を行う光学ズーム連写と、連写を行いながら、撮影した画像に対して画像処理的な手法によりズームを行うデジタルズーム連写と、光学ズームとデジタルズームとを併用しながら連写を行うズーム連写とが含まれる。
以下の説明では、携帯型電子機器として、クラムシェル型の撮像装置(カメラ部)を備えた携帯電話機、所謂、カメラ付携帯電話機(以下の説明では、単に携帯電話機として説明する)について説明する。なお、以下の説明では、ボタンスイッチのことを単にボタンとして説明している。
図2は、本実施の形態にかかるクラムシェル型の携帯電話機1の開いた状態における概略の構成を示す正面図である。図3は、上記携帯電話機1の閉じた状態における蓋体側から見た概略の構成を示す正面図である。図4は、上記携帯電話機1の閉じた状態における本体側から見た概略の構成を示す正面図である。図5は、上記携帯電話機1を閉じた状態における概略の構成を示す側面図である。
図2に示すように、携帯電話機1(携帯型電子機器)は、本体2と、蓋体3とからなり、本体2と蓋体3とはヒンジを介して連結されている。そして、上記本体2と蓋体3とはヒンジを軸として回動が可能となっている。
そして、上記蓋体3には、図2および図3に示すように、メイン画面を表示する第1表示部4とサブ画面を表示する第2表示部5とスピーカ40と図示しないアンテナとを備えている。
第1表示部4は、携帯電話機1が折り畳まれた場合に、内側に位置するように配置されている。第2表示部5は、携帯電話機1が折り畳まれた場合に、外側、つまり、閉じた状態における携帯電話機1の表面側に設けられている。そして、第1表示部4および第2表示部5は、例えば、液晶ディスプレイやELディスプレイ等の装置と、当該装置と携帯電話機1の内部システムとの間のインターフェイスである各種ドライバとから構成されている。この第1表示部4および第2表示部5には、携帯電話機1を操作する際、各種の操作を行うためのガイダンス情報や受信情報、画像やテキスト情報、アイコン等が表示される。
また、スピーカ40は、第1表示部4の上部に備えられており、通話時に使用される。また、アンテナは、無線通信を行うために使用される。
次に、本体2について説明する。本体2には、図2、図4および図5に示すように、マイクロフォン30とメイン操作ボタン群67とカメラ部80(撮像素子)とライト部70とサイドボタン62とを備えている。なお、カメラ部80の詳細な構成については後述する。
上記マイクロフォン30とメイン操作ボタン群67とは、携帯電話機1を折り畳んだ場合に、内側となる面に設けられており、カメラ部80とライト部70とは、閉じた状態における携帯電話機1の表面側(外面側)に設けられている。また、サイドボタン62は、携帯電話機1の側面に設けられている。上記マイクロフォン30は、通話時に音声を入力するために使用される。
上記メイン操作ボタン群67は、携帯電話機1における各種設定や機能切替を行うための機能ボタン群66と、数字および/または文字等を入力するための入力ボタン群65とから構成されている。具体的には、上記機能ボタン群66には、携帯電話の電源のON/OFFを切替る電源ボタン71、後述する撮影モードを起動させるカメラボタン72、メールモードを起動させるメールボタン73、選択対象を上下左右方向に移動させるための十字ボタン74、上記十字ボタン74の中央に配置されており種々の選択を決定する決定ボタン75等が備えられている。また、入力ボタン群65は、テンキーである。テンキーは、「0」ボタン76から「9」ボタンまでの数字のボタンと「*」ボタンおよび「♯」ボタンとから構成されている。そして、上記決定ボタン75は、ユーザによる入力を確定するためのボタンであり、例えば、メールモードでは、テキスト入力を確定するために使用され、例えば、種々の設定を行う設定モードでは、各種設定を決定するために使用する。また、上記「0」ボタン76は、本体2のマイクロフォン近傍に設けられている。この「0」ボタンは、通話モードにおいて、相手先の電話番号の入力の際に使用され、また、例えば、メールモードでは、テキストを入力するために使用される。
また、上記決定ボタン75は、段階的にズームさせながら連続撮影を行うズーム連写モードの際には、ズーム連写を行うシャッターとしての撮影ボタン61として機能する。また、上記十字ボタン74は、ズーム連写モードにおいては、当該ズーム連写を行う際の条件設定を行うボタンとして機能する。具体的な条件設定については後述する。
また、サイドボタン62は、撮影モードにおけるシャッターボタン(撮影ボタン)である。つまり、サイドボタン62は、携帯電話機1を撮影モードで使用する際には、それぞれシャッターとして機能する。
なお、本実施の形態にかかる携帯電話機1では、上記サイドボタン62は、2段階の押下操作が可能な2段階ボタンスイッチ(以下、単に2段ボタン(2段階操作入力手段)62と称する)で構成されている。そして、上記携帯電話機1を撮影モードで使用する場合には2段ボタン62に対して「半押し」と呼ばれるストロークの浅い1段目の押下操作を行うと合焦処理が行われる。その後、この半押し状態から「全押し」と呼ばれるストロークの深い2段目の押下操作を行うと撮影処理が行われる。
