JP2005500441A - ベースウエブを用いずにエアレイド水流絡合繊維ウエブを製作する方法およびプラント - Google Patents

Abstract

セルロース繊維、または合成繊維、または合成繊維と混合されたセルロース繊維のエアレイド不織ウエブを製造するためのプラントは、繊維フラッフを形成ワイヤ（３）上の層の中に配置するための、少なくとも１つのエアレイセクション（１）と、繊維がワイヤを貫通することを防止するために十分に小さいメッシュ数を有する第３のワイヤ（１６；３０）に繊維フラッフの層を搬送するための上に位置する第２のワイヤ（１２）と、水ジェットを第３のワイヤ（１６）上の繊維フラッフに向かって噴出し、これによって、繊維フラッフを水流絡合して凝集ウエブにするための少なくとも１つのノズル（２４；２５）とを備える。
【選択図】図１

Description

【０００１】
本発明は、繊維を水流絡合（ｈｙｄｒｏｅｎｔａｎｇｌｅ）して凝集ウエブ（ｃｏｈｅｒｅｎｔ ｗｅｂ）にすることによって取得される構造を有する、セルロース繊維、または合成繊維、または合成繊維と混合されたセルロース繊維のエアレイド不織ウエブ、およびこのようなウエブを製作するための方法およびプラントに関する。
【０００２】
この種類の水流絡合ウエブは、使い捨ての不織布製品を製造するために多く用いられている。これらの製品に挙げられ得るのは、
女性用生理用品のための吸収性芯材
失禁用品
オムツ
卓上ナプキン
ベッド保護シーツ
ふき取り用の布および
タオル
である。
【０００３】
水流絡合プロセス（ｈｙｄｒｏｅｎｔａｎｇｌｉｎｇ ｐｒｏｃｅｓｓ）において、例えば、１００ｂａｒの高さの圧力を受けて、それ自体、形成ヘッドによりエアレイされた繊維フラッフ（ｆｉｂｒｅ ｆｌｕｆｆ）の層に向かって、複数のノズルを通って水ジェットが噴出される。水流絡合プロセスにおいて、繊維フラッフは、従来、ベースウエブによって支持され、次に、ワイヤによって支持される。
【０００４】
ベースウエブは、水ジェットからの重負荷に耐えるのに十分な強度を有する必要があり、従って、通常、合成繊維で製造される。
【０００５】
いくつかの場合、ベースウエブは、スパンボンド／メルトブロー（ＳＭＭＳ）ウエブの形態で形成ヘッドに供給され得るが、通常、このベースウエブは、この繊維フラッフの水流絡合において、エアレイド繊維フラッフのベースとして用いられる前に、水流絡合および乾燥されたカーディングされた繊維の形態である。
【０００６】
合成繊維材料のカーディングは、比較的ゆっくりとしたプロセスであるため、プラント全体の生産速度を制限する原因となる。
【０００７】
さらに、合成繊維の価格は、例えば、セルロース繊維の約３倍であり得る。従って、ベースウエブは、多少、費用がかかる。
【０００８】
６０ｇ／ｍ^２の完成したウエブは、通常、３０ｇ／ｍ^２のセルロース繊維層が供給された３０ｇ／ｍ^２のベースウエブを含む。このようなウエブは、高価な合成繊維が吸収プロセスに関与しないか、またはごくわずかにしか関与しないため、高い価格であるのに対して吸収特性が悪い。
【０００９】
従来のウエブの全重量は、通常、２０〜６０ｇ／ｍ^２であり、１０〜３０ｇ／ｍ^２のベースウエブ、および１０〜３０ｇ／ｍ^２のエアレイドセルロース繊維および／またはセルロース繊維、および１０〜３０ｇ／ｍ^２の合成繊維を含む。ウエブは、比較的薄く、例えば、０．５〜０．６ｍｍである。
【００１０】
本発明の１つの目標は、導入部の段落で述べられたような水流絡合繊維ウエブを提供することであり、このウエブは、あまり高価でなく、これまで知られているよりも良好な吸収特性を有する。
【００１１】
本発明の別の目的は、２０〜２０００ｇ／ｍ^２の重量を有する、導入部の段落で述べられたような水流絡合繊維ウエブを提供することである。
【００１２】
本発明のさらなる目的は、あまり高価でなく、かつこれまで知られているよりも良好な吸収特性を有するウエブを製造するための、導入部の段落で述べられたような方法およびプラントを提供することである。
【００１３】
さらに、本発明のさらなる目的は、２０〜２０００ｇ／ｍ^２の重量を有するウエブを製造するための、導入部の段落で述べられたような方法およびプラントを提供することである。
【００１４】
本発明による、安価かつ良好に吸収するウエブは、ベースウエブを用いずに製造され、従って、セルロース繊維のみを含む場合に取得される。このセルロース繊維は、必要に応じて、ウエブを強化するために合成繊維と混合され得る。
【００１５】
このようなウエブは、本発明による方法およびプラントによって、繊維フラッフを形成ワイヤ上でエアレイドして層にし、この繊維フラッフの層を、上に位置する第２のワイヤによって、繊維がワイヤの中を貫通することを防止するために十分に小さいメッシュ数を有する第３のワイヤに搬送し、および、水ジェットを第３のワイヤ上の繊維フラッフに向かって噴出し、これによって、繊維フラッフを水流絡合して凝集ウエブにする。
【００１６】
好適には、繊維フラッフが絡合される第３のワイヤのメッシュ数は、少なくともそのワイヤの上部にて３８〜５８メッシュであり得る。
【００１７】
本発明により、このようにして製造されたウエブは、次のプロセス工程において、さらなる有利な特性が付与され、および、例えば、２０００ｇ／ｍ^２までの重量を取得し得る。
