JP2014111909A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴射指令期間と実噴射量の線形性を向上させる。
【解決手段】ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81が高圧制御弁48に当接し、絞り通路811と低圧連通路481が連通する。これにより、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り通路811によって絞られ、ひいては排出通路416へ流出する燃料の流量が絞られるため、第1ニードル制御室461の圧力低下が緩やかになるとともに、ノズルニードル43の上昇速度が低下する。したがって、燃料噴射中は高圧制御弁48を閉弁位置に留めることができ、噴射指令期間と実噴射量の線形性を向上させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料を内燃機関の燃焼室に噴射する燃料噴射弁に関するものである。
従来の燃料噴射弁は、ニードル制御室の燃料圧力を制御することにより、ノズルニードルを開弁作動または閉弁作動させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、ニードル制御室は、ノズルニードルの端部に閉弁向きの燃料圧力を作用させる第1ニードル制御室、および第1ニードル制御室と隔てられた第2ニードル制御室を有する。
第1ニードル制御室と第2ニードル制御室は高圧制御弁にて隔てられるとともに、高圧制御弁に形成された低圧連通路により第1ニードル制御室と第2ニードル制御室が連通されている。
第2ニードル制御室の燃料を外部の低圧部に排出させる排出通路が第2ニードル制御室に連通しており、この排出通路は排出制御弁によって開閉されるようになっている。
高圧部の高圧燃料を第2ニードル制御室に供給する高圧供給通路が第2ニードル制御室に連通しており、この高圧供給通路は高圧制御弁により開閉されるようになっている。また、この高圧制御弁は、第1ニードル制御室の圧力により高圧供給通路を閉じる向きに付勢されている。
そして、排出制御弁を開弁(すなわち、排出通路を開)させて第1ニードル制御室の燃料圧力を下げることにより、ノズルニードルが開弁向きに移動して噴孔が開かれ、燃料が噴孔から内燃機関の燃焼室に噴射される。
また、排出制御弁を閉弁(すなわち、排出通路を閉)させると、高圧制御弁が開弁して第1ニードル制御室の燃料圧力が上がり、ノズルニードルが閉弁向きに移動して噴孔が閉じられる。
この排出制御弁の作動は、ECUにより制御される。より詳細には、ECUは、内燃機関の運転状態に基づいて噴射指令期間を算出して排出制御弁に駆動信号を出力する。なお、噴射指令期間は排出制御弁への駆動信号出力時間に相当する。そして、排出制御弁は駆動信号を受けている間は開弁し、その間は燃料が噴射される。
特表2009−528480号公報
しかしながら、排出制御弁が開弁してノズルニードルがフルリフトした後に、第1ニードル制御室の圧力が低下、高圧制御弁が開弁、第1ニードル制御室の圧力が復帰、高圧制御弁が閉弁、の作動を繰り返すために、高圧制御弁の位置が安定しない。
したがって、排出制御弁が閉弁した際の高圧制御弁の位置のばらつきにより、排出制御弁が閉弁してからノズルニードルが閉弁向きに移動を開始するまでの時間がばらついてしまい、噴射指令期間と実噴射量の線形性が悪化するという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、噴射指令期間と実噴射量の線形性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、高圧燃料を貯留するコモンレール(3)から供給された高圧燃料を内燃機関の燃焼室に噴射するための噴孔(412)を有するノズルボデー(41)と、ノズルボデー内で往復動して噴孔を開閉するノズルニードル(43)と、高圧燃料が常時供給されるとともにノズルニードルに開弁向きの燃料圧力を作用させる燃料溜まり室(413)と、ノズルニードルの端部に閉弁向きの燃料圧力を作用させる第1ニードル制御室(461)および第1ニードル制御室と隔てられた第2ニードル制御室(462)を有するニードル制御室(46)と、第1ニードル制御室と第2ニードル制御室とを隔てるとともに、第1ニードル制御室と第2ニードル制御室とを連通させる低圧連通路(481)を有する高圧制御弁(48)と、第2ニードル制御室に常時連通するとともに、第2ニードル制御室の燃料を外部の低圧部に排出させる排出通路(416)と、排出通路を開閉する排出制御弁(47)と、高圧燃料を第2ニードル制御室に供給するとともに、高圧制御弁により開閉される高圧供給通路(415)と、ニードル制御室内に配置され、ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、低圧連通路を介して第1ニードル制御室から第2ニードル制御室へ流れる燃料の流量を絞る絞り弁(8a〜8q)とを備えることを特徴とする。
これによると、ノズルニードルが中間リフト位置に達した後は、第1ニードル制御室から第2ニードル制御室へ流れる燃料の流量が絞られ、ひいては排出通路へ流出する燃料の流量が絞られるため、第1ニードル制御室の圧力低下が緩やかになる。したがって、燃料噴射中は高圧制御弁を閉弁位置に留めることができ、噴射指令期間と実噴射量の線形性を向上させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る燃料噴射弁を備える燃料噴射装置の構成を示す図である。 図1の燃料噴射弁の開弁状態を示す要部の正面断面図である。 図1の燃料噴射弁におけるノズルニードルのリフト量および高圧制御弁の挙動を示す図である。 図1の燃料噴射弁および従来の燃料噴射弁における噴射指令期間と実噴射量の関係を示す図である。 図1の燃料噴射弁の面積比とサック室圧力降下率の関係を示す図である。 図1の燃料噴射弁の面積比とノズルニードルのリフト量の関係を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 (a)は図7の燃料噴射弁における絞り弁の正面図、(b)は(a)の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 (a)は図9の絞り弁の正面断面図、(b)は(a)の平面図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図11の高圧制御弁の平面図である。 (a)は図11の絞り弁の正面断面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)の平面図である。 本発明の第5実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 (a)は図14の絞り弁の正面図、(b)は(a)の右側面断面図、(c)は(a)の下面図である。 本発明の第6実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図16の高圧制御弁の下面図である。 本発明の第7実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図18の絞り弁体を示す図である。 図18の絞り弁体の変形例を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図21の高圧制御弁の下面図である。 図21の絞り弁体の斜視図である。 本発明の第9実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図24の絞り弁体の斜視図である。 図24の絞り弁体の変形例を示す図である。 本発明の第10実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図27の高圧制御弁の平面図である。 (a)は図27の絞り弁の正面断面図、(b)は(a)の平面図である。 本発明の第11実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図30の高圧制御弁の平面図である。 (a)は図30の絞り弁の正面断面図、(b)は(a)の平面図である。 本発明の第12実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図33の絞り弁体を示す図である。 図34の絞り弁体の変形例を示す図である。 本発明の第13実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図36の高圧制御弁の平面図である。 (a)は図36の絞り弁の正面図、(b)は(a)の平面図である。 本発明の第14実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 図39の高圧制御弁の平面図である。 (a)は図39の絞り弁の正面図、(b)は(a)の平面図である。 本発明の第15実施形態に係る燃料噴射弁の要部構成を示す正面断面図である。 (a)は図42の高圧制御弁および絞り弁の正面断面図、(b)は(a)の下面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1、図2に示すように、燃料噴射装置は、燃料を低圧状態で蓄える低圧部としての燃料タンク1、燃料タンク1から吸い上げた燃料を高圧化し吐出する燃料ポンプ2、燃料ポンプ2から吐出された燃料を貯留するコモンレール3、コモンレール3から供給された高圧燃料を多気筒圧縮着火式内燃機関(以下、内燃機関という。図示せず)の燃焼室に噴射させる燃料噴射弁4、内燃機関の運転状態に基づいて噴射指令期間を算出して燃料噴射弁4に駆動信号を出力するECU5を備えている。
燃料噴射弁4には、高圧配管6を介してコモンレール3から高圧燃料が供給され、燃料噴射弁4内のリーク燃料は、低圧配管7を介して燃料タンク1に戻されるようになっている。
燃料噴射弁4は、略円筒状のノズルボデー41を備え、ノズルボデー41の一端側にはテーパ状の弁座411が形成され、この弁座411に、高圧燃料を内燃機関に噴出させる複数の噴孔412が開口している。
ノズルボデー41内には、コモンレール3から高圧燃料が常時供給される燃料溜まり室413が形成され、コモンレール3からの高圧燃料は燃料溜まり室413を介して噴孔412に向かって流れるようになっている。
燃料溜まり室413には、略円柱状のノズルニードル43、円筒状のシリンダ44、およびノズルスプリング45が配置されている。
ノズルニードル43はノズルボデー41に摺動自在に挿入されている。ノズルニードル43の一端側にはテーパ状のシート部431が形成され、ノズルニードル43の往復動に伴ってシート部431が弁座411に接離することにより、噴孔412が開閉される。なお、シート部431と弁座411との当接部よりも下流側にサック室414が形成され、このサック室414に噴孔412が接続されている。
ノズルニードル43の他端側には円柱状のピストン部432が形成され、このピストン部432がシリンダ44に摺動自在に挿入されている。また、ノズルニードル43は、燃料溜まり室413の燃料の圧力によって開弁向きに付勢されるようになっている。
シリンダ44内にはニードル制御室46が区画形成され、このニードル制御室46は、高圧制御弁48(詳細後述)により、第1ニードル制御室461と第2ニードル制御室462とに隔てられている。
第1ニードル制御室461の燃料の圧力がピストン部432に作用し、その燃料の圧力によりノズルニードル43が閉弁向きに付勢されるようになっている。
第2ニードル制御室462には、ノズルボデー41に形成された高圧供給通路415を介してコモンレール3からの高圧燃料が供給されるようになっている。
ノズルボデー41には、第2ニードル制御室462に常時連通して第2ニードル制御室462の燃料を燃料タンク1側に排出させる排出通路416、および排出制御弁47が収容される弁室417が形成され、排出通路416は、弁室417および低圧配管7を介して燃料タンク1に接続されている。
排出制御弁47は、排出通路416を開閉する弁体471、ECU5から駆動電流が供給されると電磁力を発生して弁体471を開弁向きに吸引するソレノイド472、および弁体471を閉弁向きに付勢するバルブスプリング473を備えている。
ノズルボデー41には、燃料溜まり室413と弁室417とを仕切る仕切り板部418が形成されている。そして、ノズルスプリング45は、ノズルニードル43とシリンダ44とに挟持されて、ノズルニードル43を閉弁向きに付勢するとともに、シリンダ44を仕切り板部418に押し付けている。
ニードル制御室46内には、高圧供給通路415を開閉する高圧制御弁48が配置されている。この高圧制御弁48は、第1ニードル制御室461の圧力により高圧供給通路415を閉じる向きに付勢されている。また、高圧制御弁48には、第1ニードル制御室461と第2ニードル制御室462とを連通させる低圧連通路481が形成されている。
