JP2005534298A - 植物ステロール含有飲料 - Google Patents

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Abstract

本発明は製造用エイド無しに実質的に安定な分散液を作る方法に関し、そこでは該分散液は本質的に疎水性植物ステロール及び水性材料から成り、該植物ステロールは植物ステロール及び植物スタノールから選択される。該方法は第1分散液を形成するために該植物ステロールを該水性材料と混合する過程、該混合物を加熱する過程、粒子の第2分散液を得るために該加熱された混合物を均一化する過程を具備し、該第1分散液及び第2分散液内の該疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルである。

Description

本発明は人間及び獣医(veterinary)用の植物ステロール(plant sterols)を含む、飲料(beverages)の様な、水性配合物(aqueous composions)と、それらの製造用プロセスと、に関する。典型的飲料は、果物及び野菜ジュース、そしてスポーツ飲料、ドリンク、病気により失われた電解質を回復するため使われる飲料、コーラの様なソフトドリンクといわゆる”植物風味(botanical flavor)”ドリンクを含む炭酸飲料、及び他の天然及び人工風味ドリンクを含む。
研究者は心臓血管病(cardiovascular disease)の元になる原因の1つである、アテローム性動脈硬化症(atherosclerosis)を防止する方法を研究し、コレステロールが、血管内にアテローム性プラーグ(atherosclerotic plagues)の形成に寄与し、心臓筋肉、腎臓、脳そして四肢への血液循環を妨害することにより、この病気での役割を演じている証拠を有している。或るデータは人の全血清コレステロール(person’s total serum cholesterol)の1%の削減は冠動脈疾患のリスク(risk of coronary artery disease)の2%減少をもたらし、10%の削減は年間の合衆国の約100、000の死亡を防止し得ることを示している。1953年に早くも、科学的文献は植物ステロールが哺乳動物(mammals)のアテローム性動脈硬化的イベント(atherosclerotic events)を減少させること、男性の血液血清コレステロールの減少そしてアテローム性心臓疾患を有する若い男性の血清コレステロールの減少に、或る効果を有することを報告している。(非特許文献1,2)。他の科学的文献は植物のステロール及びスタノールは事実人間の血清コレステロールのレベルが下げるが、しかしながら、水への乏しい溶解性(solubility)のために、これらの植物ステロール又はスタノールを含み人間及び獣医の消費用に好適な製品を用意することは難しいこと、を認めている。
最も多くの部分は、それらはマーガリン及び他のいわゆるスプレッド(spreads)又は同じ様な食品製品で使われるが、それはそれらの疎水性の性質のためである。共にエルリリー(Eli Lilly)に譲渡された特許である特許文献1及び2はそれらの溶解性を高めるために植物ステロールを砕く(grinding)又は製粉(milling)することを説明している。エルリリーは一時トールオイル(tall oil)製そして後には大豆オイル(soybean oil)製のステロール配合物を、約9%だけ血清コレステロールを下げる、サイテリン(Cytellin)の商標で市販した。非特許文献3。しかしながら、該製品は決して消費者の広い受け入れを得なかった。
果物ジュース含有製品、すなわち果物ジュースを含む水性ベースの飲料及び調合物(この様な飲料及び製品を調合するための濃縮液も同様に)が当該技術で使われ、比較的高度の商業的受け入れを達成した。この様な製品への疎水性成分の組み入れは当該技術で公知の困難を示すが、それは疎水性成分は水とは異なる密度を有し、結果として、該製品の購入及び消費時に、疎水性成分は分離し、表面に浮遊するか又は底に沈むからである。該表面に浮遊する疎水性成分は、水より低い密度を有する疎水性成分を含むジュースの様に、飲料中に見出される望ましくない”リンギング(ringing)”を作り、容器中に亘り不均一な製品に帰着する。
透明な又は半透明な(例えば、ガラス又はプラスチック)容器にパッケージされた果物ジュース含有製品は、この分離を避けねばならず、それは該製品の審美的に望ましくない視認可能な分離は消費者の受け入れに強い影響を与えるからである。使用前にその容器内の該果物ジュース含有製品を撹拌することは該疎水性成分の1時的分散を提供するが、しかしながら、これは、該疎水性成分は撹拌に続いて再び分離するので、短期的解決策になるだけである。ビタミン、オイル、抽出品(extracts)、香味料(flavors)及びステロールを含む疎水性で、脂肪溶解性(fat−soluble)又は親油性(oleophilic)の成分は、果物ジュース含有製品に付加された時、それらが分離しないように、該果物ジュース含有製品内への懸濁(suspension)か又は分散(dispersion)か何れかによる組み入れ(incorporation)を保証する特殊処理(special treatment)を要する。
これらの困難を克服するための従来技術の試みは、均一化(homogenizaton)、カプセル化(encapsulation)、及び/又は安定剤(stabilizer)、ゴム、乳剤等の追加を含む幾つかの方法を使用するのが典型的であるが、しかしながら、これらの方法は該製品のコストを高め、或る場合には柑橘類ジュース(citrus juice)、例えば、オレンジジュースの様な、或る標準製品(standardized products)では違法(illegal)である。又消費者はこれらの製品の幾つかをラベリング、外見(texture)、及び粘度の観点から望ましくないと見るかも知れない。安定剤及びゴムは屡々果物ジュース含有製品に粘度、すなわちシックネス(thickness)を付加し、それによりその感覚器官の感知する印象面から非魅力的である。加えて、ジュース又はドリンク内へ植物ステロールを分散することは該飲料に粉末状外見(powdery texture)を持たせ、それは又消費者の受け入れに否定的に影響する。
消費者の認識と受け入れのために、或るジュース飲料は混濁(turbid)した外観を保持すべきで、容器又はグラス内にある時該ジュースの表面にリングを作るべきでなく、それは安定した分散で疎水性材料を含む果物ジュース及び/又は果物ジュース濃縮液(fruit juice concentrate)を提供することを必要にする。柑橘類ジュース例えばオレンジジュースの様な或る果物ジュース製品及び他の飲料製品で混濁を消費者が認識し受け入れることは、該ジュースの冷蔵又は貯蔵寿命中のみならず消費点の両者で、この理由のため該製品の安定性を要する。
チアイネン他(Tiainen et al.)の特許である特許文献3は水溶液中の微結晶植物ステロール(microcrystalline plant sterol)及び甘味化剤(sweetening agent)の均一懸濁(homogeneous suspension)を形成することにより植物ステロールを含む製品を作る方法を説明している。
ブルフソン他(Vulfson et al.)の公告である特許文献4は植物ステロール及びリコピン(lycopenes)の様な疎水性化合物を、オレオマーガリン(oleomargarine)製品、ドリンク、石鹸、ソース、デイップ(dips)、サラダドレッシング、マヨネーズ、菓子製品、パン、ケーキ、ビスケット、朝食セリール(breakfast cereals)そしてヨーグルトタイプ製品の様な食品製品及び飲料へのサプリメント(supplements)として開示している。植物ステロール又はリコピンと食品製品との組み合わせで、ブルソン他はハイドロキシル基及びカルボキシル基の両グループを含む食品製品が該ステロール又はリコピンの表面と相互作用することを理論化している。
