JP2006001872A - α−グルコシダーゼ阻害剤及びそれを用いた食品 - Google Patents

α−グルコシダーゼ阻害剤及びそれを用いた食品 Download PDF

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Abstract

【課題】強力なα−グルコシダーゼ阻害活性を有し、食品等に添加することができる等の応用範囲が広く、風味が良好で、更には食品由来の原料から安価で安定して供給し得るα−グルコシダーゼ阻害剤及びそれを用いた食品を提供する。
【解決手段】栗皮抽出物を含有することを特徴とするα−グルコシダーゼ阻害剤及びそれを含有する食品により達成する。
【選択図】なし

Description

本発明は、食事由来の糖質の吸収を阻害することによる血糖値の上昇を抑制したり、糖質の貯蔵脂肪への蓄積防止に有効な糖質吸収抑制作用を有するα−グルコシダーゼ阻害剤及びそれを用いた食品に関するものである。
近年、糖尿病患者における死亡リスクの予測因子として、空腹時血糖より食後過血糖が重要であることが疫学調査から示唆されており、今後の食後過血糖改善が重要である。
上記食後過血糖とインスリン抵抗性、肥満とは、相関性が高く、体脂肪としての蓄積が大きい肥満は、美容上好ましくないばかりでなく、動脈硬化等の様々な疾病を引き起こす。最近、過食、運動不足、ストレス等による肥満が増加しているが、反面、特に女性は外見上からもスリムな引き締まった体を切望する傾向にある。また、皮下脂肪等の蓄積は、健康上も好ましくなく、皮下脂肪等の減少、もしくは蓄積の防止が重要な問題となっている。
そこで、体脂肪の減少のために、食欲抑制剤等の経口薬、食事制限、運動等によるアプローチも種々なされているが、これらは栄養学、医学等の知識に基づく専門家の指導のもとに行われ、かつ長期的に体重管理をすることが必要である。
このような指導を受けたとしても、毎日の食事摂取自体は個人に委ねられており、煩雑なカロリー計算などが求められる。そこで、簡便な方法として、例えば、糖質などの吸収阻害作用を有するお茶などの飲食物を、食事のたびに摂取することが行われている。
糖質などの吸収を阻害する作用を有するお茶としては、例えば、次のものが知られている。
まず、糖質の吸収抑制効果を有する桑葉を焙煎した桑葉茶に、緑茶などを混合して、桑葉茶の飲みにくさを改良したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、生桑葉に含まれる1−デオキシノジリマイシン(α−グルコシダーゼ阻害活性)と、フラボノイドとの組み合わせによって血糖抑制効果を得ようとするお茶が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、α−アミラーゼ阻害作用のある柿葉、バナバ葉、トチュウ葉などからの抽出物を有効成分とする抗肥満剤が知られている。この方法によれば、たんぱく質の吸収阻害をすることなく、肥満の治療、予防ができる(例えば、特許文献3参照。)。更には、不発酵茶粉砕物に、グアバなどの粉砕物を組み合わせて、微量栄養素を補いつつ、肥満防止ができるということが知られている(例えば、特許文献4参照。)。また、生桑葉の抽出物とカワラケツメイ抽出物とを組み合わせて使用することにより、体重抑制の効果を得ることが知られている(例えば、特許文献5参照。)。
しかしながら、上記のうち、特許文献3及び4は、血糖降下作用が十分ではなく、また風味も、毎日の食事のたびに常用するには適していない。また、特許文献2及び5は、桑葉特有の味のマスキングが十分ではなく、毎日の食事の度にお茶代わりに飲むと、食事自体もまずく感じてしまうという欠点がある。
そこで、特許文献1のように、桑葉を焙煎することによって特有のにおいや苦味を軽減する方法も行われているが、桑葉を焙煎すると、血糖抑制効果が減少してしまうという欠点がある。
また、上記特許文献1、2、4及び5に用いられる桑葉やグアバ等は、有効量を添加するには高価であるという問題点を有する。
その他の糖尿病に関連した技術としては、例えば、次のようなものが知られている。
重合度の低いプロアントシアニジンと、ソウハクヒ(クワ科植物の根皮)の抽出物を含有する食品組成物もしくは医薬品組成物によって、糖尿病による合併症予防または治療し得ることが知られている(例えば、特許文献6参照。)。
