JP2005505014A - 間隙または孔を有する密閉光ファイバー、その製造方法並びにその使用法 - Google Patents
間隙または孔を有する密閉光ファイバー、その製造方法並びにその使用法 Download PDFInfo
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Abstract
【選択図】図6
Description
【0001】
本発明は、複数のクラッド間隙を備える光ファイバーと、そのファイバーの製造方法、及び、そのファイバーを備えるものを含むそのファイバーの使用法に関する。さらに詳しくは、本発明は、間隙の密封を有する光ファイバーと、前記間隙を密閉するための方法に関する。
【0002】
本発明によって、ファイバーの間隙を密閉することにより、光ファイバーは、光ファイバーや、密閉された間隙を含むファイバーとは異なる光学的特性を有する他の光誘導波管などのような光学系に接合できるように、または、適するようになる。
【背景技術】
【0003】
近年、新しいクラスの光ファイバーが出現した。これらのファイバーの光誘導メカニズムは、ファイバー内に多数の空気孔を設けることによって構成される。これらの孔は、一般的にファイバーと平行に、そのファイバーの全長に渡って延在する。誘導原理は、従来の光ファイバーのように、全内反射(TIR)に基づくものでも、また、フォトニック・バンドギャップ(PBG)原理に基づくものでもよい。
【0004】
TIRに基づくファイバーの場合、そのコアは、一般的には、屈折率が多数の密間隔で形成される孔を含む周囲の外装材の実効屈折率より高いソリッドガラスから形成されている。PBGに基づくファイバーの場合、誘導は、光がパターン化された外装材を伝播できないという事実によって行われるため、コアの屈折率はどのような値でもよい。
【0005】
外装材は、一般的には孔の寸法、距離、及びパターンで注意深く配置された空気孔から構成されている。
【0006】
これらのファイバーは、いずれのタイプも、その光学的特性を得るため、空気孔に依存している。一般的に、これらのタイプのファイバーは、その他の名称を使っている場合もあるが、超小型構造の光ファイバー、孔あきファイバー、光結晶ファイバー、フォトニック・バンドギャップ・ファイバー、ホールアシステッド光ファイバーなどとして知られている。
【0007】
最近開発された超小型構造のファイバーの多くは、従来のソリッドガラス光ファイバーとはかなり異なる特性を有するため、異なる分野での適用方法が発見されている。これら特殊なファイバーのこうした分野における利用可能性を高めるためには、異なるファイバー間で光を結合するとともに、超小型構造のファイバーと各種光学部品との間で、光を結合するための結合技術が非常に重要となる。
【0008】
超小型構造のファイバーと類似した、もしくは他のタイプの光ファイバー、並びに他の光学部品に結合する場合、融着接合、自由空間光学、コネクタの使用などを含む、いくつかの方法がある。
【0009】
融着接合は、高伝達率、高機械的安定性、高機械的強度で接合できるため、様々な面で好ましい。さらに、融着接合は、粉塵、湿気、その他の薬品が孔に入らないように孔が周囲から密閉されるという付加的利点を有する。また、接合においては、通常、ファイバーの切断後、短時間で繊維の境界近傍でガラス材が溶融するため、境界の汚染が軽減されるとともに、その後の汚染も回避できる。
【0010】
上記のように、光ファイバーと、例えば平行もしくは集束光線との間で光を結合する他の方法は、自由空間光学である。自由空間光学とは、光が空気中を伝播し、レンズを使用して、その光をファイバーに集束させるか、もしくはファイバーから光を集束する状態を意味する。
【0011】
あるファイバーから他のファイバーへ光を結合する際、これら2本のファイバーのモード・フィールド径があまりに異なっているために高伝達率接合を行えない場合は、一般的にこの方法を使用する。伝達は、2つのモード間の重なり積分によって得る。2つのモード・フィールド径(MFD)が非常に異なっている場合、結合時に多量の光を損失することが解る。
【0012】
また、接合が不可能な場合も、自由空間光学を利用できる。これは、2本のファイバーが、接着不可能もしくは融点が著しく異なる材料からなる場合などである。また、接合は、超小型構造のファイバーが壊れやすいか、もしくは熱感度が高い場合にも不可能である。
【0013】
また、通常、従来のファイバー技術が使用されず、よって、接合を必要としない波長領域もしくは技術分野において、この新しいクラスのファイバーが、多く応用されている。上記のすべての場合は、自由空間光学、または単純な当接結合を使用した結合は、これらのファイバーを使用するには致命的となる場合がある。
【0014】
自由空間光学の場合、1つもしくはそれ以上のレンズを、ファイバーの切断面に対して正確に位置させる。このシステムを機械的に安定させるためには、ファイバーの端部は、定位置にしっかり保持されなければならない。これは、通常、レンズ取り付け径に匹敵する外径と、すべりばめができるよう、ファイバー径よりわずかに大きい内径を有するフェルールに、ファイバーの端部を挿入することによって行う。
【0015】
従来の、ソリッドファイバーの場合、一般的にファイバーは、フェルール内に接着、半田付け、溶着させる。また、一般的に、ファイバーの余分な長さ分をフェルールに押し込んでから、研磨して余分な接着剤を取り除き、ファイバーの端部が確実に平坦でフェルールの端部と同一面内になるようにする。これにより、フェルールは、レンズ系に対して永久的に固定できるようになる(例えば標準コリメータ)。
【0016】
ファイバーと光をやりとりするためのもう1つの結合方法は、例えば、PCまたはAPCコネクタのようなコネクタを使用する方法である。コネクタをファイバーの端部に設けるには、やはり、ファイバーの端部をコネクタのフェルールの中に挿入し、ファイバーの端部をコネクタのフェルールの端部と同一面内になるように研磨する。これにより、このコネクタは、コネクタを設置した光学機器との接続、ファイバー同士の接続、あるいは、一般的な取り付け目的に使用することができるようになる。
【0017】
コネクタを超小型構造のファイバーの端部に取り付け、ファイバーの端部を上記システム内に保持するのは困難である。取り付ける場合、取り付け工程において、接着剤や薬品が孔の中に(フェルールの中に)入らないように細心の注意が必要である。なぜなら、毛細管現象により、これらの汚染物が、さらに孔の中まで侵入する可能性があり、光誘導特性が著しく変わってしまったり、あるいは失われてしまう可能性があるからである。また、材料が孔に入ってしまう可能性があり、またファイバーが損傷しやすいために、研磨が不可能であることから、ファイバーの端部の研磨が不可能な場合もある。
【0018】
従来のファイバー保守において、ファイバーの端部の洗浄は、一般的に、アセトンやメタノールまたはイソプロパノールアルコール(IPA)のような化学薬品液にレンズティッシュを浸して行ったり、あるいは、布やレンズティッシュのような洗浄材料を切断面に接触させる他の方法によって行われる。超小型構造のファイバーの場合、材料が孔に入ってしまう可能性があるので、これらのいずれの方法も不可能である。加圧空気を使って、端面から粉塵を吹き飛ばす方法でも、切断面近傍の孔を損傷する可能性がある。
【0019】
汚染物の堆積、または露出しているファイバーの切断面近傍の孔の損傷の影響により、光伝達率が低下し、切断面の反射(戻り損)が増加するか、あるいは光線の操舵が起こる。また、汚染物は、蒸発して孔の中に侵入したり、切断面を焼いてしまう可能性があるため、ファイバーの切断面が汚染されると、光ファイバーに対して、高い光パワーを結合する際に、重大な問題となる。いずれの場合も、永久損傷もしくは劣化を招く結果となる。
【0020】
従って、端部が機械的及び化学的に強健であるとともに、通常のソリッドガラス光ファイバーと同様に、処理可能な間隙または孔を有するファイバーの切断面を処理できる方法が必要となる。さらに、そのように処理された光ファイバーと、その製造方法と、各種物品における使用法が要求される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
本発明は、例えば研磨、コネクタ設置が可能であるとともに各種薬品を使って洗浄が可能である、従来の標準的な(ソリッド)光ファイバーで実質的に知られたような方法で、処理可能なファイバーの端部を有する超小型構造の光ファイバーを提供するとともに、そのようなファイバーの端部を製造する方法、並びにそのような端部を有するファイバーの使用法を提供することを目的とする。
【0022】
特に、本発明は、孔または間隙構造の汚染、及びファイバーの端部の機械的不安定性に関する多数の潜在的問題を除去したファイバーの端部を有する超小型構造の光ファイバーを提供することを目的とする。さらに、本発明は、高強度レベルの光を処理可能な超小型構造の光ファイバーと、そのような光ファイバーを製造する方法と、その使用法を提供することを、もう1つの目的とする。
【0023】
さらなる目的は、本書における説明の中で明らかとする。
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明によると、これらの目的は、軸方向と、この軸方向と垂直な断面を有する光ファイバーにおいて、前記光ファイバーは、長手の軸方向に延在するとともに、間隔を空けて位置する複数のクラッド間隙を有するクラッド領域と、前記クラッド領域によって境界を定められたコア領域とを有するファイバーの第1の光誘導ファイバー部と、第1の光誘導ファイバー部に対向する第1の端部と、光ファイバーの端面を形成する第2の端部とを有するソリッド光透過性ファイバー部とを備え、前記ソリッド光透過性ファイバー部は、第1の光誘導ファイバー部のクラッド間隙を密閉することを特徴とする。
【0025】
言い換えれば、前期軸方向と直交する断面を有する光ファイバーにおいて、前記光ファイバーは、
(a)光誘導ファイバーと、第1の部分の端部とを有する第1の部分とを備え、前記光誘導ファイバーは、ファイバーの長手の軸方向に延在するとともに間隔を空けて位置する複数のクラッド間隙を有するクラッド領域と、前記クラッド領域によって境界を定められたコア領域とを有し、
(b)第1の端部と第2の端部とを有するソリッド光透過性ファイバーを有する第2の部分を備え、前記第1の端部は、前記第1の部分の前記第1の部分の端部に面すると共に、前記第2の端部は、光ファイバーの端面を形成し、
前記第2の部分の前記ソリッド光透過性ファイバーは、前記クラッド間隙と、任意で前記光ファイバーの前記第1の部分の端部の前記コア領域におけるコア間隙とを密閉することを特徴とする。
【0026】
“対向する”という用語は、両端が接触しながら互いに向き合う、例えば、互いに付着させる、互いに覆う、孔や間隙を覆う共通のソリッド背景材料を意味する。
【0027】
また、2つのそれぞれの端部(第1の端部と第1の部分の端部、すなわち、超小型構造のファイバー部の端部とソリッドファイバー部の端部)は、(主張する光ファイバーが処理後の光ファイバーである場合)、処理前の同じ(単一の)光ファイバーの内部にあるか、もしくは(これら光ファイバーのうちの1つは固体であり、2つの光ファイバーが互いに付着され、主張する光ファイバーである1本の光ファイバーを形成している場合)、2つの端部は、処理前の2つの異なる光ファイバーに属していることとなる。
【0028】
ここで、第1の光誘導ファイバー部は、モード・フィールド径、MFDを有していてもよい。第1のファイバー部のMFDは、光が第1の光誘導ファイバー部からソリッドファイバー部へ伝達されるときのソリッドファイバー部の第1の端部の光の第1の光領域径を形成し、伝達された光は、ソリッドファイバー部の第2の端部に到達するときに第2の光領域径を有する。
【0029】
ソリッドファイバー部は、第2の光領域径が第1の光領域径より大きくなるような寸法を有する。ソリッドファイバー部は、第2の光領域径が、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面径または、最小の断面径以下の寸法とするのが好ましい。
【0030】
本発明によると、ソリッドファイバー部の外径は、変化してもよいが、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法は、第1のファイバー部の最大断面寸法以下であるのが好ましい。
