JP2005529777A - 自動車用エアバッグモジュール - Google Patents
自動車用エアバッグモジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005529777A JP2005529777A JP2003561927A JP2003561927A JP2005529777A JP 2005529777 A JP2005529777 A JP 2005529777A JP 2003561927 A JP2003561927 A JP 2003561927A JP 2003561927 A JP2003561927 A JP 2003561927A JP 2005529777 A JP2005529777 A JP 2005529777A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas bag
- airbag module
- opening
- gas
- emblem
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
- B60R21/233—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration comprising a plurality of individual compartments; comprising two or more bag-like members, one within the other
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/203—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
- B60R21/2035—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/215—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
- B60R21/2165—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member characterised by a tear line for defining a deployment opening
- B60R21/21656—Steering wheel covers or similar cup-shaped covers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R2021/161—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by additional means for controlling deployment trajectory
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/215—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member
- B60R2021/21543—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components characterised by the covers for the inflatable member with emblems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
本発明は、自動車用のエアバッグモジュールに関する。このエアバッグモジュールは、ガスバッグと、カバーと、エンブレム部を有し、ガスバッグは、膨張して乗員を保護することが可能であるとともに、当該ガスバッグのケーシングは、膨張状態において、保護する乗員の上体に面する部分を有し、カバーは、背部側に前記ガスバッグが折り畳まれた状態で配置され、当該ガスバッグの膨張時に、展開する当該ガスバッグのための開口部を開くよう構成され、エンブレム部は前記カバーの所定位置に配置され、ガスバッグは、ケーシング50に開口部51を有し、ガスバッグ5の展開時に、エンブレム部3が当該開口部51からガスバッグ5内に入るとともに、ガスバッグ5が膨張した状態において、開口部51が、保護する乗員の上体K方向を向かないように構成されている。
Description
本発明は、請求項1のプレアンブルに基づく自動車用エアバッグモジュールに関する。
この種のエアバッグモジュールは、乗員を保護するためにガス発生装置によって膨張させることが可能であるガスバッグと、カバーと、一定の位置に設けられたエンブレム部とを備え、カバーの後側には、ガスバッグが、ガス発生装置とともに折り畳まれた状態で配置されている。また、カバーは、ガスバッグが膨張すると、展開するガスバッグのための開口部を開く。
