JP2005513332A - 内燃機関のための燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

燃料噴射装置は、内燃機関の各シリンダのために、1つの燃料高圧ポンプ(10)と、該燃料高圧ポンプに接続された1つの燃料噴射弁(12)とを有している。燃料高圧ポンプ(10)のポンププランジャ(18)はポンプ作業室(22)を制限しており、ポンプ作業室は燃料噴射弁(12)の圧力室(40)に接続されており、燃料噴射弁は、噴射開口(32)を制御する噴射弁部材(28)を有しており、噴射弁部材は、圧力室(40)内に支配する圧力によって閉弁力に抗して開弁方向(29)に運動可能である。制御弁(80)によって、ポンプ作業室(22)に接続されていて制御ピストン(60)により制限された制御圧力室(62)を放圧室(24)に接続する接続部(74)が制御され、この接続部には絞り箇所(75)が設けられている。制御ピストン(60)によって、制御圧力室(62)を放圧室(24)に接続する接続部(74)の通流横断面は、制御ピストン(60)のストロークに関連して制御されて、それにより、噴射弁部材(28)の開弁ストロークの増大に伴って、制御ピストン(60)によって、開放される通流横断面が減少し、かつ噴射弁部材(28)の最大開弁ストローク時には、開放される通流横断面が、第2の絞り箇所(75)の通流横断面よりも小さくなるように構成されている。

Description

【0001】
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、内燃機関のための燃料噴射装置に関する。
【0002】
このような燃料噴射装置は、欧州特許出願公開第0987431号明細書により公知である。この燃料噴射装置は内燃機関の各シリンダごとに、1つの燃料高圧ポンプと、該燃料高圧ポンプに接続された1つの燃料噴射弁とを有している。燃料高圧ポンプは、内燃機関によりストローク運動を実施するように駆動されるポンププランジャを有しており、このポンププランジャはポンプ作業室を制限している。燃料噴射弁は、ポンプ作業室に接続された圧力室と、少なくとも1つの噴射開口を制御する噴射弁部材とを有しており、噴射弁部材は、圧力室内を支配する圧力によって負荷されて、少なくとも1つの噴射開口を開放するために閉弁力に抗して開弁方向で運動可能である。電気的に操作される第1の制御弁が設けられており、この制御弁によりポンプ作業室と放圧室との接続部が制御される。さらに、電気的に操作される第2の制御弁が設けられており、この制御弁により制御圧力室と放圧室との接続部が制御される。制御圧力室は絞り箇所を介してポンプ作業室に接続されている。制御圧力室は制御ピストンにより制限されており、この制御ピストンは噴射弁部材に、その閉弁方向で支持されており、制御圧力室内に支配する圧力により噴射弁部材の閉弁方向で負荷されている。燃料噴射のためには第1の制御弁が閉じられ、かつ第2の制御弁が開かれる。その結果、制御圧力室内に高圧は形成されず、燃料噴射弁は開弁することができる。しかし第2の制御弁が開かれると、ポンプ作業室から制御圧力室を介して燃料が流出するので、ポンププランジャにより圧送される燃料量の、噴射のために用いられる燃料量は減じられ、さらに、噴射のために使用される圧力は低下する。結果として、燃料噴射装置の効率は最適ではないし、燃料噴射のプロセスを所望の通りに調整することもできない。
【0003】
発明の利点
これに対して、請求項1の特徴部に記載した特徴を備えた、本発明による燃料噴射装置が有する利点は、第2の制御弁を燃料噴射のために開弁し、それにより燃料噴射弁が開弁された際に、制御圧力室から放圧室への通流横断面が僅かに開放されるに過ぎず、それにより微量の燃料量しか流出せず、このことより、噴射のために供用される圧力及び燃料噴射装置の効率が向上することにある。さらに、燃料噴射の開始時もしくは終了時において、燃料噴射弁の迅速な開弁もしくは迅速な閉弁が達成され、このことは、第2の制御弁の開弁もしくは閉弁時における、制御ピストンによって制御されて変化する通流横断面に基づいて生ぜしめられる、制御圧力室内での迅速な圧力減成もしくは圧力増成により可能である。
【0004】
請求項2以下には、本発明による燃料噴射装置の有利な構成及び変化形が記載されている。請求項2に記載した構成手段により、流量横断面の制御が単純な形式で可能になる。
【0005】
実施例の説明
以下に図面を参照しながら本発明の実施例について詳説する。
【0006】
