JP2005504004A - 四置換イミダゾール誘導体の製造方法およびそれの新規な結晶構造 - Google Patents

四置換イミダゾール誘導体の製造方法およびそれの新規な結晶構造 Download PDF

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    • C07D213/46Oxygen atoms
    • C07D213/51Acetal radicals

Abstract

本発明は、一般式(I)
【化1】
Figure 2005504004

[式中、R、R、RおよびRは、明細書で定義する通りである]
で表される四置換イミダゾール誘導体を製造する方法に関する。本発明は、更に、式(II)
【化2】
Figure 2005504004

で表される化合物を製造する方法、そして前記式(II)で表される化合物の新規な結晶構造にも関する。

Description

【関連出願との関係】
【0001】
本出願は、2001年3月26日付けで提出した仮米国出願整理番号60/278,607(これの内容は引用することによって本明細書に組み入れられる)の優先権を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本発明は、一般式(I)
【0003】
【化1】
Figure 2005504004
【0004】
[式中、R、R、RおよびRは、以下の明細書で定義する通りである]
で表される四置換イミダゾール誘導体を製造する方法に関する。
【0005】
本発明は、更に、式(II)
【0006】
【化2】
Figure 2005504004
【0007】
で表される化合物を製造する方法、そして前記式(II)で表される化合物の新規な結晶構造にも関する。
【背景技術】
【0008】
本発明は、式(I)
【0009】
【化3】
Figure 2005504004
【0010】
[式中、R、R、RおよびRは、以下の明細書で定義する通りである]
で表される四置換イミダゾール誘導体を製造する方法に関する。
【0011】
前記式(I)で表される化合物はインビトロにおいてナノモルの範囲でp38の活性を抑制する。加うるに、この化合物はインビトロにおいてナノモルの範囲で腫瘍壊死因子α(TNF−α)およびIL−βの分泌を抑制する。動物モデルにより、LPSを抑制するとTNF−αが誘発されるばかりでなく慢性関節リューマチが抑制されることが立証されている。前記式(I)で表される化合物はいろいろなサイトカイン関連障害の治療で用いるに有用であり、そのような障害には、慢性関節リューマチ、炎症性腸病、敗血性ショック、骨粗鬆症、変形性関節症、神経障害性痛、HIV複製、HIV痴呆、ウイルス性心筋炎、インシュリン依存糖尿病、インシュリン非依存糖尿病、歯周病、再狭窄、円形脱毛症、HIV感染またはAIDSにおけるT細胞減少、乾癬、急性膵炎、同種移植拒絶、肺におけるアレルギー性炎症、アテローム性動脈硬化症、多発性硬化症、悪液質、アルツハイマー病、発作、Crohn病、虚血、うっ血性心臓障害、肺線維症、肝炎、膠芽腫、Guillain−Barre症候群および全身性紅斑性狼瘡が含まれる(特許文献1)。
【0012】
本発明は式(I)で表される化合物を効率良く製造する方法に関する。本発明は、さらなる面において、式(II)
【0013】
【化4】
Figure 2005504004
【0014】
で表される化合物を製造する方法に関する。
【0015】
前記式(II)で表される化合物はp38キナーゼの経口活性阻害剤である。p38キナーゼ阻害剤は単球から放出されるTNF−αの放出を抑制するに有用であり、そのような炎症前媒介物(proinflammatory mediator)が開始させるシグナル導入(signal transduction)を抑制すると期待され得る。従って、p38キナーゼ阻害剤はいろいろな炎症および自己免疫障害、例えば慢性関節リューマチ、敗血症、炎症性腸病、急性呼吸窮迫症候群ばかりでなく悪液質および骨吸収(骨粗鬆症および変形性関節症)などの治療で用いるに有用である。
【0016】
本発明は、更に、式(II)で表される化合物の新規な結晶構造、より具体的には形態Aおよび形態Bにも関する。
【0017】
ピリジルイミダゾール化合物の合成方法が特許文献2および3に開示されている。
【0018】
前記式(I)で表される化合物の製造方法が特許文献4(引用することによって本明細書に組み入れられる)に開示されている。その方法では中間体をクロマトグラフィーで分離する必要があることから、これは大規模生産には適さない。
【0019】
従って、大規模生産要求に適合していて満足される度合の純度および収率を達成する方法の必要性が存在している。
【特許文献1】
1999年10月12日付けで発行された米国特許第5,965,583号
【特許文献2】
1997年9月23日付けで発行された米国特許第5,670,527号(Adams,J.L.他、SmithKline Beecham Corp.が譲受人)
【特許文献3】
1996年7月18日付けで公開されたPCT出願WO 96/21452(Adams,J.L.他、SmithKline Beecham Corporation)
【特許文献4】
米国特許第5,965,583号(1999年10月12日付けで発行)
【発明の簡単な要約】
【0020】
本発明は、式(I)
【化5】
Figure 2005504004
【0021】
{式中、
は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、
は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
は、
【0022】
【化6】
Figure 2005504004
【0023】
[ここで、
pは0から9の整数であり、
Xは、水素、ヒドロキシ、ビニル、置換ビニル(ここで、1つ以上の置換基はフッ素または塩素から選択される)、エチニル、置換エチニル(ここで、置換基はフッ素または塩素から選択される)、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル(ここで、アルキルの置換基はC−Cアルコキシ、トリハロアルキル、フタルアミドまたはアミノの中の1つ以上から選択される)、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、置換C−Cアルコキシ(ここで、アルキルの置換基はフタルイミドまたはアミノから選択される)、フタルイミドオキシ、フェノキシ、置換フェノキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニル、置換フェニル(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル(ここで、アリールの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールヒドロキシC−Cアルキルアミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ(C−Cアルキル)アミノ、ニトリル、オキシム、ベンジルオキシイミノ、C−Cアルキルオキシアミノ、フタルイミド、スクシニミド、C−Cアルキルカルボニルオキシ、フェニルカルボニルオキシ、置換フェニルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニルC−Cアルキルカルボニルオキシ、置換フェニルC−Cアルキルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アミノカルボニルオキシ、C−Cアルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C−Cアルキル)アミノカルボニルオキシ、C−Cアルコキシカルボニルオキシ、置換C−Cアルコキシカルボニルオキシ(ここで、アルキルの置換基はメチル、エチル、イソプロピルおよびヘキシルから成る群から選択される)、フェノキシカルボニルオキシ、置換フェノキシカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、C−Cアルキルチオ、置換C−Cアルキルチオ(ここで、アルキルの置換基はヒドロキシおよびフタルイミドから選択される)、C−Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニルおよび置換フェニルスルホニル(ここで、フェニルの置換基はフッ素、塩素、C−Cアルコキシまたはトリフルオロメチルから選択される)から成る群から選択される]
