JP2005517380A5 - - Google Patents

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【特許請求の範囲】
【請求項1】 長さが約515までのアミノ酸残基のリコンビナントキメラB型肝炎コア(HBc)タンパク質分子であって、
(a)HBcイムノドミナントループ内に存在するペプチド結合異種エピトープもしくは共役エピトープのための異種リンカー残基を含む前記HBc分子のN−末端150アミノ酸残基の少なくとも130残基のHBc配列、またはN−末端150HBcアミノ酸残基の少なくとも約135残基の配列を含み、
(b)前記HBc配列のC−末端残基から前記分子のC−末端に向かって、さらに前記キメラ分子のC−末端から約30残基内に1つから10のシステイン残基(C−末端システイン残基)を含み、
(c)HBc135位からHBcC−末端の少なくとも5つのアミノ酸残基の配列を含み、
前記キメラ分子が、(i)20%以下の保存的置換アミノ酸残基を前記HBc配列中に含み、(ii)ホスト細胞内で発現されるとき実質的に核酸と結合しない粒子に自己会合し、さらに前記粒子が、前記C−末端システイン残基を欠くか、またはキメラ分子内に存在するC−末端システイン残基が別の残基に置換されてあるがその他の点では同一のHBcキメラから生成される粒子よりも安定である、前記リコンビナントキメラB型肝炎コアタンパク質分子。
【請求項2】 前記ペプチド結合異種エピトープまたは共役エピトープのための異種リンカー残基が異種エピトープである、請求項1に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項3】 前記異種エピトープがB細胞エピトープである、請求項2に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項4】 HBcのアミノ酸残基1−4の1つとペプチド結合した第二の異種エピトープを含む、請求項3に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項5】 前記B細胞エピトープが、アミノ酸残基76と85との間のHBc配列内のある位置でペプチド結合し、さらに76位から85位のHBc配列の少なくとも5残基が存在する、請求項3に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項6】 アミノ酸残基76から85の間の前記HBc配列は存在するが、前記B細胞エピトープによって中断されている、請求項5に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項7】 さらにペプチド結合異種T細胞エピトープを含む、請求項2に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項8】 前記T細胞エピトープがC−末端HBcアミノ酸残基とペプチド結合する、請求項7に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項9】 前記C−末端システイン残基が、HBcキメラタンパク質分子のC−末端の5アミノ酸残基内に存在する、請求項8に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項10】 前記キメラが、中断されていない1位から少なくとも140位のHBcアミノ酸残基配列、およびHBcキメラタンパク質分子のC−末端にシステイン残基を含む、請求項1に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項11】 前記キメラが、中断されていない1位から149位のHBcアミノ酸残基配列を含む、請求項10に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項12】 前記キメラが、共役エピトープのための異種リンカー残基を含む、請求項1に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項13】 前記共役エピトープのための異種リンカー残基が、アミノ酸残基76と85との間のHBc配列内のある位置でペプチド結合し、さらに76位から85位のHBc配列の少なくとも4残基が存在する、請求項12に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項14】 アミノ酸残基76から85の間の前記HBc配列は存在するが、共役エピトープのための前記異種リンカー残基によって中断されている、請求項13に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項15】 1位から少なくとも140位の前記HBcアミノ酸残基配列、およびC−末端にただ1つのシステイン残基を含む、請求項14に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項16】 前記キメラが、1位から149位の前記HBcアミノ酸残基配列を含む、請求項15に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項17】 共役エピトープのための前記異種リンカー残基が、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、システインおよびチロシン残基から成る群から選択される、請求項16に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項18】 N−末端からドメインI、II、IIIおよびIVと称される4つのペプチド結合アミノ酸残基配列ドメインを含む、長さが約135から約515のアミノ酸残基のリコンビナントB型肝炎ウイルスコア(HBc)タンパク質キメラ分子であって、