【００１８】
本発明は、以下において、かなり詳細に説明され、ここで、さらなる有利な特性および例示にすぎない実施形態が、図面を参照して説明される。
【００１９】
図に示された実施形態は、すべて、主に、形成ワイヤ３の上に配置された形成ヘッド２、および形成ワイヤの下に配置された吸引ボックス４からなる形成ステーション１を含む。
【００２０】
形成ワイヤは、動作中、４つのロール５の周囲を矢印で示された方向に走行する。吸引ボックス４と接続された第１の吸引ファン６および第２の吸引ファン７によって形成ワイヤ上に圧力差が生成される。
【００２１】
繊維の供給源（図示せず）からの繊維は、チャネル８を介して、空気流の中で、形成ヘッドに輸送される。この繊維は、圧力差によって、繊維フラッフの層の形態で形成ワイヤ上に配置される。
【００２２】
繊維フラッフは、通常、１０〜５０μの小さい繊維粒子である微粉を含む。これらの微粉は、次に続く水流絡合プロセスを困難かつ高価にし、さらに、完成したウエブの品質を低下させる傾向がある。
【００２３】
従って、本発明による形成ステーションは、形成ステーションでのエアレイプロセスにおいて、微粉のうちの少なくともほとんどが繊維フラッフから除去されるように構成される。
【００２４】
この有利な効果は、主に、繊維フラッフに含まれる微粉のみが形成ワイヤを通過するように、形成ワイヤのメッシュ数、および形成ヘッドと吸引ボックスとの間の圧力差を選択することによって取得される。
【００２５】
形成ワイヤのメッシュ数は、より具体的には、約１４〜３０メッシュであり、他方、従来の形成ワイヤのメッシュ数は、通常、約３１〜３８メッシュである。
【００２６】
本発明による粗目の形成ワイヤは、圧力差を、従来の約１８０〜２７０ｍｍの水頭値から約８０〜１５０ｍｍの水頭値に低減する。
【００２７】
これによって、フラッフは、軽くてソフトな層の状態で形成ワイヤ上に配置される。この軽くてソフトな層は、フラッフおよび形成ワイヤを通って流れる空気によって、微粉は運ばれるが、繊維は運ばれない程度の低速の空気流によって容易に吹き飛ばされる（ｂｌｏｗ ｔｈｒｏｕｇｈ）。
【００２８】
フィルタ９は、微粉を空気流から除去するために、第１の吸引ファン６と第２の吸引ファン７との間に構成される。除去された微粉は、袋１０または同様のデバイスに収集される。
【００２９】
清浄化されたフラッフは、この場合、２つの圧縮ロール１１間で圧縮され、その上に位置する第２のワイヤ１２の上で、吸引ファン１４と接続された吸引ボックス１３によって吸引される。第２のワイヤ１２は、動作中、４つのロール１５の周囲を矢印で示された方向に走行する。
【００３０】
清浄化されかつ圧縮されたフラッフは、第２のワイヤによって、動作中、４つのロール１７の周囲を矢印で示された方向に走行する第３のワイヤ１６に搬送される。第３のワイヤ１６の下に設けられた吸引ボックス１８は、吸引ファン１９と接続される。
【００３１】
上に位置する第４のワイヤ２０は、第３のワイヤ１６から延びている。第４のワイヤ上に設けられた吸引ボックス２１は、吸引ファン２２と接続される。第４のワイヤ２０は、動作中、第４のロール２３の周囲を矢印で示された方向に走行する。
【００３２】
第３のワイヤ１６の上には、吸引ボックス１８の領域に、水流絡合ノズル２４の第１のセットが配置される。水流絡合ノズル２５の別のセットは、吸引ボックス２１の領域にて、第４のワイヤ２０の下方に配置される。
【００３３】
動作中、水ジェットは、例えば、１００ｂａｒの圧力を受けて、ノズル２４および２５の２つのセットを通って、第３のワイヤおよび第４のワイヤ上の清浄化かつ圧縮されたフラッフに向かってそれぞれ噴出される。フラッフは、これによって、絡合されて凝集ウエブになる。
【００３４】
水用ノズルの第２のセットは、第３のワイヤ上のウエブの下流に向かって水ジェットを噴出することによって、ウエブを第３のワイヤから浮かせる（ｌｏｏｓｅ）。これは、水用ノズルの第２のセットによって水流絡合が実行され、さらに、同時に、ウエブをワイヤから浮かせることを意味する。
【００３５】
エアノズルからの空気ジェットは、代替的に、ウエブをワイヤから浮かせるために用いられ得る。
【００３６】
フラッフは、この場合、両側から水流絡合される。あるいは、フラッフは、例えば、上側のみ等、片側のみから水流絡合され得る。
【００３７】
水流絡合プロセスは、それ自体公知である。しかしながら、従来、水流絡合は上流から実行され、ここで、繊維フラッフは、通常、カード合成繊維で形成されるベースウエブによって支持される。このベースウエブは、通常、水流絡合および乾燥されてから、水流絡合プロセスにて用いられる。
【００３８】
カーディングプロセスは、プラント全体の可能な生産速度を低減するが、合成繊維の価格が多少高い。従って、ベースウエブが高価であり、さらに、合成繊維が吸収プロセスにごくわずかにしか関与しないため、吸収特性が悪い。
【００３９】
これらの不利な点に対処するために、第３のワイヤ１６および第４のワイヤ２０は、繊維がワイヤの中を貫通することを防止するために十分に小さいメッシュ数で形成される。より具体的には、メッシュ数は、３８〜５８メッシュであり、他方、従来の水流絡合ワイヤのメッシュ数は、２５〜３５メッシュである。
【００４０】