【0031】
ソリッドファイバー部の長さも変化させ、例えば、第1のファイバー部及び誘導光の波長のMFDの関数として最適化することができる。しかし、ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが2mm以下、例えば1mm以下、0.5mm以下、0.2mm以下、0.1mm以下、0.05mm以下、または0.02mm以下であるのが好ましい。
【0032】
第1のファイバー部のコア領域は、固体であるのが好ましい。また、400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対して、第1のファイバー部のコア材料の屈折率が、クラッド領域の実効屈折率より大きいことが好ましい。
【0033】
第1のファイバー部のコア領域は、ファイバーの長手の軸方向に延在する1つもしくは間隔を空けて位置する複数のコア間隙を含み、コア間隙はソリッド光透過性ファイバー部によって密閉されていることは、本発明の実施形態に含まれる。ここで、400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対して、第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きい。あるいは、400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対して、第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より小さくてもよい。
【0034】
また、本発明は、クラッド間隙が、クラッド領域内に周期的に配置されている実施形態も含む。
【0035】
好ましい実施形態によると、クラッド間隙は、外装材内に配置されており、外装材の屈折率は、クラッド間隙の屈折率より大きい。ここで、クラッド間隙は、空気、または別の気体、もしくは真空を含むのが好ましく、クラッド間隙は、空気孔または毛細空気孔でもよい。同様に、コア間隙も、空気、または別の気体もしくは真空を含み、コア間隙は空気孔もしくは毛細空気孔であることが好ましい。
【0036】
異なる材料を第1のファイバー部に使用してもよいが、コア領域またはクラッド領域を形成する材料はガラスであるのが好ましい。また、コア領域またはクラッド領域を形成する材料は、シリカを含むのが好ましい。
【0037】
クラッド領域に間隙または孔を有する場合、第1のファイバー部のクラッド領域は、誘導光の波長の関数である実効屈折率を有し、ソリッドファイバー部も、実効屈折率を有する。ここで、400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対し、ソリッドファイバー領域の実効屈折率は、第1のファイバー領域のクラッド領域の実効屈折率より大きいのが好ましい。
【0038】
本発明によると、第1のファイバー部の間隙の密閉には、いくつかの方法で実現できる。本発明の実施形態によると、密閉したソリッドファイバー部は、密閉充填材でファイバー部の端部の間隙を充填することによって作成する。充填材は透明なものでもよく、好ましくは、充填材は、硬化もしくは固化する液体を使用する。
【0039】
充填材として、異なる材料を選択してもよく、充填材は、ゾル・ゲル、スピン・オン・ガラス、液体ガラス、重合体、接着剤、屈折率整合ゲル、コロイド−ポリマー混合剤、及び適当な溶液に溶解したSiO2(シリコンテトラアセテートSi(CH2COOH)4)の高分子懸濁液などから選択することができる。
【0040】
充填材が固化する液体の場合、充填材を固化させるために別の方法を使用することができる。これらの方法には、熱を利用するもの、紫外線を照射するもの、電子線を照射するもの、水分を与えるもの、嫌気性反応を利用するもの、陰イオン反応を利用するものなどがある。充填材は、化学作用によって固化する2成分溶液でもよい。
【0041】
充填材が液体である場合、液体は、毛細管現象を利用して間隙の奥まで浸透する。浸透距離は、従来の技術、例えば、温度を調整することによって粘度を調整したり、界面活性剤のような粘度変更材を液体に加えることによって制御することができる。また、間隙や孔の表面は、シランなどの湿潤材によって前処理を施し、液体との相互作用を高めてもよい。
【0042】
間隙の充填材の屈折率が、クラッド間隙を取り囲む外装材の屈折率以下であり、クラッド間隙の屈折率より大きいのが好ましい。また、充填材で充填した間隙を有するファイバー部は、光ファイバーの端面を形成する切断端部を有するのが好ましい。充填材で充填された間隙を有するファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるようにすることができる。
【0043】
密閉ソリッドファイバー部は、一片のガラスもしくはシリカ棒とすることは、本発明の実施形態に含まれる。ガラスまたはシリカ棒は、均質材料料からなる。ここで、400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対し、ガラスまたはシリカ棒を形成する材料の屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きくてもよい。
【0044】
本発明は、さらに、ソリッドファイバー部が、光誘導コアを有する一片の光ファイバーを備えて成る実施形態も含む。
【0045】
本発明のさらなる実施形態によると、ソリッドファイバー部は、段階的な屈折率特性を有する一片の光ファイバーを含むものである。ここでは、ソリッドファイバー部は、第1の光ファイバー領域へ(またはから)、光を集束、平行調整、集中させるように構成した段階的屈折率特性を有する一片の光ファイバーを含んでいてもよい。
【0046】
ソリッドファイバー部が光ファイバーを含む場合、ソリッドファイバー部の光ファイバーは、第1のファイバー部のMFDと略等しいモード・フィールド径(MFD)を有していてもよい。しかし、ソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が第1の端部より大きい拡張モード・フィールド径(MFD)を有していてもよい。あるいはソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が、第1の端部より小さいテーパ状のモード・フィールド径(MFD)を有していてもよい。ソリッドファイバー部の光ファイバーのMFDが、ソリッドファイバー部の第1の端部の第1のファイバー部のMFDとほぼ同等であるのが好ましい。
【0047】
ソリッドファイバー部が光ファイバーを含む場合、ソリッドファイバー部の光ファイバーが第1のファイバー部に接合されるのが好ましい。ここで、ソリッドファイバー部の光ファイバーは、第1のファイバー部に融着接合してもよい。また、ソリッドファイバー部の光ファイバーが、光ファイバーの端面を形成する切断端部を有するのが好ましい。切断は、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるように行うことができる。
【0048】
本発明は、ファイバー部の端部を加熱して、前記端部の中の間隙を潰すか、もしくは閉鎖することによって、密閉ソリッドファイバー部を形成する実施形態も含む。ここで、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法は、第1のファイバー部の最大断面寸法より小さくてもよい。ファイバー部の端部は、上記加熱工程の前に切断しておき、形成されたソリッドファイバー部の端面は、前記加熱工程中に外側に向かって湾曲した表面となるのが好ましい。また、加熱工程は、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるように実施されるのが好ましい。
【0049】
ソリッドファイバー部を形成するファイバー部の端部は、前記加熱工程後に切断しておき、形成されたソリッドファイバー部の端面とほぼ平坦な表面を形成してもよい。また、ここで、形成されたソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部を所定の長さとすることもできる。
【0050】
ファイバー部の端部を加熱して、前記ソリッドファイバー部を得る際、ソリッドファイバー部は、レーザを使って形成するのが好ましい。レーザは、CO2レーザなどがよい。しかし、タングステンフィラメント加熱源などのような他の加熱源も使用可能である。
【0051】
本発明の光ファイバーは、光コネクタの形態でもよい。よって、本発明の第2の局面によると、本発明の第1の局面の光ファイバーから選択した光ファイバーのソリッド光透過性ファイバー部の全体、もしくは少なくとも部分的に囲むフェルールを備える光ファイバーコネクタが提供されている。
【0052】
本発明の第1の局面によると、ファイバーの長手の軸方向に延在し、間隔を空けて位置する複数のクラッド間隙を有するクラッド領域と、前記クラッド領域によって境界を定められるコア領域とを有する第1の光誘導光ファイバー部を密閉する方法が提供される。この方法は、第1の光誘導ファイバー部の端部にソリッド光透過性ファイバー部を形成もしくは配置して、前記クラッド間隙を密閉する工程を含む。
【0053】
ソリッド光透過性ファイバー部は、第1の光誘導ファイバー部と対向する第1の端部と、前記第1の光誘導ファイバー部の反対側である第2の端部とを有し、ソリッドファイバー部は、光が第1の光誘導ファイバー部からソリッドファイバー部へ伝達されると、光は、第1の端部を通ってソリッドファイバー部に入り、第2の端部を通って、ソリッドファイバー部から出るように配置することができる。
【0054】
第1の光誘導ファイバー部は、光が第1の光誘導ファイバー部からソリッドファイバー部へ伝達されるときに、ソリッドファイバー部の第1の端部において、光の第1の光領域径を形成するモード・フィールド径、MFDを有していてもよく、伝達された光は、ソリッドファイバー部の第2の端部に到達するときに、第2の光領域径を有していてもよい。
【0055】
ソリッドファイバー部の寸法は、第2の光領域径が第1の光領域径より大きくなるような寸法とするのが好ましい。ソリッドファイバー部の寸法は、第2の光領域径が、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面径、もしくは最小断面寸法より小さいことも、本発明の実施形態に含まれる。
【0056】
ソリッドファイバー部の寸法は、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法が第1のファイバー部の最大断面寸法以下であるのが好ましい。本発明の方法において、ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが、2mm以下、たとえば、1mm以下、0.5mm以下、0.1mm以下、0.05mm以下、または0.02mm以下であるのが好ましい。
【0057】
第1のファイバー部のコア領域は、固体でもよく、400から1700nmの範囲内の誘導光の波長に対し、第1のファイバー部のコア材料の屈折率は、クラッド領域の実行屈折率より大きい方が好ましい。
【0058】
本発明の方法が、第1のファイバー部のコア領域がファイバーの長手の軸方向に延在する1つもしくは間隔を空けて位置する複数のコア間隙を備え、前記方法はさらに、ソリッド光透過性ファイバー部の形成もしくは配置によって、コア間隙を密閉する工程を含むことも実施形態に含まれる。
【0059】
400から1700nmの領域の誘導光の波長に対し、第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きくてもよい。また、400から1700nmの領域の誘導光の波長に対し、第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実行屈折率より小さくてもよい。
【0060】
本発明の方法は、クラッド間隙が、クラッド領域内において周期的に配置されている実施形態も含む。
【0061】
本発明の方法の好ましい実施形態によると、クラッド間隙は、外装材内に配置されており、外装材の屈折率は、クラッド間隙の屈折率より大きくてもよい。クラッド間隙が空気もしくは別の気体、あるいは真空を含むのが好ましい。ここでは、クラッド間隙は、空気孔、もしくは毛細空気孔でもよい。また、コア間隙は、空気もしくは別の気体、あるいは真空を含むことが好ましく、コア間隙は、空気孔もしくは毛細空気孔でもよい。