エアバッグモジュール、特に自動車のステアリングホイールに設けられている「運転手用エアバッグモジュール」は、通常、その自動車のメーカーのエンブレムが付いているエンブレム部を有する。エンブレム部が、エアバッグカバーのフラップの一部を形成し、フラップが、モジュールハウジングに回動可能に取付けられ、衝突事故の際にガスバッグが膨張すると回動して、展開するガスバッグのための開口部を開くようになされている場合、乗員がフラップにぶつかることで受傷する可能性がある。エンブレムについては、プラスチック製のフラップ本体のベース部よりも固くて重い材料(金属等)が使用される場合が多いからである。特に乗員が、エアバッグモジュールに向かった通常の着座位置よりも前方にかがんでいる「OOP状態(非通常着座位置)」にある場合に、受傷の可能性がある。更に、エンブレムの重量によって、一般的にはフィルムヒンジを介して連結されるフラップとエアバッグモジュールとの接合部および比較的軟質の材料でできているフラップのベース部に過負荷がかかる可能性がある。
このため、ガスバッグの膨張時に、エンブレム部が所定位置に置かれ、ガスバッグの膨張部分がエンブレム回りに案内されるようにしたエンブレム部の配置構成およびガスバッグの構成が知られている。そのためにガスバッグは、例えば、リング状のエアバッグとして構成され、膨張時に、リング内の中央に設けられたエンブレムを囲むようになされている。しかし、(特にOOP状態の)乗員がリング状エアバッグによって形成された開口部に入り込んで、固定されたエンブレムにぶつかることによって、エアバッグモジュールによって保護される乗員が受傷する可能性が増大し得る。従って、リング状エアバッグの膨張時に、保護される乗員の身体部、特に、頭部が開口部内に入り込まないように、確実に開口部が閉鎖されるようにする更なる手段を講じる必要がある。
本発明は、乗員に対するエアバッグモジュールのエンブレム部による受傷の危険性を、簡単な構造で最小限に抑えることが可能なエアバッグモジュールを提供することを課題とする。
この目的は、本発明により、請求項1の特徴を有するエアバッグモジュールを提供することによって達成される。
請求項1によると、ガスバッグがケーシング(すなわち、ガスバッグの本体部)に開口部を有し、ガスバッグの展開時にエンブレム部が開口部からガスバッグの内部に入り込む。開口部は、ガスバッグが膨張した状態において保護する乗員の上体の方向に向かないように配置されている。
請求項1によると、ガスバッグがケーシング(すなわち、ガスバッグの本体部)に開口部を有し、ガスバッグの展開時にエンブレム部が開口部からガスバッグの内部に入り込む。開口部は、ガスバッグが膨張した状態において保護する乗員の上体の方向に向かないように配置されている。
本発明に係る解決手段によれば、衝突事故の際、エンブレム部が、展開するガスバッグによって覆われ、当該エンブレム部が(頭部を含む)乗員の上体と衝突しないようになされているという利点がある。特にエアバッグモジュールの起動時において、乗員がエアバッグモジュールの方へと前方にかがんでいるOOP状態においては、受傷の可能性がかなり低減される。
また、エアバッグモジュールの少なくとも1つのフラップが回動することによって、エアバッグモジュールから展開するガスバッグが通る開口部が開くようになされている場合、このフラップは、エンブレム部が同フラップの一部として形成されている場合よりも小さくすることができる。その結果、フラップの回動時にフラップの接合部に過負荷がかかるのが回避されるとともに、衝突事故の際に重量部材が移動することによって生じる危険性が低減する。
この場合、ガスバッグが膨張した状態で、開口部は、保護すべき乗員の上体よりも側方外側方向を向いているか、あるいは保護すべき乗員の上体から離間する方向を向いているように構成可能である。
上部と下部とを有するガスバッグの場合、上部がガスバッグの膨張した状態で保護する乗員の上体に面するようにし、開口部を、例えば、保護する乗員の上体とは反対側の方向に向いているガスバッグの下部に設けることができる。この点に関し、ガスバッグの上部と下部は、互いに連結された(特に、縫合された)2つの別体のガスバッグ部から形成されるか、あるいは、上部と下部を形成する単一の一体のガスバッグ部の部分として構成される。一方、開口部をガスバッグの上部と下部(上部布パネルと下部布パネル)の連結縫目の部分に設けてもよい。これによって、ガスバッグの展開時にエンブレム部がガスバッグの内部に入り込む時に通る開口部を所望の位置に設けるのに、ガスバッグの製造時に余分な費用を要しない。
更に、この開口部が、流出口の働きをなすようにしてもよい。流出口はいずれにしても必要であり、流入したガスをガスバッグの膨張時および膨張後にこの流出口から再度周囲に排出できる。
ガスバッグの展開時に、当該ガスバッグ内にエンブレム部が入り込む際に通る開口部が、流出口の働きをしない形態の場合、可撓管をこの開口部からガスバッグ内部に延出させることができる。可撓管は、エンブレム部を囲み、ガスバッグの膨張時にガスが可撓管内に入り込むことがないように、開口部とは反対側の端部で閉鎖されている。そのために、可撓管は、開口部とは反対側の端部で、エアバッグモジュールのサブアセンブリ上に、特に、ガス発生装置またはガス発生装置のディフューザ上に取り付けることができる。
本発明の更なる特徴及び利点は、図面を参照しつつ以下の実施例の記載から明らかとなる。
図1から図3までは、カバー2を有するモジュールハウジング1と、モジュールハウジング1内に設けられたガスバッグ5と、ガスバッグ5を膨張させるガス発生装置4とを備えるエアバッグモジュールを示している。エアバッグモジュールは、自動車のステアリングホイールに設けられ、当該自動車の運転手を保護する運転手用エアバッグモジュールとして構成されている。
ハウジング1は、概ねカップ状とされたハウジング下部11と、ハウジング下部11に掛止されたハウジング上部12とを有する。両ハウジング部は、ガス発生装置4とガスバッグ5とを保持する空洞スペースを形成する。カバー2は、ハウジング上部12に設けられ、ガスバッグ5がガス発生装置4によって膨張されると、展開するガスバッグのための開口部を開き、ガスバッグが保護する乗員の方向へと展開可能となる。
