JP2017194287A - 外側マイクロメータの校正治具 - Google Patents

外側マイクロメータの校正治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017194287A
JP2017194287A JP2016082940A JP2016082940A JP2017194287A JP 2017194287 A JP2017194287 A JP 2017194287A JP 2016082940 A JP2016082940 A JP 2016082940A JP 2016082940 A JP2016082940 A JP 2016082940A JP 2017194287 A JP2017194287 A JP 2017194287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
anvil
spindle
frame
standard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016082940A
Other languages
English (en)
Inventor
仕程 穆
Shicheng Mu
仕程 穆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP2016082940A priority Critical patent/JP2017194287A/ja
Publication of JP2017194287A publication Critical patent/JP2017194287A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】アンビルの測定面とスピンドルの測定面の間に標準器を正しく配置し、簡単かつ正確に校正作業を行うことができる外側マイクロメータの校正治具を提供すること。【解決手段】フレームと、一端にアンビルに摺動自在に嵌合するアンビルサポート部が形成され他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられたアンビルアームと、一端にスピンドルに摺動自在に嵌合するスピンドルサポート部が形成され他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられたスピンドルアームと、一端に標準器を保持する標準器保持部が形成され他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられた標準器アームを備え、前記フレームの一端側に前記アンビルアームが取り付けられるとともに前記フレームの他端側に前記スピンドルアームが取り付けられ、かつ前記アンビルアームと前記スピンドルアームの間に前記標準器アームが取り付けられた校正治具。【選択図】図1

