JPH10297078A - インクジェット記録シート - Google Patents

インクジェット記録シート

Info

Publication number
JPH10297078A
JPH10297078A JP9110984A JP11098497A JPH10297078A JP H10297078 A JPH10297078 A JP H10297078A JP 9110984 A JP9110984 A JP 9110984A JP 11098497 A JP11098497 A JP 11098497A JP H10297078 A JPH10297078 A JP H10297078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
receiving layer
fine particles
jet recording
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9110984A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaya Satou
貴哉 佐藤
Tsutomu Uehara
勉 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Industries Inc, Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshinbo Industries Inc
Priority to JP9110984A priority Critical patent/JPH10297078A/ja
Priority to US09/064,388 priority patent/US6096418A/en
Priority to EP98303185A priority patent/EP0875393B1/en
Priority to DE69803231T priority patent/DE69803231T2/de
Priority to CA002236058A priority patent/CA2236058A1/en
Publication of JPH10297078A publication Critical patent/JPH10297078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5236Macromolecular coatings characterised by the use of natural gums, of proteins, e.g. gelatins, or of macromolecular carbohydrates, e.g. cellulose
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/25Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/31971Of carbohydrate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクのにじみが少なく、またシート送紙性
に優れたインクジェット記録シートを提供することを課
題とする。 【解決手段】 シート状の基材の少なくとも一方の面に
インク受理層が積層されており、インク受理層がバイン
ダー及び多孔性多糖類微粒子を含むインクジェット記録
シートとする。また、前記多孔性多糖類微粒子がインク
受理層の表面に露出して、インク受理層の表面に凹凸が
形成されているインクジェット記録シートとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や画像などの
記録用のシートに関し、詳しくはインクジェット記録方
式に好適に用いられるインクジェット記録シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】シート上に文字、画像等を記録する(シ
ート上に「文字、画像等を記録する」ことを、以下「印
字」又は「印刷」ということがある)方式として、イン
クの微小液滴を飛翔させてインクをシート上に付着する
インクジェット記録方式があり、コンピューター末端に
接続されるプリンター等の印字方式として広く用いられ
ている。
【0003】しかし、インクジェット記録方式は高速
性、解像度、記録パターンの融通性などの点で優れてい
る一方で、いくつかの問題点もあった。すなわち、シー
トの表面のインク吸収性が悪いとシートに付着したイン
クがにじんで記録画像が不鮮明になる、シート表面の耐
水性が低いと記録画像上を濡れた布や指で触れるとイン
クが流れ出して汚れてしまう、連続印刷する際にはイン
クがにじみやすい等の問題が生じていた。
【0004】そこで、このような問題を解決する手段と
して、例えば、有機高分子の微粒子と、接着剤とからな
るインク受理層を設け、有機高分子の微粒子の大きさを
調整するなどしてインク受理層にインクを吸収するに必
要な空隙を形成する、あるいは多孔性シリカ微粒子をイ