該参考文献は界面活性剤無しでそして特許文献5,2,1,そして6で開示された様に砂糖と共に植物ステロールを砕くこと無しで水中の植物ステロールの微細な懸濁液を作ることの説明に進んでいる。対照的に、ブルフソン他は、従来の方法と、該発明人が”コーテイング材料(coating material)”として説明する少量の該食品製品の濃縮水溶液と、を用いて拡大均一化(extensive homogenization)により、ステロール約10%から約30%(重量で)で植物ステロールの水中懸濁液又はスラリーを形成する。
ハーラシルタ他(Haarasilta et al.)の公告である特許文献7は、特に粉末形式で、粉末植物ステロールと、果物、野菜又はベリー(berry)の種類の材料の様な従来の食料品成分と、を含み食品産業で使われるプレミックス(premix)と、該プレミックスを調合する方法を説明している。特許文献8及び9のフインランド特許出願で開示されて方法とデバイスにより、そしてメガトレックスオーワイ(Megatrex Oy)により製造されるアトレックスミル(Atrex mill)の様な、いわゆる衝撃ミリング原理で動作するグラインダーを用いて、該植物ステロールと、ベリー、果物又は野菜の様な食料品と、を砕くことがこの結果をもたらす。該発明人は、植物ステロールと組み合わせてセリールに該発明のプロセスを適用する時、該セリール粒(cereal grains)の温度は該粒への機械的エネルギーの影響で上昇し、それにより砕くことに連携して該粒の熱処理を提供することを注意している。
ザウイストウスキー(Zawistowski)の公告である特許文献10は該植物ステロール及び植物スタノールを半流動体性(semi−fluid)、流体性又は粘性の媒体(vehicle)内に分散及び懸濁しそしてその様に形成された該媒体を衝撃力(impact forces)に曝すことにより植物ステロールの、植物スタノールの、又は両者の混合物の、微粒子(microparticles)を調合する方法を説明している。該方法は該植物ステロール及び/又は植物スタノールを適当な半流動体性、流体性又は粘性の媒体内に分散又は他の仕方で懸濁する過程と、続いて微粒子を作るため該媒体に衝撃力を印加する過程を含む。ザウイストウスキーは空気微粒化ノズル(air−atomization nozzle)、空圧ノズル(pneumatic nozzle)、高剪断ミキサー(high−shear mixer)か又はコロイドミル(colloid mill)か何れかを用いるが、好ましくはマサチューセッツ州、ニュートンの、マイクロフルイデイックス社(Microfluidics Incorporation, Newton, Massachusetts)から商業的に入手可能なマイクロフルイダイザー(microfluidizer)を用いるのがよい高剪断過程(high−shear)を創ることによりこれらの衝撃力を実現(develops)している。
ザウイストウスキーはこの仕方で調合された該植物ステロール及び/又は植物スタノールはオイルベースの供給システムのみならず他の媒質(media)内でも大きな”溶解度(solubility)”を有し、コーラ、ジュース又はダイエット補助食品(dietary suppliment)及び/又はミルク置換ドリンク(milk replacement drinks)の様な飲料内に組み入れ可能であると述べている(8頁)。
又ゴットモラー(Gottemoller)の公告である特許文献11もそれを水性材料に付加する前に粉末化された製品を作るために該植物ステロール及び植物スタノールを砕くか又はそれを小球状化(prilling)することにより植物ステロール及び/又は植物スタノールを水溶性蛋白と、そしてオプションでは乳剤(emulsifier)と、組み合わせるプロセスを説明している。
タル他(Tarr et al.)の公告である特許文献12は(無水の)重量で0.15%から10%の固体含有量を有する水と柑橘類パルプとのスラリーを調合し、続いて該スラリーを70℃から180℃(158°Fから356°F)の温度に2から240分の間加熱し、そしてゲージ圧6.89MPa(1000psig)から同103.4MPa(15000psig)の圧力での均一化(homogenization)と、コロイド的ミリング(colloidal milling)と、により該スラリーを毎秒20、000から100、000、000の剪断速度(shear rate)で高剪断処理(high shear treatment)に曝すことにより、飲料用柑橘類果物からシックナーを作るプロセスを説明している。
その関連技術での諸困難の少なくとも1つを克服することが優利であろう。これらの他の利点の少なくとも1つは、本質的に、疎水性植物ステロールと、水性飲料濃縮液(aqueous beverage concentrate)の様な水性材料と、から成る実質的に安定な分散液(dispersion)を作るプロセスと、このプロセスにより作られる製品を提供する本発明により実現されるが、該プロセス及び製品の全ては、粘度を増加させ、風味喪失(off−flavor)又は粉末状テーストを与え、望ましくない成分を導入させるか又は望ましくない視覚的外観を生じること無しに、該関連技術のプロセス及び配合物の限界又は欠点の1つ以上を実質的に解消する。
本仕様は本発明により実現される追加的特徴と利点とを表明するが、それらが部分的には、明らかなことを当業者は本説明から見出し本発明の実施により知るであろうと共に、彼等は書かれた説明とその請求項とで特に指摘されるプロセスと配合物とにより得られる本発明の目的と他の利点とを分かるであろう。
米国特許第3、881、005号明細書 米国特許第4、195、084号明細書 米国特許第6、129、944号明細書 国際公開第00/41491号パンフレット 米国特許第3、085、939号明細書 英国特許第934、686号明細書 国際公開第98/58554号パンフレット フインランド特許出願第FI963、904号 フインランド特許出願第FI932,853号 国際公開第00/45648号パンフレット 国際公開第01/37681A1号パンフレット 国際公開第94/27451号パンフレット Pollak、Circulation 7、696−701;702−706 1953 Farquhar et al.、Circulation、14,77−82 1956 Kuccodkar et al.、Atherosclerosis、23、239−248 1976 Hackh’s Chemical Dictionary、3rd Ed.p.392 McMurry、Organic Chemistry、Third Edition、pp.916−950 Hawley’s Condensed Chemical Dictionary、Twelfth Edition,p.1100 Hackh’s Chemical Dictionary、 Third Edition,pp.815−817
これら又は他の利点の少なくとも1つを達成するため、そして具体化され、広く説明される、本発明の目的に従って、発明人は本質的に疎水性植物ステロールと、ジュース濃縮液に類する、水性飲料濃縮液の様な、水性材料と、から成る実質的に安定な分散液を作るプロセスを見出したが、そこでは該植物ステロールは植物ステロール及び植物スタノールから選択されている。他に指示無き場合、本明細書で使用される用語”植物ステロール(plant sterol)”は植物ステロール及び植物スタノール(plant stanol)の両者を含むよう意図されている。該プロセスは疎水性植物ステロールの粒子と水性材料との第1分散液を形成するために疎水性植物ステロールを水性材料と混合するプロセスを含むが、その中では該第1分散液中の該疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約50マイクロメートルである。次いで該プロセスは加熱された第1分散液を形成するために該疎水性植物ステロールの粒子と該水性材料の該第1分散液を約43℃から約110℃(約110°Fから約212°F)の温度に約1秒から約20秒の時間の間加熱する過程と、続いて該疎水性植物ステロールの粒子と該水性材料との第2分散液を得るために該加熱された第1分散液を均一化する過程と、を備えるが、該第2分散液内の該疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約50マイクロメートルである。本発明のプロセスと最終配合物は、特に柑橘類ジュース濃縮液、例えば、オレンジジュース濃縮液、の様な、ジュース濃縮液の製造で、分離、風味への影響(flavor impact)そして外見への影響(texture impact)無しに該水性材料内で該植物ステロールの安定した分散を得るために、ゴム及び/又は乳剤の使用を要しない。