Description

本発明は、外側マイクロメータの校正を容易にする治具に関するものである。
外側マイクロメータ10は、被測定物の外側寸法を精密に測定する測定器であり、図2に示すように、半円形またはU字形をしたフレーム11の一方に固定され、測定面12aを有するアンビル12と、アンビル12の測定面12aに対面する平行な測定面13aを有し、アンビル12の測定面13aに対して垂直な方向に移動するスピンドル13と、内部に精密ネジを有し、スピンドル13の移動量に対応した目盛を有するスリーブ14と、スリーブ14内部の精密ネジを回転するシンブル15を備え、両測定面間の距離を読み取ることによって外側寸法を測ることができる測定器である。外側マイクロメータにおいては、スリーブ14内部に設けられた精密ネジの回転がスピンドル13の変位に変換されることから、精密ネジの回転角が変位量として拡大して測定することができ、ノギス等より精密に被測定物の測長が可能となる。このような外側マイクロメータ10においては、シンブル15の右端にラチェットストップ16が設けられ、ラチェットストップ16を回転させてスピンドル13を被測定物に当接させることで測定圧を一定にすることができる。
このように精密測定が可能なマイクロメータにおいては、精度を維持するため、定期的な校正が不可欠である。校正は、標準器(ブロックゲージ)を用いて測定を行い、標準器との差を確認することで行う(特許文献1等)。
特開2011−89889号公報
外側マイクロメータの校正は、標準器をアンビル12の測定面12aとスピンドル13の測定面13aで狭持して標準器の寸法を測定することで行うが、このとき標準器が斜めになっていると、正確な標準器の寸法を測定することができず、正しい校正を行うことができない。
また、アンビル12の測定面12aおよびスピンドル13の測定面13aが球面で形成され、歯車のオーバーピン径の測定に用いられるボール歯形マイクロメータ(図3(a))、アンビル12の測定面12aおよびスピンドル13の測定面13aがテーパ上に形成され、歯車の谷径の測定に用いられるポイントマイクロメータ(図3(b))等の専用マイクロメータ等の校正を行う際は、標準器と、アンビル12の測定面12aおよびスピンドル13の測定面13aの接触面積が小さく、標準器を正しく測定することが難しい。
このことから、本発明は、作業経験の少ない作業者であっても、アンビル12の測定面12aとスピンドル13の測定面13aの間に標準器を正しく配置し、簡単かつ正確に校正作業を行うことができる外側マイクロメータの校正治具を提供することを目的とする。
本発明の外側マイクロメータの校正治具は、フレームと、一端にアンビルに摺動自在に嵌合するアンビルサポート部が形成され、他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられたアンビルアームと、一端にスピンドルに摺動自在に嵌合するスピンドルサポート部が形成され、他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられたスピンドルアームと、一端に標準器を保持する標準器保持部が形成され、他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられた標準器アームを備え、前記フレーム一端側に前記アンビルアームが取り付けられるとともに、前記フレームの他端側に前記スピンドルアームが取り付けられ、かつ、前記アンビルアームと前記スピンドルアームの間に前記標準器アームが取り付けられたものとする。
本発明の外側マイクロメータの校正治具においては、前記アンビルサポート部が固定手段によりアンビルに固定されたものとすることができる。また、前記アンビルアームがフレームに固定され、かつ、前記スピンドルアームがフレームに固定されたものとしてもよく、前記アンビルアームがフレームに固定され、かつ、前記標準器アームがフレームに固定されたものとしてもよい。さらに前記アンビルおよび前記スピンドルの中心軸と、前記標準器の中心軸が一致するよう配置されることが好ましい。
本発明の外側マイクロメータの校正治具を用いることで、作業経験の少ない作業者であっても、簡単かつ正確に校正作業を行うことができるという効果を得ることができる。
本発明の外側マイクロメータの校正治具の第1の実施形態を示す概略図である。 本発明の外側マイクロメータの校正治具におけるスピンドルサポート部の一例を示す概略図である。 本発明の外側マイクロメータの校正治具の第1の実施形態による校正作業を説明する概略図である。 本発明の外側マイクロメータの校正治具の第1の実施形態の変形例を示す概略図である。 本発明の外側マイクロメータの校正治具の第2の実施形態を示す概略図である。 外側マイクロメータの校正を示す概略図である。 アンビルの測定面およびスピンドルの測定面が小さい専用マイクロメータの例であり、(a)がボール歯形マイクロメータの概略図、(b)がポイントマイクロメータの概略図である。
[第1の実施形態]
本発明の外側マイクロメータの校正治具における第1の実施形態の構成を図1に示す。外側マイクロメータの校正治具30は、フレーム31の一方側にアンビルアーム32が配置されるとともに、フレーム31の他端側にスピンドルアーム33が配置され、かつアンビルアーム32とスピンドルアーム33の間に標準器アーム34が配置される。アンビルアーム32、標準器アーム34およびスピンドルアーム33は、それぞれ略平行に配置され、フレーム31とともにE字状に配置される。
アンビルアーム32は、一端にアンビル12に摺動自在に嵌合するアンビルサポート部32aが形成されており、他端はフレーム31摺動自在に嵌合するフレームサポート部32bが形成されている。本実施形態において、アンビルサポート部32aおよびフレームサポート部32bは、ネジ締結等の固定手段によりそれぞれアンビル12およびフレーム31に固定されている。