ここで、上記携帯電話機1の詳細な構成について、図6のブロック部を参照して説明する。
図6に示すように、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、カメラ部(撮影手段)80、制御部10、表示部50、スピーカ(報知手段)40、マイクロフォン30、キー入力部60、記憶部20、ライト部70、無線部(通信手段)90および画像処理部(画像処理手段)100により構成されている。
カメラ部80は、被写体を撮影して画像信号を出力する撮像素子を備えた撮像手段である。カメラ部80の詳細な構成については後述する。
表示部50は、第1表示部4および第2表示部5から構成されており、文字や画像を表示するための表示手段であり、通話モードの場合には、電話番号などの通話情報が表示される一方、撮影モードの場合には、カメラ部80からの画像信号がスルー画像なってモニター表示され、デジタルスチルカメラのファインダーとして使用される。
スピーカ40およびマイクロフォン30は、通話モードで使用される。キー入力部60は、多数の操作キー(メイン操作ボタン群67)からなり、少なくとも通話モードで使用されるテンキー、発話キー及び終話キーが含まれるとともに、撮影モードで使用されるフォーカスボタン63および撮影ボタン61、2段ボタン62が含まれている。ここでは、フォーカスボタン63および撮影ボタン61として1段階の押下操作のみが可能な操作キーが使用されている。
記憶部20(記憶装置)は、カメラ部80から出力された画像情報や、携帯電話機1の様々な設定情報を保存するための記憶手段である。具体的には、上記記憶部20には、例えば、制御部10が動作する際に必要なプログラム、通信制御データ等の固定データを記憶する読出し専用の半導体メモリであるROMや、バーコード認識や通信に関するデータ、演算に使用するデータ及び演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリとしてのRAM等が含まれる。
無線部90は、アンテナを介して、図示しない無線基地局との間で無線通信を行って、携帯電話機1による通話及び電子メールの送受信を実現している。そして、例えば、記憶部20に記憶されている画像情報は電子メールに添付して無線送信することができる。
ライト部70は、撮影モードにおいて、露光装置として機能する。
画像処理部(画像処理手段)100は、カメラ部80にて撮影された画像情報の画像処理を行う。そして、本実施の形態にかかる携帯電話機1の画像処理部100は、デジタルズーム処理部101を備えている。そして、上記デジタルズーム処理部(画像処理手段)101は、上記画像情報の変倍処理(拡大・縮小)を行うようになっている。
制御部10は、ライト部70、カメラ部80、無線部90、記憶部20、キー入力部60、表示部50、スピーカ40、マイクロフォン30、および、画像処理部100を制御している。なお、上記制御部10における詳細な構成については後述する。
ここで、カメラ部80の構成について説明する。
図7は、図6のカメラ部80の一構成例を示したブロック図である。カメラ部80は、レンズ(ズームレンズ)83、受光素子を備えたCCD回路(撮像素子)81、CCD駆動部84、図示しない信号増幅部、A/D変換部85、および、レンズ駆動部(焦点調整手段)82により構成されている。
被写体からの光はレンズ83で集光され、画像信号を生成する撮像素子81に入射される。より具体的には、レンズ83で集光された光は、CCD回路81の受光素子が備えられている受光面に結像される。上記CCD回路81の受光面は多数の受光素子からなり、各受光素子には入射光量に応じた電荷が蓄積され、所定の露光時間内で蓄積された電荷を各受光素子から読み出すことにより画像信号(画像情報)が得られる。
CCD駆動部84は、CCD回路81に対しタイミングパルスを供給し、各受光素子に蓄積された電荷を消去するとともに、所定の露光時間が経過するまでに各受光素子に蓄積された電荷量を読み出すようにタイミング制御を行っている。
CCD回路81で生成された画像信号は、信号増幅部で増幅され、A/D変換部85においてデジタル信号に変換された後、後述する記憶部20に格納される。そして、図示しない画像処理部によってさまざまな処理が行われる。
また、レンズ駆動部82は、後述する撮影制御部(撮影制御手段)(光学式撮影制御手段)11からのレンズ駆動信号に基づいて、レンズ83を光軸方向に移動させる。つまり、レンズ駆動部82が、レンズ83を移動させることにより、カメラ部80の焦点距離が変動するようになっている。これにより、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、光学ズーム機能を実現している。
ここで、本実施の形態にかかる携帯電話機1の制御部10の詳細な構成について図1を参照して説明する。図1は、上記携帯電話機1の制御部10における概略の構成を示す機能ブロック図である。