【0062】
また、本発明の方法において、第1のファイバー部に対して異なる材料を用いてもよいが、コア領域またはクラッド領域を形成する材料は、ガラスからなるのが好ましく、また、コア領域またはクラッド領域を形成する材料は、シリカを含むのが好ましい。
【0063】
第1のファイバー部のクラッド領域は、実行屈折率を有し、ソリッドファイバー部は実効屈折率を有し、400から1700nmの領域の誘導光の波長に対し、ソリッドファイバー領域の実効屈折率は、第1のファイバー領域のクラッド領域の実効屈折率より大きいことも、本発明の方法の実施形態に含まれる。
【0064】
第1のファイバー部の間隙の密閉は、いくつかの方法で実現できることは、上に述べたとおりである。よって、ソリッドファイバー部を密閉する方法は、密閉充填材で第1の光誘導ファイバー部のファイバー部の端部の間隙を充填する工程を含むことも本発明の方法の実施形態の中に含まれる。ここで、充填材は、透明でもよく、充填材は硬化もしくは固化できる液体であるのが好ましい。
【0065】
充填材として異なる材料を選択することもできる。充填材は、ゾル・ゲル、スピン・オン・ガラス、液体ガラス、重合体、接着剤、屈折率整合ゲル、コロイド−ポリマー混合剤、及び適当な溶液に溶解したSiO2(シリコンテトラアセテートSi(CH2COOH)4)の高分子懸濁液などから選択することができる。
【0066】
充填材が固化する液体の場合、充填材を固化させるために別の方法を使用することができる。充填材の固化には、例えば、熱を利用するもの、紫外線を照射するもの、電子線を照射するもの、水分を与えるもの、嫌気性反応を利用するもの、陰イオン反応を利用するものなどがある。
【0067】
充填材は、化学作用によって固化する2成分溶液でもよい。充填材が液体である場合、液体は、毛細管現象を利用して間隙の奥まで浸透することができる。
【0068】
間隙の充填材の屈折率は、クラッド間隙を囲む外装材の屈折率以下であり、クラッド間隙の屈折率より大きいのが好ましい。また、本発明の方法は、形成したソリッドファイバー部を切断して、ソリッドファイバー部の切断端部を形成する工程を含むのが好ましい。形成したソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部を所定の長さとすることもできる。
【0069】
本発明の方法は、ソリッドファイバー部が、一片のガラスもしくはシリカ棒を第1の光誘導ファイバー部の端部、もしくは端面に固定または接合することによって形成する実施形態も含む。ガラスもしくはシリカ棒は、同質材料から形成することができる。400から1700nmの領域の誘導光の波長に対し、ガラスまたはシリカ棒を形成する材料の屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きいのが好ましい。
【0070】
本発明の方法は、配置したソリッドファイバー部が、光誘導コアを有する一片の光ファイバーを備える実施形態も含む。
【0071】
配置したソリッドファイバー部が、段階的屈折率特性を有する一片の光ファイバーを備えることも、本発明の方法の実施形態の範囲に含まれる。配置されたソリッドファイバー部は、第1の光ファイバー領域へ(またはから)光を集束、平行調整または集中させるように構成した段階的屈折率特性を有する一片の光ファイバーを含んでいてもよい。
【0072】
ソリッドファイバー部の光ファイバーは、第1のファイバー部のMFDとほぼ等しいモード・フィールド径(MFD)を有していてもよい。しかし、ソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が、第1の端部より大きい拡張モード・フィールド径(MFD)を有していてもよい。あるいはソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が第1の端部より小さいテーパ状のモード・フィールド径(MFD)を有していてもよい。
【0073】
ソリッドファイバー部の光ファイバーのMFDが、ソリッドファイバー部の第1の端部の第1のファイバー部のMFDとほぼ同等であるのが好ましい。
【0074】
ソリッドファイバー部が光ファイバーを含む場合、本発明の方法は、さらに、ソリッドファイバー部の光ファイバーを第1のファイバー部に接合する工程を含むのが好ましい。接合する工程は、融着接合でもよい。
【0075】
また、本発明の方法は、さらに、ソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部の切断端部を形成する工程を含むのが好ましい。ソリッドファイバー部が所定の長さとなるように切断される。
【0076】
本発明の方法は、さらに、ソリッドファイバー部が第1の光誘導ファイバー部の端部を加熱し、前記端部の中の間隙を潰す、もしくは閉鎖して前記間隙を密閉することによって形成される実施形態も含む。ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法は、第1のファイバー部の最大断面寸法より小さくてもよい。第1のファイバー部の端部は、前記加熱工程の前に切断しておくことにより、形成されたソリッドファイバー部の端面は、前記加熱工程中に外側に向かって湾曲した表面となるのが好ましい。
【0077】
また、好ましくは、加熱工程は、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるように実施される。
【0078】
あるいは、ソリッドファイバー部は、前記加熱工程中に、形成した後に切断することにより、形成されたソリッドファイバー部の端面に略平坦な表面を形成してもよい。また、好ましくは、形成されたソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部を所定の長さとすることもできる。
【0079】
ここでも、レーザを使って端部を加熱し、ソリッドファイバー部を形成するのが好ましい。レーザは、CO2レーザなどがよい。しかし、タングステンフィラメント加熱源などのような他の加熱源も使用可能である。
【0080】
本発明の他の目的、特徴、利点などは、下記の添付の図面に基づく好ましい実施形態の説明から容易に理解できると思う。
【0081】
本明細書において、“屈折率”という用語と、“実効屈折率”という用語を区別している。屈折率は、同質材料における従来の屈折率を意味する。
【0082】
本発明の光ファイバーにおいて最も重要な光波長は、近赤外領域に対して見える波長(約400nmから2nm)である。この波長範囲では、ファイバー製品に最も関連のある材料(例えばシリカ)は、主に波長に依存しないか、もしくは、少なくとも波長に大きく依存しないと考えられる。
【0083】
しかし、間隙や孔を有するファイバーのような非均質材料料において、実効屈折率は、材料の形態に大きく依存する場合がある。さらに、このようなファイバーの実効屈折率は、波長に大きく依存する。
【0084】
間隙や孔を有する所定のファイバー構造の所定の波長における実効屈折率を決定する手順は、当業者にとって明らかである。(”Photonic Crystals”(光結晶)ジュアンオプロス他、プリンストン大学出版1995年及び“Optical fiber technology”(光ファイバー技術)ブルング他、第5版、1999年p.305から330参照)。
【0085】
超小型構造のファイバーの分野では知られているように、クラッドまたはコア内の“空気孔”は、真空、気体または液体を含む孔もしくは間隙であり、前記孔または間隙は、超小型構造の光ファイバーの製造後、全体もしくは部分的に液体または気体で充填される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0086】
本発明についての詳しい説明を、好ましい実施形態を例に挙げて、添付の図面に基づいて説明する。図1は、切断後の従来の超小型構造のファイバーの端面を略図で示したものである。
【0087】
ファイバーから出る光が広がっている様子と、露出した孔101が見える。従来の技術の欠点は、図1に示すような超小型構造のファイバーは、様々な汚れや汚染物が、孔や間隙101に入りやすいということである。汚れや汚染物には、例えば孔や間隙に毛細管現象で吸入される水や他の液体などがある。これにより、一般的には超小型構造の光ファイバーの誘導波特性が、その一部もしくは全長に渡って変わってしまい、その性能が劣化してしまう。よって、端面に開放された孔または間隙を通して、汚れや汚染物にさらされる危険性をなくした超小型構造の光ファイバーを提供することが望まれる。
【0088】
光ファイバーへの汚れや汚染物の侵入に関する問題の種類は、ソリッド光ファイバーが採用される標準的な光ファイバー技術においては経験がない。よって、問題は、孔または間隙を有する光ファイバー、特に超小型構造の光ファイバー独自のものであり、独自の光ファイバーソリューションと、これらの問題を解決するための方法の開発が必要である。
【0089】
こうした光ファイバーソリューションと方法により、超小型構造の光ファイバーの展開が大きく高まると共に、その利用分野が広まるか、もしくは大きく改善されると思われる。
【0090】
図2は、モード・フィールド径(MFD)が大きく異なる2本のファイバーの切断端部を略示するものである。一方、もしくは両光ファイバーとも、超小型構造のファイバーである。MFDを201で示している。
【0091】
図3は、モード・フィールド径(MFD)が大きく異なる2本のファイバーを接合することによって得ることができる理論的に最良の伝達を、斜線で示したものである。超小型構造の光ファイバーは、得られるMFDに関しては、非常に柔軟性がある。すなわち、超小型構造の光ファイバーは、標準的な光ファイバーに比較して、MFDを小さく設計しても、大きく設計しても、または同様に設計してもよい。よって、超小型構造のファイバー同士、または超小型構造のファイバーと標準ファイバー、他の光学部品、フリースペース光学または単にフリースペースとの間で光を連結するには、様々なMFDを有する超小型構造のファイバーを処理することができる方法や、コネクタを開発する必要があり、かつその端面の孔や間隙から、ファイバーが汚れや汚染物によって汚染されないように防ぐ必要がある。
【0092】
例えば、一端または両端に、標準的な光ファイバー技術では知られた方法によって超小型構造のファイバーの処理が可能なコリメータ、またはPCもしくはAPC型コネクタなどのようなコネクタを有する超小型構造のファイバーの開発が望まれる。
【0093】
すでに述べたように、従来のソリッド光ファイバーとほぼ同様の方法で処理が可能な、機械的及び化学的に強健な超小型構造のファイバーの端部の切断面を形成する方法が必要である。
【0094】
処理済領域は、図4の斜線の部分401である。この例は、超小型構造のファイバーをフェルール402に取り付けている様子を示す。超小型構造のファイバーの端部を、機械的強健さにおいて従来のファイバーに匹敵させるとともに、汚れや汚染物による汚染を防止するよう処理する方法が望まれている。よって、例えば、図4及び図5に略図で示すように取り付けることができる。
【0095】
図4は、密閉された端面とフェルールを有する超小型構造の光ファイバーを備える本発明の好ましい実施形態による物品を示す略図である。図4では、超小型構造の光ファイバー401を、フェルール402から余分な長さ分貫通するように押し込んだ後、余分な接着剤を取り除くと共に、ファイバーの端部403が、フェルールの端部と同一面内で平坦となるように研磨する。
【0096】
図5に略図で示す、本発明によるもう1つの好ましい実施形態のように、フェルールを、レンズ系に対して永久的に固定してもよい(例えば標準的なコリメータ)。図5は、本発明の好ましい実施形態によるファイバーコリメータの例を示す。コリメータは、密閉された超小型構造のファイバー501をフェルール502の内部に備える。発散された光線503は、レンズ505によって集束されると共に平行調整される504。典型的なコリメータでは、フェルール502はとレンズ505は、スチール製の管506の中に取り付けられる。
【0097】
一般的な寸法は、フェルールの長さ:5mm以下、フェルールの外径:2mm以下、レンズ径:2mm以下、光線幅:1.8mm以下、コリメータの合計の長さ:20mm以下、コリメータの合計径:3.5mm以下である。平行調整レンズは、平坦面を有するグレーデッド・インデックス(GRIN)レンズでもよい。
