JP2006017665A - 寸法測定器 - Google Patents

寸法測定器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006017665A
JP2006017665A JP2004198125A JP2004198125A JP2006017665A JP 2006017665 A JP2006017665 A JP 2006017665A JP 2004198125 A JP2004198125 A JP 2004198125A JP 2004198125 A JP2004198125 A JP 2004198125A JP 2006017665 A JP2006017665 A JP 2006017665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measuring instrument
dimension measuring
main body
measured
dial gauge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004198125A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Isogai
貞雄 磯貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMEYAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KAMEYAMA SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAMEYAMA SEISAKUSHO KK filed Critical KAMEYAMA SEISAKUSHO KK
Priority to JP2004198125A priority Critical patent/JP2006017665A/ja
Publication of JP2006017665A publication Critical patent/JP2006017665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

【課題】簡単で効率良くしかも正確に基準部材と被測定部材との外径寸法差を相対的に測定することができる寸法測定器を提供することを課題とする。
【解決手段】本体10と前記本体10に対して垂直に設けた測定当接体12とによって略L字形状を含むように形成された押当体10と、測定子23aの変位方向が直線的であるダイヤルゲージ20とから携帯式に構成されている。そして被測定部材の一端を前記測定当接体12に押し当てた状態でその他端を前記測定子23aに押し当てて被測定部材30、40の外径を測定可能に前記ダイヤルゲージ20を前記押当体10に設けてある。
【選択図】 図1


