JP2005503979A - エレベータドア用の小型駆動部 - Google Patents
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B13/00—Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
- B66B13/02—Door or gate operation
- B66B13/06—Door or gate operation of sliding doors
- B66B13/08—Door or gate operation of sliding doors guided for horizontal movement
Abstract
本発明は、小型駆動装置、具体的には、減速装置とモータとによるユニットが使用された、エレベータかごドアの平行移動用の駆動装置、と、エレベータかごに取り付けられたドアのサポートリンテルと、に関する。ドアと接続したドア上側サポートリンテル内で駆動するベルトによって、ドアを平行に開閉させる形式のエレベータかごドア小型駆動装置は、隣接した位置に設けられた減速装置と一体となる、フラット直流電動モータと、比較的に大きな直径を有し、かつ減速装置の幅の少なくとも一部を収容するように適合した、駆動プーリと、を備える。これにより、上側リンテル内に設けられる、バックギア付モータとプーリとから構成されるユニット、の幅を狭めることが可能となる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型駆動装置、具体的には、フラット電動モータとこれと一体となる減速装置とが使用された、エレベータかごドアを平行に開閉させる形式の小型駆動装置、と、組み付けられたエレベータかごドアのサポートリンテルと、に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータかごドアの一般的な駆動装置は、エレベータかごのルーフ上に突き出ており、比較的に大きなスペースが要求されている。これにより、かご容積は制限され、かご上部と要求される残りのスペースとのために、エレベータ昇降路をより高く取らなければならない場合がある。さらに、システム故障時においては、メンテナンスは、かごルーフ上で行う必要がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、上述の欠点を解消することを目的とし、エレベータかごドア用の小型駆動装置を提供する。この小型駆動装置は、ドア平行開閉式であって、ドアに接続し、かつドア上側サポートリンテル内で駆動するベルトを用いて実現する。本発明は、隣接した位置に減速装置を伴ったフラット直流電動モータと、比較的に大きな直径を有し、かつ上記のバックギア付モータとともに構成するユニットの幅を小さくするために該減速装置の幅の少なくとも一部を収容するように適合した、駆動プーリと、を備えることを特徴とする。上記のバックギア付モータとプーリとのユニットは、サポートリンテル内側の上側サポートリンテルに取り付けられる。
【0004】
フラットモータと一体となる上記減速装置は、好適には、ハーモニック型、サイクロイド型、もしくは外サイクロイド型、であり、プーリの内側に完全に収容されるような小さな寸法を有している。
【0005】
上記の電動モータは、回転電機子ディスクを備え、かつ摺動接触コレクタが該ディスク上を摺動することにより直流低電圧(24ボルト)が供給される、フラットモータである。
【0006】
上記ディスクは、回転による小さな慣性を有するため、減速装置の減速比を大幅に下げることが可能となり、特にドアを急に止めたときには、許容変動慣性の限界である1/50まで、その比を下げることが可能となる。
【0007】
好適には、モータと、駆動プーリ内に搭載された減速装置とは、周囲のハウジング、望ましくは、サポートプレートによって、リンテルに取り付けられ、かつ、リンテル両側に設けられる。
【0008】
モータ、減速装置、プーリ、の厚さは、リンテルの外側に突き出すことのないように、サポートリンテルの幅より小さいか、もしくは同等の値、具体的には、110mmである。
【0009】
モータは、電気的な安全性が増すように、電圧が、低い値、具体的には、24ボルトより低いか、もしくは同等の値、に維持されるように、障害があるとき、もしくは、加速段階に、変化する、電圧と電流の大きさと、トルク、特に、移動の終期のトルク、とに応じて変化する、速度とトルクとを制御する制御ブロックにより、一般的な方法で駆動する。
