JP2005527938A - 燃料電池に使用するための伝導性流れ場プレートの抵抗率を低減する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、燃料電池に使用するための非機械加工の伝導性流れ場プレートの抵抗率を減少させる方法を提供する。伝導性流れ場プレートは、グラファイト充填ポリマーを含んでいてもよい。この方法は、25℃(室温)と、伝導性流れ場プレートの材料組成物の材料軟化温度よりわずかに低い温度の間の温度まで、伝導性流れ場プレートを加熱することにより、伝導性流れ場プレートをアニールする工程と、伝導性流れ場プレートをその温度に有効時間の間維持する工程と、伝導性流れ場プレートを室温まで冷却する工程とを含む。

Description

本発明は、燃料電池、より詳しくは燃料電池に使用するための伝導性流れ場プレートの抵抗率を低減する方法に関する。
伝導性流れ場プレートは、燃料電池の外層を含み、いくつかの機能をする働きをする。それらは、構造的整合性を燃料電池に提供する;燃料電池の動作寿命にわたって、燃料電池を腐食性の劣化から保護する;および、最も重要なことは、燃料電池の内部から外部まで電子および熱を伝導させる。流れ場プレートと最も外側の内部層、すなわちガス拡散層の間のインターフェイスでの導電率が、燃料電池の抵抗を最小にするのに重要である。
伝導性流れ場プレートの性能要件および燃料電池内部のアグレッシブ条件の固有の設定のため、伝導性流れ場プレートを組み立てるための材料選択の自由が制限される。一般に、その高い導電率および腐食への抵抗性のため、グラファイトが伝導性流れ場プレート用に使用される。
プラスチックポリマーを覆う炭素/グラファイト充填材が、伝導性流れ場プレートを製造する際に、将来性がある、グラファイトの代替物として確認されてきた。この種のプレートを製造する方法が、ムラー(Murer)およびアマダイ(Amadei)に付与された米国特許公報(特許文献1)、ツジーン(Tsien)に付与された米国特許公報(特許文献2)、および、フクダ(Fukuda)に付与された米国特許公報(特許文献3)に開示されている。これらは、参照により本明細書に援用されたものとする。
これらの炭素/グラファイト充填材プレートが、増大した耐久性および柔軟性を燃料電池に与えた一方、炭素/グラファイト充填材プレートの組成物は、決して優れた導電率および抵抗率(バルク抵抗率および平面通過抵抗率の両方)特性を与えていない。成形されたプレートの表面を機械加工して、ポリマーリッチな表皮層をプレートの表面から取り除くことにより、成形されたプレートの抵抗率を低減する試みが行われてきた。しかし、こうした機械加工方法は、時間を浪費し、かつ費用がかかる。
米国特許第4,124,747A1号明細書 米国特許第4,169,816A1号明細書 米国特許第4,686,072A1号明細書 米国特許第5,637,329号明細書 米国特許第5,591,384号明細書 ウィーダー(Wieder)、HH著、「電気および電磁気測定に関する実験室ノート(Laboratory Notes on Electrical and Galvanomagnetic Measurements)」(マテリアルサイエンス・モノグラフ(Material Science Monograph)、第2巻、エルゼビア出版(Elsevier Pub.)、アムステルダム、1979)
したがって、伝導性流れ場プレートの抵抗率を改良する、便利な後−成形方法のニーズが、依然として存在する。
本発明の目的は、燃料電池に使用するための伝導性流れ場プレートの抵抗率を減少させる方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、燃料電池に使用するための非機械加工の伝導性流れ場プレートの抵抗率を減少させる方法が提供され、この場合、伝導性流れ場プレートが材料軟化温度を有し、その方法が、(a)伝導性流れ場プレートを、25℃より高いが材料軟化温度より低い温度まで加熱する工程と、(b)伝導性流れ場プレートをその温度に有効時間の間維持する工程と、(c)伝導性流れ場プレートを室温まで冷却する工程とを含み、伝導性流れ場プレートが、アニールされることを特徴とする。
本発明により開示された方法は、多くの利点を有する。具体的には、この方法は、伝導性流れ場プレートの抵抗率を30〜50%まで減少させることができる。