である}
で表される化合物またはこれの薬学的に受け入れられる塩を製造する方法に関し、この方法は、
【0024】
【化7】
Figure 2005504004
【0025】
式(III)で表されるアルデヒドを反応させて相当する式(IV)で表される化合物を生じさせ[ここで、LおよびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される]、
【0026】
【化8】
Figure 2005504004
【0027】
個別の反応槽内で、式(V)で表されるアルデヒドをビス(トリメチルシリル)アミドのアルカリ金属塩と反応させることで、相当する式(VI)で表されるトリメチルシリル置換イミンを生じさせ、
【0028】
【化9】
Figure 2005504004
【0029】
前記式(IV)で表される化合物をアルキルリチウムと反応させることで、相当する式(VII)で表されるリチウム中間体を生じさせ、
前記式(VII)で表されるリチウム中間体を前記式(VI)で表されるトリメチルシリル置換イミンと反応させることで、相当する式(VIII)で表される化合物を生じさせ、
【0030】
【化10】
Figure 2005504004
【0031】
個別の槽内で式(IX)で表される置換アミンをN,N’−カルボニルジイミダゾールと反応させることで、相当する式(X)で表される化合物を生じさせ、
【0032】
【化11】
Figure 2005504004
【0033】
前記式(VIII)で表される化合物を前記式(X)で表される化合物と反応させることで、相当する式(XI)で表される化合物を生じさせ、
【0034】
【化12】
Figure 2005504004
【0035】
前記式(XI)で表される化合物をpHが約7未満の酸性条件下で環化させることで、相当する式(XII)で表される化合物を生じさせ、
【0036】
【化13】
Figure 2005504004
【0037】
前記式(XII)で表される化合物をPOBr、PBr、またはPBrとBrの混合物と反応させることで、相当する式(XIII)で表される化合物を生じさせ、
【0038】
【化14】
Figure 2005504004
【0039】
前記式(XIII)で表される化合物を式(XIV)で表される化合物と反応させてそれの臭素を置換することで、相当する式(I)で表される化合物を生じさせる、
ことを含んで成る。
【0040】
本発明は、別の面において、式(II)で表される化合物を製造する方法に関する。
【0041】
本発明は、さらなる面において、式(XI)および式(XII)で表される中間体そしてそれらを製造する方法に向けたものである。本発明の更に別の面は、式(XIII)で表される中間体化合物を製造する方法である。
【0042】
さらなる面において、本発明は、前記式(II)で表される化合物の新規な結晶構造に向けたものであり、そのような結晶形態を本明細書では形態Aおよび形態Bと呼び、これらは個々のX線粉末回折パターンで特徴付け可能である。
(発明の詳細な説明)
用語「アルキル」を本明細書で用いる場合、これを単独でか或は置換基の一部として用いるかに拘わらず、これは直鎖、分枝および環状鎖のアルキル基を包含する。アルキル基には、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが含まれる。
【0043】
「アルコキシ」を本明細書で用いる場合、これは、特に明記しない限り、式−O−(アルキル)で表される基、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ヘキシルオキシなどを表す。
【0044】
「アリール」を本明細書で用いる場合、これは、特に明記しない限り、置換されていない単芳香環および縮合芳香環、例えばフェニル、ナフチルなどを指す。
【0045】
「ヘテロアリール」を本明細書で用いる場合、これは、特に明記しない限り、硫黄、酸素および窒素から選択されるヘテロ原子を少なくとも1個含有する5員もしくは6員の単環状芳香環構造のいずれかを表す。5員環の場合のヘテロアリールは硫黄、酸素または窒素原子を1個含有しかつ加うるに追加的窒素原子を3個以下の数で含有し得る。6員環の場合のヘテロアリールは窒素原子を3個以下の数で含有し得る。そのようなヘテロアリールの例には、これらに限定するものでないが、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリミジ−3−イル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、ピリダジニル、トリアジニル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリルなどが含まれる。
【0046】
「アラルキル」を本明細書で用いる場合、これは、特に明記しない限り、アリール基、例えばフェニル、ナフチルなどで置換されているC−Cアルキル基のいずれかを意味する。例えば、ベンジル、フェニルエチルなど。
【0047】
「ハロゲン」を本明細書で用いる場合、これは、特に明記しない限り、塩素、臭素、フッ素およびヨウ素を意味する。
【0048】
用語「アルカリ金属」を本明細書で用いる場合、これは、I族の金属のカチオン、例えばリチウム、ナトリウム、カリウムおよびセシウムなどのカチオンを指す。
【0049】
置換基を言及する時の用語「独立して」は、そのような置換基が2個以上可能な時にそのような置換基は互いに同じまたは異なっていてもよいことを意味する。
【0050】
本発明の方法のいずれかを実施している時、関係している分子のいずれかが有する敏感なまたは反応性基を保護する必要がありそして/またはその方が望ましい可能性がある。これは通常の保護基、例えばJ.F.W.McOmie編集「Protective Groups in Organic Chemistry」、Plenum Press、1973、そしてT.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、「Protective Groups in Organic Synthesis」、John Wiley & Sons、1991などに記述されている如き保護基を用いて達成可能である。そのような保護基は本技術分野で公知の方法を用いて後の便利な段階で除去可能である。
【0051】
本発明は、スキーム1により詳細に記述するように、式(I)で表される化合物を製造する方法に関する。
【0052】
【化15】
Figure 2005504004
【0053】
この上に示したスキーム1に示したように、公知化合物であるか或は公知方法を用いて調製可能な化合物である式(III)で表されるアルデヒドとアルコール、ジオールまたはトリアルコキシメタン、好適にはトリメトキシメタンを、好適にはメタノールの存在下で、水を共沸で除去することを可能にする溶媒、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなど中で酸、例えば硫酸、p−トルエンスルホン酸など、好適には硫酸を存在させて還流温度で反応させることで、相当する式(IV)で表される化合物を生じさせる(Sheldrake,P.W.、Synth Commun.(1993)23(14)、1967−71)。