第1ニードル制御室461内には、ノズルニードル43が中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、低圧連通路481を介して第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量を絞る、絞り弁8aが配置されている。
絞り弁8aは、低圧連通路481よりも通路面積が小さい絞り通路811が形成された絞り弁体81と、絞り弁体81とピストン部432との間に配置されて絞り弁体81を高圧制御弁48に向かって付勢する絞り弁スプリング82とを備えている。この絞り弁スプリング82は、圧縮コイルスプリングである。
そして、ノズルニードル43が閉弁位置ないしはその近傍にあるときには、図1に示すように、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
一方、図2に示すように、ノズルニードル43が中間リフト位置からフルリフト位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48に当接し、絞り通路811と低圧連通路481が直列に繋がるようになっている。これにより、ノズルニードル43が中間リフト位置からフルリフト位置にあるときには、絞り通路811および低圧連通路481を介して、第1ニードル制御室461と第2ニードル制御室462が連通状態になる。
次に、上記構成になる燃料噴射装置の作動を説明する。燃料ポンプ2は内燃機関により駆動されて、燃料タンク1から吸い上げた燃料を高圧にして蓄圧器2に供給する。また、コモンレール3内の燃料圧力(以下、コモンレール圧という)が目標圧力になるように、燃料ポンプ2の燃料吐出量が制御される。
まず、ソレノイド472への通電が停止されると、バルブスプリング473に付勢される弁体471により排出通路416が閉じられ、排出制御弁47が閉弁する。
そして、排出制御弁47の閉弁により、第1ニードル制御室461の圧力が低圧連通路481を介して排出通路416に伝わり、排出通路416の圧力が上昇する。これにより、高圧制御弁48は、仕切り板部418から離れ、高圧供給通路415を開いて開弁する。
この高圧制御弁48の開弁により、高圧供給通路415からの燃料が第2ニードル制御室462および低圧連通路481を介して第1ニードル制御室461に流入し、第1ニードル制御室461の圧力が回復することで、ノズルニードル43は閉弁向きに移動し始める。そして、シート部431が弁座411に当接して噴孔412が閉じられ、燃料噴射が終了する。
次に、ソレノイド472に通電されると、弁体471がソレノイド472に吸引されて排出通路416が開かれ、排出制御弁47が開弁する。そして、第1ニードル制御室461の燃料は、低圧連通路481、第2ニードル制御室462、排出通路416、弁室417、および低圧配管7を介して燃料タンク1に戻され、第1ニードル制御室461の圧力が低下する。
この際、高圧制御弁48は、第1ニードル制御室461の圧力により仕切り板部418に押し付けられ、高圧供給通路415を閉じて閉弁する。この高圧制御弁48の閉弁により、高圧供給通路415から第2ニードル制御室462への燃料の流入を遮断して、低圧配管7に流出する燃料量を低減する。
そして、排出制御弁47の開弁により第1ニードル制御室461の圧力がノズルニードル43の開弁圧まで低下すると、ノズルニードル43がノズルスプリング45に抗してリフトを開始し、シート部431が弁座411から離れて噴孔412が開かれ、噴孔412からの燃料噴射が開始される。
ここで、絞り弁8aを備えていない場合は、以下述べるようにノズルニードル43がフルリフトまで達するような噴射指令期間となる高負荷運転領域において、高圧制御弁48のハンチングが発生する。
すなわち、ソレノイド472に通電されてノズルニードル43がフルリフトに達すると、第1ニードル制御室461の圧力は低下し始め、高圧制御弁48を閉弁向きに付勢する力は弱くなる。高圧制御弁48は、高圧供給通路415から開弁向きの力を受けており、第1ニードル制御室461の圧力が所定圧未満まで低下して第1ニードル制御室461側からの力が小さくなったところで、高圧供給通路415を開いて開弁する。
高圧供給通路415が開かれると第1ニードル制御室461の圧力が回復し、高圧制御弁48は再度高圧供給通路415を閉塞する。このように、ノズルニードル43がフルリフトのまま保持されると、高圧制御弁48の開閉作動が繰り返し発生する(すなわちハンチングが発生する。図3参照)。
次に、ソレノイド472への通電を停止すると、排出制御弁47が閉弁し、ノズルニードル43は閉弁向きに移動を開始する。
このとき、高圧制御弁48のハンチングが発生していると、排出制御弁47が閉弁した際の高圧制御弁48の位置のばらつきにより、排出制御弁47が閉弁してからノズルニードル43が閉弁向きに移動を開始するまでの時間がばらついてしまう。
その結果、ノズルニードル43がフルリフトまで達するような噴射指令期間となる高負荷運転領域において、噴射指令期間と実噴射量の線形性が悪化してしまう(図4参照)。
これに対し、本実施形態では、絞り弁8aを備えることにより、以下述べるように、高負荷運転領域において高圧制御弁48のハンチングが発生せず、噴射指令期間と実噴射量の線形性が向上する。
すなわち、図2、図3に示すように、ノズルニードル43の上昇行程(すなわち、開弁行程)においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81が高圧制御弁48に当接し、絞り通路811と低圧連通路481が連通する。
これにより、ノズルニードル43が中間リフト位置に達した後は、第1ニードル制御室461の燃料は絞り通路811および低圧連通路481を介して第2ニードル制御室462に流れることになる。
したがって、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り通路811によって絞られ、ひいては排出通路416へ流出する燃料の流量が絞られるため、第1ニードル制御室461の圧力低下が緩やかになるとともに、ノズルニードル43の上昇速度が低下する。
そして、絞り通路811の通路面積の調整によりノズルニードル43の上昇速度を適宜に設定して、高負荷運転領域においてもノズルニードル43がフルリフトまで達しないようにすることにより、燃料噴射中は第1ニードル制御室461の圧力を所定圧以上に維持して高圧制御弁48を閉弁位置に留めることができ、高圧制御弁48のハンチングを防止することができる。
その結果、排出制御弁47が閉弁した際の高圧制御弁48の位置のばらつきがなくなり、ひいては、排出制御弁47が閉弁してからノズルニードル43が閉弁向きに移動を開始するまでの時間のばらつきがなくなるため、噴射指令期間と実噴射量の線形性が向上する(図4参照)。