Description

本発明は、携帯式の寸法測定器に関し、詳しくは基準部材と被測定部材との外径寸法差を相対的に測定することができる寸法測定器に関する。
従来から、所定の厚みを有した円板状の部材と同じ部材を複製したい場合、例えばNC旋盤などを使用して複製する方法が知られている。この方法では、円板状の部材を基準部材(以下、「マスタ部材」と記す)とし、そのマスタ部材の各種寸法値をNC旋盤へ入力してマスタ部材と同じ寸法値になる部材を複製可能である。しかし複製によってできあがった部材(以下、「ワーク部材」と記す)とマスタ部材とを比較すると、例えば外径寸法に若干の誤差(例えば、1000分の数十ミリメートル単位の誤差)が生じることがあった。そのためワーク部材の外径がマスタ部材の外径よりも若干大きければ、従業者は再度ワーク部材をNC旋盤で旋削しなければならなかった。
しかし再度ワーク部材を旋削するにあたって、従業者はどのくらい旋削するかの数値をNC旋盤へ入力する必要がある。そのため、この入力する数値の算出方法として以下に記す2つの方法(「第1の方法」、「第2の方法」と記す)がよく知られている。
まず第1の方法として、従業者はNC旋盤の挟持部(例えば、チャック)からワーク部材を一旦取り外してワーク部材の外径を測定する。測定後に従業者はワーク部材を再度挟持部へ取り付ける。そして従業者は、測定したワーク部材の外径値からマスタ部材の外径値を差し引いて、その差し引いた数値をNC旋盤へ入力しワーク部材を旋削していた。
また第2の方法として、従業者はNC旋盤の挟持部にワーク部材が取り付けてある状態でワーク部材の外径をマイクロメータ等で測定する。そして従業者は、測定したワーク部材の外径値からマスタ部材の外径値を差し引いて、その差し引いた数値をNC旋盤へ入力しワーク部材を旋削していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
実開昭59−124306号公報
しかしながら、上述した第1の方法または第2の方法を使用してワーク部材を再度旋削すると、以下に記す問題点を有していた。
まず第1の方法を使用する場合、ワーク部材を挟持部から一旦取り外して、再度ワーク部材を挟持部に取り付けると、ワーク部材の芯が取り外しの前後でずれることがあり、芯がずれた状態で旋削しても旋削後のワーク部材はマスタ部材と一致しなかった。
次に第2の方法を使用する場合、ワーク部材が挟持部に取り付いてあるため、従業者は自身の測定姿勢が不充分な状態で測定しなければいけないこともあった。またワーク部材が円板状であれば、その外径をマイクロメータで測定するにはワーク部材の中心を通る直線上の両端部に相当する位置(直径に相当する位置)にマイクロメータを充てる必要があり、従業者は熟練した技能が必要であった。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、簡単で効率良くしかも正確に基準部材と被測定部材との外径寸法差を相対的に測定することができる寸法測定器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの寸法測定器である。
請求項1に記載の寸法測定器は、携帯式の寸法測定器であって、本体と前記本体に対して垂直に設けた測定当接体とによって略L字形状を含むように形成された押当体と、測定子の変位方向が直線的であるダイヤルゲージとから構成されている。そして被測定部材の一端を前記測定当接体に押し当てた状態で前記被測定部材の他端を前記測定子に押し当てて被測定部材の外径を測定可能に前記ダイヤルゲージを前記押当体に設けてある構成である。この構成によれば複数の被測定部材の外径寸法差を相対的に測定できる。また、この寸法測定器を使用すれば、従業者は簡単で効率良くしかも正確に測定できる。
また本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの寸法測定器である。
請求項2に記載の寸法測定器は、請求項1に記載の寸法測定器であって、前記本体の端面には、把持部を備えている構成である。ここで本体の端面とは、実施例に記載してある本体面と反対側の面である。この把持部によって、従業者は寸法測定器を持ち易くなり作業効率の向上に繋げることができる。
また本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの寸法測定器である。
請求項3に記載の寸法測定器は、請求項1〜2のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、前記本体において前記測定当接体と対向する端部には、前記ダイヤルゲージを支持する支持部材を備えている。そして前記ダイヤルゲージは、前記測定子の変位方向を軸方向とし、前記支持部材によってその軸芯まわりに回転可能に取り付けてある構成である。
この構成によればダイヤルゲージを測定子の変位方向を軸方向とし、その軸心まわりに任意に回転させることができる。したがって従業者が見易い方向にダイヤルゲージを回転させて使用することができる。
また本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの寸法測定器である。
請求項4に記載の寸法測定器は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、前記ダイヤルゲージには指針を備えている。そして前記指針は、前記測定子の変位量が最大になったときの状態を保持することができる構成である。この構成によれば被測定部材の形状が円板状でありその外径を測定する場合であっても、測定子の変位量が最大、すなわち被測定部材の外径を測定したときの指針の状態を保持させることができる。したがって従業者は指針の振れの最大値を見落とすことなく正確な数値を測定できる。
また本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの寸法測定器である。
請求項5に記載の寸法測定器は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、前記本体には、前記測定子と前記測定当接体との間隔を増減可能にするスライド機構を備えている構成である。この構成によれば測定当接体と支持部材との平行状態を保持させたままそれらの間隔を増減させることができる構成にしてもよい。このようにスライド機構を付加すれば、測定子と測定当接体との所定の間隔を増減可能となり各種サイズの被測定部材を測定できるため、寸法測定器の使用用途が広がることになる。
また本発明の第6発明は、請求項6に記載されたとおりの寸法測定器である。