本発明の実質的に安定な分散液は本発明のプロセスにより作られる水性材料中の疎水性植物ステロールの分散液を有し、該分散液を幾つかの加熱及び冷却サイクル及び/又はこの時間中の保存貯蔵(shelf storage)に曝露した後も、約12ケ月までの期間に亘り該植物ステロールがそれから分離しない様な分散液に帰着する。柑橘類ジュース濃縮液で使われた時、該植物ステロールは沈むパルプ(sinking pulp)と共に沈殿するがそれは柑橘類ジュースについて自然な発生(natural occurrence)である。
オレンジジュースの様な柑橘類飲料は2種類のパルプ、浮遊するもの及び沈むもう1つ、を有する。オレンジジュースにその曇り(cloud)を与えるパルプは沈むパルプを含むが、浮遊するパルプは該ジュース及び容器の表面まで上る。植物ステロールは水より低い密度を有し、結果として柑橘類飲料濃縮液又はジュースの様な水性飲料の頂部まで浮遊するであろう。もし適当に分散しないなら、該植物ステロールは該柑橘類飲料の頂部に白いリング(ring)を形成するであろう。本発明の利点の1つは、該飲料の頂部に白いリングを形成する仕方での該植物ステロールの分離無しに、柑橘類飲料濃縮液又は柑橘類飲料の様な該植物ステロールと水性材料の実質的に安定な分散液を提供する過程を含む。発明人は、柑橘類ジュース濃縮液又はオレンジジュースの様な飲料との組み合わせで該植物ステロールを含む本発明の植物ステロールが、該飲料の表面まで昇らず、むしろ該飲料内に分散して留まり、該飲料の底部の沈むパルプの容積の増加を引き起こすことを見出した。沈むパルプの該増加した容積は該沈むパルプ内の該植物ステロールの存在を示唆する。何れにせよ、本発明に依れば、本発明に依り配合された柑橘類飲料濃縮液又は柑橘類飲料は、該表面まで浮遊する植物ステロールが全く無いか、は実質的に問われない(is substantially free if not tatally free of plant sterols that float to the surface)。
もう1つの側面では、本発明の分散液を形成する過程は、均一化する過程の前に該加熱された第1分散液を約22℃(約72°F)から約71℃(約160°F)の温度に約1秒から約12秒の時間の間冷却する過程を含む。又該プロセスは種々の圧力で多数のステップで、そしてオプションでは約22℃(約72°F)から約71℃(約160°F)までの種々の温度で、均一化を行う過程を含む。
本発明の更に進んだ実施例では、該水性材料は本質的に果物ジュース濃縮液の様な水性飲料濃縮液、例えば、オレンジジュース濃縮液の様な柑橘類ジュース濃縮液から成る。又本発明は植物ステロールと組み合わされた水性飲料濃縮液、植物ステロールと組み合わされそして水又は他の水性配合物で薄められた水性飲料濃縮液、又は書かれた説明で説明されたプロセスにより作られた製品を含む物質の配合物を含む。
本発明のもう1つの側面は、植物ステロールの分離を避けるよう該配合物を製造するための本発明のプロセスが、約0.1Pa・s(約100cps)から約30Pa・s(約30、000cps)、又は約5Pa・s(約5、000cps)から約30Pa・s(約30、000cps)、又は約6Pa・s(約6、000cps)から約18Pa・s(約18、000cps)の粘度を有する飲料濃縮液か、又は飲料か、又は水性媒質かの何れかを要することの発見に関する。該飲料濃縮液、又は飲料、又は水性媒質がこれらの粘度範囲内に入らない場合、本発明の配合物は、第1分散液と第2分散液を形成するために本発明で使われるプロセス過程を使うか、又はどんな他のプロセスでもよいが、該粘度をこれらの範囲内に持って来るために当該技術で使われる製造用エイド(manufacturing aids)を使用して、作られてもよい。
又本発明は、該疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズが約0.1マイクロメートルから約50マイクロメートルであるか、又はこの範囲内の疎水性植物ステロール粒子の大多数が約0.2マイクロメートルから約10マイクロメートルである時、又は何れにせよこれらの粒子サイズ分布の何れについてもベル形曲線分布(bell curve distribution)に実質的に従う時、水性材料内の疎水性植物ステロールの分散液が粉末性テースト(powdery taste)を該分散液に与える従来技術の困難を避けると言う発見に関する。本発明のプロセスはこの配合物を得るため使い得るが、本発明のこの側面は該配合物を製造するため使われるプロセスに関係無く、この粒子サイズ範囲を有する配合物に関する。本発明のこの側面で、該配合物はオプションで、当該技術で使われる、いわゆる製造用エイドを含むことが出来る。
従って、本発明は、本質的に疎水性植物ステロールと、水性飲料濃縮液の様な水性材料と、から成る実質的に安定な分散液を作るためのプロセスに関するが、そこでは該植物ステロールは植物ステロール及び植物スタノールから選択され、そしてそこでは該分散液は何等付加された乳剤そしてシックニング薬品(thickening agent)そして他の、食品技術で使われるいわゆる”製造用エイド(manufacturing aids)”、例えば、カプセル化材料を含まない。
本発明のもう1つの側面は、該植物ステロールの分離を避けるよう該配合物を製造する本発明のプロセスが、約0.1Pa・s(約100cps)から約30Pa・s(約30、000cps)、又は約5Pa・s(約、5000cps)から約30Pa・s(約30、000cps)、又は約6Pa・s(約6、000cps)から約18Pa・s(約18、000cps)、又は約8Pa・s(約8、000)から約15Pa・s(約15、000cps)の粘度を有する飲料濃縮液か、又は飲料か、又は水性媒質かの何れかの使用を要することの発見に関する。ここで述べる粘度測定は速度20rpmでスピンドル番号3(Spindle #3)を用いて、ブルックフイールド粘度計モデル番号エルブイデーブイ−11+(Brookfield Viscometer Model #LVDV−11+)を使用して判定された。又、該飲料濃縮液、又は飲料、又は水性媒質がこれらの粘度範囲内に入らない場合、意図した配合物は、第1分散液及び第2分散液を形成するために本発明で使われたプロセス過程、又は食品技術で使われる何等かの他のプロセスであるが該粘度をこれらの範囲内に持ってくるため該食品技術で使われる製造用エイドの使用を伴うプロセス、を用いて作られてもよい。これらの製造用エイドは該プロセスを始める前に、又は該プロセス中のどんな段階ででも、該配合物に付加されてもよい。