【0054】
個別の反応槽内で、公知化合物であるか或は公知方法を用いて調製可能な化合物である式(V)で表されるアルデヒドとビス(トリメチルシリル)アミドのアルカリ金属塩、好適にはリチウムビス(トリメチルシリル)アミドを有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)など、好適にはTHF中で約−20℃からほぼ室温の範囲の温度、好適には約0℃の温度で反応させることで、相当する式(VI)で表されるトリメチルメチルシリル(TMS)置換イミンを生じさせる(Ojima,I.他、Tetrahedron(1996)、52、209−224)。
【0055】
前記式(IV)で表される化合物とアルキルリチウム、例えばメチルリチウム、エチルリチウム、n−ブチルリチウムなど、好適にはn−ブチルリチウムを式(VII)で表されるリチウム中間体の分解が起こらないような温度、好適には約−20℃に等しいか或はそれ以下の温度の有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)など、好適にはTHF中で反応させることで、相当する式(VII)で表されるリチウム中間体を生じさせる。
【0056】
前記式(VII)で表されるリチウム中間体と前記式(VI)で表されるTMS置換イミンを有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)など、好適にはTHFの存在下で好適には反応混合物をほぼ室温にまで温めた後に反応させることで、相当する式(VIII)で表される化合物を生じさせる。
【0057】
個別の反応槽内で、公知化合物であるか或は公知方法を用いて調製可能な化合物である式(IX)で表される置換アミンと公知化合物であるN,N’−カルボニルジイミダゾールを不活性有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジエチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)、トルエン、ジクロロメタン(DCM)など、好適にはTHF中で好適には室温で反応させることで、相当する式(X)で表される化合物を生じさせる。
【0058】
前記式(VIII)で表される化合物と(X)で表される化合物を有機溶媒、例えばトルエン、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)など、好適にはトルエン中で約50−150℃の範囲の温度、好適にはトルエンの場合にはほぼ還流温度で反応させることで、相当する式(XI)で表される化合物を生じさせる。
【0059】
前記式(XI)で表される化合物を酸、例えば蟻酸、塩酸水溶液など、好適には塩酸水溶液中で好適には約80−150℃の範囲の温度、最も好適には約95−100℃の範囲の温度で環化させることで、相当する式(XII)で表される化合物を生じさせる。
【0060】
前記式(XII)で表される化合物と少なくとも約5当量に等しい量のオキシ臭化燐(POBr)または五臭化燐(PBr)、好適にはPOBrを沸点がほぼ110℃に等しいか或はそれ以上の不活性有機溶媒、例えばテトラメチレンスルホン、キシレン、トルエンなど、好適にはテトラメチレンスルホン[好適には約2重量等量(weight equivalents)に等しい量]中で約110℃に等しいか或はそれ以上の温度、好適には約130℃の温度で反応させることで、相当する式(XIII)で表される化合物を生じさせる。
【0061】
別法として、前記式(XII)で表される化合物をPBrとBrの混合物(それによってPBrがインサイチューで生じる)[ここでは、PBrとBrの比率を約1:2から約2:1の範囲にし、好適にはPBrとBrの比率を約1:1にし、この場合、PBrとBrの混合物によってもたらされるPBrの量は約3−3.5当量の範囲である]と一緒に溶媒、例えばPOClまたは沸点がほぼ110℃に等しいか或はそれ以上の不活性有機溶媒、例えばテトラメチレンスルホン(スルホラン)、キシレン、トルエンなど、好適にはPOCl中で約10−45℃の範囲の温度、好適には約20−35℃の範囲の温度で反応させることで、相当する式(XIII)で表される化合物を生じさせる。
【0062】
前記式(XIII)で表される化合物と公知の化合物であるか或は公知方法で調製可能な化合物である式(XIV)で表される化合物をPd(II)触媒、例えばジアセトキシビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[Pd(OAc)(PhP)]、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム[PdCl(PhP)]などの存在下でか或は触媒、例えば酢酸パラジウム[Pd(OAc)]または塩化パラジウム[PdCl]など(酢酸パラジウムまたは塩化パラジウム触媒を存在させる時には更にトリフェニルホスフィンも存在させる)[この触媒は好適にはジアセトキシビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムである]の存在下、好適には共触媒、例えばヨウ化銅(I)(CuI)、Fe粉末など、好適にはCuIを存在させて、有機アミン、例えばジイソプロピルアミン、ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)、トリエチルアミン(TEA)、ピペリジンなど、または無機塩基、例えばKCO、CsCOなど、好適には有機アミン、より好適にはジイソプロピルアミンの存在下、場合により不活性有機溶媒、例えばTHF、t−ブチルメチルエーテル(MTBE)、ジエチルエーテル、DMF、アセトニトリルなど中で、約60−110℃の範囲の温度、好適には約75℃の温度に加熱しながら反応させて前記式(XIII)で表される化合物の臭素を置換することで、相当する式(I)で表される化合物を生じさせる。
【0063】
別法として、前記式(XI)で表される化合物の調製はスキーム2に概略を示す方法に従って実施可能である:
【0064】
【化16】
Figure 2005504004
【0065】
ここで、L、L、R、RおよびRは、この上に挙げた通りである。
【0066】
より詳細には、前記式(VIII)で表される化合物と式(XV)で表される化合物を不活性有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、トルエンなど、好適にはTHF中で好適には室温で反応させることで、相当する式(XI)で表される化合物を生じさせる。
【0067】
本発明の好適な態様では、本方法を用いて前記式(II)で表される化合物を生じさせる。好適には、前記式(II)で表される化合物にさらなる精製を公知方法、例えば有機溶媒、例えばトルエン、メタノール、アセトン、アセトニトリルなどまたは有機溶媒の混合物、例えば酢酸エチル/ヘキサン、THF/トルエン、酢酸エチル/トルエンなどを用いた再結晶化などで受けさせる。
【0068】
本発明は、更に、前記式(II)で表される化合物の新規な結晶構造にも向けたものである。前記式(II)で表される化合物のそのような結晶形態は、適切な有機溶媒、例えばアセトン、アセトニトリル、THF/トルエン混合物などを用いて前記式(II)で表される化合物を再結晶化させると生じ得る。
【0069】
この上に記述したようにして前記式(II)で表される化合物を再結晶化させると新規な2種類の結晶形態(本明細書では形態Aおよび形態Bと呼ぶ)の中の一方が生じる。アセトンまたはTHF:トルエンの混合物、より好適にはTHF:トルエンが1:2の混合物を用いて再結晶化を起こさせると形態Bが得られる。アセトニトリルを用いて再結晶化を起こさせると形態Aが得られる。
【0070】
