JP2005509314A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005509314A5 JP2005509314A5 JP2002578688A JP2002578688A JP2005509314A5 JP 2005509314 A5 JP2005509314 A5 JP 2005509314A5 JP 2002578688 A JP2002578688 A JP 2002578688A JP 2002578688 A JP2002578688 A JP 2002578688A JP 2005509314 A5 JP2005509314 A5 JP 2005509314A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- retransmission
- set point
- error rate
- frame error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 153
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 57
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 25
- 230000005055 memory storage Effects 0.000 claims description 4
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 20
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 16
- UJHBVMHOBZBWMX-UHFFFAOYSA-N ethyl 3-amino-4-(cyclohexylamino)benzoate Chemical compound NC1=CC(C(=O)OCC)=CC=C1NC1CCCCC1 UJHBVMHOBZBWMX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 14
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 10
- 230000001702 transmitter Effects 0.000 description 10
- 230000000051 modifying Effects 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 241001646071 Prioneris Species 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 description 4
- 230000001419 dependent Effects 0.000 description 4
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing Effects 0.000 description 3
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 3
- 230000004301 light adaptation Effects 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 235000010384 tocopherol Nutrition 0.000 description 3
- 235000019731 tricalcium phosphate Nutrition 0.000 description 3
- 230000001413 cellular Effects 0.000 description 2
- 235000019800 disodium phosphate Nutrition 0.000 description 2
- 230000003287 optical Effects 0.000 description 2
- 230000011664 signaling Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 238000009432 framing Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive Effects 0.000 description 1
- 239000006249 magnetic particle Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000006011 modification reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229920003258 poly(methylsilmethylene) Polymers 0.000 description 1
- 230000003595 spectral Effects 0.000 description 1
- 230000001960 triggered Effects 0.000 description 1
Description
本発明による方法および装置は、一般に、通信に係り、更に詳しくは、無線通信システムにおける電力制御に関する。
無線データ送信に対するますます増加する要求と、無線通信技術を介して有効となるサービスの拡張とは、音声およびデータのサービスを取り扱うことが可能なシステムの発展をもたらした。これら2つのサービスの様々な要求を取り扱うために設計された拡散スペクトルシステムがコード分割多元接続(CDMA)システムである。これはcdma2000と称され、「TIA/EIA/IS-2000 Standards for cdma2000 Spread Spectrum Systems」に明示されている。音声システムおよびデータシステムの別のタイプと同様に、cdma2000に対する改良技術もまた発展途上にある。
U.S. Pat. No. 4,901,307, entitled "SPREAD SPECTRUM MULTIPLE ACCESS COMMUNICATION SYSTEM USING SATELLITE OR TERRESTRIAL REPEATERS"
U.S. Pat. No. 5,103,459, entitled "SYSTEM AND METHOD FOR GENERATING SIGNAL WAVEFORMS IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE SYSTEM"
U.S. Pat. No. 5,504,773, entitled "METHOD AND APPARATUS FOR THE FORMATTING OF DATA FOR TRANSMISSION"
送信データの量、および送信数の増加に伴い、無線送信に限定された有効なバンド幅が、貴重なリソースとなっている。従って、有効なバンド幅を最適に利用する通信システムにおいて、効果的にかつ正確に情報を送信する方法が望まれている。
ここで開示された各実施例は、無線通信システムに電力制御方法を適用することによって、上述した要求に対処する。この電力制御方法は、送信フレームエラー率を達成するためにエネルギー設定点を決定し、送信エラーの発生に基づいてエネルギー設定点を調整し、再送信フレームエラー率を達成するために再送信エネルギー設定点を決定し、再送信エラーの発生に基づいて再送信エネルギー設定点を調整する。
ある局面では、基地局装置が、データの送信および再送信を制御するための動作が可能なプロセッサと、複数のコンピュータ読み取り可能な命令を格納するための動作が可能なメモリ格納デバイスとを備えている。この命令は、送信フレームエラー率と再送信フレームエラー率とを判定する第1の命令群と、送信フレームエラー率と送信品質との関数として送信エネルギー設定点を決定する第2の命令群と、再送信フレームエラー率と再送信品質との関数として再送信エネルギー設定点を決定する第3の命令群とを含んでいる。ある実施例では、送信品質が、受信したエラー表示信号によって測定される。なお、エラー表示信号は、エラー表示ビットであってよい。別の実施例では、この第3の命令群は、再送信フレームエラー率、再送信品質、および送信エネルギー設定点の関数である再送信エネルギー設定点を、例えば、送信エネルギー設定点と再送信エネルギー設定点との間のデルタ値を維持することによって決定する。
別の局面では、無線通信システムにおける方法は、送信フレームエラー率を達成するための送信エネルギー設定点を決定することと、送信エラーの発生に応じて送信エネルギー設定点を調整することと、再送信フレームエラー率を達成するための再送信エネルギー設定点を決定することと、再送信エラーの発生に応じて再送信エネルギー設定点を調整することとを含む。ある実施例では、送信エネルギー設定点を調整することは、更に、送信エネルギー設定点の関数として再送信エネルギー設定点を調整することを含む。別の実施例では、再送信エネルギー設定点を調整することは、更に、再送信のための望ましいフレームエラー率を達成するための再送信エネルギー設定点を調整することを含む。
本発明によれば、有効なバンド幅を最適に利用する通信システムにおいて、効果的にかつ正確に情報を送信することができる。
本明細書では、「典型的」という用語を、実施例、具体例、あるいは例示の説明に使用している。なお、「典型的」と記載された実施例には、必ずしも他の実施例よりも好適であったり有利な点がある訳ではないものと捉えて頂きたい。コード分割多元接続(CDMA)システムのような拡散スペクトル通信システムは、複数の信号がそれぞれ個別の疑似ランダムノイズPNシーケンスを有しながら、前記複数の信号が同一のチャンネル幅を占有するように信号を拡散する。なお、CDMAシステムは、以下の規格、すなわち、「TIA/EIA/IS-95 Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System」(以下、「IS−95規格」と称する。)、「TIA/EIA/IS-2000 Standards for cdma2000 Spread Spectrum Systems」(以下、「cdma20000規格」と称する。)、及び/又は「TIA/EIA/IS-856 cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification」(以下、「HDR規格」と称する。)に詳細が記載されているが、これに限定される訳ではない。CDMAシステムの動作は特許文献1乃至3の米国特許で開示されている。特許文献1乃至3は、本願の譲受人に譲渡されており、本明細書で引用して援用する。
拡散スペクトルシステムでは、多数のユーザが、同じチャンネルバンド幅を使って同時にメッセージを送信する。周波数スペクトルは限定された資源であるので、これらのシステムは、干渉が最も少ない条件で多くのユーザをサポートする一方、スペクトルを分配することによってこの資源を最大限に利用する方法を提供する。この方法を高速データ送信に拡張することによって、既存のハードウェアおよびソフトウェアを再利用することができる。このような規格および方法に既に精通している設計者であれば、この知識と経験を、これらのシステムを高速データ送信に拡張するために使用することができる。
拡散スペクトルシステムを含む無線通信システムでは、モバイルユニットは基地局を介して地上通信ネットワークと通信する。モバイルユニットは、移動局、遠隔局、加入者、アクセス端末等と称されうる。基地局は、アクセスネットワーク等と称されうる。移動局は、逆方向リンクRLと呼ばれる通信リンクを介して基地局に信号を送信する。基地局は、順方向リンクFLと呼ばれる通信リンクを介して移動局に信号を送信する。逆方向リンクRLでは、各送信移動局または遠隔局は、ネットワークにおける他の遠隔局へのインタフェースとして機能する。
各ユーザは、基地局へ信号を送信したり、基地局からの信号を受信するので、他のユーザもまたこの基地局と同時に通信する。逆方向リンクRLにおける各ユーザの送信は、他のユーザに対し干渉をもたらす。受信信号における干渉に打ち勝つために、復調器は、
許容できるエラー確率内で信号を復元するのに十分なEb/No(干渉電力スペクトル密度に対するビットエネルギーの比)を確保するように努める。電力制御PCとは、順方向リンクFLおよび逆方向リンクRLのうちの何れか一方、または両方の送信電力を調整し、与えられたエラー基準を満足するようにする処理である。理想的には、この電力制御処理は、指定された受信器において少なくとも最小の要求Eb/Noを達成するように送信電力を調整する。更に、いかなる送信器であっても、望ましいサービス品質QOSを達成するためには、必要な最小Eb/Noを超えた使用をしないことが望ましい。これによって、電力制御処理を介してなされた一人のユーザに対する利益が、他のユーザに対し無用な損失をもたらさないことを保証する。
許容できるエラー確率内で信号を復元するのに十分なEb/No(干渉電力スペクトル密度に対するビットエネルギーの比)を確保するように努める。電力制御PCとは、順方向リンクFLおよび逆方向リンクRLのうちの何れか一方、または両方の送信電力を調整し、与えられたエラー基準を満足するようにする処理である。理想的には、この電力制御処理は、指定された受信器において少なくとも最小の要求Eb/Noを達成するように送信電力を調整する。更に、いかなる送信器であっても、望ましいサービス品質QOSを達成するためには、必要な最小Eb/Noを超えた使用をしないことが望ましい。これによって、電力制御処理を介してなされた一人のユーザに対する利益が、他のユーザに対し無用な損失をもたらさないことを保証する。
CDMA通信システムでは、各ユーザは、ユーザ認証に使用される様々な拡散コードによって、システム内における他のユーザに対するランダムなノイズとして出現する。個々のユーザの電力を制御することによって、システム内における他のユーザに対する干渉が減少する。電力制御を行わないと、共通の基地局から異なる距離に位置する多数のユーザは、同じ電力レベルで送信することになる。すると、基地局に近いユーザからの送信が、基地局においてより高いエネルギーで受信されるので、ユーザ間でのS/N比(SNR)の不均衡が生じる。この不均衡は、「近遠問題」(near-far problem)と呼ばれている。各ユーザともに、必要なSNRレベルを達成する必要があるので、近遠問題は、システム能力を制限してしまう。電力制御は、拡散スペクトルシステムにおけるスムーズな動作を提供するために使用される。
電力制御は、各送信器が各ユーザに対してできる限り低い干渉量しか与えず、処理ゲインを増加させることを保証するので、システム能力に対してインパクトを与える。処理ゲインは、データレートRに対する送信バンド幅Wの率(W/R)である。W/Rに対するEb/Noの比は、SNRに相当する。処理ゲインは、他のユーザからの有限な干渉の量である総ノイズに打ち勝つ。従って、システム能力は、処理ゲインおよびSNRに比例する。フィードバック情報が、受信器から送信器に対してリンク品質測定値として提供される。フィードバックは、理想的には、待ち時間の少ない高速送信である。その後、電力制御は、リンク品質に関するフィードバック情報を使って、送信パラメータを調整する。
電力制御によって、システムは、環境内の条件変化に適応できるようになる。ここでいう環境とは、例えば位置条件や移動速度を含むが、これらに限定されるものではない。条件変化は通信リンクの品質にインパクトを与えるので、送信パラメータは、この変化に適応するための調整を行う。この処理は、「リンク適応」(link adaptation)と称されている。リンク適応は、可能な限り正確かつ迅速に条件を追跡することが望ましい。
ある実施例では、リンク適応は、通信リンクの品質によって制御される。ここで、リンクのSNRは、リンクを評価するための品質メトリックを提供する。リンクのSNRは、受信器におけるキャリア対干渉比(C/I:Carrier-to-Interference ratio)の関数として測定される。音声通信では、品質メトリックC/Iは、電力を増加させるかあるいは減少させるかを送信器に指令する電力制御コマンドを与えるために使用される。例えば「TIA-856 cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface Specification」3GPPおよび3GPP2で明示されているHDRシステムで送信されるパケットデータ通信では、データ通信は、いつの時点においても、唯一のユーザのみがアクセスネットワークまたは基地局からデータを受信するように、多数のユーザの間でスケジュールされる。パケット切り替えされたデータシステムでは、SNRのような品質メトリック測定は、基地局あるいはアクセスネットワーク送信器に対して、データ通信における適切なデータレートの決定、エンコード、変調およびスケジューリングを行う場合における貴重な情報を提供する。従って、遠隔局から基地局へ品質メトリックを効率的に提供することは有益である。
干渉を最低限に抑え、逆方向リンクRLの能力の最大化を図るために、各遠隔局の送信力は、3つの逆方向リンクRL電力制御ループによって制御される。「オープンループ」電力制御と称される第1の電力制御ループは、各ユーザからの受信電力が、基地局においてほぼ等しくなるように遠隔局の送信電力を調整する。1つの電力制御スキームは、順方向リンクFLにおける受信電力に対して逆比例するように送信電力を設定する。ある実施例に対応するシステムでは、送信電力poutは、−73−pinとして与えられる。ここで、PinはdBmに与えられた遠隔局で受信された電力、PoutはdBmに与えられた遠隔局の送信電力、−73は定数である。オープンループ電力制御は、遠隔局において行われ、基地局からの方向を考慮せずに行われる。オープンループ電力制御は、遠隔局が基地局へアクセスし、通信が確立された場合に開始される。動作環境は通信がアクティブである間は変化し続ける。従って、基地局と遠隔局との間の順方向リンクFLおよび逆方向リンクRLを経た経路喪失は、時間の関数として変化する。
オープンループ電力制御は、順方向リンクFLの減衰と、逆方向リンクRLの減衰との間に相関関係がある場合には、遅く変化するログノーマルシャドーイング効果を補償する。他の効果は、高速Rayleigh減衰等のように、周波数に依存する。特に、与えられた通信リンクでは、ユニークな周波数割り当てが順方向リンクFLに与えられる。これは、逆方向リンクRLの周波数割り当てとは異なる。1つのリンクのみからの受信信号を用いた電力制御は、他のリンクにおける周波数依存影響を補正するには十分ではない。例えば、遠隔局において受信された順方向リンクFL信号の挙動は、異なる周波数で処理される逆方向リンクRL送信を調整するために必ずしも十分な情報を与えない。言い換えると、孤立したオープンループ電力制御は、周波数に依存する影響を補償しない。