【0010】
制御ブロックと、これに対応する24ボルト主変圧器とは、突き出すことなくリンテル内に収容される。
【0011】
比較的大きなプーリ直径は、同様に大きな、減速装置トルクと関連して、適切な速度でのドアの駆動を可能とする。
【0012】
上述の本発明に基づいて、突き出すことなく容易に取り付けられる同種のブロックが構成され、ステアヘッドからのメンテナンス作業を用意にし、かご内やリンテル外側のケース内の有効なスペースを増大させる、エレベータかごドアのサポートリンテル内に収容された小型駆動装置が得られる。
【0013】
加えて、上記のように配置したバックギア付モータは、駆動中は比較的に静かであり、その慣性は小さく、その動きは反転可能である。
【0014】
さらに、モータの位置に対して反対側のリンテルの端において、ドア駆動用ベルトを受け入れるアイドルプーリは、モータプーリと同一の形状をしており、リンテル上に固定された、ハウジングもしくはフレーム、に内に取り付けられる。
【0015】
加えて、予備24ボルト電池が、突き出しつまりほんの少しの突き出しもなく、リンテルの内側領域に組み込まれ得る。
【0016】
また、本発明は、フラット直流モータと、かつ隣接して配置した減速装置と、を備え、小さな寸法を有し、かつ、その駆動プーリが上記減速装置の幅の少なくとも一部を収容することになる、減速装置付電動モータユニットと、本発明の駆動装置に取り付けられるエレベータかごドア用サポートリンテルと、に関する。
【0017】
望ましくは、プーリは、減速装置、特に上記の、ハーモニック型、サイクロイド型、もしくは、外サイクロイド型、の減速装置、の全体を収容する。
【0018】
本発明の、上記の特徴および利点、その他の事項は、例示された本発明の態様についての以下の説明や、添付の図面を参照することによって、より容易に理解できるはずである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、2枚のエレベータかごドア1が中央で開く場合に適用した本発明の駆動装置を示す。この駆動装置は、かごドアの開閉形式が異なる場合であっても、同様に、適用できる。
【0020】
この駆動装置は、かごの上側部分に設けられた、かごドア1のサポートリンテル5に沿って延びた、ノッチ入りのベルト3を含む。このベルト3は、リンテル5の一端に設けられたモータプーリ7によって駆動され、該リンテルの他端に設けられたアイドルリターンプーリ9によって、該他端に受け取られる。ベルト3は、一方のドアにブラケットを取り付けることにより固定される、2つの隣接した末端部11、を備え、長手方向のループを形成する。他方のドアは、ベルトループのもう一つの端部に固定される。
【0021】
ドア1は、リンテル5の下側部分に設けられたレール17上を回転する、上側サポートローラ13と下側カウンタローラ15と、によって、水平方向(図3)に案内される。
【0022】
モータプーリ7は、フラット24ボルト低電圧直流電動モータ19によって駆動される。図2に示すように、このモータは、約3000rpmの高速度で回転する、回転電機子ディスク式の低トルク用モータ20である。ディスク20は、摺動接触コレクタ22によって、電力供給される。
【0023】
本実施例においては、固定子21は、リング状をなすように同軸上に、かつ、モータに対して横向きに、設けられた永久固定磁石により構成される。
【0024】
モータ19と、これと一体となる減速装置24とは、適宜に折り曲げられかつ両側をリンテル5の両側に固定された、所定のプレート23に同軸上に固定される。
【0025】
例示の減速装置24は、外サイクロイド型であり、具体的には、減速装置の減速比の範囲内で、具体的には、約3000rpmで回転するモータ速度の約1/40〜1/20の間の値となるように、ゆっくりとケージ26を駆動するように、モータにより軸方向に駆動され、かつ、中心点がケージ26の内側に留まりながら移動するように回転を行う、一組のローラ25を含む。本実施例の場合、ケージ26は、プーリ7内に形成され、軸方向に滑らかな、該プーリの内側クラウン部、を構成する。
【0026】
上記減速装置は、高性能でかつ静粛性があることに留意されたい。さらに、プーリの内側クラウン部26が、上記減速装置に好適に使用され得る。