水流絡合プロセスは、このような細いワイヤを用いることによって、ここで、従来のベースウエブを用いずに実行される。その結果、意外にも、優れた吸収特性を有する水流絡合ウエブが、有利にも、非常に安値で製作され得る。
【００４１】
ウエブを水流絡合する間、ノズル２４および２５を通って流れる水の速度は非常に速い。水が無駄に流れることを避けるために、水は、再利用されるように再循環させて（図示せず）ノズルに戻される。
【００４２】
従来、フラッフは微粉を含み、この微粉は、水流絡合されたフラッフを通って流れる水の中に分散される。再利用される水の中に分散された微粉は、細いノズルの中に貼り付く傾向がある。これは、その後、機能を停止させ、その結果、プラント全体にとって費用がかかるストップダウンを引き起こす。
【００４３】
従って、用いられた水が再循環してノズルに戻される前に、微粉は、フィルタを用いてこの水から除去される。微粉のように小さい粒子のフィルタリングは、複数のフィルタリング工程を有する高価かつ複雑なフィルタを必要とする。従って、このようなフィルタを使用すると費用がかかる。
【００４４】
従来の水流絡合技術の上述の不利な点は、本発明により、すでに形成ステーションにおいて、上述の方法でフラッフから微粉を除去することによって対処される。
【００４５】
しかしながら、いくつかの用途については、フラッフ内の微粉をウエブ内に残しておくことが所望される。この場合、形成ステーションにおけるプロセスは、従来の方法で実行される。これは、繊維フラッフから微粉を分離しないことを意味する。
【００４６】
湿式水流絡合ウエブは、第５のワイヤ２６に搬送された第４のワイヤ２０によるものである。この第５のワイヤは、動作中、第４のロール２７の周囲を矢印で示された方向に走行する。第５のワイヤ上で、ウエブは、例えば、オーブン２８または同様の熱源を通過することによって乾燥される。
【００４７】
最後に、完成したウエブは、リール２９に巻き付けられる。
【００４８】
図２は、図１に示されるプラントの実施形態の変形を示し、同一のコンポーネントは、同じ参照符号で表示される。
【００４９】
フラッフは、この場合、ノズル２４の第１のセットによって、ワイヤ１６の上流からのみ水流絡合される。
【００５０】
このウエブは、その後、４つのロール３１が矢印によって示される方向に走行する第４のワイヤ３０に搬送される。第４のワイヤ３０上で、ウエブの第２の面が上方に向けられ、ノズル２５の第２のセットによって水流絡合される。
【００５１】
第４のワイヤ３０の下方に、吸引ファン３３に接続される吸引ボックス３２が配置される。
【００５２】
湿式水流絡合ウエブは、動作中、４つのロール３５の周囲を矢印で示された方向に走行する第５のワイヤ３４に搬送される。第５のワイヤ上で、ウエブは、例えば、オーブン３６または同様の熱源を通過することによって乾燥される。
【００５３】
乾燥されたウエブは、４つのロール３８にわたって矢印で示された方向に走行する第６のワイヤ３７上で、リール２９に搬送されて、このリールに巻き付けられる。
【００５４】
図３は、図１に示されるプラントの実施形態の別の変形を示し、同一のコンポーネントは、同じ参照符号で表示される。
【００５５】
水流絡合および乾燥されたウエブは、この場合、動作中、４つのロール４０の周囲を矢印で示された方向に走行する第６のワイヤ３９に搬送される。蒸気イジェクタ４１がウエブの上方に設けられ、ワイヤ３９の下方には、吸引ファン４３に接続された吸引ボックス４２が配置される。
【００５６】
第６のワイヤ３９において、ウエブ上の塵を結合するために、ウエブは、蒸気イジェクタ４１からの蒸気を用いて処理される。吸引ボックスによって生じた真空は、蒸気がウエブの表面に対して向けられることを確実にする。
【００５７】
ウエブは、リール２９に巻き付けられる前に、カレンダ４４を通る。このカレンダにて、ウエブが圧縮されて、おそらく所望のパターンで型押しされる。
【００５８】
図４は、図１に示されるプラントの実施形態の別の変形を示し、同一のコンポーネントは、同じ参照符号で表示される。
【００５９】
水流絡合および乾燥されたウエブは、この場合、動作中、４つのロール４６の周囲を矢印で示された方向に走行する第６のワイヤ４５に搬送される。ホットメルトアプリケータ４７がウエブの上方に設けられ、ワイヤ４５の下方には、吸引ファン４９に接続された吸引ボックス４８が配置される。
【００６０】
ホットメルトアプリケータ４７によって、ホットメルトプラスチックが第６のワイヤ上のウエブに付与される。例えば、セルロース繊維または合成繊維、または合成繊維と混合されたセルロース繊維等の不織ウエブ５０がリール５１からほどかれて、第６のワイヤ上のウエブ上の溶融プラスチックに付与され、これによって、最初に絡合されたウエブおよび不織ウエブの積層物を形成する。
【００６１】
リール２９に巻き付けられる前に、この積層物は、カレンダ４４を通り、ここで、ウエブが圧縮されて、おそらく、所望のパターンで型押しされる。
【００６２】
図５は、図１に示されるプラントの実施形態のさらに別の変形を示し、同一のコンポーネントは、同じ参照符号で表示される。
【００６３】