この方法の多数の他の目的、利点および特徴はまた、好ましい実施形態の詳細な説明、実施例および特許請求の範囲を読むことで、当業者に明らかになるだろう。
図面では、実施例により本発明の好適な実施形態だけが例示される。
本発明は、燃料電池に使用するための伝導性流れ場プレートの抵抗率を減少させる方法を提供する。この方法は、25℃(室温)と、伝導性流れ場プレートの材料軟化温度より低い温度、好ましくはわずかに低い温度との間の温度まで、伝導性流れ場プレートを加熱することにより、伝導性流れ場プレートをアニーリングする工程と、伝導性流れ場プレートをその温度に有効時間の間維持する工程と、伝導性流れ場プレートを室温まで冷却する工程とを含む。
沸騰液中にプレートを置くか、または、オーブン中で伝導性流れ場プレートをドライ加熱するかのいずれかにより、伝導性流れ場プレートを加熱する。25℃(室温)と、熱機械分析計(TMA)中の膨張プローブによって決まる、伝導性流れ場プレートの材料軟化温度より低い温度、好ましくはわずかに低い温度との間の温度まで、伝導性流れ場プレートを加熱する。材料軟化温度は、それより上の温度では、伝導性流れ場プレートの材料組成物の熱膨張が、非線形になり、もはや可逆ではない、温度である。
驚くべきことに、アニーリングが、伝導性流れ場プレートの表面の抵抗率(バルク抵抗率)、および、伝導性流れ場プレートの平面を通り抜ける抵抗率(平面通過抵抗率)を大幅に減少させることが見出された。アニーリングが、伝導性流れ場プレートの組成物の表面モルフォロジを変え、伝導性充填材の不均質分布を助長するものと考察される。好適なアニール温度は、伝導性流れ場プレートの材料組成物の線形膨張温度と相関関係があり、好ましくは常に材料軟化温度未満であるべきである。
したがって、好適なアニール温度は、プレートの材料組成物に依存することになり、しかし、一般に25℃と、伝導性流れ場プレートの材料軟化温度の間にあることになり、そこでは、組成物中のポリマーの熱膨張が、線形、可逆な仕方で起こる。
好適な実施形態では、伝導性流れ場プレートは、粉化された液晶ポリマー、グラファイト繊維、およびグラファイト粉末を含む炭素/グラファイト充填材プレートである。ポリマーは、液晶ポリエステル、エンジニアリング熱可塑性材料、またはそれらの混合物などの、任意の液晶ポリマーでよい。ポリマーは、商標ツェナイト(ZENITE)(登録商標)の下で、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I. du Pont de Nemours and Company)から市販のものなどの、芳香族ポリエステル樹脂であることが好ましい。グラファイト繊維は、15〜500mのファイバ長分布範囲、8〜10mのファイバ直径、0.3〜0.5g/cmのかさ密度、および2.0〜2.2g/cmの真密度を有する、ピッチ−ベースのグラファイト繊維であることが好ましい。グラファイト粉末は、20〜1500mの粒径分布範囲、2〜3m/gの表面積、0.5〜0.7g/cmのかさ密度、および、2.0〜2.2g/cmの真密度を有する、合成グラファイト粉末であることが好ましい。
伝導性流れ場プレートが、5〜40重量%のポリマー、6〜95重量%のグラファイト粉末、および0〜50重量%のグラファイト繊維を含むことが好ましい。伝導性流れ場プレートが、30重量%のポリマー、50重量%のグラファイト粉末、および20重量%のグラファイト繊維を含むことが最も好ましい。
図1に示されるように、30%のツェナイト(ZENITE)(登録商標)、20%のグラファイト繊維、および50%のグラファイト粉末を含む伝導性流れ場プレートの材料軟化温度は、約225℃である。225℃より高い温度では、ポリマーが非線形の形で膨張し、プレート内の気泡、および処理中のプレートの厚さが増大する。図2に示されるように、伝導性流れ場プレートのバルク抵抗率が、25℃〜225℃で減少するが、しかし、225℃より上の温度で急激に増加する。
プレートのグラファイト繊維含有量が増加すると、伝導性流れ場プレートの構造的整合性が増大することになり、したがって、アニーリングの際の伝導性流れ場プレートの小さい寸法変化が可能になる。これが、表3および4に示すように、バルク抵抗率のより大きい減少に対応する。