該疎水性植物ステロールの粒子と該水性材料との第1分散液及び/又は第2分散液を形成するために該疎水性植物ステロールと、水性飲料濃縮液の様な該水性材料と、を混合する過程で、該第1分散液及び/又は第2分散液内の該疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約100マイクロメートル、又は約0.1マイクロメートルから約50マイクロメートル、又は約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートル、又は約0.1マイクロメートルから約10マイクロメートルであり、1実施例では実質的にベル形曲線分布に従う。もう1つの実施例では、該水性材料、又は濃縮液、又は飲料での粉末状テーストを実質的に避けるために、該第1分散液及び/又は第2分散液内の該疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルであるか、或いはそこでは粒子の大多数は約0.2マイクロメートルから約10マイクロメートル、又は約0.2マイクロメートルから約2.5マイクロメートル、又は約0.4マイクロメートルから約1.5マイクロメートル、又は0.3マイクロメートルから約0.4マイクロメートルの前記範囲のどれか1つ内のサイズに及び、そして更に進んだ実施例では実質的にベル形曲線分布に従う。前記粒子サイズ及び粒子サイズ範囲の全ては又プラスマイナス約30%、又はプラスマイナス20%、又はプラスマイナス約10%に変化してもよい。上記で述べたサイズ及びサイズ範囲の全ての疎水性植物ステロール粒子は当該技術で公知であり、カーギル社(Cargill Co.)の様な商業的供給者を通して得られてもよい。
従って本発明の1側面は本質的に疎水性植物ステロールと水性材料とから成る実質的に安定な分散液を作る方法(process)であるが、前記植物ステロールは植物ステロール及び植物スタノールから選択される、該方法を具備しており、該方法は、
(a)前記疎水性植物ステロールの粒子と前記水性材料との第1分散液を形成するために前記疎水性植物ステロールを前記水性材料と混合する過程と、
(b)加熱された混合物を形成するため前記疎水性植物ステロールの粒子と前記水性材料との前記第1分散液を加熱する過程と、
(c)前記疎水性植物ステロールの粒子と前記水性材料との第2分散液を得るために前記加熱された混合物を均一化する過程と、を備えており、前記第1分散液内の前記疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルであるか、又は前記第2分散液の前記疎水性植物ステロール粒子の該粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルであり、或いは前記第1分散液及び前記第2分散液の両者での前記疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルである。
本発明のもう1つの側面は、物質の配合物に関するが、該配合物は疎水性植物ステロール又は植物スタノールと水性材料との実質的に安定な分散液であり、該分散液は、該水性材料、又は濃縮液、又は飲料内での粉末状テーストを実質的に避けるために、上記説明の疎水性植物ステロール又は植物スタノール粒子を含む。該水性材料、又は濃縮液、又は飲料製品での粉末状テーストを実質的に避けるために、この粒子サイズ、又は粒子サイズ及び粒子サイズ分布を有する該物質の配合物は、本発明のプロセスに依って、又はそれが該最終製品で該粉末状テーストを避ける粒子サイズ、又は粒子サイズ及び粒子サイズ分布、を有する植物ステロール又は植物スタノールを含む限り、食品技術で使われるどんな他のプロセスに依って作られてもよく、そして本発明のプロセスで製造されない時は、該食品技術で使われる製造用エイドをオプション的に含んでもよい。これらの製造用エイドは、全てが該水性材料、又は濃縮液、又は飲料製品に基づき、植物ステロールの重量により約0.001重量%から約50%、又は該植物ステロールの重量により約0.01重量%から約30%、又は該植物ステロール又は植物スタノールの重量により約0.01重量%から約25%、又は該植物ステロール又は植物スタノールの重量により約0.1重量%から約20%の、量で使われてもよい。
該いわゆる”製造用エイド(manufacturing aids)”はカプセル化エイド(encapsulation aids)、スターチ(starches)、そして食品技術で使われるシックニング薬品として使用されるゴム、そしてペクチン、脱メチル化ペクチンそして食品技術で使われる他のペクチン誘導体を含む。乳剤は変成食品スターチ及び他の同様な食品型乳剤を含み、該ゴムはアラビヤゴム(gum Arabic)、海草抽出物(seaweed extract)、アルギネート(alginates)、グアルゴム(guar gum)の様な植物又は種子ゴム又はゼラチンのみならずキサンタンゴム(xanthan gum)、ローカストゴム(locust gum)、カラギーナン(carrageenan)等の様な動物誘導製品(animal derived products)を含む。アラビヤゴムに加えて、使われる他の水溶性ゴムはアンギコゴム(angico gum)、セビルゴム(cebil gum)、メスカイトゴム(mesquite gum)、シダーゴム(cedar gum)そしてインドゴム(Indian gum)を含むが、水に僅かに溶解性であるゴムはトラガカント(tragacanth)、スタークリア(sterculia)、ホグゴム(hog gum)、アムラッドゴム(amrad gum)、そしてサテンウッドゴム(satinwood gum)又はチェリーゴム(cherry gum)、ソノラゴム(Sonola gum)又はサッサゴム(sassa gum)の様に水中で膨らむゴムを含む。本発明のこの側面に含まれる他のゴムは非特許文献4で規定されている。
本発明は又ここに表明された配合物のみならず本発明のプロセスにより作られた製品に関する。
科学的文献は少なくとも44の植物ステロールを記述しており、当業者は本発明を実施する時入手可能なそれらからどんな植物ステロールも選択出来る。又本発明は当該技術で使われる該植物ステロールの幾つかを使うことを含む。この点での幾つかの植物ステロールはシトステロール(sitosterol)、カンペステロール(campesterol)、スチグマステロール(stigmasterol)、スピノステロール(spinosterol)、タラクサステロール(taraxasterol)、ブラシカステロール(brassicasterol)、デスモステロール(desmosterol)、チャリノステロール(chalinosterol)、ポリフエラステロール(poriferasterol)、クリオナステロール(clionasterol)、そしてエルゴステロール(ergosterol)を含む。又本発明は2成分、3成分、そして4成分混合物の様な植物ステロールの混合物も使う。
これら及び他の植物ステロールの源は米ふすま(rice bran)、コーンふすま(corn bran)、コーン芽(corn germ)、麦芽オイル(wheat germ oil)、コーンオイル、サフラワーオイル(safflower oil)、オートオイル(oat oil)、オリーブオイル、綿種子オイル、大豆オイル、ピーナッツオイル、紅茶、緑茶、コロクシア(colocsia)、ケール(kale)、ブロッコリー、ごま種子、シーオイル(shea oil)、グレープ種子オイル、レイプ種子オイル(rapeseed oil) 、リン種子オイル(linseed oil)、カノラオイル(canola oil)、トールオイル(tall oil)そして木材パルプから得られる他のオイルである。
又植物ステロールは植物スタノールを作るために水素添加(hydrogenated)されてもよい。従って、本発明の植物スタノールはシトステロールの様な種々の植物ステロールの水素添加製品として説明されるが、該植物ステロールを水素添加すること無しに、当該技術で使われる種々の植物から自然に得られてもよい。かくして、植物スタノールに適用され、そしてここで使われる用語、”植物ステロールの水素添加製品(hydrogenation product of plant sterol)”は合成植物スタノールのみならず、天然源から得られたそれらも含む。この点で幾つかの植物スタノールはシトスタノール(sitostanol)、カンペスタノール(campestanol)、スチグマスタノール(stigmastanol)、スピノスタノール(spinostanol)、タラクサスタノール(taraxastanol)、ブラシカスタノール(brassicastanol)、デスモスタノール(desmostanol)、チャリノスタノール(chalinostanol)、ポリフエラスタノール(poriferastanol)、クリオナスタノール(cliostanol)、そしてエルゴスタノール(ergostanol)を含む。又当業者は入手可能なそれらからどんな植物スタノールを選択することも出来る。又本発明は2成分、3成分、そして4成分混合物の様な植物スタノールの混合物のみならず、2成分、3成分、そして4成分混合物の様な植物ステロールと植物スタノールの混合物をも使う。