【0098】
密閉された端面を形成するための本発明の好ましい実施形態による1つの方法は、超小型構造の光ファイバーの端部を切断後、所定の時間で硬化もしくは固化する液体の溶液内に超小型構造のファイバーの端部を挿入することによって取り付ける前に処理する方法である(図6参照)。
【0099】
硬化または固化した液体材料601は、新しい光コアが生成されないように、透明で、屈折率が、周りのガラス材料以下であるのが好ましい。本発明の好ましい実施形態では、硬化または固化した液体材料の屈折率は、超小型構造の光ファイバーの光学的特性がそのファイバーの端面までの全長に渡って大きく変化しないように、周りのガラス材より小さく設定されている。
【0100】
別の好ましい実施形態では、硬化または固化した液体材料の屈折率は、周りのガラス材とほぼ同様であり、超小型構造の光ファイバーのMFDは、その端面において、硬化または固化した液体材料を含まない超小型構造のファイバー部のMFDと比較して拡大される。
【0101】
液体の選択の幅は広い。いくつか例を挙げると、ゾル・ゲル、スピン・オン・ガラス、液体ガラス、接着剤、重合体、樹脂、ベンゾシクロブタン(BCB)、屈折率整合ゲル、コロイド−ポリマー混合剤、または適当な溶液に溶解したSiO2(シリコンテトラアセテートSi(CH2COOH)4)の高分子懸濁液などがある。
【0102】
毛細管現象により、液体が孔の寸法、表面張力、浸漬時間及び液体の粘度によって、所定の距離だけ、孔の中に進入する。その後、ファイバーのうち、短い距離602だけ材料で充填されるように、ファイバーの端部を切断または研磨する(図6参照)。図6は、ファイバーの長手の軸方向に延在し、間隔を空けて位置する複数のクラッド間隙を有するクラッド領域を備える第1の光誘導ファイバー部604を示している。
【0103】
この方法で作られた領域の光誘導性は、失われるか、もしくは低下する。材料の屈折率が、ガラスの屈折率と同じ場合、光誘導のメカニズムは完全に失われる。その場合、この領域は、ファイバーへ(またはから)の光603は、均質の媒体内での光線の伝播に従って伝播するオプティカルウィンドウとして作用する。しかし、ファイバーへ(またはから)の光の連結は依然可能である。例えば、端面を通して孔を集束する光学レンズを1つ以上と、孔または間隙を有するファイバー部へのオプティカルウィンドウを利用することによって可能となる。
【0104】
例えば、単一モードのファイバーから連結する場合を考えてみる。また、孔が突然途切れ、ウィンドウの材料は、光学的に均質の材料、すなわち、均一な屈折率を有すると仮定する。
【0105】
この場合、例えば”Optical guided waves and devices”(光学的導波及び装置)R.シムス及びJ.カズンズ、に記載されているようなガウスビームの理論により、光のシングルモードがウィンドウを有する領域602を通って回折する。ωがビーム径、zが伝播距離、k=2nπ/λ0で波動ベクトル、aが原点z=0(ビームウェスト)の初期ビーム径、nがウィンドウ材料の屈折率、λ0が真空時の光の波長であるとすると、次のようになる。
【0106】
【数1】
【0107】
初期ビームウェストと伝播距離の関数としてのビーム径の変化の略図を、図7に示す。小さい方のaの回折角が大きいため、2つのビーム径のカーブは、原点からある距離zだけ離れて交差している。これは、ウィンドウの厚さ(後述する)の設計に重要である。焦点の深さまたはレイリー長Bは、光線が√2だけ拡大する伝播距離である。
【0108】
【数2】
【0109】
原点とは、ファイバーに沿った、誘導が失われる点、すなわち、孔が終わる場所である。上記の等式からわかるように、波長λ、屈折率n、及びモード・フィールド径(MFD)によって回折角が決まる。
【0110】
コネクタの設計は、例えば、ウィンドウを非常に薄くし、回折ビームがウィンドウの縁部に届かないようにすることによって、ビームのクリッピングと、それによる光伝達の低下を回避できるようにすることができる。
【0111】
数値的な例として、λ0=1.55μm、n=1.5、MFD=2・a=3μmの時、ウィンドウ径は125μmであり、ウィンドウの屈折率は、n=1.5である。この場合、ラジアンの全回折角qは、25.2度に相当する次の式で表すことができる。
【0112】
【数3】
【0113】
これは、光線のエッジがウィンドウのエッジに到達しないようなウィンドウの厚さとしては、最大280μmまで可能であることを意味する。標準的な光ファイバーとは異なり、超小型構造の光ファイバーは、例えば3μm以下という非常に小さいMFDで実現可能である。このような超小型構造の光ファイバーは、例えば、非線形光ファイバーとして広く使用することが可能である。よって、本発明の好ましい実施形態は、非線形光ファイバーを処理するための改良された手段を提供すると共に、それらファイバーが容易に使用できるようになる。
【0114】
大型コア、シングルモードのファイバーの場合、ウィンドウをより厚くすることができる。例えば、MFDが20μm(a=10μm)とする。この場合、全開度は、3.8度であり、ウィンドウは、1900μmの厚さとすることができる。
【0115】
シングルモードの標準的な光ファイバーとは異なり、シングルモードの超小型構造の光ファイバーは、近赤外波長で、例えば12μm以上という非常に大きいMFDで実現可能である。このような超小型構造の光ファイバーは、例えば、高出力伝送ファイバー、高出力増幅器またはレーザファイバー、あるいは電気通信伝送ファイバーなどとして広く利用可能である。本発明の好ましい実施形態によると、モードエリアの大きい光ファイバーを処理できる改良された手段が提供され、従って、このようなファイバーを容易に使用できるようになる。
【0116】
本発明とその好ましい実施形態は、シングルモードの光ファイバーに限定されるものではない。本発明は、いくつか、もしくは多数の高次モードである超小型構造の光ファイバーも含み、端面を密閉するために説明した方法は、それらファイバーに適用可能である。さらに本発明は、そのような端面が密閉されたマルチモードの超小型構造の光ファイバーを使用した好ましい実施形態も含むものである。
【0117】
孔充填材の屈折率がガラスの屈折率より小さい場合、材料の屈折率が常に空気の屈折率より大きくなるため、誘導効率は下がる。この誘導効率の低下により、屈折損が増える可能性がある。しかし、ファイバーのこの部分は、一般的にまっすぐなフェルールの中に保持されているため、曲げに対する感受性は問題にはならない。
【0118】
コネクタの設計のもう1つの例として、光線が大きく回折しないように、ウィンドウを短くしたい場合を考える。このタイプのコネクタは、PCまたはAPCコネクタのようにファイバー同士の連結に有効である。この場合、ウィンドウの厚さは、レイリー長Bより小さくなければならない。
【0119】
数値の例を、MFDが20μm(a=10μm)である上記の大型コアファイバーで挙げると、この場合、Bは次の式のようになる。
【0120】
【数4】
【0121】
光の原点から離れたレイリー長を有する位置では、光線の幅は、1.4以下だけ増加する。よって、2本の同じファイバーにこのようにして、幅B/2のウィンドウを設けて、コネクタを設け、それらを物理的に接触させると、連結損は0.5dBと低く、(例えば”Introduction to Fiber Optics”(ファイバーオプティクス入門)A.ガタック及びK.チャガラジャンによる)、広範にわたり適用可能となる。
【0122】
一般的にウィンドウの使用は、ほとんどの場合、ファイバーの端部の局所的誘導メカニズムが大きく変わり、原点がファバーの内部に位置することがしばしばあるという点において、従来の切断ソリッドファイバーの端部とは異なる。レンズを使って光をファイバーと連結する場合、これは、集束光学を切断面に近づくように調整して、ファイバーの内部における誘導の初期に、光を最小寸法に集束できるようにしなければならないということを意味する。逆に、従来のファイバーでは、光は切断面を照射するスポットに集束しなければならない。
【0123】
ウィンドウを非常に薄くすると、コネクタの特性が、従来のファイバーのコネクタと近づくという点で有利である。非常に薄いウィンドウを使用することにより、ファイバーの光学的特性を大きく阻害することなく、空気孔の密閉を実現できる。本発明の好ましい実施形態では、オプティカルウィンドウは約50μm以下であり、例えば約20μm以下である。
【0124】
ウィンドウを生成するもう1つの方法は、一片のガラス棒をファイバーに接合する(図3参照)方法である。この棒片は、均質材料料から形成し、通常はファイバー径に匹敵する直径を選択する。ウィンドウ材料の屈折率は、反射を軽減するため、ファイバーの誘導モードの実効屈折率に近くなければならない。接合の後、ロッドを切断してウィンドウの幅、801を決定する。この方法は、他の方法で起こりうる光学的劣化や孔充填材の焼付けの危険性を回避できるため、高出力がファイバーと接合される際に有利である。
【0125】
しかし、グラス棒片は、必ずしも均質材料から形成されていなくてもよい。ファイバーの端部へ、MFDが超小型構造のファイバーのMFDに匹敵する従来の光ファイバー901を接合する場合、光ビームの幅は、ウィンドウ全長に渡って保持される(図9参照)。この場合、ファイバーには、従来のソリッドの全グラスファイバーと同様にコネクタを設けることができる。ファイバーの境界面をコネクタのフェルールの内部に位置させることにより、ファイバー系の全体的な強度と長期間にわたる信頼性を高めているが、ウィンドウ901の幅にもはや制限はない。
【0126】
さらに、ウィンドウは、MFDがその長さに沿って増減する一片の光学指数誘導ファイバー1001を使って作成することができる(図10参照)。このような方法を使って、ファイバーの境界面における接合による損失を低減することができるか、または、ウィンドウの端部のMFDを調整できる。
【0127】
このファイバー系において、接合領域をコネクタのフェルールの内部に置くことは、上記の理由から有利である。ソリッドファイバー部のコアの増減は、組立て前にファイバーを局所的に加熱することによって実現できる。この加熱により、コア形成ドーパントの外方への拡散をひきおこし、いわゆる熱膨張コアが作成される。
【0128】
光学指数誘導ファイバーも、屈折率が矢印1003に示す半径方向に沿って小さくなるグレーデッド・インデックス(GRIN)ファイバー1002でもよい。このようなファイバー片は、コネクタの境界面において光を操作する別の方法として使用することができる。
【0129】
端部の切断面が接合の前に汚染されることによって損失が増え、出力処理が劣化し、光学的特性が低下するか、または最終製品としてのファイバーの機械的特性の低下を招くことは不利益である。従って、汚染の危険性のない、密閉された端面を有する超小型構造の光ファイバーと、そのようなファイバーを製造する方法及びその使用法の提供が望まれる。本発明の好ましい実施形態では、次に示すように、単一のファイバーにおいて、直接端面を密閉する様々な方法が提供されている。
【0130】
本発明は、ファイバーを切断する前または後において、熱を使って孔を潰すことにより、ウィンドウを生成する有利な方法を実現した(図11及び図12)。密閉は、ソリッドファイバー部を形成するため、孔を完全に潰すことによって行う。この密閉は、新規に材料を導入することなく行うため、ガラス材料間に急激に変化する境界面ができることがない。また、ファイバーの長さに沿って段階的熱特性を設けることによって、孔を徐々に潰して、誘導の損失/減少が徐々に起きるようにする。これにより、拘束モードから自由伝播モードへの変換を容易に行うことができ、透過損が低減する。
【0131】
アプリケーションにより、超小型構造のファイバーの端部に対し、熱を切断前、切断後、もしくはその両方に加えるかを選択できる(図11及び図12参照)。
【0132】
切断前に孔を潰すと、ウィンドウの幅1101を決定するための切断位置に対し、高い正確性が要求される。従って、好ましい実施形態によると、潰す作業は、ウィンドウの幅1101をより正確にするために加熱後に行う。ソリッドファイバー部は、長さ2mm以下、1mm以下、0.5mm以下、0.01mm以下、もしくは0.02mm以下などが好ましい。有利な点は、ファイバーの切断面は、例えばレンズの連結を容易に行えるように平坦であるということである。
【0133】
