JP2005531167A - 自動車の窓ガラスアンテナのレイアウト - Google Patents

自動車の窓ガラスアンテナのレイアウト Download PDF

Info

Publication number
JP2005531167A
JP2005531167A JP2004500365A JP2004500365A JP2005531167A JP 2005531167 A JP2005531167 A JP 2005531167A JP 2004500365 A JP2004500365 A JP 2004500365A JP 2004500365 A JP2004500365 A JP 2004500365A JP 2005531167 A JP2005531167 A JP 2005531167A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
antenna
layout
array
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004500365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4299235B2 (ja
Inventor
エリック・ケー・ウォルトン
ホリキ・ヤスタケ
マルティーノ・ロジン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Calearo Antenne SpA
Ohio State University Research Foundation
Original Assignee
Calearo Antenne SpA
Ohio State University Research Foundation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calearo Antenne SpA, Ohio State University Research Foundation filed Critical Calearo Antenne SpA
Publication of JP2005531167A publication Critical patent/JP2005531167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4299235B2 publication Critical patent/JP4299235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/1271Supports; Mounting means for mounting on windscreens
    • H01Q1/1278Supports; Mounting means for mounting on windscreens in association with heating wires or layers

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

無線周波数電流の特性及びヒータグリッドパターンの影響を考慮して改良が施された窓ガラスアンテナのワイヤーパターンレイアウトである。ワイヤパターンレイアウトは、直流電源との電気通信を行うヒーティングリッドから成る。複数のアンテナワイヤはヒーティンググリッドを横断している。アンテナワイヤは、AMラジオ、FMラジオ、AM/FMラジオ、CBラジオ、携帯電話、全地球測位システム、又はこれらの組み合わせたもの等の無線周波数装置への給電を行う給電体との電気通信を行う。アンテナワイヤは、実質的に直線形状又はステップ形状でヒーティンググリッドを横断するようにしてもよい。更に、アンテナワイヤは、方向を変えながらヒーティンググリッドを横断するようにしてもよい。無線周波数電流の特性及びヒータグリッドパターンの影響を考慮してワイヤパターンレイアウトを構成することで、指向性利得及びインピーダンス特性が向上する。