(a)ドメインIは約71から約100アミノ酸残基を含み、前記アミノ酸残基の配列は少なくともHBcの5位から75位の残基配列を含み、さらに場合によってHBc残基1−4の1つとペプチド結合した約30までのアミノ酸残基を含む異種エピトープを含み;
(b)ドメインIIはドメインIのHBc残基75とペプチド結合した約5から約250のアミノ酸残基を含み、ここで、(i)HBcの76位から85位の配列中の0から全ての残基がHBcにとって異種である1つから約245アミノ酸残基とペプチド結合して存在し、異種エピトープまたは共役エピトープのための異種リンカー残基を構成するか、または(ii)76位から85位のHBcの配列は異種残基とは結合せずに存在するか、または(iii)残基76から85の1つまたは2つ以上が存在せず;
(c)ドメインIIIはドメインIIの残基85とペプチド結合した86位から135位のHBc配列であり;さらに、
(d)ドメインIVは、(i)ドメインIIIの135位の残基とペプチド結合した136位から149位のHBcアミノ酸残基配列の0から14残基、(ii)キメラ分子のC−末端から約30残基以内に1つから10のシステイン残基(C−末端システイン残基)、および(iii)150位からC−末端のHBcにとって異種である配列中に0から約100アミノ酸残基を含み、ここで、ドメインIVは前記(ii)の1つから10のシステイン残基を含む少なくとも6つのアミノ酸残基を含むことを条件とし、
前記キメラはホスト細胞内で発現されるとき自己会合して粒子を生成し、前記粒子は実質的に核酸と結合せず、さらに前記のC−末端システイン残基を欠くか、またはキメラ分子内に存在するC−末端システイン残基が別の残基に置換されてあるがその他の点では同一のHBcキメラから生成される粒子よりも安定であり、さらに、前記キメラのHBc配列でそのアミノ酸残基の約10%以下が置換されてあるアミノ酸残基配列を有する、前記リコンビナントB型肝炎ウイルスコアタンパク質キメラ分子。
【請求項19】 2つの異種エピトープを含む、請求項18に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項20】 前記2つの異種エピトープが、ドメインIおよびII、IIおよびIV、またはIおよびIVに存在する、請求項19に記載の請求項19に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項21】 前記2つの異種エピトープの1つがB細胞エピトープである、請求項19に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項22】 前記2つの異種エピトープの1つがT細胞エピトープである、請求項19に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項23】 前記2つの異種エピトープの1つがB細胞エピトープであり、さらに他方がT細胞エピトープである、請求項19に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項24】 前記ドメインIが、HBc残基1−4の1つとペプチド結合した異種エピトープを含む、請求項18に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項25】 ドメインIIの前記異種エピトープがB細胞エピトープである、請求項24に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項26】 150位からC−末端のHBcにとって異種である前記配列が、HBc残基140−149の1つとペプチド結合したT細胞エピトープである、請求項25に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項27】 共役エピトープまたは異種エピトープのための前記異種リンカー残基が異種エピトープである、請求項18に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項28】 前記異種エピトープが約245までのアミノ酸残基を含む、請求項27に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項29】 前記異種エピトープがB細胞エピトープである、請求項28に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項30】 前記異種エピトープが6から約50アミノ酸残基を含む、請求項27に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項31】 