【0027】
ハーモニック型もしくはサイクロイド型のその他の減速装置も、駆動しかつ軸方向にプーリに接続する、低速のクラウン部に対し回転するローラ、における同様な中心点移動の原理に基づいて機能する。
【0028】
標準的なホール効果による回転角度センサ29が、減速装置およびモータ、の中心シャフト27の反対側の端に設けられる。このホール効果角度センサ29は、ドアの位置命令や移動命令を制御するとともにドアの速度や相対位置を計算するために、ロータの相対位置が得られるような電子制御を可能とする。
【0029】
モータの直径とほぼ同等な外側直径を備えたモータプーリ7は、例えば、ハーモニック型もしくはサイクロイド型であって、かつ、小さな寸法である、減速装置24、を収容する。これにより、一般的な円筒形状をなす減速装置の厚さを、プーリ7の半分の厚さにまで小さくすることができ、かつ、特に、ハーモニック型の減速装置では、直径についても同様に小さくすることができる。従って、モータと、減速装置と、モータプーリ7と、により構成されたユニットの幅も小さくなり、具体的には、該ユニットを、突き出すことなくリンテルに取り付けられるように、該リンテルの深さである110mmとほぼ同等か、それ未満となる。
【0030】
モータ19は、リンテル内側に設けられかつ平行筒形の箱の形状をなす、制御ブロック31によって、電流が供給される。モータの制御は、電圧と電流の大きさ(電流密度)とに応じて変化する可変速度制御を伴い、低電圧値(24ボルト)、もしくは、該電圧値よりも低い電圧値、のもとで、一般的な方法で行われる。この制御ボックスは、ネットワークの電流とつながり、かつ、リンテルの内側に設けられた、低電圧(24ボルト)変圧器33、によって変圧された電流を受け取る。また、システム故障の場合に、かごドアを開放する緊急運転を実施し、閉じこめられた乗客を移動させるために、直接電力を供給できるように、予備電池35が、同様にリンテルの内側に取り付けられてもよい。
【0031】
モータプーリに対し反対側のリンテル端に取り付けられたアイドルプーリ9(図1)は、モータプーリ7と同様の形状をなしており、該リンテルの設けられたステアヘッドもしくはハウジング37に取り付けられる。
【0032】
これにより、リンテル上部位置において突き出すことなくリンテル内側に設けられた、プーリと、ドア駆動用ベルトと、制御・電力供給部と、を備えた、上記駆動装置は、相対的に完備しかつ同一機能を果たす、小型ユニットとなり、限定された数の構成要素だけで済む。
【0033】
このフラットモータでは、軽量のロータと、これと一体となる減速装置と、を使用しているため、慣性は比較的小さく、その動作は、ドアを押すのみで手動で反転できることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の駆動装置に設けられた、エレベータかごドアのサポートリンテルの斜視図。
【図2】本発明の駆動装置用の、モータと、減速装置と、駆動プーリと、からなるユニットの断面図。
【図3】本発明の駆動装置に設けられたリンテルの断面図。
【0001】
本発明は、小型駆動装置、具体的には、フラット電動モータとこれと一体となる減速装置とが使用された、エレベータかごドアを平行に開閉させる形式の小型駆動装置、と、組み付けられたエレベータかごドアのサポートリンテルと、に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータかごドアの一般的な駆動装置は、エレベータかごのルーフ上に突き出ており、比較的に大きなスペースが要求されている。これにより、かご容積は制限され、かご上部と要求される残りのスペースとのために、エレベータ昇降路をより高く取らなければならない場合がある。さらに、システム故障時においては、メンテナンスは、かごルーフ上で行う必要がある。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明は、上述の欠点を解消することを目的とし、エレベータかごドア用の小型駆動装置を提供する。この小型駆動装置は、ドア平行開閉式であって、ドアに接続し、かつドア上側サポートリンテル内で駆動するベルトを用いて実現する。本発明は、隣接した位置に減速装置を伴ったフラット直流電動モータと、比較的に大きな直径を有し、かつ上記のバックギア付モータとともに構成するユニットの幅を小さくするために該減速装置の幅の少なくとも一部を収容するように適合した、駆動プーリと、を備えることを特徴とする。上記のバックギア付モータとプーリとのユニットは、サポートリンテル内側の上側サポートリンテルに取り付けられる。