制御部10は、図1に示すように、撮影ボタン検出部14と、条件設定部(撮影間隔変更手段)15と、撮影条件記憶部16と、タイマ17と、撮影タイミング決定部(タイミング制御手段)12および枚数計測部13を備えた撮影制御部(撮影制御手段)11とを備えている。
撮影ボタン検出部14は、本体2に設けられている撮影ボタン(撮影命令操作入力手段)61が押圧(押下)されたか否かを検出するものである。また、上記撮影ボタン検出部14は、撮影ボタン61が押圧された場合には、操作者によって撮影ボタン61が押されたことを示す撮影命令信号を、後述する撮影制御部11に送信する。つまり、撮影ボタン検出部14によって、ユーザから撮影命令が出されたか否かを知ることができる。
条件設定部15は、ユーザに入力された情報から、ズーム連写における撮影条件を設定するものである。具体的には、ユーザによって操作された十字ボタン74および決定ボタン75の押下状態を検出して、撮影制御部11に撮影条件信号を送信する。
撮影条件記憶部16は、ユーザによって入力される撮影条件に応じた撮影制御部の制御条件を記憶している。具体的には、例えば、ズーム連写を行う際の、撮影する画像のサイズとズーム条件との対応関係等が記憶されている。特に、ズーム連写を行う際には、撮影枚数に応じて、ズーム倍率を変動させることになる。そして、撮影条件記憶部16には、撮影枚数とズーム倍率との対応関係等が記憶されている。
タイマ17は、連写を行う際に、一度撮影を行った時点からの時間を計測している。つまり、タイマ17によって、連写を行う際の撮影間隔を計測することができる。
撮影タイミング決定部12は、ズーム連写を行う際に、一度撮影を行った後、次の撮影開始時間を決定するものである。具体的には、撮影タイミング決定部12は、撮影条件記憶部16から読み出された撮影条件に基づいて、所定の撮影間隔で、撮影命令信号を送信している。
枚数計測部13は、ズーム連写を行う際に、既に撮影した枚数を計測するものである。ズーム連写では、撮影する枚数に応じてズーム倍率を異ならせている。このため、枚数計測部13に、撮影した枚数を計測するようになっている。
撮影制御部11は、送信されてくる撮影命令信号に基づいて、カメラ部80から送信されてくる画像信号を撮影するものである。
なお、上記制御部10は、各ブロック(撮影制御部11、撮影タイミング決定部12、枚数計測部13、撮影ボタン検出部14、条件設定部15、撮影条件記憶部16、タイマ17)が、ハードウェアロジックによって実現されてもよいし、これら機能のうちの少なくとも何れか一部を、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現されてもよい。
すなわち、携帯電話機1の制御部10は、各ブロックの機能を実現する携帯電話機1の制御方法の命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、制御部10は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯電話機1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、制御部10に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、実現可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
このように本明細書において、手段(部)とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も包含する。さらに、1つの手段の機能が、2つ以上の物理的手段により実現されても、もしくは、2つ以上の手段の機能が、1つの物理的手段により実現されてもよい。
ここで、ズーム連写を行う際の、制御部10の処理について図を参照して説明する。なお、図は、ズーム連写を行う際の制御部10の一連の処理を示すフローチャートである。また、以下の説明では、画像処理部100のデジタルズーム処理部101において、デジタルズーム処理を行う場合について説明している。
まず、条件設定部15は、ユーザによって操作された十字ボタン74および決定ボタン75の押下状態を検出する(S1)ことにより、撮影間隔(T)を設定する(S2)。具体的には、上記ステップS1では、ユーザによってズーム連写における連写スピード、すなわち、撮影間隔が入力される。そして、条件設定部15は、十字ボタン74および決定ボタン75の押下状態に応じた撮影間隔を設定する(S2)。具体的には、本実施の形態では、ユーザによって撮影間隔が、0.1秒間隔で撮影する「高速撮影」(S2−1)、0.5秒間隔で撮影する「中速撮影」(S2−2)、1.0秒間隔で撮影する「低速撮影」(S2−3)の3段階に設定できるようになっている。そして、条件設定部15は、設定された撮影間隔に関する撮影条件を撮影制御部11に送信する。