しかしながら、上記特許文献6は、血糖値を直接的に下げるものではないため、血糖上昇抑制の十分な効果は期待できない。
また、リコペンとプロアントシアニジンを有効成分とする糖尿病又はその合併症の予防または治療用組成物が知られている(例えば、特許文献7参照。)。
しかしながら、リコペンは脂溶性のため、お茶等の水系飲料に含有すると分離することから、飲料であれば乳化系飲料に限定される。食事由来の血糖上昇を抑制するためには、食事と共に喫飲する形態が最も効果的であるが、乳化系飲料の場合、食事と共に摂取するには、喫飲自体ができなかったり、長続きしなかったり等の困難が伴う。
また、上記特許文献6及び7に用いられるプロアントシアニジンは、渋味、収斂味を有することが知られており、それを改善するためにデンプン加水分解物を組み合わせることが知られている(例えば、特許文献8参照。)。
しかしながら、特許文献8の呈味改善製剤は、抗酸化剤としては用いることができるものの、血糖上昇抑制剤として用いるには、デンプン加水分解物が血糖上昇因子となり、不適当である。
ところで、本発明の出願人は、栗皮の抽出物が抗酸化剤としての効果を有することを突き止めており、既に出願している(例えば、特許文献9、10参照。)。この特許文献9、10には、糖尿病予防が示唆されている。しかしながら、糖尿病予防には種々アプローチが提案されている中で、酸化ストレス由来の糖尿病を示唆するものであり、α−グルコシダーゼの阻害については、この特許文献9、10には何ら開示も示唆もなされていない。
特開平11−155539号公報 特開平9−140351号公報 特開平9−227398号公報 特開平7−147903号公報 特開平11−187843号公報 特開2003−321362号公報 特開2004−35510号公報 特開2001−199886号公報 特開2002−371276号公報 特願2002−361793号
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、強力なα−グルコシダーゼ阻害活性を有し、食品等に添加することができる等の応用範囲が広く、風味が良好で、更には食品由来の原料から安価で安定して供給し得るα−グルコシダーゼ阻害剤及びそれを用いた食品を提供するにある。
本発明は、栗皮抽出物を含有することを特徴とするα−グルコシダーゼ阻害剤により上記目的を達成する。
好ましくは、栗皮が焼成した栗皮である。更に好ましくは、栗皮抽出物が親水性溶媒により抽出された抽出物である。また、栗皮抽出物がタンニンを含有することがより好ましい。更に好ましくは、栗皮抽出物がプロアントシアニジンを含有する。
また、α−グルコシダーゼ阻害剤は、食品に含有させてもよい。
すなわち、本発明者らは、肥満予防の種々アプローチの中でも、腸内での糖類の分解酵素であるα−グルコシダーゼの分解機序を妨害することにより、腸内での急激な糖分の吸収を防止し得るα−グルコシダーゼ阻害剤を鋭意研究する際、従来、抗酸化や糖尿病との合併症を予防剤として知られているプロアントシアニジンに着目し、プロアントシアニジンを含有する食品原材料の中から、単独で、強力なα−グルコシダーゼ阻害作用を有し、かつ食品に添加しても食品本来の風味に影響がないものについて探索をした。その結果、栗皮の抽出物、好ましくはタンニン含有の抽出物、更に好ましくはプロアントシアニジン主体の抽出物が、単独でα−グルコシダーゼ阻害作用を有することを実験により初めて見出し、本発明に到達した。
本発明によれば、単独で強力なα−グルコシダーゼ阻害作用を発揮し得るα−グルコシダーゼ阻害剤が得られる。従って、他の血糖上昇抑制剤と併用する必要がなく、風味の劣化を防止し得、バリエーション豊富な風味展開が可能である。
また、食品の形態等を選ばないため、食事と共に摂取可能である。また、食品だけでなく、医薬品や一般工業品にも応用することが可能であり、汎用性に富んでいる。
また、栗皮は、栗菓子等の栗製品製造の際に大量廃棄されるものであり、安価で安定した原料供給が可能で、栗皮の有効利用技術として期待される。
次に、本発明を詳しく説明する。
本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤は、栗皮抽出物を含有する。