請求項6に記載の寸法測定器は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、前記測定子の先端には、前記変位方向と垂直となるような面を有する面部材を備えている構成である。この構成によれば測定子と被測定部材とが線接触または面接触となり接触部位が増加するため測定精度の向上に繋げることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1(A)は、本発明の寸法測定器1の全体斜視図である。図1(B)は、図1(A)に記載のダイヤルゲージ20の正面拡大図である。図2(A)は、本発明に係る寸法測定器1の使用前の状態を説明する図である。図2(B)は、図2(A)に記載のダイヤルゲージ20の指針表示拡大図である。図3(A)は、本発明に係る寸法測定器1を使用してマスタ部材30を測定している状態を説明する図である。図3(B)は、図3(A)に記載のダイヤルゲージ20の指針表示拡大図である。図4(A)は、本発明に係る寸法測定器1を使用してワーク部材40を測定している状態を説明する図である。図4(B)は、図4(A)に記載のダイヤルゲージ20の指針表示拡大図である。
まず、図1を参照して本発明の寸法測定器1を説明する。図1に示すように、寸法測定器1は押当体10とダイヤルゲージ20とによって大別されておりそれぞれ個々に詳細を説明していく。
まず図1(A)を参照して押当体10について説明する。
この押当体10は、例えば平板状の本体11と、この本体11の一方の端部(図1(A)において、本体11の上端部)に本体11に対して垂直となる測定当接体12とによって略L字形状となるように構成してある。この略L字形状によって本体11の本体面11a(図1(A)において、本体11の左側面)と測定当接体12のヒサシ面12a(図1(A)において、測定当接体12の下向き面)とは直角を形成している。また測定当接体12の突出している面12b(図1(A)において、測定当接体12の左側面)とヒサシ面12aとによって形成される角部位はテーパ面12cを形成してある。また本体面11aには切欠溝11bが形成してある。また本体面11aと反対側の面には、従業者が寸法測定器1を持ち易くなるように把持部14を備えている。
また本体11の他方の端部(図1(A)において、本体11の下端部)には、本体11に対して垂直となる支持部材13を備えている。この支持部材13と測定当接体12とは、対向するように設けてある。また支持部材13には、測定当接体12に対して垂直となるように上下方向に貫通した貫通孔13aが設けてある。また支持部材13の側面から、この貫通孔13aに向けて垂直となるようにネジ孔13bが設けてある。そして、この貫通孔13aに後述するダイヤルゲージ20のステム22を挿通させて、この挿通状態でネジ孔13bからネジ13cを挿しこむことによってダイヤルゲージ20を支持部材13に支持させている。また支持部材13においてヒサシ面12aと対向する支持面13d(図1(A)において、支持部材13の上向き面)を備え、その支持面13dと左側面13eとによって形成される角部位はテーパ面13fを形成してある。
また、これら押当体10(本体11、測定当接体12)と支持部材13とは、例えば金属部材(例えば、鉄、アルミニウムなど)によって形成されている。もちろん、これら本体11と測定当接体12と支持部材13とは、一体成形であっても別体成形後にそれぞれを接合しても構わない。また本体11には軽量化のために本体面11aを貫通する方向に複数の孔が設けてある。
次に図1(B)を参照してダイヤルゲージ20について説明する。
このダイヤルゲージ20は、通常、標準形と言われており測定子23aの直線運動を指針21bの回転運動に変換させて表示させるものであり汎用品であるため簡略して説明することとする。ダイヤルゲージ20は、目盛板21aおよび指針21bを有する本体部21と、その本体部21の側面から突出した円筒状のステム22と、そのステム22の筒内部を直線的に且つ軸方向(図1(B)において、上下方向)に変位可能なスピンドル23とによって構成されている。また、このスピンドル23の一端(図1(B)において、上端)には測定子23aを有し、この測定子23aは先端に向けて突起している。またスピンドル23の他端は、本体部21の内部に挿通してあり、その内部に設けた弾性部材(図示しない)と連接している。そのため測定子23aを有するスピンドル23は、測定当接体12側(本体部21と反対側)に向けて弾性部材によって常に付勢力が作用している状態である。
そして測定子23aが弾性部材の付勢力に抗して付勢される(例えば、測定子23aが被測定部材によって本体部21側へ押し当てられると)と、その付勢によって測定子23aはスピンドル23とともに本体部21へ向けて直線的に変位する。この直線的に変位する方向が特許請求の範囲に記載の測定子23aの変位方向である。そして、その変位量に応じて本体部21の指針21bが回転する構造となっている。また指針21bの回転量を数値として判別可能となるように本体部21には目盛板21aが設けてある。そのため従業者は測定子23aの変位量を目盛板21aによって知ることができる。なお指針21bは親針21b1と子針21b2、また目盛板21aは親目盛板21a1(図1(B)において、本体部21の周縁状に付された目盛板)と子目盛板21a2(図1(B)において、親目盛板21a1の内部に付された目盛板)とによってそれぞれ構成されている。そのため親針21b1が1回転すると子針21b2が1目盛り進む構成となっており、親針21b1は最大10回転まで測定可能となっている。本実施例におけるダイヤルゲージ20は、例えば、親目盛板21a1が図示するように1/100等分され、また子目盛板21a2が10分割されているような目盛板表示であり、測定子23aの変位可能量が1mmである例を説明する。そのため、このダイヤルゲージ20では1/1000mm単位で測定可能である。
このダイヤルゲージ20を支持部材13に取り付けた状態について説明すると、ダイヤルゲージ20は測定子23aの変位方向が測定当接体12に対して垂直になるとともに、測定子23aと測定当接体12とが所定の間隔を有するように支持部材13に取り付けてある。この所定の間隔とは、被測定部材を挟み込み可能な間隔である。そして何も測定していない状態(図2の状態)において、ダイヤルゲージ20の測定子23aは、支持部材13の支持面13dから測定子23aの変位可能量、すなわち1mm突出するように設定(図2(A)参照)されている。
なお寸法測定器1は、図1に示される格好(本体11が鉛直方向となりダイヤルゲージ20が本体11に対して下側に位置する格好)だけでなく、この図1を上下逆転させた格好、または本体11が鉛直方向でなく鉛直方向よりも傾いた格好など各種格好で使用可能となっている。しかし図1に示される格好での使用状態が従業者にとって負担が少ない。なぜなら、従業者はヒサシ面12aを被測定部材の一端と当接させ、この当接状態でさらに被測定部材の他端を測定子23aに当接させる必要がある。そのため寸法測定器1の自重を利用して被測定部材の一端を当接できる格好、すなわち図1に示される格好にすることにより従業者に負担をかけることなく容易に測定できることとなる。