伝導性流れ場プレートは、選択されたアニール温度に有効時間の間維持される。この間に、伝導性流れ場プレートのポリマーのモルフォロジが変化し、高分子マトリックス中のグラファイト充填材間の伝導性接触に影響を及ぼす。図4に示されるように、平面通過抵抗率における最大の減少を達成する185℃で、アニーリングの有効時間は、少なくとも10時間である。アニーリングの有効時間は、アニール温度に応じて変化するだろう。
次に伝導性流れ場プレートを室温まで冷却して、プレートの構成要素のモルフォロジを、その変化した、アニールされた形態に固定する。
伝導性流れ場プレートをアニールすることが、抵抗率の減少をもたらし、これは、材料軟化温度に近づくにつれより著しくなる。実施例に示すように、押出しトランスファープレス成形(ETP)技術により成形された伝導性流れ場プレートでは、抵抗率(バルク抵抗率または平面通過抵抗率)を、30%まで減少させることができ(実施例1および2)、圧縮成形されたプレートの抵抗率を、少なくとも50%までさらに減少させる(実施例3)。
抵抗率のこの減少は、機械加工された伝導性流れ場プレートから得られたものより大きい。図3に示されるように、機械加工された伝導性流れ場プレート、すなわち両面をシェービング加工した外側表皮層を有するプレートは、低い抵抗率で始まる。しかし、アニール温度の上昇に伴い抵抗率が増大する。
次の実施例は、本発明をさらに例示する。
これらの実施例では、伝導性流れ場プレートは、粉化された液晶ポリマー、グラファイト繊維、および/またはグラファイト粉末の乾燥混合物を含むグラファイト充填材プレートである。
伝導性流れ場プレートは、圧縮成形または押出しトランスファープレス成形(ETP)技術いずれかにより成形した。これらの成形処理の詳細は、米国特許公報(特許文献4)および米国特許公報(特許文献5)に開示されている。それらは、参照により本明細書に援用されたものとする。
伝導性流れ場プレートのバルク抵抗率(ρ)は、標準の4端子法を使用して測定した。標準の4端子法は、(非特許文献1)に記載されている方法に従い行なった。これは、参照により本明細書に援用されたものとする。電流(I)を、4個の直線上の等間隔の点電極プローブのうちの第1番目の電極に注入し、第4番目の電極で集め、その間に、第2番目と第3番目の電極間の電位差ΔVを測定した。抵抗率(ρ)は、次の式を使用して決定した。ここで、Tはサンプルの厚さ、Rは測定された抵抗である。
ρ= 4.53RT
平面通過抵抗率は、接触抵抗法を使用して測定した。伝導性流れ場プレートを、2枚の金プレートの間に314psiで配置した。電源装置が、金プレートを介して公知の電流を送り、オームの法則、すなわち式I=V/Rを使用して抵抗(R)を算出した。ここで、Iはアンペア単位の電流であり、Vは、マルチメータから読みとった、mV単位の電位降下である。平面通過抵抗率は、式ρ=R×A/Tを使用して算出することができる。ここで、Aはプレートの面積であり、Tはプレートの厚さである。
(実施例1)
実施例1では、25℃と240℃との間の温度でアニールされた伝導性流れ場プレートのバルク抵抗率を比較した。
粉化された30重量%のツェナイト(Zenite)(登録商標)樹脂、20重量%のグラファイト繊維、および50重量%のグラファイト粉末を含む、254mm×178mm×2.5mmのETP成形されたプレートを、2枚のアルミニウム・シムの間に伝導性流れ場プレートをはさみ込み、所望の温度で、プレスのプラテン間にシムを置くことにより、25と240℃との間の温度でアニールした。伝導性流れ場プレートを10分間加熱し、次いで、プレスから取り出し、室温まで冷却させた。伝導性流れ場プレートの各面のバルク抵抗率を、4端子プローブを使用して5箇所の異なる点で測定した。次の温度25℃、140℃、160℃、180℃、200℃、220℃および240℃それぞれに対して、プロセスを繰り返した。表1および図2に示すように、伝導性流れ場プレートのバルク抵抗率が、アニール温度の関数として、25℃と220℃との間の温度で約18〜23%だけ下がった。
Figure 2005527938
(実施例2)
実施例2では、ETP成形された伝導性流れ場プレート、および、表面機械加工された、ETP成形された伝導性流れ場プレートの、異なる温度でアニーリングした際の平面通過抵抗率の変化を比較した。
