JP2006000922A - ハイドロフォーム成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形品に皺が発生せず、材料歩留まりが高く、生産性に優れたハイドロフォーム成形方法を提供すること。
【解決手段】重ね合わせた2枚の金属板2を上型11と下型12とによって挟み込んで型締めした後、2枚の金属板2の間に高圧水を注入することにより内圧を付与し、金属板2を上型11及び下型12にそれぞれ形成されたキャビティ13に沿った形状に成形するハイドロフォーム成形方法。上型11及び下型12は、それぞれ、キャビティ13の周囲に2枚の金属板2を挟持する挟持面14を有すると共に、挟持面14から突出した突起部15をキャビティ13の全周にわたって連続形成してなる。型締めの際に、突起部15を金属板2に食い込ませてロックビード25を形成する。ロックビード25よりも外側の金属材料が、内圧付与時にキャビティ13側へ流入しないよう金属板2をロックする。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに重ね合わせた2枚の金属板の間に高圧水を注入して、金属板を成形するハイドロフォーム成形方法に関する。
従来より、図18に示すごとく、互いに重ね合わせた2枚の金属板2の間に高圧水を注入して、金属板2を成形するハイドロフォーム成形方法がある。
該ハイドロフォーム成形方法においては、2枚の外壁板2の間に注入した高圧水が漏れないようにする必要がある。そこで、図18〜図20に示すごとく、金属板2の周縁部をレーザ溶接等によって接合することによりシールした上で、上型91と下型92とにより型締めし、高圧水の注入を行う方法がある(特許文献1参照)。図18〜図20において、符号27が溶接部であり、符号7はレーザ溶接機である。
しかし、ハイドロフォーム成形にあたり、溶接によって金属板2をシールすることは、生産性の低下、加工費の増大等の問題がある。
また、図10〜図13に示すごとく、上下の金属板2の変形量が異なる場合、予め溶接した金属板2をハイドロフォーム成形すると、金属板2に皺が発生するおそれがある(後述する比較例参照)。
また、図21、図22に示すごとく、予め金属板2の周縁部に凹凸状のビード28を形成しておき、該ビード28を上型91と下型92とによってロックする方法がある(特許文献2参照)。
ところが、上記ビード28を形成すると、金属板2のビード部分は製品に使用することができない。換言すると、製品として使用しないビード28を凹凸状に成形するためだけに金属板2の大きさを余分に確保する必要がある。そのため、材料の歩留まりが低下するという問題がある。
また、上記ビード部分を、他の部品との接続用のフランジ部として残しておいても、上記ビードは凹凸状に形成されているため、スポット溶接などを行うことが困難である。
また、金属板の周縁部を部分的に溶接することにより溶接部と非溶接部とを設けて、複雑な形状の成形を可能とするハイドロフォーム成形方法がある(特許文献3参照)。即ち、上記非溶接部において、2枚の金属板のキャビティへの流入量の差を設けることにより、複雑な形状の成形品を得る。そして、上記非溶接部にビードを設けて、金属材料のキャビティへの流入を制御する旨も特許文献3に開示されている。
しかし、この方法においても、ハイドロフォーム成形の前に溶接工程が必要となり、生産性の向上は困難である。
特開平10−85944号公報 特開2003−25022号公報 特開2002−273526号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、成形品に皺が発生せず、材料歩留まりが高く、生産性に優れたハイドロフォーム成形方法を提供しようとするものである。
本発明は、重ね合わせた2枚の金属板を上型と下型とによって挟み込んで型締めした後、上記2枚の金属板の間に高圧水を注入することにより内圧を付与し、上記金属板を上記上型及び上記下型にそれぞれ形成されたキャビティに沿った形状に成形するハイドロフォーム成形方法であって、
上記上型及び上記下型は、それぞれ、上記キャビティの周囲に上記2枚の金属板を挟持する挟持面を有し、
上記上型及び上記下型の少なくとも一方は、上記挟持面から突出した突起部を上記キャビティの全周にわたって連続形成してなり、
上記型締めの際に、上記突起部を上記金属板に食い込ませてロックビードを形成し、
該ロックビードよりも外側の金属材料が、上記内圧付与時に上記キャビティ側へ流入しないよう上記金属板をロックすることを特徴とするハイドロフォーム成形方法にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記ハイドロフォーム成形方法においては、上記突起部を上記金属板に食い込ませることにより、上記ロックビードを形成する。それ故、キャビティによる成形部分以外の部分において、金属板を大きく変形させることがなく、ビード部分に金属材料を多く必要としないため、材料歩留まりを向上させることができる。