続いて、図2〜4を参照しこの寸法測定器1を使用してマスタ部材30とワーク部材40との外径寸法差を相対的に測定してマスタ部材30と同一外径値のワーク部材40を作成する方法を説明する。
図2は、測定前の状態における寸法測定器1について説明する図である。図2(A)からも明らかなように測定子23aは支持面13dから変位可能量である1mm突出している。この1mm突出状態におけるダイヤルゲージ20の親針21b1、子針21b2は、図2(B)に示すように互いに初期値となるためともに「0」を指している。
まず、この寸法測定器1を使用してマスタ部材30の外径を測定する。この測定は寸法測定器1の測定当接体12と支持部材13との間で形成される空間に、マスタ部材30を横方向(図3(A)において、紙面の奥から手前に向けた方向または紙面の手前から奥に向けた方向)から挟みこむような格好で実施する。その際の注意点として、マスタ部材30の上端部をヒサシ面12aにしっかり当接させながら実施しなければ測定の精度は上がらない。そしてマスタ部材30の下端部によって測定子23aは本体部21側(図3(A)において、下側)に向けて押圧される。このときの測定子23aの状態を、図2(A)に示される測定前の状態と比較すると、測定子23aは距離「D1」変位している。この状態におけるダイヤルゲージ20の指針21bは、図3(B)に示されるように親針21b1は「40」、子針21b2は「4〜5の間」を指している。すなわち指針値は「440/1000mm」である。なお、マスタ部材30は円板状であるため、従業者は測定時に親針21b1と子針21b2の各最大の振れを見逃さないように注意しなければならない。
次に、マスタ部材30の測定と同様にしてワーク部材40の外径を測定する。なおワーク部材40はNC旋盤の挟持部50(例えば、チャック)に取り付けられた状態のままで測定してよい。このときの測定子23aの状態を、図2(A)に示される測定前の状態と比較すると、測定子23aは距離「D2」変位している。この状態におけるダイヤルゲージ20の指針21bは、図4(B)に示すように親針21b1は「80」、子針21b2は「6〜7の間」を指している。すなわち指針値は「680/1000mm」である。
そして、これら各数値からマスタ部材30とワーク部材40との相対的な外径差を算出することができる。上記の場合であれば、ワーク部材40の外径値はマスタ部材30の外径値よりも「240/1000mm」大きいことになる。そして従業者は、この数値(240/1000mm)をNC旋盤へ入力してワーク部材40を再度旋削すればマスタ部材30と同一外径値となる部材を作ることができる。
このようにして従業者は異なる2つの被測定部材の外径寸法差を相対的に容易に測定できる。また、この寸法測定器1を使用すれば、被測定部材が円板状の部材であっても確実にその直径に相当する外径寸法差を測定できる。そしてNC旋盤を使用して、その外径寸法差からマスタ部材30と同一外径値となるようにワーク部材40を旋削することができる。また本体面11aには切欠溝11bを形成してあるため、被測定部材の部材面に突部などを有していても、その突部が溝の深さに収まる範囲内であれば、この寸法測定器1を使用することができる。また測定当接体12と支持部材13とにそれぞれテーパ面12c、テーパ面13fを形成してあるため、測定当接体12と支持部材13との間で形成される空間に被測定部材を滑らかに挟み込むことができる。
また本発明の寸法測定器1は、実施例で説明した構成、構造等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施例では、ダイヤルゲージ20のスピンドル23を測定子23aとともに支持部材13の貫通孔13aに挿通しその挿通状態でネジ13cを挿し込んでスピンドル23を支持する構成を説明した。そのため測定子23aの変位方向を軸方向とし、支持部材13によってその軸芯まわりに回転可能な構造となっている。したがって目盛板21a(親目盛板21a1、子目盛板21a2)を従業者が見易い方向に回転させることができる。
また本実施例では、ダイヤルゲージ20の指針21b(親針21b1、子針21b2)は、最大振れ時においても指針21bの振れ状態を保持しない構成のものを説明した。しかし、これに限定されるものでなく、指針21bは最大振れ時においても振れ状態を保持する構成のものであっても構わない。なお、この指針21bの最大振れ状態を保持する構成のダイヤルゲージ20も汎用品であるためその詳細説明は省略する。また本発明の寸法測定器1に指針21bの最大振れ状態を保持する構成のダイヤルゲージ20を適用すると、マスタ部材30およびワーク部材40の外形が円板状であっても、外形寸法を測定する際に指針21bの最大振れ状態を保持することができるため、従業者は振れの最大値を見落とすことなく正確な数値を測定できる。
また本実施例では、本体11は一体物である例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば本体11を上本体と下本体とになるように別体とし、その上本体と下本体との間にスライド機構(図示しない)を設けて、測定当接体12と支持部材13との平行状態を保持させたままそれらの間隔を増減させることができる構成にしてもよい。このようにスライド機構を付加すれば、測定子23aと測定当接体12との間隔を増減可能となり各種サイズの被測定部材を測定できるため、寸法測定器1の使用用途が広がることになる。
また本実施例では、測定子23aは先端に向けて突起している、すなわち測定子23aと被測定部材は点接触する例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、測定子23aの先端には測定子23aの変位方向と垂直となるような面を有する面部材(図示しない)を設ける構成でも構わない。その場合には測定子23aと被測定部材とが線接触または面接触となり接触部位が増加するため測定精度の向上に繋げることができる。
図1(A)は、本発明の寸法測定器1の全体斜視図である。図1(B)は、図1(A)に記載のダイヤルゲージ20の正面拡大図である。 図2(A)は、本発明に係る寸法測定器1の使用前の状態を説明する図である。図2(B)は、図2(A)に記載のダイヤルゲージ20の指針表示拡大図である。 図3(A)は、本発明に係る寸法測定器1を使用してマスタ部材30を測定している状態を説明する図である。図3(B)は、図3(A)に記載のダイヤルゲージ20の指針表示拡大図である。 図4(A)は、本発明に係る寸法測定器1を使用してワーク部材40を測定している状態を説明する図である。図4(B)は、図4(A)に記載のダイヤルゲージ20の指針表示拡大図である。
符号の説明
1 寸法測定器
10 押当体
11 本体
11b 切欠溝
12 測定当接体
13 支持部材
14 把持部
20 ダイヤルゲージ
21b 指針(親針21b1、子針21b2)
23a 測定子
30 マスタ部材(被測定部材)
40 ワーク部材(被測定部材)