ここで、燃料噴射中の弁座411とシート部431との間の通路面積をニードルシート部開口面積とし、ニードルシート部開口面積を噴孔412の総通路面積で除した値を面積比とする。また、燃料噴射中のサック室414の圧力をサック室圧力Psとし、コモンレール圧をPcとし、(Pc−Ps)/Pc×100=サック室圧力降下率とする。
そして、絞り弁体81が高圧制御弁48に当接した絞り作動状態を、燃料噴射に影響が少ない領域(すなわち、噴射率が略一定となる領域)でのみ使用するため、上記絞り作動状態の使用領域をサック室圧力降下率が2%以下の領域に設定する。そのためには、図5に示すように面積比7以上が必要である。
また、噴孔412の総通路面積が大きい商用車向けの燃料噴射弁の場合、面積比7以上を確保するためには、図6に示すようにニードルリフト量は約0.3mm以上必要となる。
そこで、ニードルリフト量が約0.3mm以上の領域で、換言すると面積比が7以上の領域で、絞り弁体81が高圧制御弁48に当接して、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量を絞るようにしている。
以上述べたように、本実施形態によると、高圧制御弁48のハンチングを防止して、噴射指令期間と実噴射量の線形性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7、図8に示すように、絞り弁8bは、円盤状の絞り弁体81と螺旋状の絞りスプリング82が切削等にて一体に形成されている。
絞り通路811は、溝形状であり、絞り弁体81における高圧制御弁48に対向する面に、放射状に4つ形成されている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81が高圧制御弁48に当接し、第1ニードル制御室461の燃料は絞り通路811および低圧連通路481を介して第2ニードル制御室462に流れる。したがって、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り通路811によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9、図10に示すように、絞り弁8cは、円盤状の絞り弁体81、絞りスプリング82、および保持スプリング83を備えている。そして絞り弁8cは、絞りスプリング82と保持スプリング83に挟持され、位置決めされている。なお、保持スプリング83は、圧縮コイルスプリングである。
絞り通路811は、縦穴と横穴からなり、一端側が絞り弁体81における高圧制御弁48に対向する面に開口し、他端側が絞り弁体81における外周側面に開口している。
保持スプリング83は、絞り弁体81と高圧制御弁48との間に配置されて、絞り弁体81を高圧制御弁48から遠ざかる向きに付勢している。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は、保持スプリング83に付勢されて高圧制御弁48から離れた位置に移動している。また、このときには、第1ニードル制御室461と第2ニードル制御室462との間を流動する燃料は、保持スプリング83の線間を通過する。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、保持スプリング83の線間が密着し、第1ニードル制御室461の燃料は、絞り通路811、保持スプリング83の内部空間、および低圧連通路481を介して第2ニードル制御室462に流れる。したがって、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り通路811によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図11〜図13に示すように、絞り弁8dは、ノズルニードル43に一体に形成されている。より詳細には、ノズルニードル43は、ピストン部432の端部から高圧制御弁48側に向かって延びて先端側が低圧連通路481に挿入される円柱状の突起部434を備え、この突起部434が絞り弁8dを構成している。そして、絞り弁8dをノズルニードル43に一体に形成することにより、絞り弁スプリング82を廃止している。
突起部434は、低圧連通路481と第1ニードル制御室461とを連通させる絞り通路435を備えている。この絞り通路435は、縦穴と横穴からなり、一端側が突起部434における先端面に開口し、他端側が突起部434における外周側面に開口している。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り通路435における第1ニードル制御室461側の開口部は全開になっている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り通路435における第1ニードル制御室461側の開口部の一部が高圧制御弁48により塞がれて、絞り通路435における第1ニードル制御室461側の開口部の開口面積が低圧連通路481の通路面積よりも小さくなり、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り通路435によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図14、図15に示すように、絞り弁8eは、流体力により移動する絞り弁体81のみで構成されている。すなわち、絞り弁スプリング82を廃止している。
絞り弁体81は、有底円筒状になっており、開口部側が高圧制御弁48に対向している。絞り通路811は、絞り弁体81の円筒部に形成されている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43が上昇し始めると、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流体力により、絞り弁8eが高圧制御弁48側に向かって移動する。
そして、ノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁8eが高圧制御弁48に当接し、第1ニードル制御室461の燃料は、絞り通路811、絞り弁8eの内部空間、および低圧連通路481を介して第2ニードル制御室462に流れる。したがって、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り通路811によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図16、図17に示すように、絞り弁8fは、球状の絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。また、絞り弁体81は、絞り通路811が廃止されている。