ンク受理層に含有させるなどして、インク吸収性を向上
させたものが知られている。
【0005】しかし、これら従来のインクジェット記録
シートのインク吸収性、表面の耐水性などは十分満足の
いくものとはいいがたく、より鮮明な画像への要求は高
まる一方である。
【0006】また、プリンターの印刷速度の向上等に伴
い、シートどうしが密着して複数のシートが一度に送り
出されることがないように、シート送紙性に優れている
ことがインクジェット記録シートに一層求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクのに
じみが少なく、またシート送紙性に優れたインクジェッ
ト記録シートを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、インクジェット
記録シートの受理層中に微細な多孔構造を有する多糖類
微粒子を添加することによって今までにない優れた印字
特性を発現し、またシート送紙性にも優れるインクジェ
ット記録シートが得られることを見出し本発明を完成さ
せた。
【0009】すなわち、本発明は、シート状の基材の少
なくとも一方の面にインク受理層が積層されたインクジ
ェット記録シートであって、インク受理層はバインダー
及び多孔性多糖類微粒子を含むことを特徴とするインク
ジェット記録シートである。また、本発明は、前記多孔
性多糖類微粒子がインク受理層の表面に露出して、イン
ク受理層の表面に凹凸が形成されているインクジェット
記録シートである。前記多孔性多糖類微粒子の平均粒径
は、0.1〜20μm、さらには0.1〜5μmである
ことが好適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のインクジェット記録シートは、シート状
の基材の少なくとも一方の面にインク受理層が積層され
たインクジェット記録シートであって、インク受理層は
バインダー及び多孔性多糖類微粒子を含むことを特徴と
する。本発明のインクジェット記録シートは、多孔性多
糖類微粒子を含むインク受理層がインク吸収性等に優
れ、インクのにじみが少ない。
【0011】本発明のインクジェット記録シートは、シ
ート状の基材の少なくとも一方の面にインク受理層が積
層される(図1)。基材はシート状のものであってイン
ク等により文字、画像などを記録するために通常用いら
れる、透明もしくは不透明の、あるいは着色された媒体
を広く好適に用いることができる。具体的には、植物性
繊維を主成分とする紙、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ポリビニルアルコール、ポリエステル、ナイロン、
ポリカーボネート、セルロースアセテート等の樹脂を主
成分とする樹脂フィルム、これら樹脂フィルムを基材と
した合成紙等が挙げられる。
【0012】インク受理層は、インクが付着して文字な
どが記録される主な部分であり、基材の表面の少なくと
も一方の面に積層される。従って両面に積層されていて
もよい。インク受理層の厚さは好ましくは1〜30μm
であり、特に好ましくは1〜20μmである。この範囲
がインク受理層のインク吸収性などの点から好適であ
り、また記録シートとしての取り扱いにも支障がない。
【0013】インク受理層には、バインダー及び多孔性
多糖類微粒子が含まれる。バインダーは多孔性多糖類微
粒子とともに受理層を形成し、多孔性多糖類微粒子を受
理層に固着することができるものであればよく、各種高
分子が好適に用いられる(バインダーとして用いられる
高分子を以下「バインダーポリマー」という)。バイン
ダーポリマーとして好ましくは、天然水溶性高分子、半
合成水溶性高分子、合成水溶性高分子等が挙げられ、特
に好ましくは、天然水溶性高分子としてはプルラン、デ
キストランが、半合成水溶性高分子としてはカルボキシ
エチルセルロース、デキストリン、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースが、合成水溶性高分子としては、ポリビニル
アルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ポ
リアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイ
ミン、ポリグリシドール等が挙げられる。インク受理層
中には、バインダーポリマーが単独で含まれていてもよ
いし、2種以上が含まれていてもよい。インク受理層中
のバインダーポリマー自体の耐水性を向上させるには一
般的な架橋剤を添加すればよい。
【0014】本発明で用いられる多孔性多糖類微粒子は
親水性であり、且つ微細な多孔構造を有している。従っ
て、インク受理層に含まれる多孔性多糖類微粒子の孔隙
にインクがすばやく吸収されインク受理層の表面、すな
わちインクジェット記録シートの表面の乾きが早くイン
クのにじみが少ない。さらに、多孔性多糖類微粒子自体
がインクの染料成分を取り込んでいるため、インクジェ
ット記録方式で印字後、インク受理層に水分が付着して
もインクがにじみにくく耐水性にも優れている。
【0015】また、本発明で用いられる多孔性多糖類微
粒子は、水溶性多糖類あるいは水溶性多糖類誘導体を架