「クローズドループ」電力制御と称される別の、すなわち付加的な電力制御メカニズムは、他の周波数依存効果と同様に、Rayleigh減衰効果による電力変動を解決するために用いられ得る。呼出の設立後、クローズドループ電力制御は、オープンループ電力制御と協調して使用される。クローズドループ電力制御は、内部ループおよび外部ループを備えている。内部ループは、予め定められたSNR閾値または設定点を使用し、電力を上げるか、または下げるかを決定する。外部ループは、SNR閾値を動的に調整し、望ましいリンク品質を維持する。
クローズドループ電力制御の内部ループに関し、基地局は逆方向リンクRLを連続的に監視し、リンク品質を測定する。逆方向リンクRLでは、クローズドループ電力制御は、基地局において受信された逆方向リンクRL信号のEb/Ioによって測定されるリンク品質が予め定められたレベルを維持するように遠隔局の送信電力を調整する。このレベルは、Eb/Io設定点と称される。基本局は、基地局で受信された逆方向リンクRL信号のEb/Ioを測定し、測定されたEb/Ioに応答して、順方向トラフィックチャンネルを使って遠隔局に逆方向リンクRL電力制御ビットを送信する。測定されたEb/Ioの値が大きすぎる場合には、基地局は、遠隔局に対して送信電力を減少するように命令する。万が一、測定されたEb/Ioの値が小さすぎる場合には、基地局は、遠隔局に対して送信電力を増加するように命令する。この命令は、順方向リンクFLのサブチャンネルによって送信される。ある実施例では、この電力制御命令は、電力制御ビットとして送信される。電力制御ビットでは、増加は+1dBステップ毎に、減少は−1dBステップ毎に行う。
この実施例によると、逆方向リンクRL電力制御ビットは、20ミリ秒フレーム毎に16回、すなわち800bpsのレートで送信される。順方向トラフィックチャンネルは、基地局からのデータともに逆方向リンクRL電力制御ビットを遠隔局に送る。
パケットデータ送信では、拡散スペクトルシステムは、離散的なデータフレームとして、データパケットを送信する。望ましい性能レベル、すなわちリンク品質は、一般に、フレームエラー率FERの関数として測定される。FERの計算は、計算を行うための十分なビットを蓄積するために時間遅れをもたらす。
内部ループ電力制御は、FERによって測定される望ましい性能レベルが維持されるようにEb/Io設定点を調整する。与えられたFERを得るために必要なEb/Ioは、伝播条件に依存する。外部ループ電力制御は、システム内の変化に応じてEb/Io設定点を調整する。
パケットデータ通信のために、拡散スペクトルシステムは、離散的なデータフレームとしてデータパケットを送信する。望ましい性能レベル、すなわちリンク品質は、一般に、FERの関数として測定される。FERの計算は、ビットを蓄えるために時間遅れをもたらす。その後、内部ループ電力制御は、FERによって測定されるような望ましい性能レベルを維持するようにEb/Io設定点を調整する。必要なEb/Ioは、伝播条件に依存する。ここで、Eb/Ioは、与えられたFERを取得するために計算される。この電力制御は、しばしば外部ループと称される。
順方向リンクFLにおいて、基地局の送信電力は、いくつかの理由によって制御される。基地局からの高い送信電力は、他の遠隔局で受信された信号に対して過度な干渉をもたらす。少なくとも複数経路のいくつかは、成分信号に分解されない場合、移動局で受信された複数経路に対して別の問題が存在する。これら分解されない複数経路は、「自己干渉」(self-interference)を引き起こす。その代わり、万が一、基地局における送信電力が低すぎる場合には、遠隔局は、誤ったデータ送信を受信することも可能となる。全ての移動局、特に基地局に近くない移動局と通信する基地局にとって、十分なエネルギーにはならないかもしれない。地上におけるチャンネル減衰や、その他知られている要因は、遠隔局で受信された順方向リンクFL信号の品質に影響を与える可能性がある。結果として、各基地局は、遠隔局において望ましい性能レベルを維持するために、送信電力の調整を試みる。
順方向リンクFLにおける電力制御は、データ送信のために特に重要である。一般にデータ送信は、逆方向リンクRLよりも順方向リンクFLでより多くデータが送信されるため、非対称である。送信電力が、望ましい性能レベルを維持するために制御される場合、順方向リンクFLにおける効率的な電力制御メカニズムによって、全体の順方向リンクFL能力を改善することができる。
ある実施例では、送信されたデータフレームがエラー受信された場合、遠隔局は、エラー表示ビットEIBメッセージを基地局に送信する。EIBは、逆方向トラフィックチャンネルフレームに含まれるビットか、逆方向トラフィックチャンネルで送信された別のメッセージかの何れかとすることができる。EIBメッセージに応答して、基地局は、遠隔局への送信力を増加する。
この方法の1つの不利な点は、応答時間が長いことである。この時間遅れは、基地局が適切な電力でフレームを送信する時から、遠隔局からのエラーメッセージに応答して基地局が送信電力を調整する時までの時間間隔を含んでいる。この処理遅れは、以下の(1)から(4)に相当する時間を含んでいる。(1)基地局が、データフレームを適切な電力で送信する時間。(2)遠隔局が、データフレームを受信する時間。(3)遠隔局が、フレームエラー(例えば、フレーム消去)を検出する時間。(4)遠隔局が、エラーメッセージを基地局に送信する時間。(5)基地局がエラーメッセージを受信し、その送信電力を適切に調整する時間。順方向トラフィックチャンネルフレームは、EIBメッセージが生成される前に、受信され、変調され、デコードされねばならない。そして、EIBメッセージを送る逆方向トラフィックチャンネルフレームは、ビットが用いられ、順方向トラフィックチャンネルの送信電力が調整される前に生成され、エンコードされ、送信され、デコードされ、処理されねばならない。
一般に、望ましい性能レベルは、フレームエラー率FERで1%である。従って、平均すると、遠隔局は、100のフレーム毎に、フレームエラーを表示するエラーメッセージを1つ送信する。IS−95−A規格に従うと、各フレームの長さは20ミリ秒である。EIBベースのこの種の電力制御は、順方向リンクFL送信電力の調整を良好に行い、シャドーイング条件を解決する。しかしながら、遅い速度によって、減衰条件を解決までには至らない。
順方向リンクFL送信電力を制御するための1つの方法は、遠隔局で受信された信号のEb/Ioを利用することである。FERは受信信号のEb/Ioに依存するので、電力制御メカニズムは、望ましいレベルでEb/Ioを維持するように設計することができる。仮に、データが可変レートで順方向リンクFLで送信される場合には、この設計は、困難に遭遇する。順方向リンクFLでは、送信電力は、データフレームのデータレートに依存して調整される。低いデータレートでは、各データビットは、変調シンボルを繰り返すことによって、長時間にわたって送信される。ビットあたりのエネルギーEbは、1ビット時間周期に対する受信電力の蓄積であり、各変調シンボルにおいてエネルギーを蓄積することによって取得される。Ebが等しい場合、各データビットは、低いデータレートにおいて比較的小さな送信電力で送信されることが可能である。一般に、遠隔局は、送信レートを前もって知っておらず、データレートがフレーム毎に1つの電力制御メッセージである場合には、全データフレームが復調され、デコードされ、データフレームのデータレートが決定されるまで、受信したEbを計算することができない。これは、ある実施例においてはフレーム毎に電力制御メッセージ(ビット)が16存在する逆方向リンクRLとは対照的である。
低いレートでは、遠隔局は、連続的に送信しない。遠隔局が送信している場合、遠隔局は、送信レートにかかわらず同じ電力レベルでかつ同じ波形構造で送信する。基地局は、電力制御ビット値を決定し、決定したビットをフレーム毎に16回遠隔局に送信する。遠隔局は送信レートを知っているので、遠隔局は、送信されていない時間に対応する電力制御ビットを無視することができる。これは高速の逆方向リンクRL電力制御を可能とする。しかしながら、効果的な電力制御レートは、送信レートによって変化する。ある実施例では、このレートは、フルレートフレームに対して800bpsであり、1/8レートフレームに対して100bpsである。
オリジナルのCDMA規格は、可変レートの音声フレームの送信のために最適化されている。無線電話の応用に象徴されるような双方向による音声通信をサポートするために、通信システムは、公平にコンスタントであり、かつデータ遅延は最小であることが望ましい。この理由のため、多くのCDMAシステムは、音声フレームエラーに対して率直に応答するように設計された強力な順方向エラー修正FECプロトコルおよびボーコーダを用いて設計されている。フレーム再送信処理を行うエラー制御プロトコルは、音声送信に対して、許容されない遅延を追加してしまう。
パケット化データは、通信の速度を高め、より正確化を図るので、無線データ通信にとって望ましい。無線通信媒体と他の通信媒体とをインターネットを用いて統合する試みにおいては、標準的なインターネットプロトコルであるIPを用いて、ますます多くの数のアプリケーションが開発されつつある。IPは、インターネットワークアドレスをどう追跡し、メッセージをどうルーティングし、到来するメッセージをどう認識するかを記載したソフトウェア規格である。これによって、データパケットが、発信者から目的受信者までの経路上にある様々なネットワークを横断することを可能とする。この発信者は、通信を開始するモバイルユニットであり、目標受信者は、望ましくは加入者である。IPネットワーク内では、コンピュータのような各リソースは、認証用のIPアドレスが割り当てられる。
例えばIPデータの送信のように、音声以外の多くの利用においては、通信システムにおける遅延要求は、音声利用の場合ほど厳格ではない。IPネットワークではおそらく最も良く用いられているプロトコルである送信制御プロトコルTCPでは、エラーのない送信のために、実質的に無制限の送信遅延が許容される。TCPは、この送信時の信頼性を保証するために、IPデータグラム(IPパケットは通常こう呼ばれている)の再送信を利用する。
IPデータグラムは、フレームの型式で送信される。ここで各フレームは、予め定められた時間長さで定義される。一般に、IPデータグラムは大きすぎて、音声送信用に定義された単一のフレームには入りきらない。1組のフレームに入りきるようにIPデータグラムを十分小さいセグメントに分割した後であっても、単一のIPデータグラムがTCPに対して有益になるためには、全ての組のフレームが、エラー無く受信されなければならない。CDMA音声システムにおいて一般的な目標FERは、単一のデータグラムの全セグメントがエラー無く受信される確率を極めて低くする。
CDMA規格は、例えばデータサービスのような他のサービスオプションを提供し、音声フレームの場所における他の型式のデータの送信を可能とする。ある実施例では、無線リンクプロトコルRLPが、CDMAフレーム層を介したフレーム再送信処理に、エラー制御プロトコルを組み込む。RLPは、Negative Acknowledgeベース、NAKベース、Automatic Repeat Request、あるいはARQで知られた当該技術では良く知られたエラー制御プロトコルのクラスをもつ。RLPは、CDMA通信システムを介して、一連の音声フレームよりもむしろバイトストリームでの送信を容易にする。
図1は、無線システムプロトコルの典型的な実施例における層10の構造を示している。物理層12は、チャンネル構造、周波数、電力、変調型式、順方向リンクFLおよび逆方向リンクRLに対するエンコード仕様を示している。媒体アクセスコントロールMAC14は、物理層12を介した受信および送信に用いられる処理を定義する。HDRシステムでは、MAC層14は、ユーザまたは接続の均衡を図るための機能のスケジューリングを含む。この均衡処理は、一般には、貧弱にカバーされたチャンネルに対して低いスループットをスケジューリングする。したがって、良好な接続のチャンネルに対しては、リソースを解放し、高いスループットを可能としている。また、チャンネルが良好に接続している場合、MAC層は、送信処理を行う。次の層であるリンクアクセス制御LAC層16は、無線リンクに対してアクセス手順を与える。ある実施例によると、無線リンクプロトコルRLP層18は、再送信と、2重検出とをオクテット状に整列したデータストリームに与える。RLPは、当該技術では良く知られたNAKベースのARQのエラー制御プロトコルのクラスをもつ。ある実施例では、RLPは、通信システムを介し、一連の音声フレームよりむしろバイトストリームの送信を容易にする。
パケットサービスのコンテキスト内で、LAC層16は、PPP(Point-to-Point Protocol)パケットを搬送する。高レベルデータリンク制御HDLC層20は、PPP通信のためのリンク層である。制御情報は、特定パターンに置き換えられる。特定パターンは、エラーを減少するためにデータとは著しく異なっている。HDLC層20は、PPP処理に先立ちデータをフレーム化する。その後、PPP層22は、圧縮、認証、暗号化、およびマルチプロトコルサポートを行う。IP層24は、異なるノードについてのインターネットワークアドレスの追跡を継続し、発信メッセージをルーティングし、到来するメッセージを認識する。
IP層24のようにPPPの先頭で動作するプロトコルは、ユーザトラフィックを運ぶ。各層は、1つ以上のプロトコルを含みうることに留意されたい。プロトコルは、信号メッセージ及び/又はヘッダを使い、空間インタフェースの他の側にあるピアエンティティに情報を送る。例えば、高データレートHDRシステムでは、プロトコルは、デフォルト信号アプリケーションとともにメッセージを送る。
層構造10は、インターネットのようなIPネットワークと、無線モバイルユニットを含むアクセス端末との間のデータ接続のため、アクセスネットワークANに対して適用することが可能である。アクセス端末ATは、ユーザに対してデータ接続性を提供する。アクセス端末ATは、ラップトップパーソナルコンピュータのような計算デバイスに接続されうる。または、パーソナルデジタルアシスタントのような自己完結型のデータデバイスに接続されうる。様々な種類の無線応用機器がある。また、IP機器またはウェブ機器と称されている数多くのデバイスもますます増えつつある。
図1に示すように、RLP層18の上の層はサービスネットワーク層であり、HDLC層20の下の層は無線ネットワーク層である。言い換えると、無線ネットワーク層は、空気インタフェースプロトコルに影響を与える。典型的な実施例の無線ネットワーク層は、HDRシステム内で適用可能なものと一致している。一般にHDRは、無線通信システムにおける効率的なデータ送信方法である。他の実施例は、cdma2000規格、IS−95規格、またはW−CDMAと称される「ANSI J-STD-01 Draft Standard for W-CDMA (Wideband Code Division Multiple Access) Air Interface Compatibility Standard for 1.85 to 1.99 GHz PCS Applications」のようなその他のユーザ毎接続システムに適用しうる。
図1に示すように、無線プロトコルのある実施例では、一般的に幾つかのプロトコル層がRLP層の上部にある。例えば、IPデータグラムは一般的に、RLPプロトコル層にバイトストリームとして表示される前にPPPバイトストリームに変換される。RLP層はより高いプロトコル層のプロトコルおよびフレーミングを無視するので、RLPによって送られたデータストリームは、「特徴のないバイトストリーム」と呼ばれる。
RLPは、元々、CDMAチャンネルを介して、大きなデータグラムを送る要求を満足するために設計された。例えば、仮に、500バイトのIPデータグラムが、おのおの20バイトを送るフレームによって単純に送られる場合、IPデータグラムは、25の連続したフレームを一杯にする。いくつかの種類のエラー制御層が無いと、RLPの全25のフレームは、IPデータグラムが高プロトコル層に対して有益であるように、エラー無く受信される。1%のFERのCDMAチャンネルでは、IPデータグラム配信の効果的なエラー率は、(1−(0.99)25)、すなわち22%となる。これは、IPトラフィックに使用されるほとんどのネットワークに比べて極めて高いエラー率である。RLPは、IPトラフィックのエラー率を、一般的に10−2であるイーサネット(登録商標)チャンネルのエラー率に相当する値まで減少させるリンク層プロトコルとして設計された。
cdma2000システムのような拡散スペクトル無線通信システムでは、多数のユーザが、多くは基地局である受信器に対して、同時に同じバンド幅で送信する。この基地局は、無線チャンネルや、例えば光ファイバーケーブルや、同軸ケーブルを用いた有線チャンネルを介して通信を行うあらゆるデータデバイスでありうる。ユーザは、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、外部または内部モデム、あるいは無線電話や有線電話のようなあらゆる種類のモバイルデバイス及び/又は固定式デバイスでありうるが、これらに限られるものではない。ユーザはまた、遠隔局とも称される。その他の拡散スペクトルシステムは、パケットスイッチデータサービスのようなシステム、第3世代パートナーシッププロジェクト3GPPで規定されたワイドバンドCDMAおよびW−CDMAシステム、第3世代パートナーシッププロジェクト2 3GPP2で規定された音声及びデータシステムを含みうるが、これらに限られるものではない。
図2は、無線通信システム30におけるある実施例を示す図である。ここで、システム30は、音声およびデータの送信が可能な拡散スペクトルCDMAシステムである。システム30は2つのセグメント、すなわち有線サブシステムと無線サブシステムとを含む。有線サブシステムは、公衆スイッチ電話網PSTN(Public Switched Telephone Network)36と、インターネット32である。この有線サブシステムにおけるインターネット32部は、相互動作機能インターネットIWF34(Inter-Working Function Internet)を介して無線サブシステムと接続する。データ通信に対する常に増加している要求は、一般には、インターネットと、そこで有効なデータへのアクセスの容易さに関連する。しかしながら、進化しているビデオアプリケーションおよびオーディオアプリケーションは、送信バンド幅に対する要求を増大させる。
有線サブシステムは、ビデオユニット等の機器ユニットのような他のモジュールを含みうるが、これに限定されるものではない。無線サブシステムは、モバイルスイッチングセンタMSC38、基地局コントローラBSC40、基地トランシーバ局BTS42、移動局MS46,48を含む基地局サブシステムを含む。MSC38は、無線サブシステムと有線サブシステムとの間のインタフェースである。これは、種々の無線装置と通話するスイッチである。BSC40は、1つ以上のBTS42,44のための制御およびマネジメントを行うシステムである。BSC40は、BTS42,44とMSC38との間のメッセージを交換する。各BTS42,44は、単一の位置に配置された1つ以上のトランシーバから成っている。各BTS42,44で、ネットワーク側の無線経路が終了する。BTS42,44は、BSC40と一体的に配置されるか、または独立して配置される。