前記異種エピトープが20から約30のアミノ酸残基を含む請求項27に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項32】 前記ドメインIVが、キメラ分子のC−末端から約30残基内に1つから約5つのシステイン残基を含む、請求項27に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項33】 アミノ酸残基76から85の間のHBc配列は存在するが、前記異種エピトープによって中断される、請求項27に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項34】 前記C−末端システイン残基が、前記キメラタンパク質分子のC−末端の約5つのアミノ酸残基内に位置する、請求項18に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項35】 150位からC−末端のHBcにとって異種である前記配列が、HBc残基140−149の1つとペプチド結合したT細胞エピトープである、請求項18に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項36】 共役エピトープまたは異種エピトープのための前記異種リンカー残基が、共役エピトープのための異種リンカー残基である、請求項18に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項37】 共役エピトープのための前記異種リンカーが、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、システインおよびチロシン残基から成る群から選択される、請求項36に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項38】 前記HBcキメラタンパク質分子のC−末端にただ1つのシステイン残基を含む、請求項37に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項39】 前記キメラが、から少なくとも140位まで中断されないHBcアミノ酸残基配列を含む、請求項18に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項40】 前記非中断HBcアミノ酸残基配列が残基1を含む、請求項39に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項41】 前記非中断HBcアミノ酸残基配列が残基149を含む、請求項39に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項42】 N−末端からドメインI、II、IIIおよびIVと称される4つのペプチド結合アミノ酸残基配列ドメインを含む、約175から約240アミノ酸残基の長さを有するリコンビナントB型肝炎ウイルスコア(HBc)タンパク質キメラ分子であって、
(a)ドメインIが、HBcの1位から75位の残基配列を含み;
(b)ドメインIIがドメインIのHBc残基75とペプチド結合した約5から約55のアミノ酸残基を含み、ここでHBcの76位から85位の配列中の少なくとも4つの残基がHBcにとって異種である6から約50アミノ酸残基とペプチド結合して存在し、異種エピトープを構成し;
(c)ドメインIIIはドメインIIの残基85とペプチド結合した86位から135位のHBc配列であり;さらに、
(d)ドメインIVは、(i)ドメインIIIの135位の残基とペプチド結合した136位から149位のHBcアミノ酸残基配列の5から14残基、(ii)キメラ分子のC−末端から約30残基以内に1つのシステイン残基(C−末端システイン残基)、および(iii)150位からC−末端のHBcにとって異種である配列内に0から約50アミノ酸残基を含み、
前記キメラはホスト細胞内で発現されるとき自己会合して粒子を生成し、前記粒子は、280nm対260nm吸収比が約1.2から約1.6を示し、さらに前記のC−末端システイン残基を欠くか、またはキメラ分子内に存在するC−末端システイン残基が別の残基に置換されてあるがその他の点では同一のHBcキメラから生成される粒子よりも安定であり、さらに前記キメラのHBc配列で約5%以下のアミノ酸残基が置換されてあるアミノ酸残基配列を有する、前記リコンビナントB型肝炎ウイルスコアタンパク質キメラ分子。
【請求項43】 ドメインIIの前記異種エピトープがB細胞エピトープである、請求項42に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項44】 前記異種エピトープが15から約50アミノ酸残基を含む、請求項43に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項45】 前記異種エピトープが20から約30アミノ酸残基を含む、請求項43に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項46】 アミノ酸残基76から85の間のHBc配列は存在するが、前記異種エピトープで中断される、請求項43に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項47】 