低圧連通路481は、第1ニードル制御室461と第2ニードル制御室462とを連通させる第1低圧連通路481aと、第1低圧連通路481aと第1ニードル制御室461とを常時連通させるとともに第1低圧連通路481aよりも通路面積が小さい第2低圧連通路481bとを備えている。
第2低圧連通路481bは、高圧制御弁48における第1ニードル制御室461側の端面に、放射状に4つ形成されている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81が第1低圧連通路481aにおける第1ニードル制御室461側の開口縁部に当接してその開口部が塞がれる。したがって、第1ニードル制御室461の燃料は、第2低圧連通路481bおよび第1低圧連通路481aを介して第2ニードル制御室462に流れ、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が第2低圧連通路481bによって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図18、図19に示すように、絞り弁8gは、球状の絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。絞り弁体81は、表面に突起が多数形成され、絞り通路811が廃止されている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81が低圧連通路481における第1ニードル制御室461側の開口縁部に当接し、第1ニードル制御室461の燃料は、絞り弁体81における突起間の通路および低圧連通路481を介して第2ニードル制御室462に流れる。
そして、このときの絞り弁体81における突起間の通路面積を低圧連通路481の通路面積よりも小さく設定することにより、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り弁体81における突起間の通路によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態においては、絞り弁体81の表面に突起を形成したが、図20に示す第7実施形態の変形例のように、絞り弁体81の表面に多数の溝812を形成してもよい。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図21〜図23に示すように、絞り弁8hは、円錐体の絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。また、絞り弁体81は、絞り通路811が廃止されている。
低圧連通路481は、第1ニードル制御室461と第2ニードル制御室462とを連通させる第1低圧連通路481aと、第1低圧連通路481aと第1ニードル制御室461とを常時連通させるとともに第1低圧連通路481aよりも通路面積が小さい第2低圧連通路481bとを備えている。
第2低圧連通路481bは、高圧制御弁48における第1ニードル制御室461側の端面に、放射状に4つ形成されている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81が第1低圧連通路481aにおける第1ニードル制御室461側の開口縁部に当接してその開口部が塞がれる。したがって、第1ニードル制御室461の燃料は、第2低圧連通路481bおよび第1低圧連通路481aを介して第2ニードル制御室462に流れ、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が第2低圧連通路481bによって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図24、図25に示すように、絞り弁8iは、円錐体の絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。絞り弁体81は、表面に突起が多数形成され、絞り通路811が廃止されている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81が低圧連通路481における第1ニードル制御室461側の開口縁部に当接し、第1ニードル制御室461の燃料は、絞り弁体81における突起間の通路および低圧連通路481を介して第2ニードル制御室462に流れる。
そして、このときの絞り弁体81における突起間の通路面積を低圧連通路481の通路面積よりも小さく設定することにより、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り弁体81における突起間の通路によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態においては、絞り弁体81の表面に突起を形成したが、図26に示す第9実施形態の変形例のように、絞り弁体81の表面に多数の溝812を形成してもよい。
(第10実施形態)
本発明の第10実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図27〜図29に示すように、高圧制御弁48は、低圧連通路481を複数個備えている。
絞り弁8jは、絞り通路811が廃止された絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。
絞り弁体81は、円盤状の弁体板部813と、弁体板部813から高圧制御弁48に向かって突出する半月柱状の弁体突起部814とを備えている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、弁体突起部814が高圧制御弁48に当接して、複数の低圧連通路481のうち一部の低圧連通路481が塞がれる。したがって、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が低圧連通路481によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第11実施形態)
本発明の第11実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図30〜図32に示すように、高圧制御弁48は、多孔質素材よりなる円柱状の絞り部材482が低圧連通路481中に埋設されている。