該植物ステロール及び植物スタノールの両者は、
Figure 2005534298
異性体のみならず小さな(1から約4炭素原子)側鎖を含む植物ステロール及び植物スタノールの様な、当該技術で使われる種々の位置異性体(position isomer)とステレオ異性体形式(stereo isomeric form)とを含む。
Figure 2005534298
はそれぞれ哺乳動物の血清コレステロールを下げるために最も有効な植物ステロールの1つと、最も有効な植物スタノールの1つと、を含む。
粒子の第1分散液を形成するための該疎水性植物ステロールの該水性飲料濃縮液との混合は、第1分散液を形成するために、約−10℃から約100℃(約14°Fから約212°F)の、又は約0℃から約82℃(約32°Fから約180°F)の、又は約17℃から約64℃(約64°Fから約148°F)の、又は約24℃から約57℃(約75°Fから約135°F)の温度で、約0.1分から120分、又は約5分から約60分、又は約15分から約30分の時間の間行われる。
該疎水性植物ステロールの粒子と水性飲料濃縮液との第1分散液を作るため使われる装置は高剪断ミキサー(high shear mixer){アルデバリンコモデル番号シージェイ−4(Arde−Barinco Model #CJ−4)}又は何等かの大容量{例えば、約189.5リットルから約1、137リットル(約50から約300ガロン)}高剪断ミキサーを含む。該第1分散液を作るための商業的デバイスはインベンシー社(Invensys Company)エイピーブイ(APV)により製造される商号エイピーブイリキバーターモデル200シーエルブイ(APV Liquiverter model 200 CLV)で製造される”リキバーター(Liquiverter)”(商号)を含む。
1実施例では、供給される植物ステロールは約0.5マイクロメートルから約10マイクロメートルのサイズに微粉状化(micronized)されている。図1は本発明の1実施例による加熱前の微粉状化された植物ステロールの例示的粒子サイズ分布を示す。図1で、”デーエフ*母集団デーアイエフエフ.分布(DF*Population Diff. Distribution)”は母集団差分布(Population Differential Distribution)を掛け算された稀釈係数(dilution factor)を示し、すなわちニートサンプル(neat sample)内のカウント数を産み出すために各チャンネル内のカウント数はそのサンプルが稀釈された係数により掛け算されている。図2は本発明の1実施例により加熱前の該微粉状化された植物ステロールの例示的容積分布を示す。図2で、”容積−ダブリューテー−デーアイエフエフ.分布(Volume−Wt−Diff. Distribution)”は容積を加重された差分布(Volume Weighted Differential Distribution)を示し、すなわち全粒子を取り上げ、それらの容積を見て、各サイズチャンネルのそのサンプルの容積全体への寄与を決定している。特許文献3は図1及び2の該植物ステロール配合物を製造するため使われた方法と装置を説明しているが、しかしながら、又食品産業はこれらの配合物を形成するためにスプレイ乾燥技術(spray−drying techniques)も使っている。
図1では、該報告された”カウント”(縦座標の値)の各々用の数値(numerical values)及びマイクロメートルでの該報告された粒子直径の各々用の数値(横座標の値)は、プラスマイナス約30%又はプラスマイナス約20%又はプラスマイナス約10%で何れかへ変わり得るが、図2では、該報告された相対パーセンテージの各々用の数値(縦座標の値)及びマイクロメートルでの該報告された粒子直径の各々用の数値(横座標の値)はプラスマイナス約30%又はプラスマイナス約20%又はプラスマイナス約10%で何れかへ変わり得る。図1及び図2のデータは特定の植物ステロール製品を示すが、又これらのデータは、この明細書で説明したそれら、そして当該技術で用いられるそれらの様に、本発明で使われる何れの1つの植物ステロールの粒子サイズ及び粒子サイズ分布を規定してもよい。
疎水性植物ステロールと水性材料の該第1分散液の形成で、該水性媒質で該疎水性植物ステロールに印加される剪断応力(shear stress)及び/又は剪断速度(shear rate)は該疎水性植物ステロールの粒子と水性材料との幾分安定な分散液を形成するのに充分であると信じられるが、しかしながら、該第1分散液はジュース、飲料、ジュースドリンク等の様な消費者製品でのその使用を可能にするであろう充分長期間の安定性は有しない。該植物ステロールは比較的高い融点{約100℃(約212°F)から約204℃(約400°F)の何処か}を有するので、より低い温度でそれに印加された何等かの撹拌は、その混合プロセスが充分な疎水性植物ステロールを、より長い長期懸濁保持特性(greater long−term suspension retaining properties)を有する小粒子サイズへ変えることを可能にしない傾向がある。従って、加熱された混合物を形成するために該粒子の該第1分散液を加熱し、続いて第2分散液を形成するために該加熱された混合物を均一化することが前記欠点を避けると信じられる。
該第1分散液及び該第2分散液の両者の疎水性植物ステロールの粒子サイズは当業者に公知のベル形曲線粒子サイズ分布(bell curve particle size distribution)に実質的に従う。
該水性材料は水、そして水中の固体の分散液か又は水中の液体又は液体中の水の乳濁液か何れかとして、その中に付加された化合物、及びその中に溶解、又は分散した配合物、を有する水、を含み得る。これは、それを該疎水性植物ステロールと混合する前に、本発明の該水性材料を規定する。溶解した又は分散した化合物又は配合物を有する水性材料を使う時、水性飲料濃縮液の様な、該水性材料の固体含有量は該水性飲料濃縮液のリットル当たり約200gから該水性飲料濃縮液のリットル当たり約1000g、又はリットル当たり約400gからリットル当たり約900g、又はリットル当たり約600gからリットル当たり約800gである。”固体含有量(solid content)”は、その用語が本発明の”水性材料”に適用される時、ここで規定された乳濁液型の”水性材料”の形成で使用される水に付加される何等かの液体を含む。
該疎水性植物ステロールは、該第1分散液及び/又は第2分散液内に、該水性材料、又は濃縮液、又は飲料製品、のリットル当たりで、親油性植物ステロールの約1gから約100g、又はリットル当たり約10gから約60g、又はリットル当たり約20gから約30g、の量で存在する。1実施例では、該疎水性植物ステロールは、該第1分散液及び/又は第2分散液内に、該水性材料、又は濃縮液、又は飲料製品の約1リットルに対し疎水性植物ステロールの約15gから約30gの量で、存在する。
本発明のもう1つの側面では、該加熱された第1分散液は、該疎水性植物ステロールの粒子及び該水性材料の第2分散液を形成するために均一化する過程の前に、約1秒から約30秒、又は約2秒から約10秒、又は約5秒から約7秒の時間の間、約0℃から約100℃(約32°Fから約212°F)、又は約13℃から約87℃(約55°Fから約189°F)、又は約26℃から約75℃(約78°Fから約167°F)の温度に冷却される。