前記B細胞エピトープが下記から成る群から選択される病原体に存在するアミノ酸配列である、請求項43に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子:肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumonia)、クリプトスポリジウム・パルブム(Cryptosporidium parvum)、HIV、口蹄疫ウイルス、インフルエンザウイルス、ペスト菌(Yersinia pestis)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、モラクセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)、ポルフィロモナス・ギンギバリス(Porphyromonas gingivalis)、クルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)、三日熱マラリア原虫(Plasmodium vivax)、げっ歯類住血胞子虫(Plasmodium berghi)、プラスモジウム・ヨエリー(Plasmodium yoelli)、ストレプトコッカス・ソブリヌス(Streptococcus sobrinus)、フレキシナー菌(Shigella flexneri)、RSV、プラスモジウム・エントアメーバ・ヒストリティカ(Plasmodium Entamoeba histolytica)、日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)、マンソニ住血吸虫(Schistosoma mansoni)、ウシインヒビンおよびエボラウイルス。
【請求項48】 前記150位からC−末端までのHBcにとって異種の配列がHBc残基140−149の1つとペプチド結合したT細胞エピトープである、請求項43に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項49】 前記T細胞エピトープが、目的のキメラを免疫原として用いようとしている対象生物に由来する、請求項48に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項50】 前記C−末端システイン残基が、前記キメラタンパク質分子のC−末端の約5つのアミノ酸残基内に位置する、請求項43に記載のリコンビナントHBcキメラタンパク質分子。
【請求項51】 リコンビナントB型肝炎コア(HBc)キメラタンパク質分子で構成された免疫原性粒子であって、前記キメラタンパク質が(i)そのN−末端、HBc免疫原性ループまたはC−末端に1つまたは2つ以上の免疫原性エピトープを提示するか、または(ii)共役エピトープのための異種リンカー残基を前記HBc免疫原性ループ内に有し、さらにシステイン残基を前記C−末端またはC−末端近傍に含み、前記粒子は実質的に核酸と結合せず、さらに前記システイン残基を含まないことを除いて他の点では同一のタンパク質で構成された粒子と比較して安定性の強化を示す前記免疫原性粒子。
【請求項52】 約1.2から約1.7の280/260吸収比を示す請求項51に記載の免疫原性粒子。
【請求項53】 そのリコンビナントHBcキメラタンパク質が前記N−末端に免疫原性エピトープを提示する請求項51に記載の免疫原性粒子。
【請求項54】 そのリコンビナントHBcキメラタンパク質が前記C−末端に免疫原性エピトープを提示する請求項51に記載の免疫原性粒子。
【請求項55】 そのリコンビナントHBcキメラタンパク質が前記免疫原性ループ内に免疫原性エピトープを提示する請求項51に記載の免疫原性粒子。
【請求項56】 そのリコンビナントHBcキメラタンパク質がB細胞免疫原性エピトープを提示する請求項1に記載の免疫原性粒子。
【請求項57】 そのリコンビナントHBcキメラタンパク質がT細胞免疫原性エピトープを提示する請求項51に記載の免疫原性粒子。
【請求項58】 そのリコンビナントHBcキメラタンパク質が別々にB細胞およびT細胞免疫原性エピトープを提示する請求項51に記載の免疫原性粒子。
【請求項59】 そのリコンビナントHBcキメラタンパク質が、共役エピトープのための異種リンカー残基を前記HBc免疫原性ループ内に有する請求項51に記載の免疫原性粒子。
【請求項60】 前記共役エピトープのための異種リンカー残基が、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、システインおよびチロシン残基から成る群から選択される、請求項59に記載の免疫原性粒子。
【請求項61】 前記共役エピトープのための異種リンカー残基がハプテンに共役される、請求項60に記載の免疫原性粒子。
【請求項62】 前記ハプテンがオリゴ糖である請求項61に記載の免疫原性粒子。
【請求項63】 多数のリコンビナントキメラB型肝炎コア(HBc)タンパク質分子で構成される免疫原性粒子であって、
前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子が、約515までのアミノ酸残基の長さを有し、残基アミノ酸残基が、