また、切断面は、切断後に加熱することができる。加熱中は、2つのことが同時に起きる。その1つは、孔が一定距離だけファイバー1201の内方へ向かって潰され、表面張力により、その切断面が湾曲し、平坦な表面から変形することである。この曲率は、ファイバーへ容易に連結するために望ましい場合もある。実際、ファイバー1201の内方向への潰壊距離と切断面1202の曲率半径の制御が可能であるため、一体型コリメータまたは焦点の定め直しが可能となる。
【0134】
一般的に希望の曲率を得るためには、ファイバーの熱への露出時間、熱への露出領域/長さなどのようなパラメータを変更して、工程を反復する必要がある。
【0135】
本発明者は、光ファイバーの切断、接合、及び加熱に関し、光ファイバーの端部とその端面が、一体型カメラによって視覚的に監視可能な市販の機器を使用している。この機器は、バイトラン社の、FFS−2000型からコマーシャルベースで入手可能である。この機器により、例えば、ファイバーの加熱、切断、接合の反復工程及び必要なパラメータの調整、ならびに本発明の様々な好ましい実施形態による方法が可能となる。特に、この機器は、ソリッド光透過性ファイバー部の所定の長さ、例えば、ウィンドウの幅1101などのようなオプティカルウィンドウの寸法を正確に決定することができるとともに、超小型構造の光ファイバーとその端面を含む端部の視覚的検査が可能となる。
【0136】
熱源は、一般的に、上記のバイトラン社の機器のような融着接合機の中にあり、よってアーク、フレーム、またはフィラメントのいずれかである。一般的に、こうした加熱は、高度な制御と再現性に基づいて行われる。切断は、一般的に、ファイバーの所定の位置を、ダイアモンドスクライバによって、スクライビングしながらファイバーに張力を加えることによって行う。
【0137】
図13及び図14は、上記のバイトラン社の機器を使用して得たファイバーの写真である。この場合、2つの切断されたファイバーの端部が、10μmの距離に位置している。そして、抵抗型タングステンフィラメントを使って、境界面周辺領域を集中して迅速に加熱する。
【0138】
図14に示す例では、30Wの火力を0.55秒間加えた。これより火力を高くし、時間を長くすると、ファイバーの端部がより湾曲し、レンズの曲率が小さく、焦点距離が短くなる。また、さらに加熱を続けると、孔がファイバーの切断端部から、さらに遠くまで潰れる。
【0139】
図13では、30Wの火力で0.5秒だけ熱を加えたものを示しており、加熱時間を短くすると、ファイバーの端部を密閉するのには十分ではないことがわかる。
【0140】
また、加熱または切断は、CO2レーザなどのようなレーザ源で行う。光の強度は、合計の光レーザ出力を変更するか、あるいは、光ビーム径を調整することによって調整できる。レーザからの光ビームは、連続波(CW)またはパルス波のいずれでもよい。時間的パルス幅と反復率は、光ファイバー材料の加熱に対する反応の仕方にとって重要である。
【0141】
レーザ光線を短いパルスと組み合わせた非常に高いピーク強度で厳密に焦点を合わせると、それにさらされたファイバー材料が蒸発または消散する。一般的に、温度の勾配は、非常に大きく、溶融する材料の量は少ない。
【0142】
もし、代わりに、レーザがCWビームを照射するか、あるいは、露出された材料の量が多い場合、溶融するファイバーの材料の量は増え、温度の勾配は小さくなる。よって、レーザを使って密閉した切断面を有する超小型構造のファイバーの端部を、平坦にも湾曲面にも形成することができるとともに、ウィンドウの厚みに関して高度な制御を行うことができる。
【0143】
ファイバーの端部にオプティカルウィンドウを形成することにより、高い光パワーを得ることができて有利であるということを強調しておく必要がある。一般的に、光パワーが大きいことによる悲劇的な光学的損傷は、切断面の損傷しきい値が低いために起きる。誘導された光を切断面に到達する前に発散させることにより、切断面に対する局所的な強度は低くすることができるので、光学的に誘発される損傷が起こる前に光パワーを増加する。
【0144】
さらに、光ファイバーの外径を大きく形成することにより、さらなる発散が可能となる。ある外径では、ウィンドウの厚さを選択して、ビーム幅をファイバーの外径と同等にすることができる。パワーが非常に大きい場合、ファイバーの外径を、80μmまたは125μmから300μm、500μm、1mm、あるいは2mmまで大きくすることができる。
【0145】
一部の超小型構造の光ファイバーは、いくつかの直径を有する孔を備えた設計である。(例えば”Cladding pumped Ytterbium−doped fiber laser with microstructured inner and outer cladding”(超小型構造の内側及び外側クラッドを有するクラッドポンプイッテルビウムドープファイバー)K.フルサワ他、2001年、No.13,第9版)。
【0146】
熱処理によって孔を潰す場合、その孔をファイバーの端部から異なる距離だけ潰すことができる。この例を図16に示す。熱による孔を潰す場合、表面張力により促進され、孔が小さいほど低い温度で潰される反面、大きい孔を潰すには、高い温度を必要とする。上記の文献では、(開口率の低い)シングルモードのコアを形成するために小さい孔を利用し、また、環状に並んだ大きい孔で(開口率の高い)マルチモード領域を形成している。
【0147】
本発明の好ましい実施形態によるファイバーの熱処理によって、小さい孔は、大きい孔より、ファイバーの端部のさらに奥まで潰される。適当な熱処理特性を利用することにより、ファイバーの端部を、例えば、シングルモードまたはマルチモードのコアから出る光が大幅に拡大されるように形成することもできる。
【0148】
数値の例として、孔の外側リングが直径100μm、開口率が0.5のマルチモードコアを形成する、外径200μmのファイバーが考えられる。内側の小さい孔は、直径15μm、開口率0.05のシングルモードコアを形成している。光が出て、マルチモードコアに確実に入るようにするため、図16のD2は、87μmより小さくなければならない。D2が87μmの場合、光は200μmの切断面を充填する。大きい孔が、シングルモードコアに出入りする光のクリッピングを始める前のD1は、800μm以上でもよい。
【0149】
上記の超小型構造のファイバーは、大径マルチモード(MM)内側クラッド及び内側クラッド内のシングルモード(SM)コアの両方を支持する二重クラッドを有する。このようなファイバーは、ファイバーレーザ及びファイバー増幅器の両方として配置及び使用することができる。いずれの場合も、MM内側クラッド1701,1801は、1つ以上のリング状に並んだ大きい空気孔1702、1802によって囲まれている。
【0150】
SMコア1703、1803は、屈折率が内側クラッドより大きいコア材料で形成することによって(図17参照)、あるいは、内側クラッドを超小型構造とすることによって(図18参照)、形成することができる。後者の場合、内側クラッド内の孔1804は、一般的に内側領域を囲むものよりも小さい。
【0151】
内側クラッドを囲む孔は、内側クラッドが一般的に開口率(NA)が大きい導波管である。高NAにより、内側クラッドの内部の光パワーの密度を上げることができるようになる。ファイバーがレーザとして使用される場合と、増幅器として使用される場合のいずれにおいても、1つ以上の高出力マルチモードレーザから内側クラッド内への光の結合によってポンピングエネルギーが得られる。
【0152】
基本的な物理の法則によると、光ビームの輝度を上げることはできない。輝度は、立体角ごとの面積あたりの光パワーとして定義されている。内側クラッドの高NAにより、光を大きい立体角に結合することができるようになる。よって、面積あたりのパワーを上げ、内側クラッドの直径を他のMMファイバーより小さくすることができる。
【0153】
二重クラッドファイバーの場合、SMコアは、一般的に、希土類イオン(Yb,Pr,Er,Ndなど)のようなアクティブにドープ処理した材料を有するシリカから構成される。これらの原子は、ポンピング光を吸収して、より低いエネルギーで光量子を再放射する。吸収率は、原子(ドーピングレベル)の集中に依存するが、内側クラッド領域に対するSMコア領域の割合にも依存する。よって、高NAによって内側クラッドを縮小することができるので、吸収率は劇的に増加することができ、レーザ/増幅器の効率も増加することができる。
【0154】
このような装置の例として、標準技術(ソリッドガラス)MMファイバーにピッグテールを設けた高出力半導体レーザが考えられる。このファイバーのコア径は100μmであり、NAは0.2である。レンズ系1901を使って、このMMファイバー1903から、二重クラッドファイバー1904(図19参照)の切断面に光1902を再結像すると、高NAの分離が可能である。NAを乗じた直径は保存され、再結像スポット径は40μmとなる。内側クラッドをこの直径に設計することにより、このポンプライトの高連結効率が可能となる。
【0155】
このような部品に切断したファイバーの端部を使う不利益は、ファイバーの切断面において光パワーの密度が非常に高くなりがちであり、この高エネルギーによって切断面に悲劇的な光学的損傷が起こりうるという点である。また、切断した切断面を使うということは、孔が露出されるということを意味し、これは、切断面に堆積した汚染物を取り除くことは難しいということを意味する。さらに、露出した孔は、粉塵、液体、蒸気などのような汚染物が孔に侵入し、切断面からさらにファイバーの内部まで汚染することを意味する。
【0156】
光結晶ファイバーで孔の端部を密閉する(図11及び図16参照)ことにより、上記のような問題はすべて解決する。孔は密閉され、汚染物は阻止され、切断面の洗浄が容易となり、オプティカルウィンドウの厚さも、光パワーの密度が下がるように構成され、よって、悲劇的な光学的損傷の危険性を軽減することができる。
【0157】
密閉したファイバーの端部に関し、分離レンズをファイバーの近くに位置させ、焦点が孔(よって誘導)が始まる位置にくるようにする。我々の実験の結果、連結効率は密閉し、切断したファイバーでも同じであることが証明された。
【0158】
ファイバーの端部を密閉することにより、改善されたファイバーレーザまたは増幅器の部品が実現し、使用できるようになる。
【0159】
図20は、本発明の好ましい実施形態による光ファイバーのもう1つの例を示す。図20は、超小型構造のファイバー部とソリッドファイバー部両者を示すファイバーの側面の写真である。ファイバーは、超小型構造のファイバーの孔または間隙が上記のバイトラン社の機器を使用して潰され、ソリッドファイバー部を形成する方法によって実現した。その後、ソリッド部は切断され、バイトラン社の機器を使って視覚的に検査をして、長さ約45μmのソリッド部を生成した。図20から、ソリッドファイバー部は超小型構造のファイバー部とほぼ同様の外径を有することが解る。
【0160】
図21及び図22は、光顕微鏡を使って取った2枚の光学画像である。両者とも同じファイバーのものであり、図20のファイバーを側面から撮ったものである。図21は、ファイバーの端面に焦点を当てて光顕微鏡で撮ったものであり、図からわかるように、孔が開口していないが、ソリッドの閉鎖端面が表れており、これによって超小型構造の光ファイバーの密閉が確立している。
【0161】
図22は、光顕微鏡を超小型構造のファイバー内部に焦点をあわせた場合の写真である。ファイバーのソリッド部は透明であるため、ファイバーの「内部から」写真を撮ることが可能である。図22の写真は、ファイバーの内部約45μmに焦点をあわせたものであり、孔または間隙が現われている(これは、図20の写真と一致している)。
【0162】
よって、図20,21,22を組み合わせると、クラッド領域内に孔または間隙を有する光ファイバーの密閉された端面、並びに端面の密閉と光ファイバーの超小型構造部への光学的アクセス両者を可能とするソリッド透明ファイバー部を得ることが可能であることを示す。比較的厚さがないと同時に、ソリッドファイバー部の外径が、クラッド内の孔または間隙を有するファイバー部と比較してわずかに小さくなっていることにより、ここで開示する光ファイバーとそのような光ファイバーを使用した物品は、製造後に熱処理をしたファイバーの第1の領域において、少なくとも一部の孔の断面積が同じファイバーの第2の領域の断面積と異なり、よって、熱処理した領域のファイバーの光学的特性がその領域における孔の断面積の変化によって異なる、従来のテーパ状の超小型構造の光ファイバーと比較すると、さらに機械的に強健かつ安定性のあるものとなる(例えばWO00/49 435 “a photonic crystal fiber including a plurality of longitudinal holes (複数の長手の孔を有する光結晶ファイバー))。
