JP2935603B2 - 真直度測定機能付真円度測定装置 - Google Patents

真直度測定機能付真円度測定装置

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JP2935603B2
JP2935603B2 JP483192A JP483192A JP2935603B2 JP 2935603 B2 JP2935603 B2 JP 2935603B2 JP 483192 A JP483192 A JP 483192A JP 483192 A JP483192 A JP 483192A JP 2935603 B2 JP2935603 B2 JP 2935603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真直度測定機能付真
円度測定装置に関し、特に検出器を移動可能に保持する
コラムの検出器送り方向の真直度誤差補正量を算出可能
な真直度測定機能付真円度測定装置に関する。 真円度測
定装置のコラムの検出器送り方向は、必ずしも真直では
ない。このため、コラムに沿って検出器を移動しながら
測定されたワークの真直度は誤差を含んでおり、この誤
差量をワークの測定真直度から差し引いたものが、ワー
クの真の真直度である。したがって、ワークの正確な真
直度及びその真直度に基づいて 得られる円筒度、同軸度
を求めるためには、真円度測定装置が有するコラムの
出器の送り方向の真直度を求めることが要求される。
【0002】
【従来の技術】従来は、コラムの検出器送り方向の真直
度誤差を求めるために、高精度の真直度基準ガイドを製
作し、この真直度基準ガイドの真直度を測定していた。
即ち、図7に示すように、ステップ71で理想的な真直
度を持つ真直度基準ガイドの直動測定を行い、この測定
結果のデータを採取して記憶し、ステップ72で採取し
たデータに基づいて最小自乗法により、形状データを算
出し、ステップ73で算出した形状データをコラムの
直度誤補正量していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記真直度基準ガイド
としては、従来は、オプチカルフラットのような高精度
真直度面を有するものを用いていた。このよう高精度の
真直面は、長年の経験により真直度基準ガイドを修正し
精度を出しながら、熟練工による手作業で製作されてい
た。したがって、高精度の真直度基準ガイドの製作に
は、熟練技術を必要とし、且つ、工数がかかるという問
題がある。
【0004】また、経年変化により真直度基準ガイドの
真直度が狂っても、その真直度を容易に修正できないと
いう問題もある。さらに、測定機が大型化するに伴い、
真直度基準ガイドを構成するオプチカルフラットも大き
くなるので、真直度基準ガイドの価格が高くなるという
問題もある。
【0005】本発明の目的は、上記従来の問題に鑑み、
ソフトウエア処理によりコラムの検出器送り方向の真直
度誤差補正量を算出するという構想に基づき、真直度測
定機能付真円度測定装置のコラムの検出器送り方向の
直度誤差補正量の測定を、熟練工により手作業を不要と
し、工数を削減し、機種毎の精度のバラツキを少なく
し、メンテナンスを容易にし、且つ、廉価に実現するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明により提供されるものは、真直度チェックゲー
ジを搭載する回転台と、真直度チェックゲージの一側面
の表面位置を検出する検出器と、検出器を真直度チェッ
クゲージの表面に沿って移動可能なように保持するコラ
ムと、検出器により得られたデータを第1のデータとし
て記憶する第1の記憶手段と、回転台の回転を中心に
真直度チェックゲージを180°だけ回転し、検出器に
より真直度チェックゲージの一側面と同一面の表面位置
を検出して得られたデータを第2のデータとして記憶す
る第2の記憶手段と、第1のデータと第2のデータとに
基づいてコラムの真直度誤差補正量を演算する演算手段
と、を備えることを特徴とする真直度測定機能付真円度
測定装置である。
【0007】本発明の他の態様によれば、真直度測定機
能付真円度測定装置は、回転台に搭載した被測定ワーク
の表面位置を検出器により直動測定をして得られた被測
定ワークの真直度データを上記真直度誤差補正量により
補正する補正手段を備える
【0008】
【作用】図1はこの真直度測定機能付真円度測定装置に
よるコラムの真直度誤差補正量の算出方法を説明するフ
ローチャートである。図示のように、ステップ1で検出
器をコラムに沿って直動的に移動させることにより真直
度チェックゲージの一側面の直動測定を行い、この直動
測定により得られたデータを第1のデータとして記憶
し、ステップ2で真直度チェックゲージを回転台の回転
軸を中心に180°だけ回転し、ステップ3で検出器に
より真直度チェックゲージの上記一側面と同一面の直動
測定を行い、ステップ4で第1のデータと第2のデータ
の差を算出し、ステップ5でこの算出したデータをコラ
ムの真直度誤差補正量とする。真直度チェックゲージの
一側面の一方向からの直動測定結果と、この真直度チェ
ックゲージの同一側面の反対方向からの直動測定結果と
の差が、検出器の送り方向の真直度誤差補正量となる。
ソフトウエア処理によりこの誤差が求まるので、熟練工
は不要で、工数も極めて少なくて済む。
【0009】
【実施例】図2(a)は本発明の実施例による真直度測
定機能付真円度測定装置の一側面図である。同図におい
て、11は検出器、12は検出器ホルダー、13は検出
器上下台、14は基準、15は送り用ナット、16は
送りネジ、17は検出器位置検出用エンコーダ、18は
モータ、19は回転台、20は真直度チェックゲージ、
21はコラムである。
【0010】真直度チェックゲージ20の面Aの真直度
を測定する場合、モータ18により送りネジ16を回転
し、それにより上下台13を基準板14に沿ってコラム
21上を上下させて、面Aを検出器11によりトレース
し、真直度測定を行う。検出器位置検出用エンコーダ1
7は検出器11の各測定位置を検出する。測定された真
直度とこれに対応する測定位置はメモリに記憶される。
【0011】従来のように真直度チェックゲージ20の
面Aの精度がオプチカルフラットの様に極めて高い場合
は、この測定データをそのまま真直度誤差補正量とす