(a)HBcイムノドミナントループ内に存在するペプチド結合異種エピトープもしくは共役エピトープのための異種リンカー残基を含む前記HBc分子のN−末端150アミノ酸残基の少なくとも130残基のHBc配列、またはN−末端150HBcアミノ酸残基の少なくとも約135残基の配列を含み、
(b)前記HBc配列のC−末端残基から前記分子のC−末端に向かって、さらに前記キメラ分子のC−末端から約30残基内に1つから10のシステイン残基(C−末端システイン残基)を含み、
(c)HBc135位からHBcC−末端の少なくとも6つのアミノ酸残基配列を含み、
前記キメラ分子は、前記HBc配列中に10%以下の保存的置換アミノ酸残基を含み、さらに
前記粒子は実質的に核酸と結合せず、さらに前記粒子は、前記C−末端システイン残基を欠くか、またはキメラ分子内に存在するC−末端システイン残基が別の残基に置換されてあるがその他の点では同一のHBcキメラから生成される粒子よりも安定であり、さらに、前記キメラのHBc配列で約20%以下のアミノ酸残基が置換されてあるアミノ酸残基を有する、前記免疫原性粒子。
【請求項64】 約1.4から約1.6の280nm対260nm吸収比を示す請求項63に記載の免疫原性粒子。
【請求項65】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子の長さが約175から約240アミノ酸残基である請求項63に記載の免疫原性粒子。
【請求項66】 前記ペプチド結合異種エピトープまたは共役エピトープのための異種リンカーが、異種エピトープである請求項63に記載の免疫原性粒子。
【請求項67】 前記異種エピトープがB細胞エピトープである、請求項66に記載の免疫原性粒子。
【請求項68】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子の長さが約435までのアミノ酸残基である請求項63に記載の免疫原性粒子。
【請求項69】 HBcのアミノ酸残基1−4の1つとペプチド結合した第二の異種エピトープを含む請求項63に記載の免疫原性粒子。
【請求項70】 前記B細胞エピトープが、アミノ酸残基76から85の間のHBc配列内のある位置でペプチド結合されてあり、さらに76位から85位のHBc配列の少なくとも5残基が存在する、請求項68に記載の免疫原性粒子。
【請求項71】 前記アミノ酸残基76から85の間のHBc配列は存在するが、前記B細胞エピトープによって中断されている請求項70に記載の免疫原性粒子。
【請求項72】 さらにペプチド結合させた異種T細胞エピトープを含む、請求項68に記載の免疫原性粒子。
【請求項73】 前記T細胞エピトープが、C−末端のHBcアミノ酸残基とペプチド結合されてある請求項72に記載の免疫原性粒子。
【請求項74】 前記C−末端システイン残基が、前記HBcキメラタンパク質分子のC−末端の5アミノ酸残基内に存在する請求項73に記載の免疫原性粒子。
【請求項75】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子が、約135から約515のアミノ酸残基の長さを有し、さらにN−末端からドメインI、II、IIIおよびIVと称される4つのペプチド結合アミノ酸残基配列ドメインを含み、ここで、
(a)ドメインIは約71から約100アミノ酸残基を含み、前記アミノ酸残基の配列は少なくともHBcの5位から75位の残基配列を含み、場合によってHBc残基1−4の1つとペプチド結合した約30までのアミノ酸残基を含む異種エピトープを含み;
(b)ドメインIIはドメインIのHBc残基75とペプチド結合した約5から約250アミノ酸残基を含み、ここで、(i)HBcの76位から85位の配列中の0から全ての残基がHBcにとって異種である1つから約245アミノ酸残基とペプチド結合して存在し、異種エピトープまたは共役エピトープのための異種リンカー残基を構成するか、または(ii)76位から85位のHBcの配列は異種残基とは結合せずに存在し;
(c)ドメインIIIはドメインIIの残基85とペプチド結合した86位から135位のHBc配列であり;さらに、
(d)ドメインIVは、(i)ドメインIIIの135位の残基とペプチド結合した136位から149位のHBcアミノ酸残基配列の0から14残基、(ii)キメラ分子のC−末端から約30残基以内に1つから10のシステイン残基(C−末端システイン残基)、および(iii)150位からC−末端のHBcにとって異種である配列内に0から約100アミノ酸残基を含み、ここで、ドメインIVは前記(ii)の1つから10のシステイン残基を含む少なくとも6アミノ酸残基を含むことを条件とし、
前記キメラタンパク質が、HBc配列で約10%以下のアミノ酸残基が置換されてあるアミノ酸残基配列を有する、請求項63に記載の免疫原性粒子。
【請求項76】 ドメインIIに共役エピトープのための異種リンカー残基を含み、さらに前記異種リンカー残基と結合したハプテンを含む請求項75に記載の免疫原性粒子。
【請求項77】 前記ハプテンがB細胞免疫原である請求項76に記載の免疫原性粒子。
【請求項78】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子が、約175から約240のアミノ酸残基を有し、さらにN−末端からドメインI、II、IIIおよびIVと称される4つのペプチド結合アミノ酸残基配列ドメインを含み、ここで、