前記式(II)で表される化合物の新規な結晶形態は、CuKα放射線が用いられているSiemens D5000T−Tが基になった粉末回折測定装置を下記の装置条件:
a)CuKα放射線,35mA、40KV
b)光学
・ 1mmのスリット、Gobelミラー、0.6mmのスリット、そして管とサンプルの間に垂直なソラースリット(soller slit)、
・ サンプルと検出器の間にLiFモノクロメーター
c)1°2θ/分の走査速度を用いて0.02のステップサイズで5から35°2θまで走査
d)TTK−450可変温度/湿度段階およびホルダー
で用いた時の個々のx線粉末回折パターンで特徴付け可能である。
【0071】
前記式(II)で表される化合物の形態Aは、表1に挙げる如き主ピークを包含するX線回折パターンを示すことで特徴付け可能である。
【0072】
【表1】
Figure 2005504004
【0073】
前記式(II)で表される化合物の形態Bは、表2に挙げる如き主ピークを包含するX線回折パターンを示すことで特徴付け可能である。
【0074】
【表2】
Figure 2005504004
【0075】
以下に示す実施例で本発明をより詳細に記述するが、本実施例は本発明を説明することを意図するものであり、本発明を限定するものでない。
【実施例1】
【0076】
4−(ジメトキシメチル)ピリジン
下、0℃の4−ピリジンカルボキシアルデヒド(100.00g、0.93モル)およびトリメチルオルソホルメート(159.20g、1.50モル)の溶液(180mLのメタノール中)に、濃硫酸(41mL、0.45モル)を添加した。生成された白色懸濁物を24時間加熱還流、撹拌した。反応溶液は2時間後に透明になった。室温に冷却後、反応混合物をナトリウムメトキシドの25重量%溶液(360mL)(300mLのメタノール中)中に緩徐に注入した。次に混合物を真空濃縮すると、淡褐色の濃厚な油を得た。この粗油にt−ブチルメチルエーテル(500mL)を添加し、次に水(40mL)を緩徐に添加した(無機物を濾過可能な固体に転化させるため)。シーライトパッドをとおして濾過後、濾液を濃縮すると、淡褐色の油を与えた。粗油を真空蒸溜すると、無色の油として所望の生成物を与えた。
【0077】
収量:88.91g(62.4%)
BP 1mmHgで69〜71℃
【実施例2】
【0078】
2,2−ジメトキシ−2−(4−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)エタンアミ
段階A:
下で、1Mのリチウムビス(トリメチルシリル)アミドの撹拌溶液(300mL、0.30モルのTHF中)に4−フルオロベンズアルデヒド(37.23g、0.30モル)を0℃で滴下した。生成された混合物を室温で30分間撹拌すると、溶液を生成した。
【0079】
段階B:
第2のフラスコ中で、4−ジメトキシメチルピリジン(38.29g、0.25モル)をTHF(200mL)と混合し、−20℃に冷却した。反応溶液の温度を−15℃と−20℃の間に維持しながら、この溶液に2.5Mのn−ブチルリチウム(120mL、0.30モルのヘキサン中)を緩徐に滴下した。生成された暗褐色の反応混合物を−20℃で15分間撹拌した。反応混合物に前記の段階Aからの溶液を緩徐に添加した。反応溶液の温度を−15℃未満に維持した。添加後、暗褐色の反応混合物を撹拌し、室温まで暖めた。反応混合物をpH約2.0になるまで2NのHCl水溶液(500mL)でクエンチし、生成された層を分離した。有機層を1NのHCl水溶液(100mL)で1回抽出した。合わせた水層を酢酸エチル(2×150mL)で洗浄し、次にpH約10まで50%NaOH水溶液の添加により塩基性にした。塩基性化混合物を酢酸エチル(400mL、2×100mL)で抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物を水(200mL)、生理食塩水(200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。真空濃縮後、粗生成物を濃厚な褐色の油として得た。
【0080】
収量:54.70g(79%)
【実施例3】
【0081】
N−(3−フェニルプロピル)−1H−イミダゾール−1−カルボキサミド
下、室温の1,1’−カルボニルジイミダゾール(33.00g、0.203モル)の懸濁液(100mLのTHF中)に3−フェニルプロピルアミン(25.00g、0.185モル)(50mLのTHF中)を滴下した。反応混合物は3−フェニルプロピルアミンの添加中に透明になった。添加完了後、透明な溶液を室温で30分間撹拌し、次に水(150mL)および酢酸エチル(200mL)でクエンチした。層を分離し、有機層を水(150mL)、生理食塩水(150mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を真空除去すると、白色のワックス様固体を与えた。
【0082】
収量:47.50g
【実施例4】
【0083】
N−(3−フェニルプロピル)−N’−[(2,2−ジメトキシ−2−(4−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)]尿素
下で、2,2−ジメトキシ−2−(4−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)エタンアミン(51.12g、0.185モル)およびN−(3−フェニルプロピル)−1H−イミダゾール−1−カルボキサミド(42.42g、0.185モル)の溶液(300mLのトルエン中)を3時間撹拌し、還流温度に加熱した。溶液を室温に冷却し、暗褐色の溶液を酢酸エチル(200mL)で希釈した。混合物を水(2×200mL)、生理食塩水(200mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を真空除去すると、褐色の固体を与え、それを酢酸エチル/ヘキサン(1:1)の溶媒混合物から再結晶すると、オフホワイトの固体を与えた。
【0084】
収量:38.00g(47%)
【実施例5】
【0085】
1,3−ジヒドロ−1−(3−フェニルプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)−2H−イミダゾリン−2−オン
N−(3−フェニルプロピル)−N’−[(2,2−ジメトキシ−2−(4−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)]尿素(38.0g、86.6ミリモル)をギ酸(100mL)に溶解して、褐色の溶液を形成した。溶液を95〜100℃に加熱し、N下で24時間撹拌した。次に溶液を室温に冷却し、ギ酸を回転蒸発機(rotoevaporator)により減圧下除去し、残留物を酢酸エチル(300mL)で希釈した。溶液を6NのNaOHでpH約10に塩基性化した。オフホワイトの固体が有機層中に緩徐に形成した。透明な水層を分離し、酢酸エチル(50mL)で抽出した。合わせた有機層をt−ブチルメチルエーテル(350mL)で希釈し、30分間撹拌した。固体生成物を濾取し、t−ブチルメチルエーテル(100mL)で洗浄し、1時間空気乾燥した。固体の生成物を24時間、室温の真空オーブン中で乾燥すると、オフホワイトの固体として生成物を与えた。
【0086】
収量:18.11g(58%)
MP:198〜199.5℃
【実施例6】
【0087】
2−ブロモ−1−(3−フェニルプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)−1H−イミダゾールHBr塩
