JP2005528529A5 - - Google Patents

Description

不透液性層２０４は、カバー２００の外側面１０２を画成しても良く且つ一般的に雨、海水のしぶき、露等のような周囲環境１１４内の液体がカバーの下方の内側領域１１６に到達するのを防止するように選択されても良い。必須ではないけれども、吸湿層２０６内に蓄積され及び／又はミクロ環境の内側領域１１６内に存在する水分が、上記したように、分散及び蒸発によって周囲環境１１４内へ逃げるのを可能にするために、１以上の透湿性材料によって作られるのが好ましい。典型的な実施形態においては、透湿率が低い不透液性層もまた、ある種の環境において採用されても良いけれども、不透液性層２０４は、１ｇ／ｍ^２−時間より大きい透湿率を有する。

不透液性層２０４内の液体透過率は、この層に対して採用されている透湿率よりも小さくなければならない。不透液性層２０４内の透湿の１ｇ／ｍ^２−時間の典型的な下限に対しては、この層内の液体透過率は、１ｇ／ｍ^２−時間よりも小さい如何なる値とすることもできる。透湿率がより大きかった場合には、液体透過の対応する許容可能なレベルは、それが透湿率よりも小さいままである限り、より大きくなるであろう。蓄積された水分を逃がすことによって、カバー２００は、それ自体から再生することができる。すなわち、内側領域１１６が再び湿度負荷状態になる後続の期間中により多くの水分を吸収し且つ蓄積することができるように、外周環境内の湿度が低い期間中に、例えば、蒸発によって既に吸収し且つ蓄積された水分を外周環境１１４へと失う。有益的には、不透液性層２０４はまた、吸湿層２０６の再生を加速するカバー２００に熱を付与するために太陽エネルギを吸収するように設計されていても良い。

不透液性層２０４は、如何なる適切な織布材料若しくは不織布材料又はこれら２つの組み合わせを含んでいても良い。ここに記載し且つ添付された特許請求の範囲において使用されている不織布という用語は、例えば、とりわけ、膜、編み物、発泡材、フェルト、メルトブロウン、不織布、エアーレイド（ａｉｒ−ｌａｉｄ）、注型物、押出材料及び成形材料のような織られていないあらゆる材料を含む。例えば、不透液性層２０４が透湿性である一つの実施形態においては、不透液性層は、２００デニールのナイロン製内側層と通気性のウレタン製の外側層のような１以上の種々の多孔質で透湿性の材料の層を含んでいても良い。このようなナイロン／ウレタン積層物は、マサチューセッツ州モンソンにあるＬＡＮＣＯＴＥＣ Ｉｎｃｏｒｐｏｒａｔｅｄから入州可能である。その他の適当な多孔質の透湿性材料としては、発泡ポリテトラフルオロエチレン、ゴアテックス（登録商標）繊維（デラウエア州、ニューアークにあるＷ．Ｌ．Ｇｏｒｅ＆Ａｓｓｏｃｉａｔｅｄ，Ｉｎｃ．，）、ＳＵＮＢＲＥＬＬＡ（登録商標）繊維（ニューカレドニア州、グレンラーベンにあるＧｌｅｎ Ｒａｖｅｎ Ｍｉｌｌｓ Ｉｎｃ．，）、Ｈｕｂ Ｓｅｍｉ−Ｐｅｒｍｅａｂｌｅ Ｆａｂｌｉｃ（マサチューセッツ州エベレットにあるＨｕｂ Ｆａｂｌｉｃ Ｃｏｍｐａｎｙ）等が代替的に使用されても良い。透液性層２０２と同様に、当業者は、不透液性層２０４のための適切な多孔質の透湿性材料の上記の例は、単に、この層のために使用されても良い多くの材料の代表的なものである。従って、このような適当な材料を網羅するリストは、本発明の広い範囲を理解するためには当業者にとって必要ではない。