(a)ドメインIは、HBcの1位から75位の残基配列を含み;
(b)ドメインIIは、ドメインIのHBc残基75とペプチド結合した約5から約55アミノ酸残基を含み、ここで、HBcの76位から85位の配列中の少なくとも4残基が、HBcにとって異種である6から約50アミノ酸残基とペプチド結合して存在し、異種エピトープを構成し;
(c)ドメインIIIは、ドメインIIの残基85とペプチド結合した86位から135位のHBc配列であり;さらに、
(d)ドメインIVは、(i)ドメインIIIの135位の残基とペプチド結合した136位から149位のHBcアミノ酸残基配列の5から14残基、(ii)キメラ分子のC−末端から約30残基以内に1つから約5つのシステイン残基(C−末端システイン残基)、および(iii)150位からC−末端のHBcにとって異種である配列内に0から約50アミノ酸残基を含み、
前記粒子が、約1.4から約1.6の280nm対260nm吸収比を示し、さらに前記キメラHBcタンパク質が、HBc配列で約5%以下のアミノ酸残基が置換されてあるアミノ酸残基配列を有する請求項63に記載の免疫原性粒子。
【請求項79】 医薬として許容できる希釈剤に溶解または分散された免疫誘発に有効な量の免疫原性粒子を含むワクチンまたは接種物であって、前記免疫原性粒子が多数のリコンビナントキメラB型肝炎コア(HBc)タンパク質分子で構成され、ここで、前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子が、約515までのアミノ酸残基の長さを有し、前記アミノ酸残基が、
(a)HBcイムノドミナントループ内に存在するペプチド結合異種エピトープもしくは共役エピトープのための異種リンカー残基を含む前記HBc分子のN−末端150アミノ酸残基の少なくとも約130残基の配列、またはN−末端150HBcアミノ酸残基の少なくとも約135残基の配列を含み、
(b)前記HBc配列のC−末端残基から前記分子のC−末端に向かって、さらに前記キメラ分子のC−末端から約30残基内に1つから10のシステイン残基(C−末端システイン残基)を含み、
(c)HBc135位からHBcC−末端の少なくとも6つのアミノ酸残基配列を含み、
前記キメラ分子は、前記HBc配列内に20%以下の保存的置換アミノ酸残基を含み、さらに
前記粒子は実質的に核酸と結合せず、さらに前記粒子は、前記C−末端システイン残基を欠くか、またはキメラ分子内に存在するC−末端システイン残基が別の残基に置換されてあるがその他の点では同一のHBcキメラから生成される粒子よりも安定である前記ワクチンまたは接種物。
【請求項80】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子が、約135から約515のアミノ酸残基の長さを有し、さらにN−末端からドメインI、II、IIIおよびIVと称される4つのペプチド結合アミノ酸残基配列ドメインを含み、ここで、
(a)ドメインIは、約71から約100アミノ酸残基を含み、前記アミノ酸残基の配列が少なくともHBcの5位から75位の残基配列を含み、場合によってHBc残基1−4の1つとペプチド結合した約30までのアミノ酸残基を含む異種エピトープを含み;
(b)ドメインIIは、ドメインIのHBc残基75とペプチド結合した約5から約250アミノ酸残基を含み、ここで、(i)HBcの76位から85位の配列中の少なくとも4つの残基はHBcにとって異種である1つから約245アミノ酸残基とペプチド結合して存在し、異種エピトープまたは共役エピトープのための異種リンカー残基を構成するか、または(ii)76位から85位のHBcの配列は異種残基とは結合せずに存在し;
(c)ドメインIIIはドメインIIの残基85とペプチド結合した86位から135位のHBc配列であり;さらに、
(d)ドメインIVは、(i)ドメインIIIの135位の残基とペプチド結合した136位から149位のHBcアミノ酸残基配列の0から14残基、(ii)キメラ分子のC−末端から約30残基以内に1つから10のシステイン残基(C−末端システイン残基)、および(iii)150位からC−末端のHBcにとって異種である配列内に0から約100アミノ酸残基を含み、ここで、ドメインIVは前記(ii)の1つから10のシステイン残基を含む少なくとも6つのアミノ酸残基を含むことを条件とし、
前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子が、前記HBc配列で約5%以下のアミノ酸残基が置換されてあるアミノ酸残基配列を有する、請求項79に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項81】 ドメインIIに共役エピトープのための異種リンカー残基を含み、さらに前記異種リンカー残基に結合したハプテンを含む、請求項80に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項82】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子が、約175から約240のアミノ酸残基の長さを有し、さらにN−末端からドメインI、II、IIIおよびIVと称される4つのペプチド結合アミノ酸残基配列ドメインを含み、ここで、