スピンドルアーム33は、一端にスピンドル13に摺動自在に嵌合するスピンドルサポート部33aが形成されており、スピンドル13はシンブル15(図1では省略)の回転により自在に進退することができる。また、スピンドルアーム33は、他端にフレーム31に摺動自在に嵌合するフレームサポート部33bが形成されている。本実施形態において、スピンドルアーム33のフレームサポート部33bは、ネジ締結等の固定手段によりフレーム31に固定されている。
スピンドル13を保持するスピンドルサポート部33aは、スピンドル13の進退を阻害しないよう、スピンドル13の外周とスピンドルサポート部33aの内周の摩擦を低減するものとすることが好ましい。この観点から、例えばポリテトラフルオロエチレン等の潤滑性を有する樹脂で、スピンドルサポート部33aの内周面を形成することが好ましい。この場合、スピンドルサポート部33a自体を潤滑性を有する樹脂で形成してもよく、スピンドルサポート部33aの内周面に潤滑性を有する樹脂を被覆してもよい。
また、例えば図2に示すように、スピンドルサポート部33aを内周部331と外周部332に分割し、内周部331に少なくとも3つの玉またはコロ333を、回動可能に配置するとともに、各玉またはコロ333の一部がスピンドルサポート部33aの内周面より等距離で突出するようして、玉またはコロ333によりスピンドル13を保持するようにしてもよい。
標準器アーム34は、一端に標準器20を保持する標準器保持部34aが形成される。標準器20は、その測定面が、アンビル12の測定面12aおよびスピンドル13の測定面13aと平行になるよう標準器保持部34aにより固定して取り付けられる。このため標準器20は中心軸の方向が、アンビル12およびスピンドル13の中心軸の方向が一致する。標準器20の中心軸とアンビル12およびスピンドル13の中心軸を一致させるとより好ましい。なお、図1の標準器20は、棒状のマイクロメータ基準棒として記載してあるが、ゲージブロックを用いてもよい。また、標準器アーム34の他端には、前記フレーム31に摺動自在に嵌合するフレームサポート部34bが形成されている。本実施形態において、フレームサポート部34bは固定されず、標準器20とともに標準器アーム34はフレーム31に沿って移動可能となっている。
上記の外側マイクロメータの校正治具30を用いた校正作業を図2に示す。標準器アーム34をアンビル12側に移動させて、標準器20の一方の測定面をアンビル12の測定面に当接させるとともに、スピンドル13を移動させてスピンドル13の測定面を標準器の他方の測定面に当接させる。このとき、標準器20は、予めアンビル12の測定面12aおよびスピンドル13の測定面13aと平行になるよう標準器保持部34aに取り付けられているため、斜めになることなく、正しい位置で校正作業を行うことができる。
校正作業が終了したら、スピンドル13を後退させて、スピンドルサポート部33aより抜き出すとともに、アンビルサポート部32aの固定手段をネジを緩める等して解除し、アンビル12よりアンビルサポート部32aを取り外すことにより、通常の測定作業を行うことができる。また、外側マイクロメータの校正治具30に標準器20を取り付けたままで保管しておくことにより、次回の校正時にそのまま校正作業を行うことができる。
なお、上記の第1の実施形態において、アンビルアーム32は、フレームサポート部32bを固定手段によりフレーム31に固定されたものとしたが、この場合、図3に示すように、フレーム31とアンビルアーム32を一体化し、一辺がフレーム31となり、一辺がアンビルアーム32となるL字状のアームとしてもよい。
[第2の実施形態]
本発明の外側マイクロメータの校正治具における第2の実施形態の構成を図4に示す。第1の実施形態においては、アンビルサポート部32aが固定手段によりフレーム31に固定され、標準器アーム34のフレームサポート部34bが固定されない構成とし、標準器アーム34が可動する構成としたが、第2の実施形態においては、標準器アーム34のフレームサポート部34bを固定手段によりフレーム31に固定され、アンビルサポート部32aが固定されない構成としたものである。この第2の実施形態においては、フレーム31に固定されたスピンドルアーム33および標準器アーム34が一体となったF字状アームが、アンビルアーム32のアンビルサポート部32bに摺動自在に保持され、移動することにより、標準器の校正を行うことができる。
このように、本発明の外側マイクロメータの校正治具においては、フレーム31に摺動自在に嵌合するアンビルアーム32のフレームサポート部32b、スピンドルアーム33のフレームサポート部33b、標準器アーム34のフレームサポート部34bのうち、少なくとも一つを固定手段により固定するとともに、残りを固定せず摺動可能として使用することができる。また、固定手段により固定されるフレームサポート部については、図3に示したように、固定されるアームとフレーム31を一体化してフレームサポート部を省略することができる。
外側マイクロメータの校正を簡便にするものであり、外側マイクロメータを用いる測定作業全般に利用できる。
10 外側マイクロメータ
11 フレーム
12 アンビル
12a アンビルの測定面
13 スピンドル
13a スピンドルの測定面
14 スリーブ
15 シンブル
16 ラチェットストップ
20 標準器(ブロックゲージ)
30 校正治具
31 校正治具のフレーム
32 校正治具のアンビルアーム
32a アンビルアームのアンビルサポート部
32b アンビルアームのフレームサポート部
33 校正治具のスピンドルアーム
33a スピンドルアームのスピンドルサポート部
33b スピンドルアームのフレームサポート部
34 校正治具の標準器アーム
34a 標準器アームの標準器保持部
34b 標準器アームのフレームサポート部