水流絡合および乾燥されたウエブは、この場合、動作中、４つのロール５３の周囲を矢印で示された方向に走行する第６のワイヤ５２に搬送される。ワイヤ５２の下方には、吸引ファン５５と接続された吸引ボックス５４が配置され、ワイヤの上方には、スパンボンド／メルトブロー繊維（ＳＭＭＳ）、複合繊維および／またはこれらの繊維の組み合わせの層を、第６のワイヤ上のウエブに付与するためのデバイス５６が設けられ、これによって、最初に水流絡合されたウエブおよびそれらの繊維の積層物を生成する。
【００６４】
リール２９に巻き付けられる前に、この積層物は、カレンダ４４を通り、ここで、ウエブが圧縮されて、おそらく、所望のパターンに型押しされる。
【００６５】
図６は、図１に示されるプラントの実施形態のさらなる変形を示し、同一のコンポーネントは、同じ参照符号で表示される。
【００６６】
水流絡合および乾燥されたウエブは、この場合、動作中、４つのロール５８の周囲を矢印で示された方向に走行する第６のワイヤ５７に搬送される。ワイヤ５７の下方には、吸引ファン６０と接続された吸引ボックス５９が配置され、ワイヤの上方には、例えば、ホットメルトアプリケーションによって、水流絡合ウエブと接着されて、これによって２つのウエブの積層物を形成するカードウエブ６２を製作するデバイス６１が設けられる。
【００６７】
リール２９に巻き付けられる前に、この積層物は、カレンダ４４を通り、ここで、ウエブが圧縮されて、おそらく、所望のパターンで型押しされる。
【００６８】
図７は、図６に示されるプラントの実施形態の変形を示し、同一のコンポーネントは、同じ参照符号で表示される。
【００６９】
この場合、図６のプラントには、不織ウエブ６４をさらに付与するためのデバイス６３が供給される。不織ウエブは、例えば、ホットメルトアプリケーションによって、水流絡合ウエブの下面と接着される。
【００７０】
図７に示されるプラントによって、もとの水流絡合ウエブ、水流絡合ウエブの上部のカードウエブ、および下部の不織ウエブを含む積層物が製作され得る。
【００７１】
不織ウエブ６４の代わりに、例えば、プラスチックが水流絡合ウエブの下面に付与され得るか、または不織ウエブおよびフィルムの両方が、水流絡合ウエブの下面に付与され得る。
【００７２】
図８は、図１に示されるプラントの実施形態のさらなる変形を示し、同一のコンポーネントは、同じ参照符号で示される。
【００７３】
水流絡合ウエブは、この場合、動作中、４つのロール６６が矢印で示された方向に走行する第５のワイヤ６５に搬送される。
【００７４】
第５のワイヤの上方には、バインダの第１の層を第５のワイヤ上の繊維ウエブの上面に付与するためのアプリケータ６７が設けられる。
【００７５】
ウエブは、その後、動作中、４つのロール６９の周囲を矢印で示された方向に走行する第６のワイヤ６８に搬送される。第５のワイヤ上で、ウエブは、オーブン７０または同様の熱源を通過することによって乾燥される。
【００７６】
第７のワイヤ７１は、ウエブの下の第２の面を上方に向けるために、第６のワイヤ６５の下流に配置される。ワイヤは、動作中、４つのロール７２の周囲を矢印で示された方向に走行する。
【００７７】
第７のワイヤ７１の上には、バインダの第１の層を第７のワイヤ上の繊維ウエブの第２の面に付与するための別のアプリケータ７３が設けられる。
【００７８】
ウエブは、その後、動作中、４つのロール７５の周囲を矢印で示された方向に走行する第８のワイヤ７４に搬送される。第８のワイヤ上で、ウエブは、例えば、オーブン７６または同様の熱源を通過させられることによって乾燥される。
【００７９】
ウエブ上のバインダは、４つのロール７８にわたって矢印で示された方向に走行する第９のワイヤ７７上で、例えば、オーブン７９または同様の熱源を通過することによって硬化され、その後、ウエブが、リールに巻き付けられるようにこのリール２９に搬送される。
【００８０】
本発明は、例を用いて、および８つの異なった実施形態によってこれまで説明された。これらの８つの実施形態は、当然、所望の構造および特性を有するウエブを製作するために、様々に組み合わせられ得る。
【００８１】
本発明による１実施形態において、ウエブは、水流絡合セルロース繊維のみを含む。このウエブは、優れた吸収特性を有し、さらに、セルロース繊維が低価格であるために、非常に低価格で製作され得る。
【００８２】
本発明の別の実施形態において、例えば、合成繊維がセルロース繊維と、および互いに接着されるように、ウエブを熱処理することによって強化するために、セルロース繊維は、合成繊維と混合される。
【００８３】
本発明による第３の実施形態において、ウエブは、水流絡合された合成繊維のみを含む。このウエブは、当然、製作するためには比較的高価であるが、いくつかの用途について（例えば、吸収特性が小さく非常に強いウエブが所望される場合等）は、ウエブの利点がこれを補償し得る。
【００８４】
本発明のさらなる実施形態において、ウエブの少なくとも１つの面にバインダが付与されて、この面の塵を取り除く。あるいは、ウエブは、塵を結合するために、蒸気によって処理される。
【００８５】
本発明による便宜上のウエブは、微粉をわずかにしか有さないか、または微粉を有さない構造を有する。
【００８６】
このようなウエブで製造された製品の例として、例えば、女性用生理用品、失禁用品、オムツ、ナプキン、ふき取り用の布およびタオル等の使い捨て不織布製品が挙げられ得、これらは、すべて、良好な吸収特性を有する必要があり、好適には、さらに、低価格を有する必要がある。