橋して水に対して不溶化した微粒子である。水溶性多糖
類あるいは水溶性多糖類誘導体としては、マンノース、
プルラン、アルギン酸、デキストリン、グルコマンナ
ン、デンプン、グアガム、セルロース誘導体などが挙げ
られる。これら多糖類を不溶化するには、多価金属イオ
ンや、グリシジル基を有する一般的な架橋剤、ホルマリ
ンを含有する架橋剤で架橋すればよい。これら不溶化し
た多糖類の中でもアルギン酸を架橋して不溶化した微粒
子は、吸水した時の寸法変化がなく、インク受理層の形
状、基材との接着状態が保たれるので好ましく、具体的
にはアルギン酸多価金属塩微粒子が好ましく例示され
る。インク受理層中には、多孔性多糖類微粒子が単独で
含まれていても、2種以上が含まれていてもよい。多孔
性多糖類微粒子の平均粒径は好ましくは、0.1〜20
μmであり、特に好ましくは、0.1〜5μmである。
この範囲であればインク受理層中における多孔性多糖類
微粒子の表面積が十分に確保されインクの吸収性が良好
である。また、この範囲であれば下記で説明するシート
送紙性の点でも良好である。
【0016】アルギン酸とは、多糖類の1種であり、マ
ンヌロン酸及びその異性体であるグルクロン酸(C59
5・COOH)の脱水重合体である。アルギン酸は通
常、乾燥海藻の炭酸ナトリウム抽出液を塩酸で処理して
得られる。本発明で用いることができるアルギン酸多価
金属塩は、アルギン酸を多価金属イオンで架橋した構造
を有するものであり、アルギン酸とは異なり水に対して
不溶性である。また、アルギン酸多価金属塩は、単に多
価金属イオンで架橋しただけではゲル状を呈する場合が
あるが、本発明においては微粒子として用いることが望
ましい。
【0017】このようなアルギン酸多価金属塩は、例え
ばアルギン酸とナトリウム、カリウム等のアルカリ金属
との一価金属塩の水溶液をスプレードライ法、エマルジ
ョン法等により微粒子とした後、多価金属イオンを含む
水溶液中に浸漬させることにより得ることができる。ま
た、前記アルギン酸の一価金属塩の水溶液あるいはそれ
を酸で処理したものを、多価金属イオンを有する水溶液
中で撹拌後、不溶物を分取し、乾燥、粉砕させて微粒子
としてもよい。
【0018】ここでアルギン酸多価金属塩としては、カ
ルシウム、亜鉛、ベリリウム、マグネシウム、バリウ
ム、カドミウム、水銀、ストロンチウム、ラジウム、
鉛、銅、鉄、アルミニウム、コバルト、ニッケル、クロ
ム、マンガン等の金属と、アルギン酸との塩などが挙げ
られる。これらのうちでもアルギン酸カルシウム、アル
ギン酸銅、アルギン酸亜鉛、アルギン酸マグネシウム、
アルギン酸バリウム等が好ましく、アルギン酸カルシウ
ム、アルギン酸銅等が特に好ましい。インク受理層中に
は、アルギン酸金属微粒子が単独で含まれていても、2
種以上が含まれていてもよい。
【0019】インク受理層中の多孔性多糖類微粒子の含
有量は、バインダー100重量部に対して好ましくは1
〜20重量部であり、特に好ましくは5〜15重量部で
ある。この範囲内であればインク受理層にインクが付着
した際に、インクがすみやかにインク受理層に吸収さ
れ、インクのにじみが生じにくく、またインク受理層の
機械的強度が低くなって剥がれやすくなるなどの弊害は
生じにくい。また、この範囲内であれば下記で説明する
シート送紙性の点でも良好である。
【0020】また、多孔性多糖類微粒子は、インク受理
層中に均一に分散していることが望ましい。さらに、イ
ンク受理層中には上記バインダー、多孔性多糖類微粒子
の他に必要に応じてバインダーの架橋剤、滑剤、防腐
剤、顔料、染料、粘度調整剤、有材もしくは無材フィラ
ー等が含まれていてもよい。
【0021】本発明のインクジェット記録シートでは、
多孔性多糖類微粒子がインク受理層の表面に露出して、
インク受理層の表面に凹凸が形成されている。すなわ
ち、インク受理層に含まれる多孔性多糖類微粒子のうち
のいくつかの多孔性多糖類微粒子がインク受理層の表面
に露出しており、多孔性多糖類微粒子によってインク受
理層の表面に凹凸が形成される(図2)。従って、本発
明のインクジェット記録シートは、シート間に適度な空
隙が保たれ、シートどうしが密着して複数のシートが一
度に送り出されることが少なくシート送紙性に優れる。
凹凸の程度は、多孔性多糖類微粒子の粒径、インク受理
層中の多孔性多糖類微粒子の含有量などにより調整する
ことができ、好ましい範囲についてはそれぞれ上記で説
明した通りである。
【0022】本発明のインクジェット記録シートは、基
材にインク受理層を積層させることによって製造するこ
とができ、例えば以下のように行う。まず、水性溶媒に
バインダー、多孔性多糖類微粒子、バインダーの架橋
剤、滑剤等を配合してドープとする。得られたドープ
を、バーコーター、ナイフコーターなどを使用したりス
クリーン印刷法、グラビア印刷法、スプレーコーティン
グ法、ディップコーティング法により基材上に塗布し、
変形が起きないように固定し、50〜150℃程度で、
5秒〜20分程度キュアする。これにより、インク受理
層にバインダー及び多孔性多糖類微粒子が含まれる本発
明のインクジェット記録シートを製造することができ
る。多孔性多糖類微粒子の粒径、インク受理層中の多孔
性多糖類微粒子の含有量などにもよるが、上記のような