次に、条件設定部15は、ユーザによって操作された十字ボタン74および決定ボタン75の押下状態を検出する(S3)ことにより、撮影する撮影枚数を設定する(S4)。具体的には、本実施の形態では、ユーザが撮影する画像情報のサイズが大きい「大」サイズを選択した場合には、条件設定部15は、撮影枚数を3枚に設定する(S4−1)。また、ユーザが撮影する画像情報のサイズとして「中」サイズを選択した場合には、条件設定部15は、撮影枚数を6枚に設定する(S4−2)。また、ユーザが撮影する画像情報のサイズが小さい「小」サイズを選択した場合には、条件設定部15は、撮影枚数を12枚に設定する(S4−3)。そして、条件設定部15は、設定された撮影枚数に関する撮影条件を撮影制御部11に送信する。このようにステップS3、4では、ユーザによって選択された撮影する画像情報のサイズに応じて、撮影枚数が設定される。
そして、条件設定部15から送信されてくる撮影条件を受信すると、撮影制御部11は、撮影条件記憶部16を参照して、ズーム連写における上記撮影条件に基づく制御条件(撮影枚数に応じた変倍率等の条件)を取得する。具体的には、撮影枚数(M)に関する撮影条件から、変倍処理を行うための変倍条件等を取得する。ズーム連写では、撮影した画像情報の枚数に応じて、変倍処理が異なる。具体的には、ズーム連写では、撮影した画像情報の変倍率を異ならせているが、この変倍率も撮影枚数が異なることにより変化する。従って、撮影制御部11は、撮影枚数に応じた変倍率情報信号等を撮影条件記憶部16から取得する。つまり、撮影条件記憶部16には、撮影枚数と変倍率との対応関係に関するテーブル等が記憶されている。そして、上記テーブルを参照して、撮影制御部は、制御条件を取得するようになっている。その後、撮影制御部11は、撮影タイミング決定部12に、撮影間隔に関する情報を通知するとともに、枚数計測部13に、撮影枚数に関する情報を通知する。
次に、撮影制御部11は、撮影ボタン検出部14からの撮影命令信号を受信したか否かを判断する(S5)。そして、撮影命令信号を受信した場合には、撮影制御部11は、撮影を行う(S6)具体的には、撮影制御部11は、カメラ部80の撮像素子81から出力される画像情報を取得する。そして、上記画像情報と、撮影条件記憶部16から取得した変倍率情報信号(制御条件)とを画像処理部100のデジタルズーム処理部101に送信する。このデジタルズーム処理部101では、上記変倍率情報信号に基づいて、上記画像情報に変倍処理を施す(S7)。そして、デジタルズーム処理部101は、変倍処理した画像情報を記憶部20に記憶させる(S8)(なお、ここでいう記憶とは、バッファでの一時記憶、可搬性のある記録媒体での記録などの記録のうちの何れかであれば良い)。
上記ステップS6において、1回の撮影を行った時点で、撮影制御部11は、タイマ17を動作させる。そして、撮影タイミング決定部12は、制御条件とタイマ17の経過時間とに基づいて次に撮影を行うタイミングを決定する。そして、再び、撮影が行われると、撮影制御部11は、新たにタイマ17を動作させて、次の撮影タイミングを決定する。
また、上記ステップS6にて撮影が行われると、枚数計測部13は、撮影枚数から1を引いた数字を記憶する(S9)。枚数計測部13は、撮影する枚数のうちの、残りの枚数を記憶している。
次に、撮影制御部11は、枚数計測部13が記憶している残りの撮影枚数が「0」であるか否かを判断する(S10)。そして、残りの撮影枚数が「0」枚であると判断すると、処理を終了する。
上記ステップS10で、残りの撮影回数が「0」でないと判断すると、撮影制御部11は、撮影タイミング決定部12から撮影命令信号が出されたか否かを判断する(S11)。換言すると、撮影タイミング決定部12は、タイマ17を参照して、前の撮影から所定の時間が経過したか、つまり、タイムアウトしたか否かを判断する。そして、ステップS11において、タイムアウトしたと判断すると、撮影タイミング決定部12は、撮影制御部11に撮影命令信号を出す(S6)。このように、処理はステップS6に戻り、上記ステップS6〜S11の処理が、残りの撮影枚数が0枚になるまで続く。
ここで、デジタルズーム処理部101にて処理が行われるデジタルズームについて図を参照して説明する。図は、デジタルズームの概要を示す説明図である。
以下の説明では、画像情報を拡大しながら連写を行う例について説明する。また、説明の便宜上、正方形の画像情報におけるデジタルズームについて説明する。
まず1枚目の画像情報を撮影制御部11から受信したとき、デジタルズーム処理部101は、得られた画像情報の全ての大きさを、予め設定されたサイズ(以下、設定サイズと称する)の画像情報になるように変倍処理を施す。なお、このときの、撮影制御部11から送信されてくる画像情報の大きさを便宜上10として、設定サイズを8とする。
そして、次に、所定の時間間隔をおいて撮影された2枚目の画像情報が送信されてきたとき、デジタルズーム処理部101は、送信されてきた画像情報のうち、9の大きさの画像情報のみを切り取り、この切り取った画像情報を上記設定サイズに変倍処理を施す。つまり、2枚目の画像情報では、変倍処理を施す前の画像情報の一部を設定サイズにするために、1枚目と比べて拡大された画像情報となっている。