このために、カバー2は、六つのフラップ21,22,23,24を有する。ステアリングホイールがまっすぐ前方を向いた位置では、フラップ22,24が、それぞれ12時方向、6時方向、フラップ21が、10時方向と2時方向、フラップ23が、4時方向と8時方向に向いて配置されている。
六つのフラップ21〜24は、カバー2の周部に沿って設けられたフィルムヒンジ20を介してカバー2のベース部に連接されている。そのため、ガスバッグ5の展開時に発生する力によって、フラップ21〜24は、図3にそれぞれ矢印で示されているように、カバー2の中央エンブレム部3を環状に囲んだ状態の、展開するガスバッグのための開口部を開くように回動することが可能である。そのために、隣り合わせに設けられたフラップは、切離し継目26を介して互いに連結されている。更に、フラップは、カバー2のエンブレム部3を囲む切離し継目25を介してエンブレム部3にも連結されている。この切離し継目25,26は、フラップ21〜24の回動に伴って、展開するガスバッグ5の作用で切り開かれるようになされ、ガスバッグ5のための開口部の形成の妨げにはならない。
カバー2の中央エンブレム部3は、例えば、その自動車のメーカーを示すエンブレム30を保持するものである。エンブレム部3は、適宜の固定手段35を介して周知の方法でカバー2のベース部に取付けられている。
さらに図1は、エンブレム部3をカバー2のベース部に対して相対的な位置に予め固定することが可能な更なる他の固定手段31を概略的に示している。これは、特に製造上の理由で、例えば、エンブレム30及び/又はエンブレム部3をカバー2に溶接、圧着、鋲接などするために、エンブレム30及び/又はエンブレム部3をカバー2のベース部に固定しなければならない場合に有効である。このようにしてエンブレム30が正しい向きに確実に配置される。予め固定する必要がない場合には、エンブレム30、カバー2及び/又はディフューザ45を固定手段35のみで取付けてもよい。
ガスバッグ5を膨張させるために、ガス発生装置4がハウジング1内に設けられている。ガス発生装置4は、フランジ部40により、連結手段41としてのナット付きネジを介してハウジング下部11の底部に固定される。ハウジング下部11と上部12を外れないように確実に掛止連結するために、固定プレートLがフランジ40とハウジング下部11の底部との間に設けられている。
ディフューザ45は、ガス発生装置4上に配置されている。ガス発生装置4には吐出口42が設けられ、ディフューザ45にも吐出口48が設けられている。ディフューザ45は、ガス発生装置4から吐出されるガスをガスバッグ5内に目標通りに送入する働きをする。ガスがガスバッグ5内に入る方向は、ディフューザ45の吐出口48の配置によって規定される。
ディフューザ45は、曲折された下端部46により、上記した連結手段41を介してフランジ40とハウジング下部11とに固定されている。同時に、ガスバッグ5は、ガス発生装置4をガスバッグ5内に挿入する、ディフューザ45の下端部46とハウジング11との間の吹込口領域に締付固定され、エアバッグモジュール内に固定されている。
ディフューザ45の上面47は、エンブレム部3がディフューザ45の上面47に固定手段35によって係合することにより、エアバッグモジュールの中央部にエアバッグモジュールのエンブレム部3を固定する働きをし、エンブレム部3は、所定の位置において(通常、金属性の)ディフューザ45に取付けられる。これにより、エンブレム部3とそのエンブレム30が、ガスバッグ5の展開時に、エアバッグモジュールの中央部に固定された状態に維持されるという効果がある。従って、カバー2のフラップ21〜24の回動時に形成される開口部が環状にエンブレム部3を囲む。
図において、エンブレム部3は、ディフューザ45の上面47から一定の距離を隔てて設けられている。この場合、固定手段35を適宜に設計することによって、エンブレム部3が上面47に対して移動可能とされる。この場合、ディフューザ45の上面47とエンブレム部3との間の間隙は、例えば、クラクション接点を作動させる機構を配置するために用いることが可能である。設計上又は製造過程上生じるエンブレム部3と上面47との間の間隔を測る手段をこの間隙内に設けることも可能である。それによって、エンブレム部3は、上面47に対して支持される。しかし、エンブレム部3は、ディフューザ45の上面47に直接載置してもよい。
ガスバッグ5のケーシング50は、ガスバッグ5をハウジング1内にコンパクトに詰め込むことができるように折り畳まれている。更に、ガスバッグ5のケーシング50は、ガスバッグ5が折り畳まれた状態で、ディフューザ45の上面47を囲む開口部51を有する。ガスバッグ5の展開時に、エアバッグモジュールのエンブレム部3は、この開口部51からガスバッグ5内部に入り込むことが可能である。そのため、ガスバッグ5の展開は、空間的に固定された中央のエンブレム部3によって妨げられない。すなわち、開口部51は、ガスバッグ5の展開時に、エンブレム部3をおおって引き出されるように、ガスバッグケーシング50内に配置されるとともに、そのような大きさに形成されている。