る。しかし、本発明の実施例においては、真直度チェッ
クゲージ20の面Aの精度は従来のように高くする必要
なない。面Aの精度が不明の場合は、図2(b)に示す
ように、真直度チェックゲージ20を回転台19上で
転台19の回転軸を中心に180°回転し、同一の面A
の真直度を検出器11で測定する。この場合、検出器ホ
ルダーは図2の(a)の検出器ホルダー12を、より長
い検出器ホルダー12aに換えて測定する。検出器ホル
ダー12aは真直度チェックゲージ20を図2(a)の
状態から回転台19の回転を中心に180°回転させ
た状態で検出器11が面Aをトレースできる長さを有す
る。
【0012】図2(a)の状態での面Aの真直度測定結
果と、図2(b)の状態での面Aの真直度測定結果との
差が、コラム21の真直度誤差補正量となる。この真直
度誤差補正量を記憶しておき、次に被測定物の面の真直
度を測定したときに、測定結果からコラム21の真直度
誤差補正量を差し引けば、被測定物の真の真直度が得ら
れる。こうして得られた被測定物の真直度の基づいてそ
の被測定物の真円度、円筒度、同軸度等を得ることがで
きる。
【0013】図3は本発明の実施例における真直度誤差
補正量を説明するための図である。コラム21の検出器
11の送り方向における真直度の精度が高い場合、図2
(a)の状態での面Aのトレース結果aと、図2(b)
の状態での面Aのトレース結果bとは、図3(a)に示
すように、互いにほぼ鏡像関係にあり、したがって、ト
レースaのデータとトレースbのデータとの差をとれ
ば、ほぼ直線cとなる。尚、ここではデータa及びbは
それぞれ絶対値で表してある。
【0014】これに対し、検出器11の送り方向の真直
度の精度が悪い場合は、図2(a)の状態での面Aのト
レース結果dと、図2(b)の状態での面Aのトレース
結果eとは、図3(b)に示すように、互いに鏡像関係
から外れ、したがって、トレースdのデータとトレース
eのデータとの差をとっても、直線とはならず、曲線f
となる。この曲線fがコラム21の真直度誤差補正量を
表す。
【0015】図4は本発明の実施例におけるシステム構
成図である。同図において、検出器11からの測定値は
A/D変換器41によりディジタル情報に変換されてC
PU43に入力され、また検出器位置エンコーダ17か
らのディジタル位置情報もCPU43に入力される。C
PU43にはメモリ44が接続されている。図5は本発
明の実施例により、CPU43が行う真直度誤差補正量
の算出方法を説明するフローチャートである。同図にお
いて、ステップ51で図2(a)に示した状態で面Aに
ついて直動測定を行い、面Aの形状をトレースしたデー
タaを採取し、メモリ44に格納する。次にステップ5
2で、図2(b)に示した状態で面Aについて直動測定
を行い、面Aの形状をトレースしたデータbを採取しメ
モリ44の別のエリアに格納する。次いでステップ53
でデータaとデータbの差をデータcとして算出し、更
に別のエリアに格納する。そしてステップ54で算出し
たデータcを真直度誤差補正量とする。
【0016】図6は本発明の実施例による真直度誤差補
正処理を説明するフローチャートである。同図におい
て、ステップ61でワークの直動測定を行い、データを
採取する。ステップ62で採取したデータに図5で説明
した方法で求めた真直度誤差補正量を用いて補正処理を
行う。そしてステップ63で補正処理後のデータを各解
析処理に使用する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ソフトウエア処理によりコラムの検出器送
方向の真直度誤差を算出するので、真直度測定機能付真
円度測定装置のコラムの検出器送り方向の真直度誤差補
正量の測定において、オプチカルフラットの製作のため
の熟練工による手作業が不要になり、工数が削減され、
機種毎の精度のバラツキが少なくなり、メンテナンスが
容易となり且つ、廉価に実現できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真直度測定機能付真円度測定装置
を用いた真直度誤差補正量の算出方法を説明するフロー
チャートである。
【図2】本発明の実施例による真直度測定機能付真円度
測定装置の説明図である。
【図3】本発明の実施例における真直度誤差補正量を説
明するための図である。
【図4】本発明の実施例におけるシステム構成図であ
る。
【図5】本発明の実施例によるコラムの真直直度誤差の
算出方法を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の実施例による真直度誤差補正処理を説
明するフローチャートである。
【図7】従来の真直度誤差補正量算出方法を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11…検出器 12…検出器ホルダー 20…真直度チェックゲージ 21…コラム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真直度チェックゲージを搭載する回転台
    と、 該真直度チェックゲージの一側面の表面位置を検出する
    検出器と、 該検出器を該真直度チェックゲージの表面に沿って移動
    可能なように保持するコラムと、 該検出器 により得られたデータを第1のデータとして記
    する第1の記憶手段と、 該回転台の回転を中心に該真直度チェックゲージを1
    80°だけ回転し、該検出器により該真直度チェックゲ
    ージの該一側面と同一面の表面位置を検出して得られた
    データを第2のデータとして記憶する第2の記憶手段
    と、 該第1のデータと該第2のデータとに基づいて該コラム
    の真直度誤差補正量を演算する演算手段と、 を備えることを特徴とする真直度測定機能付真円度測定
    装置
  2. 【請求項2】 前記回転台に搭載した被測定ワークの表
    面位置を前記検出器により直動測定をして得られた該
    測定ワークの真直度データを請求項1に記載のコラムの
    真直度誤差補正量により補正する補正手段を備えること
    を特徴とする真直度測定機能付真円度測定装置。
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