JPH08170569A - 内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置

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JPH08170569A
JPH08170569A JP6312042A JP31204294A JPH08170569A JP H08170569 A JPH08170569 A JP H08170569A JP 6312042 A JP6312042 A JP 6312042A JP 31204294 A JP31204294 A JP 31204294A JP H08170569 A JPH08170569 A JP H08170569A
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祥博 都筑
Toshihiko Ito
猪頭  敏彦
康行 ▲榊▼原
Yasuyuki Sakakibara
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和英 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置にお
けるインジェクタを小型化すると共に、制御の応答性が
低下するのを防止する。 【構成】 従来のものと同様に、3は高圧の燃料を蓄え
るコモンレール、10はインジェクタ、11は噴口、1
3はノズルニードル、17は油だまり、37は背圧制御
室である。本発明の特徴として、背圧制御室37の油圧
を制御するための油圧作動式の二方弁22をインジェク
タ10と一体的に設けると共に、二方弁22を油圧によ
って切り替え制御する電磁弁(電磁三方弁)40をイン
ジェクタ10と別体として、必要なだけ離れた位置に設
けた点に特徴がある。従って、背圧制御室37の油圧を
制御する電磁弁を直接インジェクタ内に設けた従来のも
のに比べてインジェクタが小型化される。二方弁22と
電磁弁40を接続するものは二方弁切り替え用の油圧配
管であるから応答性は低下しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の燃料噴射装
置に係り、特に各気筒共通の高圧燃料配管であるコモン
レールを備えている燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコモンレール式燃料噴射装置全体
の概略構成を図5に例示する。この例は三方弁式の燃料
噴射弁を使用するコモンレール式燃料噴射装置を4気筒
の内燃機関に適用したもので、図中1は燃料を所定の低
圧まで加圧するプライマリポンプ、2はプライマリポン
プ1によって加圧された燃料を更に噴射のための高圧ま
で加圧する高圧サプライポンプ、3は各気筒に取り付け
られた従来形式のインジェクタ(例えば後述の三方弁式
燃料噴射弁)4へ高圧の燃料を供給する共通の燃料配管
であるコモンレールであって、機関の運転中は高圧サプ
ライポンプ2によって加圧された高圧の燃料が常時蓄え
られており、インジェクタ4が開弁したときに蓄えられ
た高圧の燃料がインジェクタ4の噴口から各気筒内へ噴
射される。また、5はマイクロプロセッサ等から構成さ
れ、各インジェクタ4のインナバルブ(後述)を開閉し
て、噴口からの燃料噴射を制御する駆動回路を含む電子
式制御装置、6は燃料タンクを示している。
【0003】図6は従来のインジェクタ4の内部構造を
例示したもので、この場合のインジェクタ4は所謂三方
弁式の燃料噴射弁に属するものである。即ち、ニードル
弁の形をしたインナバルブ100が上下方向に摺動自由
に中空のアウタバルブ103の中に挿入されており、ア
ウタバルブ103内に形成された所定の大きさの径を有
するインナバルブシート101と協働して、高圧ポート
102と背圧室107との間を開閉することができる。
アウタバルブ103は、インジェクタ4の本体に形成さ
れたアウタバルブガイド114の中に上下方向に摺動可
能に挿入されており、上部に設けられたスプリング10
4によって、インジェクタ4の本体に形成された所定の
大きさの直径を有するアウタバルブシート105に押し
付けられている。
【0004】106は円柱形のコマンドピストンであっ
て、背圧室107の燃料圧力によって下方へ押し付けら
れるが、アウタバルブ103が上昇して背圧室107と
ドレーンポート108が連通することによって、背圧室
107の圧力が低下したときに押し上げられるようにな
っている。なお、図6において、109はアウタバルブ
103の中にインナバルブ100を摺動自在に受け入れ
ているインナバルブガイド、110は制御装置5が発す
る制御信号を受けたときにアウタバルブ103を吸引す
るアクチュエータとしてのソレノイド、111はニード
ル、112は高圧ポート102からの高圧燃料を常時受
け入れている油だまり、113はインジェクタ4の噴口
を示している。
【0005】内燃機関が始動される前は、インナバルブ
100は自重によって降下してインナバルブシート10
1に着座しているが、機関が始動されてプライマリポン
プ1と高圧サプライポンプ2が運転され、高圧ポート1
02から高圧の油圧がインジェクタ4内へ供給される
と、インナバルブ100は先端の下面に油圧を受けて図
6に示すように上方へ持ち上げられる。また、アウタバ
ルブ103がスプリング104によって押し下げられる
ことによってアウタバルブシート105に着座してい
て、インナバルブ100とインナバルブシート101と
の間に隙間が形成されるので、高圧ポート102が背圧
室107に連通する。そのため、コマンドピストン10
6上部の背圧室107は高圧となって、コマンドピスト
ン106と連結されているニードル111は、図6に示
すようにスプリング115の付勢力と背圧室107に作
用する高圧の燃料圧力による力によって押し下げられて
噴口を閉塞し、燃料噴射は停止している。
【0006】インジェクタ4による燃料の噴射を開始す
る時、制御装置5によってソレノイド110に通電され
るとアウタバルブ103は上方へ吸引されて上昇し、ア
ウタバルブシート105から離座すると共に、インナバ
ルブ100がインナバルブシート101に着座する。そ
れによって背圧室107はドレーンポート108と連通
して油圧が低下するため、ニードル111は高圧ポート
102に通じている油だまり112の燃料圧力によって
スプリング115の力に抗して押し上げられて噴口11
3を開き、高圧の燃料が機関の気筒内へ噴射される。
(特開平5−332220号公報参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ニードルと連結された
コマンドピストンの背圧を増減することによって噴口の
開閉を行う方式のコモンレール式燃料噴射装置のインジ
ェクタにおいては、図6に示した従来例のように、背圧
を制御するための油圧制御弁としては通常は電磁弁が使
用され、その電磁弁がインジェクタの本体内に設けられ
るため、内燃機関の排気規制の強化に伴って噴射燃料圧
力の高圧化が進むにつれてインジェクタが大型化すると
いう問題が生じてきた。また、排気規制対策の一つとし
て内燃機関の4弁化も進んでおり、各気筒のシリンダヘ
ッド上で吸気弁及び排気弁の占めるスペースが大きくな
って来ているので、インジェクタのためのスペースが従
来よりも狭くなって行く傾向があり、インジェクタの小
型化は排気規制対策の上で必須の要件となって来てい
る。
【0008】そこで仮に、インジェクタを小型化するた
めの方策として、背圧制御のための電磁弁をインジェク
タと別体に設けて、両者を配管によって接続することに
すると、背圧室のデッドボリュームが過大となるため、
背圧室の圧力を増減するための制御油量が多くなり、制
御に対するニードルの作動の応答性が低下するという別
の問題が生じる。
【0009】従って、本発明は、従来技術における前述
のような問題に対処して、インジェクタを大型化させる
ことがなく、また背圧室のデッドボリュームを増加させ
ることもない、しかも小型で制御に対する応答性の高い
インジェクタを備えた内燃機関のコモンレール式燃料噴
射装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、インジェクタの噴口からの
燃料の噴射開始と噴射停止を制御することができるよう
に、高圧の燃料を蓄えるコモンレールと、前記噴口を開
閉するノズルニードルと、前記ノズルニードルを押し下
げて前記噴口を閉じる方向に油圧作用力を加えるべく前
記コモンレールから高圧の燃料圧力が導入される背圧制
御室と、前記ノズルニードルを押し上げて前記噴口を開
く方向に油圧作用力を加えるべく前記コモンレールから
高圧の燃料圧力が導入される油だまりとを備えている燃
料噴射装置において、前記背圧制御室の油圧を制御する
油圧作動式二方弁を前記インジェクタと一体的に設ける
と共に、前記油圧作動式二方弁を切り替えるための電磁
弁を前記インジェクタとは別体として設けたことを特徴
とする内燃機関のコモンレール式燃料噴射装置を提供す
る。
【0011】
【作用】コモンレール式燃料噴射装置としての基本的な
作動は従来のものと概ね同じであるが、本発明の燃料噴
射装置ではインジェクタの背圧制御室の油圧を制御する
油圧作動式二方弁をインジェクタと一体的に設けると共
に、油圧作動式二方弁を切り替えるための電磁弁をイン
ジェクタとは別体として、必要なだけ離れた位置に設け
る点に特徴がある。従って、インジェクタの背圧制御室
の油圧を制御するための電磁弁をインジェクタと一体的
に設けた従来のものと比べて、内燃機関のシリンダヘッ
ド上に取り付けられるインジェクタが小型化され、機関
の4弁化等が容易になる。また、電磁弁はインジェクタ
とは別体として必要なだけ離れた位置へ取り付けること
ができるが、インジェクタから離して設置される電磁弁
は、従来のように背圧制御室の油圧を直接に制御する電
磁弁ではなく、背圧制御室の油圧を制御する油圧作動式
二方弁を油圧によって切り替えるためのものであるか
ら、配管が多少長くなっても制御の応答性が低下する可
能性は少ない。
【0012】
【実施例】図1に本発明の第1実施例を示す。この実施
例におけるインジェクタ10は、先端(下端)に噴口1
1を有するノズルボディ12と、噴口11を開閉するた
めにノズルボディ12の中心の穴の中で図の上下方向に
摺動可能に挿入されたノズルニードル13と、ノズルニ
ードル13に連結されてそれと連動するコマンドピスト
ン14と、コマンドピストン14を上下方向に摺動可能
に受け入れる穴を有するインジェクタ本体15と、コマ
ンドピストン14を介してノズルニードル13を閉弁方
向に付勢するスプリング16と、ノズルボディ12内の
空間として形成されてノズルニードル13の段部に上向
きに高圧燃料の圧力を加えるための油だまり17と、イ
ンジェクタ本体15に形成されて、図5に示した従来例
と同様に、プライマリポンプ1と高圧サプライポンプ2
によって加圧された高圧の燃料を蓄えるコモンレール3
から高圧の燃料を受け入れる高圧ポート18と、やはり
インジェクタ本体15等に形成されて油だまり17と高
圧ポート18を連通する高圧燃料通路19と、ノズルニ
ードル13の周囲に形成され、ノズルニードル13が上
昇することによって噴口11が開いたときに油だまり1
7から高圧の燃料を噴口11へ送るための高圧燃料通路
20とを備えている。
【0013】以上の構成は従来のインジェクタと大差が
ないが、第1実施例のインジェクタ10の特徴として、
インジェクタ本体15の上部に比較的長い筒状のナット
21を用いて一体的に取り付けることによって、油圧作
動式二方弁22が構成されている。油圧作動式二方弁2
2は、シリンダ状のバルブガイド23とその底部に弁開
口を形成するシート部24とを備えているバルブ本体2
5と、バルブガイド23内に摺動可能に挿入され下端に
ニードル部26を有する円筒状の弁体27と、ニードル
部26の先端をシート部24に向かって押しつける方向
に付勢するバルブスプリング28と、弁体27の上部へ
制御油圧を供給するための制御ポート29を有する端部
部材30と、シート部24の弁開口に連続する第1オリ
フィス31を有するスペーサ32とを備えている。そし
て、弁体27の上部には制御ポート29を介して制御油
圧が作用する制御油圧室33と、弁体27の下部にはド
レン通路34とドレンポート35を介して常時図5の燃
料タンク6のようなドレンへ連通しているドレン圧室3
6が形成される。
【0014】コマンドピストン14の上面とスペーサ3
2との間には背圧制御室37が形成され、第1オリフィ
ス31と、油圧作動式二方弁22のニードル部26によ
って開閉されるシート部24の弁開口を介してドレン圧
室36と連通可能になっていると共に、背圧制御室37
は、コマンドピストン14の中心に形成された高圧燃料
通路38とその一部に設けられた第2オリフィス39を
介して、コマンドピストン14が上下方向に移動しても
絶えず高圧ポート18と連通している。
【0015】更に第1実施例の特徴として、制御油圧室
33に常時連通している制御ポート29は、インジェク
タ10とは別体のものとして必要なだけ離れた支障のな
い位置に設けられている電磁三方弁40の一つのポート
へ油圧配管によって接続されており、電磁三方弁40の
他の一つのポートはドレン圧室36と共に燃料タンク6
のようなドレンへ接続されている。そして、電磁三方弁
40の最後のポートは所定の高さの制御油圧まで例えば
プライマリポンプ1(図5参照)によって加圧された低
圧の燃料を蓄えている低圧源41に接続される。電磁三
方弁40は図示しない制御装置に接続されており、制御
装置の指令によって制御ポート29を低圧源41又はド
レンのいずれか一方へ切り替えて接続する。
【0016】従って、燃料噴射時には電磁三方弁40に
よって制御ポート29がドレンと接続され、制御油圧室
33の圧力が低下することによって、油圧作動式二方弁
22の弁体27とニードル部26が上方へ移動してシー
ト部24の弁開口を開き、背圧制御室37の高圧の燃料
を第1オリフィス31を通してドレン圧室36へ逃がす
ので背圧制御室37の圧力も同時に低下する。その結
果、インジェクタ10のノズルニードル13とコマンド
ピストン14は油だまり17に作用する高圧の燃料の圧
力によってスプリング16に抗してリフトし、それによ
って噴口11が開くので油だまり17の燃料は高圧燃料
通路20から噴口11を通って機関の気筒内へ噴射され
る。
【0017】それと反対に、燃料噴射の停止時には制御
装置によって電磁三方弁40が切り替えられて制御ポー
ト29が低圧源41と接続され、油圧作動式二方弁22
の制御油圧室33に低圧ながらも所定の高さの制御油圧
が作用することによって弁体27とニードル部26が下
降し、シート部24の弁開口を閉塞するので、背圧制御
室37の圧力は第2オリフィス39を通って供給される
コモンレール3の高圧の燃料によって高くなり、油だま
り17の燃料圧力による力に抗してコマンドピストン1
4とノズルニードル13を押し下げるので、噴口11が
閉塞されてインジェクタ10の燃料噴射が停止する。
【0018】具体的な数値の例をあげると、背圧制御室
37にはコモンレール3から200〜2000kgf/cm2
の範囲で変化する燃料圧力が導入されており、シート部
24にはその圧力が作用している。従って、シート部2
4の直径が1mmであれば、コモンレール3の圧力が2
000kgf/cm2 のときに上向きに最大15.7kgfの
高圧作用力が生じる。この上向きの高圧作用力に抗して
油圧作動式二方弁22の弁体27のニードル部26をシ
ート部24に着座させておくためには、バルブスプリン
グ28の付勢力と、制御ポート29から導入される低圧
源41からの制御油圧が油圧作動式二方弁22の弁体2
7の上面(制御油圧室33)に作用する油圧作用力との
和が、前述の高圧作用力よりも大きくなくてはならな
い。
【0019】しかしながら、コモンレール3の圧力が最
低の200kgf/cm2 の時でも油圧作動式二方弁22を開
弁させるためには、バルブスプリング28の付勢力は、
シート部24の直径が1mmの場合に1.57kgfよ
りも小でなければならないから、バルブスプリング28
の付勢力をあまり強くすることができないので、コモン
レール3と背圧制御室37の燃料圧力が高いときに、バ
ルブスプリング28の付勢力だけでは力が不足する分を
制御油圧室33に作用する制御油圧の力によって補うた
めには、弁体27の直径が8mmで、コモンレール3の
燃料圧力が最大の2000kgf/cm2 であれば、制御油圧
は28kgf/cm2 必要になる。従って、この程度の制御油
圧としては、プライマリポンプ1の吐出圧である高圧サ
プライポンプ2のための燃料のフィード圧力を利用する
ことができる。
【0020】このように、プライマリポンプ1の吐出圧
力を制御油圧として利用する場合の第1実施例の燃料噴
射装置に必要となる分配弁を含む部分の詳細な構成を図
2に示す。この例ではチェック弁42と分配弁43をプ
ライマリポンプ1から高圧サプライポンプ2に到る燃料
通路に設けている。コモンレール3は高圧サプライポン
プ2の吐出側に接続される。なお、図2に示す44はプ
ライマリポンプ1の吐出圧力を調整するための可変リリ
ーフ弁である。
【0021】分配弁43は一部に円錐形部分を有する弁
体45と、図2における弁体45の左端から一体的に左
方へ伸びる比較的小径のロッド部46とを備えており、
弁体45とロッド部46はそれぞれ分配弁の本体47に
形成されたシリンダ状のガイド部48,49に油密に嵌
合して摺動可能となっている。図2から明らかなよう
に、弁体45の中間部には円錐形部分50が形成されて
おり、円錐形部分50に開口する油孔51は弁体45の
右端面にも開口している。ガイド部48を拡径すること
によって弁体45の円錐形部分50の周囲には入口室5
2と出口室53が横に並んで形成されており、それらの
室52,53の間はガイド部48の直径よりも小径のシ
ート部54によって区画されている。室52及び53に
はそれぞれ入口ポート55及び出口ポート56が開口し
ていて、それぞれチェック弁42と高圧サプライポンプ
2の吸入口に接続されている。
【0022】弁体45が図2において右へ移動すること
によって、弁体45の円錐形部分50はシート部54と
接触し、入口室52と出口室53との間、従って、入口
ポート55と出口ポート56との間の連通を遮断するこ
とができる。それによってプライマリポンプ1から高圧
サプライポンプ2へ供給される燃料の流れが停止するこ
とになる。また、弁体45の右端側においてガイド部4
8内には低圧室57が形成されるが、低圧室57は低圧
ポート58と配管によって前述の低圧源41と油圧作動
式二方弁22の制御ポート29に接続される。低圧室5
7及び低圧ポート58、従って低圧源41は、弁体45
の油孔51によって常時入口ポート55及びチェック弁
42に連通しているので、機関の運転中にプライマリポ
ンプ1が吐出する低圧の燃料圧力は絶えず低圧源41へ
供給されている。なお、弁体45の左端のガイド部48
内には拡径されたドレン圧室59が形成されており、燃
料タンク6のようなドレンへ接続されている。
【0023】低圧室57とドレン圧室59にはそれぞれ
スプリング60及び61が装填されており、弁体45を
左右から押圧してそれらの力が平衡する位置に弁体45
を停止させる。弁体45を左右に移動させるために、ロ
ッド部46の左端のガイド部49内には高圧室62が形
成され、それに開口する高圧ポート63は配管によって
コモンレール3に接続されて、高圧サプライポンプ2の
吐出圧を受け入れるようになっている。高圧室62の圧
力、つまりコモンレール3の圧力又は高圧サプライポン
プ2の吐出圧が、低圧室57の圧力、つまり低圧源41
の圧力又はプライマリポンプ1の吐出圧に対して所定値
以上の大きさに達するまでは、弁体45はスプリング6
0及び61の付勢力の釣り合いによって弁体45の円錐
形部分50がシート部54に接触しない位置をとり、そ
れによって分配弁43はプライマリポンプ1から高圧サ
プライポンプ2への燃料の流れを許す開弁状態となる。
【0024】図2に示す分配弁43はこのような構成を
有するから、プライマリポンプ1及び高圧サプライポン
プ2が回転駆動される機関の作動状態において、弁体4
5を左方へ押す低圧室57の圧力による油圧作用力が、
ロッド部46を右方へ押す高圧室62の高い圧力による
油圧作用力よりも大きくなると、弁体45は左方へ移動
して円錐形部分50がシート部54から離座し、分配弁
43は開弁状態になってプライマリポンプ1から高圧サ
プライポンプ2へ燃料が供給される。それによってコモ
ンレール3の高圧の燃料圧力が上昇することになる。
【0025】それと反対に、油圧作動式二方弁22の制
御油圧室33に作用する制御油圧となる低圧源41の圧
力、即ちプライマリポンプ1の吐出圧が低いときは、弁
体45が図2において右方へ移動して弁体45の円錐形
部分50がシート部54に接触し、入口ポート55から
出口ポート56への燃料の流れを遮断するので、高圧サ
プライポンプ2の吐出圧が低下し、コモンレール3の圧
力も低下する。その結果、背圧制御室37を経て油圧作
動式二方弁22のシート部24の下方においてニードル
部26を押し上げるように作用する高圧の油圧も低下す
る。このようにして分配弁43は、油圧作動式二方弁2
2へ供給する制御油圧となる高圧サプライポンプ2への
フィード圧力を、コモンレール3内の燃料圧力と略一定
の比率を保って変化するように制御することになる。
【0026】前述のように、図1に示す油圧作動式二方
弁22が、例えば直径8mmの弁体27と直径1mmの
シート部24を有する場合には、コモンレール3の圧力
が2000kgf/cm2 の時に、ニードル部26をシート部
24に着座させて閉弁状態とするために低圧源41の制
御油圧は28kgf/cm2 必要である。従って、分配弁43
の分配比として、ロッド部46の断面積:シート部54
の断面積=28:2000とすれば、コモンレール3の
圧力が200〜2000kgf/cm2 の範囲で変化しても油
圧作動式二方弁22の弁体27は安定に作動することが
できる。
【0027】第1実施例は図1に示す油圧作動式二方弁
22に作用する高圧作用力に対して弁体27を安定に作
動させるために、図2に示す分配弁43を併用したもの
であって、それによって油圧作動式二方弁としては、シ
ート部24の前後においてニードル部26に作用する圧
力がバランスしていないけれども構造が比較的簡単な所
謂「非圧力バランス型」の油圧作動式二方弁22を使用
することが可能になるが、次に説明する第2実施例は、
第1実施例における分配弁43のようなものを使用する
必要がない、所謂「圧力バランス型」の油圧作動式二方
弁を使用するインジェクタ10に関するものである。両
者の比較を容易にするために、第1実施例における油圧
作動式二方弁22と実質的に同じ構成を有する非圧力バ
ランス型の油圧作動式二方弁22’の構成を図3に示
す。図3においては第1実施例の油圧作動式二方弁22
のそれと均等の構成部分に対して、同じ参照符号にダッ
シュを付して示すことにより重複する説明を省略するこ
ととする。
【0028】図3と対比して、図4に本発明の第2実施
例の要部となる圧力バランス型の油圧作動式二方弁2
2”の構造を示す。図1に示す第1実施例の燃料噴射装
置におけるインジェクタ10の中でも油圧作動式二方弁
22以外の構造については、第2実施例においても同様
な構造とすることが可能である。但し、この場合は図2
に示す分配弁43のようなものを使用しない。第2実施
例の圧力バランス型二方弁22”の構造及び作用の特徴
は、第1実施例の油圧作動式二方弁22と実質的に同じ
機能を有する図3に示した非圧力バランス型の油圧作動
式二方弁22’と比較すれば理解が容易である。なお、
第2実施例の特徴とする点以外の構成部分については、
図4においても図3と同じ参照符号を付している。
【0029】図4に示すように、第2実施例の特徴とす
る圧力バランス型二方弁22”の弁体64は中空で、中
心にシリンダ状の有底の孔65を有しており、孔65の
底部は更にニードル部26”を貫通する細孔66によっ
てシート部24’の弁開口内に連通している。孔65内
には摺動可能にバランスロッド67が挿入され、その自
由端(上端)は端部部材30’に当接しているか、又は
端部部材30’に一体的に固定されている。そしてピス
トンのような働きをするバランスロッド67によって孔
65の底部付近にはバランス圧力室68が形成される。
【0030】バランス圧力室68には、細孔66と第1
オリフィス31(図1参照)を介して背圧制御室37の
圧力に近い圧力が作用する。背圧制御室37の圧力は時
にはコモンレール3内の燃料圧力の上昇によって高圧に
なることもあるが、その時でもシート部24’の上下に
あるバランス圧力室68と弁開口内の圧力は細孔66の
連通によって同時に増減するので、相反する方向の付勢
力を生じる両者の圧力は常にバランスしており、シート
部24’の上下において弁体64或いはニードル部2
6”に作用する圧力の差が増大することがない。従っ
て、コモンレール3の燃料圧力が非常に高圧になるとき
でも、制御ポート29’へ供給する制御油圧は低くて良
く、弁体64の作動は常に安定であり、図2に示す第1
実施例における分配弁43のようなものを設けて制御油
圧を調整する必要もない。
【0031】図1及び図2(更に図3)に示した第1実
施例の非圧力バランス型の油圧作動式二方弁22(又は
22’)を使用する場合には、運転状態によってシート
部24に高圧が作用する状態があり、前述のようにシー
ト部24の直径が1mmであっても、コモンレール3の
圧力が2000kgf/cm2 の時にはニードル部26に上向
きに15.7kgfの高圧作用力が働くので、バルブガ
イド23の直径が8mmの場合に、低圧源41の制御油
圧としては28kgf/cm2 必要であるが、第2実施例の圧
力バランス型二方弁22”を使用して、バランスロッド
67の直径とシート部24’の直径が略等しくなるよう
にすれば、弁体64に作用する高圧作用力は上下の方向
において相殺されるので、シート部24’の大きさに関
係なく、制御油圧は略一定の低い値としてよい。
【0032】もっとも、実際はバランスロッド67の直
径をシート部24’のそれよりも僅かに小さくして、弁
体64に上向きの小さい力が作用するようにしておき、
その力の不足分を制御ポート29’へ供給される低圧源
41からの制御油圧の油圧作用力によって補い、その結
果としてニードル部26”がシート部24’に着座する
ように構成するのがよい。このようにすれば第1実施例
の場合に比べて低圧源41の制御油圧は非常に低い値で
よく、更に、コモンレール3の圧力変化に対してもシー
ト部24の上下において弁体64に働く高圧作用力が相
殺されて実質的に高圧作用力は殆ど作用しないので、第
1実施例のような分配弁43による制御は不要となり、
燃料噴射装置のシステムを簡素化することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、油圧作動式二方弁をイ
ンジェクタの内部に一体的に設けると共に、油圧作動式
二方弁を切り替えるための電磁弁を別体として、インジ
ェクタから離れた支障のない位置に設けることが可能に
なるので、設計の自由度が大幅に高くなるだけでなく、
それによってインジェクタの制御応答性を大きく損なう
ことがないので、インジェクタの小型化をはかることも
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての燃料噴射装置を示
す断面図である。
【図2】第1実施例に使用される分配弁を含む部分を示
す断面図である。
【図3】第1実施例の要部と実質的に同じ構造の二方弁
を示す断面図である。
【図4】第2実施例の要部である二方弁の構造を示す断
面図である。
【図5】従来のコモンレール式燃料噴射装置全体の構成
を示す概念図である。
【図6】従来の三方弁式のインジェクタの構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1…プライマリポンプ 2…高圧サプライポンプ 3…コモンレール 4…従来のインジェクタ 5…制御装置 6…燃料タンク(ドレン) 10…インジェクタ 11…噴口 13…ノズルニードル 14…コマンドピストン 15…インジェクタ本体 17…油だまり 18…高圧ポート 22,22’…油圧作動式二方弁(非圧力バランス型) 22”…油圧作動式二方弁(圧力バランス型) 24…シート部 26…ニードル部 27…弁体 29…制御ポート 31…第1オリフィス 33…制御油圧室 35…ドレンポート 37…背圧制御室 39…第2オリフィス 40…電磁三方弁 41…低圧源 43…分配弁 44…可変リリーフ弁 45…弁体 46…ロッド部 54…シート部 55…入口ポート 56…出口ポート 58…低圧ポート 63…高圧ポート 64…弁体 65…孔 66…細孔 67…バランスロッド 100…インナバルブ 101…インナバルブシート 102…高圧ポート 103…アウタバルブ 105…アウタバルブシート 107…背圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 和英 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インジェクタの噴口からの燃料の噴射開
    始と噴射停止を制御することができるように、高圧の燃
    料を蓄えるコモンレールと、前記噴口を開閉するノズル
    ニードルと、前記ノズルニードルを押し下げて前記噴口
    を閉じる方向に油圧作用力を加えるべく前記コモンレー
    ルから高圧の燃料圧力が導入される背圧制御室と、前記
    ノズルニードルを押し上げて前記噴口を開く方向に油圧
    作用力を加えるべく前記コモンレールから高圧の燃料圧
    力が導入される油だまりとを備えている燃料噴射装置に
    おいて、前記背圧制御室の油圧を制御する油圧作動式二
    方弁を前記インジェクタと一体的に設けると共に、前記
    油圧作動式二方弁を切り替えるための電磁弁を前記イン
    ジェクタとは別体として設けたことを特徴とする内燃機
    関のコモンレール式燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧作動式二方弁を切り替えるため
    に前記電磁弁を介して供給される制御油圧が前記コモン
    レールへ供給される高圧の燃料を加圧するための高圧サ
    プライポンプへのフィード圧力であり、しかも前記コモ
    ンレール内の燃料圧力と略一定の比率を保って変化する
    フィード圧力を供給することができる分配弁を具備して
    いることを特徴とする請求項1記載の内燃機関のコモン
    レール式燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧作動式二方弁がその弁体に係合
    するバランスロッドを備えており、前記弁体を上方及び
    下方へ付勢する油圧の作用力が相殺されるように構成し
    たことを特徴とする請求項1記載の内燃機関のコモンレ
    ール式燃料噴射装置。
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