衝突事故の際に、ガス発生装置4からガスバッグ5内に流入するガスがガスバッグケーシング50の開口部51から周囲に流入できないようにするために、布製の可撓管55が設けられている。可撓管55の一方の端部57は、開口部51の縁部に(例えば縫目によって)固定されて、完全に開口部51を囲む。可撓管55の他方の端部56は、ディフューザ45の上面47の部分の肩部47aに固定されている。
可撓管55は、ガスバッグ5が折り畳まれた状態では、ディフューザ45を囲んでディフューザ上面47の部分に配置されている。また、可撓管55は、ガスバッグ5の展開時には、図4に明瞭に示されているように、ガスバッグケーシング50の開口部51と同様に、エンブレム部3をおおって引き出される。
図4は、ガス発生装置4から発生するガスによって膨張するガスバッグ5の展開時における図1〜3のエアバッグモジュールを図1による断面図で示している。図4では、開口部Öが環状にエンブレム部3を囲み、開口部Öからガスバッグ5が展開可能であって、特に、ガスバッグ5の展開時に、モジュールハウジング1のカバー2のフラップ21〜24が開口部Öを開くように回動することが理解される。これに関して、最初に、ガスバッグケーシング50の開口部51、次に、可撓管55が、中央エンブレム部3をおおって引き出され、その結果、エンブレム部3が可撓管55内に配置されることとなる。
可撓管55は、ガスバッグ5の内部を、互いにガス流動を規制するように気密に隔てられた2つの部分に分割する。可撓管55内に位置するガスバッグ部Sは、ガスバッグ5のケーシング50の開口部51を介して、周囲、すなわちガスバッグ5の外部と連通する。ガスバッグケーシング50内に配設された、開口部51とは反対側の端部56が、ディフューザ45の肩部47aに固定されていることによって、可撓管55は、端部56で閉鎖されている。従って、ガス発生装置4から吐出されるガスは、可撓管55内に位置するガスバッグ部Sに流入することはない。変更例として、図6に示すように、可撓管55は、布製タブ59または別の上面によって、ガスバッグケーシング50内に配置された端部56で閉鎖することも可能である。この場合、布製タブ59または別の上面は、エンブレム部3下方の可撓管55の端部56をおおってエンブレム部3とディフューザ45の上面との間に延設されている。
重要な点は、可撓管55の両端部56,57につき、ガスが可撓管55によって囲まれたガスバッグ部Sに流入することがないように構成されることである。これによって、膨張時にガスバッグ5内に流入するガスが、ガスバッグ5のケーシング50の開口部51から流出することがないように構成される。そして、当該ガスは、開口部51を介して周囲と連通していないガスバッグ5の作動部分Aに残る。
一方において、ガスバッグ5の膨張時に、当該ガスバッグ5内に流入するガスが、周囲(ガスバッグ5の外部)に継続的に吐出される必要がある。そのため、流出口をガスバッグ5のケーシング50に適宜設定する必要がある。
図5は、図1及び図4に示すエアバッグモジュールにつき、ガスバッグ5が膨張した後の状態を示している。
図5から理解されるように、ガスバッグ5のケーシング50は、下部50u(下部パネル)と上部50o(上部パネル)とから成り、連結線Nに沿って互いに連結される。特に、互いに縫合されて連結縫目を形成する。図5に示されているように、ガスバッグ5が膨張した状態では、ガスバッグケーシング50の上部50oは、保護すべき乗員の上体(頭部を含む)に面し、下部50uは、保護する乗員の上体とは反対側に面する。
図5によると、ガスバッグケーシング50の開口部51は、ガスバッグケーシング50の下部50uに位置しているので、保護すべき乗員の上体とは反対側の方向に面する。従って、保護すべき乗員が、エアバッグモジュールのエンブレム部3に当接する危険性がない。むしろエンブレム部3は、ガスバッグ5の上部50oに完全にカバーされた状態とされる。
ガスバッグケーシング50の開口部51は、必ずしも、ガスバッグケーシング50のうちの、保護すべき乗員の上体の反対側に設ける必要はない。開口部51が保護すべき乗員の上体よりも側方外側方向を向くように、当該開口部51をガスバッグケーシング50の側方に配置する構成としてもよい。
そのために、開口部51は、例えば、ガスバッグケーシング50の2つの部分50u,50oの連結縫目Nの部分に設けることができる。この場合、開口部51につき、連結縫目Nの切れ目によって構成することができる。
重要な点は、ガスバッグ5の膨張後、ガスバッグケーシング50のうち保護すべき乗員の上体(頭部を含む)に面する部分に開口部51が来ないということである。保護する乗員の上体Kの位置が図5に概略的に示されている。
1 モジュールハウジング
2 カバー
3 エンブレム部
4 ガス発生装置
5 ガスバッグ
30 エンブレム
31 固定手段
35 固定手段
50 ケーシング
50o ガスバッグの上部
50u ガスバッグの下部
51 開口部
2 カバー
3 エンブレム部
4 ガス発生装置
5 ガスバッグ
30 エンブレム
31 固定手段
35 固定手段
50 ケーシング
50o ガスバッグの上部
50u ガスバッグの下部
51 開口部
Claims (15)
- ガスバッグと、カバーと、エンブレム部を有する自動車用のエアバッグモジュールであって、
前記ガスバッグは、膨張して乗員を保護することが可能であるとともに、当該ガスバッグのケーシングは、膨張状態において、保護する乗員の上体に面する部分を有し、
前記カバーは、背部側に前記ガスバッグが折り畳まれた状態で配置され、当該ガスバッグの膨張時に、展開する当該ガスバッグのための開口部を開くよう構成され、
前記エンブレム部は、前記カバーの所定位置に配置され、