ドープを作製し、これをバーコーターなどで塗布すれ
ば、キュア後のインク受理層の表面には多孔性多糖類微
粒子が実質的に露出して凹凸を形成することもできる。
【0023】本発明のインクジェット記録シートは、イ
ンク吸収性等に優れ、インクジェット記録方式による印
刷に好適に用いることができる。インクジェット記録シ
ートを用いて印刷を行う場合には、通常の方法に従って
印刷を行えばよい。また、本発明のインクジェット記録
シートは、インクジェット記録方式に限らず他の記録方
式にも用いることができる。さらに、本発明のインクジ
ェット記録シートは、シート送紙性も優れることから様
々なシート送紙方式に対応し得るものと期待される。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。 <実施例1:アルギン酸カルシウム微粒子の製造例>乾
燥海草から得られたアルギン酸ナトリウム700kgを
10倍量の水に溶解させて調製したアルギン酸ナトリウ
ム水溶液を、n−ヘキサン5000kgを油層としてポ
リグリセリン縮合リシノレイン酸エステル(太陽化学
(株)製、商品名:サンソフト818H)7.7kgを
用いて、ホモミキサーで乳化した。この乳化液を20重
量%の塩化カルシウム水溶液6000kgに注加してイ
オン架橋を施し、水不溶性且つ球状のアルギン酸カルシ
ウム微粒子を製造した。水洗、乾燥後、490kgのア
ルギン酸カルシウム微粒子(平均粒径3μm)を得た。
【0025】<実施例2〜10、比較例1〜8>表1の
ような各成分で、バインダーポリマーを水に溶解させ、
さらに架橋剤、触媒、助剤、アルギン酸多価金属塩微粒
子を添加したドープを100μmのギャップのバーコー
ターで基材シート上にコートし、変形が起きないように
固定し、110℃で10分間キュアして本発明のインク
ジェット記録シート(実施例2〜10)を得た。
【0026】また、比較例として表2に示すような各成
分を配合したドープを用いて、それ以外は上記実施例2
〜10と同様の方法により比較用記録シート(比較例1
〜8)を得た。
【0027】なお、表1、2における各成分としては以
下のものを用いた。バインダーポリマーとしては、ポリ
ビニルアルコール(和光純薬(株)製、PVA、平均重
合度1700、ケン価度=約96%)、ポリビニリドン
k−90(和光純薬(株)製、化粧品添加材用)又はカ
ルボキシルメチルセルロースCMC(和光純薬(株)
製)を、架橋剤としては、デナコールEX810(長瀬
化成工業(株)製)、エポキシ系架橋剤)、スミテック
スM−3(住友化学工業(株)製、メラミン系架橋
剤)、スミテックス250conc(住友化学工業
(株)製、尿素系架橋剤)又はスミテックスNS−2
(住友化学工業(株)製、グリオキザール系架橋剤)
を、助剤としては、ポリアクリル酸(和光純薬(株)
製、平均重合度2700、28%水溶液)を、触媒とし
ては、スミテックスACX(住友化学工業(株)製、ア
ミン系触媒)を、比較例用の微粒子としては、タルク
(日本タルク社製、平均粒径10〜20μm)、アクリ
ル樹脂(松本油脂(株)製、平均粒径5〜20μm)又
はエポキシ樹脂(松本油脂(株)製、平均粒径5〜20
μm)、スチレン樹脂(モンサント社製、平均粒径5〜
20μm)又はウレタン樹脂(日清紡績(株)製、平均
粒径10〜20μm)を用いた。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】<インクジェット記録試験>実施例2〜1
0および比較例1〜8の記録シートについて、表3のA
〜Dの4色のインクを用いて、インクドロップレット平
均直径90μmの画素サイズ、300×300DPIの
記録条件でカラーインクジェット記録を行い、記録後の
記録シートについて以下の項目の評価を行った。各評価
の結果は表4に示す。
【0031】(1)耐水性 インクジェット記録後の記録シートを1時間室内で乾燥
した後、シート上にスポイトで水0.1ccを滴下し
て、指で擦った後の印刷状態を観察した。その結果を下
記の5段階で評価した。 4:変化なし。 3:若干のにじみがある。 2:明らかなにじみあり。 1:記録画像が流れて、消えてしまった。
【0032】(2)にじみ度 インクジェット記録後の記録シートを1時間室内で乾燥
した後、印字ドットを光学実体験顕微鏡を用いて観察
し、インクドロップレット平均直径(90μm)の何倍
のドットになっているかを測定した。倍率が低いものほ
どにじみ度が小さいとする。
【0033】(3)インク吸収性 インクジェット記録後の記録シートにインクを重ねて記
録し、インクの流れ出しの程度、画像の鮮明度を下記基
準で評価した。 3:インクの流れ出しがなく、画像鮮明。 2:若干画像にぼやけがある。 1:画像不鮮明。
【0034】
【表3】
【0035】(4)シート送紙性 各実施例、比較例ごとにA4サイズの記録シートを50
枚を重ね合わせ、50kgの過重をかけて、40℃、8
0%RH下で12時間放置した。そのシート束をローラ
ー式紙送り機のついたインクジェットプリンターで紙送
り試験を行った。複数枚が一度に送られた回数を数え
た。
【0036】(5)シート上での水分結露評価 インクジェット記録後の記録シートを冷蔵庫(4℃)で