Claims (6)

  1. 携帯式の寸法測定器であって、
    本体と前記本体に対して垂直に設けた測定当接体とによって略L字形状を含むように形成された押当体と、測定子の変位方向が直線的であるダイヤルゲージと、からなり、
    被測定部材の一端を前記測定当接体に押し当てた状態でその他端を前記測定子に押し当てて被測定部材の外径を測定可能に前記ダイヤルゲージを前記押当体に設けてあることを特徴とする寸法測定器。
  2. 請求項1に記載の寸法測定器であって、
    前記本体の端面には、把持部を備えていることを特徴とする寸法測定器。
  3. 請求項1〜2のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、
    前記本体において前記測定当接体と対向する端部には、前記ダイヤルゲージを支持する支持部材を備えており、
    前記ダイヤルゲージは、
    前記測定子の変位方向を軸方向とし、前記支持部材によってその軸芯まわりに回転可能に取り付けてあることを特徴とする寸法測定器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、
    前記ダイヤルゲージには指針を備えており、
    前記指針は、前記測定子の変位量が最大になったときの状態を保持することを特徴とする寸法測定器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、
    前記本体には、
    前記測定子と前記測定当接体との間隔を増減可能にするスライド機構を備えていることを特徴とする寸法測定器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の寸法測定器であって、
    前記測定子の先端には、
    前記変位方向と垂直となるような面を有する面部材を備えていることを特徴とする寸法測定器。