前記ガスバッグ(5)は、前記ケーシング(50)に開口部(51)を有し、前記ガスバッグ(5)の展開時に、前記エンブレム部(3)が当該開口部(51)から前記ガスバッグ(5)内に入るとともに、前記ガスバッグ(5)が膨張した状態において、前記開口部(51)が、保護する乗員の上体(K)方向を向かないように構成されていることを特徴とする自動車用エアバッグモジュール。 - 前記開口部(51)が乗員の上体(K)よりも側方外側方向を向いていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグモジュール。
- 前記開口部(51)が乗員の上体(K)から離間する側へと向くことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグモジュール。
- 前記ガスバッグ(5)が、上部(50o)と下部(50u)とを有し、当該上部(50o)が、ガスバッグ(5)の膨張した状態において、保護する乗員の上体(K)に面していることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のエアバッグモジュール。
- 前記開口部(51)がガスバッグ(5)の前記下部(50u)に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のエアバッグモジュール。
- 前記ガスバッグ(5)が、互いに連結された少なくとも2つの別体のガスバッグ部(50o,50u)から成ることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載のエアバッグモジュール。
- 前記開口部(51)が、前記2つのガスバッグ部(50o,50u)の連結縫目(N)の部分に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のエアバッグモジュール。
- 可撓管(55)が、前記開口部(51)から前記ガスバッグ(5)の内部に延出し、前記エンブレム部(3)を囲むように構成されていることを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載のエアバッグモジュール。
- 前記可撓管(55)が、前記開口部(51)とは反対側の端部(56)で閉鎖され、前記ガスバッグ(5)の膨張時に、ガスが可撓管(55)内に入り込むことが規制されていることを特徴とする請求項8に記載のエアバッグモジュール。
- 前記可撓管(55)が、前記開口部(51)とは反対側の端部(56)において、当該エアバッグモジュールのサブアセンブリ(4,45)上、特にガス発生装置またはガス発生装置のディフューザ上に取り付けられていることを特徴とする請求項8または9に記載のエアバッグモジュール。
- ガスが前記ガスバッグ(5)の開口部(51)とは反対側の前記可撓管(55)の端部(56)から当該可撓管(55)内に入ることがないように、前記可撓管(55)が前記サブアセンブリ(4,45)上に固定されていることを特徴とする請求項10に記載のエアバッグモジュール。
- 前記エンブレム部(3)が、前記エアバッグモジュールのサブアセンブリ(4,45,47)、特にガス発生装置またはガス発生装置のディフューザに保持されていることを特徴とする請求項1から11までのいずれかに記載のエアバッグモジュール。
- 前記エンブレム部(3)が、支持手段を介して支持されていることを特徴とする請求項12に記載のエアバッグモジュール。
- 前記エンブレム部(3)が、前記エアバッグモジュールのサブアセンブリ(4,45,47)、特にガス発生装置またはガス発生装置のディフューザに対して、相対的に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1から13までのいずれかに記載のエアバッグモジュール。
- 前記可動状のエンブレム部(3)が、電気接点、特にクラクション接点を作動させる伝達手段に接続されていることを特徴とする請求項14に記載のエアバッグモジュール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10203960A DE10203960C1 (de) | 2002-01-25 | 2002-01-25 | Airbagmodul für Kraftfahrfzeuge |
PCT/DE2003/000171 WO2003062023A1 (de) | 2002-01-25 | 2003-01-20 | Airbagmodul für kraftfahrzeuge |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005529777A true JP2005529777A (ja) | 2005-10-06 |
Family
ID=7713502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003561927A Pending JP2005529777A (ja) | 2002-01-25 | 2003-01-20 | 自動車用エアバッグモジュール |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040256840A1 (ja) |
EP (1) | EP1467898B1 (ja) |
JP (1) | JP2005529777A (ja) |
DE (2) | DE10203960C1 (ja) |