また、上記ロックビードは、上記突起部が金属板に食い込むことにより形成されるため、金属板の表面から突出することはない。そのため、得られる成形品は、上記ロックビード付近において凸部が形成されないため、互いに接合したり、他の部品と接合する際に、上記ロックビード付近において容易に溶接等を行うことができる。
また、上記突起部は、上記キャビティの全周にわたって連続形成されているため、2枚の金属板を予め溶接等しておかなくても、高圧水の漏れを防ぐことができる。そのため、工程を簡略化することができ、生産性の向上を図ることができる。
また、上記ロックビードは、上記型締めの際に形成するため、特にロックビードの形成工程を新たに設ける必要がない。それ故、生産性を向上させることができる。
また、2枚の金属板を接合する必要が特にないため、各金属板を別部品として成形することも可能となる。
また、上記突起部は、上記ロックビードにおいて、金属材料がキャビティ側へ流入しないようにロックしている。そのため、上型のキャビティと下型のキャビティとの深さや形状が互いに異なる場合、成形品に皺が入ることを防ぐことができる。皺は、キャビティへの金属材料の過剰な流入に起因するものであるが、本発明の方法によれば、上記のごとく、金属材料の流入をロックして、皺の原因を排除しているからである。
以上のごとく、本発明によれば、成形品に皺が発生せず、材料歩留まりが高く、生産性に優れたハイドロフォーム成形方法を提供することができる。
上記第1の発明(請求項1)において、上記ハイドロフォーム成形方法により得られる成形品としては、例えば、自動車のメンバ部品、自動車のピラー部品等がある。
また、上記突起部は、上記上型及び下型の一方にのみ形成してもよいし、双方に形成してもよい。
また、上記突起部は、上記金属板の厚みの0.3〜0.5倍の高さを有することが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記金属板をより確実にロックすることができる。
上記突起部の高さが金属板の厚みの0.3倍未満の場合には、金属板を充分にロックすることが困難となるおそれがある。一方、上記突起部の高さが金属板の厚みの0.5倍を超える場合には、上記ロックビードにおいて、上記金属板が破断するおそれがある。
なお、上記突起部の高さと金属板の厚みとの比較は、互いに食い込み、食い込まれる関係にある突起部と金属板との間で行う。
また、上記突起部は、断面略三角形状を有し、その頂角が30〜120°であることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記突起部が金属板に食い込みやすくなり、金属板のロックを容易かつ確実に行うことができる。
上記頂角が30°未満の場合には、上記突起部の幅が小さくなりすぎ、突起部の破損等のおそれがある。一方、上記頂角が120°を超える場合には、突起部が金属板に食い込みにくくなると共に、金属板のロックを確実に行うことが困難となるおそれがある。
また、上記突起部のキャビティ側とは反対側の斜面と、上記挟持面とのなす角度は105〜150°であることが好ましい。
上記角度が105°未満の場合には、突起部が金属板に食い込みにくくなるおそれがある。一方、上記角度が150°を超える場合には、金属板のロックを確実に行うことが困難となるおそれがある。
また、上記上型及び上記下型の少なくとも一方には、上記突起部が複数個形成してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、より確実に金属板のロックを行うことができる。
また、上記上型に形成された上記突起部と、上記下型に形成された上記突起部とは、上記型締め時に互いに対向しない位置に形成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上型の突起部と下型の突起部の双方を、容易に金属板に食込ませることができると共に、金属板を確実にロックすることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる、ハイドロフォーム成形方法につき、図1〜図8を用いて説明する。
本例のハイドロフォーム成形方法は、図1、図2に示すごとく、重ね合わせた2枚の金属板2を上型11と下型12とによって挟み込んで型締めした後、上記2枚の金属板2の間に高圧水3を注入することにより内圧を付与する。これにより、図3に示すごとく、金属板2を上型11及び下型12にそれぞれ形成されたキャビティ13に沿った形状に成形する。
図1〜図3、図6に示すごとく、上型11及び下型12は、それぞれ、キャビティ13の周囲に2枚の金属板2を挟持する挟持面14を有すると共に、該挟持面14から突出した突起部15をキャビティ13の全周にわたって連続形成してなる。