【0163】
この技術では、クラッド間隙またはコア間隙の密閉については、何も示されておらず、また提案されてもいない。特に、超小型構造の光ファイバーに機械的に安定した密閉端部を設けることに関しては、何も示されておらず、また提案されてもいない。逆に、この技術では、より壊れやすく、機械的影響を受けやすいテーパ状の光結晶ファイバーを開示している。
【0164】
本発明について、特定の実施形態を参照しながら説明してきたが、形態及び詳細について、本発明の精神と要旨にもとることなく、様々な変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。また、このような変更は、添付の請求の範囲のなかに含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0165】
【図1】切断後の超小型構造のファイバーの端面を略示するものである。ファイバーから出る光が広がっている様子と、露出した孔が見える。
【図2】モード・フィールド径(MFD)が大きく異なる2本のファイバーの切断端部を略示するもので、MFDのスケッチを示す。
【図3】モード・フィールド径(MFD)が大きく異なる2本のファイバーを接合することによって得ることができる理論的に最良の伝達を、略示するものである。
【図4】図4のa及びbは、密閉されたファイバーの端部をどのようにフェルールに挿入しているか(図4a)と、突出した端部をフェルールの端部と同一面内で平坦となるように研磨した様子(図4b)を示す。
【図5】フェルール内に密閉した超小型構造のファイバーを使用したファイバーコリメータの例を略示するものである。発散された光ビームは、レンズによって集束され、平行調整されている。
【図6】切断後の切断面を硬化または固化可能な透明な液体に浸漬した後の超小型構造のファイバーの端面を略示するものである。この液体は、孔の中にある一定の距離だけ進入しているのがわかる。拡散した光が、ファイバーから出ているのがわかる。
【図7】ビーム幅が均質の媒体内における伝播距離に沿ってどのように増加するかを略示するものである。初期のビーム幅が少ないと、回折が大きくなり、発散角も大きくなる。
【図8】均質のガラス棒をファイバーの端部上に接合した後の超小型構造のファイバーの端面を略示するものである。その後、棒をファイバーロッドの境界面から離れた位置で切断し、ウィンドウの厚みを決定した。ファイバーから分散する光が見える。
【図9】MFDが一致するソリッド光ファイバーを超小型構造のファイバーの端部に接合した後の超小型構造のファイバーの端面を略示するものである。その後の切断により、ファイバーのソリッド部の長さが決定する。
【図10】ソリッド光ファイバーが超小型構造のファイバーの端面に接合された状態の2つの例を略示するものである。これら2本のファイバーは、ファイバー部の長さに沿ってそのMFDが変わる。その後の切断により、ファイバーのソリッド部の長さが決定される。
【図11】ファイバーの熱処理後、切断された超小型構造のファイバーの端面を略示するものである。熱処理により、孔が潰され、切断によってソリッド部の長さが決定する。ファイバーの平坦な端面とともに、ファイバーから光が拡散している様子がわかる。
【図12】切断後に熱処理を施した場合の超小型構造のファイバーの端面を略示するものである。熱により、孔がファイバーの端部から一定距離だけ潰されている。表面張力により、端部の切断面には、レンズとして機能する曲率半径を有する湾曲面が形成されている。この例では、ファイバーから平行調整された光が出ている様子がわかる。
【図13】切断及び加熱後の2本のファイバーの端部の写真である。孔が部分的に潰されている様子がわかる。
【図14】切断及び加熱後の切断したファイバーの端部の写真である。
【図15】切断後の加熱したファイバーの端部の写真である。
【図16】孔の寸法により、異なる位置で孔を潰した様子を略示するものである。
【図17】超小型構造の外側クラッド領域と、ソリッド内側クラッド領域とを有する二重クラッド光ファイバーの断面を略示するものである。
【図18】超小型構造の外側クラッド領域と、超小型構造の内側クラッド領域とを有する二重クラッド光ファイバーの断面を略示するものである。
【図19】ある光ファイバーから別の光ファイバーへの光を連結するレンズ系を略示するものである。
【図20】好ましい実施形態による、光ファイバーの端部を含む側面の写真である。
【図21】好ましい実施形態による光ファイバーの密閉された切断端面の写真である。
【図22】好ましい実施形態による光ファイバー内部からの写真である。
【符号の説明】
【0166】
101 間隙
201 モード・フィールド径(MFD)
401 超小型構造の光ファイバー
402 フェルール
501 超小型構造のファイバー
502 フェルール
503 光線
505 レンズ
601 液体材料
604 第1の光誘導ファイバー部
1201 ファイバー
1202 切断面
1702 空気孔
1802 空気孔
1904 二重クラッドファイバー
Claims (150)
- 軸方向と直交する断面を有する光ファイバーにおいて、
ファイバーの長手の軸方向に延在するとともに、間隔を空けて位置する複数のクラッド間隙を有するクラッド領域と、前記クラッド領域によって境界を定められたコア領域とを有する第1の光誘導ファイバー部と、
第1の光誘導ファイバー部に対向する第1の端部と、光ファイバーの端面を形成する第2の端部とを有するソリッド光透過性ファイバー部とを備え、
前記ソリッド光透過性ファイバー部は、第1の光誘導ファイバー部のクラッド間隙を密閉することを特徴とする光ファイバー。 - 第1の光誘導ファイバー部は、光が第1の光誘導ファイバー部からソリッドのファイバー部へ伝達されるときに、ソリッドファイバー部の第1の端部の光の第1の光領域径を形成するモード・フィールド径、MFDを有し、伝達された光は、ソリッドファイバー部の第2の端部に到達するときに、第2の光領域径を有することを特徴とする、請求項1に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第2の光領域径が第1の光領域径より大きくなるような寸法を有することを特徴とする、請求項2に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第2の光領域径が、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面径または、最小の断面径以下の寸法であることを特徴とする、請求項2または3に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法は、第1のファイバー部の最大断面寸法以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが、2mm以下であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが、1mm以下であることを特徴とする、請求項6に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが、0.5mm以下であることを特徴とする、請求項7に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが、0.1mm以下であることを特徴とする、請求項8に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが、0.05mm以下であることを特徴とする、請求項9に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1の端部から第2の端部までの長さが、0.02mm以下であることを特徴とする、請求項10に記載の光ファイバー。
- 第1のファイバー部のコア領域が固体であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の光ファイバー。
- 第1のファイバー部が、400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対して、第1のファイバー部のコア材料の屈折率がクラッド領域の実効屈折率より大きいことを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の光ファイバー。
- 第1のファイバー部のコア領域は、ファイバーの長手の軸方向に延在する一つもしくは間隔を空けて位置する複数のコア間隙を含み、コア間隙はソリッド光透過性ファイバー部によって密閉されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の光ファイバー。
- 400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対する第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きいことを特徴とする、請求項14に記載の光ファイバー。
- 400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対する第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より小さいことを特徴とする、請求項14に記載の光ファイバー。
- クラッド間隙がクラッド領域内に周期的に配置されていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか、または16に記載の光ファイバー。
- クラッド間隙は、外装材内に配置されており、外装材の屈折率は、クラッド間隙の屈折率より大きいことを特徴とする、請求項1〜17のいずれかに記載の光ファイバー。
- クラッド間隙は空気、または別の気体、もしくは真空を含むことを特徴とする、請求項1〜18のいずれかに記載の光ファイバー。
- コア間隙は、空気、または別の気体、もしくは真空を含むことを特徴とする、請求項14〜19のいずれかに記載の光ファイバー。
- クラッド間隙が、空気孔または毛細空気孔であることを特徴とする、請求項1〜20のいずれかに記載の光ファイバー。
- コア間隙が、空気孔もしくは毛細空気孔であることを特徴とする、請求項14〜21のいずれかに記載の光ファイバー。
- コア領域またはクラッド領域を形成する材料がガラスであることを特徴とする、請求項1〜22のいずれかに記載の光ファイバー。
- コア領域またはクラッド領域を形成する材料は、シリカを含むことを特徴とする、請求項1〜23のいずれかに記載の光ファイバー。
- 第1のファイバー部のクラッド領域は、実効屈折率を有し、ソリッドファイバー部も、実効屈折率を有し、400〜1700nmの範囲の誘導光の波長に対し、ソリッドファイバー領域の実効屈折率は、第1のファイバー領域のクラッド領域の実効屈折率より大きいことを特徴とする、請求項1〜24のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、密閉充填材でファイバー部の端部の間隙を充填することによって作成されていることを特徴とする、請求項1〜25のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材が透明であることを特徴とする、請求項26に記載の光ファイバー。
- 充填材は、硬化もしくは固化する液体であることを特徴とする、請求項26または27に記載の光ファイバー。