WO (1) | WO2003062023A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20300170U1 (de) * | 2003-01-08 | 2003-11-20 | Trw Automotive Safety Sys Gmbh | Gassackmodul |
DE20316601U1 (de) * | 2003-10-29 | 2004-03-11 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh | Gassackmodul |
EP2327592A1 (en) * | 2004-01-30 | 2011-06-01 | Ashimori Industry Co., Ltd. | Airbag device |
WO2006132266A1 (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-14 | Ashimori Industry Co., Ltd. | エアバッグ装置の組立方法及びエアバッグ装置 |
EP1908645B1 (en) * | 2005-07-15 | 2011-11-16 | Ashimori Industry Co., Ltd. | Folding device and folding method for airbag |
JP4889254B2 (ja) | 2005-07-20 | 2012-03-07 | 芦森工業株式会社 | エアバッグ装置 |
EP1747949A3 (en) | 2005-07-27 | 2007-03-07 | Mazda Motor Corporation | Steering wheel equiped with an airbag device |
JP5207428B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2013-06-12 | 日本プラスト株式会社 | エアバッグカバー |
US7926837B2 (en) * | 2009-02-03 | 2011-04-19 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Inflatable vehicle occupant protection device with inflation fluid deflector |
EP2397375A1 (en) * | 2010-06-17 | 2011-12-21 | Autoliv Development AB | A safety arrangement for a motor vehicle with an ornamental element |
JP6085470B2 (ja) * | 2012-12-21 | 2017-02-22 | スズキ株式会社 | エアバッグ装置 |
WO2015187945A1 (en) * | 2014-06-05 | 2015-12-10 | Key Safety Systems, Inc. | Driver airbag cover with emblem |
JP2016141279A (ja) * | 2015-02-03 | 2016-08-08 | 芦森工業株式会社 | エアバッグ装置 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3618979A (en) * | 1970-05-11 | 1971-11-09 | Gen Motors Corp | Vehicle occupant restraint |
DE3630685C2 (de) * | 1986-07-22 | 1994-03-10 | Trw Repa Gmbh | Gaskissen-Aufprallschutzvorrichtung für einen Kraftfahrzeuginsassen |
WO1998014353A1 (fr) * | 1996-09-30 | 1998-04-09 | Nihon Plast Co., Ltd. | Dispositif de sac gonflable de securite |
US6099027A (en) * | 1998-06-29 | 2000-08-08 | Trw Inc. | Decorative emblem for air bag module cover |
DE19951029A1 (de) * | 1999-09-17 | 2001-03-22 | Volkswagen Ag | Airbageinrichtung an einem Lenkrad eines Fahrzeugs |
DE10065463C2 (de) * | 2000-05-19 | 2003-12-18 | Trw Automotive Safety Sys Gmbh | Airbagmodul |
DE20012077U1 (de) * | 2000-05-19 | 2001-10-04 | Trw Automotive Safety Sys Gmbh | Gassackmodul |
EP1172264B1 (de) * | 2000-07-13 | 2005-12-28 | TRW Automotive Safety Systems GmbH | Gassackrückhalteeinrichtung mit Vorderwand und Einbuchtung |