絞り弁8kは、絞り通路811が廃止された絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。
絞り弁体81は、円盤状の弁体板部813と、弁体板部813から高圧制御弁48に向かって突出する円柱状の弁体突起部814とを備えている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、弁体突起部814が高圧制御弁48に当接して、絞り部材482における第1ニードル制御室461側の表面の一部が塞がれる。したがって、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り部材482によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第12実施形態)
本発明の第12実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図33、図34に示すように、絞り弁8mは、第2ニードル制御室462内に配置されている。また、絞り弁8mは、球状の絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。絞り弁体81は、表面に突起が多数形成され、絞り通路811が廃止されている。
そして、絞り弁体81は絞りスプリング82により高圧制御弁48側に向かって付勢されており、第1ニードル制御室461の圧力が第2ニードル制御室462の圧力よりも所定値以上高い場合に、絞り弁体81が低圧連通路481における第2ニードル制御室462側の開口縁部から離れるようになっている。
上記構成において、ソレノイド472(図1参照)に通電されて排出通路416が開かれると、第2ニードル制御室462の圧力が急激に低下して第1ニードル制御室461の圧力が第2ニードル制御室462の圧力よりも所定値以上高い状態になり、絞り弁体81が低圧連通路481における第2ニードル制御室462側の開口縁部から離れる。そして、第1ニードル制御室461の燃料は、低圧連通路481や第2ニードル制御室462等を介して燃料タンク1(図1参照)に戻され、第1ニードル制御室461の圧力も低下してノズルニードル43がリフトを開始し、燃料噴射が開始される。
ノズルニードル43のリフトに伴って第1ニードル制御室461の圧力がさらに低下し、第1ニードル制御室461の圧力と第2ニードル制御室462との圧力差が所定値未満になると、絞り弁体81が低圧連通路481における第2ニードル制御室462側の開口縁部に当接し、第1ニードル制御室461の燃料は、絞り弁体81における突起間の通路を介して第2ニードル制御室462に流れる。
そして、このときの絞り弁体81における突起間の通路面積を低圧連通路481の通路面積よりも小さく設定することにより、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞り弁体81における突起間の通路によって絞られ、ひいては排出通路416へ流出する燃料の流量が絞られる。これにより、ノズルニードル43のリフトに伴って第1ニードル制御室461の圧力が回復し、高圧制御弁48のハンチングが回避される。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態においては、絞り弁体81の表面に突起を形成したが、図35に示す第12実施形態の変形例のように、絞り弁体81の表面に多数の溝812を形成してもよい。
(第13実施形態)
本発明の第13実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図36〜図38に示すように、絞り弁8nは、ノズルニードル43に一体に形成されている。より詳細には、ノズルニードル43は、ピストン部432の端部から高圧制御弁48側に向かって延びる柱状の突起部434を備え、この突起部434が絞り弁8nを構成している。この突起部434は、ピストン部432側が円柱状で、高圧制御弁48側が円錐状になっている。そして、絞り弁8nをノズルニードル43に一体に形成することにより、絞り弁スプリング82を廃止している。また、突起部434は、絞り通路811を備えていない。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、突起部434は低圧連通路481に侵入していない。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、突起部434が低圧連通路481に侵入して、低圧連通路481の実通路面積が小さくなり、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が低圧連通路481によって絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第14実施形態)
本発明の第14実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図39〜図41に示すように、絞り弁8pは、ノズルニードル43に一体に形成されている。より詳細には、ノズルニードル43は、ピストン部432の端部から高圧制御弁48側に向かって延びる円柱状の突起部434を備え、この突起部434が絞り弁8pを構成している。この突起部434の外周側面には、周方向に沿って延びる環状の溝436が複数個形成されている。そして、絞り弁8pをノズルニードル43に一体に形成することにより、絞り弁スプリング82を廃止している。また、突起部434は、絞り通路811を備えていない。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、突起部434は低圧連通路481に侵入していない。
ノズルニードル43の上昇行程においてノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、突起部434における溝436が形成された部位が低圧連通路481に侵入して、低圧連通路481の実通路面積が小さくなり、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、溝436を設けているため、突起部434が低圧連通路481に侵入した際の、突起部434と高圧制御弁48との摺動抵抗を小さくすることができる。
(第15実施形態)
本発明の第15実施形態について説明する。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図42、図43に示すように、絞り弁8qは、円盤状の板バネよりなる絞り弁体81、および絞りスプリング82を備えている。絞り弁体81は、絞り通路811を備えていない。