- 充填材は、ゾル・ゲルであることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、スピン・オン・ガラスまたは液体ガラスであることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、重合体であることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、接着剤であることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、屈折率整合ゲルであることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、コロイド−ポリマー混合剤であることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、適当な溶剤に溶解したSiO2(シリコンテトラアセテートSi(CH2COOH)4)の高分子懸濁液であることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、熱を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項26〜35のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、紫外線照射を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項26〜35のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、電子線照射を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項26〜35のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、水分を与えて固化する液体であることを特徴とする、請求項26〜35のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、嫌気性反応を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項26〜35のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、陰イオン反応を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項26〜35のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、化学作用によって固化する2成分溶液であることを特徴とする、請求項26〜28のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材は、毛細管現象を利用して間隙の奥まで浸透することができる液体であることを特徴とする、請求項26〜42のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材の屈折率が、クラッド間隙を取り囲む外装材の屈折率以下であり、クラッド間隙の屈折率より大きいことを特徴とする、請求項26〜43のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材で充填した間隙を有するファイバー部は、光ファイバーの端面を形成する切断端部を有することを特徴とする、請求項26〜44のいずれかに記載の光ファイバー。
- 充填材で充填された間隙を有するファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるようにすることを特徴とする、請求項45に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、一片のガラスもしくはシリカ棒であることを特徴とする、請求項1〜25のいずれかに記載の光ファイバー。
- ガラスまたはシリカ棒は、均質材料料からなることを特徴とする、請求項47に記載の光ファイバー。
- 400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対し、ガラスまたはシリカ棒を形成する材料の屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きいことを特徴とする、請求項47または48に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部が、光誘導コアを有する一片の光ファイバーを備えて成ることを特徴とする、請求項1〜24のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、段階的な屈折率特性を有する一片の光ファイバーを含むことを特徴とする、請求項1〜24のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1の光ファイバー領域へ(またはから)光を集束、平行調整、集中させるように構成した段階的屈折率特性を有する一片の光ファイバーを含むことを特徴とする、請求項51に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーは、第1のファイバー部のMFDと略等しいモード・フィールド径(MFD)を有することを特徴とする、請求項50または51に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が第1の端部より大きい拡張モード・フィールド径(MFD)を有することを特徴とする、請求項50または51に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が第1の端部より小さいテーパ状のモード・フィールド径(MFD)を有することを特徴とする、請求項50または51に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーのMFDが、ソリッドファイバー部の第1の端部の第1のファイバー部のMFDとほぼ同等であることを特徴とする、請求項54または55に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部が、第1のファイバー部に接合されていることを特徴とする、請求項47〜56のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、第1のファイバー部に融着接合されることを特徴とする、請求項57に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部が、光ファイバーの端面を形成する切断端部を有することを特徴とする、請求項47〜58のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部の切断は、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるように行うことを特徴とする、請求項59に記載の光ファイバー。
- ファイバー部の端部を加熱して、前記端部の中の間隙を潰すか、もしくは閉鎖することによって、密閉ソリッドファイバー部を形成することを特徴とする、請求項1〜25のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法は、第1のファイバー部の最大断面寸法より小さいことを特徴とする、請求項61に記載の光ファイバー。
- ファイバー部の端部は、前記加熱工程の前に切断しておき、形成されたソリッドファイバー部の端面は、前記加熱工程中に外側に向かって湾曲した表面となることを特徴とする、請求項61または62に記載の光ファイバー。
- 加熱工程は、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるように実施されることを特徴とする、請求項63に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部を形成するファイバー部の端部は、前記加熱工程後に切断しておき、形成されたソリッドファイバー部の端面とほぼ平坦な表面を形成することを特徴とする、請求項61または62に記載の光ファイバー。
- 形成されたソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部を所定の長さとすることを特徴とする、請求項65に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、レーザを使って形成することを特徴とする、請求項61〜66のいずれかに記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、CO2レーザを使って形成することを特徴とする、請求項67に記載の光ファイバー。
- ソリッドファイバー部は、タングステンフィラメント加熱源を使って形成することを特徴とする、請求項61〜66のいずれかに記載の光ファイバー。
- 請求項1〜69のいずれかに記載の光ファイバーから選択した光ファイバーのソリッド光透過性ファイバー部を、全体もしくは少なくとも部分的に囲むフェルールを備える光ファイバーコネクタ。
- ファイバーの長手の軸方向に延在し、間隔を空けて位置する複数のクラッド間隙を有するクラッド領域と、前記クラッド領域によって境界を定められるコア領域とを有する第1の光誘導光ファイバー部を密閉する工程を含む、密閉した超小型構造の光ファイバーを作成する方法であって、
この方法は、第1の光誘導ファイバー部の端部にソリッド光透過性ファイバー部を、形成もしくは配置して、前記クラッド間隙を密閉する工程を含むことを特徴とする方法。 - ソリッド光透過性ファイバー部は、第1の光誘導ファイバー部と対向する第1の端部と、前記第1の光誘導ファイバー部の反対側である第2の端部とを有し、ソリッドファイバー部は、光が第1の光誘導ファイバー部からソリッドファイバー部へ伝達されると、光は、第1の端部を通ってソリッドファイバー部に入り、第2の端部を通って、ソリッドファイバー部から出るように配置することを特徴とする、請求項71に記載の方法。
- 第1の光誘導ファイバー部は、光が第1の光誘導ファイバー部からソリッドファイバー部へ伝達されるときに、ソリッドファイバー部の第1の端部において光の第1の光領域径を形成するモード・フィールド径、MFDを有し、伝達された光は、ソリッドファイバー部の第2の端部に到達するときに、第2の光領域径を有することを特徴とする、請求項72に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の寸法は、第2の光領域径が第1の光領域径より大きくなるような寸法であることを特徴とする、請求項73に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の寸法は、第2の光領域径が、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面径もしくは最小断面寸法以下であることを特徴とする、請求項73または74に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の寸法は、ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法が第1のファイバー部の最大断面寸法以下であることを特徴とする、請求項72〜75のいずれかに記載の方法。
- ソリッドファイバー部の第1の端部から第2の端部までの長さが、2mm以下であることを特徴とする、請求項71〜76のいずれかに記載の方法。
- ソリッドファイバー部の第1の端部から第2の端部までの長さが、1mm以下であることを特徴とする、請求項77に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の第1の端部から第2の端部までの長さが、0.5mm以下であることを特徴とする、請求項78に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の第1の端部から第2の端部までの長さが、0.1mm以下であることを特徴とする、請求項79に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の第1の端部から第2の端部までの長さが、0.05mm以下であることを特徴とする、請求項80に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の第1の端部から第2の端部までの長さが、0.02mm以下であることを特徴とする、請求項81に記載の方法。
- 第1のファイバー部のコア領域は、固体であることを特徴とする、請求項71〜82のいずれかに記載の方法。
- 400から1700nmの範囲内の誘導光の波長に対し、第1のファイバー部のコア材料の屈折率は、クラッド領域の実行屈折率より大きいことを特徴とする、請求項71〜83のいずれかに記載の方法。