そして、上記型締めの際に、上記突起部15を金属板2に食い込ませてロックビード25を形成する。
該ロックビード25よりも外側の金属材料が、上記内圧付与時にキャビティ13側へ流入しないよう金属板2をロックする。
上記突起部15は、図6に示すごとく、金属板2の厚みtの0.3〜0.5倍の高さhを有する。例えば、上記金属板2の厚みtを1mmとして、突起部15の高さhを0.4mmとすることができる。
また、突起部15は、図6、図7に示すごとく、断面略三角形状を有し、その頂角αが30〜120°である。また、突起部15のキャビティ13とは反対側の斜面151と、上記挟持面14との角度βは、105〜150°である。
例えば、上記突起部15の形状を断面二等辺三角形とし、その頂角αを90°とすることができる。この場合、上記角度βは135°となる。
また、上型11及び下型12には、突起部15がそれぞれ複数個形成してある。具体的には、上型11には突起部15が3個形成してあり、下型12には突起部15が2個形成してある。
また、図6に示すごとく、上型11に形成された突起部15と、下型12に形成された突起部15とは、型締め時に互いに対向しない位置に形成してある。
例えば、上型11に形成された突起部15の形成ピッチ、及び下型12に形成された突起部15の形成ピッチは、それぞれ10mmとする。そして、型締め時において、上型11における隣合う突起部15の間の中央に、下型12の突起部15が配置されるようにする。
本例のハイドロフォーム成形方法につき、以下に詳説する。
まず、図4に示すごとく、2枚の金属板2を重ね合わせる。このうちの一方の金属板2は、高圧水3を注入するための注水孔21を有する。
そして、図1に示すごとく、重ね合わせた2枚の金属板2を、下型12と上型11との間に配置し、型締めする。このときの型締め力によって、図6に示すごとく、上型11と下型12とに形成された突起部15をそれぞれ金属板2に食い込ませてロックビード25を形成すると共に、挟持面14において金属板2を挟持する。
次いで、図2に示すごとく、上記注水口21(図4)から2枚の金属板2の間に、高圧水3を注入して内圧を付与する。これにより、キャビティ13内において、2枚の金属板2が互いに離れる方向に向かって変形する。
更に内圧の付与を続けると、図3に示すごとく、金属板2は、上型11及び下型12にそれぞれ形成されたキャビティ13に沿うように変形する。
この変形の間、上記ロックビード25において金属板2のキャビティ13への流入はロックされており、ロックビード25よりも外側の金属材料がキャビティ13側へ流入することを防いでいる。即ち、成形開始時においてロックビード25よりも内側に存在していた金属材料のみによって、キャビティ13における金属板2の成形がなされる。
次いで、脱型することにより、図5に示すような成形品20が得られる。なお、2枚の金属板2から得られるそれぞれの成形品20は、ロックビード25の付近において、スポット溶接等することにより接合して、一つの製品を得ることもでき、また、接合せずに、それぞれの成形品20を別個の製品とすることもできる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記ハイドロフォーム成形方法においては、図6に示すごとく、上記突起部15を金属板2に食い込ませることにより、上記ロックビード25を形成する。それ故、キャビティ13による成形部分以外の部分において、金属板2を大きく変形させることがなく、ビード部分に金属材料を多く必要としないため、材料歩留まりを向上させることができる。
また、図6に示すごとく、上記ロックビード25は、突起部15が金属板2に食い込むことにより形成されるため、金属板2の表面から突出することはない。そのため、得られる成形品20は、上記ロックビード25付近において凸部が形成されないため、互いに接合したり、他の部品と接合する際に、図8に示すごとく、上記ロックビード25付近において容易に溶接等を行うことができる。
即ち、スポット溶接に当っては、図8に示すごとく、接合する金属板を一対の電極4によって挟持する必要があるが、ロックビード25付近において金属板2が表面から突出していない状態にあるため、上記電極4を容易に金属板2に当接させることができる。これにより、容易かつ確実に、スポット溶接を行うことができる。
また、ロックビード25付近で溶接を行うことができるということは、成形品の本体部ではないフランジ部において溶接を行うことができるということとなる。仮に、フランジ部において溶接を行うことができないとすると、本体部において他の部品との接合を行う場合、スポット溶接を用いることができず、レーザ溶接などの連続溶接を用いる必要が生じ、部品接合コストが高くなる。しかし、上記のごとくフランジ部においてスポット溶接を用いることができるため、本例によれば、部品接合コストを低減することができる。。