1,3−ジヒドロ−1−(3−フェニルプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)−2H−イミダゾリン−2−オン(5.0g、13.4ミリモル)をスルホラン(20.0g)中に懸濁させ、POBr(19.5g、68ミリモル)で処理した。混合物を130℃に加熱し、N下で3〜3.5時間撹拌した。反応溶液を室温に冷却し、t−ブチルメチルエーテル(100mL)で希釈し、更に0℃に冷却した。反応混合物を10%NaOH溶液(120mL)でpH約10まで緩徐にクエンチした。層を分離し、水層をt−ブチルメチルエーテル(30×2mL)で抽出した。合わせた有機層を水(50×2mL)、生理食塩水(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒を真空除去し、残留物を酢酸エチル(100mL)およびメタノール(5mL)の混合物に溶解した。溶液を2.88MのHBr溶液(9.3mL、26.8ミリモルの酢酸エチル中)で処理した。生成された黄色の懸濁物を蒸気浴上で暖めた。メタノール(5mL)を懸濁物に添加すると、溶液を形成し、その溶液を室温で1晩(約18時間)撹拌した。次に酢酸エチル(50mL)を緩徐に添加し、懸濁物を更に1時間撹拌した。沈殿物を濾取し、酢酸エチル(50mL)で洗浄した。固体を室温で2時間真空オーブン中で乾燥すると、黄色がかった固体として生成物を与えた。
【0088】
収量:5.01g(62%)
MP:214〜216℃(205℃で変色する)
【実施例7】
【0089】
4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−1−(3−フェニルプロピル)−5−(4−ピリジル)イミダゾール
4−(4−フルオロフェニル)−2−ヨード−1−(3−フェニルプロピル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾール(1.42g、2.74ミリモル)および3−ブチン−1−オール(0.289g、4.1ミリモル)の撹拌溶液(10mLのジイソプロピルアミン中)にビス(アセタート)ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.102g、0.14ミリモル)を添加し、次にヨウ化銅(I)(0.052g、0.274ミリモル)を添加した。混合物を75℃で4時間撹拌した。次に反応混合物を室温に冷却し、水(100mL)でクエンチした。混合物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物を水(2×30mL)、生理食塩水(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒の除去後、粗生成物を褐色固体として得た。
【0090】
粗生成物を酢酸エチル/ヘキサンの混合物からの再結晶により精製すると、黄色固体として生成物を与えた。
【0091】
収量:0.88g(75%)
MP:121〜122℃
【実施例8】
【0092】
1,3−ジヒドロ−1−(3−フェニルプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)−2H−イミダゾール−2−オン
N−(3−フェニルプロピル)−N’−[(2,2−ジメトキシ−2−(4−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)]尿素(224g、0.45モル)を4NのHCl(800g)と混合し、4〜5時間還流下加熱した(95〜100℃)。完了後、反応物を室温に冷却し、8NのNaOH溶液(480g)でpH13に調整すると、固体生成物の沈殿をもたらした。懸濁物のpHを、必要に応じて水酸化ナトリウムの添加により30分にわたりpH≧13に調整した。懸濁物を遠心分離し、水相を除去、廃棄した。固体を2NのNaOH溶液(1000g)中に再懸濁させ、2回目の遠心分離し、次に水(2×1000g、水相pH7)中に再懸濁した。固体生成物を<2%の最終含水量になるまで、45〜50℃で真空下で乾燥(約4〜5日間)すると、黄褐色の固体としての生成物を与えた。
【0093】
収量:175g、
【実施例9】
【0094】
4−(4−フルオロフェニル)−2−ブロモ−1−(3−フェニルプロピル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾール
1,3−ジヒドロ−1−(3−フェニルプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)−2H−イミダゾール−2−オン(100g、0.26モル)をPOBr(268.7g、0.93モル)およびスルホラン(200g)と混合し、反応混合物を120〜125℃の温度に1〜2時間加熱した。完了後、反応混合物を40℃に冷却した。注意して30分間にわたり、2NのNaOH溶液(53g)を添加した。次に更なる2NのNaOH溶液(53g)をより早い速度で添加した。次に反応混合物を15〜20℃に冷却し、4NのNaOH溶液(802g)を添加して、溶液をpH7〜8に調整した。水相をt−ブチルメチルエーテル(3×143g)で抽出し、有機相を合わせた。合わせた有機相にt−ブチルメチルエーテル(107g)を添加した。溶液を水(2×150g)で洗浄すると、固体の沈殿をもたらし、それを濾取した。
HBr塩:
HBr塩の結晶化のために、酢酸エチルに対するt−ブチルメチルエーテルの溶媒交換溶液を使用した。
【0095】
t−ブチルメチルエーテル相を150g(約1/2容量)に濃縮し、酢酸エチル(460g)で希釈し、再度160gに濃縮した。生成された油を酢酸エチル(460g)に溶解し、HBrガス(21g、0.26モル)を導入し、溶液を還流加熱すると、別の黄色油層をもたらした。メタノール(80g)を沸騰混合物(65℃)に添加すると、固体を形成した。溶液を撹拌し、約4時間にわたり、20〜25℃に冷却した。混合物を1晩撹拌し、5℃に冷却した。次に酢酸エチル(160g)を溶液に添加した。生成された沈殿物を吸引濾過し、酢酸エチル(10g)で洗浄すると、黄色の固体として粗生成物を与えた。
遊離塩基の単離および結晶化:
粗生成物(63g)を酢酸エチル(567g)中に溶解し、飽和NaHCO溶液(126g)と混合した。混合物を18〜25℃で、更なるガス発生を確認できなくなるまで約2時間撹拌した。必要に応じて更なる飽和NaHCO溶液の添加により、水相を、pH8〜9に維持した。相を分離し、有機相を約1/3容量まで濃縮した。生成された油を酢酸エチル(100g)に溶解し、濃縮乾燥した。油をアセトン(95g)に懸濁させ、1時間、加熱還流(56℃±2℃)した。混合物を36〜30℃に3時間にわたり冷却し、この温度で2時間維持し、−10℃に冷却し、この温度で2時間維持した。生成された固体を真空濾過し、t−ブチルメチルエーテル(10g)で洗浄した。母液を濃縮し、アセトン(41g)と混合し、還流加熱し、前記の方法に従って冷却すると、生成物の第二の収量を与えた。双方の生成物からの固体生成物を40度/50mbarで1〜2時間乾燥すると、黄褐色の固体として生成物を与えた。
【0096】
収量:34g(30〜32%)
【実施例10】
【0097】
4−(4−フルオロフェニル)−2−(4−ヒドロキシ−1−ブチニル)−1−(3−フェニルプロピル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾール
4−(4−フルオロフェニル)−2−ブロモ−1−(3−フェニルプロピル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾール(30.19g)をジイソプロピルアミン(100.56g)と混合した。シリンジを使用して、反応混合物に3−ブチン−1−オール(5.304g)を滴下した。次にシリンジを洗浄するためにジイソプロピルアミン(1.810g)を反応混合物に添加し、次にトリフェニルホスフィン(1.805g)、Pd(OAc)(0.722g)、鉄粉末(0.384g)およびジイソプロピルアミン(78.64g)を添加した。フラスコを窒素で短時間覆い、次に70℃に暖め、この温度で3時間維持した。
【0098】