5時間冷却した後、25℃、60%RHの室内に取り出
したときの記録シート表面を観察して、下記基準で評価
した。 3:見た目に変化なし。 2:シート表面が曇っている。 1:シート表面に水滴が見られる。
【0037】
【表4】
【0038】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録シートは、
インク吸収性、耐水性などに優れインクのにじみが少な
い。従って、記録シート上に記録される文字、画像等が
極めて鮮明である。また、本発明のインクジェット記録
シートはシート送紙性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録シートの断面図
【図2】 本発明のインクジェット記録シートのインク
受理層の断面図の拡大図
【符号の説明】
1・・インクジェット記録シート 2・・インク受理層 21・・多孔性多糖類微粒子 22・・バインダーポリマー 3・・基材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の基材の少なくとも一方の面に
    インク受理層が積層されたインクジェット記録シートで
    あって、インク受理層はバインダー及び多孔性多糖類微
    粒子を含むことを特徴とするインクジェット記録シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記多孔性多糖類微粒子がインク受理層
    の表面に露出して、インク受理層の表面に凹凸が形成さ
    れている請求項1に記載のインクジェット記録シート。
  3. 【請求項3】 前記多孔性多糖類微粒子の平均粒径が
    0.1〜20μmである請求項1又は2に記載のインク
    ジェット記録シート。
JP9110984A 1997-04-28 1997-04-28 インクジェット記録シート Pending JPH10297078A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9110984A JPH10297078A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 インクジェット記録シート
US09/064,388 US6096418A (en) 1997-04-28 1998-04-22 Sheet for ink-jet recording
EP98303185A EP0875393B1 (en) 1997-04-28 1998-04-24 Sheet for ink-jet recording
DE69803231T DE69803231T2 (de) 1997-04-28 1998-04-24 Blatt für Tintenstrahldruckverfahren
CA002236058A CA2236058A1 (en) 1997-04-28 1998-04-27 Sheet for ink-jet recording

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9110984A JPH10297078A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 インクジェット記録シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10297078A true JPH10297078A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14549463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9110984A Pending JPH10297078A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 インクジェット記録シート

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6096418A (ja)
EP (1) EP0875393B1 (ja)
JP (1) JPH10297078A (ja)
CA (1) CA2236058A1 (ja)
DE (1) DE69803231T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052821A (ja) * 2000-06-30 2002-02-19 Eastman Kodak Co インクジェット記録要素
JP2011011390A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Brother Industries Ltd 前処理液、インクセットおよびインクジェット記録方法
JP2013086428A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd インクジェット記録用光沢紙及びその製造方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6340516B1 (en) * 1999-01-30 2002-01-22 Industrial Technology Research Institute Ink jet recording materials