Description

本発明は、アンテナのレイアウト、特に、無線周波数(RF)アンテナのレイアウトに関する。
RFアンテナには、例えば、自動車或いはその他車両の窓ガラスアンテナがある。近年、自動車は無線周波数通信を支援するアンテナを必要としている。数多くの装置が無線周波数通信を用いて機能することができる。例えば、AMラジオ、FMラジオ、AM/FMラジオ、CBラジオ、携帯電話及び全地球測位システムは無線周波数通信に依存している。
最近の自動車は、RFアンテナのワイヤパターンレイアウト(wire pattern layout)の誘電支持体としての役割を果たす窓ガラスを有している。この役割を果たすのに使用される典型的な窓ガラスとしては後方の窓ガラスである。窓ガラスに印刷或いは埋設されているワイヤ(即ち、印刷線路)パターンによって、無線周波数電流が所望の無線周波数装置に流れ込んだり或いは該装置から流れ出ることができる。
典型的な自動車の後方の窓ガラスは、直流(DC)電流が流れる印刷線路から成るパターンも有している。これらの印刷線路に直流電流が流れることによって、該印刷線路は加熱素子として機能する。従って、これらの線路は、後方窓ガラスの曇り止めや除霜に使用することができ、運転者は後方窓ガラスの外部を見ることができる。
窓ガラスの曇り止め或いは除霜を適切に行うために、加熱素子は、通常、後方の窓ガラスの主要な領域を覆っている。その結果、加熱素子と区別して配置される従来のRFアンテナ用ワイヤパターンレイアウトの領域は、大抵の場合、不十分なものとなってしまう。従って、加熱素子がこのRFアンテナの動作に干渉してしまい、従来のRFアンテナでは、所望の周波数帯域におけるパターンの制御及びインピーダンス整合が十分に行われなくなるという問題がある。
本発明は、アンテナのレイアウトの改良である。本発明のアンテナの設計には、RF電流の特性及びヒータグリッドのパターンの影響が考慮されている。その結果として、本発明の実施例では、従来の窓ガラスアンテナの設計に比べ、指向性利得及びインピーダンス特性が改良されている。
本発明の実施例におけるワイヤパターンレイアウトは、複数の電力ワイヤとアンテナワイヤとから成る。電力ワイヤは、電源、例えば直流電源との電気通信を行う。電力ワイヤの例としては、ヒータグリッドパターンの印刷された線路であるが、これに限定されることはない。電力ワイヤは、所望のパターンで配置することができる。通常のヒータグリッドパターンにおける電力ワイヤは、概ね平行に列置されている。アンテナワイヤは、全ての電力ワイヤ或いはその一部を横断している。本発明のある実施例においては、アンテナワイヤは、電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有している。即ち、このアンテナワイヤの仮想軸即ち実質的な中心線が電力ワイヤに対して斜めに横断する。電力ワイヤを横断しているアンテナワイヤの延びる方向を少なくとも1回変えるようにしてもよい。アンテナワイヤは、無線周波数装置への給電を行う給電体との電気通信を行う。
アンテナワイヤの形状は、最適なパターン制御及びインピーダンス特性を実現できるように選択された形状でもよい。本発明のある実施例では、アンテナワイヤは実質的に直線形状を有している。他の実施例では、アンテナワイヤの形状は、ステップパターンである。各ステップの角度は、最適なアンテナ特性が得られるように選択された角度でよい。本願発明者は、ヒータグリッドを流れる電流への干渉を防止或いは制限するために、ステップパターンで構成されたアンテナワイヤのステップの角度をおよそ90度に設定するのが好ましいことが幾つかの実施例から分かった。即ち、アンテナワイヤは、ヒータグリッドを流れる電流への干渉を制限するために、約90度の角度で各電力ワイヤと交差するようにすればよい。幾つかの実施例において最適な結果を得るために、アンテナワイヤの延びる方向を少なくとも1回変更してもよい。例えば、直線形状のアンテナワイヤが方向を変えたり、ステップパターンのアンテナワイヤが方向を変えてもよい。ある実施例において、アンテナワイヤは“V”又は“W”字形状をしている。無論、本発明のある実施例において、アンテナワイヤを更に少なくとも1つ追加することができる。この更に追加されたアンテナワイヤも無線周波数装置への給電を行う給電体との電気通信を行う。この更なるアンテナワイヤは、上記のアンテナワイヤの最適な特徴又は好ましい特徴を備えていてもよい。
ワイヤパターンレイアウトは、適当な手段によって支持されていてもよい。例えば、電力ワイヤ及びアンテナワイヤは、少なくとも1つの誘電体パネルによって支持されている印刷された線路でもよい。誘電体パネルの一例としては、自動車の窓ガラスである。
アンテナワイヤは、適当な装置との電気通信を行うようにしてもよい。例えば、アンテナワイヤは、適当なRF装置に接続されていてもよい。RF装置の例としては、AMラジオ、FMラジオ、AM/FMラジオ、CBラジオ、全地球測位システム、携帯電話及びこれら装置の各種組み合わせであるが、これらに限られることはない。
本発明には、上述とは別に、アンテナのワイヤパターンレイアウトの実施例がある。この実施例は、他の実施例での最適な特徴又は好ましい特徴を備えていてもよい。この実施例においてのワイヤパターンレイアウトは、複数の電力ワイヤを支持する少なくとも1つの誘電体パネルと、アンテナ給電体と、複数のアンテナワイヤと、から成る。電力ワイヤは、電源との電気通信を行っており、給電体は、無線周波数装置との電気通信を行っている。アンテナワイヤは、給電体との電気通信を行っている。アンテナワイヤの少なくとも1つは、電力ワイヤに対して斜めに横断している形状を有している。
アンテナのワイヤパターンレイアウトには、更に別の実施例がある。この実施例は、他の実施例の最適な特徴又は好ましい特徴を備えていてもよい。この実施例のワイヤパターンレイアウトは、アンテナ給電体と、2つのワイヤアレーとから成る。給電体は、無線周波数装置との電気通信を行う。第1ワイヤアレーは給電体との電気通信を行っている。第1ワイヤアレーは、複数の交差するアンテナワイヤから成る。ある実施例において、第1ワイヤアレーは、少なくとも一部が第2ワイヤアレーの周囲に沿って延びている更なるアンテナワイヤをも備えることができる。第2ワイヤアレーは、複数の電力ワイヤと、少なくとも1つのアンテナワイヤと、から成る。第1ワイヤアレーは、第2ワイヤアレーのアンテナワイヤに電磁結合することができる。ある実施例において、結合ワイヤを第1ワイヤアレーに接続させてもよい。この結合ワイヤは、第1ワイヤアレーと第2ワイヤアレーのアンテナワイヤとの電磁結合を容易にする。電力ワイヤは電源との電気通信を行い、第2ワイヤアレーのアンテナワイヤは電力ワイヤを横断する。ある実施例において、第2ワイヤアレーのアンテナワイヤは、電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していてもよい。他の実施例において、第2ワイヤアレーのアンテナワイヤは、電力ワイヤに直行する直線であってもよい。