次に、2枚目の撮影から所定時間経過後、撮影制御部11によって3枚目の撮影が行われる。そして、当該3枚目の画像情報を撮影制御部11から受信すると、デジタルズーム処理部101は、3枚目の画像情報の大きさ「10」のうち、「8」のサイズに相当する画像情報のみを切り出す。そして、その切り出した「8」の大きさの画像情報を、設定左図である「8」の大きさに変倍処理する。なお、この場合には、切り出した画像情報の大きさと設定サイズとが同じであるため、等倍にて変倍処理が行われる。
次に、3枚目の撮影から所定時間経過後、撮影制御部11によって4枚目の撮影が行われる。そして、当該4枚目の画像情報を撮影制御部11から受信すると、デジタルズーム処理部101は、4枚目の画像情報の大きさ「10」のうち、「7」のサイズに相当する画像情報のみを切り出す。そして、その切り出した「7」の大きさの画像情報を、設定左図である「8」の大きさに変倍処理する。この場合には、切り出した画像情報のサイズ「7」の方が、設定サイズ「8」よりも小さいため、拡大処理が行われる。
このようにデジタルズーム連写では、連写により撮影された一連の画像情報に対して、それぞれの変倍率にて、画像処理が行われる。
上記の説明では、デジタルズームを行いながら連写を行うデジタルズーム連写について説明している。しかしながら、ズームを行う方法としては、上記デジタルズームのみでなく、光学ズームによってズームを行ってもよい。また、デジタルズームと光学ズームとを組み合わせてズーム連写を行ってもよい。
以下に、光学ズームを用いて連写を行う光学ズーム連写について説明する。光学ズーム連写では、レンズ駆動部82がレンズ83を駆動させることにより、レンズの焦点距離を変動させている。つまり、レンズの焦点距離を変動させることにより、ズームを実現させている。従って、光学ズームを用いて連写を行う光学ズーム連写のみを行う場合には、撮影制御部11によって取得された画像情報には既にズームが行われており、画像処理部100のデジタルズーム処理部101における変倍処理は行わない。
ここで、光学ズーム連写を行う場合における制御部10の構成について、図10の機能ブロック図を参照して説明する。なお説明の便宜上、上記説明において示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
光学ズーム連写を行う場合には、撮影制御部11は、さらに、光学ズーム制御部18を備えている。
上記光学ズーム制御部18は、枚数計測部13にて計測された残り撮影枚数に応じて、カメラ部80にレンズ駆動信号を送信するものである。そして、カメラ部80は、撮影制御部11の光学ズーム制御部18から、レンズ駆動信号を受信すると、レンズ駆動部82を動作させて、カメラ部80の焦点距離を調整する。このようにして、光学ズームを行うようになっている。
以下、光学ズームにてズーム連写を行う場合における処理について図11のフローチャートを参照して説明する。なお、上記説明において、同じ工程を示す処理については同じ工程番号を付しており、詳細な説明は省略する。
ステップS6にて撮影制御部11は、カメラ部80の撮像素子81から出力される画像情報を取得すると、取得した画像情報を画像処理部100に送信する。画像処理部100では、画像情報を受信すると、変倍処理することなく、画像情報を記憶部20に記憶させる。そして、処理は、ステップS8に進む。
そして、ステップS10で、残りの撮影回数が「0」でないと判断すると、撮影制御部11は、カメラ部80のレンズ駆動部82に対して、レンズ駆動信号を送信する。レンズ駆動部82は、送信されてきたレンズ駆動信号に基づいて、レンズ83の焦点距離を変動させる。つまり、予め設定されている焦点距離に変動することにより、光学ズームを行う(S20)。そして、処理はステップS11に進む。
このように、光学ズームを用いてズーム連写を行う際には、次の撮影を行う前に、レンズ83の焦点距離を変動するようになっている。そして、焦点距離を変動させることにより得られる画像情報は、既にズームが行われた状態になっているので、画像処理部100による変倍処理は不要となる。
なお、上記光学ズームによる変倍処理と、デジタルズームによる変倍処理とを併用してズーム連写を行う場合には、上記ステップS1〜S11およびS20の処理を行えばよい。
なお、上記の説明では、撮影間隔を3段階に設定できる例について説明している。しかしながら、上記に限定されるものではなく、例えば、撮影間隔をユーザ自身が直接入力できるようにしてもよい。
また、上記の説明では、ユーザが画像情報のサイズを選択することにより、撮影する枚数を決定する例について説明した。しかしながら、例えば、ユーザが所望の枚数を選択すると撮影する画像情報のサイズが決定されるようにしてもよい。また、例えば、ユーザによって画像情報のサイズが決定された後、ユーザは、当該画像情報のサイズにて撮影できる最大枚数のうちユーザの所望する撮影枚数を設定するようにしてもよい。つまり、上記撮影条件記憶部16には、ユーザによって設定された撮影条件に基づいて、当該撮影条件に適した制御条件が読み出されるようになっている。
また、上記の説明では、撮影制御部11が、カメラ部80の撮像素子81から画像情報を取得して、当該画像情報と変倍率情報信号とを画像処理部100に送信する例について説明している。しかしながら、撮像素子81から出力される画像情報を取得して、変倍処理を施す方法としては、上記に限定されるものではない。