US6773769B1 (en) * 1999-05-18 2004-08-10 3M Innovative Properties Company Macroporous ink receiving media
US20050025912A1 (en) * 1999-08-06 2005-02-03 Yasuyuki Takeda Image-recording medium
US6626530B2 (en) * 2000-10-30 2003-09-30 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for making protected printed images
EP1318023A3 (en) * 2001-12-04 2004-12-08 Eastman Kodak Company Ink jet recording element and printing method
CN100340619C (zh) 2001-12-19 2007-10-03 克莱里安特财务(Bvi)有限公司 酸性单偶氮染料
GB0130316D0 (en) * 2001-12-19 2002-02-06 Clariant Int Ltd Composition for printing recording materials
GB0208444D0 (en) 2002-04-12 2002-05-22 Clariant Int Ltd Composition for printing recording materials
TWI306467B (en) * 2002-11-13 2009-02-21 Clariant Int Ltd Mono azo dyes
ATE367273T1 (de) * 2002-12-04 2007-08-15 Fujifilm Mfg Europe Bv Tintenstrahlaufzeichnungsmaterial
EP1569802A1 (en) 2002-12-13 2005-09-07 Fuji Photo Film B.V. Ink-jet recording medium
US20040121675A1 (en) * 2002-12-23 2004-06-24 Kimberly-Clark Worklwide, Inc. Treatment of substrates for improving ink adhesion to the substrates
EP1585703A1 (en) * 2003-01-17 2005-10-19 Ciba SC Holding AG A process for the production of porous inorganic materials or a matrix material containing nanoparticles
WO2005032836A1 (en) 2003-10-03 2005-04-14 Fuji Photo Film B.V. Recording medium
WO2005032834A1 (en) 2003-10-03 2005-04-14 Fuji Photo Film B.V. Recording medium
US8236385B2 (en) * 2005-04-29 2012-08-07 Kimberly Clark Corporation Treatment of substrates for improving ink adhesion to the substrates
US8075963B2 (en) 2006-02-07 2011-12-13 Eastman Kodak Company Material for forming images by inkjet printing
US10364527B2 (en) * 2007-10-24 2019-07-30 W. L. Gore & Associates, Inc. Burn protective materials
FI123421B (fi) 2008-05-09 2013-04-30 Upm Kymmene Corp Painettavaksi soveltuva tuote ja menetelmä painettavaksi soveltuvan tuotteen valmistamiseksi
CN108624119A (zh) * 2017-03-24 2018-10-09 卡西欧计算机株式会社 墨水、印刷装置、印刷方法以及造形物的制造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0445327B1 (de) * 1990-03-07 1994-07-06 Felix Schoeller jr. Papierfabrik GmbH & Co. KG Aufzeichnungsmaterial für das Tintenstrahldruck-Verfahren