システム30は、BTS42,44とMS46,48との間の無線空間インタフェース物理チャンネル50,52を含む。物理チャネンル50,52は、デジタルコード化とRF特徴の項で記載した通信経路である。
上述したように、順方向リンクFLは、BTS42,44のうちの1つから、MS46,48のうちの1つへの送信のための通信リンクとして定義される。逆方向リンクRLは、MS46,48のうちの1つから、BTS42,44のうちの1つへの送信のための通信リンクとして定義される。ある実施例では、システム30内の電力制御は、逆方向リンクRLと順方向リンクFLとの両方に対する送信電力の制御を含む。逆方向オープンループ電力制御、逆方向クローズドループ電力制御、順方向クローズドループ電力制御等を含む多数の電力制御メカニズムは、システム30内における順方向リンクFLおよび逆方向リンクRLに適用されうる。逆方向オープンループ電力制御は、MS46,48の初期アクセスチャンネル送信電力を調整し、逆方向リンクRLの経路喪失減衰における変化を補う。逆方向リンクRLは、2タイプのコードチャンネル、すなわちトラフィックチャンネルおよびアクセスチャンネルを使用する。
データサービスについて、遠隔局は、ユーザに対するデータ接続性を提供するデバイスであるATと称されることに留意願いたい。ATは、ラップトップパーソナルコンピュータのような計算機デバイスに接続されるか、またはパーソナルデジタルアシスタントのような自己完結型のデータデバイスでありうる。さらに、基地局も、インターネットや、少なくも1つのATのようなパケットスイッチデータネットワーク間のデータ接続性を与えるネットワーク機器であるANと称されうる。逆方向アクセスチャンネルは、トラフィックチャンネルが割り当てられていない場合、ATによって、ANと通信するために使用される。ある実施例では、ANの各セクタに、個別のアクセスチャンネルが存在する。
図2を参照すると、各通信チャンネル50,52は、BTS42,44からMS46,48への伝送情報を含んだ順方向リンクFLと、MS46,48からBTS42,44への伝送情報を含んだ逆方向リンクRLとを含んでいる。BTS42,44とMS46,48との間で通信された情報は、予め定められた信頼度レベルを満足しなくてはならない。典型的な実施例では、順方向リンクFLにおける情報は、フレームによって送信され、必要とされる信頼度レベルは、MS46,48において受信された目標FERとして表現される。
システム30のようなシステムにおいて必要とされるFERを達成する1つの方法は、送信された情報を再送信することである。送信局は、フレームに含まれる情報を、第1のエネルギーE1で送信する。この送信された情報は、受信局によって、下付き文字1が1番目、すなわちオリジナルの送信を示す第1のフレームエラー率FER1で受信される。この受信局は、第1のFER1と、エラー受信されたフレームの識別子とを送信局に返信する。この送信局は、第2の送信エネルギーE2を選択し、エラー受信されたフレームを再送信する。受信局は、下付き文字2が2番目の送信を示す第2のフレームエラー率FER2のフレームを受信する。別の実施例は、あらゆる回数の再送信を含みうる。ここで、各送信iの送信エネルギーはEiで、フレームエラー率はFERiである。エネルギーE1とE2とが適切に選択された場合には、第2の送信後の実効的FERは、目標FERに等しくなる。言い換えると、送信および再送信の結果生じる総エラーフレーム率は、目標FERに等しくなる。目標FERと等しい実効的FERを達成するエネルギーE1とE2との組み合わせ数は無限である。
通信システム、特にCDMA通信システムはノイズが限定されるので、最小の総送信エネルギーとなるようなエネルギーE1,E2を選ぶことが有利である。総送信エネルギー<E>は、第1の送信に使用されたエネルギーと、初めにエラーで受信されたフレームの再送信のエネルギーとの和に等しい。ここで、<E>=E1+f(E1)・E2である。E1は第1の送信エネルギー、E2は再送信エネルギー、f(E1)はエネルギーE1の送信に対するフレームエラー率である。実効的FERが目標FERに等しいことを、目標フレームエラー率TFERを用いて、TFER=f(E1)・f(E2)と表現することができる。実効的フレームエラー率は、エネルギーE1の送信に対するフレームエラー率であるf(E1)と、エネルギーE2の送信に対するフレームエラー率であるf(E2)との積である。
第2の送信後における実効的FERが目標FERに等しくなるように、最小の総エネルギーを満足するE1とE2とを選択するタスクは、TFERの解決に等しい。このような解決は、FER=f(E)のように、エネルギーの関数またはエネルギーの測定値としてのFERの情報を必要とする。例えば、エネルギー測定値Eは、ノイズ率に対するビット毎エネルギーである。この関係は、減衰、衰え、複数経路の数、基地局に対する遠隔局の相対速度等といったいくつかの変数の関数となる。ただし、これらに制限されるものではない。
再送信は、無線通信システムにおいてエラー補正を与える。それは、パケットデータ送信にも適用できる。再送信は、オリジナルの送信のエネルギーレベルに対して増大したエネルギーレベルにおいて実行されうる。送信に使用されたエネルギーレベルを増加させる処理は、「電力ブースト」と称される。ある実施例では、電力ブーストは、第1の送信のエネルギーレベルが、目標フレームエラー率を達成するのに十分ではないということを想定しているので、増加したエネルギーは次の送信に適用される。電力ブーストは、オリジナルの送信と同じエネルギーレベル(すなわち、等エネルギーの場合)での再送信と比較して、目標FERを達成すべく使用された総エネルギーを減少させうる。
図3に示すように、目標FERを満足する単一送信の場合、FER0は、電力レベルE0における1つの送信に一致する。エネルギーレベルE0では、送信されたフレームは、更なる処理を許容するために十分なFERが受信される。単一送信のシナリオでは、電力制御外部ループは、受信した送信のFERに応答してエネルギーレベルE0を調整する。FERは、受信器から基地局へとFERメッセージを介して与えられる。ある実施例において、移動局は、エラー表示ビットEIBを、フィードバックとして基地局に与える。
図4は、送信および再送信の詳細を示す図である。ある実施例では、等しいエネルギーが、送信および再送信に使用される。目標FERは、FER1が送信に適用され、FER2が再送信に適用されることによって達成される。トータルの実効的FERは、FER1*FER2に等しい。第1の送信では、エネルギーレベルがE1に設定される。一方、再送信は、エネルギーレベルE2を適用する。
等電力となるシナリオにしたがうと、FER1はFER2に等しく、対応するエネルギーレベルも等しく、E1=E2となる。目標FERはFER1*FER2として与えられる。この場合、個々のエネルギーレベル、E1およびE2は、図3に示す単一送信の場合のエネルギーレベルE0よりも低い。
ある実施例では、指定されたFER値は等しくなく、FER1はFER2よりも低い。送信電力を減少するために、オリジナルの送信にはより低いエネルギーが適用される。そしてまた、より低いエネルギーは、目標FERを達成するためにも用いられる。仮に、第1の送信が目標FERを達成した場合には、データの再送信はない。それに対し、仮に、第1の送信が目標FERを達成しない場合には、増加されたエネルギーレベルE2で再送信がなされる。エネルギーの増加は、目標FERを達成するために、E1が不十分であったものと仮定するからである。
ある実施例では、E1とE2とは、予め定められた関係に維持される。図5に示す電力制御は、指定されたFER1を達成するためにE1を調整するために用いられる。それに応答して、E2の値が、予め定められた関係を維持するように、調整されたE1の値に基づいて計算される。エネルギー設定点間の関係を維持することは、ソフトウェア手順によって容易に実現される。
別の実施例では、図5に示すような並列電力制御ループがE1およびE2を調整するために用いられる。送信フレームエラーは、エネルギーレベルE1を調整するために用いられる。一方、再送信フレームエラーは、エネルギーレベルE2を調整するために用いられる。異なるFER値を動的に調整することにより、電力制御を改善する。この場合、FER値を更新するための例えば更新トリガのような基準が適用される。ある実施例では、FERの調整は、エラーの発生をトリガとして行われる。別の実施例では、予め定めた回数のエラーが発生した場合にFERの調整が行われる。更に、E1とE2との調整は、それらの比率の変化を許容する異なったものともなりうる。ある実施例では、E1を増加するために第1の値が用いられ、E2を増加するために第2の値が用いられる場合、E1とE2とを調整するための増加調整のステップ値に方向性がある。同様に、ある実施例によれば、E1を減少するために第3の値が用いられ、E2を減少するために第4の値が用いられる。別の実施例では、あらゆる増加ステップに対して同じ値を用いたり、あるいは、増加ステップの任意の組み合わせ値を用いる。同様に、増加値は、システム性能に基づいて動的に調整される場合もある。
図5は、電力制御外部ループを示している。ここで、基地局は、鋸刃状の調整を、移動局からのフィードバックに応答した送信エネルギーレベルに対する調整に適用している。この処理は、時間の関数として表される。基地局と移動局との間の与えられた送信に対し、基地局は、受信したEIB(図示せず)に応答して送信エネルギーを調整する。EIBの出現は、フレームエラーの表示に相当する。一方、EIBが出現しないことは、フレームエラーが無いことに相当する。EIBが出現する場合、送信エネルギーは、予め定められた増加値、すなわちステップサイズで増加される。EIBが出現しない場合、送信エネルギーは、予め定められた減少値、すなわちステップサイズで減少される。時間t1では、EIBの出現によって第1のフレームエラーが表示される。それに応答して、基地局は、次の再送信のためにエネルギーレベルを増加する。図示するように、時間t2,t3,t4では、受信したフレームのフレームエラーは目標FERの下にあり、対応するEIBは出現しない。どのEIBも出現しない場合には、送信エネルギーレベルは、予め定められた量によって減少される。時間t5では、第2のフレームエラーが検出され、対応するEIBが出現している。それに応答して、基地局は、送信エネルギーを増加させる。ある実施例では、ステップサイズの比は、1/FERに等しい。エラーメッセージはEIBであるか、さもなければNegative Acknowlege信号か、あるいはNAK信号でありうる。別の実施例では、送信の有効性を認識したり、送信が不正受信されたことを認識したりするように、送信及び/又は再送信の品質に関し、基地局に対して情報を提供するあらゆる信号を適用しうる。
図6は、ある実施例に従い、トラフィック信号強度とパイロット信号強度との間の関係を示している。図示するように、動作の初めの部分では、パイロットに対するトラフィックの比率は、第1の比率RATIO1に維持されている。送信器は、相互周波数ハードハンドオフあるいは他のイベントに応答してこの比率をRATIO2に引き上げる。ある実施例では、無線通信システムは、RLパイロット信号のようなパイロット信号の電力制御を行う。フレームエラー率が発生すると、図6に示すように、TR/P比率は調整される。電力制御に応答してパイロット信号がいったん調整されると、パイロットが一定レベルに維持されたまま、送信エネルギーおよび再送信エネルギーが、TR/P比率としてそれぞれ計算される。図6に示すように、RATIO1は送信に対応し、RATIO2は再送信に対応している。パイロットが一定のエネルギーレベルを維持する一方、送信エネルギーおよび再送信エネルギーは、パイロットエネルギーレベルとの関係に基づいて決定される。ある実施例では、電力制御は、RLのパイロット信号に基づいて実行され、それに応答して送信エネルギーおよび再送信エネルギーが調整される。送信および再送信に関連しているTR/P比率は、システムの動作に応答して、お互いに動的に調整される。TR/P比率は、目標FERを達成するために決定される。
外部ループ電力制御を適用するために、送信および再送信のための目標FERが、種々の動作環境にわたって粗く、首尾一貫した性能を与えるシミュレーションを行うことによってオフラインで頻繁に決定される。一般に、送信FER、またはFER1は、再送信FER、またはFER2と等しくはない。
図7は、基地局において外部ループ電力制御を適用した方法100を示す図である。この処理は、ステップ102において、送信に先立って、E1とE2とを初期化することによって始まる。E1およびE2と同様に、FER1およびFER2に対するデフォルト値は、送信に先立って決定される。これは、システムの性能を最適化するシミュレーションに基づいている。デフォルト値を決定するために様々な基準が適用されうる。ある実施例では、デフォルト値は、送信を初期化するために用いられる。ここで、デフォルト値は、受信されたフレームエラーに関連する移動局からのフィードバックに基づいて更新される。判定部104では、基地局は、フレームエラーメッセージが移動局から送信されたか否かを判定する。そして、エラーメッセージが受信されなかった場合には、この処理は、ステップ108に進み、エネルギーレベルE1を減少させる。一方、判定部104においてエラーメッセージが受信された場合には、基地局は、ステップ106において、エネルギーレベルE1を増加する。E1の調整後、処理はステップ110に進み、E1にデルタ値を加えることによってE2を設定する。予め定められた時間期間後、処理は、判定部104に戻り、エラーメッセージの受信をチェックする。ある実施例では、フレームエラーメッセージはEIBメッセージである。ここで、E1の調整は、図5に示すような鋸刃状のパターンに従う。このような方法で、再送信エネルギーレベルE2をE1の関数として計算しながら、第1の送信のエネルギーレベルE1を作成するための鋸刃状の調整がなされる。ほとんどのエラーは、第1の送信において発生するので、E1とE2との差を維持しながら、まずE1レベルを調整する。E1とE2との差は、予め定めた固定値となりうる。あるいは、性能の関数として動的に調整される。ある実施例では、E2はE1の関数である。ここで、E1とE2との差は、リンクの性能にしたがって変わる。
図8は、別の方法150を示している。ここで、E1、E2は、目標FER1、FER2を与えるためにそれぞれ更新される。E1およびE2の値は、ステップ152で初期化される。ある実施例によると、FER1およびFER2の値は、システムの動作と、送信されたデータのタイプに関連した統計的な情報を用いたコンピュータシミュレーションによって、オフラインで決定される。E1およびE2の初期設定値もまた、それぞれFER1およびFER2の値の関数としてオフラインで決定される。判定部154では、現在の通信が送信であるか再送信であるかを判定する。第1の送信の場合、判定部156まで処理が続く。判定部156において、フレームエラーが判定部156において検出された場合には、ステップ158において、エネルギー設定点E1は増加、すなわちインクリメントされる。検出されない場合には、ステップ160においてエネルギー設定点は減少、すなわちデクリメントされる。この実施例は、図5に示すものと同様な鋸刃状の調整を効果的に適用している。インクリメント値およびデクリメント値は、予め定められた固定値でありうる。あるいは、システムの動作に基づいて動的に調整されうる。ある実施例では、インクリメント値およびデクリメント値は、等しい絶対値を持つ。ステップ158およびステップ160から、ステップ162ではエネルギー設定点E1が更新される。そして、予め定めた時間期間の後、次の通信のために判定部154の処理に戻る。ある実施例では、次の通信は、次のフレームである。
図8に示す方法150において、再送信の場合の処理は、判定部154から判定部164への経路へと進む。判定部164において、フレームエラーが検出された場合には、エネルギー設定点E2はステップ166において増加すなわちインクリメントされる。一方、検出されない場合には、エネルギー設定点は、ステップ168において減少、すなわちデクリメントされる。この実施例は、エネルギー設定点E2に対し、図5に示すものと同様な別の鋸刃状の調整を効果的に適用している。インクリメント値およびデクリメント値は、予め定めた固定値でありうる。あるいは、システムの動作に基づいて動的に調整されうる。ある実施例では、インクリメント値およびデクリメント値は、等しい絶対値を持つ。ステップ166およびステップ168から、ステップ170ではエネルギー設定点E2が更新される。そして、予め定めた時間期間の後、次の通信のために判定部154の処理に戻る。
別の実施例では、各々がFER1のような対応するFERと、対応するエネルギー設定点E1を有する多数の再送信を実行できることに留意されたい。各E1の値は、調整されたE2の値と同じになりうる。あるいは、判定部164と同様な処理経路で個別に計算されうる。ある実施例では、E1の値は、たとえば、E2との予め定めた比率を維持するようにしてE2の関数として計算される。
図9は、無線通信システムにおいて動作可能な送信局の実施例を示すブロック図である。送信される情報は、データソース302で生成され、チャンネル素子304へ与えられる。チャンネル素子は、データを区切り、CRCエンコードし、システムが要求するようにコードテイルビットを挿入する。その後、チャンネル素子304は、データ、CRCパリティビット、コードテイルビットのエンコードを重畳的に行い、エンコードされたデータをインタリーブし、インタリーブされたデータをユーザロングPNシーケンスでスクランブルし、スクランブルされたデータをWalshシーケンスを用いてカバーする。その後、チャンネル素子304は、カバーされたデータをゲインステージ306に与える。ゲインステージは、必要なエネルギーE1を持つデータが送信器310に与えられるように、プロセッサ308からの信号に応答してデータのスケールを行う。送信器310は、ショートPN1シーケンスおよびショートPNQシーケンスを用いて、スケールされたデータを拡散する。その後、拡散されたデータは、位相内正弦曲線および求積法正弦曲線で変調される。この変調された信号はフィルタをかけられ、アップコンバートされ、増幅される。この信号は、仮に送信局が基地局である場合には順方向チャンネルで、送信局が遠隔局である場合には逆方向チャンネルで送信される。
受信局からのフィードバック信号はアンテナ314によって受信され、受信器316に与えられる。受信器316は、この信号をフィルタにかけ、ダウンコンバートし、求積法復調し、量子化する。デジタル化されたデータは、復調器318に与えられる。復調器は、このデータを、ショートPN1シーケンスおよびPNQシーケンスを用いて逆拡散し、逆拡散された逆拡散データをWalshシーケンスを用いてデカバする。復調器318内における異なるコリレータからの逆拡散データは結合され、ユーザロングPNシーケンスを用いて逆スクランブルされる。逆スクランブルされた(あるいは復調された)データは、デコーダ320に与えられる。デコーダは、チャンネル素子304内で行われたエンコードの逆処理を行う。デコードされたデータは、データシンク322およびプロセッサ308に与えられる。