また、絞り弁体81は、高圧制御弁48における第1ニードル制御室側461の端面に配置されて、一部が高圧制御弁48に固定されている。そして、絞り弁体81は、ノズルニードル43の移動に伴って変形するようになっている。より詳細には、ノズルニードル43のリフトに伴って、絞り弁体81の自由端が絞りスプリング82を介して高圧制御弁48側に向かって押されて、絞り弁体81が変形するようになっている。
上記構成において、ノズルニードル43が閉弁位置にあるときには、絞り弁体81の自由端は高圧制御弁48から離れている。
ノズルニードル43の上昇行程において、ノズルニードル43のリフトに伴って絞り弁体81が変形し、ノズルニードル43が中間リフト位置に達すると、絞り弁体81全体が高圧制御弁48側における第1ニードル制御室側461の端面に当接する。これにより、低圧連通路481の一部が塞がれ、第1ニードル制御室461から第2ニードル制御室462へ流れる燃料の流量が絞られる。
よって、本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、実施可能な範囲で任意に組み合わせが可能である。
また、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。
また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
3 コモンレール
41 ノズルボデー
43 ノズルニードル
46 ニードル制御室
47 排出制御弁
48 高圧制御弁
412 噴孔
413 燃料溜まり室
415 高圧供給通路
416 排出通路
461 第1ニードル制御室
462 第2ニードル制御室
481 低圧連通路
8a〜8q 絞り弁

Claims (19)

  1. 高圧燃料を貯留するコモンレール(3)から供給された高圧燃料を内燃機関の燃焼室に噴射するための噴孔(412)を有するノズルボデー(41)と、
    前記ノズルボデー内で往復動して前記噴孔を開閉するノズルニードル(43)と、
    高圧燃料が常時供給されるとともに前記ノズルニードルに開弁向きの燃料圧力を作用させる燃料溜まり室(413)と、
    前記ノズルニードルの端部に閉弁向きの燃料圧力を作用させる第1ニードル制御室(461)および前記第1ニードル制御室と隔てられた第2ニードル制御室(462)を有するニードル制御室(46)と、
    第1ニードル制御室と第2ニードル制御室とを隔てるとともに、前記第1ニードル制御室と前記第2ニードル制御室とを連通させる低圧連通路(481)を有する高圧制御弁(48)と、
    前記第2ニードル制御室に常時連通するとともに、前記第2ニードル制御室の燃料を外部の低圧部に排出させる排出通路(416)と、
    前記排出通路を開閉する排出制御弁(47)と、
    高圧燃料を前記第2ニードル制御室に供給するとともに、前記高圧制御弁により開閉される高圧供給通路(415)と、
    前記ニードル制御室内に配置され、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記低圧連通路を介して前記第1ニードル制御室から前記第2ニードル制御室へ流れる燃料の流量を絞る絞り弁(8a〜8q)とを備えることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記絞り弁(8a〜8e)は、前記低圧連通路よりも通路面積が小さい絞り通路(435、811)を備え、
    前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記第1ニードル制御室の燃料が前記絞り通路を介して前記第2ニードル制御室へ流れるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記絞り弁(8a、8b)は、前記絞り通路が形成された絞り弁体(81)と、前記絞り弁体と前記ノズルニードルとの間に配置されて前記絞り弁体を前記高圧制御弁に向かって付勢する絞りスプリング(82)とを備え、
    前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときには、前記絞り弁体が前記高圧制御弁に当接し、前記ノズルニードルが中間リフト位置に達していない領域では、前記絞り弁体が前記高圧制御弁から離れることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記絞り弁(8b)は、前記絞り弁体と前記絞りスプリングが一体に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記絞り弁(8c)は、前記絞り通路が形成された絞り弁体(81)と、前記絞り弁体と前記ノズルニードルとの間に配置されて前記絞り弁体を前記高圧制御弁に向かって付勢する絞りスプリング(81)と、圧縮コイルスプリングよりなり、前記絞り弁体と前記高圧制御弁との間に配置されて前記絞り弁体を前記高圧制御弁から遠ざかる向きに付勢する保持スプリング(83)とを備え、
    前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときには、前記保持スプリングの線間が密着し、前記第1ニードル制御室の燃料が前記絞り通路および前記保持スプリングの内部空間を介して前記第2ニードル制御室へ流れるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記絞り弁(8d)は、前記ノズルニードルの端部から前記高圧制御弁側に向かって延びて先端側が前記低圧連通路に挿入される円柱状の突起部(434)を備え、
    前記突起部は、前記低圧連通路と前記第1ニードル制御室とを連通させる絞り通路(435)を備え、
    前記絞り通路における前記第1ニードル制御室側の開口部は前記突起部の側面に開口しており、
    前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記絞り通路における前記第1ニードル制御室側の開口部の一部が前記高圧制御弁により塞がれて、前記絞り通路における前記第1ニードル制御室側の開口部の開口面積が前記低圧連通路の通路面積よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記絞り弁(8e)は、前記絞り通路が形成されるとともに流体力により移動する絞り弁体(81)を備え、