【0004】
フラットモータと一体となる上記減速装置は、好適には、ハーモニック型、サイクロイド型、もしくは外サイクロイド型、であり、プーリの内側に完全に収容されるような小さな寸法を有している。
【0005】
上記の電動モータは、回転電機子ディスクを備え、かつ摺動接触コレクタが該ディスク上を摺動することにより直流低電圧(24ボルト)が供給される、フラットモータである。
【0006】
上記ディスクは、回転による小さな慣性を有するため、減速装置の減速比を大幅に下げることが可能となり、特にドアを急に止めたときには、許容変動慣性の限界である1/50まで、その比を下げることが可能となる。
【0007】
好適には、モータと、駆動プーリ内に搭載された減速装置とは、周囲のハウジング、望ましくは、サポートプレートによって、リンテルに取り付けられ、かつ、リンテル両側に設けられる。
【0008】
モータ、減速装置、プーリ、の厚さは、リンテルの外側に突き出すことのないように、サポートリンテルの幅より小さいか、もしくは同等の値、具体的には、110mmである。
【0009】
モータは、電気的な安全性が増すように、電圧が、低い値、具体的には、24ボルトより低いか、もしくは同等の値、に維持されるように、障害があるとき、もしくは、加速段階に、変化する、電圧と電流の大きさと、トルク、特に、移動の終期のトルク、とに応じて変化する、速度とトルクとを制御する制御ブロックにより、一般的な方法で駆動する。
【0010】
制御ブロックと、これに対応する24ボルト主変圧器とは、突き出すことなくリンテル内に収容される。
【0011】
比較的大きなプーリ直径は、同様に大きな、減速装置トルクと関連して、適切な速度でのドアの駆動を可能とする。
【0012】
上述の本発明に基づいて、突き出すことなく容易に取り付けられる同種のブロックが構成され、ステアヘッドからのメンテナンス作業を用意にし、かご内やリンテル外側のケース内の有効なスペースを増大させる、エレベータかごドアのサポートリンテル内に収容された小型駆動装置が得られる。
【0013】
加えて、上記のように配置したバックギア付モータは、駆動中は比較的に静かであり、その慣性は小さく、その動きは反転可能である。
【0014】
さらに、モータの位置に対して反対側のリンテルの端において、ドア駆動用ベルトを受け入れるアイドルプーリは、モータプーリと同一の形状をしており、リンテル上に固定された、ハウジングもしくはフレーム、に内に取り付けられる。
【0015】
加えて、予備24ボルト電池が、突き出しつまりほんの少しの突き出しもなく、リンテルの内側領域に組み込まれ得る。
【0016】
また、本発明は、フラット直流モータと、かつ隣接して配置した減速装置と、を備え、小さな寸法を有し、かつ、その駆動プーリが上記減速装置の幅の少なくとも一部を収容することになる、減速装置付電動モータユニットと、本発明の駆動装置に取り付けられるエレベータかごドア用サポートリンテルと、に関する。
【0017】
望ましくは、プーリは、減速装置、特に上記の、ハーモニック型、サイクロイド型、もしくは、外サイクロイド型、の減速装置、の全体を収容する。
【0018】
本発明の、上記の特徴および利点、その他の事項は、例示された本発明の態様についての以下の説明や、添付の図面を参照することによって、より容易に理解できるはずである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は、2枚のエレベータかごドア1が中央で開く場合に適用した本発明の駆動装置を示す。この駆動装置は、かごドアの開閉形式が異なる場合であっても、同様に、適用できる。
【0020】
この駆動装置は、かごの上側部分に設けられた、かごドア1のサポートリンテル5に沿って延びた、ノッチ入りのベルト3を含む。このベルト3は、リンテル5の一端に設けられたモータプーリ7によって駆動され、該リンテルの他端に設けられたアイドルリターンプーリ9によって、該他端に受け取られる。ベルト3は、一方のドアにブラケットを取り付けることにより固定される、2つの隣接した末端部11、を備え、長手方向のループを形成する。他方のドアは、ベルトループのもう一つの端部に固定される。