プロセッサ308は、送信されるデータを電力にスケールするようゲインステージ306を制御するように構成されている。プロセッサ308は、デコーダ320によって与えられた情報や、この送信がエラー無く受信局で受信されたか否かに敏感である。プロセッサ308は、チャンネル素子304およびゲインステージ306とともにデータソース302を制御し、エラー受信された情報フレームを、次の有効なエネルギーで再送信する。
図10は、図9に示すようなある無線システムに対応した負荷評価を示すフローチャートである。フローは、送信局が、エネルギーの関数としてFERを評価するブロック202から始まる。ある実施例では、送信局は、受信局から受信したフィードバック情報の適応性評価を行う。別の実施例では、送信局は、例えば、減衰、フェード、複数経路の数、RSやBSの相対速度、データレート等の送信チャンネル条件を評価する。その後、送信局は、全ての潜在的なチャンネル条件に対するエネルギーの関数として模擬されたFERを含むルックアップテーブルを使用し、与えられた条件における適切な関係を選択する。
ブロック204では、送信局は、必要とされるFERを読み取る。ブロック206では、送信局は、初期送信E1と潜在的な再送信E2,・・・,ENを前述した原理にしたがって評価する。従って、送信局は、適切である場合にはルックアップテーブルの型式で事前計算された解、あるいは解析や数値的な手法によって解かれたアルゴリズムを用いることができる。
ブロック208では、送信局は、E1値に設定された送信エネルギーで、情報フレームを送信する。ブロック210では、送信局は、送信されたこの情報フレームが、エラー無く受信されたか否かを評価する。受信局からの報告がポジティブである場合、フローは、ブロック202から再スタートする。受信局からの報告がネガティブである場合、送信局は、判定部212において、別の送信エネルギーE2,・・・,ENが有るか否かを評価する。判定部212における評価結果がポジティブである場合、ブロック214に進み、送信局は、エラー受信された情報フレームを次に有効なエネルギーで再送信し、その後ブロック210の処理に戻る。判定部212における評価結果がネガティブである場合、ブロック216に進み、送信局は、より高レベルのアルゴリズムへの失敗を報告し、その後ブロック202の処理に移行する。
図7および図8に示す方法は、図9で示すようなシステムにも適用可能であることを留意頂きたい。エネルギー設定点を調整するソフトウェアは、プロセッサ308に格納されうる。あるいは、別のメモリ格納位置(図示せず)にも格納されうる。調整されたエネルギー設定点は、送信器310およびアンテナ312を経由して遠隔局へと送信される。EIBメッセージあるいはフレームエラー表示等のエラーメッセージは、アンテナ314を経由して受信器316によって受信される。
ある実施例によると、送信エネルギー設定点E1と再送信エネルギー設定点E2の初期化は、プロセッサ308によってなされる。同様に、プロセッサ308は、遠隔局からのエラーメッセージが受信されたか否かを判定し、それに応答してE1を増加または減少する。プロセッサ308は、E1に応答してE2も調整する。デルタ値は、プロセッサ308によって決定されるか、あるいはメモリ記憶デバイス(図示せず)に格納されている。
別の実施例では、プロセッサ308は、第1の送信における送信設定点E1を調整し、再送信における再送信設定点E2を調整する。この実施例では、プロセッサ308は、現在の通信が送信であるか再送信であるかを判定する。送信において、フレームエラーが受信された場合には、プロセッサはE1を増加するか、あるいはE2を減少させる。再送信において、フレームエラーが受信された場合には、プロセッサ308はE2を増加するか、あるいはE2を減少させる。インクリメント値およびデクリメント値は、固定値に予め設定されるか、あるいは、システム性能または他の基準に基づいて動的に調整されうる。この実施例では、プロセッサ308は、各エネルギー設定点E1,E2を別々に調整する。ここで、E2の調整は、必ずしもE1調整の関数ではない。ある実施例では、E1とE2とは、図5に示すような鋸刃状の調整にしたがってなされる。
ある実施例では、電力制御は、物理層において実行される。物理層は、再送信調整に対してスピードを与える。物理層は、高次の層によって指示された処理を実行するので、送信及び/又は再送信の品質を追跡し続けることは容易ではない。別の実施例では、電力制御は、RLP層において行われる。RLP層は、送信及び/又は再送信の品質の追跡を含むブックキーピングに対して良く調整されている。RLP層は、この処理に遅れをもたらすので、エネルギー設定点を正確に調整することはできない。
当業者であれば、これら情報および信号が、種々異なった技術や技法を用いて表されることを理解するであろう。例えば、上述した記載で引用されているデータ、手順、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光学場または光学微粒子、あるいはこれら何れかの結合によって表現されうる。
これらの知識によって、ここで開示された実施例に関連する様々に例示された論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子工学ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいはこれらの組み合わせとして適用されることが更に理解されよう。ハードウェアとソフトウェアとの相互互換性を明確に説明するために、様々に例示された部品、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に記述された。それら機能がハードウェアとしてあるいはソフトウェアとして適用されているかは、特有の応用例および全体システムに課せられている設計条件による。熟練した技術者であれば、各特定のアプリケーションに応じて変更することによって上述した機能を実施しうる。しかしながら、この適用判断は、本発明の範囲から逸脱したものと解釈すべきではない。
様々に示された論理ブロック、モジュール、および上述された実施例に関連して記載された回路もまた実装され、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーションに固有の集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア部品、あるいは上述された機能を実現するために設計された何れかの組み合わせとともに実行されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、たとえばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他の配置のような計算デバイスの組み合わせとして実装することも可能である。
ここで開示された実施例に関連して記述された方法やアルゴリズムのステップは、ハードウェアや、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールや、これらの組み合わせによって直接的に具現化される。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、あるいは当該技術分野で知られているその他の型式の記憶媒体に収納されうる。好適な記憶媒体は、プロセッサがそこから情報を読み取り、またそこに情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合される。または、記憶媒体はプロセッサに不可欠となりうる。このプロセッサと記憶媒体は、ASICに収納することができる。ASICは、ユーザ端末内に収納することもできる。または、このプロセッサと記憶媒体が、ユーザ端末におけるディスクリートな部品として収納されることもある。
開示された実施例における上述の記載は、いかなる当業者であっても、本発明の活用または利用を可能とするようになされている。これらの実施例への様々な変形例もまた、当業者に対しては明らかであって、ここで定義された一般的な原理は、本発明の主旨または範囲を逸脱しない他の実施例にも適用されうる。このように、本発明は、上記で示された実施例に制限されるものではなく、ここで記載された原理と新規の特徴に一致した広い範囲に相当するものを意図している。
10…層構造、12…物理層、14…媒体アクセスコントロール(MAC)層、16…リンクアクセス制御(LAC)層、18…無線リンクプロトコル(RLP)層、20…高レベルデータリンク制御(HDLC)層、22…PPP層、24…IP層、30…無線通信システム、32…インターネット、34…相互動作機能インターネット(IWF)、36…公衆スイッチ電話網(PSTN)、38…モバイルスイッチングセンタ(MSC)、40…基地局コントローラ(BSC)、42,44…基地トランシーバ局(BTS)、46,48…移動局(MS)、50,52…通信チャンネル、302…データソース、304…チャンネル素子、306…ゲインステージ、308…プロセッサ、310…送信器、312,314…アンテナ、316…受信器、318…復調器、320…デコーダ、322…データシンク
Claims (13)
- 基地局装置であって、
データの送信および再送信を制御するための動作が可能なプロセッサと、
コンピュータ読み取り可能な複数の手順を格納するための動作が可能なメモリ格納デバイスとを備え、
前記手順は、
送信フレームエラー率と再送信フレームエラー率とを決定する第1の命令群と、
前記送信フレームエラー率と送信品質との関数として送信エネルギー設定点を決定する第2の命令群と、
前記再送信フレームエラー率と再送信品質との関数として再送信エネルギー設定点を決定する第3の命令群と
を備えている基地局装置。 - 請求項1に記載の基地局装置において、
前記送信品質は、受信されたエラー表示信号によって測定される基地局装置。 - 請求項1に記載の基地局装置において、
前記送信エネルギー設定点と前記再送信エネルギー設定点は、パイロットに対するトラフィックの比率として決定される基地局装置。 - 請求項1に記載の基地局装置において、
前記第3の命令群は、
前記再送信フレームエラー率、再送信品質、および送信エネルギー設定点の関数として前記再送信エネルギー設定点を決定する基地局装置。 - 請求項4に記載の基地局装置において、
前記第3の命令群は、
前記送信エネルギー設定点にデルタ値を加算することによって前記再送信エネルギー設定点を決定する基地局装置。 - 無線通信システムにおける方法であって、
送信フレームエラー率を達成するために送信エネルギー設定点を決定することと、
送信エラーの発生に基づいて前記送信エネルギー設定点を調整することと、
再送信フレームエラー率を達成するために再送信エネルギー設定点を決定することと、
再送信エラーの発生に基づいて再送信エネルギー設定点を調整することと
を備えた方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記再送信エネルギー設定点を調整することは更に、前記送信エネルギー設定点の関数として前記再送信エネルギー設定点を調整することを備えた方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記再送信エネルギー設定点を調整することは更に、再送信のための望ましいフレームエラー率を達成するために前記再送信エネルギー設定点を調整することを備えた方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記送信エネルギー設定点を調整することは更に、送信のための望ましいフレームエラー率を達成するために送信エネルギー設定点を調整することを備えた方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記送信フレームエラー率は、前記再送信フレームエラー率よりも大きい方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記送信フレームエラー率と前記再送信フレームエラー率とは、望ましい総フレームエラー率になる方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記送信フレームエラー率と、前記再送信フレームエラー率とは、予め定められた値である方法。 - 請求項6に記載の方法において、
前記送信フレームエラー率と、前記再送信フレームエラー率とは、動的な値である方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/823,015 US8199696B2 (en) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | Method and apparatus for power control in a wireless communication system |
PCT/US2002/009828 WO2002080403A1 (en) | 2001-03-29 | 2002-03-28 | Method and apparatus for power control in a wireless communication system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005509314A JP2005509314A (ja) | 2005-04-07 |
JP2005509314A5 true JP2005509314A5 (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=25237568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002578688A Pending JP2005509314A (ja) | 2001-03-29 | 2002-03-28 | 無線通信システムにおける出力制御方法および装置 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8199696B2 (ja) |
EP (2) | EP1374442B1 (ja) |
JP (1) | JP2005509314A (ja) |
KR (3) | KR101107860B1 (ja) |
CN (2) | CN1302627C (ja) |
AT (1) | ATE405037T1 (ja) |
BR (1) | BRPI0208495B1 (ja) |
DE (1) | DE60228215D1 (ja) |
ES (1) | ES2309192T3 (ja) |
HK (1) | HK1064226A1 (ja) |
TW (1) | TW560207B (ja) |
WO (1) | WO2002080403A1 (ja) |
Families Citing this family (75)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2376962A1 (en) * | 2001-04-02 | 2002-10-02 | Lucent Technologies Inc. | Method and system for umts packet transmission scheduling on uplink channels |
US7200154B1 (en) * | 2001-05-23 | 2007-04-03 | Nortel Networks Limited | QoS link protocol (QLP) |
US7292601B2 (en) * | 2001-06-19 | 2007-11-06 | At&T Corp. | Error-rate management in wireless systems |
KR100396778B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2003-09-02 | 엘지전자 주식회사 | 이동통신 단말기의 전력 제어방법 |
EP1422898B1 (en) * | 2001-08-28 | 2008-07-23 | Sony Corporation | Transmitter and transmission control method |
US6622024B2 (en) * | 2001-09-20 | 2003-09-16 | Interdigital Technology Corporation | Outer loop transmit power control using channel-adaptive processing |
US8977284B2 (en) | 2001-10-04 | 2015-03-10 | Traxcell Technologies, LLC | Machine for providing a dynamic data base of geographic location information for a plurality of wireless devices and process for making same |
EP1452054B1 (en) | 2001-12-07 | 2006-06-21 | Research In Motion Limited | Access to a wireless network based on a link cost metric |
KR100547852B1 (ko) * | 2002-01-09 | 2006-02-01 | 삼성전자주식회사 | 이동통신 시스템에서 호 수락 방법 |
US6898193B2 (en) * | 2002-06-20 | 2005-05-24 | Qualcomm, Incorporated | Adaptive gain adjustment control |
US7573860B2 (en) * | 2002-11-05 | 2009-08-11 | Nokia Corporation | Method, device and system for determining a transmission power for ARQ related re-transmissions |
US7155249B2 (en) | 2003-01-10 | 2006-12-26 | Qualcomm Incorporated | Modified power control for hybrid ARQ on the reverse link |
US6996763B2 (en) * | 2003-01-10 | 2006-02-07 | Qualcomm Incorporated | Operation of a forward link acknowledgement channel for the reverse link data |
US7346018B2 (en) * | 2003-01-16 | 2008-03-18 | Qualcomm, Incorporated | Margin control in a data communication system |
US8391249B2 (en) | 2003-02-18 | 2013-03-05 | Qualcomm Incorporated | Code division multiplexing commands on a code division multiplexed channel |