また、上記突起部15は、キャビティ13の全周にわたって連続形成されているため、2枚の金属板2を予め溶接等しておかなくても、高圧水3の漏れを防ぐことができる。そのため、工程を簡略化することができ、生産性の向上を図ることができる。
また、上記ロックビード25は、上記型締めの際に形成するため、特にロックビード25の形成工程を新たに設ける必要がない。それ故、生産性を向上させることができる。
また、2枚の金属板2を接合する必要が特にないため、各金属板2を別部品として成形することも可能となる。
また、上記突起部15は、上記ロックビード25において、金属材料がキャビティ13側へ流入しないようにロックしている。そのため、上型11のキャビティ13と下型12のキャビティ13との深さや形状が互いに異なる場合において、成形品20に皺が入ることを防ぐことができる。皺は、キャビティ13への金属材料の過剰な流入に起因するものであるが、本発明の方法によれば、上記のごとく、金属材料の流入をロックして、皺の原因を排除することができる(後述する実施例2及び比較例参照)。
また、上記突起部15は、図6に示すごとく、金属板2の厚みtの0.3〜0.5倍の高さhを有するため、金属板2をより確実にロックすることができる。
また、上記突起部15は、断面略三角形状を有し、その頂角αが30〜120°であるため、突起部15が金属板2に食い込みやすくなり、金属板2のロックを容易かつ確実に行うことができる。
また、上記突起部15の斜面151と挟持面14とのなす角度βが105〜150°であるため、金属板2のロックを確実に行うことができる。
また、図6に示すごとく、上型11及び下型12には突起部15がそれぞれ複数個形成してあると共に、上型11に形成された突起部15と、下型12に形成された突起部15とが、型締め時に互いに対向しない位置に形成してある。これにより、上型11の突起部15と下型12の突起部15の双方を、容易に金属板2に食込ませることができると共に、金属板2を確実にロックすることができる。
以上のごとく、本例によれば、成形品に皺が発生せず、材料歩留まりが高く、生産性に優れたハイドロフォーム成形方法を提供することができる。
(実験例)
本例は、表1に示すごとく、上記実施例1において示した突起部15とロックビード25とのロック状態(ロックの可否)を、型締め力との関係において確認した例である。
本例において用いた上型及び下型の突起部15は、頂角αが90°、角度βが135°、高さhが0.4mである(図6、図7参照)。また、上型及び下型にそれぞれ形成した突起部15の配設ピッチは、それぞれ10mmである。
金属板としては、材料強度が270MPa、440MPa、590MPaのものを用意した。また、材料強度440MPaの金属板としては、溶融亜鉛めっきを施したもの(表1における「440MPaGA」)と、施してないもの(表1における「440MPa」)との2種類を用意した。
そして、金属板の厚みtは、いずれも1mmである。
また、型締め力を0.375〜3.750kgf/mm2まで段階的に変化させた。
そして、ロックが外れずに材料自身が延びるか、ロックが外れて金型と材料が相対的に動くまで、型締め方向と直交する方向に金属板を引張った。この引張り力は、ハイドロフォーム成形時に生ずるキャビティへの引き込み力と略等しい。
また、上下併せた突起部、ロックビードの形成個数も、2本、3本、5本と変化させて評価した。
この結果を、表1に示す。
Figure 2006000922
表1において、「○」はロックが外れなかったもの、「×」はロックが外れたものをそれぞれ表す。また、空白部は測定を省略したものを表す。
この結果から分かるように、型締め力が1.250kgf/mm2以上あれば、金属板のロックが確実に行われる。この1.250kgf/mm2という型締め力は、通常のハイドロフォーム成形における型締め力(例えば2〜10kgf/mm2)よりも小さい。そのため、本発明によれば、通常のハイドロフォーム成形方法における型締め力にて充分に金属板をロックすることができる。
逆に、通常のプレス成形においては、型締め力が例えば約0.3kgf/mm2と小さいため、仮に、本発明における突起部、ロックビードをプレス成形に適用しても、表1から分かるように、充分なロックが困難となる。しかし、ハイドロフォーム成形においては、型締め力が上記のごとく大きいため、本発明は、ハイドロフォーム成形方法において特に有効な手段である。
(実施例2)
本例は、図9に示すごとく、上下2枚の金属板2を、異なる深さに成形する場合のハイドロフォーム成形方法の例である。
該ハイドロフォーム成形方法において用いる上型11と下型12とは、上型11のキャビティ13が比較的深く、下型12のキャビティ13が比較的浅い。
このような上型11と下型12とを用いて、2枚の金属板2をハイドロフォーム成形する。
その他は、実施例1と同様である。
この場合にも、型締め時において、上型11の突起部15と下型12の突起部15とにより、2枚の金属板2にロックビード25を形成してロックするため、内圧を付与して成形する際にも、金属板2がキャビティ13に引き込まれることを防ぐことができる。