【００８７】
このような製品に用いられるウエブは、通常、約２０〜８０ｇ／ｍ^２の重量を有し、かつ、通常、カレンダ仕上げされる。
【００８８】
しかしながら、本発明によるプラントおよび方法を用いることによって、例えば、２０００ｇ／ｍ^２までの重量を有するウエブを製作することが可能である。
【００８９】
本発明の１実施形態において、重負荷ウエブは、水流絡合セルロース繊維または合成繊維、または合成繊維と混合されたセルロース繊維のみを含む。
【００９０】
他の実施形態において、水流絡合ウエブは、異なった種類の他の層と積層される。
【００９１】
このような他の層の例として、水流絡合ウエブの少なくとも一方の面上のプラスチックのホットメルト層、および溶融プラスチック上の少なくとも１つの不織ウエブが挙げられ得る。
【００９２】
別の例において、他の層は、メルトブロー繊維（ＳＭＭＳ）または複合繊維および／またはこれらの組み合わせの少なくとも１つの層をウエブの少なくとも１つの面に含む。
【００９３】
第３の例において、他の層は、ウエブの少なくとも１つの面にカードウエブを含む。
【００９４】
第４の例において、他の層は、少なくとも１つのカードウエブをウエブの少なくとも１つの面に、および、例えば、プラスチックフィルムをウエブの少なくとも１つの面に含む。
【００９５】
上述の種類の重負荷ウエブは、通常、カレンダ仕上げされて、有利にも、例えば、段ボール、および断熱材料および／または遮音材料を製作するために用いられ得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】
図１は、本発明によるプラントの第１の実施形態の図である。
【図２】
図２は、本発明によるプラントの第２の実施形態の図である。
【図３】
図３は、本発明によるプラントの第３の実施形態の図である。
【図４】
図４は、本発明によるプラントの第４の実施形態の図である。
【図５】
図５は、本発明によるプラントの第５の実施形態の図である。
【図６】
図６は、本発明によるプラントの第６の実施形態の図である。
【図７】
図７は、本発明によるプラントの第７の実施形態の図である。
【図８】
図８は、本発明によるプラントの第８の実施形態の図である。

Claims (59)

1. セルロース繊維、または合成繊維、または合成繊維と混合されたセルロース繊維のエアレイド不織ウエブを製作する方法であって、
   形成ワイヤ（３）上で繊維フラッフをエアレイして層にする工程と、
   好適には、上に位置する第２のワイヤ（１２）によって、該繊維が該ワイヤの中を貫通することを防止するために十分に小さいメッシュ数を有する第３のワイヤ（１６；３０）に該フラッフの層を搬送する工程と、
   少なくとも１つの水ジェットを第３のワイヤ上の該フラッフに向かって噴出し、これによって、該フラッフを水流絡合して凝集ウエブにする工程と
   を包含する、方法。
2. 前記フラッフが水流絡合される、前記第３のワイヤ（１６；３０）の前記メッシュ数は、該ワイヤの少なくとも上部にて３８〜５８メッシュであることを特徴とする、請求項１に記載の方法。
3. 少なくとも１つの第１の水ジェットを、前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって噴出する工程を含む、請求項１または２に記載の方法。
4. 少なくとも１つの第１の水ジェットを、前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって噴出する工程と、
   少なくとも１つの第２の水ジェットを、該フラッフの下方を向く第２の面に向かって該第３のワイヤを介して噴出する工程と
   を包含する、請求項１または２に記載の方法。
5. 少なくとも１つの第１の水ジェットを、前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって噴出する工程と、
   少なくとも１つの第２の水ジェットを、上に位置する第４のワイヤ（２０）の下面で吸引される該フラッフの下方を向く第２の面に向かって噴出する工程と
   を包含する、請求項１または２に記載の方法。
6. 少なくとも１つの第１の水ジェットを、前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって噴出する工程と、
   前記ウエブの前記第２の面を、第４のワイヤ（３０）によって上方に向ける工程と、
   少なくとも１つの第２の水ジェットを、該第４のワイヤ上の該フラッフの上方を向く第２の面に向かって噴出する工程と
   を包含する、請求項１または２に記載の方法。
7. 前記ウエブを第５のワイヤ（２６）上で、乾燥させる工程を包含する、請求項１〜６のいずれか１つに記載の方法。
8. 第６のワイヤ（３９）上で、前記ウエブ上の塵を結合するために、該ウエブの少なくとも１つの面に向かって蒸気を噴出する工程を包含する、請求項１〜７のいずれか１つに記載の方法。
9. 第６のワイヤ（４５）上で、前記ウエブの少なくとも１つの面にプラスチックの層をホットメルトすることによって積層物を形成する工程と、
   不織ウエブを該第６のワイヤ上の該ウエブに付与する工程と