US7660282B2 (en) | 2003-02-18 | 2010-02-09 | Qualcomm Incorporated | Congestion control in a wireless data network |
US7155236B2 (en) | 2003-02-18 | 2006-12-26 | Qualcomm Incorporated | Scheduled and autonomous transmission and acknowledgement |
US20040160922A1 (en) | 2003-02-18 | 2004-08-19 | Sanjiv Nanda | Method and apparatus for controlling data rate of a reverse link in a communication system |
EP1600001A1 (en) * | 2003-02-21 | 2005-11-30 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method and system for power efficient transmission of scalable video over wireless networks |
US8705588B2 (en) | 2003-03-06 | 2014-04-22 | Qualcomm Incorporated | Systems and methods for using code space in spread-spectrum communications |
US7215930B2 (en) * | 2003-03-06 | 2007-05-08 | Qualcomm, Incorporated | Method and apparatus for providing uplink signal-to-noise ratio (SNR) estimation in a wireless communication |
US7746816B2 (en) | 2003-03-13 | 2010-06-29 | Qualcomm Incorporated | Method and system for a power control in a communication system |
CN101931521A (zh) * | 2003-03-13 | 2010-12-29 | 高通股份有限公司 | 通信系统中的数据传输的方法和系统 |
DE102004018166A1 (de) * | 2003-05-08 | 2004-12-16 | Siemens Ag | Verfahren zur Preemphase eines optischen Multiplexsignals |
US8477592B2 (en) | 2003-05-14 | 2013-07-02 | Qualcomm Incorporated | Interference and noise estimation in an OFDM system |
US7738901B2 (en) * | 2003-07-10 | 2010-06-15 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Secondary link power control in a wireless communication network |
US8489949B2 (en) | 2003-08-05 | 2013-07-16 | Qualcomm Incorporated | Combining grant, acknowledgement, and rate control commands |
US7161916B2 (en) * | 2003-08-20 | 2007-01-09 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for uplink rate selection in the presence of multiple transport channels in a wireless communication system |
KR100985104B1 (ko) * | 2003-09-03 | 2010-10-05 | 엘지전자 주식회사 | 재전송 패킷의 전력제어방법 |
WO2005050900A1 (de) * | 2003-11-17 | 2005-06-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur übertragung von datenpaketen |
US7356323B2 (en) * | 2003-12-15 | 2008-04-08 | Intel Corporation | Antenna selection for diversity combining |
JP4616338B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2011-01-19 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 多重送受信アンテナを使用する移動通信システムにおける送信モードを制御するための装置,システム及び方法 |
US8452316B2 (en) | 2004-06-18 | 2013-05-28 | Qualcomm Incorporated | Power control for a wireless communication system utilizing orthogonal multiplexing |
US7594151B2 (en) | 2004-06-18 | 2009-09-22 | Qualcomm, Incorporated | Reverse link power control in an orthogonal system |
US7197692B2 (en) | 2004-06-18 | 2007-03-27 | Qualcomm Incorporated | Robust erasure detection and erasure-rate-based closed loop power control |
US20060039282A1 (en) * | 2004-08-23 | 2006-02-23 | Lucent Technologies, Inc. | Outer loop power control for high speed data transmissions |
DE102004061904A1 (de) | 2004-12-22 | 2006-10-19 | Siemens Ag | Verfahren zum Übertragen von Datenpaketen |
US7168023B2 (en) * | 2004-12-30 | 2007-01-23 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for full rate erasure handling in CDMA |
US8848574B2 (en) | 2005-03-15 | 2014-09-30 | Qualcomm Incorporated | Interference control in a wireless communication system |
US8942639B2 (en) | 2005-03-15 | 2015-01-27 | Qualcomm Incorporated | Interference control in a wireless communication system |
US7729704B2 (en) * | 2005-03-31 | 2010-06-01 | Alcatel-Lucent Usa Inc. | Power load balancing in cellular networks employing shadow prices of base stations |
US7634290B2 (en) * | 2005-05-31 | 2009-12-15 | Vixs Systems, Inc. | Adjusting transmit power of a wireless communication device |
CN101253700A (zh) * | 2005-08-05 | 2008-08-27 | 诺基亚公司 | 用于门控上行链路控制信道的功率控制 |
US8140110B2 (en) * | 2005-08-08 | 2012-03-20 | Freescale Semiconductor, Inc. | Controlling input and output in a multi-mode wireless processing system |
EP1941638A2 (en) | 2005-10-27 | 2008-07-09 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for estimating reverse link loading in a wireless communication system |
US7626998B2 (en) * | 2005-12-15 | 2009-12-01 | Motorola, Inc. | Communication device, communication node, and method for transmitting a message |
US8160629B2 (en) * | 2006-09-07 | 2012-04-17 | Airvana, Corp. | Controlling reverse link interference in private access points for wireless networking |
US8688809B2 (en) * | 2006-09-07 | 2014-04-01 | Airvana Lp | Provisioning private access points for wireless networking |
US8078165B2 (en) * | 2006-09-07 | 2011-12-13 | Airvana, Corp. | Configuring preferred user zone lists for private access points for wireless networking |
US8670777B2 (en) | 2006-09-08 | 2014-03-11 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for fast other sector interference (OSI) adjustment |
US8442572B2 (en) | 2006-09-08 | 2013-05-14 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for adjustments for delta-based power control in wireless communication systems |
EP2080306A4 (en) | 2006-11-06 | 2016-04-13 | Ericsson Telefon Ab L M | DYNAMIC POWER SHIFT ADJUSTMENT FOR UE / BS BASED ON AN ACK NACK ERROR EVENT |
US20080153501A1 (en) | 2006-12-20 | 2008-06-26 | Motorola, Inc. | Smart antenna for common channel incremental redundancy |
US8229498B2 (en) * | 2006-12-28 | 2012-07-24 | Airvana, Corp. | Assigning code space to portable base stations |
JP4395521B2 (ja) | 2007-01-04 | 2010-01-13 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 通信装置、無線通信端末、無線基地局及び通信方法 |
KR100981505B1 (ko) | 2007-02-05 | 2010-09-10 | 삼성전자주식회사 | 통신 시스템에서의 전력 제어 장치 및 방법 |
TWM360524U (en) | 2007-08-13 | 2009-07-01 | Interdigital Patent Holdings | Apparatus to reduce radio resource overhead associated with intermittent traffic |
US9374791B2 (en) | 2007-09-21 | 2016-06-21 | Qualcomm Incorporated | Interference management utilizing power and attenuation profiles |
US9078269B2 (en) | 2007-09-21 | 2015-07-07 | Qualcomm Incorporated | Interference management utilizing HARQ interlaces |
US9137806B2 (en) * | 2007-09-21 | 2015-09-15 | Qualcomm Incorporated | Interference management employing fractional time reuse |
US9066306B2 (en) | 2007-09-21 | 2015-06-23 | Qualcomm Incorporated | Interference management utilizing power control |
US8824979B2 (en) * | 2007-09-21 | 2014-09-02 | Qualcomm Incorporated | Interference management employing fractional frequency reuse |
RU2453077C2 (ru) * | 2007-09-21 | 2012-06-10 | Квэлкомм Инкорпорейтед | Регулирование помех с использованием чередований запросов harq |
US8867456B2 (en) | 2007-11-27 | 2014-10-21 | Qualcomm Incorporated | Interface management in wireless communication system using hybrid time reuse |
US8948095B2 (en) | 2007-11-27 | 2015-02-03 | Qualcomm Incorporated | Interference management in a wireless communication system using frequency selective transmission |
US8238455B2 (en) * | 2008-01-07 | 2012-08-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Methods and apparatus for downlink PDSCH power setting |
US8275408B2 (en) | 2008-08-27 | 2012-09-25 | Qualcomm, Incorporated | Power control in a wireless communication system |
US8385266B1 (en) * | 2010-02-03 | 2013-02-26 | Sprint Spectrum L.P. | Reverse power control parameter adjustment based on subscriber distribution of two protocol versions |
US8204535B1 (en) * | 2010-03-16 | 2012-06-19 | Sprint Spectrum L.P. | Uniform reverse-link power control for an active set of a mobile station |
US9065584B2 (en) | 2010-09-29 | 2015-06-23 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for adjusting rise-over-thermal threshold |
US8422358B2 (en) * | 2010-11-23 | 2013-04-16 | International Business Machines Corporation | Best-path evaluation based on reliability of network interface layers |
US9191163B2 (en) | 2012-03-02 | 2015-11-17 | CMMB Vision USA Inc. | Systems and methods for hybrid content delivery |
FR3006134B1 (fr) * | 2013-05-21 | 2016-12-02 | Cie Ind Et Financiere D'ingenierie Ingenico | Procede d'auto-adaptation d'une qualite de signal, dispositifs et programme d'ordinateur correspondants. |
US9265012B2 (en) * | 2013-06-07 | 2016-02-16 | Broadcom Corporation | Transmission power adaptation for wireless communication |
DE102016013653B4 (de) * | 2016-11-16 | 2021-06-17 | Diehl Metering Systems Gmbh | Verfahren und Einrichtung zum Senden haustechnischer Daten |
Family Cites Families (166)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3310631A (en) * | 1963-06-03 | 1967-03-21 | Itt | Communication system for the selective transmission of speech and data |