まず、本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤とは、腸において、でんぷんからα−アミラーゼによって切り出された二糖類を単糖類に分解する酵素であるα−グルコシダーゼ(マルターゼ、イソマルターゼ、スクラーゼ等)を緩和に阻害し、急激な単糖類の吸収による食後の急激な血糖上昇を抑え、十二指腸、空腸、回腸部分にわたって徐々に単糖類を吸収することによって食後の血糖値の上昇を抑制する物質である。
本発明の原料となる栗の品種や大きさは、特に限定するものではなく、一般に用いられているものから適宜選択して用いればよい。例えば栗の品種としては日本栗、欧州栗、中国栗、アメリカ栗等が挙げられる。
本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤に用いる栗皮は、栗のイガを取り除いた種実のうちの、果肉部分を除いた、栗の渋皮、最外皮の栗の鬼皮を使用し、これらは単独もしくは組み合わせて適宜選択して用いればよい。
栗皮は生のままでもよく、あるいは栗に焼成、加熱、凍結、乾燥、煮る等の各種処理を施したものを用いてもよい。特に、焼成処理を施した栗皮を使用することが、α−グルコシダーゼ阻害活性及び各種栗製品の栗皮有効利用を共に得ることができる点、更には風味の点で好ましい。
栗皮の焼成条件は、例えば、剥き栗用生栗を熱風ロースト等により250〜400℃、5〜10分程度が挙げられるが、必ずしもこの条件に限定されるものではない。
本発明の栗皮抽出物は、上記栗皮から適宜の抽出方法により抽出されたものを指す。好
ましくは、タンニンが抽出されていることが、α−グルコシダーゼ阻害活性の点で好適である。
上記タンニンとは、フェノール性水酸基を多数持ち、獣皮をなめす性質を示す植物由来の化合物の総称であり、加水分解型タンニンと縮合型タンニンに大別される。
加水分解型タンニンは、一般に分子内のポリフェノール部分としてgalloyl基、hexahydroxydiphenoyl基及びその酸化体等があり、これらが分子内の糖又は環状ポリアルコールとエステル結合した構造を持つ。
一方、縮合型タンニンは、カテキン等のフラバン類が互いに分子間でC4−C8位またはC4−C6位等でC−C結合により結ばれて、2量体以上の重合体を形成したものであり、モノマーのフラボノイド類とは分類上異なる。縮合型タンニンの中でも、C−C結合の開裂によりアントシアニジンを生成するものを、プロアントシアニジンと呼ぶ。
本発明に係る栗皮抽出物には、上述のように、好ましくはタンニンが抽出されていることが望ましいが、該タンニンの中でも、より好ましくは縮合型タンニン、更に好ましくはプロアントシアニジンが抽出されていることが、α−グルコシダーゼ阻害活性の点で好適である。
本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤は、上記栗皮抽出物を有効成分として含有する。有効成分とは、目的とする機能が発揮される程度に該抽出物を含むことを示す。具体的には、α−グルコシダーゼ阻害剤全体重量中、好ましくは50重量%以上、更に好ましくは80重量%以上であることが、より好ましくはα−グルコシダーゼ阻害剤全体が栗皮抽出物のみからなることが、α−グルコシダーゼ阻害活性を十分に得ることができる点で好適である。
また、上記栗皮抽出物中に上記タンニンが抽出されている場合、その含有量は特に限定されるものではなく、適宜設定すればよいが、好ましくは栗皮抽出物中50重量%以上であることが、α−グルコシダーゼ阻害活性の点で好適である。なお、縮合型タンニン、プロアントシアニジンのそれぞれの含有量も、適宜設定すればよい。
本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤には、本発明の目的を損なわない範囲で適宜選択した副原料を含有してもよい。副原料としては、例えば糖質甘味料(果糖、ブドウ糖、タガトース、アラビノース等の単糖類、乳糖、オリゴ糖、麦芽糖等の少糖類、粉末水飴、デキストリン、トレハロース、糖アルコール等)、高甘味度甘味料(スクラロース、アセサルファム等)、油脂類、乳製品、安定剤、乳化剤、香料、色素、酸味料、風味原料(卵、コーヒー、茶類、ココア、果汁果肉、ヨーグルト、酒類等)、各種栄養素(蛋白質、食物繊維、ビタミン、ミネラル等)等が挙げられる。これらは単独もしくは複数組み合わせて用いればよい。