    前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときには、前記絞り弁体が前記高圧制御弁に当接し、前記ノズルニードルが中間リフト位置に達していない領域では、前記絞り弁体が前記高圧制御弁から離れることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
  8. 前記絞り弁(8f〜8q)は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記低圧連通路の一部を塞ぐように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  9. 前記低圧連通路は、前記第1ニードル制御室と前記第2ニードル制御室とを連通させる第1低圧連通路(481a)と、前記第1低圧連通路と前記第1ニードル制御室とを常時連通させるとともに前記第1低圧連通路よりも通路面積が小さい第2低圧連通路(481b)とを備え、
    前記絞り弁(8f)は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記第1低圧連通路における前記第1ニードル制御室側の開口部を塞ぐ球状の絞り弁体(81)を備えることを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  10. 前記絞り弁(8g)は、表面に突起または溝が形成された球状の絞り弁体(81)を備え、
    前記絞り弁体は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記低圧連通路における前記第1ニードル制御室側の開口縁部に当接することを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  11. 前記低圧連通路は、前記第1ニードル制御室と前記第2ニードル制御室とを連通させる第1低圧連通路(481a)と、前記第1低圧連通路と前記第1ニードル制御室とを常時連通させるとともに前記第1低圧連通路よりも通路面積が小さい第2低圧連通路(481b)とを備え、
    前記絞り弁(8h)は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記第1低圧連通路における前記第1ニードル制御室側の開口部を塞ぐ円錐体の絞り弁体(81)を備えることを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  12. 前記絞り弁(8i)は、表面に突起または溝が形成された円錐体の絞り弁体(81)を備え、
    前記絞り弁体は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記低圧連通路における前記第1ニードル制御室側の開口縁部に当接することを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  13. 前記高圧制御弁は、前記低圧連通路を複数個備え、
    前記絞り弁(8j)は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記複数個の低圧連通路の一部を塞ぐ絞り弁体を備えることを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  14. 前記高圧制御弁は、多孔質素材よりなる絞り部材(482)が前記低圧連通路中に埋設され、
    前記絞り弁(8k)は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記絞り部材における前記第1ニードル制御室側の表面の一部を塞ぐ絞り弁体(81)を備えることを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  15. 前記絞り弁(8m)は、表面に突起または溝が形成された球状の絞り弁体(81)を備え、
    前記球状の絞り弁体は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記低圧連通路における前記第2ニードル制御室側の開口縁部に当接することを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  16. 前記絞り弁(8n)は、前記ノズルニードルの端部から前記高圧制御弁側に向かって延びる柱状の突起部(434)を備え、
    前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記突起部が前記低圧連通路に侵入することを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  17. 前記絞り弁(8p)は、前記ノズルニードルの端部から前記高圧制御弁側に向かって延びる円柱状の突起部(435)を備え、
    前記突起部は、前記突起部の外周に周方向に沿って延びる溝(436)を備え、
    前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記突起部における前記溝が形成された部位が前記低圧連通路に侵入することを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  18. 前記絞り弁(8q)は、前記高圧制御弁における前記第1ニードル制御室側の端面に、前記ノズルニードルの移動に伴って変形する板バネよりなる絞り弁体(81)を備え、
    前記絞り弁体は、前記ノズルニードルが中間リフト位置からフルリフト位置にあるときに、前記低圧連通路の一部を塞ぐように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の燃料噴射弁。
  19. 前記ノズルボデーは、前記噴孔が開口している弁座(411)を備え、
    前記ノズルニードルは、前記弁座と接離して前記噴孔を開閉するシート部(431)を備え、
    前記弁座と前記シート部との間の通路面積をニードルシート部開口面積とし、
    前記ニードルシート部開口面積を前記噴孔の総通路面積で除した値を面積比としたとき、
    前記絞り弁は、前記面積比が7以上となる前記ノズルニードルのリフト領域で、前記低圧連通路を介して前記第1ニードル制御室から前記第2ニードル制御室へ流れる燃料の流量を絞ることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1つに記載の燃料噴射弁。
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