更に進んだ実施例では、該加熱された第1分散液は該均一化の前に、約1秒から約12秒の時間の間、約22℃(約72°F)から約71℃(約160°F)の温度に冷却される。
該疎水性植物ステロールの粒子及び該水性飲料濃縮液の第2分散液を得るための該加熱された混合物の該均一化は該分散液を高圧で小さなオリフイスを通るよう強制することにより機能する、ホモジナイザー(homogenizer){エイピーブイモデル番号エイピーブイ1000(APV model #APV1000)}内で行われる。該均一化は0.689MPa(約100psi)から約100.0MPa(約14、500psi)、又は約3.45MPa(約500psi)から約69.0MPa(約10、000psi)、又は約6.89MPa(約1000psi)から34.47MPa(約5000psi)の圧力で行われる。1実施例では、該均一化は約13.79MPa(約2000psi)から約34.47MPa(約5000psi)で行われる。
又本発明は均一化を種々の圧力で、1段階、2段階、3段階、4段階以上の様な単一又は多数段階で行うことに関する。
高圧力及び低圧力での均一化は下記パラメーター及びその組み合わせの何れかにより進められ得る。
Figure 2005534298
該シーケンスは一般に低圧力より高圧力で最初に該均一化を行うが、又本発明の方法は圧力の種々のシーケンスで、そして1実施例では1つより多いホモナイザーを用いて、該均一化を行うことを含む。
本発明の方法に依れば種々の飲料濃縮液が該水性材料として使われ得るが、しかしながら、1実施例では、該プロセスは本質的に疎水性植物ステロールと、オレンジジュース濃縮液の様な水性柑橘類ジュース濃縮液と、から成る実質的に安定な分散液を作ることを含む。
そのより広い側面では、本発明の水性材料は水、水と、栄養物(nutrients)、調味料(flavorants)、甘味料(sweeteners)、二酸化炭素及び他の気体、そしてそれらの組み合わせと、の組み合わせを含む。もう1つの側面では該水性材料は、オレンジ、レモン、ライム、タンジェリン、マンダリン、そして、グレープフルーツジュースの様な、果物ジュース、又は果物風味の濃縮液、そしてアセロラ(acerola)、ブドウ、梨、パッションフルーツ(passion fruit)、パイナップル、バナナ、林檎、クランベリー、さくらんぼ、ラスベリー、桃、李、ブドウ、カレント(currant)、クランベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、苺、ミラベル(mirabelle)、西瓜、ハニーデュー(honeydew)、カンタループ(cantaloupe)、マンゴー、パパイヤの様な他のジュース及び果物風味濃縮液、コーラ、茶、コーヒー、チョコレート、バニラ、アーモンドから得られる風味の様な植物風味、トマト、キャベツ、セロリー、胡瓜、ほーれん草、人参、レタス、クレソン、タンポポ(dandelion)、ダイオウ(rhubarb)、ビート、ココナ(cocona)、グアバ(guava)、ハングオ(han guo)、そして2成分、3成分そして4成分混合物の様なそれらの混合物の様な野菜ジュース及び風味である。
又本発明の水性材料は、典型的スポーツ飲料、そして病気のため流体の喪失を治療するため使われ、そして蔗糖シロップ、ブドウ糖−果糖シロップ、クエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸一カリウム(monopotassium phosphate)そしてカリウム塩、そして水の付加を要するであろうと、水との混合物であろうと、製品として、喪失電解質を補充するための他の材料、を含む飲料、の濃縮液を含む。
該濃縮液はジュース又はドリンクを形成するために水で稀釈され得て、該濃縮液が砂糖又は砂糖の混合物を含む場合、それは約2°ブリックス(Brix)から約20°ブリックス、又は約6°ブリックスから16°ブリックス、又は約10°ブリックスから12°ブリックス、に水で稀釈され得る。本発明に使われる砂糖は一般に、果糖、蔗糖、ブドウ糖等のみならず非特許文献5,6及び7に説明される様な当該技術で使われる他の砂糖の様な炭水化物材料を含む。2成分、3成分そして4成分混合物の様な、砂糖の混合物も又使用出来る。
本質的に疎水性植物ステロール及び水性材料から成る実質的に安定な分散液を作る方法のみならず本発明のこの方法により作られる製品は又、ビタミンC、ビタミンB6及び/又はビタミンB12の様な水溶性ビタミン、葉酸(folic acid)、又はビタミンA、ベータカロテーン、ビタミンB、例えば、Dビタミン、ビタミンE、そしてそれに付加されたビタミンKそして2成分、3成分及び4成分混合物の様なそれらの何等かの混合物、を有してもよく、それらは本発明の実質的に安定な分散液の生産の前、途中又は後に、例えば、該第1分散液の製造用過程又は該第2分散液の製造用過程、又はこの様な両過程に、該ビタミン又は複数ビタミンを付加することにより与えられてもよい。ビタミンB及びEの様なビタミンの付加は、単位使用当たり各ビタミンについてアールデーエイ(the RDA for each vitamin per unit serving)の約1%から約100%、又は約5から30%、又は約15から20%、アールデーエイ(RDA)を得るよう変化する。
下記例は本発明を図解する。
第1分散液を形成するために続く処理の前に下記成分の組み合わせが疎水性植物ステロールと水性材料のベース混合物を提供した。
該配合物は下記を得るよう配合された。
Figure 2005534298
Figure 2005534298
親油性植物ステロールと、該水性材料としてのオレンジジュース濃縮液と、の該実質的に安定な分散液は61.15°ブリックス(屈折計ブリックス、酸用に修正された)の濃度を有した。
該混合物は、約10マイクロメートルの平均粒子サイズを有し、最大粒子サイズが約30マイクロメートルで、約0.5マイクロメートルから約30マイクロメートルの粒子サイズ分布を有する、第1分散液を作るために、アーデバリンコモデル番号CJ−4(Arde−Barinco Model No.CJ−4)高剪断ミキサーを用いて約15分間7000rpmで撹拌され、8秒間で82.2℃(180°F)に加熱され、そして約5秒間で約43.3℃から約60℃(約110°Fから約140°F)に冷やされた(chilled)。
エイピーブイホモジナイザーグループ(APV Homogenizer Group){アンインベンシス社(An Invensys Company)}からのエイピーブイホモジナイザーモデル番号エイピーブイ1000(APV homogenizer, Model No.APV 1000)での、60℃(140°F)で、約23.44MPa(3400psi)、そして次いで約4.14MPa(600psi)で、の該第1分散液の均一化が第2分散液をもたらした。
該第2分散液は本質的に該疎水性植物ステロール及び該水性材料としての該オレンジジュース濃縮液から成る実質的に安定な分散液を有した。該実質的に安定な分散液への水の付加は12.00°ブリックスのオレンジジュース製品を発生した。該製品は下記の仕様で製造された。
Figure 2005534298