第1ワイヤアレーのアンテナワイヤは、適当なパターンで互いに交差してもよい。ある実施例において、第1ワイヤアレーの互いに交差するアンテナワイヤは、概ね水平方向に配置されている複数のアンテナワイヤと、概ね鉛直方向に配置されている少なくとも1つのアンテナワイヤと、を備えていてもよい。概ね鉛直方向に配置されているアンテナワイヤは、概ね水平方向に配置されているアンテナワイヤの全て或いはいくつかを横断してもよい。第1及び第2ワイヤアレーのアンテナワイヤは、前述の実施例のように、適当な形状を備えていてもよい。ある実施例において、第1及び第2ワイヤアレーは、自動車の窓ガラスによって支持されており、第1ワイヤアレーは、第2ワイヤアレーの上方で実質的に隣接して配置されている。
本発明の他の実施例において、アンテナのワイヤパターンレイアウトは、互いに結合している2つのアンテナワイヤから成る。給電体は、無線周波数装置との電気通信を行う。第1アンテナワイヤは、給電体との電気通信を行っている。第2アンテナワイヤはワイヤアレーに含まれている。ワイヤアレーは、また、電源との電気通信を行う複数の電力ワイヤ備えている。第2アンテナワイヤは電力ワイヤと交差しており、第1アンテナワイヤに電磁結合している。この実施例は、また、他の実施例の最適な特徴又は好ましい特徴を備えていてもよい。
本発明の他の実施例におけるアンテナのレイアウトがある。この実施例は、他の実施例の最適な特徴又は好ましい特徴を備えていてもよい。この実施例において、給電体は無線周波数装置との電気通信を行う。金属膜は給電体との電気通信を行っている。この実施例のアンテナのレイアウトには、ワイヤアレーが備えられていてもよい。ワイヤアレーは複数の電力ワイヤから成り、電源との電気通信を行う。金属膜及びワイヤアレーは、少なくとも1つの誘電体パネルによって支持されている。
本発明の他の実施例では、第1誘電体パネルが備えられており、該第1誘電体パネルは第2誘電体パネルに接続されている。アンテナは第1誘電体パネルによって支持されており、第2誘電体パネルはヒータレイアウトを支持している。ヒータレイアウトは、電源との電気通信を行う複数の電力ワイヤから構成されていてもよい。誘電体パネルは適当な誘電素材で構成されていてもよい。一例として、第1誘電体パネルはプラスチックから成り、第2誘電体パネルはガラスから成る。誘電素材の他の例としては、安全ガラス、ポリカーボネート、プレキシグラス(plexiglass)、及び繊維ガラスであるが、これらに限定されることはない。更に、この実施例は、他の実施例の最適な特徴又は好ましい特徴を備えていてもよい。
上記以外の新規な特徴及び効果は、以下の実施例の説明及び図面の説明から容易に明らかとなる。
本発明はアンテナのレイアウトに係わるものであり、以下、本発明の実施例として、主に自動車の窓ガラス用RFアンテナを説明する。しかし、本発明はこの実施例に限定されない。本発明は、無線周波数の領域外(即ち、無線周波数より高い周波数又は低い周波数)にも有効である。従って、本発明は、AM装置及びFM装置等のRF装置への使用に限定されない。また、本発明のワイヤパターンレイアウトは、適当な誘電素材に支持される或いは吊されるようにしてもよい。該誘電素材は、窓ガラス及びその他ガラス物、プラスチック、エア、又はその他類似の誘電素材、適当な誘電素材若しくは従来の誘電素材であるが、本発明における該誘電素材はこれらに限定されることはない。ガラスは、例えば、安全ガラス及び繊維ガラスであるが、これらのガラスに限定されることはない。プラスチックは、例えば、ポリカーボネート及びプレキシグラスであるが、これらのプラスチックに限定されることはない。更に、本発明は、自動車その他車両のアンテナのレイアウトに限定されない。本発明はあらゆる種類のアンテナへの使用が可能である。ここで使用される“ワイヤ”という用語には、導電性素材の印刷された線路、導電性素材の剛性を有するフィラメント又はロッド、導電性素材の可撓性を有するフィラメント又はロッド、及び“ワイヤ”の従来の意味の範囲内にあるその他電気導体が含まれていることは理解できよう。
図1は、車体がアンテナのワイヤパターンレイアウトの設計に影響を与える様子を概略的に示している。図1は、窓ガラス12に隣接して配置されているルーフパネル10を示している。金属パネル14は窓ガラス12に固定されている。金属パネル14は、アンテナ給電体16との電気通信を行っている。理論上の等電位線18が説明の便宜上示されている。この実施例において、AM及びFM周波数帯域におけるRF電流は、矢印20によって示されるように、給電体16から放射状に流れる。従って、RF電流が車体の金属パネル全体を流れるので、車体全体は実質的にアンテナの一部となる。従って、本発明では、この現象がアンテナのワイヤパターンレイアウトを設計する際に考慮されている。本発明の実施例では、従来のワイヤパターンレイアウトと比較して、所望の周波数帯域におけるパターンの制御及びインピーダンス整合が改良されている。
図2は、本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示している。図2において、ルーフパネル22は窓ガラス24に隣接して配置されている。格子状の概ね水平な電力ワイヤ26は窓ガラス24を横切るように延びている。例えば、直流電流が電力ワイヤ26を通ることによって該電力ワイヤ26は加熱素子として機能することができ、窓ガラス24の曇り止め又は霜取りを行う。アンテナ給電体28は、少なくとも1つのアンテナワイヤ30との電気通信を行っている。図2の実施例においては、複数のアンテナワイヤ30は電力ワイヤ26を横断している。この実施例のアンテナワイヤ30は、複数の斜線及び電力ワイヤ26に概ね直行する1つの直線を形成している。従って、この図2の実施例のワイヤパターンレイアウトにおいては、RF電流が自然に流れる方向にワイヤが配置されているので、効率の良い改良されたアンテナの設計が行われる。
図3は、本発明の別実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示している。図3の実施例において、少なくとも1つのアンテナワイヤ32は、給電体34との電気通信を行っており、電力線路36を階段状に横断するステップパターンで形成されている。図3の実施例には、図2の実施例を上回る効果が幾つかある。このステップパターンによって、各アンテナワイヤ32は、電位が実質的に等しい点において、隣接する電力線路36と交差する。その結果、このステップパターンによって、電力線路36を流れる直流電流がアンテナワイヤ32にも流れる可能性を実質的に規制することができる。その反対に、図2の傾斜したアンテナワイヤ30は、電位が異なる点にて隣接する電力線路26と交差し、その結果、直流電流が傾斜したアンテナワイヤ30を流れる可能性がある。アンテナワイヤに直流電流が流れると、曇り止め或いは除霜を行うための加熱特性に悪影響を及ぼす可能性がある。従って、本願発明者は、図2の実施例が従来と比べて際だった改良が施された実施例であっても、図3の実施例におけるワイヤパターンのほうが、図2の実施例におけるワイヤパターンよりも優れた性能を備えていることが分かった。