   を包含する、請求項１〜８のいずれか１つに記載の方法。
10. 第６のワイヤ（５２）上で、メルトブロー繊維（ＳＭＭＳ）、または複合繊維および／または該メルトブロー繊維と複合繊維との組み合わせの少なくとも１つの層を、前記ウエブの少なくとも１つの面に付与することによって、積層物を形成する工程を包含する、請求項１〜８のいずれか１つに記載の方法。
11. 第６のワイヤ（５７）上で、少なくとも１つのカードウエブ（６２）を前記ウエブの少なくとも１つの面に付与することによって、積層物を形成する工程を包含する、請求項１〜８のいずれか１つに記載の方法。
12. 第６のワイヤ（５７）上で、少なくとも１つのカードウエブ（６２）を、前記ウエブの少なくとも１つの面に付与することによって積層物を形成する工程と、
    例えば、プラスチックおよび／または不織ウエブのフィルムの形態で、層（６４）を該第６のワイヤ上の該ウエブの少なくとも１つの面に付与する工程と
    を包含する、請求項１〜８のいずれか１つに記載の方法。
13. 第５のワイヤ（６５）上の前記繊維ウエブの１つの面にバインダの層を付与する工程と、
    第６のワイヤ（６８）上で、該ウエブを乾燥させる工程と
    を包含する、請求項１〜６のいずれか１つに記載の方法。
14. 第５のワイヤ（６５）上で、前記繊維ウエブの上面にバインダの第１の層を付与する工程と、
    第６のワイヤ（６８）上で、該ウエブを乾燥させる工程と、
    該ウエブの下面を、第７のワイヤ（７１）によって上方に向けて、バインダの第２の層を該ウエブの第２の面に付与する工程と
    第８のワイヤ（７４）上で、該ウエブを乾燥させる工程と、
    第９のワイヤ（７７）上で、該バインダを硬化させる工程と
    を包含する、請求項１〜６のいずれか１つに記載の方法。
15. 前記不織ウエブは、合成繊維と混合されたセルロース繊維を含む方法であって、該合成繊維が該セルロース繊維に、および互いに接着されるように、前記繊維フラッフを熱処理して凝集繊維ウエブにする工程を包含する、請求項１〜１４のいずれか１つに記載の方法。
16. 前記ワイヤ（１６；２０；３０）から該ウエブを浮かせる工程であって、該ワイヤ上の前記ウエブを水流絡合するために、前記フラッフに向かって水ジェットを噴出するノズル（２４；２５）によって該ウエブが水流絡合される、工程を包含する、請求項１〜１５のいずれか１つに記載の方法。
17. 前記ワイヤ（１６；２０；３０）から前記ウエブを浮かせる工程であって、該ワイヤ上の前記フラッフに向かって空気流を噴出することによって前記ウエブが水流絡合される、工程を包含する、請求項１〜１５のいずれか１つに記載の方法。
18. 前記ウエブをカレンダ仕上げする工程を包含する、請求項１〜１７のいずれか１つに記載の方法。
19. 前記ウエブをリール（２９）に巻き付ける工程を包含する、請求項１〜１８のいずれか１つに記載の方法。
20. 前記形成ワイヤ（３）から、前記繊維フラッフに含まれる微粉の少なくとも大部分を除去する工程を包含する、請求項１〜１９のいずれか１つに記載の方法。
21. 前記形成ワイヤの前記メッシュ数は、１４〜３０メッシュであることを特徴とする、請求項１〜２０に記載の方法。
22. 形成ヘッドと吸引ボックスとの間の圧力差は、８０〜１５０ｍｍの水頭であることを特徴とする、請求項１〜２１に記載の方法。
23. セルロース繊維、または合成繊維、または合成繊維と混合されたセルロース繊維のエアレイド不織ウエブを製作するプラントは、
    形成ワイヤ（３）上の層に繊維フラッフを配置するための少なくとも１つのエアレイセクション（１）と、
    該繊維が該ワイヤの中を貫通することを防止するために十分に小さいメッシュ数を有する第３のワイヤ（１６；３０）に該フラッフの層を搬送するための、上に位置する第２のワイヤ（１２）と、
    水ジェットを該第３のワイヤ（１６）上の該フラッフに向かって噴出し、これによって、該フラッフを水流絡合して凝集ウエブにするための、少なくとも１つのノズル（２４；２５）と
    を備える、プラント。
24. 前記フラッフが絡合される前記第３のワイヤ（１６）のメッシュ数は、３８〜５８メッシュであることを特徴とする、請求項２３に記載のプラント。
25. 前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって水ジェットを噴出するための少なくとも１つのノズル（２４）を備える、請求項２３または２４に記載のプラント。
26. 前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって水ジェットを噴出するための少なくとも１つのノズル（２４）と、
    該第３のワイヤ（１６）を通って、該フラッフの下方を向く第２の面に向かって水ジェットを噴出するための少なくとも１つの他のノズル（２５）と
    を備える、請求項２３または２４に記載のプラント。
27. 前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって水ジェットを噴出するための少なくとも１つのノズル（２４）と、
    前記ウエブを該第３のワイヤ（１６）から吸引して、第４のワイヤ（２０）の下面に付与するための吸引ボックス（２１）を有する、上に位置する第４のワイヤ（２０）と、