(a)ドメインIは、HBcの1位から75位の残基配列を含み;
(b)ドメインIIは、ドメインIのHBc残基75とペプチド結合した約5から約55アミノ酸残基を含み、ここで、HBcの76位から85位の配列中の少なくとも4つの残基が、HBcにとって異種である6から約50アミノ酸残基とペプチド結合して存在し、異種エピトープを構成し;
(c)ドメインIIIは、ドメインIIの残基85とペプチド結合した86位から135位のHBc配列であり;さらに、
(d)ドメインIVは、(i)ドメインIIIの135位の残基とペプチド結合した136位から149位のHBcアミノ酸残基配列の5から14の残基、および(ii)150位からC−末端のHBcにとって異種である配列内に0から約50アミノ酸残基を含み、
前記粒子が、約1.4から約1.6の280nm対260nm吸収比を示す、請求項79に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項83】 非経口投与用に適用させた請求項79に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項84】 粘膜免疫用に適用させた請求項79に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項85】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子粒子が、腸チフス菌(S. typhi)、ネズミチフス菌(S. typhimurium)またはネズミチフス菌−大腸菌ハイブリッドの弱毒株に存在する、請求項79に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項86】 前記リコンビナントキメラHBcタンパク質分子粒子が植物組織に存在する、請求項79に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項87】 さらにアジュバントを含む請求項79に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項88】 前記アジュバントがミョウバンである請求項87に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項89】 前記アジュバントが、ムラミルジペプチド、7−置換−8−オキソ−もしくは8−スルホ−グアノシン誘導体、モノホスホリル脂質A、アルミニウムもしくはカルシウム塩から成る群から選択される小分子である、請求項87に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項90】 前記アジュバントが、前記免疫原性粒子および前記医薬として許容できる希釈剤とともに乳化される油である、請求項87に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項91】 前記乳剤が水相および油相を有する油中水である、請求項90に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項92】 前記乳剤が水相および油相を有する水中油である、請求項90に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項93】 前記乳剤の油相がスクァレンを含む、請求項92に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項94】 前記乳剤の油相がスクァレンを含む、請求項92に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項95】 前記乳剤の水相および油相が、ソルビタンまたはマンニッドC12−C24脂肪酸エステルである乳化剤によって乳化される、請求項90に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項96】 前記乳化剤がマンニッドC12−C24脂肪酸エステルである、請求項95に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項97】 前記マンニッドC12−C24脂肪酸エステルの前記C12−C24脂肪酸がオレイン酸である、請求項96に記載のワクチンまたは接種物。
【請求項98】 請求項1に記載のリコンビナントHBcタンパク質分子をコードする核酸、またはその変種、類似体もしくは相補物。
【請求項99】 請求項18に記載のリコンビナントHBcタンパク質分子をコードする核酸、またはその変種、類似体もしくは相補物。
【請求項100】 請求項42に記載のリコンビナントHBcタンパク質分子をコードする核酸、またはその変種、類似体もしくは相補物。
【請求項101】 請求項1に記載のリコンビナントHBcタンパク質分子をコードする遺伝子を規定する核酸セグメント、またはその変種、類似体もしくは相補物に機能できるように連結されたベクター、および適合ホスト生物中で前記遺伝子の発現を駆動させるために適したプロモーターを含むリコンビナント核酸分子。