上記の概念に基づいて、多数のワイヤパターンを設計して試験を行った。しかし、本発明は、以下で例示される寸法及び形状に限定されない。本発明において、各レイアウトで示される寸法及び形状は、所望のアンテナ特性が得られるように選択された寸法及び形状であればよく、各アンテナの配置及び使用目的によって変わる。
図4は、各アンテナ線路38が実質的に水平な格子状の電力線路40を横断しながら階段式に方向を変えているワイヤパターンレイアウトを示している。この実施例において、各アンテナ線路38は概ねV字形状である。アンテナワイヤは、複数回向きを変えてもよく、例えば、W字形状であってもよいことは言うまでもない。図5は、図4に示された実施例のインピーダンス特性曲線を示している。図6は、図4に示される実施例においてそれぞれ異なる周波数を設定した場合の指向性利得のパターンのグラフである。図5及び図6に示されるように、図4の実施例のワイヤパターンレイアウトが、従来のワイヤパターンレイアウトよりも際だって良好な結果を提供している。
図7は、本発明の一実施例における複数の交差するアンテナワイヤを示している。この実施例において、概ね鉛直方向を向いている少なくとも1つのアンテナワイヤ44は、概ね水平方向を向いている複数のアンテナワイヤ46を横断している。アンテナワイヤ46、48は、それぞれ、アンテナ給電体48との電気通信を行っている。このレイアウトでは、十分な数のワイヤ同士を互いに連結させており、RF電流がパターン全体を自然に流れることができる。従って、図8に示されるように、ガラス上に形成された従来のアンテナに比べて優れた指向性利得が図7のワイヤパターンから得られる。図7に示されるようなアンテナワイヤパターンは、単独でも使用できるし、又は他のアンテナワイヤパターンと合わせて使用してもよいことは言うまでもない。例えば、あるアンテナワイヤパターンと他のアンテナワイヤパターンとを直接電気通信させる或いは電磁結合させてもよい。
他のワイヤパターンレイアウトを数多く実施して試験を行った。該試験は、各パターンの形状のS11パラメータを測定するネットワークアナライザを使用して行われた。各試験に使用されたヒータグリッドの寸法は、上の長さが約100cm、下の長さが約118cm、そして高さが約30cmであった。以下で述べるワイヤパターンレイアウトの各図面において、アンテナ給電体をFで示す。
図9のレイアウトにおいて、1つの鉛直アンテナワイヤ50がヒータグリッドを横断している。この図9の実施例におけるレイアウトについての試験の結果を図10に示す。
図11のワイヤパターンは、ヒータグリッドを横断している2つの傾斜したアンテナワイヤ52を有している。距離aは、およそ11.5cmであり、距離bは、およそ26cmである。このワイヤパターンの試験の結果を図12に示す。
図13のワイヤパターンも同様にヒータグリッドを横断する2つの傾斜したアンテナ線路54を有している。しかし、この図13の実施例に場合、距離aは、およそ21.5cmであり、距離bは、およそ36cmである。このワイヤパターンの試験の結果を図14に示す。
図15において、鉛直アンテナ線路58及び2つの傾斜したアンテナ線路56を有しているワイヤーパターンレイアウトが示されている。この実施例のレイアウトでは、距離aは、およそ21.5cmであり、距離bは、およそ36cmである。この図15に示されたワイヤパターンの試験の結果を図16に示す。
図17の実施例におけるワイヤパターンは、10本の傾斜したアンテナ線路60と実質的に鉛直に延びている1本のアンテナ線路62と、から成る。アンテナワイヤ60、62は、ヒータグリッドの最初の3つの電力線路のみを横断している。図18は、この図17の実施例におけるワイヤパターンの試験の結果を示している。
図19に示された実施例において、アンテナアレー64は、ヒータグリッド66の上方に配置されており、該ヒータグリッド66から隔離されている。アンテナアレー64は、側部アンテナ給電体Fを有している。この実施例におけるアンテナアレー64はヒータグリッド66を横断していない。この実施例の試験の結果を図20に示す。
図21のレイアウトは、中心にアンテナ給電体Fが存在することを除いては、図19のレイアウトと同様である。図22は、この図21に示されたレイアウトの試験の結果を示している。
図23は、ヒータグリッドを横断しており、実質的に鉛直に延びている3つのアンテナワイヤ68を示している。図23のレイアウトに関する試験の結果を図24に示す。
図25に示されたレイアウトは、鉛直に延びているアンテナ線路70と、2つの“菱形”アンテナ線路72と、から成る。この図25の実施例において、各“菱形”アンテナ線路72の延びる方向が1度変わっていることにより、アンテナ線路72はV字形状となっている。図25の実施例のワイヤパターンの試験の結果を図26に示す。
図27は、4つの“菱形”アンテナワイヤ74がヒータグリッドを横断しているワイヤパターンレイアウトを示している。この図27に示された実施例において、距離aは約20cm、距離bは約16、距離cは約15cm、距離dは約15cm、距離eは約4cm、距離fは約11cmである。図27の実施例のワイヤパターンの試験の結果は図28に示されている。
図29は、ワイヤアレー78の上方に実質的に隣接して配置されているワイヤアレー76を備えているワイヤパターンレイアウトを示している。ワイヤアレー76はアンテナ線路80を備えている。アンテナ線路80は、ワイヤアレー78に十分隣接して配置されており、容量結合又は電磁結合を形成している。ワイヤアレー76は、図7で述べたような互いに交差している複数のアンテナワイヤから成る。反対に、ワイヤアレー78は、複数のアンテナワイヤがステップパターンでヒータグリッドを横断することについては、図4の実施例と同様である。図29の実施例の変形例において、上側のワイヤアレーと下側のワイヤアレーとを直接電気通信させるようにしてもよい。