図1〜図3には、自動車の内燃機関のための燃料噴射装置が示されている。内燃機関は有利には自己着火式の内燃機関である。燃料噴射装置は有利にはポンプ・ノズル・ユニット、いわゆる「ユニットインジェクタシステム」として形成されており、かつ内燃機関の各シリンダごとにその都度1つの燃料高圧ポンプ10と、燃料高圧ポンプ10に接続された1つの燃料噴射弁12とを有しており、両者は1つの共通の構成ユニットを形成している。択一的に燃料噴射装置はポンプ・管路・ノズル・システム、いわゆる「ユニットポンプシステム」として形成されていてもよく、このシステムの場合、各シリンダの燃料高圧ポンプと燃料噴射弁は互いに別個に配置されており、管路を介して互いに接続されている。燃料高圧ポンプ10はシリンダ孔16を備えたポンプボディ14を有しており、シリンダ孔16内をポンププランジャ18が密に案内されており、ポンププランジャ18は少なくとも間接的に内燃機関のカムシャフトのカム20により、戻しばね19の力に抗して、ストローク運動を実施するように駆動される。ポンププランジャ18はシリンダ孔16内でポンプ作業室22を制限し、ポンプ作業室22内でポンププランジャ18の圧送ストローク時に燃料が高圧下に圧縮される。ポンプ作業室22に燃料が自動車の燃料貯蔵タンク24から供給される。
【0007】
燃料噴射弁12はポンプボディ14に結合された弁ボディ26を有しており、弁ボディ26は多部分から形成されていることができ、かつ弁ボディ26において噴射弁部材28が孔30内で長手方向摺動可能に案内されている。弁ボディ26は内燃機関のシリンダの燃焼室側の端部領域に少なくとも1つの、有利には複数の噴射開口32を有している。噴射弁部材28は燃焼室側の端部領域に、例えばほぼ円錐形のシール面34を有しており、シール面34は、弁ボディ26において燃焼室側の端部領域に形成された弁座36と協働しており、弁座36からまたは弁座36の下流で噴射開口32が分岐している。弁ボディ26内で噴射弁部材28と孔30との間に、弁座36に向かって延びるリング室38が存在しており、リング室38は弁座36とは反対側の端部領域において、孔30を半径方向で拡張することにより、噴射弁部材28を取り巻く圧力室40へと移行している。噴射弁部材28は圧力室40の高さに、横断面を減じることにより受圧肩42を有している。
【0008】
噴射弁部材28の、燃焼室とは反対側の端部には、図1に示したように、例えばスリーブ48を介して、プレロードもしくは予荷重のかけられた閉鎖ばね44が作用しており、閉鎖ばね44により噴射弁部材28はその閉弁方向で弁座36に向かって押圧される。閉鎖ばね44はハウジング部分50のばね室46内に配置されており、ハウジング部分50は弁ボディ26に接続している。ばね室46はハウジング部分50内に穿設された、弁ボディ26内の孔30に対して同軸的な孔により形成されている。
【0009】
ばね室46を形成する孔に、図1によれば、ハウジング部分50内に設けられたばね室46の、孔30とは反対側の端部に、例えばばね室46の直径よりも小さな直径を有する別の同軸的な孔52が接続しており、孔52内で制御ピストン60が液密に案内されており、制御ピストン60は噴射弁部材28上に支持されている。孔52における、ばね室46とは反対側の端部領域で、制御ピストン60により制御圧力室62が制限されている。制御ピストン60は、制御ピストン60に比べて直径の小さなピストンロッド61を介して、噴射弁部材28に支持されている。ピストンロッド61の、噴射弁部材28側の端部は、スリーブ48の一方の端部からスリーブ48内に突入し、スリーブ48内で付加的に案内されることができる。スリーブ48の他方の端部からスリーブ内に、ピストンロッド61に比べて直径の大きな噴射弁部材28の端部が突入している。ピストンロッド61と噴射弁部材28との間でスリーブ48内に補償ディスク49を配置することができ、補償ディスク49は、噴射弁部材28と制御ピストン60とから成る複合体の長さの正確な調整を、必要な厚さを備えた補償ディスク49を使用することにより可能にする。閉鎖ばね44はピストンロッド61を包囲しており、かつ一端でスリーブ48に、ひいては間接的に噴射弁部材28に支持されており、他端で、ばね室孔46からより直径の小さな制御圧力室孔62へと移行する領域に形成された環状肩に当接しているばね受け皿64に支持されている。
【0010】