JP2004198125A 2004-07-05 2004-07-05 寸法測定器 Pending JP2006017665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198125A JP2006017665A (ja) 2004-07-05 2004-07-05 寸法測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198125A JP2006017665A (ja) 2004-07-05 2004-07-05 寸法測定器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006017665A true JP2006017665A (ja) 2006-01-19

Family

ID=35792083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004198125A Pending JP2006017665A (ja) 2004-07-05 2004-07-05 寸法測定器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006017665A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103913107A (zh) * 2014-04-03 2014-07-09 含山县清溪德胜铸造厂 一种电机端盖内止口直径公差测量装置
CN103913108A (zh) * 2014-04-03 2014-07-09 含山县清溪德胜铸造厂 一种电机端盖外止口直径公差测量装置
CN107478136A (zh) * 2017-08-17 2017-12-15 中船动力有限公司 柴油机机架内凹部两端斜侧面开档的测量装置及方法
CN109696105A (zh) * 2019-02-19 2019-04-30 常州天山重工机械有限公司 一种测量装置及其应用、测量方法及工件加工方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103913107A (zh) * 2014-04-03 2014-07-09 含山县清溪德胜铸造厂 一种电机端盖内止口直径公差测量装置
CN103913108A (zh) * 2014-04-03 2014-07-09 含山县清溪德胜铸造厂 一种电机端盖外止口直径公差测量装置
CN107478136A (zh) * 2017-08-17 2017-12-15 中船动力有限公司 柴油机机架内凹部两端斜侧面开档的测量装置及方法
CN109696105A (zh) * 2019-02-19 2019-04-30 常州天山重工机械有限公司 一种测量装置及其应用、测量方法及工件加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5932006B1 (ja) 接触式位置測定器を用いた面取り穴径の測定方法
JP2006017665A (ja) 寸法測定器
JP5349401B2 (ja) 寸法測定装置
JP2006194692A (ja) 測定装置および測定方法
CN209295887U (zh) 异面孔轴线及翻转轴座专用异面孔轴线垂直度测量装置
JP2005338001A (ja) 穴ピッチ測定方法及び穴ピッチ測定器
JP2014190946A (ja) ボーリング刃具の刃先突出長さ調整装置および調整方法
JP6831393B2 (ja) 機械加工装置の上でツールをセンタリングするためのアクセサリー、センタリング方法、および、そのようなアクセサリーを含むセンタリング支援デバイス
JP2008139078A (ja) 平行穴測定方法及び平行穴測定装置
Hansen et al. Performance verification of 3D printers
JP5782414B2 (ja) 面取り寸法測定器
JP5286699B2 (ja) 物品の形状測定方法及び測定装置
JP2002096244A (ja) 芯出しホルダー
CN203274606U (zh) 双杠杆沉台外径千分尺
JP7204274B1 (ja) 測定器具補助具
JP2005172739A (ja) 歯溝振れ量の測定装置および測定方法
JP2019152506A (ja) 球面内径測定装置および測定方法
JP2017194287A (ja) 外側マイクロメータの校正治具
JPH01158301A (ja) 歯車の測定装置及び測定方法
JP2504202Y2 (ja) Nc旋盤におけるワ―ク寸法測定用治具
KR20100045816A (ko) 구멍 크기 및 간격 측정장치
JP2003050102A (ja) 測定模範台及び測定具
JP4046490B2 (ja) 加工工具の心高測定方法
JP2000055645A (ja) ワーク面計測治具、計測装置及び計測方法
JP2591913B2 (ja) 直角測定器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060704

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20061031

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02