    該第４のワイヤ（２０）の該下面にぶら下がる該フラッフの下方を向く第２の面に向かって水ジェットを噴出するための少なくとも１つの他のノズル（２５）と
    を備える、請求項２３または２４に記載のプラント。
28. 前記第３のワイヤ（１６）上の前記フラッフの上方を向く第１の面に向かって水ジェットを噴出するための少なくとも１つのノズル（２４）と、
    前記ウエブの前記第２の面を上方に向けるための第４のワイヤ（３０）と、
    該第４のワイヤ（３０）上の該フラッフの上方を向く第２の面に向かって水ジェットを噴出するための少なくとも１つの他のノズル（２５）と
    を備える、請求項２３または２４に記載のプラント。
29. 前記ウエブが前記第４のワイヤ（３０）を去る間、該ウエブを支持するために、該第４のワイヤ（３０）の下流に配置される第５のワイヤ（３４）と、
    該ウエブを該第５のワイヤ（３４）上で乾燥させるための乾燥手段（３６）とを備える、請求項２３〜２８のいずれか１つに記載のプラント。
30. 前記ウエブが前記第５のワイヤ（３９）を去る間、該ウエブを支持するために、該第５のワイヤの下流に配置される第６のワイヤ（３９）と、
    該ウエブ上の塵を結合させるために、該第５のワイヤ上の該ウエブの少なくとも１つの面に向かって蒸気を噴出するための手段と
    を備える、請求項２３〜２９のいずれか１つに記載のプラント。
31. 前記ウエブが前記第５のワイヤ（２６）を去る間、該ウエブを支持するために、該第５のワイヤ（２６）の下流に配置される第６のワイヤ（４５）と、
    該第６のワイヤ上の該ウエブの少なくとも１つの面にプラスチック層をホットメルトするための手段（４７）と、
    該第６のワイヤ（４５）上の該ウエブ上の溶融されたプラスチックに、不織ウエブ（５０）を付与するための手段（５１）と
    を備える、請求項２３〜２９のいずれか１つに記載のプラント。
32. 前記ウエブが前記第５のワイヤ（２６）を去る間、該ウエブを支持するために、該第５のワイヤ（２６）の下流に配置される第６のワイヤ（５２）と、
    スパンボンド／メルトブロー繊維（ＳＭＭＳ）、複合繊維および／またはこれらの繊維の組み合わせの少なくとも１つの層を、該第６のワイヤ（５２）上の該ウエブの少なくとも１つの面に付与するための手段（５６）と
    を備える、請求項２３〜２９のいずれか１つに記載のプラント。
33. 前記ウエブが前記第５のワイヤ（２６）を去る間、該ウエブを支持するために、該第５のワイヤ（２６）の下流に配置される第６のワイヤ（５７）と、
    少なくとも１つのカードウエブ（６２）を、該第６のワイヤ（５７）上の該ウエブの少なくとも１つの面に付与するための手段（６１）と
    を備える、請求項２３〜２９のいずれか１つに記載のプラント。
34. 前記第５のワイヤを去る前記ウエブを支持するために、該第５のワイヤ（２６）の下流に配置される第６のワイヤ（５７）と、
    少なくとも１つのカードウエブ（６２）を該第６のワイヤ（５７）上の該ウエブの少なくとも１つの面に付与するための手段（６１）と、
    層（６４）を、例えば、プラスチックおよび／または不織ウエブのフィルムの形態で、該第６のワイヤ（５７）上の該ウエブの少なくとも１つの面に付与するための手段と
    を備える、請求項２３〜２９のいずれか１つに記載のプラント。
35. 第５のワイヤ（６５）上の前記繊維ウエブの面に向かって、バインダの層を上方に向けて付与するための手段（６７）と、
    第６のワイヤ（６８）上の該ウエブを乾燥させるための手段（７０）と
    を備える、請求項２３〜２９のいずれか１つに記載のプラント。
36. 前記ウエブが前記第４のワイヤ（２０）を去る間、該ウエブを支持するために、該第４のワイヤ（２０）の下流に配置される第５のワイヤ（６５）と、
    バインダの第１の層を該第５のワイヤ（６５）上の前記繊維ウエブの上面に付与するための手段（６７）と
    該ウエブが該第５のワイヤ（６５）を去る間、該ウエブを支持するために、該第５のワイヤ（６５）の下流に配置される第６のワイヤ（７４）と、
    該第６のワイヤ（６８）上の該ウエブを乾燥させるための手段（７０）と、
    該第６のワイヤ（６８）を去る該ウエブの該下の第２の面を上方に向けるために、該第６のワイヤ（６８）の下流に配置される第７のワイヤ（７１）と、
    バインダの第２の層を該第７のワイヤ（７１）上の該ウエブの第２の面に付与するための手段（７３）と、
    該ウエブが該第７のワイヤ（７１）を去る間、該ウエブを支持するために、該第７のワイヤ（７１）の下流に配置された第８のワイヤ（７４）と、
    該第８のワイヤ（７４）上の該ウエブを乾燥させるための手段（７６）と、
    該ウエブが該第８のワイヤ（７４）を去る間、該ウエブを支持するために、該第８のワイヤ（７４）の下流に配置された第９のワイヤ（７７）と、
    該第９のワイヤ（７７）上の該バインダを硬化させるための手段（７９）と
    を備える、請求項２３〜２９のいずれか１つに記載のプラント。
37. 前記不織ウエブは、合成繊維と混合されたセルロース繊維を含むプラントであって、該合成繊維が該セルロース繊維と、および互いに接着されるように、前記絡合された繊維フラッフを熱処理して凝集ウエブにするための手段を備える、請求項２３〜３６のいずれか１つに記載のプラント。