そのため、下記の比較例に示すような金属材料の過剰な流入を防止して、成形品20に皺が入ることを防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(比較例)
本例は、図10〜図13に示すごとく、上記実施例2と同様に、上下2枚の金属板2を、異なる深さに成形する場合のハイドロフォーム成形方法の例であるが、上型81及び下型82に突起部(図6、図7の符号15参照)を設けない例である。
また、この場合、2枚の金属板2は、互いに全周を溶接する必要があり(図19、図20参照)、溶接部27を設ける。
また、本例のハイドロフォーム成形方法においては、内圧付与時における金属材料のキャビティ83への流入をある程度許容する。
また、上型81のキャビティ83が比較的深く、下型82のキャビティ83が比較的浅い。
本例においては、まず、図10に示すごとく、重ね合わせた2枚の金属板2を互いの周縁部において溶接した後、上型81と下型82とにより挟持する。
次いで、図11に示すごとく、2枚の金属板2の間に、高圧水3を注入して内圧をかけ、2枚の金属板2を変形させる。このとき、2枚の金属板2はパスカルの原理に従って、同様の形状に変形する。また、上型11と下型12とによって挟持された金属板2の周縁部は、図10〜図13に示すごとく、徐々にキャビティ13側へ引き込まれる。
そして、図12に示すごとく、下側の金属板2が先にキャビティ83に接触し、該キャビティ83に沿った形状に成形される。一方、上側の金属板2は更に変形を続ける。
そして、図13に示すごとく、上側の金属板2も、上型81のキャビティ83に沿うように成形される。
このとき、2枚の金属板2は、周縁部において互いに溶接されているため、キャビティ83への金属材料の引き込み量は、上下2枚の金属板2において同様である。そうすると、上述のごとく、既にキャビティ83に沿った形状に成形されていた下側の金属板2についても、上側の金属板2の成形が完了するまで、キャビティ83に引き込まれることとなる。
その結果、図13に示すごとく、下側の金属板2に、皺29が発生する場合がある。
従って、本例の場合、成形品への皺の発生を防止することが困難となるおそれがある。
これに対し、本発明のハイドロフォーム成形方法によれば、上記実施例2に示したごとく、成形品への皺の発生を防止することができる。
また、本比較例においては、ハイドロフォーム成形の前に2枚の金属板2を互いに溶接したが、本発明のハイドロフォーム成形方法によれば、上述したごとく、特に溶接の必要がなく、生産性を向上させることができる。
(実施例3)
本例は、図14〜図17に示すごとく、上記比較例と同様に、2枚の金属板2の全周を互いに溶接した後に、実施例1、2と同様の突起部15を有する上型11及び下型12によってハイドロフォーム成形を行う例である。
また、上型11のキャビティ13が比較的深く、下型12のキャビティ13が比較的浅い。
本例においては、まず、図14に示すごとく、重ね合わせた2枚の金属板2を互いの周縁部において、レーザー溶接等を用いて連続溶接して溶接部27を形成した後、上型11と下型12とにより挟持する。
次いで、図15に示すごとく、2枚の金属板2の間に、高圧水3を注入して内圧をかけ、2枚の金属板2を変形させる。このとき、2枚の金属板2はパスカルの原理に従って、同様の形状に変形する。ただし、上型11と下型12とによって挟持された金属板2の周縁部は、図14〜図17に示すごとく、上型11及び下型12の突起部15によってロックされ、キャビティ13へ引き込まれることはない。
そして、図16に示すごとく、下側の金属板2が先にキャビティ13に接触し、該キャビティ13に沿った形状に成形される。一方、上側の金属板2は更に変形を続ける。
そして、図17に示すごとく、上側の金属板2も、上型11のキャビティ13に沿うように成形される。
このとき、2枚の金属板2は、周縁部において互いに溶接されているが、上記のごとく周縁部の金属材料はキャビティ13へ引き込まれないため、上側の金属板2が変形を続けている間、下側の金属板2については特に変化しない。
その結果、図17に示すごとく、下側の金属板2に、比較例の場合のような皺(図13の符号29参照)が発生することはない。
また、本例の場合には、ハイドロフォーム成形に先立ち金属板2の周縁部を連続溶接によって封止しておくため、高圧水3の圧力をより高くすることができる。即ち、高圧水3の圧力をより高くしても水漏れのおそれがない。それ故、よりシャープな成形が可能となる。
また、上記溶接部27が線溶接の状態にあるため、得られる製品の高強度化を図ることができ、製品の機能を向上させることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、今回示した実施例においては、上下の金属板の双方にロックビードを形成した例を示したが、例えば、浅いキャビティ側の金属板にのみロックビードを形成した場合でも、本発明の作用効果を得ることができる。