また、α−グルコシダーゼ阻害剤の形態は、特に限定するものではなく、例えば液体状、粉体状、顆粒状、ペースト状等種々の形態が挙げられる。
好適には、凍結乾燥した粉体状もしくは顆粒状がα−グルコシダーゼ阻害活性の点で好ましいが、その他には、例えば、焼成した栗皮由来のタンニンを抽出した抽出物にデキストリン等をバインダーとして少量用い、粉体状もしくは顆粒状のα−グルコシダーゼ阻害剤としてもよい。
本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤は、例えば次のようにして製造される。
すなわち、まず、栗皮を準備する。このとき、栗皮を細かく粉砕すると、効率的に抽出物が抽出できる点で好適である。なお、焼成された栗皮を用いる場合は、焼成処理と粉砕処理とをどちらを先に行ってもよいが、焼成処理を施してから粉砕する方が効率性の点で好適である。また、栗皮を水で洗う、水に浸漬してろ別する等の処理を施して予め親水性画分を除去するようにしてもよい。
他方で、栗皮を抽出する抽出媒体を準備する。
抽出媒体としては、水、親水性溶媒、多価アルコール等が挙げられ、単独で用いてもよく、もしくは複数組み合わせて混合物とした水溶液、分散液であってもよい。
上記親水性溶媒としては、例えば、エタノール、メタノール、イソプロパノール等が挙げられる。また、上記多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、キシリトール、マルチトール、グルコース、キシロース、ガラクトース、マルトース、蔗糖、ポリグリセリン等が挙げられる。これらは単独または複数組合せて用いればよい。
この中でも、好ましくは親水性媒体、更に好ましくはエタノールを用いることが、α−グルコシダーゼ阻害活性に優れ、食品等の応用範囲の広いα−グルコシダーゼ阻害剤を得る点で好適である。
エタノールを用いる場合、好ましくは20〜80%濃度のエタノールを用いることが、α−グルコシダーゼ阻害活性により優れた抽出物が得られる点で更に好適である。
次に、上記のように準備した栗皮と抽出媒体とを用いて、栗皮抽出物を抽出する。
抽出方法は、還流操作、常温浸漬等が挙げられる。この中でも、好ましくは還流操作により抽出することが、α−グルコシダーゼ阻害活性に優れた抽出物が得られる点で好適である。
このとき、上記両者を接触させ抽出させる際の抽出媒体の温度を50℃以上に設定すると、α−グルコシダーゼ阻害活性に更に優れた抽出物が得られる点で好適である。
上記のようにして得られた抽出物は、更にカラム等を用いて精製処理を行ってもよい。
次いで、上記抽出物に、必要に応じて副原料等を添加し、凍結乾燥や減圧濃縮等の常法によって適宜所望の形態とすることで、本発明のα−グルコシダーゼ阻害剤が得られる。
このようにして得られたα−グルコシダーゼ阻害剤は、各種食品はもちろん、医薬品や一般工業品にも応用することが可能である。
次に、本発明の食品について説明する。
本発明の食品は、上述したα−グルコシダーゼ阻害剤を含有する。
本発明の食品とは、上記α−グルコシダーゼ阻害剤を含有できるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、チューインガム、キャンディ、タブレット、チョコレート、冷菓、麺類をはじめとする澱粉系食品、粉末食品、飲料、パンやビスケット等のベーカリー食品、スープ、油脂食品、健康食品、健康飲食品等が挙げられる。
なお、本発明の食品への上記α−グルコシダーゼ阻害剤の添加時期は、各食品の特性、目的に応じ、製造工程の段階で適宜選択して添加させればよい。
また、本発明の食品におけるα−グルコシダーゼの含有量は、各食品の種類や目的等に応じて異なるが、栗皮抽出物換算で、食品全体重量中、好ましくは0.001重量%以上、更に好ましくは0.01重量%以上であることが、α−グルコシダーゼ阻害活性の点で望ましい。
本発明の食品には、上記α−グルコシダーゼ阻害剤の他に、本来の目的を損なわない範囲で、上記副原料等を適宜選択して含有してもよい。
次に、本発明の食品の一例として、キャンディは例えば次のようにして製造される。
すなわち、まず、上述したようにα−グルコシダーゼ阻害剤を調製しておく。一方で、グラニュー糖、水飴等のキャンディ原料を煮詰め混合し、冷却しておく。そして、上記キ