【0021】
ドア1は、リンテル5の下側部分に設けられたレール17上を回転する、上側サポートローラ13と下側カウンタローラ15と、によって、水平方向(図3)に案内される。
【0022】
モータプーリ7は、フラット24ボルト低電圧直流電動モータ19によって駆動される。図2に示すように、このモータは、約3000rpmの高速度で回転する、回転電機子ディスク式の低トルク用モータ20である。ディスク20は、摺動接触コレクタ22によって、電力供給される。
【0023】
本実施例においては、固定子21は、リング状をなすように同軸上に、かつ、モータに対して横向きに、設けられた永久固定磁石により構成される。
【0024】
モータ19と、これと一体となる減速装置24とは、適宜に折り曲げられかつ両側をリンテル5の両側に固定された、所定のプレート23に同軸上に固定される。
【0025】
例示の減速装置24は、外サイクロイド型であり、具体的には、減速装置の減速比の範囲内で、具体的には、約3000rpmで回転するモータ速度の約1/40〜1/20の間の値となるように、ゆっくりとケージ26を駆動するように、モータにより軸方向に駆動され、かつ、中心点がケージ26の内側に留まりながら移動するように回転を行う、一組のローラ25を含む。本実施例の場合、ケージ26は、プーリ7内に形成され、軸方向に滑らかな、該プーリの内側クラウン部、を構成する。
【0026】
上記減速装置は、高性能でかつ静粛性があることに留意されたい。さらに、プーリの内側クラウン部26が、上記減速装置に好適に使用され得る。
【0027】
ハーモニック型もしくはサイクロイド型のその他の減速装置も、駆動しかつ軸方向にプーリに接続する、低速のクラウン部に対し回転するローラ、における同様な中心点移動の原理に基づいて機能する。
【0028】
標準的なホール効果による回転角度センサ29が、減速装置およびモータ、の中心シャフト27の反対側の端に設けられる。このホール効果角度センサ29は、ドアの位置命令や移動命令を制御するとともにドアの速度や相対位置を計算するために、ロータの相対位置が得られるような電子制御を可能とする。
【0029】
モータの直径とほぼ同等な外側直径を備えたモータプーリ7は、例えば、ハーモニック型もしくはサイクロイド型であって、かつ、小さな寸法である、減速装置24、を収容する。これにより、一般的な円筒形状をなす減速装置の厚さを、プーリ7の半分の厚さにまで小さくすることができ、かつ、特に、ハーモニック型の減速装置では、直径についても同様に小さくすることができる。従って、モータと、減速装置と、モータプーリ7と、により構成されたユニットの幅も小さくなり、具体的には、該ユニットを、突き出すことなくリンテルに取り付けられるように、該リンテルの深さである110mmとほぼ同等か、それ未満となる。
【0030】
モータ19は、リンテル内側に設けられかつ平行筒形の箱の形状をなす、制御ブロック31によって、電流が供給される。モータの制御は、電圧と電流の大きさ(電流密度)とに応じて変化する可変速度制御を伴い、低電圧値(24ボルト)、もしくは、該電圧値よりも低い電圧値、のもとで、一般的な方法で行われる。この制御ボックスは、ネットワークの電流とつながり、かつ、リンテルの内側に設けられた、低電圧(24ボルト)変圧器33、によって変圧された電流を受け取る。また、システム故障の場合に、かごドアを開放する緊急運転を実施し、閉じこめられた乗客を移動させるために、直接電力を供給できるように、予備電池35が、同様にリンテルの内側に取り付けられてもよい。
【0031】
モータプーリに対し反対側のリンテル端に取り付けられたアイドルプーリ9(図1)は、モータプーリ7と同様の形状をなしており、該リンテルの設けられたステアヘッドもしくはハウジング37に取り付けられる。
【0032】
これにより、リンテル上部位置において突き出すことなくリンテル内側に設けられた、プーリと、ドア駆動用ベルトと、制御・電力供給部と、を備えた、上記駆動装置は、相対的に完備しかつ同一機能を果たす、小型ユニットとなり、限定された数の構成要素だけで済む。
【0033】
このフラットモータでは、軽量のロータと、これと一体となる減速装置と、を使用しているため、慣性は比較的小さく、その動作は、ドアを押すのみで手動で反転できることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の駆動装置に設けられた、エレベータかごドアのサポートリンテルの斜視図。