粉化された30重量%のツェナイト(Zenite)(登録商標)樹脂、20重量%のグラファイト繊維、および50重量%のグラファイト粉末を含む、254mm×178mm×2.5mmのETP伝導性流れ場プレートを、次の寸法の2枚の伝導性流れ場プレートにカットした。
a.137mm×75mm×2.47mm;一面の面積=102.75cm
b.101.6mm×101.6mm×2.06mm;一面の面積=103.23cm
プレートBは、両面を機械加工した。プレートAおよびBを、伝導性流れ場プレートを2枚のアルミニウム・シム間にはさみ込み、所望の温度でプレスのプラテン間にシムを置くことにより、25℃と240℃との間の温度でアニールした。伝導性流れ場プレートを30分間加熱し、次いでプレスから取り出し、室温まで冷却させた。伝導性流れ場プレートの平面通過抵抗を、接触抵抗法を使用して測定した。
表2および図3に示すように、成形された非機械加工のプレートは、アニール温度が25℃から220℃まで上昇するにつれて、平面通過抵抗率が〜30%の降下を示した。一方、機械加工されたプレートは、アニール温度の上昇に伴い、平面通過抵抗率が全体として増加を示した。非機械加工の伝導性流れ場プレートの平面通過抵抗率における降下は、220℃〜223℃付近、ちょうど材料軟化温度に到達する前で最も著しい。
Figure 2005527938
(実施例3)
実施例3では、メタノールと水の混合物中で80℃でアニールされた、圧縮成形された伝導性流れ場プレートの平面通過抵抗率を例示する。
それぞれのプレート組成物50g(表3を参照のこと)を、押型に置き、320℃で2〜4トンの圧力下で5〜10分間押圧した。圧力を、10分間7.5〜10トンに上げ、2分間10〜20トンに下げた。押型を、10〜20トンの圧力下で90℃まで冷却した。プレートは、2〜3mmの厚さを有し、101.6mm×101.6mmであった。表4の第2のカラムに詳述したように、最初の抵抗は、接触抵抗プレス方法を使用して測定した。
プレートを、4Lケトル、および、グレアム(Graham)コンデンサを取り付けた加熱マントルを使用して、脱イオン水中15%のメタノールの浴中で、80℃で500時間アニールした。プレートを、テフロン(登録商標)・テープを使用して浴の中につるした。浴のpHを、硫酸を使用して4に調節し、腐食性の環境を浴内に形成した。アニーリングプロセスの終わりに、伝導性流れ場プレートを室温まで冷却し、接触抵抗プレス方法を使用して平面通過抵抗率を測定した。
表4に示すように、平面通過抵抗率が、80℃での長時間加熱により減少した。伝導性流れ場プレートの厚さの変化はわずかだけであり、ポリマーの膨張が本質的に線形であることを示した。
繊維50%を含む伝導性流れ場プレート(プレートC、表3を参照のこと)の最初の平面通過抵抗率は、0および20重量%の繊維を含む伝導性流れ場プレート(プレートAおよびB、表3を参照のこと)の最初の平面通過抵抗率より大きかった。しかし、伝導性流れ場プレートのより大きい繊維含有量、したがって、伝導性流れ場プレートのより大きい構造的整合性の結果として、プレートCの平面通過抵抗率における減少が、アニーリングの後ではより著しかった。
Figure 2005527938
Figure 2005527938
(実施例4)
実施例4では、伝導性流れ場プレートのバルク抵抗率に及ぼすアニール時間の効果を例示する。粉化された30重量%のツェナイト(Zenite)(登録商標)樹脂、20重量%のグラファイト繊維、および50重量%のグラファイト粉末を含む、254mm×178mm×2.67mmのETP成形された伝導性流れ場プレートを、各1.5インチ×1.5インチの6枚のプレート片に小さくカットした。
プレート片それぞれのバルク抵抗率を、4端子法を使用して室温で測定した。次にプレート片を、185℃まで加熱し、各々2、8、24、48、55.5、または72時間、この温度に維持した。次にプレートを室温まで冷却して戻し、アニーリングプロセスを完了した。
伝導性流れ場プレートのバルク抵抗率を、4端子プローブを使用して、各プレートの両面上の5箇所の異なる点で測定した。バルク抵抗率測定を、表5および図4に示す。
図4に示すように、約10時間後、バルク抵抗率が約19%だけ降下し、その時以降、バルク抵抗率のそれ以上の降下は観察されなかった。アニーリングに起因する伝導性流れ場プレートの寸法変化(図示せず)は、全ての場合で5%未満だった。