- 第1のファイバー部のコア領域が、ファイバーの長手の軸方向に延在する1つもしくは間隔を空けて位置する複数のコア間隙を備え、前記方法はさらに、ソリッド光透過性ファイバー部の形成もしくは配置によって、コア間隙を密閉する工程を含むことを特徴とする、請求項71〜84のいずれかに記載の方法。
- 400から1700nmの領域の誘導光の波長に対し、第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きいことを特徴とする、請求項85に記載の方法。
- 400から1700nmの領域の誘導光の波長に対し、第1のファイバー部のコア領域の実効屈折率は、クラッド領域の実行屈折率より小さいことを特徴とする、請求項85に記載の方法。
- クラッド間隙が、クラッド領域内において周期的に配置されていることを特徴とする、請求項71〜85のいずれか、または87に記載の方法。
- クラッド間隙は外装材内に配置されており、外装材の屈折率は、クラッド間隙の屈折率より大きいことを特徴とする、請求項71〜88のいずれかに記載の方法。
- クラッド間隙が空気もしくは別の気体、あるいは真空を含むことを特徴とする、請求項71〜89のいずれかに記載の方法。
- コア間隙は、空気もしくは別の気体、あるいは真空を含むことを特徴とする、請求項85〜90のいずれかに記載の方法。
- クラッド間隙は、空気孔、もしくは毛細空気孔であることを特徴とする、請求項71〜91のいずれかに記載の方法。
- コア間隙は、空気孔もしくは毛細空気孔であることを特徴とする、請求項84〜92のいずれかに記載の方法。
- コア領域またはクラッド領域を形成する材料は、ガラスであることを特徴とする、請求項71〜93のいずれかに記載の方法。
- コア領域またはクラッド領域を形成する材料は、シリカを含むことを特徴とする、請求項71〜94のいずれかに記載の方法。
- 第1のファイバー部のクラッド領域は、実行屈折率を有し、ソリッドファイバー部は実効屈折率を有し、400から1700nmの領域の誘導光の波長に対し、ソリッドファイバー領域の実効屈折率は、第1のファイバー領域のクラッド領域の実効屈折率より大きいことを特徴とする、請求項71〜95のいずれかに記載の方法。
- ソリッドファイバー部を形成する方法は、密閉充填材で第1の光誘導ファイバー部の端部の間隙を充填する工程を含むことを特徴とする、請求項71〜96のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、透明であることを特徴とする、請求項97に記載の方法。
- 充填材は、硬化もしくは固化できる液体であることを特徴とする、請求項97または98に記載の方法。
- 充填材は、ゾル・ゲルであることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、スピン・オン・ガラスまたは液体ガラスであることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、重合体であることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、接着剤であることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、屈折率整合ゲルであることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、コロイド−ポリマー混合剤であることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、適当な溶剤に溶解したSiO2(シリコンテトラアセテートSi(CH2COOH)4)の高分子懸濁液であることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、熱を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項97〜106のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、紫外線照射を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項97〜106のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、電子線照射を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項97〜106のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、水分を与えて固化する液体であることを特徴とする、請求項97〜106のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、嫌気性反応を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項97〜106のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、陰イオン反応を利用して固化する液体であることを特徴とする、請求項97〜106のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、化学作用によって固化する2成分溶液であることを特徴とする、請求項97〜99のいずれかに記載の方法。
- 充填材は、毛細管現象を利用して間隙の奥まで浸透することができる液体であることを特徴とする、請求項97〜113のいずれかに記載の方法。
- 充填材の屈折率が、クラッド間隙を取り囲む外装材の屈折率以下であり、クラッド間隙の屈折率より大きいことを特徴とする、請求項97〜114のいずれかに記載の方法。
- さらに、形成されたソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部の切断された端部を形成する工程を含むことを特徴とする、請求項97〜115のいずれかに記載の方法。
- 形成されたソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部が所定の長さとなるようにすることを特徴とする、請求項116に記載の方法。
- ソリッドファイバー部は、一片のガラスもしくはシリカ棒を第1の光誘導ファイバー部の端部または端面に締結することによって形成することを特徴とする、請求項71〜96のいずれかに記載の方法。
- ガラスまたはシリカ棒は、均質材料料からなることを特徴とする、請求項118に記載の方法。
- 400から1700nmの範囲の誘導光の波長に対し、ガラスまたはシリカ棒を形成する材料の屈折率は、クラッド領域の実効屈折率より大きいことを特徴とする、請求項118または119に記載の方法。
- 配置されたソリッドファイバー部が、光誘導コアを有する一片の光ファイバーを備えて成ることを特徴とする、請求項71〜95のいずれかに記載の方法。
- 配置されたソリッドファイバー部は、段階的な屈折率特性を有する一片の光ファイバーを含むことを特徴とする、請求項71〜95のいずれかに記載の方法。
- 配置されたソリッドファイバー部は、第1の光ファイバー領域へ/から光を集束、平行調整、集中させるように構成した段階的屈折率特性を有する一片の光ファイバーを含むことを特徴とする、請求項122に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーは、第1のファイバー部のMFDと略等しいモード・フィールド径(MFD)を有することを特徴とする、請求項121または122に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が第1の端部より大きい拡張モード・フィールド径(MFD)を有することを特徴とする、請求項121または122に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーは、ソリッドファイバー部の第2の端部が第1の端部より小さいテーパ状のモード・フィールド径(MFD)を有することを特徴とする、請求項121または122に記載の方法。
- ソリッドファイバー部の光ファイバーのMFDがソリッドファイバー部の第1の端部の第1のファイバー部のMFDと略同等であることを特徴とする、請求項125または126に記載の方法。
- 前記方法が、ソリッドファイバー部の光ファイバーを第1のファイバー部に接合する工程を含むことを特徴とする、請求項121〜127のいずれかに記載の方法。
- 前記接合する工程は、融着接合であることを特徴とする、請求項118〜128のいずれかに記載の方法。
- 前記方法が、さらに、ソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部の切断端部を形成する工程を含むことを特徴とする、請求項118〜129のいずれかに記載の方法。
- ソリッドファイバー部が所定の長さとなるように切断されることを特徴とする、請求項130に記載の方法。
- 固定ファイバー部が、第1の光誘導ファイバー部の端部を加熱し、前記端部の中の間隙を潰すか、もしくは閉鎖して前記間隙を密閉することによって形成されることを特徴とする、請求項71〜96のいずれかに記載の方法。
- ソリッドファイバー部の第2の端部の断面寸法は、第1のファイバー部の最大断面寸法より小さいことを特徴とする、請求項132に記載の方法。
- 第1のファイバー部の端部は、前記加熱工程の前に切断しておくことにより、形成されたソリッドファイバー部の端面は、前記加熱工程中に外側に向かって湾曲した表面となることを特徴とする、請求項132または133に記載の方法。
- 加熱工程は、形成されたソリッドファイバー部が所定の長さとなるように実施されることを特徴とする、請求項134に記載の方法。
- ソリッドファイバー部は、前記加熱工程中に形成した後、切断しておくことにより、形成されたソリッドファイバー部の端面に略平坦な表面を形成することを特徴とする、請求項132または133に記載の方法。
- 形成されたソリッドファイバー部を切断し、ソリッドファイバー部を所定の長さとすることを特徴とする、請求項136に記載の方法。
- ソリッドファイバー部は、レーザを使って形成されることを特徴とする、請求項132〜137のいずれかに記載の方法。
- ソリッドファイバー部は、CO2レーザを使って形成されることを特徴とする、請求項138に記載の方法。
- ソリッドファイバー部は、タングステンフィラメント加熱源を使って形成されることを特徴とする、請求項132〜137のいずれかに記載の方法。
- ファイバーが、ファイバーの長手方向の少なくとも異なる二箇所に、少なくとも二つのタイプの密閉された間隙を有することを特徴とする、請求項1〜70に記載の光ファイバー。
- ファイバーが、外側クラッド領域に外側間隙を備えるとともに、内側クラッドに内側間隙を備え、前記外側間隙は、前記内側間隙より大きいことを特徴とする、請求項141に記載の光ファイバー。
- 前記外側間隙は、ファイバーの端部の切断面から距離D2だけ離れて密閉され、内側間隙は、ファイバーの端部の切断面から、D1+D2の距離だけ離れて密閉されることを特徴とする、請求項142に記載の光ファイバー。
- D2が、100mmより小さいことを特徴とする、請求項143に記載の光ファイバー。
- D1が、500μmより大きく、例えば800μmより大きいことを特徴とする、請求項143または144に記載の光ファイバー。
- 請求項1〜69、または141〜145のいずれかに記載の光ファイバーか、請求項70に記載の光ファイバーコネクタか、請求項72〜140のいずれかに記載の方法を使って作成した光ファイバーかを備える物品。
- 物品が、光学コリメータであることを特徴とする、請求項146に記載の物品。
- 物品が、クラッドポンプド光ファイバーレーザ、もしくは増幅器であることを特徴とする、請求項146に記載の物品。
- 物品が、非線形光ファイバーであることを特徴とする、請求項146に記載の物品。
- 物品が、断面寸法が少なくとも12μm、例えば、約15μm以上、約20μm以上、約30μm以上であるコア領域を有する、大型モードエリアの光ファイバーであることを特徴とする、請求項146に記載の物品。
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