【図2】本発明の駆動装置用の、モータと、減速装置と、駆動プーリと、からなるユニットの断面図。
【図3】本発明の駆動装置に設けられたリンテルの断面図。
Claims (8)
- 容易な取り付けと、ステアヘッドからのメンテナンス作業のアクセスと、が可能となるように、かつ、かご内およびケース内のリンテル外側、の有効スペースを増大するように、突き出しなく同種のブロックを構成することができるように設計された、エレベータかごドア用のサポートリンテルであって、
かつ、
上記サポートリンテルは、ドア駆動用の小型装置を備え、
上記装置は、ドア(1)と接続し、かつドア上側サポートリンテル(5)内で駆動するベルト(3)によりドア(1)を平行に開閉させる形式のものであって、かつ、隣接した位置に設けられた減速装置(24)と一体となった、フラット直流電動モータ(19)と、比較的大きな直径を有し、かつ、バックギア付モータ(19,24)とともに構成するユニットの幅を狭めるために、上記減速装置(24)の幅の少なくとも一部を収容するように適合した、駆動プーリ(7)と、を備え、かつ、
上記バックギア付モータ(19,24)と上記プーリ(7)とのユニットが、上側リンテル(5)内側となるよう該上側リンテル(5)に取り付けられ、かつ、
上記モータ(19)と上記減速装置(24)と上記プーリ(7)とにより構成されたユニットの厚さが、該ユニットが上記サポートリンテル(5)の外側に突き出さないように、該サポートリンテル(5)の幅より小さいか、もしくは、同等の大きさとなることを特徴とする、サポートリンテル。 - 上記フラットモータ(19)と一体となる上記減速装置(24)が、ハーモニック型、サイクロイド型、もしくは、外サイクロイド型、であって、かつ、上記プーリ(7)内側に完全に収容されるように小さな寸法となることを特徴とする請求項1に記載のサポートリンテル。
- 上記電動モータ(19)が、回転電機子ディスク(20)を備え、かつ、該電機子ディスク(20)上を摺動する接触ブラシコレクタ(22)によって直流低電圧(24ボルト)が供給される、フラットモータであり、かつ、
上記ディスクは、回転による慣性が小さいことを特徴とする請求項1または2に記載のサポートリンテル。 - モータ(19)と、駆動プーリ(7)に接続した減速装置(24)と、が、周囲のハウジング、望ましくは、上記のそれぞれの要素がその両側に設けられるサポートプレート(23)、によってリンテル(5)に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサポートリンテル。
- 電気的な安全性を増すように、電圧を24ボルトより低くもしくは同等の値に維持できるように、障害があるときや、加速する段階において、変化する、電圧と電流の大きさと、特に、運行トルクの終値と、に応じて変化する、速度とトルクとを制御する一般的な制御ブロック(31)によって、モータ(19)が駆動されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のサポートリンテル。
- 上記制御ブロック(31)と、これに対応する24ボルト主変圧器(33)とが、突き出すことなく上記リンテル(5)内に収容されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のサポートリンテル。
- モータ(19)の位置に対し反対側のリンテル(5)端部において、ドア駆動用ベルト(3)を受け入れる、アイドルプーリ(9)が、上記リンテルに取り付けられた、ハウジング(37)もしくはフレーム、の内側に設けられ、かつ、
該プーリ(9)は、モータプーリと同一の形状をなすことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のサポートリンテル。 - 24ボルト予備電池(35)が、突き出すことなく、もしくは、若干突き出して、上記リンテル(5)の内側領域に収容され得ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のサポートリンテル。
Applications Claiming Priority (2)
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