38. 少なくとも１つの第２の水ジェットを該第３のワイヤ上の該フラッフの下面に向かって噴出することによって、前記第３のワイヤから前記ウエブを浮かせるための少なくとも１つの第２の水用ノズルを備える、請求項２３〜３７のいずれか１つに記載のプラント。
39. 前記ワイヤ（１６；２０；３０）から前記ウエブを浮かせるためのノズル（２４；２５）であって、該ワイヤ上で、水流絡合プロセス中に、前記フラッフに向かって水ジェットを噴出することによって、該ウエブが水流絡合される、ノズルを備える、請求項２３〜３８のいずれか１つに記載のプラント。
40. 前記形成ワイヤ（３）上の前記繊維フラッフ内に含まれる微粉の少なくともほとんどの部分を除去するための手段を備える、請求項２３〜３９のいずれか１つに記載のプラント。
41. 前記形成ワイヤ（３）上に配置され、かつ該形成ワイヤ（３）上の層の中に繊維フラッフをエアレイするために設けられる形成ヘッド（２）と、
    空気流中で、繊維を繊維源から該形成ヘッド（２）に搬送するための少なくとも１つのチャネル（８）と、
    該形成ワイヤ（３）の下面に配置された吸引ボックス（４）と、
    該形成ヘッド（１）から、該フラッフ、該形成ワイヤ（３）および該吸引ボックス（４）を通って該吸引ファン（６；７）に空気流を生成するために、該吸引ボックス（４）と接続された少なくとも１つの吸引ファン（６；７）とを備えるプラントであって、
    該形成ワイヤ（３）の該メッシュ数は、該フラッフに含まれる微粉のみが該形成ワイヤ（４）を通過することを可能にすることを特徴とする、請求項２３〜４０に記載のプラント。
42. 前記形成ワイヤ（３）の前記メッシュ数は、１４〜３０メッシュであることを特徴とする、請求項４１に記載のプラント。
43. 前記形成ヘッド（１）と前記吸引ボックス（４）との合い第の圧力差を、８０〜１５０ｍｍの水頭に調整するための手段を備える、請求項４１または４２に記載のプラント。
44. 前記形成ヘッド（２）から、前記フラッフ、前記形成ワイヤ（３）、および前記吸引ボックス（４）を通る前記第１の吸引ファン（６）への空気流を生成するために、前記吸引ボックス（４）に接続された第１の吸引ファン（６）と、
    該第１の吸引ファン（６）によって前記フィルタ（９）に供給された空気から微粉を除去するために、該第１の吸引ファン（６）と接続されたフィルタ（９）と、
    該フィルタ（９）から該フィルタリングされた空気を除去するための、該フィルタ（９）と接続された第２の吸引ファン（７）と、
    を備える、請求項４１、４２または４３に記載のプラント。
45. 前記フィルタ（９）によって前記空気流から除去される微粉を収集するためのコレクタデバイス（１０）を備える、請求項４４に記載のプラント。
46. 前記ウエブをカレンダ仕上げするためのカレンダ（４４）を備える、請求項２３〜４５のいずれか１つに記載のプラント。
47. 前記ウエブを巻き付けるためのリール（２９）を備える、請求項２３〜４６のいずれか１つに記載のプラント。
48. エアレイドセルロース繊維または合成繊維または合成繊維と混合されたセルロース繊維と、
    該繊維を水流絡合して凝集ウエブにすることによって取得される構造と
    を備える、ウエブ。
49. 前記ウエブの重量は、２０〜８０ｇ／ｍ^２であることを含む、請求項４８に記載のウエブ。
50. 前記ウエブの重量は、８０〜２０００ｇ／ｍ^２であることを含む、請求項４８に記載のウエブ。
51. 前記不織ウエブは、合成繊維と混合されたセルロース繊維を含むウエブであって、該合成繊維は、熱処理によって、該セルロース繊維に、および互いに接着されることを特徴とする、請求項４８、４９または５０に記載のウエブ。
52. 前記ウエブは、わずかな微粉を有するか、または微粉を有さないことを特徴とする、請求項４８〜５１のいずれか１つに記載のウエブ。
53. 前記ウエブは、該ウエブ上の塵を結合するために、該ウエブ上に蒸気を噴出することによって取得される構造を有することを特徴とする、請求項４８〜５２のいずれか１つに記載のウエブ。
54. 前記ウエブの少なくとも１つの面上にプラスチックのホットメルト層と、
    該溶融プラスチック上に付与される少なくとも１つの不織ウエブと
    を含む、請求項４８から５２のいずれか１つに記載のウエブ。
55. メルトブロー繊維（ＳＭＭＳ）または複合繊維および／またはこれらの組み合わせの少なくとも１つの層を、該ウエブの少なくとも１つの面に含む、請求項４８〜５２のいずれか１つに記載のウエブ。
56. 前記ウエブの少なくとも１つの面に少なくとも１つのカードウエブを含む、請求項４８〜５２のいずれか１つに記載のウエブ。
57. 前記ウエブの少なくとも１つの面に少なくとも１つのカードウエブと、
    前記ウエブの少なくとも１つの面に、例えば、プラスチックのフィルムと
    を含む、請求項４８〜５２のいずれか１つに記載のウエブ。
58. 前記エアレイドウエブの少なくとも１つの面にバインダを含む、請求項４８〜５２のいずれか１つに記載のウエブ。
59. 前記ウエブはカレンダ仕上げされることを特徴とする、請求項４８〜５８のいずれか１つに記載のウエブ。