具体的には、例えば、カメラ部80は、撮像素子81から出力される画像信号を、撮影制御部を介さずに直接画像処理部100に送信するようになっていてもよい。この場合には、撮影制御部11は、カメラ部80に、所定の撮影間隔で撮影を行わせる撮影命令信号を送信する一方、画像処理部100に対して変倍率情報信号を送信するようにしてもよい。これにより、撮影命令信号を受信したカメラ部80は、撮像素子81から出力される画像情報を直接画像処理部100に送信する。そして、画像情報を受信した画像処理部100は、撮影制御部11から受信した変倍率情報信号に基づいて当該画像情報に変倍処理を施す。このようにして、ズーム連写を行うようにしてもよい。
また、例えば、撮影制御部11は、所定の撮影間隔で画像処理部100に対して、変倍率情報信号と撮影命令信号を送信するように構成してもよい。この場合には、撮影命令信号を受信した画像処理部100は、撮像素子81から出力される画像情報を取得し、変倍率情報信号に基づいて当該画像情報に変倍処理を施すようになっている。
また、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、無線部90を介して、外部から通信要求があった場合には、撮影制御部11は、ズーム連写の動作中であっても、撮像命令信号および変倍情報信号の送信を中止する構成であってもよい。これについて、具体的に説明する。外部からの通信要求があった場合には、当該通信要求は、緊急性が高い場合がある。この場合、ズーム連写の動作を中止し、外部からの通信要求を報知する構成とすることにより、ユーザは、ズーム連写による撮影中であっても、外部から通信要求があったことを知ることができる。
また、例えば、外部から送信されてきた通信要求が、通話要求であるか電子メールであるかを判断することができる無線部90を備えている場合であって、撮影制御部11は、上記通信要求が電子メールであると判断すると、撮像命令信号および変倍情報信号の送信を行う一方、上記通信要求が通話要求である場合には、撮像命令信号および変倍情報信号の送信を中止する構成としてもよい。電子メールの場合には、緊急性が低く、ズーム連写による撮影が終わった後でも、上記電子メールの内容確認を行うことができる。しかしながら、通話要求であると、時間が経過すると、当該通話要求が終了する場合があるので、ズーム連写による撮影を中止して、通話要求があることをユーザに報知する必要がある。このように、通話要求と電子メールとの場合において、撮影制御部11の処理を変更することにより、より一層使い勝手がよい携帯電話機1を提供することができる。
また、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、外部からの通話要求を報知するスピーカ40および/または図示しない振動モータを備え、撮影制御部11は、画像情報を取得している間、上記スピーカ40および/または振動モータの動作を停止させる構成としてもよい。
スピーカ40は、外部から通信要求があった場合には、音声でユーザに上記通信要求がなされている旨を報知するものである。また、振動モータは、外部から通信要求があった場合には、振動でユーザに上記通信要求がなされている旨を報知するものである。しかしながら、例えば、ユーザが、外部からの通信要求よりもズーム連写を重視する場合には、上記スピーカ40および/または振動モータによる通信要求が成されている旨の報知は邪魔になる。そこで、上記のように、ズーム連写を行っている最中には、外部からの通信要求を知らせないようにすることで、ユーザは、ズーム連写に集中することができる。また、特に、振動モータの動作を中止することで、撮影の際の手ぶれを防止することができる。
なお、このように、ズーム連写による撮影を行っている際中に、通話要求を重視するのか、撮影を重視するのかは、ユーザが選択できるようになっていればよい。
また、上記の説明では、画像信号を格納する記憶部20は、携帯電話機1に内蔵されている構成について説明している。しかしながら、上記記憶部20は、携帯電話機1の外部に設けられていてもよい。この場合には、撮影制御部11は、画像信号を外部の記憶装置(記憶部)に対して送信するようになっている。
本実施の形態にかかる携帯電話機1は、以上のように、ズームさせながら連写するズーム連写機能を有する携帯電話機1であって、ズーム連写を行う際の撮影間隔を変更する条件設定部15を備えている構成である。
上記の構成によれば、ズーム連写を行う際における撮影間隔を変更することができるので、被写体の移動速度に併せて、撮影間隔を設定することができる。これにより、例えば、高速で移動する被写体をズーム連写にて撮影する際等であっても確実にズーム連写を行うことができる従って、従来よりと比べて、より好適にズーム連写を行うことができる。