前記の実験を数回繰り返した。3時間後に転化が95%未満であると測定された場合は、更なるトリフェニルホスフィン(1.805g)および酢酸パラジウム(Pd(OAc))(0.772g)を添加し、>95%の転化が達成されるまでその温度を維持した。
【0099】
完了後、反応混合物を濾過して固体残留物を回収した。濾過残留物を酢酸エチル(212.17g)で40〜50℃で懸濁させ、濾過し、溶媒を蒸発させて乾燥した。生成された油を70℃の最初の濾液に完全に溶解させた。水(148.608g)を熱溶液に添加し、相を分離した。有機相を70℃の水(148.608g)で2回洗浄した。相を再度分離し、有機相を生理食塩水(148.608g)で洗浄し、1NのHCl(2×146g)で抽出した。合わせたHCl相を酢酸エチル(99.07g)で再抽出した。水相を分離した。その水相に、5〜10℃に冷却しながら、pH9〜10で25%アンモニア(26.948g)を滴下すると、固体の形成をもたらした。懸濁物を約45分間撹拌し、沈殿物を濾取した。沈殿物を水(2×148.61g)でスラリー化し、次に40℃/50mbarで16時間乾燥した。固体を酢酸エチル(412.21g)およびメタノール(35.270g)の混合物中に溶解し、Deloxan(R)(5.00g)と混合した。溶液を18〜23℃で24時間撹拌し、濾過した。濾過残留物を酢酸エチル(2×15.34g)で洗浄した。合わせた母液および洗浄物を回転蒸発させて(rotoevaporated)乾燥した。残留物をTHF(7.49g)およびトルエン(16.0g)の70〜75℃の混合物中に溶解し、18〜23℃で約2時間にわたり緩徐に冷却すると、懸濁物の形成をもたらした。次にトルエン(9.2g)を懸濁物に添加した。懸濁物の固体を吸引濾過し、トルエン(3×1.40g)で洗浄し、次にヘキサン(3×2.02)で洗浄した。残留物を50℃/50mbarで16時間乾燥すると、オフホワイト黄色の固体として生成物を与えた。
【0100】
収量:20.5g(70.5%)
前記の実験を数回繰り返した。記載された前記の残留物の再結晶はB型の生成物を与えた。アセトニトリルからの前記の残留物の再結晶はA型の生成物を与えた。
【実施例11】
【0101】
N−(3−フェニルプロピル)−N’−[(2,2−ジメトキシ−2−(4−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)エチル)]尿素
2,2−ジメトキシ−2−(4−ピリジル)−1−(4−フルオロフェニル)エタンアミン(1.22g、4.4ミリモル)の溶液(10mLのTHF中)に、(3−イソシアナトプロピル)−ベンゼン(1.61g、10ミリモル)の溶液(10mLのTHF中)を添加した。生成された混合物を室温で30分間撹拌した。反応物を水(50mL)の添加によりクエンチし、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物を水(50mL)、生理食塩水(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥した。溶媒の除去後、粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製すると、淡褐色の固体として生成物を与えた。
【0102】
収量:0.83g(43%)
m.p.162.5〜165.5℃
【実施例12】
【0103】
4−(4−フルオロフェニル)−2−ブロモ−1−(3−フェニルプロピル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾールの合成
反応容器にPOCl(1500.0g、9.78モル)を充填した。次にBr(184.9g、1.157モル)を外界温度で一度に添加した。反応混合物を10℃に冷却し、次にPBr(313.0g、1,157モル)を25分にわたり激しく撹拌しながら添加した。反応混合物の温度は20℃に上昇した。添加後、10〜20℃の範囲の温度を維持しながら、撹拌を更に1.5時間継続した。形成されたPBrは黄色固体として沈殿した。反応混合物を25℃に暖め、1,3−ジヒドロ−1−(3−フェニルプロピル)−4−(4−フルオロフェニル)−5−(4−ピリジル)−イミダゾール−2−オン(150.0g、0,386モル)を一度に添加した。添加後、反応混合物を約30℃に加熱し、撹拌を24時間継続した。懸濁物は暗色溶液に変化した。POClを35℃未満の温度で真空蒸発させると、粘性油を与えた。この油を酢酸エチル(1000g)およびアンモニア水(25重量%、1000g)の混合物に約1.25時間にわたり、冷却しながら添加した。生成された2相を分離し、水相を酢酸エチル(500g)で抽出し、合わせた有機相を70℃の水(200g)で洗浄した。有機相を最初の容量の約30%まで濃縮した。次に暖めた反応混合物に、トリエチルアミン(600g)を添加し、更なる量の溶媒(約150g)を真空除去すると、所望生成物の結晶化をもたらした。反応混合物を0℃に冷却し、12時間撹拌した。生成物を濾取し、トリエチルアミン(50g)で洗浄し、40℃で真空乾燥すると、粗生成物を与えた。
【0104】
母液を油になるまで濃縮した。次にこの油にアセトン(25g)を添加すると、所望の生成物の沈殿をもたらした。沈殿物を濾取し、アセトン(7g)で、次にメチルtert−ブチルエーテル(8g)で洗浄し、40℃で真空乾燥すると、粗生成物の第2の収量を与えた。
【0105】
単離された生成物の双方の収量をトリエチルアミン(10g)およびアセトン(100g)の混合物中で、還流下で30分間スラリー化させ、次に25℃に冷却し、1晩撹拌した。沈殿物を濾取し、トリエチルアミン(25g)で、次にアセトン(10g)で洗浄し、40℃で真空乾燥すると、主題化合物を与えた。
【0106】
HPLC純度:99%
明示の目的で提供された実施例を伴なう前記の明細は、本発明の原理を教示するが、本発明の実施は下記の請求項およびそれらの同等物の範囲内に入るすべての通常の変化物、適応物および/または修飾物を包含することが理解されよう。

Claims (16)

  1. 式(I)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、
    Figure 2005504004
    [ここで、
    pは0から9の整数であり、
    Xは、水素、ヒドロキシ、ビニル、置換ビニル(ここで、1つ以上の置換基はフッ素または塩素から選択される)、エチニル、置換エチニル(ここで、置換基はフッ素または塩素から選択される)、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル(ここで、アルキルの置換基はC−Cアルコキシ、トリハロアルキル、フタルアミドまたはアミノの中の1つ以上から選択される)、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、置換C−Cアルコキシ(ここで、アルキルの置換基はフタルイミドまたはアミノから選択される)、フタルイミドオキシ、フェノキシ、置換フェノキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニル、置換フェニル(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル(ここで、アリールの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールヒドロキシC−Cアルキルアミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ(C−Cアルキル)アミノ、ニトリル、オキシム、ベンジルオキシイミノ、C−Cアルキルオキシアミノ、フタルイミド、スクシニミド、C−Cアルキルカルボニルオキシ、フェニルカルボニルオキシ、置換フェニルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニルC−Cアルキルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アミノカルボニルオキシ、C−Cアルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C−Cアルキル)アミノカルボニルオキシ、C−Cアルコキシカルボニルオキシ、置換C−Cアルコキシカルボニルオキシ(ここで、アルキルの置換基はメチル、エチル、イソプロピルおよびヘキシルから成る群から選択される)、フェノキシカルボニルオキシ、置換フェノキシカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、C−Cアルキルチオ、置換C−Cアルキルチオ(ここで、アルキルの置換基はヒドロキシおよびフタルイミドから選択される)、C−Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニルおよび置換フェニルスルホニル(ここで、フェニルの置換基はフッ素、塩素、C−Cアルコキシまたはトリフルオロメチルから選択される)から成る群から選択される]