図30は、本発明のレイアウトの実施例にフィルムを用いていることを示している。図30の実施例において、金属膜82はアンテナ給電体84との電気通信を行っている。金属膜82は、所望の周波数帯域での無線伝送を容易にするのに適した形状を有していればよい。金属膜82は、例えば窓ガラスに使用するために透明でもよい。しかし、他の実施例においては、金属膜82は半透明或いは非透明でもよいことは言うまでもない。金属膜82は、適当な誘電素材に支持されるようにしてもよい。該誘電素材としては、ガラス、ポリカーボネート、プラスチック、又はその他同様の誘電素材、適当な誘電素材若しくは従来の誘電素材であるが、これらに限定されることはない。金属膜82は、真空蒸着又は押し出し等の適当な製造技術を用いて誘電素材の外表面或いは複数の誘電素材層の中間に固定するようにしてもよい。例えば、金属層82は、誘電素材の外表面或いは複数の誘電素材層の中間にスパッタリングによって形成されていてもよい。
図7のワイヤパターンレイアウトと同様に、金属膜82を単独で、或いは少なくとも1つの他のアンテナワイヤパターンと合わせて使用してもよい。即ち、金属層82は、他のアンテナワイヤパターンと直接電気通信を行う、又は電磁結合してもよい。例えば、金属膜82を、図17、図19、図21及び図29に示された実施例の上側のワイヤアンテナパターンの代わりとして使用してもよい。
本発明のある実施例においては、金属層82は、少なくとも一部が窓ガラスの周囲に沿って延びているプラスチックのフレームによって支持されていてもよい。この実施例を図31に示す。図31において、金属層86は、プラスチックフレーム88によって支持されている。プラスチックフレーム88は、ヒータグリッドパターン92を有するガラスパネル90の周囲に沿って延びている。この実施例に示されるように、金属膜は、ヒータグリッドパターン92と交差する他のアンテナワイヤパターンと直接電気通信する或いは電磁結合するようにしてもよい。この実施例の変形例として、金属膜を、ヒータグリッドパターンの代わりとして使用してもよく、その場合、金属膜は、赤外線放射を遮断する、及び/又は、加熱する目的で電気を通すように使用してもよい。更に、他の実施例において、少なくとも一部がガラスパネルの周囲に沿って延びているプラスチックフレームから成る誘電素材に支持されるようにしてもよいことは言うまでもない。
図32は、1つのワイヤパターンレイアウトが他のワイヤパターンレイアウトに電磁結合している実施例を示している。この実施例において、ワイヤパターンアレー94は、該ワイヤパターンアレー94のアンテナ線路98を介してワイヤパターンアレー96に電磁結合している。この実施例の変形例においては、ワイヤパターンアレー94がワイヤパターンアレー96と直接電気通信するようにしてもよい。ワイヤパターンアレー94は、また、少なくとも一部がワイヤパターンアレー96の周に沿って延びることができるアンテナ線路100を有している。本願発明者は、このアンテナ線路100がAM帯域における受信を向上させるのに有効であることが分かった。
この図32の実施例において、ワイヤパターンアレー94の主要グリッドは図7の実施例と同様に互いに交差する複数のワイヤから成る。ワイヤパターンアレー94は、図17、図19或いは図21の上側のパターンと同様なものでもよく、又は、互いに交差する複数のアンテナワイヤを示している他の実施例と同様なものでもよい。図30の実施例の場合と同様な金属膜をワイヤパターンアレー94の主要グリッドのかわりに使用してもよいことは言うまでもない。反対に、ワイヤパターンアレー96を、ヒータグリッドと交差する少なくとも1つのアンテナワイヤで構成してもよい。例えば、ワイヤパターンアレー96は、図2、図3、図4、図9、図11、図13、図15、図23、図25若しくは図27の実施例と同様なものでもよく、又は、少なくとも1つのアンテナワイヤがヒータグリッドと交差する他の実施例と同様なものでもよい。
本発明においては、上記各実施例を互いに組み合わせたり入れ替えたりすることによって得られる実施例も可能である。本発明の範囲は上記実施例で網羅されることはなく、また、上記実施例に必ずしも限定されるものではない。上記実施例は、当業者が本発明を実施できるように本発明の原理を説明するために選択されたものである。上記実施例を図示及び説明することで、当業者は、記載された発明に影響する数多くの変形例が可能であることが分かるであろう。これらの数多くの変形例は、同じ効果を提供し、且つ特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に含まれる。従って、本発明は、特許請求の範囲に示された内容のみに限定される。
車体を流れる無線周波数電流の通常の方向を示す概略図 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトの概略図 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトの概略図 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図4に示されたワイヤパターンレイアウトのインピーダンス特性を示す図 図4に示されたワイヤパターンレイアウトから得られた指向性利得のパターンを示す図 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図7に示されたワイヤパターンレイアウトから得られた指向性利得のパターンを示す図 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図9に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図11に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図13に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図15に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図17に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図19に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図21に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図23に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図25に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 図27に示されたワイヤパターンレイアウトの試験の結果を示すグラフ 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図 本発明の一実施例におけるアンテナのレイアウトを示す図 本発明の一実施例における窓ガラスアンテナを示す図 本発明の一実施例におけるワイヤパターンレイアウトを示す図