該仕様を通して表明された本発明の説明する種々の数値範囲は、ここで表明された範囲の下端(lower ends)の該範囲の上端(higher ends)とのどんな組み合わせも、そして該範囲の下限の領域(the scope of the lower limits of the range)又は該範囲の上限の領域(the scope of the higher limits of the range)を増加又は減少させるここで表明された何等かの単一実験数値及び他の単一数値を含むが、そこでは該範囲は、とりわけ、時間、温度、圧力、°ブリックスを含む化合物及び配合物の濃度、これら化合物及び配合物の相互に対する比(ratios)、粒子サイズ、粒子サイズ分布、パーセンテージ変動(percentage variations)等の範囲のみならず、これらの範囲により囲まれる全整数及び/又は分数値(all whole number and/or fractional number values)、そしてこれらの範囲内に囲まれる範囲(ranges encompassed within these ranges)を含む。該用語”約(about)”はそれが個別数値、そして本明細書の範囲内で述べられる数値に適用される時、これらの値の僅かの変動を意味する。該用語”実質的(substantial)”及び”実質的に(substantially)”は本明細書で使用される時、特にこれらの用語(すなわち”約”、”実質的”、又は”実質的に”)が当業者により理解される様に、全体的に指定されたものか、又は主に又は大抵の部分について指定されたものか、何れかを意味する。この記述説明で表明された米国特許又は他の特許、そして他の印刷刊行物へのどの参考文献も、これらの参考文献内で引用された何等かの参考文献を含め、その全体に於いて、この記述説明内に組み入れられる。パーセンテージで表明された全ての量は、他の指示が無い限り、重量によるパーセンテージである。
本発明の原理、種々の実施例、そして動作のモードが前記記述説明で説明された。ここで保護される発明、すなわち請求される発明は、しかしながら、本発明の精神から離れることなく当業者により行われ得る変型又は変更を含むと考慮されるべきである。
約93%より多い全植物ステロール含有量を有し、β−シトステロール、β−シトスタノール、カンペステロール、カンぺスタノール、スチグマステロール、スピノステロール、アベナステロール、及びブラシカステロールから成る微少化植物ステロールのサンプルの粒子サイズ分布の例であり、該混合物は約138℃から約141℃の融点を有し、野菜オイル及びトールオイルから得られ、フインランドの、エムビーマルチビーンヘルスオーワイ社(MB Multi Bene Health Oy Ltd. of Finland)から供給される。 図1の該微少化植物ステロールの容積分布を示す。

Claims (53)

  1. 本質的に疎水性植物ステロール及び水性材料から成り実質的に安定な分散液を作る方法であるが、前記植物ステロールは植物ステロール及び植物スタノールから選択される、該方法に於いて、該方法が、
    前記疎水性植物ステロールの粒子と前記水性材料との第1分散液を形成するために前記疎水性植物ステロールを前記水性材料と混合する過程と、
    加熱された混合物を形成するために前記疎水性植物ステロールの粒子と前記水性材料との前記第1分散液を加熱する過程と、
    前記疎水性植物ステロールの粒子と前記水性材料との第2分散液を得るために前記加熱された混合物を均一化する過程とを具備しており、前記第1分散液内の前記疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズが約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルであるか、又は前記第2分散液内の前記疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズが約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルであること、或いは前記第1分散液及び前記第2分散液の両者内の前記疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズが約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルであること、を特徴とする該方法。
  2. 前記疎水性植物ステロール及び水性材料を約17℃(約64°F)から約64℃(約148°F)の温度で約0.1分から約120分の時間の間加熱する過程を具備することを特徴とする請求項1の該方法。
  3. 前記第1分散液内の前記疎水性植物ステロールの前記粒子サイズが約0.1マイクロメートルから約10マイクロメートルであるか又は前記第2分散液内の前記疎水性植物ステロールの該粒子サイズが約0.1マイクロメートルから約10マイクロメートルであること、或いは前記第1分散液及び前記第2分散液の両者内の前記疎水性植物ステロールの該粒子サイズが約0.1マイクロメートルから約10マイクロメートルであることを特徴とする請求項2の該方法。
  4. 前記疎水性植物ステロールが、
    シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、スピノステロール、タラクサステロール、ブラシカステロール、デスモステロール、チャリノステロール、ポリフエラステロール、クリオナステロール、そしてエルゴステロール、そしてそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1の該方法。
  5. 前記疎水性植物ステロールが植物ステロールの水素添加製品から選択されることを特徴とする請求項1の該方法。
  6. 前記疎水性植物ステロールが、シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、スピノステロール、タラクサステロール、ブラシカステロール、デスモステロール、チャリノステロール、ポリフエラステロール、クリオナステロール、そしてエルゴステロール、そしてそれらの混合物の水素添加製品から選択されることを特徴とする請求項1の該方法。
  7. 前記疎水性植物ステロールがシトスタノール、カンペスタノール、スチグマスタノール、スピノスタノール、タラクサスタノール、ブラシカスタノール、デスモスタノール、チャリノスタノール、ポリフエラスタノール、クリオナスタノール、そしてエルゴスタノール、そしてそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1の該方法。
  8. 前記水性材料が中に溶解されたか又は分散されたか何れかの固体材料を有し、前記水性材料の該固体含有量が前記水性材料のリットル当たり約600gから前記水性材料のリットル当たり約800gであることを特徴とする請求項1の該方法。
  9. 前記第1分散液内で、前記疎水性植物ステロールが前記水性材料のリットル当たりで約15gから約30gの量で存在することを特徴とする請求項1の該方法。
  10. 前記第1分散液内で、前記疎水性植物ステロールが前記水性材料のリットル当たりで約15gから約30gの量で存在し、そして加熱された第1分散液を形成するために43℃(約110°F)から約100℃(約212°F)の温度に約1秒から約20秒の時間の間加熱されることを特徴とする請求項8の該方法。
  11. 前記加熱された第1分散液が前記均一化する過程の前に約22℃(約72°F)から約71℃(約160°F)の温度に約1秒から約12秒の時間の間冷却されることを特徴とする請求項10の該方法。
  12. 前記均一化する過程が約13.79MPa(約2000psi)から約34.47MPa(約5000psi)の圧力で行われることを特徴とする請求項1の該方法。
  13. 前記均一化する過程が約13.79MPa(2000psi)から約34.47MPa(約5000psi)の圧力で行われることを特徴とする請求項11の該方法。
  14. 前記均一化する過程が多数ステップで種々の圧力で、又はオプションで種々の温度で、行われることを特徴とする請求項1の該方法。
  15. 前記均一化する過程が多数ステップで種々の圧力で、そしてオプションで種々の温度で、行われることを特徴とする請求項13の該方法。
  16. 前記均一化する過程が、約2.07MPa(約300psi)から約5.52MPa(約800psi)の圧力で行われ、次に約13.79MPa(2000psi)から約34.47MPa(約5000psi)の圧力と、約22℃(約72°F)から約71℃(約160°F)の温度と、での均一化が続くことを特徴とする請求項15の該方法。