JP2928956B2 (ja) * 1990-10-11 1999-08-03 大阪印刷インキ製造株式会社 水性又は水溶性インキの為の下塗りコーティング剤
JP3213630B2 (ja) * 1991-07-25 2001-10-02 三菱製紙株式会社 インクジェット記録シート
JPH07290818A (ja) * 1994-03-04 1995-11-07 Mitsubishi Paper Mills Ltd インクジェット記録用タックシート
CA2197992A1 (en) * 1994-09-12 1996-03-21 David Warner Ink jet printing sheet
US5631076A (en) * 1995-02-24 1997-05-20 New Oji Paper Co., Ltd. Hot melt ink thermal transfer recording sheet

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052821A (ja) * 2000-06-30 2002-02-19 Eastman Kodak Co インクジェット記録要素
JP2011011390A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Brother Industries Ltd 前処理液、インクセットおよびインクジェット記録方法
US8282718B2 (en) 2009-06-30 2012-10-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Surface treatment solution, ink set, ink-jet recording method, and ink-jet recording apparatus
JP2013086428A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd インクジェット記録用光沢紙及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6096418A (en) 2000-08-01
EP0875393B1 (en) 2001-11-21
DE69803231D1 (de) 2002-02-21
CA2236058A1 (en) 1998-10-28
DE69803231T2 (de) 2002-08-22
EP0875393A1 (en) 1998-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10297078A (ja) インクジェット記録シート
CA1291909C (en) Inkable sheet
US5789070A (en) Inkjet ink image recording elements with cationically modified cellulose ether layers
EP1861258B1 (en) Ink-jet media having supporting intermediate coatings and microporous top coatings
KR100397777B1 (ko) 잉크수용성시이트
ITSV990027A1 (it) Foglio recettore per stampa a getto d'inchiostro comprendente una combinazione di gelatina e saccaridi.
JP3207930B2 (ja) インク印刷可能なシート
EP1613482B1 (en) Inkjet recording element comprising particles and polymers
CA2021498A1 (en) Inkable sheet
JP2001205919A (ja) インクジェット記録要素
JP2004066815A (ja) インクジェット記録要素および印刷方法
JP3932224B2 (ja) インクジェット用記録フィルム
JP2004066819A (ja) インクジェット記録要素
JPH10278417A (ja) 記録用シートおよびその製造方法
JP4018811B2 (ja) 水性インク用記録材
JP4549555B2 (ja) インクジェット記録用シート
JP2000238420A (ja) インクジェット記録シート及びその製造方法
JP2003205679A (ja) インクジェット記録要素およびインクジェット印刷方法
JP3302766B2 (ja) インクジェット記録用シート
JP4399120B2 (ja) インクジェット用記録材料及びそれを用いた画像記録体
JP4022328B2 (ja) 水性インク用記録材
JPH10297081A (ja) インクジェット記録シート
JP2003335055A (ja) インクジェット記録用シート
WO1999026790A1 (en) Image receiving element
JP2003305947A (ja) インクジェット記録用シート