Claims (59)

  1. アンテナのワイヤパターンレイアウトであって、
    電源との電気通信を行う複数の電力ワイヤと、
    無線周波数装置への給電を行う給電体との電気通信を行うアンテナワイヤと、
    から成り、
    前記アンテナワイヤは、前記電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していることを特徴とするワイヤパターンレイアウト。
  2. 前記電力ワイヤは実質的に平行であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  3. 前記電力ワイヤは列置されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  4. 前記電力ワイヤは加熱素子であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  5. 前記形状は実質的に直線であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  6. 前記形状はステップパターンとなっていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  7. 前記アンテナワイヤは約90度の角度で前記各電力ワイヤに交差することを特徴とする請求項6に記載のワイヤパターンレイアウト。
  8. 前記ステップパターンは少なくとも1回方向を変えることを特徴とする請求項6に記載のワイヤパターンレイアウト。
  9. 前記電力ワイヤ及び前記アンテナワイヤは少なくとも1つの誘電体パネルによって支持されている印刷された線路であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  10. 前記少なくとも1つの誘電体パネルは窓ガラスであることを特徴とする請求項9に記載のワイヤパターンレイアウト。
  11. 前記アンテナワイヤは、前記無線周波数装置への給電を行う前記給電体との電気通信を行い、前記無線周波数装置は、AMラジオ、FMラジオ、AM/FMラジオ、CBラジオ、全地球測位システム、携帯電話、及びこれらの組み合わせからなるグループから選択されることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  12. 前記ワイヤパターンレイアウトは、更に、前記無線周波数装置への給電を行う前記給電体との電気通信を行う少なくとも1つの更なるアンテナワイヤから成り、前記更なるアンテナワイヤは、前記電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のワイヤパターンレイアウト。
  13. アンテナのワイヤパターンレイアウトであって、
    少なくとも1つの誘電体パネルと、
    前記少なくとも1つの誘電体パネルによって支持されており、電源との電気通信を行っている複数の電力ワイヤと、
    無線周波数装置との電気通信を行っており、前記少なくとも1つの誘電体パネルによって支持されている給電体と、
    前記給電体との電気通信を行っている複数のアンテナワイヤと、
    から成り、前記アンテナワイヤの少なくとも1つは前記電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していることを特徴とするアンテナのワイヤパターンレイアウト。
  14. 前記形状は実質的に直線であることを特徴とする請求項13に記載のワイヤアンテナ。
  15. 前記形状はステップパターンであることを特徴とする請求項13に記載のワイヤアンテナ。
  16. 前記形状を有する前記アンテナワイヤは約90度の角度で前記各電力ワイヤに交差することを特徴とする請求項15に記載のワイヤパターンレイアウト。
  17. 前記ステップパターンは少なくとも1回方向を変えることを特徴とする請求項15に記載のワイヤパターンレイアウト。
  18. 前記給電体と前記電力ワイヤと前記アンテナワイヤは印刷された線路であることを特徴とする請求項13に記載のワイヤパターンレイアウト。
  19. アンテナのワイヤパターンレイアウトであって、
    無線周波数装置との電気通信を行う給電体と、
    複数の交差するアンテナワイヤから成り、前記給電体との電気通信を行っている第1ワイヤアレーと、
    第2ワイヤアレーと、
    から成り、前記第2ワイヤアレーは、
    電源との電気通信を行う複数の電力ワイヤと、
    前記電力ワイヤを横断し、前記第1ワイヤアレーに電磁結合している少なくとも1つのアンテナワイヤと、から成ることを特徴とするアンテナのワイヤパターンレイアウト。
  20. 前記第1ワイヤアレーの前記交差するアンテナワイヤは、
    概ね水平方向に配置されている複数のアンテナワイヤと、
    概ね水平方向に配置されている前記アンテナワイヤを横断しており、概ね鉛直方向に配置されている少なくとも1つのアンテナワイヤと、
    を備えていることを特徴とする請求項19に記載のワイヤパターンレイアウト。
  21. 前記第2ワイヤアレーの前記少なくとも1つのアンテナワイヤは実質的に直線となっていることを特徴とする請求項19に記載のワイヤパターンレイアウト。
  22. 前記第2ワイヤアレーの前記少なくとも1つのアンテナワイヤはステップパターンで配置されていることを特徴とする請求項19に記載のワイヤパターンレイアウト。
  23. 前記ステップパターンは少なくとも1回方向を変えることを特徴とする請求項22に記載のワイヤパターンレイアウト。
  24. 前記第2ワイヤアレーの前記少なくとも1つのアンテナワイヤは前記電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していることを特徴とする請求項19に記載のワイヤパターンレイアウト。
  25. 前記第1ワイヤアレー及び前記第2ワイヤアレーは自動車の窓ガラスによって支持されており、
    前記第1ワイヤアレーは前記第2ワイヤアレーの上方で実質的に隣接して配置されていることを特徴とする請求項19に記載のワイヤパターンレイアウト。
  26. 前記第1ワイヤアレーは、少なくとも一部が前記第2ワイヤアレーの周囲に沿って延びている更なるアンテナワイヤを備えていることを特徴とする請求項19に記載のワイヤパターンレイアウト。前記ワイヤパターンレイアウトは、更に、前記第1ワイヤアレーに接続されている結合ワイヤから成り、前記結合ワイヤは、前記第1ワイヤアレーと前記第2ワイヤアレーの前記少なくとも1つのアンテナワイヤとの電磁結合を容易にすることを特徴とする請求項19に記載のワイヤパターンレイアウト。
  27. アンテナのワイヤパターンレイアウトであって、
    無線周波数装置との電気通信を行う給電体と、
    前記給電体との電気通信を行っている第1アンテナワイヤと、
    ワイヤアレーと、
    から成り、
    前記ワイヤアレーは、
    電源との電気通信を行う複数の電力ワイヤと、
    前記電力ワイヤに交差しており、前記第1アンテナワイヤに電磁結合している第2アンテナワイヤと、
    から成ることを特徴とするワイヤパターンレイアウト。
  28. 前記第2アンテナワイヤは実質的に直線となっていることを特徴とする請求項27に記載のワイヤパターンレイアウト。
  29. 前記第2アンテナワイヤはステップパターンで配置されていることを特徴とする請求項27に記載のワイヤパターンレイアウト。