また、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、画像情報を出力するカメラ部80と、上記カメラ部80から出力された画像情報に対して変倍処理を行う画像処理部100と、上記カメラ部80に対して、所定の撮影間隔で連続的に画像情報を取得させる撮像命令信号を送信する一方、上記画像処理部100に対して撮影枚数に応じて連続的に変化する変倍率で上記画像情報に変倍処理を施させる変倍率情報信号を送信する撮影制御部11とを備え、上記撮影制御部11には、上記撮影間隔を設定する撮影タイミング決定部12が設けられている構成である。
上記の構成によれば、ズーム連写を行う際に、撮影間隔を設定することができるようになっている。つまり、撮影間隔を変えることができるようになっている。これにより、例えば、移動速度が遅い被写体に対してズーム連写を行う場合や、移動速度の速い被写体に対してズーム連写を行う場合等の、被写体の移動条件に併せてズーム連写を行うことができる。これにより、ユーザは、より確実に良好な画像情報を得ることができる。
また、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、上記カメラ部80は、ズームレンズ83と、上記ズームレンズ83を駆動させて、当該カメラ部80の焦点距離を調整するレンズ駆動部82とを有しており、上記撮影制御部11は、上記レンズ駆動部82によるズームレンズ83の駆動を制御して、上記焦点距離を段階的に調整する光学ズーム制御部18を備えている構成であることがより好ましい。
上記の構成によれば、光学ズームとデジタルズームとを併用した状態でズーム連写を行うことができる。従って、より一層高いズーム倍率でズーム連写を行うことができる。
また、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、外部と通信するための無線部90を備え、上記無線部90を介して通話要求があった場合には、撮影制御部11は、撮像命令信号および変倍情報信号の送信を中止する構成とすることがより好ましい。
上記の構成によれば、外部から通話要求があったときには、撮影命令信号および変倍情報信号の送信を中止するようになっている。つまり、ズーム連写による撮影中に通話要求があった場合には、通話要求を重視するようになっている。これにより、例えば、緊急性の高い通話要求があった場合には、撮影動作を中止するようになっているので、通話要求がなされていることをユーザに通知することができる。
また、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、外部からの通話要求を報知するスピーカ40および/または振動モータを備え、撮影制御部11は、画像情報を取得している間、上記スピーカ40および/または振動モータの動作を停止させる構成がより好ましい。
上記スピーカ40および/または振動モータとしては、例えば、音声を出力するスピーカや、振動モータ等が挙げられる。上記の構成によれば、スピーカ40および/または振動モータの動作を停止させるようになっているので、より好適にズーム連写を行うことができる。また、上記スピーカ40および/または振動モータが、特に振動モータである場合には、撮影を行っている最中に、上記振動モータが動作すると、手ぶれ等が起きて、好適にズーム撮影を行うことができない場合がある。従って、上記の構成とすることにより、手ぶれ等を防ぐことができるので、より好適にズーム連写を行うことができる。
また、本実施の形態にかかる携帯電話機1は、ズームレンズ83と、上記ズームレンズ83を駆動させて当該カメラ部80の焦点距離を調整するレンズ駆動部82とを有し、画像情報を出力するカメラ部80と、上記カメラ部80に対して、所定の撮影間隔で連続的に画像情報を取得する撮像命令信号を送信する光学式撮影制御部11とを備え、上記光学式撮影制御部11は、上記レンズ駆動部82によるズームレンズ83の駆動を制御して、上記焦点距離を段階的に制御する光学ズーム制御部18と、上記撮影間隔を設定する撮影タイミング決定部12とが備えている構成がより好ましい。
上記の構成によれば、光学ズームを行うズーム連写において、撮影間隔を可変とすることができるので、例えば、高速で移動する被写体に対してズーム連写を行う場合であっても、ベストショットを逃すことを防ぐことができる。これにより、従来よりも、より一層好適にズーム連写を行うことができる。
本実施の形態にかかる携帯電話機1の制御プログラムは、上記携帯電話機1を動作させる携帯電話機1の制御プログラムであって、コンピュータを上記の各部材として機能させる構成である。上記の構成により、コンピュータで上記携帯電話機1の各部材を実現することによって、上記携帯電話機1を実現することができる。
また、本発明の携帯電話機1の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の各部材をコンピュータに実現させて、上記携帯電話機1を動作させる携帯電話機1の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。上記の構成により、上記記録媒体から読み出された携帯電話機1の制御プログラムによって、上記携帯電話機1をコンピュータ上に実現することができる。