US3715508A (en) * | 1967-09-15 | 1973-02-06 | Ibm | Switching circuits employing orthogonal and quasi-orthogonal pseudo-random code sequences |
DE2048056C1 (de) | 1970-09-30 | 1978-10-19 | Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen | Empfänger für in SSMA-Technik modulierte elektrische Schwingungen |
US3714508A (en) * | 1971-02-22 | 1973-01-30 | Gen Electric | Sequential flashing of multiple flash lamps by low cost static control circuit of integrated design |
US4052565A (en) | 1975-05-28 | 1977-10-04 | Martin Marietta Corporation | Walsh function signal scrambler |
US4112257A (en) * | 1977-03-24 | 1978-09-05 | Frost Edward G | Comprehensive automatic mobile radio telephone system |
US4225976A (en) | 1978-02-28 | 1980-09-30 | Harris Corporation | Pre-calibration of gain control circuit in spread-spectrum demodulator |
US4222115A (en) * | 1978-03-13 | 1980-09-09 | Purdue Research Foundation | Spread spectrum apparatus for cellular mobile communication systems |
GB2022365A (en) | 1978-06-02 | 1979-12-12 | Texas Instruments Inc | Communications network for data and voice |
US4291409A (en) | 1978-06-20 | 1981-09-22 | The Mitre Corporation | Spread spectrum communications method and apparatus |
US4301530A (en) | 1978-12-18 | 1981-11-17 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Orthogonal spread spectrum time division multiple accessing mobile subscriber access system |
US4730340A (en) * | 1980-10-31 | 1988-03-08 | Harris Corp. | Programmable time invariant coherent spread symbol correlator |
GB2115330B (en) | 1982-02-22 | 1986-04-03 | Andrew Charles Simon Hurst | Multiple socket spanner |
US4472815A (en) | 1982-09-27 | 1984-09-18 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Pulse interference cancelling system for spread spectrum signals |
US4460992A (en) * | 1982-11-04 | 1984-07-17 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Orthogonal CDMA system utilizing direct sequence pseudo noise codes |
GB2132452B (en) * | 1982-12-08 | 1986-10-08 | Racel Ses Limited | Radio systems |
US4495648A (en) * | 1982-12-27 | 1985-01-22 | At&T Bell Laboratories | Transmitter power control circuit |
US4641322A (en) * | 1983-10-18 | 1987-02-03 | Nec Corporation | System for carrying out spread spectrum communication through an electric power line |
US4688035A (en) * | 1983-11-28 | 1987-08-18 | International Business Machines Corp. | End user data stream syntax |
US4635221A (en) * | 1985-01-18 | 1987-01-06 | Allied Corporation | Frequency multiplexed convolver communication system |
US4672658A (en) * | 1985-10-16 | 1987-06-09 | At&T Company And At&T Bell Laboratories | Spread spectrum wireless PBX |
US4700341A (en) | 1985-10-30 | 1987-10-13 | Racal Data Communications Inc. | Stochastic time division multiplexing |
DE3607687A1 (de) * | 1986-03-08 | 1987-09-10 | Philips Patentverwaltung | Verfahren und schaltungsanordnung zum weiterschalten einer funkverbindung in eine andere funkzelle eines digitalen funkuebertragungssystems |
FR2595889B1 (fr) * | 1986-03-14 | 1988-05-06 | Havel Christophe | Dispositif de controle de puissance d'emission dans une station emettrice-receptrice de radiocommunication |
EP0261112B1 (en) | 1986-03-25 | 1994-07-20 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for controlling a tdm communication device |
US4901307A (en) * | 1986-10-17 | 1990-02-13 | Qualcomm, Inc. | Spread spectrum multiple access communication system using satellite or terrestrial repeaters |
US4813040A (en) * | 1986-10-31 | 1989-03-14 | Futato Steven P | Method and apparatus for transmitting digital data and real-time digitalized voice information over a communications channel |
NL8700930A (nl) | 1987-04-17 | 1988-11-16 | Hollandse Signaalapparaten Bv | Systeem van orthogonaal werkende codegeneratoren, radio's voorzien van een codegenerator en codegeneratoren van zo'n systeem. |
DE3724729A1 (de) * | 1987-07-25 | 1989-02-02 | Ant Nachrichtentech | Verfahren zur aufbereitung eines faltungscodes zur uebertragung sowie dessen empfangsseitige rueckwandlung sowie anordnung hierzu |
FR2629931B1 (fr) * | 1988-04-08 | 1991-01-25 | Lmt Radio Professionelle | Correlateur numerique asynchrone et demodulateurs comportant un tel correlateur |
JPH0234059A (ja) * | 1988-07-25 | 1990-02-05 | Mitsubishi Electric Corp | ノード装置の処理方式 |
JPH06103873B2 (ja) * | 1988-09-01 | 1994-12-14 | 三菱電機株式会社 | 直交系列発生方式 |
US5003619A (en) * | 1989-01-31 | 1991-03-26 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for adjusting the power of a transmitter |
JP2603717B2 (ja) | 1989-03-09 | 1997-04-23 | 三菱電機株式会社 | サイクリックデータ伝送方法 |
US5157672A (en) | 1989-03-15 | 1992-10-20 | Nec Corporation | Interference detection apparatus for use in digital mobile communications system |
US5022046A (en) * | 1989-04-14 | 1991-06-04 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Narrowband/wideband packet data communication system |
GB2236454A (en) * | 1989-09-01 | 1991-04-03 | Philips Electronic Associated | Communications system for radio telephones |
JP2733110B2 (ja) | 1989-09-19 | 1998-03-30 | 日本電信電話株式会社 | 無線信号伝送方式 |
IL95920A0 (en) | 1989-10-24 | 1991-07-18 | Motorola Inc | Distributed synchronization method for a wireless fast packet communication system |
US5056109A (en) | 1989-11-07 | 1991-10-08 | Qualcomm, Inc. | Method and apparatus for controlling transmission power in a cdma cellular mobile telephone system |
US5109390A (en) * | 1989-11-07 | 1992-04-28 | Qualcomm Incorporated | Diversity receiver in a cdma cellular telephone system |
US5267262A (en) | 1989-11-07 | 1993-11-30 | Qualcomm Incorporated | Transmitter power control system |
US5101501A (en) * | 1989-11-07 | 1992-03-31 | Qualcomm Incorporated | Method and system for providing a soft handoff in communications in a cdma cellular telephone system |
US5485486A (en) * | 1989-11-07 | 1996-01-16 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for controlling transmission power in a CDMA cellular mobile telephone system |
FI86352C (fi) * | 1989-11-14 | 1992-08-10 | Nokia Oy Ab | Digitaliskt radiolaenksystem och foerfarande foer reglering av en saendingseffekt i ett digitaliskt radiolaenksystem. |
US5136586A (en) * | 1989-12-04 | 1992-08-04 | Academy Of Applied Science | Method and apparatus for telephone line multiplex channeling of toll-quality voice and digital information |
US5239667A (en) * | 1990-01-31 | 1993-08-24 | Nec Corporation | Method of controlling handoff in cellular mobile radio communications system |
JP2540968B2 (ja) | 1990-02-27 | 1996-10-09 | 日本電気株式会社 | 多方向多重通信方式 |
JP3035625B2 (ja) | 1990-05-29 | 2000-04-24 | 株式会社リコー | 現像剤担持体 |
SE467332B (sv) | 1990-06-21 | 1992-06-29 | Ericsson Telefon Ab L M | Foerfarande foer effektreglering i ett digitalt mobiltelefonisystem |
US5659569A (en) * | 1990-06-25 | 1997-08-19 | Qualcomm Incorporated | Data burst randomizer |
US5511073A (en) * | 1990-06-25 | 1996-04-23 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for the formatting of data for transmission |
US5103459B1 (en) * | 1990-06-25 | 1999-07-06 | Qualcomm Inc | System and method for generating signal waveforms in a cdma cellular telephone system |
SE467386B (sv) * | 1990-10-05 | 1992-07-06 | Ericsson Telefon Ab L M | Foerfarande foer reglering av uteffekt i mobilradiosystem |
US5283780A (en) * | 1990-10-18 | 1994-02-01 | Stanford Telecommunications, Inc. | Digital audio broadcasting system |
FR2670973B1 (fr) | 1990-12-19 | 1994-04-15 | Ouest Standard Telematique Sa | Systeme de transmission par paquets a compression de donnees, procede et equipement correspondant. |
US5204876A (en) * | 1991-03-13 | 1993-04-20 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for providing high data rate traffic channels in a spread spectrum communication system |
US5107487A (en) * | 1991-05-28 | 1992-04-21 | Motorola, Inc. | Power control of a direct sequence CDMA radio |
ATE294441T1 (de) * | 1991-06-11 | 2005-05-15 | Qualcomm Inc | Vocoder mit veränderlicher bitrate |
CA2089090A1 (en) | 1991-06-27 | 1992-12-28 | Bengt E. L> Dahlman | Method and apparatus for estimating the doppler frequency of a mobile station |
US5287555A (en) * | 1991-07-22 | 1994-02-15 | Motorola, Inc. | Power control circuitry for a TDMA radio frequency transmitter |
US5220678A (en) * | 1991-08-12 | 1993-06-15 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for adjusting the power of a transmitter |
US5159608A (en) | 1991-08-28 | 1992-10-27 | Falconer David D | Method and apparatus for using orthogonal coding in a communication system |