Figure 2005527938
本発明をその好適な実施形態に関して図面と共に説明したが、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の要旨および技術的範囲から逸脱することなく、他の変更、修正、追加および省略を行うことができることが当業者に理解されるだろう。
30%のポリマー、20%のグラファイト繊維、および50%のグラファイト粉末を含む伝導性流れ場プレートの材料軟化温度を例示するグラフである。 押出しトランスファープレス成形(「ETP」)により成形された伝導性流れ場プレートの、アニール温度の関数として測定したバルク抵抗率を例示するグラフである。 機械加工されたETP伝導性流れ場プレートと、非機械加工のETP伝導性流れ場プレートの、アニール温度の関数として測定した、平面通過抵抗率を比較するグラフである。 185℃の温度まで加熱されたETP伝導性流れ場プレートの平面通過抵抗率に及ぼす、アニール時間の効果を表すグラフである。

Claims (13)

  1. 燃料電池に使用するための伝導性流れ場プレートの抵抗率を減少させる方法であって、前記伝導性流れ場プレートが材料軟化温度を有し、前記方法が、
    (a)前記伝導性流れ場プレートを、25℃より高いが前記材料軟化温度より低い温度まで加熱する工程と、
    (b)前記伝導性流れ場プレートを、前記温度に有効時間の間維持する工程と、
    (c)前記伝導性流れ場プレートを、室温まで冷却する工程と
    を含み、
    前記伝導性流れ場プレートが、それによってアニールされることを特徴とする方法。
  2. 前記伝導性流れ場プレートが、グラファイト充填ポリマーを成形することにより製造されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記伝導性流れ場プレートが、約5〜約40重量%のポリマー、約6〜約95重量%のグラファイト粉末、および0〜約50重量%のグラファイト繊維を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記伝導性流れ場プレートが、約30重量%のポリマー、約50重量%のグラファイト粉末、および約20重量%のグラファイト繊維を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記伝導性流れ場プレートが、約30重量%のポリマー、約20重量%のグラファイト粉末、および約50重量%のグラファイト繊維を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 前記伝導性流れ場プレートが、約30重量%のポリマー、および約70重量%のグラファイト粉末を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. 前記ポリマーが、液晶ポリエステルであることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記伝導性流れ場プレートが、圧縮成形によって製造されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記抵抗率を、約50%まで減少させることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記伝導性流れ場プレートが、押出しトランスファープレス成形技術を使用して成形されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記抵抗率を、約30%まで減少させることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 前記温度が、約185℃であることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記伝導性流れ場プレートが、前記温度に少なくとも10時間維持されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
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