【請求項102】 請求項18に記載のリコンビナントHBcタンパク質分子をコードする遺伝子を規定する核酸セグメント、またはその変種、類似体もしくは相補物に機能できるように連結されたベクター、および適合ホスト生物中で前記遺伝子の発現を駆動させるために適したプロモーターを含むリコンビナント核酸分子。
【請求項103】 請求項42に記載のリコンビナントHBcタンパク質分子をコードする遺伝子を規定する核酸セグメント、またはその変種、類似体もしくは相補物に機能できるように連結されたベクター、および適合ホスト生物中で前記遺伝子の発現を駆動させるために適したプロモーターを含むリコンビナント核酸分子。
【請求項104】 請求項101に記載のリコンビナント核酸分子で形質転換されたホスト細胞。
【請求項105】 前記ホスト細胞が、CHO、VEROもしくはCOS細胞、大腸菌、ビール酵母菌、ピキア・パストリス・ティフィー(Pichia pastoris typhi)、ネズミチフス菌およびネズミチフス菌−大腸菌ハイブリッドから成る群から選択される、請求項104に記載の形質転換ホスト細胞。
【請求項106】 請求項102に記載のリコンビナント核酸分子で形質転換されたホスト細胞。
【請求項107】 前記ホスト細胞が、CHO、VEROもしくはCOS細胞、大腸菌、ビール酵母菌、ピキア・パストリス・ティフィー(Pichia pastoris typhi)、ネズミチフス菌およびネズミチフス菌−大腸菌ハイブリッドから成る群から選択される、請求項106に記載の形質転換ホスト細胞。
【請求項108】 請求項102に記載のリコンビナント核酸分子で形質転換されたホスト細胞。
【請求項109】 前記ホスト細胞が、CHO、VEROもしくはCOS細胞、大腸菌、ビール酵母菌、ピキア・パストリス・ティフィー(Pichia pastoris typhi)、ネズミチフス菌およびネズミチフス菌−大腸菌ハイブリッドから成る群から選択される、請求項108に記載の形質転換ホスト細胞。
【請求項110】 請求項79に記載のワクチンまたは接種物をホスト動物に接種し、さらに前記接種動物が免疫反応を発達させるために十分な期間前記動物を維持する工程を含む、接種ホスト動物で免疫反応を誘発する方法。
【請求項111】 請求項80に記載のワクチンまたは接種物をホスト動物に接種し、さらに前記接種動物が免疫反応を発達させるために十分な期間前記動物を維持する工程を含む、接種ホスト動物で免疫反応を誘発する方法。
【請求項112】 請求項82に記載のワクチンまたは接種物をホスト動物に接種し、さらに前記接種動物が免疫反応を発達させるために十分な期間前記動物を維持する工程を含む、接種ホスト動物で免疫反応を誘発する方法。
【請求項113】 請求項87に記載のワクチンまたは接種物をホスト動物に接種し、さらに前記接種動物が免疫反応を発達させるために十分な期間前記動物を維持する工程を含む、接種ホスト動物で免疫反応を誘発する方法。
【請求項114】 請求項88に記載のワクチンまたは接種物をホスト動物に接種し、さらに前記接種動物が免疫反応を発達させるために十分な期間前記動物を維持する工程を含む、接種ホスト動物で免疫反応を誘発する方法。
【請求項115】 請求項92に記載のワクチンまたは接種物をホスト動物に接種し、さらに前記接種動物が免疫反応を発達させるために十分な期間前記動物を維持する工程を含む、接種ホスト動物で免疫反応を誘発する方法。
本発明のキメラ分子は、(i)HBc配列中に20%以下の置換アミノ酸残基を含み、さらに(ii)ホスト細胞中での発現に際して、実質的に核酸と結合しないで、自己会合して粒子を形成する。前記粒子は、実質的に核酸との結合を伴わず、さらに、上記のC−末端システイン残基を欠くか、または前記キメラにC−末端システインは存在するが分子内で別の残基(例えばアラニン残基)によって置換されてあるがその他の点では同一であるHBcキメラから生成される粒子よりも安定である。
上記のような本発明のキメラ分子のHBc部分が、1位から149位に対応する哺乳類HBc分子以外を有する場合は、配列番号:247の1位から149位と比較して前記アミノ酸残基の20%以下が置換されてある。好ましくは10%以下、より好ましくは約5%以下、もっとも好ましくは3%以下のアミノ酸残基が配列番号:247の1位から149位と比較して置換されてある。
149HBc残基を有する目的のキメラは、したがって、配列番号:247の1位から149位の残基と異なる約30までの残基、好ましくは約15までの残基を含むことができる。より好ましくは、約7または8残基が、もっとも好ましくは約4または5残基が、1−149のayw配列(配列番号:247)と異なっている。ドメインIIのイムノドミナトループまたは末端以外の置換は、好ましくは前記キメラ分子の非らせん部分に存在し、典型的には残基1から約15、および残基24から約50の間に存在し、粒子形成を担保する。例えば以下の文献を参照されたい:Koschel et al., J. Virol., 73(3):2153-2160(Mar. 1999)。
HBc配列が149位を越えてC−末端で、もしくはN−末端で切断されているか、または1つもしくは2つ以上の欠失が免疫原性ループ内に存在する場合、置換される残基の数は、前記配列の全長が149未満であるので比例的に相違する。前記分子のそれ以外の場合の欠失は、計算のためには保存的欠失と考える。
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