US5245629A (en) | 1991-10-28 | 1993-09-14 | Motorola, Inc. | Method for compensating for capacity overload in a spread spectrum communication system |
US5305468A (en) * | 1992-03-18 | 1994-04-19 | Motorola, Inc. | Power control method for use in a communication system |
US5216692A (en) * | 1992-03-31 | 1993-06-01 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for adjusting a power control threshold in a communication system |
GB2268371B (en) | 1992-04-10 | 1995-09-20 | Roke Manor Research | Radio communication systems |
GB2268365B (en) | 1992-06-26 | 1996-01-17 | Roke Manor Research | Improvements in or relating to cellular mobile radio systems |
US5465399A (en) | 1992-08-19 | 1995-11-07 | The Boeing Company | Apparatus and method for controlling transmitted power in a radio network |
NZ255617A (en) | 1992-09-04 | 1996-11-26 | Ericsson Telefon Ab L M | Tdma digital radio: measuring path loss and setting transmission power accordingly |
US5263050A (en) | 1992-09-09 | 1993-11-16 | Echelon Corporation | Adaptive threshold in a spread spectrum communications system |
ZA938324B (en) * | 1992-11-24 | 1994-06-07 | Qualcomm Inc | Pilot carrier dot product circuit |
GB2273009A (en) | 1992-11-28 | 1994-06-01 | Motorola Gmbh | RF Power amplifier ramp control of power level rise and fall |
US5299229A (en) * | 1993-01-29 | 1994-03-29 | Unisys Corporation | High rate-low rate PN code tracking system |
WO1994018756A1 (en) | 1993-02-11 | 1994-08-18 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for controlling a power level of a subscriber unit of a wireless communication system |
US5396516A (en) * | 1993-02-22 | 1995-03-07 | Qualcomm Incorporated | Method and system for the dynamic modification of control paremeters in a transmitter power control system |
US5341396A (en) * | 1993-03-02 | 1994-08-23 | The Boeing Company | Multi-rate spread system |
JP3192839B2 (ja) * | 1993-09-20 | 2001-07-30 | 富士通株式会社 | 初期送信電力の決定方法 |
EP0728378A4 (en) | 1993-11-08 | 1998-03-04 | Rosen Motors Lp | FLYWHEEL FOR MOBILE ENERGY STORAGE |
US5383219A (en) * | 1993-11-22 | 1995-01-17 | Qualcomm Incorporated | Fast forward link power control in a code division multiple access system |
FI94579C (fi) | 1994-01-12 | 1995-09-25 | Nokia Mobile Phones Ltd | Tiedonsiirtomenetelmä |
US5465389A (en) | 1994-02-25 | 1995-11-07 | At&T Corp. | Method of prioritizing handoff procedures in a cellular system |
US5452473A (en) * | 1994-02-28 | 1995-09-19 | Qualcomm Incorporated | Reverse link, transmit power correction and limitation in a radiotelephone system |
FI941268A (fi) | 1994-03-17 | 1995-09-18 | Nokia Telecommunications Oy | Menetelmä vastaanotetun tehon arvioimiseksi sekä vastaanotin |
JP3207040B2 (ja) | 1994-04-04 | 2001-09-10 | 松下電器産業株式会社 | 無線通信装置 |
US5671218A (en) | 1994-04-28 | 1997-09-23 | Lucent Technologies Inc. | Controlling power and access of wireless devices to base stations which use code division multiple access |
JP2980156B2 (ja) * | 1994-05-12 | 1999-11-22 | エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 | 送信電力制御方法および該制御方法を用いたスペクトル拡散通信装置 |
JP2974274B2 (ja) | 1994-05-12 | 1999-11-10 | エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 | 送信電力制御方法および送信電力制御装置 |
GB2292289B (en) | 1994-08-11 | 1998-06-17 | Roke Manor Research | Power control apparatus for use in mobile radio stations |
US5548616A (en) * | 1994-09-09 | 1996-08-20 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Spread spectrum radiotelephone having adaptive transmitter gain control |
US5528593A (en) * | 1994-09-30 | 1996-06-18 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for controlling power in a variable rate communication system |
US5574747A (en) * | 1995-01-04 | 1996-11-12 | Interdigital Technology Corporation | Spread spectrum adaptive power control system and method |
US5912228A (en) * | 1995-01-13 | 1999-06-15 | Xoma Corporation | Therapeutic compositions comprising bactericidal/permeability-increasing (BPI) protein products |
US5553083B1 (en) | 1995-01-19 | 2000-05-16 | Starburst Comm Corp | Method for quickly and reliably transmitting frames of data over communications links |
TW347616B (en) * | 1995-03-31 | 1998-12-11 | Qualcomm Inc | Method and apparatus for performing fast power control in a mobile communication system a method and apparatus for controlling transmission power in a mobile communication system is disclosed. |
US6137840A (en) | 1995-03-31 | 2000-10-24 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for performing fast power control in a mobile communication system |
US5629934A (en) * | 1995-06-30 | 1997-05-13 | Motorola, Inc. | Power control for CDMA communication systems |
FR2737361B1 (fr) * | 1995-07-25 | 1997-08-22 | Alcatel Espace | Procede de regulation d'une puissance d'un signal emis par une premiere station a destination d'une seconde station dans un reseau de telecommunications par satellite |
US5732077A (en) * | 1995-11-13 | 1998-03-24 | Lucent Technologies Inc. | Resource allocation system for wireless networks |
KR100485459B1 (ko) | 1995-12-01 | 2005-08-31 | 코닌클리케 필립스 일렉트로닉스 엔.브이. | 디지탈무선전화시스템,무선기지국,및무선기지국과무선핸드셋을포함하는무선전화시스템 |
US5822310A (en) * | 1995-12-27 | 1998-10-13 | Ericsson Inc. | High power short message service using broadcast control channel |
JPH09331291A (ja) * | 1996-04-10 | 1997-12-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 無線通信システム及び無線通信装置 |
US5842113A (en) | 1996-04-10 | 1998-11-24 | Lucent Technologies Inc. | Method and apparatus for controlling power in a forward link of a CDMA telecommunications system |
US6205190B1 (en) * | 1996-04-29 | 2001-03-20 | Qualcomm Inc. | System and method for reducing interference generated by a CDMA communications device |
KR100309652B1 (ko) * | 1996-06-27 | 2001-12-17 | 다치카와 게이지 | 송신전력제어장치 |
US5857155A (en) * | 1996-07-10 | 1999-01-05 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for geographic based control in a communication system |
CA2183139C (en) * | 1996-08-12 | 2003-11-18 | Qiang Shen | Closed-loop power control scheme with prediction of power control commands and multi-level transmitted power adjustment |
FI104025B (fi) * | 1996-08-28 | 1999-10-29 | Nokia Telecommunications Oy | Tehonsäätömenetelmä ja solukkoradiojärjestelmä |
JPH1079701A (ja) * | 1996-09-03 | 1998-03-24 | Fujitsu Ltd | 移動通信端末及びその送信電力制御方式 |
JPH1079776A (ja) | 1996-09-03 | 1998-03-24 | Toyota Motor Corp | 通信方法 |
US5893035A (en) * | 1996-09-16 | 1999-04-06 | Qualcomm Incorporated | Centralized forward link power control |
US5903554A (en) * | 1996-09-27 | 1999-05-11 | Qualcomm Incorporation | Method and apparatus for measuring link quality in a spread spectrum communication system |
JP3254390B2 (ja) * | 1996-10-18 | 2002-02-04 | 三菱電機株式会社 | 送信電力制御装置 |
US6075974A (en) * | 1996-11-20 | 2000-06-13 | Qualcomm Inc. | Method and apparatus for adjusting thresholds and measurements of received signals by anticipating power control commands yet to be executed |
CN1136741C (zh) * | 1996-11-27 | 2004-01-28 | 株式会社日立制作所 | 移动通信系统发送功率控制方法,移动终端及基地台 |
US5926767A (en) * | 1996-12-26 | 1999-07-20 | Motorola, Inc. | Method and system reestablishing a temporarily interrupted dynamic communication link under intermittent fade conditions |
US5991284A (en) * | 1997-02-13 | 1999-11-23 | Qualcomm Inc. | Subchannel control loop |
US5963870A (en) | 1997-03-26 | 1999-10-05 | Nortel Networks Corporation | Process for switching between IS-95 forward power control and fast forward power control |
US6396867B1 (en) * | 1997-04-25 | 2002-05-28 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for forward link power control |
US6085108A (en) * | 1997-12-15 | 2000-07-04 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Modified downlink power control during macrodiversity |
US6084904A (en) * | 1997-07-25 | 2000-07-04 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for adjusting a power control setpoint threshold in a wireless communication system |
US6147981A (en) | 1997-08-07 | 2000-11-14 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for predictive parameter control with loop delay |
US6070085A (en) * | 1997-08-12 | 2000-05-30 | Qualcomm Inc. | Method and apparatus for controlling transmit power thresholds based on classification of wireless communication subscribers |
US6108374A (en) | 1997-08-25 | 2000-08-22 | Lucent Technologies, Inc. | System and method for measuring channel quality information |
JPH11145899A (ja) | 1997-11-10 | 1999-05-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送受信装置及び無線伝送システム |
