JP5030022B2 - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents
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Description
前記認識制御手段により前記第2の被写体が認識されると、前記フォーカス位置で前記撮像手段により新たに撮像された画像を記録させる第2の記録制御手段として機能させることを特徴とする。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り4、CCD5、ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、画像生成部9、CPU10、キー入力部11、メモリ12、DRAM13、フラッシュメモリ14、画像表示部15、バス16を備えている。
絞り4とは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいう。
メモリ12には、CPU10が各部を制御するのに必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
フラッシュメモリ14は、圧縮された画像データを保存する記録媒体である。
第1の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図2のフローチャートに従って説明する。
つまり、フォーカスレンズ2Aを移動させていき、フォーカスレンズ2Aの各レンズ位置で撮像された画像データのうち、該認識された顔領域の画像データのコントラスト成分が最も高くなるレンズ位置を検出する。そして、該検出したレンズ位置にフォーカスレンズ2Aを移動させることによりAF処理を行う。このとき、CPU10は、該AF処理された顔領域(認識された顔領域)に、顔認識枠を表示させることにより、該AF処理された顔領域を識別表示させる。
図3(A)を見ると、人物21が撮像されているので、該人物21の顔領域に顔認識枠22が表示されているのがわかる。この顔認識枠22が表示されている領域に対してAF処理が行なわれていることになる。
ステップS8で、所定のパターンが認識されていないと判断すると、ステップS9に進み、CPU10は、セルフ撮影モードの設定が解除されたか、つまり、ユーザのモード切替キーの操作により他のモード(通常の撮影モードや再生モード等)に設定されたか否かを判断する。
図3(B)を見ると、被写体21がVサインをしているのがわかる。このとき、被写体21の顔のピントが合うように既にAF処理が行われているので、撮影トリガーとなる被写体(ここでは、手のVサイン)以外の被写体(ここでは、被写体21の顔)にピントが合わさっていることになる。
一方、ステップS9で、セルフ撮影モードの設定が解除されたと判断すると、セルフ撮影モードを終了させる。
また、認識された顔に対してAF処理を行うので、顔にピントが合った画像を得ることができる。
次に第2の実施の形態について説明する。
C.デジタルカメラ1の動作
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
以下、第2の実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図4のフローチャートに従って説明する。
ステップS34で、シャッタボタンが全押しされていないと判断すると、全押しされるまでステップS34に留まり、シャッタボタンが全押しされたと判断すると、ステップS35に進み、CPU10は、現在のフォーカスレンズ2Aのレンズ位置(フォーカス位置)をバッファメモリに記憶する。つまり、ステップS33で、AF処理により移動されたフォーカスレンズ2Aのフォーカス位置を記憶する。
次いで、ステップS37で、CPU10は、タイマーをスタートさせてから一定時間(たとえば、10秒)が経過したか否か判断する。この一定時間は、ユーザが任意に変更することも可能である。
ステップS41で、所定のパターンが認識されていないと判断すると、ステップS42に進み、CPU10は、ステップS40の所定のパターンの認識処理を開始してから所定時間(たとえば、1分)が経過したか否かを判断する。
ステップS42で、所定のパターンの認識処理を開始してから所定時間経過していないと判断するとステップS41に戻る。
また、1回目の撮影はシャッタボタン全押し後、2回目以降の撮影は所定のパターン認識後、一定時間が経過してから静止画撮影を行うので、被写体の所定のパターンの合図後、いきなり撮影されるという不意打ちを防止することができ、意外なタイミングで撮影されることがない。
また、被写体がセルフタイミングを任意に決めることができる。
C.上記実施の形態は以下のような変形例も可能である。
この場合、複数の顔が認識された場合は、ステップS3で該認識された複数の顔すべてに対してピントが合うようにAF処理を行い、該AF処理が行なわれた(該認識された)複数の顔領域に顔認識枠22を表示させる(ステップS5)。
ここで、自動選択は、認識された各顔の優先順位に基づいて、優先順位が一番高い顔を選択する。
通常、撮影者が真に撮影したい被写体(メイン被写体)ほど、画角の中央よりになったり、顔を大きくして撮像したりするからであり、画角の中央に近い顔ほど、顔の大きさが大きいほどメイン被写体であると考えられるからであり、画角の中央に近い顔ほど、大きい顔ほど優先順位を高くする。
これにより、優先順位が一番高い顔、若しくはユーザによって指定された1つの顔に対してピントを合わせることができる。
この認識された複数の顔の中に登録された顔があるか否かの顔認識は、上記説明した顔認識処理のように単に人の顔が画像内にあるかどうかを認識するだけでなく、被写体の顔が誰の顔であるかを具体的に認識する処理を行い、例えば、撮像された画像データに基づいて、認識された顔の目の位置、口の位置、鼻の位置等の認識、及びそれらの位置関係なども認識し、それらを数値化した数値データ(顔特徴データ)を算出し、登録されている人物の顔の顔特徴データと比較照合することにより顔認識を行なう。
これにより、撮影者が真に撮影したい被写体に対してピントを合わせることができる。
また、ステップS6でシャッタボタンが全押し操作されると、所定のパターンを認識するパターン認識処理を開始するようにしたが、ステップS5でAF処理を行うと、ステップS7に進み、パターン認識処理を開始するようにしてもよい。
また、複数の顔が認識された場合は、全ての被写体の顔領域に対して動きが止まったか否かの判断を行い、全ての顔領域で被写体の動きが止まったと判断したときに、ステップS10に進み、静止画撮影処理を行うようにしてもよい。
これにより、被写体にとって意外なタイミングで撮影をすることがない。
つまり、1回目の静止画撮影は、顔が認識されるとAF処理を行うとともに、
顔の認識が撮影トリガーということになる。