  17. 前記水性材料が本質的に果物ジュース濃縮液から成ることを特徴とする請求項10の該方法。
  18. 前記水性材料が本質的に柑橘類ジュース濃縮液から成ることを特徴とする請求項10の該方法。
  19. 前記水性材料が本質的に柑橘類ジュース濃縮液から成ることを特徴とする請求項16の該方法。
  20. 水性飲料混合物を得るために前記疎水性植物ステロールの粒子と前記果物ジュース濃縮液との前記第2分散液に水を追加する過程を具備することを特徴とする請求項17の該方法。
  21. 水性飲料混合物を得るために前記疎水性植物ステロールの粒子と前記柑橘類ジュース濃縮液との前記第2分散液に水を追加する過程を具備することを特徴とする請求項18の該方法。
  22. 水性飲料混合物を得るために前記疎水性植物ステロールの粒子と前記柑橘類ジュース濃縮液との前記第2分散液に水を追加する過程を具備することを特徴とする請求項19の該方法。
  23. 約11°ブリックスから約13°ブリックスの水性飲料混合物を得るために前記疎水性植物ステロールの粒子と前記果物ジュース濃縮液との前記第2分散液に水を追加する過程を具備することを特徴とする請求項20の該方法。
  24. 約11°ブリックスから約13°ブリックスの水性飲料混合物を得るために前記疎水性植物ステロールの粒子と前記柑橘類ジュース濃縮液との前記第2分散液に水を追加する過程を具備することを特徴とする請求項21の該方法。
  25. 約11°ブリックスから約13°ブリックスの水性飲料混合物を得るために前記疎水性植物ステロールの粒子と前記柑橘類ジュース濃縮液との前記第2分散液に水を追加する過程を具備することを特徴とする請求項22の該方法。
  26. 該実質的に安定な分散液の粘度が約0.1Pa・s(約100cps)から約30Pa・s(約30,000cps)であることを特徴とする請求項1−19の何れか1つの該方法。
  27. 該実質的に安定な分散液の粘度が約6Pa・s(約6、000cps)から約18Pa・s(約18,000cps)であることを特徴とする請求項1−19の何れか1つの該方法。
  28. 前記柑橘類ジュースがオレンジジュースであることを特徴とする請求項18,19,21,22,24,そして25の何れか1つの該方法。
  29. 該実質的に安定な分散液の粘度が約0.1Pa・s(約100cps)から約30Pa・s(約30,000cps)であることを特徴とする請求項1−22の1つの該方法。
  30. 該実質的に安定な分散液の粘度が約6Pa・s(約6,000cps)から約18Pa・s(約18,000cps)であることを特徴とする請求項1−22の1つの該方法。
  31. 請求項1−25の1つの該方法により作られる製品。
  32. 該実質的に安定な分散液の粘度が約0.1Pa・s(約100cps)から約30Pa・s(約30,000cps)であることを特徴とする請求項1−19の1つの該方法により作られる製品。
  33. 該実質的に安定な分散液の粘度が約6Pa・s(約6,000cps)から約18Pa・s(約18,000cps)であることを特徴とする請求項32の該製品。
  34. 請求項28の該方法により作られる製品。
  35. 該柑橘類ジュースがオレンジジュースであり、該実質的に安定な分散液の粘度が約0.1Pa・s(約100cps)から約30Pa・s(約30,000)であることを特徴とする請求項18−19の1つの該方法により作られる製品。
  36. 該実質的に安定な分散液の粘度が約6Pa・s(約6,000cps)から約18Pa・s(約18,000cps)であることを特徴とする請求項35の該製品。
  37. 疎水性植物ステロールと水性材料との実質的に安定な分散液に於いて、該植物ステロールは植物ステロール及び植物スタノールから選択されており、そこでは該実質的に安定な分散液内の粉末性テーストを実質的に避けるために、該疎水性植物ステロール粒子の粒子サイズは約0.1マイクロメートルから約30マイクロメートルであり、この範囲内の疎水性植物ステロール粒子の大多数は約0.2マイクロメートルから約10マイクロメートルであり、ベル形曲線分布に実質的に従うことを特徴とする該実質的に安定な分散液。
  38. 請求項37の該実質的に安定な分散液を含む配合物。
  39. 約0.1マイクロメートルから約10マイクロメートルの前記疎水性植物ステロールの粒子の大多数は約0.2マイクロメートルから約2.5マイクロメートルの範囲内に入る粒子を含んでおり、ベル形曲線分布に実質的に従うことを特徴とする請求項38の該配合物。
  40. 約0.1マイクロメートルから約10マイクロメートルの前記疎水性植物ステロールの粒子の大多数は約0.3マイクロメートルから約0.4マイクロメートルの範囲内に入る粒子を含んでおり、ベル形曲線分布に実質的に従うことを特徴とする請求項38の該配合物。
  41. 前記疎水性植物ステロールが、
    シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、スピノステロール、タラクサステロール、ブラシカステロール、デスモステロール、チャリノステロール、ポリフエラステロール、クリオナステロール、そしてエルゴステロール、そしてそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項38の該配合物。
  42. 前記疎水性植物ステロールが植物ステロールの水素添加製品から選択されることを特徴とする請求項38の該配合物。
  43. 前記疎水性植物ステロールが、シトステロール、カンペステロール、スチグマステロール、スピノステロール、タラクサステロール、ブラシカステロール、デスモステロール、チャリノステロール、ポリフエラステロール、クリオナステロール、そしてエルゴステロール、そしてそれらの混合物の水素添加製品から選択されることを特徴とする請求項38の該配合物。
  44. 前記疎水性植物ステロールが、シトスタノール、カンペスタノール、スチグマスタノール、スピノスタノール、タラクサスタノール、ブラシカスタノール、デスモスタノール、チャリノスタノール、ポリフエラスタノール、クリオナスタノール、そしてエルゴスタノール、そしてそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項38の該配合物。
  45. 前記水性材料が中に溶解されたか又は分散されたか何れかの固体材料を有し、前記水性材料の該固体含有量が前記水性材料のリットル当たりで約600gから前記水性材料のリットル当たりで約800gであることを特徴とする請求項38の該配合物。
  46. 前記第1分散液内で、前記疎水性植物ステロールが前記水性材料のリットル当たりで約15gから約30gの量で存在することを特徴とする請求項38の該配合物。
  47. 前記水性材料が本質的に果物ジュース濃縮液から成ることを特徴とする請求項45の該配合物。
  48. 前記水性材料が本質的に柑橘類ジュース濃縮液から成ることを特徴とする請求項45の該配合物。
  49. 前記水性材料が本質的にオレンジジュース濃縮液から成ることを特徴とする請求項45の該配合物。
  50. 更に食品グレードの乳剤、ゴム、スターチ、ペクチン、そしてペクチン誘導体から選択された製造用エイドを有することを特徴とする請求項38−48の1つの該配合物。
  51. 該実質的に安定な分散液の粘度が約0.1Pa・s(約100cp)から約30Pa・s(約30,000cps)であることを特徴とする請求項49の該配合物。
  52. 該実質的に安定な分散液の粘度が約6Pa・s(約6,000cps)から約18Pa・s(約18,000cps)であることを特徴とする請求項49の該配合物。
  53. 前記濃縮液が約11°ブリックスから約13°ブリックスに稀釈される様な量で前記果物ジュース濃縮液に付加される水を更に含むことを特徴とする請求項45の該配合物。
















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