  30. 前記ステップパターンは、少なくとも1回方向を変えることを特徴とする請求項29に記載のワイヤパターンレイアウト。
  31. 前記第2アンテナワイヤは、前記電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していることを特徴とする請求項27に記載のワイヤパターンレイアウト。
  32. 前記第1アンテナワイヤ及び前記第2アンテナワイヤは自動車の窓ガラスによって支持されており、
    前記第1アンテナワイヤは前記第2アンテナワイヤの上方で実質的に隣接して配置されていることを特徴とする請求項27に記載のワイヤパターンレイアウト。
  33. 前記ワイヤパターンレイアウトは、更に、前記第1アンテナワイヤに接続されている第3アンテナワイヤから成り、前記第3アンテナワイヤは、少なくとも一部が前記ワイヤアレーの周囲に沿って延びていることを特徴とする請求項27に記載のワイヤパターンレイアウト。
  34. 前記ワイヤパターンレイアウトは、更に、前記第1アンテナワイヤに接続されている結合ワイヤから成り、前記結合ワイヤは、前記第1アンテナワイヤと前記第2アンテナワイヤとの電磁結合を容易にすることを特徴とする請求項27に記載のワイヤパターンレイアウト。
  35. アンテナのレイアウトであって、
    無線周波数装置との電気通信を行う給電体と、
    前記給電体との電気通信を行っている金属膜と、
    電源との電気通信を行う複数の電力ワイヤから成るワイヤアレーと、
    前記金属膜及び前記ワイヤアレーを支持している少なくとも1つの誘電体パネルと、
    から成るアンテナのレイアウト。
  36. 前記ワイヤアレーは、更に、前記電力ワイヤを横断する少なくとも1つのアンテナワイヤから成り、前記少なくとも1つのアンテナワイヤは、前記金属膜に電磁結合していることを特徴とする請求項35に記載のアンテナのレイアウト。
  37. 前記ワイヤアレーの前記少なくとも1つのアンテナワイヤは実質的に直線となっていることを特徴とする請求項36に記載のアンテナのレイアウト。
  38. 前記ワイヤアレーの前記少なくとも1つのアンテナワイヤはステップパターンで配置されていることを特徴とする請求項36に記載のアンテナのレイアウト。
  39. 前記ステップパターンは、少なくとも1回方向を変えることを特徴とする請求項38に記載のアンテナのレイアウト。
  40. 前記ワイヤアレーの前記少なくとも1つのアンテナワイヤは、前記電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していることを特徴とする請求項36に記載のアンテナのレイアウト。
  41. 前記アンテナのレイアウトは、更に、前記金属膜に接続されている結合ワイヤから成り、前記結合ワイヤは、前記金属膜と前記少なくとも1つのアンテナワイヤとの電磁結合を容易にすることを特徴とする請求項36に記載のアンテナのレイアウト。
  42. 前記金属膜は、前記ワイヤアレーの上方で実質的に隣接して配置されていることを特徴とする請求項35に記載のアンテナのレイアウト。
  43. 前記アンテナのレイアウトは、更に、前記金属膜との電気通信を行っているアンテナワイヤから成り、前記アンテナワイヤは、少なくとも一部が前記ワイヤアレーの周囲に沿って延びていることを特徴とする請求項35に記載のアンテナのレイアウト。
  44. 前記アンテナのレイアウトは、更に、
    前記金属膜を支持している第1誘電素材から成る第1誘電体パネルと、
    前記ワイヤアレーを支持している第2誘電素材から成る第2誘電体パネルと、
    から成ることを特徴とする請求項35に記載のアンテナのレイアウト。
  45. アンテナのレイアウトであって、
    第1誘電素材から成る第1誘電体パネルと、
    前記第1誘電体パネルに接続されており、第2誘電素材から成る第2誘電体パネルと、
    前記第1誘電体パネルによって支持されているアンテナと、
    電源との電気通信を行う複数の電力ワイヤから成り、前記第2誘電体パネルによって支持されているヒータアレーと、
    から成るアンテナのレイアウト。
  46. 前記アンテナは少なくとも1つのアンテナワイヤから成ることを特徴とする請求項45に記載のアンテナのレイアウト。
  47. 前記アンテナは金属膜から成ることを特徴とする請求項45に記載のアンテナのレイアウト。
  48. 前記アンテナのレイアウトは、更に、前記ヒータアレーを横断する少なくとも1つのアンテナワイヤから成り、前記少なくとも1つのアンテナワイヤは前記アンテナに電磁結合していることを特徴とする請求項45に記載のアンテナのレイアウト。
  49. 前記少なくとも1つのアンテナワイヤは実質的に直線となっていることを特徴とする請求項48に記載のアンテナのレイアウト。
  50. 前記少なくとも1つのアンテナワイヤはステップパターンで配置されていることを特徴とする請求項48に記載のアンテナのレイアウト。
  51. 前記少なくとも1つのアンテナワイヤは約90度の角度で前記各電力ワイヤに交差していることを特徴とする請求項50に記載のアンテナのレイアウト。
  52. 前記ステップパターンは少なくとも1回方向を変えることを特徴とする請求項50に記載のアンテナのレイアウト。
  53. 前記少なくとも1つのアンテナワイヤは前記電力ワイヤに対して斜めに横断する形状を有していることを特徴とする請求項48に記載のアンテナのレイアウト。
  54. 前記アンテナのレイアウトは、更に、前記アンテナに接続されている結合ワイヤから成り、前記結合ワイヤは、前記アンテナと、前記ヒータアレーを横断する前記少なくとも1つのアンテナワイヤとの電磁結合を容易にすることを特徴とする請求項48に記載のアンテナのレイアウト。
  55. 前記結合ワイヤは前記第1誘電体パネルによって支持されていることを特徴とする請求項54に記載のアンテナのレイアウト。
  56. 前記第1誘電素材及び前記第2誘電素材は、ガラスと、安全ガラスと、プラスチックと、ポリカーボネートと、プレキシグラスと、繊維ガラスとから成るグループから選択されることを特徴とする請求項45に記載のアンテナのレイアウト。
  57. 前記第1誘電体パネルはプラスチックのパネルであり、
    前記第2誘電体パネルはガラスのパネルであることを特徴とする請求項56に記載のアンテナのレイアウト。
  58. 前記アンテナのレイアウトは、更に、前記アンテナと電気通信を行っているアンテナワイヤから成り、前記アンテナワイヤは、少なくとも一部が前記ヒータアレーの周囲に沿って延びていることを特徴とする請求項45に記載のアンテナのレイアウト。
  59. 前記アンテナワイヤは前記第1誘電体パネルによって支持されていることを特徴とする請求項58に記載のアンテナのレイアウト。
JP2004500365A 2002-04-23 2003-04-22 自動車の窓ガラスアンテナのレイアウト Expired - Fee Related JP4299235B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/127,915 US6693597B2 (en) 2002-04-23 2002-04-23 Layout for automotive window antenna
PCT/US2003/012408 WO2003092117A2 (en) 2002-04-23 2003-04-22 Layout for automotive window antenna