また、シャッタボタン半押し後、又は、セルフ撮影モード設定後、顔認識処理を行い、顔が認識されると、該認識された顔に対して、AF処理を行い、シャッタボタン全押し後、直ちに又は一定時間経過後に静止画撮影を実行するようにしてもよい。
これによっても、2回目以降の撮影は、撮影トリガーとなる被写体以外の被写体にピントを合わせることができる。
また、顔認識処理により複数の顔が認識された場合のAF処理は、上記変形例(02)又は変形例(03)のようにしてもよい。
また、1回目の静止画撮影は、上記変形例(07)と同様に、顔が認識され、且つ、被写体の動きが止まったと判断したときに、行うようにしてもよい。
また、顔認識により認識された顔領域に顔認識枠を表示させるようにしてもよいし、顔認識枠を表示させないようにしてもよい。このとき、顔認識枠はAF処理の対象となった顔領域のみ表示させるようにしてもよいし、認識された全ての顔領域に表示させるようにしてもよい。
また、所定のパターンの認識後、一定時間が経過するまで静止画撮影の実行を待つようにしたが、所定のパターンが認識され、且つ、被写体の動きが止まったと判断したときに、静止画撮影を実行するようにしてもよい。
図5は、本変形例における所定の動きの例を示す図であり、図5に示すように、所定の動きを、被写体が「1」を描くような手の動きとし、被写体が数字の「1」を描くように手を動かした場合は所定のパターンが認識されたと判断されることになる。この所定の動きは、たとえば、撮像された画像データ間の動きベクトルを検出することにより動きを認識することができる。
また、上記各実施の形態においては、所定のパターンを、所定の形状及び所定の色とするようにしたが、所定の形状、所定の色、所定の動きのうち、1つ以上に基づいて所定のパターンを形成するようにしてもよい。
したがって、本発明の上記実施形態に対してなされ得る多種多様な変形ないし修正はすべて本発明の範囲内に含まれるものであり、添付の特許請求の範囲によって保護されるものと解さなければならない。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 画像生成部
10 CPU
11 キー入力部
12 メモリ
13 DRAM
14 フラッシュメモリ
15 画像表示部
16 バス
Claims (9)
- 撮像手段と、
フォーカス手段と、
前記撮像手段により撮像された画像に基づいて、前記フォーカス手段によるフォーカスの基準となる第1の被写体を認識する第1の認識手段と、
前記第1の認識手段により第1の被写体が認識されると、前記第1の被写体にフォーカスするフォーカス制御手段と、
前記撮像手段により撮像された画像の記録の契機となる第2の被写体を認識する第2の認識手段と、
前記第2の認識手段により第2の被写体を認識されると、前記フォーカス制御手段により前記第1の被写体にフォーカスされたときのフォーカスレンズのフォーカス位置で前記撮像手段により撮像された画像を記録させる第1の記録制御手段と、
前記第1の記録制御手段による画像の記録後、前記第2の認識手段に前記第2の被写体を再度認識させるよう制御する認識制御手段と、
前記認識制御手段により前記第2の被写体が認識されると、前記フォーカス位置で前記撮像手段により新たに撮像された画像を記録させる第2の記録制御手段と
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記フォーカス制御手段の制御により前記第1の被写体にフォーカスされたときのフォーカスレンズのフォーカス位置の情報を記憶させる位置記憶制御手段を更に備え、
前記第2の認識手段は、前記位置記憶制御手段によりフォーカス位置が記憶された後に、前記フォーカス位置を移動させて前記第2の被写体を認識し、
前記第1の記録制御手段は、前記第2の認識手段により前記第2の被写体が認識されると、前記位置記憶制御手段により記憶されたフォーカス位置で前記撮像手段により撮像された画像を記録させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記第1の記録制御手段は、
前記第2の認識手段により前記第2の被写体が認識されると、認識されてから一定時間経過後に、前記撮像手段により撮像された画像を記録させることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記第1の記録制御手段は、
前記第2の認識手段により前記第2の被写体が認識されると、直ちに前記撮像手段により撮像された画像を記録させることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記第2の認識手段は、
所定の形状、所定の動き、所定の色のうち、少なくとも1つ以上を認識することにより前記第2の被写体を認識することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 時間を計時する計時手段を更に備え、
前記第2の記録制御手段は、前記計時手段により一定時間が経過すると、前記第1の被写体にフォーカスが合った状態で前記撮像手段により撮像された画像を記録させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。 - 前記第1の認識手段、及び/又は前記第2の認識手段は、
前記撮像手段により撮像された画像データの中央領域又は所定領域の画像データに基づいて行うことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の撮像装置。 - 前記第1の認識手段は、
顔を認識することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の撮像装置。 - コンピュータを、
撮像された画像に基づいて、フォーカスの基準となる第1の被写体を認識する第1の認識手段、
前記第1の認識手段により第1の被写体が認識されると、所定のフォーカス手段により前記第1の被写体にフォーカスさせるフォーカス制御手段、
前記撮像手段により撮像された画像の記録の契機となる第2の被写体を認識する第2の認識手段、
前記第2の認識手段により第2の被写体を認識されると、前記フォーカス制御手段により前記第1の被写体にフォーカスされたときのフォーカスレンズのフォーカス位置で前記撮像手段により撮像された画像を記録させる記録制御手段、
前記第1の記録制御手段による画像の記録後、前記第2の認識手段に前記第2の被写体を再度認識させるよう制御する認識制御手段、
前記認識制御手段により前記第2の被写体が認識されると、前記フォーカス位置で前記撮像手段により新たに撮像された画像を記録させる第2の記録制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
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