実施例1における、金属板を上型と下型とによって挟持した状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 実施例1における、成形途中の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 実施例1における、成形完了直後の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 実施例1における、金属板の斜視図。 実施例1における、成形品の斜視図。 実施例1における、突起部とロックビードの断面図。 実施例1における、突起部の断面図。 実施例1における、ロックビード周辺でのスポット溶接の説明図。 実施例2における、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 比較例における、金属板を上型と下型とによって挟持した状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 比較例における、成形途中の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 比較例における、下側の金属板の成形完了直後の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 比較例における、上側の金属板の成形完了直後の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 実施例3における、金属板を上型と下型とによって挟持した状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 実施例3における、成形途中の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 実施例3における、下側の金属板の成形完了直後の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 実施例3における、上側の金属板の成形完了直後の状態を示す、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 従来例における、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 従来例における、2枚の金属板を互いにレーザ溶接する状態を示す斜視図。 従来例における、ハイドロフォーム成形方法により得られる成形品の斜視図。 他の従来例における、ハイドロフォーム成形方法の断面説明図。 他の従来例における、ハイドロフォーム成形方法により得られる成形品の斜視図。
符号の説明
11 上型
12 下型
13 キャビティ
14 挟持面
15 突起部
2 金属板
25 ロックビード
3 高圧水

Claims (5)

  1. 重ね合わせた2枚の金属板を上型と下型とによって挟み込んで型締めした後、上記2枚の金属板の間に高圧水を注入することにより内圧を付与し、上記金属板を上記上型及び上記下型にそれぞれ形成されたキャビティに沿った形状に成形するハイドロフォーム成形方法であって、
    上記上型及び上記下型は、それぞれ、上記キャビティの周囲に上記2枚の金属板を挟持する挟持面を有し、
    上記上型及び上記下型の少なくとも一方は、上記挟持面から突出した突起部を上記キャビティの全周にわたって連続形成してなり、
    上記型締めの際に、上記突起部を上記金属板に食い込ませてロックビードを形成し、
    該ロックビードよりも外側の金属材料が、上記内圧付与時に上記キャビティ側へ流入しないよう上記金属板をロックすることを特徴とするハイドロフォーム成形方法。
  2. 請求項1において、上記突起部は、上記金属板の厚みの0.3〜0.5倍の高さを有することを特徴とするハイドロフォーム成形方法。
  3. 請求項1又は2において、上記突起部は、断面略三角形状を有し、その頂角が30〜120°であることを特徴とするハイドロフォーム成形方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記上型及び上記下型の少なくとも一方には、上記突起部が複数個形成してあることを特徴とするハイドロフォーム成形方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記上型に形成された上記突起部と、上記下型に形成された上記突起部とは、上記型締め時に互いに対向しない位置に形成してあることを特徴とするハイドロフォーム成形方法。
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