ハウジング部分50とポンプボディ14との間には中間ディスク54が配置されている。ポンプ作業室22からポンプボディ14、中間ディスク54、ハウジング部分50及び弁ボディ26を通って、通路70が燃料噴射弁12の圧力室40に通じている。ポンプ作業室22から中間ディスク54及びハウジング部分50を通って、通路72が制御圧力室62に通じている。通路72にはハウジング部分50内に、第1の絞り箇所が絞り孔73の形で配置されている。さらに、制御圧力室62に通路74が開口しており、この通路74は放圧室への接続部を形成する。放圧室として、少なくとも間接的に燃料貯蔵タンク24、または僅かな圧力が支配する別の領域が働くことができる。ポンプ作業室22または通路70から接続部76が放圧室24へ分岐しており、接続部76は、電気的に操作される第1の制御弁78により制御される。制御弁78は図1に示したように2ポート2位置切換弁として形成されていることができる。制御圧力室62を放圧室24に接続する接続部74は、電気的に操作される第2の制御弁80により制御され、制御弁80は2ポート2位置切換弁として形成されていることができる。制御弁78,80は電磁式のアクチュエータまたはピエゾアクチュエータを有することができ、電子式の制御装置82により起動制御される。
【0011】
図1〜図3に示されているように孔52はその端部領域に、制御圧力室62を形成するために半径方向の拡張部を有している。通路72は制御圧力室62に、制御ピストン60の長手方向軸線59に対してずらされて縁部領域において開口している。通路74は有利には制御圧力室62に、制御ピストン60の長手方向軸線59に対して同軸的に開口しており、通路74には第2の絞り箇所が絞り孔75の形で配置されている。絞り孔75は制御圧力室62への通路74の開口部から距離を置いてハウジング部分50内に配置されている。制御圧力室62への通路74の開口部56は、通路74の横断面が制御圧力室62に向かって拡大するように形成されており、その際、開口部56は例えば円錐形に拡張するように形成されていることができる。制御ピストン60は、噴射弁部材28とは反対側の端部に、その長手方向軸線59に対して同軸的に配置されていて通路74に向かって突出する1つのピボット66を有しており、ピボット66は、横断面で見て開口56に適合されて、つまり例えば制御ピストン60の、孔52内で案内された領域に比べて小さい。ピボット66は通路74に向かってテーパを成すように形成されており、その際、ピボット66は例えば円錐形にテーパを成して形成されていることができる。
【0012】
制御ピストン60はそのピボット66で通路74の開口部56と共に、制御圧力室62から通路74への、および第2の制御弁80の開弁時には通路74を通して放圧室24への通流横断面を制御するために協働する。制御ピストン60が、図2に示されているように、そのピボット66を通路74の開口部56から大きな間隔を置いて配置したストローク位置に在る場合には、ピボット66と開口56との間に、制御圧力室62から通路74へ大きな通流横断面が開放される。この場合、制御圧力室62からの燃料の流出のための最小の通流横断面は、ハウジング部分50に設けられた所定の確定的な通流横断面を備えた絞り孔75により与えられる。燃料噴射弁12が閉弁していて、その噴射弁部材28がシール面34で弁座36に当接している場合に、制御ピストン60はこのストローク位置に在る。制御ピストン60がストローク運動を実施しそのピボット66で通路74の開口部56を閉鎖するように運動するに伴って、開放されている通流横断面は小さくなる。制御ピストン60が、図3に示したように、そのピボット66において、通路74の開口部56に対して極く僅かな距離しか置かずに配置されている場合には、絞り箇所75の通流横断面よりも小さな通流横断面が開放されるに過ぎないので、ピボット66と開口56との間の通流横断面は、制御圧力室62から流出する燃料のための本質的な絞り箇所を意味することになる。燃料噴射弁12が開弁していて、その噴射弁部材28がシール面34で弁座36から持ち上げられている場合に、制御ピストン60はこのストローク位置に在る。
【0013】