KR100260711B1 (ko) | 1997-11-13 | 2000-07-01 | 김영환 | 개인 휴대 통신 시스템의 순방향 전력 제어방법 |
US6101168A (en) * | 1997-11-13 | 2000-08-08 | Qualcomm Inc. | Method and apparatus for time efficient retransmission using symbol accumulation |
JP3805520B2 (ja) * | 1998-01-28 | 2006-08-02 | 富士通株式会社 | 移動通信における速度推定装置および方法 |
JP3913879B2 (ja) * | 1998-02-03 | 2007-05-09 | 富士通株式会社 | 移動速度に基づく通信制御装置および方法 |
US6163570A (en) | 1998-05-11 | 2000-12-19 | Conexant Systems, Inc. | Methods and apparatus for verifying transmit power levels in a signal point limited transmission system |
KR100357619B1 (ko) * | 1998-06-23 | 2003-01-15 | 삼성전자 주식회사 | 이동 통신단말기의 출력전력 제어장치 및 방법 |
US6034971A (en) * | 1998-06-30 | 2000-03-07 | Motorola, Inc. | Method and apparatus for controlling communication system capacity |
FI113426B (fi) | 1998-07-16 | 2004-04-15 | Nokia Corp | Menetelmä lähetystehon säätämiseksi WCDMA-järjestelmässä |
US6215780B1 (en) * | 1998-07-17 | 2001-04-10 | Motorola, Inc. | Method and system for synchronous code division multiplexed communications |
GB9821089D0 (en) * | 1998-09-30 | 1998-11-18 | Koninkl Philips Electronics Nv | Method for the communication of information and apparatus employing the method |
JP4313952B2 (ja) * | 1998-10-09 | 2009-08-12 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 基地局と加入者局との間の出力制御のための方法および無線通信システム |
US6449463B1 (en) | 1998-10-29 | 2002-09-10 | Qualcomm, Incorporated | Variable loop gain in double loop power control systems |
US6490460B1 (en) | 1998-12-01 | 2002-12-03 | Qualcomm Incorporated | Forward and reverse link power control using position and mobility information |
US6445684B1 (en) | 1998-12-01 | 2002-09-03 | Qwest Communications International Inc. | Method and system for dynamic adjustment of CDMA wireless device power levels |
US6377813B1 (en) * | 1998-12-03 | 2002-04-23 | Nokia Corporation | Forward link closed loop power control for a third generation wideband CDMA system |
US6373823B1 (en) * | 1999-01-28 | 2002-04-16 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for controlling transmission power in a potentially transmission gated or capped communication system |
US6317435B1 (en) * | 1999-03-08 | 2001-11-13 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for maximizing the use of available capacity in a communication system |
US6167273A (en) | 1999-04-28 | 2000-12-26 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Apparatus, and associated method, for effectuating power control to maintain desired QoS levels in the performance of a communication service |
EP1050977B1 (en) | 1999-05-06 | 2012-11-07 | Alcatel Lucent | Power control system using acknowledgements |
FI991351A (fi) | 1999-06-11 | 2000-12-12 | Nokia Networks Oy | Radiojärjestelmän verkko-osan lähettimen tehonsäädön suorittaminen |
JP3522593B2 (ja) | 1999-06-15 | 2004-04-26 | Tdk株式会社 | 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法 |
DE69919519T2 (de) * | 1999-06-16 | 2005-02-03 | Alcatel | Verfahren zur Leistungsverbesserung eines mobilen Funkkommunikationssystems unter Verwendung eines Leistungsregelungsalgorithmus |
DE69939632D1 (de) * | 1999-07-13 | 2008-11-06 | Alcatel Lucent | Verfahren zur Leistungssteigerung eines mobilen Radiokommunikationssystems unter Verwendung eines Leistungsregelungs-Algorithmus |
GB2352129B (en) * | 1999-07-16 | 2003-08-27 | Nokia Mobile Phones Ltd | Test apparatus |
US6628957B1 (en) | 1999-07-16 | 2003-09-30 | Lucent Technologies Inc. | Synchronization of transmit power level settings for soft-handoff in wireless systems by the use of level constraints |
US6298242B1 (en) * | 1999-07-22 | 2001-10-02 | Qualcomm Inc. | Method and apparatus for reducing frame error rate through signal power adjustment |
US6628958B1 (en) | 1999-09-15 | 2003-09-30 | Lucent Technologies Inc. | Method for adjusting the transmit power level during soft handoff in wireless communication systems |
DE69932102T2 (de) * | 1999-09-22 | 2007-01-11 | Fujitsu Ltd., Kawasaki | Regler für Sendeleistung |
US6771700B1 (en) | 1999-10-09 | 2004-08-03 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for minimizing total transmission energy in a communication system employing retransmission of frame received in error |
US7590095B2 (en) * | 2000-02-14 | 2009-09-15 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for power control of multiple channels in a wireless communication system |
US6564042B1 (en) * | 2000-03-03 | 2003-05-13 | Qualcomm Incorporated | Velocity-estimation-based gain tables |
US6711150B1 (en) * | 2000-04-07 | 2004-03-23 | Telefonktiebolaget L.M. Ericsson | System and method for data burst communications in a CDMA network |
US6912228B1 (en) | 2000-04-14 | 2005-06-28 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Power control in a radio data communication system adapted using transmission load |
JP2002009692A (ja) | 2000-06-23 | 2002-01-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データ伝送装置及びデータ伝送方法 |
FR2811831B1 (fr) | 2000-07-17 | 2002-10-11 | Matra Nortel Communications | Procede et dispositif de conversion analogique/numerique |
US6745044B1 (en) * | 2000-09-29 | 2004-06-01 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for determining available transmit power in a wireless communication system |
US6760597B2 (en) * | 2000-12-08 | 2004-07-06 | Lucent Technologies Inc. | Power control method for CDMA wireless communication networks |
KR100434042B1 (ko) | 2001-05-19 | 2004-06-04 | 엘지전자 주식회사 | 코드분할 다중접속에서 클로즈드 루프 전력제어 방법 |
US6754475B1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-06-22 | Motorola, Inc. | Transmission performance measurement and use thereof |
US7918781B1 (en) * | 2006-03-22 | 2011-04-05 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Systems and methods for suppressing motion sickness |
JP4510124B2 (ja) | 2008-03-31 | 2010-07-21 | 日東電工株式会社 | 画像表示装置用防眩性ハードコートフィルム、それを用いた偏光板および画像表示装置 |
-
2001
- 2001-03-29 US US09/823,015 patent/US8199696B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-03-26 TW TW091105896A patent/TW560207B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-03-28 CN CNB028105109A patent/CN1302627C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-28 AT AT02757874T patent/ATE405037T1/de not_active IP Right Cessation
- 2002-03-28 CN CN2007100044809A patent/CN1983856B/zh not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-28 BR BRPI0208495A patent/BRPI0208495B1/pt not_active IP Right Cessation
- 2002-03-28 DE DE60228215T patent/DE60228215D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-28 EP EP02757874A patent/EP1374442B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-28 KR KR1020077006914A patent/KR101107860B1/ko active IP Right Grant
- 2002-03-28 EP EP08007123.6A patent/EP1933474B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-03-28 KR KR1020037012704A patent/KR101049633B1/ko active IP Right Grant
- 2002-03-28 WO PCT/US2002/009828 patent/WO2002080403A1/en active Application Filing
- 2002-03-28 KR KR1020097023557A patent/KR101005148B1/ko active IP Right Grant
- 2002-03-28 JP JP2002578688A patent/JP2005509314A/ja active Pending
- 2002-03-28 ES ES02757874T patent/ES2309192T3/es not_active Expired - Lifetime
-
2004
- 2004-09-07 HK HK04106765A patent/HK1064226A1/xx not_active IP Right Cessation
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8199696B2 (en) | Method and apparatus for power control in a wireless communication system | |
JP2005509314A5 (ja) | ||
US7170876B2 (en) | Outer-loop scheduling design for communication systems with channel quality feedback mechanisms | |
US7929473B2 (en) | Method and apparatus for reducing interference in a wireless communication system | |
TWI306701B (en) | Method and apparatus for reducing inter-channel interference in a wireless communication system | |
KR100956121B1 (ko) | 통신 시스템에서 불균형을 관리하기 위한 방법 및 장치 | |
EP1219044B1 (en) | Method and apparatus for minimising total transmission energy in a communication system by using channel quality | |
EP1639715A2 (en) | ADAPTIVE POWER MARGIN ADJUSTMENT FOR A 1xEV-DV SYSTEM | |
JP2005521293A (ja) | 非周期的なインタリーバを適用している無線通信システムにおけるチャネル間干渉を低減する方法及びシステム | |
KR20050094439A (ko) | 데이터 통신 시스템에서 전력 마진 제어 | |
US20060105798A1 (en) | Method and apparatus for outer-loop power control for enhanced uplink communications | |
JP2011091836A (ja) | 高速ワイヤレス通信ネットワークにおける閉ループ資源割当て | |
JP2004511950A (ja) | 情報通信方法及びその方法を使用する装置 | |
US7092717B2 (en) | Method and system for a dynamic adjustment of a data request channel in a communication system | |
JP2004527143A (ja) | プリアンブルの生成 | |
US20060034226A1 (en) | Radio resource control in HSUPA system |