    である}
    で表される化合物またはこれの薬学的に受け入れられる塩を製造する方法であって、
    Figure 2005504004
    式(VIII)[式中、LおよびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される]で表される化合物を式(X)で表される化合物と反応させることで、相当する式(XI)で表される化合物を生じさせ、
    Figure 2005504004
    前記式(XI)で表される化合物をpHが約7未満の酸性条件下で環化させることで、相当する式(XII)で表される化合物を生じさせ、
    Figure 2005504004
    前記式(XII)で表される化合物をPOBr、PBr、またはPBrとBrの混合物と反応させることで、相当する式(XIII)で表される化合物を生じさせ、
    Figure 2005504004
    前記式(XIII)で表される化合物を式(XIV)で表される化合物と反応させてそれの臭素を置換することで、相当する式(I)で表される化合物を生じさせる、
    ことを含んで成る方法。
  2. 式(I)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、
    Figure 2005504004
    [ここで、
    pは0から9の整数であり、
    Xは、水素、ヒドロキシ、ビニル、置換ビニル(ここで、1つ以上の置換基はフッ素または塩素から選択される)、エチニル、置換エチニル(ここで、置換基はフッ素または塩素から選択される)、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル(ここで、アルキルの置換基はC−Cアルコキシ、トリハロアルキル、フタルアミドまたはアミノの中の1つ以上から選択される)、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、置換C−Cアルコキシ(ここで、アルキルの置換基はフタルイミドまたはアミノから選択される)、フタルイミドオキシ、フェノキシ、置換フェノキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニル、置換フェニル(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル(ここで、アリールの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールヒドロキシC−Cアルキルアミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ(C−Cアルキル)アミノ、ニトリル、オキシム、ベンジルオキシイミノ、C−Cアルキルオキシアミノ、フタルイミド、スクシニミド、C−Cアルキルカルボニルオキシ、フェニルカルボニルオキシ、置換フェニルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニルC−Cアルキルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アミノカルボニルオキシ、C−Cアルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C−Cアルキル)アミノカルボニルオキシ、C−Cアルコキシカルボニルオキシ、置換C−Cアルコキシカルボニルオキシ(ここで、アルキルの置換基はメチル、エチル、イソプロピルおよびヘキシルから成る群から選択される)、フェノキシカルボニルオキシ、置換フェノキシカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、C−Cアルキルチオ、置換C−Cアルキルチオ(ここで、アルキルの置換基はヒドロキシおよびフタルイミドから選択される)、C−Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニルおよび置換フェニルスルホニル(ここで、フェニルの置換基はフッ素、塩素、C−Cアルコキシまたはトリフルオロメチルから選択される)から成る群から選択される]
    である}
    で表される化合物またはこれの薬学的に受け入れられる塩を製造する方法であって、
    Figure 2005504004
    式(XI)[式中、LおよびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される]で表される化合物をpHが約7未満の酸性条件下で環化させることで、相当する式(XII)で表される化合物を生じさせ、
    Figure 2005504004
    前記式(XII)で表される化合物をPOBr、PBr、またはPBrとBrの混合物と反応させることで、相当する式(XIII)で表される化合物を生じさせ、
    Figure 2005504004
    前記式(XIII)で表される化合物を式(XIV)で表される化合物と反応させてそれの臭素を置換することで、相当する式(I)で表される化合物を生じさせる、
    ことを含んで成る方法。
  3. 式(I)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、
    Figure 2005504004
    [ここで、
    pは0から9の整数であり、
    Xは、水素、ヒドロキシ、ビニル、置換ビニル(ここで、1つ以上の置換基はフッ素または塩素から選択される)、エチニル、置換エチニル(ここで、置換基はフッ素または塩素から選択される)、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル(ここで、アルキルの置換基はC−Cアルコキシ、トリハロアルキル、フタルアミドまたはアミノの中の1つ以上から選択される)、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、置換C−Cアルコキシ(ここで、アルキルの置換基はフタルイミドまたはアミノから選択される)、フタルイミドオキシ、フェノキシ、置換フェノキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニル、置換フェニル(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル(ここで、アリールの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アリールヒドロキシC−Cアルキルアミノ、C−Cアルキルアミノ、ジ(C−Cアルキル)アミノ、ニトリル、オキシム、ベンジルオキシイミノ、