なお、本発明における携帯型電子機器としては、上記カメラ付携帯電話機に限定されるものではなく、例えば、携帯情報端末機等も含まれるものとする。
本発明にかかる携帯型電子機器は、カメラ付き携帯電話機に好適に適用できる。
本実施の形態にかかる携帯電話機の制御部の概略構成を示すブロック図である。 上記携帯電話機を開いた状態における概略の構成を示す正面図である。 上記携帯電話機の閉じた状態における蓋体側から見た概略の構成を示す正面図である。 上記携帯電話機の閉じた状態における本体部側から見た概略の構成を示す正面図である。 上記携帯電話機を閉じた状態における概略の構成を示す側面図である。 上記携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。 カメラ部の一構成例を示したブロック図である。 デジタルズームの概要を示す説明図である。 ズーム連写を行う際の制御部の一連の処理を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかる携帯電話機の他の制御部の概略構成を示すブロック図である。 光学ズームにてズーム連写を行う場合における処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯型電子機器)
10 制御部
11 撮影制御部(撮影制御手段)(光学式撮影制御手段)
12 撮影タイミング決定部(タイミング制御手段)
13 枚数計測部
14 撮影ボタン検出部
15 条件設定部(撮影間隔変更手段)
16 撮影条件記憶部
17 タイマ
18 光学ズーム制御部(ズーム制御手段)
20 記憶部
40 スピーカ(報知手段)
61 撮影ボタン
74 十字ボタン
75 決定ボタン
80 カメラ部(撮像手段)
81 CCD回路(撮像素子)
82 レンズ駆動部(焦点調整手段)
83 レンズ(ズームレンズ)
90 無線部(通信手段)
100 画像処理部(画像処理手段)
101 デジタルズーム処理部(画像処理手段)

Claims (5)

  1. 画像情報を出力する撮像手段と、
    上記撮像手段から出力された画像情報に対して変倍処理を行う画像処理手段と、
    上記撮像手段に所定の撮影間隔で連続的に画像情報を取得させる撮像命令信号を送信する一方、上記画像処理手段に撮影枚数に応じて連続的に変化する変倍率で上記画像情報に変倍処理を施させる変倍率情報信号を送信する撮影制御手段と
    外部と通信するための通信手段と、を備え、
    上記撮影制御手段は、上記撮影間隔を設定するタイミング制御手段を備えており、
    上記通信手段は、外部から送られてくる通信要求が電子メール通信要求であるか、通話要求であるかを判別し、
    上記撮影制御手段は、上記通信手段により判別された通信要求が通話要求である場合には、上記撮像命令信号および上記変倍情報信号の送信を中止し、上記通信手段により判別された通信要求が電子メール通信要求である場合には、上記撮像命令信号および上記変倍情報信号の送信を続行することを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 上記撮像手段は、ズームレンズと、該ズームレンズを駆動させて、当該撮像手段の焦点距離を調整する焦点調整手段とを有しており、
    上記撮影制御手段は、上記焦点調整手段によるズームレンズの駆動を制御して、上記焦点距離を段階的に変更するズーム制御手段を備えていることを特徴とする請求項記載の携帯型電子機器。
  3. ズームレンズと、該ズームレンズを駆動させて当該撮像手段の焦点距離を調整する焦点調整手段とを有する、画像情報を出力する撮像手段と、
    上記撮像手段に対して、所定の撮影間隔で連続的に画像情報を取得させる撮像命令信号を送信する光学式撮影制御手段と
    外部と通信するための通信手段と、を備え、
    上記光学式撮影制御手段は、上記焦点調整手段によるズームレンズの駆動を制御して、上記焦点距離を段階的に変更するズーム制御手段と、上記撮影間隔を設定するタイミング制御手段とを備えており、
    上記通信手段は、外部から送られてくる通信要求が電子メール通信要求であるか、通話要求であるかを判別し、
    上記光学式撮影制御手段は、上記通信手段により判別された通信要求が通話要求である場合には、上記撮像命令信号の送信を中止し、上記通信手段により判別された通信要求が電子メール通信要求である場合には、上記撮像命令信号の送信を続行することを特徴とする携帯型電子機器。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の携帯型電子機器を動作させる携帯型電子機器の制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための携帯型電子機器の制御プログラム。
  5. 請求項に記載の携帯型電子機器の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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