ャンディ原料混合物に、上記α−グルコシダーゼ阻害剤及び必要に応じて副原料を添加混合し、更に冷却した後、適宜成形すれば、本発明のキャンディが得られる。
以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
〈実施例1〉
《α−グルコシダーゼ阻害剤の調製》
まず、下記の試料1〜6を調製した。
〔試料1〕(未精製又は未分画)
中国華北省産栗の栗を熱風ローストで300℃7分焼成した後栗皮を剥き、栗皮(鬼皮、渋皮)をコーヒーミルを用い粉砕した。粉砕した栗皮に水/エタノール混合液(50容量%エタノール液)を注ぎ、湯せんにて70℃4時間加熱した。その後、ろ過によりろ液と残渣に分けた。ろ液を濃縮後、凍結乾燥を施し、栗皮抽出物粉末(試料1)を得た。
なお、このようにして得られた試料1の総タンニン含有量は、試料1全体重量中47重量%であった。また、プロアントシアニジン含有量は、試料1全体重量中44重量%(バニリン塩酸法によって算出)であった。
上記総タンニン含有量は、バニリン塩酸法、Wilsonらの方法((1990)J.Agric.Food Chem38、1678−1683)、Inoueらの方法((1988)ANALYTICAL BIOCHEMISTRY 169、363−369)の合算により算出した。
〔試料2〕(ろ液20%エタノール溶離画分)
試料1と同様の方法にて、まずろ液を濃縮した。カラムに合成吸着剤(三菱化学(株)製、HP−20)を充填し、濃縮したろ液を吸着させた。合成吸着剤を蒸留水で洗って親水性画分を洗い出した後、合成吸着剤から20容量%エタノールで疎水性成分含有物を溶離させた。溶離画分を濃縮後、凍結乾燥を施し、栗皮抽出物粉末(試料2)を得た。
なお、このようにして得られた試料2の総タンニン含有量は、試料2全体重量中58重量%(試料1と同様に測定)であった。また、プロアントシアニジン含有量は、試料1全体重量中55重量%(試料1と同様に測定)であった。
〔試料3〕(ろ液40%エタノール溶離画分)
試料2の工程において20容量%エタノールで合成吸着剤から試料2を溶離させた後、40容量%エタノールで同様に溶離させた。溶離画分を濃縮後、凍結乾燥を施し、栗皮抽出物粉末(試料3)を得た。
なお、このようにして得られた試料3の総タンニン含有量は、試料3全体重量中66重量%(試料1と同様に測定)であった。また、プロアントシアニジン含有量は、試料3全体重量中63重量%(試料1と同様に測定)であった。
〔試料4〕(残渣疎水性画分)
試料1と同様の方法にて得た栗皮の粉砕物を蒸留水に浸し、溶出する成分をろ別した。ろ別後の残渣に水/エタノール混合溶液(50容量%エタノール液)を注ぎ、湯せんにて加熱した。その後、ろ過によりろ別したろ液を、試料1と同様の方法にて、凍結乾燥を施して栗皮抽出物粉末(試料4)を得た。
なお、このようにして得られた試料4の総タンニン含有量は、試料4全体重量中54重量%(試料1と同様に測定)であった。また、プロアントシアニジン含有量は、試料4全体重量中51重量%(試料1と同様に測定)であった。
〔試料5〕(生の中国産栗皮抽出物)
焼成した栗皮の替わりに生の栗皮(中国華北省産)を用いる他は、試料1と同様の方法にて、栗皮抽出物粉末(試料5)を得た。
〔試料6〕(生の日本産栗皮抽出物)
焼成した栗皮(中国華北省産)の替わりに生の日本栗の栗皮を用いる他は、試料1と同様の方法にて、栗皮抽出物粉末(試料6)を得た。
《α−グルコシダーゼ阻害率の測定》
上記で精製した試料1〜6について、下記の方法でα−グルコシダーゼ阻害率(マルターゼー阻害率、スクラーゼ阻害率)を測定した。
(1)スクラーゼ阻害率の測定
粗酵素としてラット腸管アセトン粉末を、基質としてスクロースを用い、各濃度の試料溶液が、スクロースの分解によるグルコースの生成をどの程度阻害するかを測定した。
即ちラット腸管アセトン粉末(シグマアルドリッチジャパン(株))に9倍量の56mMマレイン酸緩衝液(pH6.0)を加え、氷中にてガラスホモジナイザーで均質化した。その後遠心分離し、上清を粗酵素液とした。
2%スクロース溶液0.6mlに各濃度の上記試料溶液を0.6ml加え、37℃で5分間保温の後、上記粗酵素液の2倍希釈液を0.6ml加え、37℃で120分間反応させた。
煮沸水浴中で10分間加熱し、反応を停止させた後遠心分離し、上清を得た。上清中のグルコース量はグルコースC2(ツー)テストワコー(和光純薬工業(株))に