C−Cアルキルオキシアミノ、フタルイミド、スクシニミド、C−Cアルキルカルボニルオキシ、フェニルカルボニルオキシ、置換フェニルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、フェニルC−Cアルキルカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、アミノカルボニルオキシ、C−Cアルキルアミノカルボニルオキシ、ジ(C−Cアルキル)アミノカルボニルオキシ、C−Cアルコキシカルボニルオキシ、置換C−Cアルコキシカルボニルオキシ(ここで、アルキルの置換基はメチル、エチル、イソプロピルおよびヘキシルから成る群から選択される)、フェノキシカルボニルオキシ、置換フェノキシカルボニルオキシ(ここで、フェニルの置換基はC−Cアルキル、フッ素、塩素またはC−Cアルコキシから選択される)、C−Cアルキルチオ、置換C−Cアルキルチオ(ここで、アルキルの置換基はヒドロキシおよびフタルイミドから選択される)、C−Cアルキルスルホニル、フェニルスルホニルおよび置換フェニルスルホニル(ここで、フェニルの置換基はフッ素、塩素、C−Cアルコキシまたはトリフルオロメチルから選択される)から成る群から選択される]
    である}
    で表される化合物またはこれの薬学的に受け入れられる塩を製造する方法であって、
    Figure 2005504004
    式(XII)で表される化合物をPOBr、PBr、またはPBrとBrの混合物と反応させることで、相当する式(XIII)で表される化合物を生じさせ、
    Figure 2005504004
    前記式(XIII)で表される化合物を式(XIV)で表される化合物と反応させてそれの臭素を置換することで、相当する式(I)で表される化合物を生じさせる、
    ことを含んで成る方法。
  4. が4−フルオロフェニルであり、Rが4−ピリジルであり、Rが3−フェニルプロピルでありそしてR
    Figure 2005504004
    である請求項1記載の方法。
  5. が4−フルオロフェニルであり、Rが4−ピリジルであり、Rが3−フェニルプロピルでありそしてR
    Figure 2005504004
    である請求項3記載の方法。
  6. 前記式(XII)で表される化合物をテトラメチレンスルホン中でPOBrと反応させる請求項1記載の方法。
  7. 前記式(XII)で表される化合物をテトラメチレンスルホン中でPOBrと反応させる請求項3記載の方法。
  8. 前記式(XII)で表される化合物をPOCl中でPBrとBrが約1:1の混合物と反応させる請求項1記載の方法。
  9. 前記式(XII)で表される化合物をPOCl中でPBrとBrが約1:1の混合物と反応させる請求項3記載の方法。
  10. 式(XI)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、そして
    およびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される}
    で表される化合物。
  11. 式(XII)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、そして
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択される}
    で表される化合物。
  12. 式(XI)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、そして
    およびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される}
    で表される化合物を製造する方法であって、
    Figure 2005504004
    式(VIII)[式中、LおよびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される]で表される化合物を式(X)で表される化合物と反応させることで、相当する式(XI)で表される化合物を生じさせる、
    ことを含んで成る方法。
  13. 式(XII)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、そして
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択される}
    で表される化合物を製造する方法であって、
    Figure 2005504004
    式(XI)[式中、LおよびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される]で表される化合物をpHが約7未満の酸性条件下で環化させることで、相当する式(XII)で表される化合物を生じさせる、
    ことを含んで成る方法。
  14. 式(XIII)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、そして
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択される}
    で表される化合物を製造する方法であって、
    Figure 2005504004
    式(XII)で表される化合物をPOBr、PBr、またはPBrとBrの混合物と反応させることで、相当する式(XIII)で表される化合物を生じさせる、
    ことを含んで成る方法。
  15. 式(XI)
    Figure 2005504004
    {式中、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、
    は、フェニル、置換フェニル(ここで、置換基はC−Cアルキル、ハロゲンまたはトリフルオロメチルから選択される)およびヘテロアリール(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有しそして場合によりC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択され、
    は、水素、アリールC−Cアルキル、置換アリールC−Cアルキル[ここで、アリールの置換基は独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキルアミノまたはジ(C−Cアルキル)アミノの中の1つ以上から選択される]、フタルイミドC−Cアルキル、スクシニミドC−Cアルキル、C−CアルキルカルボニルC−Cアルキル、アリールオキシカルボニルC−CアルキルおよびヘテロアリールC−Cアルキル(ここで、ヘテロアリールは環原子を5から6個含有する)から成る群から選択され、そして
    およびLは、独立して、C−CアルキルおよびC−Cアラルキルから成る群から選択されるか、或はLとLが一緒になって−CH−CH−(場合により1から4個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)および−CH−CH−CH−(場合により1から6個のC−Cアルキルで置換されていてもよい)から成る群から選択される}
    で表される化合物を製造する方法であって、
    Figure 2005504004
    式(VIII)で表される化合物を式(XV)で表される化合物と反応させることで、相当する式(XI)で表される化合物を生じさせる、
    ことを含んで成る方法。
  16. 式(II)
    Figure 2005504004
    で表される化合物の結晶形態であって、下記のx線粉末回折ピーク:
    Figure 2005504004
    を含んで成る結晶形態。
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