以下に燃料噴射装置の機能を説明する。ポンププランジャ18の吸込みストローク時に、ポンププランジャに燃料が燃料貯蔵タンク24から供給される。ポンププランジャ18の圧送ストローク時に、燃料噴射装置はパイロット噴射を開始する。その際、第1の制御弁78は制御装置82により閉弁されるので、ポンプ作業室22は放圧室(燃料貯蔵タンク)24から遮断されている。第2の制御弁80は当初閉弁されていることができるので、制御圧力室62は放圧室24から遮断されており、かつ制御圧力室62内にはポンプ作業室22内と等しい圧力が支配するので、燃料噴射は実施され得ない。燃料噴射を開始するために制御装置82により第2の制御弁80が開弁されるので、制御圧力室62は放圧室24に接続されている。この場合、制御圧力室62内に高圧が形成されることはない。それというのは、制御圧力室62は放圧室24に向かって放圧されているからである。ポンプ作業室22内の、ひいては燃料噴射弁12の圧力室40内の圧力が大きくなって、この圧力によって受圧肩42を介して噴射弁部材28に及ぼされる押圧力が、閉鎖ばね44の力と、制御圧力室62内で働く残留圧により制御ピストン60に働く押圧力との合計よりも大きくなると、噴射弁部材28は開弁方向29に運動して、少なくとも1つの噴射開口32を開放する。制御ピストン60はその場合、図2に示したストローク位置、つまり制御ピストン60のピボット66と通路74の開口部56との間にごく僅かな通流横断面を開放したストローク位置をとるので、絞り孔75の通流横断面よりも小さな通流横断面を備えた絞り箇所が形成されている。従って、ポンププランジャ18により圧送される燃料のうちの僅かな部分量のみが、ピボット66と開口部56との間の絞り箇所を介して、通路74と開弁した第2の制御弁80とを通流して放圧室24へと流出することができる。
【0014】
パイロット噴射を終了するために制御装置により第2の制御弁80が閉弁されるので、制御圧力室62が放圧室24から遮断された状態にある。第1の制御弁78は閉弁した位置に留まる。その際、制御圧力室62内にはポンプ作業室22内と同等の高圧が形成されるので、制御ピストン60には大きな押圧力が閉弁方向で作用し、噴射弁部材28はその閉弁位置へ運動させられる。その際、制御ピストン60は図3に示したストローク位置を取る。
【0015】
後続のメイン噴射のために第2の制御弁80が制御装置82により開弁される。それにより、燃料噴射弁12は、制御ピストン60に作用する押圧力が減じられることに基づいて開弁し、噴射弁部材28はその最大の開弁ストロークにわたってその開弁位置へと移動する。噴射弁部材28の開弁運動時において最初は絞り孔75の通流横断面が、最小の通流横断面として働く。それというのは、制御ピストン60のピボット66と通路74の開口部56との間には大きな通流横断面が開放されているからである。これにより燃料噴射弁12の迅速な開弁が可能である。それというのは絞り孔75は比較的大きな通流横断面を備えて形成されていることができるからである。燃料噴射弁12が完全に開弁している場合、制御ピストン60のピボット66は、通路74の開口部56から僅かな距離を置いて配置されているので、僅かな通流横断面が開放されているに過ぎず、この通流横断面は絞り孔75の通流横断面よりも小さい。制御ピストン60は平衡状態をピボット66において、通路74の開口部56から間隔を置いた形で保つ。それというのは、ピボット66が開口56に当接するようになると、制御圧力室62が放圧室24から完全に遮断されて、制御圧力室62内の圧力が上昇することになって、このことは結果として、噴射弁部材28を閉弁方向に運動させ、ひいては制御ピストン60のピボット66を開口部56から離間させることにつながるからである。これによって再び比較的大きな通流横断面が開放されるので、制御圧力室62内の圧力は再び低下し、噴射弁部材28は開弁方向29で運動することになる。その結果、ピボット66と開口部56との間隔、ひいては通流横断面は再び小さくなる。制御ピストン60のピボット66と通路74の開口部56とは、制御ピストン60及び噴射弁部材28のための液圧式のストッパを形成する。
【0016】
メイン噴射を終了するためには、第2の制御弁80が制御装置82により、閉弁された切換位置へ切換えられるので、制御圧力室62は放圧室24から遮断され、制御圧力室62内には高圧が形成され、制御ピストン60に作用する力を介して燃料噴射弁12は閉弁される。噴射弁部材28の閉弁運動時には、制御ピストン60によって、制御ピストン60のピボット66と開口部56との間で大きな通流横断面が開放されるので、制御圧力室62内の圧力は急速に上昇し、制御ピストン60に対して高い押圧力が作用する。その結果、燃料噴射弁12は迅速に閉弁する。燃料のポスト噴射のために、第2の制御弁80が制御装置82により再度開弁されるので、制御圧力室62内の圧力の低下に基づいて燃料噴射弁12は開弁する。ポスト噴射を終了するためには第2の制御弁80が閉弁され、かつ/または第1の制御弁78が開弁される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