Claims (5)

  1. フレームと、
    一端にアンビルに摺動自在に嵌合するアンビルサポート部が形成され、他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられたアンビルアームと、
    一端にスピンドルに摺動自在に嵌合するスピンドルサポート部が形成され、他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられたスピンドルアームと、
    一端に標準器を保持する標準器保持部が形成され、他端に前記フレームに固定してまたは摺動自在に取り付けられた標準器アームを備え、
    前記フレームの一端側に前記アンビルアームが取り付けられるとともに、前記フレームの他端側に前記スピンドルアームが取り付けられ、かつ、前記アンビルアームと前記スピンドルアームの間に前記標準器アームが取り付けられた外側マイクロメータの校正治具。
  2. 前記アンビルサポート部が固定手段により前記アンビルに固定されている請求項1に記載の外側マイクロメータの校正治具。
  3. 前記アンビルアームが前記フレームに固定され、かつ、前記スピンドルアームが前記フレームに固定された請求項1または2に記載の外側マイクロメータの校正治具。
  4. 前記アンビルアームが前記フレームに固定され、かつ、前記標準器アームが前記フレームに固定された請求項1または2に記載の外側マイクロメータの校正治具。
  5. 前記アンビルおよび前記スピンドルの中心軸と、前記標準器の中心軸が一致するよう配置された請求項1〜4のいずれかに記載の外側マイクロメータの校正治具。
JP2016082940A 2016-04-18 2016-04-18 外側マイクロメータの校正治具 Pending JP2017194287A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082940A JP2017194287A (ja) 2016-04-18 2016-04-18 外側マイクロメータの校正治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082940A JP2017194287A (ja) 2016-04-18 2016-04-18 外側マイクロメータの校正治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017194287A true JP2017194287A (ja) 2017-10-26

Family

ID=60156350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016082940A Pending JP2017194287A (ja) 2016-04-18 2016-04-18 外側マイクロメータの校正治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017194287A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116678302A (zh) * 2023-07-28 2023-09-01 三峡高科信息技术有限责任公司 一种基于千分尺的摆度传感器的校准方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116678302A (zh) * 2023-07-28 2023-09-01 三峡高科信息技术有限责任公司 一种基于千分尺的摆度传感器的校准方法
CN116678302B (zh) * 2023-07-28 2023-10-27 三峡高科信息技术有限责任公司 一种基于千分尺的摆度传感器的校准方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103692292B (zh) 在车床上进行工件尺寸在线测量的方法
JP5277033B2 (ja) 補正ボール径算出方法および形状測定装置
CN105473981A (zh) 接触式探针的校准
US8091251B1 (en) High-speed measuring electronic digital outside micrometer
JP6552940B2 (ja) 治具及びゲージ検査機
JP2017156255A (ja) 真円度測定装置
EP2149775B1 (en) Profile measuring instrument and profile measuring method
JP6636288B2 (ja) ねじリード測定における回転角度センサ及び変位センサの一括自律校正方法及びねじリード測定装置
JP2019090636A (ja) 真円度測定器
JP5317549B2 (ja) カムプロファイル測定装置
JP2018169180A (ja) 内径測定装置およびそれを用いた内径測定方法
JP2017194287A (ja) 外側マイクロメータの校正治具
JP2015064235A (ja) 真円度測定機
CN203798266U (zh) 外螺纹中径千分尺
JP2010085360A (ja) 自動寸法測定装置
JP2007240201A (ja) テーパ角度測定方法及びテーパ角度測定装置
CN110332892A (zh) 一种精密检测方法
US9982985B2 (en) Digital comparator having a retractable anvil supported at one end of a U-shaped frame
KR20140114518A (ko) 원통형 기계부품 외경 측정장치
CN106767625B (zh) 一种外径千分尺校对用量杆校准装置及校准方法
JP2018116059A (ja) 測定装置及び測定装置の操作方法
JP7039331B2 (ja) 球面内径測定装置および測定方法
JP2935603B2 (ja) 真直度測定機能付真円度測定装置
CN203758419U (zh) 用于检测圆柱形工件内凹台阶高度的高精度检具
RU2729245C1 (ru) Устройство для измерения линейных перемещений подвижного органа станка