DE10042527A1 (de) * | 2000-08-30 | 2002-03-28 | Audi Ag | Insassenschutzvorrichtung eines Fahrzeugs mit einem Airbagmodul |
DE20022018U1 (de) * | 2000-12-28 | 2001-11-08 | Trw Automotive Safety Sys Gmbh | Gassack-RÜckhalteeinrichtung |
DE20102107U1 (de) * | 2001-02-07 | 2001-06-21 | Trw Automotive Safety Sys Gmbh | Gassack-Modul |
DE20110175U1 (de) * | 2001-06-20 | 2001-10-25 | Trw Automotive Safety Sys Gmbh | Gassackmodul |
DE20114507U1 (de) * | 2001-09-03 | 2002-01-24 | Trw Automotive Safety Sys Gmbh | Gassackmodul |
-
2002
- 2002-01-25 DE DE10203960A patent/DE10203960C1/de not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-01-20 DE DE50301040T patent/DE50301040D1/de not_active Expired - Fee Related
- 2003-01-20 JP JP2003561927A patent/JP2005529777A/ja active Pending
- 2003-01-20 WO PCT/DE2003/000171 patent/WO2003062023A1/de active IP Right Grant
- 2003-01-20 EP EP03704239A patent/EP1467898B1/de not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-07-22 US US10/895,965 patent/US20040256840A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2003062023A1 (de) | 2003-07-31 |
DE10203960C1 (de) | 2003-07-31 |
US20040256840A1 (en) | 2004-12-23 |
EP1467898B1 (de) | 2005-08-24 |
EP1467898A1 (de) | 2004-10-20 |
DE50301040D1 (de) | 2005-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4980056B2 (ja) | エアバッグシステム用のガス流方向変更装置およびガス流方向変更方法 | |
US6783151B2 (en) | Airbag arrangement | |
US5803485A (en) | Gas bag lateral impact protective device | |
JP5186832B2 (ja) | エアバッグ及びエアバッグ装置 | |
JP3859343B2 (ja) | シームレス側面膨張式拘束展開システム | |
US6976702B2 (en) | Side airbag | |
JP6527061B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
US20030116945A1 (en) | Passenger protecting device | |
JP2003170796A (ja) | エアバッグ | |
JP4281644B2 (ja) | インフレーター | |
KR20120099012A (ko) | 에어백 장치 | |
JP2005529777A (ja) | 自動車用エアバッグモジュール | |
JP2696084B2 (ja) | 膨張可能な拘束器用の開口を覆う装置 | |
US7380815B2 (en) | Lower side piller passenger inflatable safety restraint assembly | |
US6164685A (en) | Deployment door for air bag module | |
KR20210125080A (ko) | 운전석용 에어백 장치 | |
JP2008230520A (ja) | 車外用エアバッグ装置 | |
JP2009120071A (ja) | 歩行者用エアバッグ装置 | |
JP2018149926A (ja) | 頭部保護エアバッグ装置 | |
JP2007511419A (ja) | エアバッグ | |
JP4898921B2 (ja) | 自動車用エアバッグモジュール | |
US6196577B1 (en) | Air bag apparatus | |
JPH07125603A (ja) | エアバッグ装置 | |
JP5077923B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP2002337652A (ja) | 膝保護用エアバッグ装置 |