内燃機関のための燃料噴射装置の概略的な縦断面図である。
【図2】
制御ピストンが第1のストローク位置にある、図1にIIで示した範囲の抜粋拡大図である。
【図3】
制御ピストンが第2のストローク位置にある、図1にIIで示した範囲の抜粋拡大図である。

Claims (6)

  1. 内燃機関のための燃料噴射装置であって、内燃機関の各シリンダごとに1つの燃料高圧ポンプ(10)と、該燃料高圧ポンプ(10)に接続された1つの燃料噴射弁(12)とが設けられており、前記燃料高圧ポンプ(10)が、内燃機関によってストローク運動を実施するように駆動されるポンププランジャ(18)を有しており、該ポンププランジャ(18)がポンプ作業室(22)を制限しており、該ポンプ作業室(22)には燃料が燃料貯蔵タンク(24)から供給されるようになっており、前記燃料噴射弁(12)が、ポンプ作業室(22)に接続された圧力室(40)と、少なくとも1つの噴射開口(32)を制御する噴射弁部材(28)とを有しており、該噴射弁部材(28)が、圧力室(40)内に支配する圧力によって負荷されて、閉弁力に抗して開弁方向(29)で、少なくとも1つの噴射開口(32)を開放するために運動できるようになっており、さらに、ポンプ作業室(22)を放圧室(24)に接続する接続部(76)を制御する第1の制御弁(78)と、燃料噴射弁の制御圧力室(62)を放圧室(24)に接続する接続部(74)を制御する第2の制御弁(80)とが設けられており、制御圧力室(62)が少なくとも間接的にポンプ作業室(22)との接続部(72)を有していて、該接続部(72)に第1の絞り箇所(73)が配置されており、かつ制御圧力室(62)が、噴射弁部材(28)に対して閉弁方向の作用を及ぼす制御ピストン(60)により制限されている形式のものにおいて、制御圧力室(62)を放圧室(24)に接続する接続部(74)に、確定的な通流横断面を備えた第2の絞り箇所(75)が設けられており、制御ピストン(60)が噴射弁部材(28)とは反対側の面(66)でもって、制御圧力室(62)から放圧室(24)に通じる接続部(74)にかけての通流横断面を、制御ピストン(60)のストロークに関連して制御し、それによって、噴射弁部材(28)の開弁ストロークの増大に伴い、制御ピストン(60)により、開放される通流横断面が減少するようになっており、かつ前記噴射弁部材(28)の最大の開弁ストローク時には、開放される通流横断面が第2の絞り箇所(75)の通流横断面よりも小さいようになっていることを特徴とする、内燃機関のための燃料噴射装置。
  2. 制御ピストン(60)が噴射弁部材(28)とは反対側の面にピボット(66)を有しており、該ピボット(66)において制御ピストン(60)が前記噴射弁部材(28)の開弁時に、制御圧力室(62)を放圧室(24)に接続する接続部(74)の開口部(56)内に進入し、かつピボット(66)と開口(56)との間で通流横断面が制御ピストン(60)により制御される、請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. ピボット(66)と接続部(74)の開口(56)とがそれぞれ少なくともほぼ円錐形に形成されている、請求項2記載の燃料噴射装置。
  4. 制御圧力室(62)が、燃料噴射装置のハウジング部分(50)内に穿設された孔(52)内に形成されており、かつ第1の絞り箇所(73)及び第2の絞り箇所(75)が絞り孔として前記ハウジング部分(50)内に形成されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
  5. ハウジング部分(50)に設けられた、制御圧力室(62)を形成する孔(52)に、ばね室(46)を形成する別の孔が接続しており、該孔内には、少なくとも間接的に噴射弁部材(28)に対して作用して閉弁力を発生するために役立つ閉鎖ばね(44)が配置されており、制御圧力室(62)がばね室(46)から制御ピストン(60)によって仕切られている、請求項4記載の燃料噴射装置。
  6. 燃料高圧ポンプ(10)と燃料噴射弁(12)とが1つの共通の構成ユニットを形成しており、かつハウジング部分(50)が、燃料高圧ポンプ(10)のポンプボディ(14)と、燃料噴射弁(12)の弁ボディ(26)との間に配置されている、請求項4または5記載の燃料噴射装置。
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