て定量した。
(2)マルターゼ阻害率の測定
粗酵素としてラット腸管アセトン粉末を、基質としてマルトースを用い、各濃度の試料溶液が、マルトースの分解によるグルコースの生成をどの程度阻害するかを測定した。
2%マルトース溶液0.6mlに各濃度の上記試料溶液を0.6ml加え、37℃で5分間保温の後、スクラーゼ阻害率測定で調製した粗酵素液の20倍希釈液を0.6ml加え、37℃で120分間反応させた。
煮沸水浴中で10分間加熱し、反応を停止させた後遠心分離し、上清を得た。上清中のグルコース量はグルコースC2(ツー)テストワコー(和光純薬工業(株))に
て定量した。
上記の結果を、表1及び表2に示すと共に、図1及び図2にも示す。
Figure 2006001872
Figure 2006001872
表1及び図1の結果から、試料1〜6は、ほぼ同様の高いスクラーゼ阻害率を示すことがわかる。特に、試料2及び試料4は、低い濃度でも高いスクラーゼ阻害率を示し、特に好適であることが分かる。
また、表2及び図2の結果から、試料1〜6は、ほぼ同様の高いマルターゼ阻害率を示すことがわかる。特に、試料3及び試料4は、低濃度でも高い阻害率を示し、特に好適であることが分かる。
この結果から、α−グルコシダーゼ阻害剤としては、好ましくは、カラム精製等でタンニン含有の疎水性成分含有率を高めた栗皮抽出物が、更に好ましくは、予め親水性成分を除いた栗皮から抽出した栗皮抽出物が、総合的に好適であることがわかる。特に、試料4のように、カラム精製を用いない方法では、カラム精製と同等かそれ以上の阻害率を示すので、カラム精製に比べ製造工程が簡略で、安価にα−グルコシダーゼ阻害剤を製造できる点で好適である。
また、産地に関係なく、栗皮であれば高い効果が得られることが分かる。
また、試料1と試料5の比較から、α−グルコシダーゼ阻害率のみの視点でみると、試料5の生栗皮の方が優れているが、焼成した場合でも高い阻害活性が得られ、例えば中国甘栗のように、栗皮も含めて栗全体を焼成してから栗皮が廃棄される焼成栗皮の再資源活用に有効であることが分かる。
次に、栗皮抽出物と、従来知られている血糖上昇抑制効果の知られている飲食組成物(オリーブ抽出物粉末(日本粉末薬品(株)製)、減肥茶(カネボウフーズ(株)製)を凍結乾燥したもの、赤ぶどう葉抽出物粉末(アスク薬品(株)製)、黒米抽出物粉末(オリザ油化(株)製)、蕃爽麗茶((株)ヤクルト製)を凍結乾燥したもの)の0.2重量%濃度のものについて、上述の方法にて、マルターゼ阻害率を比較した。
その結果を図3に示す。
図3の結果から、本発明品は、オリーブ抽出物粉末、減肥茶凍結乾燥品、赤ぶどう葉抽出物粉末、黒米抽出物粉末、蕃爽麗茶凍結乾燥品に比して高い阻害率を示した。
〈実施例2〉
《飲料の調製》
実施例2として、常法に従い、PET入り麦茶を製造した。これに、実施例1で得られた試料4の栗皮抽出物を0.05重量%添加した。この濃度は、市販のPET入りポリフェノール含有茶類のポリフェノール濃度と略同等の濃度である。
また、コントロールとして、栗皮抽出物を添加しないものを調製した。
これらの麦茶飲料を専門パネラー20名が1週間、毎食後に200ml飲用した結果、コントロールに対して実施例品は、風味的に遜色なく、むしろ深い琥珀色の色調となり、香ばしさが続く、薫り高い麦茶飲料で連用しやすいものであった。
栗皮抽出物のスクラーゼ阻害率を示した図。 栗皮抽出物のマルターゼ阻害率を示した図。 濃度0.2%におけるマルターゼ阻害率比較を示した図。

Claims (6)

  1. 栗皮抽出物を含有することを特徴とするα−グルコシダーゼ阻害剤。
  2. 栗皮が焼成した栗皮である請求項1記載のα−グルコシダーゼ阻害剤。
  3. 栗皮抽出物が親水性溶媒により抽出された抽出物である請求項1又は2記載のα−グルコシダーゼ阻害剤。
  4. 栗皮抽出物がタンニンを含有する請求項1乃至3の何れか一項に記載のα−グルコシダーゼ阻害剤。
  5. 栗皮抽出物がプロアントシアニジンを含有する請求項1乃至4の何れか一項に記載のα−グルコシダーゼ阻害剤。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載のα−グルコシダーゼ阻害剤を含有する食品。
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