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005531167A true JP2005531167A (ja) 2005-10-13
JP4299235B2 JP4299235B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=29215363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004500365A Expired - Fee Related JP4299235B2 (ja) 2002-04-23 2003-04-22 自動車の窓ガラスアンテナのレイアウト

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6693597B2 (ja)
EP (1) EP1502321B1 (ja)
JP (1) JP4299235B2 (ja)
CN (1) CN1650470A (ja)
AU (1) AU2003241306A1 (ja)
BR (1) BR0309497A (ja)
DE (1) DE60335539D1 (ja)
RU (1) RU2312433C2 (ja)
WO (1) WO2003092117A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015137108A1 (ja) * 2014-03-12 2015-09-17 旭硝子株式会社 自動車用ガラスアンテナ

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7295154B2 (en) * 2002-01-17 2007-11-13 The Ohio State University Vehicle obstacle warning radar
US6860081B2 (en) * 2002-12-04 2005-03-01 The Ohio State University Sidelobe controlled radio transmission region in metallic panel
US7196657B2 (en) * 2003-01-31 2007-03-27 The Ohio State University Radar system using RF noise
US7236307B2 (en) * 2004-05-19 2007-06-26 Olympus Corporation Zoom optical system and imaging apparatus using the same
BRPI0418862A (pt) * 2004-05-27 2007-11-20 Thomson Licensing aparelho para verificar uma tensão de saìda de bloco de baixo ruìdo
JP2006140789A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Hitachi Cable Ltd 無視認アンテナ
ITVI20050023A1 (it) 2005-01-28 2006-07-29 Calearo Antenne Srl Sistema di antenne per veicoli
KR20070113128A (ko) * 2006-05-23 2007-11-28 아사히 가라스 가부시키가이샤 자동차용 고주파 유리 안테나
JP4919770B2 (ja) * 2006-11-13 2012-04-18 セントラル硝子株式会社 自動車用窓ガラス
US7742006B2 (en) * 2006-12-28 2010-06-22 Agc Automotive Americas R&D, Inc. Multi-band loop antenna
US7742005B2 (en) * 2006-12-28 2010-06-22 Agc Automotive Americas R&D, Inc. Multi-band strip antenna
US7586452B2 (en) * 2007-01-15 2009-09-08 Agc Automotive Americas R&D, Inc. Multi-band antenna
US8776002B2 (en) 2011-09-06 2014-07-08 Variable Z0, Ltd. Variable Z0 antenna device design system and method
US9425516B2 (en) 2012-07-06 2016-08-23 The Ohio State University Compact dual band GNSS antenna design
KR102243381B1 (ko) * 2014-11-07 2021-04-22 삼성전자주식회사 안테나 장치
US10665921B2 (en) * 2014-12-10 2020-05-26 Avery Dennison Retail Information Services, Llc Edge on foam tags
JP2022528502A (ja) 2019-03-18 2022-06-14 アスク インダストリーズ ソシエタ ペル アツィオーニ ヒータ一体型アンテナが設けられた車両のリアウィンドウの製造方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4475108A (en) 1982-08-04 1984-10-02 Allied Corporation Electronically tunable microstrip antenna
US4764773A (en) 1985-07-30 1988-08-16 Larsen Electronics, Inc. Mobile antenna and through-the-glass impedance matched feed system
US5014346A (en) 1988-01-04 1991-05-07 Motorola, Inc. Rotatable contactless antenna coupler and antenna
DE3906592C2 (de) * 1989-03-02 1994-05-26 Kolbe & Co Hans Kraftfahrzeug-Antenne, vorzugsweise für den UKW-Rundfunkempfang
DE3907493A1 (de) 1989-03-08 1990-09-20 Lindenmeier Heinz Scheibenantenne mit antennenverstaerker
US5266960A (en) * 1989-05-01 1993-11-30 Fuba Hans Kolbe Co. Pane antenna having at least one wire-like antenna conductor combined with a set of heating wires
JPH082926Y2 (ja) 1991-03-29 1996-01-29 日本板硝子株式会社 アンテナコネクタ
US5355144A (en) * 1992-03-16 1994-10-11 The Ohio State University Transparent window antenna
CN1097863C (zh) * 1994-09-28 2003-01-01 Bsh工业有限公司 天线
US5952977A (en) * 1994-11-04 1999-09-14 Mazda Motor Corporation Glass antenna
US5577269A (en) 1995-04-21 1996-11-19 E. F. Johnson Company Antenna connector for a portable radio
JPH0918222A (ja) 1995-06-28 1997-01-17 Nippon Sheet Glass Co Ltd 窓ガラスアンテナ装置
DE19527304C1 (de) * 1995-07-26 1996-10-31 Flachglas Ag Für den Empfang von Radiowellen im UKW-Bereich eingerichtete Kraftfahrzeugscheibe
US5739790A (en) 1995-09-18 1998-04-14 Nippondenso, Co., Ltd. RF docking adapter for portable transceivers, communication system and method for use with the same
GB2309829B (en) * 1996-01-23 2000-02-16 Wipac Group Limited Vehicle on-screen antenna
US5812098A (en) 1996-11-26 1998-09-22 Sharp Microelectronics Technology, Inc. Retractable antenna connector assembly system and method
US5999134A (en) 1996-12-19 1999-12-07 Ppg Industries Ohio, Inc. Glass antenna system with an impedance matching network
EP0854534A1 (en) 1997-01-16 1998-07-22 Nippon Sheet Glass Co. Ltd. Window glass antenna apparatus
CA2197828C (en) 1997-02-18 2004-05-04 Normand Dery Thin-film antenna device for use with remote vehicle starting systems
JP2000244220A (ja) * 1999-02-18 2000-09-08 Harada Ind Co Ltd 車両用窓ガラスアンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015137108A1 (ja) * 2014-03-12 2015-09-17 旭硝子株式会社 自動車用ガラスアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
RU2004134340A (ru) 2005-06-10
WO2003092117A3 (en) 2004-02-05
US6693597B2 (en) 2004-02-17
EP1502321B1 (en) 2010-12-29
US20030197650A1 (en) 2003-10-23
AU2003241306A8 (en) 2003-11-10
JP4299235B2 (ja) 2009-07-22
EP1502321A2 (en) 2005-02-02
BR0309497A (pt) 2005-08-16
AU2003241306A1 (en) 2003-11-10
RU2312433C2 (ru) 2007-12-10
DE60335539D1 (de) 2011-02-10
WO2003092117A2 (en) 2003-11-06
CN1650470A (zh) 2005-08-03
EP1502321A4 (en) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4299235B2 (ja) 自動車の窓ガラスアンテナのレイアウト
KR102243381B1 (ko) 안테나 장치
US6317090B1 (en) AM/FM solar-ray antenna with mirror wiring grounding strap
US6809692B2 (en) Advanced multilevel antenna for motor vehicles
US7106262B2 (en) Double on-glass slot antenna
JPH0884011A (ja) ガラスアンテナ及びその設定方法
US10290932B2 (en) Glass antenna and vehicle window glass provided with glass antenna
WO2017018324A1 (ja) ガラスアンテナ及びガラスアンテナを備える車両用窓ガラス
JP2012500544A (ja) 車両の外部アンテナ用及び/又はルーフアンテナ用ビーム成形装置及び車両用アンテナ
JP2011023888A (ja) 車両用ガラスアンテナ及び車両用窓ガラス
JP5338377B2 (ja) ガラスアンテナ
JP2014216805A (ja) 自動車用ガラスアンテナ
JP5387317B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP5560607B2 (ja) ガラスアンテナ
JP5428790B2 (ja) 車両用ガラスアンテナ
KR100712969B1 (ko) 자동차용의 다중레벨 고급 안테나
US6873295B2 (en) Antenna
JPH08107306A (ja) ダイバシティアンテナ
JP2010268358A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JP2021182708A (ja) 車両用窓ガラス
JP2021029039A (ja) 車両用窓ガラス及び車両用窓ガラス装置
JPH10303626A (ja) 車両用のガラスアンテナ
JPH11312915A (ja) 自動車用のガラスアンテナ
JPH10270924A (ja) 車両用ガラスアンテナ
JPH10233610A (ja) 自動車用のガラスアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071225

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080131

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080825

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080905

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080924

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081008

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees