JP2005513188A - 酸性のモノアゾ色素 - Google Patents

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Abstract

本発明は、インクジェット印刷プロセスによる、記録材料、特に紡織繊維材料、紙および紙状基材、並びにプラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材の印刷のための式(I)による化合物の新規な色素に関する。
【化1】

Description

本発明は、新規化合物、およびインクジェット印刷プロセスによる、記録材料、特に紙、紙状基材、紡織繊維材料、プラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材の印刷のための色素としてのその化合物および/またはそれらの混合物の使用、さらにはそれらによって印刷された記録材料にも関するものである。
インクジェット印刷プロセスは、工業的な応用のためにますます重要になって来ている。
インクジェット印刷プロセスは知られている。以下のように、インクジェット印刷の原理は、非常に簡単に議論するに留める。この技術の詳細は、例えばPeter Gregory監修の「Chemistry and Technology of Printing and Imaging System」、Blackie Academic & Professional, Chapmann & Hall 1996年, 113−138頁に於けるR.W.Kenyonのインクジェット印刷のセクション、およびそこで引用されている文献に記載されている。
インクジェット印刷プロセスでは、個々のインク小滴が、制御された方式でノズルから基材上にスプレーされる。連続的なインクジェット方法およびドロップオンデマンド方法が、この目的のために広く採用される。連続的なインクジェット方法の場合には、小滴が連続的に生成され、印刷に必要とされない小滴が捕集容器に転換されて再循環される。不連続のドロップオンデマンド方法の場合には、対照的に、小滴が必要に応じて形成されて印刷される。すなわち印刷に必要とされる時に小滴が形成されるだけである。その小滴は、例えばピエゾインクジェットヘッドによって、または熱エネルギーの手段(バブルジェット)によって形成されても良い。
イエロー、マゼンタまたはシアンインクを備える少なくとも1個のノズルを並べて追加的に配置することによって、高い品質で色の再現を得ることが可能である。このプロセスは、多色の印刷として知られており、また三色成分が使用されるとき、三色印刷として知られている。
本発明の組成物は、紙または紙状基材、紡織繊維材料、プラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材に印刷するために、よく知られ且つ妥当なインクジェット印刷機と共に使用され得る。これは、単色印刷での使用のみならず、多色印刷、特に三色印刷にも適用される。
インクジェット印刷プロセスのためのインク組成物は、インクジェットの特定の要求に合った妥当な導電率、保存における無菌性、粘度および表面張力を有するものでなければならない。加えて、記録材料上の印刷は、良好な特性と堅牢性を有さねばならない。
有用な記録材料は、上記のように、好ましくは紙および紙状基材、紡織繊維材料、プラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材である。但し、ガラスおよび金属も同様に使用されても良い。
有用な紙または紙状基材は、そのような材料で知られているもの全てを含む。インク組成物に特に受入れやすい材料で少なくとも一面側にコートされた紙または紙状基材が、好ましい。そのような紙または紙状基材は、とりわけドイツ特許第3018342号、ドイツ特許第4446551号、欧州特許第164196号および欧州特許第875393号の明細書に記載されている。
有用な紡織繊維材料は、特にヒドロオキシル含有の繊維材料である。セルロースからなるまたはセルロースを含むセルロース系繊維材料が、好ましい。その例は、綿、リネンまたは麻のような天然繊維材料、および例えばビスコースおよびリョセルのような再生繊維材料である。
有用なプラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材は、そのような材料で知られているもの全てを含む。インク組成物に特に受入れやすい材料で少なくとも一面側にコートされたプラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材が、好ましい。そのようなプラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材は、とりわけ欧州特許第755332号、米国特許第4935307号、米国特許特許第4956230号、米国特許特許第5134198号および米国特許特許第5219928号の明細書に記載されている。
本発明は、フリーの酸として、またはその塩の形で、加えてそれらの混合物としての、次式(I)の色素を提供する。
Figure 2005513188
ここで、
R1は、H;C1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;フェニルまたは置換されたフェニルであり、
R2は、H;C1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;C1-4のアルコキシ;−COOH;−COOCH3;−CF3;−SO3Hまたは−CNであり、
R3は、H;C1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;C1-4のアルコキシ;−SO3H;−CN;アセチルアミノ;−OH;−CF3または−SO2R5であり、
ここで、
R5は、未置換のC1-4のアルキルまたは置換されたC1-4のアルキルであり、
R4は、H;未置換のC1-4のアルキルまたは置換されたC1-4のアルキルであり、
Aは、次式のラジカルであり、
Figure 2005513188
ここで、
Bは、未置換のフェニレン;置換されたフェニレンまたはC1-4のアルキレンであり、
Xは、−SO3Hまたは−SO2R5であり、ここでR5は上記に定義されたものと同一の意味を有するか、
あるいはAは、式−SO2R6のラジカルであり、
ここで、
R6は、未置換のC1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;未置換のフェニルまたは置換されたフェニルであり、
mは、0または1である。
式(I)の好ましい化合物は、
R1が、C1-2のアルキル;−CN、ハロゲンまたは−COOHで置換された C1-2のアルキル;フェニルまたはC1-2のアルキル、C1-2のアルコキシ、ハロゲン、−SO3H、−COOH、−OHまたは−CNから成る群の少なくとも1種の置換基で置換されたフェニルであり、
R2が、H;C1-2のアルキル;置換されたC1-2のアルキル;C1-2のアルコキシ;−COOH;−COOCH3;−SO3Hまたは−CNであり、
R3が、H;C1-2のアルキル;置換されたC1-2のアルキル;C1-2のアルコキシ;−SO3H;−CN;アセチルアミノ;−OHまたは−CF3であり、
R4が、Hまたは C1-2のアルキルであり、
Xが、−SO3Hまたは−SO2R5であり、ここでR5がC1-2のアルキル;置換されたC1-2のアルキル;フェニルまたは置換されたフェニルであり、
Bが、未置換のフェニレンまたはC1-4のアルキレンであり、
R6が、C1-2のアルキル;未置換のフェニル、あるいはC1-2のアルキルまたはC1-2のアルコキシで置換されたフェニルであり、そして
mが、0または1であるもので、特徴付けられる。
式(I)による好ましい化合物は、次式(Ia)を有するものである。
Figure 2005513188
ここで、
R1が、H;−CH3;−CH2CH3;置換された C2のアルキル;フェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
R2が、H;−OCH3;−COOHまたは−COOCH3を表し、
R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3;−OCH3またはアセチルアミノを表し、
mが、0または1を表し、そして
nが、1、2または3を表す。
式(I)のより好ましい化合物は、次式(Ia’)を有するものである。
Figure 2005513188
ここで、
R1が、H;−CH3;−CH2CH2CN;メチルまたはスルホによるモノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
R2が、H;−OCH3;−COOHまたは−COOCH3を表し、
R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3;−OCH3を表し、
mが、0または1を表し、そして
nが、1、2または3を表す。
式(I)によるさらに好ましい化合物は、次式(Ib)を有するものである。
Figure 2005513188
ここで、
R1が、H;−CH3;−CH2CH3;置換された C2のアルキル;フェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
R2が、H;−OCH3;−COOHまたは−COOCH3を表し、
R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3または−OCH3を表し、
nが、1、2または3を表し、
mが、0または1を表す。
式(I)によるさらにより好ましい化合物は、次式(Ib’)を有するものである。
Figure 2005513188
ここで、
R1が、H;−CH3;−CH2CH2CN;メチルまたはスルホによるモノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3または−OCH3を表し、
nが、1、2または3を表し、
mが、0または1を表す。
式(I)によるさらに好ましい化合物は、次式(Ic)を有するものである。
Figure 2005513188
ここで、
R1が、H;−CH3;−CH2CH3;置換された C2のアルキル;フェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3または−OCH3を表し、
R6が、未置換のC1-4のアルキル;未置換のフェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
mが、0または1を表す。
式(I)によるさらにより好ましい化合物は、次式(Ic’)を有するものである。
Figure 2005513188
ここで、
R1が、H;−CH3;−CH2CH2CN;メチルまたはスルホによるモノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3または−OCH3を表し、
R6が、未置換のC1-4のアルキル;未置換のフェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
mが、0または1を表す。
本発明の更なる実施態様は、第1工程において、次式(VII)の化合物
Figure 2005513188
(ここで、全置換基が上記に定義されるような意味を有する。)が、次式(VIIIa)の化合物
Figure 2005513188
または次式(VIIIb)の化合物
Figure 2005513188
と、H2O/NaOH中で反応されることを特徴とする、式(I)の化合物の製造である。
式(VIIIa)の遊離体との反応が、XがClである式(I)による化合物に直接到達する。
ところが、式(VIIIb)の遊離体との反応は、AがSO2R6である式(I)による化合物に直接到達する。
第2工程において、式(VIIIa)の遊離体との反応によって得られた次式(IX)の反応生成物が、
Figure 2005513188
水性媒体中でNa2SO3またはNaSO2R5と反応されて、式(I’)の化合物を得る(ここで、全置換基が上記に定義されるものと同様の意味を有する)。
Figure 2005513188
それらの化合物を製造する手順において、式(VII)の出発化合物が既知のプロセスで合成され得る。
上記反応の第1工程において、その温度が0℃〜40℃、好ましくは0℃〜25℃の範囲にあり、pHが3〜6、好ましくは4〜5の範囲にある。上記反応の第2工程では、その温度が50℃〜90℃、好ましくは60℃〜80℃の範囲にあり、pHが3〜7、好ましくは4〜6の範囲にある。
アルキル基またはアルキレン基は、直鎖または枝分れであっても良い。
塩形成のための有用な陽イオンは、特にアルカリ金属、アルカリ土類金属、加えてアンモニウム陽イオンを含む。そのような陽イオンの例は、例えばカリウム、リチウムまたはナトリウムのイオンなどのアルカリ金属陽イオン、および例えばモノ−、ジ−、トリ−またはテトラ−メチルアンモニウム陽イオン、モノ−、ジ−、トリ−またはテトラ−エチルアンモニウム陽イオン、あるいはモノ−、ジ−またはトリ−エタノールアンモニウム陽イオンなどのアンモニウム陽イオンである。それらの陽イオンは、同一でも異なっていても良く、すなわちそれらの化合物が混合した塩の形であっても良い。
本発明による色素は、他の色素または色素混合物をぼかすために使用されても良い。本発明による化合物(I)は、要求される色合に正確に合わせるために他の着色剤と混合されても良い。原則として、本発明による化合物と適合する他のいかなる着色剤がこの目的のために使用されても良い。
他方、式(I)を有する本発明による化合物自体が、他の着色剤をぼかすための色相成分として使用されても良い。
本発明による混合物自体が、色相成分として使用されても良く、望まれる色相を達成するために他の適合し得る色素混合物とブレンドされても良い。
その色素を混合物にブレンドする代わりに、以下に記載するようなインクを準備して、望まれる色を達成するために異なる色相のインクを混合することも可能である。
この混合物中に存在する色相着色剤の量は、達成されるべき色相に依存している。例えば、染料の色相混合物が、式(I)による少なくとも1種の化合物を50〜99重量%で、および式(I)による化合物以外で以下に記載されるリストに挙げられるように色相成分として記載される少なくとも1種の化合物を1〜50重量%で含んでも良い。選択によって、乾燥染料混合物の全重量を基準として、0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜1重量%の量で、色相成分が存在する。
例えば、色相着色剤が、C.I.(カラーインデックス)Direct Red 1,11,37,62,75,81,87,89,95,227;C.I.Acid Red 115,131,144,152,186,245;C.I.Pigment Red 122,176,184,185および269からなる群から(とりわけ)選択されても良い。
好ましい混合物では、式(I)による化合物が、C.I.(カラーインデックス)Acid Red 50、C.I.Acid Red 51、C.I.Acid Red 52、C.I.Acid Red 87、C.I.Acid Red 91、C.I.Acid Red 92、C.I.Acid Red 93、C.I.Acid Red 94、C.I.Acid Red 95、C.I.Acid Red 98およびC.I.Acid Red 289から選択される少なくとも1種の化合物と混合される。
さらに好ましい混合物では、式(I)による化合物が、C.I.Acid Red 1、C.I.Acid Red 33、C.I.Acid Red 35、C.I.Acid Red 40、C.I.Acid Red 76、C.I.Acid Red 106、C.I.Acid Red 138、C.I.Acid Red 155、C.I.Acid Red 160、C.I.Acid Red 172、C.I.Acid Red 249、C.I.Acid Red 264およびC.I.Acid Red 265から選択される少なくとも1種の化合物と混合される。
さらに好ましい混合物では、式(I)による化合物が、C.I.Acid Red 15、C.I.Acid Red 19、C.I.Acid Red 29、C.I.Acid Red 60、C.I.Acid Red 68、C.I.Acid Red 154およびC.I.Acid Red 176から選択される少なくとも1種の化合物と混合される。
さらに好ましい混合物では、式(I)による化合物が、C.I.Acid Red 30、C.I.Acid Red 34、C.I.Acid Red 37、C.I.Acid Red 42、C.I.Acid Red 54、C.I.Acid Red 57、C.I.Acid Red 231、C.I.Acid Red 266、C.I.Acid Red 301およびC.I.Acid Red 337から選択される少なくとも1種の化合物と混合される。
特に好ましい混合物は、式(I)による化合物と、それぞれ次のような式を有するC.I.Acid Red 52および/またはC.I.Acid Red 289を含む。
Figure 2005513188
本発明によるインクジェット印刷組成物中において、さらにいかなる色素も使用することなく、色素(I)を使用することが可能である。
本発明の更なる実施態様は、インクジェット印刷プロセスによって、記録材料、好ましくは紙および紙状基材、紡織繊維材料、プラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材を印刷するための組成物であって、
1)上記に定義される式(I)の染料および
2)水、または、水と有機溶剤の混合物、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体
を含む、組成物に関する。そのインクジェット印刷組成物は、任意に添加剤をさらに含んでも良い。
本発明の更なる実施態様は、記録材料、好ましくは紙および紙状基材、紡織繊維材料、プラスチックフィルムおよびプラスチック透明部材を印刷するための、
1)上記に定義される色素混合物および
2)水、または、水と有機溶剤の混合物、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体
を含む、インクジェット印刷組成物に関する。そのインクジェット印刷組成物は、任意に添加剤をさらに含んでも良い。
本発明の更なる実施態様は、インクジェット印刷プロセスのための上記組成物の使用に関する。
インクに使用される式(I)の染料は、好ましくは塩の形で低濃度であり、すなわち染料の重量を基準として、0.5重量%未満の全塩含有量を有する。より高い塩含有量(それらの準備および/または増量剤のその後の添加による)を有する染料は、例えば限外濾過、逆浸透または透析のような膜分離プロセスによって、脱塩されても良い。
好ましくは、そのインクは、インクの全重量基準で、0.5〜35重量%、好ましくは1〜35重量%、より好ましくは2〜30重量%、最も好ましくは2.5〜20重量%の範囲で、染料の全量を含む。
そのインクは、99.5〜65重量%、好ましくは99〜65重量%、より好ましくは98〜70重量%、最も好ましくは97.5〜80重量%で、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む、上記媒体2)を含む。
前記媒体2)が水と有機溶剤または無水の有機溶剤を含む混合物である場合、式(I)による少なくとも1種の化合物を含む染料混合物は、好ましくはこの媒体に完全に溶解される。
好ましくは、式(I)による少なくとも1種の化合物を含む染料混合物は、20℃においてこの媒体中で2.5重量%以上の溶解度を有する。
本発明のインク組成物が紙または紙状基材を印刷するために使用されるとき、そのインクは好ましくは次のような組成物と共に使用される。媒体が水と有機溶剤の混合物である場合、水の有機溶剤に対する重量比が、好ましくは99:1〜1:99、より好ましくは99:1〜50:50、特に好ましくは95:5〜80:20の範囲内にある。
水との混合物中に含まれる有機溶剤として、水溶性の溶剤または異なった水溶性溶剤の混合物が好ましい。好ましい水溶性の有機溶剤は、C1-6のアルコール類、好ましくはメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、シクロペンタノールおよびシクロヘキサノール;直鎖アミン類、好ましくはジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミド;ケトン類およびケトアルコール類、好ましくはアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンおよびジアセトンアルコール;水と相溶性のエーテル類、好ましくはテトラヒドロフランおよびジオキサン;ジオール類、好ましくは2〜12個の炭素原子を有するジオール類、例えば1,5−ペンタンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコールおよびチオジグリコール、およびオリゴ−並びにポリ−アルキレングリコール類、好ましくはジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール;トリオール類、好ましくはグリセロールおよび1,2,6−ヘキサントリオール;ジオール類のモノC1-4アルキルエーテル類、好ましくは2〜12個の炭素原子を有するジオール類のモノC1-4アルキルエーテル類、特に好ましくは2−メトキシエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ] −エタノール、2−[2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ]エタノール、ジエチレングリコール−モノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテルおよびポリオキシエチレンアルキルエーテル(例えば花王株式会社のEmulgen 66(Emulgenは花王株式会社の商標));アルカーノアミン類、好ましくは2−ジエチルアミン−1−エタノール、3−ジメチルアミン−1−プロパノール、3−ジエチルアミン−1−プロパノール、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、2−(2−ジメチルアミノエトキシ)エタノール、2−(2−ジエチルアミノエトキシ)エタノール、モノ−、ジ−、トリエタノールアミン、モノグリコールアミン類およびポリグリコールアミン類[それらは、ドイツ特許出願公開第2061760号明細書に記載されるように、アンモニア、およびメチルアミン、エチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、モノ−、ジ−およびトリエタノールアミン類のようなアルキル−またはヒドロキシアルキルアミン類を、例えば酸化エチレン、酸化1,2−プロピレン、酸化1,2−ブチレン、酸化2,3−ブチレンのような酸化アルキレン類と、適当な比率で反応させることによって得ても良い]、好ましくはジエチレングリコールアミン、トリエチレングリコールアミン、ビス−ジエチレングリコールアミン、ポリオキシエチレン−(6)−トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン−(9)−トリエタノールアミン、o−(2−アミノエチル)−ポリエチレングリコール750、o,o−ビス−(2−アミノプロピル)−ポリエチレングリコール500,800,1900,2000、o,o'−ビス−(3−アミノプロピル)−ポリエチレングリコール1500、環状アミド類、好ましくは2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシ)エチル−2−ピロリドン、カプロラクタムおよび1,3−ジメチルイミダゾーリドン;環状エステル類、好ましくはカプロラクトン;スルホキシド類、好ましくはジメチルスルホキシドおよびスルホランである。
好ましい組成物において、2)による媒体が、水および2種以上の、より好ましくは2〜8種の水溶性有機溶剤を含む。
特に好ましい水溶性溶剤は、環状アミド類、特に2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドンおよびN−(2−ヒドロキシ)エチル−2−ピロリドン;C1-6のアルコール類、好ましくはn−プロパノールおよびシクロヘキサノール、ジオール類、好ましくは1,5−ペンタンジオール、エチレングリコール、チオジグリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールおよび1,2−プロピレングリコール、トリオール類、好ましくはグリセロール;およびジオール類のモノC1-4アルキルエーテル類、より好ましくは2〜12個の炭素原子を有するジオール類のモノC1-4アルキルエーテル類、特に好ましくは2−[2−(2−メトキシエトキシ)−エトキシ] −エタノール、ジエチレングリコール−モノ−n−ブチルエーテル、(例えば花王のEmulgen 66(Emulgenは花王株式会社の商標))、2−ジエチルアミン−1−エタノール、3−ジメチルアミン−1−プロパノール、3−ジエチルアミン−1−プロパノール、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、2−(2−ジエチルアミノエトキシ)エタノール、トリエタノールアミン、ジエチレングリコールアミン、ポリグリコールアミン類、好ましくはポリオキシエチレン−(6)−トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン−(9)−トリエタノールアミン、o−(2−アミノエチル)−ポリエチレン750、o,o−ビス−(2−アミノプロピル)−ポリエチレン500およびo,o−ビス−(3−アミノプロピル)−ポリエチレングリコール1500である。
好ましい2)による媒体は、
(a) 75〜95重量部の水と
(b) 25〜5重量部の1種以上の水溶性溶剤
を含み、それらの部は、(a)と(b)の全合計が100である。
水および1種以上の有機溶剤を含むさらに有用なインク組成物の例は、米国特許第4963189号、米国特許特許第4703113号、米国特許特許第4626284号および欧州特許出願公開第425150号の明細書において見られる。
2)による媒体が無水(すなわち水が1重量%未満)の有機溶剤を含む場合、この溶剤は、30〜200℃、より好ましくは40〜150℃、特に好ましくは50〜125℃の沸点を有する。
有機溶剤は、水不溶性、水溶性、またはそのような溶剤の混合物であり得る。
好ましい水溶性有機溶剤は、上記の全ての水溶性有機溶剤およびそれらの混合物である。
好ましい水不溶性溶剤は、とりわけ脂肪族炭化水素類;エステル類、好ましくは酢酸エチル;塩素化炭化水素類、好ましくはCH2Cl2;およびエーテル類、好ましくはジエチルエーテル;およびそれらの混合物である。
2)による液体媒体が水不溶性の有機溶剤を含む場合、その液体媒体中での染料の溶解性を増すために、極性溶剤を添加することが好ましい。
そのような極性溶剤の例は、C1-4のアルコール類、好ましくはエタノールまたはプロパノール;ケトン類、好ましくはメチルエチルケトンである。
無水の有機溶剤は、単一の溶剤または2種以上の異なる溶剤の混合物からなり得る。
それが、異なる溶剤の混合物である場合、2〜5種の異なる無水の溶剤を含む混合物が好ましい。これは、保存中のインク組成物の乾燥特性および安定性を良好に制御出来る2)の媒体の提供を可能にする。
無水の有機溶剤またはそれらの混合物を含むインク組成物は、急速な乾燥時間が要求されるとき、および特にそれらがプラスチック、金属およびガラスのような疎水性で且つ非吸収性の基材上への印刷のために使用されるとき、特別に興味深い。
好ましい低融点媒体は、60℃〜125℃の融点を有する。有用な低融点の固体は、長鎖の脂肪酸またはアルコール、好ましくはC18-24の炭素鎖を有するもの、およびスルホンアミドを含む。
本発明のインク組成物は、インクジェット用インクに通常使用される付加的成分、例えば粘度改良剤、表面張力改良剤、生物毒、腐蝕抑制剤、均染剤、乾燥剤、保湿剤、インク浸透添加剤、光安定剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、凝集抑制剤、イオン性または非イオン性界面活性剤、導電性塩およびpH緩衝剤を助剤としてさらに含んでも良い。
これらの助剤は、好ましくは0〜5重量%の量で添加される。
本発明のインク組成物における沈殿を防止するために、使用される染料が十分に精製されねばならない。これは、通常知られた精製方法で実施され得る。
紡織繊維材料に印刷する場合、溶剤に加えて、有用な添加剤が、水溶性で非イオン性のセルロースエステルまたはアルギン酸塩を含む。
好ましい材料は、紙である。紙はそのままのものあるいは処理されたものでも良い。
1〜40mPa・s、特に5〜40mPa・s、好ましくは10〜40mPa・sの粘度を有するインク組成物が好ましい。10〜35mPa・sの粘度を有するインク組成物が特に好ましい。
15〜73mN/m、特に20〜65mN/m、特に好ましくは30〜50mN/mの表面張力を有するインク組成物が好ましい。
0.1〜100mS/cm、特に0.5〜70mS/cm、特に好ましくは1.0〜60mS/cmの導電性を有するインク組成物が好ましい。
インクは、緩衝物質、例えばホウ砂、ホウ酸塩またはクエン酸塩をさらに含んで良い。その例は、ホウ酸ナトリウム、四ホウ酸ナトリウムおよびクエン酸ナトリウムである。
それらは、pHを例えば5〜9、特に6〜8に設定するために、インクの全重量を基準に特に0.1〜3重量%、好ましくは0.1〜1重量%の量で使用される。クエン酸塩緩衝剤は、アルギン酸塩素のインクの場合に好ましい。
インクは、通例の添加剤、例えば抑泡剤または特にかびおよび/またはバクテリアの成長阻止剤をさらに含んでも良い。これらは、通常インクの全重量を基準に0.01〜1重量%で使用される。
印刷用インクさらに染料混合物も、少なくとも式(I)による化合物を含む。
本発明のプロセスによって得られる印刷物は、良好で汎用的な堅牢性、良好な耐光堅牢性、さらにシャープな輪郭および高い色の濃さをも有する。そのインクが高い光学濃度の印刷を提供する。良好な耐光堅牢性を伴う特に良好な明度は、本発明による染料で達成される。
使用される印刷用インクは、良好な安定性と良好な粘度特性で注目に値する。本発明の記録用流体は、インクジェットプロセスに適合した範囲内にある粘度と表面張力値を有する。印刷中に高い剪弾力が生じた場合でさえも、その粘度は実質上変化しないで維持される。
本発明による記録用流体は、保存において、不明瞭な印刷またはノズルつまりにつながる沈殿物を形成しがちではない。
本発明のさらなる側面は、三色刷りにおける印刷用インクの使用である。三色刷りは、全ての記録材料についての非常に大きな用途である。この印刷方式は、イエロー、レッドおよびブルーのインク組成物で通常実施される。更に、本発明のマゼンタ染料混合物が、ブラック、レッドおよび/またはシアンの記録用流体と組合わせてインクセットとして使用されても良い。
本発明は、さらに、本発明による組成物で印刷された記録材料を提供する。
さらに、本発明の染料混合物は、電子写真用のトナーおよび顕色剤、例えば1成分および2成分の粉末トナー、磁気トナー、液体トナー、重合化トナーおよび他の特別なトナーにおける、着色剤として有用である。
標準的なトナーバインダーは、スチレン、スチレン−アクリレート、スチレン−ブタジエン、アクリレート、ポリエステル、フェノール系のエポキシ樹脂類、ポリスルホン類、ポリウレタン類(個別的にまたは組合せで)、更にポリエチレンおよびポリプロピレンのような付加重合樹脂類、重付加樹脂類、および重縮合樹脂類であって、さらに電荷制御剤、ワックスまたはフロー剤のような配合剤がそれら中に存在あるいはそれらに添加されても良い。本発明による染料混合物は、粉末中、および、例えば金属、木、プラスチック、ガラス、セラミック、コンクリート、テキスタイル材、紙またはゴム等で出来た粒子の表面をコートするのに用いられる粉末被覆剤、特に摩擦帯電または静電帯電によってスプレーされる粉末被覆剤中における着色剤として、さらに有用である。使用される粉末被覆樹脂は、一般に、通例の硬化剤を伴うエポキシ樹脂類、カルボキシル−およびヒドロキシル−含有ポリエステル樹脂類、ポリウレタン樹脂類およびアクリル樹脂類である。樹脂類の組合せも用いられる。例えば、エポキシ樹脂類は、カルボキシル−およびヒドロキシル−含有ポリエステル樹脂類と組合わせてよく使用される。
本発明の染料混合物は、カラーフィルターのための、加えて減色発生(ピー グレゴリ−(P. Gregory)の「Topics in Applied Chemistry: High Technology Applications of Organic Colorants」 Plenum Press, ニューヨーク 1991年、15−25頁)の添加剤のための着色剤として、さらには電子新聞のための電子インク中の着色剤としても有用である。
以下の実施例は、本発明を説明するものである。他に断らない限り、温度はセルシウス度で示され、部および%は重量によるものである。
インク組成物の例
本発明による好ましいインク組成物は、
式(I)の化合物を0.5〜35部、
水、または、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体を65〜99.5部、および任意に
1種以上の添加剤を0〜5部
を含む。
本発明によるより好ましいインク組成物は、
式(I)の化合物を1〜20部、
水、または、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体を80〜99部、および任意に
1種以上の添加剤を0〜5部
を含む。
本発明による特に好ましいインク組成物は、
式(I)の化合物を1〜5部、
水、または、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体を95〜99部、および任意に
1種以上の添加剤を0〜5部
を含む。
本発明によるより好ましいインク組成物は、
式(I)の少なくとも1種の化合物と、少なくともC.I.Acid Red 52またはC.I.Acid Red 289を含む染料混合物を0.5〜35部、
水、または、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体を65〜99.5部、および任意に
1種以上の添加剤を0〜5部
を含む。
本発明による特に好ましいインク組成物は、
式(I)の少なくとも1種の化合物と、少なくともC.I.Acid Red 52またはC.I.Acid Red 289を含む染料混合物を1〜20部、
水、または、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体を80〜99部、および任意に
1種以上の添加剤を0〜5部
を含む。
本発明によるさらに好ましいインク組成物は、
式(I)の少なくとも1種の化合物と、少なくともC.I.Acid Red 52またはC.I.Acid Red 289を含む染料混合物を1〜5部、
水、または、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体を95〜99部、および任意に
1種以上の添加剤を0〜5部
を含む。
本発明による上記の組成物に関するすべての部の全合計は、100部である。
上記の組成物は、好ましくはその媒体を40℃に加熱し、次に式(I)の少なくとも1種の化合物と、少なくともC.I.Acid Red 52またはC.I.Acid Red 289を含む染料混合物を添加することによって製造される。次いで、その組成物は室温まで冷却される。
このインク組成物は、好ましくは紙または紙状基材の印刷に使用される。
次の実施例は、保護の範囲をそれらの実施例に限定することなく、本発明の説明のために供するものである。その実施例では、他に断らない限り、全ての部および全ての%が重量によるものであり、与えられる温度がセルシウス度で示される。
実施例1
a)ジアゾ化とカップリング
1−アセチルアミノ−4−アミノベンゼン−3−スルホン酸46g(0.2モル)が、300mlの水中で間接的にジアゾ化される。その反応溶液が、5℃で500mlの水中における2−アミノ−8−ヒドロキシナフタリン−6−スルホン酸47.8gの懸濁物に添加される。酢酸ナトリウム溶液の添加によって、そのpH値が2.5〜4に調整される。この反応の停止後に次式(IX)による化合物が、濾過で分離される。
Figure 2005513188
b)鹸化
a)で得られた化合物(IX)の湿ったプレスケーキ252gが、600mlの水に添加される。5容積%(vl-%)の固体水酸化ナトリウムが添加され、その反応混合物が70℃に3時間加熱される。
反応停止後、生成物が塩析されて、濾過で分離される。次式(X)の化合物が得られる。
Figure 2005513188
c)縮合
式(X)の化合物から成る湿ったプレスケーキ138gが、700mlの水に添加されて、pH値が4.5に調整される。
3−クロロプロピオン酸クロライド28gが、pH値3.5〜4.5、温度5〜12℃で15分間にゆっくり添加される。2時間後、次式(XI)の化合物が、塩析および濾過で分離される。
Figure 2005513188
d)置換
式(XI)の化合物から成る湿ったプレスケーキ170gが、700mlの水に添加されて、pH値が5に調整される。亜硫酸ナトリウム50gが添加され、反応溶液が70℃で2時間攪拌される。
514.7nmのλmax(室温、2重量%酢酸ナトリウム水溶液中で測定)を有する、次式(XII)の色素が、塩析および濾過によって得られる。
Figure 2005513188
実施例2
a)ジアゾ化とカップリング
2−アミノ−5−ニトロ−ベンゾトリフルオライド46gが、5℃の250mlの水中でジアゾ化される。その反応溶液が、5℃で300mlの水中における2−アミノ−8−ヒドロキシナフタリン−3,6−ジスルホン酸31.9gの懸濁物に添加される。酢酸ナトリウム溶液の添加によって、そのpH値が2.5〜3に調整される。この反応の停止後に、次式(XIII)による化合物が濾過で分離される。
Figure 2005513188
b)還元
a)で得られた化合物(XIII)の湿ったプレスケーキ143gが、500mlの水に添加される。硫化ナトリウムが20℃で添加される。反応停止後、溶液が酸性にされ、生成物が塩析されて、濾過で分離される。次式(XIV)の化合物が得られる。
Figure 2005513188
c)縮合
式(XIV)の化合物から成る湿ったプレスケーキ143gが、600mlの水に添加されて、pH値が4.5に調整される。
モノクロロアセチルクロライド5mlが、pH値4〜4.5でゆっくり添加される。水酸化ナトリウムの添加によって、pH値が制御される。2時間後、次式(XV)の化合物が、塩析および濾過で分離される。
Figure 2005513188
d)置換
式(XV)の化合物から成る湿ったプレスケーキ91gが、500mlの水に添加されて、pH値が5に調整される。亜硫酸ナトリウム25gが添加され、反応溶液が70℃で1時間攪拌される。
514.3nmのλmax(室温、2重量%酢酸ナトリウム水溶液中で測定)を有する、次式(XVI)の色素が、塩析および濾過によって得られる。
Figure 2005513188
実施例3
a)縮合
式(X)の化合物から成る湿ったプレスケーキ138gが、700mlの水に添加されて、pH値が4.5に調整される。
ClSO2CH2CH330gが、pH値4.5で15分間にゆっくり添加される。2時間後、513.0nmのλmax(室温、2重量%酢酸ナトリウム水溶液中で測定)を有する次式(XVII)の化合物が、塩析および濾過で分離される。
Figure 2005513188
表1(実施例4−42)
実施例1と同様に、次の実施例が得られる。
Figure 2005513188
Figure 2005513188
Figure 2005513188
表2(実施例43−81)
実施例2と同様に、次の実施例が得られる。
Figure 2005513188
Figure 2005513188
Figure 2005513188
表3(実施例82−100)
実施例3と同様に、次の実施例が得られる。
Figure 2005513188
Figure 2005513188
表4(実施例101−140)
実施例1と同様に、次の実施例が得られる。
Figure 2005513188
Figure 2005513188
Figure 2005513188
色素混合物
次の色素混合物が、上記されたように記録材料の印刷のための組成物を配合するために使用される。そのような組成物は、
1)上記に定義されるような色素または色素の混合物と
2)水、または、水と有機溶剤、無水の有機溶剤または低融点を持った固体との混合物を含む媒体、および
3)任意にさらに添加剤
を含む。
実施例141(色素混合物1)
実施例1のものを90重量%および
C.I.Acid Red 52を10重量%
この混合物は、
実施例141(色素混合物1)を2.5重量%、
N−メチル−ピロリドンを15重量%、
水を82.5重量%
含む組成物を配合するために使用される。
この混合物は、さらに
実施例141(色素混合物1)を2.5重量%、
1,2−プロピレングリコールを20重量%、
水を77.5重量%
含む組成物を配合するために使用される。
表5(実施例142−145)
化合物1は、式(I)による化合物またはそれらの混合物である。
化合物2は、カラーインデックス名によって呼ばれる色素である。
Figure 2005513188
式(I)による化合物およびそれらの混合物と同様に、全ての実施例(1−140)が、化合物1として適している。
ここでの記載でリストに挙げられているC.I.Acid Red化合物類の全ての化合物、加えてそれらの混合物は、化合物2として適している。
応用例
応用例A
水のN−メチルピロリドンに対する比が85:15である、水と2−ピロリドンの混合物97.5部中の、実施例141(色素混合物1)の混合物2.5部からなるインクが、HP 880C DeskJet Printerに投入され、A4 のHP Premium Inkjet 紙上に印刷される(HPとDeskJetは、Hewlett‐Packard(Palo Alto、カリフォルニア州、米国)の登録商標である)。かくして得られたマゼンタ印刷は、良好な堅牢性を有する。
この応用例は、本件出願の全ての実施例について類似の方式で使用され得る。同様に個々の染料の混合物が、使用され得る。このようにして得られた印刷は、良好な堅牢性を有する。
応用例B
水:プロピレングリコール:イソプロピレンの比が90:5:5である、水、プロピレングリコールおよびイソプロパノ−ルの混合物97.5部中の、実施例141(色素混合物1)の混合物2.5部からなるインクが、HP 880C DeskJet Printerに投入され、A4のHP Premium Inkjet 紙上に印刷される(HPとDeskJetは、Hewlett‐Packard(Palo Alto、カリフォルニア州、米国)の登録商標である)。かくして得られたマゼンタ印刷は、良好な堅牢性を有する。
この応用例は、本件出願の全ての実施例について類似の方式で使用され得る。同様に個々の染料の混合物が、使用され得る。このようにして得られた印刷は、良好な堅牢性を有する。
応用例C
水のN−メチルピロリドンに対する比が85:15である、水と2−ピロリドンの混合物97.5部中の、実施例47のもの2.5部からなるインクが、HP 880C DeskJet Printerに投入され、A4 のHP Premium Inkjet 紙上に印刷される(HPとDeskJetは、Hewlett‐Packard(Palo Alto、カリフォルニア州、米国)の登録商標である)。かくして得られたマゼンタ印刷は、良好な堅牢性、特に耐光堅牢性を有し、その色は鮮やかである。
この応用例は、本件出願の全ての実施例について類似の方式で使用され得る。同様に個々の染料の混合物が、使用され得る。このようにして得られた印刷は、良好な堅牢性を有し、その色は鮮やかである。
応用例D
水:プロピレングリコール:イソプロピレンの比が90:5:5である、水、プロピレングリコールおよびイソプロパノ−ルの混合物97.5部中の、実施例1(式(XII)による化合物)2.5部からなるインクが、HP 880C DeskJet Printerに投入され、A4のHP Premium Inkjet 紙上に印刷される(HPとDeskJetは、Hewlett‐Packard(Palo Alto、カリフォルニア州、米国)の登録商標である)。かくして得られたマゼンタ印刷は、良好な堅牢性、特に耐光堅牢性を有し、その色は鮮やかである。
この応用例は、本件出願の全ての実施例について類似の方式で使用され得る。同様に個々の染料の混合物が、使用され得る。このようにして得られた印刷は、良好な堅牢性を有し、その色は鮮やかである。

Claims (11)

  1. フリーの酸として、またはその塩の形で、加えてそれらの混合物としての、次式(I)の色素、
    Figure 2005513188
    但しここで、
    R1は、H;C1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;フェニルまたは置換されたフェニルであり、
    R2は、H;C1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;C1-4のアルコキシ;−COOH;−COOCH3;−CF3;−SO3Hまたは−CNであり、
    R3は、H;C1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;C1-4のアルコキシ;−SO3H;−CN;アセチルアミノ;−OH;−CF3または−SO2R5であり、
    ここで、
    R5は、未置換のC1-4のアルキルまたは置換されたC1-4のアルキルであり、
    R4は、H;未置換のC1-4のアルキルまたは置換されたC1-4のアルキルであり、
    Aは、次式のラジカルであり、
    Figure 2005513188
    ここで、
    Bは、未置換のフェニレン;置換されたフェニレンまたはC1-4のアルキレンであり、
    Xは、−SO3Hまたは−SO2R5であり、ここでR5は上記に定義されたものと同一の意味を有するか、
    あるいはAは、−SO2R6の式のラジカルであり、
    ここで、
    R6は、未置換のC1-4のアルキル;置換されたC1-4のアルキル;未置換のフェニルまたは置換されたフェニルであり、
    mは、0または1である。
  2. R1が、C1-2のアルキル;−CN、ハロゲンまたは−COOHで置換された C1-2のアルキル;フェニルまたはC1-2のアルキル、C1-2のアルコキシ、ハロゲン、−SO3H、−COOH、−OHまたは−CNから成る群の少なくとも1種の置換基で置換されたフェニルであり、
    R2が、H;C1-2のアルキル;置換されたC1-2のアルキル;C1-2のアルコキシ;−COOH;−COOCH3;−SO3Hまたは−CNであり、
    R3が、H;C1-2のアルキル;置換されたC1-2のアルキル;C1-2のアルコキシ;−SO3H;−CN;アセチルアミノ;−OHまたは−CF3であり、
    R4が、Hまたは C1-2のアルキルであり、
    Xが、−SO3Hまたは−SO2R5であり、ここでR5がC1-2のアルキル;置換されたC1-2のアルキル;フェニルまたは置換されたフェニルであり、
    Bが、未置換のフェニレンまたはC1-4のアルキレンであり、
    R6が、C1-2のアルキル;未置換のフェニル、あるいはC1-2のアルキルまたはC1-2のアルコキシで置換されたフェニルであり、そして
    mが、0または1であることを特徴とする、請求項1に記載の式(I)の色素。
  3. 次式(Ia)を有することを特徴とする、請求項2に記載の色素、
    Figure 2005513188
    但しここで、
    R1が、H;−CH3;−CH2CH3;置換された C2のアルキル;フェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
    R2が、H;−OCH3;−COOHまたは−COOCH3を表し、
    R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3;−OCH3またはアセチルアミノを表し、
    mが、0または1を表し、そして
    nが、1、2または3を表す。
  4. 次式(Ib)を有することを特徴とする、請求項2に記載の色素、
    Figure 2005513188
    但しここで、
    R1が、H;−CH3;−CH2CH3;置換された C2のアルキル;フェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
    R2が、H;−OCH3;−COOHまたは−COOCH3を表し、
    R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3または−OCH3を表し、
    nが、1、2または3を表し、
    mが、0または1を表す。
  5. 次式(Ic)を有することを特徴とする、請求項2に記載の色素、
    Figure 2005513188
    但しここで、
    R1が、H;−CH3;−CH2CH3;置換された C2のアルキル;フェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
    R3が、H;−SO3H;−CN;−CF3;−CH3または−OCH3を表し、
    R6が、未置換のC1-4のアルキル;未置換のフェニル;モノ置換フェニルまたはジ置換フェニルを表し、
    mが、0または1を表す。
  6. 第1工程において、次式(VII)の化合物
    Figure 2005513188
    (ここで、全置換基が上記に定義されるような意味を有する。)が、次式(VIIIa)の化合物
    Figure 2005513188
    または次式(VIIIb)の化合物
    Figure 2005513188
    と、H2O/NaOH中で反応され、
    第2工程において、式(VIIIa)の遊離体との反応によって得られた次式(IX)の反応生成物が、
    Figure 2005513188
    水性媒体中でNa2SO3またはNaSO2R5と反応されて、次式(I’)の化合物を得る、
    Figure 2005513188
    (ここで、全置換基が上記に定義されるものと同様の意味を有する。)
    ことを特徴とする、前記式(I) に記載の化合物を製造するための方法。
  7. 請求項1、3、4、または5に記載の少なくとも1種の化合物を含むインクジェット用インク。
  8. 塩の全含有量が、該染料の全重量を基準として、0.5重量%未満であることを特徴とする、請求項7に記載のインクジェット用インク。
  9. 記録材料の印刷のための、および/または記録材料の印刷のためのインクジェット印刷プロセスにおける、請求項1、3、4、または5に記載の化合物の使用。
  10. 該記録材料が紙または紙状基材であることを特徴とする、請求項9に記載の使用。
  11. 請求項1、3、4、または5に記載の化合物で印刷または着色された記録材料。
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